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ABEMA GONG KAKUTOGI Interview ONE セイジ・ノースカット ブログ

【ONE】23日(火)発売GONG#313から。セイジ・ノースカット「全米で一番の石油工学が学べる大学」

【写真】達観とかでなく、生まれついて持って生まれた豊かな才能が異質なモノを思わせた(C)ONE

4月からTNTシリーズと銘打ち、米国プライムタイムに合わせたイベント中継を行うONE Championshipを23日(火)発売のGONG格闘技5月号ではABEMAと共同取材でタッグを組み、総力取材を行っている。

そんなONE特集では4月29日(木・現地時間)に青木真也と対戦するセイジ・ノースカットのインタビューが掲載される。

ここでは本誌内に掲載しきれなかったセイジのノースカットが、文武両道のスーパーエリートだった過去などを紹介したい。


──米国のMMAファンの多くがUFCのファンかと思います。そんなUFCファンにONEとUFCの違いをどのようにアピールしたいですか。

「僕にとってONEチャンピオンシップの根幹とは名誉と尊敬を重んじる点だ。ONEで働く皆もそうだし、チャトリ会長は尊敬すべき立派な人だ。特にそういう話をしたことはないけど、僕も4歳からマーシャルアーツとともに育った人間だかから、彼らと同じ価値観を持っている。尊敬、名誉、誠実、こうした価値観を持っている人たちにはONEを視てもらえると思うよ」

──ONEのMMAルールは、グラウンドでのヒザ蹴りがあることでストライカーとグラップラーがより公平だと思います。ユニファイド・ルールはレスラーに有利だと言われることも多々あります。

「その通りだね。ONEではグラウンドでもスタンドでも打撃の攻防が多く見られる。タイトに抑えるユニファイドとは、違った試合になるよね。特にグラウンドでヒザ蹴りがあることで。クールだよ、普通は練習できない技が認められているってことは」

──つまりルールの変化に対応することは、セイジにとって困難ではなかったということですね。ところでお父さんは空手の指導者だと聞いたことがありますが。

「父は黒帯だよ。父の僕の指導者の一人で、彼の教えを受けて僕は育った。僕もそうだし、姉もマーシャルアーチストだからね」

──ONEにも出場しているコルビー・ノースカットですね。10代でMMAファイターになることを決めた時、ご両親の反応はどうでしたか。

「喜んでいたよ。両親は僕に才能があることを見抜いていたからね。同時に僕はテキサスA&M大学で、石油工学を学んでいたんだ。テキサスA&M大学は全米中の大学で一番の石油工学が学べる大学で、僕が勉強をしながらファイトしていたんだよ」

──その道を行かず、プロフェッショナルファイターになることを選んだと!!

「2つのまるで違うことを同時に究めることが楽しかった。だから石油を扱うエンジニアになることも志しつつ、MMAを戦っていたんだ。でも、ビッグファイトが続きファイターになることを選んだ」

──UFCと契約した時のゴールは何だったのですか。

「世界チャンピオンになることだよ。UFCと契約をした時、僕はまだ19歳だったからね」

──顔面骨折という重傷から復帰を決めた時の家族の反応はいかがでしょうか。

「家族は明らかに動揺していたけど、僕はいつも試合がしたいと考えていたから。誰も文句は言わなかった。僕の判断を理解してくれた。だからこそ、こうやってまた試合に出ることができるんだ」

※青木真也戦、4歳から数多くの競技会で戦ってきたノースカットが語ったMMA論などは本日23日(火)発売のGONG格闘技#313──でお楽しみください。

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ABEMA GONG KAKUTOGI Interview J-CAGE ONE ブログ 平田樹 青木真也

【ONE】3月23日(火)発売GONG#313から。青木真也✖平田樹、番外編。青木が3月11日を語る……

【写真】ライル・ビアホーム戦は東日本大震災から1カ月もしないうちに行われ、青木真也は米国の記者に震災について尋ねられ──思いもしない返答をした (C)MMAPLANET

青木真也が、平田樹に格闘技、MMAとは何か熱弁を振るった。題して青木塾、開校。そんな両者にとって初めてのロング対談の模様を3月23日(火)発売のGONG格闘技ではABEMAとタッグを組み、共同取材を行った。

スペースの都合上、泣く泣くカットした──青木真也と北岡悟が、どれほどだったか理解できるエピソードをここで紹介したい。

あの日の練習──青木真也が2011年3月11日を振り返った。


――今日は3月11日ということで……本当に久々に思い出したのですが、青木選手が東日本大震災から1カ月も経っていない4月9日にサンディエゴで試合をしました。

青木 はい。ライル・ビアホーム戦でした。

――あの時は川尻達也選手と髙谷裕之選手も出場Strikeforceのビッグショーで。ギルバート・メレンデスと戦う川尻選手と、青木選手が現地の記者の取材を受けたんです。川尻選手は茨城だったから、その時の大変な状況を話して『みんなに勇気を』という話をして。

平田 ハイ。

──至極真っ当ですよね。その時に青木選手は「関係ないよ。地震で親が死のうが、別にオレは試合するよ。勝てば良いんだろ」って。

青木 ハハハハハ。

――米国のメディアは皆が取材の後で「アイツは頭がおかしいんじゃないか?」と私に話しかけてきて。こういう青木選手のメンタルをどう思いますか。

平田 変わっているなぁって……。

一同 爆笑

青木 でもね、3月11日は練習していたもん。地震が起こった時に八隅さんのところで。

平田 私はまだ小学生でした。ちょうど休みだったか何かで。自分とお母さん、お母さんのお姉さんとで大阪に行っていたんです。だから、あまり地震を体験していないんです。東京に戻れなくなったなぁって言っている時に、津波の映像が流れてきて……。

