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お蔵入り厳禁!!【IRE05】10日のコンバット柔術イベントのガイドラインに――寒河江寿泰✖杉本孝─02─

【写真】会津藩お留流――御式内?! こんな間合い、格闘技にあるのか? グラップラー同士のコンバット柔術創世記に見られた史実(C)MMAPLANET

10日(日・祝)に東京都港区のリバーサル田町芝浦スタジオでIRE06 が開催される。そこで倉本一真とコンバット柔術で対戦することが発表された寒河江寿泰が昨年7月のIRE05 =コンバット柔術70キロ級Tで優勝した直後に準決勝で対戦した盟友・杉本孝とともにコンバット柔術の魅力と課題について語り合った対談後編。

お蔵入り厳禁――6日後の日本初といっても過言でないコンバット柔術ワンマッチ大会を前にして、ガイドブックとなる両者の話をお届けしたい。

<寒河江寿泰×杉本孝対談Part.01はコチラから>


――グラップリングとレスリングの違いは、立ち技が続くとグラップリングはアクションが少ない。コンバット柔術も同様でした。

杉本 ハイ。立ち膠着が起こるぐらいなら、どちらかが下になって極めを狙う。それがこの競技の本質だと思います。

寒河江 立ち技が60秒続いた結果がじゃんけんでサドルだと、勝っても……有利すぎるだろうと思います。

ここはヒザ立ちから仕切り直しとかでも良いので、違う形になってほしいですね。じゃんけんで有利・不利があそこまでハッキリしてしまうのは……やはり気になります。

杉本 それまで攻勢だった方をレフェリーが選び、下か上かを選択させて寝技で再開とか。

寒河江 ただ同時にサドルや50/50を普段からやっている選手なら、そこまで危ういポジションでもないんですけどね。

――MMAとグラップリングの接点ということを考えると、あまりにもグラップリング側が有利で。しかも、その決定がジャンケンだと博打的になってしまいます。

寒河江 MMAの選手は、そこの練習に時間を割いていないでしょうしね。

杉本 柔術家もやっていないですよ。

寒河江 今成柔術が優位になりますね(苦笑)。

――今大会の雰囲気としては掌底が見られると、笑い声が挙がっていたのは気になりました。

寒河江 危ないんですけどね。痛いし、笑いごとじゃないって。

杉本 それがパンチと掌底の差なのでしょうか。掌底は音がパーンっていう感じで出て。効いているのか効いていないのか分からないけど、音は凄い。そういう空気が笑いを誘っていたのかもしれないですね。

――それは杉本選手がお尻とか太ももをパチパチと叩くからですよ(笑)。

杉本 完全にヒールですね(笑)。でも、こればっかりは経験がないので、掌底の距離感も分かっていなかったので、やってみないとどうなるのか想像がつかなかったです。

寒河江 自分の手も痛いことが分かりました。

杉本 顔と腹は効くかもしれないですけど、足とかはダメージを与えることはできないですよね。ただ掌底を使って意識を散らすとか、そういうことができるのかと思ってトライしてみました。

――今回は今成柔術、もしくはトイカツ東中野周辺の選手の出場が多かったですが、本場のコンバット柔術ではロベルト・ヒメネスとういIBJJF柔術の猛者が優勝したりもしています。IBJJFルールで戦っている柔術家の出場は期待できるでしょうか。

寒河江 どうですかね……見ていると笑い声が起こっていましたが、やると怖いですからね。

杉本 やはり練習で掌底を試すのと、試合になると感覚が全く違っていました。痛いし、それだけ怖い。

寒河江 長野(将大)選手の掌底なんて、本当にやばいですよ。あとカルペ芦屋のタツノスケ選手の掌底も……村田(卓実)さんが相当に効かされていました。

杉本 タツノスケ選手は途中で打つのを止めてスタミナ・セーブをしたように見えましたけど、セコンドがいれば打たせ続けてTKO勝ちしていたかもしれないです。

寒河江 生田(誠)さんも、相当に長野選手の掌底で頭を揺れていましたし。

――生田選手は掌底を効かされて取った手段がデラヒーバだったのは、本当に素敵でした。

杉本 ニーシールドでなく、デラヒーバ!! 

