カテゴリー
Black Combat DEEP MMA MMAPLANET o Road to UFC UAEW UAEW45 UFC UFC Fight Night その他 アムル・マゴメドフ アリ・アルカイシ カイラー・フィリップス カイ・カラフランス クリス・グティエレス サンスハル・アディロフ ショーン・オマリー ダナ・ホワイト チムール・ヴァリエフ ディラン・サルバドール ハオーニ・バルセロス パウリアン・パイヴァ フィルカドベク・ヤクボフ ブラッド・カトーナ ホジェリオ・ボントリン ボクシング マーク・ストリーグル ユ・スヨン ライカ リネット・ハバロフ ヴァルテル・コリアンドロ ヴィニシウス・ジ・オリヴェイラ 吉野光 藤田大 藤田大和

【UAEW45】藤田大和&吉野光が、UFCファイトウィークのアブダビでRoad to UFCよりも厳しい相手と対戦

【写真】吉野と藤田が、とんでもない猛者とアブダビで戦う (C)UAEW

17日(火・現地時間)にUAEはアブダビのアルジャジーラ・クラブで開催されるUAE Warriors45に日本から藤田大和、吉野光の2選手が出場することが同プロモーションの公式SNSで明らかとなっている。
Text by Manabu Takashima

藤田は8月のフィルカドベク・ヤクボフをギロチンで倒して以来2カ月弱のUAEW再出場で、吉野は3月に──コンテンダーシリーズ第8週でUFCとサインを果たした──ヴィニシウス・ジ・オリヴェイラにTKO負けを喫して以来の再起戦となる。

当初の予定ではUFC294の前日=20日開催だった同大会だが、17日に前倒しとなり、会場も二転ほどした結果──同国のプロサッカー・チーム=アルジャジーラ・クラブの本拠地で実施されることとなった。

9日(月・同)に出されたプレスリリースで上位5カードが正式発表され、その文末には「その他のカードは今週中に決定する」と記されながら、実は同じ日に全対戦カードのCGが公とされており、そこにはしっかりと藤田と吉野の顔と名前が確認できる。

いかにも中東らしく、また「中東ではよくあることだ」と関係者が公言してしまうドタバタ感のあるイベントだが、Abu Dhabi Showdown Week2023と呼ばれるファイトウィーク大会らしく、16カ国からファイターが集まるなど注目すべき試合が多い。


そもそもUFCの前日開催ではセレモニアル計量と時間がバッティングし、ダナ・ホワイト&カビブ・ヌルマゴメドフのルッキンフォー・ファイトとして機能しないことから、スケジュールが前倒しになったとも伝わってくる今大会。かなりの可能性で両者が視察する展覧試合になり、出場選手にとっては千載一遇の機会ともいえる。

そんなUAEW45のメインはUAEWライト級王座決定戦=アムル・マゴメドフ✖ジェコンギル・ジュマエフの一戦だ。マゴメドフはヌルマゴ軍団の24歳の新鋭で、これまでの戦績は6勝0敗──3試合でRNCより一本勝ちがある。

対してウズベキスタンのジュマエフはキャリア10勝3敗のストライカーで、クラシカルなグラップラー✖ストライカー対決となる。とはいえジュマエフはUAEWでディラン・サルバドールにヴァンフルーチョークで敗れた1試合しか経験しておらず、マゴメドフ・アップの試合という見方は十分になされる。

(C)Zuffa/UFC

勝負論でいえばコメインのバンタム級戦=チムール・ヴァリエフとパウリアン・パイヴァの顔合わせがより興味深い。

WSOFで5勝1敗、PLFで3勝0敗、UFCでは2勝1敗のヴァリエフは、TUFシーズン31でブラッド・カトーナに敗れオクタゴン復帰がならなかった。が、ハオーニ・バルセロスに勝利しWSOF時代には今週末のUFC Fight Nightに出場するクリス・グティエレスと1勝1敗と、正真正銘オクタゴンで戦うだけの力を持った実力者だ。

(C)Zuffa/UFC

対するパイヴァはUFCで3勝4敗。

カイ・カラフランス、ホジェリオ・ボントリン、そしてショーン・オマリーらに敗れているが、カイラー・フィリップスから勝ち星を挙げており、ヴァリエフに劣らない力の持ち主といえる。

さらにはUAEWフェザー級及びUAEWアラビア・フェザー級チャンピオンのアリ・アルカイシが、世田谷育ちのUFCベテラン=マーク・ストリーグルに勝利しているイタリアのヴァルテル・コリアンドロとノンタイトル戦で戦う。UFC級、UFCを目指す選手が砂漠に集まる大会で藤田大和は11勝1敗1分のカザフスタン人ファイター=サンスハル・アディロフ、吉野光はヌルマゴ・チーム所属のダゲスタンファイターで7勝0敗のリネット・ハバロフと戦うこと決まった。

DEEP ✖Black Combatの対抗戦で日本を震撼させたユ・スヨンがバンタム級のベルトを巻くカザフのNAIZAとヌルマゴ所有のEagle FCという両プロモーションのフライ級とバンタム級で計6勝0敗のアディロフは、スイッチヒッターでジャブが伸びるボクシングと、テイクダウン防御に優れたレスリング力を持つ。

さらには倒されないように戦うなかで、アナコンダチョークやがぶってバック奪取という堅守&カウンターアタックも強い。バックを取ってからの安定度も抜群のアディロフと藤田の一戦はフライ級タイトルが掛かっていても一切おかしくない対戦といえる。

他方、吉野と戦うハバロフは所持していたGorilla Fightingバンタム級王座がEagle FCに移管され、現時点で4度防衛中の現役王者だ。ハバロフもまたスイッチヒッターだが、打撃は前蹴りを見せて組むためのオーバーハンドが定番で、最大の強味は左右どちらの手が前にあっても、問題がなく相手を倒し続けるテイクダウン能力の高さだ。

倒せばコントロールする力も抜群で、抑え込みも非常に強い。それ故にボディロックに来た際の吉野の担ぎ系の柔道技や内股、倒された時のブリッジでリバーサルという展開が見られるのか。

もちろん、その2つの局面が強いことはハバロフ陣営は百も承知だろう。それでの通じるのが本当の意味での必殺技。吉野にとっては日本で決めまくった技術が、ダゲスタンのトッププロスペクトに通じるのか、真価が問われる一戦となる。

同様に藤田にとっての今回の試合も彼が日本で見せることがなかった近距離での打撃の攻防が、中央アジアの猛者を相手に有効なのか──ここも注目すべきポイントだ。

いずれにせよ、藤田と吉野は国内のどのプロモーション、アジア系の大会、さらにRoad to UFCよりも手強い相手と両者は砂漠で戦うことになる──これが彼らのMMA道、痺れるチャレンジだ。

■視聴方法(予定)
10月17日(火・日本時間)
午後11時時~UFC FIGHT PASS

The post 【UAEW45】藤田大和&吉野光が、UFCファイトウィークのアブダビでRoad to UFCよりも厳しい相手と対戦 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
Brave CF MMA MMAPLANET o ONE UAEW UAEW39 UAEW40 UFC アフメッド・ファレス アリ・アルカイシ イ・ドギョム マーク・ストリーグル モハメド・マカエフ ヴァルテル・コリアンドロ

