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45 AB BELLATOR F1 Goods MMA o ONE RENA RIZIN   ウスマン・ヌルマゴメドフ セルジオ・ペティス ダニー・サバテーロ ドゥグラス・リマ パッチー・ミックス マゴメド・マゴメドフ 白川陸斗 矢地祐介

5.17『Bellator 303』でウスマン・ヌルマゴメドフ vs. アレクサンドル・シャブリー、パッチー・ミックス vs. マゴメド・マゴメドフ、マンスール・バルナウイ vs. 矢地祐介

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Louie Sutherland(Sherdog)

 Bellator MMAが5月17日にフランス・パリのアコー・アリーナで『Bellator 303』を開催することとウスマン・ヌルマゴメドフ vs. アレクサンドル・シャブリーのライト級タイトルマッチ、パッチー・ミックス vs. マゴメド・マゴメドフのバンタム級タイトルマッチ、グレゴリー・バベン vs. カステロ・ヴァン・スティーニスのミドル級マッチ、スリム・トラベルシ vs. ルイ・サザーランドのヘビー級マッチを行うことを発表。

 ヌルマゴメドフは10月の『Bellator 300: Nurmagomedov vs. Primus』でブレント・プリムスに判定勝ちしたものの、その後禁止薬物の陽性反応が出たことからノーコンテストになって以来の試合。しかし意図的に摂取したものではないと判断され、タイトルは剥奪されていません。シャブリーは11月の『Bellator 301: Amosov vs. Jackson』でパトリッキー・“ピットブル”・フレイレに判定勝ちして以来の試合で9連勝中(Bellator戦績5勝0敗)。現在Bellatorライト級ランキング1位。

 ミックスは11月の『Bellator 301: Amosov vs. Jackson』で行われたバンタム級王座統一戦でセルジオ・ペティスに2Rリアネイキッドチョークで勝利し王座統一して以来の試合で6連勝中。マゴメドフは7月の『超RIZIN.2』でダニー・サバテーロに1Rギロチンチョークで勝利して以来の試合。現在Bellatorバンタム級ランキング4位。両者は2022年12月の『Bellator 289: Stots vs. Sabatello』で対戦しており、この時はミックスが2Rギロチンチョークで勝利しています。

 バベンは9月の『Bellator 299: Eblen vs. Edwards』でチャーリー・ワードに1Rギロチンチョークで勝利して以来の試合で8連勝中(Bellator5連勝中)。スティーニスは5月の『Bellator 296: Mousasi vs. Edwards』でドゥグラス・リマに判定負けして以来の試合。

 トラベルシは10月の『Bellator 300: Nurmagomedov vs. Primus』で行われたBellatorデビュー戦でダヴィオン・フランクリンに1R TKO勝ちして以来の試合でプロデビュー以来6連勝中。サザーランドは現在30歳のイギリス人でMMA戦績6勝2敗。今回がBellatorデビュー戦。


 さらに、プレリミナリーカードでマンスール・バルナウイ vs. 矢地祐介のライト級マッチも行われます。

 バルナウイは9月の『Bellator 299: Eblen vs. Edwards』でジェイ・ジェイ・ウィルソンに判定負けして以来の試合で2連敗中。矢地祐介は2月の『RIZIN LANDMARK 8 in SAGA』で白川陸斗に2Rリアネイキッドチョークで勝利して以来の試合。続きを読む・・・
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AB BELLATOR o キック ドゥグラス・リマ ローガン・ストーリー

Bellator301:メインイベント・ヤーソラフ・アモソフ vs. ジェイソン・ジャクソン

ウェルター級タイトルマッチ5分5R。

ウクライナのアモソフはローガン・ストーリーとの無敗対決をスプリット判定で制し、2021年に王者ドゥグラス・リマのタイトルに挑戦。テイクダウンすると一度もリカバリーさせずに押さえ切って判定勝ち。ロシアのウクライナ侵略に伴い、自国の防衛に専念するため一時休業していたが、暫定王座を獲得したストーリーとの再戦はカーフキックを効かせて、ジャッジ三者フルマークで完勝。デビュー以来の連勝を27に延ばした。30歳。

ジャクソンはBellatorではエド・ルースにスプリット判定負けしたのみで7勝1敗。ルース戦から6連勝で王座挑戦権を手に入れたが、6戦はすべて判定。テイクダウンからの押さえ込み主体で、前戦では元王者ドゥグラス・リマに勝利したが、会場からは大ブーイングを浴びていた。33歳。

間合いを詰めるジャクソン。ケージ際をサークリングするアモソフ。ジャブ、カーフを入れるアモソフ。ジャクソンが出るところにシングルレッグを仕掛けたが放した。また詰めるジャクソン。アモソフのタックルを切って右を入れたジャクソン。また詰めるジャクソン。アッパー。また詰める。アモソフのたくるを受け止めるジャクソン。離れた。詰めるジャクソンにまたカーフ。ミドルを入れたジャクソン。出てきたところにパンチからスタンドバックに回ったジャクソン。引き剥がし離れるアモソフ。パンチを入れるアモソフだが、ジャクソンが打ち返すと一瞬バランスを崩した。立て直し離れる。また詰めるジャクソン。アモソフサークリング。出て組んだが、ジャクソンがケージに押し込む。入れ替えたアモソフが逆にタックル。切ったジャクソン。ジャクソンのローに合わせてタックル。ジャクソンまた切った。またタックル。受け止めるジャクソン。また詰めるジャクソン。右を入れたジャクソン。ゴング。

