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【DEEP】元谷友貴×福田龍彌 バンタム級王者決定戦!

ゴールデンウィーク真っ只中の5月3日に後楽園ホールで開催されるDEEP 119 IMPACT。これまでに北岡悟(パンクラスイズム横浜)×倉本大悟(JAPAN TOP TEAM)、水野竜也(フリー)×ANIMAL☆KOJI(HIGH ROLLER ENTERTAINMENT)、村元友太郎(ALIVE)×KENTA(K-Clann)など対戦カードが発表されていました。

決して悪くはなんだけど、RIZIN参戦経験者を上手く絡めて波に乗る最近のDEEPのマッチメイクを考えたら、もうひと盛り上がりほしいと欲張っていたら、極上カードがやってきました。
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【DEEPバンタム級王者決定戦】
元谷友貴(アメリカン・トップチーム)
福田龍彌(MIBURO)

RIZINで結果を出している者同士の贅沢な一戦。RIZINで組まれていて何ら不思議ではない好カードがDEEPで実現するとは。。。RIZIN隆盛の中でのDEEPの存在感を改めて思い知らされました。BLACK COMBATからの刺客ユ・スヨンがDEEPバンタム級王座を返上した事により、王者決定戦として行われます。

元谷は言わずと知れたバンタム級国内トップクラスのファイター。RIZINでは朝倉海の膝蹴りに屈したものの、金太郎、ヒロ・ヤマニハ、太田忍、倉本一真、CORO、ホジェリオ・ボントリンといったうるさ型の選手を連破。一見すると地味にも見えますが、決して簡単に出来る芸当ではないでしょう。

対する福田は現在絶賛売り出し中。元修斗フライ級王者にしてDEEPフライ級GP王者という肩書きもすごいですが、ファイトスタイルも凄味がハンパない。的確に蓄積させる左ジャブで相手の顔面を削り、時折織り交ぜるボディやアッパーの威力も精度の高さも卓越したスキルを感じます。

フライ級からバンタム級に階級を上げた雅駿介戦ではムエタイ出身の雅のお株を奪う打撃の猛攻で雅を圧倒。パンチでダウンを奪ってからのパウンドアウトでバンタム級転での試運転もは滑り出し上々。しかもストライカーを相手に打撃でKOする姿は衝撃的でした。バンタム級王座奪取に向けて調整は順調と見て間違いなさそうです。

ボクシングテクニックはDEEPフライ級最上位の福田を相手に元谷はどう出るか。ある程度スタンドの打撃に向き合いつつ、テイクダウンの糸口を探るのが常套手段か。

レスリングをバックボーンに持つ山本アーセンも福田をテイクダウンするのには手を焼いていただけに、予定通りにはいかないでしょうが、ヒントになりそうなのは昨年12月に行われたNaiza FCでのディアス・エレンガイポフ戦。

エレンガイポフは福田の打撃に臆せずに応戦しつつ、要所要所で組み付くとテイクダウンに成功。立ち上がられてもしつこく捕獲して福田の動きを封じて判定勝ちを収めました。

同じようにはいかないでしょうが、悔しいかな福田の打撃を封じるお手本のような試合。立っても寝てもそつなく試合を運ぶ元谷なら再現しても不思議ではありません。

逆に福田が元谷を駆逐するような事があれば、いよいよ地殻変動。DEEPどころかRIZINの地図にも影響を及ぼすのは間違いないでしょう。日本のバンタム級戦線を占う意味でも重要な一戦。ゴールデンウィークも後楽園ホールだな。
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Black Combat DEEP MMA MMAPLANET o Road to UFC UAEW UAEW45 UFC UFC Fight Night その他 アムル・マゴメドフ アリ・アルカイシ カイラー・フィリップス カイ・カラフランス クリス・グティエレス サンスハル・アディロフ ショーン・オマリー ダナ・ホワイト チムール・ヴァリエフ ディラン・サルバドール ハオーニ・バルセロス パウリアン・パイヴァ フィルカドベク・ヤクボフ ブラッド・カトーナ ホジェリオ・ボントリン ボクシング マーク・ストリーグル ユ・スヨン ライカ リネット・ハバロフ ヴァルテル・コリアンドロ ヴィニシウス・ジ・オリヴェイラ 吉野光 藤田大 藤田大和