寒河江 そういうあたりもコンバット柔術が普及することで、Zガードを取るとかに変わってくるのでしょうね。近い距離のガードよりも、遠い距離を取るガードが増えるとか。

杉本 僕もクローズドに入れてしまうと思います。でも、そこから頭を引き寄せるとか柔術やグラップリングとは違う対処が必要になってきますね。

――そういう変化が起こる前が、また違った意味で醍醐味もありますし、コンバット柔術は誰もができるモノでない柔術として根付けば非常に面白そうです。

寒河江 マットでもやってみたいですね。ただ、広いから攻防が起こるかというのも実際のところは、それも試合が行われないと分からないでしょうね。

杉本 MMAの人はケージのほうが良いだろうし。マットとケージは絶対に違います。足関節にしても、ロールして逃げ続けることはできないですしね。

――今後もコンバット柔術に出場し続けたいという気になりましたか。

寒河江 顔を叩くのは得意じゃないとは、本当に思いました。スラップリングにグラップリングがあるのではなく、グラップリングをするためにスラッピングを使うぐらいでないと私は向いていないというのが正直なところです。

杉本 僕は知っている人間でも叩けるんだって分かりました(笑)。練習では一切叩けなかったのに、試合になると逆にできたので驚いています。掌底がないと取られるという心理状態が、叩くことを可能にしたんだと思います。だから初戦は叩いていないんですよね。倒せる……極めることができるという感覚で戦っていたので。

――それでも寒河江選手も決勝の村田選手との試合はかなり叩いていました。

寒河江 試合前に『殺しにいくからね』って卓実さんに言われ、これはいかないとやられると思って。でも10分を3試合はきついです(苦笑)。

杉本 柔術は止まることができますが、その態勢がコンバット柔術だと殴られるので体力も気持ちも休めるところがなくて……僕は2試合ですけど、しんどかったです。

寒河江 本場のコンバット柔術は優勝するまで4試合。こうやってトーナメントを戦って、あの過酷さが理解できました。尊敬します。

杉本 だからラバーなんでしょうね。完全に止まることできるので。

寒河江 それと今日のほうが本場より、掌底が多かったですよね。

杉本 柔術家、グラップラーよりもMMAの人とやってみたいです。コンバット柔術なら組み勝てるかとも思いますし。

寒河江 掌底をかい潜ってサブミッションにつなげるのが一番面白いので、次に出るときはそういう試合をしたいです。

杉本 ワンマッチでグラップラー×MMAファイター、レスラー×グラップラーとかの方が、グラップラー同士よりもコンバット柔術はもっと面白くなると思います。

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ABEMA IRE05 IRE06 MMA Progress   寒河江寿泰 杉本孝 長谷川賢

お蔵入り厳禁!!【IRE05】掌底を叩き合った直後のコンバット柔術対談──寒河江寿泰✖杉本孝─01─

【写真】掲載の時期を逸していた対談、結果的にこのタイミングがベストという瞬間が訪れたような気がします。杉本選手、寒河江選手、長い間お待たせてしてスミマセンでした(C)MMAPLANET

長谷川賢によりPROGRESS計画が明らかになり、IRE06ではコンバット柔術の試合がABEMAで中継される。日本のグラップリング界の変革の時が、図らずとも訪れようとしている。

そんなタイミングだからこそ、8月に収録された寒河江寿泰と杉本孝の対談をお届けしたい。8月14日に開催されたIRE05 のコンバット柔術70キロ級Tの準決勝で相対した練習仲間の両者は、実際に掌を叩き合った後にコンバット柔術の課題、可能性、そして性格について話してくれた。

お蔵入り厳禁、古くて新しい──温故知新グラプリング=コンバット柔術について両者の掌底を交換した後の、意見交換に耳を傾けてほしい。


──正直な印象を述べさせていただくと、杉本選手は性格が悪い(笑)!!

杉本 なぜ、ですか!?

寒河江 そうなんですよ(笑)。

──ルールのギリギリをつく掌底が、グラウンドになる前や跳びつきガードから反則で出てしまったり(笑)。

杉本 アハハハハ。

寒河江 でも、何度も掌底を貰って出ることができなかったので、してやられた感はあります。

杉本 掌底がなければ2、3回取られていると思います。そういうエントリーがありましたけど、あのまま入られると取られていたなというのは練習を一緒にやっているので感覚的にありました。掌底があることで射程距離が変わるような形で取られずに済んだと思います。あと10分という試合時間は実力通りになることが多いと思います。5分だとジャイアントキリングが起こる可能性も増えるでしょうけど。そう考えると、掌底がないと僕はやられていたはずです。

──準決勝の直接対決に関しては、どのように試合を組み立てようと思っていましたか。

寒河江 杉本さんが練習で掌底を打つところを見たこともなかったので、柔術寄りの試合になると高を括っていました(笑)。そうしたら掌底がバンバン来たので、ちょっと面喰って試合は運びに影響が出ました。

