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MMA MMAPLANET o PFL PFL2022#10 シェイモン・モラエス マルロン・モラエス

【PFL2022#10】PFLで仕切り直しのマルロン・モラエス。2Rまで掌握も3Rにシェイモン・モラエスにKO負け

<バンタム級/5分3R>
シェイモン・モラエス(ブラジル)
Def.3R0分58秒by TKO
マルロン・モラエス(ブラジル)

モラエス対決、序盤の様子見のスタンドからマルロンがニータップで一気にテイクダウンを奪う。ハーフ&枕で抑えるマルロンが右のパンチを落とす。シェイモンはワキをさせず、頭を抱える形でパンチを継続的に被弾も、エビで尻をずらしケージを使って立ち上がる。ボディからフックのコンビのマルロンだが、シェイモンの右フックを被弾する。前蹴りに右を合わせたマルロンは、左ジャブの相打ちも上半身を振り、右オーバーハンドを決める。

左に回り距離を取り直したマルロンがワンツー、シェイモンは右で迎え撃つ。ジャブ後に左フックを決めたマルロンが、左オーバーハンド。空振りして姿勢を乱すが、すぐに立て直して初回が終わった。

2R、ジャブの相打ちから左フックを入れたマルロンが、右ストレートをヒットさせる。シェイモンもボディから顔面へのコンビを繰り出すも、右を見せたマルロンが組んでテイクダウンを決める。クローズドガードを取ったシェイモンが、動きが少ない展開にレフェリーに目をやりブレイクを要求する。マルロンは頭をつけて、時折り右のパンチを打ち、胸を合わせた状態から殴って足を一本抜く。こうなるとシェイモンはスクランブルを選択して試合はスタンドへ。

パンチを見せてレベルチェンジからダブルレッグで組みついたマルロンは、ワキを潜ってバックへ。シェイモンがキムラで防御して時間となった。

最終回、左リードフックを当てたマルロンが、左ジャブも打ち込む。パンチが粗くなったシェイモンだが左フックに左を合わせ、姿勢が乱れたマルロンにコンビの右も打ち込む。後方に倒されたマルロンは背中をつけた状態でディープハーフ狙いのように懸命に足を取りに行くが、顔面ががら空きで鉄槌の連打を受ける。

上体を起こしてシングルに出たマルロンをスプロールしたシェイモンが、パンチを重ねる。立ち上がろうとしたマルロンが、アッパーを被弾し前方に姿勢を乱すのを確認してレフェリーが試合を止めた。2Rまでを掌握し、動きも良かったマルロン・モラエスが右のカウンター一発で掴みかけた勝利を失った。シェイモン・モラエスは7年3カ月振りの再戦でリベンジを果たした。


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BELLATOR MMA MMAPLANET o PFL PFL2022#10 UFC   アスペン・ラッド アンテ・デリア オマリ・アクメドフ クリス・ウェード ケイラ・ハリソン サディボウ・シ シェイモン・モラエス ジェレミー・スティーブンス ジュリア・バッド スティービー・レイ ダコタ・ディチェバ ディラノ・テイラー ナタン・シュルチ バッバ・ジェンキンス ビアッジョ・アリ・ウォルシュ ブレンダン・ラウネーン マテウス・シェッフェウ マルロン・モラエス ラリッサ・パチェコ ロブ・ウィルキンソン

【PFL2022#10】計量終了 6階級のファイナルは全員パス。モラエス対決。バッド✖ラッドにも要注目

【写真】気が付けば16連勝が掛かっているケイラ・ハリソン。キャリアの初のタフファイトを経験することになるのか (C)PFL

25日(金・現地時間)、ニューヨーク州ニューヨークシティのMSG内Huluシアターで開催されるPFL2022#10 「Championships」の計量が行われた。

