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【Road to UFC2024】松井、小崎、透暉鷹、野瀬、安藤、河名、原口、本野。MMAPLANET調べRTU出場選手

【写真】(C)MMAPLANET

5月18日(土・現地時間)&19日(日・同)に中国は上海のUFC PIで開催されるRoad to UFC2024。UFCから正式発表がないが、選手及びマネージメント関連から確認が取れている日本人出場選手と対戦相手を纏めてみた。
Text by Manabu Takashima

アジアでは唯一のUFCへの公式ルート=Road to UFC。しかし、選手の選考基準は曖昧で、3度目の開催を迎える今回も多くの出場希望選手がやきもきしてきた。3月31日を選考の〆とする。4月3日が中国のビザ取得のためにタイムリミット。選ばれた選手はビザ取得のため即連絡が入るが、選考に漏れた選手は連絡がないことで不出場を意味する──などなど、今年も情報が錯そうしまくっていた。

また本来UFCはカードの正式発表等のリリースは通常はなく、選手やマネージメントの自己発信に任されている。対して日本国内はプロモーションとメディアのなかでオフィシャル発表を待つという慣例が存在している。Road to UFC出場メンバーの公式発表がなかなか行われないのは、ビザ取得など選手の顔触れが変更されることなども考慮されているという話も伝わってくるが、そのような状況下で選手個人や出場していた団体が公にするケースも出てきた。ここではソースが明らかでない選手を除き、MMAPLANETが選手及びマネージメントに出場の確約があることの確認を取れた選手について言及したい。


【フライ級】
松井斗輝
対戦相手ルエル・パナレス

Grachanでデビューしンクラスでキャリアを積んできたTHE BLACKBELT JAPAN所属の松井が、昨年の鶴屋怜に続き同ジムよりも出場権を得た。キャリア6勝1敗の24歳、伊藤盛一郎や福田龍彌が選外となったことを考えると、このレコードと若さは今のUFCが欲しているゾーンにいるということだろう。

(C)BRAVE CF

松井の対戦相手はフィリピンのルエル・パナレスだ。

レコードは松井と同じく6勝1敗。松井が初めて海外で戦うのに対し、パナレスはUAEWでUAE、BRAVE CFでバーレーンとインドネシアでの試合を経験してきた。ゴリゴリのテイクダウン・ファイター=ムハンマド・サロハイディノフとの敗北から再起戦がUFCを賭けた戦い。スタイル的に初戦以降の対戦相手、つまりは他の出場選手が気になるところだ。

そのフライ級では日本でも一部で猛烈に注目されていたチェ・ドンフンの出場も決まった。

韓国のDouble GFCフライ級王者で、GLADIATORフライ級王座決定トーナメント準決勝出場を決めていたチェ・ドンフンもUFC行きを賭けた戦いにステップアップ。

堅実な戦いができるフィニッシャーの初戦の相手は、前回の準優勝者チーニョーシーユエだ。

エンボー・ファイトクラブ出身、UFC PI所属の中国MMA界のエリートコースを行くチーニョーシーユエと、韓国海軍出身のイケメン=これは興味深い顔合わせとなる。

【バンタム級】
透暉鷹
対戦相手キム・キュソン

小崎連
対戦相手ダールミス・チャウパスゥイ

野瀬翔平
対戦相手ユ・スヨン

Road to UFC出場を狙い、フェザー級からバンタム級に落とした透暉鷹は、昨年のクリスマスイブに河村康博を初回肩固めで斬って落とし、パンクラス二階級制覇を果たした。

大手エージェントとの契約もなく、所属ジムの代表がコーチング修行で得た人脈からの出場権獲得。透暉鷹の意思の強さと周囲の向上心と合致しての挑戦となる。

透暉鷹の初戦の相手は、韓国のキム・キュソンだ。母国ではTOP FC、そして日本、ONEでキャリアを積んできた元Evolve MMAファイターだ。キャリア12勝5敗でHEATで加マーク納、春日井たけし、TOP FCでNavE、ONEで藤沢彰博、若松佑弥と日本人選手との対戦も多い。×日本勢の戦績は3勝2敗で透暉鷹としては、当然遅れを取ることはできない

そんなキム・キュソン、一番最近の試合で魔のNAIZA FCでカザフスタン人選手に勝っているのが不気味だ。

意外というと失礼だが、小崎の選出には驚かされた。KROSS X OVERとDEEPで活躍中の小崎は戦績6勝0敗2分で、フィニッシュが5つの22歳。

彼もまたUFCが求めるゾーンのファイターといえる。

その小崎と相対するのは、昨年の準決勝でイ・チャンホに敗れたダールミス・チャウパスゥイ。とはいえ、イ・チャンホを序盤は圧倒したテイクダウン能力の高さは、小崎が未経験の世界といえる。カザフスタン国境ウィグル出身のフィジカルモンスター超えなるか──小崎のフレッシュさに期待だ。

小崎以上のサプライズは3年連続出場となった野瀬だろう。

これまで準決、初戦敗退も2月のRIZIN LANDMARKで改めて国内バンタム級のトップクラスである強さを見せつけた野瀬。

対するは一時はDEEP、Black Combatとアジア3カ国のバンタム級を制したユ・スヨンだ。UFC行きが掛かっていなくとも、興味深いマッチアップといえるタフファイト。当然、野瀬としてはグラウンドに持ち込めば、勝機が増す。その一方で、ユ・スヨンもれっきとした柔術黒帯で、しっかりとMMAに適合した寝技を持つ。それでも野瀬としては組み技勝負、いかに自分の庭に持ち込み、その庭での力比べとなる。

【フェザー級】
安藤達也
対戦相手チュウ・カンチエ

河名マスト
対戦相手ソン・ヨンジェ

原口伸
対戦相手ホン・ジュンヨン

(C)ONE

昨年3月のONE FFのアリ・モタメド戦の逆転勝利もチャトリCEOに評価されず、昨年のRoad to UFCのオファーを蹴っても安藤のONE本戦出場はならなかった。

この間、コンテンダーシリーズからのオファーもあった安藤が、34歳にして最後の挑戦に挑む。

その行く手を阻もうとするのは中国のチュウ・カンチエだ。レコードは18勝4敗の28歳。中国国内でしか試合をしておらず、実力を推し量るのが困難な相手だ。昨年7月に20秒で勝利している韓国のイ・ミンヒョクはパン・ジェヒョクにスプリット判定負け、工藤諒司にも判定負けをしているファイターで、中国人ファイターはもう強くて当たり前という想いで戦う必要がある。

デビュー戦、LFA、GLADIATORフェザー級王座決定トーナメントと躓く度に力をつけてきた河名マストも、いよいよ盟友・中村倫也の背中が見えていた。

特にパン・ジェヒョクとの連戦で競り負けから、完勝と河名は自身のポテンシャルを最大限に使うことができるようになった。対するソン・ヨンジェは6勝0敗5つのKO勝ちと1つの一本勝ちを誇るフィニッシャーだ。全て試合をAngel’s FCで戦い、バンタム級とフェザー級の王座を獲得している。

豪腕ファイターのソン・ヨンジェだが、一時期4年近いブランクもあり、ここ2試合は秒殺で組み力に関しては判断材料が少ない。ともあれ一発で試合を終らせる力を持つソン・ヨンジェを相手に、河名がいかにオアシスに突っ走れるのかに勝負は掛かってくるだろう。

また前回のライト級決勝でロン・チュウに敗れ、キャリア初黒星を喫した原口伸も、ビザ取得ギリギリの段階でオファーがきた。Road to UFCファイナルに敗れた後は、そのまま本戦出場という交渉もあった原口だが、適正体重のフェザー級での出場は今後のことを考えると──それでも簡単ではないが、好判断と思われる。

対する対戦相手のホン・ジュンヨンは2022年の初戦で松嶋こよみに接戦の末敗れている選手だ。その後はマーシー・グローブTVとインドネシア人ファイターを破り、Angel’s FCライト級王座を奪取──も、現状の力は測定が難しい。とはいえ簡単な相手でないことは明らかで、松嶋戦でも見せた様にタフファイトになった時の心の強さを原口は凌駕しなければならない。

【女子ストロー級】
本野美樹
対戦相手フォン・フェイアール

今年からライト級でなく女子ストロー級が実施されることとなり、日韓有数の女子ファイターに声がかかるなか、日本では出場を固辞する選手もあったようだが、本野美樹のチャレンジが決定した。

準々決勝で戦うフォン・フェイアールは、本野ともにフン・シャオカンに敗れている。未確認情報だがフォン・フェイアールを含め4選手が出場するという中国人女子選手、その中の一人にフン・シャオカンも含まれているという。

つまり本野とフォンにとって、Road to UFCはRoad to フン・シャオカンへのリベンジでもある。またかつてパンクラスに参戦経験のある韓国のソ・ユダンも出場し、中国のシー・ミン戦が決まっている。

現状、8人の日本人選手出場。今年はワンマッチも1日に4試合組まれるという話もあり、この他にも日本人選手の出場もあるかもしれない──中国、インド、タイ、インドネシア、そしてついにあるのか中央アジア勢の参戦等々、オフィシャル・アナウンスを待ちたい。

