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Report UFC UFN ESPN+41 UFN181 ケイ・ハンセン コリー・マッケナ ブログ

【UFN183】マッケナがハンセンに判定勝ち。TD、パス、極めのトライはダウンを奪えない打撃に劣るのか

<女子ストロー級/5分3R>
コリー・マッケナ(英国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ケイ・ハンセン(米国)

ジャブを打ち合う両者、マッケナが左フックから右を狙う。呼応して右フック、左から左ハイをハンセンが繰り出す。マッケナがワンツーを入れ、ハンセンが右を打ち返す。ステップインからワンツーを打ち合うと、マッケナがクリンチでケージに押し込む。ハンセンは内股で投げ、スクランブルでシングルから胸を合わせ離れる。

右ストレートと左フックのコンビを決めたマッケナは、鼻血を流しながら前に出る。クリンチに持ち込んだハンセンだが、マッケナは体を入れ替えて逆にシングルへ。頭を押して耐えるハンセンが、エルボーを側頭部に入れる。ギロチンをセットしたハンセンは、がぶりからヒザを2発入れ、アンクルピックで煽ってバックに回り込む。そのまま寝技に持ち込んだハンセンは両足をフック。後方へのパンチを連打したマッケナは絞めの態勢にも入らせず、ラウンド終了を迎えた。

2R、マッケナがダブルのジャブ、右アッパーを入れる。右ストレートを打ち返したハンセンはワンツー、ジャブの相打ちからボディロックでケージへ。大内を狙いながら離れたハンセンが左ミドルを決める。さらに左ジャブ、首相撲&ヒザを顔面に入れたハンセンが試合をリードする。

左右のフック、左エルボー、左前蹴りから右をハンセンが当てる。ハンセンは左ミドル、ヒザと腹を攻める。マッケナも右ストレートをヒットしたが、直後にダブルレッグからバックに回ったハンセンが両足をフック、一気にRNCへ。マッケナは手首を掴んで防御も、ハンセンはステップオーバーから腕十字へ。ここを防ぎ上を取ったマッケナが、右のパウンドを落とす。そのままトップでマッケナはラウンド終了を迎えた。

最終回、ハンセンが左ミドル、続いて左前蹴りでマッケナの前進を止める。ジャブ、右を入れたハンセンにマッケナが右を返す。と、見事なレベルチェンジでダブルレッグをハンセンが決める。ハンセンはハーフから肩固めを狙うが、マッケナがワキを閉めて懸命に防ぐ。パスに切り替えたハンセンは、ダースを狙う。大量の鼻血を流すハンセンは、フルガードに戻されても右足を抜く。

ここでマッケナはキムラを狙うが、諦めた直後にハンセンが肩固めに入る。逆側に体をスライドさせマウントから絞めるハンセンに対し、マッケナはブリッジでリバーサルに成功。トップを取ったマッケナがパンチを入れ、ハンセンがスイープを狙ったところでタイムアップに。

試合終了同時に両手を挙げたマッケナだが、足を引きずるようにコーナーに戻った。と、判定はマッケナに。にわかに信じがたい裁定だ──そこまでテイクダウンからポジション、極めのトライを上回る打撃を彼女は入れたということなのか……。


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Report UFC UFN ESPN+39 UFN181 アンデウソン・シウバ ブログ ユライア・ホール

【UFN181】UFCラストファイト、アンデウソン・シウバはTKO負け。今後は──「結論を出すのは難しい」

<ミドル級/5分5R>
ユライア・ホール(ジャマイカ)
Def.4R1分24秒by TKO
アンデウソン・シウバ(ブラジル)

手を合わせ、タッチグローブ、そして一礼して試合に臨んだアンデウソン。互いに慎重な姿勢で、最初にコンタクトする前にホールがスイッチしローを蹴る。ここで既に1分10秒が過ぎており、オーソに戻したホールとアンデウソンが共にローを繰り出す。アンデウソンは左ミドル、ガードしたホールは左ジャブを伸ばす。ホールは右ハイを蹴った際に尻もちをつき、直ぐに立ち上がるもアンデウソンはワンツーで前に出て、さらに左から右を鋭く伸ばす。

