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45 MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC UFN UFN235 イ・ジョンヨン ブレーク・ビルダー

【UFN235】RTU 2022優勝のジョンヨン、ビルダーに判定で圧勝。UFCデビュー戦を飾る

<フェザー級/5分3R>
イ・ジョンヨン(韓国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
ブレーク・ビルダー(米国)

重心を落として構えるジョンヨンがプレッシャーをかける、ビルダーはサークリングしながらインローを蹴る。ジョンヨンは左ボディで飛び込み、ジャブも見せながら右ボディを打つ。組みついたビルダーはジョンヨンをケージまで押し込み、シングルレッグへ。

ジョンソンはビルダーの側頭部にヒジを落とし、ボディにヒザ蹴り。ジョンヨンも腕を一本差して、正対すると離れ際にヒザ蹴りを突き上げる。これがでビルダーが後退し、ジョンヨンは左ボディからガードを固めるビルダーに一気に連打。距離が離れるとビルダーがジャブ、ジョンヨンは左ボディを当てる。

2R、ここもジョンヨンがパンチのプレッシャーをかけて左ボディ、右のヒザ蹴り、右ストレート。ビルダーもジャブとインローを細かく見せて、ジョンヨンにダブルレッグから組みつく。ビルダーは左手を深く入れるが、ジョンヨンは両手でビルダーの右手を持ってクラッチさせない。

逆にジョンヨンが脇を差し返すと、両差しからテイクダウン。ハーフガードで上になるとヒジを落とす。ビルダーが脇を差して体を起こし、ケージに身体を預ける。ジョンヨンはそこに一気にパンチを連打。ビルダーはガードして亀になって立ち上がる。

ビルダーに押し込まれるジョンヨンだが、ジョンヨンは左手を差し上げて右のヒザ蹴り。距離が離れて打撃になると、ジョンヨンがジャブ、左アッパーから右を打ち下ろす。

3R、構えをスイッチするビルダー。ジョンヨンはすぐに右ミドルを蹴る。ビルダーは構えを戻し、シングルレッグで組み付く。ここもジョンヨンはケージに身体を預け、ビルダーの右手をコントロールして組ませない。

逆にジョンヨンはビルダーの左手を小手に巻いて投げを狙い、ビルダーをケージに押し込む。ビルダーはギロチンを狙いつつ、ネルソンで引き込み気味に下になる。ジョンヨンはネルソンを外すと、ハーフガードでトップキープしてパンチとヒジを落とす。

ビルダーも脇を差して体を起こすが、ジョンヨンは肩固めのクラッチで寝かせ、パンチを落とす。ビルダーもなんとかガードに戻し、立ち上がったジョンヨンに蹴り上げを狙った、最後はジョンヨンがインサイドガードでトップキープした。判定はジャッジ3名とも30-27でジョンヨンを支持。Road to UFC 2022フェザー級優勝のジョンヨンがUFCデビュー戦で圧勝を収めた。


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45 AB LFA MMA MMAPLANET o UFC UFN UFN235 アザット・マクスン アレッシャンドリ・パントージャ イ・ジョンヨン ギルバート・ウルビナ チャールズ・ジョンソン テンバ・ゴリンボ ディアナ・ベルビシャ トーマス・ピーターソン ナソーディン・イマボフ ハファエル・エステヴァン ヘナト・モイカノ ボクシング マルケル・メデロス ムスリム・サルコフ ムハマド・モカエフ モリー・マッキャン ユリア・ストレアレンコ ランディ・ブラウン ランドン・キニョネス ヴィヴィアニ・アロージョ 平良達郎

【UFN235】17勝0敗のカザフスタン人ファイター=アザット・マクスン「タツローとフライ級を盛り上げたい」

【写真】非常にクール、でも親しみやすい感じのマクスンだった (C)MMAPLANET

アレッシャンドリ・パントージャを頂点とするUFCフライ級戦線には10勝以上の無敗の選手が4人在籍している。10勝0敗のムハマド・モカエフ(英国)、12勝0敗のハファエル・エステヴァン(ブラジル)、15勝0敗の平良達郎──そして17勝0敗のアザット・マクスンだ。
Text by Manabu Takashima

UFCではエステヴァンと並び1勝0敗のため、まだランク外のマクスンが3日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN235:UFN on ESPN+93「Dolidze vs Imavov」に出場し、チャールズ・ジョンソンと対戦する。

中央アジアから中東で負け無しだったマクスンにとって、LFA王者だったジョンソンとの対戦はワールドクラスで戦う物差しとなる。ベルト獲りへ自信しかないマクスンにジョンソン戦、平良達郎について尋ねた。


──アザット、フライ級の新鋭としてBRVE CF時代から知る人ぞ知るファイターでしたが、日本のMMAファンにとっては未知強のままです。アザットはこれまでどのような格闘技の経験があるのか、まず教えていただけないでしょうか。

「10歳の時にフリースタイルレスリングを始めたのが、最初のコンバットスポーツとの出会いだよ。ただ住んでいる地域や市の大会では優勝できたけど、カザフスタンの全国大会では優勝できなかった」

──それにしてレスリングがベースなのですね。そう思えないほど、素晴らしい右ストレートを持っているので、ボクシングがベースだと思っていました。

「実は12歳……13歳の時に打撃の練習もするようになっていたんだ。その時、僕は天性のヘビーパンチャーだと気づいたよ」

──レスラー時代に、その天賦の才をストリートで試したことは?

「ないよ。全くない。ストリートファイトをした経験は一度もないから(笑)」

──承知しました。ではMMAに転じたのは?

「レスリングの大会で良い結果を残せなかった時、MMAの人気が僕らの国でも上がってきて──興味を持ったんだ」

──アザットのMMAは上手く打撃と組みが融合しているように感じました。打撃は打撃、レスリングはレスリングとして続けていたのか、それともコンバットサンボのような打と組みがある競技の経験はあったのでしょうか。

「コンバットサンボもスポーツサンボも経験はない。アレはロシアの格闘技だから。カザフスタンにはジェクぺ・ジェックという殴って、蹴って、投げて、グラウンドでも殴って良い伝統的なマーシャルアーツがあるんだ(※zhekpe zhek=憎しみと戦うという意味で、動画ではほぼMMA。アマとプロもあり、MMAプロモーションとしてzhekpe zhekも存在している。その一方で素手、カザフ国旗と同じ青のズボンをはいて土嚢が積まれたサークルで戦う試合も。さらにケージを使用し、無差別で子供が戦う試合も見られた……)。

大会は8人トーナメントで1日に3試合を戦う必要がある。プロMMAを戦う前にジェクペ・ジェックの経験があったから、MMAに転じるのは凄く簡単だった。だからイージーにオクタゴンMMAでフライ級チャンピオンになれたんだ」

──ジェクペ・ジェックですか……、興味深いです。ところでUFC二戦目となるチャールズ・ジョンソン戦を週末控え、今はどのような気持ちですか(※取材は1月31日に行われた)。

アザットは126ポンド(57.15キロ)。ジョンソンは125.5ポンド(56.93キロ)で計量をクリアしている(C)Zuffa/UFC

「普段と変わらない。

とても落ち着いていて、オクタゴンに入って勝つ。それが僕の仕事だから。チャールズ・ジョンソンが何をしてこようが、どの局面でも準備できている。打撃戦でも、レスリングでも僕は負けない。彼の攻撃で恐れるモノは何一つないんだ。この試合で勝って、これからどんなことが起こるか楽しみにしてほしい」