1R、両者ヒット数が少ない。ペースを握っているのはジャクソン。アモソフ、いつになくプレッシャーを受けて下がっている。

2R。また詰めるジャクソン。先にタックルに入るのはアモソフだが、ジャクソンすべて受け止めている。またタックル。また止めたジャクソンが離れ際にハイを狙った。右を入れたジャクソンにパンチからハイを返すアモソフ。またタックル。切られて膝。さらに入ってくるところにアッパーを入れたジャクソン。膝!アッパー。アモソフのダブルレッグはまた切られる。ジャクソンがカーフキック。アモソフ飛びこんだがジャクソンのパンチをもらった。しかしアモソフパンチで出てタックル。初めて懐に入り込みスタンドバックに。ケージにもたれてこらえるジャクソン。テイクダウンを狙う。残り1分。こらえながら肘を入れるジャクソン。一瞬スイッチを狙ったジャクソンだが返せず。残り10秒で膝を着かせたアモソフだが立たれる。最後に放してハイ。ゴング。

2Rはジャクソン。打撃でも押し始めた。一度タックルを取れてからはポジションを返させなかったが、それ以上有利な体勢にも持ち込めず。

3R。ジャクソンがまた出ていく。アモソフの蹴りをキャッチしてタックルへ。バックを狙う。正対したアモソフだが、ジャクソン首相撲から膝を入れて離れた。ジャクソンアッパー!膝!連続でヒット。また詰めるジャクソン。カーフ。ジャクソンの右が顎に入ってアモソフダウン!パウンド連打!立ち上がったアモソフだが、パンチで出るジャクソンにタックルを仕掛けたところでアッパーがかすめるようにヒット!アモソフ前のめりに崩れた。KO!

ジャクソンが新王者に。ビッグアップセット。

アモソフのデビュー以来の連勝は27でストップし、ハビブの29連勝には達せず。今日のアモソフはジャクソンのプレッシャーに終始下がる展開で、これまでの力強さが感じられなかった。

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BELLATOR Bellator300 Bellator301 MMA MMAPLANET o RIZIN アレクサンデル・シャブリー ジェイソン・ジャクソン ジャスティン・ゴンザレス スミコ・イナバ セルジオ・ペティス ダニー・サバテーロ チムール・カイズリエフ デニス・キルホルツ トフィック・ムサエフ ドゥグラス・リマ パッチー・ミックス パトリシオ・フレイレ パトリッキー・フレイレ ヤーソラフ・アモソフ ラフェオン・スタッツ

【Bellator301】300大会以降のイベント決定。11月17日にセルジオ×ミックス等、世界戦2試合とWGP準決勝

【写真】パトリシオ・フレイレとの防衛戦に続き、ミックスとの王座統一戦もコメインとなったペティス (C)BELLATOR

13日(水・現地時間)に Bellatorより11月17日(金・同)にイリノイ州シカゴのウィントラスト・アリーナにおいてBellator301の開催し、その対戦カードを発表している。
Text by Manabu Takashima

来週末23日(土・同)のアイルランド・ダブリン大会=Bellator299と10月7日(土・同)のカリフォルニア州サンディエゴ大会=Bellator300以降のイベントスケジュールをアナウンスしていなかったBellatorが、2カ月後のシカゴ大会でタイトルマッチ2試合&ワールドGP準決勝という豪華ラインアップで実施することを明らかとした。


同大会では王者ヤーソラフ・アモソフが、ジェイソン・ジャクソンの挑戦を受けるBellator世界ウェルター級選手権試合が、メインで行われる。

プロデビュー以来27勝0敗のアモソフが、去年の7月に元王者ドゥグラス・リマを破って以来1年4アカ月ぶりの実戦となるジャクソンのウェルター級タイトル戦が、現役正規王者セルジオ・ペティス×暫定王者パッチー・ミックスのバンタム級王座統一戦を抑えて、メインで組まれた。

ワールドGPを欠場し、フェザー級世界王者パトリシオ・フレイレの挑戦を退けたペティスと、GPを制して暫定王座に君臨するミックスとの王座統一戦は、ワールドGPからのロングストーリーの最終章だっただけに、意外な試合順といえる。

またコメイン前には超RIZIN02でホベルト・サトシを下し、ライト級ワールドGP準決勝に歩を進めたパトリッキー・フレイレが、トフィック・ムサエフを前蹴りで試合続行不能に追い込んだアレクサンデル・シャブリーと対戦。RIZINライト級のツートップ越えを果たしたブラジル×ロシア対決だ。

さらにもう1つのメインカードはシカゴで生まれ育ったダニー・サバテーロが、ラフェオン・スタッツと戦う。バンタム級ワールドGP準決勝、僅か11カ月前の再戦が群雄割拠の同階級で早々にマッチアップされたのも珍しいだろう。

プレリミでは日系ハワイアンのスミコ・イナバが、デニス・キルホルツと戦う女子フライ級、さらに13勝0敗のチムール・カイズリエフ×ジャスティン・ゴンザレスのフェザー級とメイン級のカードも見られる。

全てを売却劇に紐づけるのも強引だが、それでもしっかりと背景が伝えられ、対戦まで盛り上げられて然りの好カードが唐突に導入された感は否めない。とはいえ、ファイターにとってプロモーションの動向がどうであれ1試合、一つの勝利がキャリアのターニングポイントで如何に大切になってくるかは戦う当人は理解していて然り。サークルケージの中では、これまで以上に生き残りを賭けた濃厚かつ熱い戦いが繰り広げられるだろう。

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AJ・マッキー BELLATOR ISAO MMA MMAPLANET o ONE PFL RIZIN UFC アーロン・ピコ イルマレイ・マクファーレン クリス・サイボーグ スコット・コーカー トフィック・ムサエフ ドゥグラス・リマ 堀口恭司 渡辺華奈 神龍誠 菊入正行

