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DEEP102 MMA 中村大介 牛久絢太郎

【DEEP102】中村大介の腕十字を凌いでトップをキープ、牛久絢太郎が判定でDEEPフェザー級王座の初防衛に成功

<DEEPフェザー級選手権試合/5分3R>
牛久絢太郎(日本)
Def.4-1:29-28.29-28.29-28.29-28.28-29.
中村大介(日本)

サウスポーの牛久に対し、ガードを下げて近づく中村。牛久は左ハイ。中村は相手をケージに追い込んでからの右で、バランスを崩させる。牛久は左2連発で前に出るが、中村も距離を詰めて左ジャブと右ミドル。ここで前戦と同様、牛久にバッティングが見られる。試合は位置中断し、再開後に中村は距離を詰めて右ミドルを当てる。さらに右ロー、牛久はケージ際まで下がる。

中村の右ミドルを捌いた牛久だが、深追いはしない。ケージを背負う牛久に右ハイ、右ヒザを狙う中村。中村が中に入ろうとすると、牛久はパンチで迎え撃つ形に。ここで中村が、インサイドから右を当てる。さらにケージに追い込んで右ロー。ケージ中央に戻ると左ジャブを突く。ここで牛久が組み付いてくると、中村が切り返してグラウンドへ。そして腕十字の体勢に。

回転して凌ぐ牛久に、中村も腕を離さないが、牛久は腕を抜いてトップへ。上から左ヒジを落とす牛久。中村は上半身を起こしてそれをかわした。

2R、牛久が左ローで距離を測るが、中村は構わず距離を詰めて右ストレート。牛久は回ってケージを離れるが、再び中村が牛久にケージを背負わせる。スイッチしながら距離を測る牛久だが、中村が近づくと、どうしても頭で迎え撃ってしまう。ケージ中央から、牛久が低い体勢からのダブルレッグダイブ。ケージに押し込まれた中村は、左腕を差して体勢を入れ替える。

ケージ際で両脇を差し込んだ中村。しかし牛久は左腕を差し返してテイクダウンに成功する。中村はケージに背中を着けて起き上がろうとするも、牛久はバックを狙っていく。立ち上がった中村。合わせて牛久も立ち上がるが、ここでも中村が左腕を差し込んで切り返す。さらに両脇を差して優位な体勢に。ここでレフェリーがブレイクをかけた。

ケージ中央から、またも牛久をケージ際に追い込んでいく中村。牛久のパンチをかわし、さらに距離が詰まると右ミドルをカウンターで当てる。牛久は右のアウトローを連打。さらに中に入ろうとしたところで、中村は右ヒザを見せた。さらに牛久が組んできたところで、切り返し、グラウンドで牛久に背中を着かせて、第2Rを終えた。

最終R、またも頭から突っ込んでいく牛久。中村を組み倒し、バックについてコントロールする。中村は牛久の右腕を取り、アームロックでの切り返しを狙う。これは極まらなかったが、正対することに成功。牛久は両腕を差し上げて、グラウンドに持ち込んだ。中村の両足を畳んでいく牛久、中村は立ち上がるもバックを狙われる。両者はケージ際で差し合いの攻防を展開する。

牛久がグラウンドに持ち込むと、すぐにバックに回って腕十字を狙う中村だったが、牛久は振り落とし、立ち上がった中村をケージに押し込む。ここでも中村が両脇を差すも、牛久がボディクラッチで切り返してコントロールする。そして、しっかりと中村に背中を着かせた牛久が、パウンドを落として試合終了のゴングが鳴った。

ジャッジは5人とも1ポイント差で、うち4人が牛久を支持。牛久が中村にリベンジを果たすとともに、DEEPフェザー級王座の初防衛に成功した。


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DEEP102 MMA ジョアォン・バティスタ・ヨシムラ 水野達也

【DEEP102】ジョアォン・バティスタ・ヨシムラが水野達也をKOで返り討ち、DEEPミドル級王座を獲得

<DEEPミドル級選手権試合/5分3R>
ジョアォン・バティスタ・ヨシムラ(ブラジル)
Def.2R0分43秒 by TKO
水野達也(日本)

水野が右ロー。バティスタは左フックを返す。水野のシングルをカットしたバティスタ。水野が左右のローを散らすと、バティスタは距離を取る。水野の右ローに左フックを合わせたバティスタが、ここでローブローをアピールし、試合は中断。再開後、バティスタは左のクロスから、右ボディストレート。水野が距離を詰めると、バティスタは下がる。

水野の右前蹴りをキャッチしたバティスタは、パンチを打ち込みながらグラウンドへ。パウンドを落とすバティスタ。しかし立ち上がりブレイクを待つ。スタンドで再開し、水野の左ストレートがヒット。バティスタも左ストレートから右フックを返す。水野は打ち下ろしの左から右ローへ。バティスタは前に出てくる水野の左ローを当てる。

距離を詰めてくるバティスタに右ローを当てる水野は、相手の左フックのインサイドから右を当てる。さらにバティスタにケージを背負わせてテイクダウンを狙うが、倒すことはできない。バティスタは水野の蹴り足を掴んで押していくも、こちらもグラウンドに持ち込むことはできず。バティスタの左ストレートをスウェーでかわす水野、バティスタは左ローを当てていく。

2R、水野の前蹴りをバティスタはカットし、左右のフックを振るう。水野は組み付こうとするが倒せない。離れたところで、両者のパンチが相打ちに。バティスタもグラついたが、水野は完全にダウン。バティスタがパウンドを連打したところで、レフェリーが試合をストップした。

水野に2連勝したバティスタが、DEEPミドル級新王者となった。


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DEEP102 MMA 大原樹里 大木良太

【DEEP102】激しい打ち合いからのローブロー……大原樹里が大木良太をテクニカル判定で下し、DEEP暫定ライト級王者に

<DEEP暫定ライト級王座決定戦/5分3R>
大原樹里(日本)
Def.5-0
大木良太(日本)

ガードを高く上げる大原に、サウスポーの大木が左ロー。前に出る大原が右を返す。距離を取りながら左ローを繰り出す大木に対し、大原は右を狙う。大原の右ミドルハイをブロックした大木は、前に出る。大原は右ミドル、右ハイ。大木は距離を詰めてパンチの連打。これをブロックした大原がプレッシャーをかける。ガードを下げて回る大木に、右を狙う大原。

