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45 AB ARAMI MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase341 SARAMI YouTube   アキラ パンクラス 沙弥子 端貴代 重田ホノカ 雑賀ヤン坊達也

【Pancrase341】3階級のタイトル戦調印式 アキラ「何なら足もあります」。端貴代「格闘魂の底力」

【写真】3月31日は女子アトム&フライ、ライト級と3階級のタイトルマッチが組まれる(C)MMAPLANET

8日(木)、東京都新宿区のサンエービルで3月31日(日)に東京都立川市の立川ステージガーデンで開催されるPANCRASE 341の追加カードの記者会見及びタイトル戦調印式が2部制で行われた。
Text by Manabu Takashima

ここでは第一部に続き、アトム級クイーン・オブ・パンクラス決定戦=SARAMI✖沙弥子戦、ライト級KOPC=アキラ✖雑賀ヤン坊達也、フライ級QOPC=端貴代✖重田ホノカの3試合の調印式の模様をお届けしたい。

まず出場6選手が以下のように次回のタイトル戦に関して抱負を語った。
沙弥子
「いよいよベルトを賭けての戦いになったので、私らしいドロドロになっても関係ないファイトで、最後にベルトを巻きたいと思います」

SARAMI
「クリスマスイブに勝利して、ここに今日また呼んでもらえてとても嬉しく思っています。3月31日も勝利して、ベルトを持ってまたこうやって会見できるよう頑張りたいと思います」

重田ホノカ
「この日はベルトを獲って、全体を通しての主役になりたいと思います」

端貴代
「今回約1年振りの試合となりますが、防衛戦というのはベルトを獲ってからずっと決まっていたことなので、今回も全力をもって戦いたいと思います」

雑賀ヤン坊達也
「今回はタイトルマッチを受けてくれてアキラさん、ありがとうございます。前回の試合で初めて判定までいったんですけど、凄く疲れたんで今回は1Rで失神させてKOしてやろうかなと思っています」

アキラ
「初防衛ということで、チャンピオンの強い姿を見せられる試合をしたいと思います」

なお6選手とMMAPLANETとの質疑応答は以下の通りだ。


──沙弥子選手とSARAMI選手、ゴング格闘技の松山編集長が『この2人、3カ月で会見が3度目だよ。何も聞くことねぇよ』と言っていましたが……。逆にこの短期間で3人から1人の選手のことを集中して見てきたことはなかったかと思われます。先ほどまでお二人とも「全然印象は変わっていない」と言われていたのですが、このトーナメントを通して「こんなところがあったんだ」という発見があれば教えてください。

沙弥子 そうですね──正直、私が練習環境に困っていた時に凄く助けてくれて。練習中に体調が悪い時もすぐに気づいてくれて。本当に色々と助けてもらって、ここまで来られて。なんで、今回この決勝で戦うということは、彼女に私がここまでどれだけ成長できたのか見せられるタイミングだと思うので。私は誠意をもって彼女を倒したいと思います。

SARAMI ここ数年見てきた沙弥子選手は凄く優しくて、本当に良い人。

試合も実際にそうなんですけど、12月の試合は進化しているなっていうのは感じました。多分、充実した練習ができているんだろうなっていう印象です。ただ格闘技への向き合い方だったり、深めかたっていうところでは、まだまだ私とは比べ物にならない低い場所にいると思うので。しっかり、ずっとMMAをやってきた実力を見せて勝ちたいと思います。

──重田選手、対戦相手なので強気で行かないといけないと思うのですが、実際に26歳年上の選手との戦いです。お母さんと変わりない年齢の選手がMMAを続けて、チャンピオンでいるということに関してはどのように思っていますか(※重田のお母さんは40歳になったばかり)。

重田 …………。そうですね……。なるべくしてなっているんだろうなって思っていますけど、そこもタイミングとか色々と持っているモノが重なってなっていると思うんで。今回はそれが自分に回ってきていると思っているんで。全部もらいたいなと思っています、ハイ。

──端選手、今の質問をするともう少しリスペクトされた言葉が聞かれるかと思っていたのですが……それでも強気一点張りの彼女のことをどのように思われますか。

 そうですね。

気持ちの強さという面でいえば、私も格闘技をずっと続けてきた格闘魂の底力というか──力強さがあると思うので、何を言われても私は動じません(笑)。

──アキラ選手とヤン坊選手、会見の資料に「アキラの豪腕か、ヤン坊の右か」と書かれてあります。アキラ選手は両方なのですが、ヤン坊選手は右のみ。これはどう思われますか。

雑賀 アハハハハ。そのまんまじゃないですか(笑)。ありがとうございます(笑)。

アキラ 今のことについてですか?(笑)。

まぁ、そうですね。打撃のヤン坊選手に対して、僕がどう組むのか。そういう捉え方をしている人が多いと思いますが、打撃の部分でも全然勝っていると思うので。リーチの長さは圧倒的に負けていますが、そこを僕がどう工夫して勝つのかを見て欲しいです。

──「俺は左もあるよ」ということでしょうか。

アキラ もちろんです。何なら足もあります(笑)。

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45 AB ARAMI MMA MMAPLANET NØRI o PANCRASE Pancrase341 RIZIN SARAMI YouTube   アキラ シュウジ・ヤマウチ パンクラス ライカ 中村K太郎 中田大貴 井村塁 大沢ケンジ 杉山しずか 松本光史 沙弥子 渡邉史佳 田嶋椋 端貴代 透暉鷹 重田ホノカ 雑賀ヤン坊達也

【Pancrase341】追加カード会見第一部。天弥「全勝で松本選手にも勝つ」。田嶋椋「俺もできるぞ」

【写真】タイトルに直結する試合も発表された(C)MMAPLANET

8日(木)、東京都新宿区のサンエービルで3月31日(日)に東京都立川市の立川ステージガーデンで開催されるPANCRASE 341の追加カードの記者会見及びタイトル戦調印式が2部制で行われている。
Text by Manabu Takashima

3月最終週に実施されることとなった春の大箱大会は、既にアトム級クイーン・オブ・パンクラス決定戦として同王座決定トーナメント準決勝を勝ち抜いたSARAMI✖沙弥子戦を筆頭に7試合が明らかとなっていた。

今回の会見ではライト級KOPC=アキラ✖雑賀ヤン坊達也、フライ級QOPC=端貴代✖重田ホノカ、バンタム級=田嶋椋✖井村塁、フェザー級の国際戦=中田大貴✖シュウジ・ヤマウチ、ライト級では松本光史✖天弥、そして女子フライ級が2試合=杉山しずか✖ライカ& NØRI✖渡邉史佳の7試合が発表され、一部はタイトル戦以外の追加カード出場選手が揃い、二部は3つの選手権試合の調印式という段取りで会見は進んだ。

ライカの「今回、30周年記念に呼んでいただいてありがとうございます。思い切り全力で戦いたいと思います。お願いします」という意気込みでスタートした第一部の会見は以下のように順次、選手達が抱負を語った。

