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【Pancrase Blood01】大阪で高島俊哉と対戦、若林耕平「正直、このマッチメイクはメッチャ悔しいです」

【写真】自信満々の試合時と普段の喋りにギャップがある若林。しかし自身の評価に対しては、キッパリとファイターらしさを露わにした(C)SHOJIRO KAMEIKE

18日(日)、大阪市住吉区の住吉区民センターで開催されるPancrase Blood01で、若林耕平が高島俊哉と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

若林は2018年1月にプロデビュー後、ここまで6勝1敗1分の戦績を残している。看護師という職業もあってか試合出場こそ少ないものの、パンクラスでは宮澤雄大、八田亮とランカーを連覇しストロー級1位にまで上り詰めた。空位のストロー級王座決定戦出場も期待されるなか、今回の試合がタイトルマッチ前哨戦となるか。その若林が現状への悔しさと、今後への意気込みを語る。


――若林選手はコブラ会所属ですが、本名で試合に出場しているのですね。

「アハハハ、リングネームは強制じゃないんですよ(笑)。コブラ会では何でもジムのみんなで決めるシステムになっていて、僕は本名でやろうかなって思いました」

――リングネームは個々に選択権があるのですね! 若林選手は和歌山県出身とのことですが、大阪のコブラ会でMMAを始めたのですか。

「もともとは和歌山のG-FREEで柔術をやっていて、当時MMAは遊び程度に教えてもらっていたぐらいでした」

――G-FREEで柔術を始める前は……。

「小学3年から高校卒業まで柔道をやっていました。父が柔道を教えていて、その父が柔道を教えていて、その流れで半強制的に(笑)。高校卒業後は看護学校に進学したのですが、何か体は動かしたいなぁと思い、近くにあったG-FREEに入会して柔術を始めたんです」

――高校卒業後も柔道を続けてようとは思わなかったのでしょうか。

「大学進学を考えたこともありますが、やっぱり柔道はインターハイや国体など全国大会に出ないと大学までは難しいですね。特に全日本選手権を狙ったりするのは、中高で全国優勝していたりとか、そういうレベルの選手なので。僕の場合は実績も市の大会で優勝したり県大会で上位に行ったことがあるぐらいで、県大会で優勝したとか全国大会に行ったというものではなかったです。

かといって他に何か目標があるわけでもなくて。高2の時に就職のことを考えた時、ウチの母が看護師やったこともあり、給与の面でも安定しているので看護師を目指すことにしました」

――お父さんの影響で柔道を始め、お母さんの影響で看護師へ……そのあと、まさかMMAを始めるとは思っていなかったでしょう。

「柔術はともかく、打撃のある競技はやめてくれよ――って感じだったと思います(笑)。でも看護学校を卒業したあと、就職と格闘技のために大阪へ行くと伝えた時は『ちゃんと仕事をしてくれれば』という感じではありましたね」

――本格的にMMAを始めたのは、和歌山から大阪に引っ越して以降のことですか。

「看護学校に通いながら柔術を続けているうちに、僕もだんだんとMMAに興味を持ち始めて、紹介していただいたコブラ会の選手練習に参加させてもらうようになりました。本格的にMMAをやりたいと思ったのは、この選手練習がキッカケで。

柔道をやっていたので、和歌山のジムではテイクダウンまではできていたんです。当時はMMAをやっている会員さんも少なかったですし。最初にコブラ会で練習させてもらった時も、『これはいける!』という手応えは得ていました。でも――コブラ会所属ではないけど中村優作さんが選手練習に参加されていた時に、ボッコボコにされたんですよ。

中村優作さんって階級は一つ上やけど、普段の体重はそれほど変わらんから、いけるやろうと思っていて(苦笑)。でもボッコボコにされて、自分も和歌山から大阪に行って、本格的にMMAをやりたいと思いました。看護師の資格を持っていたら、日本全国どこへ行っても働くことはできますしね。それで大阪で就職し、コブラ会に入ったのが今から7年前になります」

――夜勤のある看護師の勤務体系とMMAの練習スケジュールの折り合いをつけることは難しくはなかったですか。

「実は今日も夜勤なんですけど、夜勤があったら休みは増えるので、そういう時に詰めて練習するしかないですね」

――職場の方たちは若林選手がプロのMMAファイターであることは知っているのですか。

「前の職場は副職禁止やったので言えませんでしたが、今の職場は院長先生がサポートというかスポンサーをしてくれていて。同じ職場の人たちも、だいたい知っていると思います」

――なるほど。コブラ会に入ったのが約7年前でプロデビューが2018年1月のグラジエイター(ふじいペリーに判定勝ち)ということは、プロになるまでは早かったのですね。

「2017年からアマチュア修斗には出ていて、関西選手権と東海選手権で優勝したあと全日本で3位になって修斗でプロ昇格しました。その間にグラジでプロデビューしたのは、同じコブラ会の尾崎龍紀君が負傷欠場になって、僕が代役で出ることになったんですよ。

でも大会前日、計量会場に行くと対戦予定だった選手が脱水症状で試合ができないと聞いて――ふじいさんが他の選手のセコンドとして来ていて、キャッチウェイトで試合をしてくれることになりました。プロデビュー戦は代役×代役っていう試合だったんです(笑)」

――そのあと修斗でプロデビュー。2連勝から1敗1分を経て、現在は3連勝中です。

「一番変わったのは、自分がテイクダウンするまでの形と、テイクダウンして以降の展開ですね。スパーでもそうなんですけど、自分がテイクダウンからコントロールしているはずなのに、僕のほうが体力的に削られていることが多くて。トップを取っているけど削られていて、お互い立ち上がった時には僕のほうが体力を消耗しているんです。どうやって相手を削り、僕は削られずにコントロールできるかって考えました」