PFL2022年シーズン・フィナーレ、さすがに100万ドルが掛かった一戦で計量を失敗する選手はいなかった。


メインでキーラ・ハリソンと女子世界ライト級王座を賭けて戦うラリッサ・パチェコは「3度目の対戦、何も変わりなくクールに調整してきたわ。そして勝てる戦術がある。これまでと何が違うか? 月日も経ったし、過去の試合経験で私も変った。それを明日、見てもらう」と非常に落ち着いた様子でインタビューに答えていた。

一方、ケイラは「彼女は成長して違うファイターになった? う~~~~ん、私が彼女と試合をしたのは4試合目と6試合目とか7試合目で、10試合も前の話よ。彼女は成長していて然り、ただベストバージョンの彼女で来て欲しいわ。そしてベストバージョンの私と戦うのよ。彼女と叩き折ることだけを考えている。1分、一呼吸毎に攻めて。ゴールはKO、TKO、サブミッション。5R戦える準備はして来たけど、そんなに掛からない」と早口でまくし立てた。

コメインのフェザー級ファイナルに出場するバッバ・ジェンキンスとブレンダン・ラウネーンの両者。バッバ・ジェンキンスは「多くのお喋りとは別に、何もアクションはない。一方通行、ブレーキも踏まない。何を言われても気にしない。アイツをぶっ潰しに来たんだ。遊びはなし。この拳で持ち込んで、ただ優勝を目指して戦う」とややすわり気味の視線で、怖い空気感が醸し出していた。

対してブレンダン・ラウネーンは「僕らのこの2シーズンの結果を見てもらうと、この試合はただのストライカー✖グラップラーの試合に留まらないよ。クリス・ウェード、モヴィッド・ハイブラエフ、パット・ヒーリー、テイラー・ダイヤモンド、僕はずっとレスラーと戦ってきた。15年間、テイクダウンを狙い続けられてきた。それは明日も同じだろう。僕は成長してきた、世界を取る」とコメントしている。

ファイナル以外にもショーケースファイトとして、PFLの前身WSOFでバンタム級王者だったマルロン・モラエスが、フェザー級でそのバンタム級王座を賭けて戦ったシェイモン・モラエスと対戦。セレモニアル計量でマルロン・モラエスは、バンタム級時代とはフレームが違う姿を披露した。

また女子ライト級に出場していたジュリア・バッドが、フェザー級に戻してアスペン・ラッドと対戦する一番も見逃せない。

元Bellator世界女子フェザー級王者と元UFCタイトルコンテンダーの対決は、PFL女子フェザー級の扉を開ける一戦となるやもしれない。

■視聴方法(予定)
11月26日(土・日本時間)
午前7時30分~DAZN

■ PFL2022#10対戦カード

<女子ライト級決勝/5分5R>
ケイラ・ハリソン: 154.4ポンド(70.03キロ)
ラリッサ・パチェコ: 154.2ポンド(69.94キロ)

<フェザー級決勝/5分5R>
ブレンダン・ラウネーン: 144.8ポンド(65.68キロ)
バッバ・ジェンキンス: 145ポンド(65.77キロ)

<ヘビー級決勝/5分5R>
アンテ・デリア: 241.8ポンド(109.67キロ)
マテウス・シェッフェウ: 256.4ポンド(116.3キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
ジュリア・バッド: 146ポンド(66.22キロ)
アスペン・ラッド: 145.4ポンド(65.95キロ)

<ライト級決勝/5分5R>
スティービー・レイ: 154.6ポンド(70.12キロ)
オリヴィエ・オバメルシェ: 154.6ポンド(70.12キロ)

<ウェルター級決勝/5分5R>
ディラノ・テイラー: 169.4ポンド(76.83キロ)
サディボウ・シ: 169.6ポンド(76.92キロ)

<ライトヘビー級決勝/5分5R>
オマリ・アクメドフ: 202.8ポンド(91.98キロ)
ロブ・ウィルキンソン: 204.6ポンド(92.8キロ)

<フェザー級/5分3R>
シェイモン・モラエス: 145.8ポンド(66.13キロ)
マルロン・モラエス: 146ポンド(66.22キロ)

