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45 BELLATOR Bellator CS2024#01 MMA MMAPLANET o カール・ムーア コーリー・アンダーソン

【Bellator CS2024#01】ブレイクされながらも組み続けたアンダーソンがムーアを下して空位の王座獲得

<Bellatorライトヘビー級王座決定戦/5分5R>
コーリー・アンダーソン(米国)
Def.3-0:50-45.49-46.49-46
カール・ムーア(アイルランド)

サウスポーのムーアに対し、アンダーソンがガードを固めて左ジャブを繰り出す。ワンツーでムーアを下がらせたアンダーソンが、右を軸にしてケージを背負わせた。ムーアも左ストレート、右フックを振るうがアンダーソンの右が当たる。観衆の声援を受けるムーアがボディロックで組みつくも、アンダーソンが突き放した。細かいパンチから組みつくアンダーソン。ムーアは離れたがケージを背負ってしまう。しかしケージ中央に戻ると、ムーアの左が突き刺さりアンダーソンがグラついた。

左ハイからムーアが攻め込むと、アンダーソンが組みつく。ここはムーアが離れるも、再度ケージを背負わせたアンダーソンがダブルレッグで背中を着かせた。ムーアはハーフガードから左腕を差し上げて守る。アンダーソンはパウンドを浴びせながらパスを狙う。ムーアがケージに背中を着けて上半身を起こしたものの、すぐにアンダーソンが背中を着けさせる。残り10秒でムーアが体を起こしたところで、アンダーソンがボディへパンチを連打していった。

2R、プレスをかけるアンダーソンにムーアが左ハイを見せる。ケージを背負ったムーアにダブルレッグで組みついたアンダーソンはシングルレッグに切り替え、ハイクロッチからテイクダウンした。しかしムーアがスクランブルから立ち上がるも、アンダーソンがシングルレッグ、ダブルレッグを攻め立て、左腕を差し上げてケージに押し込んだ。肩パンチを打ち込むアンダーソンに対し、ムーアは右手首を抑える。するとアンダーソンもシングルレッグに切り替えるも、ムーアもウィザーで倒れない。ここでレフェリーがブレイクをかけた。再開後、ムーアの左が伸びる。アンダーソンも右を返す。アンダーソンはプレスをかけてからシングルレッグで組むも、テイクダウンはできず。そのままムーアをケージに押し込み続けた。

3R、ムーアが右ジャブをボディに突いた。続けて左ハイを繰り出したが、それをキャッチしたアンダーソンがグラウンドに持ち込む。ムーアは下からアンダーソンの右腕に十字を狙うも、これはアンダーソンが防いだ。ケージ際で右腕を差し上げたムーアは、下から十字へ。アンダーソンの右腕が伸びたかに思われたが、ここは回転してアンダーソンがトップに戻る。アンダーソンがトップをキープしていると、レフェリーから注意が入る。「アグレッシブに戦え」ということだが、これが消極的と捉えられるのは、ファイターにとってはどうなのか……。

ともあれ、ムーアが潜りから立ち上がる。アンダーソンが左腕を差し上げてムーアをケージに押し込むと、レフェリーがアクションを促す。残り25秒でレフェリーがブレイクをかけた。再開後、ムーアが左ストレートで攻め立て、右フックを当ててからシングルレッグで組んだが、アンダーソンがスプロールして逆にダブルレッグでケージに押し込んだ。

4R、このラウンドはムーアがプレスをかける。左ストレートを当てたがアンダーソンが押し返す。ケージ中央からアンダーソンがシングルレッグで押し込み、そのままケージ際で背中を着かせた。前腕を押し当て、パンチを落とすアンダーソン。ムーアがケージに背中を着け、さらに左足でスイープして立ち上がり離れた。ここでムーアが左ストレートを軸に攻め込むも、すぐにアンダーソンが組みで凌ぐ。ワンツーからダブルレッグですくい上げたアンダーソンがテイクダウンを奪い、さらにパスしてサイドへ。ムーアはスクランブルに持ち込むも、がぶりからダブルレッグに切り替えたアンダーソンがケージに押し込んでいく。ここで一瞬レフェリーがブレイクをかけるかに見えたが、試合を続行しラウンド終了のゴングが鳴った。

最終回、ムーアが左ストレートから右フックを返す。しかしアンダーソンが右ストレートを突きながらムーアにケージを背負わせ、ダブルレッグでグラウンドに持ち込んだ。ムーアは右目じりから出血している。下から十字を狙われたアンダーソンだが、ここはすぐに上半身を起こした。ムーアは立ち上がる。右腕を差し入れたアンダーソンから離れるムーア。左ストレートを当てるも、アンダーソンの右もムーアの顔面を捉えている。

ムーアの左ハイをブロックしたアンダーソンは、やはりダブルレッグでテイクダウンを奪う。ここでムーアがレフェリーにアピールし、両者が分けられた。どうやらアンダーソンにバッティングがあったようだ。スタンドで再開後、ムーアが左ストレート、右フックを振るう。アンダーソンはパンチをもらいながらも前進し、ムーアをケージに押し込んでいく。残り30秒でムーアが離れたが、跳びヒザをキャッチされてグラウンドへ。背中を見せつつ立ち上がったムーアが正対したところで試合が終了した。

裁定は1人がフルマークを付ける判定でアンダーソンが王座決定戦を制し、ベルトを巻いた。


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【Bellator CS2024#01】That’s MMA fighter=ジェレミー・ケネディ―02―「3つの要素のうち、2つは」

【写真】大会自体は90分後にスタート (C)PFL

1時間20分後に開始するBellator Champions Series2024#01「Belfast」でBellator世界フェザー級王者パトリシオ・フレイレに挑戦するジェレミー・ケネディ・インタビュー後編。
Text by Manabu Takashima

