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Overlooked【 UFC FPI04】ダン・マナスー、足で掛ける─オーバーアンダー─ヒザ十字でニコロフを秒殺

速報で負い切れなかった試合をお伝えする──帳尻合わせ試合レポート。

ここでは6月29日(木・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APECで開催されたUFC FPI04から、無差別級T準決勝=ダン・マナスー✖ヒョードル・ニコロフの一戦の模様をお届けしたい。

<無差別級T準決勝/8分1R>
ダン・マナスー(米国)
Def.0分38秒by ヒザ十字
ヒョードル・ニコロフ(ロシア)

座ったマナスーがデラヒーバを狙いつつ、簡単に上を取る。パスの圧を高めるマナスーに対し、ニコロフがラバーガードを取ろうとする。ニコロフは左足を頭の後ろに回すが、残った右足をマナスーがトライアングルの形で捕えて伸ばす──オーバーアンダーニーバーで瞬時にしてタップを奪った。

ジョン・ダナハー門下のヘビー級の新鋭が、圧倒的な強さを見せて決勝進出を決めた。


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【UFC FPI04】うん? Fastest Escape?? ハイサム・リダは延長ラウンドで、ヒョードル・ニコロフに下る

<無差別級T1回戦/8分1R>
ヒョードル・ニコロフ(ロシア)
Def.OT by Fastest Escape
ハイサム・リダ(ガーナ)

サンクトペテルブルクの10thPlanetグラップラー=ニコロフとハイサム、立ちレスが続き30秒を前にしてニコロフがフライングシザースを狙う。外したハイサムは、下になったニコロフから即パスを決める。ニコロフは足を戻し、ハイサムがスタンドに戻る。ここでハイサムはジャンピンガードから下を選択し、クローズドガードを取る。オープンになると、すかさずハイサムは立ち上がった。ニコロフはジャンピンガードをすかされ、スタンドが続く。

残り20秒でゲットダウン発令の声が掛り、ハイサムが引き込む。ニコロフの右を足を狙い、足を抜きに掛かったところでスイープを決めたハイサムだが場外近くということで、なぜかスタンド&中央で再開された。組手争いが続き、ついにゲットダウンに。コイントスでハイサムがバタフライガードを選択する。

すぐにクローズドからヒップスロー、ハイサムがマウントを取るもニコロフが腰を押して足を戻す。ニーシールズのニコロフはリバースデラとのコンビネーションで下からコントロールへ──ハイサムは立ち上がった。残り1分を切り、ハイサムが引き込み右足を狙う。片ヒザでしっかりポスチャーを取るニコロフ──もう両者はOTを考えた試合運びに変わった。

先行ハイサムはスパイダーウェブも13秒でエスケープを許した。ニコロフもスパイダーウエブを選び、ハイサムが腕を抜いたがタイムモニターが働いておらず、時間は不明だった。セカンドタームでは、ニコロフは28秒で腕を抜く。後攻ニコロフもスパイダーウェブを選び、ハイサムは5秒でエスケープした。

サードターム、ここもタイム表示はなく素早くニコロフが防ぎ、最後はタップ狙いでニコロフはシートベルトを選択。1分40秒で胸をエスケープしたハイサムだったが、ファーステスト・エスケープで初戦敗退となった。

一本同士なら、極めるまでの時間が短かった選手。片方がタップを奪ったなら、タップを取った選手。互いに一本を許さなかった場合は、合計エスケープタイムが短い選手──が勝利となるという認識だったが、タイム表示とタイムコールがないなかでFastest Escapeというコール──これは、エスケープをしたなかで最短時間だった1つのタームで判断されたのか、ハイサムも敗北に怪訝な表情を浮かべた。

ターム毎にエスケープタイムの表示がなく、コールもない。勝敗の流れが分らないまま漫然としたウィナーコールだったが、ハイサムは初戦敗退という結果に終わった。


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