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45 DEEP DEEP Tokyo Impact DEEP TOKYO IMPACT2024#01 DREAM MMA MMAPLANET o 山口コウタ 漆間將生

【DEEP Tokyo Impact2024#01】DEEP初参戦、漆間將生が山口のTDを切って削って――パウンドで殴り勝ち

【写真】幸先良いDEEP初戦となった漆間(C)MATSUNAO KOKUBO

<バンタム級/5分2R>
漆間將生(日本)
Def.2R4分17秒by TKO
山口コウタ(日本)

DEEP初参戦となった元格闘DREAMERSの漆間に対し、サウスポーの山口が左ハイからテイクダウンへ。漆間はケージを使い頭を押してヒジを落とし、パンチに移行する。ボディロックの山口は、立ち上がって胸を合わせた漆間を小外も、逆に漆間がテイクダウンを決める。右腕を差してきた山口は殴る漆間が、攻勢に出る。殴られながら立ち上がろうとする山口だが、頭で固定されパンチを打たれる数が多い。残り2分30秒でスタンドに戻った山口は小手を取り、バックを許さない。

山口が体を入れ替えて、大内刈りテイクダウンを決める。バックを伺う山口に対し、漆間が正対して顔面にヒザ蹴り×2発も片ヒザがマットについており反則でブレイクが掛かる。山口に回復時間が与えられ、漆間はイエローカードが提示された。残り42秒で再開となり、右を当てた漆間が組みつく。山口が体を入れ替え、時間となった。

最終回、ジャブを伸ばす漆間にダブルレッグを仕掛けた山口がスクランブルでバックを伺う。ウィザーで耐える漆間は、ボディロック&小外で倒される。バックを取らせないようマットに背中をつけた漆間は一転、背中を見せて立ち上がる。山口は正対してダブルレッグと執拗に攻め立てるも、漆間は胸を合わせて立ち上がり、距離を取るとローを蹴る。山口のダブルで尻餅をついた漆間だが、シングルに移行してきたところで頭を押さえてパンチを打ち付ける。足を抜き逆にバックに回った漆間に対し、今度は山口がマットを背中をつける。左右のパウンドを落とした漆間は、レッスルアップからシングルにもサイドについてパンチを連打すると――レフェリーが試合を止めた。


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45 AB DEEP DEEP JEWELS DREAM KOMA MMA MMAPLANET o RIZIN キック ハルク大城 パンクラス ボクシング 三村亘 佐伯繁 前薗渓 劉獅 山口コウタ 山本有人 平本丈 杉山廣平 松田亜莉紗 栗山葵 漆間將生 瀧口脩生 瀧澤謙太 鈴木琢仁 風我 飴山聖也

【DEEP Tokyo & Osaka Impact2024#01】大阪インパクトと東京インパクトのカードが続々と決定

【写真】松田は西で。前薗は東で(C)MATSUNAO KOMATSU & SHOJIRO KAMEIKE

1月29日(月)、DEEPより3月17日(日)に大阪市住吉区の錦秀会住吉区民センター大ホールで開催されるDEEP OSAKA IMPACT2024#01の対戦カードが発表されている。
Text by Manabu Takashima

そしてDEEP JEWELSストロー級チャンピオン松田亜莉紗が、チャンピオンとして初めての試合をノンタイトルの3回戦&初の国際戦として臨むことが決まった。


対戦相手はマドンナ・ザ・ロケット。アムを筆頭にタイのザ・ロケット集団はゲオチャイ、アンドレ、ダイヤモンドローズ、ノーパン、プリンセスらがDEEPで戦っているが、そのアム以外は白星がない。前例からいえばマドンナも、苦戦は必至というところか。半面、チャンピオンとはいえキャリアは2年の松田は試合毎に穴が見つかる肯定にあるため、思わぬ落とし穴があるかもしれない。

とはいえ組んでからのパンチ=ダーティーボクシングとパウンドの強烈さは、松田がグラップリングの基礎をしっかりと叩きこまれているからこその強味だ。マドンナ・ザ・ロケット──佐伯繁代表によると「ロケット軍で一番の美女」──がそこに対応できるようだと、今後のDEEP JEWLESタイ勢の核となるルーキーが現れたことになる。

この他、女子では2回戦で栗山葵がMANAと対戦する59キロ契約マッチやアマを含め7試合が決まっている。一方、男子のカードは3回戦で三村亘✖劉獅のフェザー級、2回戦では鈴木琢仁✖角野晃平のウェルター級など11試合、計18試合のラインナップとなっている。

アマ時代に平本丈にKO勝ちを収めている飴山聖也が、井上暉也を相手に3度目の正直でプロ初勝利となるか。西の実力者=瀧口脩生が、ロケット軍団に負けじと増殖中のグラップリングシュートボクサーズジム軍団からRIZIN帰りの銀グラップリングシュートボクサーズジムを迎え撃つ一戦も注目だ。

また3月24日のDEEP TOKYO IMPANCT2024#01の対戦カードも──杉山廣平✖風我のトップ返り咲きを目指すフライ級永遠に続くサバイバル3回戦を筆頭に、10試合が1月27日(土)に明らかとなっている。

気になるのは元パンクラシストで、KROSS X OVERでMMAとキックの二冠王となったハルク大城の初出場だ。2018年3月に瀧澤謙太に敗れ、MMAから距離を置いていた大城はキック、ムエタイ、シュートボクシングと立ち技に専念していたが、昨年6月にMMAに戻ってくると11月にKROSS X OVERのバンタム級のベルトを巻いている。山本有人戦の勝敗もちろん、パフォーマンス次第でトップ戦線返り咲きが見えてくる──そんなハルクのDEEP初陣となる。

初参戦でいえばバンタム級で山口コウタと対戦する、漆間將生も気になる存在といえよう。格闘DREAMERS出演から、パンクラスでは3勝4敗と思うような結果を残すことができなかった漆間が、DEEPで同じような状況にある山口とのマッチアップ。戦場を変える、外敵を迎え撃つ──という状況は、キャリアのアクセントとなる戦いだけに、現状を打破するために両者とも落とせない一戦となろう。

また大阪大会で5連勝中の前薗渓が、待望の東京での初試合を迎える。柔道とグレコローマンレスリングで培った組みの強さが、関東初お目見えとなる。が、対戦相手のアシルベックは今話題の中央アジア=ウズベキスタン人ファイターだけに、前薗の最大の長所が潰される可能性もあるタフなマッチメイクといえるだろう。

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ABEMA MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase330 RIZIN YouTube   ボクシング ライカ 新居すぐる 漆間將生 高木凌

【Pancrase330】12・25を読む 新居すぐる戦へ、高木凌─02─「日本一のストライカーだと思っている」

【写真】勝利の咆哮が、今度は横浜で爆発するか (C)MMAPLANET

25日(日)、横浜市中区の横浜武道館で開催されるPANCRASE330で、新居すぐると対戦する高木凌のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

