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【The Shooto Okinawa10】メインで根井博登を迎え撃つ当真佳直「無敗の新人を圧倒して勝ちます」

【写真】プロデビュー戦は沖縄大会だった根井と対戦する、沖縄メインイベンター当真(C)SHOJIRO KAMEIKE

13日(土)、翌日に沖縄市上地のミュージックタウン音市場で開催されるTHE SHOOTO OKINAWA 10の計量が行われ、メインで根井博登を迎え撃つ当真佳直が一発でクリアした。
Text by Shojiro Kameike

ここまで2連敗を喫したこともあった。しかし沖縄で着実に、諦めずに戦ってきたことでランキング的にもベルト挑戦が目前というポジションにいる。そんな当真が迎え撃つのは、現役高校生で2023年度新人王の根井だ。決戦前日、計量後に当真が根井戦について、さらに盟友である同級1位と旭那拳と、修斗ストロー級のベルトについて語ってくれた。


――当真選手が沖縄大会のメインを務めるのは、今大会が4度目となります。

「はい。前回のメイン(2020年11月、マッチョ・ザ・バタフライに判定勝ち)は微妙な試合でした。その点については自分でも考えて、今回はちゃんとフィニッシュするか、圧倒的な差をつけて勝ちたいです」

――マッチョ・ザ・バタフライ選手との初戦は正直なところ、内容的には押されていた末、相手の計量失敗があったことも影響して当真選手の判定勝ちとなりました。そのぶん昨年11月の再戦では絶対に決着をつけるという気持ちは強かったですか。

「そうですね。初戦は――練習ではうまくいっていても、試合では出せないものがあるんだなって思いました。たとえば練習では相手にバックを奪われても逃れることはできるんですけど、試合になると相手も必死だし、全力でキープしてきますよね。だから、そもそもバックを取らせない。その点を徹底していれば勝てる。

あとは自分のギロチンに対して過信していたところもありました。ただただギロチンを取りにいくのではなく、要所要所で使っていく。それがうまく行けば勝てるだろうと思ったんです。再戦ではギロチンこそ狙わなかったけど、作戦を徹底して完封できました」

――まさに正面からの強さこそが当真選手のスタイルだと思います。

「自分のスタイルは、まず相手の打撃にテイクダウンを合わせて、トップをキープしながら削って勝つこと。もちろんフィニッシュしたいですが、そこはまだ足りないところがあるかなって思います。でも練習の中ではフィニッシュする力もついてきているし、打撃も含めて全局面で戦える力はついてきました。あとは練習の試合の差を埋めることが大切で。それがいつも反省点であるけど、今は自信もあります」

――現在、修斗ストロー級ではランカー同士の潰し合いが繰り広げられています。その中でご自身の立ち位置については、どのように考えていますか。

■2023年~2024年 修斗ストロー級 主な試合
【2023年】
3月19日 
安芸柊斗 def 澤田龍人 by TKO

4月16日
ザ・タイガー石井 def. 旭那拳 by 2-0
当真佳直 def. 大城正也 by 3-0

5月22日
阿部マサトシ def. 木内SKINNY ZOMBIE崇雅 by 2-0

5月28日
畠山隆弥 draw 泰斗 by 1-0

6月18日
田上こゆる def. ザ・タイガー石井 by TKO

7月23日 
新井丈 def. 安芸柊斗 by TKO
※新井が王座防衛

11月12日
旭那拳 def. 泰斗 by 3-0
当真佳直 def. マッチョ・ザ・バタフライ by 3-0
畠山隆称 def. 蒔田伸吾 by TKO

【2024年】
1月28日
根井博登 def. 麻生Leg Lock祐弘 by 1R TKO
※根井が2023年度ストロー級新人王に

3月23日
旭那拳 ― 田上こゆる
※旭那の負傷により中止に

4月7日
黒部和沙 def. 澤田龍人 by 変形ツイスター

【試合予定】
4月14日
当真佳直(4位) × 根井博登
畠山隆称(6位) × 牧ケ谷篤

5月26日
泰斗(8位) × 石原愼之介

「今、僕はランキング4位です。まず2位の黒澤亮平選手はパンクラスに出ていて、次はタイトルマッチじゃないですか(4月29日にリトルと暫定ストロー級王座を争う)。次に3位の安芸柊斗選手は、MMAPLANETのインタビューで『フライ級に転向する』と言っていましたよね。あとはチャンピオンの新井丈選手もフライ級で戦うために、メチャクチャ体が大きくなっていて。僕も新井選手への挑戦を見据えていましたが、見ていると新井選手はもうストロー級に落とすのは無理なんじゃないかな、と思うこともあります」

――ということは、1位の旭那拳選手と……。

「そうなるかもしれないですよね。旭那選手の怪我で中止になりましたけど、3月に田上こゆる選手の試合が組まれていて。ここで旭那選手が勝ち、次に僕が勝てば対戦することになっていたかもしれない。その可能性は、まだ残っています。ただ――複雑な気持ちです」

――……。

「練習仲間で、いろんな技術を教わることもあります。プライベートで一緒に遊びに行くこともあります。正直なことを言えば、対戦したくないですよ。でもお互いに一番を目指しているなら、いつか戦わないといけない日が来る。それは分かっています」

――同じ階級の練習仲間で、しかも近い存在であればあるほど心境は複雑でしょう。しかし松根良太さんが修斗沖縄大会を始めて、今回で10回目を迎えます。その結果として、沖縄在住ファイター同士がベルトを賭けて戦う日が来たら、それは喜ばしいことでもあるかと思います。

「僕と旭那選手が戦うなら、沖縄大会でタイトルマッチをやりたいです。松根さんも、そう願ってくれていると思っています」

――そうしてランカー同士の潰し合いが繰り広げられるなかで、根井選手のように新人王トーナメントを制したばかりの新世代が絡んでくるとは思いませんでした。

「僕はそうなると思っていましたよ。根井選手は新人王トーナメント決勝の前から注目されていて、僕はすぐに対戦する日が来るだろうと思っていました。それだけ根井選手は強いし、特に新人王を獲った時に『次は自分だろうな』と。勘でしかなかったけど」

――しかし、ここまで上位陣が潰し合いをして、自身が勝ち残った。そこで新人が来るのか……とは考えなかったですか。

「そういう考えはないです。どんどん新しい選手が出てきてほしいですね。根井選手もそうだし、澤田龍人選手に勝った黒部和沙選手とか。どんどん入ってきて、どんどんランキングを動かしてもらいたいと思います」

――今のところ旭那選手と田上選手の試合については、5月19日のニューピアホール大会にスライドできるよう調整中と発表されています。また、王者である新井丈選手の動向次第でもありますが、当真選手にとって今回の試合はタイトルマッチ前哨戦だと思いますか。

「その気持ちはあります。新井選手か田上選手が相手なら後楽園ホールでも良いけど、旭那選手と対戦するなら、やっぱり沖縄が良いですね。どちらにしても、今回はタイトルマッチ出場をアピールできるよう、しっかり勝ちます。

自分としては、まず修斗のベルトを巻くために着実に進んできました。正直、2連敗した時は『自分はこんなモンなのか……』と考えた時もあります。でも、あの連敗からココまで来ました。もうあの時の自分とは違います」

――2連敗した時と今の自分では、何が違うと思いますか。

「打投極、全てが進化しています。それと――2連敗した時は、一気に攻め込んでダメだったら『もうダメだ……』という気持ちになっていました。でも今は、試合で劣勢になっても、諦めなければ必ずチャンスは来ると考えるようにしています」

――それこそ砂辺イズムなのかもしれませんね。2010年9月に砂辺選手が田原しんぺー選手をKOした試合がすごく印象に残っています。最初に砂辺選手がダウンを喫した時、過去の試合ぶりから『ダウンを跳ね返して勝つんじゃないか』と直感的に思いました。

「えぇ、そうなんですか」

――結果は田原選手の三角絞めをスラムで返してKO勝ち。試合後に聞いたところ、セコンドの勝村周一郎さんも砂辺選手がダウンした時に「勝った!」と思ったそうです。砂辺選手としてはダウンを喫してからのほうが強いのかもしれませんが、最後まで諦めない気持ちというのは理解できます。

「その話を聞けて嬉しいです。今回の相手は高校生で、パワーは僕が勝っていると思います。でも無敗の人間が、絶対に何か持っている。何かあるから無敗なので。だから『高校生だから勝てる』なんて考えていません。無敗だから何か持っているはずだけど、自分としてはこれまで負けたことがあるから分かるものがあると思っています。明日は、そんな無敗の新人を相手に圧倒して勝ちます」

■視聴方法(予定)
4月14日(日)
午後2時25分~ Twit Casting LIVE

■ THE SHOOTO OKINAWA10対戦カード&計量結果

<ストロー級/5分3R>
当真佳直:52.04キロ
根井博登:51.80キロ

<フェザー級/5分3R>
内藤太尊:65.52キロ
宇藤彰貴:65.62キロ

<ストロー級/5分2R>
畠山隆称:52.10キロ
牧ケ谷篤:52.04キロ

<ウェルター級/5分2R>
西條英成:76.92キロ
アイエティ・ケビン:76.80キロ

<フェザー級/5分3R>
南風原吉良斗:65.62キロ
メイヘム和成:65.24キロ

<ストロー級/5分2R>
木村旬志:52.16キロ
大城匡史:52.14キロ

<ストロー級/5分2R>
ふじい☆ペリー:52.48キロ→52.20キロ
知名昴海:51.52キロ

<ストロー級/5分2R>
大田ノヒロ:52.14キロ
高橋佑太:52.20キロ

<2024年度新人王Tフライ級準決勝/5分2R>
松本ごだい:52.22キロ
小生隆弘:56.56キロ

<修斗トライアウトマッチ バンタム級/3分2R>
山本敦章:61.10キロ
武田昴大:60.90キロ

<修斗トライアウトマッチ フェザー級/3分2R>
藤崎陽平:65.32キロ
神田篤社:65.48キロ

<アマチュア修斗 女子スーパーアトム級/3分2R>
高田双葉:48.36キロ
徳本望愛:49.22キロ

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【The Shooto Okinawa10】内藤太尊との再起戦へ、宇藤彰貴「イチからやり直すという意味でも沖縄で」