ミックスというよりも、メルト。全てが融合したスタイルの持ち主は、打・倒・極の回転でストロング・ベースを持つファイターに勝つには、打撃、レスリング、柔術の3つの局面のうち2つで相手を上回る必要があると言い切った。

<ジェレミー・ケネディ・インタビューPart.01はコチラから>


――練習をしてきた中で、このスタイルを構築するうえで影響を受けた選手はいますか。

「そうだね……。誰か一人、練習仲間で影響を受けたファイターがいるとすれば、それはビビアーノ・フェルナンデスだよ。僕とビビアーノと同じジム、彼の近くで練習をすることで成長できた。試合数はそれほど多くないかもしれないけど、トーナメントで勝ち、本当に長い間ONEの世界チャンピオンに君臨し続けていた。そんなビビアーノの背中をずっと見ていたんだ。

ビビアーノって、本当に大変な幼少期を送っていて。ファイトのことだけでなく、そこで学んだ人生哲学を色々と教えてくれた。人生の先生的な存在でもあったんだ」

――なるほど。技術的にはジェレミーのMMAは、打撃・テイクダウン・寝技に切れ目がないです。

「僕が心がけているのは、全てを使うのではなくてミックスすること。打撃とレスリング、グラップリングがつながっている。一度としてベスト・ストライカーになったことはないし、ベスト・レスラーにもベスト・グラップラーにもなったことはない。でも、この3つを融合させることなら、僕の右に出る者はいないと思っている」

――その3つを回転させ、打撃が使えるレスラーに勝てると踏んで、跳ね返されることが日本の選手には多いです。

「それは組み合わせ……チョイスの問題だと思う。対戦相手の仕掛けに、自分が何を使って対抗するのか。強いストロングベースを持つ相手に対し、上回ることをどうぶつけるのか。強豪レスラーに対し、僕は打撃と柔術で上回ることができる。柔術ファイターには打撃とレスリングで上回っている。ストライカーにはレスリングと柔術だ。3つの要素のうち、2つは相手を上回るだけの技量が必要で。3つの要素をミックスできても、劣る部分を1つというレベルにしないといけない」

――う~ん、言うは易く行うは難し――を地で行っているのがジェレミーなんですよね。

「それは僕が凄く若い頃から、マーシャルアーツの練習をしてきたからだと思う。積み上げてきたモノが違う。13歳の時に柔術を始め、カナダ、米国、タイとたくさんのジムを巡り、小さなピースを一つずつ組み合わせてきた。得意なモノだけでなく、苦手なモノもね。好き嫌いに関わらず、必要なモノを集めてきたんだ」

――なるほど。大局的なMMAではなく、ディティールにこだわって積み上げたきというわけですね。では、そんなジェレミーにとってパトリシオとはどのようなファイターでしょうか。

「この階級では少し小さいけど、凄く優秀なファイターだよ。距離の取り方が上手い、カウンターパンチャーで一発一発に力がある。なにより、これだけトップにいるから5Rの戦い方を知り抜いている。その経験が最大の強みだろう。

でもね、僕の方が全てにおいて上だ。打撃でも、レスリングでも。背中をつけさせると、戻させない。もう、僕の時代がやってきたと思っている」

――今のパトリシオはディフェンシブ・アタッカーと呼ぶべき、慎重な試合運びをすることが多いです。

「それこそRIZINでのクレベル・コイケとの試合が、最適な例だよね。今は少し安全に戦うようになった。と同時に、効果的な攻めができる。ただし僕を相手にした場合、爆発力のある試合はできないと思う。間合いを重視して、カウンター狙いという試合をしてくるだろう。テイクダウンされることを嫌がるだろうから。そこを考えて、しっかりと準備してきたよ」

――ではどのような試合を世界に発信したいと思っていますか。

「立ち技から寝技まで、フルスペックの試合を見せたい。パトリシオの打撃に応じるし、レスリングに応じて、グラップリングにも応じる。試合が5Rになるなら、それだけのガソリンが入っていることを証明する。僕の全てを見せたい」

――日本のコアファンにとって、ジェレミーのスタイルは大好物です。そんな日本のファンにメッセージをお願いします。

「Xで日本のファンとも、意見の交換をたくさんさせてもらっているんだ。僕のキャリアのゴールは日本で戦うこと。PFL傘下になってもBellatorとRIZINの関係が続いてほしい。そして、日本で戦いたい」

■視聴方法(予定)
11月23日(土)
午前1時30分~ U-NEXT

■ Bellator CS2024#01対戦カード

<Bellator世界ライトヘビー級王座決定戦/5分5R>
コーリー・アンダーソン(米国)
カール・ムーア(アイルランド)

<Bellator世界フェザー級選手権試合/5分5R>
[王者] パトリシオ・フレイレ(米国)
[挑戦者]ジェレミー・ケネディ(カナダ)

<ミドル級/5分3R>
ファビアン・エドワーズ(英国)
アーロン・ジェフリー(カナダ)

<ライト級/5分3R>
ティム・ワイルド(英国)
マノエル・ソウザ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ジェイムス・ギャラガー(アイルランド)
レアンドロ・イーゴ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
キアラン・クラーク(アイルランド)
ダリウス・マフィ(英国)

<フェザー級/5分3R>
ネイサン・ケリー(オランダ)
ヴィカス・シン・ルフル(インド)

<ヘビー級/5分3R>
アブラハム・バッドリー(英国)
アイザイア・ピンソン(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ルーク・トレイナー(英国)
グラント・ニール(米国)

<ライト級/5分3R>
アルフィー・デイヴィス(英国)
オスカー・オウンズワース(英国)

<130ポンド契約/5分3R>
ネイト・ケリー(アイルランド)
ジョーダン・エリオット(英国)

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45 AB ACA BELLATOR JAM LFA MMA o ONE YouTube   カール・ムーア コーリー・アンダーソン ジェレミー・ケネディ ティム・ワイルド ファビアン・エドワーズ ブラック レアンドロ・イーゴ 体組成