大木に右ミドルを当てた大原が、大木が組み付いてきても捌いて離す。大木のいきなりの左がヒット。さらに大木が組み付いても、大原は離れる。ケージを背にして左に回る大木が、距離を詰めてくると大原はパンチで迎え撃つ。大木の左ハイをブロックした大原、前に出てくるところに右のテンカオを合わせる。大木の左と大原の右が交錯。距離を取る大木に、大原が右ミドルを当てる。残り10秒、大木が組み付くが大原が首相撲の展開でディフェンスする。

2R、大原が大きな右ハイ。大木は左ローを当てる。距離を詰めていく大原が右ミドルをヒット。大木が打ち合いに持ち込む、大原もパンチを顔面にもらって下がる。ケージ際で差し合いになった両者。大木が右腕を差し上げてテイクダウンを狙うが、大原も踏ん張り倒れない。大原をケージに押し込み、足を踏む大木。大木が両腕を差し込んだが、大原が右腕を入れて体勢を入れ替える。

押し返す大木に、首相撲からヒザ蹴りを打ち込んだ大原。ここで離れた両者、大原は右ミドルを当てる。距離が近くなると、大木の連打がヒット。大原はアッパーで迎え撃つ。大木も左ストレートを当てるが、大原も打ち返し、首相撲からヒザ。さらにケージ際でパンチを当てる。ケージ中央で右ストレートを当て、ダウンを奪った大原。立ち上がった大木にパンチ連打を浴びせる。

ケージを背負う大木に、パンチを打ち込み続ける大原。首相撲からのヒザ蹴りから大木をケージに押し込む大原は、ボディへヒザ。大木は押し返してから、疲れた表情でケージ際へ。大原にも疲れが見える。

最終R、開始早々の大木の左ローが大原の下腹部を捉える。試合は一旦中断され、大原に休憩が与えられたが、ここで試合が終了。

3R0分07秒までのメディカル判定となり、ジャッジ5名とも大原の勝利を支持し、大原がDEEP暫定ライト級王者となった。


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DEEP102 K-1 MMA ONE RIZIN UFC キック ボクシング 中村大介 原虎徹 吉野光

【DEEP102】キャリア3戦目の吉野光戦へ、原虎徹「MMAはフィジカルだけじゃない」

【写真】この自信は、普段から厳しい練習を強いてきている表れか (C)TRI-FIGHT

4日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP 101で原虎徹が、吉野光と対戦する。

極真、空手、柔術、修斗、ボクシング、レスリングを4歳から10代の間に学び、一度は格闘技を離れた過去のある原は──溢れ出す自信とともに吉野戦に向かう。


──5日後に吉野選手との対戦が控えています(※取材は6月29日に行われた)。現時点で調子はいかがですか。

「もともと6月19日に試合が決まっていて、松丸(息吹)選手の負傷で流れていたので、いつでもできるようにして調整はしていました。そこで7月4日に試合が決まったので、そのまま練習してきてバッチリです」

──キャリア2勝3敗の松丸選手に対し、吉野選手は9勝2敗でWarriors Seriesで海外の試合、国際戦も経験しています。その名前を聞いた時に、どう思いましたか。

「正直、ピンと来なくて全然知らなかったです。それから映像を見て、強いなぁとは思いますけど、負けることはないなって。ここで負けていたら、その先もないです」

──対戦を受ける時、周囲と相談して決めるのでしょうか。

「マネージャーの遠藤(正吾)さん、石渡さんと相談はしていますけど、基本的に断る理由はないので」

──原選手は次が3試合目ですが、負けることがない根拠というのは?

「う~ん、もちろん毎日厳しい練習をしていますし、子供の頃からやってきたのもあります。戦績以上の実力があるといことを証明できる良い相手だと思っています」

──記者仲間から「ボクシングでU-15全国を制していて打撃が良い」という話を聞いたことがあったのですが、子供の頃からやってきたのはMMAなのか、それもボクシングだったのでしょうか。

「最初は4歳ぐらいで極真空手から始め、小学3年生の時にキックボクシングと柔術の練習をするようになりました。で、12歳……小学6年生の時にキッズ修斗に出て、レスリング、それからボクシングです」

──なんと!! 既に武芸百般ではないですか。では、打撃が良いという評価はどのように聞いていたのでしょうか。

「レスリングもやってきたし、柔術だって試合も出ていたのに……とは思っていました」

──それだけ多くのスタイルが同時に練習できたのですね。

「基本的にポゴナ・クラブで練習していました。CAVEには3年前に入会しました」

──現在24歳ということは、20歳を過ぎてCAVEに。それまではポゴナ・クラブに所属していたのですね。

「いえ、5年間ぐらいブランクがあるんです。その間は高校に行きながらバイトをやったり、遊んだりして格闘技からは離れていました(笑)」

──格闘技を離れたのは?

「毎日練習しても、野球とかサッカーのように評価されることもなくて。当時はそれこそDREAMのような地上波格闘技がなくなった頃でした。レスリングかボクシングで高校に行こうかとは思っていたのですが、それも毎日練習するのは辛いなぁって(苦笑)」

──では5年の時を経て、なぜ再び始めようと思ったのですか。

「またやろうと思ったのはRIZINとかUFC……、特にRIZINやK-1で子供の頃から知っている那須川天心、平本連が活躍していいるのを見て、俺もまた──と」

──CAVEで再開したのは?

「それほど深い理由があったわけではないのですが、MMAのプロ選手がいて、石渡さんが当時パンクラスのチャンピオンだったので良いんじゃないのかなって。選手や選手志望の人が集まって練習するということだったので『練習させてください』と」

──ブランクがあっても、自身の技量への自信は失っていなかったですか。

「一応はプロの練習に混ざっても問題ないぐらいの技量はあったと思っていました。結果、問題なかったと思っています。それを聞いたら、石渡さんにはバカにされるかもしれないです(笑)」

──ではプロでは2試合のキャリアですが、どれぐらいのレコードの人と同じぐらい力があると思っていますか。

「いやぁ……あんまり大きなことは言いたくないので(笑)。まぁ、でもDEEPの中堅ぐらいとやっても勝てるんじゃないかなって」

──DEEPは戦績5戦以下で、活きの良い選手が目立ってきています。この空気をどのように感じていますか。

「う~ん、まぁ佐伯さんたちも若い選手にチャンスを与えて、盛り上げていこうということじゃないかと。だから僕的にはチャンスだと思います」

──同世代というか、同じくらいの戦績で抜きん出ているという自信は?