【UAEW45】藤田大和&吉野光が、UFCファイトウィークのアブダビでRoad to UFCよりも厳しい相手と対戦

【写真】吉野と藤田が、とんでもない猛者とアブダビで戦う (C)UAEW

17日(火・現地時間)にUAEはアブダビのアルジャジーラ・クラブで開催されるUAE Warriors45に日本から藤田大和、吉野光の2選手が出場することが同プロモーションの公式SNSで明らかとなっている。
Text by Manabu Takashima

藤田は8月のフィルカドベク・ヤクボフをギロチンで倒して以来2カ月弱のUAEW再出場で、吉野は3月に──コンテンダーシリーズ第8週でUFCとサインを果たした──ヴィニシウス・ジ・オリヴェイラにTKO負けを喫して以来の再起戦となる。

当初の予定ではUFC294の前日=20日開催だった同大会だが、17日に前倒しとなり、会場も二転ほどした結果──同国のプロサッカー・チーム=アルジャジーラ・クラブの本拠地で実施されることとなった。

9日(月・同)に出されたプレスリリースで上位5カードが正式発表され、その文末には「その他のカードは今週中に決定する」と記されながら、実は同じ日に全対戦カードのCGが公とされており、そこにはしっかりと藤田と吉野の顔と名前が確認できる。

いかにも中東らしく、また「中東ではよくあることだ」と関係者が公言してしまうドタバタ感のあるイベントだが、Abu Dhabi Showdown Week2023と呼ばれるファイトウィーク大会らしく、16カ国からファイターが集まるなど注目すべき試合が多い。


そもそもUFCの前日開催ではセレモニアル計量と時間がバッティングし、ダナ・ホワイト&カビブ・ヌルマゴメドフのルッキンフォー・ファイトとして機能しないことから、スケジュールが前倒しになったとも伝わってくる今大会。かなりの可能性で両者が視察する展覧試合になり、出場選手にとっては千載一遇の機会ともいえる。

そんなUAEW45のメインはUAEWライト級王座決定戦=アムル・マゴメドフ✖ジェコンギル・ジュマエフの一戦だ。マゴメドフはヌルマゴ軍団の24歳の新鋭で、これまでの戦績は6勝0敗──3試合でRNCより一本勝ちがある。

対してウズベキスタンのジュマエフはキャリア10勝3敗のストライカーで、クラシカルなグラップラー✖ストライカー対決となる。とはいえジュマエフはUAEWでディラン・サルバドールにヴァンフルーチョークで敗れた1試合しか経験しておらず、マゴメドフ・アップの試合という見方は十分になされる。

(C)Zuffa/UFC

勝負論でいえばコメインのバンタム級戦=チムール・ヴァリエフとパウリアン・パイヴァの顔合わせがより興味深い。

WSOFで5勝1敗、PLFで3勝0敗、UFCでは2勝1敗のヴァリエフは、TUFシーズン31でブラッド・カトーナに敗れオクタゴン復帰がならなかった。が、ハオーニ・バルセロスに勝利しWSOF時代には今週末のUFC Fight Nightに出場するクリス・グティエレスと1勝1敗と、正真正銘オクタゴンで戦うだけの力を持った実力者だ。

(C)Zuffa/UFC

対するパイヴァはUFCで3勝4敗。

カイ・カラフランス、ホジェリオ・ボントリン、そしてショーン・オマリーらに敗れているが、カイラー・フィリップスから勝ち星を挙げており、ヴァリエフに劣らない力の持ち主といえる。