青木 僕は練習していてさ。第一波の時にすごく揺れて。「何だよ」って思いながらバックを取っていたの。で、北岡は横で誰かをガブッていたの。揺れても、誰も外に出ようとしない(苦笑)。すっごく揺れていたのに。

――当時のロータスは、私の自宅に今より近いので、どれだけ揺れたかは想像がつきます。家の庭とコンクリの部分が何かの遊戯マシーンと思えるほど、ズレて揺れ続けていましたから。

青木 僕らは「ヤバいんじゃない? でも良いか」と思ってスパーしていたら、宇野薫はやっぱりまともで。宇野さんが「やめて、すぐに出ろ!」って叫んで。それで何人か外に出たんですよ。それでも北岡はまだガブっていて、オレはバックについていて(笑)。で、「お前ら出ろ!」って宇野さんが怒ったんですよ。宇野さんが絶叫したのは、あの時だけ。

――不謹慎かもしれないですが、良い話です。

青木 揺れが収まってから、もう1回練習していたんですよ。やっていて、余震が来てもう「打ち止め、まぁしょうがないか」って感じで終わった。それだけ、変わらず練習していたんですよ。あの時のメンバーは、10年経ってもまだやっているから。

平田 ……。

青木 それぐらい、みんな好きだったんですよ。

――あの揺れは本当に凄かったですけどね。

青木 僕たちは本当に……次の日は、僕と北岡さんだけだったかな。2人だけで練習して。狂っていましたね。あっ、あともう1人いたけど、誰かは思い出せない。地震の翌日も練習していて、物がないのよ。水がないとか。コンビニに何も売っていなくて。

そうしたら北岡さんは、麦茶でプロテインを割って飲んでいて。「水が売ってねぇよ!」ってキレていましたけど、「いや、プロテインを飲まなくてもいいだろ」みたいな話をしていた記憶があります(笑)。それだけブレていなかったと思います。

――いや、ブレていないですね。でも人としてはどうかなということですけど。「親が死んでも戦って勝つんだよ」って平田さんは言えますか。

平田 ……、いやぁ。

青木 でも僕、それは思っていますよ。いまだに。この仕事は親の死に目に会えない仕事だと思ってやっている。僕、祖母がDREAMのマッハ戦の前に亡くなったんですよ。「どうするの? 帰ってくる?」と聞かれても「帰るわけないでしょ」って。ウチの親もそう思っている。「帰らないよね」って。そんな感じのテンションでいるので。

――その想いはあっても、地震で日本のことを心配してくれている記者に対して、わざわざああいうことを言うかなとは正直感じました。

青木 僕が逆にビビッたのは、「じゃあ僕に何を求めているのかな?」って。「試合しないで帰ります」と言ったら困るだろって(笑)。

――川尻選手は「被災者の皆のために戦う」と言っていて、凄く対照的だったんですよね。

青木 僕は「みんなのために戦う」って思ったことがないんですよね。自分のために、自分が好きだからやりたいので。何もないんですよ。だから、そんなにのめり込まないほうがいいよ。好きになっちゃうと、困っちゃうから。

※距離、バック奪取から襷掛けの是非、首投げと袈裟固め、試合に向けての気持ちの作り方と追い込み、プロとしての境遇と立場、セージ・ノースカット戦、平田樹が強くなる──などなど、90分に渡るインタビューの要点は23日(火)発売のGONG格闘技でお楽しみください。

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ABEMA GONG KAKUTOGI Interview ONE ブログ 平田樹 青木真也

【ONE】3月23日(火)発売GONG#313から。「俺は世界って言わない」青木塾、開校。受講者は平田樹

【写真】Road to ONE04メインで戦った平田に声を掛ける青木。意外にもロング対談は初めてとのこと (C)MMAPLANET

青木真也が、平田樹に格闘技、MMAとは何か熱弁を振るった。題して青木塾、開校。そんな両者にとって初めてのロング対談の模様を3月23日(火)発売のGONG格闘技ではABEMAとタッグを組み、共同取材を行った。

日本格闘技界の未来に対し、苦言、奨励の声を掛けた青木。ここでは本誌内に掲載しきれなかった「選手とは格闘技の話をしない」という青木が世界と言わなくなった理由、2005年のADCC挑戦や平田と同じようなキャリアの頃を振り返った言葉を紹介したい。


青木 だからね、やっぱりどんどん格闘技の話をしなくなっていくの。これはもう本当に。北岡さんとか、八隅さんとか、本当に格闘技が好きな人間とは「こうなっていて、こうなんだぁ」みたいなものを喋っているけど、他の選手とはどんどん格闘技の話をしなくなっていくんだよね。

俺、「世界」って言わないじゃん。「世界チャンピオンになる」、「世界で一番になる」とか言わないでしょ。「世界で戦う」とか。それはADCCがあって……マルセロ・ガウッシアって分かる?

平田 ……いえ。

青木 マルセロ・ガウッシアっていうのは2003年にシャオリン・ヒベイロをアームドラックからバックを取って絞めて、グラップリングの世界観を変えた人で。シャオリンって分かる?