「特別抜きん出ているほど強くないと思っています。今は与えられた相手に勝っていこうという感じです」

──吉野選手はRoad to ONEで修斗期待の野瀬翔平選手を判定で下しました。吉野選手と戦うことで、何を得られると考えていますか。

「う~ん、まぁ単純に実力あると評価されるようになるんじゃないかと」

──なるほど(笑)。吉野選手は人知を超えたようなパワーを野瀬戦では見せていました。

「パワーは僕よりあるだろうし、怖さはあります。でも、それ以上に総合的にMMAには自信があるので。MMAはフィジカルだけじゃないという気持ちでいます」

──打撃から組んでテイクダウン、そしてパウンドという展開を吉野選手は望んでいるかと思います。吉野選手の攻撃で一番気をつけないといけないのはどういうところだと考えていますか。

「う~ん、なんだろうな。想像以上のフィジカルだった場合ですかね。まぁ、そこは対峙してみないと分からないので。そこぐらいですかね。打撃でも大丈夫だし、組みもフィジカルだけじゃないから、組み勝てると思っています。組み技はちょっと雑ですし。ミスをしないと、大丈夫です」

──吉野選手は5分3Rより、5分2Rの方が都合が良いように思います。

「僕もそう思います。テイクダウンをされないことですね。でも倒されても立てば良いし、まぁ大丈夫かな」

──雅駿介選手も同じバンタム級で、プロ2戦目を戦います。国内ムエタイ3冠の雅選手がCAVEに入ってきたときに、意識はしましたか。

「まぁ意識はしました。けど、彼ももう立派なMMAファイターで、組み技も強いんで。今は一緒に練習して、毎日しのぎを削っている仲です」

──雅選手の方が年上ですが、彼と呼ぶスタンスで付き合っているのですか(笑)。

「スタンスは分かんないです(笑)」

──堂々として、自分が伝わってきますね。

「そうっスね。ある程度の自信を持っていないとやっていけない世界なんで」

──もちろん今は吉野選手との試合に集中しないといけないですが、今度はどのようにキャリアを積んでいきたいと考えていますか。

「DEEPに出ているので、RIZINに出るのが良いのかと思っています」

──MAPLANETでは初インタビューでした。最後に自分のこんなところを見てほしいというアピールをお願いします。

「アピールすか? 全然名前も知られていないですが、こんなにMMAができる選手がいるんだぞというのを見てほしいです」

■視聴方法(予定)
7月4日(日・日本時間)
午後5時30分~PPV SPWN

■ DEEP102計量結果
※赤字の選手名をクリックするとインタビューに飛びます

<DEEPフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者]牛久絢太郎:65.6キロ
[挑戦者]中村大介:65.6キロ

<DEEPミドル級選手権試合/5分3R>
[王者]水野達也:83.8キロ
[挑戦者]ジョアォン・バティスタ・ヨシムラ:83.85キロ

<DEEP暫定ライト級王座決定戦/5分3R>
大原樹里:70.25キロ
大木良太:70.25キロ

<フライ級/5分2R>
藤田大和:57.05キロ
山本聖悟:57.2キロ

<バンタム級/5分2R>
雅駿介:61.7キロ
RYUKI:61.2キロ

<ライト級/5分2R>
大山釼呑助:70.55キロ
泰斗:70.1キロ

<バンタム級/5分2R>
原虎徹:61.3キロ
吉野光:61.4キロ

<67キロ契約/5分2R>
海飛:66.7キロ
佐藤勇駿:65.55キロ

<フライ級/5分2R>
鶴屋怜:59.5キロ
荒木

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DEEP102 MMA ONE ROAD FC 中村大介 原虎徹 吉野光 大原樹里 大木良太 山本聖悟 海飛 牛久絢太郎 藤田大和 雅駿介 鶴屋怜

【DEEP102】計量終了 暫定フライ級王者・藤田大和は山本聖悟と。キャリア3戦目までの新鋭フェア勃発!!

【写真】ノンタイトル戦でしっかりと結果を残したい藤田。山本は9月のRoad FCをターゲットに王者狩りを目指す?! (C)DEEP

3日(土)、明日4日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP 102の計量が中野区の中野サンプラザで行われた。

タイトルマッチ3試合を含め合計9試合=18人の出場選手、全員が問題なく計量をパスしている。


タイトルマッチは暫定王座決定戦を含め3試合、さらに暫定フライ級チャンピオンの藤田大和はノンタイトルマッチで、Road FC活動再開に意気上がる山本聖悟と対戦する。

新しい力の台頭が目立つDEEPにあって6月のニューピアのナンバー大会で対戦相手の計量失敗で、デビュー2戦目が不戦勝となった鶴屋怜、同じニューピアでも東京インパクト大会でギロチンで一本勝ちデビューを果たした海飛は、2週間のインターバルで連続出場となった。

さらに国内ムエタイ3冠から、2月のDEEP100でデビューした雅駿介も2度目のMMAに臨む。さらに雅の同門=原虎徹と戦績3戦以内の注目株が前半戦にズラリと並んでいる。原の相手、吉野光はDEEP初陣。2月のRoad to ONE04で野瀬翔兵という修斗期待の新鋭を破った吉野は、今回はDEEP期待の原を潰しにかかる。

形容の仕方は悪いが、デビュー間もない選手たちの品評会──光るのは誰だ?!