──その「これから」ですが、同じフライ級で無敗の平良達郎選手とデンバーで一緒にトレーニングをしたことがあるかと思います。平良選手の印象を教えてください。

「タツローとは今、言っていたようにコロラド州のデンバーで1カ月半ほど一緒に練習した。凄く良いヤツで、すぐに打ち解けて友達になったよ。技術交換もしたし、素晴らしい時間をタツローと過ごせた」

──とはいえ、同じ階級です。勝ち進めば戦うこともあるかと思います。

「タツローは今トップ15になったばかりだけど、輝かしい未来が待っているファイターだ。僕自身の成功とともに、タツローの成功を願っている。僕らでUFCフライ級ディヴィジョンを盛り上げたいと思う。当然、ベルトは僕のモノになるけどね」

──そこは譲れないと(笑)。では最後に日本のファンに一言お願いします。

「サンキュー。アリガト。ラフマット(※カザフ語でありがとう)」

■視聴方法(予定)
2月4日(日・日本時間)
午前6時00分~UFC FIGHT PASS
午前5時30分~U-NEXT

■UFN235対戦カード

<ミドル級/5分5R>
ロマン・デリツ(ジョージア)
ナソーディン・イマボフ(フランス)

<ライト級/5分3R>
ヘナト・モイカノ(ブラジル)
ドリュー・ドパー(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ランディ・ブラウン(ジャマイカ)
ムスリム・サルコフ(ロシア)

<女子フライ級/5分3R>
ヴィヴィアニ・アロージョ(ブラジル)
ナタリア・シウバ(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
アリアスカブ・カイジレフ(ロシア)
マフムド・ムラドフ(ウズベキスタン)

<ウェルター級/5分3R>
ギルバート・ウルビナ(米国)
チャーリー・ラドキー(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
モリー・マッキャン(英国)
ディアナ・ベルビシャ(ルーマニア)

<フライ級/5分3R>
チャールズ・ジョンソン(米国)
アザット・マクスン(カザフスタン)

<ウェルター級/5分3R>
テンバ・ゴリンボ(ジンバブエ)
ピート・ロドリゲス(米国)

<フェザー級/5分3R>
ブレーク・ビルダー(米国)
イ・ジョンヨン(韓国)

<女子フライ級/5分3R>
ユリア・ストレアレンコ(豪州)
ルアナ・カロリーナ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
マルケル・メデロス(米国)
ランドン・キニョネス(米国)

<ヘビー級/5分3R>
トーマス・ピーターソン(米国)
ジャマール・ポーグス(米国)

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【Road to UFC2023Ep01】日本の夢を砕いた男、イー・チャア「前回のトーナメントのことは頭にない」

【写真】昨年とは違い、誰もイー・チャアを認めている。ある意味、彼のとっては昨年よりもハードルが高くなったトーナメントといえる (C)MMAPLANET

27日(土・現地時間)&28日(日・同)の両日に、中国は上海のUFC PIにおいて開催されるRoad to UFC。そのエピソード01で組まれたフェザー級準々決勝でイー・チャアがウズアズベク・ジャフフと戦う。

イー・チャアといえば昨年のRoad to UFCの初戦でSASUKE、準決勝で松嶋こよみを破り日本の夢を砕いた張本人だ。しかし、優勢に進めたと思われた決勝のイ・ジョンヨン戦を落とした彼はUFCとの契約はなく、2年連続でRoad to UFCに挑むこととなった。

昨年の今頃は誰も注意していなかった無名のイー・チャアは、トーナメント本命としてUFCへの道を戦う。


――日本の記者としてイー・チャアには伝えておきたいことがあります。昨年のRoad to UFCでSASUKE選手、そして松嶋こよみ選手を破り日本人ファンの夢を粉砕しました。本当にショッキングな2つのイー・チャアの勝利でしたが、あの2試合によって日本のMMA関係者はイー・チャアと中国の強さが認識できました。

「まず日本のMMAファンの皆が、僕のことを認識していることに感謝している。しかも、僕の力を認めてくれているなんて。SASUKEも松嶋も本当にテクニカルなファイターだった。SASUKEは今回のトーナメントにも出場しているし、また戦えることを楽しみにしているよ」

──夢を砕いたイー・チャアだけに、決勝でも勝ってもらってUFCと契約して欲しかった。それも日本のファンの想いでした。そしてイ・ヨンジョン戦、イー・チャ―の判定勝ちだという声も多く聞かれました。

「正直、レフェリーがイの手を挙げるまで自分の勝利を信じていた。でもジャッジの見方は違った。本当に残念だった。でもUFCは試合直後にRoad to UFCに再び出場できると確約してくれた。だからすぐに100パーセント、今回のトーナメントに集中して過ごしてきた」

──とはいっても……バンタム級とライト級では決勝で敗れた選手が契約できています。より接戦だったイー・チャアが契約できなかったのもおかしな話で……。例えRoad to UFCに再チャレンジできたとしても。

「実はその状況にも試合直後はうっぷんが溜まってしまっていたよ。何よりガッカリした。でも僕の目標は何一つ変わっていない。UFCで戦うこと。だから、その目標に向かって戦うだけだ。今年のトーナメントにも優れたファイターが集まっている。前回のトーナメントのことはもう頭にない。過去に拘るのではなくて、今回のトーナメントに勝つことに集中している」

──昨年はイー・チャアのことを多くの人が知らなかったですが、今回は本命視されています。そんななかアブドゥル・アジーム・バタクジから対戦相手が同じ中国人選手のウズアズベク・ジャフフとなりました。

「そうだね、最初はアフガニスタン人ファイターと戦う予定だった。だけど、彼はすぐに欠場が決まってUFCからはフィリピン人選手と戦うことになると聞かされていたんだ。でも、20日前にそのファイターもビザの問題でドロップした。結果、中国人の対戦相手をUFCが見つけてくれた。中国人選手だろうが、海外の選手だろうが構わない。皆がどのように僕のことを見ていようが、自分がやるべきことに集中している。ただ戦って勝つ。それだけだよ。

きっと日本のファンは日本人同士の対戦は見たくないだろうし、中国のファンも中国人同士の試合は見たくないはずだ。でもファイターは皆、自分のために戦っている。対戦相手の国籍は全く関係ないよ。

どれだけ激しい戦いが続いても、UFCが用意する契約書は1枚だけだ。その契約を勝ち取るために何人であろうが、僕は勝つ。そのためにここにいるんだよ」

──本命として、まず初戦ではどのような試合をしたいと考えていますか。

「何があろうが、この試合が判定まで行くことはない。KOか、サブミッションか、パウンドか。いずれにしても、僕がフィニッシュする」

──では最後に日本のファンに一言お願いできますか。

「皆の応援に感謝しているよ。そして、僕……イー・チャアがこのトーナメントで優勝すると約束するよ」

■視聴方法(予定)
5月27日(土・日本時間)
Episode01
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT

Episode02
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT

5月28日(日・日本時間)
Episode03
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT

Episode04
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT

■ROAD TO UFC AISA2023 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
キム・サンウォン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
マーク・クリマコ(米国)
イ・ジョンヒョン(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イー・チャア(中国)
ウズアズベク・ジャフフ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
鶴屋怜(日本)
ロナル・シアハーン(インドネシア)

<フライ級/5分3R>
トップノイ・キウラム(タイ)
ナムジャルガル・トゥメンデムベレエル(モンゴル)

■ROAD TO UFC AISA2023 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
リー・カイウェン(中国)
ルー・カイ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
スミット・クマール(インド)
チェ・スングク(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イープークールー(中国)
神田コウヤ(日本)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チーニョーシーユエ(中国)
ビリー・パスラタン(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
タイラークゥ(中国)
キム・ハンスル(韓国)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
ホン・ソンチャン(韓国)
ロン・チュウ(中国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
上久保周也(日本)
チィルイイースー・バールガン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
丸山数馬(日本)
キム・サンウク(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
野瀬翔平(日本)