杉山しずか
「今年の初試合、パンクラスで初試合ということで良い試合、素晴らしい試合と言われるモノを皆さんに見せられるように頑張ります」

渡邉史佳

「1年振りの試合になるんですけども、記念大会に呼んでいただけて有難いと思っています」

NØRI

「30周年という記念大会に今回も出場させていただけて、光栄に嬉しく思っています。

今回、女子のカードがけっこうあるので、その中で自分の好きな戦いで一番良い試合をしたいと思います」

井村塁
「パンクラス30周年、出ることができて光栄です。地元立川でしっかりと勝って、年内中にベルトを獲りに行きます」

田嶋椋
「30周年記念大会に呼んでいただき、ありがとうございます。今年一発目の試合なんで、しっかりと暴れたいと思います」

中田大貴
「去年悔しい思いをして。毎年、ベルトが獲れそうな距離でポカしてしまって。

それが悔しくて。でも、今年はホントにしっかりと創りなおして絶対にベルトを獲りに行きたいと思います」

天弥
「ここで松本選手を倒して、年内にベルトを獲れたらなと思っています」

松本光史

「しっかりと仕上げて、良い試合をしたいと思います」

ここからはMMAPLANETの質問に対する、選手たちの返答をお届けしたい(※要約)。


──杉山選手、8日前に試合をする人が同じ家にいるとどのような空気になるのでしょうか。

杉山 配信を視てくださっている方に説明をすると、中村K太郎選手のことですね。RIZIN神戸大会に出るんですけど、私も応援に行きますし、試合の日というのは自分で整えるモノなので。とりあえず家の中は大変なことになると思いますが、むしろ同じ大会に出る方が大変かもしれないです。私の方は勝利を見届けるので、家の片づけをやってほしいと思います。

──先日某サイトのインタビューでチャンピオンの透暉鷹選手から「パンクラスのバンタム級で戦う相手がいないので、強い外国人選手と試合がしたい」という発言が聞かれました。この言葉、どのように受け止めていますか。

井村 自分、あと一歩のところでベルトに挑戦できなくて。
まぁ、負けて。言われてもしょうがないかなと。なんで勝ち続けて、かつ内容もそうなんですけど、しっかりと魅せて挑戦して勝つ。そういうことかなと思っています。

田嶋 実力がないと思われてしまうのは、自分が良くないので。

しっかりと試合で俺もできるぞというところを見せて挑戦したいです。

──中田選手、コリアンゾンビMMAとチーム・スタンガンで練習してきたことに関して、師匠の大沢ケンジさんが『韓国もやっていることはHEARTSと同じだ。圧を掛けてガンガン殴る。俺たちは間違っていない』と自信を深めていましたが、中田選手が掴んでくることはそこではないのではないかという気持ちもあります。韓国での練習で何を掴んできましたか。

中田 韓国はスパーリングが凄く多い環境でした。たくさん韓国の選手とスパーリングをしてきて、凄く良い経験になったと思います。でも技術的な面に関しては、日本でしっかりと考えながらやった方が、自分が強くなるには良いんじゃないかなと思いました。と同時に強い相手とスパーリングをするという点では韓国での練習は凄く実のある時間だったと思います。

──今回、シュウジ・ヤマウチ選手と戦ううえで韓国人選手のフィジカルを経験したことはどのような意味があると捉えていますか。

中田 そうですね、そういうフィジカルとメンタル。韓国の選手は前に出てくる選手が多かったので、そういったところで凄く良い練習になりました。

──松本選手、対戦相手がついに2勝1敗の若い選手を迎えることになりました。現状、2勝1敗の選手と戦うことをどのように思いますか。

松本 えぇと戦績はそうですけど、映像を視ると強い選手だと思います。ちゃんと取れれば、僕が上がることができる選手だと思います。

──その言葉を受けて、天弥選手。一言お願いします。

天弥 2勝1敗ですけど、その1敗は自分がグラウンドでヒザを蹴ってしまって……自分が悪いんですけど、特に負けたと思っていないので。

全勝で、このまま松本選手にも勝ちたいと思います。

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45 AB ARAMI DEEP DEEP JEWELS Grachan MMA MMAPLANET o ONE PANCRASE Pancrase341 RIZIN ROAD FC SARAMI V.V mei YouTube ジェニー・ファン パンクラス 修斗 平信一 沙弥子 濱田巧 神谷大智 遠藤来生

【Pancrase341】3月31日@立川、カード第一弾。アトム級KOPC、濱田✖山崎の江戸川ダービーも注目

【写真】5Rフル。ギリギリまで戦う両者が見たい (C)MATSUNAO KOKUBO

1日(木)、Pancraseより3月31日(日)に立川市の立川ステージガーデンで開催されるPancrase341の対戦カード第一弾が発表されている。
Text by Manabu Takashima

先週発表された大箱大会の軸となる上位カードはアトム級クィーン・オブ・パンクラス王座決定戦=SARAMI✖沙弥子の一戦だ。昨年クリスマスイブに実施された王座決定トーナメント準決勝でSARAMIはジェニー・ファンを3-0、沙弥子はV.V Meiをスプリットと共に判定で下しベルトを賭けた一番に臨む。


パイの小さな日本の女子MMA界は上にいけばいくほど友人、練習仲間と対戦しなければならない。この両者も所属ジムが同じ横浜、3キロほどしか離れてないこともあり──当然のように普段から切磋琢磨する仲だった。

DEEP JEWELSからRoad FC、ONE Warrior Series、修斗、さらにRIZINと活動拠点を変え修斗ではベルトを巻いたSARAMIに対し、沙弥子は何も分からない状況下RealでプロMMAを戦い、GrachanからPancraseに転じて4年間をPancraseだけで戦ってきた子。ある意味、パンクラスの頂点に立つことに誰よりも拘っているともいえる。

5Rの長丁場は経験値で上回るSARAMIですら、1度しか経験がない。加えてキャリアが違っても年齢的には同じ33歳だ。当日のコンディションを含め──気力&体力&技術力、その合計ポイントが上回った者の腰にベルトが巻かれるであろう。

この他、遠藤来生✖石田陸也のフェザー級や平信一✖神谷大智のライト級戦など7試合が明らかとなっている。なかでも2022年ネオブラ優勝の濱田巧✖2023年度優勝の山崎聖哉のフライ級のマッチアップは注目だ。

(C)NOB YASUMURA

強くなるため。

そしてレコードを伸ばすため──トップを目指すために欠かせない2つ要素が含まれている試合は、最近のJ-MMAの興行では割合が減っているといっても過言でない。

メイン級でなく、この位置で実現するハイリスクなマッチアップ、勝てば褒美が与えられるべき試合こそがプロモーションを活性化させる。立ち技から転向3年目の濱田はパラエストラ柏所属で、柔道出身の山崎はBRAVE所属だ。世界を目指し、若手育成で競い合う名門ジム所属同士、流山を挟んでの江戸川ダービーが見逃せない。