距離を詰めてパンチを打つアンデウソンが、ミドルを狙った際にホールの右を被弾。一旦間合を外したアンデウソンは、木人シャドーからフグトルネードを見舞っていく。左ジャブのホール、アンデウソンは左ボディフックを入れ、前に出てワンツー。右ミドルには左ジャブを合わされるも、より積極的だったアンデウソンが初回を取った。

2R、サイドとバックの間のような腹への蹴りを繰り出したアンデウソンは、大きく踏み込む。そして距離を取ったホールに対し、サイドキックを入れる。さらにアンデウソンは関節蹴りを見せると、右ジャブを伸ばす。引き続きアンデウソンが右関節蹴り、左前蹴りを繰り出すと、ホールのグローブに不備があり試合が中断される。

再開後、後ろ回し蹴りを見せたアンデウソンが、再びウィンチャンのような動きを見せて距離を詰める。ホールは左ジャブとローぐらいで、動き少ない。と、左に回るアンデウソンに左後ろ回し蹴りを繰り出す。動きがあるが、攻めはあまりない5分が終わった。

3R、右バックハンドをボディに放ったアンデウソン。ホールは左を伸ばすも完全に受動態ファイトで、ときおりステップジャブを見せる。アンデウソンも自分の距離にいるが、手数は多くない。そのアンデウソンは後ろ回し蹴りを外し、ジャブを増やす。下がり始めたホールにアッパーを狙い、距離を詰めたアンデウソンがケージに押し込み足の甲を踏みつける。

体を入れ替えたホールが右ストレート、エルボーと攻め姿勢を見せ始める。と、右フックをテンプルに打ち込み、この一発でアンデウソンがダウン。パウンドを受けるアンデウソンはホールの右足にしがみつくが、鉄槌を落とされながら時間に救われた。

4R、左ハイを繰り出したアンデウソン、ダメージはどこまで残っているのか。ジャブの距離で前蹴りを見せるアンデウソンだが、大振りの左右のフックを放ちながら踏み込んだところで、がら空きになった顔面に右フックを当てられ腰からキャンバスに崩れ落ちる。

このままパウンドを受け続けたアンデウソンを見て、ハーブ・ディーンが両者の間に割って入る。そのハーブの足にしがみつくなど、意識はなくても本能として戦闘意欲を持ち続けたアンデウソンは、完敗も歴戦の勇者ぶりを最後まで見せてくれた。

互いに正座をし、手を合わせてからハグ。涙のホールと、笑顔のアンデウソン──一つの歴史が幕を閉じた。

アンデウソンはバックステージインタビューで「ファイトはファイトだ。ケージに入ると、勝つか負けるかは50/50だ。今日のユライアはベストだった。しっかりと勝ちに来て、僕もその時を十分に楽しめた。今日が最後の日、ここで戦えてハッピーだ。UFCで最後の試合をファン、UFCファミリーに披露できて楽しかった」と話すと、マイケル・ビスピンが「これが最後のMMAになるのか?」と尋ねる。

「分からない。まず家に帰り、チームと数週間、全てを見直す。それからどうなるのか。これが最後か、そうでないのか結論を出すのは難しい。MMAは僕にとって空気と同じ。全ての人生をコレに賭けてきたから。UFCで戦った全ての試合が、最高の想い出だ」と返答した。


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Report UFC UFN ESPN+39 UFN181 アンドレ・フィーリ ブライス・ミッチェル ブログ 未分類

【UFN181】反撃を少し許した点をも含め、パーフェクト・プロMMA!! ブライス・ミッチェル、5連勝

<フェザー級/5分3R>
ブライス・ミッチェル(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
アンドレ・フィーリ(米国)

いきなり後ろ回し蹴りを見せたミッチェが、続いて左インサイドローを蹴る。サウスポーのミッチェルは掛け蹴りを放った直後にシングルレッグでテイクダウンを奪う。フィーリは背中をマットにつけ、両足を四の字で束ねられる。腰を押して立ち上がったフィーリだが、ミッチェルは直後に倒し直してマウントへ。足を戻したフィーリは、ハーフからブリッジでスイープを狙う。

