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ACA F1 IRIDIUM MMA o ONE UFC UFC Fight Night   イリル・ラティフィ カイオ・ボハーリョ カーティス・ブレイズ ジャイルトン・アルメイダ セルゲイ・パブロビッチ ブラック ホドリゴ・ナシメント マルチン・プラチニオ モデスタス・ブカウスカス ヴィトー・ペトリーノ

11.4 UFCサンパウロ大会のメインイベントはカーティス・ブレイズ vs. ジャイルトン・アルメイダ/その他複数の試合が判明

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 UFCが11月4日にブラジル・サンパウロのイビラプエラ体育館でFight Nightシリーズの大会を開催することと、メインイベントがカーティス・ブレイズ vs. ジャイルトン・アルメイダのヘビー級マッチになることを発表。UFCがサンパウロ大会を開催するのは2019年11月の『UFC Fight Night 164: Blachowicz vs. Jacare』以来4年ぶり。

 ブレイズは4月の『UFC Fight Night 222: Pavlovich vs. Blaydes』でセルゲイ・パブロビッチに1R TKO負けして以来の試合。現在UFCヘビー級ランキング5位。アルメイダは5月の『UFC on ABC 4: Rozenstruik vs. Almeida』でジャルジーニョ・ホーゼンストライクに1Rリアネイキッドチョークで勝利して以来の試合で14連勝中(UFC戦績5勝0敗)。現在UFCヘビー級ランキング9位。


 同大会でヴィトー・ペトリーノ vs. モデスタス・ブカウスカスのライトヘビー級マッチが行われるとのこと。

 ペトリーノは7月の『UFC 290: Volkanovski vs. Rodriguez』でマルチン・プラチニオに3R肩固めで勝利して以来の試合でプロデビュー以来9連勝中(UFC戦績2勝0敗)。ブカウスカスは6月の『UFC on ESPN 47: Vettori vs. Cannonier』でザック・パウガに判定勝ちして以来の試合で4連勝中(UFC戦績2勝0敗)。


 同大会でカイオ・ボハーリョ vs. ヌルスルトン・ルジボエフのミドル級マッチが行われるとのこと。

 ボハーリョは4月の『UFC on ESPN 45: Song vs. Simon』でミハウ・オレキシェイジュクに2Rリアネイキッドチョークで勝利して以来の試合で13連勝中(UFC戦績4勝0敗)。ルジボエフは7月の『UFC on ESPN 48: Strickland vs. Magomedov』で行われたUFCデビュー戦でブルーノ・フェレイラに1R KO勝ちして以来の試合。


 同大会でホドリゴ・ナシメント vs. ドンテイル・メイズのヘビー級マッチが行われるとのこと。

 ナシメントは2月の『UFC Fight Night 223: Dern vs. Hill』でイリル・ラティフィに判定勝ちして以来の試合で2連勝中。メイズは6月の『UFC on ESPN 46: Kara-France vs. Albazi』でアンドレイ・アルロフスキーに2R TKO勝ちして以来の試合。両者は2020年5月の『UFC on ESPN 8: Overeem vs. Harris』で対戦しており、この時はナシメントが2Rリアネイキッドチョークで勝利しています。続きを読む・・・
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MMA News o ONE UFC   イリル・ラティフィ ホドリゴ・ナシメント

『UFC Fight Night 223: Dern vs. Hill』スプリットデシジョンだった試合のジャッジの採点/主要サイトの採点

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Rodrigo Nascimento defeats Ilir Latifi(MMA Decisions)

 『UFC Fight Night 223: Dern vs. Hill』ホドリゴ・ナシメント vs. イリル・ラティフィのジャッジの採点。Derek ClearyとSal D'Amatoが1,3Rナシメント、2Rラティフィで29-28ナシメント勝利。Jacob Montalvoが1Rナシメント、2,3Rラティフィで28-29ラティフィ勝利でした。

 主要サイトの採点は30-27ナシメント支持1人、29-28ナシメント支持11人、28-29ラティフィ支持1人でした。続きを読む・・・
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MMA News o UFC   ソン・ヤードン ホドリゴ・ナシメント

『UFC Fight Night 210: Sandhagen vs. Song』スプリットデシジョンだった試合のジャッジの採点/主要サイトの採点/サンドヘイゲン vs. ソン4Rまでの採点


Andre Fili defeats Bill Algeo(MMA Decisions)

 アンドレ・フィリ vs. ビル・アルジェオのジャッジの採点。Sal D'AmatoとDerek Clearyが1,2Rフィリ、3Rアルジェオで29-28フィリ勝利。Chris Leeが1Rフィリ、2,3Rアルジェオで28-29アルジェオ勝利でした。

 主要サイトの採点は30-27フィリ支持3人、29-28フィリ支持10人でした。


Rodrigo Nascimento defeats Tanner Boser(MMA Decisions)