――確かにキャリア初期は削り合いの中で、キツそうな表情を浮かべることもありました。しかし特にパンクラスでの2試合は自信を持って自分から攻め、さらに粘り強くなっているように感じます。まさにコブラ会スタイルといいますか。

「ありがとうございます。確かにそうですね。削り合うような試合でも勝てているのは自信になっています」

――昨年3月に八田選手を下したあと、黒澤亮平選手も同じく八田選手に勝利していることで、次は黒澤選手とのストロー級王座決定戦になるかと思っていました。

「僕もそう思っていました(苦笑)。やっぱりタイトルマッチをやりたかったです。これは高島選手には失礼かもしれないけど……正直、このマッチメイクはメッチャ悔しいです。自分のファイトスタイルと試合間隔を考慮して、もう1試合挟んで――ということなんかな、とは思います」

――……。

「僕はパンクラスでトップランカー2人に勝っています。しかも宮澤雄大選手(2022年9月、判定勝ち)はパンクラスで王座挑戦経験があり、去年はネクサスのチャンピオンになりました。八田選手は元ZST王者ですよね。それとパンクラスに出る前にDEEP大阪大会で勝った吉村友菊選手も元グラジ王者です。そういった選手たちに勝っていることを、もっと評価してほしいなっていう気持ちはあります。でも、その評価も含めて自分の実力やから。次の試合で評価を変えたいです」

――次の高島戦は、さらに自身への評価を高めてタイトルマッチに繋げるための大事な試合となりますね。

「高島選手は寝技が巧い。試合で極めているのはRNCやけど、他のこともできるんやろうなということは頭に入れています。強い相手ですから、舐めているわけでもないし、油断することもありません。気持ちを切り替えて試合に臨みます。

それと今回、大阪で試合ができることは嬉しいです。地元からも近いし、今の職場の人たちも応援に来てくれますから。ここでしっかり勝って、タイトルマッチに繋げます」


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『PANCRASE 326』試合結果


第2部

第7試合 メインイベント パンクラス・フライ級チャンピオンシップ 5分5R
×小川 徹(TRIBE TOKYO MMA/王者)※2度目の防衛戦(正規王者としては初防衛戦)
○猿飛流[さとる](リバーサルジム川口REDIPS/1位、ネオブラッドトーナメント2019同級優勝&MVP)
判定0-3 (山﨑47-48/大藪47-48/太田47-48)
※猿飛流が王者に

第6試合 コーメインイベント パンクラス女子ストロー級チャンピオンシップ 5分5R
×藤野恵実(トライフォース赤坂/王者)※初防衛戦
○KAREN(PRAVAJRA/1位)
4R 3’18” TKO (レフェリーストップ:右肘打ちによる頭部のカット)
※KARENが王者に

第5試合 パンクラス・ミドル級王者決定戦 5分5R
○内藤由良[ゆら](リバーサルジム横浜グランドスラム/1位)
×ロッキー川村2(パンクラスイズム横浜/2位、元ミドル級&ライトヘビー級王者)
1R 0’42” KO (左フック)
※内藤が王者に

第4試合 パンクラス・フェザー級王座挑戦者決定トーナメント一回戦 5分3R
×中田大貴(和術慧舟會HEARTS/1位)
○亀井晨佑[しんすけ](パラエストラ八王子/3位、ネオブラッドトーナメント2018同級優勝)
判定1-2 (28-29/29-28/28-29)

第3試合 パンクラス・フェザー級王座挑戦者決定トーナメント一回戦 5分3R
○岩本達彦(BLOWS/2位、ネオブラッドトーナメント2020同級優勝)
×Ryo(4位、元THE OUTSIDER 75-70kg王者)
1R 3’17” アームロック

第2試合 ライト級 5分3R
×葛西和希(マッハ道場/3位)
○松本光史(M PLATIC/5位、元修斗世界王者)
判定1-2 (28-29/29-28/28-29)

第1試合 フライ級 5分3R
×田代悠生(パラエストラ千葉)
○前田浩平(GRABAKA)
2R 2’16” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

第1部

第7試合 パンクラス・フェザー級王座挑戦者決定トーナメント・リザーブマッチ 5分3R
○透暉鷹[ときたか](ISHITSUNA MMA/5位、修斗2019同級新人王)
×名田英平[ようへい](コブラ会/8位、ネオブラッドトーナメント2019同級優勝)
2R 1’31” 裸絞め

第6試合 フェザー級 5分3R
×遠藤来生[らいき](Power of Dream Sapporo/10位)
○内村洋次郎(イングラム/元ZSTウェルター級王者)
判定1-2 (28-29/29-28/28-29)

第5試合 ストロー級 5分3R
○高島俊哉(リバーサルジム新宿Me,We/4位、ネオブラッドトーナメント2017同級優勝)
×尾崎龍紀(コブラ会/6位、ネオブラッドトーナメント2019同級優勝)
1R 1’54” 裸絞め

第4試合 ライト級 5分3R
×渡部拓馬(reliable)
○DARANI(PRAVAJRA)
1R 0’38” 裸絞め

第3試合 ウェルター級 5分3R
×中村勇太(T-Rex Jiu-Jitsu Academy/4位)
○髙橋攻誠(RIGHT THING ACADEMY)
1R 2’40” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

第2試合 フェザー級 5分3R
×ハンセン玲雄(reliable)
○鹿志村仁之助(IGROO)
2R 0’58” 三角絞め

第1試合 ストロー級 5分3R
×大城正也(T-Rex Jiu-Jitsu Academy)
○植松洋貴(NEVER QUIT)
判定0-3 (28-29/28-29/28-29)