平田 聞いたことはあります。

青木 修斗のチャンピオンだったヴィトー・シャオリン・ヒベイロから、アームドラッグからのチョークで取って勝ったんだけど、これが革命で。

で、僕はADCC世界大会への2005年に行って1回勝って、次にマルセリーニョとやって。もう相手にされなくて。

――1回戦で戦ったマルコス・アヴェランも米国のトップ・グラップラーでした。青木選手は相手おフィールドでしっかりと勝っています。

青木 NAGAって分かる? 分からないか(笑)。

平田 ハハハ。

青木 NAGAっていう大会があって、マルコス・アヴェランはNAGAのチャンピオンだったんですよ。マルコス・アヴェランとデイビッド・アヴェランというのは、グラップリング・シーンですごく有名で。当時はコブラカイのジョー・スティーブンソンとか、僕がすごく影響を受けた選手もいて。

階級別でマルセリーニョにやられて、次は無差別でホジャ―・グレイシーとやって。ホジャ―・グレイシーは分かるでしょ? ホジャ―・グレイシーにも負けて。

ADCC後もグラップリングではクロン・グレイシー、ゲイリー・トノンにも負けて。MMAの世界でいうトップどころでじゃ、エディ・アルバレスもそうだし。ギルバート・メレンデスに負けた。そこが結構すごく大きくて。

当時のギルバート・メレンデスは、世界で一、二の選手だったと思っているから、そこで負けた経験があるから、何かこう……「世界って何だ」というものを、僕は弁えている。

――平田樹選手は柔道からMMAに来て、今は色々なことを学びたい。色々なことを消化したい時期にあるかと。青木選手の3戦目の頃ってどうでしたか。

青木 中尾(受太郎)さんが2戦目です。だから、僕は平田さんとすごく近いよ。キャリア的には。あなたのほうがどんどん先に行っているけど。僕も男子の中では……堀口選手はピャーっと行ったけど、僕もDEEPでデビュー2戦して、すぐ修斗に行って5戦目でチャンピオンだから。

平田 へぇ……。

――今とは時代が違いますが、青木選手がADCCに出る前ぐらいからジムの垣根を越えたプロ練習が始まりました。

青木 それ以前はなかったですねぇ。DEEPの時は、今成さんたちとのスポセン軍団です。僕はチームROKENだった。

──懐かしい。

青木 そこからパラエストラへ行って……でもこれは不思議で、本当に今もソックリ。格闘技を教えてもらえると思って行ったの。所属になった。2004年から2005年頃。でも、いまだに1回も教わったことはない。正直、誰からも……ですね。八隅さんっていう、すごく優秀なコーナーマンがいて、そして北岡さんがいて。「どうなんですかねぇ」みたいなことを、ずっと試行錯誤しながらやってきた。

いまだに「先生は誰ですか?」と言われても、いないもん。だから、平田さんとは凄く似ていると思う。

――とはいえ、あの頃と違い今は強くなるテキストブックがあります。

青木 ありますね。あの頃は、ただスパーリングをやるだけで。ドリルもなかった。技術練習もなかった。皆がヒザ立ちからスパーリング。確かに立ちからやっていた僕たちは、珍しいほうでしたね。

※距離、バック奪取から襷掛けの是非、首投げと袈裟固め、試合に向けての気持ちの作り方と追い込み、プロとしての境遇と立場、セージ・ノースカット戦、平田樹が強くなる──などなど、90分に渡るインタビューの要点は23日(火)発売のGONG格闘技でお楽しみください。

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ABEMA GONG KAKUTOGI Interview ONE ONE TNT01 ONE120 ブログ ミーシャ・テイト

【ONE】3月23日(水)発売GONG#313から。ミーシャ・テイトが帰国した理由「自分の人生を生きたい」

【写真】UFCと一味違うONEの特色を米国に伝える伝道者。ミーシャは本誌インタビューでは実戦復帰に関しても話している(C)ONE

4月からTNTシリーズと銘打ち、米国プライムタイムに合わせたイベント中継を行うONE Championshipを3月23日(水)発売のGONG格闘技ではABEMAと共同取材でタッグを組み、総力取材を行っている。

そんな4月と5月のONE特集企画では、女子格闘技の普及を念頭に、ONEの一員となったミーシャ・テイトに女子アトム級GPとTNTプライムタイム中継について尋ねたインタビューが掲載される。

ここでは本誌内に掲載しきれなかったミーシャがシンガポールを離れ、米国に戻った経緯を紹介したい。


──今、どこかジムにいるのですか。

「そうなの。エクストリーム・クートゥアーで練習が終わったばかりで、取材の時間までずれ込んでしまってゴメンなさいホラ、後ろにフランシスがいるわ」

ガヌー ハワユ―?

──アイム・ファイン。サバ?

ガヌー トレ・ビアン(笑)。

「これから、日本のマガジンのインタビューなの。じゃぁ、今からジムを出るわ。(※長女のアマイエちゃんに向かって)もう、眠いわね。直ぐに家に着くからね」

──スミマセン。そんなときに。

「大丈夫よ。家までドライブしながらも話はできるから」

──シンガポールを離れ、米国に戻っていたことを知らなかったです。

「COVID19でシンガポールがロックダウンされて、生活していてもハッピーじゃなくなってしまって。友達も、ファミリーも誰とも交流ができなくて。それに息子が生まれたのに(※昨年6月)、誰にも合わせることが出来ないなんて。

