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【EXFIGHT04】試合結果 世界を目指すタイマン=EXFIGHT Worldで河名、岩﨑、平山が光る

【写真】この力のこもったケージレスリング、いやケージグレコローマンは初回に和田レフェリーが、ブレイクを安易にかけなかったことで生まれた(C)MMAPLANET

27日(日)、東京都渋谷区のEXFIGHTでEXFIGHT04が開催され、LDH martial artsが手掛けるMMA大会で初めてプロマッチが4試合組まれた。

EXFIGHTのアママッチからプロにステップアップした選手、他団体でデビューした若い力、世界を目指せすファイターに軸を置き、夢の潰し合いとハードルとなるベテラン勢の対立軸──「どっちが強いんだ」が根底にあるマッチメイクは見応えのある試合が続いた。

特にメインの河名マストと狩野優の一戦は、気持ちの入った組み合いが続き──グレコ+打撃を15分続ける河名のタフネスぶりには驚かされた。

アマMMAにも鈴木崇矢、藤波勇飛というEXFIGHT勢が出場しており、現在放送中の格闘DREAMERSで──この試合の持つ意味が明らかにされるのか、注目だ。

EXFIGHT04
<フェザー級/5分3R>
○河名マスト(日本)3R
判定
詳細はコチラ
×狩野優(日本)
<ミドル級/5分3R>
○岩﨑大河(日本)1R1分11秒
KO
詳細はコチラ
×中井光義(日本)
<ライト級/5分3R>
○平山学(日本)3R
判定
詳細はコチラ
×芳賀ビラル海(日本)
<ウェルター級/5分3R>
○エフェヴィガ雄志(日本)1R1分10秒
KO
詳細はコチラ
×岡澤弘太(日本)
<アマ・バンタム級/5分2R>
○鈴木崇矢(日本)2R2分04秒
TKO
詳細はコチラ
×藤谷敦史(日本)
<アマ・ウェルター級/5分2R>
○藤波勇飛(日本)1R3分36秒
KO
詳細はコチラ
×阿部光太(日本)
<アマ・バンタム級/5分2R>
○水戸邉荘大(日本)2R
判定
×須藤晃大(日本)
<アマ・フェザー級/5分2R>
○前田荘吉(日本)2R
判定
×高木徳三(日本)
<アマ・フェザー級/5分2R>
○田村峻大(日本)1R4分05秒
TKO
×菊西拓馬(日本)
<アマ・バンタム級/3分2R>
○梶田左京(日本)2R
判定
×梅原規祥(日本)
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EXFIGHT04 MMA MMAPLANET o キック 中井光義 岩﨑大河

【EXFIGHT04】岩﨑大河が中井光義を右ハイからの右ショートでKOし、POUNDSTORM出場をアピール

<ミドル級/5分3R>
岩﨑大河(日本)
Def.1R1分11秒 by KO
中井光義(日本)

岩﨑が左ミドルで先制、さらに回りながら左ローと左ミドルを当てていく。距離を詰める中井を左の前蹴りで止めた岩﨑は、右ハイキックで相手をグラつかせる。すぐさま左前蹴りで追撃した岩﨑は右クロスでダウンを奪い、そのままパウンドアウトした。

これで3試合連続の1ラウンドKO勝利となった岩﨑は、4月24日に両国国技館で開催されるPOUNDSTORM出場をアピールした。


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【EXFIGHT04】中井光義と戦う岩﨑大河「テーマは岩﨑大河120パーセント。世界で戦える一歩を示す」

【写真】社会体育性のあるプロフェッショナルMMAファイター=岩﨑大河 (C)MMAPLANET

27日(日)、東京都渋谷区のEXFIGHTで開催されるEXFIGHT04に岩﨑大河が出場し、中井光義と戦う。2017年北斗旗体力別を制し、2020年に本格的にMMAに転向した岩﨑は、コロナ禍でアマチュアMMA大会が開かれない状況下、いきなりプロとしてMMAキャリアをスタートさせた。

その岩﨑がアマを越えたアマMMA大会と言われるEXFIGHT初のプロマッチ出場選手の1人となった。なぜ、このタイミングでEXFIGHTなのか。そして5月に開催予定の空道世界選手権出場を決心したのか──LDH martial arts契約選手だけでない、本気で世界を目指す漢がここにもいる。


──あと3日にEXFIGHTでの中井光義が迫ってきました(※取材は24日に行われた)。EXFIGHTに出場を決めた要因はどこにあったのでしょうか。

「本来は修斗の3月大会で外国人選手を招聘してもらうという話があったのですが、オミクロン株が発生して。1月の中旬に加藤(清尚)先輩から、EXFIGHTの件を聞いて。もう3月に外国人は呼べないだろうと思って、出させてもらうことになりました。試合ができる──そこを最優先した方が良いと判断しました。確実に試合があるところで戦おうと。