──まだコンバット柔術のルールで戦ったことがある日本人選手は10人程度かと思われるのですが、実際に戦って技術的な部分で気付きはありましたか。

寒河江 距離をつめてパスをするとか、そういうタイトな技術が必要だと思いました。あとラバーガードとか杉本さんも狙っていたと思うし、僕もやりたかったですね。

──それこそエディ・ブラボーが、MMA用にパンチを受けないポジションとして編み出したのがラバーガードですからね。個人的に両者の対戦では見てみたかったです。

寒河江 それが今日の僕は掌底があることで、ラバーもクローズドガードも取れなかったです。壁があるからなおさらかと思いました。

杉本 力の差があればクローズドに入れて、頭を下げさせることも可能だったと思いますけど、ある程度の技術力と力が拮抗していると、それすら難しいということが分かりました。結果、MMAと同じで柔術は防御に使い、上の選手が掌底を落とすという展開が多かったと思います。それにクローズドでも、しっかりと取れないと掌底だからなんとかなったけど、グーなら終わっていた試合もあるかと思います。

──10thPlanet柔術家として、ラバーは狙っていたかと。

杉本 そこは本当に狙っていたのですが……。掌底有りだからこそ、バックを取れるのが一番ですね。

──掌底有りという部分では、下からの掌底が全般的に目立っていた。これが嫌がらせ程度で柔術らしさをスポイルしてしまう要因になったというのもあるかと思います。

杉本 僕らがMMAをやっていないからでしょうね。MMAをやっている選手の方が、下から掌底という手段はなかったかと思います。あとMMAの経験者は距離を測ったパウンド的な掌底が打てますね。

寒河江 そこを考えるとグレイシー柔術、護身としての柔術、その原点が必要になってくると思います。

杉本 一本を取らせない、殴らせない技術ですね。

──と同時に、皆が掌底の焦点を当てすぎたというか競技的には掌底のあるグラップリングというようよりも、組みのあるスラッピングという試合が多かったように感じました。

寒河江 その通りだと思います。

杉本 MMAの経験のある選手は、掌底があっても前に出ることができて、柔術の人間は下がってしまった。僕自身、パラエストラTBの廣瀬(貴行)先生から『ラバーや三角、オモプラッタは叩かれないように仕掛けることができても、他の技は殴られるつもりで振り切っていかないと』という風にアドバイスを受けていたのですが……。

寒河江 距離を潰さないと、入れないですからね。

杉本 1発、2発は叩かれても、グッと入るように戦わないといけなかったです。あと叩く方も、普段はやっていないことなので体力の消耗に繋がっていましたね。

寒河江 掌底があることで、入って来る情報が多くなって神経的にも疲れました。

杉本 打撃あることで気を付けることが増える。同時にもっと上手く掌底を使えることができれば、バックマウントだとかマウントから極めやすくなるのかとも思いました。

──28年も昔にサンパウロのベーリンギ柔術で見た練習は、掌底を入れて道着はパンツだけでやっていたのを思い出させる話ですね。原点かもしれないし、そこに最先端の技術をどうハメ込むことができるのか。とても楽しみなコンバット柔術ではあるのですが、優勝をして寒河江選手はどのように感じられましたか。

寒河江 優勝して嬉しいというのはないです。時間内に取っていないですし、オーバータイムになってのサドルと50/50は自分の得意なところなので。レスリングの練習もしてきたので、そういう勝負もしたかったです。

杉本 あとはグラップリングは極め合いなのに、立ちレスの膠着が続くのは違うかと思いました。

──1分の立ちが続くと、じゃんけんで勝った方が50/50かサドルを選ぶことができるというルールも見られました。

寒河江 実際、それで1回戦は勝ったのですが、申し訳なかったです。あの展開になって、極めないとそれは真剣勝負じゃなくなりますし。でも、ああならない試合をコンバット柔術としてする必要があったかと思います。

<この項、続く>

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IRE05 IRE06 MMA   今成正和 朴光哲

【IRE06】今成正和もスーパーファイトに出場。今成ロールエクスタシー、年明け1月10日に開催

【写真】昨年8月のIRE05 ではコンバット柔術スーパーファイトで朴光哲と対戦した今成は、下からの掌底を2発入れてヒール→トーホールドの鉄板コースで一本勝ちした(C)

2022年1月10日(月・祝)に東京都港区のリバーサル田町芝浦スタジオで今成柔術主催IRE(imanari roll ecstasy)06が開かれることが明らかとなった。

オーバータイムが50/50かサドルという独自性を持つノーポイント&サブオンリーと掌底有りのコンバット柔術ルールを用いた大会が、昨年8月に続き新年早々に開催される。


IRE(ノーポイント&サブオンリー)ルールはトーナメントとビギナーのシングルマッチ(※闘技歴1年未満初心者向け試合出場3戦以内の方 延長無し 見込み一本早め)、コンバット柔術ではビギナールールは用いられずワンマッチで実施され、それぞれ出場選手の募集も始まっている。