■視聴方法(予定)
7月4日(日・日本時間)
午後5時30分~PPV SPWN

■ DEEP102計量結果
※赤字の選手名をクリックするとインタビューに飛びます

<DEEPフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者]牛久絢太郎:65.6キロ
[挑戦者]中村大介:65.6キロ

<DEEPミドル級選手権試合/5分3R>
[王者]水野達也:83.8キロ
[挑戦者]ジョアォン・バティスタ・ヨシムラ:83.85キロ

<DEEP暫定ライト級王座決定戦/5分3R>
大原樹里:70.25キロ
大木良太:70.25キロ

<フライ級/5分2R>
藤田大和:57.05キロ
山本聖悟:57.2キロ

<バンタム級/5分2R>
雅駿介:61.7キロ
RYUKI:61.2キロ

<ライト級/5分2R>
大山釼呑助:70.55キロ
泰斗:70.1キロ

<バンタム級/5分2R>
原虎徹:61.3キロ
吉野光:61.4キロ

<67キロ契約/5分2R>
海飛:66.7キロ
佐藤勇駿:65.55キロ

<フライ級/5分2R>
鶴屋怜:59.5キロ
荒木凌:59.5

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DEEP102 MMA RIZIN 中村大介 牛久絢太郎

【DEEP102】防衛戦という名のリベンジマッチ、牛久絢太郎「挑戦者のつもりで挑戦者らしい試合をしたい」

【写真】K-Clann横田一則代表と、DEEPフェザー級チャンピオン牛久絢太郎 (C)KEISUKE TAKAZAWA

4日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP 101。そのメインで組まれたDEEPフェザー級王座防衛戦でチャンピオン牛久絢太郎は、中村大介の挑戦を受ける。

2月のDEEP100で、ノンタイトルながら中村大介のヒザ蹴りでKO負けを喫した牛久は、その敗北を噛みしめ、今後のステップアップという想いも封印し──リベンジ戦に向かい続けてきた。


──日曜日に中村大介選手の挑戦を受けます(※取材は7月1日に行われた)。今はどのような気持ちでしょうか。

「防衛戦なんですが、前回の試合で僕は負けているので挑戦者として……挑戦者らしい試合をしたいという気持ちが大きいです」

──チャンピオンがノンタイトルで負ける。そういう試合が過去にもありました。ノンタイトル戦は今から振り返ると、どこか精神的に防衛戦と違うようなことがありましたか。

「僕としては1試合、1試合に賭けて戦っているので気の緩みはなかったと思います。ただし、結果としてああなってしまったので何ともいえないです」

──いえ気の緩みというよりも、張り合いという部分で。

「正直、前回の試合前と今回を比較すると、モチベーションは今のほうが絶対に高いです。ただし、それはタイトル防衛戦だからでなくリベンジ戦という部分で、ですね」

──タイトル戦を取ったあと、やはりRIZINなど次の舞台を考えたかと思います。ただし、牛久選手に敗れた弥益選手が朝倉未来選手の対戦相手となり、知名度が上がった形になりました。あの現実にどのような思いになりましたか。

「あの時は……そうですね、なんとも言えない心境でした。やはりタイトルを取った以上はステップアップをしたいという気持ちがあったので、自分がRIZINに出られるのかという部分は意識していました。ただ僕にオファーがなかったということは、縁がなかったんだと捉えていました。

でも前回の敗戦で、とにかく中村選手にリベンジをすることしか考えなくなりました。あの敗北をずっと噛みしめてやってきたので。今後のことは、試合が終わってから考えれば良いです。いくらでも時間はあるので」

──中村選手はMMAPLANETのインタビューで、最後のヒザは準備していたと言っていました。

「セコンドからも『ヒザを狙っている』というアドバイスがあったのですが、僕はボォっとした状態で気が付いたときには試合が終わっていました」

──中村選手といえば腕十字という印象があったのですが、打撃が手ごわかったです。

「打撃も凄く上手でした。そこは試合をしていて、感じていた部分です。今回の試合は距離感が大切になります。距離をずっと意識して練習してきました」

──打撃はPower of Dreamで練習を続けているのですか。

「はい。今も変わらず通っています。Power of Dreamの古川(誠一)会長と横田さんは凄く仲が良いので、どのような練習をして、何をやっていくべきかも連絡を取り合ってもらっています」

──K-Clannは若い選手も増え、試合も連続で続いていました。ジムの雰囲気も良かったのではないですか。

「試合が続いていたので、ジムは活気がありました。若い選手から刺激をもらっています。走り込みでも皆が負けず嫌いなので、自分も本当に追い込めました。中距離走でも僕が一番じゃないといけないと思っているので、最後のもう一歩が出せます。負けてたまるなと思ってやっているので、自分を追い込むことができています。

この追い込みの積み重ね、そういうモノの一つ一つが試合に生きてきます。練習でも一つ一つしっかりと取り組んでやってきました」

──DEEPは若い選手の台頭が目立ちます。その中でキャリア9年で27戦目となる牛久選手ですが、まだ26歳です。まだまだ下からの突き上げに捕まるわけにはいかないですね。

「そうですね(笑)。新しい選手たちの活躍は、刺激にはなっています。僕も彼らの年齢の時は勢いでやっていましたけど、今は自分のことをよく見つめて試合を創れるようになったと思います」

──では日曜日の中村戦、どのようなファイトをしたいと考えていますか。

「さっきも言いましたが、防衛戦ですが挑戦者として戦います。その姿を見てほしいです。と同時にリベンジをしたいという気持ちが強いので、冷静に戦いたいです。試合中に熱くなってはいけない。冷静に中村選手の動きを見て戦います」

■視聴方法(予定)
7月4日(日・日本時間)
午後5時30分~PPV SPWN

■ DEEP102対戦カード

<DEEPフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者]牛久絢太郎(日本)
[挑戦者]中村大介(日本)

<DEEPミドル級選手権試合/5分3R>
[王者]水野達也(日本)
[挑戦者]ジョアォン・バティスタ・ヨシムラ(ブラジル)

<DEEP暫定ライト級王座決定戦/5分3R>
大原樹里(日本)
大木良太(日本)

<フライ級/5分2R>
藤田大和(日本)
山本聖悟(日本)

<バンタム級/5分2R>
雅駿介(日本)
RYUKI(日本)

<ライト級/5分2R>
大山釼呑助(日本)
泰斗(日本)

<バンタム級/5分2R>
原虎徹(日本)
吉野光(日本)

<67キロ契約/5分2R>
海飛(日本)
佐藤勇駿(日本)

<フライ級/5分2R>
鶴屋怜(日本)
荒木凌(日本)

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DEEP102 MMA RIZIN キック ブログ 大原樹里 大木良太

【DEEP102】暫定ライト級王座決定戦へ、大原樹里─02─「第2のミスターDEEPと思っていただけたら」

【写真】ミスターDEEP、DEEPEST愛な大原樹里 (C)MMAPLANET

4日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP102で、ライト級暫定王者決定戦に出場する大原樹里インタビューの後編。