私の母にすら、息子を抱いてもらうこともできなかった。今回のコロナ禍で人生に一番大事なのは家族であることに気づいたからこそ、米国に帰国することを決めたの」

──シンガポール政府は新型コロナウィルス感染拡大をかなり抑制できていて、米国はまだまだ厳しい状況だったのですが、そういう理由で米国に戻ったのですね。

「そうなの。このままだと、息子が1歳になっても両親に会わせられないんじゃないかって思ったから」

──米国の感染者数はシンガポールよりずっと多いですが、そのことは不安にはならなかったですか。

「う~ん、感染するリスクについては考えたけど、シンガポールで抑圧された生活をしていくことが、とてもハッピーと想えなかったから。リスクはあったけど、今はこうして母国で普通に生活出来ているので、この判断は正しかったと思うわ。

これからもマスクをして、手洗いうがいを徹底し、感染予防をした上で、家族に何も起きないことを祈るしかないわ。でも、私は自分の人生を生きたいから」

──家でマスクをして、家族と距離を取って生活する。感染していないのに、そこまで用心すると人生を失っていると私も思っています。

「その通りよ。いつだって感染とリスクのバランスをとることを考えないとね。リスクと自分たちの幸福のね。私自身、家族、他の人たちを感染から守ることと、自分の幸せのための生活の良い落としどころを見つけないといけないと思ってきたの。

私は自分の人生の1年を失いたくなかった。そのなかで最善のバランスを採ったつもりでいるわ」

──本当にその通りですね。とはいえ、シンガポールから米国に戻る上で、ONEでの業務のことはどのように考えたのですか。そしてチャトリCEOは合意してくれたのでしょうか。

「チャトリは凄くファミリーマンだから、私の決断に凄く理解を示してくれた。彼の息子もアマイエより少し年上なだけだし。まず私はシンガポールにいる時のように、どれほどONEの仕事ができるかを考慮している間、ONEもコロナの影響でショーが開けない時期が続き、多くのレイオフも断行したわ。

米国でも同じようにONEとやっていけるかということに不安もあったけど、ONEでの仕事は続いているし、彼らと一緒に仕事が出来ていることはとても光栄だし、凄く幸せなことよ」

※ONEのTNTプライムタイム中継と米国進出の見込み、そしてアトム級GPについてミーシャが語ったインタビューは、3月23日(水)発売のGONG格闘技#313──女子MMAのパイオニア、ミーシャ・テイトに訊く「フェアって言葉は、この業界では文字通り公平っていう意味じゃないの」──をお楽しみください。

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GONG KAKUTOGI Interview ブログ 井上直樹 元谷友貴

【Special】1月22日(金)発売GONG#312から。井上直樹「あそこまで通用するとは考えていなかった」

【写真】ついにフルポテンシャルを発揮し、衆目を集めるようになってきた井上直樹(C)MMAPLANET

今月22日(金)に発売されるゴング格闘技#312に掲載される井上直樹インタビュー。

1月31日、RIZINで元谷友貴を相手にやってのけた完勝劇を打撃戦、ハイクロッチの対処、そして寝技のバックキープとRNCという3つの局面で自己解析し、今後への自信を語ったインタビューの冒頭部分を抜粋してここでお届けしたい。


──元谷選手に初回RNCで一本勝ち、これは想像の範疇を超えた勝ち方でした。

「判定までいくつもりだったので、この結果には自分でもビックリしているところがあります。思ったより、通用するのかなって……結構、日本では上のレベルに来ているかもと思えるようになりました」

──作戦としては、判定になっても勝てるというモノだったのですか。

「ハイ。3Rを通して距離を取ってジャブを突き、ローを蹴っていこうと。正直なところ元谷選手が、あの早い段階でああいう低い姿勢で組んでテイクダウンを狙ってきたのは予想外でした」

──予想していなかった動きに対しも、しっかりと反応することできたのですね。

「ソニックスクワッドでいつも練習していたことが出せました。あれは元谷選手対策ということではなく、普段からやっている局面だったので」

──ハイクロッチに対してバックを狙った。元谷選手も巻き込んできたのですが、そこでしっかりと背中に回り切れました。元谷選手としては、あの場面で胸を合わせたかったかと思います。

「あの動きも、いつも練習していることが自然と出た感じでした」

──いつもあの動きができるということは、直樹選手のバック奪取は間違いなく日本トップクラスですね。

「まぁ人並みに……(苦笑)。いや、他の人よりはデキているのかなって。でも、元谷選手を相手にして、あそこまで通用するとは考えていなかったです。水垣さんのところで対策練習として、四つに組んでくるだろうから、そこをいなすという準備はしていましたけど」

──最初の四つ組狙いをしっかり反応したことで、元谷選手も余り印象にない片足を取りにきたのかもしれないですね。

「その前の打撃の展開で、大きなパンチを振りまわしていたのはしっかりと見えていました。一発入ったように思われたかもしれないですが、アレはガードの上からでしたし。打撃に関しては、水垣さんから試合前に『差はある』と言ってもらえていたので自信をもって戦うことができていました。

だから打撃でリードしたら、元谷選手は苦しくなって組みに来ることはあると思って戦っていると、コーナーの水垣さんから『そろそろ組みついてくるから』っていう声が聞こえてきて。それがドンピシャのタイミングだったんです」

──打✖打のみならず、組みに対しても圧力を掛ける打撃の距離がとれていたのですね。傍から見ると2人の間にある距離は同じなのですが、対面していると自分の攻撃ができる距離とタイミングが取れている直樹選手の間合いだったかと。逆に元谷選手は傍で見ている以上に遠く感じ、圧力を受けていたかもしれないです。