【写真】口下手だが悔しさと強い言葉が感じられる、そんな宇藤の再出発だ。(C)SHOJIRO KAMEIKE

14日(日)、沖縄市上地のミュージックタウン音市場で開催されるTHE SHOOTO OKINAWA 10で、宇藤彰貴が内藤太尊と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

宇藤は2022年4月のプロデビュー以来、4試合連続1R KO勝ちというキャリアを歩んでいた。特に2023年は13秒、20秒という試合タイムで勝ち進むなか、9月の新人王トーナメント準決勝では松浦真実也を相手に一本負けを喫してしまう。まさかの敗戦から7カ月――沖縄でベテラン内藤太尊との復帰戦に臨む宇藤に、前回の敗戦と新しい取り組みについて訊いた。


――今回は昨年9月の一本負けからの復帰戦となります。プロデビュー以来4試合連続1R KO勝ちの宇藤選手が一本負けした前回の試合は衝撃でした。

「はい……負けた要因は、自分の中ではハッキリしています」

――その敗因は試合前のインタビューで公に言えることですか。

「大丈夫です。自分がムキになってしまったこと。ムキになって、考えていた作戦どおりに動くことができませんでした。それが負けた一番の理由です」

――前戦の作戦というのは、それまで4連続KO勝ちを収めていた試合の内容とは違うものだったのでしょうか。

「全然違うものでした。まずは相手の弱点を突いて、しっかりと見ながら相手の強い部分では戦わず、自分の得意なところで勝負したいと考えていました。4連続KO勝ちしたあと、自分の中では準決勝が一番大事やなと思っていて。だから準決勝はしっかりと作戦を練って、そのとおり動いて決勝に進むつもりが……」

――ムキになってしまったというのは、試合中のどの時点ですか。

「いえ、最初にムキになってしまったのは――実は計量の時なんです」

――えっ!?

「計量の時に相手が『34歳の私と、21歳の宇藤選手。一回り違いますが、人生の差で見せつけちゃいたいなと思っているので、バチバチの試合やりましょう』とコメントしていて。その時にムカついてしまったんです。試合が始まると自分が踏み込んだ時に相手のパンチが当たって、さらにムキになって自分の中のプランもグチャグチャになってしまいました」

――試合前の心理戦で揺さぶられてしまったのですね。

「それでも計量が終わってからホテルに戻って、気持ちをリセットさせたんです。一度ムカついたことは置いといて、試合のことだけ考えようと。でも試合が始まったら、一発もらったらムキになってしまいました」

――師匠のゴンズイさんとしては、宇藤選手が試合前日からイライラしていることには気づいていましたか。

ゴンズイ いえ、気づいていなかったです。全然そういう気持ちは顔に出していなくて、試合が終わった後に本人から聞きました。

「そういうのを顔に出したらバレてしまうので、顔に出さんとこうとは思っていました。でも試合に出てしまったらダメなんですけど……」

――一度は気持ちを落ち着かせたのに、試合でパンチをもらってムキになってしまった。それは想定外の一発だったということですか。

「というより、今まで試合でパンチを食らうこともなかったし、計量で煽られることもなかったんです。普段から被弾しないように練習していて。だから試合でもイライラしたことはなくて、ただ勝つことだけに集中しとったんです」

――では反対に、4連続KO勝ちしていた要因は自分の中で理解していたのでしょうか。

「いえ、特に要因とかは分かっていなかったです。試合でKO勝ちしているので、自分の中でも『いける!』と思っていた程度でした。でも、それがプレッシャーになっていて」

――プレッシャーですか。宇藤選手がKO勝ちすると会場も盛り上がりましたし、それだけ期待も高かったでしょう。

「はい、高かったです(苦笑)。期待してもらっている分、勝たなアカンと思うことがプレッシャーに変わっていきました」

――プロのファイターを続けていくうえでは厳しいところで、勝てば応援してくれる。反対に負けたら離れていく人もいると思います。

「たぶん離れていた人もいるとは思いますけど、そういうのは気にしていないです。応援してくれている人しか見ていないので。応援してくれる人からは『絶対に次は勝ってくれよ』と声を掛けてもらって――みんな暖かったです」

――ファイターとしては敗戦を経て、改めて何をしないといけないと思いましたか。

「勝つための技術を身につけることはもちろん、まずは殴られてもムキにならへんように。どれだけ殴られてもムキにならずに、しっかりと自分のパフォーマンスを出すことができるか。その部分ですね。負けた以上、今までよりも厳しい練習が必要やなと思いました。

前回の試合から、どれだけ自分が変わったかは分からへんのですけど、殴られてもムキにならないようにはしています。あとは体づくりに取り組んできました。組んだ時にも力負けせんように。体は大きくなったな、って周りからは言われます」

――体づくりということは、通常体重も増えたのでしょうか。

「4キロぐらい増えました。そのぶん減量にも影響はしてきますけど、それより力負けして試合を落とすほうが嫌なんで」

――前回の試合で組んだ時に力負けしている感覚があったということですか。

「いえ、試合の時は押し込んでいる時も力負けしている感覚はなかったです。それよりもウチのジムは力が強い人が多くて、同じ階級の選手と練習していても相手のほうが力は強いことが多いです」

――これまでのKO勝ちはスピードとタイミングによるところが大きかったのですね。

「はい。一番はタイミングでした」

――しかし通常体重が上がれば、計量後に戻して試合時の体重も上がる。そうなった時、これまでの自分の強みが薄れてしまうことはないですか。

「多少は落ちても良いと思っています。組まれた時に力負けしてテイクダウンされるよりは、ちょっとスピードが落ちても自分の得意な展開に持ち込めたほうが良いので」

――なるほど。今回は初めて沖縄で試合をすることになりました。

「自分から『沖縄大会に出たいです』と伝えました。これまで高松大会は2回出ていて。その高松大会で負けたあと、一度違う場所で戦ってみたいと思ったんです。またイチからやり直すという意味でも」

――これまで2R制しか経験していない宇藤選手にとって、復帰戦が初めての3R制という点については?

「3Rだからって不安はないです。ここで内藤選手に勝って、次に繋げたろうという気持ちしかないですね」

――ここで内藤選手に勝てば、新人王トーナメント準決勝敗退から一気にランキング入りも狙えるかもしれません。今回はどのような試合を見せたいですか。

相手は空手のチャンピオンで、打撃が巧い。自分ともタイプは違いますよね。相手のほうが距離を保つタイプで。自分はたとえ被弾しても、それは承知のうえでケージに詰めていきたいです。相手が組んできたら自分も組みでやります。その前にスタンドでプレッシャーをかけておけば、自分が不利な形で組まれることもないと思うので。今年一発目の試合だから、デカイ花火を上げてみせます」

■視聴方法(予定)
4月14日(日)
午後2時25分~ Twit Casting LIVE

■ THE SHOOTO OKINAWA10対戦カード

<ストロー級/5分3R>
当真佳直(日本)
根井博登(日本)

<フェザー級/5分3R>
内藤太尊(日本)
宇藤彰貴(日本)

<ストロー級/5分2R>
畠山隆称(日本)
牧ケ谷篤(日本)

<ウェルター級/5分2R>
西條英成(日本)
アイエティ・ケビン(日本)

<フェザー級/5分3R>
南風原吉良斗(日本)
メイヘム和成(日本)

<ストロー級/5分2R>
木村旬志(日本)
大城匡史(日本)

<ストロー級/5分2R>
ふじい☆ペリー(日本)
知名昴海(日本)

<ストロー級/5分2R>
大田ノヒロ(日本)
高橋佑太(日本)

<2024年度新人王Tフライ級準決勝/5分2R>
松本ごだい(日本)
小生隆弘(日本)

<修斗トライアウトマッチ バンタム級/3分2R>
山本敦章(日本)
武田昴大(日本)

<修斗トライアウトマッチ フェザー級/3分2R>
藤崎陽平(日本)
神田篤社(日本)

<アマチュア修斗 女子スーパーアトム級/3分2R>
高田双葉(日本)
徳本望愛(日本)

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【The Shooto Okinawa10】牧ケ谷篤と対戦、初勝利まで7年=畠山隆称「M-1の3回戦から話すのは……」

【写真】平良が身近にいる。その影響という部分でも、興味深い畠山の無敗記録だ (C)GIGIO

14日(日)、沖縄市上地のミュージックタウン音市場で開催されるTHE SHOOTO OKINAWA 10で、畠山隆称が牧ケ谷篤と対戦する。
Text by Takumi Nakamura

プロ戦績は7戦5勝2分と無敗、修斗世界ストロー級ランキングでも6位に入っている畠山。松根良太に師事し、修斗沖縄大会を中心にキャリアを積むストロー級の注目の新鋭だが、中学時代は1度も勝てなかった柔道部員で、アマチュア時代も4年近く勝てなかったという。格闘エリートではなくても勝ち続ける――そんな畠山のキャリアとは?