 3月21日にベルサール高田馬場で開催された『PANCRASE 326』の試合結果。メインイベントのフライ級チャンピオンシップは猿飛流が小川徹に判定勝ちし新チャンピオンに。女子ストロー級チャンピオンシップはKARENが藤野恵実に4R TKO勝ち。ミドル級王者決定戦は内藤由良がロッキー川村2に1R KO勝ちし新チャンピオンになっています。続きを読む・・・
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【パンクラス】速報中!PANCRASE 326 第1部

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昨日のRIZIN.34に引き続き、今日はパンクラスと修斗。まずはベルサール高田馬場でPANCRASE 326が開催されます。2022年の開幕興行は2部構成の大容量。タイトルマッチが2試合も用意される豪華なラインナップが揃いました。今回は北の地からPPVを観戦しつつ、電波と充電の続く限り速報します。乱筆乱文にはご容赦くださいませ。


【第1試合 ストロー級】
×大城正也(T-Rex Jiu-Jitsu Academy)
(判定0-3)
◯植松洋貴(NEVER QUIT)
1R、開始直後にテイクダウンした植松がグラウンドをコントロール。大城が立ち上がってもスタンドでバックに張りつく。時間を掛けて首に手を回すとバックチョーク。あわやの場面だったが大城は耐え抜いてラウンドを終えた。
2R、パンチを狙って前に出る大城に対して植松はカウンターのタックルでテイクダウン。またしてもスタンドながらバックに回る。しかし大城は向き直るとショートレンジのフックを連打して植松を追い込む。危ない場面だったが植松はタックルでテイクダウン。ポジションをキープしていたが大城は下から腕十字を仕掛ける。これは植松がしっかり対応してラウンド終了。
3R、序盤の差し合いからテイクダウンしたのは大城。立ち上がる植松に対してフックを当てるが植松は逆に組みついてテイクダウン。そのままグラウンドで優位に試合を進めて試合終了。判定は植松に軍配。


【第2試合 フェザー級】
×ハンセン玲雄(reliable)
(2R 三角絞め)
◯鹿志村仁之助(IGROO)
1R、スタンドでのお見合いが続く中、ハンセンの左フックがきれいにヒット。鹿志村は腰から落ちる。だがハンセンは深追いせずにスタンドを要求。するとハンセンのロー、左フックが面白いようにヒット。鹿志村はジリ貧になるが残り1分で一気に間合いを詰めるとタックルでテイクダウン。パウンドを放ちつつ、潜って足関節を狙う!あわやの場面だったがハンセンは回転して耐え抜きラウンドを終えた。
2R、開始直後にボディからフックを当てたハンセン。しかし鹿志村は一気間合いを詰めて組みつくとグラウンドに引き込む。すると電光石火の早業で三角絞め!耐えるハンセンだったが観念してタップ!鹿志村が鮮やかに極めた!


【第3試合 ウェルター級】
×中村勇太(T-Rex Jiu-Jitsu Academy)
(1R TKO)
◯髙橋攻誠(RIGHT THING ACADEMY)
1R、最初にパンチを当てた中村。そのまま組み付いてテイクダウンを狙う。しかし高橋の腰は重い。差し合いが続く。身体が離れるとお互いパンチを振り回す打ち合い。すると高橋の左がヒット。膝を落とした中村に対して左右の連打。膝から崩れ落ちる中村を見てレフェリーが試合を止めた!高橋はデビュー戦を白星スタート。


【第4試合 ライト級】
×渡部拓馬(reliable)
(1R チョーク)
◯DARANI(PRAVAJRA)
1R、開始直後にDARANIのサイドキックが顎を直撃。渡部はダウン。DARANIは一気に間合いを詰めると立ち上がる渡部の背中に張り付く。そのまま首に腕を巻き付けてバックチョーク!背中に張り付いたまま絞め上げると渡部はタップ!DARANIが衝撃的な一本勝ち!


【第5試合 ストロー級】
◯高島俊哉(リバーサルジム新宿Me,We)
(1R チョーク)
×尾崎龍紀(コブラ会)
1R、パンチの交差から高島がタックルでテイクダウン。尾崎に背中をつけさせるとすかさずバックに移行。そのままバックチョークを極めると尾崎はタップ!高島が一本勝ちです。


【第6試合 フェザー級】
×遠藤来生(Power of Dream Sapporo)
(判定1-2)
◯内村洋次郎(イングラム)
1R、試合は終始スタンドの展開。序盤は内村の鋭いパンチが単発ながらヒット。遠藤は組みに行くがテイクダウン出来ず身体が離れる。再開すると徐々に目が慣れたのか遠藤も果敢にパンチを打ち返す。終了間際には組み付いた遠藤がテイクダウンしたところでラウンドを終えた。
2R、遠藤はスタンドでも臆せずに打撃を交差させる。中盤に入ると遠藤が組み付いて足を掛けてテイクダウン。立ち上がる内村の背中に張り付くが、内村は脱出して身体が離れる。再び打撃の交差になると内村のローがローブロー。遠藤は膝をついて悶絶。試合はしばらく中断。何とか再開してラウンドを終えた。
3R、遠藤のタックルで距離が詰まると両者足を止めて激しく打ち合う。しかしクリーンヒットはない。一旦試合が落ち着いだが近距離で遠藤のフックがヒット。内村は少し腰を落とす。だが内村は差し合いから足を掛けてテイクダウン。何と内村が上を取るとは。ガッチリとポジションをキープして試合終了。微妙過ぎる判定はスプリットで内村に軍配。


