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【LFA175】ブルーノ・ロピス、2R終了2秒前にブリガガォンから肩固めでタップを奪いLH級王座防衛

<LFAライトヘビー級選手権試合/5分5R>
ブルーノ・ロピス(ブラジル)
Def.2R4分58秒by 肩固め
マルコス・ブリガガォン(ブラジル)

サウスポーのブリガガォンが左ミドル、続いてインローを蹴る。ロピスはワンツーからスリーとフックを振い、右ミドルを繰り出す。ゆっくりとした打撃のリズムから、一気に組んだロピスだがブリガガォンが離れる。そのブリガガォンのステップインにワンツーを打ち込んだチャンピオンが右ミドルを蹴る。ブリガガォンもミドルを返すと、姿勢を乱したロピスのバックを取ろうとする。シングルからクリンチに持ち込んでロピスは、一気にボディロックテイクダウンを決める。

ケージにブリガガォンを押し込んだロピスが、パウンドを連打。ブリガガォンが足関狙いに反応したロピスをガードに戻す。ロピスは腕十字を防ぎ、スクランブルでがぶると一気にバックへ。足のフックはならなかったが、サイドバックを取り直して強烈な勢いでパンチを打ち込む。続くスクランブルではウィザーをきかせたブリガガォンが、ロピスを崩してがぶってヒザを顔面に突き上げる。ロピスは効かされた風だったが、離れてジャブからスピニングバックフィストとペースを譲らなかった。

2R、頭がぶつかるような距離でのパンチの交換から、やや離れて打ち合いが続く。前に出るのはブリガガォンで、左ミドルを入れる。直後に中を取ったロピスが、右エルボーを振るい右三日月を蹴る。スイッチしての右は空振りとなったが、ブリガガォンの蹴りの直後に右オーバーハンドを繰り出す。体が流れながら、前に出てパンチを振るうブリガガォンは右を被弾する。

ここからワンツー、ボディを決めたロピスが、逆にワンツーを打たれる。直後にダブルレッグでテイクダウンを決めたロピスが、パウンドを打ち込むとブリガガォンはクローズドガードに。残り2分、ガードの中からロピスは殴り、エルボーを連続で落とす。と、ブリガガォンがスイープを決めたが、バックに回れずワキを潜られる。引き込んだブリガガォンは、マウントを取られ厳しい状況に。ロピスは上体を起こしてヒジを落とし、肩固めへ。と、残り2秒でブリガガォンがタップし王座防衛に成功した。


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【LFA175】メインはLH級選手権試合。注目は際レス=ヴィニシウス・ピレス✖アポロ・ゴミス

【写真】左上腕にライオンのタトゥーがあるのがピレスだ。パンチからダブル、テイクダウン後のバック奪取に注目(C)LFA

27日(土・現地時間)、ブラジルはサンパウロ郊外のカジャマルにあるジナージオ・ド・ポウヴィーリョでLFA175「Lopes vs Brigao」が開催される。
Text by Manabu Takashima

2024年、LFAにとって2度目のショーが早くもブラジルで行われる。メインはLFAライトヘビー級選手権試合で、王者ブルーノ・ロピスがマルコス・ブリガガォンの挑戦を受ける。昨年コンテンダーシリーズに挑んだロピスは、ショートノーティス出場の同朋ブレンジソン・ヒベイロに圧倒的有利と目されていながら、初回TKO負けを喫して以来の復帰戦となる。

つまりLFA王者は前回のLFA174でタイトルを失ったジャコビー・ジョーンズもそうだったが、コンテンダーシリーズ出場ではベルトは返上せず、UFCと契約がなった時点でベルトを手放すことになっているようだ。

既に計量も終えた両者、ロピスが205ポンドでブリカガォンは204ポンドと本番に備えるだけとなっている。メインカードではミドル級でマルコ・トゥーリオと対戦するセメイ・ドスサントスが、190ポンドと大幅オーバーながらペナルティを支払ったうえでキャッチウェイトで試合は成立される。


そんなLFA175で再注目はバンタム級のアポロ・ゴミス✖ヴィニシウス・ピレスの一戦だ。シュートボクセのゴミスはキャリア9勝1敗で、今回がLFAデビュー戦となる。

対するピレスは8勝1敗で、既にLFAで2勝を挙げているファイターだ。ピレスはパンチからテイクダウン、テイクダウンからバック奪取のコンビネーションがこれ以上ないほどスムースで、いわば際レス、全くその合間が感じられない。

当然、テイクダウンからバック奪取が強く。同時にポジションのキープにも長けており、何よりもパーム・トゥ・パームからRNグリップへの移行にも長けており、過去4試合でRNCを決めている。

対するゴミスはワイドスタンスのサウスポーで、強烈な左の蹴りの持ち主だ。オーソのピレスが、その流れを遮断された時──特に打撃からテイクダウンがハマらなかった場合は、ゴミスの左の蹴りを効かされる可能性は十分にある。

際の無さは凄まじくも、際でない部分──特にスタンドの打撃戦では何が起こるか分からない。流れるようなピレスの動きも期待大だが、流れない時にどのようなオプションが用意できているのか。その辺りが非常に楽しみな一戦となる。

■視聴方法(予定)
1月28日(日・日本時間)
午前11時~UFC Fight Pass

■ LFA175メイン対戦カード

<LFAライトヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]ブルーノ・ロピス(ブラジル)
[挑戦者]マルコス・ブリガガォン(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
アンデウソン・フェヘイラ(ブラジル)
サミュエル・シウバ(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
マルコ・トゥーリオ(ブラジル)
セメイ・ドスサントス(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
フェルナンド・ラウレンソ(ブラジル)
ハファエル・ペレイラ(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
ラニ・シウバ(ブラジル)
ナイジ・カンタンエージ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
アポロ・ゴミス(ブラジル)
ヴィニシウス・ピレス(ブラジル)

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