話を頂いた時、EXFIGHTはTRIBEの(エフェヴィガ)雄志さんが出ているので、プロとアマチュアの間の選手が戦う大会……自分の評価もそういう風なのかとちょっと落ち込んだのですが、すぐにプロの試合だと分かって良かったです(笑)」

──もともとアマからMMAを始めたかった岩﨑選手はコロナでアマ大会がなく、TTFCのプロからMMAキャリアをスタートさせました。対して1年後にはあの規模のアマ大会がある。大きな違いかと。

「EXFIGHTはアマチュアの大会なのに、凄いと感じていました。だから今回もアマの試合でも選手として、人に知ってもらえる機会なので出ようとは思っていました。それに普通に見ていて、プロでやっていける選手が多くで出ていますしね。これ、本当にファイトマネーがないのかって(笑)」

──アハハハ。EXFIGHTは若い選手が世界に出ていくための一歩。4月にPOUNDSTROMもあります。

「結果としてですが、出ることができれば2月、4月と良い間隔で試合ができます。ならば出場を目指さないといけないと思っています」

──ミドル級は層が薄いので、一つの大会に留まるとすぐに相手がいなくなってしまいます。その辺りでどのようにキャリアアップを考えていますか。

「4月から外国人を呼べるという風にも聞いていますし、そうなるのであれば2月、4月と勝てば7戦7勝になるので、国内で外国人を招聘してもらえる状況で国際戦を経験する。そこで外国人にも勝てるということを見せて、海外で試合をしたいです」

──なるほど、うまくいけば9勝0敗へ海外へと。

「ハイ。呼ばれるようになって、外国人と戦っていきたいです」

──そのなかで5月の空道世界大会出場を狙っています。

「空道の時から外国人選手との試合にどちらかというと苦手意識がありました。勝ってもパッとしない。負ける時は完敗で。だからこそ外国人と戦う経験が必要です。それが空道だとMMAのように5分3Rでなく、3分1R戦で思い切り攻めてきます。あの場でロシア人に勝つことは、自分にとって大きな自信になります。ロシア系の選手とやり合えると、気持ちとしてアドバンテージになるかと思います」

──そのためには予選というべき、全日本体重別が1月に予定されていましたが、コロナで中止になりました。そもそもMMAを2年間戦ってきて、空道のルールにすぐ適応できるものなのでしょうか。

「そうですね。MMAに専念することで空道の戦いを忘れるとか、そういうことでなく格闘家、MMAファイター、空道の人間としてアップデートしているつもりでいます。空道で学んだことはMMAでアップデートし、MMAでやってきたことも空道で強くなることに通じています。それを最初の頃、忘れていたので……今は、MMAでも空道でやってきたことを使って戦えるようになっています。

MMAで空道をやれば良い。空道でMMAをやれば良い。そういう風に自分の目指す方向性は一つになっています」

──いやぁ、MMAファイターが空道の世界大会に出てロシア人と戦いたい。浪漫ですね。しかも、予選があるわけですよね。

「ハイ。選考会があって、そこで勝たないと世界大会には出られないです」

──やっぱり良い意味でバカですよ。バカだから魅力があるというか。

「アハハハ。空道でロシア人選手と戦うと、本当に疲弊が激しいんです。翌日に延々と眠り続けるとか。その経験こそ、MMAで生きると思っています。自分は……上手くやって強くなるのでなくて、言葉に言い表せないのですが、そいうやって……自分流の強くなり方を追求したいです」

──そんな2022年のスタート、どのような試合をしたいと考えていますか。レコード的には絶対に有利と思われる試合です。

「今回は自分のなかのテーマは、岩﨑大河120パーセントです。相手に何もさせないとかでなく、ただ自分がやって終わる。そういう風な試合にしようと思っています。技術的に進化して、それを肌身で感じることができています。自分の中で距離の設定もできてきました。組みが合っても……というか、相手は組んでくることが多いので、その対応の仕方も頭のなかでデキています。

ミドルを蹴って、組みついて倒す。それが岩﨑大河のMMAだと思われていると思いますが、ちょっと違うことをしようと思っています。岩﨑大河が世界で戦える、その一歩を示します」

■視聴方法(予定)
2月27日(日)
午後6時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■ EXFIGHT04対戦カード

<フェザー級/5分3R>
狩野優(日本)
河名マスト(日本)

<ミドル級/5分3R>
岩﨑大河(日本)
中井光義(日本)

