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【Pancrase330】12・25を読む 長岡弘樹&雑賀ヤン坊達也─01─「自分の面倒は自分で」(ヤン坊)

【写真】 あとは体重を落とすのみ。写真からも伝わるように、リラックスと緊張の狭間に両者入る感じだ(C)MMAPLANET

25日(日)、横浜市中区の横浜武道館で開催されるPANCRASE330ではDOBUITAから長岡弘樹代表と雑賀ヤン坊達也のツートップが揃い踏み。それぞれが村山暁洋、シュウジ・ヤマウチと対戦する。

2人が同じ大会に出場するのは初めて。ヤン坊を指導してきた長岡も、自らの試合を控えており、当然のように自分の練習が必要になる。「互いが自分が勝つために100パーセント、取り組んできた」と長岡もヤン坊、この間の練習について話す。12・25を読む。第13弾は両者の信頼関係が伝わってくる長岡弘樹&雑賀ヤン坊達也対談をお届けしたい。


──パンクラス横浜大会まで1週間を切りました(※取材は12月20日に行われた)。過去にヤン坊選手と長岡選手が同じ大会に出たことはあったのでしょうか。

ヤン坊 初めてですね。

長岡 2人で出られることが決まった時は、凄く嬉しかったです。うちのジムとしても2人が負けるわけが行かないし、勝って景気を良くしていきたいです。

──順序としては、どちらが先に横浜大会出場が決まっていたのでしょうか。

ヤン坊 ボスですね。僕の方は2つぐらい相手が代わって、ヤマウチ・ジュウジさんになった感じです。

長岡 ヤン坊と一緒に出ることになるかもという話があったのは、彼が9月の試合で勝った後でした。

──ということは長岡選手は、その前にもう試合が決まっていたと!

長岡 内々の話では5月のグラチャンの試合後から、それほど時間が過ぎていない時でした。

──6年1カ月振りのパンクラスでの試合です。決まった時はどのような気持ちでしたか。

長岡 ヤン坊が試合に出ているので、会場は常に訪れていました。やはり華やかな雰囲気があって、良いですよね。もともとデビューもパンクラスですし、再び戦うことができるということに関してモチベーションは高いです。加えて相手が村山選手ということが、自分にとってはさらにモチベーションになっています。

自分が6年前にパンクラスに出ている時、階級は違いますけど村山選手はチャンピオンでした。同い年なのに当時の自分は村山選手と試合ができる位置にいなかった。その選手と6年を経て、戦うことができることは凄くやる気にさせてもらえます。

──同じ日に試合をすると試合当日だけでなく、試合までの準備期間もこれまでと比較すると、長岡選手も自身の試合があるために変化したのではないですか。

ヤン坊 ボス以外にもサポートしてくれる仲間がいますし、そういう支えがあるので頑張ることができています。

長岡 ヤン坊にアドバイスはしますけど、練習の組み立ても自分で出来るので。今回に関しては、自分は自分に集中してやってきました。試合への向き合い方に関して、ヤン坊に何も不安はないです。客観的に見ても、しっかりとやってきて仕上がっています。全然、心配していないです。

──ヤン坊選手とスパーをしても、村山選手対策にはならないでしょうし(笑)。

ヤン坊 アハハハハ。身長ぐらいですよね。同じなのは。

──今回もソニックスクワットで練習をしてきたのですか。

ヤン坊 ハイ。前と変わらず、ソニックとドブイタでやるのを繰り返しています。

──長岡選手はドブイタ一本ですか。

長岡 そうです。小谷(直之)選手もずっと来てくれていますし。彼のグラップリングの技術は凄いですから。色々とアドバイスを受けています。

ヤン坊 もちろん相手の映像を見てもらってアドバイスもしてもらっていますが、練習に関してはそれぞれが自分のことをやってきた形です。

──減量のタイミングは同じだと、共感が持てて励みになるということは?