「打撃に関しては全然怖いという感覚はなかったです。あのままで行けると思っていました。組んでこなければジャブとロー、元谷選手の意識が下にいけばハイキックを狙っていたのですが、それは出せなかったです(微笑)」

<元谷戦の振り返りは、この後バックキープとRNCでのフィニッシュに続き、またこれから実現するであろう日本人対決へ向けて自信の言葉に関しては、1月22日発売のGONG312号をご愛読ください>

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GONG KAKUTOGI Interview UFC ブログ 水垣偉弥

【UFC】22日(金)発売GONG#312から。忖度無し「フランキーが大好きなんです」水垣偉弥、UFCを語る

【写真】3日から活動を始めた2021年、平田はどのような成長を見せてくれるだろうか (C)MMAPLANET

「UFCは間違いなく世界一のMMA団体です。やはり一番を見てほしいです。一番良いモノを見てもらって、そこから色々なMMAを見る際にUFCがトップにあることで、頭の中を整理して見てもらえるとMMA全般がより面白くなると思います。そしてUFCを目指している本気の選手、その戦いを見てほしいです」

22日発売のゴング格闘技#312の特集企画「MMA2021」内で、水垣偉弥が熱く語った。

独断と偏見、忖度無しのUFC上四半期の見所by 水垣偉弥から、冒頭部分を抜粋してお届けしたい。


──現役引退から1 年、UFCファイトパスの解説で舌好調の水垣さんです。今日は狙い撃ちのようにUFCの序盤戦で決定しているカードで、水垣さんが楽しみにしている試合を紹介していただき、その見所を話してもらいたいと思っています。

「ハイ、宜しくお願いします。少しでもUFCの凄さ……そうですね、面白いというよりもUFCの凄さが伝わってほしいと思っています。忖度なしで、階級も僕の見たいバンタム級、フライ級、そしてライト級に絞って、現状で決まっているカードから話させてもらおうと思います」

──22日発売なので、アブダビ時間で23日に行われるUFC257意向の大会から、独断と偏見でお願いします。

「おお、じゃあマクレガー✖ポイエーも入るということですね」

──では、そこから行きますか!

「いえ、バンタム級で話させてもらいます(笑)。どうしてもバンタム級が気になりますし、僕がバンタム級だったことを差し引いても凄まじい生き残り合戦が繰り広げられていると思います。本当に良い選手が多いですからね」

──なるほど(笑)。ではそのバンタム級からは?

「まずは2 月6日のUFN184からコリー・サンドハーゲンとフランキー・エドガーの試合ですね」

──もともと去年の1 月にフランキーのバンタム級転向初戦で組まれていたのですが、釜山大会でブライアン・オルテガが欠場となり、急遽代役出場となったので流れたカードですね。

「そうでしたね。ランキング1 位なので、僕が推すまでもないのですがサンドハーゲンは台風の目になると思っています。昨年10月のマルロン・モラエス戦の強さを見ていたら……あのモラエスをあそこまで打撃で圧倒してしまうんですよ」

──2 R1分03秒、スピニングバックキックでKO勝ちでした。

「サンドハーゲンの打撃は底が見えないです。リーチの長さを生かしつつ、テイクダウンを切るのではなく入らせない。そういう距離で戦えます。手足が長くて空間がコントロールできる。自分の打撃だけを当てることに長けています。

そこから作り、蹴りでもパンチでも左右両方で倒せる。何か絶対の武器ではなく、なんでもできるのがサンドハーゲンの強さです。組んでも、首相撲からのヒザ蹴りがありますし」

──しかし昨年6月には一つのテイクダウンから、アルジャメイン・ステーリングにRNCで一本負けを喫しています。

「アルジャメインの時は触れられて、相手の一番得意のところにハマってしまいました。ただ、あそこ以外でサンドハーゲンが負ける姿が想像できないんです。テイクダウンされても本来はスクランブルもできるし、ガードからの仕掛けもあるので」

──そんなサンドハーゲンに対し、フランキーが如何に戦うのか。

「僕、やっぱりフランキーが大好きなんです。だから『こんなフランキー・エドガーは見たくなかった』という試合になってしまいそうで……怖いです。勝ち負けでいえば、もう絶対的にサンドハーゲンで……。サンドハーゲンはUFCらしくもの凄いモノを見せてくれるはずです。

だからこそ、見ていて辛い試合になりそうで。それでもフランキーなら、何かミラクルを魅せてくれるかもしれない。そう思っています」

<この後、水垣はドミニク・クルーズ✖ケイシー・ケニーを始めジョゼ・アルド、ジミー・フリック、マイケル・チャンドラー、ジョゼフ・ベナビデスなど想い入れを語りつくした。そんな水垣のUFC愛溢れるインタビューの続きは1月22日発売のGONG312号でお楽しみください>

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ABEMA GONG KAKUTOGI Interview ONE ブログ 平田樹 村田夏南子 浜崎朱加

【ONE】1月22日(金)発売GONG#312から。平田樹「海外で戦えているという自分の価値を下げたくない」

【写真】3日から活動を始めた2021年、平田はどのような成長を見せてくれるだろうか (C)MMAPLANET

2020年2月、ONEインドネシア大会で異国のファンを熱狂に追い込んだ狂乱の舞いとファイトを見せた平田樹。その後は他のファイターと同様にコロナ禍により、一旦足踏みを強いられた。

2度目の緊急事態宣言が派出される直前、格闘家たちは如何に新しい年に向き合っているのか──をABEMAが追い、その取材のなかでMMAPLANETではゴング格闘技#312用に平田のインタビューを行った。

ここではスペースの関係上掲載しきれなかったヘアカラーの話題と、記事中から大晦日のRIZINにおける女子戦を見た感想──ビッグマウスととられかねない言葉を抜粋してお届けしたい。


──髪の毛がド派手で決まっていますね。なぜ、その色に?