さらにはUAEWフェザー級及びUAEWアラビア・フェザー級チャンピオンのアリ・アルカイシが、世田谷育ちのUFCベテラン=マーク・ストリーグルに勝利しているイタリアのヴァルテル・コリアンドロとノンタイトル戦で戦う。UFC級、UFCを目指す選手が砂漠に集まる大会で藤田大和は11勝1敗1分のカザフスタン人ファイター=サンスハル・アディロフ、吉野光はヌルマゴ・チーム所属のダゲスタンファイターで7勝0敗のリネット・ハバロフと戦うこと決まった。

DEEP ✖Black Combatの対抗戦で日本を震撼させたユ・スヨンがバンタム級のベルトを巻くカザフのNAIZAとヌルマゴ所有のEagle FCという両プロモーションのフライ級とバンタム級で計6勝0敗のアディロフは、スイッチヒッターでジャブが伸びるボクシングと、テイクダウン防御に優れたレスリング力を持つ。

さらには倒されないように戦うなかで、アナコンダチョークやがぶってバック奪取という堅守&カウンターアタックも強い。バックを取ってからの安定度も抜群のアディロフと藤田の一戦はフライ級タイトルが掛かっていても一切おかしくない対戦といえる。

他方、吉野と戦うハバロフは所持していたGorilla Fightingバンタム級王座がEagle FCに移管され、現時点で4度防衛中の現役王者だ。ハバロフもまたスイッチヒッターだが、打撃は前蹴りを見せて組むためのオーバーハンドが定番で、最大の強味は左右どちらの手が前にあっても、問題がなく相手を倒し続けるテイクダウン能力の高さだ。

倒せばコントロールする力も抜群で、抑え込みも非常に強い。それ故にボディロックに来た際の吉野の担ぎ系の柔道技や内股、倒された時のブリッジでリバーサルという展開が見られるのか。

もちろん、その2つの局面が強いことはハバロフ陣営は百も承知だろう。それでの通じるのが本当の意味での必殺技。吉野にとっては日本で決めまくった技術が、ダゲスタンのトッププロスペクトに通じるのか、真価が問われる一戦となる。

同様に藤田にとっての今回の試合も彼が日本で見せることがなかった近距離での打撃の攻防が、中央アジアの猛者を相手に有効なのか──ここも注目すべきポイントだ。

いずれにせよ、藤田と吉野は国内のどのプロモーション、アジア系の大会、さらにRoad to UFCよりも手強い相手と両者は砂漠で戦うことになる──これが彼らのMMA道、痺れるチャレンジだ。

■視聴方法(予定)
10月17日(火・日本時間)
午後11時時~UFC FIGHT PASS

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ANIMAL☆KOJI BELLATOR o RIZIN UFC YouTube   アラン“ヒロ”ヤマニハ イゴール・タナベ スダリオ剛 ストラッサー起一 チャンネル トップノイ・キウラム ヒロヤ ビクター・コレスニック ホジェリオ・ボントリン 中村優作 井上雄策 伊藤裕樹 佐藤将光 太田忍 後藤丈治 所英男 村元友太郎 渡慶次幸平 荒東“怪獣キラー”英貴 貴賢神 高木凌

【RIZIN RANDMARK6 振返り解説】疑惑の判定続出⁉️判定について切り込みました!あの選手の成長も凄かった‼️

最後までご視聴ありがとうございました。
また次回の動画でお会いしましょう。

▼ 荒東中の怪獣キラーチャンネル(勝利おめでとう)
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ストラッサー起一経歴【主戦場】
2014〜2017  UFC(アメリカ)
2017〜2019  RIZIN(日本)
2019〜2020  Bellator(アメリカ)
2021〜. RIZIN(日本)

—-目次—-
0:00 オープニング
2:04. 所英男 vs. アラン“ヒロ”ヤマニハ
8:47. 太田忍 vs. 佐藤将光
14:47. スダリオ剛 vs. イム・ドンファン
18:01 伊藤裕樹 vs. トップノイ・キウラム
23:50. 中村優作 vs. ヒロヤ
28:43. イゴール・タナベ vs. ANIMAL☆KOJI
31:07. 貴賢神 vs. 荒東“怪獣キラー”英貴
37:15. 村元友太郎 vs. ホジェリオ・ボントリン
38:13. ビクター・コレスニック vs. 高木凌
39:40. 渡慶次幸平 vs. 井上雄策
40:58. 後藤丈治 vs. 日比野“エビ中”純也