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ARAMI DEEP DEEP JEWELS IMMAF MMA NEXUS o ONE PANCRASE RYO SARAMI V.V mei   キム・サンウォン ジェニー・ファン パンクラス ムハンマド・サロハイディノフ 亀井晨佑 伊藤盛一郎 住村竜市朗 佐藤生虎 修斗 川中孝浩 平田直樹 有川直毅 松井斗輝 林源平 栁川唯人 沙弥子 河村泰博 粕谷優介 近藤有己 透暉鷹 高橋遼伍

『PANCRASE 340 ~PANCRASE 30周年記念大会 Vol.2~』試合結果

まんがでわかる 30歳から伸びる人、30歳で止まる人



第14試合 メインイベント パンクラス・ウェルター級チャンピオンシップ 5分5R
×林 源平(和術慧舟會IggyHandsGym/王者)※初防衛戦
○住村竜市朗(TEAM ONE/2位、元DEEP王者)
5R 2’09” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
※住村が王者に

第13試合 コーメイン パンクラス・フライ級暫定チャンピオンシップ(王者決定戦) 5分5R
○伊藤盛一郎(リバーサルジム横浜グランドスラム/1位、元ZSTフライ級王者)
×有川直毅(K-PLACE/3位)
2R 3’05” 裸絞め
※伊藤が暫定王者に

第12試合 パンクラス第5代バンタム級チャンピオンシップ(王者決定戦) 5分5R
×河村泰博(和術慧舟會AKZA/1位、Fighting NEXUS王者)
○透暉鷹[ときたか](ISHITSUNA MMA/2位、元パンクラス・フェザー級王者)
1R 4’45” 肩固め
※透暉鷹が王者に

第11試合 パンクラス・ライト級王者挑戦者決定戦 5分3R
×粕谷優介(CROWN/1位)
○雑賀 ヤン坊 達也(DOBUITA/4位)
判定0-3 (出口27-30/荒牧27-30/松井27-30)

第10試合 パンクラス初代女子アトム級(47.6kg)王者決定トーナメント一回戦 5分3R
○沙弥子(リバーサルジム横浜グランドスラム/2位)
×V.V Mei[ヴィーヴィーメイ](フリー/元DEEP JEWELSアトム級王者、元VALKYRIEフェザー級(52kg)王者)
判定2-1 (大藪28-29/山崎29-28/梅木28-29)

第9試合 パンクラス初代女子アトム級(47.6kg)王者決定トーナメント一回戦 5分3R
×ジェニー・ファン(台湾/AACC/1位)
○SARAMI(パンクラスイズム横浜/修斗女子スーパーアトム級(50kg)世界4位・元王者)
判定0-3 (27-30/27-30/27-30)

第8試合 フェザー級 5分3R
×亀井晨佑[しんすけ](パラエストラ八王子/2位、ネオブラッドトーナメント2018同級優勝)
○平田直樹(トライフォース柔術アカデミー/5位)※フリーから所属変更
判定0-3 (27-30/27-30/27-30)

第7試合 フェザー級 5分3R
△高橋遼伍(KRAZY BEE/元修斗環太平洋王者)
△キム・サンウォン(韓国/コリアントップチーム/8位、元Double G王者)
3R 負傷判定1-1 (梅木28-30/荒牧30-28/出口29-29)

第6試合 フェザー級 5分3R
○Ryo(グランドスラム/RINGS/6位、元THE OUTSIDER 70-75kg級王者)
×栁川唯人(K-PLACE/11位、ネオブラッドトーナメント2023同級優勝)
3R 0’33” 腕ひしぎ十字固め

第5試合 フライ級 5分3R
○ムハンマド・サロハイディノフ(タジキスタン/カトランジム/5位、IMMAF 2022 世界選手権フライ級優勝)
×松井斗輝(パラエストラ柏/8位)
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)

第4試合 71.5kg契約 5分3R
×近藤有己(パンクラスイズム横浜/元ミドル級・ライトヘビー級・無差別級王者)
○美木 航(NATURAL9)
判定0-3 (27-30/27-30/27-30)

第3試合 バンタム級 5分3R
○田嶋 椋(OOTA DOJO/5位・元暫定王者、ネオブラッド・トーナメント2022同級優勝&MVP)
×笹 晋久(パラエストラ柏/6位、修斗2017同級新人王)
判定3-0 (山崎29-28/出口29-28/大藪29-28)

第2試合 ウェルター級 5分3R
×川中孝浩(BRAVE/元GRAND王者)
○佐藤生虎[しょうご](UNITED GYM TOKYO)
1R 1’21” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

第1試合 プレリミナリーファイト フライ級 5分3R
○眞藤源太(KINGCRAFT)
×梅原規祥[みさき](リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)
1R 1’51” 裸絞め

 遅ればせながら12月24日に横浜武道館で開催された『PANCRASE 340 ~PANCRASE 30周年記念大会 Vol.2~』の試合結果。メインイベントのウェルター級チャンピオンシップは住村竜市朗が林源平に5R TKO勝ちし新王者に。セミファイナルのフライ級暫定王座決定戦は伊藤盛一郎が有川直毅に2R裸絞めで勝利。第12試合のバンタム級王座決定戦は透暉鷹が河村泰博に1R肩固めで勝利しています。続きを読む・・・
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ARAMI MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase340 SARAMI V.V mei 沙弥子

【Pancrase340】右ストレートを当てた沙弥子×バックキープを続けたMei、沙弥子がスプリット判定で勝利

<女子アトム級王座決定T準決勝/5分3R>
沙弥子(日本)
Def.2-1:29-28、29-28、28-29
V.V Mei(日本)

沙弥子がプレッシャーをかけて右ロー、ジャブ、ワンツーを見せる。Meiも距離を取りながらジャブを返す。沙弥子は変わらず右ローを蹴って、細かくジャブを突く。Meiも沙弥子の右ローに右ストレートを狙い、沙弥子がバランスを崩したところにMeiが組みついてケージに押し込む。

沙弥子は態勢を入れ替えて離れるが、Meiが沙弥子のパンチにダブルレッグを合わせてバックへ。MeiがRNCを狙いつつ、バックキープし、沙弥子はRNCをディフェンスしながら後ろにいるMeiの顔面を殴る。ジャッジ1名が10-9で沙弥子、2名が10-9でMeiを支持した。

2R、Meiが前に出てくると、沙弥子はバックステップして右ストレートを当てる。Meiも右ストレートを当て、1Rと同じように沙弥子の右ローに合わせてシングルレッグで組みついてテイクダウン。沙弥子が立ち上がろうとしたところでバックに回ってグラウンドへ。RNCを狙いながらバックキープを続ける。

沙弥子もバックをとられながらパンチを当て、残り30秒で反転して鉄槌を落とす。最後はMeiがガードポジションから腕十字を狙った。このラウンドもジャッジ1名が10-9で沙弥子、残り2名が10-9でMeiにポイントをつけた。

3R、沙弥子はジャブを見せながら右ロー。Meiも右を返してダブルレッグも狙う。沙弥子が右ローを蹴ると、Meiは右ストレートから左フック。Meiが沙弥子のローに右ストレートを合わせれば、沙弥子も下がりながら右ストレートを当てる。Meiがダブルレッグに入るも、沙弥子は倒れない。