【Bellator】スコット・コーカーに訊く─03─「正直に言うと、堀口にはフルタイムファイターでいて欲しい」

【写真】質問の方向を散らせば、余計にスコットの心情が伺えるかと思った次第です (C)NOB YASUMURA

27日(土)、東京都新宿区の東急歌舞伎町タワー正面でRIZINと共同会見を開いたスコット・コーカー・インタビューPart.03。

禁断のBellator売却問題からRIZINとのコラボショーについて懐の大きさを見せて、話してくれるスコット。最終回はフライ級戦線と堀口恭司、そして今後のBellatorについて話を訊いた。

<スコット・コーカー・インタビューPart.02はコチラから>


──AJとパトリッキーの試合が日本で見られる。それは日本のファンにとって最高のギフトです。と同時にRIZINとのコラボレーション・ショーであるが故に菊入正行選手やISAO選手の同大会出場はないと考えて良いですか。

「5試合という限られたスポットしかないからね。よりトップに近い選手の試合を組みたいと思っている。ただ、キクイリはハワイで最高の試合をしたよ。ISAOはビザの関係で、まだ米国で試合を組めていないけど、取得できればすぐに戦ってもらう」

──そのなかで渡辺華奈選手の試合が組まれた。それは彼女がBellator女子フライ級のトップだということですね。

「もちろんだ。ハワイでイルマレイ・マクファーレンと、最高の試合をした」

──日本のファンは、あのジャッジの裁定に納得していないですけどね(笑)。

「ヘイ、正直をいえば私もだ(笑)。いや、それだけ接戦だった。イルマレイはよりダメージを与えた。ワタナベはコントロールした。ジャッジをやるなんて、絶対に嫌だよ。ああいう試合があるんだから(笑)。私はプロモーターで、ジャッジじゃなくて良かったよ。

ワタナベにとっても過去最高のファイトだったと思う。私は彼女のようなファイターが好きなんだ。打撃はまだ課題が残っている。でも一度相手を掴めば、対戦相手はとんでもない事態が待っている。ただ寝かされるだけじゃない。いつだってフィニッシュを狙ってくるからね。だから私はただコントロールしている選手に対して、『ワタナベを見てみろ。彼女は常にサブミッション、フィニッシュを狙っているぞ』と言っているんだ」

──実例を出されると、忠告された選手も耳を傾けるしかないですね。ところで初代フライ級王座決定戦ですが、堀口恭司選手と神龍誠選手の対戦です。日本のファンは神龍選手の実力を知っていますが、世界中のBellatorファンには初耳ということもあるかと思います。思い切った日本人対決は、日本大会ということも考えてのことでしょうか。

「タカハシはRIZINの契約下にあるけど、彼が勝てばBellatorと契約することになる。私は契約をシェアすることは気にしていない。ホリグチ、アルチェラタ、トフィック・ムサエフのようにね。逆をいえば、こういう交流ができるのがBellatorとRIZINの良いところで。マーシャルアーツとは本来、そうあるべきなんだ」

──つまりは本格的にJapanローカルでなく、フライ級を本格的に北米や欧州で展開すると考えても良いでしょうか。

「我々は日本のヒーローが必要なわけじゃない。国際的な舞台で戦うヒーローを求めている。次のタイトル戦でタカハシが勝てば、彼は世界中で戦っていくことになる。ホリグチが勝っても、同じだ。それにしてもホリグチほど日本のMMA市場を考えている選手はいないよ。私はRIZIN以前に彼と契約を試みた。でも彼は『僕は日本に戻る。日本のMMAを盛り上げるんだ』と言ってRIZINとサインした。

普通、ファイターはそんなことは考えない。彼らが気にするのは、ファイトマネーの額だ。だからホリグチにそう言われた時、条件云々ではないと思ってあきらめた。で、私ができるサポートをしようと決めたんだ」

──では彼がグラスルーツショーを始めることをどのように思っていますか。それも堀口選手の日本の想う気持ちからだと思いますが。

「そうだね……正直に言うと、彼にはフルタイムのファイターでいて欲しい。いや、いるべきだろう。自分の試合に集中すべきだとは思っている。最高の試合をするためにも。彼はフォートローダーデールに住んでいるわけだし、日本でのショーに関わるとどれだけ練習以外に時間を取られることになるのか。そこを私は危惧している。彼の周囲がしっかりとサポートしてやってほしい。

ホリグチには少しでも長く現役生活を続けて欲しい。ただ、ここでトレーニングに集中しないと戦い続けることは困難になってくる。プロモーターにはいつだってなれるからね」

──それがスコットの堀口選手への想いということですね。フライ級に関してですが、これから125ポンドの選手とのサインが進めるという理解で宜しいですか。

「MMAで実績のある選手だけでなくレスリング、柔術、柔道からもスカウトしたいと考えている。こういう選手の発掘に関しては、我々はUFCより優れている。PFLよりも、ONEよりもBellatorとのスカウティングは優秀だ。スカウト、サイン、そして育てるという点でね」

──そこがBellatorの特徴の一つです。ただスコットはStrikeforce時代から、そのようなスカウティングとビルドアップをしてきましたね。

「ダニエル・コーミエーのデビュー戦はStrikeforceだった。ルーク・ロックフォールドやタイロン・ウッドリーは3戦目からStrikeforceで戦っている。アーロン・ピコ、AJ・マッキーはBellatorでプロMMAデビューを果たしている。私たちは人材発掘と育成のノウハウがある。急がないし、ゆっくりでもない。その時が来たら、ビッグファイトを用意するんだ」