「特に理由はないんですけど、なんか──黒はダッサイなって思って(笑)。コレも今しかできないし、若いうちにやっておこうかと。ホントはめっちゃクルクルのアフロにしたいんです」

──アフロ? スパイラル程度ではなくて、アフロですか(笑)。

「そうだ、それだ! それ!!(爆)。クルクルのヤツをやっちゃおうかなって」

──楽しみに待っています。

「マジ、やっちゃいそうです(笑)」

──大晦日はRIZINを観戦したそうですが、女子MMAも2試合ありましたが、どのように感じましたか。

「カンナさんとあいちゃんの試合は、自分だったらどうなるのかなって思いながら見ていました。あいちゃんは代理戦争に一緒に出ていたし、AACCで練習していたので。

あと美優さんは私のお母さんと同い年か、1つ上なんですよね。スゲェなぁと思います。レスリングは今でも本当に強いけど、動いていないと浜崎さんの打撃の距離にいるのは危ないとは思ってはいました。自分がここで戦ったから、どれぐらいできるんだろうっていう気持ちになりましたね。でも……」

──でも?

「試合を見ていると、どうしても私も試合がしたい、ここで戦いたいというという気持ちになるのですが、でも自分の価値はここではないんだとは思いました」

──それはどういうことですか。

「もっと上で戦うという……プライドじゃないですけど、今はまだ日本で戦う時ではないなって思ったんです。日本で戦いたいという気持ちは当然あります。でも日本で試合をしている人ばかりだから、私は海外で戦えているという自分の価値を下げたくないと思ったんです」

──浜崎朱加の試合を見ても、そのように思ったと?

「浜崎さんが世界のトップはRIZINだって言っていたけど、まぁそれはそれで。自分があの戦いに加わるなら、ONEでトップを取ってからで良いかと。浜崎さんの言葉は正しくないことを証明したいので、私は海外で戦います。そして『平田樹の方が強いんじゃないか』と言われるようにしていきたいので」

──そういう反骨心があるのですね。

「ありますね。私は他の選手たちと一緒じゃないってことを見せたいですし。海外で戦っている方が輝いて見えると思います。だから村田(夏南子)選手とかUFCで戦っていて凄いと思います。UFCは女が女でない戦いをしているので格好良いです。村田選手とは格闘代理戦争に出る前にMe,Weで練習させてもらって、テイクダウンが石のようでした」

──村田選手は動き始めると、普段とはまるで違う大きさを感じさせますね。

「外国人とやっていくには、あれぐらい当たりの強さがないといけないんだろうなって思います。私もUFCに負けないような試合をして、力をつけたいです。

そうなったら浜崎さんと自分が、天心選手と武尊選手のようになって『2人の試合が見たい。でも団体が……』という感じになれれば──。女子にもそういう風なことがあった方が面白いですし」

<この後、平田は現状の練習環境、アトムGP出場メンバー交錯、そしてハム・ソヒ戦への想いの強さと、なりたい自分について語った。そんな平田樹の言葉を1月22日発売のGONG312号でご確認ください>

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BELLATOR GONG KAKUTOGI Interview イリマレイ・マクファーレン ジュリアナ・ヴェラスケス ブログ 渡辺華奈

【Bellator】1月22日(金)発売GONG#312から。渡辺華奈参戦─Bellator世界女子フライ級王者ヴェラスケス

【写真】ベルトを持った前王者マクファーレンと体格差は歴然。フライ級を越えたフライ級。このフィジカル&ストレングスのアドバンテージは計り知れない?!(C)BELLATOR

2019年のBellator JAPANでイララ・ジョアニから一本勝ちした渡部華奈が昨年末、ベラトールと契約をかわした。

彼女が主戦場とするベラトール女子フライ級戦線は、今から1カ月前に絶対王者と目されていたイリマレイ・マクファーレンからジュリアナ・ヴェラスケスに頂点が入れ替わっている。

ブラジルの元柔道家、その実像が見えてこない新世界女子フライ級チャンピオンのインタビューが今月22日(金)に発売されるゴング格闘技#312でに掲載されている。

ここではスペースの関係上掲載しきれなかったマクファーレン戦の柔術対策と、記事中からフライ級で戦うようになった経緯を抜粋して、ヴェラスケスの言葉を伝えたい。


──マクファーレンは柔術家である一方で、エディ・ブラボー系の10thプラネット柔術の使い手です。その辺りのことは対策を練ることはできたのでしょうか。

「まず私のやるべきことは、ボクシングを強化し立って戦うことだったの。イリマレイが組んでくるところを殴って、キックを入れる。私の打撃が彼女に当たることは確実だったから。

そのうえで十分に柔術の練習もして試合に臨んでいたわよ。ただし、私が取り組んでいたのは柔術で攻撃することではなくて、彼女の柔術から身を守ること。

実際、下になってもマットに背中をつけきることなく立ち上がることができたから、十分に練習の成果はあったと思うわ。組んでくるところに打撃を入れて、最終回にテイクダウンをされたけどディフェンシブ柔術で乗り切ることができたから」