【第7試合 パンクラス・フェザー級王座挑戦者決定トーナメント・リザーブマッチ】
◯透暉鷹(ISHITSUNA MMA)
(2R チョーク)
×名田英平(コブラ会)
1R、一定の距離を保ったスタンドの展開。中盤に入って透暉鷹が飛び膝で距離を詰めるとそのまま組み付く。ケージに押し込んで倒しにかかるが名田の腰は重たい。長い差し合いが続いてラウンド終了。
2R、一転して名田がパンチを振るって前に出る。良いパンチが入ったが透暉鷹は組み付いてテイクダウン。名田の下からのギロチンをかわすと立ち上がるところを背中に張り付いてバックチョーク!これで名田はタップ!透暉鷹が一本勝ち!
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【Pancrase326】既に米国行きも視野に。本気になった鹿志村仁之介─02─「タップは早めにお願いします」

【写真】 (C)PANCRASE

本日21日(月・祝)、東京都新宿区のベルサール高田馬場で開催されるPANCRASE326の第1部でハンセン玲雄と対戦鹿志村仁之介インタビュー後編。

柔道&柔術、そしてグラップリングからMMAへ。生きていくためにMMAに賭ける選択をした鹿志村──注目すべきは極め力だ。

<鹿志村仁之介インタビューPart.01はコチラから>


──食う手段がない……IGLOOの斉藤オーナーは逸鉄という東京スカイツリーや私鉄の駅などに関する工事、金属加工を請け負う企業のオーナーでもあり随時、社員を募集しているではないですか。採用条件が柔術家か格闘家、「経験よりも柔術家か格闘家であること」と明言し。

「あぁ、あれ良いですよね(笑)。いつも募集していますよね……でも、僕は格闘技に賭けてみようか思って」

──とはいえMMAを戦うのであれば、柔術アカデミーでなくMMAジムが存在しています。MMAの練習はどのような環境でやっているのですか。

「僕、水戸に自分のジムスペースを持っていて地元の知り合いで打撃の強い選手がいるので、その人と打撃の練習をし、1週間に3日ほど都内で練習しています。グラント・ボグダノフ選手のALMA FIGHT GYM LIFE、IGLOOでイゴール(タナベ)と住村(竜市朗)さんのMMA練習、それと横山武司さんとS/wells柔術ジムでやっています。横山さんもNEXUSでMMAデビューしたばかりで、意見を出し合って練習しています。ただ変わった練習といえば変わって練習ですね」

──聞く限り、都内の練習仲間で打撃を修得しているのは住村選手だけのように感じます。組み主体の練習なのでしょうか。

「そうなんです(笑)。住村さん、イゴール、グラントは体が僕より大きいですけど、体の動かし方とか凄く学ぶモノがあります。あとグラントのところでは吉野(光)君とも練習しています」

──吉野選手は大内刈りの強さが際立っている印象があります。

「あぁ、大内刈り……上手いッス」

──倒されることもありますか。

「テイクダウンは負けないッスよ(微笑)。テイクダウンは絶対に負けないです。でも吉野君とは激しくやっています」

──IGLOO所属でも青木選手や岩本選手たちの水曜昼のMMAグラップリングの練習への参加は?

「出たいんですけどね……。実は僕、中学2年生から3年生の時まで土曜日の朝のTRIBEの柔術クラスで青木さんに教わっていたんです。高校に入ってから部活が忙しくて通えなくなっていたのですが、IGLOOに入った理由の一つに青木さんが練習と指導をしているということもありました」

──おおっ!!

「今は水曜日の練習は参加していないのですが、青木さんの一般クラス……グラップリングクラスには出させてもらうようになっています。凄く丁寧で、普通の人たちが青木さんの技術を学ぶ、凄いクラスです」

──青木選手からプロ練習に誘われることは?

「ないですね。ただ青木さんは中学の時に習っていたことも覚えていてくれたし、きっと僕から言えば参加させてもらえるとは思います。この試合が終わったら、ガツガツ話させてもらおうと思っています。また東京に出て来たいですし、あとシュウ・ヒラタさんと契約したので夏頃には米国で練習しようと思っています」

──おおっ、展開が早いです。

「ハイッ!! もうNYに行くことしか頭にないです(笑)。やっぱりMMAを本気でやりたいので」

──今や格闘DEREMERSの熱さに負けない気持ちだと?

「絶対に負けないです。そこは大丈夫です。それだけ気持ちが入っています。強さでも負けないつもりです。それに番組には参加しなかったですけど、俺、髙谷さんが好きなんです。凄く熱くて、一本気で」

──ならEXFIGHTで変則的な凱旋試合もあり得ますか。

「戦う場所に関しては、全く拘りはありません。どこででも戦っていきたいと思っています。米国でも試合に出たいと思っていますし。向うには3カ月は行くことになりますし、最後の1カ月で向うでも戦いたい。あと、次の試合が終わっても米国に行くまでに日本で試合をしたいです」

──そんななかグラップリングとはいえ、2月16日にFINISHで上久保選手に横三角で一本勝ちしたのは大きな自信になっていないですか。

「大きかったです。ケージですし。ケージのなかで上久保さんに勝ったという結果が、大切です。ルールは何でも構わないので。壁に押し込まれてから、左足を抜いて横三角を取ろうと。あれだけを狙っていたので、狙い通りです。アレも柔道の寝技ですね」

──それだけの想いを持つようになったMMA、ハンセン玲雄戦では何を見せたいですか。

「MMAは総合的な選手じゃないと勝てないですよね。寝技に特化して強いのも勿論なんですけど、ちゃんと総合格闘技に取り組んでいる自分を見てほしいです」

──では米国行きを見据えて、今後戦っていきたい選手などいますか。

「ぶっちゃけの話、中村倫也選手ですかね……僕、けっこう体がしょぼいのでバンタム級に落とそうと思っているんです。でも中村選手は次も決まっているし、現実味がある試合としては、狩野君に借りを返したいです。フェザー級でやったら、どうなんだって。経験も知識もない中で彼に負けた。キャリアの序盤に黒星が付いているのは、自分としても取り戻したいです」