──今後、そういうスカウトされた選手たちも含め、より頻繁にBellatorの選手が日本にやって来ることはあるのでしょうか。

「どうなるのか。そうなるためにトライする。ベスト✖ベスト、それがスポーツの基本だ。サッカー、野球、アメリカンフットボールでも。マーシャルアーツ・プレイヤーだって、誰とでも戦わないといけない。それが私の考えだから」

──どのような形であれ日本にBellatorがやって来る、と。現状、北米と欧州以外に進出を考えている地域はありますか。

「イエス。ブラジルだ。COVID19のパンデミックがなければ、既に実現していただろう。それに今、GLOBOという最高のTVパートナーが存在している。ずっとUFCを中継してきた放送局だけど、UFCはFight Passに方向転換したようで。我々にはクリス・サイボーグ、ピットブル兄弟、ドゥグラス・リマなど、GLOBOが喜ぶ最高のブラジリアンファイターが揃っている。彼らもブラジル人ファイターが見たいからね。

パリ大会もソールドアウトだった。忘れられないよ。最初の大会はCOVIDの影響で1000人しかファンを集めることができなかった。フランス政府が初めてMMAを承認し、プロモーターライセンスを初めて手にしたのが我々だった。フランスのファンは米国人選手の試合では静まり返っているけど、フランス人ファイターの試合はもの凄く盛り上がる。クレイジーだよ(笑)。Bellatorは世界中で成功を収めているよ」

──安泰だと日本のファンに伝えて良さそうですね。

「Bellatorは終わらない。トップ団体は、常に真剣にファイナンシャルのことを考えないといけないだけで。日本のファンに伝えてほしい。Bellatorはバイアコムがオーナーになって12年のカンパニーだ。彼らにとって優れたコンテンツだ。どの階級でも、UFCファイターと伍すことができるベストファイターが集まっている。7月30日、日本のファンの皆にはBellatorとRIZINのショーを満喫してほしい。引き続き、マーシャルアーツの成長を試みるRIZINとBellatorを応援してほしい──と」

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BELLATOR MMA MMAPLANET o キック コステリョ・ファン・スティーニス ドゥグラス・リマ

【Bellator297】ミドル級転向のドゥグラス・リマが、連敗を4でストップ。スティーニスに判定勝ち

<ミドル級/5分3R>
ドゥグラス・リマ(ブラジル)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
コステリョ・ファン・スティーニス(オランダ)

左インローを蹴ったスティーニス、続いて関節蹴りを見せる。スイッチしたスティーニスが、すぐにオーソに戻す。カーフのタイミングでテイクダウンを合わせたスティーニスだが、リマはウィザーを取り立ち上がる。ケージに詰めたスティーニスのスピニングバックフィストを察知したリマは、離れてカーフを蹴る。スティーニスはカーフを繰り出し、右を伸ばす。

カーフをチェックしてインローのスティーニス、自らもカーフを蹴られる。蹴りの距離から右を伸ばしたリマが右カーフ、左フックを決めた。カーフを蹴られサウスポーにスイッチしたスティーニスは、蹴り足を捕まえれて足を引き抜くとオーソに戻っている。リマは左足にカーフも、残り30秒でダブルレッグで倒される。すぐに立ち上がったリマはケージに押し込まれた形で初回を戦い終えた。

2R、右を届かせたリマは、スイッチしたスティーニスに右ミドルを蹴っていく。オーソに戻り右カーフを蹴ったスティーニスが、リマの右カーフをチェックする。スティーニスの飛び込みに右を合わせたリマは、右カーフを入れてから右ストレート、さらにカーフを決める。スピニングバックキックでスリップしたスティーニスがガードを取る。

立ったままローを蹴るリマ、レフェリーにスタンドに戻されたスティーニスは構えを変えるが手数は少ない。リマは左右構わず、前足を削っていく。左を見せて組んだスティーニスだが、逆にリマがケージに押し込む。そのまま時間が過ぎるが、ハイクロッチで体を入れ替えたスティーニスがテイクダウンを決める。リマはクローズドを取り、スティーニスがエルボーを落とした。

リマのリードで迎えた最終回、足の蹴りを互いが見せるとスティーニスがダブルレッグを仕掛ける。切ったリマは左三角を被弾するが、右オーバーハンドをヒットさせる。下がったスティーニスは、腹、顔面と殴られるとガードを固めて2度ほど「大丈夫だ」と挑発する。リマは仕留めにいかず、間合いを取り直す。スティーニスはダブルレッグでテイクダウンも、リマは即スクランブルから立ち上がる。リマのカーフにスティーニスはテイクダウンを合わせて行くが、切られて逆にケージに押し込む。

ダブルレッグを切り、首相撲&ヒザをボディに就きっしたリマが離れる。残り1分、リマが再び右ストレートを当て、右カーフを2度決める。スティーニスは組んでも、逆にテイクダウンに押し込まれる。押し込み返したスティーニスだが、ここでケージレスリングをしても致し方ない。そのままケージ際でのクリンチ合戦で、試合は終わった。

結果、29-28✖3でリマが2019年10月以来となる3年7カ月振りの勝利を手にした。


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ACA BELLATOR MMA o ONE YouTube   ゲガール・ムサシ ドゥグラス・リマ ファビアン・エドワーズ マンスール・ベルナウイ

『Bellator 296: Mousasi vs. Edwards』前日計量動画

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MAIN CARD (Showtime, 4 p.m. ET)

・Gegard Mousasi (185.6) vs. Fabian Edwards (184.8)
・Mansour Barnaoui (154.6) vs. Brent Primus (154.6) – lightweight grand prix quarterfinal
・Douglas Lima (185.8) vs. Costello van Steenis (185.8)
・Thibault Gouti (155.6) vs. Kane Mousah (155.2)

PRELIMINARY CARD (MMA Junkie, noon ET)

