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【UFN183】スプリットで一票が入ったフェルダーが首を傾げ、ドスアンジョスが手堅く判定勝ち

<ライト級/5分5R>
ハファエル・ドスアンジョス(ブラジル)
Def.2-1:50-45.50-45.47-48
ポール・フェルダー(米国)

5日前の代役出場、フェルダーが左ローを蹴る。ドスアンジョスの左エルボーに左フック、右を放つフェルダーが右ヒザへ。ドスアンジョスは左ミドル、左ハイ、そして左ストレートを繰り出す。フェルダーのスピニングバックフィストは空振りに、ドスアンジョスはダブルレッグを仕掛けケージに押し込んでテイクダウンを奪う。ケージを背負うように移動したフェルダーが立ち上がるが、ドスアンジョスはスタンドで肩固め、ヒザを入れてダブルレッグを再び仕掛ける。

切って離れたフェルダーが左から右を伸ばすと、ドスアンジョスが左を打ちこむ。続いて左ボディを受けたフェルダーはやや動きが落ち始めたか。左フック、ワンツー左、そして左ストレートを当てたドスアンジョスは、同時に組みを見せる展開のなかでケージに押し込まれる。体を入れ替えてがぶったドスアンジョスに対し、フェルダーはヒザをつく。起き上ったフェルダーの腹にヒザを入れ、左フックを打ち抜いたドスアンジョスが初回をリードした。

2R、左ミドルをブロックしたドスアンジョスは、直後にケージ押し込まれるがダブルにもテイクダウンを許さない。離れて右カーフを蹴ったフェルダーは、右を当てダブルレッグを再び切る。エルボーを打ち合い、距離を取った両者。ドスアンジョスがミドルを蹴り、左ストレートをヒットさせる。さらにワンツーを入れたドスアンジョスに対し、フェルダーが左右のヒジを打っていく。左ボディフックを打ち抜いたドスアンジョスが、またもダブルレッグ。小外でテイクダウンを決める。

立ち上がったフェルダーのバックに回り、ヒザで顔面を狙ったドスアンジョスは、フェルダーのキムラを防ぐと残り10秒で離れ、左ストレートをヒットした。

3R、右ミドルハイを蹴ったフェルダーが、左ローを2発から右ヒザを放つ。クリンチからダブルに切り替えたドスアンジョスは、離れて左ボディストレートから右を伸ばす。ここで組みついたフェルダーが、ケージに押し込みエルボーを狙う。このタイミングで離れた刹那、ダブルレッグを決めたドスアンジョスがフェルダーに背中をマットにつけさせる。

スクランブルで背中を譲りつつ、胸を合わせフェルダーが立ち上がる。押しつけてエルボー、離れて左を当てたドスアンジョスはワンツーを入れて、ここもダブルへ。とドスアンジョスは肩にフェルダーを乗せて、大きく持ち上げてスラムを決める。ハーフのフェルダーがキムラを防いだところで時間を迎えた。

4R、跳びヒザから右を当てたフェルダーは右ミドル、続いてワンツーフックを打ち込む。ダブルを切られたドスアンジョスは右アッパーを被弾する。ギアを上げたフェルダーに対し、ドスアンジョスが左ミドルを2発蹴り、ワンツーへ。パンチの交換のなかでダブル→クリンチのドスアンジョスは時間を使う。やがてフェルダーは首相撲でヒザを突きあげると、ドスアンジョスが離れる。パンチ、ヒザ、蹴りと手数を増やすフェルダーが、左フックにダブルレッグを合わせ、クリーンテイクダウンを奪う。ケージまで下がったドスアンジョスは頭を押して逃れると、バックに回り右で殴る。フェルダーが起き上り、ラウンド終了に。

最終回、左を打ち合った両者、ドスアンジョスをミドルに対し、フェルダーは右ローに続き、右ハイを繰り出す。ドスアンジョスはダブルを切られるが、次の打撃の交換のさなかにダブルレッグでドライブ、ケージ際へ。エルボーを当て、左ストレートをヒットしたドスアンジョスがすかさずダブルレッグでテイクダウンを決める。フェルダーはハーフに取り、ドスアンジョスはここでも時間をかけ肩固めへ。対処されても抑えていれば勝利が近づくドスアンジョスは鉄槌を落とし、パスから上四方で抑える。

体を捻り、シングルを狙いつつ亀になったフェルダーは、バックを譲って立ち上がる。自ら尻もちをついてテイクダウンを狙ったドスアンジョスだが、フェルダーは立ち上がってケージを背負う。最後の20秒で、ダブルレッグで尻もちをつかせたドスアンジョス、背中を見せたフェルダーにパンチを落としタイムアップを迎えた。

