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CJ・ヴェルガラ DWCS S05 Ep02 MMA UFC サイモン・オリベイラ ジョシュ・クィンラン チディ・ンジョグアニ チャド・アンヘリガー ブログ

【DWCS S05 Ep02】47秒KO勝ちのジョシュ・クィンラン以下、5人の勝者が全員UFCへステップアップ

<ウェルター級/5分3R>
ジョシュ・クィンラン(米国)
Def.1R0分47秒by KO
ローガン・アーバン(米国)

3日前に試合を受けたアーバンがローとミドルの交換のあと、ローに右ストレート一閃。この一発でローガンの足が泳ぎ、頭が揺れる。懸命にケージを背負って立ち続けるアーバンだが、左右のパンチをクィンランが打ち込む。組みにいったローガンに右オーバーハンドを連打したクィンランは、ヒザをついたローガンに続き右の連打、そして左ストレートを打ち込み、勝負を決めた。

デビュー以来6連勝、6連続フィニッシュ勝利としたクィンランは「対戦相手が変わったけど、ここまでのハードワーク、規律を守った練習をしたことで、神がこの結果をもたらしてくれた。距離とレンジに注意して戦い、いけると思った時に動いた。一発ではまだ組んでリカバリーしようとしていたから、勝利が決まるまで攻め続けたんだ。これからもハードに練習を続けるよ」と非常に物静かに話した。

そして審判の時──ダナ・ホワイトは「アンヘリガーはもっと体を使って、もう少し激しく動くべきだった。ただし、これで9連勝だ。そして1-5のアンダードッグだったんだ。そこを見ないといけない。チャド、君は合格だ」とまず、チャド・アンヘリガーとの契約を宣言した。

続いて「CJ、5連勝で5KO勝ち。本当の強者を完全にKOした彼も、アンダードッグだった。今夜、彼以上に印象を残した選手はいない。彼は世界のトップへの道を歩み始めた。カモン、CJ」と続いてCJ・ヴェルガラもUFCへのステップアップが決まった。

「完全な肉弾戦だった。30歳、18勝3敗──凄い試合だった」とサイモン・オリベイラ、「パーフェクトだった。スーザは打撃で上だと言っていたけど、焦せってテイクダウンを狙った。それでもしっかりとスイープし完璧な試合だった。俺はナイジェリア人のバッドアスが必要なんだ」とチディ・ンジョグアニもUFC入りに確定。

さらに「ジョシュについては……Holly Shitだ。Holly Shit、公平に見てローガンはショートノーティスでこの試合を受けた。そしてジョシュはそこをしっかりと理解して、素晴らしいデビュー戦を戦った」とジョシュ・クィンランともサインすることとなり、5人の勝者全員がUFCへのステップアップを果たすことになった。


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DWCS S05 Ep02 MMA チディ・ンジョグアニ マリオ・ソウザ

【DWCS S05 Ep02】急所へのヒザに苦しんだンジョグアニが、ソウザをヒジでパウンドアウト

<ミドル級/5分3R>
チディ・ンジョグアニ(米国)
Def.3R1分15秒by TKO
マリオ・ソウザ(ブラジル)

低いガードで前蹴りを見せたソウザに対し、ンジョグアニも距離を取って様子を伺う。ソウザはハイからロー、ンジョグアニもローを返す。互いに蹴りに警戒しつつ、攻撃は足飲みという展開が続く。右ハイからスピニングバックフィストのソウザだが、距離が遠い。ンジョグアニはローを蹴られ、バランスを崩すと起き上ってすぐにクリンチへ。ケージを背負ったソウザはウィザーからヒザ蹴りへ。モロに急所に入り、ンジョグアニが座り込む。

2分30秒のインターバルをおき、試合は再開される。ンジョグアニが右前蹴り、ようやくソウザが左を振るって前に出る。蹴りを裁き、ワンツーから組んでいったソウザに対し、ンジョグアニが仕返しとも取れるヒザを急所に入れるが、同時にソウザのヒザも急所を捉えている。直後にソウザがバックに回ったため、レフェリーが流す。その後、ンジョグアニが正対してヒザを出し合うと、またもソウザのヒザが急所に入り、試合は2度目の中断へ。

