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【RIZIN LANDMARK09】金網初勝利なるか。シン・ユリ戦へ、RENA 「日本だと、ここまで練習できてない」

【写真】タイガームエタイのウェアが新鮮!!(C)SHOOTBOXING

23日(土)、神戸市中央区の神戸ワールド記念ホールで開催されるRIZIN LANDMARK09で、RENAが韓国のシン・ユリと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

シュートボクシングの女子世界トーナメント『Girls S-cup』を3連覇したRENAが、MMAを戦うようになったのは2015年大晦日のこと。それはRIZIN01の第1試合――まさにRIZINの幕開けはRENAが飾ったのだった。

以降MMAを続けるRENAは、SB時代に経験したことのない壁にぶつかる。浅倉カンナ戦、Bellatorのリンジー・ヴァンザン戦、そして昨年4月のクレア・ロペス戦……。こうした敗戦の中で、もう一度SBで戦うのか。あるいは引退するという選択肢もあっただろう。しかしRENAはロペス戦以来、1年ぶりのMMAマッチに臨む。タイのプーケットにあるタイガームエタイで練習しているRENAに、自身のMMAと現在、そして未来について訊いた(※取材は3月5日に行われた)。


――お久しぶりです。今回がMMAPLANET初登場で、個人的にもお話を訊くのは2016年1月以来となります。あの時は2015年大晦日に、初のMMAで勝利したことを受けてのインタビューでした。

「お久しぶりです! もうそんなに経ちますか。確かに気づいたら6~7年ぐらいMMAをやっているんですよね」

――今回はタイにいるとのことですが、まずはプーケットのタイガームエタイで練習している理由から教えていただけますか。

「次の対戦相手がストライカーであることと、私自身の持ち味もストライキングじゃないですか。プラス今はMMAの練習環境も充実していることを考えて、タイに行こうと思いました。連絡したらタイガームエタイさんも快く受け入れてくれるということで、『今しかない!』と考えたんですよ」

――これまでタイで練習したことはあったのですか。

「ありましたけど、かなり昔のことですね。しかも2~3日ぐらいの期間で、こんなにガッツリ滞在するのは初めてです。今回は2月9日にタイへ来て、本当は2週間ぐらいで日本に帰る予定でした。でもすごく波長が合って――慣れて来ると動きも良くなってきたし、『これはもったいない。もう少しタイにいよう』って滞在を延長したんですよ」

――現在、タイのMMA環境も充実しているようですね。

本田良介、本野美樹、カイラット・アクメトフらと(C)SHOOTOBOXING

「まずトレーナーさんが充実しています。

タイ人だけでなく、欧米から来たトレーナーさんも多くて。逆にタイ人はあまり見ないぐらいですよ」

――えっ!? そうなのですか。

「タイガームエタイだけなのかどうかは分からないけど、カザフスタンとかの中央アジア系や、ロシア系の会員さんも多いみたいです。女子は中国系の方がいるぐらいで、そのあたりは時期によっても違うと聞きました」

――なるほど。タイで練習していて『波長が合ってきた』と感じるのは、どのような点なのでしょうか。

所英男、望月貴史、野村駿太、金原正徳と(C)SHOOTOBOXING

「まず日本にいたら、ここまで練習できていないです。

自分の年齢はもちろん、環境的にも」

――環境というのは……。

「日本って選手が昼間はお仕事をして、夜しか練習できないということが一般的じゃないですか。そのため、みんな夜遅くまで練習していることが多くて。でもタイに来たら朝練習して、昼と夕方にも練習して1日が終わる。練習パートナーにも困らないし、パーソナルで指導してくれるコーチやトレーナーもたくさんいます。気候も良いですしね。

日本にいると何でもあって、どこにでも行けるし、いろんな誘惑があるじゃないですか。タイに来ると、そういうものがないんです。娯楽といえばサウナぐらいで(笑)」

――アハハハ。

「これだけ格闘技に集中して練習できているのは久しぶりです。日本で朝8時から体を動かすことはないですからね。タイガームエタイの他にもSBの笠原弘希がONEに出た時(2月24日、ONE FF53)、私もバンコクへ行って2日間、スーパーボンジムで練習させてもらいました」

――RENA選手といえば、SBの試合では三日月蹴りを含む前蹴りを起点に試合を展開させていました。MMAでも三日月蹴りでKOしたことはありますが、SB時代よりも出す数は少なくなっていると思います。その点で、タイで練習したことにより打撃面で変化した部分はありますか。

「技術はともかく、意識面は変わったかなと思います。やっぱりMMAだと、ムエタイやキックボクシングのようには蹴らなくなるじゃないですか。蹴り足を取られる、あるいは蹴りのあとに組まれてしまう――それが定番だから、あまり前蹴りを出さないようにと思っていたりはしました。

でも試合で蹴りを出すか出さないかは関係なく、タイのジムではとにかく蹴らされるんですよ。立ち技とMMAではスタミナの使い方も違うしって最初は思っていたけど、昔の感覚が戻ってきている気はしますね。『私、動けるじゃないか』って。もちろん実際に試合をしてみないと分からないです。でも消えていた自分の良さを、タイに来て少しずつ取り戻せている感覚はありますよ」

――何がどうであろうと蹴らされる環境の中で、MMAに対して抱えていた不安も解消されつつあるのですね。

「ただ蹴るというだけでなく、ミットを持ってくれているタイ人のコーチも、今はMMAをやっている人なんです。だからミットの中で、蹴り足を取ってテイクダウンに来る動きも入れてくれますし、MMAに近いミットができているという良い感触があります」