<ライト級/5分3R>
芳賀ビラル海(日本)
平山学(日本)

<ウェルター級/5分3R>※当日計量
エフェヴィガ雄志(日本)
岡澤弘太(日本)

<アマ・バンタム級/5分2R>※シンガード無、前日計量
鈴木崇矢(日本)
藤谷敦史(日本)

<アマ・ウェルター級/5分2R>
藤波勇翔(日本)
阿部光太(日本)

<アマ・バンタム級/5分2R>
須藤晃大(日本)
水戸邉荘大(日本)

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【EXFIGHT04】メインで河名マストと対戦、狩野優「自分の戦い……MMAというモノを見てほしい」

【写真】語彙は決して多くない。しかし、気持ちがこもった言葉が聞かれた (C)MMAPLANET

27日(日)、東京都渋谷区のEXFIGHTで開催されるEXFIGHT04のメインで狩野優が川名マストと対戦する。

2020年にプロMMAデビュー、パンクラス・フェザー級で確かな結果を残してきた狩野がフェザー級挑戦者決定戦が行わるパンクラスの裏を行き、EXFIGHT出場を決めた。その裏にある覚悟と自負を尋ねた。


──EXFIGHTでの河名マスト戦まで1週間を切りました(※取材は23日に行われた)。今の調子はいかがですか。

「いつも通りです。普通というか、良い感じというか……。あのうMMAPLANETの記事で戦績が4勝1敗で、ネオブラのフェザー級優勝と書いてあるんですが、戦績は5勝1敗でネオブラはライト級で優勝したので、そこは訂正してもらえると……」

──あぁ、申し訳ないです。すぐに訂正するようにします。2020年6月のTTFCでデビュー、キャリア5勝1敗の狩野選手がMMAを始めたきっかけを教えてください。

「小学1年生ぐらいの時からPRIDEとかHERO’Sをリアルタイムで見ていて、家の近くにジムがあって父親に『やってみないか』といわれたのがきっかけです。キッズだったので、練習はマット運動とか技を教えてもらう子供ができる範囲でしたけど、楽しかったです。あのマット運動で運動神経が養われたかもしれないですし、とにかく見ているのも、やるのもMMAは楽しかったです」

──中学、高校と進み部活動の方は?

「基本、MMAだけをやっていました。高1からTRIBEに入門して」

──では、もう7年ほどTRIBEで練習しているのですね。TRIBEでMMAをやろうと思ったのは?

「日本で一番強いから、強くなれると思って入りました。高校の間はいつかプロになれればという感じで練習していたのですが、大学になって同い年の川北(晏生)選手とかが出てきて、抜かされたくなかったので真面目にやろうと……それがプロになる決め手になりました。今大学4年ですけど、このまま就職はせず格闘技をやっていきます」

──これまでパンクラスでキャリアを積んできて、今回EXFIGHTで河名マスト選手と戦います。ここでEXFIGHTという選択をした理由を教えてもらえますか。

「まぁ……あの分かってもらえると思うんですけど、ランキングの上がり方とか自分だけおかしくて……。自分の順位だけずっと変わらないので、こっちの方がチャンスがあると思いました」

──ランキングに不満を感じていたわけですね。

「はい、ずっとそうですね。実際問題、そうじゃないですか。どう思われますか?」

──選手はランキングを意識しているかもしれないですが、私自身はランキングは気にしないです。それよりも、試合を見た印象の方を大切にしています。パンクラスも修斗も現状はフィーダーショーで、チャンピオンや上位選手が抜けていくので。ただ、狩野選手に関しては中田貴大選手に勝利しているのに──という気持ちがあることは理解できます。

「それは常に思っています。実際、勝ってもランキングは上がらないので」

──その発言があること自体、相当な覚悟があるということですね。

「まぁ、そうですね」

──そのような気持ちで戦う、河名選手の印象は?

「これまで戦ってきた選手のなかでは、レスリングの実績もあり一番強いと思います」

──河名選手がレスリングからMMAに転向したのは、コロナでレスリングの練習ができないときにTRIBEのマットを借りて練習した。そして何かのきっかけミット打ちをして興味を持つようになったからと聞いています。河名選手とジムで顔を合わせたことはありましたか。

「いたかもしれないですけど、あまり覚えていないです。あの人かなっていう、レスリングの練習をしていた人はいましたけど」

──レスリングで高い実績を誇る河名選手と戦うことで、子供のころからMMAをやってきたという意地のようなモノはありますか。

「う~ん、用意された相手なので勝つ。普通にそういうことだと思っています。ただ河名選手のキャリアは凄いと思います。試合はやってみないと分からないですけど、レスリングのチャンピオンと戦うにはどうすれば良いのか、皆分かっていると思うので、そういう戦いをします」

