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【ONE FF22】ONE金曜ファイトで世界ヘビー級王座統一戦。第1試合出場のシャミル・エルドランに要注目!!

【写真】メイン以上!?に注目は、第1試合。シャミル・エルドアンのONEデビュー戦だ (C)ONE

本日23日(金・現地時間)、タイはバンコクのルンピニースタジアムでONE Friday Fight22が開催され、MMAが2試合組まれている。

11試合中、MMAは2試合とムエタイ濃度が高いルンピニー大会ではあるが、例え2試合といえども今大会で組まれたMMAマッチは、ムエタイ9試合に匹敵するといっても過言でない要注目の顔合わせだ。


7試合目に組まれたのは、ONE FFで初のMMA世界戦=ONE世界ヘビー級王座統一戦だ。正規王者アージャン・ブラーと暫定王者アナトリ―・マリキンがついに3度目の正直で相対する今回の1戦は、ブラーにとって2年前の5月にブランドン・ベラを破って以来の実戦復帰となる。

本来はベルトを巻いた4カ月後にマレキンの挑戦を受ける予定だったが、ブラーの負傷でキャンセルされ翌2月にマレキンは暫定王座決定戦で勝利してベルトを巻いた。そのマレキン、昨年12月にライニエ・デリダーの持つライトヘビー級王座に挑戦すると初回でパウンドアウト、ヘビー級では暫定王座、ライトヘビー級で正規王座のベルトを巻くというユニークな2階級制覇を成し遂げた。

その後、今年の3月のシンガポール大会で両者の対戦がアナウンスされたがキャンセルされ、ようやくタイのリングで両者が相対することとなった。

この勝負の鍵を握るのは、ずばりブラーの心身両面でコンディションといえる。スタイルマッチアップ的にマレキンはスピードも打撃の破壊力もあるファイターだが、ブラーは実は立ち技で間合いを取るのが絶妙で、カナダのトップレスラーだっただけにTD能力は攻防とも長けている。

マレキンが打撃に特化して接近戦を仕掛けると、テイクダウンの餌食になる可能性は高い。とはいっても打撃を見せてから組みにいってもクリーンテイクダウンを奪うことは簡単ではない。ただし、それはブラーが本来の力をリングの上で発揮できた場合に限られる。

とはいえ心身ともに万全の状態でもブラーのジャブ&テイクダウンスタイルがマレキン相手には簡単にハマることもなく、タフファイトとなって然りだっただけに長期ブランクの影響は必ず出てくるはずだ。繰り返すことになるが、この王座統一戦は、今現在のブラーのモチベーションがベルトの行方に関して大きく影響を及ぼすことになるだろう。

この世界戦以上に勝るとも劣らない注目ファイターが、第1試合に登場する。それがシャミル・エルドアンだ。MMA戦績8勝0敗、4つのフィニッシュ勝利と4つのドミネイト判定勝ちというレコードの持つ、トルコ国籍のファイターはダゲスタンのキジリュルト生まれの32歳だ。

ジュニア時代に世界王者になっているエルドアンのフリースタイルでワールドクラスレスラーでもあった。レスラー生活のピークは、2014年にウズベキスタンのタシケントで開催された世界選手権。97キロ級に出場したエルドアンは世界王者のレザ・ヤダーニを準決で下すアップセットを見せ、3位決定戦でもパンナム王者のキューバ人レスラー=ハビエル・コルチナを下し銅メダルに輝いた。

しかし、エルドアンはドーピング検査でスタノゾロールが検出され、2年間の出場停止処分を受けてしまう。これ以前にMMAを1試合だが経験していたエルドアンは、出場停止が機会になったのかは不明だが、2016年から2017年にかけて本格的にMMAを戦うようになり4連勝を達成している。2018年には再びレスリングシーンに戻るも国際的な舞台でコレといった成績を残すことなく、2021年よりEagle FCでMMAを戦うようになると2試合連続フィニッシュ勝利を挙げている。