沙弥子は右ストレート、左のヒザ蹴り、右ストレート、左のヒジと手数を増やす。Meiが左脇を差して組みつくが、沙弥子は離れる。沙弥子は左のヒザ蹴りから前進。この左のヒザ蹴りがMeiのボディをとらえるが、そのままダブルレッグでテイクダウンする。

沙弥子はMeiの身体を蹴り離して立ちあがって正対する。距離を取ると沙弥子が右ストレート、Meiも右ストレートを返す。沙弥子が右ストレートとヒザ蹴りで、前に出る。判定は2-1と割れて沙弥子が勝利。SARAMIの待つトーナメント決勝に駒を進めた。


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ARAMI MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase340 SARAMI ジェニー・ファン ブログ

【Pancrase340】TDでゲームメイクしたSARAMIが、ファンの猛攻を振り切り判定勝ちでT決勝進出

【写真】ゲームメイクの巧さが光ったSARAMIが笑顔の判定勝利(C)MATSUNAO KOKUBO

<女子アトム級王座決定T準決勝/5分3R>
SARAMI(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
ジェニー・ファン(台湾)

ファンが左ジャブを突きながら前に出る。サークリングするSARAMIは、ファンの右ストレートを受けたが、自身も右を当てた。なおも距離を詰めてくるファンに対し、SARAMIはニータップから尻もちを着かせてケージに押し込む。ケージに背中を着けて立ち上がるファン。SARAMIは右腕を差し上げ、さらに右足をかけて崩しにかかるがファンが耐えた。SARAMIは逆方向に倒してファンに背中を着けさせる。ハーフガードのファンを抑え込むSARAMIは、左腕を差し上げて右腕を押し付けていく。パスはできずも、そのままトップで初回を終えたSARAMIに、ジャッジ3者とも10-9をつけている。

2R、SARAMIがインローから回る。距離を詰めるファンが右ローを当てた。SARAMIは飛び込み、小外掛けでテイクダウンを奪った。左腕を枕にして、ハーフガードのファンを抑え込む。ファンは左腕をSARAMIの首にかけ、右拳を入れて絞めようと力をこめるも、SARAMIは胸を合わせて右腕を入れるスペースをつくらせない。さらにパスからマウントに移行したSARAMIは、ファンがブリッジすると右腕を抱えつつノースサウスへ。

さらにサイドへ移ったが、ファンがハーフガードを取る。スクランブルからSARAMIがバックに回り、さらにスクランブルに持ち込もとうしたファンが立ち上がるも、SARAMIがバックを抑える。ファンは正対してパンチを振るうがSARAMIがバックステップでかわした。このラウンドもジャッジ3者がSARAMIの10-9としている。

最終回、SARAMIが前蹴りから飛び込むも組みつけず。しかしファンがスーパーマンパンチの体勢に入った瞬間、ボディロックで組みテイクダウンした。ファンの右手首を抑えたSARAMIは、ファンの顔面とボディに左拳を叩きつけて削る。立ち上がったファンのバックに回ったSARAMIが引き倒したが、ファンがスイープへ。SARAMIが立ち上がり、併せてファンもスタンドに戻る。

ファンのワンツーをかわして組み付くSARAMI。ファンは突き放して打撃戦を挑む。ファンのパンチをかいくぐり、組んだSARAMIがドライブしてケージへ。シングルレッグに切り替えるも、防がれてしまう。鬼の形相でパンチを振るうファンは、右ストレートをSARAMIの顔面に突き刺す。しかしSARAMIも右クロスと前蹴りを当てる。距離が近くなったところでファンが背負い投げを見せたが、これはSARAMIが倒されなかった。

裁定はフルマークでSARAMIの判定勝ち。SARAMIが女子アトム級王座決定トーナメント決勝に進んだ。


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ARAMI MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase340 RYO SARAMI V.V mei YouTube   キム・サンウォン ジェニー・ファン パンクラス ムハンマド・サロハイディノフ 亀井晨佑 伊藤盛一郎 住村竜市朗 佐藤生虎 大塚智貴 川中孝浩 平田直樹 有川直毅 松井斗輝 林源平 栁川唯人 沙弥子 河村泰博 田嶋椋 笹晋久 粕谷優介 美木航 近藤有己 透暉鷹 高橋遼伍

【Pancrase340】12・24を読む サロハイディノフと対戦、松井斗輝「みんなが言うほど強い相手じゃない」

【写真】スッキリした表情で自信をのぞかせた(C)SHOJIRO KAMEIKE

23日(土)、東京都目黒区のU-NEXT内カンファレンスルームで、翌24日に横浜武道館で開催されるPANCRASE340の計量が行われた。
Text by Shojiro Kameike

計量では14試合=28選手のうち、フライ級暫定王座決定戦に出場する有川直毅が再計量でクリア。計量終了後、ムハンマド・サロハイディノフと対戦する松井斗輝に試合直前の意気込みを訊いた。


――先ほど計量が終わり、松井選手は56.95キロでクリアしました。

「いつも結構ギリギリですけど、今回は余裕を持ってクリアできました」

――計量後のフェイスオフでは、突然サロハイディノフに持ち上げられましたね。松井選手は挑発に乗りませんでしたが……。

「アハハハ、あれはビックリしました。僕は別に何とも思わないけど、相手は顔が赤くなっていて――自分でやって恥ずかしかったのかなって(笑)」

――今回、サロハイディノフ戦のオファーが来た時は、どう思いましたか。

「たぶんサロハイディノフと対戦することになると思っていたので、『やっぱり来たか』という感じでしたね。今回はランキング上位の選手と試合をさせてほしいと伝えていて」

――サロハイディノフはまだプロで1試合しか経験していませんが、評価が高い選手です。

「そうですね。確かに強いです。でも、みんなが言うほどでは――と思いますよ」

――おっ!! 周囲が抱いている印象と、松井選手の印象とはどのように違いますか。

「確かに勢いは凄いし、ずっと攻め続けてきますけど、細かい技術はそうでもないんじゃないかって思います」

――ご自身については、いかがでしょうか。先ほど計量後のコメントでは「前回の試合より2倍強くなっている」と仰っていました。

「半年前からフィジカルトレーニングをやり始めて、ここ2~3カ月でフィジカルも強くなってきたと実感していますね」

――半年前というと、7月の大塚智貴戦はフィジカルトレーニングを始めた直後ぐらいですか。

「そうです。あの試合は、ちょうどフィジカルトレーニングの効果が出始めたぐらいですね。今までは自重のトレーニングぐらいしかやっていなくて。それがビッグ3(ベンチプレス、スクワット、デッドリフト)を中心に、ガンガン重さを上げて鍛えてきました。おかげで大塚戦は、今までの試合よりも安定した試合運びができたんじゃないかと思っています」