・Jose Augusto (205.2) vs. Simon Biyong (205.6)
・Bourama Camara (170.1) vs. Romain Debienne (172.4)*
・Asael Adjoudj (150) vs. Georges Sasu (149.6) – 150-pound contract weight
・Fabacary Diatta (145.4) vs. Keir Harvie (145.8)
・Chris Gonzalez (155.4) vs. Tim Wilde (156)
・Sarvarjon Hamidov (140.6) vs. Kevin Petshi (140.4) – 141-pound contract weight
・Yves Landu (145.8) vs. Piotr Niedzielski (146.2)
・Davy Gallon (155.4) vs. Saul Rogers (155.8)
・Oliver Enkamp (170) vs. Luca Poclit (169.6)
・Paula Cristina (126) vs. Denise Kielholtz (125.2)

 『Bellator 296: Mousasi vs. Edwards』前日計量結果。メインカードは全員パス。プレリミナリーカードでローマン・ドビエンヌが172.4ポンドと1.4ポンドオーバー。出場給の一部を譲渡し試合は行われます。




 前日計量動画。


 MMAJunkieスタッフによるメインカード勝敗予想。

・ゲガール・ムサシ vs. ファビアン・エドワーズは11人全員ムサシ支持。

・ブレント・プリムス vs. マンスール・ベルナウイはプリムス支持2人、ベルナウイ支持9人。

・ドゥグラス・リマ vs. コステロ・ヴァン・スティーニスはリマ支持6人、ヴァン・スティーニス支持5人。

・チバウト・グーチ vs. ケイン・ムサはグーチ支持2人、ムサ支持9人。続きを読む・・・
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BELLATOR MMA MMAPLANET o ROAD FC アダム・ピコロッティ イリマレイ・マクファーレン クリス・ゴンザレス クレイグ・ジョーンズ ゲガール・ムサシ サルバツホン・ハミドフ シドニー・アウトロー ジェイク・シールズ ソウル・ロジャース ティム・ワイルド デニス・キルホルツ デヴィ・ギャロン ドゥグラス・リマ ファビアン・エドワーズ ブレント・プリマス マテウス・ガムロ マンスール・ベルナウイ

【Bellator296】人生2度目の$100万獲得へ。ギグラースイープ=ベルナウイが、ラバーガードのプリマス戦

【写真】どのようなMMAになるのか。ガードワークの妙が見られることに期待 (C)BELLATOR

12日(金・現地時間)、フランスは花の都パリのアコー・アリーナで開催されるBellator296「Mousasi vs Edwards」の計量が11日(木・同)に行われた。

昨年と同じく5月開催となったパリ大会、メインはミドル級のタイトル挑戦権争い元王者ゲガール・ムサシとファビアン・エドワーズが組まれた。メインをオランダ✖英国人対決に譲った10名のフランス勢、とりを務めるのはライト級ワールドGP準決勝でブレント・プリマスと対戦するマンスール・ベルナウイだ。


日本ではRoad FCライト級100万ドル争奪Tウィナー、そしてRoad FCライト級チャンピオンとして知られるベルナウイが、昨年10月のアダム・ピコロッティ戦以来2戦目のサークルケージインとなる。当初ベルナウイはGP準々決勝でシドニー・アウトローと対戦予定だったが、そのアウトローが禁止薬物使用より出場停止の処分を受け、元ライト級世界王者プリマスと戦うこととなった。

キャリア20勝4敗、最後の敗北は7年前のマテウス・ガムロ戦。以来、100万ドル獲得後に2年半のバカンス──いやブランクを挟み、8試合連続フィニッシュ勝利を手にして来た。そのうち6試合がRNCで一本勝ち、ある意味チョークマスターのベルナウイだが、フィニッシュに至るまでのプロセスに忘れてはならないスイープがある。

ハーフガードを取り、相手の足を挟んだ側とは反対側にひっくり返すスクープスイープ、そして足をクロスした側に返すブリッジスイープのコンビネーション、いわゆるギグラースイープに関してMMA界随一の使い手といえる。

この状態に入られることで対戦相手は頭のある方へ、あるいは尻の方にひっくり返される仕掛けを意識しすぎ、腰を蹴り上げられエレベーション、または潜りと変幻自在のスイープの餌食となるケースもしばしば。

ベルナウイは相手の動きに反応するだけでなく、動かない相手への創りにも長けていることで、ギグラースイープを何度も試合中に使い、テイクダウン&スクランブルの攻防での疲弊が極端に少ないファイトをやってのける。

ある意味、現代MMAにおいてファイターはテイクダウンを奪ってもスクランブルゲームになるのは承知の上だろう。しかし、しっかりと相手の背中をマットにつかせているにも関わらず、上下を入れ替えられると精神面でも相当に削られてしまう。

そんなギグラースイープ・マスターのベルナウイにとって、プリウスはキャリア最悪の相手になる可能性がある。直近の試合は10カ月前でアレクサンドル・シャビリーの右クロスにKO負けを喫しているが、プリマスは寝技力に定評があるMMAグラップラーだ。

ケージ&サブオンリーのSUBでクレイグ・ジョーンズにはRNCで敗れているが、OTとはいえあのジェイク・シールズを腕十字で下しているプリマスは、かつてのイリマレイ・マクファーレンを想わせる10thPlanet柔術家といっても過言でないだろう。

ただしマクファーレンが極め系であるのに対し、コントロール系のプリマスは判定では不利になるケースが少なくない。ただし、今回の試合に関しては下になることを厭わないプリマスだからこそ、ベルナウイのスイープに対しても平常心をキープして戦うことができる。