『Bellator 302: Anderson vs. Moore』前日計量動画

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MAIN CARD (Max 3 p.m. ET)

・Corey Anderson (204.6) vs. Karl Moore (204.6) – for vacant light heavyweight title
・Champ Patricio Freire (145) vs. Jeremy Kennedy (145) – for featherweight title
・Fabian Edwards (185.6) vs. Aaron Jeffery (185.2)
・James Gallagher (145.4) vs. Leandro Higo (145.1)
・Manoel Sousa (155.6) vs. Tim Wilde (155)

PRELIMINARY CARD (MMA Junkie, 12 p.m. ET)

・Ciaran Clarke (135.5) vs. Darius Mafi (135.3)
・Nathan Kelly (146) vs. Vikas Singh Ruhil (147)*
・Abraham Bably (257.4) vs. Isaiah Pinson (242)
・Grant Neal (205.4) vs. Luke Trainer (203.8)
・Alfie Davis (155.6) vs. Oscar Ownsworth (155)
・Jordan Elliott (129.5) vs. Nate Kelly (129.1) – 130-pound contract weight

 『Bellator 302: Anderson vs. Moore』前日計量結果。メインカードは全員パス。プレリミナリーカードでヴィカス・シン・ルヒルが147ポンドと1ポンドオーバー。出場給の一部を譲渡し試合は行われます。




 前日計量動画。


 MMAJunkieスタッフによるメインカード勝敗予想。

・コーリー・アンダーソン vs. カール・ムーアはアンダーソン支持10人、ムーア支持1人。

・パトリシオ・“ピットブル”・フレイレ vs. ジェレミー・ケネディはピットブル支持8人、ケネディ支持3人。

・ファビアン・エドワーズ vs. アーロン・ジェフェリーは11人全員エドワーズ支持。

・ジェームズ・ギャラガー vs. レアンドロ・イーゴはギャラガー支持3人、イーゴ支持8人。

・ティム・ワイルド vs. マノウエル・ソウザは11人全員ソウザ支持。続きを読む・・・
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o カール・ムーア グラント・ニール コーリー・アンダーソン ティム・ワイルド トフィック・ムサエフ

Bellator302:オッズ/トフィック・ムサエフ欠場

コーリー・アンダーソン 1.22
カール・ムーア 4.20
パトリシオ・ピットブル・フレイレ 2.05
ジェレミーケネディ1.80
ファビアン・エドワーズ 1.68
アーロン・ジェフリー 2.24
ジェームズ・ギャラガ2.05
レアンドロ・イーゴ 1.77
ティム・ワイルド 1.83
マノエル・ソウザ 2.00
キアラン・クラーク 1.08
ダリウス・マフィ 8.50
オスカー・オウンズワース -
アルフィー・デイヴィス -
ルーク・トレイナー 2.40
グラント・ニール 1.61
ネイサン・ケリー 1.10
ヴィカス・シン・ルフィル 7.75
エイブラハム・バッドリー 1.52
アイザイア・ピンソン 2.60
ネイト・ケリー 1.18
ジョーダン・エリオット 4.50

プレリムでアルフィー・デイヴィスと対戦予定だったトフィック・ムサエフだが欠場(理由は非公開)。デイヴィスは代役のオスカー・オウンズワースと対戦する。

セミフェザー級タイトルマッチでは、最終P4Pランキングで4位だったパトリシオ・ピットブルがアンダードッグになっている。

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【Bellator CS2024#01】パトリシオ・フレイレがジェレミー・ケネディ相手にBellatorフェザー級王者防衛戦

【写真】これは楽しみ、そして超タフな防衛戦だ(C)BELLATOR

2月29日(木・現地時間)、PFLが3月22日(金・同)に英国は北アイルランドのベルファーストにあるSSEアリーナで開催されるBellator Champion Series2024#01「Belfast」でBellator世界フェザー級選手権試合=王者パトリシオ・フレイレ×挑戦者ジェレミー・ケネディーが組まれることを発表した。
Text by Manabu Takashima

2月24日(土・同)にサウジアラビアはリヤドで行われたPFL Champ vs Bellator Champで、パトリシオはPFL世界フェザー級王者ヘスス・ピネドと王者対決が実現する予定だったが、ピネドの負傷欠場によりファイトウィークになったガブリエル・ブラガとの対戦が発表されていた。

しかし計量の日になってブラガは父の死を引きずっているという理由で試合をキャンセル──パトリシオは戦わずして中東を去ることになった。


しかし、計両当夜には既にPFL側ではパトリシオ陣営に今回の試合をオファーし、パトリシオも納得の北アイルランドでの防衛戦に挑むことは内々で決まっていた。

同大会ではもともとケネディはジェイムス・ギャラガーと戦うはずだったが、棚ぼたでタイトル挑戦権を獲得。ケネディ戦がバラされたギャラガーは、フレイレの同門レアンドロ・イーゴとのマッチアップが五月雨式に決まっている。

パトリシオ×ケネディの世界フェザー級選手権試合は、コーリー・アンダーソン✖カール・ムーアのBellator暫定世界王座決定戦の1試合前=コメインで組まれている。なおオリジナルカードでコメインだった女子ファザー級戦=リア・マコート✖シネード・カヴァナウの一戦は前者のワキ腹の負傷でキャンセルされていた。

また同大会ではトフィック・ムサエフが、英国の進化系キックMMAファイターのアルフィー・デイビスと戦う一戦など12試合が決まっている。

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【Bellator302】PFL傘下Bellatorが北アイルランドでテイクオフ!! メインは世界LH戦=アンダーソン✖ムーア

【写真】チャンピオン対決後だけに、ちょっと地味なリスタートに(C)Bellator

5 日(月・現地時間)、PFLより3月22日(金・同)に英国は北アイルランドのベルファーストにあるSSEアリーナでBellator302「Anderson vs Moore」を開催することを発表した。
Text by Manabu Takashima