そんなエルドランの強味はレスリング一本槍のテイクダウン&コントロールファイターではなく、打撃戦に応じることができる点だ。伸びる左ストレート、接近戦ではヒジも使いこなすエルドランだが、逆にパンチやヒザを被弾しても打撃でやり返すというファイトを既に見せている。テイクダウンを切って殴るスタイルのファン・ロンを相手に、どれだけのインパクトを残すことができるか。オンラ・ンサンが巻き返しを見せ、デリダーもその腰の残ったベルトを全力で死守に掛かるだろうミドル級戦線。シャミル・エルドアンは依然として、層が薄い同階級を一気に活気づける存在が現れたかもしれない。

■放送予定
6月23日(金・日本時間)
午後9時30分~ ONE official YouTube

■ONE FF22MMA対戦カード

<ONE世界ヘビー級(※102.01キロ)王座統一戦/5分5R>
[正規王者]アージャン・ブラー(カナダ)
[暫定王者] アナトリ―・マリキン(ロシア)

<ミドル級(※93.0キロ)/5分3R>
ファン・ロン(中国)
シャミル・エルドアン(トルコ)

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ACA F1 o ONE ONE Championship ONE164 YouTube   アドニス・セビジェーノ ジェネリン・オルシム ジェヘ・ユースタキオ ジェレミー・パカティウ ジャレッド・ブルックス ジャンロ・マーク・サンジャオ ジョシュア・パシオ ドレックス・ザンボアンガ フー・ヨン ブランドン・ベラ

『ONE 164』試合結果/ハイライト動画


【メインカード】

▼ONE世界ストロー級(※56.7kg)選手権試合 5分5R
×ジョシュア・パシオ(フィリピン)王者 125.00ポンド, 1.0044
[判定0-3]
〇ジャレッド・ブルックス(米国)挑戦者 124.75ポンド, 1.0136

▼ムエタイ・フライ級ワールドGP決勝戦→キャッチウェイト138ポンド(62.6kg)3分3R
×スーパーレック・キアトモー9(タイ)135.25ポンド, 1.0237
[判定1-2]
〇パンパヤック・ジットムアンノン(タイ)138.00ポンド, 1.0241
※スーパーレックとパンパヤックの両者が体重オーバーとなり、キャッチウェイトで試合は行われるものの、GPは「優勝者無し」に。

▼ヘビー級(※102.01kg)5分3R
×ブランドン・ベラ(米国)248.75ポンド, 1.0195
[1R 3分37秒 TKO] ※パウンド
〇アミル・アリアックバリ(イラン)247.75ポンド, 1.0241

▼フライ級(※61.2kg)5分3R
×ジェヘ・ユースタキオ(フィリピン)125.00ポンド, 1.0152
[1R 4分43秒 KO] ※右ストレート
〇フー・ヨン(中国)130.00ポンド, 1.0014

▼バンタム級(※65.8kg)5分3R
〇ジェレミー・パカティウ(フィリピン)145.00ポンド, 1.0070
[2R 1分17秒 三角絞め]
×ティアル・サン(ミャンマー)144.50ポンド, 1.0160

▼バンタム級(※65.8kg)5分3R
×アドニス・セビジェーノ(フィリピン)144.75ポンド, 1.0036
[判定0-3]
〇ドレックス・ザンボアンガ(フィリピン)145.00ポンド, 1.0040


【リードカード】

▼バンタム級(※65.8kg)→キャッチウェイト 5分3R
〇ジャンロ・マーク・サンジャオ(フィリピン)148.00ポンド,1.0036
[1R 1分48秒 リアネイキドチョーク]
×アナクレト・ラウロ(フィリピン)156.25ポンド, 1.0136 ※緊急参戦

▼ムエタイ・フライ級 3分3R
〇タギール・カリロフ(ロシア)135.00ポンド, 1.0066
[1R 2分29秒 TKO] ※右アッパー
×チョーファー・トー・センティアンノーイ(タイ)135.00ポンド, 1.0187

▼ムエタイ女子アトム級 3分3R
〇ララ・フェルナンデス(スペイン)114.50ポンド, 1.0023
[判定2-1]
×ダオコンファー・バンチャメーク(タイ)114.50ポンド, 1.0044

▼女子アトム級(※52.2kg)→キャッチウェイト 5分3R
×ジェネリン・オルシム(フィリピン)124.75ポンド, 1.0070
[1R 0分24秒 TKO]
〇メン・ボー(中国)130.75ポンド, 1.0237 ※体重超過