ここからスクランブルもミッチェルがボディロックテイクダウンで直ちに上を取り返す。パス、マウント狙いのタイミングで腰をずらして立ち上がろうとしたフィーリだが、ミッチェルはバックを制し、上を向いたところでマウントを取る。フィーリはエルボーを打たれ、一度はハーフに戻すが、マウントを取り戻したミッチェルが左右のパンチを落とす。

ここも足を戻したフィーリは、もう一度マウントを取られるとブリッジで上に。返されながら三角をミッチェルが仕掛けるが、フィーリも反応して立ち上がる。スタンドになってもミッチェルの勢いは止まらず、右を打ち込んでからテイクダウン。初回を圧倒した。

2R、左を当て、サイドキックのミッチェル。フィーリも左ジャブを伸ばし、続くダブルレッグを切る。オーソに構えたミッチェルは右フックをヒットさせる。フィーリもスイッチを見せるが、左ジャブをダブルで被弾する。と、フィーリの跳びヒザでミッチェルが初めて後ろに下がり、テイクダウン狙いも察知される。

それでも右を見せて、ニータップからフィーリをケージに押し込んだミッチェルだったが、ヒザを入れて離れた直後に左で殴られ、左ハイにも右ストレートを合わせられる。ここでミッチェルはダブルレッグでドライブし、ハイクロッチ&足払いでテイクダウンを決め、流れをフィーリに渡さずにハーフで抑える。頭を抱えるフィーリに対し、パスからヴァンフルーのミッチェルは頭が自由になるとエルボーを打ちつける。

フィーリはケージを蹴ってブリッジ、スタンドに戻るとハイキックでミッチェルのマウスピースを吐き出させ、クリンチにも右を差しあげて押し倒す。直後に時間となり、フィーリが取り返した。

最終回、右を2発入れ、左ローを蹴ったミッチェルは、勝負のラウンドで前に出る。と、右オーバーハンドからダブルレッグを決めトップを奪取する。ケージ中央でクローズドガードのフィーリはパス狙いを耐え、蹴り上げをキャッチされながら立ち上がる。その蹴り足を掴み、直ぐにシングルレッグをミッチェルが決める。

フィーリもテッポウで上を取り直し、寝技に固執することなくスクランブルでスタンドに戻る。しかし、フィーリは打撃戦に持ち込めずミッチェルが即ダブルレッグに成功する。またもグラウンドで下になったフィーリは、パスを許さないようにハーフから懸命にクローズドに戻す。

つまりそれだけ時間を使ってしまっており、ミッチェルはその間にパウンドを纏めてしっかりとスコアする。最後の10秒で草刈りからスクランブルを狙ったフィーリに対し、飛び込むようにテイクダウンを決めたミッチェルが圧巻の判定勝ちを手にした。

キックボクシング+レスリング+柔術の融合、素晴らしいパフォーマンスでUFC5連勝=通算14連勝としたミッチェルは、「もっと良い試合ができるはず……5連勝だけどね。倒してから、あんなにエスケープを許したくなかった」と快勝にも満足しなかった。


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Report UFC UFN ESPN+39 UFN181 ケヴィン・ホランド ブログ

【UFN181】倒撃KO!! ホランドがテコンドー戦士オンテヴェロスが後方へのスラムで続行不能に追い込む

<ミドル級/5分3R>
ケヴィン・ホランド(米国)
Def.1R2分39秒by Verbal Submission
チャーリー・オンテヴェロス(米国)

サウスポー、テコンドー戦士のオンテヴェロスに対し、ホランドが思い切り右オーバーハンドを振るい空振りする。オンテヴェロスはカカト落としを見せるが、ホランドが組んでスラム、テイクダウンを奪う。オンテヴェロスは首を抱えるが、ホランドはヴァンフルーから鉄槌、ヒジを落としていく。ブリッジからリバーサルを狙うオンテヴェロスだが、潰したホラントはサイドで抑え左ヒジを喉下に落ち着けてく。背中を見せて立ち上がったオンテヴェロスだが、ホランドは後方にボディロックテイクダウンしサイドで抑える。