結果、48-47で自らの名前が先に呼ばれると首を傾げたフェルダーはスプリットで敗れたが、失うもののないメインイベンターを務め終えた。


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News UFC UFN ESPN+41 UFN183 ハファエル・ドスアンジョス ブログ ポール・フェルダー ランダ・マルコス 村田夏南子

【UFN183】計量終了 村田夏南子、計量クリア。メガトンの雄ロッキー・マルチネスと共に初勝利狙う

【写真】MMAでの実績は今大会に出場するストロー級選手でピカ一の村田。ここからオクタゴンで実績を積んでいく (C)Zuffa/UFC

13日(金・現地時間)、14日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN183:UFN on ESPN+41「Felder vs Dos Anjos」の計量が行われた。

今大会のメインはハファエル・ドスアンジョスとイスラム・マカチェフ戦が組まれていたが、6日前にマカチェフがぶどう球菌感染症で出場停止となり、翌日にはポール・フェルダーが代役出場を決めている。


これまでオフの時は190ポンド以上あったというフェルダーだが、このところはランでは10マイル、バイクだと50マイル、あるいは1.5マイルのスイムというようにスタミナ強化を図る生活を続けており170ポンドほどの体重をキープしていたという。

フェルダーはライト級王座を目指すためにキャッチウェイトでなくライト級での試合を了承し、しっかりと計量もパスしている。「未来を掴むためだ」と参戦し、体重を整えることができたフェルダーは、この時点ですでに勝者の称号を得られてもおかしくない。とはいえ彼が目指すベルトへの挑戦権獲得はドスアンジョスという対戦相手を考えると、減量以上にタフな道程と考えても良い。

日本からのデビュー戦を迎える村田夏南子も、問題なく計量をクリア。今大会にはケイ・ハンセン✖コリー・マッケナ戦がメインカード、プレリミでもアシュリー・ヨーダ✖ミランダ・グレンジャーという2試合のストロー級の試合が組まれている。

Invicta FC世界ストロー級王者、11勝1敗という実績と肩書も実績も他の5選手を凌駕している村田には、試合内容でも他を圧倒しストロー級ランキングを駆け上がるステップとしてほしい。

なおオープニングではDEEPメガトン級の雄ロッキー・マルチネスが出場、2度目のオクタゴンで初白星を目指す。今回の計量ではアブドゥル・ラザク、エリク・アンダース、ルイス・スモルカが体重オーバーとなっており、対戦相手にそれぞれファイトマネーの20パーセントが支払われキャッチウェイト戦として行われることが決まっている。

■視聴方法(予定)
11月15日(日・日本時間)
午前6時~UFC FIGHT PASS

■UFN183計量結果

<ライト級/5分5R>
ポール・フェルダー: 155.75ポンド(70.64キロ)
ハファエル・ドスアンジョス: 156ポンド(70.76キロ)

<ウェルター級/5分3R>
アブドゥル・ラザク: 172.5ポンド(78.24キロ)
ケイオス・ウィリアムス: 170ポンド(77.11キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ケイ・ハンセン: 115.5ポンド(52.38キロ)
コリー・マッケナ: 116ポンド(52.62キロ)

<ミドル級/5分3R>
アントニオ・アローヨ: 185.5ポンド(84.14キロ)
エリク・アンダース: 187.5ポンド(85.04キロ)

<195ポンド契約/5分3R>
ブレンダン・アレン: 193.5ポンド(87.77キロ)
ショーン・ストリックランド: 194.5ポンド(88.22キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
アシュリー・ヨーダ: 115.5ポンド(52.38キロ)
ミランダ・グレンジャー: 115.5ポンド(52.38キロ)

<ウェルター級/5分3R>
アレックス・モロノ: 170.5ポンド(77.34キロ)
リース・マッキー: 170.5ポンド(77.34キロ)

<バンタム級/5分3R>
ルイス・スモルカ: 139ポンド(63.04キロ)
ホセ・キニョネス: 135ポンド(61.24キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ランダ・マルコス: 116ポンド(52.62キロ)
村田夏南子: 115ポンド(52.16キロ)

<バンタム級/5分3R>
トニー・グレイブリー: 135.5ポンド(61.46キロ)
ジェラルド・ジ・フレイタス: 136ポンド(61.69キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ドンテイル・メイス: 262ポンド(118.84キロ)
ロッキー・マルチスネ: 244ポンド(110.67キロ)

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