──計量の時、ジュリアナの大きさに驚きました。まるでバンタム級のように見えました。

「そうね、試合中も身長差とリーチの違いで、空間を支配できると確信していたの。そして寝技になってもフィジカル・ストレングスの差は明確に存在していたし。この違いは防御面で浮き彫りになっていた。だからこそ、彼女がトップを取りに来た時も耐えることができて、攻撃に転じることが可能になったの」

──ブラジルではバンタム級で戦っていました。

「その通りね。ブラジルでは、いつも通常体重で戦っていたの。ベラトールで戦う機会が巡ってきたとき、バンタム級はなくてフェザー級に階級を上げるか、それともフライ級に下げるかという状況だった。

マネージャーのジョインア(ブラックハウスのジョルジ・ギマリャエス氏)から『フライ級に落とせるんじゃないか。一度試してみようか』って言われて、下ろせるか減量をしてみたのよ。そこで『フライ級こそ私の階級だ』って確信が持てたわ。そしてフライ級で戦うようになり、想っていたようにバンタム級の時よりもパフォーマスは良くなったの」

<ジュリアナ・ヴェラスケスが語った柔道時代、柔道家のアドバンテージ、そしてベラトールと契約をかわした渡辺華奈について語ったインタビューは、1月22日発売のGONG312号をご愛読ください>

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GONG KAKUTOGI Interview other MMA PFL2021 ジョニー・ケース ブログ

【PFL2021】1月22日(金)発売GONG#312から。PFL2021参戦ジョニー・ケース「日本のファンは最高」

【写真】RIZINでの印象が強いジョニー・ケースの日本での活躍だが、初来日は2014年9月のUFC JAPANにおける徳留一樹戦だった(C)MMAPLANET

2020年は一切の活動を中止し、4月スタートの2021年の準備に集中してきたPFL。2020年シーズンではローリー・マクドナルド、マルチン・ヘルドなどビッグネームも参戦予定だったが、今年はさらにアンソニー・ペティスファブリシオ・ヴェウドゥムも出場し、ケイラ・ハリソンやブラダ・ボーイ、ナタン・シュルチらと競演する。

そんなPFLに2020年シーズンにエントリーしながら、パンデミックの影響で他の契約選手と同様に、年間を通して冬眠を強いられたのが日本でもおなじみのジョニー・ケースだった。

RIZINライト級GPベスト、優勝したトフィック・ムサエフに敗れたものの矢地祐介、北岡悟、ホベルト・サトシ・ソウザをフィニッシュし強いインパクトを残した。

今月22日(金)に発売されるゴング格闘技#312では、ケースを水先案内人に2021年のPFLについて特集記事が掲載される。

ここではスペースの関係上掲載しきれなかった──ケースが、PFLと契約した理由をお届けしたい。


──2019年はRIZINで印象的な活躍をしたジョニーですが、PFLと契約した決め手は何だったのですか。

「マネーだよ。PFLのオファーはRIZINの額をかなり上回っていた。ボーナスもあるし、なんといっても優勝すれば100万ドルの賞金もある。このオファーを断る理由はなかった。でも2019年のRIZINでの経験は、僕にとって間違いなくキャリア最高のモノだった。

ハンズダウン(疑う余地がない)、RIZINのルールも最高だったしね。サッカーボールキック有りは、PRIDEを思い起こさせてくれた。なんといっても、日本のファンは最高だったよ」

──そう言ってもらえると、日本のファンも嬉しいはずです。金銭的な要因でジョニーが違う道を選択するのは当然のことですし。

「日本のようにファンがファイターを尊敬してくれる場所はない。米国にも、他の国にもない。これは断言できる」

──ジョニー自身もインパクトの残る試合をしました。そのジョニーがPFLで戦うことで、日本のファンをPFLに注意を払うようになるかと思います。

「あぁ、そう思ってくれると嬉しいよ。僕にとっては最高の誉め言葉だ」

──ところでPFLのフォーマットに関しては、どのように思っていますか。

「気に入っているけど、他の団体のイベントとは別物だよね。でも何か新しい動きがあるということは、このスポーツにとって良いことさ。

レイ・セフォーはK-1のGPスタイルを下地にして、さらに改良を加えてこのフォーマットを考えたんだと思うよ。正直言うとUFCやRIZINの興行形態の方が好きだよ。シーズンは長い。そして途中でケガをするようなことがあれば、そのまま棒に振ることになるからね」

<2020年にジョニー・ケースは何を想ったのか。そしてPFLのシーズンフォーマットを戦い抜く上での秘訣、さらにはアンソニー・ペティス参入の2021年シーズンについてジョニー・ケースが語ったインタビューは、1月22日発売のGONG312号をご愛読ください>

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BELLATOR GONG KAKUTOGI Interview ブログ 堀口恭司

【Special】1月22日(金)発売GONG#312から。堀口恭司「フォーミガに初めてカーフを蹴られたんです」

【写真】本誌ではれっきとしたカメラマンさんがセッティングして撮影したポートレイトが、しっかりと掲載されます(C)MMAPLANET

今月22日(金)に発売されるゴング格闘技#312に掲載される堀口恭司インタビュー。

大晦日、RIZINでの朝倉海戦勝利でカーフキック論争沸き起こした。独特の空手ステップとカーフの相性、ATTでのマイク・ブラウン一派による朝倉海対策。そして──これからについて1時間、堀口が語りつくしたインタビューから一部抜粋してここでお届けしたい。


──いやぁ、取材前にヤフーに掲載されたインタビューを読ませてもらったのですが、あんなに詳しく試合を振り返られ、今後の話までされるともう私の出番もないな、と(笑)。困ってしまっていますよ。

