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MMA MMAPLANET o UFC UFC295 キック タバタ・ヒッチ ボクシング ルピタ・ゴディネス

【UFC295】ゴディネスがヒッチに判定勝利。 UFC初の1年間で4勝した女子ファイターに。

<女子ストロー級/5分3R>
ルピタ・ゴディネス(メキシコ)
Def.2-1:29-28.29-28.27-30
タバタ・ヒッチ(ブラジル)

ゴディネスはガードを高く上げ、ジャブとワンツーを見せる。ヒッチは細かくステップしてジャブと右ストレートを返す。ゴディネスはヒッチの動きに合わせて右ストレートを当てるが、ヒッチはその右ストレートに合わせて組みつく。ゴディネスはケージに身体を預けて正対し、試合をスタンドに戻す。

左フックから右ストレートで前に出るゴディネス。この右で尻餅をついたヒッチだが、すぐに組みついてゴディネスをケージに押し込む。ゴディネスはテイクダウンを許さない。

細かく手を出すヒッチだが、ゴディネスは左フックを狙いつつ、ヒッチの組みを切ってヒザ蹴り。このままゴディネスのペースで試合が終わるかに思われたが、終了直前にヒッチが右ストレートを当て、これでゴディネスが腰から崩れる。

2Rもゴディネスがガードを上げて前に出る。左ジャブ・左フックを上手く使い、距離が詰まるとヒザ蹴りを突き刺す。リッチは細かく身体を動かして右ストレートを狙うが、ゴディネスはジャブから打撃を組み立てる。

リッチはパンチだけでなく右のカーフキックも蹴り、構えをスイッチしてサウスポーから左ストレート。ゴディネスも右ストレート・左フックを当ててプレッシャーをかける。

リッチはダブルレッグを見せつつ、サウスポーからの左ハイ。ゴディネスはコンパクトにパンチを打ち、リッチはサウスポーから左ストレートと右フック。ラウンド終了間際、ゴディネスがパンチで飛び込むと、バッティングがあり、バランスを崩したゴディネスがガードポジションを取る。

3R、ゴディネスがジャブ、ワンツー、左フック。リッチが右ストレートを当てて両差しで組みつき、テイクダウンを狙いつつヒジを打つ。距離が離れると、ゴディネスはやはりジャブを当て、リッチがシングルレッグでテイクダウンを狙うが倒せない。

テイクダウンディフェンスでイニシアチブを取ったゴディネスはパンチで前進。リッチの右に右ストレートを合わせると、ワンツー、アッパー気味の左フックを当てる。

リッチはサウスポーに構えてサークリングして左ミドル、ゴディネスはシングルレッグを見せる。ビッグヒットを狙うリッチに対し、ゴディネスはジャブを的確に当てる。ガードを高く上げてジャブから試合を組み立てる、ボクシングMMAとも言えるスタイルのゴディネスが判定勝利を収めた。

試合後、ゴディネスは「タフファイト、接戦だった。彼女はタフだった。(UFC初の女子ファイターで1年間に4勝を果たし)スーパーハッピー、これだけの数を勝てるなんて素晴らしいチームのおかげ。トレーニングをハードにして、試合のたびに成長し続ける」と語った。


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【UFC295】UFC2戦目でMSG、スティーブ・アーセグ「平井が試合を受けてくれたらUFCとサインできた」

【写真】豪州勢らしく125ポンドでもパワフルなウェルラウンダーのアーセグ(C)MMAPLANET

11日(土・現地時間)、秋のUFCビッグショー in NYC──UFC295「Prochazka vs Pereira」がニューヨーク州ニューヨークシティのマジソン・スクエア・ガーデンで開催される。
Text by Manabu Takashima

イベント名にあるようにイリー・プロハースカ✖アレックス・ポアタン・ペレイラによるUFC世界ライトヘビー級王座決定戦を筆頭に、UFC暫定世界ヘビー級王座決定戦=セルゲイ・パブロヴィッチ✖トム・アスピナルなど選りすぐりのマッチアップが並ぶ同大会で、豪州フライ級のエース=スティーブ・アーセグが、オクタゴン2戦目でアレッサンドロ・コスタと対戦する。

今年の2月にパースで開かれたUFC284の前夜、ある意味ダナ・ホワイト・ルッキン・フォー・ファイト的なPPVショーウィークのローカル大会=Eternal MMAで平井総一朗を破り最高峰に辿り着いたアーセグを初インタビューした。


――今週末、MSGでアレッサンドロ・コスタとオクタゴン2戦目を戦います(※取材は8日に行われた)。今の気持ちを教えてください。

「感謝の気持ちでいっぱいだよ。なんせMSGだからね。1年前のことを想うと、ここにいることが信じられない。Eternal MMAで戦っていてUFCとサインし、MSGで戦う。これ以上のことはないだろう。コスタは強敵だし、凄くチャレンジングな試合になる。最高だよ、真っ向勝負をしたいと思っている」

──スティーブは今年の2月に、UFC284ファイトウィークに行われたEternal MMAで日本の平井総一郎選手を破ったことでUFC入りを果たしました。その過去があって、日本のファンにとっても気になる選手です。

「UFCの前日の試合だったけど、実は対戦相手がなかなか決まらなかった。豪州国内では僕と戦いたがる選手が誰もいなくて。そして英国や海外の選手に当たることになった。結果、ヒライが試合に応じてくれて本当に嬉しかったよ。彼とは試合後、そして日本に戻ってからも何度か連絡を取り合った。

あの大会後、バックステージでUFCとの契約が決まった。僕はあの試合でUFCに良い印象を与えて勝つ必要があったけど、ヒライが試合を受けてくれたからUFCとサインできたんだ。試合がなければそれは不可能だったからね」

──6月のダヴィッド・ドヴォルザーク戦はショートノーティス、ランカーとのUFC初戦となりました。

「いつだって試合ができるように準備していたから、あのチャンスに跳びついた。10日前だろうが、2日前だろうが構わない。オファーがあった時、僕はコーチに『皆が大丈夫なら、俺は戦うよ』って伝えたんだ」