直後にレフェリーが試合をストップする。オンテヴェロスはタップをしていないが、頭部を痛打し声をもらしたことで、レフェリーが止めたようだ。勝者はケージサイドにいるイスラエル・アデサニャを挑発するも、世界ミドル級チャンピオンは指を頭の横で回し──頭がおかしいというゼスチャーで応えた。


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News UFC UFN ESPN+39 UFN181 アンデウソン・シウバ エイドリアン・ヤネス ケビン・ナティヴィダッド ブログ ユライア・ホール

【UFN181】計量終了 アンデウソン、ラスト・オクタゴン大会で初陣、ヤネス&ナティヴィダッドに注目

【写真】アンデウソン・シウバ、25戦目──そして最後のオクタゴンへ (C)Zuffa/UFC

30日(金・現地時間)、31日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN181:UFN on ESPN+39「Hall vs Silva」の計量が行われた。

プレリミのミドル級でショーン・ストリックランドと対戦するジャック・マーシュマンが2.5ポンド・オーバー。同じくプレリミのウェルター級でジェイソン・ウィットと対戦するコール・ウィリアムは5.5ポンドと大幅に超過しており、前者は20パーセント、後者は40パーセントと大幅にファイトマネーを没収されキャッチウェイトマッチを戦うこととなっている。


アンデウソン・シウバのUFCラストファイトに、注目が一点集約された感のある今大会だが、プレリミでは楽しみなファイターがUFC初陣を戦う。1人目は8月11日のコンテンダーシリーズでブレイディ・ファンを39秒でKOし、UFCと契約を果たしたエイドリアン・ヤネスだ。

ヤネスはLFAバンタム級王座決定戦で、今大会のオープニングマッチに出場するマイルズス・ジョンズにスプリット判定負けを喫したが、その後はFury FCからLFA、そして前述したコンテンダーシリーズと4連勝中で右肩上がりに調子を上げている。

父に教えを受けたボクシングをベースに、MMAにアレンジしたヤネスのスタイルは、ズバリ殴らせず殴るスタイルだ。ただし、彼の殴らせないボクシングは待ちのスタイルでなく、積極的に自ら攻撃しカウンターを受けないよう移動するというモノ。ヤネスの長いリーチ、捻りを加えたパンチとステップが世界最高峰でどこまで通じるのか興味深い。

もう1人の新顔もバンタム級のケビン・ナティヴィダッドで、戦績は9勝1敗──彼も現在4連勝中で、LFAではタイトル戦線に顔を出すことなくステップアップを果たした。直近の試合では、7月に上に挙げたヤネスにスプリット判定負けだったカイル・エストラーダをKOしている。

実弟クリスチャン・ナティヴィダッドもMMAファイターで、5つのKO勝ちがあるハードパンチャーのナティヴィダッドはマイルズス・ジョンズとUFCデビュー戦で相対する。

■視聴方法(予定)
11月1日(日・日本時間)
午前5時~UFC FIGHT PASS

■UFN181計量結果

<ミドル級/5分5R>
ユライア・ホール: 186ポンド(84.37キロ)
アンデウソン・シウバ: 184ポンド(83.46キロ)

<フェザー級/5分3R>
ブライス・ミッチェル: 146ポンド(66.22キロ)
アンドレ・フィーリ: 146ポンド(66.22キロ)

<ヘビー級/5分3R>
グレッグ・ハーディー: 264.5ポンド(1119.97キロ)
モーリス・グリーン: 250ポンド(113.4キロ)

<ミドル級/5分3R>
ケヴィン・ホラント: 185.5ポンド(84.14キロ)
チャーリー・オンテヴェロス: 182.5ポンド(82.78キロ)

<ライト級/5分3R>
ボビー・グリーン: 155ポンド(70.31キロ)
チアゴ・モイゼス: 156ポンド(70.76キロ)