「アハハハハ。うわぁっと思ったところもありましたけどね(笑)。原稿チェックって立場が逆だと嫌だろうし、そこは言わないようにしているんですけどね……アハハ」

──書き手の立場からすると、ちょっと使われてしまいましたね(笑)。では早速、大晦日の朝倉海選手との試合ですが、一昨年8月の時と比べると動きが滑らかでした。前回はこうやって動ける堀口選手と比較すると、柔らかさがなく体がつんのめっていました。

「前の試合はもう焦って動いているだけでしたね。相手の方がタイミングを掴んでいるの、ただ前に出て。今回は自分の体調も良くて、作戦も上手くハマりました。まぁ体調に問題がなければ、こういう結果になるとは思っていました。

前は体調が悪くても勝てると思って受けているんだから、負け負けですけどね」

──あの敗北で学べたこともあったのではいでしょうか。

「ハイ、一度断った試合はやるべきではないということですね。自分主体じゃないですけど、プロとして体調をしっかりと考えて試合を受けるべきだと思うようになりました。

それでも自分としては、どうしても『漢ならやるでしょ!』というアマチュアみたいなところがあるので。漢って感じなのが、好きなんで。言われた相手と戦う……まぁ、そういう方がドラマも生まれるとは思いますけど、本当のプロはそういうところで自分を優先するはずです。

若いうちは『漢なら』で良いかもしれないですけど、一つ一つの試合が大切になってくると、断る時は断る必要があるかと思います」

──では今回の試合、2週間前にヒザや腰、首のケガをするようなことがあったら、どうなっていましたか。

「まぁまぁまぁ、やるしかないですよね。アハハハハ」

──変わっていないじゃないですか(笑)。

「やはり皆に期待されているじゃないですか。そこですよ」

──なるほど。ところで、試合後の話題がカーフキック一辺倒になっているのですが、正直、カーフだろうがローだろうが、もともと堀口選手に下段を蹴る印象はなかったです。高校時代に出場していた、全空連のポイント空手には下段はなかったですよね。

「なかったです。一期倶楽部でも下段はやっていなかったですね。ただ足払いがあって、そこは動き的には似ていました」

──空手のステップを顔面パンチに生かしていた。それが堀口恭司のカラテin MMAという印象でした。

「そうですね。ただ、それも距離ですからね。下を蹴る距離なら下を蹴るように自然となっていました」

──あの踏み込みから蹴るのも、ミドルやハイが多かったような印象があります。

「あぁ、そうかもしれないですね。でも下段も使っていましたよ。VTJでイワン・ラブランドとやった時もローを蹴っていましたし」

──あの時はオーソのラブランドに対して、前足となる左足でインサイドローを蹴っていて、今回のような奥足となる右のアウトサイドローではなかったかと。

「前足が多かったかもしれないですけど、右でも蹴っていたと思います。試合、試合で使い分けていましたし。左右どちらが得意とか、不得意はなかったので。ただカーフっていう意識はなかったですけどね。

ヒザをケガする前ですけど、ジョズエ・フォーミガに初めてカーフを蹴られたんです。左足をバシって。感覚的には平気だったのですけど、もう踏ん張れなくなっていて。これは凄い威力だなって思いました。それからですね、自分も使うようになったのは」

──シングルからバック奪取の名手によって、カーフの洗礼を受けたのですか!

「アハハハ、そうなんです。で試合でカーフを意識したのは、今回の試合が初めてでした。自分の感覚でやっているところで、マイク・ブラウンがこういう角度なら蹴りやすいとか指導をしてくれて。そうやって今回は練習してきました。一発でダメージを与えて、3発で試合を決めることができるように。狙い通りになりました。

海君は身長が高いので、カーフ3発で動けなくなるという読みでした。やはり線が細いですし。」

──カーフは蹴り過ぎると、自身も痛めることはないですか。

「カットされれば痛いですよ。でも海君は全くカットしていなかったし、反応もなかった。『あっ、これはいける』と思いました。本来は寝技に持ち込むとか、色々とプランがあって。一番はテイクダウンをして、寝技で攻めることだったんですけど、マイク・ブラウンからも『打撃でもいける。キョージが大丈夫だと思ったら、打撃に切り替えれば良い』と言われていました」

──二瓶先生の指導を受けた踏み込みは、パンチからテイクダウンに凄く応用できるステップだと思っていました。

「ハイ、ずっと言ってくれていましたよね」

──ただ、カーフで終わらせることができることに応用できるとはまるで思っていなかったです。

「本当ですか(笑)」

──自分の知識ではカーフは相手のパンチをかわすために、インサイドに踏み込んでそこから蹴って足を戻す。もしくはMMAだとそのまま蹴り抜いて、踏み込んだ足の方向に進むのでパンチに繋げることができないと思っていたんです。でも堀口選手はアウトに踏み込むし、そのままパンチにもつなげていて。これはカーフ後もある、カーフだと。

「まあ、できますよ。それこそ足の動かし方です。アウトで踏み込んでも、そのまま戻すとパンチを出せますし。実際、カーフで海君の姿勢が乱れても、蹴り足を戻してから左を当てることができましたしね」

──そのパンチこそ、個人的に今回の試合のベストムーブでした!

「アハハハハ。あれやると、まぁ反応できないですよね。そこまで体に覚えさせて、試合に臨みました」

<カーフ論の続き、ATTでの対策練習、そして堀口恭司のこれからに関しては1月22日発売のGONG312号をご愛読ください>

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