──コーチからの確認でなく、コーチの方を確認したと(笑)。

「そうなんだ(笑)。それにさ、普通にオファーを待っていたらいきなりトップ10ファイターと戦うことはできなかっただろうしね」

──とはいえ、そのランカーを破ったのにスティーブはランク入りしていません。

「どういう仕組みでランキングが決定されているのか、僕には分からないんだけど……そこは気にしていないよ。いずれにせよ、デビュー戦でトップ10の選手に勝てたことで2戦目からもトップランカーと戦えるポジションを手にすることができたんだ。この状況はチャンピオンを狙ううえで、好ましいことは変わりないから」

──当初の予定ではランク9位のマット・シュネルと対戦予定でした。

「ランク9位の選手との試合がなくなって……やはり勝てば返ってくるモノも大きかったし、最初は引っ掛かるものがあったよ。けど、NYのビッグイベントで戦えるし気持ちはすぐに切り替わった。実際コスタはシュネルより、手強いと思う。グラウンドが強くて、テイクダウンディフェンスにも長けている」

──では、そのコスタ戦ではどのようなファイトを見せたいですか。

「僕がどの局面でも、しっかりと戦えることを証明したい。打撃、寝技、レスリング、全ての場面で僕の爆発力がアドバンテージを握るだろう。彼は距離を保つタイプだから、開始直後から詰めて圧力をかける。そして打撃に優位に立つ。彼が持っている僕のイメージとは違う武器を使って戦う。彼のカウンター狙いに対して、あくまでも僕のファイトを貫く。僕が世界のベストだと証明できるファイトを心掛けたい」

──ところで私はUFCフライ級ファイターのインタビュー機会を得ると、常に平良達郎選手のことを尋ねるようにしています。スティーブにとって、平良達郎選手のパフォーマンスはどのように映っていますか。

「UFCで戦っている日本人だよね。あのサブミッションが得意な。いや、彼のサブミッションは良いよ。いつか戦う日がやってくると思うけど、その時は思い切りファイトしたい。凄く良いファイターだ。日本のファンも、その前に僕の試合を見て楽しんで欲しい」

■視聴方法(予定)
11月12日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
午後12時~PPV
午前7時30分~U-NEXT

<UFC世界ライトヘビー級王座決定戦/5分5R>
イリー・プロハースカ(チェコ)
アレックス・ポアタン・ペレイラ(ブラジル)

<UFC暫定世界ヘビー級王座決定戦/5分3R>
セルゲイ・パブロヴィッチ(ロシア)
トム・アスピナル(英国)

<女子ストロー級/5分3R>
ジェシカ・アンドラーデ(ブラジル)
マッケンジー・ダーン(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
マットフレヴォラ(米国)
ベノワ・サンドニ(フランス)

<フェザー級/5分3R>
パット・サバティーニ(米国)
ジエゴ・ロピス(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
スティーブ・アーセグ(豪州)
アレッサンドロ・コスタ(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
タバタ・ヒッチ(ブラジル)
ルピタ・ゴディネス(メキシコ)

<158ポンド契約/5分3R>
マテウス・レンベツキ(ポーランド)
ルーズベルト・ロバーツ(米国)

<ライト級/5分3R>
ナジム・サディコフ(アゼルバイジャン)
スラヴァ・ボルシェフ(ロシア)

<ライト級/5分3R>
ジャレッド・ゴードン(米国)
マーク・マドセン(デンマーク)

<138ポンド契約/5分3R>
カン・ギョンホ(韓国)
ジョン・カスタネダ(米国)

<フライ級/5分3R>
ジョシュア・ヴァン(ミャンマー)
ケヴィン・ボルハス(ペルー)

<147ポンド契約/5分3R>
デニス・ブズーキア(米国)
ジャマール・エマース(米国)

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MMA MMAPLANET o UFC UFC285 ジェシカ・ペネ ジオゴ・ヘイス タバタ・ヒッチ

【UFC285】道と術の合体。払い腰→腕十字。タバタ・ヒッチがジェシカ・ペネから一本勝ち?!

<女子ストロー級/5分3R>
タバタ・ヒッチ(ブラジル)
Def.2R2分14秒by 腕十字
ジェシカ・ペネ(米国)

ジオゴ・ヘイスばりにベイビーシャークの異名を取るタバタは、ワンツーからシングルレッグを決める。ペネは蹴り上げを見せ、立ち上がったタバタにシングルに出る。切ったタバタに対し、ペネはシッティングからスタンドに戻った。パンチで前に出て、前蹴りを繰り出したタバタは、組み合いで右腕を差しあげて2度目のテイクダウンを決める。

特に寝技を続けることなく、立ってロー蹴るタバタはペネのレッスルアップからシングルは頭を押して切り、クリンチでケージに圧しこむと──ここも右を差しあげてテイクダウンを決める。ハイガードからスイープを決めかけたペネ、タバタは何とか踏み止まりトップをキープする。ここも立ちあがってローを蹴るタバタだが、今度はグラウンドを選択しペネの仕掛けを切りながらパンチを振り落とす。ペネはKガードも、取られた足を振り抜いたタバタがスタンドに戻って組んでいったところで時間に。

2R、サウスポーから左ミドルを入れたタバタは、オーソに戻しペネの組みを豪快に払い腰で一本級の投げを決める。ニーシールドに鉄槌を落としたタバタは立ち上がってローへ。パスを狙いに足を戻され、ローに切り替えたタバタはスイープ狙いを切って右ワキを抱えると一気に腕十字で切り替える。ペネの右腕が伸び、タバタが一本勝ちを決めた。

「ジェシカと戦えて光栄だった。彼女はこの階級のパイオニアだったので。でも、今はベイビーシャークの時代。グラップリングは私のバックグラウンドだから」とタバタは話した。


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ABEMA Cage Warriors MMA MMAPLANET o ONE PFL UFC UFC285   アマンダ・ヒーバス アレクサ・グラッソ イアン・ギャリー キャメロン・サーイマン シャクハト・ラクモノフ シリル・ガンヌ ジェイミー・ピケット ジェイリン・ターナー ジェシカ・ペネ ジュリアン・マルケス ジョン・ジョーンズ タバタ・ヒッチ ダン・フッカー デレック・ブルンゾン トレヴィン・ジョーンズ ドリキュス・デュプレッシー ファリド・バシャラット ブラック ベニール・ダリューシュ ボー・ニコル マテウス・ガムロ マナ・マルチネス マフクアンドレ・バリユー ヴァレンチーナ・シェフチェンコ ヴィヴィアニ・アロージョ 中村倫也 風間敏臣