前編に続き、高木の右ストレート論を訊く。ここまで詳細に語ってくれるのは、それだけ右に自信を持っているからに違いない。さらにこの後編では、自身のグラップリング力についても説明してくれた。注目のルーキーが横浜武道館で見せるのは、必殺の右ストレートか、それともグラップリングの秘めたる実力か。Pancrase330――12・25を読む。第11弾は高木凌インタビュー後編をお届けしたい。

<高木凌インタビューPart.01はコチラから>


――これだけ右ストレートでKO勝ちを続けてきた高木選手です。ただ、その右が当たらなかった場合のことは考えますか。

「それは考えていますし、実際に外れた時もあります。ただ、自分の中で絶対に当たるというタイミングでしか右ストレートは出していないんですよ。普通は、右ストレートを出す時って左フックをフォローで返せるぐらいの重心じゃないといけない。でも僕は、左フックを返せないぐらい前に重心を乗せて右を打ちます。むしろ意識して全体重を乗せていますね」

――右を打つ際に全体重を乗せていると、打ち終わりにテイクダウンを狙われるのがMMAです。ただ、そういえば右の打ち終わりに組まれるシーンもないですね。

「はい。逆に、むやみに右を打つこともないです。よくMMAは手数が多いほうが良いって言われるけど、僕は手数が少ないほうが良いと思っています。手数を出した時に自分が右を打つモーションがバレるのも嫌なので。だから手数も少なくして、ココっていう時に右を出しているんですよ。もちろん、他にも倒すパターンはありますけど」

――なるほど。キャリアの話に戻ると、塩田GOZO歩代表は、高木選手のことを「MMA PREP SCHOOL卒業生」と表現しています。このMMA PREP SCHOOLというのは何のことなのでしょうか。

「館長が良い選手だと思ってくださった僕ともう一人アマチュアの選手を、育てて上げていく姿をYouTubeで流していくという企画だったんです」

――パラエストラ八王子版リアリティショーをYouTubeでやっていたのですか。

「そうなんです。僕たちが成長していく過程を動画で流していく形でした。いろんな選手がいるなか、館長が僕を選んでくれたのは嬉しかったです。その期待に応えたいと思って、これまでやってきました」

――なるほど。塩田代表が高木選手のプロデビュー戦、漆間將生選手との試合(2021年9月に1ラウンドKO勝ち)を「MMA PREP SCHOOL×格闘DREAMERS」と煽っていたことが理解できました。パラエストラ八王子にとってはリアリティショー対決であったと。

「あの試合は、やってやろうという気持ちが強かったです。相手は格闘DREAMERSに出ていて、知名度もあって――。会場も相手の応援団が凄くて、自分はアウェイな感覚でした。だから絶対にKOしてやると思っていて、実際にKO勝ちした時は本当に嬉しかったです」

――高木選手は柔術で青帯を取得していますよね。ジムに長身のストライカーが多いとしても、格闘技経験なくパラエストラ八王子に入会した高木選手にとっては、試合スタイルの選択肢も幅広かったはずです。もしかしたらグラップラーになっていたかもしれない。そのなかでストライカー、特に右ストレートを中心としたスタイルを選んだ理由は何だったのですか。

「それは性格的なものだと思います(笑)。もともと殴って倒すことが好きでした。それでスパーリングをし始めた時に、勝手に打撃のスタイルになっていたんですよ。そのまま流れに任せていたら、今のスタイルになっていきましたね。

アマチュアの試合で一度、打撃で押されて判定負けしたことがあるんです。自分の打撃には自信があったのに……。そこからボクシングジムに通って、さらにパンチを磨いてきました」

――一方で以前、塩田代表はしっかり柔術をやらないとプロデビューさせないと仰っていました。その点はいかがですか。

「ギの練習をやり始めたのは最近ですね。ずっとノーギ、グラップリングはやっていましたし、自信があります。そのグラップリングで学んだことが、ギの練習をすることで、さらに磨かれていると感じます。特にギの練習をしていると、グラップリングの時にパスしやすくなりました。これは来年の話になってしまいますけど、どんどんグラップリングの試合も出ようと思っています。グラップリングであれば、柔術の茶帯や黒帯の選手とやり合える自信がありますね。

実は3試合目(渡辺謙昭戦)で使った、1Rのギロチンは得意な形なんです。右ストレートでダウンを奪ってから、ハーフガードの相手の首をトップから取りました。あの状態からパスして、マウントを取ってからどちらかに飛んで極めることができます。いま考えると、あそこで極めに行けばよかったですね。あまり深く入っていなかったので、そのまま抑え込みました」

――それだけグラップリングの攻防に自信を持っているのであれば、ぜひ試合でも見てみたいです。なにせ渡辺戦以外は全て1Rに右ストレートによるKOですので……。

「新居選手はグラップラーなので、組む展開もあると考えています。もちろん自分もグラップリングには自信があるし、アームロックを狙ってきた場合の対処も練習しています。相手はパンチで飛び込んでくることもあるし、そこは注意したいです。スタンドでは、どちらの一発が当たるのかっていう試合になると思いますね。どちらにしても、全て自分のほうが上回っているという自信があります。

自分にとっては次の試合が5試合目で、横浜武道館という大きな会場で試合ができることは、とても嬉しいです。そこでRIZIN帰りの新居選手を相手にド派手なKOを見せて、会場の雰囲気をブチ上げたいですね」

――ちなみに、高木選手にとってMMAをやっていく目標は何ですか。

「目指すのは世界で戦うことです。そのためにも、まずは日本一のストライカーになりたいですね。自分ではすでに日本一だと思っていますけど、それを試合で証明していきます」

■視聴方法(予定)
12月25日
午後2時30分~U-NEXT
午後2時30分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE

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ACA DARANI MMA o   キック パンクラス 上田祐起 小森真誉 漆間將生 田嶋椋 神谷大智 藤野恵実 高城光弘

【パンクラス】速報中!パンクラス NEO BLOOD!

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3連休の最終日は
パンクラス。品川インターシティでNEO BLOOD!が開催されます。大会名のとおり第28回ネオブラッドトーナメントの決勝を軸に藤野恵実× 渡辺彩華をメインに据えたラインナップ。本日はU-NEXTで観戦しつつ、電波と充電の続く限り速報します。


【第1試合 女子ストロー級】
×悠花(ALLIANCE)
(1R アームロック)
○HARUKA(宇留野道場)
1R、開始直後からの差し合い。テイクダウンしたのは悠花。上をキープしていたがHARUKAはスタンドに脱出。逆に投げでテイクダウン。しかし悠花はすぐに立ち上がってスタンドの展開。至近距離でパンチを打ち合ってラウンドを終えた。
2R、スタンドの攻防から悠花がタックルで組み付いてケージに押し込む。しかしHARUKAはスタンドでバックに回ってコントロール。だがここからの展開を作る事が出来いない。身体が離れると再び差し合い。するとHARUKAが首投げでテイクダウン。袈裟固めで固めるが決められずにラウンド終了。
3R、スタンドのお見合いからプレッシャーを掛けるのは悠花。意を決してタックルに行くがHARUKAはかわしてサイドバックに張り付く。ここは悠花がスタンドに脱出。しかしHARUKAが組み付いて首投げでまたも倒すとそのままアームロック。これで一本勝ち!


