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【UFN186】2018年7月のルイス✖ガヌーを想いださせる退屈な試合でガンヌがホーゼンストライクに勝利

<ヘビー級/5分5R>
シリル・ガンヌ(フランス)
Def.3-0:50-45.50-45.50-45
ジャイルジーニョ・ホーゼンストライク(スリナム)

サウスポーのガンヌが右ジャブを当てる。ホーゼンストライクは左右のフックで前に出るも、ガンヌはステップバックしオーソに構えて左ジャブ、すぐにサウスポーに戻す。再び左手前の構えになったガンヌが左ジャブ、スイッチして右ジャブを放っていく。間合いの探り合い、タイミングを計る両者。ガンヌが右ボディを入れるが、直後の左の蹴りをキャッチしたホーゼンストライクがフックで前に出る。

ガンヌは左ミドルを入れ、スイッチして右を伸ばす。ここから組んだガンヌがケージに押し込みシングルからダブルに移行してテイクダウンを奪った。

2R、ローから右ジャブを伸ばすガンヌ、ホーゼンストライクが待ちが過ぎる。ガンヌの単発のジャブを見せ、スイッチ&ステップというなかで左ジャブから右ローを入れる。右を伸ばし、ローを蹴ったホーゼンストライクがアイポークがあったとアピールする。ジャブを当て、ホーゼンストライクの踏み込みにシングルレッグを仕掛けたガンヌがケージに。

左を差して崩したガンヌが、バックに回ってRNC。ホーゼンストライクは正対して、離れる。ここから特に攻防はなくラウンドが終わった。

3R、開始直後にガンヌが左ストレートをヒット。関節蹴りから左ハイを見せたガンヌが、左ジャブを伸ばす。ガンヌの動きに反応して、手を出したいホーゼンストライクだが、その反応で手一杯なのか攻撃を仕掛けることが極端に少ない。ガンヌはロングフックを見せ、ホーゼンストライクが同じように返すと、再び両者が待ちの姿勢に。

一発のあるヘビー級故に見られる、完全なお見合いマッチはガンヌが左ハイ、右前蹴りを単発で繰り出す。終盤、ガンヌがワンツーからローを蹴ると、ホーゼンストライクがアイポークをレフェリーがアピール。負のスパイラル、ファイトにならない戦いが続いた。

4R、ここもガンヌが左のパンチを伸ばし、テイクダウン狙いの動きを見せる。ヒザ蹴りヲキャッチしたホーゼンストライクが左右のフックも、届かない。右ジャブ、前蹴りのガンヌはテンカオを繰り出すと、これが急所に。再開後、ガンヌの右とホーゼンストライクが左が交錯も、ここから再びお見合いとなりガンヌが左をヒットさせる。ホーゼンストライクはローを返すが、ほぼほぼ何もなく試合は最終回に。

5R、右ジャブから左ハイを繰り出したガンヌが、手数が増えてボディにストレート、右ジャブと攻撃を続ける。ホーゼンストライクがケージを背負い、訪れるのか一発で勝負が決まる瞬間を待つ。ここでガンヌが組んでケージにホーゼンストライクを押し込む。離れてジャブを放つガンヌに対し、ホーゼンストライクは自ら動きことが22分戦ってても──ない。

ローを掴んでいったホーゼンストライクをケージに押し込んだガンヌは、残り1分になるとエルボーを見せて離れ──直後にダブルレッグからバックに回る。テイクダウンを決めたガンヌ、直ぐに立ったホーゼンストライクが胸を合わせる。このままガンヌがホーゼンストライクを金網に押し込み、試合終了。ガンヌがフルマークの判定勝ちを手にしたが、2018年7月のデリック・ルイス✖フランシス・ガヌー戦のデジャブのような退屈な試合だった。


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Report UFC UFN ESPN+44 UFN186 ニキータ・クリロフ ブログ マゴメド・アンカラエフ

【UFN186】初回は組み負けた感があったアンカラエフが、2&3Rを取りクリロフから判定勝ち

<ライトヘビー/5分3R>
マゴメド・アンカラエフ(ロシア)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ニキータ・クリロフ(ウクライナ)

右を打って組みついたクリロフがバックに回る。テイクダウン狙いに、2度ケージを掴んだアンカラエフだが、前の試合のシウバと違い口頭注意に収めっている。左足を束ねられながら、ヒザ立ち状態から立ち上がったアンカラエフはハイクロッチを切って距離を取ることに成功する。