<ライト級/5分3R>
ナタン・シュルチ: 155.4ポンド(70.48キロ)
ジェレミー・スティーブンス: 155.8ポンド(70.66キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マゴメド・マゴメドケリモフ: 175.8ポンド(79.74キロ)
グレジソン・チバウ: 174.6ポンド(79.19キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ダコタ・ディチェバ: 125.6ポンド(56.97キロ)
キャサリン・コーロジンス: 125.2 ポンド(56.78キロ)

<ライト級/5分3R>
ビアッジョ・アリ・ウォルシュ: 154.8ポンド(70.21キロ)
トム・グレイサー: 154.8ポンド(70.21キロ)

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MMA MMAPLANET o PFL PFL2022#05 キック シェイモン・モラエス ブレンダン・ラウネーン ランス・パーマー

【PFL2022#05】ランス・パーマー、モラエスから意地の判定勝ちも――ラウネーンのトップ4が確定

<フェザー級/5分3R>
ランス・パーマー(米国)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
シェイモン・モラエス(ブラジル)

サウスポーのパーマーが左オーバーハンドから組み付いてバックに回ってテイクダウン。そのままバックマウントに入ろうとしたが、モラエスが上を向いてハーフガードを取る。ボディロックでパスをしたパーマーは、マウントに移行する。腰を押してヒップエスケープのモラエスは必死にハーフに戻す。背中を見せたモラエスを殴り、その背中をマットにつかせて再びマウントへに取ったパーマーが力強いパウンドを落とす。

ここもモラエスが必至に足を戻したが、パーマーのトップコントロールが続き圧倒的に支配した。とはいえこれでパーマーの6P奪取はなくなった。

2R、開始直後にダブルレッグでテイクダウンを奪ったパーマーは、スクランブルで立ち上がろうとするモラエスをボディロックで捕らえてケージに押し込む。モラエスは必死の形相でスタンドに戻り胸を合わせてヒザ蹴り、離れたパーマーが左を入れる。モラエスは右カーフ、動きが止まったパーマーに右を当ててハイキックを狙う。上下に蹴りを散らし、左オーバーハンドに右を合わせたモラエスだが、パーマーがここで魂のダブルレッグでテイクダウンを奪う。このままケージに押し込んだパーマーが、意地のコントロール状態でラウンドを終えた。

最終回、ここも左を振って組み付いたパーマーが、シングルに移行するがテイクダウンを即奪うことはできない。離れたパーマーは右にダブルを合わせてテイクダウンを決める。モラエスは背中をつけた状態で、ガードを取り下から殴る。

抑えきることができないパーマーは、間合いができるとここもダブルレッグで倒す。モラエスも一旦背中をつけるという流れになり、試合の大勢は見えてきたか。スクランブルでバックを取ったパーマーが両足をフック、体を捻って胸を合わせにきたモラエスの背中に張りつく。極めは許さないモラエスは、このままタイムアップを迎える。

パーマーが意地の判定勝ちも、両者が1勝1敗の3Pに留まり工藤に続き、ブレンダン・ラウネーンのプレーオフ進出が決まった。


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MMA MMAPLANET o PFL PFL2022#05   アレハンドロ・フローレス アンソニー・ペティス アンテ・デリア クリス・ウェード サバ・ボラギ シェイモン・モラエス スティービー・レイ デニス・ゴルソフ ハウシュ・マンフィオ バッバ・ジェンキンス ブルーノ・カッペローザ ブレンダン・ラウネーン ヘイナウド・エクソン ボストン・サルモン ランス・パーマー 工藤諒司

【PFL2022#05】計量終了 逆転トップ4へ、工藤が計量パス。進出済ペティスは、フィニッシュ必至のレイと

【写真】公式計量結果は145.4ポンド、モック計量では145.5は発表された工藤。正式結果とモック計量が読み上げられた体重が一致しない選手が数多く見られた……どういうこと?  ちなみに左が本計量で、右がセレモニアル計量時の工藤だ(C)PFL