———————————————–
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o RIZIN YouTube ビクター・コレスニック ホジェリオ・ボントリン 井上雄策 後藤丈治 村元友太郎 渡慶次幸平 高木凌

試合後インタビュー Vol.1 / For Japan presents RIZIN LANDMARK 6 in NAGOYA

00:00 後藤丈治
06:22 日比野“エビ中”純也
09:28 井上雄策
19:18 渡慶次幸平
28:44 ビクター・コレスニック
33:33 高木凌
35:09 村元友太郎
39:22 ホジェリオ・ボントリン

▼ARCHIVE
「For Japan presents RIZIN LANDMARK 6 in NAGOYA」
アーカイブ配信期間
ライブ配信終了後、準備が整い次第〜10月7日(土)23:59まで配信中!

アーカイブ配信のご購入はこちらから
https://jp.rizinff.com/_ct/17653588

▼NEXT EVENT
「RIZIN LANDMARK 7 in Azerbaijan」
in アゼルバイジャン・バクー ナショナルジムナスティックアリーナ
2023年11月4日(土)
https://jp.rizinff.com/_ct/17647600

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【RIZIN LANDMARK06】スクランブルwith蹴り上げ&踏みつけ。ボントリンが村元友太郎を圧倒、完勝

<フライ級/5分3R>
ホジェリオ・ボントリン(ブラジル)
Def.3-0
村元友太郎(日本)

すぐに飛びこんだ村元、ここからは間合いを測るなかでボントリンが右カーフを蹴る。そのカーフにワンツーを合わせていった村元は、ワンツーを回ってかわして左ハイを狙う。そこにパンチを当てたボントリン、村元もステップインにパンチを合わせようとする。シングルレッグを切った村元は、圧に負けないで戦っていたが、左をダブルで当てられた直後に両足がそれってしまいテイクダウンを奪われる。

立ってパウンド、サッカーボールキックのボントリン、そのタイミングで立ち上がった村元だがギロチンに合わされる。ここからスクランブルに持ち込んだ村元だが、ボントリンはギアを上げたかのように圧を掛け、パンチ&組んで後方からヒザ蹴りを顔面に突き刺す。ここから組まれてバックを許し、倒されないように耐える村元は、足を払われてもスタンドをキープしたものの劣勢のまま時間を迎えた。

2R、左から右を見せるボントリンに対し、村元は左フック&右を伸ばす。圧を捌き合い切れない村元は、右ストレートにダブルを合わせるがボントリンが切って首相撲からヒザをボディに連続で突き刺す。首相撲のまま後方にバランスを崩したボントリンは、すぐに立ち上がってスクランブル。こうなると譲らない村元が距離を取り直すが、左目の周囲をカットしている。

パンチの圧を掛けたボントリンは、テイクダウンを低い姿勢で仕掛ける。ダメージか疲れか動きが落ちた村元は、パンチの連打を被弾し。組み付き際に下になり、踏みつけを受けそうになる。ついにバタフライガードで背中をベタっとマットにつけた村元は左のパウンドで立ち上がろうとした刹那、顔面を蹴られそうになる。RIZIN的ダーティーキックボクシングに長けたボントリンが、ケージに村元を押し込んで時間を迎えた。

最終回、村元は左ジャブを伸ばすが、ボントリンがジリジリと前に出る。飛び込んで右をヒットさせた村元。ボントリンはひるまず、左を振るって前に出る。村元は再び右を当てたらが、左の連打にパンチを受けてサークリングと厳しい状態から脱せない。村元は右を伸ばすが、ボントリンは組んでバックへ。足を払い、前に崩していくボントリンがふくらはぎを後ろから蹴っていく。