──この試合、どのような狩野優を見せたいですか。

「寝技で勝っていること多いですけど、どっちもデキる。ただ、自分の戦い……MMAというモノを見てほしい。自分は強い選手とプロ練で組めていて、練習相手を見ても普通の選手で終わるようなことはないと思っているので」

──ではこの試合を含めて、選手としての目標を教えてください。

「EXFIGHTというチャンスを貰ったので、一戦、一戦を大切にしていきたいです。これを機にというわけじゃないですけど、戦う意味のある選手とやって目標はフェザー級で一番強い選手になることです。どこで戦いたいというのはないですが、自分の残してきた結果に合った選手と戦いたいです」

■視聴方法(予定)
2月27日(日)
午後6時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■ EXFIGHT04対戦カード

<フェザー級/5分3R>
狩野優(日本)
河名マスト(日本)

<ミドル級/5分3R>
岩﨑大河(日本)
中井光義(日本)

<ライト級/5分3R>
芳賀ビラル海(日本)
平山学(日本)

<ウェルター級/5分3R>※当日計量
エフェガヤニック雄志(日本)
岡澤弘太(日本)

<アマ・バンタム級/5分2R>※シンガード無、前日計量
鈴木崇矢(日本)
藤谷敦史(日本)

<アマ・ウェルター級/5分2R>
藤波勇翔(日本)
阿部光太(日本)

<アマ・バンタム級/5分2R>
須藤晃大(日本)
水戸邉荘大(日本)

<アマ・フェザー級/5分2R>
菊西拓馬(日本)
田村峻大(日本)

<アマ・バンタム級/3分2R>
梶田左京(日本)
梅原規祥(日本)

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【EXFIGHT04】キャリア30戦の岡澤弘太とプロ初陣、エフェヴィガ雄志「面白そうなことが始まる」

【写真】1999年10月19日、22歳。今は老人と接触する以外の部署の介護関係で働き、TRIBEでインストラクターをしながら、MMAを戦う(C)MMAPLANET

27日(日)、東京都渋谷区のEXFIGHTでEXFIGHT04が開催され、プロマッチ4試合が組まれている。そのなかの1試合に過去EXFIGHTで2勝を挙げたエフェヴィガ雄志がキャリア30戦の岡澤弘太とプロデビュー戦を戦う。

父がトーゴ人のエフェも昨日のインタビューで紹介した芳賀ビラル海と同様に、フィジカルの高さは間違いない。TRIBEで名だたる猛者に囲まれる日々、ポテンシャルの高さは街がないエフェに初インタビューを試みた。


──初めまして。今回、MMAPLANETで初インタビューとなるエフェ選手です。ルックスから想像できますが、アフリカンとのハイブリットですよね。

「ハイ、母が日本人で父が西アフリカにあるトーゴという小さな国の出身です。ガーナとかナイジェリアが近くにある国ですけど、僕は生まれも育ちも練馬です」

──そもそも論として、なぜMMAを始めたのでしょうか。

「2018年……今からほぼ4年前、高校を卒業する少し前から始めました。YouTubeとかでUFCの映像を見ていてやりたいと思ったのですが、ガッツリやってプロになるとかという気持ちはなかったです。ジムを調べるとTRIBEが近かったので入門しました。全然、所属選手とかも知らなくて、入ってからその凄さが分かりました(笑)」

──TRIBEに入門するまで、何か格闘技の経験は?

「小学校の6年間、週に1度習い事みたいに空道をやっていました。中学、高校とやっていなかったのですが、高校の部活が夏に終わって秋口からまた空道の道場に行くようになり、MMAを始めた頃はTRIBEと空道と同時に通っていました。2年前に関東大会で優勝して、名古屋で全国大会(体力別)があって。それぐらいまでですね──空道の稽古をしていたのは」