23日(木・現地時間)、24日(金・同)にジョージア州アトランタのオーバータイム・エリート・アリーナで開催されるPFL2021#05の計量が行われた。

ヘビー級とフェザー級のレギュラーシーズン最終戦=2戦目は行われる今大会、当確マークが1人も出ていないフェザー級ではボストン・サルモンとサバ・ボラギが欠場し、ヘイナウド・エクソンとアゴ・フスキッチがライトチャンスをそれぞれバッバ・ジェンキンス、ブレンダン・ラウネーンと戦う。

クリス・ウェードはカイル・バチニアックと、アレハンドロ・フローレスは工藤諒司とのマッチアップ。さらシェイモン・モラエスはランス・パーマーと、全て3Pを持つ選手と0Pのファイターの顔合わせとなっている。


勝ち点を持っている組だが、フィニッシュ負けすると逆転され、判定勝ちの合計6Pでは他の4選手がフィニッシュ勝利すれば脱落という──究極のフィニッシュ必須対戦となっているフェザー級だ。

セレモニアル計量では、逆転トップ4入りを狙う工藤は一礼をして、ステージに登場。計量台の上でガッツポーズを取った。続いてカウボーイハットを被って現れたフローレスと、フェイスオフでは握手をガッチリと計3度かわし、それぞれ左右に分かれた。

フェザー級の選手にインタビューはなく、コメインでスティーブー・レイと対戦するアンソニー・ペティスが、モック計量とフェイスオフ後にインタビューを受けた。

既にペティスは6Pでプレーオフ進出を決めており、この試合でレイが3R2分30秒秒以内にフィニッシュ勝利すれば、現在4位の前年王者ハウシュ・マンフィオを弾き出して、4位でプレーオフ出場となる。

そのレイは「僕はいつだってフィニッシュを狙っているし、ここを勝ち抜ける。12分半以来に勝たないといけないけど、さっきも言ったようにどの試合もフィニッシュをしようと戦ってきた。そうやって勝てるよ」とインタビュー話した。

■視聴方法(予定)
6 月25 日(土・日本時間)
午前6時30分~DAZN

■PFL2022#05計量結果

<ヘビー級/5分3R>
ブルーノ・カッペローザ: 237.2ポンド(107.59キロ)
マテウス・シェッフェウ: 254ポンド(115.21キロ)

<ライト級/5分5R>
アンソニー・ペティス: 155.4ポンド(70.48キロ)
スティービー・レイ: 155.6ポンド(70.57キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ヒーナン・フェヘイラ: 261.2 ポンド(118.47キロ)
クリジソン・アブレウ: 258ポンド(117.02キロ)

<フェザー級/5分3R>
クリス・ウェード: 145.6ポンド(66.04キロ)
カイル・バチニアック: 145.8ポンド(66.13キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アンテ・デリア: 246.8ポンド(111.94キロ)
シェルトン・グレイブス: 265.6ポンド(120.47キロ)

<フェザー級/5分3R>
バッバ・ジェンキンス: 145.8ポンド(66.13キロ)
ヘイナウド・エクソン: 145.2ポンド(65.86キロ)

<ヘビー級/5分3R>
デニス・ゴルソフ: 244.2ポンド(110.76キロ)
モーリス・グリーン: 241.4ポンド(109.49キロ)

<フェザー級/5分3R>
ランス・パーマー: 145.8ポンド(66.13キロ)
シェイモン・モラエス: 145.6ポンド(66.04キロ)

<ヘビー級/5分3R>
サム・ケイ: 240ポンド(108.86キロ
ジュアン・アダムス: 266ポンド(120.65キロ)

<フェザー級/5分3R>
アレハンドロ・フローレス: 145.8ポンド(66.13キロ)
工藤諒司: 145.4ポンド(65.95キロ)

<フェザー級/5分3R>
ブレンダン・ラウネーン: 145.8ポンド(66.13キロ)
アゴ・フスキッチ: 145.4ポンド(65.95キロ)