MMAキャリアは50戦、そのほとんどをDEEPで戦ってきた大原にとって、DEEPのベルトにはこだわりがある。現王者・武田光司への過去2回の王座挑戦は、いずれも敗退。その武田の負傷によりめぐってきた暫定王座獲得のチャンスを、ここでモノにできるか。

ここでは対戦相手の大木について、そしてDEEPへの深すぎる想いについて聞いた。

<大原樹里インタビューPart.01はコチラから>


――次戦、DEEPライト級暫定王者決定戦では大木良太選手と対戦します。大木選手は矢地選手と同じKRAZY BEE所属ですが、印象はいかがですか。

「サウスポーからローとパンチで来る、ストライカータイプですよね。スタイルは違っても打撃中心なのは僕と同じなので、試合も打撃がメインになると思っています」

――その一方で、大木選手はスプロールやケージやロープ際での四つの展開など、組みでも強さを見せています。

「スタンドレスリングは強いと思います。でも、レスリングが主体というわけでもないし、どうなんですかね……組んでくるのかなぁ? 寝技でやろうとするかどうか」

――大原選手の打撃に対して、グラウンドに持ち込もうとする可能性はあると思います。

「そうですよね。僕はこれまでどおり打撃で行きます。キッチリKOを狙っていきますよ」

――大原選手はMMAのキャリアが50戦、対する大木選手は次の試合がプロ7戦目です。

「キャリアや経験の差はあると思いますけど、DEEPでは5試合目でベルト挑戦というほうが……僕は今まで50戦やってきました。そのほとんどをDEEPで戦ってきたんですよ」

――過去50戦のうちDEEP以外の試合は6戦のみですね。

「勝ったり負けたり、苦しい時もありました。でも、そんななかでも歯を食いしばってやってきたんです。それでDEEPライト級のベルトに挑戦できたけど、2回とも武田選手に負けて」

――フューチャーキングトーナメントも含めると、最初のタイトルマッチがDEEP41戦目でした。

「僕には、それだけDEEPでやってきた自負があります。やってきた相手も違う。今回は暫定王座ではありますけど、僕は絶対にDEEPのベルトを巻きたいんですよ」

――大原選手の言葉からは、とても深いDEEP愛を感じます。もともとDEEPには、どのような経緯で出場することになったのでしょうか。

「2009年にDEEPのフューチャーキングトーナメントで準優勝して、その後どうするかっていう話になったんです。それで、すぐに試合をしたかったので、声が掛かったところに出ようと」

――そこで、最初に声が掛かったのがDEEPだったのですね。

「フューチャーキングで準優勝したこともありましたし、クラブDEEPに出ませんか? というお話をいただきました」

――クラブDEEP!! かつてDEEPの育成大会的なポジションとして開催されていましたが、もう現役でクラブDEEP経験者も少なくなっていると思います。

「そうですよね。だから、DEEPに対して、こだわりは強いです。ウチの会長(KIBAマーシャルアーツクラブ、ランボー松風会長)の教えもあって」

――会長の教えとは?

「会長はキックボクシング出身で、出る団体を決めたら他には出ない、という教えです。だから『DEEPを選ぶなら、今後DEEP以外はないよ』と最初に言われて。これまでVTJやGrachanにも出ていますけど、それも全てDEEPの佐伯代表から頂いたお話でした」

――ではRIZINの矢地祐介戦も、DEEP代表という気持ちが強かったのですか。

「もちろんです。DEEP以外で試合をする時も、佐伯代表からお話を頂いているので、僕の中では全部DEEPの試合です。自分で勝手に、僕はDEEPの選手なんだと思っていますから。最近は僕のことを扱いづらいかもしれないけど」

――扱いづらい、というのは……。

「試合させてくれ、とばかり言うので(笑)」

――ハハハ。北岡戦の直後も、5月のDEEP大阪大会への出場をアピールしていましたね。

「出られるなら出たかったです。今まで、DEEPで負けたから他の大会に出たいとか、そういう気持ちは一切なかったですね。DEEPで負けた直後に、佐伯代表に『すぐ試合したいから次、組んでほしい』とお願いしたり(笑)」

――今回DEEPのベルトを獲得したら、その先……というのは考えていないですか。

「ベルトを獲ったとしても、何も変わらないと思いますよ。もちろんDEEP王座の防衛戦をやっていきますし、たとえばDEEPから言われたらRIZINに出ます。あまり海外には興味がないんですけど、それもDEEPから出ろと言われたら出ます」

――以前、元DEEPミドル級王者の桜井隆多選手が「ミスターDEEP」と呼ばれましたが、気持ちでは大原選手も負けていないですね。

「はい。『第2のミスターDEEP』、そう思っていただけたら嬉しいです。そのためにも、大木選手をKOして、必ずDEEPのベルトを巻きます」

■視聴方法(予定)
7月4日(日・日本時間)
午後5時30分~PPV SPWN

■DEEP102対戦カード

<DEEPフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者]牛久絢太郎(日本)
[挑戦者]中村大介(日本)

<DEEPミドル級選手権試合/5分3R>
[王者]水野達也(日本)
[挑戦者]ジョアォン・バティスタ・ヨシムラ(ブラジル)

<DEEP暫定ライト級王座決定戦/5分3R>
大原樹里(日本)
大木良太(日本)

<フライ級/5分2R>
藤田大和(日本)
山本聖悟(日本)

<バンタム級/5分2R>
雅駿介(日本)
RYUKI(日本)

<ライト級/5分2R>
大山釼呑助(日本)
泰斗(日本)

<バンタム級/5分2R>
原虎徹(日本)
吉野光(日本)

<67キロ契約/5分2R>
海飛(日本)
佐藤勇駿(日本)

<フライ級/5分2R>
鶴屋怜(日本)
荒木凌(日本)

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【DEEP102】大木良太戦控える大原樹里─01─「北岡さんとの試合が暫定王者決定戦で良かった」