──そうなのですね。TRIBEには体力別で優勝経験もある岩﨑大河選手が練習していると思います。

「空道時代は存在として知っているというぐらいでした。僕は総本部に出稽古に行くこともなかったですし。岩﨑さんとはTRIBEで一緒になって、話すようになりました」

──岩﨑選手も参加しているであろうプロ練習に参加するようになったのは、いつ頃からでしょうか。

「去年の3月にアマ修斗のEXトーナメントで優勝してからです。しっかりとプロになりたいと思ったのは、コロナ禍が始まる直前ぐらいでした」

──プロ練習には長南さんから『参加して良いよ』という風に声を掛けられるのですか。

「いえその前からガツガツと練習するようになって、僕の方から長南さんに『プロになりたいです』と伝えました。『ハイ、練習してください』と」

──アハハハハ。長南さんらしいです。プロ練習になると、指導方針も厳しくなりましたか。

「プロ練に参加する前から、本気で練習するようになると長南さんの僕への接し方もそこを踏まえたように変わってはいました」

──とろこでエフェ選手はEXトーナメントで優勝しプロ昇格を果たしました。ただし、修斗でプロデビューしませんでした。

「修斗でデビューするつもりでした。でもウェルター級では、相手がいなくて。それで7月にNEXUSでプロデビューが決まっていたのですが、前日に陽性になってしまって……戦えなかったんです。それからも、やっぱり相手がなかなか見つからない状態が続きました」

──その結果が、10月のEXFIGHTで藤波勇飛選手とアマMMAで戦うことになったと。

「もともとジムの後輩の水戸邉(荘大)が出場予定で、長南さんから『相手もなかなか見つからないし、アマチュアだけど出るか』って言われて出ることを決めました」

──アマ修斗で優勝している実績があったからか、藤波選手との試合が組まれました。世界大会で銅メダルを獲得しているフリースタイル・レスラーです。

「決まったのは試合の前の週で。最初は経歴を知って少し焦りましたけど、MMAはそんなにやっていないことが分かって『大丈夫かな』ってなりましたね。MMAは壁もあるんで、工藤(諒司)さんも全然違うからって言ってくれて。レスリングで凄いからといって、異常な心配はしていなかったです。

ただ実際に戦ってみて、テイクダウンには全然抗えなかったです。倒されてからはパウンドもなくて、圧力はなかったですけど。倒すまでは凄かったですね」

──藤波選手にはレスリングの実績があり、修斗プロ昇格をしているエフェ選手との試合はABEMAのライブ中継もあり、アマの域を越えているという感じがしました。

「あの環境でやらせてもらったのは大きかったです。ABEMAの中継があって、たくさんの人に試合も視てもらえましたし。ただ試合はローブローで終わって、内容的にも相手のやろうとしている展開だったので、もうちょっとデキたかなと思っています」

──では12月のEXFIGHT03の有賀大悟選手との戦いは? 総合力という部分で完成度は藤波選手より高い選手でしたが、藤波戦で見せた打撃の圧力が落ちたかのように見えました。

「藤波選手は僕より体格的には小さくて、有賀選手は同じぐらいでムキムキだし力が強いかとイメージしていました。ただ組んでみたら、意外とそうでなくて『アレ? 力がない』と感じました。それでテイクダウンを奪えたのですが、そこからパスとかして動きを創りたかったですね。でもあの時にデキることがデキたので、12月の方が自己評価は高いです」

──きっと藤波選手との試合の圧力が凄まじかったので、打撃でいくのかと勝手に思ってしまっていたのだと思います。

「自分のスタイルが定まっていることはなくて、何が得意なのか探している最中ではあります。ただ、12月の試合は自分でも思った感じではなかったです。右ストレートを防ぐことはデキましたけど、あそこまで組みになるとは思っていなかったので。ただ打撃だけ、組みだけではなくて、打って良く、組んでも良いファイターになりたいです」

──そして、正真正銘のプロ初陣。対戦相手は岡澤弘太選手です。既に戦績は14勝11敗5分と30試合を戦っています。

「アハハハハ、結構なベテランですよね。そこは驚きましたが、EXFIGHTに2度出させてもらった結果、この試合が面白くなると組んでくれたのだからビビっているとかはないです。試練を与えてもらっている……それは期待してくれているということだから、素直に嬉しいです。戦績に差はあっても、格上の相手に挑むという心構えではなくて、同じ土俵……同じケージに立っているので、力の差を見せつけてしっかりとした勝ち方をしたいと思っています」

──この試合後は、どのようなキャリアアップを考えていますか。

「POUNDSTORMに出たいです。本当だったら修斗やネクサスで試合をしようと思っていたところで、これがあることは凄くラッキーです。面白そうなことが始まり、自分にもチャンスがあるので」

──MMAファイターとしての将来の目標は、どこに置いていますか。

「最終目標は分からないですが、海外で試合をしたいと思っています。日本ではウェルター級は層が薄いので、他を体験してみたいです。とりあえずは前日計量でもウェルター級でやっていこうと思っているので」

──では最後にMMAPLANETの読者の皆さんに、アピールをお願いします。

「前の試合から2カ月しか空いていないですけど、EXFIGHT02と03でも違う姿を見せられたと思います。なので、この2カ月でさらに進化した姿を見てほしいと思います」