──了解しました。必ず書かせていただきます。では最後にMMAPLANETの読者の皆さんに対して、ハンセン戦に向けてアピールお願いします。

「かなり見てほしいところはあります。なかでもテイクダウンをしてからの極めに行くまでの速さと極め力に注目してほしいです。キープするより極め力、そこですね。ハンセン選手、僕は段階を踏んで極めるようにしていますがタップは早めにお願いします」

■視聴方法(予定)
3月21日
午後2時30分~ TIGET LIVE
午後4時30分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE

■ Pancrase326計量結果

<フライ級KOPC/5分5R>
[王者] 小川徹:56.7キロ
[挑戦者] 猿飛流:56.5キロ

<ストロー級QOPC/5分5R>
[王者] 藤野恵実:52.15キロ
[挑戦者] KAREN:51.9キロ

<ミドル級王座決定戦/5分5R>
内藤由良:83.55キロ
ロッキー川村2:83.65キロ

<フェザー級挑戦者決定T/5分3R>
中田大貴:65.85キロ
亀井晨佑:65.85キロ

<フェザー級挑戦者決定T/5分3R>
岩本達彦:66.0キロ
Ryo:66.2キロ

<ライト級/5分3R>
葛西和希:70.55キロ
松本光史:70.3キロ

<フライ級/5分3R>
田代悠生:56.9キロ
前田浩平:56.85キロ

<フェザー級挑戦者決定T補欠戦/5分3R>
透暉鷹:66.2キロ
名田英平:66.2キロ

<フェザー級/5分3R>
遠藤来生:65.7キロ
内村洋次郎:65.75キロ

<ストロー級/5分3R>
高島俊哉:52.5キロ
尾崎龍紀:52.55キロ

<ライト級/5分3R>
渡部拓馬:70.4キロ
DARANI:70.05キロ

<ウェルター級/5分3R>
中村勇太:76.75キロ
髙橋攻誠:76.0キロ

<フェザー級/5分3R>
ハンセン玲雄:65.75キロ
鹿志村仁之介:65.35キロ

<ストロー級/5分3R>
大城正也:52.15キロ
植松洋貴:51.75キロ

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【Pancrase326】計量終了 第2部はタイトル直結ファイト。第1部は序列の再編成の兆候が……

【写真】 タイトル戦が軸、そんなパンクラスの2022年となるのか(C)PANCRASE

明日21日(月・祝)に東京都新宿区のベルサール高田馬場で開催されるPancrase326の計量が20日(日)、新宿サンエービル地下1階会議室で行われた。

1部と2部、2部構成になっている山の手のパンクラスは2部に王座決定戦を含めタイトル戦が3試合、さらにフェザー級挑戦者決定トーナメントが2試合(※第1部で補欠戦)と、タイトル直結のカードが組まれている。


冠はついていないが葛西と松本の勝者が、久米鷹介の持つライト級王座に近づくことも間違いない。

また1部でも前述のようにフェザー級挑戦者決定T補欠戦=透暉鷹×名田英平の中京×関西対決をはじめ、北海道から遠藤来生、九州からは中村勇太が参戦し、それぞれベテラン=内村洋次郎&デビュー戦=髙橋攻誠と戦う試合、さらに渡辺拓馬と尾崎龍紀と地方在住ファイターの試合も目立つ。

さらにはMMAに本気になった大器?!=鹿志村仁之介と戦うハンセンレオも神戸のreliable所属だ。TRIGGERの出現により、にわかに地盤の変化が全国的にみられるJ-MMA界──ちょっとした再編成が感じられる──ポスト・ディファ時代のパンクラス初イベント、その第1部だ。

■視聴方法(予定)
3月21日
午後2時30分~ TIGET LIVE
午後4時30分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE

■ Pancrase326計量結果

<フライ級KOPC/5分5R>
[王者] 小川徹:56.7キロ
[挑戦者] 猿飛流:56.5キロ

<ストロー級QOPC/5分5R>
[王者] 藤野恵実:52.15キロ
[挑戦者] KAREN:51.9キロ

<ミドル級王座決定戦/5分5R>
内藤由良:83.55キロ
ロッキー川村2:83.65キロ

<フェザー級挑戦者決定T/5分3R>
中田大貴:65.85キロ
亀井晨佑:65.85キロ

<フェザー級挑戦者決定T/5分3R>
岩本達彦:66.0キロ
Ryo:66.2キロ

<ライト級/5分3R>
葛西和希:70.55キロ
松本光史:70.3キロ

<フライ級/5分3R>
田代悠生:56.9キロ
前田浩平:56.85キロ

<フェザー級挑戦者決定T補欠戦/5分3R>
透暉鷹:66.2キロ
名田英平:66.2キロ

<フェザー級/5分3R>
遠藤来生:65.7キロ
内村洋次郎:65.75キロ

<ストロー級/5分3R>
高島俊哉:52.5キロ
尾崎龍紀:52.55キロ

<ライト級/5分3R>
渡部拓馬:70.4キロ
DARANI:70.05キロ

<ウェルター級/5分3R>
中村勇太:76.75キロ
髙橋攻誠:76.0キロ

<フェザー級/5分3R>
ハンセン玲雄:65.75キロ
鹿志村仁之介:65.35キロ

<ストロー級/5分3R>
大城正也:52.15キロ
植松洋貴:51.75キロ

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ABEMA MMA MMAPLANET PANCRASE Pancrase326 ハンセン玲雄 ブラジリアン柔術 プロレス ロッキー川村2 内藤由良 小川徹 尾崎龍紀 山北渓人 狩野優 猿飛流 藤野恵実 野田遼介 風間敏臣 高島俊哉 鹿志村仁之介