今大会の開催に関して、主催者の今成正和は以下のような抱負をリリースに寄せている。

今成正和
「この度はIRE01を主催する運びとなりました。

今回は世界的な潮流に則り足関節を全面的に解禁したIREルールでのトーナメントを行います。そして前回に続き世界的なイベントになっているCJJW(combat jiujitsu worlds)に採用されているエディブラボー氏提唱のcombat jiujitsuを下敷きに考案しました今成コンバット柔術の男女ワンマッチを開催いたします。

そしてコンバット柔術では私がお声がけさせて頂いた選手でスーパーファイトを行います。素晴らしい戦いをみせてくれるであろう精鋭にご期待ください。

私もいずれかのルールで試合をする予定です。
安全面、新型コロナウイルス感染対策に充分配慮した大会運営を行いたいと思います。2022年の幕開けにふさわしい大会にすべく皆様のご参加をお待ちしております。広く皆様のご参加をお待ちしております。
Let’s roll !!!」

上記にあるようにコンバット柔術で今成が声を掛ける選手は、誰になるのか。また今成はどのルールで、誰と戦うのか。正式発表を待ちたい。

なお実施階級、ルール、出場申し込みに関しては今成柔術HPを参照のほど。

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IRE05 MMA UFC ブログ 生田誠 長野将大

【IRE05】所英男DNA=コンバット柔術に適した長野将大✖IBJJF競技柔術家=生田誠が大会ベストバスト!!

【写真】異種格闘技的という意味でも、最高のコンバット柔術。コンバット柔術の可能性を見た一戦となった (C)MMAPLANET

14日(土)に東京都港区のリバーサルジム東京スタンドアウト田町芝浦スタジオで開催されたIRE(Imanari Roll Ecstasy)05。ここでは掌底有りのコンバット柔術65キロワンマッチ=長野将大✖生田誠の一戦の模様をお届けしたい。

<コンバット柔65キロ契約/7分1R>
長野将大(日本)
Def.OT
生田誠(日本

2008年ムンジアル黒帯ライトフェザー級ベスト8、全日本選手でも優勝経験があるなどIBJJF競技柔術で確かな実績を持ち、生涯柔術家的でもある生田誠。

ホイス・グレイシーに影響を受けた世代の彼はこの日、IREルール2試合を経て、コンバット柔術への出場となった。

対して長野はコンバット柔術で既に橋本圭右と戦い、掌底を被弾し続けた対戦相手がオーバータイム延長を拒否するという怖い結果を見せている。

所英男のDNAを持ち、ZSTでKOKルールも経験している長野。動いて掌底で攻め、一瞬の隙をついて関節技を狙う彼のスタイルは、コンバット柔術ルール下で戦う柔術家とは、明らかに別物だ。

だからこそ生田の競技柔術との応酬が期待された一戦は、すぐに直ぐに引き込んだ生田に対し、長野がすかさず左の掌底を打ってスタートした。その後もパスをするためではなく、相手を反応させるためのパスガードを駆使しつつ、隙を見ては掌底を落としていく。

生田はリバースデラも、当然のように掌底が待ち受けている。それでも足を絡ませつつ起き上った生田が、バックを伺う。長野に続き立ち上がった生田はすぐにシッティング、右足を長野の右足に内側から絡ませる。離れた長野は、両足首を掴んで左右に動き、ハーフのなかで正座するとトーホールドを取りつつ、掌底を打ちつける。

生田も下から掌底を打っていくが、ヒザを立ててシールドを作ったうえでの攻撃になるので、自身の体を起こす必要がなり、運動量も増える。そして上と下からの打撃では、圧倒的に上が有利であることは間違いなく、長野の掌底が次々と生田の顔面を襲う。

足関節の防御ができることで、長野は威力のある掌底を落とす距離にステイできる。

その長野の動きに合わせ、デラからクラブライドを狙いつつ、そのまま回転を続けた生田はMMAではまず見られないリバーサルでトップを取る。

正統派競技柔術家はここからパスを狙っていきたいが、長野は前転から50/50を作りトーホールドへ。この攻撃は自称「バカ足になっている」生田には効かず、下になった長野が逆に掌底を頭に受ける。

長野は左腕を差して、立ち上がるとハイタッチから試合は仕切り直しに。

残り3分20秒、座った生田に対して、長野はリバースデラを捌いて叩く。

長野のパス、生田が足を戻すという流れのなかで両者は上下から掌底を放ち、長野の限りなく真上から打ち下ろす掌底が生田に決まる。

それでも生田は右足を取って、内回しでリバーサルに成功する。さらに生田はパス狙いから、スクランブルを仕掛けた長野のバックを取り両足をフック。

仰向けにされた長野が、腰をずらして胸を合わせようとしたところで、腕十字へ。

体を起こした長野が胸を張ってハイガードを解除すると、思い切り左の掌底を振り下ろした。ここから長野の左の掌打が、連続で生田の顔面を捕える。明らかに効いた掌底攻撃に、生田の足のききが弱くなる。