 ホドリゴ・ナシメント vs. タナー・ボザーのジャッジの採点。Douglas Crosbyが1,2Rボザー、3Rナシメントで28-29ボザー勝利。Adalaide Byrdが1,3Rナシメント、2Rボザーで29-28ナシメント勝利。Junichiro Kamijoがフルマークでナシメントで30-27ナシメント勝利でした。

 主要サイトの採点は30-27ナシメント支持1人、29-28ナシメント支持12人、28-29ボザー支持1人でした。


 なお、メインイベントのコリー・サンドヘイゲン vs. ソン・ヤードンの4Rまでの採点は、Sal D'AmatoとDerek Clearyが1,2Rソン、3,4Rサンドヘイゲンで38-38。Chris Leeが1Rソン、2,3,4Rサンドヘイゲンで39-37サンドヘイゲンでした。続きを読む・・・
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MMA MMAPLANET o UFC UFN210 アレン・アメドフスキー アンドレ・フィーリ キック グレゴリー・ホドリゲス コリー・サンドハーゲン ジェイク・シールズ ジャビッド・バシャラット ジョセフ・パイファー ジリアン・ロバートソン ソン・ヤードン トニー・グレーブリー トレヴィン・ジレス ビル・アレジオ ホドリゴ・ナシメント ボクシング マフクアンドレ・バリユー ローマ・ルックンブンミー

【UFN210】グレーブリーと対戦、ジャビッド・バシャラット「他のバンタム級ファイターとは違う」

【写真】明晰な頭脳と、タフな精神を持っていそうなジャビッド・バシャラットだった(C)MMAPLANET

17日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN210:UFN on ESPN+68「Sandhagen vs Song」でジャビッド・バシャラットがトニー・グレーブリーと対戦する。

アフガン生まれ、7歳の時に英国へ移住したバシャラットは、弟のファリドが前回のコンテンダーシリーズでUFCとの契約を実現させた。ファイトウィークに弟が人生を賭けたし勝負に挑む。その事実はジャビッドの心理状態にどのような影響を与えたのか等を尋ねた


――2度目のUFCでの試合を土曜日に控えているなか、昨夜のコンテンダーシリーズでは弟さんのファリドが試合をしました。自身の試合があるなかで、弟の人生が懸かった試合がある。戦いになかなか集中できなかったのではないでしょうか。

「もちろん、弟の試合のことは気になったよ。でも、これまでに何度も同じに日に戦う経験を子供の頃からしてきた。同じ週ではなく、同じ日にね。そうやって僕らはキャリアを積んできた。今回は僕にとっても、弟にとっても人生で一番大きな試合という状況だけど慣れたものだよ。こういうのはね。

それに弟の力を信じていたし、間違いなく勝ってUFCと契約できると思っていた。だから何もマイナスになることはなかった。ファリドには『契約が懸かっているからと言って、何か余分なことをする必要はない』と伝えていたんだけど、しっかりとそのアドバイスを守っていたよ。サブミッションやKOが望まれているのは分かっている。でも、弟のスタイルは綺麗で、普通にやれば詰まらない試合にはならない。だから無理矢理フィニッシュを狙い過ぎて、いつもと違う動きをする必要なんてないんだ」

──コンテンダーシリーズだからといって、自分のスタイルを変えてはいけないと。

「もちろん、退屈な試合をしてはいけない。ファリドは普段から、動きで人々を魅了できる。だから、自分の良さを失わないで戦うことが必要だったんだ」

──実際判定勝ちでしたが、フィニッシュできなかったことで契約できないかもという不安はなかったですか。

「ほとんどなかった。弟はやり過ぎることなくフィニッシュを狙っていたし、相手はタフだったからね。いつもフィニッシュできるわけがない。コンテンダーシリーズではフィニッシュが必要というのはその通りだ。でも、狙いすぎてペースを乱した結果、隙ができて負ける選手もいる。当然、安全に戦うことは大切だけど、そこに重きを置きすぎた試合をしてはダメだ。気を抜かないよう、フィニッシュを狙う。そういう試合をファリドはしていたよ」

──結果、UFCとのサインを勝ち取りましたが、ファリドの勝利はジャビッドの背中をさらに押してくれたでしょうか。

「もちろん、そうなったよ。もう弟の試合のことを考えないで済むしね。今はリラックスして、自分の試合に集中している。ただ弟と一緒に勝つことをモチベーションにしていたわけじゃない。戦うのは僕本人、他からモチベーションが得られるようは求めていない。それでも一緒に練習して、弟が自分の戦いをして勝ったのだから、自分もそうできると信じているよ」

──ところでジャビッドはアフガニスタン生まれですが、英国育ちだそうですね。

「20年前、7歳の時にアフガニスタンを離れた。アフガニスタンは内戦状態が続いており、家族が安全に生活できる環境がなかった。父は国を離れることを決め、まずはパキスタンの難民キャンプに身を置き、そこからロンドンに移り住んだんだ。アフガニスタンにいる時は体だけでなく、メンタル面でも常に生き残ることを考えて、凄くタフになれた。そしてロンドンでマーシャルアーツに出会って、新しい人生を見つけることができたんだ。英国が、ロンドンが僕らの人生を変えてくれた。感謝してやまないよ」