Bellator Champion Seriesの第一弾となる同大会、先月24日に行われたPFL vs Bellatorの会見でピーター・マリーCEOが明言していたように新しいBellatorはベルファーストからスタートを切ることとなった。

メインはワジム・ネムコフが返上したBellator世界ライトヘビー級王座を賭けてコーリー・アンダーソンとカール・ムーアが対戦する。またコメインでリア・マコート✖シネード・カヴァナウの女子フェザー級マッチが組まれることも合わせて明らかとされている。


Bellatorは欧州中心、アジアと米国2大会という当初のプラン通り北アイルランドから戦いが再開される。また、Bellatorを買収を発表した際に毎大会2つのチャンピオンシップを組むという話もあったが、コメインが世界戦でないことから、この辺りは軌道修正が加えられたか。

アンダーソンはBellatorライトヘビー級ワールドGPファイナルで前王者ネムコフとNC、仕切り直しの王座挑戦では有利と見られるなかで判定負けを喫した。その後、昨年6月にフィル・デイヴィスをスプリット判定で下し、今大会で3度目の正直を誓う。

対するカール・ムーアはお隣アイルランドのファイターで、Cage Warriorsライトヘビー級王者からBellatorにステップアップし、ここまで4連勝中で初めて世界のベルトに挑む。

EU離脱後、英国では欧州との貿易に関税が掛かるようになっていたが、アイルランドと地続きの北アイルランドでは従来通り物流がキープされ、逆に英国本土との間で通関検査が必要となっていた。

もととも日本でイギリスと呼ばれる国はグレートブリテンおよび北アイルランド連合王国という正式名称を持ち、北アイルランド、ウェールズ、スコットランド、そしてイングランドの4つの国から成り立っている単一主権国家だ。

対してアイルランドは英国とは別の独立国家だが、同じ島であり両者の結びつきは強い。スポーツにおいてもサッカーはアイルランドと北アイルランドが別々のリーグを持つが、ラグビーは統一リーグとなっている。

加えてご存知のように宗教上もプロテスタント……なかでもイギリス国教会信者が多数を占める北アイルランドと、カトリックのアイルランドの宗教上の争いを絶えなかった。

特に北アイルランド国内ではユニオニスト、過激派のロイヤリストというプロテスタントと、ナショナリストと過激派のリパブリカンというカトリック信者の間で対立形式が存在していた時期もあり、IRA闘争など血生臭い時代も長く続いた。

EU発足後、欧州内の国境の意味合いが薄まることで両国の関係も急速に和平に向かい現在に至るが、日本からすると政治&経済と共に宗教、さらにスポーツとイメージし辛い状況にある。

ような北アイルランドのファンは、アイルランド人のムーアの世界王座奪取を後押しするのか。その空気がどうなるのかが気になるのは、コメインの女子ファザー級戦が北アイルランド✖アイルランドの対抗戦となっているからだ。

マコートはベルファーストから15キロ南下したセイントフィールド出身のご当地ファイターながら、アイルランドのチャールズタウンにあるSBGチャールズタウンで練習していた時期がある。

対してカヴァナウはアイルランド人で、SBGの本部に籍を持つファイターだ。

Bellator在籍が8年目を迎えたカヴァナウは、38歳。マコートは5年目の31歳で、前者がサークルケージで6勝6敗なのに対し、後者は7勝2敗と勢いがある。とはいえ、2年前の2月に両者は対戦しており、カヴァナウが判定勝ちを収めている。

このようにアイルランド及び北アイルランド色の強い上位カードを採用したPLF版Bellatorだが、米国在住ファイターの出場はどれだけあるのか。世界を転戦するスタイルを採用し、これまでのように米国の比重が高くないBellator Champion Seriesだけに、どのようなラインナップが揃うのか。どれだけ半年前までのBellatorを連想させるイベントになるのかは、非常に気になるところだ。

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BELLATOR o UFC キック コーリー・アンダーソン フィル・デイヴィス メルヴィン・マヌーフ

Bellator297:メインイベント・ワジム・ネムコフ vs. ヨエル・ロメロ

ライトヘビー級タイトルマッチ5分5R。王者ネムコフはP4Pランキングでも2位。ロメロはライトヘビー級3位。

ネムコフはBellator9戦無敗。昨年のGP決勝こそ、バッティングによるカットでノーコンテストとなったが、11月に組まれたコーリー・アンダーソンとの再戦ではタックルを切りパンチを入れる展開で判定勝ち。30歳。

ロメロはUFCミドル級で4度タイトルに挑戦しているが、うち2度は体重オーバーで、勝ってもタイトルが獲得できず。UFCとの契約が切れ、Bellatorに参戦すると、階級をライトヘビーに上げてその年に開催されたライトヘビー級GPにエントリーしたが、メディカルチェックをクリアできず欠場。その後、仕切り直しで組まれたBellatorデビュー戦は元王者のフィル・デイヴィスにスプリット判定負け。そこからアレックス・ポリッツィとメルヴィン・マヌーフに勝利して今回のタイトル挑戦権を得たが、ネムコフからは実力ではなく、知名度での抜擢であると評されている。46歳。

ネムコフボディに前蹴りをヒット。左右の蹴り。ケージまで下がったロメロ。右。ロメロまだ様子見。手が出ていない。ネムコフがどんどんパンチ・ミドルを入れる。ハイ。右をヒットさせてケージに詰めて左右の蹴りをヒット。打たれているロメロ。手が出ない。また前蹴り。ようやくインローを一発放ったが、右を返すネムコフ。ロメロスーパーマンパンチ。ネムコフの右にインローを合わせて、ネムコフ一瞬膝を着いたがすぐ立つ。右ストレートがヒット。またインロー。足が流れるネムコフだが、パンチ連打からバックスピンキックをヒット。ロメロのインローに右ストレートを合わせてヒット。打撃を入れていくネムコフ。ゴング。