ミドルを蹴らながらアンカラエフが右フックを当て、アッパーを打っていく。クリロフは右ミドル、右ハイを見せる。右から左フックを見せたアンカラエフに対し、クリロフもワンツーを当て返す。蹴りを交えて近い距離でもパンチを出すクリロフに対し、アンカラエフが右フックで待ち受け、左ストレートを伸ばす。最後の10秒で組んだアンカラエフだが、テイクダウンは奪えず初回が終わった。

2R、右フックから突っ込んだクリロフだが、押し返され姿勢を乱す。前蹴り、ミドルからパンチのクリロフに対し、アンカラエフがしっかりと間合を図りカウンターを狙う。右リードフックを入れたアンカラエフはダブルレッグを切り、フックにもハイを蹴っていく。さらに首相撲からヒザ蹴り、離れたところで左ミドルを入れたアンカラエフが踏み込みに右を合わせる。

圧で上回るアンカラエフは、後ろ回し蹴りにテイクダウンを合わせる。クリロフのバタフライガードからスイープ狙いで煽られたアンカラエフだが、トップからコントロールは仕切れない。シッティングからダブルレッグに出たクリロフ、アンカラエフがスプロールして上を取り直す。クリロフはニーシールドも、エルボーを落とされ時間に。

最終回、ワンツーから左ミドルを繰り出すクリロフ。スピニングバックフィスト狙いから蹴りを繰り出すが、右を被弾してケージの前を回り、テイクダウン狙いも振り払われる。アンカラエフはここで組みを選択し、ケージにクリロフを押し込む。ボディロック&右を差したアンカラエフが、大内刈りで尻もちをつかせる。

立ち上がったクリロフだが、ボディロックから逃れることができず再び下にされると、けージを背負った状態で左のパンチを打たれる。そのまま背中を預けたクリロフにパンチを落としコントロールしたアンカラエフが3-0 の判定勝ちを収めた。


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Report UFC UFN ESPN+44 UFN186 ブログ マイラ・ブエノ・シウバ モンタナ・デラロサ

【UFN186】金網掴みの反則減点も、ヒザ&ヒジでデラロサをボコったシウバ──マジョリティドローに

<女子フライ級/5分3R>
マイラ・ブエノ・シウバ(ブラジル)
Draw.1-0:28-27.28-28.28-28
モンタナ・デラロサ(米国)

シウバの右カーフに対し、デラロサがワンツーを入れる。シウバは首相撲&ヒザ蹴り、離れたデラロサを再び首相撲で捕えると、シングルレッグにギロチンを仕掛ける。そのままテイクダウンを決めたデラロサは、スクランブルでバックに回る。シウバはキムラクラッチも、胸を合わせる選択をする。シウバはシングルにパワーギロチン、頭を抜いたデラロサがダブルレッグに移行する。

シウバはここでケージを掴んだ行為で、減点1Pの宣告を受ける。スタンドで再開となり、首相撲からヒジ&ヒザを見せたシウバだが、デラロサは離れてワンツーの右を打ち込む。ここからシングルレッグに出たデラロサは、エルボーを被弾して離れるとヒザを突き上げられる。再びシングルをヒジ打ちで切り抜けたシウバだったが、デラロサは一旦離れて即ダブルレッグでケージに押し込んでいく。スピニングバックエルボーをかわし、デラロサが押し込み返し初回が終わった。

2R、サウススポーで左ストレート、オーソに戻しジャブを伸ばしたデラロサ。蹴りをキャッチしたシウバが左ハイを入れる。さらにヒザ蹴りを突き上げたシウバは、デラロサのダブルレッグからのボディロックテイクダウンを切り返し、トップを奪取する。蹴り上げにも鋭いパウンドを落としたシウバは、ニースライスパスを狙う。

デラロサは足を戻すも、勢いのある腹へのパンチを2発受ける。立ち上がってスタンドを選択したシウバは疲れた感のあるデラロサにボディショット、ハイキックを繰り出す。テイクダウンの踏み込みが弱くなったデラロサは、首相撲から腹にヒザ、顔面にエルボーを被弾する。必死にシングルから、ダブルに捕えたが魂のテイクダウンに成功する。