――2015年大晦日にRENA選手がMMAを戦うと聞き、正直言って少し不安はありました。Girls S-cup世界トーナメント3連覇をはじめ、あれほどSBという競技を究め続けていたRENA選手が、新しい競技に挑戦するのは……と。MMAデビューしたあとは6連勝していましたが、その時は自分にMMAは合っていると考えていましたか。

「いやいや、今も自分に合っているとは思っていないです。毎回『もうMMAは辞めていいんじゃないかな』と考えているぐらいで。最初は本当に、あの1試合だけのつもりだったんですよ。でも跳びつき腕十字で勝ち、流れ的に辞められなくなって……」

――流れ的にというのは? あの勝利でMMAファイターとしてのRENA選手に対する期待が大きくなったのでしょうか。

「期待も大きかったですし、RIZINもどんどん大きくなっていって。その中で、女子の試合に注目してもらえるキッカケにはなったと思います。山本美憂さんのようなレジェンドの方も出てきてくださったり。そうして、どんどん注目が集まってきたので、自分ももう少しMMAを続けないといけないなって考えるようになりました」

――「MMAを続けないといけない」というのは、RENA選手にとってポジティブな思考だったのですか。

「はい。格闘技を十何年もやってきて、常に何か新しい刺激がないとダメな人間なんですよ。だからあの時、MMAという新しい競技に挑戦することは楽しかったです。今でも『私にMMAは向いていないな』と思うことはありますよ。だけど楽しいから今も続けることができている。それは間違いないです」

――自分自身がMMAに向いていないと思うのは、どのような時ですか。

「MMAって女子の中では、組み技系の選手のほうが有利だと思うんです。男子みたいに一発のパンチで倒れることが多いわけではないので。私にも打撃という武器はあるけど、MMAでは不利だなって感じることもあります」

――とはいえ、MMAであれだけの左ボディを打てる女子ファイターもいないとは思います。

「ウフフフ。今はもっと進化していますよ」

――RENA選手のMMAキャリアの中で最初に訪れた岐路は2019年6月、ベラトールでリンジー・ヴァンザンに敗れた時だったように思います。RIZINで浅倉カンナ選手に連敗を喫したあと、さらに北米でも……。

「昔のことなので細かいことは忘れてしまいましたけど――MMAは辞めようかなって思いましたよ。でも毎回『ここで辞めてもなぁ』と考えるんです。MMAを始めたからには、自分が満足いくまで続けたい。自分の心と体がもつまで」

――……。

「もう自分の最終章に入ったと思っています。あと何試合かはできるかもしれないし、次の試合で終わりかもしれないし。今は一戦一戦、『これで終わってもいい』という気持ちで試合に臨んでいますね」

――RENA選手に初めてインタビューしたのは、まだ17歳で高校生の頃でした。当時は「25歳で引退する」と言っていませんでしたか。

「そうなんですよ。25歳で引退して、26歳で結婚して27歳の時には子供がいる予定だったのに、気づいたらもう32歳になりました(笑)」

――実際、25歳の時に一度は引退を考えたのでしょうか。

「それが25歳の時に、RIZINが始まって私もMMAをやることになったんです。あの時にRIZINが始まっていなかったら、私も格闘技を辞めていたと思いますよ」

――先ほど「MMAを始めたからには、自分が満足いくまで続けたい」と仰いましたが、RENA選手の性格的に自分の試合で満足することはありますか。肉体的な疲労や負傷はともかく、気持ちの面で。

「アハハハ! 確かにそうですね(笑)。タイに来たら、メチャクチャ体も動いていますし。『私、こんなに動けるんだ』っていうほどに」

――では満足していないのは、どのような点なのですか。実績として誰かに勝ちたい、RIZINのベルトを巻きたい……といった基準なのでしょうか。

「RIZINに出ているかぎりは、あのベルトを巻きたいとは思います。でも今はベルトに対して、そこまで執着しているわけではないです。自分が満足するために、自分のために自分の戦いがしたい。そういう気持ちのほうが強いですね。応援してくださる方は、私がベルトを巻く姿を見たいかもしれないけど、今はとにかく一戦一戦――です」

――正直なところ、昨年4月のクレア・ロペス戦でもRENA選手が大きな岐路に立たされたと思いました。それまでに何度も引退について口にしていて。

「だって、あのまま辞めたらカッコ悪くないですか」

――その気持ちがファイターであり、RENA選手らしさなのだと思います。

「あの試合が最後になるのは嫌だなって思いました。やっぱり勝って終わりたくて。ベラトール、ロペス戦とまだケージで勝っていないですしね。次の試合もケージになりましたけど、逆に変なジンクスとか考えないようにしたいです」

――対戦相手のシン・ユリは、これまでケージの中で戦ったファイターとは違い、ケージを生かした組み技を見せるタイプではありません。

「完全に打撃系の選手ですよね。もちろん組んで来ることも想定はしています。私としてはスッキリと1RでKOしたい。最近はなかなかKO勝ちできていないので、スカッと早期決着で終わらせたいです」

――なるほど。とにかく今のRENA選手の様子を見ていると、以前よりも格闘技を楽しんでいるように感じます。

「楽しいですよ! それと、大人になりましたから」

――30歳を過ぎましたからね。

「大人になったんです!」

――失礼しました(笑)。では次の試合への意気込みをお願いします。

「今回は相手云々より、自分の気持ちがテーマです。自分の戦いに満足したい、自分らしさで楽しみたいと思っています。思いっきり、はっちゃけたいですね」

■視聴方法(予定)
3月23日(土)
午後12時00分~ABEMA、U-NEXT、RIZIN100CLUB、スカパー!、RIZIN LIVE

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【ボクシング】那須川天心「格闘技をやってる人達へ。命を賭けて、死ぬ気で、負けたら引退とか簡単に言うな」

