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【Bellator265】計量終了 グレイシー・ファンダメタルMMA炸裂? ヘウソンの息子ハーラン出陣

【写真】なぜ、グレイシー達はMMAに挑戦し続けるのだろうか (C)

18日(土・現地時間)にカリフォルニア州サンノゼのSAPセンターで開催されるBellator265「Davis vs Romero」の計量が行われた。

Strikeforce時代からビッグショーが行われてきたスコット・コーカーのベースに、Bellatorが2年振りに戻ってきた。ヨエル・ロメロ✖フィル・デイヴィスがメインの今大会、全12試合中メインの女子フライ級でアレハンドラ・ララと対戦するディアナ・ベネットが4.2ポンドオーバー、キャッチウェイト戦で戦うことに。


10月から11月にかけてロンドン~フェニックス~モスクワ、そして11月のダブリンと大西洋を行き来するベラトール。ビッグショー前のハウスショー的なラインナップにメインカードでフェザー級GP敗退後、ライト級に転向して最後の挑戦を続けるジョージ・カラキャニャンが、同様にライト級転向で勝負を賭けるソウル・ロジャースと対戦する一番は楽しみだ。

またウェルター級にネイマン・グレイシーが出場する以外にも、プレリミのウェルター級でもハーラン・グレイシーがサークルケージ初陣を迎える。

父はヘウソン・グレイシー、IBJJF競技柔術ではなく護身を考えたエリオ系のグレイシーの次男に柔術の手ほどきを受けたハーラン、2007年10月以来13年11カ月振りのMMAとなる。

当然ハーランはMMA、いやバーリトゥードの戦い方を父に伝授るされてはいるが、現代MMAとは意が異なる身を守り、生き残るための術を身につけているという方が正しい書き記し方か。クローズドを取り、相手を攻めさせない。ただしスコアでは不利という戦いをハーランは躊躇なくしてきそうだ。

と同時に、ハーランはIBJJF競技柔術で外掛けの足関節で失格になったこともあり、グレイシー流のストレートフットフックの使い手でもある。2年前にF2Wに出場した時は、トレアドールパスから競技柔術ならアドバンが入るという展開を創っていたにも関わらず、なぜかレフェリー判定で敗れているハーランだが、グレイシー柔術のファンダメタルが現代MMAで蘇るのか──興味深い。

■視聴方法(予定)
8月19日(日・日本時間)
午前8時00分~Prelim :Bellator MMA YouTube Channel
午前11時~Main Card: Bellator MMA YouTube Channel

■ Bellator262計量結果

<ライトヘビー級/5分3R>
ヨエル・ロメロ: 205.4ポンド(93.16キロ)
フィル・デイヴィス: 206ポンド(93.44キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ネイマン・グレイシー: 170.6ポンド(77.38キロ)
マーク・レミンガー: 169.9ポンド(77.06キロ)

<女子フライ級/5分3R>
デアナ・ベネット: 129.2ポンド(58.6キロ)
アレハンドラ・ララ: 125.2 ポンド(56.78キロ)

<ライト級/5分3R>
ジョージ・カラキャニャン: 155.6ポンド(70.57キロ)
ソウル・ロジャース: 155.7ポンド(70.62キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
クリスチャン・エドワーズ: 204.3ポンド(92.66キロ)
ベン・パリッシュ: 205.6ポンド(93.25キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
グラント・ニール: 204.1ポンド(92.57キロ)
アレックス・ポリジィ: 204.9ポンド(92.94キロ)

<ミドル級/5分3R>
ハリド・ムルタザリエフ: 185.3ポンド(84.05キロ)
アンソニー・アダムス: 185.3ポンド(84.05キロ)

<175ポンド契約/5分3R>
アブラハム・ベイサ: 175ポンド(79.37キロ)
アルバート・ゴンザレス: 175ポンド(79.37キロ)

<バンタム級/5分3R>
ボビー・セロニオ2世: 135.4ポンド(61.41キロ)
エリン・ハンター: 135.9ポンド(61.64キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ハーラン・グレイシー: 171ポンド(77.56キロ)
シェーン・キーフ: 169.1ポンド(76.70キロ)