リバースデラの生田は、内側から掛けた足をヒザで潰され、強烈な勢いの右の掌底で複数回、顔面を痛打される。

長野は左の掌底も入れて立ち上がると、生田の内回しに反応してヒザ十字へ。

一瞬左足が伸びかかったが、すぐに生田もずらして上をむく。すると長野は足関節に固執せず、上体を起こして再び掌底の連打で生田を追い込んでいく。

口を開き、頭が揺れる生田は残り10秒で懸命に足をきかせ、トーホールドも察知して時間切れに持ち込むものの、オーバータイムのためにケージ中央に移動する際に、足がふらついているようにも見えた。

OTでは先攻の長野はサドルを選択し、挟んでない方の右足を引き寄せてクロスヒール、ここから左足を取ってヒザ十字というアンドレイ・コピロフ張りの動きを見せる。腹ばいから上を向いた時にルーズになっていたが、長野は50/50から内ヒールにスイッチ。これを生田が抜いたところでエスケープとなった。

後攻の生田は50/50を選択も、長野は瞬時にして足を抜いてOTエスケーピング・タイムで勝利。その瞬間、生田は笑顔を見せた長野をハグした。

IBJJFの頂点を目指すアダルト世代の柔術家からすると、コンバット柔術へのチャレンジは必要ないだろう。その一方で、ホイス・グレイシーのUFCで柔術を多感な時期に知った世代の生田が何かを探求し、いや忘れ物を取りに行くように……身を削る姿勢には頭が下がる。大いに感じるものがあるチャレンジ──そして、この日のベストバウトだった。


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IRE05 MMA 勅使河原稜太 村田卓実

【IRE05】下になれる村田卓実が勅使河原の掌底しのぎ、スクランブルからバック奪取でRNC極める

【写真】下になれるMMAグラップリング、もしくはスクランブル・ブラップリングという戦い方から村田がしっかりと一本を決めた (C)MMAPLANET

14日(土)に東京都港区のリバーサルジム東京スタンドアウト田町芝浦スタジオで開催されたIRE(Imanari Roll Ecstasy)05。ここでは掌底有りのコンバット柔術70キロ級トーナメント準決勝第2試合──村田卓実✖勅使河原稜太戦の模様をお届けしたい。

<コンバット柔術70キロT準決勝/10分1R>
村田卓実(日本)
Def.6分03秒by RNC
勅使河原稜太(日本)

立ちレスで勅使河原が、ダックアンダーでバックに回る。村田は引き込んでガードを取り、勅使河原が掌底を落とす。足を捌いて掌底を狙う勅使河原に対し、村田は一瞬だが全く無謀に背中を見せると再びガードへ。足をきかせて、殴らせない村田がレッスルアップからシングルで勅使河原をケージに押し込む。

ここで村田が引き込むと同時に勅使河原が離れ、村田が立ち上がってきたところでケージに押し込んでいく。勅使河原のダブルレッグにギロチンをセットした村田だが、背中に金網があり動きを制限される。リバーサルに切り替え、勅使河原のスクランブルに対し、村田ががぶり再びギロチンスイープへ。

ここでも勅使河原がすぐにスクランブルに持ち込んだところで、村田がバックに回り襷で座る状態に。足はフックされていない勅使河原は、後方に掌底を見せる。村田は右手を喉下に差し込み、勅使河原の左肩を掴む。RNグリップを取らせないよう勅使河原が、村田の手首を掴むが、立ち上がりながら左手を抜き、背中乗り直してRNCへ。体を捻って、逃れた勅使河原が立ち上がる。

村田は跳びつきギロチンも、頭を抜いた勅使河原が村田を前方に押し出す。続く立ちレスの展開で、村田が前転して足を狙うが、察知して取らせなかった勅使河原が立った状態で掌底を狙う。

クローズドの中に入りつつ、左右のコンビで頬を張った勅使河原は、村田のハイガード&掌底で頭を叩かれる。続いてハーフバタフライから腹を蹴り上げる村田に対し、勅使河原の掌底の回転数が上がる。勅使河原がガードの中に収まるが、村田がギロチンスイープを決める。

立ち上がろうとする勅使河原の後ろから掌底を入れた村田は、横回転で寝技に持ち込み、ここはしっかりとワンフックに取る。村田は掌底を入れつつRNCの機会を伺い、自らが左手で勅使河原の左手首を掴んで、万全の状態に。RNクリップをセットした村田がタップを奪い──寒河江との同門決勝を決めた。


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IRE05 JJ Globo Report ブログ 寒河江寿泰 杉本孝