――畠山選手は専門メディア初インタビューということで格闘技を始めたきっかけから聞かせてもらえますか。

「格闘技を始めたのは高校1年生の時ですね。高校にやりたい部活動がなくて、兄ちゃんが先にジム(旧Theパラエストラ沖縄)に入っていたんですよ。帰宅部で何もしないよりはましかなと思って、自分も入会しました」

――小・中では何部に所属していたのですか。

「小学校の時は何も運動はやっていなくて、なんならちょっと太っていました(笑)。中学では柔道部に入っていたんですけど、それも中学にやりたい部活動がなくて、兄ちゃんがやっているから自分もやってみたという動機で。実際に柔道はむちゃくちゃ弱くて3年間やっていて1勝もできなかったんですよね(笑)」

――練習には真面目に取り組んでいたのですか。

「まともに練習していないような部活で、そりゃ試合で勝てないよなという練習の強度でした。顧問の先生が来ない日もあるから、7~8割は楽しく練習して、たまに真面目に練習するみたいな。0勝の僕が主将やっているような柔道部…と言えば分かってもらえると思います(笑)」

――格闘技そのものは好きだったのですか。

「母さんと兄ちゃんがめっちゃ格闘技ファンで、いつも大晦日はテレビで格闘技を見ていたんですよ。でも僕は紅白が見たかったら、家族はみんな格闘技、僕は別の部屋で紅白、みたいな大晦日を過ごしていました」

――ここまで話を聞いていると、まったく格闘技の要素がないのですが(笑)、そんな畠山少年はなぜ格闘技にのめりこんだのですか。

「一度ジムで見学したときにみんな楽しそうにやっていたし、松根良太さんの指導に惹かれて、自分もこの人に教わってみたいと思ったんですよね。それでお試しでやってみたら、それが楽しくて今も続いている感じです。あとは今まで自分の意志で何か物事を真剣にやったり、努力したりすることがなかったので、初めて自分でやってみようと思ったのが格闘技だったのかもしれないです」

――アマチュア時代はどのように格闘技を向き合っていたのでしょうか。

「それが柔道部と同じで、ジムに入ってからずっとアマチュアの試合で勝てなくて、大学に進学してからも試合には出ていたのですが、負け続けたんです。ただ柔道部時代と違ったのは『1回も勝てないままやめるのは嫌だ』と思ったこと。とりあえず1回勝つまでやろうと思って試合に出続けたんです。そしたら大学2年生の時に初めて勝つことができました」

――中学の柔道部から数えると6年~7年掛って、初勝利を掴んだわけですね。

「はい。そしたら今度は勝った時の喜びや賞賛が忘れられなくて、また次も勝ちたいと思って継続して試合に出るようになりました」

――1勝するまでやめないというのは、周りの誰かに伝えていたのですか。

「いや、誰にも言ってないです。自分の中で決めていたことでした。ただ松根さんからは『いつか1勝できるよ』と言われたことがあって、それを信じて続けていた部分もありますね」

――プロを意識するようになったのはいつからですか。

「最初の目標が『1勝するまで辞めない』で、次の目標が『プロになるまで辞めない』だったんです。僕、2019年に全日本(アマチュア修斗選手権)で優勝してプロ昇格したんですけど、その前の年の全日本はKO負けしてるんですよ。その時に将来居酒屋で飲んでいて『俺もあと一歩でプロだったんだよ』って周りにこぼしている姿を想像したら、それがすごく悔しいなと思って。逆に『俺、元プロなんだよ』って言ったらかっこいいじゃないですか(笑)。それがプロを目標にした理由ですね」

――それもまた面白い目標設定の仕方ですね(笑)。2020年にプロデビューしてからは5勝2分と無敗の快進撃を続けていますが、何が変わったのですか。

「気持ちやメンタルの変化ですね。昔はとにかくネガティブだったんですけど、今は試合への気持ちの持って行き方が変わりました。そのきっかけが『マーフィ100の成功法則』という本で。(アマ修の)全日本に出るときに移動中の飛行機が暇だから『何かいい本ない?』って母さんに聞いたら『これがいいらしいよ』と薦められたんです。それで実際に読んでみたら、すごくいいことがたくさん書いてあって、それから試合前に好きな言葉やメッセージを読むようになりました。それで試合に向けた気持ちの作り方が変わって、勝てるようになった気がします」

――過去の試合映像を見ると打撃・組み技どちらも思い切りの良さが目立ちますが、そこは自分でも意識しているのですか。

「もともとは熱くなりがちな性格なんですけど、セコンドの指示通りに戦ったら、絶対に負けないって自信と信頼があるんですよ。だから思い切りいくときもセコンドの指示で思い切りいくみたいな。そういうイメージですね」

――無敗というプロキャリアをどう感じていますか。

「信じられないですね。僕はスモールステップで来て、プロになったら辞めようと思っていたのが、またこれも居酒屋の妄想なんですけど(笑)、『プロにはなれたけど世界ランキングには入れなかった』はカッコ悪いから、次は『プロで世界ランキングに入っていたんだよ』になるまで頑張ろうと思ったんです。それで今世界ランキングの6位に入っているので、次は『世界ランキング3位になった』がかっこいいなと思うので、そこを目指しています」

――では対戦相手の牧ケ谷選手の印象は?

「ベテランで僕の倍以上試合をしていて引き出しを持っている。直近の試合では足関節で勝っていて手強い相手だと思います。そこを警戒しつつ、相手にいいところを出させない試合をしたいので、それを遂行する力を持てるように練習のやり方や対人練習を進めています。それが完成しつつあって、最後の仕上げの段階に入っているので、それを試合で見せたいですね」

――畠山選手は沖縄のジムに所属して、沖縄を中心にキャリアを詰んでいますが、そのことはどのように感じていますか。

「地元開催は応援してくれる人も多いし、大会があることで選手層も厚くなってきて、合同練習をすることもあるので練習環境も恵まれていますね」

――練習・試合ともに上京しなくても十分にできる。それは本当に大きいですよね。また身近にUFCで活躍する平良達郎選手がいることも大きいのではないですか。

「大きいですね。達郎と練習するために色んな選手が沖縄まで出稽古に来てくれますし、達郎は海外で培ったテクニックも惜しみなく教えてくれるので、本当に大きな存在です。これだけ強い人と普段から練習していたら『試合じゃ負けないよ』と思えるし、メンタル的にいい影響もあると思います」

――また畠山選手にとって松根さんの存在とは?

「松根さんの技術はものすごいですし、作戦の軸を考えてくれて、僕が考えてきたものにアドバイスを入れてくれたり、穴埋め・後押ししてくれるし、こういうのもあるよと言ってくれるので、より作戦が分厚くなります。あとは練習以外で一緒にご飯を食べたり、飲んだりしてもすごく楽しいんですよ。実は僕も松根さんもお笑いがめちゃくちゃ好きで、例えばM-1は3回戦や準々決勝くらいからチェックするんです。そういう話が出来るのは松根さんくらいしかないし…僕は松根さんが大好きです(笑)」

――修斗沖縄大会では畠山選手の一発ギャグが名物となっていますが、あれも苦ではないですか。

「全く苦じゃないですし、なんなら楽しいですね。あんなにお客さんがいる前でマイクを持てるなんて、普通にしていたらないじゃないですか。だからもしマイクを渡してもらえるなら『ぜひお願いします!』って感じです(笑)」

――ちなみに畠山さんが好きなお笑い芸人は誰ですか。

「天竺鼠の川原さんですね。川原さんはセンス系のボケなので、刺さる人には刺さる感じではあるのですが、それがかっこいいんですよね。あとは個展をやったり、洋服も作ったり、そういう活動をしているところも好きです」

――また普段の畠山選手は学童支援員として働いているのですよね。

「放課後に子供たちに勉強を教えたり、親御さんが迎えに来たら、今日はこうでしたと報告する、みたいな仕事です」

――学生時代から子供と触れ合うのが好きだったのですか。

「いえ、むしろ大学時代は子供が大嫌いでした(笑)。でもたまたま友達が学童のバイトを探していて『やってみない?』と勧誘されたんです。子供は嫌いだったけど、子供が嫌いなまま大人になったらやばいなと思って、子供嫌いを直そうと思ってバイトをやってみたら、すごくしっくりきましたね」

――格闘技もそうですが、周りの縁で今までやってみなかったことに飛び込んで成功する。それが畠山選手のライフスタイルのようですね。

「ホントにそうかもしれないですね。試合も一発芸も自分を表現するのが楽しいですし、練習もネタも追い込みに入っているので楽しみにしていてください!」

■視聴方法(予定)
4月14日(日)
午後2時25分~ Twit Casting LIVE

■ THE SHOOTO OKINAWA10対戦カード

<ストロー級/5分3R>
当真佳直(日本)
根井博登(日本)

<フェザー級/5分3R>
内藤太尊(日本)
宇藤彰貴(日本)

<ストロー級/5分2R>
畠山隆称(日本)
牧ケ谷篤(日本)

<ウェルター級/5分2R>
西條英成(日本)
アイエティ・ケビン(日本)

<フェザー級/5分3R>
南風原吉良斗(日本)
メイヘム和成(日本)

<ストロー級/5分2R>
木村旬志(日本)
大城匡史(日本)

<ストロー級/5分2R>
ふじい☆ペリー(日本)
知名昴海(日本)

<ストロー級/5分2R>
大田ノヒロ(日本)
高橋佑太(日本)

<2024年度新人王Tフライ級準決勝/5分2R>
松本ごだい(日本)
小生隆弘(日本)

<修斗トライアウトマッチ バンタム級/3分2R>
山本敦章(日本)
武田昴大(日本)

<修斗トライアウトマッチ フェザー級/3分2R>
藤崎陽平(日本)
神田篤社(日本)

<アマチュア修斗 女子スーパーアトム級/3分2R>
高田双葉(日本)
徳本望愛(日本)

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FORCE18 MMA MMAPLANET o キック 木村旬志 里見拓磨

【FORCE18】打撃で攻めまくる里見。左ハイでダウンもTD防御からのパンチ連打で木村に逆転勝ち

【写真】危なっかしさもあるが、里見が速く鋭いパンチで1Rからダメージを与えていた(C)MMAPLANET

<ストロー級/5分2R>
里見拓磨(日本)
Def.2R1分23秒 by TKO
木村旬志(日本)