510: 実況厳禁@名無しの格闘家 2024/03/18(月) 07:58:02.08 ID:taW/1/7td



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【RIZIN LANDMARK09】高橋遼伍戦へ、久保優太の真実「王者のままで引退できるチャンスはあった。でも」

【写真】木下カラテに判定勝ちをしている。ここが一番の肝(C)MMAPLANET

23日(土)、神戸市中央区の神戸ワールド記念ホールで開催されるRIZIN LANDMARK09 in KOBEで久保優太が、高橋遼伍と対戦する。
Text by Takumi Nakamura

2021年9月にMMAデビューを果たし、4戦3勝1敗の成績を残している久保。MMAではキャラクター先行型の印象が強いキャリアを積んできたが、今大会では元修斗環太平洋フェザー級王者にして、ONE Championshipにも出場した高橋という実力者と拳を交える。

「MMAにチャレンジしないままに引退することはできなかった」という久保の“格闘技ジャンキー”な一面を今回のインタビューを通してお伝えしたい。


――昨年大晦日の安保瑠輝也戦で一本勝ちしたあと、約3カ月というスパンで今回の神戸大会出場が決まりました。試合はすぐにやりたいという考えだったのですか。

「そうですね。怪我もなくて自分の感覚的にはすぐやりたかったのですが、2、3月大会は枠がいっぱいだと聞いていたので、5月ぐらいになるのかなとか、もしチャンスがあるなら出たいな、くらいに思っていたんですね。そうしたら3月大会のオファーがあって、相手もかなり強敵。ONE Championshipでも活躍していた高橋遼伍選手ということで、MMAでは間違いなく格上の選手で、すごいありがたいというか。これを自分のMMAキャリアのステップアップとして受け入れていかないとなと思って速攻でOKしました」

――久保選手がいよいよ本格的にMMAの実績と実力がある選手と戦うことになったと思います。キャリア的にもこういった相手と戦いたいという思いはありましたか。

「僕は今36歳なので、格闘家のピークというか、めちゃめちゃ動ける期間はあと2年ぐらい。そこが勝負だと思うんですよね。だからその期間に、自分の中では勝負をかけたい。チンタラやったり、のらりくらりやるより、確実にステップアップを望める相手とやりたい。僕はただ何となく立ち技からMMAに転向したわけではないので、MMAというものに一から挑戦して、自分が立ち技で築いてきたキャリアをある意味すべてベットして、MMAをやっているつもりです。例えば一番いい終わり方で言ったら、K-1で言えば魔裟斗さんは世界チャンピオンで強いまま引退されたじゃないですか」

――負ける姿を見せず、一番強い状態のまま引退されたと思います。

「もしかしたら僕もそれができるチャンスはいっぱいあったと思うんですよ。K-1のタイトルを防衛し続けていたタイミングで辞めたりとか。でも……僕は格闘技がすごい好きで、その終わり方だと自分自身に燃えるものがないっていうんですかね。僕は格闘技中毒になってしまってるんです。だからMMAで挑戦する=頂点に立ちたいという思いがあって、そこを目指すには時間がないというわけではないですが、自分のピーク・動けるうちにできる、そこに挑戦したいという思いがありますね」

――失礼ながら久保選手はMMAデビュー戦で太田忍選手に敗れて、シバター戦の印象が強いのですが、奥田啓介選手、木下カラテ選手、そして安保選手に勝って3連勝中です。MMAの試合で勝つことで、自分のMMAの形は見えてきているのですか。

「確かにデビュー戦の太田戦だったり、シバターさんとの試合だったり、別に舐めているわけはなかったのですが、もうちょっとしっかりと準備期間を経て、やらないといけなかったなっていうことをめちゃめちゃ痛感しました。今思うと恥ずかしいのですが、自分のパンチや蹴りが当たったら勝てるだろうみたいな。それでいざMMAをやってみて、そんな甘い世界じゃなかったということを痛感したという(苦笑)。

そこからは自分の中でコツコツとやってきて、確かに相手のレベルどうこうはありますけど、結果として3連勝することができました。だからなおさら今回ホンモノの相手とやれることは、自分の力や真価が問われるし、自分の実力を見せられるチャンスだと思っています」

――その重要な一戦の相手、高橋選手にはどのような印象を持っていますか。

「試合を見れば見るほど強いなっていうのと、カーフキックをはじめストライカーのイメージですが、ONEでの試合では四つの展開や相手のテイクダウンにもしっかり対応していて、すごく上手くて何でもできるんだろうなと思います。そうじゃなかったら海外で試合はできないと思いますし、自分の中で高橋選手は何でもできる日本トップクラスの選手だと思います」

――高橋選手は一発一発を強く打つ・組みも意識したMMA用のストライキングという印象です。彼の打撃についてはどう見ていますか。

「確かにボクシンググローブとMMAグローブの違いやテイクダウンの有無で、使える打撃・使えない打撃が大きく変わってくると思うんですけど、そこで僕が高橋選手を乗り越えないと、RIZINでチャンピオンになるという宣言が絵空事というか、全然実現できないことになってしまう。自分自身が立てている目標を実現するためには、ここを攻略しないと、上にはいけないと思っていますね。もちろん高橋選手は日本トップクラスの選手だと思いますけど、ここを攻略することによってRIZINのチャンピオンへの階段を登ることができるんじゃないのかなと思います」