――それだけ鍛えると、通常体重が増えていませんか。

「増えましたけど、それでも1~2キロぐらいですね。これからフライ級で上に行くには、しっかりと筋量を増やしていきたいと考えています」

――他に新しく取り組んでいることはありますか。

「打撃の練習量を増やしました。MMAを始めてから、ほとんど打撃の練習はやっていなくて、ほぼ寝技の練習だけでした。打撃に関して言えば、今までの貯金で戦っていたようなもので。でも最近その貯金も無くなってきたというか、うまく行かないことも増えてきたんですよ」

――うまく行かないこと、というのは……。

「パンクラスでの2試合は、どちらも3R戦ったじゃないですか。あれは正直、流してしまったんです。初戦はKO勝ちできたけど、2戦目は完全に『ポイントで勝っているからいいや』という感じで。でも試合内容を考えると、まだまだ気持ちもスタミナも足りないところがある。もう一度、しっかり倒せるようになりたくて打撃の練習量を増やしました」

――……と、いま画面越しに見える耳の湧き方が凄いです。打撃だけでなく、それだけ組みの練習もしてきたということですね。

「そういうことです(笑)。正直、サロハイディノフにはテイクダウンされるかもしれません。でも倒されてから立ち上がる練習をガンガンやってきたので、大丈夫だと思います」

――なるほど。この試合に勝てばランキングも上がり、タイトルマッチも見えてくるかと思います。今大会では伊藤×有川のフライ級暫定王座決定戦も行われます。どちらと対戦したい、という希望はありますか。

「自分にとって相性が良いのは、有川選手だと思います。でも今回は伊藤選手が一本勝ちするんじゃないかと予想していて。そうなれば伊藤選手に挑むことになることになるかもしれませんが、どちらでも構わないです。今回勝ったら、次はタイトルマッチやりたいですね」

■視聴方法(予定)
2023年12月24日(日)
午後1時15分~ U-NEXT 、PANCRASE YouTube メンバーシップ

■ 対戦カード/計量結果

<ウェルター級KOPC/5分5R>
[王者] 林源平:76.90キロ
[挑戦者] 住村竜市朗:77.10キロ

<フライ級暫定王座決定戦/5分5R>
伊藤盛一郎:56.65キロ
有川直毅:57.5キロ → 再計量 56.70キロでクリア

<バンタム級王座決定戦/5分5R>
河村泰博:61.20キロ
透暉鷹:61.05キロ

<ライト級次期挑戦者決定戦/5分3R>
粕谷優介:70.40キロ
雑賀“ヤン坊”達也:70.05キロ

<女子アトム級王座決定T準決勝/5分3R>
沙弥子:47.70キロ
V.V Mei:47.90キロ

<女子アトム級王座決定T準決勝/5分3R>
ジェニー・ファン:47.45キロ
SARAMI:47.85キロ

<フェザー級/5分3R>
亀井晨佑:66.05キロ
平田直樹:66.10キロ

<フェザー級/5分3R>
高橋遼伍:66.10キロ
キム・サンウォン:65.90キロ

<フェザー級/5分3R>
Ryo:65.95キロ
栁川唯人:65.95キロ

<フライ級/5分3R>
ムハンマド・サロハイディノフ:57.15キロ
松井斗輝:56.95キロ

<71.5キロ契約/5分3R>
近藤有己:70.90キロ
美木航:71.30キロ

<バンタム級/5分3R>
田嶋椋:61.15キロ
笹晋久:61.40キロ

<ウェルター級/5分3R>
川中孝浩:77.20キロ
佐藤生虎:77.30キロ

<フライ級/5分3R>
眞藤源太:56.55キロ
梅原規祥:57.00キロ

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【Pancrase340】12・24を読む ベルトを賭けて河村泰博と戦う透暉鷹─02─「相手の戦績に説得力がない」

【写真】体重を落とすことで練習内容も変わってきたという透暉鷹(C)MMAPLANET

24日(日)、横浜市中区の横浜武道館で開催されるPANCRASE340で、空位のバンタム級王座を賭けて河村泰博と対戦する透暉鷹のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

1年振りの試合、バンタム級転向初戦でタイトルマッチ――それもフェザー級時代の実績があってこそ。そのタイトルマッチの相手であり、煽りコメントも目立つ河村のことをどのように見ているのか。そんな質問に対し、透暉鷹は「全く気にしていない」と言い切った。


――バンタム級転向初戦で、いきなりタイトルマッチになるとは考えていなかったのではないですか。

「それはなかったですね。もちろんバンタム級に転向しても、パンクラスで試合をしたいと思っていました。でも『すぐにタイトルマッチをやらせてほしい』という気持ちは全くなかったです。ただ、バンタム級なら中島太一選手と試合がしたいとは思っていたんですよ。でも暫定王座決定戦になり、さらに中島選手がベルトを返上して正規王者の決定戦になって。その経緯は仕方ないですが、パンクラスが実力を認めてくれているのか――バンタム級に転向していきなりタイトルマッチというのは本当に嬉しいです」

――「実力を認めてくれるのか」とは、昨年4戦4勝で3試合でフィニッシュし、ベルトを獲得している選手が何を言っているのですか(笑)。

「アハハハ。ありがとうございます」

――もちろん評価されているでしょうし、転向初戦がタイトルマッチでも不思議には思わない実績です。ただ、その対戦相手が河村選手になるとは予想もしていなかったでしょう。

「そうですね。オファーが来た時はビックリしました。試合をしていない間も、ランキング上位の選手はチェックしていたんですよ。そこで河村選手が飛び出してくるとは考えていなくて。井村選手との試合も、井村選手が勝つかなって考えていました。でも一発で決めて――そういう力は警戒しています」

――河村選手の煽りに対しては、どのような印象を抱いていますか。

「煽ってきますねぇ(笑)。SNSもそうですし、記者会見でも煽ってくれているので、ありがたいです。実際はすごく良い人で」

――記者会見のフェイスオフでも、表情に良い人ぶりがにじみ出ていました。選手としての印象はいかがですか。

「不思議な感じですよね。とにかくフィニッシュする、狙ってくるという印象はあります。う~ん、どうなんだろう? 何ていうのか……」

――ここは正直な印象を聞かせてください。

「はい。あんまり相手のことは気にしていないです(笑)。河村選手がこれまで日本のトップ中のトップに勝っていたら、気にはなりますよ。でも、そうではなくて。だから煽られても気にならないし。要は、どれだけ言っていても河村選手の戦績に説得力がないわけで」

――……。

「本当は良い人だし、格闘技を盛り上げるために煽ってくれていることは分かります。盛り上げ方は人それぞれで。だから、それはそれで良いことだと思いますよ。たとえば選手として、極めが強い。フィニッシュを狙ってくる――といっても、自分も今まで練習で積み重ねてきたものがあります。だから今までやってきたことを確認するとしても、何か特別に河村選手の対策を組むということはないですね」

――では透暉鷹選手にとって、この試合の意味とは何でしょうか。

「対戦相手どうこうではないです。河村選手が相手だから――ということはなくて。自分がどれだけ試合に向けて練習できたか。そして、今までやってきたことを試合で出せるかどうか。今後のことを考えたら、自分自身がどうするのかっていうほうが大事ですよね」

――確かに。1年のブランクは気にしていないとのことでしたが、初のバンタム級戦という点はいかがですか。

「実は……完全にバンタム級でやると決めていたわけではなかったんですよ」

――えっ!?