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45 AB Brave CF MMA MMAPLANET o UAEW UFC UFN UFN238   アザット・マクスン アブドゥルカリーム・アルセルワディ アレックス・ペレス アレッサンドロ・コスタ アレッシャンドリ・パントージャ ウマル・ヌルマゴメドフ エイマン・ザハビ エリク・アンダース キック シャミル・ガジエフ ジェイミー・ピケット ジャイルジーニョ・ホーゼンストライク ジャビッド・バシャラット スティーブ・アーセグ タイソン・ペドロ ダヴィッド・ドヴォルザーク デイヴィソン・フィゲイレド ビクター・ヘンリー ベクザット・アルマカーン ボクシング マット・シュネル ムハマド・モカエフ ルドヴィット・クライン ヴィトー・ペトリーノ 中村倫也 吉野光 平良達郎 風間敏臣 鶴屋怜

【UFN238】計量終了 モカエフがついにタイトル挑戦経験者と。吉野に勝ったオリヴェイラ×ソパイも注目

【写真】歴史の浅い――しかも仕切り直しがあった階級だからこそ、これから動きも大きくなるはずだ(C)MMAPLANET

2日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN238: UFN on ESPN+96「Rozenstruik vs Gaziev」の計量が行なわれ、全選手が滞りなくクリアしている。
Text by Manabu Takashima

メインはヘビー級のジャイルジーニョ・ホーゼンストライク×シャミル・ガジエフという今大会だが、日本のファンからすると気になるのは軽量級、やはりフライ級とバンタム級の戦いだろう。


フライ級では平良達郎がコールアウトしたムハマド・モカエフが、ついにタイトル挑戦経験のあるファイター=アレックス・ペレスと対戦する。2020年11月にデイヴィソン・フィゲイレドの持つ世界フライ級王座に挑戦して敗れたぺレスは、その後の3年4カ月で流れた試合数は「9」、実際にオクタゴンに足を踏み入れたのはたったの1度でアレッシャンドリ・パントージャに91秒でRNCで一本負けを喫している。

いえばこの40カ月でペレスは、僅か3分28秒しか戦っていない。対するモカエフは、この間にNCを含めると9試合を経験してきた。ペレスにケージロスがあるかどうは分からないが、勢いがあるのはモカエフであることは間違いない。ペレスがタイトル戦線に再浮上するためには、キャリア10連勝の新鋭に初黒星を与えることが必須だ。

そんなペレスとの対戦が4度に渡り流れたマット・シュネルと戦うスティーブ・アーセグは、Eternal MMAフライ級王者から昨年6月にスクランブル出場でオクタゴン初陣を戦った。そしてダヴィッド・ドヴォルザークを下し、2戦目でシュネルと戦うことが決まっていたが、シュネルの欠場で試合が不成立に。結果、代役アレッサンドロ・コスタに判定勝ちを収めている。

仮にアーセグがシュネルを下して3連勝とすれば、今後数カ月で平良の対戦相手になることは十分にあるだろう。

平良、そして鶴屋怜目線で眺めるフライ級に対し、中村倫也&風間敏臣視線で俯瞰すべきなのがバンタム級戦線だ。メインカードではウマル・ヌルマゴメドフとベクザット・アルマカーンという16勝0敗×16勝1敗という凄まじい戦績の持ち主同士がぶつかる。とはいえ、アルマカーンは今回がUFC初陣ということもあり、フライ級の同胞アザット・マクスンの例を見るまでもなく16勝1敗という数字は参考記録に留めるべきだろう。

UFCデビュー戦といえば、ヴィニシウス・オリヴェイラと対戦するスウェーデンのベルナルド・ソパイは、今大会に初めて世界最高峰の舞台に上がる。ライオンキングの異名を持つ、アルバニア系スウェーデン人選手はコロナ禍の2020年8月にスロックホルムで無観客ウィークリショーを開いたBRAVE CFに出場し、一躍注目を集めるようになった。

その流れでバーレーンで戦ったことがあるソパイだが、ほぼスウェーデン国内で経験を積み、UFCにたどり着いたレア・ファイターだ。キックボクシングを思わせる近い距離で、右オーバーハンドの強さが目立ったソパイだが、執拗なテイクダウン狙いには手を焼く――BRAVE CF時代はそんなヤングブラッドだった。

あれからほぼ3年が過ぎ、UAEWで吉野光をKOしているオリヴェイラの打撃に対し、どのような幅のある戦いを見せることができるのか。粗いが当たれば倒す、そしてなぜか当たるオリヴェイラのパンチ。その分KOパンチを被弾することも少なくないオリヴェイラとの距離、振りの大きさの対比が楽しみな一戦となる。

オリヴェイラ×ソパイ戦の前に組まれた試合順に、不満を抱いていて然りなのがジャビッド・バシャラットだろう。キャリア14勝0敗1NC、前戦ビクター・ヘンリー戦こそローが急所に入りNCとなったが、オクタゴン3連勝でランカーとの対戦を強く要望してきた。

そのなかでUFCで4勝2敗のザハビとのマッチアップ、グラップリングに特化した相手をジャブと蹴りで突き放し、完全ドミネイトもしくはポイントアウトの遂行していくに違いない。だからこそ、注目すべきはザハビの戦い方だ。実兄である名将フィラスが控えるザハビは、前述したようにグラップリングに特化したという印象を利して、予測不能な打撃を有効な武器としつつある。

バシャラットが持ち味である徹底して落ち着き払ったファイトで、やるべきことを選択すればザハビに勝ち目はない。しかし、少しでも奢りを見せ、ザハビを軽視するような心の隙があれば……そこが命取りになるやもしれない。

■視聴方法(予定)
3月3日(日・日本時間)
午前3時30分~UFC FIGHT PASS
午前2時45分~U-NEXT

■UFN238計量結果

<ヘビー級/5分5R>
ジャイルジーニョ・ホーゼンストライク: 257ポンド(116.57キロ)
シャミル・ガジエフ: 261ポンド(118.38キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ヴィトー・ペトリーノ: 205.5ポンド(93.21キロ)
タイソン・ペドロ: 205.5ポンド(93.21キロ)

<フライ級/5分3R>
アレックス・ペレス: 126ポンド(57.15キロ)
ムハマド・モカエフ: 126ポンド(57.15キロ)

<バンタム級/5分3R>
ウマル・ヌルマゴメドフ: 136ポンド(61.69キロ)
ベクザット・アルマカーン: 136ポンド(61.69キロ)

<フライ級/5分3R>
マット・シュネル: 126ポンド(57.15キロ)
スティーブ・アーセグ: 126ポンド(57.15キロ)

<ミドル級/5分3R>
エリク・アンダース: 185.5ポンド: 186ポンド(84.37キロ)
ジェイミー・ピケット(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
ヴィニシウス・オリヴェイラ: 135.5ポンド(61.46キロ)
ベルナルド・ソパイ: 135.5ポンド(61.46キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジャビッド・バシャラット: 136ポンド(61.69キロ)
エイマン・ザハビ: 135.5ポンド(61.46キロ)

<ミドル級/5分3R>
クリスチャン・レロイ・ダンカン: 186ポンド(84.37キロ)
クラウジオ・ヒベイロ: 185.5ポンド(84.14キロ)

<ライト級/5分3R>
ルドヴィット・クライン: 156ポンド(70.76キロ)
AJ・カニンガム: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ライト級/5分3R>
ロイック・ラジャポフ: 155.5ポンド(70.53キロ)
アブドゥルカリーム・アルセルワディ: 156ポンド(70.76キロ)

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【PFL MENA】UFC、ONEも進出。BRAVE CFとUAE Warriorsが引っ張ってきた中東MMAをPFLが変える?

【写真】UFCとは明白に違う世界進出をPFLは続けている(C)PFL

24日(土・現地時間)にサウジアラビアのリヤドで行われたPFL Champions vs Bellator Champions内でPFL MENAのスタートが改めて発表され、出場選手がケージに上がった。
Text by Manabu Takashima

MENAとは聞きなれない言葉だが、Middle East & North Africaの略称で中東&北アフリカ地域を指す。特に明確な地域の特定はないが、PFLにおけるMENAとはアラビック&ムスリム世界という捉え方で間違っていないだろう。

実際に今大会で紹介された映像ではエジプト、UAE、バーレーン、ヨルダンの4カ国が映し出されており、ケージに上がった7名のファイターの国籍はエジプト、サウジアラビア、ヨルダン、クウェートという4カ国だった。


そのケージに登場したファイターとはアフメド・アミール、ムスタファ・ラシッド・ネダ、ムスタファ・ラシッド・ネダ、ジャラ・フセイン・アルシラウイ、アブドゥーラ・サリム、オマル・アルダフラウイ、アブドゥラ・アルカタニ、ハッタン・アルセイフという面。

エジプト勢はアミール、アルダフラウイの2選手で前者は12勝4敗1分というキャリア持ち主で昨年4月にPFLライト級本戦に出場もブルーノ・ミランダに敗れている。そのアミールだがBRAVE CFのライト級王者だったことを考えると、中東勢のなかでも国際舞台で戦う力を持っていることは間違いない。