Overlooked【UAEW40】国際&アラビア王者アルカイシが、マルセロチンでファレス下しアラビア王座防衛

【写真】キャリア14勝6敗。しっかいとMMAファイターとして生きていくことがデキる環境がある元UFCファイター(C)UAEW

イベントスケジュールが重なり見逃した試合を月末にお伝えする──帳尻合わせ試合レポート。

ここでは19日(日・現地時間)、UAEはアブダビのエティハド・アリーナで開催されたUAE Warriors40「ARABIA10」からメインで組まれたUAEWフェザー級選手権試合=王者アリ・アルカイシ✖挑戦者アフメッド・ファレスの一戦の模様をお届けしたい。

デザートフォース、Phoenix FC、BRAVE CFでキャリアを積み、UFCへ。2敗でリリースされUAEWに転身、中東でキャリアを積み続けているヨルダン人ファイターのアルカイシは、2021年10月にイ・ドギョムからベルトを手にすると、昨年3月にUAEWアラビア・フェザー級王者決定戦をファレスと行い、判定勝ちでチャンプチャンプに輝いている。

その後、昨年7月にカナダのジェシー・アーネットにカットで敗れUAEW(インターナショナル)王座を失うが、2カ月後のリマッチではギロチンで一本勝ちしてベルトを取り戻している。ONEベテラン、ファレスと1年振りの再戦はアラビア王座が賭けられたものだ。


<UAEWアラビア・フェザー級選手権試合/5分5R>
アリ・アルカイシ(ヨルダン)
Def.3R1分40秒by ギロチンチョーク
アフメッド・ファレス(エジプト)

サウスポーのファレスが右カーフを蹴る。アルカイシは右ミドルをかわしたファレスが、左ハイを狙う。そこにローを入れたアルカイシが右から左ミドルを見せて、シングルレッグへ。ケージにファレスを詰めて、ダブルレッグに移行しテイクダウンを決める。スイープ狙いを阻止されて立ち上がったファレスだが、ボディロック&小外掛けで再び背中をつかされる。

ファレスはクローズドで固め、アルカイシが低い位置だが持ち上げてスラム、続くバタフライスイープを防ぐ。ケージに詰めて細かいパンチを落とすチャンピオンだが、レフェリーがブレイクを命じた。試合がスタンドに戻ると、ファレスが右ジャブ。アルカイシが右ローを蹴る。

ジャブを当てたファレスの左ハイに飛び込んだアルカイシが、キャッチして叩きつける。スタンドで待ち受けたアルカイシは、距離を詰めることなくファレスの蹴り2つをかわして時間となった。

2R、初回に続き慎重な展開が続き、アルカイシが左から右フックを当てる。ファレスも右ジャブをヒットさせ、シングルレッグを切るが、もう少し手数が欲しい。アルカイシは右カーフを蹴り、右オーバーハンドを空振りする。直後に右はミドルを蹴ったアルカイシは右の蹴りを見せて、テイクダウンのフェイクでファレスに反応させる。

ステップインしたアルカイシがショートのワンツーも、お見合いのような展開が長くラウンドも残り1分に。ここでアルカイシがテイクダウンを決め、スクランブルのファレスをギロチンに捕えて引き込む。左ワキに首を取られ、時計回りでギロチンを無力化したファレスだが、この回も失った。

3R、やや距離を詰めてジャブを見せるチャレンジャーだが、すぐに2Rまでの距離に。アルカイシは右ミドルを蹴り、右を振って前に出る。ここから盛り返す必要があるファレスが、跳びヒザへ。

右足をキャッチされてもパンチを入れるが、後方に倒される。起き上りながらダブルレッグを仕掛けたファレスに対し、アルカイシは再びギロチンを仕掛け、マルセロチン&クローズドガードに。そのままロールしてマウントのなった直後、ファレスがタップした。

アラビア王座を守ったアルカイシ。前夜=UAEW39ではモハメド・マカエフがバグドス・オルジャバイに勝利、ヴァルテル・コリアンドロも微妙な判定ながらマーク・ストリーグルを破っており、インターナショナル王座に如何に絡むかも注視したい。

The post Overlooked【UAEW40】国際&アラビア王者アルカイシが、マルセロチンでファレス下しアラビア王座防衛 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o UAEW UAEW39 キック マーク・ストリーグル ヴァルテル・コリアンドロ

【UAEW39】組み勝ち、コントロールしたストリーグルだがジャッジはコリアンドロの打撃を支持

<150ポンド/5分3R>
ヴァルテル・コリアンドロ(イタリア)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
マーク・ストリーグル(フィリピン)

サウスポーのコリアンドロに右ローを蹴ったストリーグルが、シングルレッグからダブルに切り替えてテイクダウン、バックに回る。自ら尻もちをつき、ワンフックのストリーグルが後方からパンチを入れる。四の字フックから腹ばいになると、コリアンドロの背中を伸ばしに掛かる。ストリーグルは思い切り鉄槌を落とすとRNCへ。コリアンドロが防ぎ、ストリーグルがパンチに移行する。

立ち上がったコリアンドロは耳の周囲を殴られるが、ストリーグルは自ら着地しシングルで再びグラウンドに持ち込む。コリアンドロのバタフライガードからのスイープ狙いで、試合はスタンドに戻る。シングルを切ったコリアンドロが、ハイキック。体を入れかえて逆にケージに押し込む。左を差したストリーグルが、押し込み返しヒザ蹴りへ。そしてダブルでテイクダウン、腕を払って背中をつかせる。

ストリーグルはバタフライスイープを潰すが、クローズドガードのコリアンドロのエルボーで額をカット、ストレートフックロックも時間となった。

2R、ポイントはリードしたが、自らの攻撃で削られた感のあるストリーグルは、オーソに構えたコリアンドロに対し、サウスポーで間合いを測る。コリアンドロは前蹴り、距離を詰めて右フックから右ミドルを蹴り、クリンチへ。腿に鉄槌を打つコリアンドロを押し込み返したストリーグルがボディロック、コリアンドロが体を入れ替えたところでレフェリーがブレイクを命じた。

打撃の間合いとなり、左カーフを蹴るコリアンドロがローに右を合わせて行く。さらにローからフック、ここで打撃を続けず組んだコリアンドロは、体を入れ替えたストリーグルのシングルレッグにギロチンも、尻もちをつかされる。スクランブルでバックに回った流血のストリーグルは、後方からヒザを顔面に突き上げる。コリアンドロは後方へのパンチを見せ、胸を合わせる。血で視界が遮られた様子のストリーグルが、ケージに押し込まれて右のフックを被弾する。一旦、崩されたが組み直したストリーグルはヒザを受けて離れると、ダブルレッグへ。ヒジを落とされながら、尻もちをつかせたところで時間となった。