<フライ級/5分3R>
エドウィン・デロス・サントス: 125.3ポンド(56.83キロ)
ジョン・アダムス: 125.4ポンド(56.88キロ)

<130ポンド契約/5分3R>
ジェシー・デルガド: 129.5ポンド(58.74キロ)
ジョシュア・ディロン: 130ポンド(58.96キロ)

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BELLATOR Bellator265 MMA セルゲイ・ハリトーノフ チーク・カンゴ

【Bellator265】舐めててゴメンナサイ。カンゴ、ハリトーノフと死力を尽くした激闘の末RNCで一本勝ち

<ヘビー級/5分3R>
チーク・カンゴ(フランス)
Def.2R4分59秒by RNC
セルゲイ・ハリトーノフ(ロシア)

左ジャブを伸ばすハリトーノフに対し、カンゴがケージの前を構えを変えながら左右に移動する。ハリトーノフはローやボディを見せるが、パンチはジャブ止まりだ。カンゴは左ジャブを連続で見せて前に出ると、右をヒットさせる。再びケージを背負ったカンゴは右をブロックして、ジャブから右ストレートでケージ中央へ。カンゴもジャブを当てると、再びケージ際に下がり、ジャブに左ストレートをカウンターで放つ。

ハリトーノフは右アッパー、右ジャブを被弾して前に出るが、精度でカンゴが上回っている。それでもハリトーノフは打たれても下がることなく、前に出てジャブの差し合い、ワンツーとより積極的に試合を進めると、その左ジャブでカンゴが尻もちをつく。すぐに立ち上がったガンゴは、パンチの交換から間合を外したがハリトーノフが詰めて右アッパーを打ち込む。さらに右を被弾したカンゴは、背中を向け右ハイが右目をかすめる。この目を気にして、再び背中を見せたカンゴだったが時間に救われた。

2R開始直後に、カンゴは左ジャブに腰を落とす。勢いづいたハリトーノフは右ボディも、カンゴがテンカオから前に出て反撃へ。オーソで左ジャブ、右を見せたカンゴがダブルレッグへ。これを切ったハリトーノフが左を当て、右フックをヒットさせる。カンゴのダブルレッグは力がなく、切られてボディにフックを被弾。続くジャブの打ち合いから今度は、カンゴがワンツーで前に。

カンゴはすぐにケージ際に戻り、ジャブを受けながらテンカオへ。リードフックを打ち合い、近い距離で打撃戦を続ける両者。ハリトーノフはボディから顔面と攻撃を散らし、カンゴは蹴りを交えジャブを当てる。さらにヒザを見せたカンゴがジャブから、右を打ち込む。続くコンビを効かされたハリトーノフは、ケージに押し込まれ後方からのパンチを纏められる。さらにカンゴは首相撲&ヒザ蹴りの連打で追い込むと、ダブルレッグでテイクダウンを決める。

ハーフのハリトーノフはエルボー、パンチを連打されマウントから鉄槌の連打に背中を見せ──ついにRNCにタップ。ラウンド終了のゴングと直前の一本負けとなった。

カンゴは一本勝ちも、暫らく立ち上がることができないほど疲弊──根性の一本勝ちを、予想をはるかに上回る好勝負&激闘の末に手にした。


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BELLATOR Bellator265 MMA ダンテ・スキーロ ローガン・ストーレー

【Bellator265】まさかのスプリット判定勝ちに、ストーレーが手を合わせてファンに詫びる

<ウェルター級/5分3R>
ローガン・ストーレー(米国)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
ダンテ・スキーロ(米国)

すぐにダブルレッグを仕掛けたストーレーは、スクランブルでボディロックから自ら背中をつけての回転移動で上を取り切る。ストーレーはサイドで抑え、スキーロがガードに戻しバタフライスイープを狙う。スキーロはもう1度右足を抜かれたが、バタフライからクローズドに戻す。ストーレーは再び右足、さらに左足も抜いてパスを決めるも、直後にスキーロがガードを取り直す。それでも下が続くスキーロは、スクランブルに持ち込まないと初回を落とすことは間違いない。