一方でアルダフラウイは10勝6敗のウェルター級ファイターで、BRAVE CFとUAEWでキャリアを築いてきた。

今も珍しいクウェート人ファイターのサリムは戦績5勝0敗。エジプトのEvolution Championshipから修斗ブラジルを経て、母国のFera Championshipで戦ってきた。

そしてヨルダンからは日本でもコア・ファンなら顔と名前が一致しているであろうアルシラウイが参戦を果たす。戦績19勝6敗、ヨルダンのライオンの異名を持つアルシラウイは、BRAVE CFでウェルター&スーパーウェルター級の二冠王者となり、2022年にPFLチャレンジャーシリーズに挑んだ。

そこで本戦契約を勝ち取ると2022年と2023年シーズンに出場──プレーオフ進出はならなかったが、2022年にはグレイゾン・チバウに勝利している。直近の試合は昨年12月BRAVE CF80で判定勝ちを収めており、アルシラウイのPFL MENA参戦はUFCへのフィーダーショーを自認するUAEWと独立王国路線のBRAVE CFと中東MMA界の勢力分布に変化をもたらす可能性を示している。

そんなPFL MENAのスタートとともに注目を集めるのはサウジアラビア勢だ。実際にこの日もネダ、アルカタニ、アルセイフと最多の3選手が紹介を受けている。

ネダは中東MMAの生き字引といっても良い存在で、レコードは8勝3敗。Desert Force、Phoenix FC、UAEW、BRAVE CFと中東MMAをリードするプロモーションを制覇している古参ファイターだ。このミドル級ファイターは、昨年のPFLプレーオフ大会のワンマッチでも勝利を挙げている。

さらにPFL vs Bellatorのプレリミに出場しデドゥコンダラ・ラオからTKO勝ちをしたフェザー級のアルカタニ。アマチュアながらサウジアラビア女子選手として初めてPFLと契約を果たしたアルセイフと、サウジがPFL MENAの中心となる勢いが感じられた。

PFL MENAにはサウジのプロサッカーチームで、フランス代表のカリム・ベンゼマと契約したことでも注目されたアル・イテハドをスポンサードしていることでも知られているサウジアラビアのスポーツの振興を目的としたSRJスポーツ・インベストメンツが資金を投入している。

PFLとSRJの共同プロジェクトは4階級、32人のMENAファイターが集い、年間4大会が予定されている。UFC、ONEも進出する中東はオイルマネーのみならず観光、金融で抱負な資金を誇る一方で、スポーツにおいては多くは海外選手の投入、帰化、招聘という形で構築されている。そのなかで選手の発掘&育成を掲げるPFL MENA、資金力=選手の強化は既にある程度は立証されており、この巨大プロジェクトの行方には注目せざるを得ない。

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AB Flash Gladiator Gladiator024 LFA MMA MMAPLANET o ONE RENA Road to UFC UAEW UAEW45 UFC YouTube   じゅん イ・スンチョル イ・チャンホ グスタボ・ウーリッツァー シャオ・ロン シン・ジェヨン チェ・ドンフン チハヤフル・ズッキーニョス チャンネル テムーレン・アルギルマー トロイ・ウォーセン バットオチル・バットサイハン フェルナンド ブラジリアン柔術 ペ・ジョンウ ボクシング リネット・ハバロフ 上久保周哉 中川皓貴 久保健太 修斗 八木敬志 南友之輔 吉田開威 和田教良 河名マスト 海外 澤田政輝 狩野優 田中有 竹中大地 藤田大 藤田大和 高橋孝徳

【Gladiator024】上久保周哉、グラジ参戦。その意図とこれから「僕のRoad to UFC。ずっとRoad to UFC」

【写真】リアリスト。誇張も悲観もなく。それだけに言葉が突き刺さる(C)MMAPLANET

9日(土)に豊中市176BOXで開催されるGladiator024に上久保周哉が出場し、韓国のシン・ジェヨンと戦う。
Text by Manabu Takashima

8月のRoad to UFCバンタム級準決勝でまさかの敗退となった上久保は、再起の場にグラジエイターを選んだ理由と、変わりないUFCへの想いを訊いた。


――8月のRoad to UFC、シャオ・ロン戦の敗北は大ショックでした。スポットライトが当たっているとはいえない、同時に『これがMMAなんだ』と上久保選手の征く道を見てきたファンも、そうだったと思います。

「ハイ……。僕も同じ気持ちでした(苦笑)」

──組んで勝つ。触れば五分五分という上久保選手のMMAが、UFCではなくRoad to UFCで崩れた点が一番ショックでした。ただ1Rはあれだけ出来ていたのに、なぜ2Rから思うように戦えなくなったのでしょうか。

「実は2Rにテイクダウンを狙った時に、左ヒザが内側に捩じれてしまって。元々、半月板が悪かったのでロッキングしてしまっていたんです。でも、試合中はアドレナリンが出ているから痛みを感じなくて。それでも、踏ん張れる感がなくて。マットを蹴っても力が入っていないし、変だなと思いながら戦っていました。

普段はロッキングをしたら痛みや緩さで気付くのですが、試合中だったからそこが気付かなくて。足が疲れたのかなとか、勝手に思っていたんです。気付いていれば、インターバルにロックしたのを直すことはできたので、それをやっていれば3Rは普通に動けたのになぁという気持ちは結構あります……。足が疲れたと自分で片づけてしまって、セコンドに言わなかったので磯野(元)さんも濱村(健)さんも、急に動きが悪くなったと感じていたと思います」

──そのようなことが起こっていたのですね。

「……ハイ。あの試合に関しては、途中から試合になっていなかったです」

──逆にケガをしたということで、ホッとしました。上久保周哉の組み技がアジアで跳ね返されたわけではないので。

「まぁ、負けた言い訳はできますからね(笑)」

──そこですか(笑)。

「1Rが本来の実力だったと思って欲しいです。切られることが前提で組んでいたので、そんなに深追いもしなかったし、切るなら切るで用意していたので。1Rは思いのほか、自分の展開になったので逆に拍子抜けした感はありました。むしろ2Rの方が『こうなるよね』という展開ではありました。ただ、あの途中から……ですね。でも、結果が全てですから」

──一旦はUFCとの契約という目標が潰えたことは、どのように感じていましたか。

「悔しかったけど、それは実力を出し切れなかったことが大きくて。だから引退するとかっていうへこみ方ではなかったです。改善点や修正しないといけない点があったけど、初回の展開は思い通りにいっていたので通用する部分は通用する。だから100回やったら、100回勝てない相手とやるまでは辞められないと思いました。準決勝の相手は100回やって100回勝てない相手ではないので、辞められないです。会場からホテルに戻るまでも、全然まだやれる。こんなんじゃ辞められないという気持ちでした」

──目指すところも変わらない?

「変わらないというか、それを目指し続けないと自分が求める相手がいない。他のどっか……国内でも出てくるかもしれないけど、そういうところを目指していないと自分のレベルも上げることができない。自分が強くなっていく過程のなかで、何回やっても絶対に勝てない相手と戦わないと意味がない。強い相手と戦っていないと弱くなります。自分が弱くなると意味がないです。だから目指すところは変わりようがないです」

──そうなると、またRoad to UFCを目指すことになりますが、Gladiator出場が決まるまで、再起の道はどのように考えていましたか。

「準決勝が終わって、まずは諸々のケガを直す時間に当てて。でもRoad toUFC決勝戦が12月9日にあるから、その時にどこかで試合をしたいと思っていました(※その後、Road to UFC決勝は延期となっている)。決勝戦のリザーバーとかの話もあったのですが、それだと試合はないだろうし。海外も考えていましたが、時間もなかったので……」

──えっ、だから12月9日のGladiator参戦なのですか!!

「もともとグラジと〇〇〇〇〇はRoad to UFCの前から声を掛けてくれていました。日本で試合をするなら、そのどっちかになると思っていたんです。で、グラジエイターは日程がRoad to UFC決勝と同じだったので『良いじゃん』と思って。この日に戦うのは禊です。自分のせいで負けたので、自分でケツを拭かないと。

やるなら強い人とやりたい。それには外国人選手と肌を合わさないと本当のところはどうだと分からないので。そういう意味で最初に名前が出た候補とか、グラジエイターは色々と考えて用意してくれていました」

──結果的にその候補がまとまらなかったわけですね。そこでシン・ジェヨンという選手と戦うことになりました。

「スパンが短かったこともあるし、自分も直近は負けているので相手にとって美味しくない。強い人に断られてしまうのはしょうがないです」

──話を伺う限り、12月に1試合を戦ってRoad to UFCから声が掛るのを待つということでしょうか。

「Road to UFCしか選択肢がないなら、Road to UFCですよね。そのRoad to UFCが5月スタートなら、その前にもう1試合する形かと。だから12月の早めに試合を戦いたかったんです。1月になると、次の試合をするとなると時間が欲しくなりますし。2月にも試合の話があって。そのタイミングで試合をする方が、何もしないで待っているより良いと思います。負けて、そのままで声が掛るほど甘くはないので」