最終回、コリアンドロが右前蹴り、ガードの上から右ハイを蹴る。組んだストリーグルは、ボディロロック&小外刈りでテイクダウン、ハーフで抑える。ここでストリーグルがパスを決め、サイド&枕で抑える。スイープ狙いから足を戻したコリアンドロは、スクランブルでなくクローズドを選択する。

ニーシールドを越えたストリーグルは、ハーフで抑えパスへ。嫌がって背中を見せたコリアンドロの背中にストリーグルが回る。コリアンドロは自ら下になり、同時にストリーグルはマウントへ。コリアンドロのブリッジで下になったストリーグルだが、立ち上がったコリアンドロにダブルレッグを決める。

バックを譲って立ち上がったコリアンドロの後方へのパンチでストリーグルは胸を合わされ、距離を取る。シングルを切られたストリーグルは、右エルボーを効かされる。コリアンドロはここでテイクダウンを狙い、ストリーグルがキムラクラッチで下になりそうになったところで時間となった。

レスリング&コントロールでは完全にストリーグルも、エルボーで一瞬棒立ちになったシーンなどジャッジがどう判断するか。と、ジャッジの裁定は3者とも29-28でコリアンドロを支持した。


The post 【UAEW39】組み勝ち、コントロールしたストリーグルだがジャッジはコリアンドロの打撃を支持 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
Gladiator020 MMA MMAPLANET o ONE Progress UFC YouTube   エドゥアルド・フォラヤン キック キ・ウォンビン ククイ・エロルデ コナー・マクレガー コンバット柔術 ジョシュア・パシオ ジョセフ・チェン ジョゼ・アルド ジョン・オリニド チョ・ソンビン ボクシング マーク・ストリーグル ロランド・ディ 中川皓貴 久保健太 井上啓太 宮城友一 山田崇太郎 森戸新士 江木伸成 海外 竹本啓哉 笹晋久 藤田大 長谷川賢

【Gladiator020】19歳、フィリピンのヤングブラッド=ジョン・オリニド「僕は若くてハンサム、スマート」

【写真】2003年10月9日生まれの19歳。去年、高校を卒業したばかりだという(C)SHOJIRO KAMEIKE

22日(日)、大阪府豊中市の176Boxで開催されるGladiator020で笹晋久と対戦するジョン・オリニド。

19歳、キャリア3勝0敗の無名のファイターは昨年12月に選手の発掘を目的として、フィリピンに渡った長谷川賢グラジエイター・タレントリレーションの目に留まった選手だ。初めて日本行き、興奮を隠せないオリニドに話を聞いた。


──もう5日後にグラジエイターで笹晋久選手と試合をします。今の気持ちを教えてください。

「凄くエキサイトしているよ。でも、自分のスキルには自信を持っている。日本の人達に喜んでもらえる試合をしたい」

──12月に長谷川賢選手がマニラを訪れ、エロルデ・ボクシングジムで練習を見学させてもらうようお願いしていたら、ククイ・エロルデさんのマネージメント配下にあるファイターが20人近く集まっており、トライアウトのような形で皆がスパーをしました。あの時、イの一番でケージの中に入ったのがジョンでした。

「とにかくこの機会を逃してたまるかって思って、スパーをした。そして日本に行く機会を得ることができた。最高の試合を日本でやってみせる。僕は若くて、ハンサム、そして頭が良い。すっごく良い試合ができる。勝利をフィリピンに持ち帰るんだ」

──19歳だと聞いています。ジョンの格闘技歴を教えてください。

「5歳の時に極真空手を始め、小学校6年生の時にテコンドーにスイッチした。極真空手では茶帯で、テコンドーは黒帯一段だよ。2020年にロランド・ディに出会い、MMAの練習をスタートした。トラディショナル・マーシャルアーツは『もういいや』と思った。MMAのように全局面の格闘技を戦いたいと思うようになっていたから。MMAの練習を始めて1年半だよ。

MMAを始めるまで柔術もレスリングも経験がなかった。でもグラップリング歴1年ぐらいで組み技のトーナメントに出るようになると、いつも良いリザルトを残せた。僕にはグラップリングの才能があったんだ」

──元UFCファイターのディはパンチャーですが、組み技に課題があったファイターという印象が残っています。

「僕らのジムにはヤコブ・ミロスワ・ビルコというポーランド人の柔術コーチがいて。彼はブルータルポリッシュ柔術という自分のチームも持っている。他にもレスリングにはチーム全体で凄く力を入れているし、僕には多くのスタイルにアダプトでいる能力が備わっているんだ。どんなファイティング・スタイルでも戦うことができる」

──今回、初めてファイトウィークに飛行機の旅をして、異国で計量が待っています。その辺りに不安はないですか。

「ないよ。今70キロか71キロあるけど、減量は全く心配していない。日本に着いてからしっかりと体重を落とせるよ。多くの水抜きが必要? そうだね、僕は大きいからね。でも大丈夫、筋肉量も多いからドライアウトに適している」

──対戦相手の笹選手について、どのような印象を持っていますか。

「1カ月前にこの試合が決まってから、試合をチェックした。僕より経験があることは確かだし、その点は尊敬している。でも、凄く普通の選手だ。全てにおいて平均的で。打撃はそれほどでなく、体が強い。でも、レスリングもそれほどじゃない。ただし、僕が日本のMMAが大好きな要因であるビッグハートの持ち主だ。精神力が凄い。技術面に関しては、僕の方が上だという自信がある。彼とは違うレベルにあると思っている。

とにかく今回、グラジエイターが僕を日本に呼んでくれることに感謝している。僕らは海外で試合がデキる機会はほとんどない。将来、国際的な大きな大会で戦いたいと思っているから、ここで国際戦と海外遠征という経験をさせてくれて本当に嬉しい。僕はグラジエイターからレガシーを創り始める」

──ではジョンのMMAファイターとしての夢は?

「今はグラジエイターのベルトが欲しい。そこからステップアップを果たし、最終的にはUFCで戦いたい」

──ONEはフィリピンでもあれだけのファンを集めていますが、ジョンの夢はUFCなのですね。

「ONEはもうエドゥアルド・フォラヤン、ジョシュア・パシオをはじめとするフィリピン人のチャンピオンが何人もいた。でもUFCは違う。マーク・ストリーグル、コーチのロランド・ディはUFCで結果を残せなかった。

僕はフィリピ人として結果を残したい。名誉とかどうでも良いんだ。レガシーを残したい。僕のヒーローはGSP、ジョン・ジョーンズ、ジョゼ・アルド、コナー・マクレガーだった。彼らが戦っていたUFCで、僕も戦いたいんだ。

それとONE Warrior Series PHで戦ったけど、あのハイドレーションのある計量方法は僕には合わない。あれじゃ戦えない。僕にとってバンタム級は135ポンドであって、145ポンドじゃないんだ。減量は、全く苦でないから」

