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【ACA107】試合結果 ヒョードル弟=アレキサンダーはイスマイロフに完敗。ボリソフもまさかの判定負け

【写真】アレキサンダーはほぼ一方的にテイクダウンからパウンドされ敗れた(C)ACA

24日(金・現地時間)、ロシアのソチはVTBアリーナでACA107が開催された。

活動再開第2弾のメインには皇帝のアレキサンダー・エメリヤーエンコが出場も、本来のミドル級のマゴメド・イスマイロフのテイクダウンからパウンドアウトに一方的に攻められる。キムラクラッチしか対抗手段がなかったアレキサンダーは体重差22キロもった試合で完敗を喫した。

またACB時代からバンタム級のタイトルコンテンダーだったオレッグ・ボリソフが、キャリア6勝5敗のナシュコ・ガラエフに敗れる波乱が起こった。

またUFCベテランのマゴメド・ビブラトフ、ライトヘビー級でデビュー以来8連勝中だったナスルディン・ナスルディノフらは、順当にTKO勝ちしている。

ACA107
<ヘビー/5分3R>
○マゴメド・イスマイロフ(ロシア)3R3分25秒
TKO
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×敗者
<78.5キロ契約/5分3R>
○アブバカル・バガエフ(ロシア)3R
判定
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×ガジムラッド・ヒラマゴメドフ(ロシア)
<バンタム級/5分3R>
○マゴメド・ビブラトフ(ロシア)1R3分36秒
TKO
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×ニキータ・チシャコフ(ロシア)
<ライトヘビー級/5分3R>
○ナスルディン・ナスルディノフ(ロシア)3R3分44秒
TKO
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×エウゲニ・エギムベルディエフ(カザフスタン)
<バンタム級/5分3R>
○ナシュコ・ガラエフ(ロシア)3R
判定
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×オレッグ・ボリソフ(ロシア)
<ウェルター級/5分3R>
○ヴィタリー・スリペンコ(ウクライナ)3R
判定
×チェルシ・ダダエフ(ロシア)
<フェザー級/5分3R>
○アンドレイ・ゴンチャロフ(ロシア)3R
判定
×ロマン・オグルチャンスキー(ウクライナ)
<バンタム級/5分3R>
○フセイン・シェイカエフ(ロシア)3R
判定
×アクメド・ムサカエフ(ロシア)
<フライ級/5分3R■>
○アレン・アコピアン(ロシア)3R
判定
×ルスラン・アビルタロフ(ウクライナ)
<バンタム級/5分3R>
○ハイシン・シェイカエフ(ロシア)1R0分32秒
ギロチンチョーク
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×アスラン・ショゴフ(ロシア)
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ACA107. オレッグ・ボリソフ other MMA Report ナシュコ・ガラエフ ブログ

【ACA107】何とオレッグ・ボリソフが、無名のナシュコ・ガラエフのロー、ヒザ蹴りに下る……

<バンタム級/5分3R>
ナシュコ・ガラエフ(ロシア)
Def.2-1
オレッグ・ボリソフ(ロシア)

長身、リーチで優るガラエフが左ジャブを伸ばし、右前蹴りから右ローを蹴っていく。ボリソフも右ローを返し、ジャブをブロックする。前蹴り、右アッパーと下からの攻撃で顔面を狙うガラエフに対し、ボリソフは鋭い踏み込みを見せて左を振るう。さらに右オーバーハンドを放ったボリソフだが、右ローで体が持っていかれそうになる。ガラエフは前蹴り、ローと鋭い蹴りを見せ確実に右ローでボリソフを削っていく。ボリソフもローを返し左ミドルを入れる。パンチの距離になれないボリソフに対し、ガラエフも蹴りの距離で戦う。右ストレートから左フック、ワンツーを繰り出したボリソフだが、ガラエフが前蹴りとヒザ蹴りを狙うなど、足技でガラエフが試合をリードした。

2R、ガラエフはジャブを伸ばし、右フックを狙う。ボリソフは右ロー、ガラエフのフェイクに体が反応している。ガラエフは右ローを蹴られ、左ジャブを届かせる。ローで体が流れたボリソフはローを返すと、フックの交換で空振りしたガラエフがバランスを乱す。左に回りながら蹴りを出すガラエフとの距離を詰めたボリソフが、右フックを打ち込む。さらにボディも入れたボリソフだが、近くなり過ぎたか右を被弾する。

ここで下がらずさらに踏み込む選択をしたボリソフの右オーバーハンドを受けたガラエフがケージまで吹っ飛ぶんで倒れる。アッパーの追い打ちにも組んでいったガラエフだが、立ち上がることはできず引き込む。ボリゾフは蹴り上げで立ち上がりそのままタイムアップまで待った。

最終回、左ジャブから右の蹴りを繰り出すガラエフだが、ボリソフの動きに過剰に反応してしまい、動きがドタバタしてくる。それでもローを蹴ったガラエフに対し、ボリソフは左ボディフック、左をフックを狙う。ここでガラエフのヒザ蹴りがボリソフの顔面を捕え、一瞬動きが止まる。すぐに前に出てパンチを振るうようになったボリソフがワンツーも、左フックに右を合わされて再び動きが止まってしまう。

ボリソフは動きが戻らないまま試合は残り1分に。右フックを打ったボリソフは、直後に左を被弾。ガラエフはヒザ蹴りの着地にダブルレッグを合わせるが、飛び上がるように背中を見せて足を抜く。このまま徹底打はなく、タイムアップに。ボリソフは心なしか、足を引きづっているようにも見えた。

結果、これまでの戦績が6勝5敗だったガラエフがタイトル挑戦経験が2度あるボリソフをスプリットで破った。