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MMA MMAPLANET o PFL PFL2022#05 UFC アレハンドロ・フローレス クリス・ウェード サバ・ボラギ シェイモン・モラエス ハファエル・アウベス バッバ・ジェンキンス ブレンダン・ラウネーン ボストン・サルモン ランス・パーマー 工藤諒司

【PFL2022#05】プレーオフ進出へ、フィニッシュ必至の工藤諒司。十分に可能性のあるフローレス戦決定

【写真】乾坤一擲勝負となる──工藤のフローレス戦(C)PFL

26日(木・現地時間)、PFLが6月24日(金・同)にジョージア州アトランタのエリート・アリーナで開催するPFL2022#05の対戦カードを発表した。

ヘビー級とフェザー級の2巡目、レギュラーシーズン最終戦で工藤諒司がメキシコ人ファイターのアレハンドロ・フローレスと対戦することが決まった。


第1戦ではフィニッシュ決着がなかったフェザー級のランキングは以下の通り。

1位 3p シェイモン・モラエス
2位 3p アレハンドロ・フローレス
3位 3p クリス・ウェード
4位 3p バッバ・ジェンキンス
5位 3p ブレンダン・ラウネーン
6位 0p 工藤諒司
7位 0p カイル・バチニアック
8位 0p ランス・パーマー
9位 0p サバ・ボラギ
10位0p ボストン・サルモン

そして工藤✖フローレス以外のカードはラウネーン×サルモン、パーマー✖モラエス、ジェンキンス✖ボラギ、ウェード✖バチニアックとなっている。

つまり全5試合が3P獲得ファイターと0Pの顔合わせとなっており、現時点で全選手にトップ4入り=プレイオフ進出の可能性が残されている。とはいえ2連勝をすれば上位5選手は最低でも合計6Pとなるため、工藤をはじめ0Pファイターはボーナス獲得のフィニッシュが必要となってくる。

2連勝の可能性が高いのはウェード、ラウネーン、ジェンキンスの3選手で、首位モラエスが下り坂傾向の2度の世界王者パーマーとの一戦でどのような結果になるかで、ランキングの順位は大きく変動が見られることになる。

工藤の場合は1R勝利で6P、2R勝利で5P──準決勝へのボーダーは、やはりこの辺りと予想される。取らぬ狸の皮算用ではなく、プレイオフ進出のための戦術が必要となってくるだろう。

そんな工藤と対戦するフローレスはキャリア21勝3敗、テコンドーからムエタイを経てMMAに転じると、Combate Americasでキャリアを積んだ。その後フローレスは2020年のコンテンダーシリーズに挑み、Titan FC王者ハファエル・アウベスのギロチンに下りUFCとの契約を逃す。

そしてローカルショーで再起を果たし、昨年の10月にPFLデビュー戦の勝利で2022年シーズン参加を決め、初戦はボラギに判定勝ちを収めている。

上下と内と外を打ち分けるフローレスは、テンポよく戦っている際は拳と蹴りの動きが連動し、さらには一挙動で動くため予測が難しい打撃を使う。

と同時に蹴りの後など隙も見せるフローレスだけに、そこにパンチ、あるいはテイクダウンを工藤を見せてリズムを狂わせたい。そうなると蹴りは体重が浮き、パンチとの連動もストップ、特に力の伝わっていない高い位置への蹴りはテイクダウン、カウンターの両方で工藤の攻めるポイントになるだろう

フローレス戦はとにかく、フィニッシュ勝利しかない工藤。ならば前回のラウネーン戦のように初回にチャンスが訪れるなら全力でフィニッシュする姿勢を持ちたい。

テイクダウン狙い+パンチ、オーバーハンドのステップイン&ダブルレッグ、工藤はどちらも十分に取れるチャンスがある。第1試合出場予定ということもあり、できれば2Rまでのフィニッシュ──最低でも4P獲得という状態まで人事を尽くし──あとは他の試合結果次第、天命を待ちたい工藤だ。