──今はそのロンドンを離れて、ラスベガスのエクストリーム・クートゥアーで練習していますね。

「ロンドンを離れたわけじゃない。練習のために来ているんだ。ボクシング、キックボクシング、柔術、レスリングと全ての面で上達させるには、上のレベルでの練習が必要だった。コンテンダーシリーズに出た時にエクストリーム・クートゥアーで練習させてもらい、UFC PIも知った。『あぁ、ここだ。次のレベルに行くには、ここで練習するしかない』と思った。ただ僕はいつも練習しているから、ずっとラスベガスにいることになる(笑)。

楽ではないね。生活のコスト、練習をするのも金が必要だ。そうやって10カ月やってきたので、なかなかハードだよ。でも、将来に向けて僕のスキルは朝の練習ごと、夜の練習ごとに進化している。ジェイク・シールズとデイビー・クーパーのお陰でね」

──バシャラット兄弟の試合を見ていると、しっかりと自分をコントロールして、やるべきことがクリアになって戦うことができているように感じます。

「試合中は何を考えようが、何が起こるか分からないことを理解しているんだ。だから、弟の試合でもコーナーに就くことはない。僕の戦いは僕の戦いで、弟の戦いは弟の戦いだ。集中力を切らさないよう戦うだけなんだ。それは僕の生い立ちのなかで、身に着けることができた能力なのかもしれない。

自分が何をしないといけないのか。自分のすべきことに集中している。運よく、ここまで無敗でこられたけど、自分のやるべきことをやって負ければ、そこから学ぶことは大いにあるはずだ。自分のやるべきことができず、全力で戦えない方が敗北よりも良くないことだと思う。こんな風だから試合前は凄くナーバスになってしまうんだ。

相手を恐れているからじゃない。自分の全てを出して戦えるかどうかという部分で神経質になる。僕が人生を賭けて練習してきたことを、15分で出し切れるのか。出し切れないことを考えると、怖いんだ。簡単なことじゃないからね、相手がいて。その相手も同じに様に全てを賭けて僕を倒そうとしているわけだから」

──ところでエクストリーム・クートゥアーでは、日本人選手と練習することもありましたか。

「イエス、イエス、イエス。タツロー・タイラ、リョー・オカダ。それとレイだ。凄く気持ちの良い連中だよ。リョーはベリーナイスガイだ。そして、皆よく練習をするし。良い練習ができた。レイも良い選手だ。将来有望だよ。レイは練習をしっかりして、パーティーもせず練習で何がデキて、何がデキなかったかをしっかりと分かっていた。とてもスマートだ」

──怜選手は前の日曜日に日本で試合をして、1RでTKO勝ちしています。ジャビッドも続きたいところですが、グレーブリーは力強いテイクダウンを持つレスラーです。ジャビッドは彼に対して、どのようなアドバンテージを持っていると考えていますか。

「全てだ。僕は全てにおいて彼を上回っている。レスリングですら、ね。レイに尋ねてくよ。どれだけ僕はレスリングが強いかのを(笑)。僕はウェルラウディット・ファイターだ。レスリング、グラップリング、打撃、全て僕の方が上だよ。彼はレスリングがベースだから、テイクダウンを狙ってくるだろう。でも、受けて立つよ。テイクダウンを奪われることはない。試合を見て欲しい。

土曜日は、僕が他のバンタム級ファイターと違うところを見せるよ。いつまでもランク外やランクの下の方で戦うつもりもない。すぐにランキングを上げて、大きな契約をして、ビッグマネーを手にするよ(笑)。もちろんタイトル挑戦がすぐに実現するとは思っていない。でも、まだ時間も残されているし、急がない。それに本音をいえばトニー・グレーブリーは最もハードな相手だ。KOパワーがあるし、レスリングが強い。でも何を恐れていない。自分がどれだけのものか、トニー・グレーブリーと戦った確認するんだ」

■視聴方法(予定)
9月18日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN210対戦カード

<バンタム級/5分5R>
コリー・サンドハーゲン(米国)
ソン・ヤードン(中国)

<ミドル級/5分3R>
チディ・ンジュグアニ(米国)
グレゴリー・ホドリゲス(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
アンドレ・フィーリ(米国)
ビル・アレジオ(米国)

<ミドル級/5分3R>
アレン・アメドフスキー(マケドニア)
ジョセフ・パイファー(米国)

<ヘビー級/5分3R>
タナー・ボザー(カナダ)
ホドリゴ・ナシメント(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
アンソニー・ヘルナンデス(米国)
マフクアンドレ・バリユー(カナダ)

<フェザー級/5分3R>
デイモン・ジャクソン(米国)
パット・サバティーニ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
トレヴィン・ジレス(米国)
ルイス・コウシー(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
アスペン・ラッド(米国)
サラ・マクマン(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
ローマ・ルックンブンミー(タイ)
デニース・ゴミス(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
トレイ・オグデン(米国)
ダニエル・セジューベル(メキシコ)