【第2試合 ストロー級】
○増田大河(セルフディフェンスアカデミー)
(3R TKO)
×清沢魁人(トイカツ道場ファイティングラボ松本)
1R、開始早々に増田のローで清沢はスリップしてバランスを崩す。増田はそのまま上になるが深追いせずブレイク。再開すると増田はまたもカーフキック。清沢はグラつく。さらに蓄積して攻勢。何度もバランスを崩す。終了間際には増田が右フックも当てて優勢のままラウンドを終えた。
2R、スタンドでプレッシャーを掛ける増田。清沢は意を決してタックルで組み付く。しかし増田の腰は重い。身体が離れると清沢は玉砕覚悟で左右のパンチを振り回して打ち合いを仕掛ける。増田はこれに応戦。増田の右フックが何度もヒットするが清沢はなんとか堪えてラウンド終了。
3R、開始直後に増田のフックがヒット。清沢は千鳥足。止められてもおかしくないが前に出る。増田は無慈悲に迎撃。右フックで前のめりに倒れたのを見てレフェリーが試合を止めた!


【第3試合 フライ級】
×赤崎清志朗(香取道場)
(1R TKO)
○今井健斗(マーシャルアーツクラブ中津川)
1R、ゴングと同時に今井が間合いを詰める。果敢にパンチを打ち込むと赤崎も応戦。しかし今井のフックがクリーンヒット。ダウンした赤崎を見てレフェリーが試合を止めた!


【第4試合 バンタム級】
○木本海人(CAVE)
(判定2-1)
×上野惇平(ハイブリッドレスリング八戸)
1R、開始直後から木本がイケイケ。長い手足を活かして左右のパンチ、ミドルを的確にヒット。上野は危ない場面だったが堪えると組み付いて試合を落ち着ける。だが木本は突き放すと顔面に前蹴り。さらにフックのコンビネーションで上野をグラつかせる。しかし上野は打たれ強い。木本の攻撃をかいくぐってタックルでテイクダウン。だが木本はスルッと立ち上がってラウンドを終えた。
2R、木本のパンチをかわして上野がタックルでテイクダウン。完全に背中をつかせる。ガッチリとポジションを固めて時間が経過。ハーフに移行するが木本はスタンドに脱出。じわじわとプレッシャーを掛ける木本だが、上野はまたもタックルでテイクダウンしてラウンド終了。
3R、逆に木本がタックルで組み付く。しかし上野は腰が重い。受け止めるとケージに押し込んで差し合い。膠着してしばらくこの状態が続く。残り1分で身体が離れると上野はタックルで組み付く。堪える木本だが、最後の最後に上野がテイクダウンして試合終了。微妙な判定はスプリットで木本に軍配!


【第5試合 バンタム級】
×名久井悠成(ANSWER FIGHT)
(2R 三角絞め)
○梅原規祥(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)
1R、開始直後から至近距離での激しい打ち合い。回転の速い打撃で削り合う。一旦試合を落ち着くと差し合いからスタンドでバックに回った名久井。側頭部にブンブンとフックを打ち込む。だが梅原は向き直ってテイクダウンに成功。名久井の下からの蹴り上げを捌いてパウンド。さらに梅原は足関節を狙うが名久井は脱出してラウンド終了。
2R、開始直後に梅原はタックルでテイクダウン。しかし名久井は下から腕十字を狙う。梅原は腕を抜いてパウンド。回転してパスガードしてサイドを奪取。立ち上がる名久井にくらいついて試合をコントロールするが、名久井もスタンドでバックに回る。しかし梅原は腕絡みからグラウンドに持ち込んで腕十字からの三角絞め!名久井はバスターで叩きつけるが、梅原はタイトに絞め上げるとついにタップ!梅原が師匠の所英男を彷彿とさせる一本勝ちです!


【第6試合 バンタム級】
○矢澤諒(パンクラスイズム横浜)
(1R TKO)
×漆間將生(KRAZY BEE)
1R、スタンドでの静かな立ち上がりかと思いきや、パンチの交差から矢澤の右フックがヒット。漆間は腰を落とす。すぐに立ち上がると再び打ち合い。すると間髪入れずに矢澤の右フックがクリーンヒット。ダウンした漆間を見てレフェリーが試合を止めた!


【第7試合 バンタム級】
×鬼神光司(CAVE)
(2R TKO)
○高城光弘(リバーサルジム横浜グランドスラム) 
1R、プラッシャーを掛ける鬼神。組み付くとケージに押し込むが高城は腰が重い。身体が離れると鬼神は打撃にシフトチェンジ。左右のフックを振り回して的確にヒット。そうすると逆に高城がタックルでテイクダウン。だが鬼神もすぐに立ち上がってケージ際で差し合い。このままラウンドを終えた。
2R、スタンドの展開から組み付いたのは鬼神。またもケージ際での差し合い。細かいパンチと肘の応酬で鬼神は顔面から出血。ドクターチェックが入る。ここで試合終了のブザー。ドクターストップで高城の勝利。


【第8試合 バンタム級】
○サイバー遼(トライフォース東中野)
(判定3-0)
×中村雄一(ハイブリッドレスリング八戸) 
1R、開始早々に中村が二段蹴りから打撃でラッシュを仕掛ける。しかしサイバーは冷静にタックルでテイクダウンに成功。しばらくキープすると、立ち上がろうとする中村に対してリフトして再びテイクダウンに成功。絶妙なボディバランスでグラウンドをコントロールしてラウンドを終えた。
2R、序盤は中村が組み付いてケージに押し込む立ち上がり。しかしサイバーは脱出。立て直すと逆にサイバーが組み付いてケージに押し込む。ここから時間をかけてテイクダウンに成功。だが中村は立ち上がってパンチを出す。しかしこれも不発に終わってラウンド終了。
3R、スタンドでプレッシャーを掛ける中村。組み付いてくるサイバーをかわしてスタンドでバックに回るとそのままグラウンドに持ち込む。だがサイバーはスタンドに脱出。中村はパンチを振るって前に出るが組み付いてテイクダウンしたのはサイバー。決め手はないが主導権を握ったまま試合終了。判定はサイバーに軍配。


【第9試合 ライト級】
×芳賀ビラル海(マスタージャパン)
(判定1-2)
○神谷大智(BRAVE)
1R、打撃でプレッシャーを掛ける芳賀。神谷はタックルで組み付いてリフトするが、芳賀は空中で腕を取って十字を狙う。神谷は静かにグラウンドに降ろすが、芳賀は腕を離さずしばらく狙っていたが神谷は脱出。スタンドに戻ってお互い決め手に欠いてラウンドを終えた。
2R、やはり前に出る芳賀。対する神谷はタックルでテイクダウン。大きな攻め手はないもののバックに回るとポジションをがっちりとキープ。グラウンドで主導権を握ってラウンド終了。
3R、神谷は開始直後の片足タックルで組み付く。芳賀の体勢を崩すと何度も倒しにかかるが芳賀の腰は重い。それでも強引に芳賀を中腰にするとバックに回ってポジションをキープ。しかし残り1分で芳賀は正対。小刻みなパウンドを落とすが神谷は下からしつこくタックルで足に組み付く。ぐちゃぐちゃしたまま試合終了。微妙な判定はスプリットで神谷に軍配!