ここから1分、ストーレーのトップコントロールが続き、サイドバックで力強いパウンドを打っていく。スキーロはガードを取り直し下のままでラウンド終了を迎えた。

2R、右を振るって前に出たストーレーがシングルレッグから、アンクルピック。スキーロはケージを使って防御するが、ストーレーはバックに回ってから正対しダブルレッグへ。これも切ったスキーロは、ストーレーが投げでスリップした際にトップを伺うも、ストーレーは即シングルで上を取り切る。

ダブルアンダーフックとバタフライガードのスキーロは、背中をつかされるとヒールを狙う。直ちに体をツイストさせ、足を抜いたストーレーがサイドへ。スキーロはここも足を戻す。スキーロは手首を掴んでも、ハイガードにも移行できない。と、レフェリーが残り20秒でブレイクを命じるが、ストーレーがすぐに応じずスタンドに戻った時には10秒を切っており試合に影響はないブレイクとなった。

最終回、ストーレーが右前蹴り、左ミドルを蹴り、左右のフックを見せる。ストーレーは、ここでも右を振るって組みつくと即テイクダウンを決める。スクランブルでバックに回ったストーレーは、スキーロが正対するとケージに押し込み、離れることを許さない。右を差し返しにいったスキーロだが、ストーレーはシングルレッグにスイッチする。これをがぶったスキーロがエルボーを落とし、起き上ってからのダブルも切る。ならばとシングルに切り替えたストーレーが、ケージに押し込み続けて時間が過ぎる。

結果、スキーロは反撃の機会を与えられることなく、最後の20秒で肩や背中にエルボーを落とし、離れてワンツーを振るったところで時間となった。ジャッジは割れたが、自分への一票にもスキーロはそんなことはないという表情を浮かべ、ストーレーが勝者だと指さしていた。

そしてストーレーは「サウスダコタの皆に、このパフォーマンスを謝りたい。良い試合はできなかった。彼はバタフライガード、ケージを使ってディフェンスと良い仕事をした。僕はもっとできる。今日はそれができなかったけど、チャンピオンになりたいんだ」と話し、手を合わせて改めてファンに詫びた。


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BELLATOR Bellator265 MMA YouTube   アダム・ボリッチ ジェイジェイ・ウィルソン

【Bellator265】計量結果 マオリ・キッド、5.4ポンドオーバーでボリッチ戦消滅。ヘビー✖ミドルの荒業も

【写真】2試合連続、そしてこの体重オーバー分ではフェザー級で戦えないという烙印が押されても致しかたないジェイジェイ・ウィルソンの計量失敗だ (C)BELLATOR

19日(木・現地時間)、20日(金・同)にサウスダコタ州スーフォールズのサンフォード・ペンタゴンで開催されるBellator265「Kongo vs Kharitonov」の計量が行われた。

メインでチーク・カンゴ✖セルゲイ・ハリトーノフが組まれている今大会、一番の目玉カードだったジェイジェイ・ウィルソン✖アダム・ボリッチのフェザー級戦は。ウィルソンが150.4ポンドと5.4ポンドの大量オーバーで、試合が不成立となった。


経歴、試合スタイルでも要注目のウィルソンだが、前回の試合でも146.8ポンドオーバーと計量を失敗しキャッチウェイト戦でペドロ・カルバーリョを破っている。今回は5ポンド・オーバーで、プロとしてはあるまじき、減量失敗だ。

本計量時の様子を見る限り、ウィルソンはかなりしぼっており──胸筋なども目に見えて筋肉量が落ち、頬もこけまくっていた。残念ながらフェザー級は適正でないと判断されて致し方ない。ライト級転向を本格的に考える必要があるウィルソンの計量失敗だ。

またプレリミではケイン・チルズの欠場で、ヘビー級マッチに出場予定だったベイリー・ショーンフェルダーが225ポンド契約戦で、コーリー・モーゲンバーグと戦うことが決まった。モーゲンバーグは本来ミドル級でジェフ・ニールセンと戦うはずだったが、ニールセンのコロナ陽性で試合が宙に浮いてしまっていた選手だ。ヘビー級出場予定だったショーンフェルダーと、ミドル級出場予定だったモーゲンバーグの対戦は、試合数確保へ相当な荒業が用いられたといえる。