【IRE05】ルールに則し(時には破り)、掌底駆使の杉本孝をOTで寒河江寿泰が破り決勝へ

【写真】OT勝利の寒河江はこの表情。不慣れな掌底攻撃がどのような心理的影響を与えのか。戦った当人、同時インタビューの第2弾は近日中にアップ予定です (C)MMAPLANET

14日(土)に東京都港区のリバーサルジム東京スタンドアウト田町芝浦スタジオで開催されたIRE(Imanari Roll Ecstasy)05。ここでは掌底有りのコンバット柔術70キロ級トーナメント準決勝第1試合──寒河江寿泰✖杉本孝の練習仲間対決の模様をお届けしたい。

<コンバット柔術70キロT準決勝/10分1R>
寒河江寿泰(日本)
Def.OT
杉本孝(日本)

練習仲間が相対する準決勝。握手から試合が始まり、寒河江のアンクルピックで下になった杉本は一旦立ち上がっても、直ぐに座り直し飛び上がるように掌底を伸ばす。続いて寒河江の手首を掴んだ杉本は、立ち上がった状態で掌底を繰り出したが、これは反則だ。

寒河江に詫びた杉本は、座った寒河江に容赦なく掌底を落とす。初戦とは戦い方を完全に変えてきた杉本は足を絡まられても、それ以上深くいれないために掌底を落とし、一旦離れるや太腿や背中と打撃を続ける。

対して寒河江は足を絡めていくが、ここに付き合ってもらえず同じように太腿や腕までも叩くというビンタ合戦に。ついには両者スタンドの状態で杉本は掌底を使ってしまい「ゴメン」と声を出して謝る場面も。寒河江もデラヒーバから回転しリバーサル、上を取って立ち上がるが、下から掌底を打たれ飛び込むように殴りに行くと前方にバランスを崩して腹ばいになる場面も。

杉本は仕掛けの前にまず殴るという戦法を取るも、殴られると寒河江も接近度がルーズになるため結果的に、自分から詰めないとグラップリングの攻防は生まれないという状況に。両者スタンドの状態でジャンピンガードのような仕草を見せた杉本は、入れないと見ると座ってカカトを取りながら掌底を打っていく。

両者が片ヒザをついた状態で、かなりの勢いで杉本が寒河江の頬を張る。

続くスタンドの攻防で、ついにジャンピンガードに捕えた杉本だったが、スタンドの状態にもかかわらず勢い余って掌底を連打してしまう。

掌底という要素が、両者のグラップリングの形を崩しているともいえる一戦で、スラム気味に背中を落とした寒河江に対し、杉本もクローズドをすぐに解く。

もう一度ガード中に入れようとしたが、寒河江が離れる。ここは杉本がクローズドからラバーに移行すれば、上から殴らせない10thPlanet柔術の流れになるかという局面だったが、成立しなかった。

グラップリングに限らず打撃でも、MMAでも相手の仕掛けに付き合うか、かわすかという状況はいくらでも見られるが、この試合の場合は掌底という要素が、より相手の懐に入らない心理的な影響を与えているか。杉本もこれ以降はガードに入れようとはせず、片ヒザ&飛び上がって掌底、寒河江がシッティングから足を絡める……あるいは頭を押し込んでいても掌底という流れに戻る。

残り2分を切り、杉本が座ったケースでは、寒河江は上から掌底を落として足を取りにいく。足を抜いて立ち上がった杉本の手首を両手で掴んだ寒河江は、座って掌底へ。続いて杉本が立場を変え、座ってから張っていく。ここまでの試合と同じで、掌底があることで緊張感ではなく、弛緩するという本場のコンバット柔術では感じられない場内の空気感のなか、戦っている当人は如何に極めに入るかと、思案しているように映る。

と、下になった寒河江は杉本が立ったまま掌底を落としてきたところで、後方回転で杉本右足を取り、足関へ。足を抜かれそうになると、バックテイクを狙う。杉本も寒河江にトーホールドを仕掛けつつ、足を抜いて立ち上がった。この一戦でピークといえる攻防が見られ、試合タイムは残り30秒に。

ここで座った寒河江は、スタンドの杉本と掌底を繰り出し時間を迎えた。OTは先攻の杉本が50/50を選択も、寒河江が5秒でエスケープ。後攻の寒河江はサドルを選び、杉本はエスケープに8秒を要し、ファイナル進出は寒河江となった。


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IRE05 JJ Globo Report タツノスケ ブログ 村田卓実

【IRE05】タツノスケの掌底に、頭が揺れた村田卓実。OTでヒールを極め、壮絶な戦いを制し準決勝へ

【写真】 (C)MMAPLANET

14日(土)に東京都港区のリバーサルジム東京スタンドアウト田町芝浦スタジオで開催されたIRE(Imanari Roll Ecstasy)05。ここでは掌底有りのコンバット柔術70キロ級トーナメント準々決勝最終試合──5月のポイント制グラップリング=Unrivaledでタツノスケのスイープポイントで敗れた村田卓実がリベンジに挑む一戦──激しい掌底が見られた試合の模様をお届けしたい。