【UFC285】計量終了 お腹ポッコリ、ジョン・ジョーンズが3年振りの実戦でヘビー級王座挑戦

【写真】この腹は驚き。これでも強い──と期待してしまうのが、JJの凄まじさだ (C)Zuffa/UFC

4日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナで開催されるUFC 285「Jones vs Gane」の計量が3日(金・同)に行われている。

メインはフランシスコ・ガヌーの王座返上とUFC離脱を受けて行われるUFC世界ヘビー級王座決定戦、ジョン・ジョーンズが3年振りのファイトでヘビー級王座に初挑戦。元暫定王者のシリル・ガンヌと戦う。

JJはライトヘビー級時代には2メートル15センチというリーチの長さを打撃とレスリングで最大限に生かし続けてきた。今回の248ポンドと計量結果は明らかに過去最大だが、206センチのリーチを誇るシリル・ガンヌを相手にライトヘビー級時代の圧を掛けることができるのかが最大の見どころだ。

セレモニアル計量で大ブーイングを浴びたガンヌと、対照的に大声援を受けたJJは輪郭から体のフォルムとライトヘビー級時代とはまるで違う容姿でスケールへ。

フェイスオフでは下腹ポッコリ、0.5ポンド軽いガンヌの方がグッドシェイプに見えた。そのガンヌは「この試合はビッグボーナス。この機会を手にできてハッピーだ。明日、勝てばベルトが手に入る。そしてこの惑星で一番のバッドアスに勝てるという2つ目のボーナスもある。ここにいられて、とても幸せだ」と話した。

対してJJは、「ただただ素晴らしい想いだ。皆のこと、もの凄く愛している。ここに来てくれてありがとう。皆の前で戦えることを光栄に思う。この贈り物を手にすることができて、本当に恵まれているよ。今も変わらずいえる。明日も楽しもうってね」と笑顔を見せ続けた。


コメインはUFC世界女子フライ級王者ヴァレンチーナ・シェフチェンコが、8度目の防衛戦でアレクサ・グラッソを迎え撃つ。今回のキャンプをパラエストラ柏で行うという前代美音の行動に出たシェフチェンコは、千葉滞在中に練習に対する向き合い方と人間性で、練習仲間の全てを魅了し絶賛された。

「みんな、ありがとう。皆の前で素晴らしい試合をすることが待ち切れない。この試合はウォーになる」と話したグラッソに続き、「明日は強敵と戦う。でも、どれだけ彼女が強くても私の方がより強い。2倍強いから。明日はそういうアクションを皆に披露する夜になるわ」とシェフチェンコは断言した。

2階級の世界戦が組まれた今大会。メインカードであ注目のウェルター級でジェフ・ニールが 175ポンドと計量オーバー、16連勝中のシャクハト・ラクモノフとの一戦の前にミソをつけてしまったのは残念だ。

ダン・フッカーの代役ながら、昨年10月にベニール・ダリューシュ戦の敗北から再起を賭けるマテウス・ガムロがジェイリン・ターナーと戦う。

さらに噂のボー・ニコルのオクタゴン・デビュー戦=ジェイミー・ピケット戦が組まれたメインカードは当然として、プレリミから世界最高峰らしい凄まじいカードが並んでいる。

オープニングマッチでニコルと同様にUFC初陣を迎えるロイック・ラジャポフはPFL2021シーズンのライト級準優勝者だ。

第2試合もUFCデビュー戦となる選手=ファリド・バシャラットが登場。

デモン・ブラックシアー戦で、兄ジャビッドの1年遅れで世界最高峰に到達した。兄はキャリア14連勝、弟はここで勝てば10連勝と、兄弟無敗記録を24に伸ばせるか。

女子ではSEI☆ZA出身タバタ・ヒッチ、元ストロー級クィーン・オブ・パンクラシストのヴィヴィことヴィヴィアニ・アロージョという日本からの支持率が高い両者が出場する。

タバタは昨年10月に戦う予定だったジェシカ・ペネ戦が再度組まれた。

前回はペネの体調不良で流れた一戦、元タイトルこんだーを相手にタバタはオクタゴン3勝目を狙う。

ヴィヴィは世界王座に挑むグラッソに敗れてからの再起戦、対戦相手のアマンダ・ヒーバスと同様にタイトル戦線に留まるためのサバイバルマッチに臨む。

さらにウェルター級ではアイルランドからキャリア10連勝中、Cage Warriors時代のようにエンターテイメント性が高い試合でなく、しっかりと勝つ試合を続けているイアン・ギャリーが、中国のソン・ケナンとの一戦も組まれた。

既にオクタゴンで3連勝のギャリー、上と戦う権利を得るためのパフォーマンス&フィニッシュを期待されているといっても過言でない。

復活を賭して、背水の陣のコディ・ガーブラントとトレヴィン・ジョーンズとの対戦。

さらに1ポンド・オーバーだったマナ・マルチネスとキャメロン・サーイマンの一戦など、中村倫也&風間敏臣の対戦相手になるやもしれないバンタム級ファイターの顔合わせも日本のファンにとっては見逃せない。

他プロモーションならタイトル戦もしくはメインカード、UFNならヘッドライナーというカードが連続しているてんこ盛りのPPVイベント、UFCの底力が見える大会だ。

■視聴方法(予定)
3月5日(日・日本時間)
午前7時30分~UFC FIGHT PASS
正午~PPV
正午~WOWOWプライム

■UFC285計量結果

<UFC世界ヘビー級王座決定戦/5分5R>
ジョン・ジョーンズ: 248ポンド(112.49キロ)
シリル・ガンヌ: 247.5ポンド(112.26キロ)

<UFC世界女子フライ級選手権試合/5分5R>
[王者] ヴァレンチーナ・シェフチェンコ(キルギス)
[挑戦者]アレクサ・グラッソ(メキシコ)

<ウェルター級/5分3R>
ジェフ・ニール: 175ポンド(79.37キロ)
シャクハト・ラクモノフ: 171ポンド(77.56キロ)

