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【PFL2022#09】計量終了 ジェンキンス「真剣に考えないと」。2023年はバンタム&女子フライ級実施?!

【写真】先週のウェールズ大会が相当にプッシュされているダコタ・ディチェバは、PFL欧州予選女子フライ級でハスナ・ガバーと対戦する(C)PFL

20日(土・現地時間)、英国ロンドンのカッパーボックス・アリーナで開催されるPFL2021#09の計量を19日(金・同)に終えている。

インタビューで工藤が語っていたように、本計量を終えた選手たちは夕方からのセレモニアル計量&フェイスオフをカッパーボックス・アリーナで行った。


女子ライト級とフェザー級の準決勝進出8選手は、全員が問題なく計量を終え予定通りのマッチアップでプレーオフは4試合実施される。

ファイスオフを終えた男子4選手とケイラ・ハリソンのコメントは以下の通りだ。

バッバ・ジェンキンス
「絶対的にクドーとの試合に集中している。

チャンピオンになるためにはリベンジが必要となるウェードのことは頭にあるけど、クドーのことを軽く見ることは決してない。彼は良い試合をやってきた。対戦相手のことを真剣に考えないと、深刻なことになる。クドーはそういう相手だよ。勝つためには相手にとって嫌にヤツになる必要がある。今年は集中できている。明日も嫌なヤツになり切り、クドーを倒す。素晴らしい勝利を手にするよ」

工藤諒司
「前回、凄く良い勝ち方ができたので今、一番自信があります。

あまり詳しくは言いたくないですけど、自分を出すということを考えるとノックアウトする、最終的に極めるという風に持っていけばしっかり勝てると思っています」

ブレンダン・ラウネーン
「クリスはシリアスで、僕は笑っていた?『レッツゴー』と伝えたんだ。

明日戦うケージも見えているし。君の言葉もそうだけど、まさしく僕は地元で戦えている。どれだけファンの声援が力になるか、待ち切れない。僕のMMAをクリス・ウェード相手にぶつける」

クリス・ウェード
「僕らは年に3回、4回と既に顔を合わせている。

視線を合わせなくてもナーバスになっているわけじゃない。彼はエキサイトして、緊張していたよ。僕はしっかりと集中できている。しっかりとトレーニングを積み、体重を落とすという作業が今朝、終わった。あとは戦うだけ。彼が何を言おうが、結果は明日の夜に出るから」

ケイラ・ハリソン
「金メダルを取ったアリーナを訪問したの。

私はセンチメンタルな方じゃないけど、良い思い出が蘇って来たわ。その思い出の中に残っているロンドンのファンの前で試合をすることが、どれだけ楽しみかは説明できないわ。戦う理由はたくさんあるけど、一番はヤるかヤれるかを楽しいたいから。もちろんレガシーを残したいし、家族に自分の背中を見せたいけど、とにかく好きだから試合に出るの。終幕の時になんて、一切近づいていないわ。前進するだけよ。相手はストライカー? 14試合戦ってきて、そんなに戦いた方は変わらないわ」

また今回のラインナップには4試合の2023欧州予選が組まれている。文字通り受け止めれば、ここで勝って来年度シーズンに参加できる枠を手にデキるということになるが、前週に続きバンタム級、そして今大会は女子フライ級の試合が予選として組まれている。

今年を含め3シーズンは女子ライト級、フェザー級、ライト級、ウェルター級、ライトヘビー級、ヘビー級と階級が固定されてきたPFLだが、噂通り女子フライ級とバンタム級が新設されるのか。シーズンファイナルのカード編成にも注目したい。

■視聴方法(予定)
8月21日(日・日本時間)
午前2時00分~DAZN

■ 対戦カード

<バンタム級/5分3R>
セベンスイ・ルイ: 136ポンド(61.69キロ)
ラファエル・ウチェブ: 135ポンド(61.24キロ)

<ライト級/5分3R>
マルチン・ヘルド: 155ポンド(70.31キロ)
マイルス・プライス: 155ポンド(70.31キロ)

<2023PFL欧州予選ヘビー級/5分3R>
ルイ・サザーランド: 243ポンド(110.22キロ)
エイブラハム・バッドリー: 237ポンド(107.5キロ)

<2023PFL欧州予選ウェルター級/5分3R>
テヨ・オドンジョ: 169ポンド(76.66キロ)
マグナス・オニエカ・イヴェルシュン: 168ポンド(76.2キロ)

<2023PFL欧州予選バンタム級/5分3R>
アリ・タレブ: 135ポンド(61.24キロ)
ダリウス・マフィ: 134ポンド(60.78キロ)

<女子ライト級準決勝/5分3R>
ケイラ・ハリソン: 155ポンド(70.31キロ)
マルティナ・インドロヴァ: 154ポンド(69.85キロ)

<フェザー級準決勝/5分3R>
クリス・ウェード: 145ポンド(65.77キロ)
ブレンダン・ラウネーン: 145ポンド(65.77キロ)

<女子ライト級準決勝/5分3R>
ラリッサ・パチェコ: 155ポンド(70.31キロ)
オレナ・コレスニク: 156ポンド(70.76キロ)

<フェザー級準決勝/5分3R>
工藤諒司: 145ポンド(65.77キロ)
バッバ・ジェンキンス: 146ポンド(66.22キロ)

<PFL欧州予選女子フライ級/5分3R>
ダコタ・ディチェバ: 126ポンド(57.15キロ)
ハスナ・ガバー: 125ポンド(56.7キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
シメオン・パウウェル: 205ポンド(92.99キロ)
ジョアオ・パウロ・ファグンジス: 204ポンド(92.53キロ)