頭をケージにつけた状態の村元は、足をかばうと顔面にヒザを当てられかける。ボントリンは左足をフックし、外しても後方に引きずり、スイッチに背中について両足をフックする。ワンフックに切り替えたボントリン、腹ばい――腰を上げた村元が右足を払ってボントリンを前方に落とす。すぐさま右ミドルを蹴り、右にヒザ蹴りを合わせようとしたボントリンが組みに移行して時間となった。結果は3-0でボントリン、村元は天を仰いで勝者と握手をした。


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【RIZIN LANDMARK06】スクランブル発進で太田忍と対戦、佐藤将光「誰かの力になれるならーー」

【写真】これぞ佐藤将光の生き方(C)MMAPLANET

明日10月1日(日)に愛知県名古屋市中区のドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)で開催されるRIZIN LANDMARK06に急遽参戦が決まった佐藤将光。
Text by Manabu Takashima

8月にONEとの契約を白紙に戻し、フリーランスになっていた佐藤がこれからのターゲットを見定めるなかで、手にした太田忍との一戦。「ありきたり」と嫌い、自分のなかでの格好良さ――美学を求める佐藤に話を訊くと、淡々と語る将光節がきかれた。


――3日前に太田忍選手と対戦することが、RIZIN.44のリング上で発表された佐藤将光選手です(※取材は27日に行われた)。オファーはいつ頃に?

「僕に話が来たのが2週間切っていたくらいで、次の日に『やる』と答えて。その数日後に返事がきたので決まったのは結構直前でした」

――YESしか答えはなかったですか。

「まぁ急だなぁとは思ったのですが、『いつでも、誰とでもやるよ』って言っているのに、受けないのは格好悪いと思って(笑)。そこですね。体重だけは直前なので63キロまでしか落ちないと伝えて。次をどうしようかと考えている時で、自分の答えもハッキリしていない中で決めた形ではあるんですけど」

――8月の最初にONEとの契約を解除できたと伺いました。あの時は本当に良かったと思いました。キム・ジェウンにスクランブルで、彼の望む体重で戦い勝利したにも関わらず、負けた方がジョン・リネケルと戦うなんてありえないと思っていたので。

「(苦笑)。もうちょっとやりたかった――というのはあります。リネケル、ビビアーノ・フェルナンデスと戦えるところまで来ているのかとも思っていたので。そこで終わってしまったのは、心残りです。直接、世界のトップと戦えなかったので。まぁリネケルに勝ったファブリシオ・アンドラジとやり合えたので、UFCファイターも、遠くはないと感じられたのは楽しかったです。1週間前に現地入りして、試合だけを考えて過ごし、戦って帰ってくる。創り方、食事、勝手も違うことを経験できました。

コロナ禍で色々な体験もさせてもらったし、帰国したら成田で陽性になって家に帰れないとか(笑)。でも方向が違うなというのは、少し前から感じていました。アクションとイエローが増えたこともあって。何より試合があるかないか分からない状態って、精神的に良くないので。ここでフリーランスになれたことは良かったです。

練習自体は凄く楽しいですけど、試合の感覚は欲しいという衝動に駆られる。それが波で来るんですよね。平気な時は平気なんですけどね」

――まず修斗でワンテンポをおき、そこからどこを目指すのか。RIZINだろうと思っていました。

「修斗もめっちゃ考えましたし、RIZINも視野に入っていました。RIZINだとアゼルバイジャンか大晦日と睨み、話もさせてもらって」

――アゼルバイジャンというのが、佐藤選手が自分自身の立ち位置が分かっているなぁと(笑)。

「アハハハハ。むしろ興味がありますけどね、なかなか行ける国じゃないので(笑)」

――アゼルバイジャンはRIZINですが、他で海外も考えていましたか。

「PFLも気になっているので話は持ちかけていて。それにUFCが、この年でもしあるなら……トライできるときがあれば、一度は戦いたい。引退したときに悔いが残るから、そのチャンスがあるならやりたいと思っていました。そういうところで戦う前に単発で修斗とか、国内で戦うことを考えていて。