サウスポーのキムラが左ストレートを伸ばす。里見が右カーフキックを受けた木村はマットに手を着いた。すぐに立ち上がった木村に、里見が右ストレートを浴びせる。大振りのワンツーはかわされたが、距離が詰まるとテンカオから組みつき、左腕を差し上げてドライブする。投げは失敗したものの、すぐに体勢を戻した里見は、木村の右オーバーフックを振りほどいた。

ケージ中央に戻ると、木村が左ハイでダウンを奪う。そのままトップを奪った木村に対し、里見がスクランブルから上へ。左足をすくって木村に肩を着かせる。一気にパスからマウントを奪った里見がパウンドを連打するも、木村が立ち上がった。スタンドに戻ると里見の左がヒット。木村のテイクダウンを防いだ里見は、ボディへヒザを浴びせる。

尻もちを着いた木村の頭部にヒザを連打する里見だが、これは反則だ。パウンドから立ち上がる木村に連打を浴びせる里見。木村はグラつきながらもケージに押し込み、バックを奪う。グラウンドに持ち込んだ木村がパンチで削りながら初回終了のホーンを聞いた。

最終回、里見が右ハイを伸ばす。木村は左インロー、里見は右跳びヒザから右フックを当てた。さらに左ジャブを突き刺すと、木村の動きが止まる。右を当てて、木村の左スピニングバックキックをかわした里見は、さらに木村のシングルレッグをスプロールする。明らかにダメージが溜まっている木村が再びシングルレッグで飛び込むと、それをスプロールした里見がパンチを連打し、レフェリーストップを呼び込んだ。


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【FORCE18】地元でメイン出場、高岡宏気―01―「あの事故が人生の大きな転機になりました」

【写真】修斗だけでなくNEXUSにも出場している高岡(C)SHOJIRO KAMEIKE

17日(日)に香川県高松市の高松シンボルタワー展示場で開催されるプロフェッショナル修斗公式戦FORCE 18のメインイベントでは、高岡宏気が加マーク納と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

香川県出身&在住の高岡にとって、FORCEのケージはまさにホームだ。そのメインで元グラジエーター王者の加マーク納を迎え撃つ高岡は、地元の香川でMMAを始めた理由は何だったのか。そこにはMMAが盛んでない地域ならではのエピソードがあった。


――本日はリモート取材となりました。事務所のような場所でワイシャツ姿ということは、もしかして会社にいらっしゃるのですか。

「はい、そうです(笑)。格闘技をやっていることも理解してくれている会社ですので、大丈夫です」

――ぜひ会社の皆様にも宜しくお伝えください。差し支えなければ、何のお仕事をされているか教えていただけますか。

「メインは不動産事業で、同じグループ内でサウナや飲食店も運営している会社に勤めています」

――するとフルタイムで勤務してからジムへ向かうのでしょうか。

「そうですね。早ければ19時に仕事が終わり、そこからジムに行って23時ぐらいまで練習しています」

――ハードな毎日ですね。今回はMMAPLANETで初めてのインタビューとなります。まずは高岡選手がMMAを始めた経緯から教えてください。

「もともと中学生の時は極真空手をやっていました。でもPRIDEのファンで、昔からMMAも大好きだったんです。いつか香川県内にMMAができる場所があれば、自分もMMAをやってみたいと思っていて」

――なぜ空手は辞めてしまったのですか。

「それはもう……、遊びたかったからです(笑)。でも田舎あるあるで、遊べる場所も少ない。遊ぶといっても、特に何かするわけではなくて」

――田舎あるあるですよね。私も岡山県の倉敷出身なのですが、夜遊びしようにも店は早く閉まるし、同じところに行っても飽きてしまう。だから夜にダラダラと過ごす生活を送るようになる。

「まさにそういう生活を送り、入学した高校も退学して、鳶職をやっていました。少し格闘技から離れた話になってしまうのですが、鳶職の頃に鉄骨に関わる作業もやらせていただいていた時に、大きな怪我をしてしまって」

――えっ!?

「建物の解体をしていて、廃棄する鉄骨をトラックの荷台に乗せていた時、その鉄骨に僕の足が巻き込まれてしまったんです。足が潰れてしまうような状態にはならなかったのですが、その時に思ったんですよ。『もし足を負傷して現場に立てなくなったら、学歴もない自分はどうやって生活していけるのだろうか』って」

――……。

「今の自分の能力では、現場でも何もできない。『これはヤバい。やっぱり学校は行っておいたほうが良い』と考えました。そこで高校だけは卒業しようと思い、19歳になる前ぐらいから定時制の学校に通い始めたんです。ちょうどその頃に、MMAも始めました。自分にとっては、あの事故が人生の大きな転機になりましたね。定時制の高校から大学に進み、大学を卒業して今の会社に就職しました」

――高岡選手は1995年生まれで、MMAを始めた2015年前後の香川県といえば、まだ常設ジムも少なかったと思います。

「はい。先ほども言ったとおり昔からMMAは好きで、自分もやってみたいと思っていました。そんな時に当時はトイカツ道場香川支部――今のフォースジムを見つけたんです。香川でMMAができるんや!』と嬉しくて入会しました。ただ、あの頃はプロで試合をするとかは一切考えていなかったんです。何もやることがない、暇やからジムに入会にしようという気持ちのほうが強かったですね。でも……ジムに入った時、同い年の子たちがいて。『こんな子らに負けるはずがないやろ』と思っていたら、グラップリングの練習で何もできなかったんですよ」

――今度は格闘技ジムあるあるですね(笑)。

「アハハハ、そうなんです。『こんなヤツらに負けるんや……』と思いました。今考えたら、恥ずかしい限りなんですけど(苦笑)。そこで『少なくとも、この子らよりは強くなりたい』と考えて練習していた頃に、その子たちがアマチュア修斗に出ることになって。同じタイミングで僕も出させてもらうようになりました。それがジムに入って半年経つか経たないか、という頃でした」

――初めてアマ修斗に出た時の結果は……。

「もちろん、ちゃんと負けました(笑)」

――定時制高校に入学した頃にMMAを始め、大学進学から就職と並行して、アマ修斗を経てプロデビューに至るわけですね。

「並行していました。定時制の時は少し大変でしたね。朝9時から15時までバイトして、17時から21時まで授業を受ける。学校からジムまでは自転車で5分くらいで着くので、21時からの練習に5分か10分遅れで参加するという生活でした」

――今も昔もハードな毎日だと思います。それだけ高岡選手をMMAに向けて突き動かしてきものとは何だったのでしょうか。

「試合で勝ったら嬉しい。それが一番です。初めてアマ修斗に出て負けた時に、すごく悔しかったです。そこから強くなりたいと思ったのですが、修斗だとアマチュアで勝てばプロに昇格できる道があると知って。まずはプロ昇格を目標に頑張りたいと思いました。地方にいる人間にとって、アマからプロに繋がる道があるのは大切なんです」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
9月17日(日)
午後3時~ Twit Casting LIVE
             
■ FORCE18対戦カード

<フライ級/5分2R>
高岡宏気(日本)
加マーク納(日本)

<フライ級/5分2R>
堀川“55”滉介(日本)
亮我(日本)

<バンタム級/5分2R>
波平ゴング(日本)
ダイキライトイヤー(日本)

<新人王決定Tフェザー級準決勝/5分2R>
松浦真実也(日本)
宇藤彰貴(日本)

<ストロー級/5分2R>
石原愼之介(日本)
若山達也(日本)

<バンタム級/5分2R>
矢野武蔵(日本)
JAM(日本)

<ライト級/5分2R>
おえゆうた(日本)
轟轟(日本)

<ストロー級/5分2R>
里見拓磨(日本)
木村旬志(日本)

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【FORCE18】高松で木村旬志と対戦、里見拓磨「ジムで一番強くなる。これからもZジムで強くなります」

【写真】際という接点の概念がないのが、生粋のMMAファイター (C)TAKUMI NAKAMURA

17日(日)に香川県高松市の高松シンボルタワー展示場で開催されるプロフェッショナル修斗公式戦FORCE 18にて、里見拓磨が木村旬志と対戦する。
Text by Takumi Nakamura

7月の修斗後楽園大会で世界戦を戦った安芸柊斗と同世代、地元徳島のMMA Zジムで格闘技を始め、プロとしてのキャリアをスタートさせた里見。ジムでMMAをやることは「他の子が習い事をやるのと同じ感覚」だったといい、アマチュア修斗よりもキッズ修斗で試合経験を積んできた、まさに新時代のMMAファイターだ。同じ四国は香川で迎えるプロ5戦目に向けて意気込みを訊いた。


――FORCE 18=プロ修斗公式戦高松大会に出場が決まった里見選手です。今回がメディア初登場ということで、プロフィール的なことからお聞きしたいと思います。格闘技を始めるきっかけから教えてください。

「小さい頃はすごく泣き虫で、ヤンキーとかを見ただけで怖気づいてしまうような子供だったんです。そういう自分を変えたいと思ってZジムに入りました。それが小学2年生の時ですね」

――小学2年生でヤンキーに怯える環境…だったのですか。

「自分が住んでいる地域にヤンキーが多くて、通学路にいてガン飛ばしてくるんですよ(笑)。それが嫌すぎて泣きながら学校に行っていました」

――身を守るために始めた格闘技だったのですね(笑)。身体を動かすこと自体は好きだったのですか。

「運動神経は悪い方じゃなかったです。サッカーをやるか格闘技をやるかで迷っていて、最終的に格闘技を選びました」

――格闘技を始めてからヤンキーへの苦手意識は克服できたのですか。

「キャラ的に影が薄い方やったんですけど、少しずつ明るくなっていったと思います。ただ変わらずヤンキーは苦手で、わざと練習用のヒザ・サポーターをつけて登校したりしてました(笑)」