──エフェ選手、今日はありがとうございました。ところで芳賀ビラル海選手が『キャラが被る』と言っていましたが(笑)。

「アハハハ。芳賀さんがそう言っていましたか。自分もそれは最初にEXFIGHTに出た時から感じていました(笑)。芳賀さんのことは意識しています」

■視聴方法(予定)
2月27日(日)
午後6時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■ EXFIGHT04対戦カード

<フェザー級/5分3R>
狩野優(日本)
河名マスト(日本)

<ミドル級/5分3R>
岩﨑大河(日本)
中井光義(日本)

<ライト級/5分3R>
芳賀ビラル海(日本)
平山学(日本)

<ウェルター級/5分3R>※当日計量
エフェガヤニック雄志(日本)
岡澤弘太(日本)

<アマ・バンタム級/5分2R>※シンガード無、前日計量
鈴木崇矢(日本)
藤谷敦史(日本)

<アマ・ウェルター級/5分2R>
藤波勇翔(日本)
阿部光太(日本)

<アマ・バンタム級/5分2R>
須藤晃大(日本)
水戸邉荘大(日本)

<アマ・フェザー級/5分2R>
菊西拓馬(日本)
田村峻大(日本)

<アマ・バンタム級/3分2R>
梶田左京(日本)
梅原規祥(日本)

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【EXFIGHT04】EXFIGHTプロマッチで、平山学と対戦──芳賀ビラル海「敬意をもってぶん殴ります」

【写真】さぁ、いよいよビラルがプロ初陣に。既にEXFIGHTにアママッチでポテンシャルの高さは見せている(C)MMAPLANET

27日(日)、東京都渋谷区のEXFIGHTでEXFIGHT04が開催され、初めてプロマッチ4試合が組まれる。

EXFIGHT勢のプロマッチ出場はなく、修斗、パンクラス、ネクサスで活躍してきたなかでEXFIHGTのアママッチからプロデビュー戦を迎えるのが、エフェヴィガ雄志と芳賀ビラル海の2選手だ。EXFIGHT02でMVP、EXFIGHT03ではDREAMERS=高木オーディン祥多を判定で破っているビラルは、日本拳法出身でアマ・パンを制している。

父がガーナ人、母が日本人の彼はガーナのフィジカルに、日本の心が宿った拳の持ち主、その丁寧過ぎるインタビューの受け答えもビラルの味だ。


──プロデビュー戦となる平山学選手との試合まで1週間です。

「減量がちゃんと上手くいけば、大丈夫かなと思っています」

──これまでEXFIGHTでは当日計量のウェルター級でしたが、今回は前日計量のライト級になります。

「そうなんです。ウェルター級だと3キロぐらいの減量だったのが、10キロ近く落とすことになります。なので今までとは食事の仕方とか、食べるモノの意識が変わり……ちょっと逆に下がりすぎて。それで食べ方を変えると、グッと戻ったりしてなかなか難しいです。

日本拳法は無差別ですし、前日計量も70.3キロも初めてで。でも面倒を見てくださっている黒部(三奈)さんやSASUKE選手がアドバイスを頂いていますし、現時点で74.5キロになっています(※取材は2月21日に行われた)。計画通り、それ以上に落とせています。水抜きはあまり多くしたくないので、予定通りです」

──プロファイトということで気持ちの違いはありますか。

「勝たないといけない、勝ちたいという気持ちはアマ時代も変わらないです。アマの時に勝負を甘くみていたわけでもないですし。ただ、スポンサーの方も増えて……自分を支援してくださる方が増えたということは、良い意味でプレッシャーではあります」

──EXFIGHTでプロデビューを迎えます。ここでプロになろうと思ったのは?

「POUNDSTORMに出場したいという気持ちがあったので、そこに繋がる試合がしたかったです。EXFIGHTで戦ってきたエフェ(ヴィガ雄志)君とか、POUNDSTORMに出るためにライバルになる選手もいるので、ここで出ておかないといけないと思いました」

──エフェヴィガ選手を意識していると?