──モンゴル勢や竹中大地選手もいるグラジですが、ベルトを狙ったり継続参戦というのは? 練習仲間の狩野優選手などは『国内で日本人選手と戦えば、どれだけ上久保選手が強いかを知ってもらえる』と言っていましたが。

「う~ん、何というですかね。もう一つの団体からは日本選手でオファーをくれました。でも、さっきいった最初の候補に〇〇・〇〇〇〇が入っていたんです。あの名前を見た時に『いいじゃん。やりたい』って。あの名前を見た時に感じた想いが、日本人選手の対戦候補には起きなかったです。やっぱりテンションの上がり方が違って。ONEでトロイ・ウォーセンとやった時も『やりたい』って最初に感じて。それが、グラジエイターが最初に出してくれた候補……複数の候補にはめっちゃあったんです。

国内の選手云々でなくて、僕が日本の選手にそういうことを感じなくなってしまっているだけかもしれないです(笑)。知らない強いヤツ、誰もが強いと思っているヤツとやりたい。そこで最初の候補は日本人との対戦もあって、ほとんど勝っている選手だったので。ときめくか、どうか。そこはありますね。あの候補を見て、グラジエイターは自分のやりたいことに乗ってくれているのを感じました。

だから日本人対決に関しては、期待してくれるのは嬉しいですけど……。竹中選手にしても、ONEに出始めた時に自分が竹中選手と並び立つなんて思っていなかったので。並ぶだけで良いと勝手に思っています。当時、竹中選手は無敗の修斗のチャンピオンだったので。そもそも、僕のなかで特定の誰かと戦いたいとかは全然なくて。理想はここで勝って、Road to UFC。あるいはUFCに通じるとこから引っ掛かるのか。UFCを目指さないと、何のために強くなろうとしているのか分からないから」

──6年2カ月振りに日本でMMAを戦うことは?

「意外と何もないです。それに大阪なので、遠征している感覚だし。海外は試合のことだけを考えていれば良いのですが、大阪でも国内の試合なのでアレコレとやらないとはいけないですけど。ただ国内で外国人と戦うので、珍しくホームになるので……ある意味、楽なところはありますね」

──負傷があったとはいえ、8月の敗北を経て練習内容など変えた部分はありましたか。

「体の負荷を減らさないといけなかったので、MMAの練習量を減らしました。そこで色々考えて、ただ練習の中身を変えたのは負けたことよりも、吉野(光)選手のセコンドでUAEWについて行ったことの方が大きいです」

──10月17日のUAEW45、リネット・ハバロフに2RでTKO負けを喫した試合ですね。そこで何を感じたのですか。

「大会全体もあるし、吉野君の相手が同階級で7勝0敗。ヌルマゴのジムに所属していた選手で。吉野君とは肌を合わせていて、強い部分を出していけば勝負どころを創れるという作戦を色々と立てていました。ただ思っていた以上に、通用しなかった。吉野君は『自分の実力不足です』とは言っていたけど、それ以上に何かちょっとこう……これまでやってきたことは間違いじゃなかったのかと結構ショックだったんです。

正直、自分が負けた時よりも……。今までやってきたことが間違っていたかもって、凄く考えました。他の試合も見て、ヌルマゴのチームと戦い、通用している選手や勝っている選手もいました。キルギス人選手とか勝っていて、彼らの試合を見て『何かを変えないとダメだろう』って思いました。

あまり良い言い方じゃないですけど、日本のMMAのレベルの話をした時に韓国、中国の次という風にいわれるようになったじゃないですか」

──はい、アジアにおいて。

「それにフィリピンも強くなっていて、正直──世界的に見ると下から数えた方が早いんじゃないかって。個々の力で突破できることはあっても──藤田大和選手が、カザフスタンの戦績の良い選手に勝ったように。そういう選手が時折り出てくるかもしれないけど、全体的な総数を見た時に日本人はどれぐらい強いのかと考えると、インドネシアの次ぐらいじゃないかって……。このままじゃ、日本人でヌルマゴのチームと10対10で試合をしましょうってなると、0勝10敗になる。そんな風に思うぐらい、ショックでした。

日本だけで練習していると、う~ん、日本人のなかでは強くなれるかもしれないけど、UFCのチャンピオンになれない。海外に練習に行くのもそうだし、根本的に練習への向き合い方、考え方から変えない限り──敵わない。ジムの設備とかあるのかもしれないけど、変えられる部分から変えていかないといけないと考えるようになりました。もう年齢的にも焦って、直ぐに変えないといけないと思った部分はあります」

──この国のMMA業界は世界的な強さを手にするという方向に向いていません。必要なのはLFAでありContender Seriesであって、KSWではない。でも、業界を変えることは一選手ではできないです。

「MMAを練って考えていたものが、UAEWで打ち砕かれて……。今、やれることはまずは自分を変えること。自分が練習で思っているテーマを変えました。本当は大人数で同じ考えでないといけないのですが、まずは身近の人たちから、と。監獄の人たちは考え方も似ているので、そこから変えて行こうかと。

だたし、自分達が今やっていることが正しいとは限らないです。正しいと思った方向に進んでいれば、変えようという考えが広がっていく。別に日本を強くしようなんて考えはないけど、自分の練習環境を良くするために回りに強くなってもらいたいという感じです」

──監獄グルグルの2分のスパーリングでは、あの速いペースで戦えるものなのかと驚かされました。

「ペースはだいぶ上げました。これまでは2分という限られたなかで丁寧に一つの山を創ろうという形だったのですが、ミスをしても良いからとにかくペースを上げること。山場を2分の間にいくつも創るのが、今のテーマです。

やっぱりリズムの違いっていうのは、大きいし。如何に早く自分の流れにもっていけるのかを大事にする。それが今、意識していることです」

──リカバリーも早くなっていないですか。練習のなかで矢継ぎ早に動くので、バックを取り切れないで落とされることも出てきた。そこからのディープハーフからスクランブルなど立て直しが目を見張る速さでした。

「本当ですか……」

──ロータス世田谷でのグラップリングとは明らかに目的が違うことも伝わってきました。

「ロータスでは5分のグラップリングを回していて。5分を2分、2分、1分と考えて、2分を2回取れば絶対にラウンドを取ることになります。なので最初の2分を如何に取れるのか。そこのアプローチを変えて……手数、種類を増やし、今までやっていなかったことを試す。当然、失敗します。でも練習で失敗するのは全然構わないので。これまでミスを少なくするためにアタックが少なかったと思います。そこも大事なのですが、練習でやっていると失敗が少ないから、自分のなかの色々な判断材料も少なくなってしまうのかなって考えて。情報収集もかねて、色々とやっています」

──新たな技術を手にすることも考えていますか。

「ハイ。色々やりたい技もあるし、体のケガも多いから同じことを今までのようにできなくなる。なら武器を増やすことが必要になってきています」

──12月の試合でも、そのペースという部分を試すことはあるのでしょうか。

「う~ん、今やっているペースを出す……ことが間に合えば良いですね。UAEW後から取り組み始めたことなので、間に合えば良いなぁ……と。ただ間に合わなくても、この間に取り組んできたことは絶対に無駄にならないので。やっているペースなり、アタックの部分とかは出せるようにしたいと思います」

──全てはUFCに辿り着くために?

「これが僕のRoad to UFC──ずっとRoad to UFCです」

■【Flash】上久保周哉の対戦相手が、ペ・ジョンウに変更

6日(水)、Gladiatorより9日(土)、豊中市176BOXで開催されるGladiator024で上久保周哉と対戦予定だったシン・ジェヨンが、練習中に負傷しエキストリーム・コンバットの同門ペ・ジョンウが代役出場すること発表された。

ペ・ジョンウは1995年12月31日生まれの27歳。テコンドーとボクシングの経験があり、ブラジリアン柔術は青帯で韓国軍士官服務時代にはテコンドーとボクシングの教官を務めていたというが、今回がMMAデビュー戦となる。

同ジム所属でRoad to UFCバンタム級決勝戦を控えるイ・チャンホのトレーニングパートナーであるペ・ジョンウは、スクランブル発進&初陣にも関わらず──さらには上久保の承諾の知らせを聞く前から、自ら航空券を抑え今回の試合出場に尋常でないやる気を見せていたという。そんなペ・ジョンウのこの試合に向けた意気込みは以下の通りだ。

ペ・ジョンウ
「昨日までにもイ・チャンホのRTU決勝戦準備を一緒にしたので、4日前のオファーでも問題ないです。このところ、トレーニングキャンプで毎日のようにハードトレーニングをしてきたので、今はもう減量に集中するだけで、むしろ楽な状態です。

上久保選手のような強いファイターと試合ができることになって光栄です。上久保選手には楽しい試合をしようとお願いしたいです。本当にお願いします」

■視聴方法(予定)
12月9日(土)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator024対戦カード

<フライ級/5分2R>
古賀珠楠(日本)
宮川日向(日本)

<フェザー級/5分2R>
袖裂雄貴(日本)
福山佳祐(日本)

<フェザー級/5分2R>
水野翔(日本)
今村滉(日本)

<GLADIATORライト級次期挑戦者決定戦/5分3R>
田中有(日本)
グスタボ・ウーリッツァー(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
チハヤフル・ズッキーニョス(日本)
河名マスト(日本)