<コンバット柔術70キロT準々決勝/10分1R>
村田卓実(日本)
Def.OT
タツノスケ(日本)

村田の投げにバックに回ったタツノスケが、寝技に持ち込むが、背中を取られている村田は真後ろを取らせず掌底を入れ、ガードを取るとパス狙いのタツノスケにさらに掌底を続ける。

上のタツノスケは両ヒザ立ちで左右の掌底を連打すると、村田は内ヒールへ。

仰向けになったタツノスケが左の掌底を放っていくが、体を起こした村田が上を取り、リバースハーフで抑える。ここから跨いで左の掌底を連打する村田、タツノスケも下から掌底を振るっていく。

このタイミングでパスを決めた村田がサイドからキムラを仕掛けつつ、クルスフィックスから村田が掌底で削り、腕を狙う。

立ち上がってアームロックを防ごうとしたタツノスケだが、ネルソンに捕えられ再びガードを強いられる。ここでも村田はハーフで頬を張っていく。

足を抜いてマウントに入った村田は、タツノスケのディープハーフ狙いに後ろ三角の状態になりつつ、絞めよりも掌底で攻める。

腹ばいになったタツノスケが頭を抜くと、ガードの中から横移動のビンタのような掌底でなくパウンドに近い手根──というよりも、手首の骨の部分で掌底を打ちつける。痛さや嫌がらせではなく、明らかに効かされた村田は続く掌底5連打に頭が揺れて危ない状況に。

それでも場内から飲み会で宴会芸を見ているような笑い声が挙がるという異様な空気のなか、村田はシッティングからロックアップを狙う。

と、今度は腰の回転を生かしたタツノスケの左右の掌底を被弾する。立ち上がったタツノスケは、飛び込むように直線の動きの掌底を落とし、村田は横を向いて頭を覆って連打を打たれる。

ハーフを取るが、足を効かすことができない村田は、抑えてこないタツノスケを相手に足を引いて立ち上がることもない。

スクランブル全盛のMMAファイターでなく、背中をつけて一本を狙うグラップラーの性が出てしまったような状況で、村田は掌底を打たれ続ける。

レフェリーが村田の後頭部側から顔が見える方に回り、いよいよストップがかかるかと思われた刹那、なんとタツノスケが打ち疲れて抑えにいってしまう。

組みと殴りの融合が普段はなく、鋭い掌底攻撃で余計に疲れてしまったか。仮にカルペ芦屋の師・岩﨑正寛がセコンドに就いていれば、最後の一押しをプッシュしただろうが、そのような声がないタツノスケは村田にひと呼吸以上の息を整え、ダメージを回復する時間を与えてしまった。

息を吹き返した村田は下からの掌底、さらにギロチンで頭を抱えると後方回転でリバーサルへ。

ここで足を抱え合った両者、上体を起こして上になったタツノスケとマットに背中をつけて下になった村田が、ビンタになった掌底を振るい合う。

村田も体を起こし、掌底を額で受けるようにして自らの右の掌底で頬を叩いていく。タツノスケの反撃に、足を抜いた村田がスタンドに戻る。立ちレスからタツノスケがダブルレッグを決める。ここは足をきかせて、掌底をガードした村田はタツノスケの飛び込みを跳ね上げる。

サイドスタンドに戻った両者、残り30秒となりタツノスケがダックアンダーからバックに回り、ワンフックでグラウンドへ持ち込もうとしたが下になってしまい、最後は村田が右の掌底を纏めて時間となった。

壮絶な掌底合戦の結末は──OTで先攻の村田が50/50から3秒で内ヒールを極めると、同じく50/50を選択したタツノスケに3秒以内で極めさせることなく、勝利を手にし準決勝へ。

これだけ頭部へのダメージがあるのであれば、試合毎にドクターチェックが必要と思われる一戦だった。


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IRE05 MMA ジャッキー・グウェン 勅使河原稜太

【IRE05】ジャッキーの下攻め(足関&掌底)に、上攻めで終始圧した勅使河原がOTで勝利し準決進出

【写真】本戦も攻勢だった勅使河原が、OTでジャッキーのサドルから苦も無くエスケープした (C)MMAPLANET

14日(土)に東京都港区のリバーサルジム東京スタンドアウト田町芝浦スタジオで開催されたIRE(Imanari Roll Ecstasy)05。ここでは掌底有りのコンバット柔術70キロ級トーナメント準々決勝第3試合──掌底と足関節の応酬が見られた勅使河原稜太✖ジャッキーの一戦の模様をお届けしたい。