――言える範囲で構わないですが、彼の打撃をどう攻略するのかイメージは出来上がっていますか。

「正直僕が高橋選手を寝技でどうこうは通用しないというか、そういうレベルの差はあると思います。もちろん実際に向かい合ってどう戦うかを考えると思いますが、高橋選手がどういう選択をするか。過去の試合映像を見ても高橋選手からテイクダウンにいくところはほとんどなかったですが、僕相手には絶対にテイクダウンを狙ってくると思っているので。打撃の時間が長くなるにしても、単純な立ち技だけになることは絶対にないと踏んでいます。そのうえで、僕は元K-1チャンピオンとしてRIZINの舞台に来て、打撃の部分では圧倒的に差を見せつけるというか。

今のところ『さすが久保優太の打撃だな!』というところは見せられていないと思うし、K-1時代が100としたら、MMAでは20も出せてないと思うんです。MMAでもいかにK-1時代のような100に近づけられるか。そこが自分の課題であり、今回それが出せれば、高橋選手は相当強敵でめちゃめちゃ格上ですけど、絶対負けないとは思っていますね」

――そこが立ち技からMMAに転向する選手は誰もがぶつかる壁だと思うのですが、久保選手は何を意識してMMAにおける打撃を100に近づけているのですか。

「これはもうMMAの練習と試合を続けて、MMAで使える打撃・使えない打撃を取捨選択するというか。それそのものが変わってくる部分もあるのですが、2年ちょっとMMAをやって来て、その取捨選択が積み上がってきてはいます。練習では100に近づいたものを出せているので、あとは試合で出せるかどうかというところが一番の課題でありポイントですね」

――逆に言えば相手が高橋選手レベルになると、100に近づいた打撃を出せなければ勝てない相手でもありますよね。

「そうですね。なので、そこが自分の課題というか、本当に自分がK-1時代に出せていた打撃を発揮しなきゃいけないし、それが出来たら絶対どんな相手にも正直負けるわけではないと思っているので。繰り返しですけど、なかなかそれが出せないことがMMAの難しさなんですけどね」

――決して立ち技のスキルそのものが使えないわけではないと。

「そこは感じますね。MMAでもK-1でやってきた人間は打撃において負けちゃいけない、そういった自負は僕の中でもあるんですよ。だから、それを発揮できていない自分に対する悔しさもあります。と同時に、それを発揮できたら自分がいかに格闘技の天才であるかをアピールできるというか。世間に評価してもらえると思うので、そこは頑張りたいなと思っていますね」

――例えば去年の大晦日は立ち技から多くの選手がMMAに挑戦しました。久保選手はこのことをどう感じていますか。

「今は世界の格闘技のマーケットがどうしてもMMAになっていますし、なおかつ日本のマーケットはRIZINが今一番大きくなっているじゃないですか。そのRIZINはMMAが主の団体なので、マーケットの中心がMMAになるし、格闘家である以上、それに合わせていくことは、自然な流れだと思います。

世界的に見てもGLORYで活躍したアレックス・ペレイラやイスラエル・アデサニャがMMAに転向して、UFCチャンピオンになっていますからね。武尊選手のように、自分が得意な立ち技・キックボクシングでそういう世界を創っていくこと、そこで頂点を極めることは本当にかっこいいし、それは素晴らしいことだと思います。でも僕は格闘家である以上、どうしても自分が最強というか、自分が強いという承認欲求があって。

一時はK-1を離れてボクシングに行こうとも思ったのですが、やっぱり何でもありの最強を決めるMMAに挑戦するという選択をしました。あとはK-1ファイターやキックボクサーが寝たら弱いと思われていることに、自分もコンプレックスがあるというか。やっぱりそれを払拭したいんですよね」

――久保選手はボクシングの試合こそやらなかったですが、ずっとボクシングジムで練習もして、ボクシングのトレーナーの指導も受けていて。ボクシングという競技には触れてきたわけじゃないですか。

「そうですね。かなり色んなジムに行かせてもらいましたし、結構ボクシングジムからスカウトも受けていました」

――だからテコンドーから始まって、ムエタイ、キックボクシング、ボクシングと久保選手ほど立ち技競技をやりこんで、MMAに転向した選手はいないと思うんです。

「グローブ空手にも白帯で出たことがあるので空手経験者でもあります(笑)」

――なるほど(笑)。そんな久保選手が立ち技の強さを証明するためにMMAにチャレンジすることは格闘技のロマンだし、久保選手は本当に格闘技が好きなんだなと思います。

「うれしいですね。本当に格闘技ジャンキーだと思うので」

――ずばりMMAにチャレンジしないまま引退することはできなかったのですか。

「そうですね。太田選手にデビュー戦で負けてから余計に悔しくなって。試合でテイクダウンされると練習と全く違うんですよ。言うても練習では試合と同じことはやらないし、多少はみんな加減もするじゃないですか。でも試合になったらそういう加減はなくて、僕、太田選手に投げられたときにヒザを骨折したんです。それで本当にMMAは厳しい世界だなと思って、それと同時にこの道を極めたいと思いました」

――僕は旧K-1時代から久保選手を取材してきて、これだけずっと純粋に格闘技が好きな選手はいないと思っていて。でもRIZIN参戦以降は試合以外のキャラクターの部分がクローズアップされることが多かったので、久保優太はそうじゃないということを今回のインタビューで伝えたかったです。

「ありがとうございます。どうしても僕はネタ枠というか。特にシバターさんとの件で、自分自身にも原因があると思うんですけど、エンタメ性に走ってしまったというか。僕自身、目立ちたいという承認欲求もあったりして。あの件で僕が元K-1チャンピオンで3回防衛したとか、GLORYでチャンピオンになったこととか、そういう格闘技の実績が見ている人たちの記憶から忘れ去られていると思うんです。

だからここで格闘家・久保優太としての強さや久保は格闘技の天才なんだってところを見せたいです。そのために練習も必死に頑張って、なおかつ格上の選手に挑戦させていただくわけですから」