「まず一度バンタム級で試合をしてみる。バンタム級のリミットまで落とすことは問題なくて。でも落としたことで動きが悪くなっていたら、バンタム級で戦う意味はないですよね。正直、そう思っていました。でもフェザー級のベルトを返上して、バンタム級でもタイトルマッチが組まれて――」

――もうバンタム級でやっていかざるをえなくなったと(笑)。

「アハハハ。とにかく、まずはバンタム級で試合をしてみてから――という感じです。もちろんベルトを獲ったらバンタム級で防衛戦をしないといけませんし。ただ、この階級で戦うことに対して不安はなくて。まずはこの1年間、自分がやってきたことを試合で出す。だから次のタイトルマッチは、試合内容を見てほしいです」

――この1年間で何が変わってきましたか。

「やっぱり体が軽くなると、スピードも動きも全然違います。逆に体重を落としても、組み力や体幹などは変わっていませんね。それだけ動きが良いと、スパーリングでも自分から先にペースを作っていくことができているんですよ。そうなると自分はスタミナが落ちず、反対に相手が疲れてくる。だから体重を落としたことで、どんどん自分のレベルも上がっていると思います」

――反対に、通常体重から減らしていることでストレスはないですか。

「それは無いです。ちゃんと管理栄養士さんと相談しながら、何か食べないとか無理をしているわけではないので。好きなお菓子を食べることが減ったぐらいですかね(笑)」

――それは良かったです(笑)。では最後に、次の試合への意気込みをお願いします。

「1年振りの試合で、初のバンタム級戦です。手術をして試合ができない間も、たくさんの方にサポートしていただきました。そうして応援し続けている方たちに恩返しができるような試合を見せたいです。よろしくお願いします!」

■視聴方法(予定)
2023年12月24日(日)
午後1時15分~ U-NEXT 、PANCRASE YouTube メンバーシップ

■ 対戦カード

<ウェルター級KOPC/5分5R>
[王者] 林源平(日本)
[挑戦者] 住村竜市朗(日本)

<フライ級暫定王座決定戦/5分5R>
伊藤盛一郎(日本)
有川直毅(日本)

<バンタム級王座決定戦/5分5R>
河村泰博(日本)
透暉鷹(日本)

<ライト級次期挑戦者決定戦/5分3R>
粕谷優介(日本)
雑賀“ヤン坊”達也(日本)

<女子アトム級王座決定T準決勝/5分3R>
沙弥子(日本)
V.V Mei(日本)

<女子アトム級王座決定T準決勝/5分3R>
ジェニー・ファン(台湾)
SARAMI(日本)

<フェザー級/5分3R>
亀井晨佑(日本)
平田直樹(日本)

<フェザー級/5分3R>
高橋遼伍(日本)
キム・サンウォン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
Ryo(日本)
栁川唯人(日本)

<フライ級/5分3R>
ムハンマド・サロハイディノフ(タジキスタン)
松井斗輝(日本)

<71.5キロ契約/5分3R>
近藤有己(日本)
美木航(日本)

<バンタム級/5分3R>
田嶋椋(日本)
笹晋久(日本)

<ウェルター級/5分3R>
川中孝浩(日本)
佐藤生虎(日本)

<フライ級/5分3R>
眞藤源太(日本)
梅原規祥(日本)

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【Pancrase340】ヤン坊と挑戦者決定戦、粕谷優介「別にやりたくもないし、あのパンチは避けられない」

【写真】試合前は弱気一点張りの粕谷だが、ケージに入ると覚悟が決まるという (C)MMAPLANET

24日(日)に横浜市中区の横浜武道館で開催されるPancrase340で、雑賀“ヤン坊”達也とライト級KOPアキラへの挑戦権を賭けて戦う粕谷優介。
Text by Manabu Takashima

モチベーションは勝利後の子供たちとの記念撮影。そんな粕谷のMMA観は、タイトル戦線に戻ってきても何ら変わっていなかった。


――UFC後、パンクラス参戦から序盤は1勝4敗と黒星先行で厳しい状態でしたが、ここのところは3連勝で王座挑戦権を賭けて戦うまで復調しました。

「結果が出ていなかったときは、日々忙しいというのが一番でした。会社員をやりながら道場を経営して、試合に向けて調整する。そこに関して自分でも内心、『限界はあるよな』とは思っていました。道場も忙しく、仕事も忙しい。そうですね、限界かなと」

――限界を感じてもプロ格闘家を続けました。

「2年前にある日突然、格闘家ではなくて会社員であることに限界がきました。13年間働き、そこそこ責任のある立場だったのに会社を素通りして家に戻ってしまったことがあったんです。その日は休ませてもらったのですが、立場があるのにこれを繰り返してはいけないと思いました。

そのある程度の立場になったことで、仕事に対してモチベーションを保つことができなくなっていました。社長にも『ウィンカーを出したのに、会社に入れなかった。これはもう続けることはできないです』と説明をして。会社の方も相当に引き留めてくれましたが、もう行くことができなかったです」

――サラリーマンとしての収入をなくしても、道場でやっていけるということ算段は?

「う~ん、実際にやっていけるというのではなくて見込みがあるという状態でしたね。『なんとかなるかな』って。結果、仕事を辞めると単純に練習時間が増えて疲れも取れるようになりました」

――そこが好調の原因だと。

「まぁ、それだけが理由で勝てているのかは分からないですけど、シンプルに格闘技のことを考えている時間は増えました」

――プロ練習や出稽古は?

「やっていないです。時間がないので。会社員を辞めて時間が取れると思ったのですが、思いのほかパーソナル・トレーニングの予約が入ってきて」

――経営者として良いことですが、ファイターとしては以前と変わらないのでは?

「いえ、それが僕のやっているパーソナルは、は時代と逆行して『ゲロを吐くまでやらせる。優しくしないパーソナル』なんです。追い込みまくる(笑)。それなのに、なぜか受けてくれる人が多くて。パーソナルの時に僕自身も相当に体を動かしているので一石二鳥になっているのかもしれないです(笑)。

それだけで、何も新しいことをやっているわけではないので、結果が残せている理由は自分でも分からない。ガチスパーもやっていないですし、ずっと打ち込みばかりをしていて。ヘロヘロになるまで打ち込みをやる。逆にガチスパーをやっていないので、ケガがなくなったということはありますね。前回の試合は少しあったのですが……」

――では対策練習は?