──では日本のファンに一言、お願いします。

「日本のファンはササの応援をすると思うけど、ゴメンナサイ。この試合は僕が勝つ。ただ爆発力があって、豪快な試合をして皆に楽しんでもらうことを約束するよ」

■視聴方法(予定)
1月22日(日)
午後2時20分~THE 1 TV YouTube

■ Gladiator020対戦カード

<フライ級/5分2R>
坪内一将(日本)
陸虎(日本)

<バンタム級/5分2R>
今村豊(日本)
秋田良隆(日本)

<ウェルター級/5分2R>
藤田大(日本)
スティーブン・ギレスピ(英国)

<Gladiatorフェザー級王座決定戦/5分3R>
中川皓貴(日本)
チョ・ソンビン(韓国)

<Gladiatorライト級選手権試合/5分3R>
[王者]キ・ウォンビン(韓国)
[挑戦者]グスタボ・ウーリッツァー(ブラジル)

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級王座決定戦/5分3R>
森戸新士(日本)
ジョセフ・チェン(台湾)

<フライ級/5分3R>
宮城友一(日本)
久保健太(日本)

<キック・ウェルター級/3分3R>
璃久(日本)
イゴール・シルバ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
笹晋久(日本)
ジョン・オリニド(フィリピン)

<バンタム級/5分2R>
溝口司(日本)
ガッツ天斗(日本)

<ヘビー級/5分2R>
大場慎之助(日本)
チョン・ホチョル(韓国)

<Progressフォークスタイル・グラップリング79キロ契約/5分2R>
山田崇太郎(日本)
井上啓太(日本)

<Progressコンバット柔術バンタム級/5分2R>
竹本啓哉(日本)
江木伸成(日本)

<アマMMA女子アトム級/3分2R>
住村斉明里(日本)
MIYU(日本)

The post 【Gladiator020】19歳、フィリピンのヤングブラッド=ジョン・オリニド「僕は若くてハンサム、スマート」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
Interview Special 、マリアン・マリアノ ガドウィン・ランバヤン ジェロイド・アルバレス トロイ・レガスピ ブログ マーク・ストリーグル ロディアン・メンチャベス

【Special】フィリピンMMAを知る。マーク・ストリーグル─02─「できれば日本、アジアで戦いたい」

【写真】 マーク・ストリーグルがUFCとの契約を解除されたため、現在はフィリピン人UFCファイターは存在しない(C)MMAPLANET

フィリピンMMA界の今──をプロモーター&マネージャー、ファイター、そして指導者の目を通して伝えたい。同企画の第2弾、マーク・ストリーグル・インタビュー後編。

日本でレスリングとMMAに出会ったストリーグルは、現在コンバットサンボのフィリピン代表でSEAゲームス2019では74キロ級で優勝をしている。UFCでは望んだような結果を残せなかったストリーグルは、現在コンバットサンボで戦うことを念頭に、MMA復帰を虎視眈々と狙っている。

そんな打撃系でないピノイMMAファイターのマークにラカイを頂点とするフィリピンMMA界の現状と自らが率いるラウンドワンMMAの精鋭たちについて話しを訊いた。

<マーク・ストリーグル・インタビューPart.01はコチラから>


──レジェンドファイターがジェイク・ポールとボクシングを戦った方が、現状の力でMMAを戦うよりもマネーになる現実がありますね。

「ただジェイク・ポールはメチャクチャ練習していると思うよ。最初の頃はそうでもなかったけど、今は鍛錬を積んでいる。ファイターとしてね。そしてビッグファイトを戦うようになったんだ」

──なるほど。ではフィリピンのMMAの現状に関してですが、過去10年間、この国のMMAをリードし続けてきたのはチーム・ラカイです。

「その通りだね」

──フィリピンMMAの今、他のMMAチームの力についてマークはどのように捉えていますか。

「今では小さなチームも数多く存在しているよ。僕らのラウンドワンMMAを含めてね。ラウンドワンにもこれからが期待できる選手が在籍しているしね。僕らはサンボのナショナルチームの一員でもあるから、サンビストも多いよ。

ラウンドワン以外にもレネ・カタランのカタラン・チームも強い。ラカイのように散打のバックグラウンドがあるチームだ。チームTレックスもザンボアンガ兄妹以外に、ローカル団体のWFPでチャンピオンを輩出しているね。多くの小さなチームに所属していのファイターも、ローカルショーではチャンピオンになっている。

とはいってチーム・ラカイがナンバーワン、チャンピオンの数もそうだし、最強チームは彼らだよ」

──他のチームの選手も、チーム・ラカイに移籍してチャンスを得ようという傾向もあります。

「う~ん、でもマニラに住んでいる選手がチャンスを得るためにバギオに移り住むことは難しいよ。例えばONEと契約してから、ライフスタイルを変えるためにバギオに行くことはあっても。そういう契約か、大きなスポンサーのサポートがないとそれは無理な話だからね」

──ではマーク自身MMAファイターとして、UFC後のキャリアをどのように積んでいこうと考えていますか。

「今はサンボを戦う準備をしている。SEAゲームス(東南アジア競技大会)にまた参加したいし、インドア・エイジアンゲームスでも戦うよ。フィリピン代表選手でいることは楽しいしね。それにコンバットサンボはMMAにとても似ているから。ただ、頭突きが認められているけどね(笑)」

──しかも1日に3試合、4試合と戦う必要があります。タフすぎます(笑)。

「だからこそ、ロシア人ファイターはあんなにMMAで活躍できているんだよ。あれだけ、ソックリなファイトで経験を積んでいるんだから。しかもヘッドバット有りでね(笑)。僕自身コンバットサンボを楽しんで戦っているけど、もちろんMMAにも戻るつもりだ。

正直を言えば、UFCとの契約期間中はケガだらけだった。前回の試合は本当にシリアスな状況だったんだ。爪先の筋を切断していて。UFC後は体を休めることが必要だった。でも2023年はMMAで戦う。できれば日本、そしてアジアのどこかで戦いたい。今はフリーランスだし、良いオファーがあればトラベルを楽しみたいと思っている」

──ぜひとも、日本でマークの試合が見てみたいです。それとチームメイトの試合も。

「ラウンドワンには力のある、これからの選手が多いからね。

左からランバヤン、メンチャベス、マリアノ

まずロディアン・メンチャベス。

ONEでユン・チャンミンに負けたけど、あの試合はショートノーティスだったからね。今はフリーエージェントだし、どこででも戦えるよ。

そしてジェイロードこと、ジェロイド・アルバレスは期待のフライ級ファイターだ。プロ戦績は10勝3敗、1週間前にWFPでライアン・ボイルスという選手に勝ったばかりだ。

女子ファイターだと、マリアン・マリアノ。彼女は本当に良い選手だよ。北京五輪のデモ競技だった散打で銅メダルを獲得しているオリンピアンで、サンボのフィリピン代表なんだ」

──サンボと武術(ウシュウ)散打のフィリピン代表なわけですね!!