よってベルナウイのBellatorデビュー戦となったピコロッティのようにスイープの仕掛けに対し、トップを維持することに頭が行き過ぎて、バックを許すような失態はまずない。ばかりかサブオンリーで見られるような、抵抗せずに下になることを選択するような摩訶不思議なMMAが見られるかもしれない。

ではバックを取ってからの極めの強さをベルナウイが発揮にするには、どうすれば良いのか。ここで問われるのがパスガードの強さだ。パスの圧力に負け、プリマスが背中を譲りつつ防ぐという心理になるとベルナウイはバックを奪取し、鉄板のフィニッシュコースに持ち込める。

対して、プリマスがパスは平気。また足を戻せるという思考で戦うようなら……パウンド有りMMAにおいて15勝目にして初の判定勝ちをベルナウイが手にすることもあり得る。

結果、ベルナウイが人生2度目の100万ドル獲得に近づくわけだが、いずれにせよプリマスが勝つにはアグレッシブなラバー系のガードワークが欠かせない試合となる。

■視聴方法(予定)
5月13日(土)
午前0時30分~ U-NEXT

■Bellator296計量結果

<ミドル級/5分3R>
ゲガール・ムサシ: 185.6ポンド(84.18キロ)
ファビアン・エドワーズ: 184.8ポンド(83.82キロ)

<ライト級ワールドGP準々決勝/5分5R>
マンスール・ベルナウイ: 154.6ポンド(70.12キロ)
ブレント・プリマス: 154.6ポンド(70.12キロ)

<ミドル級/5分3R>
ドゥグラス・リマ: 185.8ポンド(84.27キロ)
コステリョ・ファン・スティーニス: 185.8ポンド(84.27キロ)

<ライト級/5分3R>
チボー・グッチー: 155.6ポンド(70.57キロ)
キーン・ムサ: 155.2ポンド(70.39キロ)

<女子フライ級/5分3R>
デニス・キルホルツ: 125.2 ポンド(56.78キロ)
パウラ・クリスチーナ: 126ポンド(57.15キロ)

<ウェルター級/5分3R>
オリバー・エンカンプ: 170ポンド(77.11キロ)
ルカ・ポクリ: 169.6ポンド(76.92キロ)

<ライト級/5分3R>
ソウル・ロジャース: 155.8ポンド(70.66キロ)
デヴィ・ギャロン: 155.4ポンド(70.48キロ)

<フェザー級/5分3R>
イーブ・ランジュ: 145.8ポンド(66.13キロ)
ピオトル・ニジェルスキー: 146.2ポンド(66.31キロ)

<141ポンド契約/5分3R>
サルバツホン・ハミドフ: 140.6ポンド(63.77キロ)
ケヴィン・ペッシー: 140.4ポンド(63.68キロ)

<ライト級/5分3R>
ティム・ワイルド: 156ポンド(70.76キロ)
クリス・ゴンザレス: 155.4ポンド(70.48キロ)

<フェザー級/5分3R>
ファバカリ・ジェッタ: 145.4ポンド(65.95キロ)
キアー・ハーヴィー: 145.8ポンド(66.13キロ)

<150ポンド契約/5分3R>
アザエル・アジュジ: 150ポンド(68.03 キロ)
ジョルジュ・サジュ: 149.6ポンド(67.85キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ブーマハ・キャマハ: 170.1ポンド(77.15キロ)
フーマン・ドゥビエンヌ: 172.4ポンド(78.19キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ジョゼ・アウグスト: 205.2ポンド(93.07キロ)
サイモン・ビヨン: 205.6ポンド(93.25キロ)

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Bellator290:第7試合・ロレンツ・ラーキン vs. ムハメド・ベルカモフ

ウェルター級。

昨年7月に対戦した試合の再戦。前回はベルカモフがタックルに入ったところで、ラーキンが後頭部に肘を打ち込み続行不能となりノーコンテストになっていた。

ラーキンは日本大会でのK太郎戦で体重オーバーして以降はミドル級で戦っていたが、前回の対戦からウェルター級に戻している。2017年にドゥグラス・リマのタイトルに挑戦し判定負け、ポール・デイリーにKO負けしてから5年半で6勝0敗1NC。

元ACB王者のベルカモフは29歳でキャリア15戦無敗。2021年にBellatorデビュー戦で勝利し、昨年のラーキン戦が2戦目だった。バックボーンはレスリング。

プレッシャーをかけるベルカモフ。ケージを背負うラーキン。カーフキックを入れたがそこにパンチを返すベルカモフ。組もうとしたベルカモフだが、そこにラーキンの右肘がテンプルにヒット!ベルカモフ意識が飛んで前のめりにダウン!KO!

ベルカモフが両腕を脇に差して頭部ががら空きになったところに強烈な肘。完全決着。

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CJ・ヴェルガラ MMA MMAPLANET o UFC UFN212 アレクサ・グラッソ カブ・スワンソン コリー・サンドハーゲン ジョナサン・マルチネス ジョーダン・ライト ドゥグラス・リマ ドゥスコ・トドロビッチ ニック・マキシモフ ハファエル・アスンソン ビクター・ヘンリー ピエラ・ロドリゲス マナ・マルチネス リッキー・シモン ヴィヴィアニ・アロージョ 久米鷹介 平良達郎 日沖発 水垣偉弥

【UFN212】ビクター・ヘンリーと対戦、UFC在籍11年&40歳ハファエル・アスンソン「僕は戦いたい」

【写真】あの圧力なるファイトが再び見られるか──ハファエル・アスンソン(C)MMAPLANET

15日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで行われるUFN212:UFN on ESPN+70「Grasso vs Araujo」でハファエル・アスンソンがビクター・ヘンリーと対戦する。