■視聴方法(予定)
8月14日(土・日本時間)
午前7時00分~Prelim :Bellator MMA YouTube Channel
午前10時~Main Card: Bellator MMA YouTube Channel

■Bellator265計量結果

<ヘビー級/5分3R>
チーク・カンゴ: 247ポンド(112.03キロ)
セルゲイ・ハリトーノフ: 264.8ポンド(120.11キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジェイジェイ・ウィルソン: 150.4ポンド(68.22キロ)
アダム・ボリッチ: 145.6ポンド(66.04キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ローガン・ストーリー: 170.4ポンド(77.29キロ)
ダンテ・シーロ: 170ポンド(77.11キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ビリー・スワンソン: 265.6ポンド(120.47キロ)
モルセーロ・ゴルム: 252ポンド(114.3キロ)

<140ポンド契約/5分3R>
ジョーネル・ルゴ: 137.4ポンド(62.22キロ)
キース・リー: 140ポンド(63.5キロ)

<ミドル級/5分3R>
ファビオ・アギラー: 184.6ポンド(83.73キロ)
テイラー・ジョンソン: 185.8ポンド(84.27キロ)

<ライト級/5分3R>
マイク・ハメル: 155.4ポンド(70.48キロ)
ブライス・ローガン: 155.8ポンド(70.66キロ)

<ウェルター級/5分3R>
アーチー・コルガン: 169ポンド(76.66キロ)
ベン・シモンズ: 170.4ポンド(77.29キロ)

<ミドル級/5分3R>
ドーン・ジョンソン: 185.6ポンド(84.18キロ)
ディヴェン・フィッシャー: 184.4ポンド(83.64キロ)

<225ポンド契約/5分3R>
ベイリー・ショーンフェルダー: 224ポンド(101.6キロ)
コーリー・モーゲンバーグ: 214.8ポンド(97.43キロ)

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AJ・マッキー BELLATOR Bellator265 MMA YouTube アダム・ボリッチ キック ジェイジェイ・ウィルソン ジェレミー・スティーブンス パトリシオ・フレイレ ボクシング

【Bellator265】ジェイジェイ・ウィルソン─02─「ピッチブルとライト級戦なら、AJはベルトを返上すべき」

【写真】絶対の自信をもって、アダム・ボリッチとの戦い臨むジェイジェイ(C)BELLATOR

20日(金・現地時間)にサウスダコタ州スーフォールズのサンフォード・ペンタゴンで開催されるBellator265「Kongo vs Kharitonov 」。同大会のコメインでアダム・ボリッチと対戦するジェイジェイ・ウィルソン・インタビュー後編。

波乱万丈の10代を母国ニュージーランドで過ごし、柔術世界王者になるためにカリフォルニアに移り住んだ無敗の新鋭はMMAを戦うことでファンダメンタル柔術を身につけた。

そしてレスリングコーチからノーギ柔道を習い、絶対の自信をもってボリッチ戦に挑む。

<ジェイジェイ・ウィルソン・インタビューPart.01はコチラから>

──米国のMMAファイターはレスリングは熟知していますが、柔道はそれほどでもないのが実情です。フローレス・コーチの存在はアドバンテージになるのではないですか。

「フリースタイル・レスリング、フォークスタイル・レスリングとともに、ノーギ柔道の練習を続けてきた。もちろん、僕のノーギ柔道を使ってレスラーとレスリングをしても勝てない。でも、MMAマッチだと柔道テクニックは凄く効果的だ」

──ケージ際で胸を合わせて組むことが多く、そこで柔道の足技を使う機会は多そうです。

「コーチは柔道スローの名前を教えてくれるけど、あんまり覚えられなくて(笑)。ケージを背負った相手には、小内刈りや大内刈りを多用している。アンダーフック、ダブルアンダーフックからとても有効だからね。足が外に出せる時は大外刈りも使う。

特に僕がケージを背にした時は大外刈り、エルボーが自由な時は内股だ。内股が好きなんだよね……でも大外刈りかな、MMAでクールなのは(笑)。実際に去年の1月にマリオ・ナヴァーロ戦で大内刈りを決めているからね」

──柔道スローのアドバンテージを持つジェイジェイですが、柔術、打撃、レスリングをミックスしてMMAファイターとスパーリングすることは?