<ライト級/5分3R>
オマール・フセイン(パレスチナ)
アレクサンドルス・チェヒシュコウス(ラトヴィア)

<ヘビー級/5分3R>
スチュアート・オースチン: 246ポンド(111.58キロ)
ソフィアン・ブキシュ: 239ポンド(108.4キロ)

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【PFL2022#09】フェザー級準決勝、ジェンキンス戦へ。工藤諒司「相手も削られると思っています」

【写真】今も多弁ではない。しかし、落ち着いて話す工藤から確かな自信が伝わってきた (C)RYO CHONAN

明日20日(土・現地時間)、英国はロンドンのカッパーボックス・アリーナで開催されるPFL2021#09。同大会ではフェザー級2022年シーズン・プレーオフ準決勝として、工藤諒司がバッバ・ジェンキンスと対戦する。

6月のアレハンドロ・フローレスを初回でKOし、工藤は逆転プレーオフ進出を決めた。米国から英国に場所を移して戦う今回の試合に向け、本計量とセレモニアル計量の合間に現地の彼に話を訊いた。


(C)PFL

――本計量が終わって一休み中にありがとうございます。

「いえ、2時間半ほど前に145ポンドでバッチリとパスしました。これから5時間半後ぐらいにTV収録用のパブリック計量があります」

──リカバリー中かと思いますが、体調の方は?

「いつも通りバッチリです」

──米国での2試合から、今回は英国ということで何か違いはありましたか。

「思った以上に涼しいです。もう少し暑いと思ったのですが、湿度も全然なくて気温も20度少しぐらい。日本のことを思うと、夜は肌寒いぐらいです。ただし、それが影響することはないです」

──時差ボケの方は?

「気になっていないです。こっちに来てから試合の時間に動けるように練習をして、夜も眠ることができていますし。米国と違い、会場のあるところに宿泊という形ではないですが、ここまの流れは変わりないです。

あのテント式のサウナも用意してもらっていますし、今回もアレを使って水抜きをしました。PFLはしっかりと練習場所も用意してくれていますし、ホントに問題なくファイトウィークを過ごせました」

──明日は準決勝、100万ドルを意識するようになりましたか。

「そうですね……それよりかは、優勝を意識するようになりました。ただ、今は明日の試合に勝つことに集中しています」

──6月のレギュラーシーズン2戦目は、そこで倒すしかないという状況でアレハンドロ・フローレスを右オーバーハンドで見事にKOしました。

「ポイント的に初回で倒すしかないなかで、ああいう勝ち方ができて良かったです。行けたのと、力が入り過ぎることなく戦えたので。最後も軽く振ったパンチで倒すことができました。

試合中は良く分かっていなかったのですが、あとから映像を視てあんな風にガタンって倒れたのが分かりました。これまでになかった勝ち方なので、少しは自信になりましたね」

──今回の試合は、ポイントは関係ないです。とにかく勝てば決勝進出。とはいえ前回のKO勝ち、その前の試合もダウンを奪っており良いリズムにあります。そういうなかでバッバ・ジェンキンス戦は、どのような試合展開を考えていますか。

「戦い方としては、倒し切ることを一番に考えています。判定だと、前々回の試合のように分からないところがあるので。ただ初回に絶対に倒さないといけないとかではないですし、3Rの間にチャンスが訪れたタイミングで、倒し切りたいです」

──ではジェンキンスの印象をお願いします。

「レスリングと意外とコンパクトな打撃ですかね……。結構、蹴りとか使ってパンチもブンブン振りまわすのではなくて、ワンツーとかコンパクトに打ってきます。そしてテイクダウンを取ってからのパウンド、バックコントロールがしつこい選手です」

──蹴りの距離が長くないですか。

「ハイ。パンチや蹴りを使って、最終的にはテイクダウンを狙っています。そこは意識して、しっかりと対処して自分の攻撃に繋げられるようにしたいと思っています」

──NCAA王者ということでテイクダウン&コントロールを大きく見てしまうところがあります。実際、工藤選手はその辺りをどのように考えていますか。

「確かに上手いです。パワーもありますし。ただし1R、2R、3Rと同じ力で続けることはできないと思います。なので彼が疲れた時など、隙を見せた時に狙っていきたいです。自分も攻めますし、相手も削られると思っています」

──では改めて自信ほどをお願いします。

「もちろん勝つためにやってきたので、負けるつもりは一切ないです。試合で倒し切るということを意識して、勝ちたいと思います」

──前回のKO勝ちで、ファンの期待度は一段階上がったと思います。

「期待してくれる人が増えてもプレッシャーに感じることはないので、たくさん応援してもらえると嬉しいです(笑)」

■視聴方法(予定)
8月21日(日・日本時間)
午前1時30分~DAZN

■ PFL2022#09対戦カード

<ライト級/5分3R>
マルチン・ヘルド(ポーランド)
マイルス・プライス(アイルランド)

<ヘビー級/5分3R>
ルイ・サザーランド(英国)
エイブラハム・バッドリー(英国)

<ウェルター級/5分3R>
テヨ・オドンジョ(英国)
マグナス・オニエカ・イヴェルシュン(ノルウェー)

<バンタム級/5分3R>
アリ・タレブ(スウェーデン)
ダリウス・マフィ(英国)