(C)Zuffa/UFC

現在4連敗中、40歳のハファエル・アスンソンは身の振り方について家族と相談をしたことを明らかにした。

今も毎日のように若い選手達とトレーニングを流す。そこが億劫になるようなら潔く引退するというアスンソン。最後のWEC経験世代、UFC在籍期間で干支が一回りしようかというベテランファイターのモチベーションとは。


──ビクター・ヘンリー戦を控え、今の気持ちを教えてください。

「良い感じだよ。彼はこのスポーツを長く戦ってきたベテランで、キャリアの大変を質の高い相手と戦ってきた。きっと良い試合になるだろう。あとは戦うだけだよ」

──ベテラン、経験値という部分ではハファエルも負けていません。

「そうだね。僕もベテランだ。そしてよりウェルラウンディット・ファイターだ。このところ見せることができていないめど、今回は自分の技量を披露する試合にしたい」

──ハファエルの言ったようにビクターも歴戦の強者ですが、UFCでは2戦目です。最近のハファエルは下から突き上げを食らうような試合が多く、トップファイターへの試金石となる試合での門番のようなポジションにありますね。

「前回の試合はリッキー・シモンで勢いのあるファイターだった。そして、僕自身が本来の力を発揮できず、アップ&カマーがさらに上にいくこととなった。その前の相手はコディ・ガーブラントで素晴らしい経験になるべき試合だったんだ。試合結果は求めたモノでなく、精神的に煮詰まっていてラウンド終了まで1秒というタイミングでKOされた。本当に自分のやるべきことを忘れ、自分でないような戦いをしてしまったよ。

自分の戦いをして、相手のことを見ているとあんなKO負けはしなかったはずだ。気持ちで負けていたね。その前のコリー・サンドハーゲン戦は全くの準備不足だった。ランキングは3位だったけど、あの試合が一番アップ&カミングファイターを勢いづけることになったと思う。とはいえヘンリーはUFCデビュー戦で勝って、僕の相手になった。互いに自分のスキルを出し合える試合だよ」

──4連敗、そして40歳。引退を考えたことはなかったですか。

「自分が年老いたとは感じていない。スタミナは以前よりある。技術力も落ちていない。新しいことも学び、身に着けている。自分より若い選手、重い選手と練習しているんだ。40歳という年齢は問題じゃない。リッキーと戦う前には実は太腿のケガをして、その回復はできたけど練習も十分でなく、スタミナがなかった。

もちろん、敗北続きで気持ちが落ちることもあったけど、今の僕はまたハングリーになっている。

いたずらに高い自己評価なんてしてくないし、大口を叩く性格でもない。でも今回のキャンプでまだまだやれるという手応えを感じているんだ。1日に2部練習、多い日は3度トレーニングをして来た。年齢を感じることはない。きっと、年を重ねて『あぁ、ヒザが痛い。練習は休もう』とか思うようになったら、潔く身を引くよ。とにかく毎日の練習に向かう気持ちが落ちるようなら、引退する。

だから、引退の声があることは分かる。それが良い意味でプレッシャーになっているよ。とにかく、デキない理由を探すようになったら終わりだ。次の試合は自分を試す場でもあるね」

──なぜ、年齢の話をしたかというと、ハファエルは覚えていないかもしれないですが、今から10年半前にアトランタ郊外のクーラーで、ブライアン・スタンが率いるMMAトレーニングセッションを漆谷康宏選手、水垣偉弥選手、日沖発選手、伊藤健一選手、久米鷹介選手と一緒に訪ね、ハファエルやジュカォン、ドゥグラス・リマ、そしてジョージ・ヒックマンらと練習をさせてもらったことがあったんです。

「あぁ……ゴメン、気付いていなかった。覚えているよ。ハツ・ヒオキやタケヤ・ミズガキとケージレスリングをしたよ」

──ひと昔も過去にことになってしまいました。そしてあの時、日本からジョージアに行ったメンバーで、今もMMAで戦い続けているのは久米選手だけになりました。ハファエルは今もUFCで戦い続けていて、素晴らしいと思っています。これだけの期間、世界のトップである舞台で戦い続けている。ハファエルのモチベーションはどこにあるのでしょうか。

「そのことに関しては、前回の試合後に家族とも話したよ。でも連敗したからって、辞めたくない。この状態でキャリアを終ららせたくないんだ。それがモチベーションになっていることは否定できないよ。でも、エゴじゃないよ。MMAは勝つか負けるかだ。負けるかもしれないけど、僕は戦いたい。さっきも言ったけど、毎日の練習が億劫に感じるようになると試合には出ないよ。まだ、そんな風になっていないからね。

でもモチベーションという部分では、若い選手たちとの練習が僕にやる気を与えてくれているのは確かだよ。それでも、いつかの日か終わりはやってくる。でも今回もATTでキャンプの一部を行い、ハイレベルのファイターと練習できている。そういうトレーニングをしているから、技術力も上がる。それはモチベーションになるよ」

──その成果を土曜日に発揮しないといけないですね。

「僕がどの局面でも戦えることを証明し、勝利を手にするよ。そのために十分なトレーニングを積んできた。現実になるよ。僕には100万人ものフォロワーはいないけど、可能な限りフォロワーからのメッセージには返答している。2万人ほどの本当に僕を応援してくれる皆と繋がっている。大好きな日本のMMAファンたちも、フォローして欲しい」

■視聴方法(予定)
10月16日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN212計量結果

<女子フライ級/5分5R>
アレクサ・グラッソ: 125.5ポンド(56.92キロ)
ヴィヴィアニ・アロージョ: 126ポンド(57.15キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジョナサン・マルチネス: 135.5ポンド(61.46キロ)
カブ・スワンソン: 135ポンド(61.24キロ)