――それは周りに「アイツ格闘技やっているんじゃないか?」と思わせるために、ですか(笑)。

「そうです!実際に喧嘩する気はないんですけど、格闘技やっていそうなやつにはちょっかい出してこないだろうと思って、威嚇の意味を込めてやっていました(笑)」

―面白いエピソードをありがとうございます(笑)。そんな里見少年はジムの雰囲気にもすぐに馴染めたのですか。

「はい。偶然入会したジムなんですけど、最高のジムに入ることができて恵まれていたなと思います」

――つまり里見選手の格闘技のバックボーンはMMAになるわけですね。

「他の格闘技をやってMMAを始めたわけではないので、僕にとって格闘技=MMAですね。だからMMAの動きは子供の頃から染みついています」

――MMAはストライキング、テイクダウン、グラップリング…と色んな事を練習するなかで、最初に得意になった技はなんですか。

「ギロチンですかね。Zさん考案のZチョークという技があって、アマチュア時代はZチョークで無双していました(笑)」

――ところで小学2年からMMAを始め、初めて試合に出たのはいつ頃になるのでしょうか。

「小学4年生です。出始めた頃は試合が嫌いで、試合前になると試合が嫌すぎて吐きそうになっていたんです。でも試合が終わると独特の解放感があって、あれが気持ちいいんですよね。そうやってちょっとずつ試合に慣れていきました」

――里見選手は始めた格闘技がMMA、いわゆるキッズ時代から試合に出ているというキャリアを積んでいるのですね。

「自分としては特別なことをやっている感覚がなくて。うちのジムはキッズの頃からみんな仲が良くて、練習するのもそうなんですけど、ジムでみんなと話すのも楽しかったんです。それでジムに行っていた感じですね。他の子が習い事をやるのと同じ感覚だと思います、たまたま僕がやっているのがMMAだっただけで」

――当時好きだった選手や憧れていた選手はいますか。

「実は格闘技を見るようになったのが、つい最近で(笑)。それまではほとんど見たことがなかったんです。格闘技を見ることに興味がなかったというか」

――そうだったのですね。小さい頃からMMAをやっている=MMAの知識も豊富で詳しいものだと思っていました。

「僕の場合は全然そんな感じじゃないです。あくまで僕にとってMMAは自分がやるものだったんで」

――中学に進学する際、格闘技以外のことに興味を持つことはなかったですか。

「もう練習が生活の一部になっていたので、格闘技をやめるとか一切考えなかったです。中学時代は部活で剣道もやっていたんですけど、部活とジム通いを並行してました」

――ではプロになることも自然な流れですか。

「はい。特にプロになりたいと思っていたわけじゃなくて、まさに流れです。みんなでジムで練習して、先輩たちについていって、アマチュアで結果が出るようになって、気がついたらプロになっていた、みたいな」

――アマチュアではどのくらい試合経験を積んだのですか。

「キッズ修斗で50戦、アマチュア修斗を10戦くらいですね」

――アマチュアの戦績でもキッズ・ジュニア修斗の方が多いのですね。格闘技のスタートがMMAで、キッズ・ジュニア時代からMMAの試合に出てプロになる。まさに新しい時代のMMAファイターの形だと思うのですが、里見選手自身はそういったキャリアを積んできたことでどのようなプラスがあったと思いますか。

「どうですかね…なかなか言葉で説明するのが難しいんですけど、MMAの動きを身体が覚えていて、試合になったら自然に身体が動いてくれているとは思います」

――おそらく僕たちとはMMAという競技に対する考え方そのものが違うと思っていて、例えばMMAは打撃・レスリング・寝技に分かれていなくて、MMAはMMAという捉え方なのでしょうか。

「プロとアマはパウンドの有無で分かれるところはありますけど、それ以外で特に分かれているとは思っていないです」

――また里見選手にとってジムや練習仲間は大きな存在だと思います。一言でいうとどのような存在ですか。

「家族ですね。ライバルでもあるし、一緒に切磋琢磨している仲間でもあるし。僕の場合はライバルだと思っているところが強くて、この子より強くなろうと思わないと強くなれないと思うし、僕の目標は今でもZジムで一番強くなることです」

――里見選手が考える理想の選手像・ファイトスタイルはありますか。

「ベタですけどオールラウンダーになることです。すべての局面に対応して、すべての局面で相手の動きを潰せる選手。何をやっても相手に上回りたいです」

――先ほど最近格闘技の試合を見るようになったということですが、今好きな選手はいますか。

「う~ん……マニアックな選手を言った方がいいですか」

――そこは自然体で大丈夫ですよ。リアルに好きな選手を聞きたいです。

「かなりミーハーですけど、コナー(・マクレガー)さんです(笑)」

――それは……ずばりミーハーです(笑)。

「ですよね(笑)。でもコナーさんが好きです!」

――それでは次戦についても聞かせてください。今回の試合が決まった時の心境はいかがでしたか。

「僕は試合が好きなんでうれしかったですね。モチベーションが途切れないうちにどんどん試合はやりたいです」

――前戦は今年7月の修斗後楽園大会、根井博登選手に判定負けした一戦でした。あの試合を振り返ってもらえますか。

「あの試合は何もできないまま終わってしまって。攻める体力と技術が足りなかったかなと思います」

――それが出来なかった理由は何だったと思いますか。

「気持ちの部分ですね。後楽園ホールという場に呑まれたというか。僕はどちらかというとメンタルが弱い方なんで、後先のことを考えると自分から攻められないんですよね(苦笑)」

――もともとそういった性格なのでしょうか。

「どうなんだろう。やってやるぞって気持ちはいつもあるし。前回に関していえば冷静に試合することを目標にしていて、それが影響したかもしれないです。それまで自分はずっとフィーリングでやっていて、動物でいうなら『野性的なチーター』やったんです。でも、これからは『賢いエリートチーター』になりたくて冷静に戦おうと思ったら、逆に冷静になりすぎて熱くなれなかったです」

――対戦相手の木村旬志選手にはどのような印象がありますか。

「ストライカーでしっかり打撃に重みがあるので、いい試合ができると思います。相手のスタイルも含めて打撃を意識して練習しています」

――相手がストライカータイプであっても打撃の攻防にも応じる、と。

「もちろんトータル的に戦いますが、しっかり打撃の練習もしているので打撃の攻防もやりたいです。僕は打撃だけの試合も好きだし、打撃の攻防は見ていて楽しいじゃないですか。それこそ後先考えずにバチバチの殴り合いもやってみたい。前回はそういう野性味を出せなかったので、今回はかつての野性味を取り戻しつつ、冷静に頭を使って戦うところのバランスを考えながらやりたいです」

――ちなみにMMA以外で、打撃系で好きな選手もいるのですか。

「須藤元気さんですかね。トリッキーな人が好きなんで」

――須藤さんはMMAもやるし、全く打ち合わない…ですよね(笑)。

「あっ……そうでした(笑)」

――初めて里見選手を取材しましたが、かなり自然体な選手だと思います(笑)。でもマクレガーだったり、須藤さんだったり、個性がある選手が好きなようですね。

「はい。見ている人の印象に残る選手になりたいと思うし、試合で里見拓磨をどう表現するかを見てもらいたいです」

――これからの里見選手の夢や目標はありますか。

「ジム全体で強くなりたいです。僕も技術をたくさん身につけて強くなって、それをみんなに指導して。そうやってジムとして強くなって、Zジムという名前を轟かせたいです」

――例えばアマチュアの試合で対戦相手に「俺の相手はZジムか。強いな…」と思わせるようなジム・チームでいたいですか。

「そんな感じですね! ジムの名前で相手をビビらせるような“名門”と言われるジムになれたら最高ですね」

――最後に一つ、質問をさせてください。同門のCHAN-龍選手が7月に急逝しました。里見選手にとっても切磋琢磨してきた仲間だと思います。簡単には答えられない質問だと思いますが、一言コメントをいただけますか。

「(少し考えて)やっぱり……残念です。僕は龍ちゃんと仲が良かったし、さっき話したジムで一番強くなるという目標には龍ちゃんを倒すことも含まれてたんです。もうそれは出来ないけれど、僕はこれからもZジムで強くなります」

■視聴方法(予定)
9月17日(日)
午後3時~ Twit Casting LIVE
             
■ FROCE18対戦カード

<ストロー級/5分2R>
石原愼之介(日本)
ニシダ☆ショー(日本)

<ストロー級/5分2R>
里見拓磨(日本)
木村旬志(日本)

<フライ級/5分2R>
堀川“55”滉介(日本)
亮我(日本)

<フライ級/5分2R>
高岡宏気(日本)
加マーク納(日本)

<バンタム級/5分2R>
波平ゴング(日本)
ダイキライトイヤー(日本)

<バンタム級/5分2R>
矢野武蔵(日本)
JAM(日本)

<新人王決定Tフェザー級準決勝/5分2R>
松浦真実也(日本)
宇藤彰貴(日本)

<ライト級/5分2R>
おえゆうた(日本)
轟轟(日本)

<バンタム級/5分2R>
二宮弘樹(日本)
小川隼人(日本)

<ストロー級/5分2R>
畠山隆称(日本)
木村旬志(日本)

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Gladiator Gladiator021 MMA MMAPLANET NavE o ONE Progress UFC YouTube ゆうと エイドリアン・バトト・ジェマー キック キム・ウィジョン チェ・ドンフン チャンネル テムーレン・アルギルマー ハシャーン・フヒト フェルナンド ボクシング 世羅智茂 中務修良 中西テツオ 前田吉朗 大嶋聡承 平本丈 木村旬志 海外 花澤大介 長谷川賢 阿部光太