今度は3分15秒で、リスタートに応じたンジョグアニ。ソウサにペナルティが-1Pが与えられ、パンチで前に出る。ジャブを当てたンジョグアニは、ボディロックテイクダウンを切り返してトップを奪取する。ハーフでンジョグアニはエルボーを落とし、ソウザは下から鉄槌も時間に。ンジョグアニが10-8とした可能性もある初回となった。

2R、ンジョグアニがワンツーから前蹴り、前に出てきたソウザに右を打ち込む。クリンチに持ち込んだソウザだが、ケージに押し込まれヒザ蹴りから右フック、直後にヒザを再び腹に突き上げられる。シングルに転じたソウザは、一度は上になるがワキを差したンジョグアニが、レッスルアップからリバーサルに成功する。

ンジョグアニがパス、上四方から腕を狙う。ソウザはハーフに戻し、ニーシールドからZハーフもエルボー、鉄槌、パンチを顔面に受ける。絡ませた足を畳まれ、きかせなくなったソウザはパンチを連打される。外掛けから足関節も、直ちに察知したンジョグアニが足を抜いてパンチへ。ソウザはパス狙いにヒザ十字狙いも、正座をして足を畳んだンジョグアニがサイドバックからパンチを入れ続けラウンド終了となった。

最終回、逆転にはフィニッシュしかないソウザだが、ヒザの連打を受けて引き込みを強いられる。クローズドの中からパンチを落とす、ケージ際に移動したンジョグアニはボディと顔面にパンチを打ち分ける。ケージに押し込まれ動けないソウザは、ハーフから左右のパンチを連続で受ける。左のワキ腹から顔面というコンビネーションに気を取られていたソウザは、視界の外から右エルボーを落とされて完全に動きが止まる。そのまま右エルボーの連打でンジョグアニがTKO勝ちを決めた。


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DWCS S05 Ep02 Report UFC サイモン・オリベイラ ブログ ホセ・アルダイ

【DWCS S05 Ep02】パンクラス来日のオリベイラは、アルダイにスプリット勝利。なるか契約!!

<バンタム級/5分3R>
サイモン・オリベイラ(ブラジル)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
ホセ・アルダイ(メキシコ)

パンクラスに来日経験のあるオリベイラがジャブから右ハイを狙い、スピニングバックフィストへ。アルダイは右ボディフック、左ボディストレートを入れる。ミドルハイから前に出たオリベイラはアルダイの右フックを被弾する。前蹴りをスウェイでかわしたアルダイだが、右を打たれる。続くスピニングバックフィストをかわしたアルダイが左ミドルから右ハイを蹴っていく。

回転バック拳を多用するオリベイラが、組んで一気にケージにアルダイを押し込む。ハイクロッチでテイクダウンを奪われたアルダイがクローズガード、オリベイラは時間を使い、足を一本抜き腰をコントロール。アルダイにZハーフを許さず、逆側にパスを決めたオリベイラは肩固めを狙うも残り30秒、極める時間はなかった。

2R、右前蹴りから左ハイを見せたオリベイラは、ここもスピニングバックフィストを見せる。避けたアルダイが、左ボディフックから左ミドルを入れる。右ローをチャックしたオリベイラが右ローを返し、ダブルレッグへ。切ったアルダイが逆にケージに押し込み、差し合いへ。体を2度、3度と入れ替える両者。右ボディに続き右フックを放ったアルダイに対し、オリベイラも右フックを返す。

右ローで姿勢を乱したオリベイラに、大振りのスピニングバックフィスト後に左フックをヒットさせて前に出る。打ち合いと見せつつ、ダブルレッグに出たオリベイラに対し、アルダイはしっかりと対処して押し込み返して離れる。アルダイは左フックから右ロー、さらに左フックもオリベイラが左ミドルを返す。アルダイはボディから顔面というコンビで試合をリード。オリベイラはヒザ蹴り、前蹴りからダブルレッグ、そしてボディロックにもテイクダウンは奪えなかった。

「ボディから顔面のコンビだ」というコーナーマンに、「どっちで?」と尋ねるアルダイは、「右だ」という指示を受けて最終回へ。オリベイラは跳びヒザ、かわされると足を止めてのパンチの打ち合いとなり、左フックを入れ一気にテイクダウンを奪い、足を抜いてマウントを狙う。懸命にクローズドに戻したアルダイはエルボーを打たれ、スクランブルに持ち込めない。