<バンタム級/5分3R>
セベンスイ・ルイ(スペイン)
ラファエル・ウチェブ(英国)

<女子ライト級準決勝/5分3R>
ケイラ・ハリソン(米国)
マルティナ・インドロヴァ(チェコ)

<フェザー級準決勝/5分3R>
クリス・ウェード(米国)
ブレンダン・ラウレーン(米国)

<女子ライト級準決勝/5分3R>
ラリッサ・パチェコ(ブラジル)
オレナ・コレスニク(ウクライナ)

<フェザー級準決勝/5分3R>
工藤諒司(日本)
バッバ・ジェンキンス(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ダコタ・ディチェバ(英国)
ハスナ・ガバー(モロッコ)

<ライトヘビー級/5分3R>
シメオン・パウウェル(英国)
ジョアオ・パウロ・ファグンジス(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
スチュアート・オースチン(英国)
ソフィアン・ブキシュ(フランス)

<ライト級/5分3R>
オマール・フセイン(パレスチナ)
アレクサンドルス・チェヒシュコウス(ラトヴィア)

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【PFL2022#09】3連覇へ、準決勝でインドロヴァと対戦。ケイラ・ハリソン「10万人前でも、舞台裏でも」

【写真】MMAにおける柔道技の有効性、投げてバックを許さない方法、フェザー級転向などを聞いたケイラ・ハリソンのロングインタビューが今月売りのFight&Lifeで!! (C)MMAPLANET

20日(土・現地時間)、英国はロンドンのカッパーボックス・アリーナで開催されるPFL2021#09で、ケイラ・ハリソンが女子ライト級3連覇を目指し準決勝でマルティナ・インドロヴァと戦う。

ロンドンはケイラにとって、五輪で初めて金メダルを獲得した思い出の街。そんな縁起の良い場所でのセミファイナルのオッズも、当然のように-3000と圧倒的なフェイバリットだ。それでも戦う相手は自分自身だというケイラをATTで取材した。


――ATTからほど近いキルクリフFC所属、今シーズンの初戦で戦ったマリーナ・モフナトキナがロンドンへ向かうと聞きました。準決勝の対戦カードが代わったのでしょうか。

「いいえカードの変更は聞いていないわ。私は予定通りチェコのマルティナ・インドロヴァと戦うわ。マルティナは今年のチャレンジャーシリーズから勝ち上がって来た選手よ。チャレンジャーシリーズでPFLと契約し、プレーオフ進出。マリーナがロンドに向かうのは代役のセットアッパーじゃないかしら。今、ヴィザで入国できないで準決勝のカードが変更されたりしたじゃない?」

――なるほど、そういうことでしたか。ところでロンドン大会での準決勝。ケイラの人生でとても重要な都市で戦うわけですが、記者会見を見る限りではどこで戦おうとあまり気にしていないように見えました。

「ハハハ。もちろんロンドンは私にとってとても良い思い出の街だし、特別な場所よ。私にとって最初のゴールドメダルは、英国の女子柔道界にとっても初めての金メダルだったわけだし。本当にスペシャルな場所よ。MMAファンも熱狂的だし、凄く良い雰囲気で試合ができるでしょうね。でも個人的には、煌びやかな照明の下で10万人の観客の前で戦おうと、その舞台裏で2人で戦おうと、私は自分がやりたいことをやっているだけ。それがどこであろうと関係ないわ」

――格好良いですね。ケイラはいつも常に掛け率でビッグフェイバリットです。対戦相手は思い切りアンダードッグで。インドロヴァ戦への自信の程は?

「いままで一度も自分をフェイバリットだと思って戦ったことはないし、常にアンダードッグの精神で臨んでいるわ。掛け率なメディアの予想も関係ないし、いつも過酷な試合になる覚悟で戦っているし。だから過去の結果や成績、勝算とか考えないようにしているの。試合が近づいてきたらよりたくさん練習するだけ。

20歳のケイラが、私をやっつけるための練習をして、食事や睡眠を取ってすごくいる姿を想像するの。それで私もそれ以上に頑張って練習ができる。要は対戦相手でもなく、掛け率でもなく、全ては自分自身ってことね」

――インドロヴァの印象を聞かせてください。

「彼女は素晴らしい選手よ。打撃も上手いし、フットワーク、グラップリング、キックボクシング、ボクシングもできる。たぶん彼女は打撃で戦いたいはずだから、私は試合をグラップリングに持っていきたいと思っている。うまく自分の試合がデキた方が勝つでしょうね」

――では、フィジカルとメンタル・コンディションはどうですか。

「グッド。良い感じよ」

――まさに練習を見て、その通りだと思いました。ところでMMAプロデビュー後、米国で試合をしてきて、時差は大きくても2、3時間だったと思いますが、ロンドンは6時間ほどの違いがあります。時差は気にならないですか。

「12歳から26歳までの間に日本、中国、韓国、ポーランド、チェコ、ロンドン、ブラジル、アゼルバイジャン、ウズベキスタン、ロシア、あらゆるところに行って試合をしてきたわ。ある時なんて、試合の前夜に現地入ったこともあった。時差の対処はプロ級よ」

――ではいつでも寝られるんですね。

「試合前は、その試合のことだけを考えるの。その方が上手くいくから。2人の子供の世話はないし、ビジネスも忘れて、ストレスもなく、バケーションの感覚に近いかもね(笑)」