【第10試合 ミドル級】
○佐藤龍汰朗(エクストリーム柔術アカデミー)
(判定3-0)
×岩城啓祐(TRIBE TOKYO MMA)
1R、開始直後に岩城のミドルをキャッチした佐藤。そのままバックに回とうろするが佐藤は強引に立ち上がる。ここから目まぐるしく上下が入れ替わるスクランブルの展開。岩城は強引な首投げから袈裟固めを狙い、佐藤はスタンドでバックに回ってしつこくパウンドで削る消耗戦の末にラウンドを終えた。
2R、開始直後に佐藤が胴タックルでテイクダウン。すかさずバックに回るとチョーク。しかし岩城は必死で耐えてリバースに成功。だが佐藤はスルッと身体を入れ替えてまたもバックに張り付く。首を狙いながら側頭部にパウンドを乱射。さらにチョークで仕留めにかかるが岩城は堪え切ってラウンド終了。しかし激しく消耗している。大丈夫か。
3R、パンチを振るう岩城に対して佐藤は胴タックル。押し倒すようにバックに回ると岩城の身体を伸ばして側頭部をパウンドで削る。さらにはマウントに移行。三角絞め。腕十字と仕掛け続けるが岩城は耐え抜いて試合終了。判定は攻め続けた佐藤に軍配。


【第11試合 第28回ネオブラッドトーナメント・ストロー級決勝戦】
×植松洋貴(NEVER QUIT)
(3R 腕十字)
○江崎壽(ALMA FIGHT GYM BASE)
江崎が前日計量250gオーバー。試合は実施するが勝敗に関係なくトーナメントは植松の優勝となる。
1R、開始直後にタックルにいく江崎。植松はこれを潰して上になるが、江崎は下から腕十字を仕掛ける。植松はなんとか凌いだが江崎は上のポジションを奪取。時間をかけて上からセンタク挟み!さらに腕十字で追い詰めるがタイムアップ。
2R、開始直後に植松のバックスピンキック。グラウンドに流れ込むとスクランブルの展開。江崎は上をキープして終了間際にセンタク挟み、腕十字を狙うが不発に終わってラウンド終了。
3R、またも植松がバックスピンキック。かわした江崎が足首を掴んでテイクダウンに成功。すかさず腕十字を仕掛けるとガッチリ極まって江崎が一本勝ちです。


【第12試合 第28回ネオブラッドトーナメント・フライ級決勝戦】
×伊藤まこと(パラエストラ柏)
(判定0-3)
○濱田巧(パラエストラ柏) 
1R、同門対決は重厚な立ち上がり。スタンドでの攻防からグラウンドに流れても両者腰が重く、すぐに立ち上がる。しばらくスタンドの攻防が続くと、伊藤がタックルでテイクダウン。しかし濱田も下から三角絞めを狙うなど、一進一退のままラウンド終了。
2R、積極的に打撃を出すのは濱田。ジャブに前蹴りで距離を詰める。さらにタックルで組み付いてケージに押し込む。伊藤の腰は重く、長い差し合いが続く。残り1分で伊藤の体勢を崩して濱田はバックに回る。だが伊藤も正対しかけたところでラウンド終了。
3R、序盤から組み付いて濱田がケージに押し込む。スタンドでバックに回ってグラウンドに引き込む。しかし伊藤はすかさず身体を入れ替えてバックを狙うが、濱田は押しつぶして上をキープ。伊藤も下から腕を固めて展開を狙うが濱田は脱出。スタンドで再開すると濱田はタックルでテイクダウンしてグラウンドのままタイムアップ。判定は濱田に軍配。同門対決を制した。


【第13試合 第28回ネオブラッドトーナメント・バンタム級決勝戦】
○田嶋椋(OOTA DOJO)
(2R TKO)
×上田祐起(reliable)
1R、前に詰める上田に対して田嶋はタックルを仕掛ける。数回目のトライでテイクダウン。しかし上田もすぐに立ち上がってケージ際で差し合い。田嶋は上田の体勢を崩して小刻みなフックで手数を稼ぐ。さらにテイクダウンしてバックに回るとチョークであわやの場面を作ってラウンド終了。田嶋が主導権を握った。
2R、スタンドでの見合いから田嶋がタックルでテイクダウンに成功。すかさずサイドを奪取する。上から荒々しいパウンド。さらにマット・ヒューズポジションから鉄槌を連打。動けない上田を見てレフェリーが試合を止めた!田嶋が快勝です!


【第14試合 第28回ネオブラッドトーナメント・フェザー級決勝戦】
○糸川義人(TURNING POINT MMA)
(判定3-0)
×石田陸也(DOBUITA)
1R、序盤にグラウンドで上になったのは糸川。しかし時間をかけて石田は立ち上がる。差し合いになると石田はグラウンドに引き込む。だが糸川はグラウンドをコントロールするとサイドに回ってラウンドを終えた。
2R、開始直後から差し合い。石田は長い手足を活かして首相撲からの膝蹴り。しかし糸川はお構いなしに足を掛けてテイクダウンに成功。石田は下からラバーガード。三角絞めを狙いつつグラウンドをコントロール。上になっている糸川だがなかなか攻められない。終了間際にはやっとパウンドを落とし始めてラウンド終了。
3R、距離を取りつつ、一発入ればダウンというような激しい打ち合い。互いに単発ながらもフックを振り回す。互いに被弾しフラフラになりながらもダウンせずに削り合う。有効打の多さは糸川が上手か。結局このまま決着つかずに試合終了。どっちに転んでも不思議ではない判定は糸川に軍配です。


第28回ネオブラッドトーナメントのMVPはバンタム級決勝をパウンドアウトで制した田嶋椋(OOTA DOJO)が選ばれました。


【第15試合 フェザー級】
○三宅輝砂(ZOOMER)
(2R TKO)
×小森真誉(ロータス世田谷)
1R、立ち上がりから緊張感のある打撃戦。その流れから三宅のパンチが冴える。左ジャブを中心に単発ながらも鋭いパンチを的確にヒット。序盤は打撃で応戦していた小森だが中盤からは組み付きにいく。しかし三宅は簡単に突き放してスタンドの展開のままラウンドを終えた。
2R、小森はミドルを駆使して打撃戦を挑む。しかし三宅のパンチはキレキレ。左ジャブ、ストレート、さらに右フックが面白いようにヒット。グラつく小森にパンチを打ち込み、ダウンしたところでレフェリーが試合を止めた!


【第16試合 ライト級】
×DARANI(PRAVAJRA)
(1R TKO)
○余勇利(マッハ道場)
1R、余はケンカのような間合いで距離を詰めると左右のパンチを強振。DARANIは面食らったか。しかしすぐに立て直すとタックルでテイクダウンに成功。小刻みにパウンド。しかし余は一瞬の隙を突いてスタンドに脱出。逆にDARANIを押し倒すと狂ったようにパウンド。動けないDARANIを見てレフェリーが試合を止めた!マッハ道場の新鋭がランカーを仕留めた!