「MMAのスパーリングはLAのブラックハウスに行ったり、サンディエゴでもスパーリング・パートナーを見つけることは難しくないよ。そしてアダム・ボリッチはレスリングを知っていても、柔道は知らないだろう。フットスイープの防ぎ方を知らないはずだ。彼にとって厳しい時間になるはずだ」

──そのボリッチは既にワールドGPで戦い、ランク的にも上にいます。

「素晴らしいキックボクサーだよ。そして僕もさっきも言ったように16歳の時からキックボクシングを戦ってきた。20戦以上戦い、15試合はプロファイトだった。

今もジェレミー・スティーブンスのコーチなんかとキックの練習を続けているし、過去2試合でのノックダウンを奪っている。とはいってもこの試合はMMAだ。ボリッチはレスリングや柔術は、そこまでの選手じゃない。だから、レスリングや柔術を避けてキックボクシング・マッチを戦いたがる。彼に試合の主導権を握らすことなく、グラップリングマッチに持ち込むよ。アダム・ボリッチの嫌がる試合展開に持ち込み、フィニッシュする」

──ジェイジェイがGP出場者に勝てる力があることは、ペドロ・カルバーリョをフィニッシュしたことで明らかとなっています。

「ペドロ・カルバーリョは僕の力を試す、最高のテストだった。そして最高のパフォーマンスを見せて、パウンドアウトできた。あの試合で前に進む自信をつけることができた。特にアダム・ボリッチと戦うことに対して、ね」

──ところでパトリシオ・フレイレ政権が終わり、AJ・マッキーがBellatorフェザー級戦線を統べる存在になっています。

「ピッチブルが今度、どうするのか分からない。ライト級に専念するのか、あるいは引退するのか。僕とアダム・ボリッチの試合は、ナンバーワン・コンテンダーを決める試合だ。僕は待たされるのが嫌いだから、この試合で勝ってAJに挑戦したい。

AJはまたピッチブルとライト級王座を賭けて戦うというのであれば、フェザー級のベルトは返上すべきだ」

──ではタイトル挑戦権を手にするために、どのような試合を金曜日の夜はしたいと思っていますか。

「僕がタイトルに挑戦するに値するファイターだと、皆に理解してもらえるようなデモンストレーションファイトをして、必ずボリッチを仕留める。

この試合は接戦にすらならない。ジェイジェイ・ウィルソンが、アダム・ボリッチより優れたファイターだと証明するための試合なんだ。そして、僕は世界一に値するファイターだと、見せつける。

ジェイジェイ・ウィリスが何者か、日本のMMAファンもそうだし、世界のMMAファンが知る試合になるから楽しみにしてほしい」

■視聴方法(予定)
8月14日(土・日本時間)
午前7時00分~Prelim :Bellator MMA YouTube Channel
午前10時~Main Card: Bellator MMA YouTube Channel

■ Bellator265対戦カード

<ヘビー級/5分3R>
チーク・カンゴ(フランス)
セルゲイ・ハリトーノフ(ロシア)

<フェザー級/5分3R>
ジェイジェイ・ウィルソン(ニュージーランド)
アダム・ボリッチ(ハンガリー)

<ウェルター級/5分3R>
ローガン・ストーリー(米国)
ダンテ・シーロ(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ケルヴィン・ティラー(米国)
モルセーロ・ゴルム(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
ファビオ・アギラー(ブラジル)
テイラー・ジョンソン(米国)

<ライト級/5分3R>
マイク・ハメル(米国)
ブライス・ローガン(米国)

<ウェルター級/5分3R>
アーチー・コルガン(米国)
ベン・シモンズ(米国)

<ミドル級/5分3R>
ドーン・ジョンソン(米国)
ディヴェン・フィッシャー(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ベイリー・ショーンフェルダー(米国)
ケヴィン・チルズ(米国)

<ミドル級/5分3R>
ジェフ・ニールセン(米国)
コーリー・モーゲンバーグ(米国)

2019年ノーギワールズ茶色ライト級3位

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【Bellator265】ボリッチ戦へ。”マオリキッド”ジェイジェイ・ウィルソンはグレイシーとノーギ柔道の融合体