「コンバットサンボで活躍して、WFPでは女子フライ級チャンピオンだよ。ヘッドバッド有りで戦うビーストさ(笑)。MMAはプロでは2勝0敗だけど、チーム最強の女子戦士だ。

そうそうガドウィン・ランバヤンも忘れちゃいけない。元チーム・ラカイで、レコードは5勝0敗。彼もWFPでバンタム級チャンピオンになっている。先週のWFPでラウンドワンは、ジェイロード、マリアン、ガドウィンの3人が出場して3勝を挙げたんだよ。

左からトロイ・レガスピ、ジェイロード、ジェリー・レガスピ

それにラウンドワンで一緒に指導しているジェリー・レガスピ(柔術黒帯)の息子のトロイはまだアマチュアだけど優れたグラップラーだよ。

柔術は紫帯で、フィリピンの最高の柔道チームに属している。まだ20歳のアマだけど、ハイレベルの柔道グラップラーなんだ」

──ラウンドワンの武器は柔術もそうですが、マークがしっかりとレスリングを指導していることだと感じました。

「僕は日本に住んでいた時にレスリングを始めて、そこがバックグラウンドになっているからね。そして和術慧舟會で学んだことをラウンドワンの皆とシェアしているよ。慧舟會で教えてもらった技術とレスリングを皆にしっかりと伝えて、チームがこれからも強くなって、試合で勝ち続けられることを願っているよ」

The post 【Special】フィリピンMMAを知る。マーク・ストリーグル─02─「できれば日本、アジアで戦いたい」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o ONE RIZIN Road to UFC Special UFC URCC YouTube ショーン・オマリー マーク・ストリーグル

【Special】フィリンピンMMAを知る。まーく・ストリーグル─01─「ONEとUFC、有名になれるのは?」

【写真】ここまでしっかりとレスリングの練習が行われているMMAジムはフィリピンにはそうはないか。ちなみにストリーグルやラウンドワンMMAのメンバーはコンバットサンボの国家代表でもある (C)MMAPLANET

フィリピンMMA界の今──をプロモーター&マネージャー、ファイター、そして指導者の目を通して伝えたい。その第2弾は世田谷育ちの元ONE&UFCファイターのマーク・ストリーグルの登場と相成った。

東京、世田谷の有名インターナショナル・スクールから南カリフォルニアサンディエゴの大学に進学。日本でテコンドー、レスリングを学び和術慧舟會GODSで柔術のMMAの手ほどきを受けたストリーグル。アジア各国で戦い、LEGEND FC、PXCを経てONEへ。その後はUFCとの契約を目指し、実現させるも0勝2敗でリリースされた。

そのストリーグルはラウンドワンMMAを母国フィリピンで率い、選手育成と現役生活とプレイング・マネージャー的な活動をしている。日本を知り、北米を知り、アジアを知るストリーグルにフィリピンMMAの今を尋ねた。


──フィリピンに初めて取材に来た10年前に、ここマニラにあったアーヴィン・タグレが主宰するサブミッション・アカデミーでマークに初めてインタビューをさせてもらいました。正直、あの頃はもっとフィリピンのMMAは世界に進出できると期待していたのですが、決して簡単ではなかったです。その一方で、選手たちの技術、理解力はしっかりと上がっています。

10年前、2012年11月のマーク・ストリーグル

「イエス、あの頃と比べるとフィリピンのMMAシーンはすっかり変わったよ。

当時はフィリピンのMMA大会はURCCとPXCだった。そのPXCはなくなった。でもONEチャンピオンシップをはじめ、多くのプロモーションが活動している。当時とは全然違うよ」

──当時と比較してMMA人気の高さはどのようなものでしょうか。

「凄く人気があるよ。10年前よりずっと人気は上がっている。ONEのような大きな大会があり、フィリピンのローカルショーで最大のURCCは今も活動している。それだけでなく、フィーダーショー的な高いも凄く増えている」

──コロナの影響でMMA大会は少なくなったという意見も聞きましたが……。

「確かにCovidの影響で政府がとても厳しい感染対策を行っていた時期は、MMA大会は開けなかった。でも今ではオープンになり、多くの大会が行われるようになったよ。ONEの開催数も増えるだろうし、URCC Globalは明日もオカダ・カジノ(ニノイ・アキノ国際空港の西隣に位置するシーサイドト開発地域ある、全室にジャグジーを備えた高級ホテル・カジノリゾート)でイベントを開く(※取材は12月5日に行われた)。ヘッドラインは3✖3の試合なんだ」

──……なんとも悪趣味な。

(C)URCC

「アハハハハ。クレイジーだよ。チーム・フィリピン✖チーム・コリアっていうのが組まれていて」

──ノー。私は勘弁です。そういうのは……。

「アッハハハハハ。ただし、その試合以外のカードは良いんだ、そんなにクレイジーでなくて、ワイルドでもない試合で。これからの選手のファイトが多く組まれている。それにウィル・チョープが暫定ウェルター級王座決定戦に出場するよ(※結果はアーヴィン・チェンを破りベルトを巻いた)。

URCCを筆頭にUGB(Underground battle)やWFP(Warriors Fighting Promotion)、他にもグラスルーツのショーはたくさん行われている。そこで活躍してONEチャンピオンシップやURCCにステップアップするための大会がね」

──ファイトマネーで生活がしていけるのは、ONEの選手ぐらいでしょうか。

「5万ドルのボーナスを手にした選手は大丈夫だろうけど、それ以外の選手は仕事をしているだろう。年に2、3試合と戦える選手も大丈夫かな。でも年に1試合ぐらいの選手は仕事を持たないと生きていけないよ」

──現状、若い選手にとってUFCとONEどちらがメインゴールとなっているとマークは考えていますか。

「正直、彼らはそのどちらかに行きたいと思っていて、どちらかが絶対ということはないはずだ。UFCかONEを選ぶことはないよ。片方のプロモーションから声が掛かれば、若い選手たちはハッピーに違いない。フィリピンの若い選手にとってUFCとONEの2つがゴールだからね」

──とはいえONEはコロナを経てなお、フィリピンで大会を開いています。一方UFCは2015年に1度イベントを開き、2016年にショーがキャンセルされて以来マニラに戻ってきていません。

「それこそが、フィリピンにとって悲しい事実だよ。UFCは6月にシンガポールで大会を開いたけど、フィリピンだけでなくアジアで活発な活動をしていないから」

──UFCはRoad to UFCをアジアで開きました。

「凄く良いことだ」

──ただし、そこにフィリピンの有力な顔触れはいなかったです。アジアのパワーハウスから参加選手は1人でした。

「その通りだ。それもUFCがアジアではそれほどイベントを開いていないことが影響していると思う。ONEチャンピオンシップのようにね。ONEはいつもアジアでイベントを行っている。だからフィリピンのファイターもONEに興味を持っている。それでも、UFCでも戦いたいんだよ」

──UFCで戦う困難さを理解しているからこそ、ONEで戦いたいという気持ちも膨れ上げるのでしょうね。

「イエス、イエス、イエス」

──マークも知っての通り。

「ホント、身に染みて分かっているよ(笑)。アジア以外で戦う、米国のチームに合流して時差ボケを解消して戦わないといけない。正直、アジアの選手がUFCで戦うことは簡単じゃない」