「まぁ、エフェ君とは今は階級が違うのですが、前は同じだったので意識はしていますね。しかもキャラ被りもしているんで(笑)」

──アハハハ。

「そこが一番大切な部分なので(苦笑)」

──ビラル選手、エフェ選手、そしてジェイク・ウィルキンス選手、2022年J-MMA界の台風の目になるかと。

「あぁジェイクさんも、いるんですよねぇ(笑)。ジェイクさんとは一緒に練習したことがありますし、エフェ君も会場で話したり、インスタとかでメッセージのやりとるをしているんで。仲が比較的良いので直接戦う時は、ちょっと……というのはありますけど、戦わなくてもエフェ君とは比較はされると思っています」

──エフェ選手よりインパクトを残す。そのためにはどのような試合がしたいですか。

「この試合のために特別なことをするということはないのですが、自分らしさ──ビラルの味を出したいです。タフなファイトがしたいと思っていて、日本拳法ベースでMMAを始めた頃は荒々しくて、危険な技もたくさんやりました。それが僕のスタイルに近いと思うので、身体能力の高さを生かした荒々しいファイトがしたいです」

──EXFIGHT03では高木オーディン祥多選手からダウンを奪うだけでなく、柔道家にテイクダウンを仕掛けていきました。

「日本拳法時代は投げも使っていましたので、パンチだけに頼るのではなくて要所で投げ、テイクダウンはいきたいと思います。ただ拳法をやっている時から思っていたことがあって。拳法はポイント制なので軽い突きでも当たれば一本を取られることや、逆に絶対に効いている突きでも面金があったので、効き方が弱いということがありました。面金がなかったら絶対に効くと思っていたので、それが上手くMMAでは生きています。だからMMAではパンチがメインの武器になるのは必然だと思っています」

──対戦相手は平山選手。4勝11敗1分と負け越していますが、経験豊富な選手です。デビュー戦で15戦以上のキャリアがある選手と戦うことは、ほぼなかったかと思われます。

「嬉しい限りです。良いですよね、その方が自分も力が上がると思います。そこまで経験のある選手……中途半端というか、弱い相手を当てられてもしょうがないので、敬意をもってぶん殴りたいと思っています。それと過去の平山選手の試合を見ると、クローズドガードが得意なようなので、寝技になっても気をつけてパウンドを落としたいです」

──3R制に関しては?

「それは全く問題ないです。恐らく、3R全てを戦うことはないだろうし」

──では芳賀ビラル海とは、こんな選手だとPRしてください。

「これって言うのはないのですが、黙って見てもらえると僕の良さが分かると思うので楽しみにしてほしいです」

──『黙って見ておけ』。平本蓮選手と被りましたね(笑)。

「えぇ、ホントですか。ここも被っちゃいましたか(笑)。ちょっと、違うこと考えます」

──アハハハ。その返答も含めてビラル選手なので、このまま書かせて頂きます。

「なら、ちょっと格好良い風目に書いておいてください(笑)」

■視聴方法(予定)
2月27日(日)
午後6時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■ EXFIGHT04対戦カード

<フェザー級/5分3R>
狩野優(日本)
河名マスト(日本)

<ミドル級/5分3R>
岩﨑大河(日本)
中井光義(日本)

<ライト級/5分3R>
芳賀ビラル海(日本)
平山学(日本)

<ウェルター級/5分3R>※当日計量
エフェガヤニック雄志(日本)
岡澤弘太(日本)

<アマ・バンタム級/5分2R>※シンガード無、前日計量
鈴木崇矢(日本)
藤谷敦史(日本)

<アマ・ウェルター級/5分2R>
藤波勇翔(日本)
阿部光太(日本)

<アマ・バンタム級/5分2R>
須藤晃大(日本)
水戸邉荘大(日本)

<アマ・フェザー級/5分2R>
菊西拓馬(日本)
田村峻大(日本)

<アマ・バンタム級/3分2R>
梶田左京(日本)
梅原規祥(日本)

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【EXFIGHT04】初のプロマッチで狩野×マスト。岩﨑大河にビラル、エフェ出場。アマに鈴木崇矢&藤波

【写真】狩野×河名。EXFIGHTはJ-MMA版コンテンダーシリーズか、PFL Challenger Seriesか。いずれにしても、夢の潰し合いだ(C)MMAPLANET

15日(火)、LDH JAPANより27日(日)に東京都渋谷区のEXFIGHTジムで開催されるEXFIGHT04 「Road to POUNDSTROM」の対戦カードが発表された。

既報の通り、今大会ではEXFIGHT初のプロマッチが4試合組まれ、プロと遜色ない環境で行われるアマ6試合と計10試合が実施される。今回のプロマッチでも世界と伍するためのJ-MMAの未来系、髙谷裕之プレゼンツ・ガチ路線らしい試合が揃った。


5分✖3Rで行われるプロ4試合、メインは狩野優×河名マストのフェザー級戦だ。河名はLDHマーシャルアーツ契約下のEXFIGHTのエース=中村倫也と専修大レスリング部の同期で、2017年のU23世界選手権には揃って出場、中村がフリー61キロ、河名がグレコ59キロ級で優勝している。