<女子フライ級/5分3R>
マリア・アガポヴァ(カザフスタン)
ジリアン・ロバートソン(カナダ)

<バンタム級/5分3R>
トニー・グレーブリー(米国)
ジャビッド・バシャラット(アフガニスタン)

<ライト級/5分3R>
ニコラス・モッタ(ブラジル)
キャメロン・ヴァンキャンプ(米国)

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BELLATOR o TJ・ディラショー UFC アレン・アメドフスキー カイラー・フィリップス キック グレゴリー・ホドリゲス ジリアン・ロバートソン ダナ・ホワイト トニー・グレーブリー ピョートル・ヤン ホドリゴ・ナシメント マリヤ・アガポワ マルロン・モラエス

UFC on ESPN+68:オッズ/予想と展望

コーリー・サンドヘイゲン 1.53
ソン・ヤドン 2.60
チディ・エンジュクアニ 1.83
グレゴリー・ホドリゲス 2.00
アンドレ・フィリ 1.80
ビル・アルジオ 2.05
ジョー・パイファー 1.23
アレン・アメドフスキー 4.50
タナー・ボーザー 1.61
ホドリゴ・ナシメント 2.40
アンソニー・ヘルナンデス 1.57
マルク・アンドレ・バリオー 2.50
デイモン・ジャクソン 2.50
パット・サバティーニ 1.57
トレヴィン・ジャイルス 1.48
ルイス・コシ 2.80
アスペン・ラッド 1.71
サラ・マクマン 2.20
デニーシ・ゴメス 2.75
ローマ・ルックブンミー 1.49
トレイ・オグデン 3.55
ダニエル・ゼルフーバー 1.33
マリヤ・アガポワ 2.35
ジリアン・ロバートソン 1.65
トニー・グレーブリー 2.35
ジャビッド・バシャラート 1.65
ニコラス・モッタ 1.53
キャメロン・ヴァンキャンプ 2.60

メインはバンタム級ランカー対決。4位サンドヘイゲンに10位のソン・ヤドンが挑む。

元キック王者サンドヘイゲンは、現王者スターリングにはテイクダウンからのチョークで秒殺負けしたが、マルロン・モラエス、フランク・エドガーのトップランカーには連続KO勝ち。昨年7月に、元王者でドーピングによる2年の出場停止明けのTJ・ディラショーと対戦。接戦となったが、ディラショーがブランクを感じさせない動きで、サンドヘイゲンは組まれてスタンドバックを奪われる展開でスプリット判定負け。ディラショーの負傷により暫定王座決定戦のチャンスが巡ってきたが、ピョートル・ヤン相手に前半は打撃でリードしていたものの、後半ギアを上げてくるヤンにダウンを奪われ、そのまま引っくり返されての判定負けで連敗中。

相手の中国No.1プロスペクト・ヤドンはまだ24歳。打撃は強いがテイクダウンされた後の対処に難がある選手。UFCと契約後は相性がいい相手との試合が続き、打撃で圧倒する試合が出来ていたが、相手のレベルが上がるにつれて苦戦するようになり、7戦目のカイラー・フィリップスにはついに判定負け。そこから徐々にテイクダウンディフェンスを向上させてきて、前回は元タイトル挑戦者のマルロン・モラエスに1RKO勝ち。今アジアの男子UFCファイターではもっともタイトル挑戦に近い存在。つまりは、バンタム級アジア最強ファイターということになる。

連敗中のサンドヘイゲンだが、ヤンは別格として、ディラショー相手には内容では負けていなかったし、評価は落ちていない。打撃だけでなく、グラウンドも向上してきている。対するヤドンは、UFCで初めて打撃で上を行くであろう相手との対戦に。得意の打撃で上回れない相手に新たな引き出しを見せるのか、それとも打撃で真っ向勝負するのか。相性はかなり悪い相手だと思うが、オッズはアンダードッグであるものの、そこまでの大差ではない。

期待感は大きいヤドンだが、相性の悪さを考えて、サンドヘイゲンが圧倒しての判定勝ちと予想。

セミはBellatorで8戦していながら、コンテンダーシリーズからUFC契約を決めた遅れてきたルーキー・エンジュクアニが抜擢。今年2月のUFCデビュー戦で16秒KO勝ち、5月の2戦目も1RKO勝ちしているストライカー。相手のホドリゲスはUFC3勝1敗で、柔術ブラジル王者にもなっているグラップラーだが、UFCでは2度のKO勝ちもあり、トータルファイターになりつつある選手。しかし、どちらもまだ前座~中堅クラスの選手。