これ折角この話を貰って試合もするのにアレなんですけど、ONEを離れてRIZINってありきたり過ぎて(笑)」

――ハハハハ。凄く普通なのに、それが佐藤選手らしくないと。

「最近は判断基準が、自分のことをダサい自分と思いたくない。格好良い自分でいたい。海外で勝負をしている人の方が、格好良いと個人的に思うので、そういう風になりたい。だから海外で何かあったら――とは思っていました。ただ今回はスクランブルだし、出場の仕方としては面白い。らしさも、出る。まだ気持ちが固まっていない状態でしたけど、必要とされたことが嬉しかったです」

――では太田忍選手の印象を教えてください。

「う~ん、まぁ警戒すべきポイントはある。でも僕がやってきたことで攻略できるんじゃないかと、今は思えています。決まってから映像をたくさん視て、あれから成長しているだろうけど――やることはある程度想像はつく。そのなかできっと攻略できると、自分を信じることができています」

――MMAの完成度はまだ高くない。レスリングベースの馬力で戦う。その馬力が、熟練した技術を突破することがあります。

「フフフ、ありますね。スティーブン・ローマンとか、まさにそういうことで。太田選手もあの試合を絶対見ているでしょうし、僕の負けパターンはいくらでも映像にあります。そういう意味で僕がこれまでやってきた――日本の総合格闘技からMMAの細かい技術で、彼を上手く丸め込める。そういったところを見せたいと思います」

――LANDMARKなのでケージです。太田選手にも優位に働くかもしれないですが、佐藤選手は確実にケージの方がリングよりアドバンテージがあるかと思います。

「ハイ。僕はケージの方がやりやすいです。誰と戦ってもそうですが、太田選手と戦う上でも優位に働きます。やっぱりロープだと、背中に腕が回りますからね。彼はボディクラッチが取れたら、絶対に投げることができる。そしてロープの方が絶対にボディクラッチはとりやすい。ケージでもボディクラッチは取られると思っていますけど、立つにしてもケージの方がやりやすいです。リングだと微妙なことが起きて、ブレイクが掛かって展開が変わってしまうこともあるので」

――グラウンドのヒザ、そしてサッカーボールキック。前者はONEでも認められていましたが、そこまでのレスラーはいなかったです。

「レスラーのがぶりは脅威なので、四点ヒザは警戒しないといけないです。あとはこかされてすぐにとか。太田選手は倒してからもコントロールにこだわらないで、殴ってくる選手なので結構そういう攻撃もやってくると思って練習しています。来ると思っていれば、致命傷にならず立ち上がることができるので。

サッカーボールキックは実は多くの人が覚えていないのですが、パンクラスがユニファイドになる前には認められていた時期がありました。サッカーボールキックがあった方が戦いやすいです。テイクダウンを切った後、コントロールしていて残り時間がなくなると狙っていた攻撃です」

――このところ、セコンドや指導も他のジムの選手にもしています。そこはファイターとして役立つ部分があるのでしょうか。

「ファイターとしてというより、人として頼りにされること、誰かの役に立てていること、頼ってもらえることを凄く嬉しく感じます。できることはやりたい、自分が。それがまた良い形で返ってきますし。今日も色々な選手が、僕にアドバイスをくれました。それって、僕が普段からしているからで。そうですね――誰かの力になれるなら、なりたいです」

■視聴方法(予定)
10月1日(日)
午後12時00分~ABEMA, U-NEXT, RIZIN100CLUB,RIZIN LIVE,スカパー!