――ケイラを倒そうとする相手を目の前にバケーションとは……。

「それが楽しいのよ(笑)」

■視聴方法(予定)
8月21日(日・日本時間)
午前2時00分~DAZN

■ PFL2022#09対戦カード

<ライト級/5分3R>
マルチン・ヘルド(ポーランド)
マイルス・プライス(アイルランド)

<ヘビー級/5分3R>
ルイ・サザーランド(英国)
エイブラハム・バッドリー(英国)

<ウェルター級/5分3R>
テヨ・オドンジョ(英国)
マグナス・オニエカ・イヴェルシュン(ノルウェー)

<バンタム級/5分3R>
アリ・タレブ(スウェーデン)
ダリウス・マフィ(英国)

<バンタム級/5分3R>
セベンスイ・ルイ(スペイン)
ラファエル・ウチェブ(英国)

<女子ライト級準決勝/5分3R>
ケイラ・ハリソン(米国)
マルティナ・インドロヴァ(チェコ)

<フェザー級準決勝/5分3R>
クリス・ウェード(米国)
ブレンダン・ラウレーン(米国)

<女子ライト級準決勝/5分3R>
ラリッサ・パチェコ(ブラジル)
オレナ・コレスニク(ウクライナ)

<フェザー級準決勝/5分3R>
工藤諒司(日本)
バッバ・ジェンキンス(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ダコタ・ディチェバ(英国)
ハスナ・ガバー(モロッコ)

<ライトヘビー級/5分3R>
シメオン・パウウェル(英国)
ジョアオ・パウロ・ファグンジス(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
スチュアート・オースチン(英国)
ソフィアン・ブキシュ(フランス)

<ライト級/5分3R>
オマール・フセイン(パレスチナ)
アレクサンドルス・チェヒシュコウス(ラトヴィア)

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BELLATOR Interview PFL2021#09 Special クリス・ウェード バッバ・ジェンキンス ブログ 青木真也

【Special】月刊、青木真也のこの一番:8月─その弐─ウェード ✖ジェンキンス「ハイブリット無限ループ」

【写真】 攻められ、返しがクリス・ウェードのハイブリットレスリング無限ループ(C)MMAPLANET

過去1カ月に行われたMMAの試合から青木真也が気になった試合をピックアップして語る当企画。

背景、技術、格闘技観──青木のMMA論で深く、そして広くMMAを愉しみたい。

青木が選んだ2021年8月の一番、第二弾は8月27日に行われたPFL2021#09 からクリス・ウェード✖バッバ・ジェンキンス戦について語らおう。


──青木選手が選ぶ8月の一番、2試合目は何になりますか。

「ウェード✖ジェンキンスですね。前にウェードがアルマン・オスパノフに勝った時、僕はウェードが来ると言ったけど高島さんは『ウェードはジェンキンスに勝てないだろう』っていう見立てだったじゃないですか」

──二の句が継げないです……いや、あれには理由がありました。ウェードがUFC時代にルスタン・ハビロフ戦イスラム・マカチェフ戦というチェチェンやダゲスタン、カーフカスのレスラーにレスリングで負けていたからで。

「いや普通に考えて、あのロシア人はめっちゃ強いですよ(笑)。それにあの時MMAレスリングだからって、僕が話したじゃないですか。覚えていますか」

──もちろん、覚えています。

「で、まさにその展開になったなって」

──いやぁMMAレスリングだからこそ、コーカサスのレスラーに勝てなかったウェードが、フォークスタイルレスリングでNCAAを制し、2度ランナーアップだったジェンキンスに勝てないと思ったわけです。

「MMAレスリングはとにかく上にいれば勝ちです。バックを取らせても、落とせば良い。ウェードはそこで上を取り返している。エドゥアルド・タレスって覚えています? 亀カードの」

──ハイ。タートルガードで極めさせない。ポジションも譲らない。でも、上になってもスイープ・ポイントが取れない柔術家です。

「あれと同じですよ、ウェードは。柔術ではポイントにならないけど、MMAならOKじゃないですか。中井さんが昔、柔術はひっくり返して点が入るけど、MMAは起こったこと……上を取れば点数。バックから落としても、ブリッジ返しでも。それをずっと言っていて、概念を指導するのが上手かったなぁって思います。

もう佐山さんですよね、その辺りも。ウェードに関しては、そのMMAの概念に則した動きを綺麗にしっかりとやり遂げたことが凄いと思いました」

──それをスクランブルというのであれば、それこそフォークスタイルの覇者が強いという風に捉えていました。そこは柔道出身ながら裸でケージレスリングを進化させ、実践してきた青木選手の臭覚と、ただ結果論を並べている自分の差ですね。

「いやぁ……あのギロチンを引っかけてリバーサルしたり、何だかんだと上を取るのはMMAにおけるレスリングですからね。ただ、こんなことをいうとウェードを上げて落としているのかってなりますけど、体格というのもあると思います。

ウェードはライト級から落としてきたのが、合っていた。そしてハブロフやマカチェフと比較すると、ジェンキンスはパワーがなかった。それで、あのハイブリットのループができるというのはあるかなと」

──ハイブリットのループ……ですか。

「ほら、北岡さんの試合を無限ループって呼んでいたじゃないですか。あれの動き合うバージョン。北岡さんは自分が無限に攻め続けるけど、ウェードはそのハイブリットレスリング・バージョンです。お互いに攻めて、動き続ける。攻められているようで、実はウェードのペースなのかもしれないです。