 12月3日にフィリピン・マニラのモール・オブ・アジア・アリーナで開催された『ONE 164』の試合結果。メインイベントのストロー級タイトルマッチはジャレッド・ブルックスがジョシュア・パシオに判定勝ちし新チャンピオンに。アミル・アリアックバリに1R TKO負けしたブランドン・ベラは引退を表明しています。


 アミル・アリアックバリ vs. ブランドン・ベラ ハイライト動画。


 フー・ヨン vs. ジェヘ・ユースタキオ ハイライト動画。


 ジェレミー・パカティウ vs. ティアル・サン ハイライト動画。続きを読む・・・
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MMA MMAPLANET o ONE ONE164 アミール・アリアックバリ ブランドン・ベラ

【ONE164】相手のスイッチに合わせるアリアックバリがTDからパウンドアウト。ベラはMMA引退を表明

【写真】KO負けを喫したベラは引退を表明、グローブをマットに置いた(C)MMAPLANET

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
アミール・アリアックバリ(イラン)
Def.1R3分37秒 by TKO
ブランドン・ベラ(米国)

ともにサウスポー。ベラが右ローから右フックを見せると、アリアックバリも右フックを合わせる。ベラの左ストレートをブロックしたアリアックバリ。細かくパンチを突くベラに対し、アリアックバリはシングルレッグで飛び込むも、これはかわされた。ベラがオーソドックスにスイッチするとアリアックバリもオーソドックスに。ベラがサウスポーに構えるとアリアックバリもサウスポーになるなど、相手の構えに合わせている。

お互いにジャブを突き合う。アリアックバリのパンチに合わせてベラが左ミドルを決めた。アリアックバリのパンチをかわしてインからジャブを突くベラ。アリアックバリはサウスポーから左ストレートを当てる。両者スイッチを繰り返すなか、アリアックバリがダブルレッグで飛び込み、シングルレッグに切り替えてテイクダウンを奪った。トップからヒジとパンチを落とす。強い右のパンチを受けたベラが亀に。アリアックバリがそのベラに左のパンチを連打して、レフェリーストップを呼び込んだ。

敗れたベラは、この試合がラストファイトであると表明。22年に及ぶプロMMAキャリアに終止符を打ち、大歓声のなかサークルケージを去った。


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ONE ONE Dangal ONE119 Report アージャン・ブラー ブランドン・ベラ ブログ

【ONE Dangal】ボクシングで優ったブラーが、ベラをパウンドアウト。新ONE世界ヘビー級王者に

【写真】ボクシングの上手さ、距離とタイミングという点で予想をはるかに上回る巧さを見せたブラーが新チャンピオンに(C)ONE

<ONE世界ヘビー級(※102.01キロ)選手権試合/5分5R>
アージャン・ブラー(カナダ)
Def.2R4分27秒by TKO
ブランドン・ベラ(米国)

左ジャブを伸ばし、左ローを蹴ったベラ。ここから両者、慎重になりベラがスイッチし右ローを蹴る。左右のローを蹴るベラに対し、ブラーが左を当てる。左リードフックを当てたブラーが右オーバーハンド、ベラはジャブで突き放そうとする。ワンツーを入れたブラーは、ベラにスイッチを多用し間合いを伺う。

ブラーが距離を詰めてシングルレッグで一気にテイクダウンを奪う。ベラはハーフ&キムラで動きを固める。ブレイクが掛からないのが不思議だったが、70秒間止まったままで初回が終わった。

2R、ジャブを差し合う両者、ベラが右ローを思い切り蹴っていく。ブラーもスイッチし、右オーバーハンドを当てる。下がって、動きが落ちたベラは左ミドルもブラーがワンツーをヒットさせ、さらに左フックを打ち込む。ボクシングでリードするブラーはハイをブロックし、右ボディストレートを効かせると一気にテイクダウンを奪う。

背中を預けて殴られるベラは、立ち上がることが出来ず右のパンチを被弾し続ける。さらに左で殴るブラーはベラを引きずるようにバックコントロールして、前方にテイクダウン。パンチを被弾し続けるベラは、動きを止めついにレフェリーが試合を止めた。