【第17試合 コーメイン ライト】
○平信一(綱島柔術)
(2R チョーク)
×西尾真輔(宇留野道場)
1R、平は闘牛のように間合いを詰めて組み付くと簡単にテクダウン。すぐにパスしてサイドを奪う。ボディに膝を入れて手数を稼ぐ。さらには上四方の体勢に移行。チョークを狙いつつ西尾が立ち上がったところに待ってましたと言わんばかりに得意のジャーマン。またも倒してサイドをキープ。コツコツとパウンドを当ててバックに回ったところでラウンドを終えた。
2R、開始と同時にタックルでテイクダウンする平。またしてもサイドに移行。しかし西尾はするすると立ち上がるとスイープに成功。パウンドを数発入れると平良はこれが効いたか足下がフラつく。それでも組み付いてテイクダウンに成功。だがここでも西尾は立ち上がると左右のパンチを振るう。嫌がった平はタックルで組み付く。なんとかテイクダウンするとマウントを奪取。パウンドを振るってバックに回るとチョーク!これで西尾はタップ!平が一本勝ちです。
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【Pancrase NEO BLOOD !】トーナメント枠発表。DREAMERS=藤波勇飛はネオブラからの再挑戦

【写真】仕切り直しのMMAファイター人生。スポットの当たる場とはいえない場所から、運命を切り開く。その覚悟の有無が問われる藤波だ(C)MMAPLANET

26日(火)、パンクラスより5月22日(日)に東京都港区の品川インターシティホールで開催される第28回ネオブラッドトーナメント及びワンマッチ大会=「NEO BLOOD !」で実施されるネオブラッドトーナメント1回戦の対戦カードが発表された。

また12日の出場選手の発表時点、1人だけ事後発表となっていたのは藤波勇飛であることが16日の午後10時に明らかとされていた。


藤波の出場発表が遅れていたのは、LDH martial artsの手がけるFighters Battle Audition=格闘DREAMERSで彼のPOUNDSTORM落選の放送が終了するのに合わせてのことだ。

実際にPOUNDSTORM出場を賭けて挑んだ鹿志村仁之介戦の敗北は1月29日に終了しており、藤波の出場も12日の時点では決定していた。

LDH martial artsとの契約を目指し、オーディションに参加した元レスリング世界3位、全日本優勝のレスラーは24日に行われたPOUNDSTORMの出場がならず、ネオブラでプロMMAファイターとしてキャリアの一歩を踏み出すこととなった。

世界レベルの競技者であることは間違いない藤波をOne of themとしてネオブラへ出場を決めたEXFIGHTの髙谷裕之は「トーナメントということで、定期的に試合がある」という利点をこの地味デビューについて語っている。

その藤波の初戦の相手は水杉泰誠に決定。水杉のMMAキャリアはWARDOGで1勝1敗(※敗北は肩の脱臼)、昨年のマーシャルワールド杯ライト級準優勝者だ。華やかさとはかけ離れた舞台でのデビューに関し、岡見勇信は「藤波のMMAに対する本気度が問われることになります」と注文を出している。

実質4月29日の立川大会からスタートを切る2022年のネオブラ、最大激戦区のバンタム級は12人参加のバンタム級で、両ブロックとも田嶋涼✖水永将太と矢沢諒✖上田祐起がシード扱いで準々決勝を戦う。

残りの8選手は22日大会では1回戦と準々決勝の2試合を勝ち上がる必要がある。そして田嶋のいる山では漆間將生が中村雄一と、鬼神光司が谷育磨とのマッチアップが決まっている。「ネオブラは優勝すればランカーやトップ勢との対戦の最短距離」と藤波に対して語った髙谷の言葉は全出場選手に当てはまる──パンクラスの登竜門が、いよいよスタートを切る。

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【Pancrase NEO BLOOD !】第28回ネオブラッドT出場リスト、公開。芳賀ビラルがライト級に参戦!!

【写真】仕切り直しのビラルだ(C)MMAPLANET

13 日(水)、パンクラスより5月22日(日)に東京都港区の品川インターシティホールで開催される第28回ネオブラッドトーナメント及びワンマッチ大会=「NEO BLOOD !」から実施されるネオブラッドトーナメント出場選手が発表された。

ネオブラを制すと、既にタイトルが視野に入る位置にくる傾向にあるステップアップ・トーナメントのエントリーはストロー級からライト級の5階級で26名、うち25選手の名前が公表となった。


まず目に留まるのが、フライ級だ。6人の出場選手中、大野友哉、伊藤まこと、濱田巧の三名がパラエストラ千葉ネットワークの所属の選手達だ。今月29日の立川大会でパンクラス初陣を迎える鶴屋怜に続き、パレ千葉勢のパンクラス・インベーションが始まったか。

バンタム級は田嶋椋、漆間將生、矢澤諒という面々が連続参戦、10人参加の最激戦区で再度頂点を目指す。また同階級には修斗からパンクラスに戦場を移した鬼神光司も出場するなど、30歳前後のネオブラッドも多くみられる。

なかでもフェザー級に出場するFUMAは今年で36歳を迎えるプロレスラーだ。UNRIVALED00でもMMAにチャレンジしたFUMAが挑む同階級は、後日追加発表選手がある模様だ。

最重量級となったライト級(※4人参加)でひと際目を引くのが、芳賀ビラル海だ。2月のEXFIGHTでプロデビューも平山学の維持のグラウンドコントロールの前に黒星を喫し、POUNDSTORM出場というミッションを実行できなくなった。投げを得意とする日本拳法時代から、ウェルラウンダーへ進化の過程にあるビラルの仕切り直しに要注目だ。

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ABEMA MMA ONE PANCRASE Pancrase323 RYO TSUNE   キック ボクシング ロッキー川村2 中川皓貴 中田大貴 岩本達彦 川村亮 平田丈二 松嶋こよみ 武術空手 漆間將生 田嶋椋 荒井勇二 遠藤来生 高木凌

【Pancrase323】計量終了 ロッキー? ロッキー2?? とにかく新境地・川村、ネオブラTが見もの!!