そういう意味いうとウェードが本当に嫌な相手は、昔でいうとシャオリンのようなバックコントロールがしっかりと強い選手でしょうね。ピタッと止められてしまう」

──そのシャオリンと同門だったマルコ・ロウロがノヴァウニオンを離れた後、ウェードと同じロングアイランドMMAに所属していたのも興味深いです。

「あぁ、マルコ・ロウロがしっかりと教えていたということですね。柔術も根づいていて。対して、ジェンキンスは良い形で入れないと、その力も半減するような感じでしたね。それにウェードは打撃が伸びている。これ、決勝が楽しみです」

──モヴィッド・ハイブラエフ、強いですねぇ。

「でも今回の試合と同じで、ウェードは抜群に相性が良いんじゃないかと思います。ハイブラエフはブレンダン・ラウネーンを相手にコントロール以上はなかった。ただラウネーンの打撃が強かったというところを見ないといけないですけど」

──この試合もそうだし、PFLの決勝とかもっと多くの日本のMMAファンに見てほしいですね。

「あんまり視てないのかな。そういえばPFLとBellatorが重なった時、選手なんかも『Bellatorを視ていました』っていう人が多かったです。試合が今、良いのはPFLなんだけどなぁ。決勝も女子ライト級は乗れないけど、ウェルター級とフェザー級は抜群に面白いと思います」

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MMA PFL PFL2021#09 クリス・ウェード ブレンダン・ラウネーン

【PFL2021#09】盤石のテイクダウン&コントロール、意味不明のスプリット判定もハイブラエフが決勝へ

<フェザー級準決勝/5分3R>
モヴィッド・ハイブラエフ(ロシア)
Def.2-1:30-27.29-28.28-29
ブレンダン・ラウネーン(英国)

ジリジリと前に出るラウネーンが右ロー、ハイブラエフがここにテイクダウンを合わせて上を取る。クローズドでパンチを下から打つラウネーンに対し、ハイブラエフもワキ腹と顔面を殴っていく。ラウネーンは体を起こしてパンチを続けるが、この姿勢が長くなると自然の摂理で上のハイブラエフが優位になる。

鉄槌、振りかぶったパンチを落とすハイブラエフに対し、ラウネーンはついに頭を抱えにいく。ケージ中央での試合は続き、ラウネーンは残り10秒で蹴り上げからスクランブルへ。ハイブラエフはダブルレッグでリフトアップしてスラム──ラウンドを明確に取った。

2R、ジャブから右ローを蹴ったハイブラエフだが、ラウネーンも得意のローを返す。ハイブラエフは左右のフックを空振りし、ラウネーンが左インサイドローを2度蹴る。ハイブラエフは右をヒットし、ダブルレッグのフェイクを見せる。さらにステップインして左フックを当てると、ラウネーンが目を気にしながらワンツーを返す。

ハイブラエフはダブルレッグでケージに押し込み、シングル、さらにアンクルピックからバックに回る。後方からヒザを腿に入れたハイブラエフは両足をフックも、すぐに着地する。続いてワンフックの状態で。ラウネーンが立ち上がりかかるとハイブラエフは左のパンチを入れる。引き込んだラウネーンに対し、強烈な勢いの左のパウンドを落としたハイブラエフがこの回も取った。

3R、ローにワンツーを入れたハイブラエフが、左に回り後ろ回し蹴りをかわす。ラウネーンはシングルレッグのフェイクに反応しつつ、右を伸ばす。ハイブラエフは左リードフック、左インサイドローを蹴られて、アッパーを打たれで動きが止まるシーンも。ラウネーンは、ここでラッシュををかけない。鼻から大量の流血が見えるハイブラエフは、再び右を被弾する。

ハイブラエフは左を当て、組みとの連携で右をラウネーンを顔面を打ちつけた直後にテイクダウンを決める。ケージを背負ってスクランブルに持ち込みたいラウネーンだが、ハイブラエフは強烈ボディロックからバックに回る。終了直前に前転したラウネーンだったが、ここから何も繋げることはできず時間に。

信じられないことにジャッジ1人がラウネーンにつけるが、ハイブラエフがスプリット判定勝ちで、クリス・ウェードとフェザー級ファイナルを戦うことが決まった。


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PFL PFL2021#09 Report クリス・ウェード バッバ・ジェンキンス ブログ

【PFL2021#09】クリス・ウェードという名のケージレスリング。上を取り切り、ジェンキンスを支配し快勝

<フェザー級準決勝/5分3R>
クリス・ウェード(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
バッバ・ジェンキンス(米国)

いきなり跳びヒザを見せたジェンキンスが、シングルレッグに出てボディロロックからテイクダウンを奪う。スクランブルをさせないジェンキンスは、バックに回りワンフックへ。ウェードが立ち上がり、ジェンキンスのバックコントロールが続く。ジェンキンスは正対するとシングルレッグで再び倒す。

ウェードのマルセロチンに対し、ジェンキンスは背中を自らつけてスピンアウト。立ち上がったところでウェードがダブルレッグでケージに押し込む。ヒザ裏に腕を通しリバーサル狙いのジェンキンスだが、ウェードはヒザをつけてシングル持ち上げ、前方に落とすと足を捌いてリバーサルに成功する。

結果、上四方で抑えたウェードがバックを伺うと、ジェンキンスは前方に落としつつサイドバックへ。ここでウェードが見事なクレイドルで上を奪い切り、レッグドラックで抑えパンチを落とした。