「インド、初めての世界王者だ。これがバットアスが持つダンガルの証。しっかり我慢して戦った。それが作戦だった。次? 次は煩いアミールを破ったコリアン(カン・ジオン)
だ。ただし、その前にプロレスをする。AEWでもWEEでも、やってやるぞ」と新世界チャンピオンは話した。


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Interview ONE ONE Dangal ONE119 アージャン・ブラー ブランドン・ベラ ブログ

【ONE Dangal】ベラに挑戦、ブラー─02─「年齢は問題じゃない。でも……勝って『もう年だよ』と伝える」

【写真】まさに映画「ダンガル きっと、つよくなる」でアミール・カーンが務めた、リトゥ・フォーガットの父マハヴィル・シン・フォーガットのような体躯。ザッツ・インディアン・レスラーなアージャン・ブラー(C)KEISUKE TAKAZAWA

15日(土・現地時間)、シンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで収録されたONE Dangalが中継される。同番組内のONE世界ヘビー級王者ブランドン・ベラに挑戦するアージャン・ブラー・インタビュー後編。

ベラの実績を認めつつ、絶対の自信を持つブラーは選手層が厚くなるONEヘビー級の状況にも満足していた。そこれそ、彼の自信の表れだ。

<アージャン・ブラー・インタビューPart.01はコチラから>


──同日に戦うリトゥについて、どのような印象を持っていますか。

「ファンタスティックだよ。毎試合、良くなっている。彼女はMMAの女王になるよ(笑)。次の試合で、どれだけ進化しているのか楽しみだね。だいたいGPの前でも試合に出る。それがレスラー・マインドだよ。レスラーは毎週末、トーナメントを戦うんだ。戦い慣れている。

そして得意のトーナメント・スタイルで戦うGPでの活躍にも期待しているよ」

──今回の大会はインドでのMMA人気を上げる大きな機会になると考えていますか。

「絶対的にね。これだけインド人ファイターが戦い、初めてインド人の世界チャンピオンが誕生するんだ。インド人ファンが求めるヒーローが生まれる。それこそ、ONEが求めているヒーローだよ」

──ではブランドン・ベラの現状での力をどのように思っていますか。

「とても経験値が高くて、タフなファイターだよ。MMAをずっと戦ってきて、どの局面でも穴がない。キックボクシングは当然のこと、背中をつけても戦える。だからヘビー級チャンピオンで、ONEのヘビー級では負け知らずなんだ。どういう状態でも勝つ術を知っている。

でも僕も十分に危険なファイターだ。彼の年齢は問題じゃない。ブランドンが勝てば、皆まだまだやれると思うはずだ。でも……僕は彼に勝って、『もう年だよ』と伝えるようにするよ(笑)」

──自信は十分にあるということですね。

「凄く……十分にあるよ(笑)。ブランドンの試合はしっかりと研究してきた。彼が何を狙うのか、すぐに分かるぐらいにね。レスリングは当然として、ボクシングでもやり合える。ただし、一番重要なのは気持ちだよ。

技量がイーブンなら、決め手は気持ちだ。ここで僕がブランドンに遅れを取るわけがない。ブランドンは偉大なファイターだけど、映画にも出演し、ファイト以外のビジネスにも手を出している。もう彼の時代じゃないんだ。

僕の方がずっとハングリーだ。夢を実現させて家族を幸せにしたい。彼より、僕の方がベルトを求める気持ちは強い」

──現状、ONEのヘビー級は凄く層が厚くなっています。セネガル相撲のウマウ・ログログ・ケニ、フリースタイルレスリング世界選手権優勝のアミール・アリアックバリ、ロシア勢に柔術のブシェシャに、グラップリングのゴードン・ライアン。チャンピオンになれば、彼らのターゲットになるわけです。

「そのためにMMAを戦っているんだ。キングは誰とでも戦う。それがキングの役割で、そのキングの王冠が欲して皆は練習し、ファイトしているのだから。タフな対戦相手が控えていることは、大歓迎だよ。

アミールのことをよく尋ねられるけど、アイツはしゃべり過ぎだ。素晴らしい実績があるんだから、もっと練習しろと言いたい(笑)。ヤツの発言は嫌いだし、あんな言動はすべきじゃないよ。勝つために必要なのはトレーニングで、トラッシュトークではない。