――久保選手にそういう思いがなかったら、ここで高橋遼伍というファイターとはやらないですよね。周りからは止められなかったですか。

「めちゃくちゃ止められました。まだ早いんじゃないかって。ただ、僕はチンタラMMAをやるつもりはないんで。ここで評価を上げたいし、そうすることでタイトル戦線に近づくことができると思ったので、今回はやらせてくださいという想いを伝えました」

――これまで何度も大一番を経験している久保選手だと思いますが、MMAにおける大一番になりますね。

「格闘技に詳しい人からすると『絶対久保は勝てない』や『総合力が違いすぎるだろ』って、そういう予想や評価だと思うんです。だからこそ純粋に挑戦できるというか。ある種すっきりしているわけではないし、気持ちいいと言ったらあれなんすけど、生き生きとしていると言ったらいいんですかね。格闘家として生きてるなって感じがしています。格闘家冥利に尽きるというか。やってやるぜ、最高だぜみたいな」

――今日のインタビューで久保選手の試合がより楽しみになりました。

「負けられないプレッシャーを感じていると、それこそK-1時代の防衛戦の僕はずっとディフェンシブな戦いだったじゃないですか。でも若い頃の僕はガンガン前にいけていたし、今回はそういう自分や格闘家・久保優太の生きがいを取り戻せるんじゃないかと。そういう予感がしています。だから僕自身、次の試合は楽しみだし、みなさんも楽しみにしていてください」



■視聴方法(予定)
3月23日(土)
午後12時00分~ABEMA、U-NEXT、RIZIN100CLUB、スカパー!、RIZIN LIVE

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45 AB F1 Goods MMA o UFC UFC Fight Night   エイドリアン・ヤネス ジョゼ・アルド ボクシング

ジョゼ・アルドがUFC復帰、5.4『UFC 301』でジョナサン・マルティネスと対戦

Funko POP ! UFC: JOSE ALDO



 UFCが5月4日にブラジル・リオデジャネイロで開催する『UFC 301: Pantoja vs. Erceg』でジョナサン・マルティネス vs. ジョゼ・アルドが行われることをAg.Fightが確認したとのこと。

 マルティネスは10月の『UFC Fight Night 230: Yusuff vs. Barboza』でエイドリアン・ヤネスに2R TKO勝ちして以来の試合で6連勝中。現在UFCバンタム級ランキング14位。

Jose Aldo(Sherdog)

Jose Aldo(BoxRec)

 アルドは2022年8月の『UFC 278: Usman vs. Edwards 2』でメラブ・ドヴァリシュヴィリに判定負けして以来1年9ヶ月ぶりの復帰戦。この試合の後にMMA引退を宣言し、昨年の4月と7月にボクシングマッチを行い戦績は1勝1引き分けです。続きを読む・・・
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o PFL UFC キック ボクシング

UFC on ESPN+97:第9試合・パニー・キアンザド vs. メイシー・チアソン

女子バンタム級。キアンザド6位、チアソン10位。

イラン生まれスウェーデン在住のキアンザドはUFC5勝4敗。ここ3戦では当時11位のリナ・ランズバーグに勝ったのみで1勝2敗だが、上が抜けていったことで、ランキングはむしろ上昇している。ボクシング・キックがバックボーン。しかしUFCでは組んでのケージ押し込みが主体で、KO勝ちからは10年間遠ざかっている。32歳。

チアソンはキャリア2戦で出場したTUFで優勝。TUFでは昨年のPFL女子フェザー級ウィナー・ラリッサ・パチェコにも1RKO勝ちしている。TUF後はバンタムに落とし4勝1敗だったが、直近の3戦はフェザー級2試合と140ポンドキャッチウェイトの試合。女子最長身となる180cmだが、その分バンタムへの減量がきつく、フェザー級でも計量失敗している。今回は3年ぶりのバンタム級バンタム級での試合が少なかったこともあり、その間にランキングではキアンザドに抜かれている。32歳。

両者は2018年のTUF28女子フェザー級に出場し、ともにチーム・ガステラムに所属。チアソンがドラフト1位、キアンザドが2位で、両者勝ち上がり決勝進出。チアソンがパンチでダウンを奪い、最後はバックマウントからのチョークで一本勝ちしている。それ以来の再戦。

 

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MMA o UFC ボクシング

UFC on ESPN+97:第7試合・ナタン・レビー vs. マイク・デイビス

ライト級だったが、レビーが0.5ポンドオーバーし、キャッチウェイトに。

イスラエルのレビーは空手がバックボーン。日本で上地流空手を学び、イスラエルで空手道場を開いていたが、MMAを知って転向。MMA開始後は極真空手も学んでいる。試合ではテイクダウンも駆使し、キャリア8戦で3一本勝ち・5判定勝ちとKO勝ちはない。UFCデビュー戦ではテイクダウンを奪われ判定負けしたが、そこから2連勝。その後、試合のキャンセルが続き、1年3ヶ月ぶりの試合となる。32歳。

デイビスも1年5ヶ月ぶりの試合。UFCデビュー戦はライト級時代のギルバート・バーンズに2R一本負けしたが、そこから3連勝。しかし欠場が多く、5年で5試合目となる。ボクシングがバックボーンで、長い距離の打撃とテイクダウンが主体のスタイル。31歳。

詰めたデイビス。右がヒットし崩れたレビー!デイビスバックについた。仰向けでバックマウント。ダメージは抜けたように見えるレビー。しかしバックマウントから抜け出せない。チョークへ。浅い。足のロックを外して上を取ろうとするレビー。スクランブルから立った。逆にバックを取っている。片膝を着いたレビーにパンチを入れる。デイビス足を掬うと膝十字を狙う。グラウンド状態で顔面に蹴りを入れてしまったデイビスだがホーン。ホーン後にデイビスに注意を入れるレビー。

1Rデイビス

2R。ミドルを入れるレビーだが、連発した際にスリップダウン。上になるデイビスだが、下から組み付くレビー。が、またデイビスがバックに回り四の字ロック。マウントに。肩固めをセット。マウントのまま絞めるとレビータップ!