メインカードでUFCデビューを飾るのは、7月のコンテンダーシリーズで勝利したばかりのジョー・パイファー。今年のコンテンダーシリーズ開幕戦では、アグレッシブな攻めから2RKO勝ち。他の試合がディフェンシブの試合が多かったことから、試合後のダナ・ホワイトが「UFCと契約したければパイファーのような試合をしろ」とまくしたてていた。なお、2年前にもコンテンダーシリーズに出場しているが、優勢に試合を進めていたところで、タックルでテイクダウンを奪われた際に腕をついて肘を脱臼して負傷TKO負けしている。

デビュー戦でいきなり今大会1番のフェイバリットになっているパイファーだが、相手のアメドフスキーがUFC0勝3敗というのも影響しているか。また、コンテンダーシリーズでパイファーを破ったダスティン・シュトルツフスも、UFCデビュー後は1勝4敗と苦しんでいる。

第1試合開始は18日朝5時。再来週はイベントがないため、今月最後のUFCとなる。速報します。

 

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DEEP MMA UFC キック ホドリゴ・ナシメント

UFC on ESPN+57:第2試合・ドンテイル・メイエス vs. ジョシュ・パリジャン

ヘビー級。

柔道で州王者になったメイエスMMAに転向するとキャリア1年半、3勝1敗でコンテンダーシリーズに出場するもKO負け。翌年はKO勝ちがしたが契約ならず、さらに翌年、今度は1RKO勝ちしてUFCと契約を果たす。初戦は現暫定王者のシリル・ガーンで、テイクダウンされいいところなく攻められた上に、最後は残りわずかでヒールホールドをかけられタップアウト負け。2戦目はホドリゴ・ナシメント相手にやはりいいところ無く一本負け。しかし前回はDEEPメガトン級王者ロッキー・マルティネス相手に2Rまでテイクダウン・打撃で攻めての判定勝ちでUFC初勝利。

パリジャンもまたロッキー・マルティネスを通過した男。TUF28敗退、コンテンダーシリーズ勝利を経てUFCと契約し、初戦はすぐスタミナ切れしてパーカー・ポーターに判定負け。2戦目はメイエスに敗れた後のロッキー・マルティネスと対戦し、1Rはパンチで攻められたが、2Rはケージ押し込みで攻め、3Rは僅差だったがスプリット判定勝ちした。

間合いを詰めるパリジャン。メイエスタックルへ。四つから転がしテイクダウン。パリジャン下から蹴り上げ。寝ているパリジャンの足をサバいて押さえ込んだメイエス。パリジャンケージを使って龍が、メイエスボディロックからまたテイクダウン。ハーフで押さえ込まれるパリジャンだが脇を差して起き上がり立った。なおもケージに押し込むメイエス。ダブルアダーフックから反り投げでテイクダウン。クルスフィックス。顔面に肘を落としていく。さらにアメリカーナを狙うメイエスだが、パリジャンは足を一本絡んでハーフにして凌いだ。残りわずかで膝十字を狙ったメイエスだがホーン。

1Rメイエス。最後にせっかくだから極めを狙いに行くという姿勢は良い。パリジャンは簡単にテイクダウンを取られすぎだし、グラウンドでは一方的。

2R。パリジャンのカーフキックでバランスを崩したメイエスだが、飛び膝を打ち込むと、ケージ際まで下がったパリジャンにパンチの連打からシングルレッグ。テイクダウン。パリジャンサイドを取られるが、下からキムラを狙う。しかし外れた。亀になりすぐ立ったパリジャン。逆にケージに押し込んでダブルレッグへ。尻クラッチから外掛けで倒そうとしたが、メイエスこらえてパリジャンが下に。ハーフ。肘を入れるメイエスだが、パリジャン下からまたキムラを狙う。腕を抜いて外したメイエス。肘。残り1分でマウント。パリジャン亀になる。バックからパンチを入れていくメイエス。寝かせてサイドに回ったメイエス。上四方の体勢から顔面に腰のあたり(ファールカップ?)を打ち付けるメイエス。ホーン。

2Rメイエス。パリジャン、グラウンドで下になるとさっぱりなのに、雑なテイクダウン狙いで自分から下になってしまった。

3R。KOするしかないパリジャンが出ていくが、メイエスが鋭い前蹴り・飛び膝で距離を詰める。ケージ際でバック肘を放ったパリジャンだが、メイエスに組み付かれるとまた簡単にテイクダウンを許す。サイド。下から足関を狙い、メイエスが離れたところで蹴り上げ。距離ができたところで柔術立ちするが、立ち際にまた組み付かれた。スタンドでバックに回ったメイエスが投げてテイクダウン。パリジャン自ら亀に。ここまで来たらフィニッシュしたいメイエス。サイド。クルスフィックス。肘連打。パリジャンブリッジで動こうとするが動けず打たれ続ける。レフェリーのハーブ・ディーンが試合を止めた。

グラウンド・テイクダウンディフェンスがさっぱりのパリジャンが相手で楽な試合になったメイエス。ここまで簡単に倒せない相手だとどうなるか。

パリジャンはこれで1勝2敗だが、仮に4度目のチャンスを与えられても、相手がよほどレベルが低くないと厳しいか。

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Report UFC UFC ESPN26 アラン・ボドウ ブログ ホドリゴ・ナシメント