2R、サウスポーの構えから左ロー、オーソに戻して右ハイから後ろ回し蹴りを見せたウェードに対し、ジェンキンスが左ローを繰り出す。蹴りを多用するウェードに右を当てたジェンキンスがワンツーからダブルレッグへ。ボディロックにキムラ狙いのウェードが、がぶりからギロチンへスイッチする。さらにアナコンダに入ったウェードは下にならず、そのまま絞めていく。

腰をずらそうとするジェンキンスが、ヒザ立ちに。ギロチンにスイッチしたウェードは、ここもスピンアウトのジェンキンスのバックに回る。ワンフックでチョークに入ったウェードは、ジェンキンスの背中を伸ばしにかかる。ハーフと3/4マウント、そしてバックの中間にあるポジションでコントロールしたウェードが2Rも取った。

最終回、スイッチを繰り返すウェードがバック・ヒールキック、ジェンキンスは右を当てて組むとバックに回る。アンクルを取るウェードは、前方にジェンキンスを落とし足を捌きにかかる。結果、上を取りサイドで抑えたウェードがクルスフィックからパンチ、上四方に回りノースサウスチョークを狙う。

察知して動いた──いや、動かされたジェンキンスはバックを取られヒザを打たれる。ウェードは正対しダブルレッグへ。切ったジェンキンスがバックを伺う。ここで両足をフックしたジェンキンスだが、わきの下から後頭部を抱えたウェードが腰を上げて、前方に落としにかかる。背中をマットに着けるのは嫌がったジェンキンスだが、結果的にウェードにバックを取られる。

背中を伸ばされないよう、また腹ばいになるのも避けるジェンキンスは後方から殴られ、ケージを背負って前を向く。アームインギロチンで抱えたウェードは、背中を反って絞める。ジェンキンスはサムアップも、ウェードは左手のクラッチを解いて勝利をアピールし時間に。

ジャッジの1人が29-28をつけたが、ジェンキンスをドミネイトして完勝のウェードは「彼はD1オールアメリカンで、僕は州王者と皆に言われた。でも僕のD2のオールアメリカンなんだ。僕は世界中の誰ともレスリングできる。MMAでのスクランブルに僕のレスリングは使える。彼はクラシックならレスラーだから。フックヒールキックで、彼はダウン状態だったよね。145ポンドは最高だよ。あと一つ、レッツゴー!!」と話した。


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MMA PFL PFL2021#09 セザー・フェレイラ マールシン・ハムレット

【PFL2021#09】左ミドルを蹴った直後、フェレイラが太腿抑え絶叫。ハムレットが13秒でLH級決勝へ

<ライトヘビー級準決勝/5分3R>
マールシン・ハムレット(ノルウェー)
Def.1R分13秒by TKO
セザー・フェレイラ(ブラジル)

サウスポーのフェレイラに対し、ハムレットが右ミドルを蹴る。フェレイラも左ミドルーを蹴り返すが、右太腿を抑えて悲鳴を上げながら倒れこむ。パウンドの連打したハムレットがTKO勝ちでライトヘビー級ファイナル進出を決めた。


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MMA PFL PFL2021#09 アレハンドロ・フローレス カール・ディートン3世 キック ボクシング

【PFL2021#09】蹴りと腹打ち、顔面へのパンチがないフローレスがディートンにスプリット判定勝ち

<フェザー級/5分3R>
アレハンドロ・フローレス(メキシコ)
Def.2-1:29-18.29-18.28-29
カール・ディートン3世(米国)

距離を取り、左ジャブを伸ばすフローレス、ディートンが飛び込んで左フックを振るうのをかわす。右ローから関節蹴りを繰り出したフローレスの左ローが急所に入り、試合がストップ。すぐに再開され、ボディから左を受けてスリップ、姿勢を乱したディートンの立ち上がり際をフローレスが追いかける。ディートンの左フックにフローレスがヒザを合わせ、左ローを続けるが、ディートンの左フック&右ローを受ける。

ディートンは右を2発当て、フローレスは左ボディを入れスイッチする。すぐにオーソに戻したフローレスが左ローからボディ、ディートンが飛び込んで左を振るうも基本的に両者とも遠い距離で戦う。ここからフローレスが左ミドル、左ハイを連続で放ち、左ボディを入れて時間となった。

2R、フローレスが右ロー、左ジャブを伸ばす。スイッチを織り交ぜ、強烈な関節蹴りからボディを打ったフローレスに対し、ディートンもほぼ同じタイミングでボディを入れる。スイッチ左ハイ、そして左ローと蹴りを散らすフローレスが右ボディから左フックを被弾しダウンする。すぐに立ち上がったフローレスに対し、ディートンは攻め急ぐことはない。待つディートン、ダウンを喫したことでフローレスの攻めのリズムが変わったか。

ディートンのステップイン&ワンツーで、再び尻もちをついたフローレスがドタバタした動きになる。フローレスは飛び込んで左ミドルやハイを蹴るが、拳の攻撃が少ない。スイッチキックで跳びながら左前蹴りを顔面に入れたフローレス、最後も左ハイを見せたがラウンドを落とした。と同時に、ダメージを与えるという意味でディートンもダウン奪取後の攻めがもう少し欲しいラウンドだった。

最終回、跳びヒザを見せあった両者。ディートンが右ロー、フローレスの左フックをかわした直後に左ハイを受けそうになる。デカゴン中央でのキックボクシングが続き、まだ1度も組みがない試合はディートンが右ストレートを届かせる。パンチの距離ではガードが甘いフローレスが、遠い距離で蹴りを繰り出し右を狙う。ジャブが戻ってきたフローレスがスピニングバックフィストを空振りし、右ローを蹴る。