ブシェシャやゴードン・ライアンのような柔術界の大物が参入してくることは大歓迎だよ。彼らを倒して、その名声を僕にモノにしたいからね」

──ヘビー級ワールドGPの開催が待たれるところですね。1度はチャトリCEOが口にしたように。

「GPがあることは知らなかったけど、僕の得意とするトーナメント戦だし、ぜひとも実現してほしいね。僕は自分のクシュティ(レスリング)に誇りを持っている。まずはブランドン・ベラだ。彼のキックをブロックして、カウンターのパンチで倒すよ。圧を掛けまくる。積極的に戦うファイターこそ、インドの皆が求めているヒーロー像だから。

僕も僕の父もダンガルを戦ってきた。ダンガルはリトゥのファミリーの歴史であり、その歴史の一部になることはとても光栄だよ」

■視聴方法(予定)
5月15日(土・日本時間)
午後7時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■ ONE TNT04 対戦カード

<ONE世界ヘビー級(※102.01キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]ブランドン・ベラ(米国)
[挑戦者] アージャン・ブラー(カナダ)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>※
タワンチャイ・PKセンチャイムエタイジム(タイ)
ショーン・クランシー(アイルランド)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
リトゥ・フォーガット(インド)
ビー・ニューイェン(米国)

<58.3キロ契約/5分3R>※
三浦彩佳(日本)
ハイアニ・バストス(ブラジル)

<65キロ契約/3分3R>
グルダージャン・マンガット(カナダ)
ロシャン・マイナン(インド)

※2月26日に収録。その他の試合は4月29日に収録された試合

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Interview ONE ONE Dangal ONE119 アージャン・ブラー ブランドン・ベラ ブログ

【ONE Dangal】ヘビー級王者ベラに挑戦、アージャン・ブラー─01─「個人の練習場があるから問題ない」

【写真】インタビューにあるような練習環境を持てる。人間という意味で、アージャン・ブラーは実力者なのではないか……(C)MMAPLANET

15日(土・現地時間)、シンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで収録されたONE Dangalが中継される。

そして同番組のメインイベントは4月29日に行われたONE世界ヘビー級選手権試合=王者ブランドン・ベラ✖アージャン・ブラーの一戦だ。カナダ国籍を持ち、カナダ五輪代表レスラーだったアージャン・ブラーはインド人、クシュティと共に生きてきた彼はパンデミック後もまるで練習に困ることがなかったという。

驚愕の練習環境を持っていたブラーのダンガル、インド人ファイターの宴への意気込みを尋ねた。


──ONE世界ヘビー級挑戦に向け、コロナ禍の下でどのような準備をしてきましたか。

「パンデミック後、ロックダウン政策によりAKAが閉められている時間が続いた。結局、オープンしたのは4月に入ってからだし、僕はこの間はずっとバンクーバーにいたんだ。

もともと去年の5月にブランドンに挑戦する予定だったけど、AKAでキャンプに入った途端にパンデミックが起こった。当時はどんなウィルスかも分からず、世界が恐怖に包み込まれたよね。国境封鎖まで行われたんだから試合がキャンセルされたのは当たり前だし、1度リセットされた試合も流れた。

だからブランドン・ヴェラへの挑戦は3度目の正直、ようやく実現することになったんだ。ONEと契約した時からの目標がようやく現実となる。凄くエキサイトしているよ。試合まであと1週間、こういう興奮した状態になるのはいつもと変わりない。とにかく1週間後にはベルトを巻く」

──バンクーバーでは、変わりなくトレーニングを積むことができたのでしょうか。

「パンデミック後にそれまでのように練習できなかったのは、ブリティッシュコロンビアだけでなく世界中同じだったと思う。ただ僕はプライベートで練習場を持っているから、その点においても困ることはなかった」

──プライベートの練習場ですか!!

「そうなんだ。フルサイズのケージと3つのレスリングマット、サンドバックも常備されている」

──ジムを保有しているということですか。

「そうじゃなくて、プライベートのトレーニング場だよ」

──!!