【Gladiator021】NavEに挑戦、ニャムジャルガル二元インタビュー「米国に行ってUFCで戦う」

【写真】1998年3月22日、バヤンホンゴル県バヤンボラグ村出身 。ウランバートルのジムでは「地方、遊牧民の選手の体力とハングリー精神こそMMAで成功する谷めに必要。ウランバートルはもやしっ子ばかりだ」という意見が多く聞かれた (C)MORIYAMASAN

明日26日(日)に豊中市176BOXで開催されるGladiator021のメインでGladiatorフライ級選手権試合=王者NavE×挑戦者ニャムジャルガル・トゥメンデムベレルが組まれている。

MMAPLANETではグラジエイターのタレントリレーションズ代表の長谷川賢がモンゴル視察を行った際に同行取材をし、現地でニャムジャルガルのインタビューを行っていた。ここでは1月末にウランバートルで録ったインタビューと、挑戦が決まってからリモート取材で訊いたニャムジャルガルの声をお届けしたい。

世界に飛び立ちたい無敗のフライ級選手が語る――知られざるモンゴルMMA界の実情とNavE戦への意気込みとは。


――今日は立ち技、グラップリングとミットとスパーを見せてくれましたが、これまでの格闘技歴を教えてください。

「12歳からモンゴル相撲を始めて、14歳から柔道とサンボをそれぞれ18歳までやっていました」

――それらの競技での何か結果は残していますか。

「コンバットサンボではモンゴル選手権で2度銅メダルを取っています。柔道ではモンゴル学生選手権で銀メダル、アジアオープンで3位になっています。モンゴル相撲では県でナチン(ハヤブサ=5回戦進出した選手の称号)になっています」

――どうしても興味深いのはモンゴル相撲の経験です。これだけの小兵でナチンになる。それだけテクニカルだったと思われますが、ニャムジャルガル選手自身、モンゴル相撲の技でMMAでも有効だと思われるモノはありますか。

「たくさんあります。ウムスフ(肩車)、ウゥルフ(一本背負い)、フムルフ(内股)、ガルアチフ(外無双)、それとパンツを掴んで良いので相撲の上手投げのような技もあります。ウムスフは最近のモンゴル相撲は筋力が増えてきているので、あまり見られなくなりました」

――ところでニャムジャルガル選手は格闘技をして、生活していきたいという気持ちがあったのでしょうか。

「ハイ。ただし、それは私がおかれた環境というのも影響していると思います。私の従妹にはモンゴル相撲の力士、そして力士を日本に送る仕事をしている人もいます。私自身は2017年頃からモンゴルでもMMAの人気が高まり、この年から練習を始めました」

――それはバヤンホンゴル県での話でしょうか。

「まれた村には15歳までいて、17歳の時にバヤンホンゴル県の県庁所在地のバヤンホンゴルに引っ越して柔道やサンボを続けていました。そしてMMAの選手を目指して2016年にウランバートルに来て、その後も1年間は柔道を続けていました。翌年からバットバエル先生の指導を受けています。

正直、田舎にいた方が空気も綺麗ですし、筋力トレーニングに関しては問題ないです。ただし練習パートナーや指導者の問題があるので、ウランバードルに来る必要があります」

――では19歳の時からバットバエル・コーチの指導を受けているのですね。

「キックボクシング、柔術と先生の下では一カ所で練習できるのは大きかったです。ただモンゴル相撲は倒せば終わりでしたが、柔術では投げても下から攻撃をされて本当に戸惑いました。もちろん、今では完全に慣れて何も問題ないです」

――MGL-1FCのフライ級王者ということはモンゴル最強のフライ級ファイターといっても過言でないと思います。今後、どこを目指して練習していますか。

「将来的には米国に行ってUFCで戦い、アジア人でもチャンピオンになれることを示したいです」

――ONEではなく、UFCなのは?

「ONEは試合間隔が長く感じます。UFCの方がたくさん戦えると思います。何より世界のトップ選手が集まっているUFCで勝負したいです」

――ステップアップ方法、UFCへの筋道というのはモンゴルにいて見えているのでしょうか。

「ダナー・バットゲレルのマネージャーとコンタクトを取っていて、これから3連勝ぐらいするとUFCと話ができると聞いています(※この後、ONE THE ROADマネージメントとUFCとの交渉に関して契約を結ぶ)」

――ところでモンゴルには兵役があると聞きました。韓国のMMAファイターも兵役がキャリアを積むうえで弊害になる場合があります。モンゴルはどうなのでしょうか。

「18歳から兵役の招集が始まっています。自分にも毎年のように招集令が届きますが、これまでは理由をつけて断っています。正直、行かないままで終わらせたいと思っています。モンゴルの兵役は1年、練習がそれだけできなくなることは選手として後退してしまうので、行きたくないです。

兵役とは自分の国を守って、貢献することです。自分としてはMMAで活躍して、モンゴルを世界に知らしめることで貢献したいです。兵役に就いているのと同じような気持ちでMMAを戦っています」

■グラジエイターに来日が決まってからのインタビュー(※3月4日)

――ウランバートルでインタビューをさせてもらってから、3週間後に来日が決まりました。

「オファーをもらった時は本当に嬉しかったです。これまで海外の大会で戦ったことがなかったので、本当に盛り上がりました」

――いきなりタイトルに挑戦することに関しては?

「最初のオファーは、グラジエイターで試合をする気持ちはあるかという意思確認でした。当然のようにイエスと即答しました。それがタイトルマッチになり、正直にいえばとても驚きました。他の選手を飛び越えてタイトルマッチを戦うことになったので、今度はコーチともしっかりと相談し、このような滅多にないチャンスを受けることにしました」

――グラジの櫻井代表からは、ニャムジャルガル選手との対戦をオファーした日本人選手が断った。そのタイミングでNavE選手に挑戦予定だったチェ・ドンフン選手が負傷。そしてニャムジャルガル選手に挑戦権が回ってきたと聞きました。

「幸運でした。最初はタイトマッチという話はなかったので、2試合、3試合と勝ち続けて初めてタイトルに挑戦できるという気持ちでいました。それがいきなりチャンピオンに挑戦することになって短期間でステップアップできるチャンスだと思っています」

──長谷川賢氏がジムで練習を視察した際、日本行きのチャンスが回ってくる自信はありましたか。

「あの時は理由があって、それほど練習ができていない時期だったので、自分のなかでは満足いく動きができなかったです。なので日本に行けるとは思っていなかったです」

──では、あの時とは違う動きを日本で見せるという気持ちが強いですか。

「あれから十分に練習できているので、タイトル戦では可能な限り自分の持てる力を出して戦いたいです」

──チャンピオンのNavE選手の印象を教えてください。

「実はまだ映像を見ていないです。できるだけ早く見て、対策を練りたいと思っています」

──日本でどのような試合がしたいと思っていますか。

「チャンピオンは柔道出身だと聞いています。自分も組み技が得意です。自分のレスリング力の方が上だと証明したいです。と同時にチャンピオンのNavE選手が自分の挑戦を受けてくれることに、とても感謝しています。3月26日は火が出るような激しい試合がしたいです」

■視聴方法(予定)
3月26日(日)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator021対戦カード

<ストロー級/5分2R>
田中優樹(日本)
木村旬志(日本)

<バンタム/5分2R>
今村豊(日本)
谷口武(日本)

<バンタム級/5分2R>
藤原克也(日本)
秋田良隆(日本)

<Gladiatorフライ級選手権試合/5分3R>
[王者]NavE(日本)
[挑戦者]ニャムジャルガル・トゥメンデムベレル(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
神田T-800周一(日本)
テムーレン・アルギルマー(モンゴル)

<55キロ契約/5分3R>
中務修良(日本)
エイドリアン・バトト・ジェマー(フィリピン)

<Progressフォークスタイルグラップリング78.5キロ契約/5分✖2R>
世羅智茂(日本)
大嶋聡承(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・バンタム級/5分✖2R>
前田吉朗(日本)
江木伸也(日本)

<バンタム級/5分3R>
ゆうと(日本)
キム・ウィジョン(韓国)

<フライ級/5分2R>
中西テツオ(日本)
宮川日向((日本)

<フェザー級/5分2R>
フェルナンド(ブラジル)
藤岡陸(日本)

<ウェルター級/5分2R>
橋本健吾(日本)
阿部光太(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・バンタム級/5分✖2R>
ハシャーン・フヒト(日本)
花澤大介(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
佐藤フミヤ(日本)
北原蓮(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
平本丈(日本)
飴山聖也(日本)

<バンタム級/5分1R>
藤井丈(日本)
吉田開威(日本)

<バンタム級/5分1R>
武田純忠(日本)
有田一貴(ブラジル)

<フライ級/5分1R>
古賀珠楠(日本)
那須裕次郎(日本)

■視聴方法(予定)
3月26日(日)
午後12時30~ザ・ワンTV YouTubeチャンネル

■ Gladiator021対戦カード

<Gladiatorフライ級選手権試合/5分3R>
[王者]NavE(日本)
[挑戦者]ニャムジャルガル・トゥメンデムベレル(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
神田T-800周一(日本)
テムーレン・アルギルマー(モンゴル)

<55キロ契約/5分3R>
中務修良(日本)
エイドリアン・バトト・ジェマ―(フィリピン)

<バンタム級/5分3R>
ゆうと(日本)
キム・ウィジョン(韓国)

<バンタム級/5分2R>
藤原克也(日本)
秋田良隆(日本)

<フライ級/5分2R>
中西テツオ(日本)
宮川日向((日本)

<バンタム/5分2R>
今村豊(日本)
谷口武(日本)

<フェザー級/5分2R>
フェルナンド(ブラジル)
藤岡陸(日本)

<ストロー級/5分2R>
田中優樹(日本)
木村旬志(日本)