【UFC ESPN26】初回攻勢のアラン・ボドウが2Rに失速、ナシメントがパンチを纏めてTKO勝ち

<ヘビー級/5分3R>
ホドリゴ・ナシメント(ブラジル)
Def.2R1分29秒by TKO
アラン・ボドウ(フランス)

左ジャブを伸ばすボドウ、ナシメントが左フックを当てる。左に回り、ワンツーからローを蹴ったボドウはジャブの差し合いからワンツーで前に出る。ボドウは右オーバーハンドから左を入れるとナシメントがクリンチへ。ボドウはケージに押し込むが、体を入れ替えられる。ボディロックからナシメントがテイクダウンを狙い、小外掛けもボドウが内股で耐える。

残り2分、ダブルレッグを潰して上を取ったボドウが重いパウンドを落とす。さらに立ち上がって殴ったボドウに対し、ナシメントがシングルからダブルでケージに押し込む。ボドウがエルボーを連打すると、ナシメントが頭を起こしてダブルレッグを諦める。それでもケージに押し込まれた状態が続いたボドウだが、残り30秒で離れたナシメントに右オーバーハンドからコンビネーション、アッパーを打ち込む。ナシメントが嫌がり、組んだところで時間となった。

2R、左リードフックから右を当てたボドウ。ナシメントもフックを返すが、左ローが急所に当たり試合が中断される。しゃがみこんで回復を待ったボドウは再開後に左ジャブ、右オーバーハンド、左フックを当てる。前に出るナシメントが左ジャブ、ボドウは疲れたか一気に動きが落ちる。右を被弾し組みに行ったボドウは、押しかえされストレート、フック、そして右アッパーを連打されるとしゃがみ込み──TKO負けとなった。


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MMA UFC UFC ESPN26 アラン・ボドウ アンデウソン・ドスサントス イスラム・マカチェフ ジェレミー・スティーブンス セルゲイ・モロゾフ チアゴ・モイゼス ホドリゴ・ナシメント マイルズ・ジョンズ マテウス・ガムロ マリオン・ルノー ミーシャ・テイト

【UFC ESPN26】喧嘩組技師マテウス・ガムロ、ジェレミー・スティーブンス戦へ「3R、ドミネイトしたい」

【写真】KSW時代にクレベル・コイケ、マンソール・ベルナウイ、ノーマン・パークらと国際戦で勝利してからのUFC入りだったマテウス・ガムロ(C)Zuffa/UFC

17日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN26でマテウス・ガムロが、ジャレミースティーブンスと戦う。

KSWフェザー級&ライト級王者として、ADCCに出場経験もあるグラップラーながら、近年は打撃中心の非常に荒々しい試合をしてきたガムロ。トラッシュトークを仕掛けた対戦相手に、ケージの中で謝罪を求めるなど、ちょっと面倒くさい性格の持ち主かと想像していたが、全くケージの中とは雰囲気が違っていた。

ポーランド国内で確固たる地位を築いたガムロが、UFCで戦う意義とは──。


──2016年10月、ヘナト・ゴミス戦でクロスヒールからサドル&内ヒールを極めて以来、インタビューをしたいと思っていたマテウスの話をついに聞くことができて非常に嬉しいです。

「おお、ありがとう。そんな頃から僕の試合を視てくれていたなんて、逆に僕の方こそ嬉しいよ」

──UFCで3試合目になり、ようやく実現しました。今の状態は?

「絶好調だよ。これから減量があるけどね(笑)(※取材は現地14日に行われた)。ジェレミー・スティーブンスのようなビッグネームと戦えることにエキサイトしているよ。この素晴らしい機会を得て、ハードトレーニングをしてきた。

ジェレミーは本当に経験豊かなファイターだ。凄くパンチ力がある。でも、穴もあるからストライカー✖レスラーのタフな戦いになるだろう。オクタゴンで彼と向き合うことが楽しみでならないよ」

──マテウスの最近の試合を見ているとレスラーというか、もうグラップラーではなくてストライカーのように感じます。

「サンキュー。僕らはコンプリートファイターにならないといけない。そのために毎日ハードな練習をしてきた。勿論、最高の試合結果はKOしたり、一本勝ちすることだけど、ジェレミーのような相手と戦うのだから、どんな局面になっても大丈夫なように準備してきたよ。

3R、15分間ドミネイトしたいと思う、ベスト・バージョンのマテウス・ガムロを見てほしい。ジェレミーのようなタフな相手と戦うために、僕はUFCにやってきたんだ」

──ポーランド国内では最高の知名度を誇るKSWでトップ中のトップとして戦ってきたマテウスですが、今言われたように強い相手を求めてUFCと契約したということでしょうか。