<ライト級/5分3R>
マテウス・ガムロ: 156ポンド(70.76キロ)
ジェイリン・ターナー: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジェイミー・ピケット: 186ポンド(84.37キロ)
ボー・ニコル: 185.5ポンド(84.14キロ)

<バンタム級/5分3R>
コディ・ガーブラント: 136ポンド(61.69キロ)
トレヴィン・ジョーンズ: 135ポンド(61.24キロ)

<ミドル級/5分3R>
デレック・ブルンゾン: 185.5ポンド(84.14キロ)
ドリキュス・デュプレッシー: 185ポンド(83.91キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ヴィヴィアニ・アロージョ: 126ポンド(57.15キロ)
アマンダ・ヒーバス: 126ポンド(57.15キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジュリアン・マルケス: 186ポンド(84.37キロ)
マフクアンドレ・バリユー: 185ポンド(83.91キロ)

<ウェルター級/5分3R>
イアン・ギャリー: 171ポンド(77.56キロ)
ソン・ケナン: 171ポンド(77.56キロ)

<バンタム級/5分3R>
マナ・マルチネス: 137ポンド(62.14キロ)
キャメロン・サーイマン: 135ポンド(61.24キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ジェシカ・ペネ: 116ポンド(52.62キロ)
タバサ・ヒッチ: 115.5ポンド(52.38キロ)

<バンタム級/5分3R>
ファリド・バシャラット: 136ポンド(61.69キロ)
デモン・ブラックシアー: 136ポンド(61.69キロ)

<ライト級/5分3R>
ロイック・ラジャポフ: 155.5ポンド(70.53キロ)
エステバン・リビヴィクス: 156ポンド(70.76キロ)

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UFC285:オッズ/予想と展望

ジョン・ジョーンズ 1.65
シリル・ガーン 2.35
ヴァレンチーナ・シェフチェンコ 1.16
アレクサ・グラッソ 5.60
ジェフ・ニール 4.90
シャフカト・ラフモノフ 1.20
マテウス・ガムロット 1.47
ジェイリン・ターナー 2.85
ボー・ニッカル 1.07
ジェイミー・ピケット 10.00
コーディ・ガーブラント 1.59
トレヴィン・ジョーンズ 2.45
デレク・ブランソン 2.90
ドリカス・デュ・プレシ 1.44
ヴィヴィアニ・アロージョ 1.95
アマンダ・ヒバス 1.87
ジュリアン・マルケス 2.30
マルク・アンドレ・バリオー 1.67
イアン・マシャド・ギャリー 1.15
ソン・ケナン 1.50
マーナ・マルティネス 3.55
キャメロン・サーイマン 1.33
ジェシカ・ペネ 3.30
タバタ・ヒッチ 1.36
ダモン・ブラックシア 4.90
ファリド・バシャラート 1.20
エステバン・リボビクス 3.20
ロイック・ラジャポフ 1.38

メインは怪物ジョン・ジョーンズの復帰戦にしてヘビー級転向初戦。いきなりガヌーが返上したヘビー級タイトルの王座決定戦に出場する。

ジョーンズが史上最年少でライトヘビー級のタイトルを獲得したのは12年前の3月。そこから何度も王座獲得→タイトル剥奪・出場停止を繰り返し、最後に試合をしたのは3年前の2月。9年間タイトル戦を戦って、その後3年休んでまだ35歳。

ジョーンズは過去にも何度も長期の出場停止(事件を起こしたり、禁止薬物の使用が発覚したり)期間があったが、ここまで開いたことはなかった。さらに、階級を上げての初戦となる。十分な期間があったので、完全なヘビー級の体格になっているが、増量・ブランク・加齢でどこまで動けるかは、実際に試合が始まってみないとわからない。最後の試合となったドミニク・レイエス戦もかなり僅差に詰められていたし、直近の数戦はリスクを避けた安全策の試合で、以前のように圧倒して勝つ内容ではなかった。

最初にオッズが発表された時は、JJが14年ぶりにアンダードッグとなっていたが、現在はフェイバリットに。相手のガーンがガヌーとの王座統一戦で、何度もテイクダウンを奪われ為す術がなかったことが不安視されているのか。

それを考慮に入れたとしても、普通に考えたらJJが楽に勝つとは思えない。勝つとしたら、テイクダウンからのパウンドでのTKO。しかし、ここ数戦、フィニッシュするだけの爆発力がなくなっている。長期戦になった時の消耗度も、ブランクと増量の影響でJJの方が大きいはずだ。

序盤はJJがテイクダウンで攻めるも、中盤失速して、ガーンが打撃でKOと予想。

セミはフライ級タイトルマッチ。相手はランキング6位グラッソ。グラッソはフライ級に上げてから4連勝だが、先月、ブランチフィールドが3位のアンドラージに勝ったことで、さらにランキングが下がっている。最後の相手は下位ランカーのヴィヴィアニ・アロージョで、これまでランキング5位以内の相手とは戦っていない。正直、挑戦者は現在1位のマノン・フィオロになると思っていた。

シェフチェンコも前回のタイラ・サントスにはかなり追い込まれたが、サントスに苦戦したのは四つの体勢からテイクダウンを奪われる展開となったためで、ボクシング主体のグラッソとの対戦にはその不安がない。

シェフチェンコが危なげなく判定勝ちと予想。

メインカード第1試合では、ボー・ンカルがUFCデビューする。レスリングで大学時代3度のNCAA D-1優勝、U-23世界選手権、全米選手権でも優勝し、東京五輪への出場も有力視されていたが、デビッド・テイラーに敗れて五輪出場はならず(後に、テイラーは東京五輪で金メダルを獲得している)。当時より将来的なMMA転向を考えており、トレーニングを行っていたが、オリンピック予選敗退後にアマチュアMMAデビュー。昨年6月にプロデビューすると1RKO勝ち。8月のコンテンダーシリーズでも1分少々でチョークで一本勝ち。キャリアが浅すぎるということで翌月もコンテンダーシリーズに出場し、三角絞めで勝利してUFCとの契約を決めている。