連勝を伸ばしたのはデイビス

レビーも組みは弱くないが、最後は簡単にポジションを取られてしまった。

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UFC on ESPN+97:第4試合・ジョシュ・クリバオ vs. ダニー・シウバ

フェザー級だったが、シウバが2.5ポンドオーバー。キャッチウェイトに。

オーストラリアのクリバオは地元大会の代役出場でのラッキー契約だったが、初戦のライト級で敗れた後、フェザー級で3勝1敗1分け。テコンドーベースのストライカー。前回はUFC4勝0敗1分けのリローン・マーフィーとの対戦で、判定となったが一方的な内容で完敗。UFCフェザー級初黒星を喫した。29歳。

シウバは昨年9月のコンテンダーシリーズで勝利しUFCと契約。これがデビュー戦。ボクシング・レスリングの下地があり、20歳の時にマルコ・ファスと会いMMAを始める。パンチ・カーフキックで打撃の手数で勝負するスタイル。MMA8勝(5KO)1敗の27歳。

いきなり詰めたシウバ。パンチを打ち込むと右アッパーがヒット。クリバオ嫌がってタックルへ。がぶったシウバがギロチン。後方回転して上になりハーフで絞める。外したが下になたtクリバオ。立って離れた。が、すぐにプレスするシウバ。ケージを背負ったクリバオにボディを打ち込む。クリバオようやく立て直して打撃で打ち合う。ワンツー・前蹴りがヒット。また出てきたシウバだが、クリバオバックステップしながらジャブをヒット。シウバのパンチにカウンターをあわせるクリバオ。前に出るシウバだが、序盤のようには手が出ていない。クリバオが手数で上回ってきた。詰めてくるシウバにパンチを当てていく。残り1分。前に出て打たれるを繰り返すシウバ。ケージまで詰めたシウバだが、クリバオサークリングし詰めさせない。シウバ組んでいく。四つからスタンドバックに周りテイクダウン。時間がなくホーン。

1Rクリバオ。序盤シウバの勢いに圧されていたが、圧に慣れてからは手数で上回った。しかし終盤シウバがテイクダウンする展開になったので、2R以降どうなるか。

2R。カーフを蹴るクリバオだが、シウバまた詰めてケージを背負わせる。ワンツーを入れるシウバだが、ケージ際から抜け出したクリバオ。ワンツー。詰めてくるシウバに右フック。それでも出るシウバ。下がりながらパンチを入れるクリバオ。被弾が多いシウバ。クリバオ一転してタックルに。離れ際にハイを入れた。シウバから組むとまたスタンドバックに。テイクダウン狙い。ケージを使ってこらえるクリバオ。シングルレッグに切り替えたが、引き剥がされた。クリバオ左ボディ。シウバ出ていく。また組んだ。スタンドバック。膝を着かせる。しかし立たれた。またスタンドバック。残り10秒で放したシウバだが、打撃で近寄らせないクリバオ。ホーン。

2Rクリバオ。

3Rも詰めるシウバ。また組んでスタンドバックに回る。クリバオ正対。離れた。パンチをヒットさせていくシウバ。右を入れたシウバ。序盤のようにパンチで出るシウバ。右をヒットさせてタックルに入るシウバ。テイクダウン。寝かされずにバックを取らせて立ったクリバオ。放してすぐタックルに入るシウバ。グラウンドに持ち込みたいが立たれた。離れ際に肘を入れたシウバ。また出るシウバ。出てきたところにテンカオを合わせるクリバオ。クリバオこのラウンドは逃げ切り狙いなのか消極的。またケージを背負い。残り45秒でクリバオタックル。切ったしシウバががぶって首を抱えるが、時間が過ぎていく。残り5秒で立って離れた。タイムアップ。

3Rはシウバ。割れるとしたら1Rだが…。

29-28、28-29、29-28のスプリットでシウバ勝利。

UFCデビュー戦でフェザー級3勝1敗1分けのクリバオを破ったシウバだが、体重オーバーしている。1R序盤にパンチでダウン気味にぐらつかせたのが勝負を分けたか。しかし序盤のパンチの攻めがその後見られなくなり、詰めてもパンチを逆に打たれる展開。インタビューでは勝利を確信していたと言っているが、実際1Rは割れているし、あの内容なら3Rはフィニッシュを狙って行かなければいけないと思う。

クリバオも3R手数が減ったのは勝ち逃げ狙いだったのか?だとしたら裏目に出た。

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【ボクシング】絶対王者大集結!歴代パウンド・フォー・パウンド1位のヤバすぎKO9選

パウンド・フォー・パウンドという言葉をご存知でしょうか?
ボクシングの全階級の中で、体重差を考えなければ誰が1番強いのかを決める概念のことです。
現在、井上尚弥がパウンド・フォー・パウンドの1位2位を争っている状況ですが、歴代の最強王者たちについて興味がありませんか?
今回は、「絶対王者大集結」と題して、歴代パウンド・フォー・パウンド1位のヤバすぎKO9選をご紹介します。