ヤン坊 そこも結局、自分の体のことなんで。最後は自分との戦いになると思っています(笑)。

長岡 減量方法も僕らは違いますし。体格、年齢、体調が違うので、落とし方が同じではなくて。ヤン坊も工夫をして、色々と変えてやってきているので、そこも心配していないです。

ヤン坊 2人で勝ちたいのは当然ですけど、自分のことは自分で面倒みないといけないですからね。

長岡 チームとして一緒に戦う気持ちは勿論です。でも、自分のことに100パーセント集中しないと勝てない。試合は甘くないですから。互いに自分が勝てるようにやる。そうやって高めてきました。そこに信頼感があるし、チームとして活動できています。ジムの皆も僕がヤン坊と普段をやっていることを、代わりにやってくれています。ヤン坊がさっき言ったように、チーム全体でサポートしてもらっていますからね。チーム全体で2人が勝つためにやってきました。いちいち心配する必要がない。それが僕らの信頼関係です。

──そして、迎えるシュウジ・ヤマウチ戦。どのような印象を相手に持っていますか。ゴイチ・ヤマウチの従弟という見られた方がされていますが。

ヤン坊 ゴイチ選手の従弟だろうが、兄弟だろうが気にしないです。実績もあんまり分かっていないし、柔術が黒帯で寝技が強い。ただウマル・マゴメドフと試合をしていて、それほどコントロールされずに頑張っていました。弱い選手じゃない……強い選手だと思っています。

パンクラスって結構強い外国人選手を呼んでくるイメージなので、彼と戦うために必死でもがいてきました。

長岡 気が強くて打撃で勝負する感じがあるので、そこでヤン坊が当てることができると思います。レスリングはしつこくないけど、形に入った時は強いので一瞬でも気を抜くと取られてしまう。そんな危険性のある相手ですね。でもヤン坊がやるべきことを徹底すれば、勝てます。

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
12月25日
午後2時30分~U-NEXT
午後2時30分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE

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Report UFC UFC ESPN20 ウマル・マゴメドフ セルゲイ・モロゾフ ブログ

【UFC ESPN20】カビブの従弟ウマル・ヌルマゴメドフ、多彩な蹴り&TDからモロゾフをRNCで落とす

<バンタム級/5分3R>
ウマル・ヌルマゴメドフ(ロシア)
Def.2R3分39秒by RNC
セルゲイ・モロゾフ(カザフスタン)

まず右ハイを見せたヌルマゴメドフ、続いて左ローを蹴る。モロゾフのパンチをかわして、軌道の変わる蹴りや伸びる前足での左ハイをヌルマゴメドフが繰り出す。モロゾフは蹴りに右オーバーハンドを合わせようとしたが、ヌルマゴメドフは一気にダブルレッグからバックに回る。スタンドのままで両足をフックしたヌルマゴメドフが、足を下ろして後方へのスラムに続き、前方にモロゾフを崩す。

モロゾフは前転から、足を取って上を取り換えてスタンドへ戻る。直後のダブルレッグを切ったモロゾフはローから右ハイを狙う。スイッチして左右の蹴りを繰り出し、前蹴りをモロゾフの腹に入れたヌルマゴメドフはクリンチを押し返し、左ミドル。サウスポーから左ハイ、構えを変えて右ハイを蹴っていく。さらに右オーバーハンドにダブルレッグを合わせたヌルマゴメドフがバックマウントを奪って初回を戦い終えた。

2R開始直後、左ハイを入れたヌルマゴメドフ。動きが止まったモロゾフが離れると、パンチにシングルレッグを仕掛け、リリースしてローを蹴っていく。左ハイ、左ミドルを入れたヌルマゴメドフは、続いて左ローを入れる。手が出せないモロゾフもローを返すが、ダブルレッグで倒されたバックを譲る。乗り過ぎのヌルマゴメドフは前方に落とされ、スタンドに戻ると直後にダブルレッグからバックを取り返す。

頭で倒立して横回転するようにグラウンドに持ち込み、立ち際に両足をフックしたヌルマゴメドフが、左のパンチを入れRNCへ。モロゾフが落ちて、カビブの従弟ウマル・ヌルマゴメドフがUFC初戦で完勝した。

ウマルはガビブの通訳で「9年前の今日、カビブがRNCで勝った。カビブは3Rで、僕は2Rだ」と話した。


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