力強い右を振るったオリベイラ、アルダイがこの一発で鼻血を大量に流す。それでもスペースができたことで、立ち上がったアルダイが離れて左フックを入れる。さらに右ボディから左フックのコンビネーションを決めたアルダイだったが、棒立ちになっておりダブルレッグを決められる。残り2分、ラバーのアルダイはここから仕掛けはなくクローズドに戻す。もう1度ミッションコントロールに取ったアルダイは、クローズドに戻そうとしてガードが開くと、オリベイラが足を一本抜く。最後の30秒、鉄槌を落として立ち上がったオリベイラは「来い、来い」と挑発し、疲れ切ったアルダイが前に出てくるところでワンツーを入れ、最後もスピニングバックフィストへ。

最終回を取ったオリベイラ、初回のテイクダウンをジャッジが評価すれば、ラウンド2つを取ったことになる。果たして──ジャッジの判断は割れ、オリベイラの左腕が挙げられた。

「凄くフラストレーションがたまる試合だったけど、契約を勝ち取るために全力を尽くした。打撃で攻める作戦だったけど、彼はタフだった。だからテイクダウンに切り替えて、上手くいったよ」と勝者はバックステージインタビューで話した。


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CJ・ヴェルガラ DWCS S05 Ep02 MMA UFC ブルーノ・コヘア

【DWCS S05 Ep02】ヴェルガラも番狂わせ、41秒で元UFCファイターのコヘアをヒザでKO

<フライ級/5分3R>
CJ・ヴェルガラ(米国)
Def.1R0分41秒by TKO
ブルーノ・コヘア(ブラジル)

ワンツーで前に出るヴェルガラに対し、コヘアは左を返すが右を被弾する。さらにジャブを受けたコヘアの跳びヒザは空振りに、後ろ回し蹴りにも前に出たヴェルガラが首相撲からヒザの直後に右フックを打ち込む。腰が落ちたコヘアは、コヘアの起き上り際をがぶってヒザを頭に入れる。コヘアが体を起こしたところで、ヒザヒザをボディに突き刺したヴェルガラが元UFCファイタで、返り咲きを狙うコヘアを一蹴した。

5連勝、5連続KO勝ちのヴェルガラは「今朝、起きた時めちゃくちゃナーバスだったんだ。A PEXに来てからも、俺はここにくるだけの価値があるんだって言い聞かせていた。別に審判の日じゃない、自分を出そうって。彼は優れたカウンターファイターだから、僕はカウンター狙いでなくて……テコンドーとかの蹴りがあっても、ケージから離れて前に出てジャブを素早く入れるようコーチからも指示を受けていた。彼に触れた時、直ぐにパワーが分かって、右が見えた。ギロチンを狙おうかって思ったけど、ヒザにした。ローラ、契約はどこだよ」と希望に満ち溢れた表情で、2試合連続でアップセットを起こしたヴェルガラは話した。


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DWCS S05 Ep02 MMA ONE UFC キック チャド・アンヘリガー ムイン・ガフロフ

【DWCS S05 Ep02】ONEで活躍したムイン・ガフロフ、アンダードッグのアンヘリガーに判定負け

<バンタム級/5分3R>
チャド・アンヘリガー(カナダ)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
ムイン・ガフロフ(タジキスタン)

まず右ローを蹴ったガフロフが、ワンツーを空振りする。アンヘリガーがローを返した直後にガフロフがダブルレッグでテイクダウンを決める。ケージ際でバックに回ったガフロフはリフトからテイクダウンし、タートルのアンヘリガーに両足をフックする。腕を差して前方に落とそうとしたアンヘリガーに対し、ガフロフは腕十字へ。返されそうになるとマウントに移行する。

ケージキックからスクランブルに持ち込んだアンヘリガーが、ギロチンをパスガードで防ぎサイドで抑える。ロールから立ち上がったガフロフは右ストレートを被弾し、続いてアンヘリガーは左ボディフックを打ち込む。直後に首相撲からヒザを顔面に入れてダウンを奪ったアンヘリガーが、パウンドで追撃し腕十字を防ぐ。アンヘリガーはガードの中からエルボーを落とし、再び腕十字をディフェンスするとスクランブルでガフロフがヒザを腹に突き刺す。ヒザを返したアンヘリガーは、ケージに押し込まれるも離れたガフロフの後ろ回し蹴りをかわして初回をリードした。