♢━━━━━━━【目次】━━━━━━━♢
00:00 オープニング
00:25 1.マイク・タイソンVSトレバー・バービック
03:03 2.フリオ・セサール・チャベスVSジョン・デュプリシス
04:46 3.パーネル・ウィテカーVSディオベリス・ウルタド
06:18 4.ロイ・ジョーンズ・ジュニアVSホルヘ・バカ
08:18 5.オスカー・デ・ラ・ホーヤVSパトリック・シャルパンティエ
10:08 6.シェーン・モズリーVSデメトリオ・セバジョス
11:46 7.フロイド・メイウェザー・ジュニアVSフィリップ・ヌドゥ
15:06 8.マニー・パッキャオVSレーロ・レドワバ
18:17 9.井上尚弥VSファン・カルロス・パヤノ

#格闘技
#KO

●使用した音声
VOICEVOX:青山龍星

BGM
・LAMP BGM

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お蔵入り厳禁【Special】J-MMA2023─2024、扇久保博正が話していたこと「RIZINフライ級を世界一に」

【写真】扇久保の空手クラスは、THE BLACKBELT JAPAn発足後も鶴屋道場のままなのだろうか(C)MMAPLANET

2024年が始まり、新たな1年も1/6が過ぎた。その年末年始、MMAPLANETでは2023年に気になった選手をピックアップ──過ぎ去った1年を振り返り、始まったばかりの1年について話してもらっていた。
Text by Manabu Takashima

J-MMA2023-2024、第二十一弾=最終回は扇久保博正に1月6日に訊いた話をお届けしたい。

元UFCファイターを下した勝利の意味、再びフライ級で戦っていく──これから。2024年の開戦前夜のRIZINフライ級戦線のキーパーソンの想いとは。


──扇久保選手、ジョン・ドッドソン戦に関して……MMAPLANETでは事前取材を行わなかったこと……すみませんでした。

「全然良いんですけどね(笑)。ドッドソンとやるのに、MMAPLANETがインタビューしてくれねぇんだっていうのはありました(笑)。もう世も末だな、腐ってんなって。アハハハハ」

──申し訳ないの一言です。これはMMAPLANETという媒体の既定路線ではなく、自分自身のなかで『ここで負けたのだから、インタビューは試合で結果を残してもらってからにしよう』という想いになることがあるのは事実なんです。

「あぁ、3連敗中だったから。僕が記者だったら、取り扱いづらいかもしれないですね。ああ、そういう風に見ていたってことですか、僕の試合を。誰かに勝ってから、ドッドソンじゃなかったからなぁ……」

──それは記者云々ではないと思います。今のPVを稼げばという状況において、勝ち負けや意義というものが重視されているとは自分は思っていないです。朝倉未来選手や平本蓮選手が3連敗していても取材はあるでしょうし。

「あぁ、確かに……」

──MMAはあくまでもスポーツで、勝ったら次のチャンスが掴める。よくあるのが国内で負けて、人間関係で海外の試合に出たり、あるいは国内でもRIZINという大舞台に出られることもある。そういう時に……結果を残してからだろう、と。

「そういうことですか。まぁ、全然構わないんですけどね」

──いえいえ……もう、それが計量を見た時に「なぜ、扇久保博正の個別取材をしなかったんだ。何をやっているんだ」と凄く自責の念にかられてしまって。ここまで積んできたことをぶつける試合なのに──と。

「アハハハハハ。39歳と36歳の試合だったからじゃないのかとか、考えて。年齢は関係ないですか?」

──これは断言させてください、全く関係ないです。話のフックとして年齢には言及しますが、選手を年齢で判断するというのはないです。逆に40歳を越えても頑張っているとか、そういう見方は失礼でしょうし。戦って大儲けにならず情熱の表れとして戦う選手は別ですが現役……、トップを目指す選手にそれはないです。

「なるほど、そういうことですね。いや。もう全然、良いんです。ホントに全然、全然」

──いや、怒られる方が楽です。

「まぁMMAPLANETも来てくれない、ゴン格も来てくれないのかっていうのありました(笑)」

──そこがまた大晦日で。扇久保✖ドッドソンが埋もれる。自分は拾うべき立場だというのは十分に理解しているのですが、LANDMARKだったら埋もれることは絶対にないカードですよね。

「なるほど。いや、そういう部分でも難しさは感じていました。俺とドッドソンの試合でも、取材がないのかっていうのは。まぁ、良いんですけど──勝ったんで(笑)」

──そこもまた、格闘技かと。「勝ったから良い」という感情になるのが。

「だって負けてインタビューだって言われても、断っていたかもしれないですよ(笑)」

──勝手ながらTUF24に落とし前をつけた勝利になったかという感覚になりました。

「そうッスね。俺もソレはずっとありました。その想いが今回のドッドソンとの試合では凄くありましたし。この試合で勝つか、負けるかで天と地ほど違うという気持ちでした。井上直樹戦もそうです。UFCで戦っている選手との試合は、そこは絶対にあります。自分のなかで引っ掛かっているモノは、ある──『あの時、なんで行けなかったのかな』というのは。それは常にあります。

だから他の試合もそうですけど、そういう選手と戦う時は絶対に勝つという気持ちは一層強くなります」

──そのドッドソン、組みというかテイクダウン以降は少し淡泊に感じました。

「そうですね。コディ・ギブソンとやって以降、ほとんど寝技の展開もないような感じでしたしね。あまり練習もしていないんだろうと思っていたので、寝技になったら行けるなっていうのは試合前からありました。ただ、あそこまで背中をべったりつけてブリッジだけ狙っているというのはビックリしました」

──スタンドでの勢いと対照的でしたね。

「ハイ。と同時に昔から寝技になると、攻めてこない選手だったので。ある意味、狙い通り過ぎたような感じでした」

──それ以前のテイクダウンに関しては、あそこまで決まるという読みだったのでしょうか。

「ワキを差した時に、イケると思いました。DJとやった時とか、イメージ的にはもっと腰が重かったです。だから正直、フライ級の自分ということを考えると、もう1試合やってみないと分からないです。今回はマジで調子が良かった。その調子の良さであの試合ができたのか、ドッドソンが落ちたからなのか。次の試合を戦ってみないと、分からないというのはあります」

──57キロに落とし、リカバリーをして戦うことで試合当日の体調の方は?