<バンタム級/5分3R>
竹中大地(日本)
テムーレン・アルギルマー(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
上久保周哉(日本)
ペ・ジョンウ(韓国)

<フェザー級/5分3R>
中川皓貴(日本)
バットオチル・バットサイハン(モンゴル)

<フライ級/5分3R>
久保健太(日本)
チェ・ドンフン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
じゅん(日本)
高橋孝徳(日本)

<フライ級/5分3R>
澤田政輝(日本)
イ・スンチョル(韓国)

<フライ級/5分3R>
和田教良(日本)
シン・ジェヒョク(韓国)

<バンタム級/5分3R>
南友之輔(日本)
健太エスペランサ(日本)

<バンタム級/5分3R>
吉田開威(日本)
フェルナンド(ブラジル)

<ライト級/5分2R>
八木敬志(日本)
スモーキー(日本)

<フェザー級/5分2R>
田口翔太(日本)
木村柊也(日本)

<アマ・フライ級/3分2R>
伊藤琥太郎(日本)
辻本涼太(日本)

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【Special】月刊、水垣偉弥のこの一番:10月 ウスマン×チマエフ「スタンドのバックキープは山の五合目」

過去1カ月に行われたMMAの試合からJ-MMA界の論客3名が気になった試合をピックアップして語る当企画。背景、技術、格闘技観を通して、MMAを愉しみたい。
Text by Takumi Nakamura

大沢ケンジ、水垣偉弥、柏木信吾というJ-MMA界の論客をMMAPLANET執筆陣がインタビュー。今回は水垣偉弥氏が選んだ2023年10月の一番──10月21日に行われたUFC294でのカマル・ウスマン×カムザット・チマエフ戦について語らおう。

――取材がギリギリになって申し訳ありません!10月の一番として、水垣さんにはUFN228でのカマル・ウスマン×カムザット・チマエフを選んでいただきました。

「まずチマエフはまだ底を見せ切れていないというか、ギルバート・バーンズ戦で大分見えていた部分もあったけど、最終的には競り勝った。では本来の階級は下だけど、ウスマン相手にチマエフの実力がどうなのかを見たいという興味がありました。あとはテイクダウンされないウスマンと最強のテイクダウン技術を持つチマエフが戦ったらどうなるのかなという好奇心もありましたね」

――いざ蓋を開けたらチマエフが開始早々テイクダウンしてバックを取るという衝撃的な展開でした。

「あれはビビりましたね(笑)。改めて見直すとチマエフがテイクダウンしてバックを取るまで1分くらいなんですよ。あの攻めの速さは尋常じゃないです。ただ2Rになるとチマエフがテイクダウンにいけなくなるんですよ。少し休みながら戦っているようにも見えて、もしかしたら1Rにテイクダウンとバックは取っていたけど、あの攻防のなかで『今までの相手とは違う』という感覚があったのかもしれないですね」

――意図したものかどうかは分からないですが、1Rと2Rのチマエフは別人のようでした。

「そこがまだチマエフの分からないところなんですよ。スタミナが切れてしまったのか、あえてそうしたのか。3Rに入ると何度かテイクダウンに成功しているし、結局チマエフの全貌が分からない(笑)」

――3Rはウスマンのパンチも当たりだしたので、このままウスマンが前に出て、チマエフが弱気になると思ったんです。そうしたら打撃でも打ち返していましたよね。

「それはバーンズ戦でも感じたことで、僕はチマエフは試合終盤の競り合いになったら弱気になるタイプだと思っていたんですよ。でもバーンズ戦はそういう競り合いでも勝負強さを見せたんですよね。今回も2Rを見終わって、3Rはこのままウスマンの流れるになるかなと思っていたら、最後はチマエフが盛り返して勝っている。2試合連続ちゃんと競り勝っているわけだから勝負弱くはないと思うんですけど、1Rの圧倒ぶりからすると、もっと圧勝できる気もするじゃないですか。でも最終的に接戦になってしまっているので『結局、チマエフどうなの?』と思われてしまいますよね」

――そんな謎多きチマエフではありますが、シングルレッグからテイクダウンしてバックコントロールという流れは素晴らしかったです。ここ最近のロシアや中央アジア出身の選手が得意にしているムーブです。

「シングルレッグ、テイクダウン、相手が立ってきたらバックキープ、仮に立たれてもスタンドでバックをとる、そこからテイクダウン……この流れが完全に出来上がっていますよね。チマエフはハビブ軍団とは別チームなので指導者やトレーナーが同じということはないと思うんですけど、あの地域のレスリング系の選手の技術体系や動きが似ているというのは不思議な部分ではあります。これは推測ですけど“組み伏せて殴る”ことを突き詰めていくと、バックコントロールに行きつくんじゃないですかな、と」

――スクランブルの攻防が増えて、組みの展開で選手が立つという選択をするようになった。グラウンドで両足をフックする柔術的なバックコントロールよりも、レスリング的な足をフックしないバックコントロールの時間が長くなっていることも影響していると思います。

「その方が殴りやすいというのもあるでしょうね。あとは立たれるリスクもあるけれど、スタンドでバックについていればOKという感覚もあると思うんですよ。立たれて正対されるのはダメだけど、バックについていれば仕切り直しできるみたいな」

――スタンドのバックキープがイーブンではなく有利な状況ということですね。

「山登りでも五合目にベースキャンプを置いて、登山途中に天候が悪くなったら一旦ベースキャンプに引き返すじゃないですか。そのベースキャンプがスタンドのバックキープというか。テイクダウンして完全にバックコントロールするのがベストだけど、その攻防で自分が下になる・立たれて距離を取られるリスクがあるなら、立たせてバックキープする方がいい。スタンドのバックキープは6:4で有利だけど、正対されたら4:6で不利になる。だから6:4で有利でいられるところまで戻されることはよしとする感覚なんだと思います」

――なるほど。“立たれた”ではなく“立たせた”という見方もできる、と。そう考えるとポジショニングの概念も選手のファイトスタイルや技術によって変わってきますね。

「もちろんスタンドのバックキープからテイクダウンする&組み伏せる技術ありきですが、彼らにとってはグラウンドのポジションキープよりも体力の消耗も少ないんだと思います。そこまで展開に幅を持たせることが出来たら体力的にも精神的にも余裕を持てますよね」

――逆にショートノーティスで出場が決まって、本来はウェルター級ながら、ミドル級のチマエフとあれだけ出来たウスマンの強さも再確認しました。

「チマエフのテイクダウンを切って、捌くところは捌いてましたからね。UFCは試合中にテイクダウンの成功率が出るじゃないですか。確かにテイクダウンを取られてはいるんですけど、防いでいると言えば防いでいる。その数字は『あれだけチマエフのテイクダウンを防いだウスマンはすごい!』なのか『結果的にウスマンからテイクダウンを取っているチマエフはすごい!』なのか。チマエフが未知数な部分を残している分、どっちなんだろうなと思ってしまいますね(笑)。もちろんウスマンをテイクダウンするチマエフの能力はすごいですんですけど」

――チマエフは前回の試合が13戦目ですし、まだまだ伸びしろはありそうですね。UFC自体も完成された選手が集まるというより、UFCで戦っていくなかでキャリアを積んで伸びていく選手たちが増えそうです。

「例えばDWCS(Dana White’s Contender Series)から無敗のまま上がってくる選手もいますけど、正直『えっ?』と思うような選手もいるんですよ(笑)。でも今のUFCはそれもありというか。戦績がいい選手を30~40選手くらい集めて、その中にダイヤの原石が1人いればいいという考えで、昔と比べるとふるいのかけ方が変わってきているんだと思います。とりあえず戦績がいい選手を数で集めて、UFNのアンダーカードで削って行くみたいな」

――以前は他のプロモーションで勝ち上がった選手がUFCを目指していましたが、今はUFCというプロモーション自体がもう一つ大きなふるいを持ったイメージですよね。それがRoad to UFCやDWCSでもあると思いますし。

「とりあえず履歴書を送って、書類選考は通過みたいな(笑)」

――まずはバイトから始まって正社員まで険しい道のりが続く、と(笑)。言い方を変えれば間口が広がった分、UFCに引っかかる可能性やチャンスは増えましたよね。

「まだDWCSに日本人が出る機会は少ないですけど、木下憂朔選手の例もありますからね。ただそれは他の国にも言えることで、アジア圏でも色んな国から選手が出てきているじゃないですか。来年はUFCとしてインドから選手を育成するプログラムをスタートさせるという記事も見ましたし、Road to UFCに出ている選手たちも1年間で急成長していますからね」

――UAE Warriorsに参戦中の藤田大和選手を取材したのですが「国全体でMMAが盛り上がっている空気を感じるので、これからすごい選手が出てくる可能性もあると思います」と話していました。

「UAEWやBRAVE CFを経由してUFCに出る選手たちは一味違いますよ。あとはムハマド・モカエフのようにIMMAFに出ている選手たちは、アマチュアだけどめちゃくちゃレベルが高いところで試合をしてきているから、先ほどとは逆で『この強さでこの戦績?』と驚くような選手も出てきますよね。MMAという競技の発展という意味では、そういった動向も見ていきたいと思います」

――もしかしたら数年後にインドやUAEがMMA大国になっているかもしれない。そんな言葉で今月の一番を締めさせていただきます!