奇しくも昨年7月に中村が修斗でプロMMAデビューを飾った日に、NEXUSで初めてMMAに挑んだ河名はジェイク・ウィルキンスのハイキックでカットし黒星を喫した。その時点でMMAの順応が十分でなかった河名だったが、10月のRoad to ONE、12月のNEXUS、そして1月の石渡伸太郎引退興行とグレコを生かした戦いで3連勝を飾っている。

11月にはUNRIVALEDでグラップリングマッチに出場しており、実に5カ月連続の実戦となる河名の相手は、2020年ネオブラ・フェザー級優勝の狩野が務めることとなった。

今を時めく?──ザ・リッチ──中田大貴戦の勝利を含め、キャリア4勝1敗の狩野、早熟ファイター達のタイトル戦線となりつつあるパンクラス・フェザー級戦線では、ベルトを視野に入れて戦っておかしくない位置にある。

河名は打撃、下になった時の対処など、これまでに戦っていた対戦相手より上回っていることが考えられる狩野に対し、グレコの組みに持ち込めるのか、また組み伏せることができるのか興味深い。

狩野がパンクラスからの出場なのに対して、直近の試合は修斗に出ていた岩﨑大河がセミで中井光義と相対する。

今年は空道の世界大会出場も視野に入れ、1月には北斗旗全日本空道体力別選手権出場を予定していた岩﨑だったが、オミクロン株によりコロナ感染が広がり大会が中止に。また修斗の国際戦復活の兆しも、一旦元通りの国内路線に切り替わったことも影響したのが、今大会参戦に舵が切られた。

対する中井は「キン肉マン」で知られるゆでたまごの作画担当である中井義則氏を父に持つプロレスラーで、MMA挑戦は2019年9月のDEEP浜松大会以来となる。現状5連敗中の中井との対戦、世界を目指すという公言してきた岩﨑のターゲットがPOUNDSTROMになったということなのか。

残りの2試合は昨年度のEXFIGHTで2勝を挙げ、既にプロ級という評価を受けた芳賀ビラル海とエフェガヤニック雄志が、それぞれ平山学、岡澤弘太とプロ初陣を戦う。

ビラルは日本拳法の名門、中央大学出身──全日本大会で準優勝の実績を持ち、昨年はアマ・パン全日本を制している。

日拳出身ということで豪腕がイメージされるが、豪腕である一方で組みが強いのがビラルの特徴だ。

EXFIGHT02でMVP、EXFIGHT03では2シーズン連続でLDH Fighter Battle Auditionにチャレンジ中のDREAMER=高木オーディン祥多に勝利している。そんなビラルと対戦する平山は、プロキャリアは12年目を迎えたが、4勝11敗と大きく負け越しており6年11月ぶりの勝利を目指す。

修斗EXトーナメント優勝でプロ昇格を決め、大道塾でも活躍してきたエフェヴィガ雄志は、EXFIGHT02で天才レスラーの異名を持ちLDHとの契約を目指す藤波勇飛のレスリングに屈せず、急所蹴りのアクシデントながらテクニカル判定勝ちを収めている。

12月大会ではIMMMAF世界大会の日本代表だった有賀大悟からも判定勝ちしたエフェの相手は、既にプロで30戦を経験している岡澤弘太が務める。

もう4年前になるが現DEEP暫定ライト級王者の大原樹里に勝利するなど、プロ15勝11敗5分という戦績の岡澤の立場でいえば「よくぞ受けた」というマッチアップだ。自らのMMA道を邁進するために、若者の夢を潰す──岡澤にとっても覚悟のEXFIGHT出場といえる。

またアママッチではDREAMERS02出演中の鈴木崇矢、藤波、須藤晃大というEXFIGHT勢が、それぞれ藤谷敦史、阿部光太、水戸邉荘大と戦うことも決まっている。

MMA王子=鈴木と戦う藤谷は2019年の全日本アマ修斗で表彰台には立てなかったが、プロ昇格を決めたプロシューターだ。プロ初陣では松根良太の愛弟子=南風原吉良斗にTKO負けを喫しており、E鈴木の噛ませ犬になるわけにいかない。

放送が始まったばかりの格闘技DREAMERSのシーズン2やEXFIGHT02のエフェ戦を見る限り、エスリングに頼る場面が目立ち、すんなりとMMAへのトランジッションが進んでいない風にも見える藤波。

プロ修斗で1勝を挙げている北岡悟の教え子=阿部を相手に、オーディション期間中にどれだけ成長できたか真価が問われる一戦となる。

LDHtとの契約を勝ち取るために戦うEXFIGHT勢はプロもアマも関係なく、常にサバイブが要求される厳しい戦いが待っているといえるだろう。

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