当初は昨年12月に、キャリアわずか半年でのUFCデビューが予定されていたが、負傷により今回に延期となった。相手はUFC2勝4敗、キャリア13勝8敗のピケット。試合経験は7倍もの差があるが、オッズはピケットの勝利に10倍がつくほどの大差となっている。

第1試合開始は5日7時半から。速報します。

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【UFN211】UFC2勝目を目指す、ユリア・ストレアレンコ「合気道、剣道、薙刀という武道の稽古は……」

【写真】波乱万丈、人に歴史あり。かといって、それで勝てるほどMMAは甘くない。ストレアレンコは連勝なるか (C)Zuffa/UFC

1日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN211:UFN on ESPN+69「Dern vs Yan」でユリア・ストレアレンコがチェルシー・チャンドラーと戦う。

バルトの格闘技王国リトアニアからSEI☆ZAに参戦し、日本での生活も経験した。さらにラウェイでも戦ったストレアレンコは、母国リトアニアでキャリアの再スタートを切り、TUF、INVICTA FCからUFCへ。3連敗を経て、ようやく片目を開けたばかりのストレアレンコにリトアニア時代を振り返ってもらい、タバタ・ヒッチと揃い踏みする予定だった今回の試合への意気込みを訊いた。


──以前からユリアには尋ねたいことがたくさんがありましたが、今日は15分という限られた時間ですが、可能な限りユリアの格闘技歴についてお尋ねしたいと思います。ユリアと言えば日本でSEI☆ZAで活躍していたことが有名ですが、それ以前にバルトの格闘技大国リトアニア出身という点に興味がありました。リトアニアはドナタス・シマナイティスがBUSHIDOリトアニアを立ち上げキックやMMAが非常に盛んな国です。

「私もドナタスのグループで何度も試合をしたことがあるし、凄く良い関係なの。私の格闘技歴はまだ小さかった頃、12歳の時の空手から始まったんだけど、その空手は私が見たことがあったような空手ではなかったわ」

──どの流派だったのでしょうか。

「協会はユニバーサル・カラテ・フェデレーションという名前だったけど、私の先生は剛柔流空手がベースでケンポー・カラテの練習もしている人だった。私自身、極真空手のルールでも戦っていたし、松濤館空手の大会にも出ていたわ」

──何でも有り空手道だったわけですね。

「そうね一つのスタイルに拘ることなく、どんな空手にもチャレンジをして……全てが楽しかったわ。もともと生まれ故郷のヴィサギナスというベラルーシとラトビア国境に近い街で空手を始めて、高校を卒業した18歳の時にカウナスに移って今のコーチのドナタス・ホウトベリスと出会ったの」

──私も19年や18年ぐらい前にリトアニアを何度か訪れたことがあり、カウナスにあったティターナスジムを訪れたことがあります。たしかボーリング場の2階にあったジムです。

「本当? 実は私のコーチは、元々はティターナスの道場生よ」

──そうなのですか!!

「だから私もティターナスでは何度か練習したことがあって、今は新しいロケーションにジムは移ったけど、たしか4年ぐらい前までボーリング場の建物にジムはあったはずよ。ドナタスはリトアニアにブラジリアン柔術を持ち込んだ最初の世代で、彼も元々は違うスタイルのマーシャルアーツを学んでいて、若い頃はムエタイで戦っていたの。最初は友人が柔術を習っていて、私も指導を受けると『MMAの戦うならスタイルを変える必要がある』とドナタスに言われたわ。彼はただ柔術、ムエタイ、ボクシングという風に別々の競技を考えていたわけじゃなくて、全てを融合してコンプリートファイターを育てようとしていたから。

私はトラディショナル・マーシャルアーツを学び、MMAファイターとして必要なモノをドナタスから吸収してMMAを戦うようになった。そしてドナタス・シマナイティスから声が掛かってBUSHIDOにも出場したけど、そのときはドローで。でぽ、それから暫らくしてドナタス・シマナイティスから日本のプロモーションが選手を探している。日本で戦わないかと言うオファーがあったの」

──それがSEI☆ZAだったのですね。

「そうなの。ドナタス・シマナイティスはその時点で、私はリトアニアではベストの1人だと思っていてくれていたみたいで。日本では人生で最高の経験をさせてもらったわ。人生が変わったといっても良いぐらいに。それまで海外で試合のチャンスなんてなかったし、国内でも年に1試合ぐらいしか戦う機会はなかった。

SEI☆ZAはMMAではないけど、アマチュアMMAに近かった。私はいきなりプロになったから、アマチュアMMAの経験がなくて。日本でSEI☆ZAを戦うことで、改めてキャリア序盤に必要なアマチュアMMAでのキャリアの積むことができたわ。MMAはどういう風に戦うのかをSEI☆ZAで知ることができた。

しかも日本では伝統的な武道の稽古も積むことができたのは素晴らしい経験になっているわ。合気道、剣道、薙刀という武道の稽古は、今から振り返っても興味深いモノだし。私はただMMAを戦うだけでなく、技の歴史や格闘技や武道の歴史に触れて、精神的な部分を成長させたくて。武道を学ぶことで技術的にも体の機能という面でも、理解を深めることができて、MMAをいかに戦うのかという部分で成長したわ。それに生きていて辛いと感じる時も、あの経験があったからしっかりと克服できるようになれたわ」

──SEI☆ZAでの活動期間中と北米に進出を果たす前年の2019年にはラウェイも戦っていますね。

「最高だったわ。ラウェイは大好きよ。ベアナックルで頭突きもあって。『最高、これ戦ってみたい』って思ったの。でもSEI☆ZAの関係者も『気でも狂ったのか?』って言っていたわ(笑)。最初に出た時は、ルールも理解できていなかったけど『掴んで殴れば良いわ』って。それにラウェイの判定なし、KOで勝たないとドローになるというルールセットが特に好きで。

本来、ファイトってそうじゃないといけないと思う。フィニッシュできなければドローよ、ファイトは」

──その経験がユリアを強くしたと思っていますか。

「貴重な経験になったけど、そういうメンタルが子供の頃から私にはあったんだと思う。実際に試合に出るようになってからも、恐怖を感じることなく戦うことができているわ」

──では今回のチェルシー・チャンドラー戦、UFC3連敗から1勝を挙げたユリアにとって今後のキャリアアップを考えると、非常に大切なファイトになると思います。

「本当に大切な試合よ。ようやく勝つことができたから、ここから勝利を重ねていかないと。何より、UFCで初めて自分より経験の少ない相手と戦うんだし、絶対に落とせないわ。全てを出し切って、勝利を掴むつもりよ」