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【BRAVE CF76】1カ月で6大会、BRAVE CFの注目ニューフェース=ジョシュ・トーゴ「世界中どこでも戦う」

【写真】ファイターのVサインって珍しい……かも(C)MMAPLANET

25日(土・現地時間)、インドネシアはジャカルタのバライ・サルビニでBRAVE CF76が開催される。先週の初のスペイン大会から今日のインドネシア大会、12月5日のバーレーン大会、5日はブラジル、8日と15日に再びバーレーンと人知れずイベントラッシュのBRAVE。それだけ国際色豊かなファイターが集まっている。
Text by Manabu Takashima

シンガポール大会のメイン=ライト級3回戦でタイトルコンテンダーのカミル・マゴメドフと対戦するジョシュ・トーゴもそんな選手の1人だ。シドニー出身のレバノン系豪州人ファイターのトーゴは、同国を代表するフィーダーショー=HEX FSやEternal MMAでキャリアを積みながら、闘う舞台を中東に求めUAE Warriorsではウェルター級王座を獲得も、UAEからバーレーンベースのBRAVEに戦場を移した。

そして初戦を上記のようにメイン&タイトル挑戦経験者と戦うトーゴにインタビューを試みた。


――今週末、BRAVE CFのデビュー戦をインドネシアで迎えます。今の気持ちを教えてください(※取材は23日に行われた)。

「凄く良い感じだよ。BRAVEデビュー戦をメインイベントで戦う。しっかりと自分の力を見せたいと思う」

――MMAとの出会いは、いつだったのでしょうか。

「16歳の時にボクシングを始め、キックボクシングに転向したんだけど、そこからレスリング、柔術、MMAを練習するようになっ。それ以来、ずっとこのスポーツを続けているよ。もう10年になるよ。キャリアの最初はシドニーでも裏街道のようなジムにいたけど、今ではオーストラリアン・トップチームの所だ」

――豪州はMMA界でも強豪国の一つですが、その豪州のトップフィーダーショーで戦いながら中東のプロモーションを活動の場に選んだのは?

「凄く単純なことだよ。その機会が巡ってきたからだよ。デビューをしてから豪州中を行ったり来たりして戦い、それが海外になっただけのことで。UAEWではウェルター級チャンピオンになったけど、通常体重だったからライト級で戦う機会を求めていた。国内でも戦うし、それが今回はBRAVEで戦うことになったということで。UAEだけでなく、世界中どこでも戦う。だから、BRAVEのインドネシア大会で戦うんだ」

――UAEWのチャンピオンだとUFCへの道も模索できたかと思うのですか。

「BRAVE CFもUAEWもこの世界のトッププロモーションの1つだ。UAEWだけでなく、BRAVEも多くのファイターがUFCに進んでいる。MMAを戦っているなら、誰だってUFCで戦いたいに違いない。そういう意味でBRAVEはUAEWと並んで、そのチャンスが多い場所だ」

――既にライト級王座挑戦経験のあるカミル・マゴメドフとの試合はとても大切になってきますね。

「彼の試合をチェックしたけど何も印象に残るものはなかったよ。僕が過去に戦ってきた相手より、特に優れていることなんてないしね。まぁ2Rか3RでTKO勝ちできるだろう」

――ジョシュはしっかりとタイミングを計り、見事な左カウンターショットを持っていますが、2Rか3Rで倒すということは初回で距離とタイミングを掴むということでしょうか。

「別に1Rで倒せるなら、倒す。今回の試合に関しては、対戦相手がガチャガチャした展開に持ち込むために圧を掛けてくるだろうから、そこの対策はしないといけないと思っている」

――マゴメドフはスイッチヒッターですが、オーバーハンドやフックを振るってダブルレッグやクリンチに入る。打撃もそうですが、組みも左右の両方の構えで仕掛けることができます。

「全然気にならないよ。さっきも言ったように何も特別なモノではないから。これまでも彼のようなレスラーとはいくらでも戦ってきた。柔道が得意な相手もいたし、ミドル級やウェルター級で組みが得意な選手を相手にしてきたんだ。だから、今回ダゲスタンのレスラーと戦うからといって気になることはない。もちろん、彼はテイクダウンを狙ってくるだろう。何をやってくるのか、明白だから逆に戦いやすいぐらいだ。

彼の動きが僕に攻める機会を与えることになる。ただ、真正面から攻めてくるだろうし、僕には彼にない角度からの攻撃がある。組みの圧力に負けないプレッシャーを与えて、打撃で戦う。それにテイクダウンを奪われても、何も問題じゃない。10年間、僕も寝技を磨いてきたから。

MMAを戦うために一番必要なことは、自信。自分のことを信じること。その点において、僕は今回の試合に向けて絶対の自信を持っているよ」

■視聴方法(予定)
11月25日(土・日本時間)
午後9時00分~ DAZN

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【UAEW45】藤田大和が振り返るアディロフ戦「カーフとギロチンでMMAの幅が広がった」

【写真】2試合連続ギロチンで一本勝ちした藤田。海外挑戦へ向けて磨いていた技だ(C)UAEW

10月17日(火・現地時間)にUAEはアブダビのアルジャジーラ・クラブで開催されたUAE Warriors45にて、カザフスタンのサンスハル・アディロフにギロチンチョークで勝利した藤田大和。
text by Takumi Nakamura

UAEW初参戦となった8月大会でのフィルカドベク・ヤクボフ戦に続き、2試合連続同じ技での一本勝ちだった。UAEW参戦が決まるまで約11カ月間のブランクがあった藤田だが、フィニッシュのギロチンはブランクの期間で習得した技であり、試合序盤でペースを掴んだカーフキックはUAEW参戦以降に磨きをかけた技だ。

海外挑戦までの準備期間で取り組んできたことが身を結ぶ形となった。今回のインタビューではギロチンを極めるまでにどんな過程があったのかを聞くと共に、急速に拡大しているUAEでの戦い、そして目標に掲げるUFC参戦への想いを訊いた。


――UAEW45ではアディロフからギロチンチョークで一本勝ちを収めました。これでUAEWでは2連続一本勝ちという結果になりました。

「こんなに上手くいくとは思っていなくて、出来すぎで怖いくらいです。うれしいを通り越して不思議な感じがします(笑)」

――そんな出来過ぎな(笑)アディロフ戦について聞かせてください。事前のインタビューでは「足を使ってジャブを突くパンチ主体の選手ですけど、自分から組みに行く場面もある。対して相手が組んで来るとスプロールすることもできて、何でもやれるタイプ」とアディロフを分析していましたが、比較的早い段階から組んで来ましたよね。

「実はアディロフが想定していたことと全く逆のことをしてきたんですよ。事前に映像を見た限り、構えはオーソドックスでパンチ主体&基本的には組まずに打撃で来ると思っていたら、すぐに構えをサウスポーにスイッチして蹴りを出してきて。それで僕も少し離れた距離を取っていたら、今度はテイクダウンに来るという(苦笑)。戸惑いまではいかなかったですが、ゲームプランを考え直さないといけないなと思いました」

――相手が想定外のことをやってくることはあると思いますが、そこまで逆のことをやるのは珍しいですね。

「でもMMAは色んな局面があるので、想定外のことが起こりやすいと思うんです。今回も事前に見た映像で相手がオーソだから、スパーリングの相手もオーソで揃えるということはしなかったですし、満遍なく色んな選手と練習しました。むしろうちのジムにはサウスポーの選手も多いので、サウスポーは問題なかったです」

――アディロフは開始直後はオーソドックス、藤田選手がカーフを蹴ったあとにサウスポーにスイッチしましたがが、あれは相手がカーフを嫌がっていたのでしょうか。

「間違いなくそうですね。あれは右カーフが効いたからスイッチしたんだと思います。僕が右カーフを蹴ってアディロフがサウスポーにスイッチして、また一瞬オーソに戻したんですけど、その瞬間に右カーフを蹴ったんです。そうしたらすぐに構えをスイッチしたんで、完全に嫌がっているなと思いました。ケージに押し込まれている時にアディロフの左足を見たらかなり腫れていたので確実に効いていたと思います」

――カーフキックは練習していた技なのですか。

「数年前にみんなが使うようになって、自分も練習していた技ではあります。ただUAEWに出るまでは相手のバランスを崩すイメージの蹴り方で、効かせようと思って蹴ったのはUAEWに参戦するようになってからです。練習でもピンポイントで効かせられるようになってきて、カーフは今の自分にとって一つの武器になりました」

――カーフを効かせたあとはケージに押し込まれる展開が続きますが、あの場面ではどんなことを考えていましたか。

「僕自身、ケージを背負った状態は得意というか、試合で寝かされることはほぼないんですよ。普段から倉本(一真)さんや山北(渓人)と組み合っているので(寝かされる)怖さはなかったですし、逆に少し先の展開も考えながらやっていました。あのままラウンド終了までいっちゃうとポイントを取られるので、立ち上がるタイミングを計ってましたね」