<ウェルター級/5分2R>
橋本健吾(日本)
阿部光太(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
平本丈(日本)
飴山聖也(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
佐藤フミヤ(日本)
北原蓮(日本)

<バンタム級/5分1R>
藤井丈(日本)
吉田開威(日本)

<5分1R>
武田純忠(日本)
有田一貴(日本)

<フライ級/5分1R>
古賀珠楠(日本)
那須裕次郎(日本)

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【Gladiator021】神田T-800周一と対戦、テムーレン・アルギルマー「サーカスの団員になるために――」

【写真】にこやかな好青年だが、SNS世代で結構なトラッシュトーカーという一面もある (C)MORIYAMASAN

明日26日(日)に豊中市176BOXで開催されるGladiator021で、バンタム級チャンピオン神田T-800周一と戦うテムーレン・アルギルマー。

モンゴルを代表して、10年以上のキャリアを誇るダムランプレウ・バーサンクフーの愛弟子テムーレンは、MGL-1FCで挑戦者決定戦で勝利もその後タイトル戦が実現しないなど、母国で試合の機会に恵まれていない。そんななか得たグラジでの試合、関係者に感謝の念を抱きながら、対戦相手の神田には手厳しい言葉を言い放った。


――テムーレン選手、1月のウランバートルでマザーライMMAの練習を取材させていただいた時、お嬢ちゃんがずっとパパの練習をケージの外から見て、泣き続けていたのが忘れられないです。

「娘でなく、息子なんですよ(笑)。ただ、自分は息子が泣いているのは気にせずにスパーリングに集中していました。普段はお祖父ちゃんとお祖母ちゃんに見てもらっていることが多いので、息子を練習に連れて行くことはほとんどないんです。あの日はたまたまですね(笑)」

――あの時、長谷川賢氏が視察に訪れていて、実際にグラジからオファーがあった時にはどのように思いましたか。

「あの日、スパーリングを軽めにやるという指示があったので、自分の100パーセントを見せることができなかったです。それでも自分が選ばれると、強く思っていました。でも実際にオファーが来た時には、凄く興奮しましたね。モンゴルではなかなか対戦相手が見つからなくて、海外で試合がしたいと思っていたので凄く嬉しかったです」

――軽めだったのですね。力が入らず、柔らかい動きができるという印象でした。

「そうですね、基本的にはアレが自分のスタイルです。視察されているからといって、何か気に入られるような動きをするつもりはなくて、しっかりと自分の動きをしようと思っていました。いつもスムーズな動きを心がけていますが、試合になると相手もいますし、倒さないといけないわけですから、相手の能力次第ですが激しく打ち合うこともあります」

――そもそもテムーレン選手はMMA以前に、何か格闘技の基礎があったのですか。

「学生の頃は色々なスポーツをやっていました。バスケットボール、バレーボール。格闘技は柔道とモンゴル相撲をしており、どのスポーツでもそれなりの成績を残していました」

――ではMMAを始めたのは?

「高校生の時にダムランプレウ選手やナラントンガラグ選手のMMAの試合はよく見ていて、興味を持っていました。ちょっと荒々しいところもあったので、いつかやってみたいと思っていたんです。当時は地方に住んで、夏休みにサーカス団員の募集があってウランバートルに来ました。最初はある程度トレーニングする期間をおいて、お客さんの前で演技をすると思っていましたが、1カ月半ぐらいで正式にアクロバットをお客さんの前に出て演じることになりました。そんな時、シリンベーリ・ジムで1日体験入門に参加して。それ以来、MMAに夢中になりサーカスはすぐに辞めました」

――なんとも……日本ではまずない経歴ですね。ダムランプレウ選手と練習をするようになったのもシリンベーリ時代からですか。

「2017年11月にMMAを始めて、ダムランプレウ先生もシリンベーリで練習をしていていました。そして2018年になってから、指導を受けるようになりました」

――現状、テムーレン選手はMMAファイターとしてどのような特徴がある選手だと自己判断していますか。

「打撃が好きですが、組みも嫌いでないです。自分としては芸術的、美しい戦いをしたいです。そしてお客さんが喜ぶ面白い試合ができればと思います」

――では神田選手の印象を教えてください。

「その前にこのオファーをくれたグラジエイターの関係者の皆さんに感謝の言葉を伝えたいです。そのうえで対戦相手に関しては、試合をチェックしましたが……正直、面白くない試合をする選手でした。グラップリングが好きな選手だと思いましたが、もっともっとしっかり練習してくださいと言いたいです。

(C)SHOJIRO KAMEIKE

ただ試合を受けてくれたチャンピオンには感謝しています。

自分は、きっとこれまでに戦ったことがない相手になるはずです。みんなが喜んでくれる激しい試合をしましょう」

――モンゴルで会った時は髪の毛が真っ黒でしたが、今はブロンドが入っています。それは戦闘仕様なのでしょうか。

「いえ、試合が決まる前に銀色に染めて、それから金髪しました。特に試合を考えてではなくて、個性を強調したかったからです(笑)」

■視聴方法(予定)
3月26日(日)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator021対戦カード

<ストロー級/5分2R>
田中優樹(日本)
木村旬志(日本)

<バンタム/5分2R>
今村豊(日本)
谷口武(日本)

<バンタム級/5分2R>
藤原克也(日本)
秋田良隆(日本)

<Gladiatorフライ級選手権試合/5分3R>
[王者]NavE(日本)
[挑戦者]ニャムジャルガル・トゥメンデムベレル(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
神田T-800周一(日本)
テムーレン・アルギルマー(モンゴル)

<55キロ契約/5分3R>
中務修良(日本)
エイドリアン・バトト・ジェマー(フィリピン)

<Progressフォークスタイルグラップリング78.5キロ契約/5分✖2R>
世羅智茂(日本)
大嶋聡承(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・バンタム級/5分✖2R>
前田吉朗(日本)
江木伸也(日本)

<バンタム級/5分3R>
ゆうと(日本)
キム・ウィジョン(韓国)

<フライ級/5分2R>
中西テツオ(日本)
宮川日向((日本)

<フェザー級/5分2R>
フェルナンド(ブラジル)
藤岡陸(日本)

<ウェルター級/5分2R>
橋本健吾(日本)
阿部光太(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・バンタム級/5分✖2R>
ハシャーン・フヒト(日本)
花澤大介(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
佐藤フミヤ(日本)
北原蓮(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
平本丈(日本)
飴山聖也(日本)

<バンタム級/5分1R>
藤井丈(日本)
吉田開威(日本)

<バンタム級/5分1R>
武田純忠(日本)
有田一貴(ブラジル)

<フライ級/5分1R>
古賀珠楠(日本)
那須裕次郎(日本)

■視聴方法(予定)
3月26日(日)
午後12時30~ザ・ワンTV YouTubeチャンネル

■ Gladiator021対戦カード

<Gladiatorフライ級選手権試合/5分3R>
[王者]NavE(日本)
[挑戦者]ニャムジャルガル・トゥメンデムベレル(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
神田T-800周一(日本)
テムーレン・アルギルマー(モンゴル)

<55キロ契約/5分3R>
中務修良(日本)
エイドリアン・バトト・ジェマ―(フィリピン)

<バンタム級/5分3R>
ゆうと(日本)
キム・ウィジョン(韓国)

<バンタム級/5分2R>
藤原克也(日本)
秋田良隆(日本)

<フライ級/5分2R>
中西テツオ(日本)
宮川日向((日本)

<バンタム/5分2R>
今村豊(日本)
谷口武(日本)

<フェザー級/5分2R>
フェルナンド(ブラジル)
藤岡陸(日本)

<ストロー級/5分2R>
田中優樹(日本)
木村旬志(日本)

<ウェルター級/5分2R>
橋本健吾(日本)
阿部光太(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
平本丈(日本)
飴山聖也(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
佐藤フミヤ(日本)
北原蓮(日本)

<バンタム級/5分1R>
藤井丈(日本)
吉田開威(日本)

<5分1R>
武田純忠(日本)
有田一貴(日本)

<フライ級/5分1R>
古賀珠楠(日本)
那須裕次郎(日本)

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【Gladiator021】計量終了。大会MVPを狙う前田吉朗、江木は「憧れの選手を相手に自分らしさをみせる」

【写真】計量後、細かくルールを確認していた前田吉朗。江木は憧れのレジェンドを相手に、前回の敗戦を払拭できるか。 (C)SHOJIRO KAMEIKE

明日26日(日)に大阪府豊中市の176BOXで開催されるGLADIATOR021の公開計量が、同じく豊中市のスモーカージムで行われた。出場選手は全員、一発で計量をパスしている。


モンゴルとフィリピン、さらに韓国からの刺客をグラジエイターとワードッグの王者が迎え撃つ形となった今大会。まずメインのGladiatorフライ級選手権試合、「想像していたよりも大きかった」と感想を述べている王者NavEは、爆発力と連打の強さがあるモンゴルMMA王者ニャムジャルガル・トゥメンデムベレルを組み伏せることができるか。

プログレスのフォークスタイルグラップリングには、元DEEP&パンクラス王者で、昨年にMMAを引退した前田吉朗が出場する。会場に遅れて登場した前田は「MMAを引退してから筋肉も落ちていたけど、練習していると体も戻ってきた」と自信を見せる。さらに長谷川賢プログレス実行委員会代表に、大会MVPについて金額と条件を確認。長谷川代表は「まずは試合に勝つこと。そのうえで試合内容から考えます」と苦笑いを浮かべた。前田は集合写真でも手でMVP獲得をアピールしている。