──今回はSEI☆ZA時代の仲間タバタ・ヒッチと同じ大会で戦います(※インタビュー後、ヒッチの試合はキャンセルになった)。

「私にとってタバタは妹のような存在。いつかこんな日が来ると良いね……なんて2人で日本で話していて。5年後に実現するなんて、本当に信じられないわ。これこそ夢が現実になったっていうことよね」

──素晴らしい話です。ユリアにはもっと尋ねたいことがあるのですが、時間が来てしまいました。最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

「私は日本への感謝の気持ちを忘れたことはないわ。タバタと一緒に日本社会の中で過ごした日々が、私と彼女のキャリアの第一歩になっている。日本で私たちを尊敬し、応援してくれた人々のことを絶対に忘れることはないわ。土曜日、日本の皆に喜んでもらえる試合をすることを約束するわ。そして、タバタと2人で日本のファンに勝利を届けるから」

■視聴方法(予定)
10月2日(日・日本時間)
午前6時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN211計量結果

<女子ストロー級/5分5R>
マッケンジー・ダーン: 115.5ポンド(52.38キロ)
イェン・シャオナン: 115.5ポンド(52.38キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ランディ・ブラウン: 170.5ポンド(77.34キロ)
フランシスコ・トリナルド: 170ポンド(77.11キロ)

<バンタム級/5分3R>
ハオーニ・バルセロス: 135.5ポンド(61.46キロ)
トレヴィン・ジョーンズ: 135ポンド(61.24キロ)

<フェザー級/5分3R>
ソディック・ユースウ: 145.5ポンド(66.0キロ)
ドン・シェイニス: 146ポンド(66.22キロ)

<140ポンド契約/5分3R>
ジョン・カスタニエダ: 139.5ポンド(63.27キロ)
ダニエル・サントス: 138.5ポンド(62.82キロ)

<ライト級/5分3R>
マイク・デイヴィス: 155ポンド(70.31キロ)
スラヴァ・ボルシェフ: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アレクセイ・オレイニク: 254ポンド(115.21キロ)
イリル・ラティフィ: 253ポンド(114.75キロ)

<ライト級/5分3R>
ジョアキン・シウバ: 155ポンド(70.31キロ)
ジェシー・ロンソン: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ミドル級/5分3R>
ブレンダン・アレン: 186ポンド(84.37キロ)
クリシュトフ・ヨッコ: 185.5ポンド(84.14キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
マキシム・グリシン: 205.5ポンド(93.21キロ)
フィリッピ・リンス: 205.5ポンド(93.21キロ)

<140ポンド契約/5分3R>
ユリア・ストレアレンコ: 139.5ポンド(63.27キロ)
チェルシー・チャンドラー: 140ポンド(63.5キロ)

<バンタム級/5分3R>
ランディ・コスタ: 135ポンド(61.24キロ)
グイド・カネッティ: 135.5ポンド(61.46キロ)

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【UFN211】計量終了 メイン初登場、マッケンジー・ダーンと戦うイェン・シャオナンは我慢の一戦?!

【写真】散打の選手は基本的に打撃を使った後のバランスは良いが、足を取られることに対してレスリングの強化は欠かせない (C)Zuffa/UFC

9月30日(金・現地時間)、1日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN211:UFN on ESPN+69「Dern vs Yan」の計量が行われている。

メインは女子ストロー級のマッケンジー・ダーン✖イェン・シャオナンが組まれた今大会、マッケンジーにとってはUFCで2度目のメイン登場で、同様に5回戦も2度目となる。対するシャオナンはUFC9戦目で初めてヘッドライナーを務めることとなった。また前回大会のソン・ヤードンに続き、中国人選手が2大会連続でメインを戦うことになる。


そのシャオナン、現女子ストロー級世界王者カーラ・エスパルザ、そしてマリナ・ホドリゲスと連敗中で今回のメインを務めることになっている。

マッケンジーも前回のメイン出場では、シャオナンと同様にホドリゲスに判定負けを喫しているが、5Rの経験という部分では文字通り1日の長がある。スタイル的にも散打ベースのムエタイがバックボーンのシャオナンは、マッケンジーを相手に寝技には持ち込まれたくない。いやグラウンドでは苦戦は免れないどころか、上でも下でも常に一本負けの危機があるといって良いだろう。

独特のサイドキック基調で、足をジャブのように使えるシャオナンだが、UFCで挙げた6勝は全て判定勝ちで世界最高峰ではKOパワーがあるとは言い難い。計量の様子からもフィジカルではマッケンジーを上回るシャオンとはいえ、パンチを被弾することをいとわず、組んで倒せば勝利が近づくマッケンジーと距離を取り、組みを切って25分間戦い続けるのは至難の技だ。

テイクダウン&極めを如何に耐え、常にフィニッシュ狙いのマッケンジーが疲弊させ、かつサイドキックやジャブで削ることができるか。シャオナンにとっては我慢の初メインとなる。

またバンタム級のトレヴィン・ジョーンズ✖ハオーニ・バルセロス、45歳のアレクセイ・オレイニクと40歳のイリル・ラティフィの仕切り直しの一戦など、負けると後がない対決も気になるファイトナイトだ。

なおマッケンジーと共にファイトキャンプを行ったタバタ・ヒッチは、対戦相手のジェシカ・ペネの体調不良で試合がキャンセルされている。

■視聴方法(予定)
10月2日(日・日本時間)
午前6時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN211計量結果

<女子ストロー級/5分5R>
マッケンジー・ダーン: 115.5ポンド(52.38キロ)
イェン・シャオナン: 115.5ポンド(52.38キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ランディ・ブラウン: 170.5ポンド(77.34キロ)
フランシスコ・トリナルド: 170ポンド(77.11キロ)

<バンタム級/5分3R>
ハオーニ・バルセロス: 135.5ポンド(61.46キロ)
トレヴィン・ジョーンズ: 135ポンド(61.24キロ)