――慌てずに対処できていたわけですね。

「相手はかなり力を使っていたと思いますが、僕はほとんどスタミナも使わず、息も上がっていなかったです」

――そこからギロチンを狙っていく流れとなります。

「トータル3回ギロチンを狙って、3回目で取ったんですけど、1回目でトライしたときに『(アディロフは)あんまりギロチンを取られ慣れてないな』と思ったんです。だから1回目はギロチンに固執しなかったし、2回目もギロチンの態勢にはなりましたけど、そこまで極めの形にはなっていなかったので、どちらかというと立てればいいやという技のかけ方でした」

――私見ですがギロチンは何回もトライして極まるというよりも、タイミングを合わせて一発で極めるイメージのサブミッションなんです。なので2回トライして極まらなかったところを見て、もうこの試合でギロチンでフィニッシュするのは難しいのかなと思ったのですが、実際は逆だったんですね。

「はい。僕もギロチンを失敗すると力も使うし、下になるリスクもあるので、何度もトライしないのですが、あの時は取れる感覚があったので、無理な態勢から取りにいく必要はないと思いました」

――そしてフィニッシュのギロチンですが、アディロフがダブルレッグに来た時点で「もらった!」と思いましたか。

「はい。あれはがぶった瞬間にガッチリ入っていました。あのまま両足を組んでも極まりそうだったんですけど、相手も動いてきたので、何度か回転して極まる形でした」

――ギロチンで2連続一本勝ちという結果になりましたが、いつからギロチンが得意になったのですか。

「具体的な時期は覚えていないですが、UAEWに参戦するまで1年ほど試合が空いて、そこで色々と練習して覚えましたね。試しにやってみたら自分にしっくり来たというか。最初は若い選手やアマチュア選手に極まるようになって、UAEWに出る直前くらいからはプロ選手にも極まるようになっていきました」

――UAEW参戦ではケージレスリングも強い中央アジア系の選手と試合が続いて、期せずしてその対策になっていたようですね。

「予習みたいな感じになってました(笑)」

――ここ2試合はギロチンでフィニッシュして、今後はギロチンを警戒されると思います。

「でもギロチンを警戒してくれればケージレスリングや組みの時間が短くなる=打撃の時間が長くなると思うので、それは自分にとってはやりやすいです。カーフキックとギロチンを覚えて、自分のMMAの幅が広がりましたね」

――さて次戦についてですが、何か具体的な話は進んでいますか。

「まだ話はしていないですが、今後も継続してUAEWには参戦したいですし、UAEWにはフライ級のタイトルがないので、これをきっかけにベルトを作って欲しいですね。ベルトという形を残せばUFC参戦という目標にも近づけると思っています」

――藤田選手はいつからUFC参戦を視野に入れていたのですか。

「明確に目標になり始めたのは(2021年2月に)DEEPで暫定王座を獲ってからですね。(2022年5月に)神龍(誠)くんと統一戦をやる前にはこれで勝ったらいけるかもしれないと思っていたのですが負けてしまって。そこからまたキャリアを尽くり直そうと思い、海外で試合をやりたいと思いました。UAEWが決まるまでの空白の期間も幾つか話があったのですが、最終的にまとまらなくて。結果的にUAEWで試合を組んでもらって、現にUAEWからUFCに行った選手もいますし、そこで2連続一本勝ちできたことは大きなアピールになっていると思います」

――ずばり藤田選手がUAEWで戦ってきた相手はRoad to UFCよりも手強い・厳しい相手だと思います。レコードに黒星がつくリスクもありますが、そういった相手と戦って自分のレベルを上げていきたいですか。

「はい。僕は野蛮なヤツとやり合いたいので(笑)。人間は本能的にも相手が強い・怖いと思っている方がいいパフォーマンスを出せると思っています」

――UFCを目指すうえで色んな方法や道があると思いますが、藤田選手が選んだ道がUAEWということですね。

「はい。今はUAEWが主戦場になっていますし、ほかにUFCにつながるチャンスがなければ、UAEWで戦っていきたいです」

――UAEという国自体もMMAが盛り上がっているのですか。

「かなり格闘技熱は高いですね。もともとADCC発祥の国ですし、国営放送でUFCやUAEWはもちろん、柔術やグラップリングの試合も放送されているんですよ。僕も帰りの空港で『昨日試合して勝ったヤツだろ!?』みたいに声をかけられたりもしました。国全体でMMAが盛り上がっている空気を感じるので、これからすごい選手が出てくる可能性もあると思います」

――サッカーではサウジアラビアリーグのクラブがオイルマネーを使ってネイマールやクリスチアーノ・ロナウドといったスーパースターを次々と獲得しています。MMAでもオイルマネーが動き出すと今までの常識が覆るようなことが起きるかもしれないですね。

「全然あると思いますね。僕はいつチャンスが来てもいいように、このまま勝ち続けていきたいと思います」

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UFC294:第7試合・モハンマド・ヤヒヤ vs. トレバー・ピーク

ライト級。

UFCデビュー戦となるヤヒヤは地元UAE初のUFCファイター。アブダビで開催されているUAEウォーリアーズではライト級王者となり、2度の防衛に成功している(本人のインタビューによると、UAEWラトビアの地域タイトルの模様)。フィーダーショーとして高い評価を得ているUAEウォーリアーズだが、ここまではローカルレベルの相手としか戦っておらず、2017年と2019年にBellatorヨーロッパ大会に出場しているが1勝1敗。キック・柔術のキャリアがあり、キック戦績は22戦全勝。MMA12勝3敗の29歳。

ピークはプロデビュー戦ノーコンテストの後、全試合KOでコンテンダーシリーズに出場。コンテンダーシリーズでもKO勝ちし、今年2月のUFCデビュー戦も大振りのパンチがヒットしKO勝ち。しかし6月の2戦目は9日前に代役出場が決まった13勝6敗のチェペ・マリスカル相手に序盤は荒っぽいパンチで攻めていったが、マリスカルに組み止められ、柔道スローで投げられグラウンドで攻められる展開。消耗した2R以降は打撃でも劣勢となり、判定負けで初黒星を喫した。アグレッシブだが攻めが雑すぎて、UFCレベルでは厳しい印象。28歳。

詰めてきたピーク。ケージまで下がったところで右がヒットしヤヒヤダウン!すぐに立ったが、ピーク今度は組むとボディロックからテイクダウン。ケージを使って立つが、なおもボディロックを放さずテイクダウンを狙う。こらえたヤヒヤ。押し込んで太ももに膝を入れていくピーク。離れた。ミドルを入れるヤヒヤ。ようやく出てきた。左がヒット。ピークのインローで体勢を崩したヤヒヤ。左右のパンチを振って出てきたピークに飛び膝を狙ったヤヒヤ。ヒットせずピークタックルへ。首を抱えるヤヒヤ。アナコンダチョークで絞めるが放した。ホーン。

1Rはダウンを取ったピークのラウンド。今までのように荒っぽい攻めがない。

2R。出たピークにカウンターの左がヒット。ケージに詰めたピークが左右のフックを打ち込む。ピークらしい荒い打撃。またケージを背負うヤヒヤ。ピークが大振りのパンチで出たがサークリングでかわした。しかし手数が少ない。カウンターの左がヒットしたが単発。ピーク距離を詰めてワンツー。パンチでケージまで下がらせるとピークタックル。受け止めたヤヒヤ。放して殴るピーク。距離が詰まり、左右のパンチを振り回すピーク。ヤヒヤも最後に右を返した。ピークまた詰めて、ケージまで追い込んだところでワンツー。ホーン。

2Rピーク。

3R。ピークまた詰めてきた。ケージを背負ったところで得意の荒いパンチ振り回し。組み付いてしのごうとするヤヒヤだがピークボディロックからテイクダウン。マウント。しかし足を引き抜いたヤヒヤがケージで立つ。また四つから足をかけてテイクダウンしたピーク。バックに付くが、振り落として立つヤヒヤ。ピークまたパンチで出てケージに押し込む。引き剥がしたヤヒヤ。ワンツーを入れたヤヒヤだがジャブをもらう。タックルに来たピーク。入れ替えたヤヒヤだが、またピークがケージに押し込む。ボディロックからテイクダウンを狙うがこらえたヤヒヤ。すぐに追うピーク。肘がヒット。下がるヤヒヤを追っていく。四つに組んだがピークが逆にテイクダウン。ハーフ。下からホールドするヤヒヤ。マウントに。ガードに戻して下から足で距離を取ったヤヒヤ。タイムアップ。

29-28、30-27×2の3-0でピーク勝利。

地元初のUFCファイターだったヤヒヤだが、1勝1敗のピーク相手に終始圧される展開。1R終盤のアナコンダ以外は見せ場なく、敗退。今日の内容だけでは、地元枠で出ただけに見えた。

ピークは今まで良くも悪くも雑で荒い攻めばかりだったが、今回は慎重な攻めで、勝ちはしたが魅力も半減。

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【UFC294】初のUAE人UFCファイター誕生=モハメド・ヤヒア「アブダビは世界のファイト・キャピタル」