【写真】北岡に勝利し、挨拶を済ませてから改めて勝利の雄叫びを挙げた大原。あの勝利がどれだけ内面に影響を与えているのか楽しみだ (C)MMAPLANET

7月4日(日)、DEEP102が東京都文京区の後楽園ホールで開催されフェザー級、ミドル級のタイトルマッチとともに、ライト級暫定王者決定戦がラインナップに並んでいる。
Text by Shojiro Kameike

現ライト級王者・武田光司の負傷により組まれた暫定タイトルマッチに挑むのは、12年間DEEPで戦い続けてきた大原樹里と、プロデビューから6連勝中の大木良太だ。大原は過去、武田に3敗を喫し、ベルトをその腰に巻くことはできなかった。しかし昨年からRIZINで矢地祐介、DEPPで北岡悟というビッグネームを連破して、今回のチャンスをつかんでいる

そんな大原が、いかにして再び王座戦線に戻り、矢地と北岡に勝利することができたのか。暫定王者決定戦を控える大原に、現在のファイトスタイルと練習方法について尋ねた。


――大木良太選手とのDEEPライト級暫定王者決定戦が決まりました。試合1週間前のインタビューとなりますが、現在の調子はいかがですか。

「はい、しっかりと調整できています」

――大原選手は2009年にプロデビュー、MMAのキャリアは50戦を超えるなか、そのほとんどをDEEPで戦ってきています。

「そうですね。12年間ずっとDEEPでやってきて、これまで勝つことも負けることもあったけど、歯を食いしばって戦い続けてきました。今回は絶対にベルトを獲ります」

――今ご自身からもあったとおり、DEEPで戦ってきて、連勝後にトップファイターに跳ね返され……というキャリアを過ごしてきました。特に、現ライト級王者の武田光司選手とは、3戦して3敗。ベルトにも手が届いていません。

「初戦(2018年8月、判定負け)は、僕がずっとDEEPでやってきているのに、武田選手はあの時7戦目で。その相手に負けた時は悔しかったです。それからまた2敗していますし。武田選手のレスリング力が強かったですね」

――2戦目は2019年10月に、テクニカル判定負け。3戦目は2カ月後、3Rにキムラを極められて、DEEPライト級王座獲得は成りませんでした。しかし昨年9月、RIZINで矢地祐介選手に勝利したことで、再び評価を高めたように思います。

「あの試合は、思い切り行けました」

――RIZINという舞台で勝ったことにより、周囲の見る目は変わりませんでしたか。

「ジムの人たちも、応援してくれている人も喜んでくれましたけど、RIZINに出たから……というのは、特になかったです。僕にとっては、北岡さんとの試合のほうが大きかったですね」

――今年2月、DEEP100回記念大会で、北岡悟選手と対戦しています。まず北岡戦のオファーが来た時は、どのように感じたのでしょうか。

「自分で良いのか?って思いました。北岡さんは元DEEPのチャンピオンで、日本のMMAを代表する選手。すごく尊敬しているファイターで、そんな選手と戦えるなんて」

――結果は1R KO勝ち。テイクダウンされる場面があったものの極められることなく、強烈なパウンドを当てていました。

「北岡さんに勝ったことは、すごく自信になりました。試合後にも、武田選手とやりたいって言えて」

――北岡戦の勝利によって、暫定王者決定戦出場のチャンスを得たと言えます。

「それは嬉しいんですけど、これで正規王者が防衛戦を行えないなら、北岡さんとの試合が暫定王者決定戦で良かったんじゃないかとも思いますよね(苦笑)。

北岡戦は僕にとってはそれだけ価値のある試合でした」

――その矢地戦と北岡戦では、以前と比べると大原選手のファイトスタイルが少し変わったように思います。組んだ時の安定感と、打撃の思い切りの良さが増したのではないかと。

「打撃については、所属しているKIBAマーシャルアーツでやっています。もともとキックボクシングがベースのジムで、首相撲とかもやっていました」

――打撃はスパーが中心ですか。それともミット打ちでしょうか。

「ミットですね。練習ではミットを打って、フォームやタイミングとか、ダメなところがあったら指摘してもらうという感じです」

――キックボクシングらしい打撃の練習ですね。では、組みについては?

「組みは、カタナ・ジムで佐藤(洋一郎)さんと練習させてもらい始めて、変わってきたと思います」

――元修斗環太平洋王者の佐藤洋一郎選手ですね。佐藤選手との練習で、どのような点が変わってきたのでしょうか。

「佐藤さんは組みが強いし、体格も大きいし、練習ではやられてばかりです。でも、そのおかげで、試合で同じ体勢になったらどうすればいいのか、見えるようになりました」

――というと?

「たとえば練習で佐藤さんに組まれて倒されたとしますよね。試合で同じ体勢で組まれた時、佐藤さんの時はこうしたら倒されたから、こっちに動いてみたら良いんじゃないか。前にこう極められているから、ここを抑えれば逃げられるんじゃないか──という感じです」

――得意な打撃ばかりだけではなく、足りない部分を練習するからこそ身に付く『逃げ方』があって、打撃を生かせているのですね。

「そうですね。やっぱり僕は、グラウンドを凌いで打撃で戦って、KOしたいので」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
7月4日(日・日本時間)
午後5時30分~PPV SPWN

■DEEP102対戦カード

<DEEPフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者]牛久絢太郎(日本)
[挑戦者]中村大介(日本)

<DEEPミドル級選手権試合/5分3R>
[王者]水野達也(日本)
[挑戦者]ジョアォン・バティスタ・ヨシムラ(ブラジル)

<DEEP暫定ライト級王座決定戦/5分3R>
大原樹里(日本)
大木良太(日本)

<フライ級/5分2R>
藤田大和(日本)
山本聖悟(日本)

<バンタム級/5分2R>
雅駿介(日本)
RYUKI(日本)

<ライト級/5分2R>
大山釼呑助(日本)
泰斗(日本)

<バンタム級/5分2R>
原虎徹(日本)
吉野光(日本)

<67キロ契約/5分2R>
海飛(日本)
佐藤勇駿(日本)

<フライ級/5分2R>
鶴屋怜(日本)
荒木凌(日本)

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【DEEP102】フェザー級王者・牛久絢太郎に挑戦。中村大介のプロレスリング道─02─「MMAって生涯武道」

【写真】牛久戦後の中村、本当に良い笑顔で、見ているこちらが幸せにさせてもらえる (C)MMAPLANET

7月4日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP 101のメインイベントで、DEEPフェザー級王者・牛久絢太郎に挑戦する中村大介インタビュー後編。