<ウェルター級/5分3R>
クリス・ホフマン(フィリピン)
ユ・サンフン(韓国)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
キ・ウォンビン(韓国)
バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ(中国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
イ・チャンホ(韓国)
ラナルドラ・プラタップ・シン(インド)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
ウィンドリス・パティリマ(インドネシア)
原口伸(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
エプライム・ギンディン(インドネシア)
ダールミス・チャウパスゥイ(中国)

<フライ級/5分3R>
ピーター・ダナソー(タイ)
シャン・シンカイ(シンガポール)

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ABEMA MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC アンシュル・ジュビリ イ・ジョンヨン ジェカ・サラギ ニュース パク・ヒョンソン 中村倫也 風間敏臣

【UFC】Road to UFCシーズン02が5月27日&28日にシンガポールで1回戦。実施階級はフライからライト級

【写真】まずは1/8の枠を得るために、各陣営の総力戦が始まる──いや、既に始まっている (C)MMAPLANET

28日(火・現地時間)、UFC が上海発のニュースとして5月27日(土・同)と28日(日・同)の2日間に渡りRoad to UFCのシーズン2の1回戦をシンガポールで開催することを発表した。

2022年シーズンはバンタム級で中村倫也が優勝、ライト級ではインドのアンシュル・ジュビリ、フェザー級とフライ級はそれぞれ韓国のイ・ジョンヨントパク・ヒョンソンが制した。

そんななか準優勝の風間敏臣、ジェカ・サラギ、さらにワンマッチ出場のジャン・ミンヤンがUFCと契約。2階級は準優勝でもオクタゴン入りが成されたことも朗報だ。

そんななか今年のRoad to UFCはウェルター級、女子もストロー級からバンタム級に規模を拡大して行われるという噂もあったが、今日の発表では昨年と同じ男子フライ級からライト級までの4階級でトーナメントが実施されることが明記されている。


既に男子フライ級では国内外から出場決定選手、そして出場に向けて交渉中という声と共に、女子で出場が決まったという報もあったが、女子のケースは恐らくはワンマッチ出場となるのだろう。

各階級8つの枠に日本人は2名、ひょっとすると3名もあるやもしれない。正式発表までその名を明らかにすることができないが、フェザー級などこれまでのキャリアを考えると、狙いがオクタゴンにあるとは思えなかった選手も、その椅子を狙い交渉に入っているとも伝わってくる。

とにかく勝てば──優勝すればUFCと正式契約の正規ルート、世界の頂点を目指す顔触れがいかようになるか、非常に興味深い。

またUFCではRoad to UFCに力を入れるために、今年度のコンテンダーシリーズの日本人出場は見送れるという話もあるが──果たして。上記の出場枠、ワンマッチ、コンテンダーシリーズ云々は全てUFC首脳の匙加減、トーナメント開幕は3カ月先だが出場選手の正式発表が待たれる。

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MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC UFN218 イ・ジョンヨン イー・チャア

【UFN218】フェザー級決勝はコントロールのイー・チャアを打撃の精度でイ・ジョンヨンが下し優勝

<Road to UFCフェザー級決勝/5分3R>
イ・ジョンヨン(韓国)
Def.2-1:29-28.29-28.30-27
イー・チャア(中国)

すぐに距離をつめたイ・ジョンヨンがワンツーを決める。腰が落ちたように見えたイー・チャアが組んでケージに押し込む。右腕を差したイー・チャアが、一度は態勢を入れ替えられたがすぐに押し込み返して、ダブルレッグへ。バックを許したイ・ジョンヨンはキムラ、さらに腕を剥がしに行くがイー・チャアが正面に回ってテイクダウンを決める。ケージを背負って座った形のイ・ジョンヨンは腰をコントロールされた状態が続き、立ち上がってもバックを取られている。

胸を合わせたイ・ジョンヨンはついに胸を合わせてケージに押し込み返すことに成功。それでもポジションを入れ替えたイー・チャアが、イ・ジョンヨンを金網に押し付けてヒジを打っていく。イ・ジョンヨンが打ち返すタイミングでシングルに出たイー・チャアは残り10秒で自ら離れ、アッパーを放っていった。

2R、イー・チャアは右に回り、イ・ジョンヨンのパンチをかわす。右を互いに見せ、イー・チャアはダブルレッグからケージに押し込んでテイクダウンを決めると、スクランブルでバックに回る。胸を合わせたイ・ジョンヨンは右エルボーを打ちこむ。スイッチから左を伸ばし、右をクリーンヒットさせたイー・チャアは、ダブルレッグを連続で繰り出す。クリンチからヒジを入れ、ダブルレッグのイー・チャアに対し、イ・ジョンヨンがヒジを落とし、ヒザを決めた。

離れたイー・チャアは効いているか、組み疲れか口が開いている。スイッチしたイー・チャアがオーソに戻すと、イ・ジョンヨンがジャブを伸ばす。さらにコリアン・スペシャルといえるステップインにアッパーを合わせたイ・ジョンヨンが、ダブルレッグを切って左をヒットさせる。残り70秒でダブルレッグでテイクダウンを決めたイー・チャアがエルボーを落とす。ここでイ・ジョンヨンがグラウンド状態に関わらず、顔面に蹴り上げを繰り出し試合が中断される。

ドクターチェックを固辞したイー・チャア、なんと試合はスタンドで再開される。反則でポジションを失ったイー・チャアはヒザ蹴りを受けそうになってもダブルレッグへ。ここは切ったイ・ジョンヨンが右を繰り出し、左ジャブを当てラウンドが終わった。

最終回、アッパーから左フックのヒットしたイ・ジョンヨン。流れが変わり、イー・チャアの左の蹴りにイ・ジョンヨンが右を合わせる。と、イー・チャアも右をヒットさせてテイクダウン狙いへ。イ・ジョンヨンはケージを競って耐え、回って離れる。すぐにダブルレッグからクリンチのイー・チャアがシングルレッグ、そして押し込むが力がなくなってきた。

対してイ・ジョンヨンは右アッパー、そしてワンツーで打ち込む。すぐにシングルからボディロックでテイクダウンに出たイー・チャアはバックに回るが前方に落とされる。イ・ジョンヨンの腕十字に、腕を抜いたイー・チャアがトップを取り、スクランブルでバックへ。ここは乗り過ぎず、バックをコントロールから右を当てて、ダブルレッグでテイクダウンを決めた。

ねちっこい展開でイ・ジョンヨンをリードするイー・チャアだが、レフェリーが攻めろという指示する。イ・ジョンヨンを絶たせ、パンチを打たせてダブルレッグを決めたイー・チャアが、ここもバックへ。そのまま後方に倒れこんだところでタイムアップを迎えた。

とにかく反則でポジションをイー・チャアが失ったのはレフェリーのミス。そこを差し引いて組みでのドミネイトがどのように評価されるか。結果はスプリットでイ・ジョンヨンの手が挙げられた。


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ABEMA Black Combat K-MMA KTT MMA MMAPLANET o RIZIN Road to UFC UFC UFN on ESPN+76 UFN218   アダム・ヒューギット アンシュル・ジュビリ イ・ジョンヨン イー・チャア キム・ジヨン ジェカ・サラギ セルゲイ・スピヴァク チェ・スングク チェ・ドゥホ チョン・ダウン デニス・チュルリン デリック・ルイス デヴィン・クラーク パク・ジュンヨン パク・ヒョンソン ブラゴイ・イワノフ マンディ・ブーム 中村倫也 平良達郎 木下憂朔 風間敏臣