【Pancrase326】追加カード続々。ブレーキの壊れたハンセン玲雄×ブレーキ無用のSub=鹿志村仁之介

【写真】エンジン全開サブミッション、鹿志村がMMA4戦目に挑む(C)ZST

3月21日(月・祝)に東京都新宿区のベルサール高田馬場で開催されるPancrase326の追加カードの発表が続いている。

内藤由良×ロッキー川村2の間でミドル級王座決定戦、女子ストロー級タイトル戦=藤野恵実×KAREAN、フライ級選手権試合=チャンピオン小川徹×チャレンジャー猿飛流とトリプルクラウン大会。27日(木)にライト級=渡部拓馬×DARANI、28日(金)にはストロー級の高島俊哉×尾崎龍紀、フェザー級のハンセン玲雄×鹿志村仁之助というカードが公となった。


渡部×DARANIは10勝10敗1分の前者と、6勝6敗1分と勝率5割同士の対戦だ。上位進出への交通手形となる白星先行という状況を欲していることは間違いない。そこでこうじる手段がどうなるのか。

高島と尾崎の一戦は、ネオブラT優勝者同士の東西対決となった。昨年5月に野田遼介を相手に、手痛い一本負けを喫したものの年内に再起の勝利を挙げた高島に対し、尾崎は同門である山北渓人に一本負けを喫し2連敗中だ。3連敗、そしてMe,We勢に対して連敗は許されない──それが尾崎に心境だろう。

リリースで「ブレーキの壊れた殴り屋・ハンセンが馬場に上陸。鹿志村は同郷・同門だった風間敏臣を超えられるか?」と、ハンセンと馬場という往年の全日本プロレスを連想させる煽りの文字が躍っていたハンセン×鹿志村戦は、黒星先行ながら3連勝中のハンセンと、4戦目の鹿志村という現状でのマッチアップだ。

煽りの一文にあるように鹿志村は昨年のネオブラ優勝、23日の石渡伸太郎引退興行でも生きの良い若手が揃った4人制トーナメントを制した風間とパラエストラ茨城時代の同期だ。大学進学とともに状況し、現在はIGLOOに所属、ZSTのGTFの活躍後、パンクラスでプロMMAデビューも2戦目にして狩野優に敗れる。

そして格闘DREMARSで一次をパスしながら辞退と話題にことかかないルーキーは、昨年は全日本ブラジリアン柔術選手権で茶帯ミドル級を制し、プロ3戦目も腕関節で一本勝ちと自信の強い部分でしっかりと結果を残している。ハンセンの殴られても殴るというスタイルは、鹿志村にとって嫌な部分であることは間違いない。とはいえ関節技に入るスピード、一気に極める鹿志村のサブミッションもブレーキ無用の怖さを持っている。

タガが外れた一面を持つ者同士、短期決戦も十分にありうる

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J-CAGE Pancrase322 Report ブログ 尾崎龍紀 山北渓人

【Pancrase322】抜群のグラウンドコントロールから腕十字。山北渓人が尾崎龍紀を下し5連勝

<ストロー級/5分3R>
山北渓人(日本)
Def.1R4分54秒 by 腕十字
尾崎龍紀(日本)

サウスポーの尾崎が、前に出てくる山北に右フックをヒット。山北はそのまま組み付き、グラウンドに持ち込む。尾崎はハーフから潜り、リバーサルを試みるが、山北はトップをキープする。ケージ際へ下がった尾崎に対し、相手の足を抑え、頭をつけて左拳をたたきつけていく山北。反転した尾崎のバックに回り、足を差し込んでいく。尾崎が正対すると、足をすくって尻もちを着かせた。

ケージに背中を着ける尾崎。山北はパンチを打ち込みながら、逃れようとする尾崎のトップを奪う。ハーフの尾崎に、山北は左上腕で抑えつつパウンド。立ち上がる尾崎のバックに着きながら、再びグラウンドへ。そして袈裟固めの体勢になると、尾崎は下から山北の頭に足をかけていく。その足を外した山北、すると尾崎が起き上がり、ボディロックに切り替えて山北に尻もちを着かせる。

ケージ際から離れた山北に、足を絡めていく尾崎。山北は頭を抜いて、トップから腕十字を狙う。反転して逃れた尾崎だったが、山北も回転して極め直すと、尾崎は苦悶の表情を浮かべてタップした。

試合後、ランキング5位の尾崎を下した現7位の山北は、同級3位・野田遼介との対戦と、その後のベルト挑戦をアピールした。


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KINGレイナ MMA ONE PANCRASE Pancrase322 RIZIN UFC 尾崎龍紀 山北渓人

【Pancrase322】尾崎龍紀と戦う山北渓人「ランカーに負けるとすればミス。勝ち方に拘りたい」

【写真】自身の裏付けか、言葉が力強くなってきた山北(右)。明日は尾崎を相手にどのような試合を見せるか (C)PANCRASE

明日27日(日)に江東区USENスタジオコーストで開催されるPancrase3221。同大会の上から3つ目の位置で、山北渓人が尾崎龍紀と対戦する。

昨年のネオブラ優勝者は、今年2月にRoad to ONEで修斗の安芸柊斗を破り一躍注目度が上がった。そして、そのポテンシャルの高さに多くのJ-MMA界の人間が気付いた。

と同時に山北自身にも自信を与え、4カ月前とは違いタイトル戦を現実味のある話題として、捉えることができる彼がいた。計量を終え、リカバリーに努める山北に話を訊いた。


──計量を終えたばかりの山北選手です。仕上がりの方はいかがですか。

「調子はばっちりです。今回はMe,Weの選手が毎週のように試合があって。皆が試合前の大人数の練習から、試合直前、試合が終わった人と抜けていって。多い時の活気がある練習とはまた違う、終盤は少人数だからこそできる凝縮した練習をしてきました。自分は特に最後までスパーリングをする方なので、来週のDEEPで戦う藤田大和選手と突き詰めてやってきました」