4年のブランクを経てMMAに復帰した中村大介は、長倉立尚にKO勝ちし、次の試合で現役王者の牛久も倒し、今回ベルトを賭けた再戦に挑むこととなった。

これまで「回転体」と呼ばれる、極め合いを信条としてきた中村。そのファイトスタイルは今でも変わらない。しかし、中村のいうプロレスリングとは、いったい何なのだろうか。

そして牛久との対戦を経て、中村が辿り着いたMMAとは――。

<中村大介インタビューPart.01はコチラから>


――中村選手はプロレス、UWFに憧れて格闘技を始めたということですが、ブランクの間、プロレスに転向しようという考えはなかったのですか。

「それはあまり……今やっているMMAが、僕にとってのプロレスリングなんです」

――そう口にする選手は、過去にも多く存在しました。中村選手の言うプロレスリング、そしてMMAとは具体的にどんなものなのでしょうか。

「僕にとってのプロレスリングは、一本やKOで勝つことです。……どうなんだろうなぁ。MMAとしては、ポイントを抑えて勝つことも必要なのかもしれないし、こんなことを言っていたら『そんなのMMAじゃない』と言われるかもしれないですけど」

――MMA観は人によって違うものだと思います。中村選手はそのスタイルで復帰後2連続KO勝利中。中村選手にとって、MMAで勝つ方法がKOか一本なのであれば、重要なのは、その結果ではないでしょうか。

「はい。それが僕にとっては、『プロレスリング道』なんです。道、ですね」

――なるほど。長倉選手にKO勝ちして次の相手が、現役王者の牛久選手となりました。復帰2戦目で現役王者との試合に挑むのは、どのような思いがありましたか。

「あの時は、何人か対戦相手の候補がいたんですけど、その中に牛久選手の名前があって。僕のキャリアで、現役王者と試合できる機会なんて、もうそんなにないと思うんです。それで自分から、牛久選手と対戦したいとお願いしました」

――現役王者と戦いたい、自ら望んだ試合だったのですね。

「あと、MMAから4年も離れていたじゃないですか。DEEPのトップ選手も入れ替わっていて、他の選手のことをよく知らなかった、というのもあるんですけど(苦笑)」

――ハハハ。プロデビューから20年が経ち、その頃と比べても顔ぶれが随分と変わったのではないですか。

「DEEPのナンバーが一桁の頃(中村のDEEP初参戦は2002年12月のDEEP 07=メインは須田匡昇✖長南亮)から試合し続けている選手って、もう少ないですよね」

――中村選手と牛久選手も、年齢では14歳の差がありますからね。その牛久選手との対戦はバッティングに悩まされたのではないですか。

「頭は何度も当たりました(苦笑)。

あれは牛久選手の癖だから、次の試合までに直るとも思えないし、そこも考えて練習しています」

――癖とはいえ、あれだけ常に頭から突っ込んでくることが分かっていると、レフェリーと同様に対戦相手も予備知識として頭に入っているでしょうね。

「そうですね。2Rに思いっきり当たって、試合が止まりましたけど、その直後にヒザでKOできました。相手が頭から入ってくるので、そこに右ヒザを合わせたんです」

――しかも、体の中心を打ち抜くようなヒザ蹴りで。

「はい。武術で学んだとおりで、長倉選手をKOした右ストレートと同じですね。あの牛久選手との試合は、自分の中でも『良い作品』になったと思っています」

――作品……それが、中村選手にとってのプロレスリング道なのでしょうか。

「そうですね。あれだけ頭が当たっていたら反則決着とか、2Rにバッティングで倒れた時、試合がストップされる可能性もあったと思います。でも僕は、それで試合をやめたいなんて気持ちは、全くなかったんですよ。

長倉戦の時も、相手のパンチを何度もらっても、『これはヤバい』と思うことがなかったのと同じで」

――その状態から、相手が頭を下げてくるのを利用してのKO勝ち。中村選手のいうプロレスリング道というのが見えたような気がします。

「そう言っていただけると嬉しいです」

――結果、今回はベルトを賭けて牛久選手と対戦することとなりました。

「これまでDEEPで長くやらせてもらって、またベルトに挑戦できるのは本当に嬉しいです。牛久選手も、ノンタイトル戦とは違うでしょうし。正しい言い方じゃないかもしれないけど、タイトルマッチということで、本気の牛久選手と戦える。前の試合が本気ではなかった、という意味ではなくて」

――はい、言われていることは分かります。

「KO負けしてからのタイトルマッチだから、牛久選手も僕のことを研究し尽くしてくるでしょうから、前回とは全く違いますよね。その牛久選手と対戦できるのが嬉しいです。僕は、僕のプロレスリング道を貫いて、KOか一本で勝ちます」

――お話を聞いていると、本当に嬉しそうですね。

「MMAって生涯武道なんじゃないかな、って思うんですよ。他の格闘技と比べてMMAは、やることが多いじゃないですか。だから、プロデビューから20年経った今でも、学ぶことがたくさんある。新しいことを学んで、それを試合で生かすことができる。……MMAって、楽しいですよね」

■視聴方法(予定)
7月4日(日・日本時間)
午後5時30分~PPV SPWN

■DEEP102対戦カード

<DEEPフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者]牛久絢太郎(日本)
[挑戦者]中村大介(日本)

<DEEPミドル級選手権試合/5分3R>
[王者]水野達也(日本)
[挑戦者]ジョアォン・バティスタ・ヨシムラ(ブラジル)

<DEEP暫定ライト級王座決定戦/5分3R>
大原樹里(日本)
大木良太(日本)

<フライ級/5分2R>
藤田大和(日本)
山本聖悟(日本)

<バンタム級/5分2R>
雅駿介(日本)
RYUKI(日本)

<ライト級/5分2R>
大山釼呑助(日本)
泰斗(日本)

<バンタム級/5分2R>
原虎徹(日本)
吉野光(日本)

<67キロ契約/5分2R>
海飛(日本)
佐藤勇駿(日本)

<フライ級/5分2R>
鶴屋怜(日本)
荒木凌(日本)

The post 【DEEP102】フェザー級王者・牛久絢太郎に挑戦。中村大介のプロレスリング道─02─「MMAって生涯武道」 first appeared on MMAPLANET.