1Rネムコフ。いつも通り待ちの構えのロメロに対し、リーチに勝るネムコフがどんどん打撃を入れている。

2R。右ボディを入れるネムコフ。前蹴り、ワンツー。ロメロ出るが手が出ない。ネムコフの打撃をもらうのみ。まだ大きなダメージはないが、攻め手もないまま時間が過ぎて行く。ネムコフの右がヒット。飛び込んで左を放ったロメロだが空振り。また左の大振りだが空振り。残り1分。ネムコフ左ミドル。ワンツー。ケージを背負ったロメロ。またワンツーを入れるネムコフ。残り10秒の拍子木が鳴るが、出ないロメロ。ゴング。

2Rネムコフ。

3R。詰めていくロメロだがネムコフのアッパーがヒット。さらに右フックがヒットしぐらついたロメロ。ネムコフ詰める。ケージを背負ったロメロ。パンチを打ち込むネムコフ。ロメロ腕でブロックしているが、完全に足が止まった。ロメロパンチで出たがネムコフの右がヒット。ワンツーから左ハイ。ロメロ口が開いている。弱々しい表情。バックスピンキック。大げさにふらついているロメロ。三味線か?出てきたネムコフにロメロの左フック。かすめたのかスリップなのか倒れ込んだネムコフ。上になるロメロだがネムコフ立ち上がる。がぶるロメロだが振りほどき離れた。しかしロメロ出るのではなくふらつく。ゴング。

3Rもネムコフ。倒れたのはスリップの模様。

4R。ふらふらしてるロメロ。だがむしろ手数は増えている。ワンツーを入れるネムコフ。ジャブがヒット。さらに膝。舌を出したロメロ。ボディを打ち込むネムコフ。どんどんパンチをヒットさせるネムコフ。しかしロメロは効いているのかわからない。左フックを出したが空振り。ネムコフワンツー。またワンツー。ヒットしているが。出ていくロメロだが、ネムコフ冷静にパンチを当てていく。ロメロも手を出しているが空振りが多い。パンチ連打がヒットしたネムコフだが、また舌を出すロメロ。残り1分。ロメロ飛び込んでパンチをヒット。だが浅いか。ゴング。

4Rネムコフ。しかしロメロ、底が知れない。

5R。パンチを入れていくネムコフ。タックル。切ったロメロ。膝を見せる。詰めてきたロメロに、距離を取ってパンチをヒットさせるネムコフ。右から左ハイがヒット。ロメロの左はかわした。また左。出てくるロメロだが、距離をキープするネムコフ。ネムコフもタックルを見せるが切っているロメロ。組んでケージに押し込んだロメロ。ダブルアンダーフック。ネムコフクリンチで時間を使う。残り1分10秒でテイクダウン。下からホールディングして凌ぐネムコフ。ノースサウスの体勢。腹しか殴れないロメロ。パウンド。タイムアップ。

三者49-46でネムコフが王座防衛。

ネムコフ完勝ではあったが、仕留めさせず最終ラウンドに盛り返したロメロは幻想を残す敗戦。

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BELLATOR Bellator297 MMA MMAPLANET o ONE PRIDE RIZIN UFC   その他 アーチー・コルガン エマニュエル・サンチェス カイル・クラッチマー カール・ムーア ガジ・ラバダノフ コーリー・アンダーソン ゴカン・サリカム ジャリール・ウィリス セルジオ・ペティス ダニエル・ジェイムス チムール・カイズリエフ パトリシオ・フレイレ ピーター・バウシュト フィル・デイヴィス ベラトール ヨエル・ロメロ ラマザン・クラマゴメドフ ワジム・ネムコフ 平良達郎

【Bellator297】ポストGPの主役候補、アーチー・コルガン「リスクを冒さないなら普通の仕事をやる」

【写真】自宅の壁にはハルクのカバーが飾らている。「俺はハルクが大好きなんだ。でも、去年配信されたシーハルクはグラフィックが最悪だった。あのデアデビルの描き方も……何やってんだって思ったよ」辛口の印象を述べていた(笑)(C)MMAPLANET

16日(金・現地時間)、イリノイ州シカゴのウィントラスト・アリーナで開催されるBellator297「Nemkov vs Romero」で、アーチー・コルガンがエマニュエル・サンチェスと戦う。

(C)BELLATOR

メインでBellator世界ライトヘビー級選手権試合=ワジム・ネムコフ✖ヨエル・ロメロ。

コメインでBellator世界バンタム級選手権試合=セルジオ・ペティス✖パトリシオ・フレイレが組まれた今大会。2つの世界戦、特に後者は日本のMMA界とも関係し、またパトリシオの過激な階級変更も話題になっている。

そんな頂点を争うカードがメインカードで組まれた今大会はプレリミで要注目のライト級戦が組まれている。いまだ準々決勝が終了していないライト級ワールドGPだが、ベラトールではGP後を睨んでライト級のアップカミング・ファイターに対し、実力査定マッチを用意した。ONEから転じたピーター・バウシュトがRIZINとの対抗戦で勝利したガジ・ラバダノフと戦う一戦、そしてコルガン✖サンチェスがそれに当てはまる。

アマ3連勝、プロでは7連勝中のコルガンは強力なテイクダウン能力を持つレスラーだが殴り合い上等、「リスクを冒さないなら、普通の仕事やっている」と言い放つ豪快なファイターだった。


──アーチー、約2週間後にエマニュエル・サンチェスと戦います(※インタビューは6月1日に行われた)。今の気持ちを教えてください。

「またファイトウィークがやってくるだけでも、嬉しいよ。8週間、トップギアでハードワークをこなしてきたからね。残りの2週間も、この調子でいきたい」

──今回の試合に向けて、準備はホームタウンでしてきたのでしょうか。

「そうだよ、コロラド州デンバーのジェネシス・トレーニングアカデミーで練習し、スパーはエレベーション・ファイトチームでもやってきた。確かにエレベーションにはフライ級の日本人が来ていたよ。体格が違うから、一緒に練習することはなかったけどね」

──きっと平良達郎選手ですね。ところで無敗の新鋭アーチーについて、まだ我々は分かっていないことが多いです。格闘技との出会いは?