──これまでUFC、DEEP JEWELSと結果の出る選手、出ない選手がいます。チームメイトの勝ち負けに気持ちは左右されますか。

「勝ち負けに関係なく、良い影響を受けるばかりです。特に東(陽子)さんの勝ち方、試合内容には凄くパワーを貰うことができました」

──KINGレイナ選手に殴り勝ったのですが、殴っても殴っても顔色が変わらない相手に強い気持ちを保ちましたね。

「東さんはこれまでやってきたことで頑張って、3Rが怖かったと言っていたのを記事で見ました。でも、異質な感じの相手と戦って、凄く良い試合を見せてもらいました」

──2月のRoad to ONEを挟み、パンクラスでは7カ月振りのファイトです。

「Road to ONEで勝ったからか初めてメインカードで戦えますし、ちょっと良い扱いなったというか……。後ろの方の試合ですし、凱旋というか……この機会を無駄にしないよう、しっかりと勝ってさらに上を目指したいです」

──対戦相手の尾崎選手の印象は?

「コブラ会所属で、勢いで勝つタイプだと聞いています。試合映像を見ると、寝技とか細かい技術もちゃんとしている人なのですが、技術力ではMe,Weで練習している僕も負けるとは思わないので──勢いに飲み込まれず、自分の試合をしたいです」

──ここで勝つと、タイトルが見えてくるかと思います。

「5月のパンクラスでうちの高島(俊哉)選手に勝ったランキング3位の野田(遼介)選手が、僕と尾崎選手の勝った方とやりたいと言ってくれたみたいで。一番下の選手が3位の選手に対戦要求されるのは正直おしいくて、大きなチャンスです。尾崎選手にしっかりと勝って、次に野田選手に勝てばタイトルが見えるところに急にいけます」

──じっくり育てる派だった山崎剛代表はどのように言われていますか。

「山崎さんからも『そろそろ2、3試合であるかもね』と言ってもらいました」

──おお、ゴーサインが出ましたね。

「ハイ(笑)。色々と準備することはあるのですが、挑戦できる位置にはいるとは思っています。チャンピオンの北方(大地)選手はONEなら返上かと思うのですが、RIZINだとベルトを持ち続けることになるので、パンクラスでも戦ってほしいです」

──そこを口にできるということは山北選手自身も、強くなったという自信が持てるようになったということでしょうか。

「そうですね。正直、山北選手は頭一つ抜けている存在だと思いますが……だからこそ勝たないといけない相手です。それと今、ストロー級のランカーとやって負けるとすれば実力不足ではなく、ミスをしたから負けるということで、実力ではランキング1位の力は持っていると思います。いかにミスなく戦うかです」

──4カ月前とは、本当に口をついて出る言葉が違いますね。

「だからこそ、明日の試合は勝敗ではなく、どういう勝ち方をするのか。そこに拘って、僕の実力が圧倒していることを見せたいです」

■視聴方法(予定)
6月27日
午後1時30分~ TIGET LIVE

■Pancrase322計量結果

<ネオブラッドTフライ級決勝/5分3R>
──
──

<ネオブラッドTライト級準決勝/5分3R>
伊良波:キロ
森井一輝:キロ

<ネオブラッドTバンタム級1回戦/5分3R>
上野惇平:70.6キロ
小川準也:69.55キロ

<ライト級/5分3R>
木村裕斗:66.05キロ
DARANI DATE:65.8キロ

<フェザー級/5分3R>
立成洋太:61.3キロ
上田厚志:61.15キロ

<バンタム級/5分3R>
サイバー遼:61.3キロ
宮島夢都希:61.5キロ

<フライ級/5分3R>
赤崎清志朗:56.75キロ
西村大輝:56.8キロ

<ネオブラッドTライト級準決勝/5分3R>
白川洸太:69.85キロ
ダスタン・オムルザオフ:69.85キロ

<ネオブラッドTバンタム級準々決勝/5分3R>
川北晏生:61.0キロ
内山拓真:61.65キロ

<ネオブラッドTフライ級準決勝/5分3R>
田代悠生:56.9キロ
曾我英将:56.6キロ

<ネオブラッドTフライ級準決勝/5分3R>
聡-sDATE:56.45キロ
前田浩平:56.95キロ

<ウェルター級/5分3R>
菊入正行:77.3キロ
三浦広光:77.45キロ

<ライト級/5分3R>
松岡嵩志:70.35キロ
粕谷優介:70.25キロ

<ストロー級/5分3R>
尾崎龍紀:52.4キロ
山北渓人:52.4キロ

<無差別級/5分3R>
佐藤光留:89.7キロ
渕上幹斗:105.8キロ

<フライ級/5分3R>
有川直毅:56.9キロ
山中憲次:56.4キロ

<フェザー級/5分3R>
名田英平:65.95キロ
高橋祐樹:65.35キロ

<フェザー級/5分3R>
狩野優:65.1キロ
林優作:65.55キロ

<ライト級/5分3R>
丸山数馬:70.3キロ
平信一:70.45キロ

<フェザー級/5分3R>
遠藤来生:64.85キロ
中川皓貴:65.9キロ

<女子ストロー級/5分3R>
EDGE:51.75キロ
華蓮DATE:51.4キロ

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MMA News Pancrase322 ブログ 三浦広光 中川皓貴 尾崎龍紀 山北渓人 松岡嵩志 林優作 狩野優 粕谷優介 菊入正行 遠藤来生