【写真】計量からバンテージを巻いて、気合がはいるロッキー2。素手で殴る感覚をどうMMAで生かすか、楽しみだ(C)PANCRASE

明日12日(日)に東京都江東区のUSENスタジオコーストで開催されるPancrase323の計量が、本日11日(土)に新宿区の新宿サンエービル地下1階会議室で行われた。

メインでヒマラヤンこと中田大貴と対戦するRyoが、フェザー級のリミット65.8キロに対し、66.65キロでオーバーに。5ポンド以内の体重差のため、中田が対戦を受託しキャッチウェイト戦で実施されることとなった。


コ・メインでは4年振りのパンクラス出場となるロッキー川村なのか、川村亮なのか、はたまたロッキー川村2なのか……とにかく川村が荒井勇二と対戦する。

(C)GOKI

ボクシング&キックの印象が強い川村だが、ここ最近──同門の松嶋こよみのスパーリング相手を務めるうちに武術空手に興味を抱き、型、組手から空手の手ほどきを受けているという。

生涯武術の空手を習得するのは短期間では不可能だが、武術の理をMMAに生かすことは可能だ。打ち合い上等、拳で戦うことができる川村だからこそ、その理が生きる領域は多い。川村の打撃に、何か変化があるのか興味深い──Road to 内藤由良、負けられない一戦だ。

また6月に中川皓貴に競り勝った遠藤来生が、同じ関西勢の岩本達彦と対戦する。同階級でキャリア5戦目と4戦目の選手がメインで戦う今大会、岩本はRoad to ONE04で中田にKO負けを喫したものの遠藤とともにヘッドライナーに引けを取っているなど、思うわけがないだろう。それだけに明日の試合では両者とも、結果とインパクトを残すファイトを心掛けるに違いない。

また今大会の注目マッチは本戦だけでなく、ポストリムでも見られる。それがOne of DREAMERSの漆間將生✖高木凌のデビュー戦であり、さらにネオブラTのバンタム級準決&決勝も見逃せない。

特に柔術界で期待された風間敏臣と、DREAMERSの外敵として最終オーディションで現在はプロシューターの齋藤奨司を下した田嶋椋の準決勝は業界内での注目度も高い。それゆえに川北晏生✖小川準也も準決勝をクリアし、決勝で風間✖田嶋戦の勝者を喰う気概に溢れているだろう。ワンナイトTを慎重に戦略を駆使して勝ちあがるのか、あるいは勢いをもって駆けあがるのか──見ものだ。

■視聴方法(予定)
9月12日
午後1時40分~ TIGET LIVE
午後14時00分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE

■Pancrase323計量結果

<ネオブラッドTバンタム級決勝/5分3R/5分3R>
TBA──
TBA──

<ミドル級/5分3R>
廣野雄大:83.45キロ
佐藤龍汰朗:82.75キロ

<フェザー級/5分3R>
渡辺謙明:65.6キロ
中野剛貴:65.1キロ

<フェザー級/5分3R>
高木凌:65.85キロ
漆間將生:65.45キロ

<ネオブラッドTストロー級準決勝/5分3R>
大塚智貴:52.55キロ
朝日向大貴:52.15キロ

<ネオブラッドTバンタム級準決勝/5分3R>
田嶋椋:61.0キロ
風間敏臣:60.75キロ

<ネオブラッドTバンタム級準決勝/5分3R>
川北晏生:61.05キロ
小川準也:61.35キロ

<フェザー級/5分3R>
中田大貴:65.55キロ
Ryo:66.65キロ

<ミドル級/5分3R>
ロッキー川村2:83.75キロ
荒井勇二:83.25キロ

<ライト級/5分3R>
林源平: 70.1キロ
葛西和希:70.35キロ

<ウェルター級/5分3R>
高木健太:77.3キロ
木下憂朔:77.1キロ

<フェザー級/5分3R>
亀井晨佑:65.55キロ
三宅輝砂:65.95キロ

<フェザー級/5分3R>
岩本達彦:65.85キロ
遠藤来生:65.4キロ

<バンタム級/5分3R>
TSUNE:61.35キロ
平田丈二:61.65キロ

<フライ級/5分3R>
聡-S DATE:56.85キロ
桐山康平:56.9キロ

<ミドル級/5分3R>
内藤由良:83.6キロ
渡部拓馬:82.65キロ

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J-CAGE Pancrase323 ブログ 漆間將生 高木凌

【Pancrase323】夢は続く、パンクラス初陣。漆間將生─02─「仲間たちに置いていかれたくはない」

【写真】自分を貫くことができるか──それが漆間の勝負にもなる(C)MMAPLANET

12日(日)、東京都江東区のUSENスタジオコーストで開催されるPancrase323で、高木凌と対戦する漆間將生のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

格闘DREAMERSでは結果を残すことはできなかったが、そのなかでも漆間は自分のスタイルを見つけたという。パンクラスデビュー戦、そして格闘DREAMERSで苦楽を共にした仲間たちの活躍に、彼は何を思うのか――漆間に訊いた。

<漆間將生インタビューPart.01はコチラから>


――敗戦といえば、格闘DREAMERSの最終選考で、吉村海飛選手に判定負けを喫しました。

「あの試合は、自分の打撃に関して自信をなくしてしまっていたんです」

――なぜ自信を失っていたのですか。

「KRAZY BEEのプロ練に参加すると、相手は強い人ばかりで、自分はやられることが多い。そこで気持ちが折れても頑張って練習に参加していました。でも、やられ続けると『今後プロでやっていけるのだろうか……』と不安になってしまって」

――……。

「もちろん、そのおかげで日に日に技術を覚えて、成長しているのは実感していました。プロ練も、緊張もせずに参加できるようになりました。でも、最終審査では相手もKO率が高くて、自分もまた少し自信がなくなってしまったんです」

――その気持ちが、試合に出てしまったのでしょうか。

「戦略的には『前に出続けて、押し込んで殴り続けろ』と言われていました。その展開を続けて、最後は仕留められればいいと思っていたんですが――。結局は体力的にキツくなり、判定では打撃のダメージを取られてしまったんだと思います。全然、自分の試合ができなかったと思います」

――自分の試合とは?

「打撃を生かした試合です。原口戦と吉永戦を経験して、逆に自分の好きな打撃をもっと伸ばしたいと思いました。そのために、もっとレスリングの練習もしないといけないし、寝技の技術も学んでいかないといけないんですよね」

――今回のパンクラスデビュー戦を迎えるにあたって、自分の打撃を生かす練習はできていますか。

「はい。KRAZY BEEではレスリングを練習する時間も増えています。今はまだできていないですけど、今後は柔術とか、いろんなジムにお邪魔させていただきたいと思っています」

――ファイターとして理想のスタイルを教えてください。

「理想はオールラウンダーです。オールラウンダーの試合をして、最後は打撃で仕留めたいですね。次の試合でも、用意しているものがあります。それを全部出し切りたいです」

――その次の試合についてですが、対戦相手の高木凌選手には、どのような印象を持っていますか。

(C)高木凌はEXFIGHTのアマ試合で、DREAMERSの同門であった齋藤奨司に敗れており、そういう部分で両者とも負けられないという気持ちは強く作用するだろう

「相手のことは、あまり分からないんですけど、パラエストラ八王子の選手とは3回目の対戦なので、またやっつけてやろうと思っています」

――パラエストラ八王子の選手とは、アマチュア時代に2回対戦しているのですね。

「去年9月の東京ケージファイトで、2試合やりました。最初は1試合の出場だったんですけど、2試合やることになって。1試合目はKO勝ち、2試合目はテイクダウンからマウントを奪って、漬け込んで判定勝ちしました」

――では、次の高木選手にはどのような試合展開を考えていますか。

「今回は楽しく試合をしながら、1Rで仕留めたいと思います。5分3Rですけど、判定勝ちではショッパいので。(中村)倫也さんのデビュー戦って、凄かったじゃないですか」

――2R、強烈な左ハイでKO勝ちでした。漆間選手は格闘DREAMERSで契約を勝ち取ることはできませんでしたが、悔しさは感じますか。

「契約できなかったことは悔しいですけど、倫也さんのKO勝ちは本当に嬉しかったです。あれほどの選手と一緒に過ごせたことは、僕にとって誇りですね。一昨日も倫也さんから電話があって、次の試合は見に来てくれると言っていました」

――今も格闘DREMERSの選手との関係は続いているのですね。

「もちろんです。(鈴木)崇矢がEXFIGHTでKO勝ちした試合は、鈴木家で見ていました(笑)」

――鈴木崇矢選手の実家ですか!?