【UFN218】韓国MMAを知る。パク・ジュンヨンが語る韓流MMA=「自分の限界を引き上げること」

【写真】ハ・ドンジン監督、チョン・ダウンと。このちょっととぼけた感が良い (C)MMAPLANET

昨年末、大晦日に開催されたBlack Combatを取材するために渡韓し、複数のジムで選手、指導者、プロモーターに会いK-MMA界の今を探ってきた。

ここでは4日(土・現地時間)のUFN218:UFN on ESPN+76「Lewis vs Spivak」でデニス・チュルリンと戦うパク・ジュンヨンの目線で、K-MMAとUFCの関係を探りたい。UFCミドル級で5勝2敗の戦績を残す、彼にとってKTTの練習が全てだった。


──今回、韓国のMMAがどうなっているのか。選手目線からパク・ジュンヨンから語ってもらいたいと思います。まず、韓国の若い選手達はどこをゴールに戦っている場合が多いのでしょうか。

「UFCで戦うことを目標にしているんじゃないかと思います。そのためにも一番大切なのはいつでも戦えるよう気持ちを創っていることです。そうしていればUFCでも戦えるようになります」

──日本では一般層にはUFCはそれほど認知されていなくて、RIZINの知名度が高くUFCを目標としない選手も多いです。UFCファイターとしてパク・ジュンヨン選手はそのような日本の事情をどのように思いますか。

「日本がそうなっていることは、初めて知りました」

ハ・ドンジン監督 日本ではUFCのTV中継がなくて、地上波でやっているRIZINの方が有名なんだ。

「そうなのですね。韓国ではUFCが一番なので……。自分は国内とか関係なく、UFCです」

──ではパク・ジュンヨン選手も街中を歩いていると、周囲の人に注目されるような感じなのでしょうか。

「自分はあまり街とか歩かないんです(苦笑)。特にコロナになって、マスクもしていますし。ただ毎週、サッカーをやっているのですが、そこでは名前と顔は知られているようです(笑)。色々な人に声を掛けられます」

──改めてUFCで戦い続けていて、UFCの良さはどこだと思っていますか。

「もちろんUFCの環境は最高です。何よりUFCで戦っていると、試合のたびに自分が成長していることが感じられるんです。そこが一番良いところですね」

──アジア人選手がミドル級で勝ち越すというのは、凄いことですね。これまでのUFCでの活躍をどのように捉えていますか。

「岡見選手がいるじゃないですか」

──もちろん、岡見選手の功績は絶対です。と同時に、岡見選手がUFCにデビューした当時はここまえ層が厚くなかったです。

「……(苦笑)。いや……そんなことはないと思います」

──そのUFCでここまで結果を残す自信はありましたか。

「UFCで戦うようになってから、相手の動きが良く見れるようになったりして。自信はUFCで戦うようになってから持てるようになりました」

──ハ監督が近くにいて答えづらいかもしれないですが、KTTで練習していて米国に練習に行く必要性を感じたことはないしょうか。

ハ・ドンジン 俺は向うに行くから、正直に話せよ(笑)。

「自分は韓国流でやっていきたいです。結局、どれだけ優れた指導者がいようが、そこについていけるかどうかは自分次第で。自分は今のKTTでの練習で強くなれたのでハ監督とジョン監督の下で十分な練習ができています」

──韓国流とはスパルタと考えて良いですか。

「簡単にいえば最後までやりきる。そして、やり続けることです。韓国のやり方は自分を限界まで追い込んで、その限界点を引き上げることにあります。設備や世界中から選手が集まるということはないですが、ファイターとして監督と一緒にいるだけでなく、人間として一緒にいさせてもらっています。健康な精神、健康な体が一番大切です」

──2023年は2月から試合が組まれていますが、どのようにステップアップを図りたいと考えていていますか。

「まず、2月に勝つことです。UFCで一番長く戦うことができた韓国人選手になりたいと思っています」

──開催地がソウルからラスベガスに移り、残念ではないですか。

「いえ、ベガスの何も周囲の雑音がないところで戦う方が好きです。もうラスベガスで6度試合をしていて、今ではラスベガスのほう好きです」

■視聴方法(予定)
2月5日(日・日本時間)
正午~ABEMA格闘Ch(プレリミのみ)
正午~UFC FIGHT PASS

■ UFN218計量結果

<ヘビー級/5分5R>
デリック・ルイス: 265 ポンド(120.2キロ)
セルゲイ・スピヴァク: 255.5ポンド(115.89キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
チョン・ダウン: 205ポンド(92.99キロ)
デヴィン・クラーク: 204.5ポンド(92.76キロ)

<ヘビー級/5分3R>
マルチン・ティブラ: 253.5ポンド(114.98キロ)
ブラゴイ・イワノフ: 256.5ポンド(116.34キロ)

<フェザー級/5分3R>
チェ・ドゥホ: 145.5ポンド(66.0キロ)
カイル・ネルソン: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ウェルター級/5分3R>
木下憂朔: 170.5ポンド(77.34キロ)
アダム・ヒューギット: 170.5ポンド(77.34キロ)

<Road to UFCライト級決勝/5分3R>
ジェカ・サラギ: 155ポンド(70.31キロ)
アンシュル・ジュビリ: 155.5ポンド(70.53キロ)

<Road to UFCフェザー級決勝/5分3R>
イー・チャア: 145.5ポンド(66.0キロ)
イ・ジョンヨン: 145ポンド(65.77キロ)

<Road to UFCバンタム級決勝/5分3R>
中村倫也: 136ポンド(61.69キロ)
風間敏臣: 135ポンド(61.24キロ)

<Road to UFCフライ級決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン: 124.5ポンド(56.47キロ)
チェ・スングク: 125.5ポンド(56.92キロ)

<女子フライ級/5分3R>
キム・ジヨン: 125.5ポンド(56.92キロ)
マンディ・ブーム: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ミドル級/5分3R>
パク・ジュンヨン: 185.5ポンド(84.14キロ)
デニス・チュルリン: 186ポンド(84.37キロ)

<フライ級/5分3R>
平良達郎: 125.5ポンド(56.92キロ)
ヘスウ・サントス・アギラー: 125ポンド(56.7キロ)

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ABEMA Black Combat K-MMA KTT MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC UFN on ESPN+76 UFN218 アダム・ヒューギット アンシュル・ジュビリ イ・ジョンヨン イー・チャア キム・ジヨン ジェカ・サラギ ジョン・チャンソン セルゲイ・スピヴァク チェ・スングク チェ・ドゥホ チョン・ダウン デリック・ルイス デヴィン・クラーク パク・ジュンヨン パク・ヒョンソン ブラゴイ・イワノフ マンディ・ブーム 中村倫也 佐藤天 平良達郎 木下憂朔 水垣偉弥 風間敏臣

【UFN218】韓国MMAを知る。UFC4勝1敗1分のLH戦士チョン・ダウン「他国から出稽古? 無理だと思います」

【写真】同じような背格好の練習仲間がいなくてもUFCで結果を残せているチョン・ダウン (C)MMAPLANET

昨年末、大晦日に開催されたBlack Combatを取材するために渡韓し、複数のジムで選手、指導者、プロモーターに会いK-MMA界の今を探ってきた。

そのなかに4日(土・現地時間)のUFN218:UFN on ESPN+76「Lewis vs Spivak」でデヴィン・クラークと戦うチョン・ダウンも含まれていた。UFCライトヘビー級戦線で4勝1敗1分けという戦績は、まさにMMA版漢江の奇跡。チョン・ダウンは自身がUFCで結果を残せているのは、所属するKTTでの練習にあると考えていた。