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MMA MMAPLANET o ONE PFL PFL2022#02 RYO YouTube   シェイモン・モラエス バッバ・ジェンキンス ブルーノ・カッペローザ ブレンダン・ラウネーン 工藤諒司

『2022 PFL 2』試合結果/ハイライト動画

2022 PFL 2 results: Bruno Cappelozza picks up where he left off, pounds out Stuart Austin for TKO(MMAJunkie)
・Bruno Cappelozza def. Stuart Austin via TKO (punches) – Round 1, 4:24
・Chris Wade def. Lance Palmer via unanimous decision (30-27, 30-27, 29-28)
・Brendan Loughnane def. Ryoji Kudo via technical decision (29-28, 29-28, 29-28)
・Renan Ferreira def. Jamelle Jones via knockout (punches) – Round 1, 0:25
・Denis Goltsov def. Cody Goodale via TKO (punches) – Round 1, 3:20
・Ante Delija def. Matheus Scheffel via TKO (punches) – Round 2, 0:59
・Bubba Jenkins def. Kyle Bochniak via unanimous decision (29-28, 29-28, 29-28)
・Klidson Abreu def. Adam Keresh via unanimous decision (29-28, 30-27, 30-27)
・Sheymon Moraes def. Boston Salmon via unanimous decision (30-27, 30-27, 30-27)
・Alejandro Flores def. Saba Bolaghi via unanimous decision (30-27, 30-27, 29-28)


【PFL2022#02】工藤出場のフェザー級。まずはメキシコのフローレスが独レスラーのボラギを破る(MMAPLANET)

【PFL2022#02】シェイモン・モラエスが組み&ヒザでサルモンを削り、判定勝ち=3P獲得(MMAPLANET)

【PFL2022#02】2Rもバクニアックを圧倒のバッバ・ジェンキンス。逃げ切り勝利も目の負傷で暗雲……??(MMAPLANET)

【PFL2022#02】完全無欠のポイントアウト。用意周到マネージメントMMAで、ウェードがパーマーに完勝(MMAPLANET)

 4月28日にテキサス州アーリントンのEスポーツ・スタジアム・アーリントンで開催された『2022 PFL 2』の試合結果。今大会はヘビー級とフェザー級が行われ、ヘビー級はブルーノ・カッペローザ、ヘナン・フェレイラ、デニス・ゴルゾフらが勝利。フェザー級は工藤諒司がブレンダン・ラウネーンに判定負けしており、他にはクリス・ウェイド、ブバ・ジェンキンスらが勝利しています。



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MMA MMAPLANET o PFL PFL2022#02 シェイモン・モラエス ボストン・サルモン

【PFL2022#02】シェイモン・モラエスが組み&ヒザでサルモンを削り、判定勝ち=3P獲得

<フェザー級/5分3R>
シェイモン・モラエス(ブラジル)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ボストン・サルモン(米国)

サウスポーのサルモンが右ジャブを伸ばす。右の蹴りのフェイクを見せるモラエスに対し、サルモンが左ボディフック、前蹴りを入れてから左ストレートを決める。組んだモラエスがバックに回り、臀部にヒザを入れる。サルモンはクラッチを剥がそうとするが、バックを取られた状態が続く。2分が経過して胸を合わせたサルモンだが、ケージに押し込まれた状態が続く。両ワキを差し返し、ケージに押し込み返したサルモンだが小外刈りでテイクダウンを取られる。

尻もちから立ち上がったサルモンは、ボディにヒザを受けてからいなされヒザをつく。起き上り押し込み返したサルモンが離れ、試合は打撃戦へ。左フック、右ストレートをモラエスが決め、ヒザ蹴りにボディストレートを打ち込む。左を打ち返したサルモンは、ワンツーから組まれてケージを背負い、押し込み返したところで時間となった。