と、一気に弱気の表情を浮かべたシウバは、殴られマウントを許す。クォーターマウントでパンチを入れるデラロサが上体を起こしてエルボーを落とし、肩固めへ。エビで逃れたシウバだが、マウントから殴られた状態でラウンド終了を迎えた。

最終回、一旦頭を取ったシウバは、デラロサが離れたところでハイキックを2発放つ。ヒザ、ミドルとスタンドの圧力は抜群のシウバに対し、デラロサはここもシングルレッグへケージに。シウバはヒジを顔面に入れ、ニンジャチョークへ。頭を抜いたデラロサはテイクダウンに成功するも、すぐに立ち上がったシウバがパンチ、ヒザを当てる。

流血のデラロサは、ここもケージへ押し込み両ワキを差す。スペースを作り、ヒザを入れたシウバ。距離を潰して押し込むデラロサ。体力、精神的に厳しい戦いで、減点のあるシウバは打撃で圧倒する必要がある5分の大半をケージに押し込まれてしまう。金網にもたれて左右のヒジを入れたシウバだが、最後の45秒で離れたデラロサが蹴りヲキャッチしてテイクダウンを決める。

クローズドを取ってエルボーを入れるシウバだが、流血&左目の周囲を大きく腫らしたデラロサが忍耐のファイトでタイムアップへ。減点があったシウバだが、ヒザとエルボーでドローに持ち込むこととなった。


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Report UFC UFN186  グラチアン・サジンスキ ジミー・リベラ ブログ ペドロ・ムニョス

【UFN186】カーフを効かされても、覚悟のボクシング勝負を仕掛けたリベラがムニョスに判定負け

<バンタム級/5分3R>
ペドロ・ムニョス(ブラジル)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
ジミー・リベラ(米国)

左ジャブから左ハイを蹴ったムニョスがバランスを崩す。立ち上がってローを蹴り、右フックをムニョスが放った直後に、リベラが右フックを当てる。ローにパンチを合わされ、ガードしているにも関わらずスリップして尻もちをついたムニョスは、立ち上がると左フックを当てられても右カーフを続ける。リベラはワンツーから右、ムニョスの左フックに左フックを合わせる。

リベラのシングルレッグを体を捻って足を抜いたムニョスが、右ミドルを蹴る。ワンツーからの右フックのリベラ、今度はムニョスが右フックを打ち返す。リベラはさらに左右のフックを続ける。リベラのワンツーから右フックに、ムニョスも右フックを打ち返す。力の入ったパンチの交換のなかで、リベラは右カーフを効かされるようになる。体が崩れるようになったリベラは左ジャブから前に出るが、カーフだけでなく左ジャブの餌食となる。左フックはかわしたリベラが左ショートを当てる。カーフを被弾した後にワンツーを入れたリベラだが、ポイントだけでなくダメージを受けた状態で初回を終えることとなった。

2R、コーナーのルイス・ゴーディノーからチェックしろという指示を受けたリベラはジャブの差し合いから、カーフをキャッチしてテイクダウンを決める。ムニョスはサドルを創り、内ヒールへ。体を捩じり立ち上がったリベラが、左右のフックをコンビで入れる。前蹴りにもワンツーを合わせるリベラは、カーフにも右を打っていく。さらにリベラは右ハイには軸足払いを繰り出したが、直後にカーフで体が崩れる。

ムニョスは近い距離でハイキック、ブロックしたリベラがカーフで姿勢が乱れる。それでもダブルのジャブで前に出たリベラは、右フックの打ち合いカーフを掴みに行く。相当に前足を効かされているリベラは、蹴られるとマットに両手をつくシーンが目立って来る。残り1分、リベラはカーフを掴みつつ右フックを当て、ムニョスもカーフ一本槍でなくフックの打ち返して試合は最終回へ。

3R、思い切りフックを振りまわし、前に出るリベラ。カーフで蹴られ、姿勢が乱れたまま右オーバーハンドを伸ばす。ムニョスはスイッチを織り交ぜ、右前蹴り。フックを受けても、右カーフを蹴る。さらにハイ、三角と蹴りを散らすムニョスがカーフを入れる。と、ローがリベラの急所に入り試合が中断する。直ぐに再開され、リベラが右フック、右アッパーをヒット。ムニョスはカーフを多用せず、心理戦で有効活用しつつも、またも蹴りが急所に入る。2度目のブレイクを経て、リベラはテイクダウン狙いで姿勢を乱し、いよいよ前足が効かなくなってきたか。ついにスイッチしたリベラ、ならばと右ミドルをムニョスが蹴り込む。