「そうなんですよ(笑)。崇矢とは家族ぐるみの付き合いです。崇矢は弟みたいな存在で、彼も僕のことも応援してくれていますし。今回の試合も決まってすぐ、みんなから連絡が来ました。倫也さんも崇矢も、次の試合を見に来てくれます」

――宇佐美正パトリック選手も、9月20日の修斗でプロデビューが決まりましたね。

「これから、どんどん出てきますよね。ファーストシーズンの仲間が活躍すると、僕も刺激を受けます。仲間たちに置いていかれたくはないですからね」

――なるほど。では、漆間選手の今後の目標を教えてください。

「次の試合がプロ2戦目ですが、気持ちを入れ替えてデビュー戦のつもりで戦います。ここから負けてはいられないので、3連勝、5連勝と勝ち続ければ、大舞台に立つことができると思っています」

――目標としている大舞台とは?

「もうSNSには書いているんですけど、2022年にはRIZINに出たいです。そしてUFCにも出たいです。今はまだ、そんなレベルじゃないことは分かっています。でも勝ち続ければ、いずれ世界に繋がっていくと思うので」

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Interview J-CAGE Pancrase323 ブログ 漆間將生 高木凌

【Pancrase323】夢は続く、パンクラス初陣。漆間將生─01─「EXFIGHTの環境に甘えてしまっていた」

【写真】DREAMERS出演者たちのPOST DREAMERSが、それぞれ始まっている(C)MMAPLANET

12日(日)、東京都江東区のUSENスタジオイーストで開催されるPancrase323で、格闘DREAMERS出身の漆間將生がパンクラス初戦=高木凌戦に挑む。
Text by Shojiro Kameike

昨年パンクラスのプロライセンスを取得し、大阪のMMA大会WARDOGでプロデビュー戦を行ったあと、格闘DREAMERSに参加した漆間。第一次オーディションからその実力者振りが注目されていたが、徐々に調子を落とLDHとの契約を得ることはできなかった。

今回、改めてKRAZY BEE所属としてパンクラスでキャリアの仕切り直しの一戦に臨むことになった漆間が、格闘DREAMERS後、揺れ動いた心境について語ってくれた。


――ABEMA『格闘DREAMERS』を経て、12日にパンクラス出場が決まりました。今回から所属がKRAZY BEEになっているのですね。

「DREAMERSに参加する前は、鹿児島の桂塾というジムにいたのですが、DREMERSが終わってからKRAZY BEEに移籍しました。DREAMERSの時、KRAZY BEEの高橋遼伍さんがEXFIGHTジムの練習に参加されていたことがキッカケです」

――なるほど。

「KRAZY BEEには同じ鹿児島出身の大木良太さんもいらっしゃって、『KRAZY BEEのプロ練にも来なよ』と誘っていただいたんです。僕、もともとKRAZY BEEが好きだったんです。鹿児島時代は、矢地(祐介)選手と同じスパッツを履いて試合に出ていました(笑)」

――それだけ好きだったのですね(笑)。

「そうなんです。DREMERSが終わったあと、髙谷(裕之)さんからは『EXFIGHT所属でやっていかないか?』とお誘いいただいたんですけど、辞退しました」

――その時には、KRAZY BEEへの移籍を決めていたのですか。

「いえ、その時はまだ決めていませんでした。実はDREAMERSが終わったあと、自分の中でモチベーションが下がってしまい、鹿児島に戻って他の仕事をしていたんです」

――……格闘技から離れてしまっていたのですか。

「DREAMERSで、自分は3試合して3連敗でした。最後の試合(最終審査で吉村海飛と対戦して判定負け)は、所属よりも勝ちが欲しくて挑みましたが、判定で負けてしまい……そこで格闘技が嫌いになったというか」

――自分の中でも大きなショックを受けたのですね。

「それで1カ月ぐらい鹿児島にいたのですが、体重が80キロぐらいまで増えてしまって(苦笑)」

――えっ!? もともと通常体重は何キロだったのでしょう?

「60~70キロぐらいです。こんな体になったら、もう格闘技も無理かな……と思いました。それでも周りの人たちは僕のことを応援してくれている。もう一度、その人たちのために頑張りたくて、東京に戻ったんです」

――そこで、KRAZY BEEに入ることを決めたのですか。

「DREAMERSの頃から、EXIFIGHTでのサポートは、ありがたかったです。でもサポートしてもらってばかりだと、自分に甘えが出ると思いました」

――甘え、ですか……。

「DREAMERSの時は、自分でも殻が破れていないように感じたんです。それはEXFIGHTジムという環境のせいではなく、僕がEXFIGHTの環境に甘えてしまっていたんですよね。格闘技をやるからには心機一転、新しい場所で挑戦してみようと思いました」

――なるほど。格闘DREAMERSに参加期間中だった4月にはEXFIGHTのアマチュア大会に出場し、原口伸選手と対戦していますよね。

「原口選手、GrachanでKO勝ちしていましたね。試合の記事は見ました。僕はもともとパンクラスのプロライセンスも得ていて、大阪のWARDOGでもプロの試合を経験していたんですが(2020年1月、岩本ひろしに判定勝ち)、高谷さんには『今のままプロの試合に出ても通用しないよ』と言われていました。

僕としてもレスリングで足りていないところもあるし、プロの試合に出るには不安だったので、EXFIGHTのアマチュアマッチに挑戦させてもらったんです」

――すると、対戦相手は元レスリング全日本王者の原口選手に……。

「岡見(勇信)さんからは、『とっておきの選手を当てたよ』と言われました(苦笑)」

――厳しいですが、そういった試合が漆間選手の育成に必要だったのでしょうね。

「相手がレスリングを生かして寝かせにきても、すぐ立ち上がる自信はありました。でも開始早々、飛び前蹴りを出したら、相手の口に当たって血だらけに……。それを見て、僕も感覚がフワフワになってしまったんです」

――流血に気後れしてしまったのですか。

「相手がパウンドを打ってくるとき、血が落ちてくるんですよね。それで僕も焦ってしまいました。今までそういう展開を経験したことがなかったので……」

――その話を伺って、格闘DREAMERSの一場面を思い出しました。エピソード4の安永吏成戦で、漆間選手が相手の負傷している左足を抱えながら手を離したのを見て、髙谷さんが「優しい奴だ」と言っていましたが……。