「なんとなくやる程度です。結局、できることは限られてきてしまうので。くっついてバックに回る。それを確認する作業……ですね。ただ柔術は週に6度練習しています。試合のためでなく、子供たちとただ楽しくやっているようなものでも柔術の技術に関しては『よく、何もしらないでやっていたな』と以前の自分のことを思うようになりました。

それとヴァンガード柔術のレアンドロ・オカモト先生のところ……秦野には通っています。オカモト先生と生徒さんと2時間、バッチリと練習するためにその日だけはパーソナルはお断りしています。それも楽しいから行っているのですが――。

MMAのスパーリングは前回の試合前も、道場生と3回か4回やっただけですね。プロ練習のような強度の高いスパーリングは大事だと思います。でも、もう13年もやってきているので、そこはイイかなと。その分、柔術の練習で極められまくりますし。未だにエビすら、真っ当にできないので日曜日に子供と3人でやっています。柔術は強くなるためでなく、知らないことを教えてもらえるから楽しい。そうやって考えると、格闘技をやる楽しさを思い出したから、試合も戦おうと思えるようになったのかと」

――その結果の3連勝で、今回は挑戦者決定戦を戦います。

「まぁランキング的にはソロソロかとは思っていたのですが、如何せん……UFCから松嶋(こよみ)君、ISAO選手と4連敗をしたことは引きずってきました。あの4連敗を経験して、続けているということが一番自慢できることです。心は完全に折れていて、辞めたいとしか思っていなかったんです。でも、続けることができたので」

――UFCの負けの一つはアレックス・ヴォルカノフスキーが相手ですし。

「子供がUFCの凄さを理解できるようになり始めた時に『このメチャクチャ殴られているの、パパだよね』って言ってきて(苦笑)。勝った試合より、その負けが凄いと。子供たちは柔術を5年ぐらいやっているので、分かるようになったんですよね。『エビができていない』、『なんで足関節にいく?』とか『なんで、普通のフックスイープをしないの?』なんて言われています。勝ち負けでなく、そういうことを言ってくるんですよ。

でもちゃんと教えている通りに、自分も動かないといけないなって思わされます。キッズには一番安全なことを指導しているので、それは自分も同じじゃないかと。あと自分の子供は週に4日、柔術の練習をしています。土曜日は柔術と空手の2部練習。子供が週に4日やっているなら、選手としてではなく親として週に5度は練習しないといけないです。そして子供たちが頑張れという限りは、自分も頑張る。その頑張りが一番伝わるのが試合だから出ているんです。

だから試合に勝った後の記念撮影は、すぐに退場ってマイクで急かさないでもう少し時間が欲しいです(笑)。思い出創りなので、もう少し待ってくださいって。ただ試合をする限り勝ちにはこだわりますし、戦うからには強い人とやりたい。怖いからこそ、そこと戦わないと」

――結果、試合は嫌だと以前と同じことを口にする?(笑)。

「今日も会見でヤン坊選手と向き合って、嫌でした(笑)。別にやりたくもないし、あのパンチは避けられない。絶対に貰うので」

――組んでバックが勝利の方程式ですが、粕谷選手は打撃戦も展開します。

「まぁ、貰う覚悟というか殴られる前提で戦っているので」

――そこで怖さというのは?

「ケージに入ると覚悟は決まります。入るまでは殴られたくないし、ずっと寝技だけをやっていたい。でも、分かりやすく強いのはMMA。そうなると試合をするしかないですよね。殴られるのは嫌ですけど、けっこう殴られてきました。殴られることから逃げていると、勝てないです。で、そこで倒されてもそこまでの技量しかない。そうですね……勝ちたいですけど、道場で教えている人間としては勝ちも負けも両方を見せるしかない。ほんと、だから今はメチャクチャ辞め時かなって。キッズたちは『先生、結構強いぞ』と思ってくれている今こそ、そのタイミングなんじゃないかと」

――タイトル挑戦、ベルト奪取。そこから先に何を目指すのかと尋ねようと思っていたのですが……(笑)。

「でも、辞める辞める詐欺になりますよ(笑)。辞めたいけど、どうせやるんだろうって。結局、環境のせいにしたり諦めちゃう人が多い世の中なので、諦めないでズルズルやっている人もいるよ――というのを見てくれる人がいれば。別に勇気や希望を与えたいわけじゃない。見たかったら、見てくださいというテンションでしかないです。辞めないのは、他に頑張ろうと思えるものを探してもなかなか見つからないです。

こういうことを言うと『舐めている』とか『本気じゃない』って言われますけど、僕の中では全部本気でやっています。ずっと、本気でやってきました」

■視聴方法(予定)
2023年12月24日(日)
午後1時15分~ U-NEXT 、PANCRASE YouTube メンバーシップ

■ 対戦カード

<ウェルター級KOPC/5分5R>
[王者] 林源平(日本)
[挑戦者] 住村竜市朗(日本)

<フライ級暫定王座決定戦/5分5R>
伊藤盛一郎(日本)
有川直毅(日本)

<バンタム級王座決定戦/5分5R>
河村泰博(日本)
透暉鷹(日本)

<ライト級次期挑戦者決定戦/5分3R>
粕谷優介(日本)
雑賀“ヤン坊”達也(日本)

<女子アトム級王座決定T準決勝/5分3R>
沙弥子(日本)
V.V Mei(日本)

<女子アトム級王座決定T準決勝/5分3R>
ジェニー・ファン(台湾)
SARAMI(日本)

<フェザー級/5分3R>
亀井晨佑(日本)
平田直樹(日本)

<フェザー級/5分3R>
高橋遼伍(日本)
キム・サンウォン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
Ryo(日本)
栁川唯人(日本)

<フライ級/5分3R>
ムハンマド・サロハイディノフ(タジキスタン)
松井斗輝(日本)

<71.5キロ契約/5分3R>
近藤有己(日本)
美木航(日本)

<バンタム級/5分3R>
田嶋椋(日本)
笹晋久(日本)

<ウェルター級/5分3R>
川中孝浩(日本)
佐藤生虎(日本)

<フライ級/5分3R>
眞藤源太(日本)
梅原規祥(日本)

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【Pancrase340】12・24を読む 王座決定T準決勝でV.V Meiと対戦、沙弥子「苦行を乗り越える」

【写真】「ベルトは選ばれた人間にしか乗り越えられない苦行の先にある大事なもの」。こんな言葉でベルトへの道のりを語った。(C)TAKUMI NAKAMURA

24日(日)、横浜市中区の横浜武道館で開催されるPANCRASE340。女子アトム級王座決定トーナメント準決勝で沙弥子がV.V Meiと対戦する。
Text by Takumi Nakamura

2022年9月にパンクラスでMMAに復帰し、その時から「アトム級のベルトが欲しい」と発言していた沙弥子。今回の王座決定トーナメント開催は、自分の発言がきっかけになったという自負と共に「私はパンクラスでチャンピオンになりたい」という強いこだわりがある。

準決勝の相手は進退をかけてトーナメントに挑む第3代DEEP JEWELSフェザー級王者のV.V Mei、逆ブロックからは第2代修斗女子世界スーパーアトム級王者のSARAMI×昨年12月に一本負けしているジェニー・ファンの勝者が勝ち上がってくるという茨の道が待っている。沙弥子は厳しい戦いだからこそ「このベルトには価値がある」と言う。