<フェザー級/5分3R>
ソディック・ユースウ: 145.5ポンド(66.0キロ)
ドン・シェイニス: 146ポンド(66.22キロ)

<140ポンド契約/5分3R>
ジョン・カスタニエダ: 139.5ポンド(63.27キロ)
ダニエル・サントス: 138.5ポンド(62.82キロ)

<ライト級/5分3R>
マイク・デイヴィス: 155ポンド(70.31キロ)
スラヴァ・ボルシェフ: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アレクセイ・オレイニク: 254ポンド(115.21キロ)
イリル・ラティフィ: 253ポンド(114.75キロ)

<ライト級/5分3R>
ジョアキン・シウバ: 155ポンド(70.31キロ)
ジェシー・ロンソン: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ミドル級/5分3R>
ブレンダン・アレン: 186ポンド(84.37キロ)
クリシュトフ・ヨッコ: 185.5ポンド(84.14キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
マキシム・グリシン: 205.5ポンド(93.21キロ)
フィリッピ・リンス: 205.5ポンド(93.21キロ)

<140ポンド契約/5分3R>
ユリア・ストレアレンコ: 139.5ポンド(63.27キロ)
チェルシー・チャンドラー: 140ポンド(63.5キロ)

<バンタム級/5分3R>
ランディ・コスタ: 135ポンド(61.24キロ)
グイド・カネッティ: 135.5ポンド(61.46キロ)

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【UFN211】ペネと対戦、SEI☆ZA出身タバタ・ヒッチ「ユリアと2人で勝つ。土曜日に実現させるわ」

【写真】こちらからではなく、タバタの方から日本のファンに「my loveを伝えたい」と言ってくれた (C)MMAPLANET

10月1日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN211:UFN on ESPN+69「Dern vs Yan」にタバタ・ヒッチが出場し、ジェシカ・ペネと対戦する。

今大会では2017年に日本で寝起きを共にし、SEI☆ZAで戦ったユリア・ストレアレンコも第2試合でチェルシー・チャンドラーと戦う。5年前、日本で知り合ったブラジル人とリトアニア人は終生の友となり、今や世界の最高峰で戦うようになった。そして、同じ日にUFCで勝利するという夢を実現させようとしている。


──タバタ、ZOOMをオープンするのが遅れてしまってスミマセン。ユリア(ストレアレンコ)のインタビューを今の今までやっていました。

「全然、大丈夫よ。インタビューしてくれてありがとう。ユリアは私との練習が終わってすぐにインタビューに向かっていったわ(笑)。ユリアと同じ日にUFCで戦えるなんて、本当にハッピーよ。夢が実現して、スーパーエキサイトしているの。5年前に日本で一緒に暮らして、SEI☆ZAに出ていた私たちが世界最高峰で一つのイベントのカードに名前が並んでいる──日本でユリアと『どうすればUFCで戦えるようになるかな。でも、とんでもなく大変なんだろうね』なんて話していた日が昨日のようよ。

だからこそ今、この瞬間が幸せでたまらないわ。夢は諦めちゃいけないのよ。でも本当の夢は2人して、UFCで勝つことよ。それは土曜日に実現させるから(笑)」

──5月に事前の予想では不利と見られていたポリアナ・ヴィアナ戦で勝ったことは、大きかったですね。

「私自身は試合前から自信があって、あの試合は勝てるという気持ちで挑んでいたわ。しっかりと作戦を立てて、実行できたことで自信はさらに深まった感じね」

──では今回の対戦相手、ジェシカ・ペネの印象を教えてください。

「ジェシカはスロトー級のパイオニアの1人。そんな選手との試合はランキングをアップさせるチャンスだし、大きなステップにしたいと思っている。経験豊かで、柔術では黒帯。ジャスティン・フローレスという素晴らしい柔道コーチも就いているし、彼女と戦うことは楽しみでならないわ。でも、やっぱり柔術よね。彼女の一番の武器は。

ただ身長で少し私の方が小さくて、レスリングの展開になると彼女は上半身を固めて柔道の投げ技を狙うでしょうけど、その時こそ私が彼女をテイクダウンするチャンスよ」

──柔道ならタバタも負けないという自信は?

「そうね(笑)。私も自分の柔道を見せるチャンスがあると思う。でも、どの局面になってもしっかりと戦うわ。この試合はこれからのキャリアアップを考えると、本当に大切な一番になる。ここで勝って、ランキングをしっかりと上げて将来的にはタイトル挑戦を実現させたいから」

──この試合前もメインで戦うマッケンジー・ダーンと練習してきたのでしょうか。

「マッケンジーとはファイトキャンプも一緒だったわ。同じ日に戦うから、互いの準備になった。マッケンジーがどれだけ調子が良いのか、トレーニングパートナーだった私が一番知っているわ。マッケンジーはイェン・シャオンを相手にフィニッシュして勝つ。相談言できる」

──マッケンジーは今や打撃も使いますが、もともとは卓越したグラップラーです。ただし、今や多くの選手が柔術はディフェンスに使って、寝技の攻防は避けられるようになっています。そのなかでマッケンジーはサブミッションに賭けた試合をすることも少なくないです。彼女のMMAに向かう姿勢に何か感じることはありますか。

「マッケンジーは本当に卓越した柔術家よ。どういう場面で柔術を使って戦えば良いのかも、知り抜いている。MMAで柔術を武器にするには、技術的にもアジャストが重要で、そういう部分でもマッケンジーはパンチ、エルボーを考慮して柔術を使いこなしている。

私も彼女と一緒に練習することで、そういう面でも成長できた。だから、今回の試合は私もグラップリングの強さを見せるチャンスだと思っているわ。土曜日の夜は、もちろんフィニッシュを狙っているけど、それ以上に自分のスキルをしっかりと見せたい。そして、勝利を手に家に戻りたいわ(笑)」

──タバタ、今日はありがとうございました。

「最後に日本のファンに、私の想いを伝えてもらっても良い?」

──もちろんです。

「日本のファンの皆、特にSEI☆ZAを見てくれた人たち──皆が私の人生を切り開いてくれた。日本という最高の国、そして日本食が恋しくてたまらないわ。また日本に行って、そうね……ジュリアと一緒にUFC日本大会で戦いたい。今の私たちを日本の皆に見て欲しい。絶対に実現させるわ。アリガト、チャオ!!」