【Pancrase322】計量終了 上位3試合に加え、フェザー級Next Gen対決=狩野✖林、遠藤✖中川にも注目

【写真】J-MMAの歴史のなかで今ほど若い力に注視しないといけない時期はない。最後のチャンスぐらいの気持ちで、業界が若い選手を強くしなければならない(C)PANCRASE

26日(土)、東京都新宿区の新宿サンエービル地下1階会議室において、明日27日(日)に江東区USENスタジオコーストで開催されるPancrase3221の計量が行われた。

メインイベントはウェルター級の菊入正行✖三浦広光、セミはライト級の松岡嵩志✖粕谷優介、セミ前に尾崎龍紀✖山北渓人のストロー級が組まれた今大会。


それら上位カードに並び、注目したいのが狩野優✖林優作、遠藤来生✖中川皓貴という東京、名古屋、神戸、札幌からトップ戦線入りを狙うフェザー級のサバイバルマッチだ。

昨年来Ryoの活躍が目立つアップネクスト・フェザー級戦線において、そのRyoに敗れた林、TTFCで中川に敗れた狩野。互いにパンクラス初陣となる遠藤と中川。ともに負けられない2試合、そして勝たなければいけない2つファイトだが、前者がより負けられない、後者がいかに勝つかという気持ちが反映しそうな勝負になるやもしれない。

■視聴方法(予定)
6月27日
午後1時30分~ TIGET LIVE

■ Pancrase322計量結果

<ネオブラッドTフライ級決勝/5分3R>
──
──

<ネオブラッドTライト級準決勝/5分3R>
伊良波:キロ
森井一輝:キロ

<ネオブラッドTバンタム級1回戦/5分3R>
上野惇平:70.6キロ
小川準也:69.55キロ

<ライト級/5分3R>
木村裕斗:66.05キロ
DARANI DATE:65.8キロ

<フェザー級/5分3R>
立成洋太:61.3キロ
上田厚志:61.15キロ

<バンタム級/5分3R>
サイバー遼:61.3キロ
宮島夢都希:61.5キロ

<フライ級/5分3R>
赤崎清志朗:56.75キロ
西村大輝:56.8キロ

<ネオブラッドTライト級準決勝/5分3R>
白川洸太:69.85キロ
ダスタン・オムルザオフ:69.85キロ

<ネオブラッドTバンタム級準々決勝/5分3R>
川北晏生:61.0キロ
内山拓真:61.65キロ

<ネオブラッドTフライ級準決勝/5分3R>
田代悠生:56.9キロ
曾我英将:56.6キロ

<ネオブラッドTフライ級準決勝/5分3R>
聡-sDATE:56.45キロ
前田浩平:56.95キロ

<ウェルター級/5分3R>
菊入正行:77.3キロ
三浦広光:77.45キロ

<ライト級/5分3R>
松岡嵩志:70.35キロ
粕谷優介:70.25キロ

<ストロー級/5分3R>
尾崎龍紀:52.4キロ
山北渓人:52.4キロ

<無差別級/5分3R>
佐藤光留:89.7キロ
渕上幹斗:105.8キロ

<フライ級/5分3R>
有川直毅:56.9キロ
山中憲次:56.4キロ

<フェザー級/5分3R>
名田英平:65.95キロ
高橋祐樹:65.35キロ

<フェザー級/5分3R>
狩野優:65.1キロ
林優作:65.55キロ

<ライト級/5分3R>
丸山数馬:70.3キロ
平信一:70.45キロ

<フェザー級/5分3R>
遠藤来生:64.85キロ
中川皓貴:65.9キロ

<女子ストロー級/5分3R>
EDGE:51.75キロ
華蓮DATE:51.4キロ

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J-CAGE News Pancrase322  ケイリン・メデイロス ブログ ホブソン・タカノ 尾崎龍紀 山北渓人 松岡嵩志 粕谷優介

【Pancrase322】6月大会でストロー級ネオブラ優勝者対決=尾崎龍紀✖山北渓人が決定

【写真】じっくりパンクラスでキャリアアップ、Road to ONEで外敵と──という道を進む山北 (C)MMAPLANET

8日(土)、パンクラスから6月27日(日)に東京都江東区USENスタジオコーストで開催されるPancrase322で尾崎龍紀✖山北渓人のストロー級戦が組まれることが発表されている。

2021年の首都圏でのパンクラス第2戦で2019年ネオブラ・ストロー級優勝の尾崎✖2020年ネオブラ・ストロー級優勝者・山北というフレッシュなサバイバル戦が決まった。


キャリア序盤の黒星先行から7連勝を経て、戦績を9勝6敗とした尾崎は、昨年12月の八田亮戦で99秒ギロチンで敗れており、ウィンニングトラック復帰を賭けた一戦に挑む。

対する山北は今やJ-MMA界に燦然と輝く専修大閥の最新鋭ファイターで、MMAファイターとして力をつけるために学生時代をレスリングに費やし、その成果もありプロでは4連勝──アマ時代から通算14連勝と負け知らず、だ。

今年の2月にはRoad to ONE04で年下ながら格上と見られた安芸柊斗をONEルール特有のがぶってからヒザを効かせ、パウンドアウトしている。修斗もこの敗北を受けて、山北に上位ランカーを用意しているという話も伝わっていたが、パンクラスで5連勝を目指すこととなった。

同大会では既に松岡嵩志✖粕谷優介というライト級ランカー対決、そして無差別級で佐藤光留✖渕上幹斗、さらにはネオブラ・ライト級で白川洸汰✖ホブソン・タカノという柔術食の強いカードが決定している。

そのパンクラス、緊急事態宣言が延長されたなか5月30日のPancrase321はキャパの5割の有観客イベントとして実施する方向で会場側と話をしているということだ。

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