【写真】こう見えてノーギワールズ2019の茶帯ライト級で3位になるなど、柔術でも実績を残しているジェイジェイ。アンディ・ムラサキともプロ柔術で対戦経験がある(C)BELLATOR

20日(金・現地時間)にサウスダコタ州スーフォールズのサンフォード・ペンタゴン で開催されるBellator265「Kongo vs Kharitonov 」。

イベント名にあるように同大会のメインは、ヘビー級のチーク・カンゴ✖セルゲイ・ハリトーノフだ。とはいえ、黄昏のヘビー級対決は米国のTV MMAファンの受けは良いかもしれないが、MMAファンであれば絶対的に興味の対象はフェザー級のジェイジェイ・ウィルキンス✖アダム・ボリッチになるに違いない。

ボリッチは既にフェザー級ワールドGPに参戦し、準々決勝で敗れたものの破壊力十分の打撃でAJ・マッキーJr時代のベラトール・フェザー級戦線で中軸を担うことが期待されている。

対してウィルソンは、MMAキャリア8勝で日本での知名度も正直高くない。しかし4月には同じくフェザー級ワールドGP出場者で、準々決勝でパトリシオ・フレイレの持つ世界王座に挑戦しているペドロ・カルバーリョを圧倒して、2R0分53秒でTKO勝ちを収めると、一気に注目されるようになった。

マオリ・キッドの異名を持つキウイMMAファイターに初インタビューを行うと、その格闘技キャリアは現代MMAを戦う新鋭とは思えない意外な要素が散りばめられていた。


──20日にアダム・ボリッチと対戦しますが、調子はいかがですか。

「これまで以上にやる気だよ。凄くエキサイティングな試合だし、皆をちょっと驚かせてやろうと思っている」

──MMAデビュー以来3年間で8連勝、負け無しで注目度がアップしているジェイジェイはマオリ・キッドの異名を持ち、ニュージーランド人ということですが、MMA戦績は全て米国で挙げたモノです。

「僕はニュージーランドで生まれ育ち、3年前から米国のサンディエゴに住むようになったんだ」

──だからMMAの試合は全て、米国で戦っているのですね。

「もともとMMAを始めたのはニュージーランドだよ。15歳の時に……えぇと、僕は言ってみれば問題児だった。悪ガキ仲間がポリスともめて、そのポリスの署長の勧めでジムで練習をするようになったんだ。そいつがちょっとしたフードを買って『一緒にジムに行くなら、金は要らない』って言うんだよ。ついていくとブラジリアン柔術のクラスだった。その1回の誘いで、僕は柔術は夢中になったんだ。

初日はビギナー柔術クラスで、凄く楽しかった。でも次の日はアドバンスド柔術クラスだったから、ジムの皆が『明日は来ない方が良い』と言ってきたんだ。うるせぇよと思って言うことは聞かなかった(笑)。以来、ジムを離れたことはない」

──アハハハハ。

「当時、僕はホームレスで住むところもなかったんだけど、7~8カ月と休むことなく練習を続けて、ジムで寝泊まりすることを許されるようになったんだ。それから3年ぐらいジムで寝起きしていたんだ」

──なんと、軽く振り返っていますが、なかなかタフな10代を過ごしていますね。ただ練習していたのは、柔術であってMMAではなかったのですか。

「ニュージーランドはキックボクシングの強豪国だ。15歳で柔術を始めて、16歳でキックの練習をするようになったよ。その2週間後にはもう試合に出ていた(笑)。柔術も続けていたし、キックに続いてレスリングの練習もするようになり、MMAを戦うようになったんだよ。全てニュージーランド・トップチームで、トレーニングしていたよ」

──では米国で移ったのは、MMAを戦うためですか。

「ノー。柔術の世界チャンピオンになるためさ。そのために僕はカリフォルニアに移り住んだんだ」

──柔術でムンジアル王者を!!