「そうなんです。それは良い印象ではなく、悪い印象だと思っています。安永選手とは合宿中に仲良くなり、左足を怪我したのも知っていました。試合中も、相手のケガのことを考えながら戦っていました。それじゃダメなんですよね」

――格闘技の試合では、その行為が優しさだとは限らないですからね。

「地元の友人からは、『東京に行ってから顔つきが優しくなった』と言われます(苦笑)。昔は尖っていたんだと思いますけど、東京ではイチから学ぶわけですし、下の立場から行こうとばかり考えていました。それで優しくなったとか、丸くなったとか言われているんでしょうね」

――格闘DREAMERSを経て、その気持ちは変わったのでしょうか。

「実はもともとバンタム級だったんですけど、原口選手にリベンジするためにフェザー級に上げたんです。原口選手だけでなく、ここまで負けた相手全員に借りを返しますから」

<この項、続く>

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Grachan50 MMA RIZIN   原口伸 原口央 漆間將生 藤村健悟

【Grachan50】初陣、2019年フリー70キロ全日本王者=原口伸─01─「ここでやらないと絶対に後悔する」

【写真】4月11日のEXamateurFIGHTで、打撃有りの試合に初めて挑んだ原口。パンクラスでプロデビューの資格を得ていてDREAMERS=漆間をレスリングで圧倒して判定勝ちしている (C)MMAPLANET

9月5日(日)、千葉県千葉市の幕張ベイパークアリーナで開催されるGRACHAN50で、レスリング全日本王者の原口伸がプロデビュー戦を迎える。

幼少期にレスリングを始めた原口は、国士舘大学時代に、2018年の全日本レスリング選手権でフリースタイル70キロ級で3位に。翌2019年には同クラスで優勝している。安定した就職先は数多存在した原口が、なぜMMAを始めたのか。そして、今年4月のEXFIGHTのアマチュアマッチで初めて体験したMMAとは――。


――1週間後にプロデビュー戦を控える原口伸選手です(※取材は8月30日に行われた)。今年3月に国士舘大学を卒業してMMAを始めたとのことですが、MMAを始めたキッカケを教えてください。

「大学1年生の時、兄(原口央、BRAVE所属のMMAファイター)や先輩と一緒に、RIZINを見に行ったんです。その時すぐ『MMAがやりたい!』と思いました」

――大学時代は、MMAをやることが念頭にあって、レスリングを続けていたのですか。

「大学1年生の時はレスリングで成績を残せていなくて、MMAという世界も考えていました。ただ、大学4年間はレスリングを続けることは決めていたので、すぐにMMAを始めるということはなかったです」

――それまでMMAは見たことがなかったのですね。

「試合を見たことはなかったです。でも格闘技の映画は好きで観ていました。ブルース・リーとか」

――ブルース・リー! それはお父さんの影響でしょうか。

「いえ、自分でハマっていきました(笑)。もともとは何かのアクション映画を見せられたことがキッカケなんですけど、そこから自分でブルース・リーやジャッキー・チェンの映画を調べて観るようになって。小学校低学年ぐらいの頃ですね」

――レスリングを始めたのは、そういった映画の影響なのですか。

「レスリングは別です。父の作ったレスリング道場があって、そこで兄たちが練習していたんです。でも、親も僕には『好きなことをやっていいよ』と言ってくれていまして。僕も本格的にはレスリングをやらず、道場でずっと遊んでいるだけでしたけど」

――そんななか、小学校3年生の時にレスリングを始めたのは……。

「好きなことをやっていいと言われても、特に好きなこともなかったんです。そんな時――ハッキリとは覚えていないんですけど、レスリングの番組か試合の中継かを見て、カッコいいと思ったことがキッカケですね」

――なるほど。大学時代の話に戻りますが、原口選手は2019年、大学3年生の時に全日本フリースタイル70キロ級で優勝しています。すると東京オリンピックも視野に入っていたのではないのでしょうか。

「オリンピックでは、僕の階級が開催されなかったんです。上は74キロ級、下は65キロ級で……74キロ級は体格的に難くて、65キロ級まで減量できるかどうか、という感じでした」

――なるほど、ほぼほぼ五輪期間しかレスリングを見ないジェネラル層や門外漢には、意外と伝わっていない事実ですね。そういった場合、多くの選手はどちらを選択するのでしょうか。

「強引に階級を上げることが多いですね。でも僕は、全日本で優勝したあとにケガをしてしまい、試合も出ることができない状態でした。その時点でオリンピックまでは考えていなかったです」

――しかし、大学を卒業してMMAを始める際、周囲に引き留められなかったですか。

「レスリング部の監督と僕の親が話し合いました。僕はMMAをやりたいと伝えていたんですけど、親と監督は『レスリングを続けてほしい』と」

――親御さんも反対していたのですね。

「全日本で優勝していたので、いろんな企業さんからも声をかけていただいていたんです。親からも『条件の良いところに就職してほしい』と言われていました。でも僕は、ここでMMAをやらないと絶対に後悔すると思っていて、親も理解してくれて『お前の好きなようにやれ』と言ってくれました」

――監督さんはどうでしたか。

「そのあと親が監督と話をして、最初は監督も渋っていましたが、最後は納得してくれて『人生一回きりだから頑張れ』と送り出してくれましたね」

――そこから宮田和幸さんが主宰するBRAVEに入るわけですね。

「BRAVEには兄が先に入っていたんですけど、僕は僕でジムを探していました。でも宮田先生がインタビューで『レスラーを強くさせる自信がある』と仰っている記事を見て、やっぱりBRAVEに入ろうと思ったんです。選手が第一、自分が経験した失敗は弟子にはさせない、と仰っていたので。部活を引退して、大学を卒業する直前――今年の2月にBRAVEで初めてMMAに触れました」

――えっ!? 原口選手は今年4月に、EXFIGHTのアマチュア試合に出ていますよね。MMAを始めて2カ月で試合に出場したのですか。

「そうなんです」

――しかも、パウンドありのルールですよね。

「今考えると、ムチャしたなって思います(苦笑)」

――EXFIGHTでは、格闘DREAMERSにも参加していた漆間將生選手に判定勝ちしています。

「とにかくテイクダウンしかしていませんでした。自分のイメージでは、もっと簡単にパウンドを打てると思っていたんです。でも単にパウンドは打てても、効かせるパウンドを打つことが難しくて……」

――どのようなところが一番難しかったのでしょうか。

「テイクダウンばかりしていた、つまり一度倒して抑え込むことができなかったんですね。倒されてから立つという動作がレスリングにはないので、そこを抑えてポジションを獲ることが難しかったです」

<この項、続く>

■ GRACHAN 50対戦カード

<ライト級/5分2R>
藤村健悟(日本)
小川道的(日本)

<ライト級/5分3R>
原口伸(日本)
大搗汰晟(日本)

<バンタム級/5分2R>
松本尚大(日本)
上荷大夢(日本)

<ライトヘビー級/5分2R>
小沢祐介(日本)
高桑格(日本)

<バンタム級/5分2R>
GEN(日本)
松井斗輝(日本)

<ライト級/5分2R>
野村駿太(日本)
前田啓伍(日本)

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