<ミドル級/5分3R>
ドゥスコ・トドロビッチ: 186ポンド(84.37キロ)
ジョーダン・ライト: 185ポンド(83.91キロ)

<バンタム級/5分3R>
ハファエル・アスンソン: 136ポンド(61.69キロ)
ビクター・ヘンリー: 136ポンド(61.69キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ミシャ・サークノフ: 206ポンド(93.44キロ)
アロンゾ・メニフィールド: 205.5ポンド(93.21キロ)

<バンタム級/5分3R>
マナ・マルチネス: 136ポンド(61.69キロ)
ブランドン・デイヴィス: 136ポンド(61.69キロ)

<ミドル級/5分3R>
ニック・マキシモフ: 185.5ポンド(84.14キロ)
ジェイコブ・マルクーン: 185.5ポンド(84.14キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジョアンデウソン・ブリト: 146ポンド(66.22キロ)
ルカス・アレッシャンドリ: 145.5ポンド(66.0キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ピエラ・ロドリゲス: 115.5ポンド(52.38キロ)
サム・ヒューズ: 115ポンド(52.16キロ)

<フライ級/5分3R>
CJ・ヴェルガラ: 129ポンド(58.51キロ)
平良達郎: 126ポンド(57.15キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マイク・ジャクソン: 170ポンド(77.11キロ)
ピート・ロドリゲス: 170.5ポンド(77.34キロ)

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BELLATOR Bellator283 Report ジェイソン・ジャクソン ドゥグラス・リマ ブログ

【Bellator283】ドゥグラス・リマの辞書にスクランブルの6文字はなし。ガードを取り続けジャクソンに完敗

<172.8ポンド契約/5分5R>
ジェイソン・ジャクソン(米国)
Def.3-0:50-45.50-45.50-45
ドゥグラス・リマ(ブラジル)

ケージを背負ったリマが、ジャブを伸ばす。さらに鋭い右カーフを蹴ったリマに対し、ジャクソンは右ハイ。リマは落ち着いてカーフを続ける。ジャクソンはワンツーを伸ばすが、カーフをチェックできていないか。リマは右フックに左フックを合わせてカーフ。直後にジャクソンがダブルレッグでテイクダウンを決めた。

過去の試合ではテイクダウンを許すと、下にステイしてきたリマはここもクローズドを取る。胸をつけて左右のパンチをコツコツと落とすジャクソンに対し、リマはハーフバタフライに移行するが、抱き着いていきスクランブルを狙う素振りはない。ジャクソンは最後の15秒で腰を上げてパウンドを落とし、エルボーへ。カーフよりも、トップでジャクソンが取った初回となったか。

2R、すぐにリマが右カーフを蹴る。左を見せたジャクソンがダブルレッグ、ケージに押し込みバックに回ると前方に崩す。サイドバックでケージに押し込まれたリマに対し、ジャクソンはスラムでしっかりと寝技に持ち込む。ここも自ら背中をつけたリマは、足を一本抜こうとするジャクソンに対して、クローズドを選択する。鉄槌を落としたジャクソンがリマの腕十字を立ち上がって防ぎ、アップキックを払っていく。下から鉄槌を連打したリマだったが、ハーフで抑えられる。

枕&肩パンチのジャクソンが、右のパンチをコツコツと落とすと上体を起こして鉄槌の連打からエルボーへ。リマは背中をつけたままラウンド終了を迎えた。

3R、逆にカーフを蹴ったジャクソンが、ケージを背負ったリマにダブルレッグ。ボディロック✖ウィザーの争いは、リマがウィザーを生かしボディロックテイクダウンを小手投げで切り崩す。トップが取られたリマだったが、ジャクソンはレッスルアップからダブルレッグでリバーサルに成功する。そしてスクランブルでなく、背中をマットにつけるリマ。

ジャクソンはコントロール&コツコツパンチを続け、リマのクローズドで頭を抱えていく。右エルボーを受けるリマは、身は守れても攻撃に転じず敗因となるガードワークに徹した。

4R、リマは個々も右ハーフを2発入れる。ジャクソンの右に左を迎えたリマは、すぐにテイクダウンを許し、一瞬のスイープ狙いを察知されるとクローズドガードを取る。ジャクソンのトップが続き、エルボーでリマがカットしたか。アンダーフックとハーフバタフライでスイープを狙ったリマだが、このスピードと瞬発力ではひっくり返すことはまず不可能だ。そしてクローズドを取り直したリマと、このままで逆転される心配がないジャクソンは、ブーイングのなかでラウンドを戦い終えた。

最終回、目尻のカットをチェックされて最後の5分に挑むリマが、何を仕掛けるか。ケージを背負わず中央で右ストレートを放ったリマだが、すぐにダブルレッグで倒される。ここは両手をついてケージに背中を持っていったリマだったが、腰をコントロールされるとアッサリと背中をつける。ケージ中央に頭を持っていったジャクソンも、胸を合わせてコツコツと殴り続ける。バタフライガードから、残り90秒でクローズドを取り直した。それでも手首を掴んでスイープを仕掛けたリマだが、潰されるとやはりクローズドガードに。

そのままの上下関係で試合は終わり、ジャッジ3者とも50-45をつけジャクソンが判定勝ちした。「ブーイングは止めてくれ。ドゥグラスはレジェンドなんだ。次? ベアナックルファイトから戻ってきたらマイケル・ペイジと戦いたい。俺はチャンピオンになりたいんだ」と勝者は話した。一方、計量失敗に加えて負けパターンが変わらないリマは、これで4連敗。残念ながら、どのようなモチベーションを持ってケージに上がっているのかと疑いたくなる戦いだった。


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