──かつて日本のHEATでライトヘビー級王者に君臨し、6連勝と強さを見せつけていたチョン・ダウン選手ですが、UFCにステップアップを果たした時、アジア人のライトヘビー級ファイターがオクタゴンでこれだけ活躍できるとは、本当に思っていなかったです。スミマセン。

「いえいえ……そんなことないです。まだまだです」

──日本人選手だとUFCで5連勝は水垣偉弥選手、そして岡見選手が4連勝。ダウン選手は引き分けを挟んで岡見選手と同じ結果をライトヘビー級で残しました。そしてジョン・チャンソン選手の3連勝を既に越えています。UFCと契約をした時に、ここまでやれるという自信はありましたか。

「実は連勝できるとは思っていなかったです。ただ1試合、1試合と勝とうと思ってやってきました。この連勝は運が良かったと思っています」

──謙虚ですね。ただUFCで勝利を重ねることで、自信がついたのではないですか。

「初めてUFCで戦った時は、もの凄く緊張しました。だけど2試合目、3試合目と経験を積んでいくと対戦相手も自分と同じ人間だと思えるようになり、自信はついてきました」

──前回、敗北を経験しましたが、そこから学んだことは何でしょうか。

「負けたことによって、気持ちがスッキリしたというのはあります。負けたことで、学ぶべき点に気付けました」

──今、UFCで勝つには米国のジムに行くという風潮が世界中であります。日本でもウェルター級の佐藤天選手が、スパーリングパートナーを求めてフロリダに拠点を移しています。ライトヘビー級のダウン選手も韓国にいると同じ体格のスパーリングパートナーを見つけることも簡単でないと思いますし、米国で練習をしようという考えは持たないですか。

「それぞれの選手が、何を求めているのかだと思います。自分に関しては、ことが上手く行かなかったときに練習環境のせいにしたくないんです。それでもハ(ドンシン)館長から、米国で練習しないかと言われています。だから米国に行って練習し、そこで学んだモノをKTTに持ち帰ろうと思っています。

今はまだどこで練習するのか決めていないですが、ATTかキルクリフFCに行きたいと考えています。ただし、所属はKTTのままです。米国に行かなくても、KTTにはUFC選手でなくても強い選手がいますから」

──KTTは10年以上前から取材をさせてもらっていて、ハ監督とジョン(チャンヨル)監督の『私は殴ります』という言葉が今も鮮明に耳に残っています。そして、そのスパルタ指導の印象も強いままです。

「この厳しさこそが、自分の精神を強くしてくれました。自分はこのKTTの練習が合っています」

──KTTの練習に他の国から出稽古にくると、ついていけるでしょうか。

「多分、無理だと思います(苦笑)」

──その言葉を聞けば、米国でなくても日本人選手もKTTで練習するのも良いと考えてしまいます。

「選択できる権利を持っているのは、選手です。だから韓国でなく日本人選手が米国に行きたがるのは理解できます。自分自身、KTTの所属選手でここの練習が欠かせないですが、米国や日本に練習に行き、経験値を高めたいと思っています」

──なるほどぉ。では2023年、初戦は2月に決まっていますが、どのような1年にしたいと思っていますか。

「自分も30歳になりました(※韓国の年齢の数え方で、日本では昨年12月18日に29歳になったばかり)。年を重ねるほど、技術の上達にしても強くなることが難しくなっています。なので34歳になるまで、1年に4試合はしたいと思っています。試合に勝る経験はないので、どんどん戦っていきたいです」

──UFCで脚光を浴びるには英会話は欠かせないです。その点、どのように考えていますか。

「努力しています……。(※非常に小声で)英語の勉強をします」

■視聴方法(予定)
2月5日(日・日本時間)
正午~ABEMA格闘Ch(プレリミのみ)
正午~UFC FIGHT PASS

■ UFN218計量結果

<ヘビー級/5分5R>
デリック・ルイス: 265 ポンド(120.2キロ)
セルゲイ・スピヴァク: 255.5ポンド(115.89キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
チョン・ダウン: 205ポンド(92.99キロ)
デヴィン・クラーク: 204.5ポンド(92.76キロ)

<ヘビー級/5分3R>
マルチン・ティブラ: 253.5ポンド(114.98キロ)
ブラゴイ・イワノフ: 256.5ポンド(116.34キロ)

<フェザー級/5分3R>
チェ・ドゥホ: 145.5ポンド(66.0キロ)
カイル・ネルソン: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ウェルター級/5分3R>
木下憂朔: 170.5ポンド(77.34キロ)
アダム・ヒューギット: 170.5ポンド(77.34キロ)

<Road to UFCライト級決勝/5分3R>
ジェカ・サラギ: 155ポンド(70.31キロ)
アンシュル・ジュビリ: 155.5ポンド(70.53キロ)

<Road to UFCフェザー級決勝/5分3R>
イー・チャア: 145.5ポンド(66.0キロ)
イ・ジョンヨン: 145ポンド(65.77キロ)

<Road to UFCバンタム級決勝/5分3R>
中村倫也: 136ポンド(61.69キロ)
風間敏臣: 135ポンド(61.24キロ)

<Road to UFCフライ級決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン: 124.5ポンド(56.47キロ)
チェ・スングク: 125.5ポンド(56.92キロ)

<女子フライ級/5分3R>
キム・ジヨン: 125.5ポンド(56.92キロ)
マンディ・ブーム: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ミドル級/5分3R>
パク・ジュンヨン: 185.5ポンド(84.14キロ)
デニス・チュルリン: 186ポンド(84.37キロ)

<フライ級/5分3R>
平良達郎: 125.5ポンド(56.92キロ)
ヘスウ・サントス・アギラー: 125ポンド(56.7キロ)

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【UFN218】削られるほど 砕けるほど強くなる、キム・ジヨン「絶対に勝ちたいという気持ちが私の支え」

【写真】プロボクサー時代から、日本でも逆境を味わって来た彼女は、どのような状況でも笑顔が絶えない逞しさを携えている(C)MMAPLANET

4日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFN218:UFN on ESPN+76「Lewis vs Spivak」が開催され、キム・ジヨンがマンディ・ブームと対戦する。

ボクシングからMMAに転向し、その拳の圧で6勝0敗2分という記録を引っ提げてUFCと契約、序盤は3勝2敗と勝ち越していたキム・ジヨンだがその後は4連敗中で後がない状況へ。

その気持ちがウォークアウトソングに現れるなど、現状に諦めることなく上を向き続けてきたキム・ジヨン。3年4カ月振りの勝利を目指す彼女に話を訊いた。


──マンディ・ブーム戦を土曜日に控え、今の気分はいかがですか(※取材は現地時間の1月31日に行われた)。

「まだ最後の減量が残っていますが、最高の状態です。今すぐにでも戦いたい気分です」

──今回もベガスのシンジゲートMMAで調整をしてきたのですか。

「ハイ、シンジゲートとUFC PIで練習をしてきました。ラスベガスに住んでいるわけではないですが、試合が決まるとラスベガスにやってきて、2、3カ月の間はシンジゲートMMAとUFC PIで練習をするようにしています」

──韓国の男子選手は他の国のファイターと違い、国内のジムだけで練習する選手も少なくないです。国内でやっていける環境があるのか。ただジヨン選手はキャンプをベガスで行っていますね。