「KSWはポーランドだけでなく、ヨーロッパ最大の団体だよ。素晴らしい大会を続けてきたし、2階級のベルトを巻いてKSWの歴史を創ったことは誇りに思う。でもファイターにとっては、UFCが最大・最強のプロモーションなんだ。UFCのチャンピオンが、本当の意味で世界チャンピオンだ。僕はその座を狙うために、UFCと契約したんだよ。

国内で人気者になるのも良いだろう。でも世界的に見えてみると、結局のところUFCファイターが一番知名度が高いんだ」

──そのUFCデビュー戦ではまさかの判定負け、2戦目で初勝利を手にしました。初戦は戸惑うことなどあったのでしょうか。

「ファイターとしては、やることは変わらない。ケージのなかで戦うだけだよ。ただUFCで初めて戦った時は3カ月で3試合目だったから、ちょっと体がくたびれていたね。それにあの試合はグラム(クタテラデス)に負けたわけじゃない。ジャッジに負けたと思っている」

──裁定に納得がいっていないということですね。

「もう終わったことだけど、そういうことだよ」

──そのあたりは、ケージの中で見せる勝利へ拘りとちょっとした荒々しさを思い起こさせますが、普段は全く違う雰囲気なのですね。

「アハハハハ。そりゃそうだろう」

ZOOMインタビューでは、かなり厚めのレンズを眼鏡をかけていたガムロ

──正直ノーマン・パーク戦の時のような感じだと、インタビューしづらいなと思っていました(笑)。

「僕はごくごく普通の人間だよ(笑)。ノーマン・パークはトラッシュトークが過ぎた。それに対して、こっちも応えただけだから。ノーマン・パークはああやって試合を盛り上げようとしていることも分かっているけど、やり過ぎた。僕には家族がいて、子供が2人いる。だから、普通の父親でいたいんだ。口撃するなら、戦う相手だけを標的にすれば良い。

でもアイツは僕の家族にまで、色々と言った。あれは許される行為じゃないよ。ノーマン・パークにとっては、それもゲームの一環なんだろうけど、許されることと許されないことがあるからね」

──だから決着戦を終えて、マイクで謝罪を求めたのですか。

「僕と彼は友達でもなんでもない。でも、一言謝ってくれれば、それで終わりにデキる。握手して、ありがとうって言えるようになるんだ。僕は自分の道を進み、ノーマン・パークにはノーマン・パークの人生を進んで欲しい。でも、そう思えるようになるためにも謝罪は必要だったんだ」

──なるほど、ケジメだったのですね。なんとなくマテウス・ガムロという人が分かったような気がします。ところで、UFCにはドゥリーニョのようにMMAとグラップリングを並行して戦う選手もいますが、マテウスは以前のように組技マッチを戦うことはないのでしょうか。

「もちろん組技は今でも大好きだし、MMAのなかでまたレッグロックを極められるように練習も続けている。僕は過去にADCC欧州予選で2度勝って、ムンジアルにも2度出ている。柔術のことは今でも愛しているし、全てのサブミッションが大好きだ。

KSW時代は大会のなかでグラップリングマッチも戦っている。でも、今はMMAにフォーカスしたい。MMAとグラップリング、2つのゴールを持つと、練習スケジュールもMMA用とグラップリング用に分けないといけなくなるし。やることが増えて混乱してしまう。そんな風にならないためにもゴールはを1つしか持たない。UFC世界ライト級のベルトというね」

──そのためにも、スティーブンス戦に勝利してステップアップしたいです。土曜日はどのような試合をファンに見せたいですか。

「皆にはファッ〇ン・ウォーを見せたい(笑)」

──マテウス、今日はありがとうございました。激しい試合と足関節、期待しています。

「僕の方こそインタビューをしてくれて、ありがとう。キョージ・ホリグチ、そしてクレベル・コイケという友人がいる日本のことが僕は大好きなんだ。日本のファンにも僕の試合を見て応援してほしいね」

■視聴方法(予定)
7月18日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS


■UFC ESPN26計量結果

<ライト級/5分5R>
イスラム・マカチェフ: 155.5ポンド(70.53キロ)
チアゴ・モイゼス: 156ポンド(70.76キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
マリオン・ルノー: 136ポンド(61.69キロ)
ミーシャ・テイト: 135ポンド(61.24キロ)

<ライト級/5分3R>
マテウス・ガムロ: 155.5ポンド(70.53キロ)
ジェレミー・スティーブンス: 156ポンド(70.76キロ)

<ミドル級/5分3R>
ホドウフォ・ヴィエイラ: 186ポンド(84.37キロ)
ダスティン・ストーツフス: 185.5ポンド(84.14キロ)

<フェザー級/5分3R>
ビリー・クゥアンティロ: 146ポンド(66.22キロ)
ガブリエル・ベニテス: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ダニエル・ロドリゲス: 171ポンド(77.56キロ)
プレストン・パーソンズ: 169.5ポンド(76.88キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
アマンダ・レモス: 115.5ポンド(52.38キロ)
モンステラ・ルイス: 113.5ポンド(51.48キロ)