【写真】天窓から灼熱の後光がヤヒアを照らす(C)MMAPLANET

21日(土・現地時間)、UAEはアブダビのエティハド・アリーナで開催されるUFC 294「Makchachev vs Volkanovski 2」では、史上初のUAE生まれでUAE育ちのMMAファイターが誕生する。
Text by Manabu Takashima

メイン登場の世界ライト級王者イスラム・マカチェフ、コメンで戦うカムザト・チマエフ、ビクター・ヘンリーと注目のバンタム級マッチが控えるジャビッド・バシャラットなど、中東のみならず欧州、ロシアからもムスリム・ファイターが集まる同大会。チマエフが近頃スウェーデンからUAEの国旗の下で戦うことを決めたが、ドバイで生まれ&在住のモハメド・ヤヒアこそが、正真正銘のアラブ首長国連邦産のUFCファイターだ。

ライト級でトレヴァー・ピークと戦うヤヒアは、UFCファイターを目指しカンフージムでキックを始めると、プロMMA初陣から9年目で世界最高峰に辿り着き、母国で初陣を迎えることとなった。そんなヤヒアに初インタビューを試みた。


──モハメド、最初にY A H Y Aという綴りですが、発音はどのようになるのか教えていただけないでしょうか。

「ヤヒアだよ。ヤ・ヒ・ア」

──モハメド・ヤヒアですね。ありがとうございます。アラビア語の発音方法がまるで理解できおらず。そのモハメドですが、UAE初のUFCファイターとして母国大会でトレヴァー・ピークと対戦します。今の気持ちを教えてください。

「とても良い感じだ。国を代表して戦うことを誇りに思う。この国を代表してUFCで戦うことが、ずっと夢だったからね。繰り返すけど、誇りだし幸せなことだ」

──モハメドのプロMMAデビューは、2014年の3月。もう8年半も前になりますが、なぜMMAファイターになろうと思ったのでしょうか。

「14歳の時にTVでUFCを視た。どこか、MMAのトレーニングができる場所はないか探し始めたんだ。最終的に何か格闘技ができる場所として、カンフーのジムを見つけることができた」

──カンフーですかっ!!

「そうだよ(笑)。当時のドバイには、MMAの練習ができる場所はなかった。ブラジリアン柔術のアカデミーは少しあったけど、ほとんどが打撃のジムだったんだ。グラップリングができるところは、本当に少なかった。でも、そのジムではキックボクシングもならうことができて、アマチュアでキックの試合に出るようになった。アマ・キックの戦績は22勝0敗だよ。18 歳……19歳の時かな、MMAの練習に参加するようになった。TK MMAで」

──TK MMAということは、タム・カンの?

「そうだよ。UAEで一番大きなMMAジムだ。今やカムザット・チマエフを世界中からファイターが集まっている」

──打撃出身なので、モハメドのストロングポイントはストライキングと日本のファンに紹介して問題ないですか。

「僕としては、自分はオールラウンド・ファイターだと思っている。ただ、やっぱり立って打撃で戦うことが好きだね。でも、どの局面でも戦うことができるよ。だからこそ、打撃がより生きてくる。結果、UAEWでUAEWアラビア・ライト級チャンピオンになり、UFCと契約できた。そして、週末には国を代表して、世界最大のステージで戦う。凄くハッピーだよ。」

──初のUAEからのUFCファイターになりましたが、今後はこの国のMMAを引っ張る立場にありますね。

「初めてUAEからUFCファイターになったことも、非常に誇りに思っている。UAEでMMAは急激に発展しているんだ。アブダビは世界のファイト・キャピタルになろうかという勢いだ。柔術、キックボクシング、ボクシングで世界最大のイベントが開かれ、UFCでもとても重要な大会開催地になっている。

UAEの子供達が、UFCファイターを目指そうと思った時、自分の国の選手がそこにいるかどうかはとても大切になってくるはずだ。僕はUAE初のUFCファイターになったけど、絶対に最後にはならない。この国では時間を掛けて、MMAへの投資が続いている。IMMAFの世界大会を開くように、アマチュアMMAの発展にもしっかりと力を注いでいる。UAEのMMAには、素晴しい未来が待っている。そんな母国で最初のUFCファイターになれたことは、とても嬉しい」

──では対戦相手のトレヴァー・ピークの印象を教えてください。

「タフな相手だけど、なんら特別なところはない。打撃にしてもそこまで秀でているモノでなく、レスリングもそうだ。どこの局面でも僕が上回っているだろう。自分の力を披露するのに、完璧な相手といえる。全力で殴って、蹴って──UFCにあっても、自分がハイエストレベルのファイターだということを証明したい。何かがオクタゴンのなかで、起こる。そんなファイトを皆に見て欲しい」

■視聴方法(予定)
10月21日(土・日本時間)
午後11時00分~UFC FIGHT PASS
午後10時30分~U-NEXT
10月22日午前3時~PPV

■UFC294対戦カード

<UFC世界ライト級選手権試合/5分5R>
[王者]イスラム・マカチェフ(ロシア)
[挑戦者]アレックス・ヴォルカノフスキー(豪州)

<ミドル級/5分3R>
カマル・ウスマン(米国)
カムザット・チマエフ(UAE)

<ライトヘビー級/5分3R>
マゴメド・アンカラエフ(ロシア)
ジョニー・ウォーカー(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
イクラム・アリスケロフ(ロシア)
ヴァレリー・アウベス(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
サイド・ヌルマゴメドフ(ロシア)
ムイン・ガフロフ(タジキスタン)

<フライ級/5分3R>
ティム・エリオット(ロシア)
ムハマド・モカエフ(英国)

<ライト級/5分3R>
モハメド・ヤヒア(UAE)
トレヴァー・ピーク(米国)

<バンタム級/5分3R>
ジャビッド・バシャラット(アフガニスタン)
ビクター・ヘンリー(米国)

<ミドル級/5分3R>
セドリクス・デュマ(米国)
アブ・アザイター(ドイツ)

<ライト級/5分3R>
アンシュル・ジュビリ(インド)
マイク・ブリーデン米国)

<フェザー級/5分3R>
ナサニエル・ウッド(英国)
ムハンマジョン・ナミモフ(タジキスタン)

<女子ストロー級/5分3R>
ジン・ユフレイ(米国)
ヴィクトリア・ダダコワ(ロシア)

<ミドル級/5分3R>
ブルーノ・シウバ(ブラジル)
シャラブジン・マゴメドフ(ロシア)

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藤田大和、吉野光 出場『UAE Warriors 45』試合結果

るるぶドバイ'24



▼UAEWライト級王座決定戦 5分5R
〇アムル・マゴメドフ(ロシア)7勝0敗
[1R 3分38秒 リアネイキドチョーク]
×ジェコンギル・ジュマエフ(ウズベキスタン)10勝4敗
※マゴメドフがライト級王者に

▼バンタム級 5分3R
〇ラニー・サーデ(ドイツ)13勝4敗
[2R 4分59秒 リアネイキドチョーク]
×ジェニル・フランシスコ(フィリピン)13勝8敗

▼150ポンド契約 5分3R
〇ヴァルテル・コリアンドロ(イタリア)14勝4敗1分
[1R 3分56秒 TKO] ※右ストレート
×アリ・アルカイシ(ヨルダン)15勝7敗

▼バンタム級 5分3R
〇リネット・ハバロフ(ロシア)8勝0敗
[2R 2分15秒 TKO]
×吉野 光(ALMA FIGHT GYM LIFE)12勝4敗

▼フライ級 5分3R
〇ヴィクター・ヌネス(ブラジル)10勝5敗
[1R KO]
×ノウラス・アブザク(ヨルダン)11勝5敗

▼フライ級 5分3R
〇藤田大和(リバーサルジム新宿 Me,We)11勝4敗
[1R 4分43秒 ギロチンチョーク]
×サンスハル・アディロフ(カザフスタン)11勝2敗1分

▼ライト級 5分3R
〇アブダラ・コツァエフ(タジキスタン)5勝0敗
[1R 4分21秒 TKO] ※マウントヒジ
×ペトル・バズドゥガン(モルドバ)5勝1敗

▼139ポンド契約 5分3R
〇ラバザリ・シェイドゥラエフ(キルギス)9勝0敗 ※
[2R リアネイキドチョーク]
×マゴメド・アルアブドゥラ(ロシア)12勝2敗1分

▼女子フライ級 5分3R
〇ワン・コン(中国)3勝0敗
[判定3-0] ※30-27×3
×アミーナ・ハダーヤ(豪州)3勝2敗

▼ミドル級 5分3R
〇ハビブ・ナビエフ(ロシア)7勝0敗
[2R リアネイキドチョーク]
×アディス・タライベク・ウウル(キルギス)8勝5敗2分

▼ライトヘビー級 5分3R
〇バルトズ・シェフチェク(ポーランド)7勝2敗1分
[2R TKO]
×アルテム・ゼムリャコフ(ベラルーシ)4勝1敗1分

 10月17日にアラブ首長国連邦アブダビのアルジャジーラ・クラブで開催された『UAE Warriors 45』の試合結果。藤田大和はサンスハル・アディロフに1Rギロチンチョークで勝利。吉野光はリネット・ハバロフに2R TKO負けしています。続きを読む・・・