「アハハハ。そこにヘビー級のトレーニング・チームを創り、オーソドックス、サウスポー、色々なタイプの選手が集まってそれぞれが持つスキルをシェアしてきた。パンデミックに関係なく、僕はMMAを戦っていくのだから練習環境を整えていたんだ。だから、この1年で練習に困ったことはないよ。

もちろん州政府の予防対策があるから、対人トレーニングの禁止だとか色々とルールは設けられてきた。でも……僕はずっと練習してきたよ。アハハハ。僕が練習してきたのは、プライベートの練習環境だから、家のなかで練習するのと変わりない。

そして、バンクーバーでは人数制限は設けられていたけど、プロフェッショナルのスポーツ選手はトレーニングをすることは許されるようになった。コーチ、トレーナーを含めて10人。これだけいれば問題なくトレーニングを続けることはできたよ」

──パンデミック直後にその練習環境を整えたということですか。

「この環境はパンデミックがあったから創ったわけではなくて、ONEとサインをした時からバンクーバーにいるときの練習環境を良くするために用意していたんだ。

だから運よく、トレーニングに関してはパンデミックの影響を受けることはなかったんだよ」

──なんとも!! パンデミック後も非常にたくさんの選手を取材してきましたが、練習に全く影響がなかったと言い切ったのはアージャンが初めてです。

「ロックダウンが始まり、移動にも制限が加わった。でも家で仕事をすることは認められている。これは僕の仕事なんだ。僕に練習をやめろということは、生きるのをやめろということだからね」

──いやぁ、もっともですが……そこまで環境を整えていた選手の言葉なので、より説得力があります。

「でも、このタイミングでパンデミックが起こったのは本当に偶然だし、しっかりと環境を整えていたことは運が良かったよ」

──備えあれば憂いなし、ですね。とはいえMMAは大会開催があって、対戦相手が存在することで成り立ちます。ONEが国際大会を再開してから7カ月、世界戦を待たないといけなかった点に関しては、練習環境が整っていただけにフラストレーションがたまったのではないでしょうか。

「もの凄くフラストレーションがたまっていたよ。もう言葉にできないぐらいね。僕はアスリートだ。僕の人生でこれだけ長い間、試合に出なかったことはない。ヘルシーでモチベーションも十分、でも戦うことができなかった。こんなに厳しいことはないよ。

とはいえ、僕にコントロールできるわけじゃない。なぜ、すぐに試合が組まれなかったかは僕の知ることじゃない。でも、フラストレーションがたまり過ぎて爆発しそうになったことは確かだよ(笑)。

イッツ・ウォーター・アンダー・ザ・ブリッジ(It’s water under the bridge)──もう済んだこと、今更どうにもならない。ようやく挑戦の機会が巡ってきたことだし、しっかりと獲物をしとめるよ」

──今大会はリトゥ・フォーガット、グルダージャン・マンガットらが出場します。

「インディアン・インベージョンだ(笑)」

──大会名も気に入っているのではないですか。

「イベント名は聞かされていないよ。僕が名づけるなら、今言ったようにインディアン・インベージョンだけどね(笑)。ところで、なんてタイトルなの?」

──Dangal、ダンガルです。

「おお、ダンガルかい!! 最高だ(笑)。素晴らしいよ、めちゃくちゃ良いね。いや、嬉しいよ。大会名を聞いて、さらにやる気が出た。ダンガルはリトゥのストーリーだけど、インドのレスリングのストーリーでもある。だから、僕の物語でもあるんだ。僕らはダンガル出身だ。

そんな大会で初めてメインイベントで戦い、世界王座に挑戦できる。そしてインド人初のMMA世界王者になる……そのために自分の全てを賭けて戦うよ」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
5月15日(土・日本時間)
午後7時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■ ONE Dangal 対戦カード

<ONE世界ヘビー級(※102.01キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]ブランドン・ヴェラ(米国)
[挑戦者] アージャン・ブラー(カナダ)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>※
タワンチャイ・PKセンチャイムエタイジム(タイ)
ショーン・クランシー(アイルランド)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
リトゥ・フォーガット(インド)
ビー・ニューイェン(米国)

<58.3キロ契約/5分3R>※
三浦彩佳(日本)
ハイアニ・バストス(ブラジル)

<65キロ契約/3分3R>
グルダージャン・マンガット(カナダ)
ロシャン・マイナン(インド)

※2月26日に収録。その他の試合は4月29日に収録された試合

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