■視聴方法(予定)
10月2日(日・日本時間)
午前6時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN211対戦カード

<女子ストロー級/5分5R>
マッケンジー・ダーン(米国)
イェン・シャオナン(中国)

<ウェルター級/5分3R>
ランディ・ブラウン(ジャマイカ)
フランシスコ・トリナルド(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
ハオーニ・バルセロス(ブラジル)
トレヴィン・ジョーンズ(グアム)

<フェザー級/5分3R>
ソディック・ユースウ(米国)
ドン・シェイニス(米国)

<140ポンド契約/5分3R>
ジョン・カスタニエダ(米国)
ダニエル・サントス(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
マイク・デイヴィス(米国)
スラヴァ・ボルシェフ(ロシア)

<ヘビー級/5分3R>
アレクセイ・オレイニク(ロシア)
イリル・ラティフィ(スウェーデン)

<女子ストロー級/5分3R>
ジェシカ・ペネ(米国)
タバタ・ヒッチ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
ジョアキン・シウバ(ブラジル)
ジェシー・ロンソン(カナダ)

<ミドル級/5分3R>
ブレンダン・アレン(米国)
クリシュトフ・ヨッコ(ポーランド)

<ライトヘビー級/5分3R>
マキシム・グリシン(ロシア)
フィリッピ・リンス(ブラジル)

<140ポンド契約/5分3R>
ユリア・ストレアレンコ(リトアニア)
チェルシー・チャンドラー(米国)

<バンタム級/5分3R>
ランディ・コスタ(米国)
グイド・カネッティ(アルゼンチン)

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BELLATOR Bellator286 DEEP o PFL UFC アダム・ボリッチ アレクセイ・オレイニク イリル・ラティフィ タバタ・ヒッチ ビクター・ヘンリー マッケンジー・ダーン ランディ・コスタ ランディ・ブラウン

UFC on ESPN+69:オッズ/予想と展望

マッケンジー・ダーン 1.44
ヤン・シャオナン 2.90
ランディ・ブラウン 1.31
フランシスコ・トリナウド 3.85
ラオーニ・バルセロス 1.44
トレヴィン・ジョーンズ 2.90
ソディック・ユサフ 1.11
ドン・シェイニス 7.25
ジョン・カスタネーダ 1.53
ダニエル・サント2.60
マイク・デイヴィス 1.56
ヴィチェスラフ・ボルシェフ 2.55
イリル・ラティフィ 1.57
アレクセイ・オレイニク 2.50
ジェシカ・ペネ 2.80
タバタ・ヒッチ 1.48
ジョアキム・シウバ 1.69
ジェシー・ロンソン 2.25
クリストフ・ヨトゥコ 1.83
ブレンダン・アレン 2.00
マキシム・グリシン 1.56
フィリップ・リンス 2.55
ユリア・ストリアレンコ 1.87
チェルシー・チャンドラー 1.95
ギド・カネッティ 3.40
ランディ・コスタ 1.35

メインは女子ストロー級ランカー対決。UFC7勝2敗のダーンと6勝2敗のシャオナンの対戦。

柔術世界王者ダーンは寝技の強さを武器に王座挑戦直前まで行ったが、マリーナ・ホドリゲス戦では1度だけグラウンドに持ち込んだ際は圧倒したものの極めることはできず、あとはスタンドの打撃で削られる展開で判定負け。

シャオナンはフィジカルを武器にUFCデビュー以来6連勝、ランキングを3位まで上げたが、テイクダウンされた後のリカバリーがないという弱点があり、現王者エスパルザにはテイクダウンで固められての肘連打でTKO負けし初黒星。さらに前戦はやはりマリーナ・ホドリゲスにスタンドの打撃で押される展開で判定負け。

両者ともに強味と弱味がはっきりしているスタイルで、寝技と打撃と異なる武器を持っている。ダーンがテイクダウンして極めるかどうかという試合。極められなければシャオナンの打撃に削られ判定負けする展開が見える。

ダーン一本勝ちと予想。

セミ前は前戦でDEEP王者ビクター・ヘンリーに敗れたラオーニ・バルセロスと、DEEPで大塚に一本勝ちしたトレヴィン・ジョーンズの対戦。

プレリムメインではUFC最年長・45歳のアレクセイ・オレイニクが78戦目を行う。

プレリムではタバサ・ヒッチ(UFC2勝1敗)とユリア・ストリアレンコ(UFC1勝4敗)のSEI✮ZA出身選手が揃い踏み。今回は両者ともにフェイバリット。

第3試合はPFL2019ベスト4のグリシン(2勝2敗) vs. 2019年優勝のリンス(1勝2敗)の対戦。

第1試合開始は今週末・10月2日の朝5時から。なお、同日にフェザー級タイトルマッチ・パトリシオ・フレイレ vs. アダム・ボリッチがメインのBellator286が行われ、バッティングしているが、11時開始のメインカードはかぶらない模様。

速報します。

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MMA MMAPLANET o UFC UFC276   タバタ・ヒッチ ブログ ユリア・ストレアレンコ

【UFC276】ユリア・ストレアレンコ、腕十字でクラークの左腕を破壊。「このスポーツの一部だから」

<女子バンタム級/5分3R>
ユリア・ストレアレンコ(リトアニア)
Def.1R0分42秒by 腕十字
ジェシカローズ・クラーク(豪州)

タバタ・ヒッチをセコンドに帯同したストレアレンコは、試合開始直後にクラークの右ローから右を被弾してヒザをついたしまう。すぐに立ち上がったストレアレンコはワンツーを当ててダブルレッグでテイクダウンを奪うと同時にパス。ここ上四方に回ったステップオーバー、左腕に速攻の腕十字を仕掛ける。クラークは腕をクラッチして上体を起こそうとしたが──クラッチが外れると同時に、左ヒジを脱臼し勝負は決した。

「ようやくUFCで自分の力を出すことがデキた。ヒジを破壊した? このスポーツの一部だから」と、UFC初勝利を挙げたストレアレンコはサラリと語った。


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