「レスリングを始めたのは4歳の時だ。兄が地域のレスリングクラブに通っていて、『一緒にやろう』と誘われたのがきっかけだよ。大学の時にワイオミングで5年間、D-1レスリングを戦ってきた以外は、ずっとデンバーに住んできた。カレッジでの戦績はあまり詳しく覚えていないけど140勝で30敗ぐらいだと思う」

──マイルハイシティに住んでいると、大学時代もスタミナ面でアドバンテージがあったのではないでしょうか。

「それがね、ワイオミングで僕が住んでいた時はデンバーよりも高いところだったんだ(笑)」

──OMG!!

「デンバーより、600メートルほど標高が高くて。2200メートルほどあった」

──そこでレスリングをやっていたとなると、アーチーはスタミナ・モンスターですね。

「アハハハハ。きっと慣れていない人は、あそこで運動をすると頭痛がして高山病になってしまったと思うよ」

──MMAファイターになろうと思ったのは?

「レスリングを辞めた時、もう自分は戦うことはない。終わったと思っていたんだ。それが普通のウェイトトレで、今のヘッドコーチに出会って。気がつけば、MMAを始めてアマチュアも含め10連勝していた(笑)」

──レスラー時代にMMAに興味はあったのでしょうか。

「子供の頃、PRIDEのファンだった。ランペイジが好きで、RIZINにはヴァンダレイ・シウバ、アンデウソン・シウバ、チャック・リデルも出ていた。凄く興味深かったよ。UFC? UFCがPRIDEを買収して、PRIDEが終ってから視るようになったよ。いや、その前から視ていたかな。とにかくランペイジの大ファンでPRIDEを見ていたんだ。それでPRIDEが好きなった。PRIDEルールはクレイジーだよ。ショーグンの試合を視るのが面白かった。もちろん、俺はユニファイドルールで戦っているけど、RIZINとのコラボショーに出れば4点ヒザを思い切り蹴り込むよ。とにかく、子供の頃から日本で戦うのは夢だった。マウント・フジを見て、スジを食べたい。そんなこともガキの頃に夢見ていた。あのスシがベルトの乗って回ってくるのを、食べたくてしょうがなかったんだ(笑)」

──RIZINとBellatorの対抗戦に出場するために手っ取り早いのはライト級のトップになることです。ただし今、ライト級ワールドGPが行われています。その裏でポスト・ワールドGPを睨んだ試合が組まれている。アーチーの次の試合もそういう戦いだと思います。

「エマニュエルは30戦近くキャリアのある、経験豊かなファイターだ。だから、最高の状態でケージに上がってきてほしい。そういう相手に勝ちたい。そのために自分のやるべきことをやる。ただトップになることに関しては、急いでいない。もちろん世界ライト級王座がゴールだ。でも、今じゃない。トーナメントが終ってから、現実的になってくるだろう。つまりはそれまでに3試合か4試合戦って、連勝を伸ばすことができる。

トーナメントが終わる頃には、俺がタイトルに挑戦する力があることを誰もが認めるようになっているだろう。まぁ、今回の試合で勝てばGPの準々決勝で負けた選手と戦いたいと思っている。マネージャーともそういう話をしているよ」

──なるほど。ところでアーチーはレスリングがベースですが、打撃を使うことが多い。そのために相手のパンチを被弾することもありますね。

「レスリングをやろうと思えば、いつでもできる。15分間、レスリングでコントロールすることも容易い。ただ、打撃戦だって恐れていない。多くのレスラーがMMAでもレスリングだけで戦うだろう? きっと怖いんだよ。でも、俺は怖くない。殴られることを恐れることはないんだ。ファイトがしたい。そして、MMAを戦ううえでレスリングだけでなく、コンプリートファイターだと皆に認められたいから。

レスラーやグラップラーは打撃戦が嫌なわけじゃなくて、殴られるのが怖いんだ。ちゃんとトレーニングの時から殴られておけって(笑)。俺だって、最初は少しは恐れていた。でも練習で殴られるから、怖くなくなったんだ。今は全く怖くない。殴り合いも大歓迎だ。

殴り合いはリスキーさ。でも、リスクを冒さない試合をするぐらいなら普通の仕事をやっている。俺はファイトするためにMMAを戦っているんだ。何より自分がやってきたトレーニングを信じている。試合が始まれば、ただ戦うだけ。試合前にどれだけ綿密に作戦を立てようが、その作戦を実行するには逃げのファイトをしちゃいけないんだ」

──では金曜日の夜、今後はさらに上の相手と戦うチャンスを得るためにも、どのようなファイトを皆に見せたいと思っていますか。

「ファン、プロモーターの皆に、自分よりずっと経験豊かな相手に勝ち、俺はチャンピオンになる器なんだと見せつけたい。俺はその他大勢のファイターじゃない」

■視聴方法(予定)
6月17日(土)
午前6時30分~ U-NEXT

■ BELLATOR297計量結果

<Bellator世界ライトヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]ワジム・ネムコフ: 203.8ポンド(92.44キロ)
[挑戦者]ヨエル・ロメロ: 205ポンド(92.99キロ)

<Bellator世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]セルジオ・ペティス: 134ポンド(60.78キロ): 133.8ポンド(60.69キロ
[挑戦者]パトリシオ・フレイレ: 134.2ポンド(60.87キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
コーリー・アンダーソン: 205ポンド(92.99キロ)
フィル・デイヴィス: 206ポンド(93.44キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ダニエル・ジェイムス: 265 ポンド(120.2キロ)
ゴカン・サリカム: 246ポンド(111.58キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ヴラジミール・ゴウベア: 264 ポンド(119.74キロ)
ゲイブリエル・サヤッグ: 261ポンド(118.38キロ)