一方、前田と対する江木は1月大会の敗戦(竹本啓哉に一本負け)について「MMAに出ることを意識して、意地になってスタンドレスリングで戦おうとしすぎてしまいました。今回は試合に勝つことだけに集中できています」と語る。さらに前田に対しては「WECでミゲール・トレースと戦った試合を見て、大ファンになりました。以来、学生時代からずっと動画を見ていた憧れの選手です。でも相手が前田さんだから、プログレスだからということは関係なく、自分らしさを見せたいです」と意気込みを語った。

■視聴方法(予定)
3月26日(日)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator021計量結果

<ストロー級/5分2R>
田中優樹:51.55キロ
木村旬志:52.10キロ

<バンタム/5分2R>
今村豊:61.25キロ
谷口武:60.65キロ

<バンタム級/5分2R>
藤原克也:60.90キロ
秋田良隆:61.10キロ

<Gladiatorフライ級選手権試合/5分3R>
[王者]NavE:56.45キロNavE
[挑戦者]ニャムジャルガル・トゥメンデムベレル:56.55キロ

<バンタム級/5分3R>
神田T-800周一:61.15キロ
テムーレン・アルギルマー:61.30キロ

<55キロ契約/5分3R>
中務修良:54.80キロ
エイドリアン・バトト・ジェマ―:54.10キロ

<Progressフォークスタイルグラップリング・バンタム級/5分2R>
前田吉朗(日本):60.50キロ
江木伸成(日本):59.85キロ

<Progressフォークスタイルグラップリング78.5キロ契約/5分2R>
世羅智茂:75.45キロ
大嶋聡承:77.30キロ

<バンタム級/5分3R>
ゆうと:60.85キロ
キム・ウィジョン:61.45キロ

<フライ級/5分2R>
中西テツオ:56.60キロ
宮川日向:56.60キロ

<フェザー級/5分2R>
フェルナンド:65.70キロ
藤岡陸:65.70キロ

<ウェルター級/5分2R>
橋本健吾:76.10キロ
阿部光太:76.95キロ

<Progressフォークスタイルグラップリング・バンタム級/5分2R>
ハシャーン・フヒト:60.50キロ
花澤大介:64.10キロ

<アマMMAバンタム級/3分2R>
佐藤フミヤ:当日計量
北原蓮:当日計量

<アマMMAバンタム級/3分2R>
平本丈:当日計量
飴山聖也:当日計量

<バンタム級/5分1R>
藤井丈虎:60.85キロ
吉田開威:61.05キロ

<バンタム級/5分1R>
武田純忠:60.90キロ
有田一貴:60.85キロ

<フライ級/5分1R>
古賀珠楠:56.45キロ
那須裕次郎:55.80キロ

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【Gladiator021】テムーレン戦へ、神田T-800周一─02─「怖くてワクワクして、やりがいがあります」

【写真】恐怖に打ち克、自分に勝って相手に挑む。その姿勢に人は魅かれます(C)MMAPLANET

26日(日)に豊中市176BOXで開催されるGladiator021で、モンゴルからの刺客テムーレン・アルギルマーと対戦するバンタム級チャンピオン神田T-800周一インタビュー後編。

韓国、フィリピンに続き、モンゴルを掘り始めたグラジエイターのチャンピオンとして、いやMMAファイター神田周一として、この状況をどう想うのか。そしてテムーレン戦で、どのような自己証明をするのかを尋ねた。

<神田T-800周一インタビューPart.01はコチラから>


――グラジでの試合は昨年4月の王座決定戦以来、11カ月振り。その間、闘裸男で野尻定由選手に勝利。貴重な勝利だったのですが、その後は野尻選手が負けがこんでしまいました。

「野尻君は思い切りが良いので、良い時と良くない時の差が大きいのかもしれないです。体の強さは感じられたので、コツコツと積んでいけば安定した結果を残せる選手になると思います。基本的にはダイナミックな選手で、逆をいえば脆さがある。そこをつかれると……という試合になりますね」

――野尻戦の勝利から修斗のオファーは?

「正直、なかったです(笑)。修斗の有り方だと、僕が出たいといえば試合は組んでもらえるはずです。でも後楽園ホールとか、修斗で――ということで、今の僕はMMAをやっているわけではないので、そこにワクワクできなくて。

そりゃあ藤井伸樹選手と戦わせてもらえるなら、僕もワクワクします。僕は強さと触れ合い、自分の強さを確認したい。むしろ、今回のような試合の方がワクワクします」

――修斗も藤井選手との試合をいきなり組むことはできないでしょうし、ならばベルトを持つグラジでテムーレンというモンゴル人選手を迎え撃つ方がワクワクしますか。

「1月大会もチョ・ソンビン、キ・ウォンビンが来て、フィリピンのジョン・オルニドが笹選手と戦った。コンバット柔術ですけど、江木(伸也)君と竹本(啓哉)は結局、竹本が勝った。バンタム級戦線も動きが活発ですし、同時にごちゃごちゃで3月には誰と試合をするのかなぁと展開は見えていなかったです。

実力的には十分に強い選手だし笹選手や竹本選手と戦うことも、あるかと思っていました。それにチャンピオンとして海外から選手が来ることにニヤニヤしていて良いのかという気持ちもありました。でも、ニヤニヤしてその場に入らせてもらおうと思います。チャンピオンとして踏ん反り返えって、待つつもりはない。だって、ワクワクするじゃないですか。怖いけど。

チョ・ソンビンのような韓国人選手と、ストーリーはないけど試練のノンタイトルマッチとか、タイトルマッチがあるかな。あれば良いなっていう気持ちにさせられました、チョ・ソンビンと戦った中川選手、恰好良かったです。叩き上げで、厳しい相手と戦う。負けたけど、本当に格好良かった。僕もああいう風に、強い選手と戦うMMAファイターでいたいです。

そういう意味で、僕が一番ワクワクさせられるのがグラジエイターなんです。本当にこの状況はめちゃくちゃワクワクします。お金が掛かってしまいますけど、トーナメントをしてほしいぐらいです(笑)」

――結果、蒙古襲来と。

「長谷川さんがモンゴルに行っているSNSを見て、ちょうど福岡で柔術の大会があって、ラーメンでなくモンゴル料理屋にいるタイミングだったんです。僕、モンゴル料理が好きで(笑)」

――アハハハ。

「塩ゆでの羊、じゃがいもと人参と一緒に煮た羊、あと餃子みたいなの(※ボーズ)を食べていて。『長谷川さん、やりよったな』、『グラジエイター、やりよったな。モンゴルを掘るか』って思いながら、モンゴル料理を食っていて(笑)。ただ、いきなり僕とは思っていなかったです。でも、僕がツイッターで反応したのを長谷川さんがチェックしてくれたみたいで……こうなったかと」

――実際にオファーが来た時の気持ちは?

「面白い!!と思いました。グラジエイターがその気なら、僕はやりますよって。グラジエイターが攻めるなら、僕も攻める」

――ここで、少しテムーレンの練習映像をチェックしていただけますか。

「(試合映像を見終わって)こういうのを待っていたんです。良い感じに怖さとワクワク感がある状況を……でも、実感が急にわいてきました」

――とはいえ、この勢いがあるからこそ神田選手がここまで積んできたことをぶつける相手かと。

「準備もそうですけど、本番も今までやってきたことしかできないので。そうなると、相手が誰であろうと――ということに行き着いて。自分がやるべきことをやるだけです」

――いやぁ、明らかに表情が変わりました。厳しい眼になっています。

「韓国、フィリピン、そしてモンゴル。国内で、ここまで測れない強さに触れるチャンスってないんですよね。怖くてワクワクして、やりがいがあります。何より緊張感が僕のなかにあります。いよいよだなって」

――そういう相手と戦い、何を見せて自己証明をしたいと考えていますか。

「う~ん……コツコツと積み上げてきた地味なところですね(笑)。僕だって派手に勝ちたいけど、自分で選んだかのか。選ばざるを得なかったのか。結果的にこうなったのかは分からないですけど、僕が積み上げてきたモノ……そういう地味で諦めないところを出して、勝ちたいです。森戸新士に揉まれていますからね、大丈夫ですよ」

■視聴方法(予定)
3月26日(日)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator021対戦カード

<ストロー級/5分2R>
田中優樹(日本)
木村旬志(日本)

<バンタム/5分2R>
今村豊(日本)
谷口武(日本)

<バンタム級/5分2R>
藤原克也(日本)
秋田良隆(日本)

<Gladiatorフライ級選手権試合/5分3R>
[王者]NavE(日本)
[挑戦者]ニャムジャルガル・トゥメンデムベレル(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
神田T-800周一(日本)
テムーレン・アルギルマー(モンゴル)

<55キロ契約/5分3R>
中務修良(日本)
エイドリアン・バトト・ジェマ―(フィリピン)

<Progressフォークスタイルグラップリング78.5キロ契約/5分✖2R>
世羅智茂(日本)
大嶋聡承(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・バンタム級/5分✖2R>
前田吉朗(日本)
江木伸也(日本)

<バンタム級/5分3R>
ゆうと(日本)
キム・ウィジョン(韓国)

<フライ級/5分2R>
中西テツオ(日本)
宮川日向((日本)

<フェザー級/5分2R>
フェルナンド(ブラジル)
藤岡陸(日本)

<ウェルター級/5分2R>
橋本健吾(日本)
阿部光太(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・バンタム級/5分✖2R>
ハシャーン・フヒト(日本)
花澤大介(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
佐藤フミヤ(日本)
北原蓮(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
平本丈(日本)
飴山聖也(日本)

<バンタム級/5分1R>
藤井丈(日本)
吉田開威(日本)

<バンタム級/5分1R>
武田純忠(日本)
有田一貴(ブラジル)

<フライ級/5分1R>
古賀珠楠(日本)
那須裕次郎(日本)

The post 【Gladiator021】テムーレン戦へ、神田T-800周一─02─「怖くてワクワクして、やりがいがあります」 first appeared on MMAPLANET.