「男の選手は韓国にも、コーチとたくさんスパーリングパートナーがいるのでそれで大丈夫だと思います。でも女子に関しては、私はスパーリングパートナーを見つけることすら難しいです。男の選手と練習をしても良いのですが、どうしてもケガが絶えなかったです。だから私は多くの女子選手と練習できる環境を求めてベガスに来ました。ここでは凄く良い練習ができています。

それにPIがあるのでケガをした時や体調管理において、凄く手厚いサポートを受けることができます。セラピストや栄養士、減量指導のプロもいるので。練習相手と同様に、そういう面でも韓国とは環境が違います」

──ではUFCファイターでもなく、PIのような設備や環境もない日本でずっとトレーニングをしてきたパク・シウ選手のことをどう思いますか。

「パク・シウ選手の決意には、感銘を受けます。やはり彼女も韓国にいては、十分な練習相手がいなかったはずです。そしてアトム級だと、日本には多くの練習仲間がいるはずです。加えて日本はMMAの大会が多いですから、試合の機会も韓国に留まっているよりも多いはずです。そういう意味でも国を出て、チャンスを求め強くなることを選択した彼女は素晴らしいです」

──では、今回の対戦相手のブームについてどのような印象を持っていますか。

「フライ級のなかでも、腕が長くて背が高くてフィジカルが強い方だと思います。ただ、それほど自分と体格差はないはずです。2人ともストライカーだから、激しい打撃戦ができるはずです。私がPIにいる時に、彼女もPIに居て少し居心地が悪かったです(笑)。でも、凄く良い人で試合が終われば友達になれると一緒に話していたんです。でも、練習場所が一緒なのは困りました(苦笑)」

──今大会は当初ソウルで開催されるはずでした。諸事情でベガスに開催地が変更され、母国のファンの前で戦うことができなくなりました。

「正直、凄くガッカリしました。実は体調面も考えて、私は1年に2試合しか戦わないと決めているんです。3試合戦うと、どうしてもコンディションが落ちてしまうので。だけど、母国で戦えるから1年で3試合目になるのに今回の試合に合意したんです。

2019年12月のプサン大会に出る予定でしたけど、ヒジをケガして戦えなかったので今回は絶対に韓国で試合がしたかったです。それなのにラスベガスに変更されてしまって、本当に残念でした。でも、どのような状況だろうとベストを尽くして戦うだけです」

──過去3年、度重なる負傷とコロナで試合がキャンセル、そして対戦相手の変更等もあり、万全でないなか戦い勝ち星から遠ざかっています。この間、どのようにモチベーションを保っていたのでしょうか。諦めたくなる時はなかったですか。

「そんな風に私が置かれていた状況を理解してもらって、凄く有難いです。私の状況や試合のパフォーマンスも関係なく、多くの人は結果でしかモノゴトを判断してくれないです。ただし、どんな状況だろうが試合を受けて戦った結果です。なかでも私が勝っていた内容でも、判定で勝利を手にすることができなかった。そこは本当に悔しかったです。少し、諦めかけたことも正直ありました。でも自分の力で、試合に決着をつける。KO勝ちか一本勝ちできるように、練習して成長できました。

ボクシングも上達しましたし、試合を終らせることができます。色々とハードなことがあり、そこに引っ掛かるのも事実です。でも、もう済んだことだし、逆に絶対に勝ちたいという気持ちが私を支えてくれています」

──前回の試合で、ウォークアウトソングにトルトンイを使用していました。梨泰院クラスの挿入歌で、逆境に負けないという内容は日本でも知られており、あの曲を使用してジヨン選手がオクタゴンに向かって歩く姿を見て、凄くエモーショナルになりました。

「普段はForever Youngを使っているのですが、これまで3度ほど気持ちを入れ替えるためにウォークアウトソングを変えたことがあります。前回の試合は、トルトンイの歌詞が大好きであの曲を使いました。前回の試合の時の私の心境は、本当にトルトンイの歌詞どおりでした……。

■トルトンイ歌詞
──ただ決められたとおり従えと
それが賢く生きることだと
ひっそりと生きろと言う言葉
くだらない言葉 誰のための人生なのか
熱く焼いてみろ
絶対に身動きせず
俺は耐え抜くから
激しく叩いてみろ
お前の手が痛むだけだから

俺を見ろ
びくともしない
倒れて転がり落ちようとも
また立ち上がって登るだけだ
俺はな
はっきり見ろ
削られるほど 砕けるほど
もっと強く硬くなる石ころだ──

あの時、トルトンイを聞きながらケージに入り、既に感情的になってしまって……。でも、トルトンイを聞いただけで、そこまで分かってもらって……本当に嬉しいです。あの時の気持ちも踏まえて、また元の気持ちで試合に挑みたいと思ったから今回はまたForever Youngに戻します」

──それだけの気持ちを持って戦う、その姿勢はジヨン選手の戦いぶりにも表れていると日本のファンも思っているはずです。そんな日本のファンにメッセージをお願いできますか。

「私はDEEP JEWELSチャンピオンになった日本が大好きです。今も本当にたくさんの日本のファンの人達が、私のことを応援してくれています。インスタのDMでたくさんの言葉を送ってくれます。皆さんの期待に応えるために、私は常にハードな練習を課してきました。いつも応援してくれて、ありがとうございます」

■視聴方法(予定)
2月5日(日・日本時間)
正午~ABEMA格闘Ch(プレリミのみ)
正午~UFC FIGHT PASS

■ UFN218計量結果

<ヘビー級/5分5R>
デリック・ルイス: 265 ポンド(120.2キロ)
セルゲイ・スピヴァク: 255.5ポンド(115.89キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
チョン・ダウン: 205ポンド(92.99キロ)
デヴィン・クラーク: 204.5ポンド(92.76キロ)

<ヘビー級/5分3R>
マルチン・ティブラ: 253.5ポンド(114.98キロ)
ブラゴイ・イワノフ: 256.5ポンド(116.34キロ)

<フェザー級/5分3R>
チェ・ドゥホ: 145.5ポンド(66.0キロ)
カイル・ネルソン: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ウェルター級/5分3R>
木下憂朔: 170.5ポンド(77.34キロ)
アダム・ヒューギット: 170.5ポンド(77.34キロ)

<Road to UFCライト級決勝/5分3R>
ジェカ・サラギ: 155ポンド(70.31キロ)
アンシュル・ジュビリ: 155.5ポンド(70.53キロ)

<Road to UFCフェザー級決勝/5分3R>
イー・チャア: 145.5ポンド(66.0キロ)
イ・ジョンヨン: 145ポンド(65.77キロ)

<Road to UFCバンタム級決勝/5分3R>
中村倫也: 136ポンド(61.69キロ)
風間敏臣: 135ポンド(61.24キロ)

<Road to UFCフライ級決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン: 124.5ポンド(56.47キロ)
チェ・スングク: 125.5ポンド(56.92キロ)

<女子フライ級/5分3R>
キム・ジヨン: 125.5ポンド(56.92キロ)
マンディ・ブーム: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ミドル級/5分3R>
パク・ジュンヨン: 185.5ポンド(84.14キロ)
デニス・チュルリン: 186ポンド(84.37キロ)

<フライ級/5分3R>
平良達郎: 125.5ポンド(56.92キロ)
ヘスウ・サントス・アギラー: 125ポンド(56.7キロ)