<ウェルター級/5分3R>
カイル・クラッチマー: 171ポンド(77.56キロ)
ボビー・ナッシュ: 171ポンド(77.56キロ)

<ライト級/5分3R>
ピーター・バウシュト: 156ポンド(70.76キロ)
ガジ・ラバダノフ: 156ポンド(70.76キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジャリール・ウィリス: 171ポンド(77.56キロ)
ラマザン・クラマゴメドフ: 170ポンド(77.11キロ)

<ライト級/5分3R>
マイク・ハメル: 155ポンド(70.31キロ)
シャミル・ニカエフ: 156ポンド(70.76キロ)

<ミドル級/5分3R>
ノルベルト・ノヴェニーJr: 185ポンド(83.91キロ)
カミル・オニシュチョク: 186ポンド(84.37キロ)

<ライト級/5分3R>
アーチー・コーガン: 155ポンド(70.31キロ)
エマニュエル・サンチェス: 155ポンド(70.31キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
カール・ムーア: 205ポンド(92.99キロ)
アレックス・ポリッジ: 204ポンド(92.53キロ)

<フェザー級/5分3R>
チムール・カイズリエフ: 145ポンド(65.77キロ)
リッチー・スマーレン: 145ポンド(65.77キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジョーダン・ニューマン: 186ポンド(84.37キロ)
マシュー・ペリー: 184ポンド(83.46キロ)

<フェザー級/5分3R>
コディ・ロー: 145ポンド(65.77キロ)
エドウィン・チャベス: 146ポンド(66.22キロ)

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『Bellator 297: Nemkov vs. Romero』前日計量動画

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MAIN CARD (Showtime (9 p.m. ET)

・Champ Vadim Nemkov (203.8) vs. Yoel Romero (205) – for light heavyweight title
・Champ Sergio Pettis (134) vs. Patricio Freire (134.2) – for bantamweight title
・Corey Anderson (205) vs. Phil Davis (206)
・Daniel James (265) vs. Gokhan Saricam (246)

PRELIMINARY CARD (MMA Junkie, 6 p.m. ET)

・Wladmir Gouvea (264) vs. Gabriel Sayeg (261)
・Kyle Crutchmer (171) vs. Bobby Nash (171)
・Pieter Buist (156) vs. Gadzhi Rabadanov (156)
・Ramazan Kuramagomedov (170) vs. Jaleel Willis (171)
・Mike Hamel (155) vs. Shamil Nikaev (156)
・Norbert Novenyi Jr. (185) vs. Kamil Oniszczuk (186)
・Archie Colgan (155) vs. Emmanuel Sanchez (155)
・Karl Moore (205) vs. Alex Polizzi (204)
・Timur Khizriev (145) vs. Richie Smullen (145)
・Jordan Newman (186) vs. Matthew Perry (184)
・Edwin Chavez (146) vs. Cody Law (145)

 『Bellator 297: Nemkov vs. Romero』前日計量結果。全員パスしています。




 前日計量動画。


 MMAJunkieスタッフによるメインカード勝敗予想。

・ワジム・ネムコフ vs. ヨエル・ロメロはネムコフ支持10人、ロメロ支持1人。

・セルジオ・ペティス vs. パトリシオ・“ピットブル”・フレイレはペティス支持1人、フレイレ支持10人。

・コーリー・アンダーソン vs. フィル・デイビスはアンダーソン支持9人、デイビス支持2人。

・ダニエル・ジェームス vs. グーカン・サリカムはジェームス支持10人、サリカム支持1人。続きを読む・・・
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【Bellator297】充実=ワジム・ネムコフ✖不可解な言動多発=ヨエル・ロメロ。世界LH級選手権試合展望

【写真】ロメロは試合内容は不安。試合後、どのようなぶっ飛んだことを話すのか──は楽しみ (C)BELLATOR

16日(金・現地時間)、シカゴのウィントラスト・アリーナにてベラトール 297「Nemkov vs Romero」が行われる。
Text by Isamu Horiuchi

バンタム級正規王者のセルジオ・ペティスに、現フェザー級王者にして元ライト級王者でもあるパトリシオ・ピットブルが挑戦し3 階級制覇に挑む試合をコメインとするこの大会のメインイベントは、長期政権を築く王者ワジム・ネムコフに46歳のヨエル・ロメロが挑戦するライトヘビー級タイトルマッチだ。

チーム・ヒョードルのメンバーとして日本のファンにも知られているネムコフは、2013年に祖国ロシアでMMAデビュー。2015年からRIZINに参戦し、同年大晦日のイリー・プロハースカとの大激闘(※1R10分終了時にネムコフが試合続行不可能となりTKO負け)等の記憶に残る戦いを見せた。

その後2017年にベラトールに移籍し、2020年8月にライアン・ベイダーを右ハイからのパウンドでTKOに下しライトヘビー級王座に輝くと、2021年~2022年には王者として参戦したライトヘビー級GPも制覇。防衛回数を3に伸ばすとともに、ベラトールでの戦績を9戦無敗(1NC)としている。


前述のベイターのほかに、フィル・デイヴィスやコーリー・アンダーソンといった元UFCのライトヘビー級上位ランカーをことごとく倒してサークルケージの頂点に君臨するネムコフ。UFCの同階級に突出した王者が存在していないこともあり、現在ライトヘビー級世界最強の座にもっとも近い場所にいるとされる選手の1人だ。

ちなみにプロMMAと並行してコンバット・サンボの大会でも活躍し、2014年に成田で行われた世界大会の100キロ以下級優勝を皮切りに、2019年の韓国・清州での世界大会まで合計4度世界王者に輝いている。