「合っているなと思いました。もちろん、バンタム級の時と比べると水抜きはしんどいです。でも組んだ時の感覚とか、フライ級の方が楽ですね。バンタム級だとデカさを感じるというのはありましたね。キム・スーチョル戦とかフアン・アルチュレタ戦とかは、本当にデケェなって思ったので」

──日本人はフライ級に落とせる選手が、バンタム級で戦うというケースも少なくなかったですし、それが海外勢になると違いは顕著だと。

「そうですね、RIZINの日本人選手はフライ級の選手が多かったです。僕自身、フライ級の方が動きもキレがあって。やっぱりフライ級の方が合っていると感じましたね。久しぶりにちゃんと8週間、練習ができて。スパーリングもしっかりとデキたことが大きかったです」

──負傷、そしてスクランブル出場としっかりと練習できずに臨んだ試合もありましたし。

「ちゃんと練習ができれば、俺は強いなと(笑)」

──ハハハハ。今回の試合前にはパラエストラ千葉ネットの活きの良い選手たちと触れてきたのですか。

「あまりやっていないですね。やっぱり……全体練習にずっと出ていると、正直──この年齢だとオーバーワークになってしまいます。自分の中で調節しながら、やらせてもらいました。我儘を聞いてもらって。今回の試合に向けてはドッドソンがサウスポーだったので、笹(晋久)、内藤弟(頌貴)だったり、あとは秋元強真っていう17歳の選手がいるんですけど。彼、左のパンチが上手で。彼らとやってきました」

──松井斗輝、鶴屋怜というところとは余り絡まない?

「そうですね。8週間前までの全体練習では一緒にやっていますが」

──改めて尋ねさせていただきますが、ドッドソンからの勝利でTUF24からUFCに行けなかったことは清算できましたか。

「どうなんスかね。一生、残るんじゃないですか。分からないですけど(笑)。でも、そんなに大きないですよね。『とにかくUFCに出たかった。この悔しさはどうずれば良い』という感じではないので」

──自分に負けた相手がUFCと契約し、世界チャンピオンになった選手までいます。「俺は勝っている」という想いは?

「それは、もちろんあり続けます」

──押忍。では2024年、フライ級に戻った扇久保選手ですが、チャンピオンは堀口恭司選手になりました。そこを目指すことに?

「そうですね(苦笑)。ただ堀口選手を目指すということではなく、最大の目標はRIZINのフライ級のベルトです。なので、その時のチャンピオンを倒したいだけです」

──RIZINフライ級を巡る戦いのなかで、どの辺りをライバル視していますか。

「ライバル視というのではなくて、戦っていきたいのは海外の選手です。(ラマザン)テミロフとか(メイマン)マメドフとか。マメドフはそんなに強く感じないけど、テミロフとはやっていきたいですね。UFCをリリースされた選手よりも、まだ行っていない選手。彼らのような未知の強豪と戦って勝ちたいですね」

──UFCベテランでなく、若くてポテンシャルのある選手と戦いたいと。

「特にテミロフなんか、UFCも目をつけているだろうし。そういう選手に勝ちたいです」

──日本人では?

「日本人は神龍(誠)とか、福田(龍彌)君とか。(山本)アーセンも名前があるし、やっていきたいですね。ただタイトルを争うとなる、神龍ですかね」

──フライ級王座決定戦はどのように見ましたか。

「神龍とは昔、一緒に練習をしていたので強さも知っています。堀口選手がああいう風に攻めれば、その強さが出る。『あっ、そっちで行くか』と初回に思い、そこからはあの展開になるのは予想通りです。誠のペースになるなって。でも、堀口選手が切り替えましたよね。ボクシング勝負に出て、あそこで極め切るのが堀口選手の強さです」

──出入りでなく、真っ向勝負の距離になっていましたね。

「組み技の修練度も含め、かなり以前とは違う。どこでもパウンドを打つ感じから、かなり抑えるようになっていました。相手を動かして潰す。誠はダメージだけでなく、疲れたということがあったと思います。で、寝技になっても一気に極めに行く。堀口選手の良さって、やっぱり思い切りの良さですよ。他の選手と違います。堀口選手と戦った時は、吞まれると終わりです。一気に来るので。今回も、それが出ました。アレができる日本人選手は、なかなかいないです」

──では扇久保選手が神龍選手と戦った場合、現状での力量は?

「う~ん、どうですかね。彼もかなり強くなっていますからね。でも、まだ俺の方が強いと思っています。彼の組みの強さに関して、どういうところが強いのかが分かっているので。もし戦うとなれば、そこを潰していけば普通に勝てるかなと思っています」

──神龍選手と外国人選手、戦いたいのはどちらですか。

「それはもう外国人選手です。なんだろうな……他の日本人選手との比較よりも、強い外国人選手と戦いたいですね」

──ビッグネームではないアゼルバイジャンや中央アジアの選手でも?

「全然、やりたいです。RIZINフライ級を世界一のフライ級にしたいんですよ。UFCに出られなかったことは、ずっと残るとは思います。でも、UFCにもう未練はないです。それよりも今はRIZINのフライ級を世界一の舞台にしたい。だからこそ、強い外国人選手と戦っていきたいです」

■視聴方法(予定)
3月23日(土)
午後12時00分~ABEMA、U-NEXT、RIZIN100CLUB、スカパー!、RIZIN LIVE

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