ディートンは徹底して待ちの試合運びから、一気に距離を詰めてワンツーを伸ばす。フローレスは左右のボディ、そこにディートンはカウンターを合わせようとする。フローレスは左右に回り、ここで初めてディートンがシングルに出る。切ったフローレスは飛び込んで左ミドル、さらに右ボディを入れる。ディートンの左リードフック、ジャンプしてからパンチを見せてタイムアップに。

蹴りのヒット数で上回ったフローレス。2Rにダウンを奪ったディートン──ジャッジは割れ、フローレスの手が挙げられた。


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PFL PFL2021#09 Preview アレハンドロ・フローレス カール・ディートン3世 ブログ

【PFL2021#09】2022年を睨み、一挙動の多角的ストライカー=フローレス✖殴り合い&TDのディートン3世

【写真】コンテンダーシリーズの時のようにヒザをたたえていなかったフローレス (C)PFL

27日(金・現地時間)にフロリダ州ハリウッドのセミノール・ハードロックホテル&カジノで開催されるPFL2021#09。フェザー級とライトヘビー級のプレーオフ大会のプレリミでは、2022年を睨んだニューフェイスの参戦が見られる。

ウェルター級のマゴメド・ウマラトフ、女子ライト級のアマンダ・レヴィ、プレーオフ大会のプレリミは単なる消化試合にあらず。次のシーズンへのトライアウトのような役割を果たしている。今大会で、このポジションで出場しているのがアレハンドロ・フローレスとカール・ディートン3世だ。


メキシコの第3の都市モントレイ出身のフローレスはテコンドーとムエタイの経験を元にMMAに転向し、Combate Americasでキャリアを積むと17勝2敗という戦績で昨年のコンテンダーシリーズに出場した。

ここでTitan FC暫定ライト級王者だったハファエル・アウベスのギロチンに敗れ、母国のローカルショーでキャリアの再構築を図り、2連勝後にPFL出場となった。MMAに多い一、二=イチ・ニのリズムでなく、イチという一挙動で上下、内外と攻撃を散らすことができるフローレスは、抜群のアウトボックスを駆使する。

(C)Zuffa/UFC

攻撃手段もパンチだけでなく蹴りを使え、拳と足が分断されておらず連動できるという部分でもストライカーとして長けている。

さらに、その動きを下がりながらできるフローレスはある意味、ただのストライカーでなく多角度で攻めることができる卓越したストライカーという見方もできる。

とはいえ対戦相手のディートンも、ボディ打ちが巧みで近距離で強気に戦える選手だ。ネイティブアメリカン=アニシナアベ族のディートンはなぜ、接近戦で真っ向勝負打撃ができるか──彼は打撃にテイクダウンを織り交ぜて戦うことができるからだ。MMAファイターとしての振り幅、引き出しの多さはディートンが上だ。

組のあるMMAに於いて、あれだけ多角的に連動した動きができるフローレスのようなファイターは稀だ。ただし、その流れがあることでテイクダウンを与える隙を与えることになるかもしれない。

フローレスの卓越した打撃が、真っ向勝負もできてスムーズにテイクダウンから寝技に移行できるディートンを相手に、選択肢の多い戦いの中で、芯を衝くことができるのか。MMAの妙が見られる──そして2022年シーズンの第一歩となるプレリミのフェザー級マッチに注目したい。

■視聴方法(予定)
8月28日(土・日本時間)
午前7時30分~Official Facebook

■PFL2021#09計量結果

<フェザー級準決勝/5分3R>
ブレンダン・ラウネーン: 145.8ポンド(66.13キロ)
モヴィッド・ハイブラエフ: 145.8ポンド(66.13キロ)

<フェザー級準決勝/5分3R>
クリス・ウェード: 145.6ポンド(66.04キロ)
バッバ・ジェンキンス: 146ポンド(66.22キロ)

<ライトヘビー級準決勝/5分3R>
エミリアーノ・ソルディ(アルゼンチン)
アントニオ・カルロス・ジュニオール(ブラジル)

<ライトヘビー級準決勝/5分3R>
セザー・フェレイラ(ブラジル)
マールシン・ハムレット(ノルウェー)

<フェザー級/5分3R>
シェイモン・モラエス: 146ポンド(66.22キロ)
ラジャー・ストヤディノビッチ: 145.6ポンド(66.04キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
クリス・カモージ(米国)
コリー・ヘンドリックス(米国)

<フェザー級/5分3R>
アントニー・ディジー: 145.6ポンド(66.04キロ)
ジェシー・スターン: 144.6ポンド(65.58キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジェイソン・ナイト: 145.8ポンド(66.13キロ)
ボビー・モフェット: 148.2ポンド(67.22キロ)

<フェザー級/5分3R>
アレハンドロ・フローレス: 145.6ポンド(66.04キロ)
カール・ディートン3世: 146ポンド(66.22キロ)

<ライト級/5分3R>
ジェイコブ・キルボーム: 154.4ポンド(70.03キロ)
ブランドン・ジェンキンス: 156ポンド(70.76キロ)

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【PFL2021#09】計量終了 ラウネーン「レガシーを残す」。ハイブラエフは亡き師ヌルマゴ父に勝利を誓う