──UFCが世界最高と分かっていても、日本では知名度がない。だから国内トップのRIZINで戦うという選択も当然のようにあります。RIZINで戦う方がUFCで戦うより有名になれるので。同じようにフィリピンではONEの選手の方が、UFCファイターより有名になれることはないですか。

「そこはね、もう選手個人がどれだけソーシャルメディアを活用するかだよ。今のディジタル世代にとっては、個人の個別のマーケティングにかかって来る。日本でもアサクラ・ブラザースはYouTubeのコンテンツであそこまで有名になっているじゃないか。彼らが有名になったのはYouTubeで活動しているから。

実際に僕が自分のブランドを確立できているのも、ソーシャルメディアで積極的に活用しているからでもあるんだ。YouTube、Facebook、TikTok、Instagramでしっかりと活動している。UFCもそうだろう。ショーン・オマリーのようにね。もう10年前じゃないんだ。ファイターはエンターテイメントとして、自分自身で自分を売りださないといけない。これまであったコンテンツから飛び出して、人々に自分を知ってもらう。練習だけをやっていれば良い時代ではないんだよ。日々を自分で伝えていく。そこがハマれば、自分のブランドはより大きくなる」

──そこばかりが注目されて、実力不足に陥ると業界はおかしくならないですか。

「そりゃあダメだよ(笑)。ちゃんと練習して、ソーシャルメディアも活用するんだ。バランスを取らないとね。どちらかに偏っているのは良くない。練習に専念して、ソーシャルメディアを一切にやらない。それでも良いだろう、試合に勝てばね。でも、試合に負けると誰もその選手のことは知らないままだ。ソーシャルメディアを駆使して、自分でファンを開拓しないと誰もその選手に興味を抱かない。ファンがいない選手になるよ。

トレーニングをベリー・ベリーハードに行い、自分をソーシャルメディアで売り込む。そのバランスを取ること。若い選手がソーシャルメディアで自分を売り込むことばかり考えて、ファイターとして技術が備わっていない状況に陥ると、どううやって戦えば良いのか。その一方で、YouTubeボクサーに見ても分かるように、スキルに関係なく人々は彼らの試合をチェックしているからね」

<この項、続く>

The post 【Special】フィリンピンMMAを知る。まーく・ストリーグル─01─「ONEとUFC、有名になれるのは?」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
Column MMA MMAPLANET o UFC UFN201   アブドゥル・ラザク アラン・ボドウ カイル・ダウカウス ガブリエル・ベニテス クリスチャン・ロドリゲス グロリア・ジ・パウラ ジム・ミラー ジャマール・ヒル ジョニー・ウォーカー ステファニー・エッガー チェス・スケリー チャド・アンヘリガー デヴィッド・オナマ ニコラズ・モッタ パーカー・ポーター マーク・ストリーグル

【UFN201】試合結果 ヒル大勝、ストリーグル完敗、エッガー&オナマがパフォーマンス・ボーナス!!

【写真】サウスポーからオーソにし、初弾でジョニー・ウォーカーを沈めたヒル(C)Zuffa/UFC

19日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFN201:UFN on ESPN+59「Walker vs Hill」が開催された。

メインのライトヘビー級でジャマール・ヒルが、ジョニー・ウォーカーをKOしオクタゴン戦績を4勝1敗とした。

UFC39戦目を迎えたジム・ミラーは右のカウンターでニコラズ・モッタをKOしUFCで23勝目を挙げた。UFC2戦目となったマーク・ストリーグルは、チェス・スケリーに2RでTKO負け。2試合連続のKO負けで、厳しい状況に。また勝者スケリーは試合後のインタビューで引退を発表している。

パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト=ジャマール・ヒル、カイル・ダウカウス、デヴィッド・オナマステファニー・エッガー

UFN201:UFN on ESPN+59「Walker vs Hill」
<ライトヘビー級/5分5R>
○ジャマール・ヒル(米国)1R2分55秒
KO
詳細はコチラ
×ジョニー・ウォーカー(ブラジル)
<195ポンド契約/5分3R>
○カイル・ダウカウス(米国)1R4分59秒
ダースチョーク
×ジェイミー・ピケット(米国)
<ヘビー級/5分3R>
○パーカー・ポーター(米国)3R
判定
詳細はコチラ
×アラン・ボドウ(フランス)
<ライト級/5分3R>
○ジム・ミラー(米国)2R1分59秒
TKO
詳細はコチラ
×ニコラズ・モッタ(ブラジル)
<ミドル級/5分3R>
○ジョアキン・バックリー(米国)3R
判定
×アブドゥル・ラザク(米国)
<フェザー級/5分3R>
○デヴィッド・オナマ(ウガンダ)1R4分24秒
KO
詳細はコチラ
×ガブリエル・ベニテス(メキシコ)
<女子バンタム級/5分3R>
○ステファニー・エッガー(スイス)1R3分44秒
腕十字
詳細はコチラ
×ジェシーローズ・クラーク(豪州)
<フェザー級/5分3R>
○チェス・スケリー(米国)2R2分01秒
TKO
詳細はコチラ
×マーク・ストリーグル(フィリピン)
<女子ストロー級/5分3R>
○グロリア・ジ・パウラ(ブラジル)3R
判定
×ディアナ・ベルビシャ(ルーマニア)
<バンタム級/5分3R>
○チャド・アンヘリガー(カナダ)3R3分33秒
TKO
×ジェシー・ストレーダー(米国)
<フェザー級/5分3R>
○ジョナサン・ピアース(米国)3R
判定
×クリスチャン・ロドリゲス(米国)
<バンタム級/5分3R>
○マリオ・バウティスタ(米国)3R
判定
×ジェイ・ペーリン(米国)


The post 【UFN201】試合結果 ヒル大勝、ストリーグル完敗、エッガー&オナマがパフォーマンス・ボーナス!! first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET Report UFC UFN ESPN+59 UFN201 チェス・スケリー ブログ マーク・ストリーグル

【UFN201】縦ヒジ→ヒザ蹴りでストリーグルがTKO負け。勝者スケリーが引退発表

<フェザー級/5分3R>
チェス・スケリー(米国)
Def.2R2分01秒by TKO
マーク・ストリーグル(フィリピン)

サウスポーのストリーグルが左ローを蹴る。スケリーは右前蹴り、ローに右を合わせていく。ストリーグルの左ミドル後に左右のフックで前に出たスケリーは、小手投げの攻防からクリンチでケージに押し込まれる。押し返したスケリーが、バックに回る。ストリーグルはキムラに取りつつ、グリップを剥がして胸を合わせる。ボディ&顔面を殴ったストリーグルが太腿に鉄槌を打っていく。

ストリーグルの投げを潰したスケリーがトップを取り、クローズドの中に。エルボーを打ちつけるストリーグルのキムラ狙いを察知したスケリーはボディを殴り、オープンになると起き上る。ここでアップキックを決めたストリーグルは、最後に背中を預けてスタンドに戻った。