2R、ガフロフが右オーバーハンドを当て、アンヘリガーが右ローを蹴る。ガフロフか初回と同様にダブルレッグを決め、アンヘリガーのギロチンを防ぐ。ケージを蹴り、腰を切ったアンヘリガーが腕十字を狙う。外したガフロフがバックを取り、立ち上がったアンヘリガーの足を払って崩すと、そのまま両足をフックする。前方に落とされた直後、ガフロフが疲れを見せる。

スクランブルで右エルボーを入れたアンヘリガー、続くフックの応酬から首相撲へ。同時にヒザを突き上げ、ガフロフのニーがアンヘリガーの急所に入り試合が中断する。再開後、残り2分を切り、首相撲でヒザを続けるアンヘリガーをテイクダウンしたガフロフがハーフで抑える。ここでエルボー、前腕を顔面に打ちつけたガフロフはワキ腹にパンチを入れキムラからマウントへ。ポジションを許さなかったアンヘリガーだが、エルボーを落とされイーブンとされた。

最終回、左ミドルを入れたガフロフが、右オーバーハンドの直後にダブルレッグへ。ケージに押し込まれたアンヘリガーは左腕を差し、右はウィザーでテイクダウンを許さない。右を振るって離れたガフロフは、続くダブルレッグを切られる。明らかに疲れが見えるガフロフは左ジャブから右ローを受け、組んだところでヒザをアンヘリガーが放つ。

ガフロフはシングルでケージに押し込むが、倒すことができずアンヘリガーが打撃でリードする。右アッパーから組んだガフロフは、シングルでアンヘリガーをケージに押し込む。スピニングバックキックを蹴りながら離れたガフロフだが、右ストレートから左アッパーを腹に受ける。さらにダブルレッグを切り返しトップを取ったアンヘリガーが、スクランブルでバックへ。ワキを潜って離れたアンヘリガーの左フックがアンヘリガーの顔面をモロに捕える。

しかし、疲れで次の一手がないガフロフは、ケージに押し込んだ状態から離れたアンヘリガーがワンツー、ヒザを打たれ、右フックを返したところでタイムアップに。ジャッジの裁定は2-1でアンヘリガーに凱歌が挙がった。ONEとUAEWからUFC入りを目指したガフロフに北米の壁が立ち塞がった。

「僕はリストの最後だった。ずっとコールを待っていた。これから、もっと楽しんでいきたい。ローカルで戦ってきたけど、僕がやれる。ここで戦えたことが嬉しい。僕のグラップリング技量に関しては色々と言われたけど、僕は自分のことを分かっていた」と番狂わせを起こしたアンヘリガーは話した。


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【DWCS S05 Ep02】パンクラス来日オリベイラ、元ONEのガフロフらが出場。これはUFCプレリミでしょ!! 

【写真】パンクラスと強さを見せたサイモン・オリベイラとONEでジョン・リネケルと真っ向勝負をしたガフロフら、他プロモーションではメインイベンター級のファイターが勢揃いするとんでもないDWCW2021年第2週だ(C)KEISUKE TAKAZAWA & MMAPLANET

7日(火・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでDana White’s Contender Series2021の第2週が開催される。先週のエピソード01では4試合で5人がUFCと契約、例え試合に敗れても気迫を見せればステップアップもあるという状況で10人のファイターが、ダナ・ホワイトの御前試合に挑む。

メインでジョシュ・クィンランと戦う予定だったダレン・ウィークスがコロナ陽性でファイトウィークを迎えて欠場となり、代役のローガン・アーバンがスクランブル発進となった。この両者がヘッドライナーの今大会だが、その前の4試合に出場する選手が断然に興味深く、UFC本戦のプレリミと遜色ない──つまりフィーダーショーではメインイベンターが集結したイベントとなる。


まずオープニングファイトのバンタム級戦ではONEからUAEW経てコンテンダーシリーズと契約したタジキスタン人ファイターのムイン・ガフロフが、チャド・アンヘリガーと戦う。

カナダのアンヘリガーは、キャリア10勝5敗で同国のRISE FCフライ級王者だ。昨年8月にアンヘリガーは、先のTUF29ファイナルに出場したブレディ・ヒースタンドからKO勝ちしており、この記録だけで見るとUFCと契約できる力の持ち主である。