<バンタム級/5分3R>
カリド・タハ: 135.5ポンド(61.46キロ)
セルゲイ・モロゾフ: 135ポンド(61.24キロ)

<バンタム級/5分3R>
アンデウソン・ドスサントス: 135.5ポンド(61.46キロ)
マイルズ・ジョンズ: 135.5ポンド(61.46キロ)

<フライ級/5分3R>
フランシスコ・フィゲイレド: 125.5ポンド(56.92キロ)
マルコム・ゴードン: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ホドリゴ・ナシメント: 259ポンド(117.48キロ)
アラン・ボドウ: 246ポンド(111.58キロ)

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【UFC ESPN26】ここからが本番、UFC2戦目に挑むアラン・ボドウ「マッハ道場を代表して戦う」

【写真】ある意味、デビュー戦よりも大切なオクタゴン2戦目に挑むアラン・ボドウ (C)MMAPLANET

17日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN26「Makhachev vs Moises」でアラン・ボドウがオクタゴン2戦目=ホドリゴ・ナシメント戦に挑む。

かつてマッハ道場に在籍し、HEATではライトヘビー級とヘビー級のチャンピオンになっているボドウは、昨年10月にUFCデビューを果たした。95秒でトム・アスピナルに敗れるという結果に終わったが、あの試合はオファーを受けることに大きな意味があった。勝負という意味では、今回からがボドウのUFCファイター人生の第一歩となる。

試合を3日後に控えたボドウをZOOMでインタビューした。


──ボドウ選手、インタビューは英語か日本語どちらで行いましょうか(笑)。

「う~ん、エイゴ」

──分かりました(笑)。GrandslamやHEATで活躍していたボドウ選手ですが、いつの間にかその名を日本で聞くことがなくなっていました。

「確か4年前かな、2017年だよ。妻が妊娠してフランスに戻ることを決めたんだ。2018年にマッハ祭りで戦った時はフランスから日本に行って試合をしたんだよ」

──そうだったのですね。いずれにせよ、昨年10月ボドウ選手のUFCデビューが決まり、凄く驚くとともに嬉しかったです。

「あの時はチームメイトのシリル・ガンヌのセコンドでアブダビにいたんだ。そうしたら出場予定選手がコロナで陽性になり、5日前にオファーがあった。

凄く興奮したけど試合まで5日間、しかもコロナの影響で半年間もしっかりとした練習ができていなかったから、少し躊躇したよ。でもコーチと相談したら『こんな重要な試合を逃しちゃいけない。やろう、アラン』と言ってくれて」

──そうですね、初戦の勝敗の結果に問わずUFCと契約できるわけですから。2戦目からが本当の勝負ということもできます。

「その通りだよ。今回はしっかりと練習してきたし、フィジカルもメンタルもテクニック面もバッチリだよ。十分に準備できている」

──デビュー戦はアラン・ボドウであっても、アラン・ボドウではなかったです。

「今回は前回と違い、自信がある。一旦延期されたけど5月に決まっていた試合だし、シリル・ガンヌや他のヘビー級ボクサーとも厳しいトレーニングをしてきたからね。この試合が僕のレガシーを残す一歩になるんだ」

──所属するMMAファクトリーは凄く良いジムだと、中原由貴選手が話してくれたことがあります。

「日本との一番の違いは、大きな選手がいるということ。僕のようなサイズの練習相手がいなくて、やはり重量級の選手とトレーニングしないと成長できないからね。

それとヨーロッパは日本より打撃が強い。日本ではたくさんグラップリングの練習をしてきたけど、パリではガンガン打撃の練習をしている。あと……ジムの広さも違う。日本のジムは小さかった。ただし、その分だけマッハ道場はとてもフレンドリーなジムで皆が家族のようだったよ。

こないだもナカハラとは連絡を取ったばかりだし、マッハ道場の仲間が今回の試合に向けて、たくさんのメッセージを送ってくれた。今も頻繁に日本の友人とはやりとりを続けているんだ」

──それは良かったです。では対戦相手のホドリゴ・ナシメントの印象を教えてください。

「良いグラップラーだと思う。レスリングもできる。でも僕の方がスピードがある。それに今回の試合に関しては、テイクダウン・ディフェンスにも時間を割いて練習してきた。壁際、ケージ中央を問わずにね。全てのテイクダウンを切って、打撃で戦おうと思う。凄く自信があるよ。

勝っても負けても、良い試合をしたい……と言いたいところだけど、連敗は許されない。絶対に勝つ」

──ボドウ選手、今日はありがとうございました。では最後に日本のMMAファン達にメッセージをお願いします。

「日本では長い間UFCが開催されていないけど、日本のMMAは死んでいない。日本のMMAのさらなる発展を願っているので、皆も僕を応援してほしい。僕はMMAファクトリーだけでなく、マッハ道場を代表してUFCで戦うから」

■視聴方法(予定)
7月18日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS

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