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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN240 キック チャペ・マリスカル モーガン・シャリエール

【UFN240】シャリエールが左ボディを効かせるも、マリスカルが最終回を制してスプリット判定勝ち

<フェザー級/5分3R>
チャペ・マリスカル(米国)
Def.2-1:29-28.29-28.27-30
モーガン・シャリエール(フランス)

スイッチするマリスカルに、シャリエールがワンツーから左右の連打を浴びせる。マリスカルは組みついてグラウンドに持ち込むが、ここはシャリエールがギロチンから切り返す。マリスカルがスクランブルに持ち込むと、シャリエールはスプロールからガブり続けて立ち上がる。マリスカルが足をかけてバランスを崩しつつ、ケージまでドライブした。シングルレッグからダブルレッグ、さらにハイクロッチに切り替えるマリスカル。シャリエールはヒザを突き上げ、さらにテイクダウンを許さず。マリスカルが離れた。

ケージ中央でマリスカルが右クロスから足技を見せ、さらにダブルレッグでドライブした。シングルレッグに切り替えてもシャリエールは倒れない。差し返したシャリエールがヒザを突き上げる。マリスカルは左ヒジから一旦離れ、再度シャリエールをケージに押し込む。ケージ際での差し合いから、マリスカルの左がヒットしてシャリエールがバランスを崩した。ケージ際でスクランブルの展開が続いたあと、両者がケージ中央へ。マリスカルが左ミドルを見せると、シャリエールの左もマリスカルの顔面を捉えた。

2R、マリスカルの両目付近の腫れが目立つ。サウスポーに構えたマリスカルがサークリングする。シャリエールのパンチを受けたマリスカルが右カーフを返すも、シャリエールの右がクリーンヒットした。マリスカルが頭を下げると左ハイキックを打ち込んだシャリエールは、右インロー、右ボディストレートと攻め立てる。マリスカルも右カーフ、右ハイと返していく。さらにテイクダウンから右アッパーでシャリエールにケージを背負わせるも、中央に戻ったシャリエールが左ボディを決める。

至近距離になるとシャリエールの左ボディ、右ストレートと続けてヒット。さらに左ボディを効かされたマリスカルが下がるように。スイッチしながら距離を詰めるシャリエールの右ローで、マリスカルがバランスを崩した。マリスカルはシャリエールの首に手を掛けたが、シャリエールが小外で倒してバックコントロールへ。立ち上がるマリスカルは右前蹴りをシャリエールの顔面に当てるも、そのままシャリエールが抱え上げて倒した。

最終回、シャリエールがジリジリと距離を詰めて左ジャブを突く。右ミドルハイからワンツーを見せたが、マリスカルも左ジャブから右ストレート、スイッチして左を当てる。マリスカルがパンチの連打を浴びせるも、シャリエールがブロック。しかしマリスカルが手を止めず、パンチがシャリエールのアゴを捉えた。ここでシャリエールはダブルレッグで切り返し、マリスカルに背中を着かせる。ハーフガードのマリスカルを抑え込んだシャリエールは、スクランブルから立ち上がる。マリスカルがケージに押し込むも、シャリエールが首を取って切り返した。しかしマリスカルもガブるシャリエールをシングルレッグで押し込み、トップを奪った。ハーフガードから潜るシャリエールに、マリスカルが左パウンドを連打していった。

2Rはシャリエール、3Rはマリスカルが取っただろう。ここは1Rをどう見るか--1人のジャッジはフルマークでシャリエールを支持したが、2人はマリスカルの勝利に。マリスカルがスプリットでノンストップのラフファイトを制して、オクタゴン3連勝とした。


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MMA MMAPLANET o UFC UFC293 キック ジャック・ジェンキンス チャペ・マリスカル

【UFC293】マリスカルの柔道スローでジェンキンスを右肘負傷に追い込む

<フェザー級/5分3R>
チャペ・マリスカル(米国)
Def.2R3分19秒 by TKO
ジャック・ジェンキンス(豪州)

じりじりとプレッシャーをかけるジェンキンス。マリスカルは右ミドルを蹴る。ジェンキンスは左ミドルと右カーフを蹴り、構えをスイッチしながらマリスカルの前足にカーフを蹴る。

マリスカルがパンチで前に出ると、ジェンキンスはカウンターの右ハイ。距離が詰まるとジェンキンスが首相撲。マリスカルはボディにパンチを打ち込む。

ジェンキンスは右のカーフキック、左ミドルから右フック。マリスカルはジャブから組みつくが、ジェンキンスはすぐに離れる。ジェンキンスは右カーフ、下がりながら左フックを返す。

マリスカルはフックで飛び込み、残り30秒のところで組みついて押し込む。最後はスタンドの攻防でラウンドを終えた。

2R、ジェンキンスは左カーフと右ミドル。マリスカルは右フックを見せ、パンチをまとめて組みつく。マリスカルはジェンキンスをケージに押し込み、シングルレッグを狙うが腕をクラッチ出来ない。

ジェンキンスがケージ際で入れ替わって距離を取る。サウスポーにスイッチするマリスカル。ジェンキンスが首相撲からのヒザ蹴りを狙うと、マリスカルが組みついて押し込む。

ここでマリスカルがかんぬきの状態から投げを狙うと、ジェンキンスが右腕をマットについてしまい、右肘を負傷。レフェリーが試合を止め、マリスカルのTKO勝利となった。試合後、マリスカルは「ジュードー!」と自らの投げをアピールした。

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【UFC293】マリスカルと対戦、ジャック・ジェンキンス「前に出て戦うだけでは、UFCでは勝てない」