2R、左フックを入れたモラエス。サルモンが左ミドルを返す。ボディストレートを入れたモラエスが右を入れ、下がったサルモンのアッパーをかわす。左ミドルを決めたサルモンが左フック、モラエスの右にも左ボディから右ストレートをヒットさせる。ヒザから右を当てたサルモンは、下がったモラエスに組みつく。即、入れ替えてケージに押し込んだモラエスが首相撲からヒザをボディに連続に蹴り込む。首をコントロールし、ヒザ蹴りを続けボディを連打したモラエスは、離れてからも圧を掛けて組んでヒザを続ける。

さらにボディを殴り、右ミドルから右→左フックを入れたモラエスは攻め急がず、圧を掛けて右を伸ばす。サルモンも左ストレートを返すが、圧を受けて攻撃に威力がなくなる。モラエスは右ストレートを決め、ヒザ蹴りにもボディを打ってからスピニングバックフィストを狙うなど攻勢のまま最後の5分を迎えることとなった。

最終回、モラエスの左に左ミドルを入れたサルモンだが、直後に右ミドルを受ける。右を受けてスリップかバランスを崩したモラエスは組んでケージへ。2Rのようにヒザ蹴りと思いきや、ボディロック&小外掛けでテイクダウンを決める。ハーフで抑え、枕で圧力をかけパス狙いのモラエスが時間を上手く使う。Zハーフを越えていくモラエスは、スクランブルで立ち上がられても腰に乗せて投げを狙う。

ここは耐えたサルモンは、離れることに成功するが有効打を入れる機会もなく、組まれてヒザを腹に連打される。距離を取り直したモラエスは、ダブルレッグ狙いからボディロック&ヒザ蹴りへ。大内刈りにギロチンを合わせに行ったサルモンだが、頭を抜かれ試合終了となった。

結果、フルマークの判定勝ちを得たモラエスが3Pスタートとなった。


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MMA PFL PFL2021#04 Report シェイモン・モラエス

【PFL2021#04】2ラウンド終了1秒前、シェイモン・モラエスがキムラでスターンから一本勝ち

<146.8ポンド契約/5分3R>
シェイモン・モラエス(ブラジル)
Def.2R4分59秒by キムラ・アームロック
ジェシー・スターン(米国)

スターンの計量失敗で、既に3Pは手にしているモラエスがプレーオフ進出に向けボーナスポイントを獲得するための試合に臨む。デカゴンの中を取り、左ジャブを伸ばすモラエス。スターンは右に回るが手が出ない。モラエスは右カーフを蹴るが、直後にスターンがローのフェイクから足払いでていうダウンを奪う。

スターンはサイドで抑え、モラエスはエビからハーフに戻しキムラをセットする。自らの太腿を掴んで防いだスターンはブリッジにバックを狙う。背中を譲って立ち上がったモラエスに対し、スターンは胸を合わせてケージに押し込む。スターンの投げを耐えたモラエスが逆にヒップトスでテイクダウン。すぐに立ち上がったスターンがクリンチ&大内刈りで倒したところで初回が終わった。

2R、右ミドルを入れたモラエスが、ワンツーで前に出る。スターンの左の蹴りに右を合わせてダウンを奪ったモラエスが、ボディへのパウンドからスタンドに戻る。右オーバーハンド、アッパー、左ミドルで攻めたてるモラエスは、右ローからワンツーフックを繰り出す。クリンチを許さずジャブを差すモラエスが、左フックをヒット。さらに左ボディを入れたモラエスはボディを続ける。組まれてもヒザをボディに突き刺して離れたモラエスは、スターンのスイッチにも淡々と打撃を入れ続ける。

小外を切り、がぶったモラエスはリリースし右ローカーフ。右アッパー、ワンツーフック、右ハイと攻め続けたモラエスはラウンドの最後に10秒でテイクダウンを許すも、キムラでスイープしそのままタップを奪った。

モラエスはポイントを5とし、「みな、セミファイナルで会おう。俺は信じている」とカメラに向かったメッセージを送った。


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