「ニュージーランドの柔術も成長しているけど、レベルは高くなかった。対して、ここカリフォルニアの柔術は最高レベルにある。今でもブラジルよりも上だと思う。サンディエゴではアリアンシ・サンディエゴのジョニー・ファリアに、本当に色々なことを学んだ」

──ジョニー・ファイア……ジョアオ・ファリアですね。競技柔術で世界チャンピオンを目指すということは、ダブルガードや50/50ゲーム、MMAとは違う寝技を磨くためにカリフォルニアに移ったと。

「そうだよ。デラヒーバ、ベリンボロ、リバースデラヒーバ、50/50を使うゲームが大好きだった。ニュージーランドでも数多くのアマチュアMMAで戦っていたし、IMMAFの世界大会にも出場しているけど、黒帯でワールドチャンピオンになるには、モダン柔術の修得は必須だし、全てを習得しようと練習に励んでいた。

そんな時にまたMMAで戦う機会が巡って来て、オールドスクール柔術を習うことになったんだ。トップ重視、相手を殴ることができるポジション、そして下になって殴られないガードワークをね。

ベリンボロはアメージングな技術だよ。ベリンボロからバックを取って、相手をフィニッシュできれば最高さ。でもMMAでそれは無理だ。MMAを戦うようになって、ファンダメンタル柔術の技術を習得することになったんだ」

──Vale Tudoに通じる柔術を今のアリアンシで学ぶことはできたのでしょうか。

「ジョニー・ファリアは、もともとフラヴィオ・ベーリンギの黒帯だよ」

──フラヴィオはエリオ・グレイシーの高弟です。

「そう。だからジョニーはグレイシー柔術の黒帯なんだ。グレイシー・ウマイタ系の道場を初めてサンディエゴに開いたのが、ジョニーだ。その後、ウマイタと決別してファービオ・サントスからジャカレ・カバウカンチと繋がって、アリアンシになったけど。

彼のファンダメンタル柔術は、今も凄く機能的でMMAにもの凄く適している。ジョニーはそういう柔術のマスターなんだ、8歳の時から練習してきたんだから」

──それは興味深いです。とはいえ、どれだけ柔術の基本を学んでも、今のMMAは打撃とレスリングが非常に大きな要素になっています。サンディエゴは多くのMMAのジムもありますが、MMAのトレーニングはどこで行っているのですか。

「全ての柔術の練習はアリアンシで行っている。そしてレスリングはジャスティン・フローレスに指導を受けているよ」

──ジャスティン・フローレスはロンダ・ラウジーの柔道コーチだった人物では?

「その通りだよ。ジャスティンは柔道の全米王者に3度なっていて、米国ナショナル・チームのヘッドコーチだったけど、実はレスリングでもネブラスカ大出身のD1レスラーでもあるんだ。そしてMMAではロンダだけでなく、キャット・ジンガーノ、ドミニク・クルーズ、ジェシカ・ペネの指導もしているよ」

──そうなのですか!! ジェイジェイのMMAキャリアは、興味深い話ばかりですね。

「アハハハハ。ジャスティンとは、もう3年ほどずっと練習してきた。彼との練習で、今やD1レスラーをテイクダウンできるようになったよ」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
8月14日(土・日本時間)
午前7時00分~Prelim :Bellator MMA YouTube Channel
午前10時~Main Card: Bellator MMA YouTube Channel

■ Bellator265対戦カード

<ヘビー級/5分3R>
チーク・カンゴ(フランス)
セルゲイ・ハリトーノフ(ロシア)

<フェザー級/5分3R>
ジェイジェイ・ウィルソン(ニュージーランド)
アダム・ボリッチ(ハンガリー)

<ウェルター級/5分3R>
ローガン・ストーリー(米国)
ダンテ・シーロ(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ケルヴィン・ティラー(米国)
モルセーロ・ゴルム(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
ファビオ・アギラー(ブラジル)
テイラー・ジョンソン(米国)

<ライト級/5分3R>
マイク・ハメル(米国)
ブライス・ローガン(米国)

<ウェルター級/5分3R>
アーチー・コルガン(米国)
ベン・シモンズ(米国)

<ミドル級/5分3R>
ドーン・ジョンソン(米国)
ディヴェン・フィッシャー(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ベイリー・ショーンフェルダー(米国)
ケヴィン・チルズ(米国)

<ミドル級/5分3R>
ジェフ・ニールセン(米国)
コーリー・モーゲンバーグ(米国)

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