オーソに戻すと前足を蹴られるリベラだが、覚悟を決めたようにステップインから左フック、右ボディフックを打ち込む。フックからアッパーと最後に覚悟の攻めを見せ、右ストレート、左フックを当てたリベラ──漢を見せたが、判定でムニョスに5年3カ月振りの再戦でリベンジを果たした。


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Report UFC UFN ESPN+44 UFN186 ブログ ロニー・ローレンス ヴィンス・キャチェロ

【UFN186】ロニー・ローレンス、キャチェロを相手に完勝UFCデビューにも不満顔の頼もしさ

<バンタム級/5分3R>
ロニー・ローレンス(米国)
Def.3R2分38秒by TKO
ヴィンセント・キャチェロ(米国)

まず遠い距離からカーフを蹴っていったローレンス。左右のカーフから跳びヒザの着地のタイミングで首相撲&ヒザを繰り出す。フックで振り払ったキャチェロは、ローレンスのスピニングバックフィストで距離を取った直後にダブルレッグでテイクダウンを奪われる。キャチェはハーフからシングルをがぶる。

足払いで姿勢を乱させたキャチェロだったが、次の右カーフでマットに手をつかされてしまう。ローレンスはスイッチし、左右に大きくステップを踏みながらダブルレッグへ。尻もちから立ち上がったキャチェロがケージに押し返してエルボーを入れる。残り80秒、離れるとローレンスはヒザ蹴りに右オーバーハンドを被弾する。直後にダブルレッグでテイクダウンを決めたローレンスはハイガードに一旦立ち上がり、すぐに飛び込んでパスからマウントへ。キャチェロがディープハーフで煽ったところで初回が終わった。

2R、左ローから左ミドルを蹴ったローレンスに対し、キャチェロは右を思い切り振るう。蹴り技を散らされても前に出るキャチェロが逆に右カーフを蹴る。ローレンスは足を使い、カーフやミドルを蹴り、後ろ回し蹴り。キャチェロが出てきたところでダブルレッグを仕掛ける。キャチェロのスイッチを潰して上を取り切ったローレンスは、腹ばいになりシングルを仕掛けたキャチェロをスプロール。それでも立ち上がってきたキャチェロにダブルを決める。トップを取るやニースライスパスの圧力を高め、サイドでローレンスが抑える。

組みで完全に試合をリードするスクランブルにも、すぐにダブルレッグを決める。キャチェロはギロチンからスイープ、上を取るやダースへ。腹ばいになりヒザをついて立ち上がったローレンスが組み直してバックに回るとテイクダウンを決める。レッグドラッグ的に抑えられ、殴られたキャチェロがバックを譲る。上を向きなおしたところでローレンスが肩固め。これは決らずマウントへ移行する。クォーターマウントで抑える状態で2Rが終了した。

3R、組みで圧倒するローレンスはセコンドの「フィニッシュしろ」という声を受け、開始直後に跳びヒザ、着地して後ろ回し蹴りを入れる。腹が効かされたキャチェロは続く右カーフで体が流れると、バックを許してパウンドから後方への投げを許す。必死にクローズドガードを取ったキャチェロだが、立ち上がったローレンスが左右のパンチを落とし、ハーフに。枕で圧力を掛けるローレンスが、フルガードに戻されてもパンチ、エルボーを入れる。

嫌がって立ち上がろうとしたキャチェロがバックを取られ、自らガードを取る。ハーフ、クォーターマントで思い切り殴るローレンスはマウントを取ると、思い切りパンチを入れバックへ。殴られ続けるキャチェロは、腹ばいになりシングルを狙うが切られて鉄槌の連打にさらされる。

レフェリーが遅いストップをかけ、LFA→コンテンダーシリーズからUFCという黄金ステップアップを果たしたローレンスがオクタゴン初勝利を決めた──にもかかわらず、「僕はもっとストライカーなんだ。練習してきたところを出せなかった。勝ったことはスーパーハッピーだよ」と不満顔から満面の笑みに変わり、勝利を振り返った。


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