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【DEEP102】フェザー級王者・牛久絢太郎に挑戦。Uと武の融合、中村大介─01─「体の中心を打ち抜く」

【写真】精妙流兵法之会の稽古で、動きが変わったという中村(C)MMAPLANET

7月4日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP 101。そのメインイベントで元DEEPライト級王者の中村大介が、現フェザー級王者の牛久絢太郎に挑む。
Text by Shojiro Kameike

2016年9月にモンゴルでアマルサナー・ツゴォーフにKO負けし、MMAでは4年のブランクを作った中村。昨年9月の復帰戦では長倉立尚をKOし、続く牛久とのノンタイトル戦でも、ヒザ蹴りで現役王者をマットに沈めている。

なぜ中村は、4年ものブランクを作ることになったのか。そして復帰を決めた理由は? インタビュー前編では、そんな4年間と長倉との復帰戦について語る。


――中村大介選手は2002年にプロデビューし、MMAキャリアも20年を迎えます。そんななか2016年9月のモンゴルでの試合から昨年9月の長倉立尚戦まで、MMAでは4年のブランクがありました。そのブランクの理由は何だったのでしょうか。

「モンゴルでの試合……アマルサナー・ツゴォーフ戦で、KO負けしたんですね。その前の試合では、VTJで川名雄生選手にTKO負けしていたんですが、KO負けして直後に病院へ行ったのは初めてでした。それでMMAというか、打撃がある試合をすることが怖くなってしまったんです」

――えっ……そうだったのですか。

「僕はもともとプロレス、特にUWFが好きで格闘技を始めました。そのなかでも極め合いが好きで、MMAでも極めて勝つ試合を目指しているんです」

――中村選手といえば、デビュー当初から腕十字によるフィニッシュが印象的でした。デモリッションなどで、飛びつき腕十字を極めたりしていましたね。

「MMAをやっている選手はどう思うか分かりませんが、どれだけポイントを取られても最後に極めて勝てばいい、と思って試合していました」

――ただ、少しスタイルが変わっていたのではないですか。極め合いというよりは、ガードを下げて相手を誘いながら打つ、という内容が増えたように思います。

「はい。いつの頃からか、打撃中心の試合になっていたんです。それでアマルサナーとの試合では打撃戦でKO負けして……。打撃が怖くなり、一度MMAから離れようと思ったんですね」

――それは「一度」だったのですか。引退するのではなく……。

「引退というのは、考えていなかったです。一旦MMAから離れようと」

――以降、組み技イベントのクインテットに出場することになったのは、そのような経緯があったのですね。

「極め合いが好きなので、ポイント制の組み技よりも、サブミッションが重視されるクインテットは、やっぱり面白かったですね」

――そこから2020年に入ってMMAに復帰することになった経緯を教えてください。

「クインテットに出ている頃、いろんなところで練習させてもらっていました。そこで桜庭(和志)さんと一緒に練習することがあったんですけど、桜庭さんはデビューしてもう何十年も経つのに、今でも楽しく練習されていたんですよ」

――その姿を見て、復帰を決めたのですか。

「そんな桜庭さんを見て、自分もMMAを楽しくやれば良いんだと思いました。もともと『またMMAが楽しくなったら復帰しよう』と考えていたので、それがキッカケで復帰することにしたんです」

――なるほど……しかし、驚きです。打撃が怖くなってMMAから離れていたのに、復帰後の2試合は強烈な打撃によるKO勝ちでした。

「ハハハ、そうですね(笑)」

――復帰しようと決めた後に、長倉戦のオファーがあったのでしょうか。

「いえ。復帰したい、試合を組んでいただけないかと思ってDEEPの佐伯(繁)さんに話をしたんです。そうしたら、長倉選手ではどうか、という話になって」

――4年ぶりの復帰戦としては厳しい、しかも強烈なパンチを持つ相手です。

「そうなんですよ。相手を聞いて、また少し不安が戻ってきて……(苦笑)」

――その不安は、どのように克服したのですか。

「やるしかない。自分で復帰しようと決めたからには、練習して、不安を解消していくしかなかったです」

――試合中にも、そのような不安が戻ってくるのではないかと思うぐらい、相手のパンチを食らってしまう場面もありました。

「何発も食らっていましたね(苦笑)。でも試合中は、不思議と不安になったり、これはヤバいと思うことはなかったです」

――そんな打ち合いの末、最後は右ストレートでKO勝ちを収めました。

「あのパンチは、しっかりと打ち抜いた感触がありました。当たった瞬間、これはもう立てないだろう、と。実は、復帰戦の前から武術を学んでいるんです」

――武術ですか!?

「精妙流兵法之会の木村潤先生という方から、体の使い方や、あと相手の体の中心を打ち抜くことなどを教えていただいています」

――体の中心を打ち抜く!  長倉選手をKOした右ストレートは、まさにそんなパンチでした。

「長倉選手が左を出したところに、内側から右ストレートを打ち抜く形になりました。やっぱり内側から突くほうが強いですからね。その武術を学んでから、自分の動きも変わってきているように感じます」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
7月4日(日・日本時間)
午後5時30分~PPV SPWN

■ DEEP102対戦カード

<DEEPフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者]牛久絢太郎(日本)
[挑戦者]中村大介(日本)

<DEEPミドル級選手権試合/5分3R>
[王者]水野達也(日本)
[挑戦者]ジョアォン・バティスタ・ヨシムラ(ブラジル)

<DEEP暫定ライト級王座決定戦/5分3R>
大原樹里(日本)
大木良太(日本)

<フライ級/5分2R>
藤田大和(日本)
山本聖悟(日本)

<バンタム級/5分2R>
雅駿介(日本)
RYUKI(日本)

<ライト級/5分2R>
大山釼呑助(日本)
泰斗(日本)

<バンタム級/5分2R>
原虎徹(日本)
吉野光(日本)

<67キロ契約/5分2R>
海飛(日本)
佐藤勇駿(日本)

<フライ級/5分2R>
鶴屋怜(日本)
荒木凌(日本)

The post 【DEEP102】フェザー級王者・牛久絢太郎に挑戦。Uと武の融合、中村大介─01─「体の中心を打ち抜く」 first appeared on MMAPLANET.