2R、ストリーグルは左ロー、スケリーが右を当てて組みつく。ワキを潜ってバックに回ったスケリーが背中をつけて寝技に持ちこもうとする。胸を合わせようとしたストリーグルが、背中をもう一度録られそうになるが、前方に落としてスタンドへ。すぐにスケリーも続き打撃の間合いになると縦ヒジを当てる。これが効いたストリーグルは、右フックを被弾して組もうとしたところで、右ヒザをアゴに突き刺される。この一発で倒れたストリーグルは、両手で顔面を覆う形でパウンドを受け続けTKO負けした。

「凄く気持ちいいよ。でも、もう燃え尽きた。これが最後の試合になるだろう。体はもうもたない。超興味深いオファーがあれば考えるけど、もう体がね。今後はグラップリングをやるとか、違うことをやるよ」と勝者は明るい表情で引退を発表した。


The post 【UFN201】縦ヒジ→ヒザ蹴りでストリーグルがTKO負け。勝者スケリーが引退発表 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o UFC UFN201 アブドゥル・ラザク アラン・ボドウ カイル・ダウカウス クリスチャン・ロドリゲス グロリア・ジ・パウラ ジム・ミラー ジャマール・ヒル ジョニー・ウォーカー ステファニー・エッガー チャド・アンヘリガー ニコラズ・モッタ マーク・ストリーグル

【UFN201】キャリア51戦目、39度目のオクタゴンへ。ジム・ミラー「殴られたら、殴り返したくなる」

【写真】今も頂点を目指す戦いの輪に入っている。そこがよりジム・ミラーを格好良くさせる (C)Zuffa/UFC

19日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN201:UFN on ESPN+59「Walker vs Hill」にジム・ミラーが出場し、ニコラズ・モッタと対戦する。

ジョニー・ウォーカー×ジャマール・ヒルのミドル級がメインの今大会、プレリミは7試合で女子のストロー級とバンタム級以外の男子の試合はフェザー級とバンタム級に集中している。

キャリア33勝6敗1NC、50戦を越えるキャリアのミラーは、モッタ戦がオクタゴン39戦目で、自ら最多出場記録を更新している。50戦を越えるキャリア、彼と同世代の選手も決して少なくない。ただし、UFCでこれだけ長く、キャリアの4/5を過ごしている。世界最高峰で、今の王座と挑戦としたヒエラルキーのなかで戦い続けるジム・ミラーに、その戦い続けられる理由を尋ねた。


──UFCで39戦目となるニコラズ・モッタ戦が土曜日に控えています。今の調子はいかがですか(※取材は現地時間の火曜日に行われた)。

「調子は良いよ。トレーニングキャンプもしっかりできた。もう、あとは戦うだけだ。本来、彼とは去年の9月に戦う予定だったけど、僕がコロナに感染してキャンセルになった。すっと彼と試合をするために準備をしてきたようものだよ」

──それにしても、ここまでUFCで戦ってきてまだ戦いたいと思えるものなのですか。

「今も楽しいからね。いつまでたっても、ファイトは何が起こるか分からないから楽しいんだ。俺は分かったなんてしたり顔で言うようになったら、もう戦えないよ。体に問題があれば楽しめないだろうし、練習も楽しんでいる。今は子供が4人もいて、ファイトが全てじゃない。やらないといけないことも増えた。でも、モチベーションを維持することは凄く簡単なんだ」

──ジムがモチベーションをキープする方法とは?

「キープする方法じゃないよ。殴られたら、殴り返したくなる。そういうことだよ。その気持ちがあれば戦い続けることができる。若かった頃のように戦いだけに集中するのは困難だけど、さっきも言ったように楽しいんだよ。だから、少しでも長い間楽しみ続けたい」

──数カ月に1度の試合のために、長くハードな練習を続けることも楽しめるということですね。それにしても若いファイターがどんどん出てきて、フィジカルモンスターのような選手も多いです。そのなかで年を重ねてなお彼らと戦う。どのようにして、そんな心と体を創っていけるのでしょうか。

「MMAはパズルだ。本当に色々なことを学ぶ必要がある。常に新しい武器を得ようと練習している。ジムで自分を成長させる。時には難しいこともあるよ。常に強くなり続けるなんてできないからね。それでも何かを学ぶ、何かを習う。そういう学生のような、探求心を持ち続けることが必要だと思う。その気持ちがなくて、ただ強くありたいなんて自分のエゴでしかないからね」

──MMAは時代とともに戦い方が変化しています。今やグラウンドの攻防が続くことは珍しく、寝て逆転を狙うよりも立ってイーブンに戻すことが主流です。スタンドでも、距離とタイミングをしっかりと見ていたのが、ガチャガチャと殴り合い、テイクダウン防御への意識が低く、倒されても立てば良い──レスリングに付き合って疲れることは回避する。それが現代MMAの戦い方になっているように感じます。しっかりと倒して、抑えていたジムからすると、このスタイルをどのように思っていますか。

「スポーツって常に変化するものだよ。僕だって変わる。だから新しい技術を身に着ける姿勢が必要なんだ。変化するというのは、そのスポーツにとって悪いことじゃないはずだ。それだけ新しくなっているということだしね。それが成長するということだと思うよ」

──なるほど。昔は良かったなどと言っていたら、38試合もUFCで戦えないですね。

「僕だって、昔は良かったと思うことはあるよ(笑)。2000年代の最初の頃のMMAを懐かしく感じることがね。素晴らしいファイターたちが、どの局面でも……そう、どんな状況でも戦いを回避するために動くんじゃなくて、戦っていた。それでも、戦い方は変わる。どのスポーツを見ても同じだ。皆が勝とうとする努力が、ゲームを変えるのさ。そうやって戦うモノとして、受け入れて戦うだけだよ」

──土曜日はジム・ミラーとして、どのような試合をファンに見せたいですか。

「ジム・ミラーらしい試合をしたい。戦うためにケージに入る。可能な限り圧を掛けて、ペースを握る。相手にミスをさせ、そこをつく。僕はプロMMAを50試合戦ってきた。次の試合が51戦目なんだ。簡単に勝てると思って、試合をしたことはない。そのために厳しい練習をし、自分を追い込んで試合に向かう。勝負を諦めない。そういう自分らしさを見せることができれば、最高だよ。

そうやっていること自体が楽しんだ。それが僕の人生。僕はプロフェッショナルファイターでいたいんだ。そうすることで自由を感じられる。僕は差、ある意味生き返った人間だから。重度の倦怠感を伴う病のおかされた時、そうUFC200でタカノリ・ゴミと戦った時、実は引退する準備をしていたんだ」

──えぇ、そうだったのですね!!