【写真】母国でのファイトの利点を話していたが、取材の多さなど米国の方が気楽な点もあることはあるようだ (C)MMAPLANET

明日10日(日・現地時間)、豪州ニューサウスウェールズ州シドニーのクードスバンク・アリーナで開催されるUFC 293「Adesanya vs Strickland」にジャック・ジェンキンスが出場し、母国のファンの前でチャペ・マリスカルと対戦する。
Text by Manabu Takashima

Eternal MMAフェザー級王者からコンテンダーシリーズを経て、UFCにステップアップを果たしたジェンキンスは、オクタゴンでも2連勝中だ。確かなキックボクシングの技術力を誇るジェンキンスが、喧嘩屋マリスカルに向けて語るなかで、彼の揺るぎないファイト・フィロソフィーが見えた。


――ジャマール・エマース戦前のインタビューでは、豪州から米国で戦う時の時差や季節の違いの調整について話していただきましたが、今回は母国でのファイトになります。

「ジェットラグのアジャストは必要ないし、他の国で戦う時に感じる問題が一切ない。試合までのプロセスが本当に楽だよ」

――そして試合に関してもケージがあるなら、アメリカン・レスラーにも簡単にテイクダウンを奪われない。さらに蹴りを使えることがアドバンテージだと言っていましたが、まさにテイクダウンを防ぎ、カーフを効かして競り勝ちました。

「本当に接戦だった。試合前にインタビューを受けた時から、彼がトップ15に値する力の持ち主であることを期待していて、その通りのファイターだった。試合の序盤はテイクダウンを奪われたしね。僕の打撃と彼のアメリカン・レスリングの激突は、一進一退の攻防になった。時差ボケ、長旅の末のパフォーマンスとしては満足しているよ。

カーフキックを効かすことができ、僕のキックはアメリカン・レスラーにはやはり有効だった。カーフキックはMMAを変えたよ。2発、3発……いや、時には1発で試合を決めることができるからね」

(C)Zuffa/UFC

――では今回の対戦相手のマリスカルについては、どのような印象を持っていますか。

「タフな対戦相手だよ。めちゃくちゃアグレッシブで、あそこまでアグレッシブなファイターはUFCでも数パーセントしかいないだろう。とにかく、前に出て戦う選手だ」

――ブロウラー的なファイターに感じます。

「そうだね。僕の方がクリーンに、そしてスマートに戦えることは確かだ。近い距離になれば、僕のモノだ」

――スラッピーでワイルドでありますが、同時に気持ちも強いかと思います。その辺りはどのように感じていますか。

「そうだね、だからこそ僕に勝機があると思っている。そして、そういうイメージがあるからこそ、彼がブロウラーだと思い込み過ぎないようにしている。あまり強く印象を持つと、何かを見落としてしまうからね。これは、どの試合でもそうしているよ。その喧嘩屋っぽい相手と戦うのも、チャレンジの一つだ。

同時にただ前に出て戦うだけでは、UFCでは勝てない。そんな戦い方が通用するような場所じゃないからね。僕のゲームに彼を誘い込む。そうだね、前蹴りとジャブ。この2つで彼を突き放して、前に出させないよ」

――では母国で戦う優位さとは別に、ファンの期待が高いことをプレッシャーに感じることはないですか。

「母国で戦うことで、絶対的に米国で試合をするときよりもファンの注目度は高いよね。そしてプレッシャーになる。でも、僕はこのプレッシャーが悪い影響を与えるとは思っていない。国の期待は、今後上にいくほど増えていくことだしね」

――その注目度の高いファイト、これからさらに前に進むためにどのような試合を母国のファンに見せたいと思っていますか。

「絶対的な支配力を見せる。戦う上で一番大切なことは、勝利を手にすること。次にドミネイトすること。エキサイトな試合をすることが最重要だと考える選手もいるけど、僕はそうじゃない。試合は勝たないといけない。結果的にエキサイティングな試合になって、ファンが喜んでくれるならハッピーだ。でもまず勝つこと。次にドミネイトすること。無理やりエキサイティングな試合になるよう戦うつもりはない」

――ところで豪州でのPPVショーは、試合開始が日曜の朝です。この時間帯に戦うことをどのように思っていますか。

「いつも10時半や11時から練習をしていから、何も問題じゃないよ」

■視聴方法(予定)
9月10日(日・日本時間)
午前7時30分~UFC FIGHT PASS
午前11時~PPV
午前7時00分~U-NEXT

■ UFC293対戦カード

<UFC世界ミドル級選手権試合/5分5R>
[王者]イスラエル・アデサナニャ(ニュージーランド)
[挑戦者]ショーン・ストリックランド(米国)

<ヘビー級/5分3R>
タイ・ツイバサ(豪州)
アレキサンダー・ヴォルコフ(ロシア)

<フライ級/5分3R>
マネル・ケイプ(ポルトガル)
フィリッピ・ドスサントス(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
ジャスティン・タファ(豪州)
オースティン・レーン(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
タイソン・ペドロ(豪州)
アントン・トゥルキャリ(スウェーデン)

<ライトヘビー級/5分3R>
カーロス・アルバーグ(ニュージーランド)
チョン・ダウン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
ジャック・ジェンキンス(豪州)
チャペ・マリスカル(米国)

<ライト級/5分3R>
ジェイミー・マラーキー(豪州)
ジョン・マクデッシ(カナダ)

<ライト級/5分3R>
ナスラ・ハクパレス(ドイツ)
ランドン・キニョネス(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ブラッド・ダイアモンド(ニュージーランド)
チャーリー・ラドキー(米国)

<フェザー級/5分3R>
シェーン・ヤング(豪州)
ガブリエル・ミランダ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ケヴィン・ジュセ(フランス)
キーファー・クロスビー(米国)

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