――7月のPANCRASE 335ではMIYU選手に判定勝利という結果でした。改めてあの試合を振り返っていただけますか。

「周りからも快勝を期待されていた試合で、『勝たないといけない』『試合をしなきゃいけない』という気持ちが強すぎて、気負いすぎていましたね。試合を楽しむということを忘れていた試合でした」

――昨年12月にジェニー・ファン選手に一本負けして以来の試合ということで、固くなってしまった部分もあったのでしょうか。

「MIYU選手は年下かつキャリアも下で、どう転んでもフィニッシュしなきゃいけない試合だったと思うんですよ。そこを考えすぎてしまい、自分でもどうしていいか分からなくて焦ってしまいました」

――再起戦ならではのプレッシャーがあったんですね。

「あとは相手がキック出身ということで、テイクダウンしたら暴れて立ってくると思っていたんです。それで打撃から組んで投げる、立たれても組んで投げる、暴れるところで一本取る、そういう展開をイメージして練習していたんですね。でもいざ試合になるとテイクダウンした後、スクランブルの攻防にならず、しがみつかれる時間が長かったんです。それが自分的には想定外だったので、余計に何やればいいんだろう?と混乱してしまって、何回もセコンドの(伊藤)盛一郎くんを見てしまったり……。自分らしさが出せない試合でしたね」

――どんな局面が訪れるか分からないことがMMAの奥深さだと思いますが、まさにそれを痛感した試合だったようですね。

「はい。かなり勉強になったし、自分の課題やできないことをジムで共有できたことが大きいです」

――そして今大会から沙弥子選手が待ち望んでいた女子アトム級王座決定トーナメントがスタートします。最初にこの話を聞いた時はどう思いましたか。

「やっと来たか!って気持ちと自分のために創られたベルトだという高揚した気持ちがありました。パンクラスのアトム級は選手が少なかったので、私が『ベルトが欲しい』と言わなかったら、参戦選手も増えないし、ベルトが創られることはなかったと思うんです。私は他団体に行くつもりはなくて、パンクラスでチャンピオンになりたかったから(ベルトが欲しいと)言うだけ言おうと。それがこういった形で実現してよかったです」

――記者会見のコメントを聞いていても、沙弥子選手は他の選手とは違う意気込みでトーナメントに向かっている印象です。

「他の選手は『ベルトが欲しくて、パンクラスからチャンスが来た』だと思うんですけど、私は『パンクラスに出て、パンクラスのベルトが欲しい』なんです。だからこのトーナメントへの気合いの入れ方は別格ですね」

――ずばりパンクラスのベルトが欲しい理由はなんでしょう。

「パンクラスは歴史がある団体ですし、ベルトもかっこいいですよね。グランドスラムに移籍して復帰する時にも自分から勝村(周一朗)さんに『パンクラスに出たいです』とお願いしましたし、一度はあのベルトを巻きたい。そのくらい強い想いがあります」

――なぜそこまでパンクラスが好きなのですか。

「団体の雰囲気がかっこいいというか渋いというか、独特のものがあるじゃないですか。あれが好きなんですよね」

――以前MMAPLANETで取材した亀井晨佑選手は「僕はパンクラスの硬派なところに誇りを持っている」と話していました。それに似た感覚でしょうか。

「まさにそうですね。その硬派な雰囲気が自分には合っていると思います」

――対戦相手のV.V Mei選手にはどんな印象を持っていますか。

「トータル的に何でも出来る、バランスのいい選手だと思います。あとはベテラン選手らしく、力の使い方や試合運びも上手いですよね。試合の中で相手に合わせて戦う時間もあれば、自分から積極的に戦う時間もある。伊達にキャリアが豊富で、色んな強豪と戦ってきた選手じゃないな、と。Mei選手と戦いたい選手もたくさんいる中で、自分が試合出来るのもうれしいですし、色んなことを学びたいです」

――トーナメントの準決勝であると同時に、今の沙弥子選手がトップファイターのV.V Mei選手に勝てるかどうかが試される試合です。そういう意味でもこの試合はターニングポイントだと思いますか。

「まさしくそう思います。私とMei選手のキャリアや経験の差は埋められないものなので、そこは気力と体力で対応します。色々と対策を練っていますが、いざ自分と向き合った時にMei選手がどんな戦い方をしてくるかは、その時にならないと分からないので、大まかな流れとイメージは持ちつつ、臨機応変な戦いもしようと思います。自分が想定していないことをやってくることも想定して、自分がやりたいことをやって勝ちます」

――決勝はどちらが上がってくると予想、もしくはどちらと戦いたいですか。

「誰が来ても勝たない限り、ベルトが手に入らないので、どちらが来ても誰が来ても勝ちます」

――キャリア的には準決勝・決勝ともに厳しい戦いが続くことになりますが、それも覚悟の上ですか。

「簡単に手に入ったら面白くないですからね。ベルトは選ばれた人間にしか乗り越えられない苦行の先にある大事なものなので、このくらい厳しくしてもらわないと。自分自身、この苦行を乗り越えないとベルトを巻く価値はないと思います」

――12月も色んなMMAの大会がある月ですが、沙弥子選手はどんな試合を見せたいですか。

「今回ベルトという大きな目標があって、ベルトを巻きたいという一心で、無駄な感情を捨てて練習することが出来ました。7月の試合からこんなに人は成長できるんだって姿を見せたいです」

2023年12月24日(日)
横浜市中区
横浜武道館
Pancrase340

■視聴方法(予定)
2023年12月24日(日)
午後1時15分~ U-NEXT 、PANCRASE YouTube メンバーシップ

■ 対戦カード

<ウェルター級KOPC/5分5R>
[王者] 林源平(日本)
[挑戦者] 住村竜市朗(日本)

<フライ級暫定王座決定戦/5分5R>
伊藤盛一郎(日本)
有川直毅(日本)

<バンタム級王座決定戦/5分5R>
河村泰博(日本)
透暉鷹(日本)

<ライト級次期挑戦者決定戦/5分3R>
粕谷優介(日本)
雑賀“ヤン坊”達也(日本)

<女子アトム級王座決定T準決勝/5分3R>
沙弥子(日本)
V.V Mei(日本)

<女子アトム級王座決定T準決勝/5分3R>
ジェニー・ファン(台湾)
SARAMI(日本)

<フェザー級/5分3R>
亀井晨佑(日本)
平田直樹(日本)

<フェザー級/5分3R>
高橋遼伍(日本)
キム・サンウォン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
Ryo(日本)
栁川唯人(日本)

<フライ級/5分3R>
ムハンマド・サロハイディノフ(タジキスタン)
松井斗輝(日本)

<71.5キロ契約/5分3R>
近藤有己(日本)
美木航(日本)

<バンタム級/5分3R>
田嶋椋(日本)
笹晋久(日本)

<ウェルター級/5分3R>
川中孝浩(日本)
佐藤生虎(日本)

<フライ級/5分3R>
眞藤源太(日本)
梅原規祥(日本)

The post 【Pancrase340】12・24を読む 王座決定T準決勝でV.V Meiと対戦、沙弥子「苦行を乗り越える」 first appeared on MMAPLANET.