そんなアンヘリガーに対し、ガフロフはキャリア17勝3敗でONEではレアンドロ・イッサからKO勝ち、2戦目ではONE初陣となったジョン・リネケルに判定負けも打撃、組み、グラウンドと真っ向勝負し互角の展開だった。ONEのバンタム級で戦う日本人選手にとって手強いライバルとなると思いきや、あっさりとアジアを離れ中東契約でUFCを目指すこととなった。

第2試合ではTUF BR04出場で僅か1戦ながらUFC本戦を経験しているブルーノ・コヘアが、カーロス・ヴェルガラと対戦する。フライ級のコヘアはバンタム級で争われたTUF BR内で公式記録には残らないが、現在Bellatorバンタム級のトップ戦線にいる初代LFAフェザー級王者のレアンドロ・イーゴをRNCで破っている。

TITAN FCではONEで本領を発揮し始めたグスタボ・バラルトに僅差のスプリット判定負けを喫しているが、過去3年で1分を挟み5連勝中のコヘア、捲土重来6年振りのUFC復帰を目指す。ただし、そのチケットを争うヴェルガラが強い。フィーダーショー大手のFURY FCフライ級王者のヴェルガラはスイッチヒッター、強烈な左ミドルを持つ。打撃からテイクダウンの流れもあるヴェルガラだけに、テコンドーからムエタイ&柔術を融合させたコヘアもタフファイトは避けられないだろう。

(C)KEISUKE TAKAZAWA

第3試合には2019年12月にパンクラスに来日し、2日前に同門の金太郎の欠場でスクランブル発進を極めた三村亘を76秒ギロチンで一蹴したサイモン・オリベイラが出場する。

キャリア17勝3敗のオリイラはベイラは、三村戦でも魅せたように驚異の11の一本勝ちと5つのKO勝ちを誇るフィニッシャーだ。

67キロという体重に応じ、強烈な印象を残したオリベイラはパンクラスでバンタム級タイトル・コンテンダーになることが予想されたが、コロナパンデミック発生により来日機会は途絶え、またこの試合が三村戦以来の実戦となる。オリベイラは元々、英国在住アフガニスタン人選手のジャビッド・バジャラトとの試合が組まれていたが、ビザが修得できずホセ・アルダイが代役出場となった。

アルダイはCombate Americas、そしてCombate Globalでキャリアを積んできたストライカーだ。

(C)SCOTT HIRANO

とはいえ、このメキシカン・ストライカーは一撃KOタイプではなく、ガチャガチャとした組み有り打撃戦で競り勝つタイプで、根性を見せれば契約がなるかもという状況は追い風になっているだろう。

(C)Zuffa/UFC

コメインはもはやUFCカードといってもおかしくないミドル級の試合が組まれた。

昨年のコンテンダーシリーズで勝利しながら契約できなかったマリオ・ソウザは、12勝1敗というレコードの持ち主で、コンテンダーシリーズという場では何が必要かを噛みしめて、セカンドチャンスに掛けているに違いない。

(C)BELLATOR

そんなソウザの最終査定マッチの相手は、チディ・ンジョグアニだ。

元WEC及びUFCファイターのアンソニーを兄に持つンジョグアニはBellatorで5勝3敗と勝ち越していながらLFAに転身、そしてUFC入りを目指す。とはいえ19の勝ち星(※7敗)のチディは、既にメルギン・ギラードを筆頭に5人のUFCベテランから勝利を手にしている。チディがコンテンダーシリーズに出場というだけで、UFC目線で見た世界のMMAがどれだけレベルアップしているのかが分かる──今週のコンテンダーシリーズだ。

■視聴方法(予定)
9月8日(水・日本時間)、午前9時~UFC FIGHT PASS

■ DECS S05 Ep02対戦カード

<ウェルター級/5分3R>
ジョシュ・クィンラン(米国)
ローガン・アーバン(米国)

<ミドル級/5分3R>
マリオ・ソウザ(ブラジル)
チディ・ンジョグアニ(米国)

<バンタム級/5分3R>
サイモン・オリヴェイラ(ブラジル)
ホセ・アルダイ(メキシコ)

<フライ級/5分3R>
ブルーノ・コヘア(ブラジル)
カーロス・ヴェルガラ(米国)

<ブラジル級/5分3R>
ムイン・ガフロフ(タジキスタン)
チャド・アンヘリガー(カナダ)

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