<コンバット柔術70キロT準々決勝/10分1R>
勅使河原稜太(日本)
Def.OT
ジャッキー・グウェン(──)

立ちレスが続き、ジャッキーが自ら肩ヒザをついて掌底で殴っていく。ここから立ちレスとなり勅使河原がダブルレッグでテイクダウンを奪うと、ジャッキーは下から掌底を連続で見せる。

上の勅使河原はケージ際に押し込み、担ぎパスでサイドへ。さらにニーインベリーからマウントに入り、ここで掌底を繰り出す。

頭を引き寄せるジャッキーだが、勅使河原は頭を抜いて左右の掌底を落とし肩固めへ移行する。極めらないと見ると、勅使河原が胸を合わせて抑えつつ掌底攻撃へ。

ジャッキーは下からブリッジ、さらにシザースで足を戻すと外掛けから外ヒールを狙う。

オーバーハンド気味のの掌底を振るう勅使河原に対し、ジャッキーは足を右ワキに抱え直して内ヒールへ。

ヒザを押して抜いた勅使河原が、ハーフでトップを取り左右の掌底から足を捌いてパスの圧をかけるが、ジャッキーも足を戻していく。ハーフで殴られ、Zカードを取ったジャッキーがクローズドに戻る。

ケージに押し込まれ窮屈な状態のジャッキーは、懸命に担ぎパスを防ぐもののハーフで掌底を受け厳しい状態が続く。とはいえ、フィニッシュできなければOTで試合は振り出しに戻る。防御に徹することが許されるコンバット柔術だけに、上の勅使河原も攻め疲れや腕がチアノーゼにならないことに留意しなければいけない。

ジャッキーがマウント掌底、バックからのRNCにも耐え、最後はシザースからの足関という展開に持ち込むも、掌底を受けながらタイムアップとなり。

IRE流OTへ。ジャンケンで勝った勅使河原が、50/50を選択。頭を抱えるジャッキーが48秒でエスケープする。後攻めジャッキーはサドルを選択したが、50/50は勅使河原9秒で足を抜き準決勝進出を決めた。


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IRE05 MMA 寒河江寿泰 小林博幸

【IRE05】MMAファイター小林、1分の立ちレス~ジャンケン~寒河江のサドル&内ヒールに敗れる

【写真】サドルからリスタート、小林に勝ち目はなく──勝った寒河江は申し訳なさそうにしていた (C)MMAPLANET

14日(土)に東京都港区のリバーサルジム東京スタンドアウト田町芝浦スタジオで開催されたIRE(Imanari Roll Ecstasy)05。ここでは掌底有りのコンバット柔術70キロ級トーナメント準々決勝第2試合──寒河江寿泰と、唯一MMAファイターとして同トーナメントに参戦した小林博幸の一戦の模様をお届けしたい。

<コンバット柔術70キロT準々決勝/10分1R>
寒河江寿泰(日本)
Def.1分37秒by ヒールフック
小林博幸(日本)

MMA畑からの出場となった小林は、ケージレスリングの神髄を見せると宣言していたが、IREルール特有の1分間スタンドが続き──ジャンケンで勝った方がOTと同様に50/50かサドルを選択できるという展開に。

そのジャンケンで勝った寒河江は「あぁ、勝っちゃったと」と漏らしてしまう。こうなると勝敗の行方は明白で、サドルから内ヒールをセットアップ。掌底を落とそうとした小林だったが、観念にしたようにタップした。


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IRE05 MMA 杉本孝 高橋秀彰

【IRE05】コンバット柔術70キロT準々決勝第1試合は、杉本孝がRNCで高橋秀彰を一蹴

【写真】長袖ラッシュにロングスパッツの杉本。ノーギグラップリングは装いで、何狙いかを考えるのも楽しい (C)MMAPLANET

14日(土)に東京都港区のリバーサルジム東京スタンドアウト田町芝浦スタジオで開催されたIRE(Imanari Roll Ecstasy)05。ここでは掌底有りのコンバット柔術70キロ級トーナメント準々決勝から、和製10thPlanet柔術家でありながら、ラペルとワーム系を道着では使いこなす杉本孝と高橋秀彰戦=クォーターファイナル第1試合の模様をお伝えしたい。

<コンバット柔術70キロT準々決勝/10分1R>
杉本孝(日本)
Def.2分48秒by RNC
高橋秀彰(日本)

ケージ際で首を取ってギロチンスイープでトップを取った杉本が、がぶりからバックへ回ると、足をフックする前に高橋が胸を合わせる。ここで両者が軽く掌底を見せるが、空振りに。試合はスタンドに戻ると組んでバックに回った杉本が、後方に倒れてバックを伺う。

前方に落とされそうになったが、両足フックもトラックを狙いつつ、左腕ごとフックしてRNCでタップを奪った。


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