【写真】結果を残しているラウネーン。ただし、実力未知数という評価はついて回っており、ハイブラエフ戦で力を示したいところだ (C)PFL

27日(金・現地時間)にフロリダ州ハリウッドのセミノール・ハードロックホテル&カジノで開催されるPFL2021#09の計量が、26日(木・同)に行われた。

フェザー級とライトヘビー級のプレーオフ=準決勝が行われる同大会。100万ドルまであと2勝となった選手に計量オーバーはなかった。メインで戦うブレンダン・ラウネーンとモヴィッド・ハイブラエフは、セレモニアル・フェイスオフで互いに頷きながら視線を譲らず、握手をすることなく壇上でインタビューを受けた。


レギュラーシーズンでは1位、しかし掛け率ではアンダードックのラウネーンは「シェイモン・モラエス戦で何が起こったか。ハイブラエフは素晴らしいレスラーだ。でも、僕はグレートMMAファイターなんだ。明日はウォーになる。3R戦うことを恐れていない。3Rが必要なら3Rを戦う。秒殺も3R判定勝ちも僕のキャリアにはある。ただ100万ドルを手にするんだよ。僕はレガシーを残す。イギリスとアイルランドを代表して。レッツゴー!!」と話した。

対してハイブラエフは「レガシーを残すことは、僕にとっても重要だと思っている。僕らはアブドゥルマナプ(ヌルマゴメドフ)を失った。でも彼は今でもダゲスタンにとって欠かせない。MMAの世界でダゲスタンが如何に力を持っているかを示す」と今は亡き師に勝利を誓った。

打撃が強いウェルラウンダーのラウネーンの総合力が、レスリング主体とはいえKOパワーも一本を取る力を持つハイブラエフの破壊力と圧力を制御することができるのか。その辺りが鍵となる準決勝第2試合だ。

フェザー級、もう1つの準決勝はバッバ・ジェンキンスとクリス・ウェードの同い年アメリカン・レスラー対決だ。フェースオフで、上を向いて何やら呟くジェンキンスに対し、冷めた表情でウェードが何から話しかける。

その後、正面を向いてのフォトセッションからエキサイトし始めたジェンキンスは、インタビューで「クリス・ウェードが俺より少しばかり大きいのは確かだ。この数日間、さらに自分を大きく見せようとしてきたけど、中身は俺の方が大きいことを知っている。コイツ、今も『神様は俺を助けない』って言ったんだ。お前が俺の何を知っている? そんなことをいうのはマナーがなっていない」と激しい口調で対戦相手を罵倒した。

対してウェードは冷笑を浮かべながら、「彼はね、昨日も同じことをしていた。上を向いて空を眺めて、ステアダウンが終わらない。だから『何の助けにもならないよ』って伝えたんだ。明日はただ僕と彼だけがケージの中にいる。それだけだよ」とインタビュアーに向けて返答していたが、ここでジェンキンスの方に視線を送る。

そして「僕と君しかいないんだ。ドアが閉められ、鍵がかけられる。君は僕と立ち合うんだよ。ここまでの努力をぶつけるから、ちゃんと受け止めなよ。明日は僕の方をちゃんと見ろ」と伝える表情は、非常に硬いモノに変わっていた。

フォークスタイルレスリングで磨いたテイクダウン防御力と、ジャブや蹴りで突き放すファイトから、一転突破のダブルレッグ──これがNCAA D1を制し、2度ランナーアップとなっているジェンキンスのMMAだ。

対してウェードはインタビューで話していたようにグレコや柔道を取り入れたテイクダウンを仕掛ける。とはいえ、その攻撃力とジェンキンスの防御力では後者の方が上回るだろう。そうなると、ウェードは結果を残してきた打撃の有効活用が欠かせない。正統派のソレではないが、間隙を突くウェードの打撃が効果的な攻撃になり得るか。打撃へのカウンターのテイクダウンに秀でているジェンキンスとの、距離とタイミング合戦になる。

■視聴方法(予定)
8月28日(土・日本時間)
午前7時30分~Official Facebook

■PFL2021#09計量結果

<フェザー級準決勝/5分3R>
ブレンダン・ラウネーン: 145.8ポンド(66.13キロ)
モヴィッド・ハイブラエフ: 145.8ポンド(66.13キロ)

<フェザー級準決勝/5分3R>
クリス・ウェード: 145.6ポンド(66.04キロ)
バッバ・ジェンキンス: 146ポンド(66.22キロ)

<ライトヘビー級準決勝/5分3R>
エミリアーノ・ソルディ(アルゼンチン)
アントニオ・カルロス・ジュニオール(ブラジル)

<ライトヘビー級準決勝/5分3R>
セザー・フェレイラ(ブラジル)
マールシン・ハムレット(ノルウェー)

<フェザー級/5分3R>
シェイモン・モラエス: 146ポンド(66.22キロ)
ラジャー・ストヤディノビッチ: 145.6ポンド(66.04キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
クリス・カモージ(米国)
コリー・ヘンドリックス(米国)

<フェザー級/5分3R>
アントニー・ディジー: 145.6ポンド(66.04キロ)
ジェシー・スターン: 144.6ポンド(65.58キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジェイソン・ナイト: 145.8ポンド(66.13キロ)
ボビー・モフェット: 148.2ポンド(67.22キロ)

<フェザー級/5分3R>
アレハンドロ・フロレス: 145.6ポンド(66.04キロ)
カール・ディートン3世: 146ポンド(66.22キロ)

<ライト級/5分3R>
ジェイコブ・キルボーム: 154.4ポンド(70.03キロ)
ブランドン・ジェンキンス: 156ポンド(70.76キロ)

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