<ライト級/5分3R>
アレキサンダー・ヘルナンデス: 155.5ポンド(70.53キロ)
クリス・グラッツマーカー: 155.5ポンド(70.53キロ)

<バンタム級/5分3R>
エイドリアン・ヤネツ: 135.5ポンド(61.46キロ)
ビクトー・ロドリゲス: 133ポンド(60.33キロ)

<ミドル級/5分3R>
ショーン・ストリックランド: 185.5ポンド(84.14キロ)
ジャック・マーシュマン: 187.5ポンド(85.04キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイソン・ウィット: 170.5ポンド(77.34キロ)
コール・ウィリアムス: 175.5ポンド(79.6キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ダスティン・ジャコビー: 204ポンド(92.53キロ)
ジャスティン・レデット: 205.5ポンド(93.21キロ)

<バンタム級/5分3R>
マイルス・ジョンズ: 135ポンド(61.24キロ)
ケビン・ナティヴィダッド: 134.5ポンド(61.0キロ)

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Interview UFC UFN ESPN+39 UFN181 アンデウソン・シウバ ブログ ユライア・ホール

【UFN181】ラストファイト?! アンデウソン・シウバ「一瞬、一瞬を楽しむ。将来については……」

【写真】すっかり英語で質疑応答ができるようになっているアンデウソン。UFC最後の試合であるのは間違いない (C)Zuffa/UFC

31日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFN181:UFN on ESPN+39「Hall vs Silva」が開催される。

ファイトアイランド5連戦を終え、11月終了までの5大会がUFC APEXで行われる(※12月以降の開催地は未定となっており、引き続きAPEX大会が続くこともありうる)。そんなAPEX5連戦第一弾のメインイベントは、アンデウソン・シウバにとってUFCで最後の試合となるユライア・ホール戦が組まれている。


1997年のMMAデビューから23年、45歳となったアンデウソンはキャリアの序盤に日本のマットで修斗世界ウェルター級(現ミドル級)王者となり、PRIDEでも活躍。欧州Cage RageやハワイのROTRを経て、UFCと契約するとその後の活躍は誰もが知っている通り──。世界ミドル級王座を10度防衛し、タイトル保持期間=2457日はUFC最長記録を持つレジェンドとなった。

そんなアンデウソンが現役最後の試合を前に28日(火・同)に現地でバーチャル会見に臨み、現在の心境を語った(※要約)。

アンデウソン・シウバ
「今は凄くハッピーだよ。全ての瞬間を楽しもうと思っている。凄く良い感じだし、自信もある。また多くのファンに試合を届けることができるのは、特別なことだと感じている。とにかく、楽しみたい。そしてベストを尽くす。それが幸せに生きる秘訣だよ。仕事を愛し、人生を愛すること。ファイターであろうか、ファイターでなかろうが、ベストを尽くすこと。

この試合に向けて4カ月練習してきた。しっかりと準備できているし、自信もある。魔法のような時間だよ。多くの人が、その時々、その瞬間の大切さを忘れてしまっているけど、僕は一瞬、一瞬を楽しく過ごそうと思っている。朝、目を覚ましてからその日を楽しむ。時間は僕らがコントロールできるモノじゃない。だから人生って素晴らしいんだよ。間近にいる皆と、人生を楽しむんだ。

キャリア最大の後悔? タイムマシンに乗ってリベンジができれば? う~ん、そういうことは考えたことはないなぁ。負けても、次の勝利を見てきたから。ただ……マイケル・ビスピン戦かな。もちろん、実現することはないけど。ニック・ディアスは僕のキャリアで唯一のNCだったから、決着をつけたかった。でも今は土曜日の試合で自分のできることをやり通すだけさ。ファン、ブラジルのために。

ファンがまだ僕とGSP、あるいはロイ・ジョーンズJrとの戦いついて話しているけど、嬉しいことでもあり、凄く複雑だよ。とにかく、UFCでの最後の試合だ。自分のベストを尽くす。僕はファンに嘘をつきたくない。ケージの中では1秒、1秒にベストを尽くす。

将来については……何が起こるかな。とても面白そうだよ」

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