The post 【UFN218】削られるほど 砕けるほど強くなる、キム・ジヨン「絶対に勝ちたいという気持ちが私の支え」 first appeared on MMAPLANET.
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ABEMA KTT MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC UFN on ESPN+76 UFN218   アダム・ヒューギット アンシュル・ジュビリ イ・ジョンヨン イー・チャア キム・ジヨン グレゴリー・ホドリゲス ジェカ・サラギ セルゲイ・スピヴァク ダスティン・ジャコビー チェ・スングク チェ・ドゥホ チョン・ダウン デリック・ルイス パク・ジュンヨン パク・ヒョンソン ブラゴイ・イワノフ ライカ 中村倫也 岡見勇信 平良達郎 木下憂朔 風間敏臣

【UFN218】計量終了 Road to UFC決勝大会は日本だけでなく、韓国、そしてアジアの未来が懸かった1日に

【写真】日本勢4人も、しっかりとパス。韓国勢に減量疲れがないとの現地情報も(C)Zuffa/UFC

3日(金・現地時間)、4日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN218:UFN on ESPN+76「Lewis vs Spivak」の計量が行われて全選手が滞りなくパスしている。

平良達郎と木下憂朔の揃い踏み、Road to UFCバンタム級決勝で中村倫也と風間敏臣の対戦と日本のMMA界にとって非常に大切なイベントとなる。とはいえ、それは韓国勢も同じだ。もとはソウルで開かれる予定だった今大会にはメインカードに2選手、プレリミに2選手、そしてRoad to UFC決勝戦にはフライ級の同朋対決、フェザー級の超本命イ・ジョンヨンと総勢7名の選手が韓国からは出場している。

従来APEXのファイトナイト大会は米国東部時間帯で午後4時スタート、メイン開始は7時というのが通例だが、今大会はイベントスタートが午後10時、メインスアートは午前1時と──これはもう日曜日昼に東アジアで視聴してもらうためのイベントスケジュールといっても言い過ぎでないだろう。


メインカード出場はチョン・ダウンと、チェ・ドゥホの2人。HEATで6勝0敗の戦績を残し、ライトヘビー級王者からUFC入りしたチョン・ダウンはオクタゴン戦績4勝1敗1分、アジアの重量級ファイターが世界最高峰でこの戦績を残すのはある意味、MMA版漢江の奇跡といえる。

そのチョン・ダウンも昨年7月にダスティン・ジャコビーのライトクロスで初黒星を喫し、再起戦となる。チェ・ドゥホに至っては、コロナ禍前の2019年12月のプサン大会以来、3年2カ月振りの出場で現在3連敗中、実に2016年7月以来6年以上も白星から遠ざかっている。

コリアン・スーパーボーイももう31歳、そのファイトスタイルから欧米勢に跳ね返され負傷も多いチェ・ドゥホが、正念場に挑む。連敗中といえば女子フライ級出場のキム・ジヨンも現在4連敗中だ。負傷、対戦相手の変更、惜敗と勝利が遠ざかっている彼女もチェ・ドゥホと同様に韓国と日本では無敵を誇るストライカーだった。

北米では正面勝負で勝てない状況に対し、彼女は試合前にラスベガスのシンジゲートMMAに長期滞在し解決しようと試みている。力のある女子選手と競り合うトレーニングで、活路を見出そうとするキム・ジヨンも3年4カ月振りの白星を目指す。

ミドル級のパク・ジュンヨンはUFCで5勝2敗、この階級ということを考えると岡見勇信に続き、アジア人として成功を収めているといえるだろう。デビュー戦とグレゴリー・ホドリゲス戦で敗れたとはいえ、アリク・アンダースに競り勝つなど、同門のチョン・ダウン同様に健闘以上の活躍をしている。

パク・ジュンヨン、チョン・ダウンが結果を残す裏には、KTT所属らしく徹底してレスリングを磨かれ、脱落者続出の心身ともに苦痛を伴う体力トレ、それらの厳しい練習から殴る勇気を植え付けらている点が大きい。アジアを打撃で制した選手、あるいはテイクダウンから寝技で勝ち上がった選手は、UFCではプレリミの段階でも自分の戦いを貫くことが難しい。

その点、レスリングと打撃と体力という三要素が揃ったKTTファイターは、総合力でサバイバルを可能にしている。とはいえ、ここからさらに上を目指すのではれば突出した武器も必要になってくる。パク・ジュンヨンがロシア人デニス・チュルリンを相手にそのようなファイトができるか、注目だ。

非アジア人ファイター同士のマッチアップは僅か2試合。結果、試合内容と同様に志の高さが求められるラスベガス発のUFCアジア大会だ。

■視聴方法(予定)
2月5日(日・日本時間)
正午~ABEMA格闘Ch(プレリミのみ)
正午~UFC FIGHT PASS

■UFN218計量結果

<ヘビー級/5分5R>
デリック・ルイス: 265 ポンド(120.2キロ)
セルゲイ・スピヴァク: 255.5ポンド(115.89キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
チョン・ダウン: 205ポンド(92.99キロ)
デヴィン・クラーク: 204.5ポンド(92.76キロ)

<ヘビー級/5分3R>
マルチン・ティブラ: 253.5ポンド(114.98キロ)
ブラゴイ・イワノフ: 256.5ポンド(116.34キロ)

<フェザー級/5分3R>
チェ・ドゥホ: 145.5ポンド(66.0キロ)
カイル・ネルソン: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ウェルター級/5分3R>
木下憂朔: 170.5ポンド(77.34キロ)
アダム・ヒューギット: 170.5ポンド(77.34キロ)

<Road to UFCライト級決勝/5分3R>
ジェカ・サラギ: 155ポンド(70.31キロ)
アンシュル・ジュビリ: 155.5ポンド(70.53キロ)

<Road to UFCフェザー級決勝/5分3R>
イー・チャア: 145.5ポンド(66.0キロ)
イ・ジョンヨン: 145ポンド(65.77キロ)

<Road to UFCバンタム級決勝/5分3R>
中村倫也: 136ポンド(61.69キロ)
風間敏臣: 135ポンド(61.24キロ)

<Road to UFCフライ級決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン: 124.5ポンド(56.47キロ)
チェ・スングク: 125.5ポンド(56.92キロ)

<女子フライ級/5分3R>
キム・ジヨン: 125.5ポンド(56.92キロ)
マンディ・ブーム: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ミドル級/5分3R>
パク・ジュンヨン: 185.5ポンド(84.14キロ)
デニス・チュルリン: 186ポンド(84.37キロ)

<フライ級/5分3R>
平良達郎: 125.5ポンド(56.92キロ)
ヘスウ・サントス・アギラー: 125ポンド(56.7キロ)

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ABEMA LFA MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC UFN on ESPN+76 UFN218 アダム・ヒューギット アブドゥル・ラザク イ・ジョンヨン イー・チャア キム・ジヨン ジェカ・サラギ セルゲイ・スピヴァク ダナ・ホワイト チェ・スングク チェ・ドゥホ チョン・ダウン デリック・ルイス パク・ヒョンソン ブラゴイ・イワノフ ボクシング マイケル・モラレス 中村倫也 平良達郎 木下憂朔 風間敏臣

【UFN218】木下憂朔と戦うアダム・ヒューギット「試合で、僕の言っていることの意味が分かるはず」

【写真】スターのオーラなんてない。それでもコツコツ、コツコツとやってきてUFCファイターの称号を得た(C)MMAPLANET

4日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN218:UFN on ESPN+76「Lewis vs Spivak」。プレリミでRoad to UFC決勝、そして平良達郎のオクタゴン3戦目が組まれた同大会のメインカードで、UFC初陣となる木下憂朔の相手をアダム・ヒューギットが務める。

22歳、ダナ・ホワイトがネクスト・サクラバ候補に挙げた木下とは対照的に、ヒューギットは33歳7カ月でUFCと契約を果たした雑草ファイターだ。オレゴンの無名ジムからローカル大会、LFAの秒殺KO後にショートノーティスで世界最高峰に辿り着いたヒューギットにとっても、UFCは人生を賭けた夢の舞台であり、その夢はトップ戦線で戦うという次なる夢に昇華した。

国籍、年齢、バックボーン、習慣が違ってもオクタゴンで戦う選手たちの想いは同じ。勝って、先に進むためにヒューギットも木下と相対する。


──木下選手と今週末に戦います。今の調子はいかがですか。

「最高だよ。過去一番のキャンプで培ったモノ、どれだけしっかりと準備してきたかをオクタゴンのなかで見せたいと思う」

──今大会の準備はどこで?