対するロメロも、フリースタイルレスリング85キロ以下級キューバ代表として1999年世界大会優勝、2000年のシドニー五輪で銀メダルを獲得したスーパーアスリートだ。2009年にMMAデビューし、Strikeforce参戦を経て2013年に36歳でUFCデビューを果たした。ミドル級で大活躍を見せたものの、2度にわたる計量失敗もありタイトルとは縁がなく、2020年7月に王者イスラエル・アデサニャに挑戦して敗れた後にUFCをリリースされてベラトールに移籍。

以降ライトヘビー級で戦い、初戦こそフィル・デイヴィスに敗れたものの、その後2連勝を飾り今回のタイトル挑戦にこぎつけた。

両者の現在の立場と年齢差を考えたらミスマッチとも取れるこのカードが、軽量級スーパーファイトを差し置いてメインとして組まれた大きな理由は、UFCで派手な活躍を見せてきたロメロの知名度にある。

その年齢からは通常あり得ないようなしなやかで若々しい身体を保ち続け、テイクダウンに加えて凄まじい爆発力の打撃をもってリョート・マチダ、クリス・ワイドマン、ルーク・ロックホールドといった歴代王者たちから圧巻のKO勝利を奪ってきた。

さらに当時ATTで一緒に練習していたホルヘ・マスヴィダルが、既に30代後半だったロメロは器具を使わず、もっぱら腕立て、懸垂、ジャンピングスクワットといった自重トレーニングを繰り返してその身体を保っていたと証言。常識では計れないロメロの肉体の神話をさらに強めることになった。

そんな驚異のロメロだが、極度に慎重な戦いぶりを見せることもしばしばだ。上述のアデサニャ戦では5R通してほぼ動かずに待ちに徹し、やはり警戒しながら戦った王者のローを被弾し判定負け。試合後のインタビューでは一転して──試合中には決して見せなかった──凄まじいテンションを発揮し「こんな試合は誰も望んでいない! ファンは一生懸命働いて俺たちの試合にお金を払ってくれているんだぞ!」と、自身の戦い方を棚に上げて激昂。

そんな理解困難な言動もまた、ロメロの謎めいた魅力を増している。階級をライトヘビーに上げたベラトールでの試合でも、以前ほどの軽やかさは見られないものの、予測困難な戦いと言動は相変わらずだ。

移籍後初戦のデイヴィス戦は、またも積極性を欠く戦いの末に2、3Rにローを効かされてテイクダウンを許し完敗。が、試合終了後に大声で「3Rで終わりなのかよ! (=5Rだと思っていたのに) Fxxk!」と叫ぶ意外すぎるリアクションを見せ、さらに2&3Rは誰が見てもデイヴィス優勢だったにもかかわらず、ジャッジの一人がロメロ勝利とする謎スコアまで発生したのだった。

期待を裏切る試合ぶりに限界説が囁かれたロメロだが、45歳で迎えた次のアレックス・ポリジィ戦では、天賦の反射神経を用いたカウンターと爆発的な飛び込み打撃で何度もダウンを奪う驚愕のワンマンショーで大勝した。

続く3戦目のメルヴィン・マヌーフ戦ではまた慎重な戦いを見せたが、3Rにケージに追い詰めてテイクダウンで上を奪取すると、凄まじい威力のパウンドとヒジで仕留めた。圧倒的な瞬発力、そして──通常加齢とともに真っ先に衰えるはずの──反応速度をいまだに保持しているロメロ。これほど”freak of nature”(自然の気まぐれから生まれた異常種)という形容が相応しい人間もいない。

しかし王者ネムコフは、そんなロメロに「彼は人気やUFCでの実績が評価されてタイトル挑戦権を掴んだと思う。実力的にはデイヴィス、アンダーソン、ベイダーに次いでランキング4位ではないか」と厳しい評価を下す。さらに「年齢的に彼にはレスリングの攻防は重荷となるのではないか。だからロメロは自分と打撃で戦おうとすると思う。自分もそこで勝負してフィニッシュしたい」と自信を覗かせている。

並いる強豪たちを相手に、常に打撃で主導権を握り長期政権を築いてきた王者。長く鋭いジャブを起点に積極的に仕掛けつつ出入りに長けており、ロメロのカウンターが届く危険な距離に留まることはないだろう。遠い距離からの右のカーフキックも得意としており、かつてアデサニャやデイヴィスにローで削られたロメロにとっては、厳しい戦いになることが予想される。

ネムコフはデイヴィスやアンダーソンとの初戦ではテイクダウンを許し、防戦一方に追い込まれた過去がある。もしロメロが王者の予想を裏切ってテイクダウンに成功すれば、勝ち筋は大きく開けてくるだろう。

が、ネムコフは両者との再戦ではいずれも見事な修正を行ない、テイクダウン封じに成功して快勝した。2戦目で敗れたアンダーソンは「ネムコフは前回よりジャブの踏み込みを少し浅くし、そのぶん肩を伸ばしてこちらがテイクダウンしにくいようにしてきた」と王者のアジャストメントを称えている。

レスラー上がりの元UFCトップランカーをことごとく打ち破ってきた機動力に優れた王者──現在30歳で身体的にも絶頂期を迎えつつある──を、加齢と共に階級を上げたロメロが倒して押さえ込むのは容易ではあるまい。

が、かくも不利な状況であっても、人智を超えた能力の爆発を期待させるのがロメロだ。かつて日本で名前を挙げ──当時死闘を繰り広げたイリー・プロハースカとともに──今やライトヘビー級世界最強の一角を占める王者ネムコフと、世界で最も驚くべき身体の持ち主ロメロの激突。何か途轍もないことが起こるのか、それとも起こらないのかも含めて楽しみにしたい。

■視聴方法(予定)
6月17日(土)
午前6時30分~ U-NEXT

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