「でも体調が戻り、戦い続けることにした。あれ以来、いつ身を引いても構わないと思って戦っている。もう既に引退することを決めた人間だからね。幸運なことに、今も戦い続けることができている。この道を歩くことが楽しいんだよ。いつ、終わりになってもしょうがない。そう思っているからこそ、思い切り楽しんでいるんだ」

──だからこそ、皆、ジムの試合を見ると『まだ俺もできる。頑張ろう』という気持ちになれるんだと思います。

「ありがとう。そう言ってもらえると凄く嬉しいよ」

──そう思っている日本のファンに、一言お願いします。

「日本のMMAファンの皆が応援してくれることが本当に嬉しい。残念なことに、僕はまだ日本で試合をしたことがない。でも、将来的に日本で試合する可能性は残っている。ホント、日本のMMAがこのスポーツのために尽くしてくれたことに感謝しているんだ。皆、ありがとう」

■視聴方法(予定)
2月20日(日・日本時間)
午前6時00分~UFC FIGHT PASS

■ UFN201計量結果

<ライトヘビー級/5分5R>
ジョニー・ウォーカー: 206ポンド(93.44キロ)
ジャマール・ヒル: 205ポンド(92.99キロ)

<195ポンド契約/5分3R>
カイル・ダウカウス: 193.5ポンド(87.77キロ)
ジェイミー・ピケット: 194ポンド(87.99キロ)

<ヘビー級/5分3R>
パーカー・ポーター: 263ポンド(119.29キロ)
アラン・ボドウ: 256ポンド(116.11キロ)

<ライト級/5分3R>
ジム・ミラー: 156ポンド(70.76キロ)
ニコラズ・モッタ: 154.5ポンド(70.08キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジョアキン・バックリー: 183ポンド(83.00キロ)
アブドゥル・ラザク: 186ポンド(84.37キロ)

<フェザー級/5分3R>
ガブリエル・ベニテス: 148ポンド( 67.13キロ)
デヴィッド・オナマ: 144.5ポンド(65.54キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
ジェシカローズ・クラーク: 135.5ポンド(61.46キロ)
ステファニー・エッガー: 135ポンド(61.24キロ)

<フェザー級/5分3R>
チャス・スケリー: 146ポンド(66.22キロ)
マーク・ストリーグル: 145ポンド(65.77キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ディアナ・ベルビシャ: 116ポンド(52.62キロ)
グロリア・ジ・パウラ: 115.5ポンド(52.38キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジェシー・ストレーダー: 135ポンド(61.24キロ)
チャド・アンヘリガー: 135ポンド(61.24キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジョナサン・ピアース: 145.5ポンド(66.0キロ)
クリスチャン・ロドリゲス: 145.5ポンド(66.0キロ)

<バンタム級/5分3R>
マリオ・バウティスタ: 135.5ポンド(61.46キロ)
ジェイ・ペーリン: 136ポンド(61.69キロ)

The post 【UFN201】キャリア51戦目、39度目のオクタゴンへ。ジム・ミラー「殴られたら、殴り返したくなる」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o ONE PFL UAEW UFC UFN201   アブドゥル・ラザク アラン・ボドウ イ・ドギョム カイル・ダウカウス カイ・カラフランス クリスチャン・ロドリゲス グロリア・ジ・パウラ サイド・ヌルマゴメドフ ジム・ミラー ジャマール・ヒル ジョニー・ウォーカー ステファニー・エッガー チェス・スケリー チャド・アンヘリガー マーク・ストリーグル

【UFN201】計量終了 世田谷生まれ、慧舟會育ちのストリーグル。捲土重来&背水の陣のオクタゴン2戦目へ

【写真】レスリングのクラウチングでフェイスオフを行ったスケリーとストリーグル(C)Zuffa/UFC

19日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN201:UFN on ESPN+59「Walker vs Hill」の計量が、18日(金・同)に行われた。

ジョニー・ウォーカー×ジャマール・ヒルのミドル級がメインの今大会、プレリミは7試合で女子のストロー級とバンタム級以外の男子の試合はフェザー級とバンタム級に集中している。


バンタム級が2試合、フェザー級が3試合も組まれたがプレリミメインでライト級から階級を落としてきたデヴィッド・オナマと対戦するガブリエル・ベニテスが 148ポンドと計量失敗し、ファイトマネーの30パーセントをカットされキャッチウェイトで戦うことになっている。

第2試合で顔を合わせるジョナサン・ピアースとクリスチャン・ロドリゲスは共に 145.5ポンドでクリアした。また第5試合ではマーク・ストリーグルが、オクタゴン2戦目をチェス・スケリーと戦う。

父親が世田谷のインタースクールの教師だった関係で、世田谷で生まれ育ち、高校生のときに慧舟會GODSでMMAを始めたストリーグル。サンディエゴへの大学へ進学するも、途中でプロMMAファイターに転身した。

Legend FC、ONE、URCCと日本で戦っていないのは不思議だが、アジア全域で戦ってきたストリーグルは過去にカイ・カラフランスやUAEWから今年のPFL CSに挑戦するイ・ドギョムらに一本勝ちを収めている。それでいて世界最高峰の水は全く甘くなく──UFCでは一昨年10月の初陣でサイド・ヌルマゴメドフに51秒TKO負け。今回は捲土重来もしくは背水の陣でのスケリー戦となる。

■視聴方法(予定)
2月20日(日・日本時間)
午前6時00分~UFC FIGHT PASS

■対戦カード

<ライトヘビー級/5分5R>
ジョニー・ウォーカー: 206ポンド(93.44キロ)
ジャマール・ヒル: 205ポンド(92.99キロ)

<195ポンド契約/5分3R>
カイル・ダウカウス: 193.5ポンド(87.77キロ)
ジェイミー・ピケット: 194ポンド(87.99キロ)

<ヘビー級/5分3R>
パーカー・ポーター: 263ポンド(119.29キロ)
アラン・ボドウ: 256ポンド(116.11キロ)

<ライト級/5分3R>
ジム・ミラー: 156ポンド(70.76キロ)
ニコラス・モッタ: 154.5ポンド(70.08キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジョアキン・バックリー: 183ポンド(83.00キロ)
アブドゥル・ラザク: 186ポンド(84.37キロ)

<フェザー級/5分3R>
ガブリエル・ベニテス: 148ポンド( 67.13キロ)
デヴィッド・オナマ: 144.5ポンド(65.54キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
ジェシカローズ・クラーク: 135.5ポンド(61.46キロ)
ステファニー・エッガー: 135ポンド(61.24キロ)

<フェザー級/5分3R>
チェス・スケリー: 146ポンド(66.22キロ)
マーク・ストリーグル: 145ポンド(65.77キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ディアナ・ベルビシャ: 116ポンド(52.62キロ)
グロリア・ジ・パウラ: 115.5ポンド(52.38キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジェシー・ストレーダー: 135ポンド(61.24キロ)
チャド・アンヘリガー: 135ポンド(61.24キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジョナサン・ピアース: 145.5ポンド(66.0キロ)
クリスチャン・ロドリゲス: 145.5ポンド(66.0キロ)

<バンタム級/5分3R>
マリオ・バウティスタ: 135.5ポンド(61.46キロ)
ジェイ・ペーリン: 136ポンド(61.69キロ)

The post 【UFN201】計量終了 世田谷生まれ、慧舟會育ちのストリーグル。捲土重来&背水の陣のオクタゴン2戦目へ first appeared on MMAPLANET.