「オレゴン州ユージーンにあるアート・オブ・ウォーMMAだよ。MMAの練習を始めてから、ずっとこのジムでやってきた」

──木下選手は日本のMMAファンの期待を一身に背負った22歳の新鋭です。対して34歳になったアダムのプロMMAデビューは7年前、26歳の時です。

「MMA自体、トレーニングは2012年、23歳の時に始めていたんだ。アマチュアで3年間戦い、それ以前もレスリングをやってきた。だからずっと長い間、トレーニングに明け暮れる日々を送ってきている。

確かに今はとても若い時期からMMAを始めることが多くなっている。とはいってもMMAはまだ新しいスポーツだ。他に仕事をしながら戦っていくという状況は今も続いている。でも、僕はこのスポーツを愛し、全てを捧げてきた。今は仕事も辞めて110パーセント、トレーニングに集中するようにしたんだ」

──34歳でUFCと契約というのは、ずっとUFCを目標にしてきた30歳以上の日本人選手にも希望を与えるものです。

「でも、それで満足しているわけじゃないよ。UFCと契約したことで、達成感を感じるのではなく、ここで勝ち上がって世界のトップファイターと戦う。そのために、これまでハードな練習をし続けてきたんだからね」

──とはいっても30歳を過ぎ、社会の厳しさを知った大人が夢を追い続けることは、若者たちが夢を語り、追いかけるのとは別次元の意志の強さが必要だと思います。アダムは昨年7月のマイケル・モラレス戦にショートノーティスで声が掛かり、試合には敗れはしましたがUFCと契約を果たすことができました。

「そうだね……うん、僕自身UFCからオファーを貰った時のことは忘れられないよ。あれは水曜日だった。水曜日はオフにしていて、家で愛犬と遊びランチを食べていたんだ。そしたら電話が鳴って、『おい、この試合を受けることができるか?』って言われてね。

『はっ? 何の話だ』って返答したよ。そうしたらUFCで戦えるのかと確認された。この日のために毎日、ハードな練習を続けていた。ただし、試合に向けて練習できるのは9日間っていうのは問題だったよ。でも、そういう機会が訪れることを一心に願って生きてきたんだ。『ノー』なんて選択肢はなかったよ」

──「とにかく契約するんだ。今回の試合は落としても、次からしっかりと準備期間を置いて結果を残す」。そんな気持ちにはならなかったですか。

「勘違いしちゃ困る。どの試合だって、僕にとって最大のチャレンジだった。どの対戦相手もキャリア最強の相手だと思ってチャレンジしてきた。だから、自分に厳しく生きることができた。UFCで戦うことは、長い間、人生を賭けた夢だったんだ。

さっき言ったことと矛盾しているけど、UFCで戦うことが目標だった。ずっと追いかけてきた夢だった。でも、今は違う。UFCと契約したのだから、UFCで戦うことを終着点にしていない。ここで勝ち上がって、上にいくんだ。それが今の僕の夢だよ。そして、全試合が僕にとって最大のチャレンジになる。

だから今の僕にとってはユーサク・キノシタが人生最大のファイトの相手で、全力で彼との戦いに取り組んできた。最高に集中しているよ」

──では木下選手の印象を教えてください。

「素晴らしい才能を持った選手だ。輝かしい将来が、この世界で待っているに違いない。ただし、まだ22歳だ。MMAの全ての局面においてハイレベルに戦えるだけの技量は、現時点では備わっていない。これからいくらでも成長するファイターだよ。現時点でも彼はそのボクシング力に絶対の自信を持って、僕の前に立ち塞がるはずだ。ほとんどの試合で相手をKOしているからね。ただし、僕は自分のペース、そしてスペースで戦う。キノシタにとって新しい経験になるだろう」

──アダムは常に積極的に攻める。過去の試合映像で、そういう風に感じました。

「ハイペースで戦い、対戦相手を消耗させる。そして嫌がることをする。少しぐらい自分が痛い目にあっても、相手にとって嫌がることを続けることで攻略の糸口が見つかる。見つかったら、そこに付け込むんだ。土曜日の試合で、僕の言っていることの意味が分かるはずだ」

──ハマれば、日本のファンにショックを与えることになりますね。

「そうなる自信はあるよ。キノシタは急激に注目度を高めた才能あるファイターだけど、僕は長い年月をかけて一歩一歩進んできた。そうだね、日本のファンにとって悪者になる準備はできているよ(笑)。

でもね、日本の皆にも分かって欲しいのは──キノシタとUFCで戦う僕が、こうやって存在している。なぜ、俺はUFCの目に留まらないんだって思ったことは何度でもあった。でも、ようやくこの機会を手にした。UFCファイターであること、今の状況を手放すわけにはいかない。前に進むため、努力し続けてきた。だからキノシタに負けることはできないんだよ。

できれば、この試合を終え再びUFCが日本でイベントを開くなら、日本で戦いたい。UFCで戦えるようになった次は、日本で戦うという夢を叶えたい。高校時代、レスリングをやっていて文化交流を目的とした交換留学生で日本に行けるというシステムがあった。当時はそうではなかったけど、今の僕なら文化交流の本当の意味が分かると思うんだ。ぜひとも、UFCと共に日本を訪れたい」

■視聴方法(予定)
2月5日(日・日本時間)
正午~ABEMA格闘Ch(プレリミのみ)
正午~UFC FIGHT PASS

■ UFN218対戦カード

<ヘビー級/5分5R>
デリック・ルイス(米国)
セルゲイ・スピヴァク(モルドバ)

<ライトヘビー級/5分3R>
チョン・ダウン(米国)
デヴィン・クラーク(米国)

<ヘビー級/5分3R>
マルチン・ティブラ(ポーランド)
ブラゴイ・イワノフ(ブルガリア)

<フェザー級/5分3R>
チェ・ドゥホ(韓国)
カイル・ネルソン(カナダ)

<ウェルター級/5分3R>
木下憂朔(日本)
アダム・ヒューギット(米国)

<ミドル級/5分3R>
アブドゥル・ラザク(米国)
クラウジオ・ヒベイロ(ブラジル)

<Road to UFCライト級決勝/5分3R>
ジェカ・サラギ(インド)
ジェカ・サラギ(インドネシア)

<Road to UFCフェザー級決勝/5分3R>
イー・チャア(中国)
イ・ジョンヨン(韓国)

<Road to UFCバンタム級決勝/5分3R>
中村倫也(日本)
風間敏臣(日本)

<Road to UFCフライ級決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン(韓国)
チェ・スングク(韓国)

<女子フライ級/5分3R>
キム・ジヨン(韓国)
マンディ・ブーム(ドイツ)

<フライ級/5分3R>
平良達郎(日本)
ヘスウ・サントス・アギラー(メキシコ)

The post 【UFN218】木下憂朔と戦うアダム・ヒューギット「試合で、僕の言っていることの意味が分かるはず」 first appeared on MMAPLANET.