■ RIZIN LANDMAKR06対戦カード

<63キロ契約/5分3R>
太田忍(日本)
佐藤将光(日本)

<キック61.5キロ契約/3分3R>
梅野源治(日本)
斎藤祐斗(日本)

<ヘビー級/5分3R>
スダリオ剛(日本)
イム・ドンファン (韓国)

<バンタム級/5分3R>
所英男(日本)
アラン“ヒロ”ヤマニハ(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
伊藤裕樹(日本)
トップノイ・キウラム(タイ)

<ミドル級/5分3R>
イゴール・タナベ(ブラジル)
ANIMAL☆KOJI(日本)

<女子ストロー級/5分3R>
渡辺彩華(日本)
万智(日本)

<フライ級/5分3R>
村元友太郎(日本)
ホジェリオ・ボントリン(ブラジル)

<58キロ契約/5分3R>
中村優作(日本)
ヒロヤ(日本)

<ヘビー級/5分3R>
貴賢神(日本)
荒東“怪獣キラー”英貴(日本)

<フェザー級/5分3R>
ビクター・コレスニック(ロシア)
高木凌(日本)

<ライト級/5分3R>
渡慶次幸平(日本)
井上雄策(日本)

<バンタム級/5分3R>
後藤丈治(日本)
日比野“エビ中”純也(日本)

<68キロ契約/5分3R>
銀・グラップリングシュートボクサーズジム(日本)
太田将吾(日本)

<キック57キロ契約/3分3R>
竹野元稀(日本)
内藤凌太(日本)

<バンタム級/5分3R>
切嶋龍輝(日本)
MASANARI(日本)

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【RIZIN LANDMARK06】ロシアの強豪コレスニックに挑む、高木凌「格闘家は強さが正義」

【写真】強くなることに対して、貪欲さが伝わってきた高木だった(C)SHOJIRO KAMEIKE

10月1日(日)に愛知県名古屋市中区のドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)のRIZIN LANDMARK 6 in NAGOYAでRIZIN初参戦の高木凌がビクター・コレスニックと対戦する。

その強烈な右ストレートを武器に、パンクラスで7戦6勝(5KO)1敗の成績を誇る高木。「格闘家は強さが正義」と言い切るフェザー級の新鋭は激戦区のRIZINフェザー級に風穴を開けるべく、ロシアの強豪コレスニックに挑む。


――RIZIN初参戦が決まった高木凌選手です。まずオファーを受けた時の心境から聞かせてください。

「僕は日本(国内タイトル)を獲ってから世界にいきたいという気持ちがあるのですが、今回RIZINからオファーをいただいて、うれしかったです。ただし相手がコレスニックだと聞いて、ものすごく強い選手なのでうれしいだけではなく厳しい戦いになると思いました。オファーを受けてから覚悟を持って生活を続けています」

――高木選手は学生時代は野球をやっていて、格闘技経験なしでパラエストラ八王子に入会しているので、格闘技歴そのものは浅いですよね。

「4年くらいですね。そのキャリアでRIZINに出るのは不思議な感じですけど、言い訳せずにMMAを続けてきて、ここまでは行けるんだなと思いました」

――昨年12月に新居すぐる選手に敗れて初黒星を喫して、そこから2連勝しています。あの負けで何が変わりましたか。

「新居戦まで無敗で来ていて、自信満々だったんですけど負けてしまって。その時はその時なりに精いっぱいやっていたんですけど、もっともっとやらなければいけないことがあると実感して。それからロータス世田谷にも通うようになり、ロータスでの練習で自分に足りないものが分かりました。復帰戦だった遠藤来生戦の前は過去イチ練習していて、平気で一日三部練とかやっていたんです。

やっぱり負けた後は普段の生活も楽しくないんですよ。遊んでいたり、飲みに行ったりしても。ふいに負けたことが頭に浮かんじゃって。だったらもっと限界を決めずに練習しようと思って意識が変わりましたね。今はある程度落ち着いて、週6日×3部練をやって強くなれるとは限らないので、バランスをとりながら練習していますが、あの時はひたすら練習していました」

――高木選手は打撃でのフィニッシュが多く、テイクダウンやグラップリングの強化が必要だと感じたのですか。

「そうですね。僕みたいに格闘技のバックボーンがない選手がレスリングや柔道をやっていた人たちに組み技で勝つのは容易ではないです。でもだからといってバックボーンがない選手が試合で優遇されるわけはないし、リングに立てばみんなスタートラインは同じです。だったら自分なりに工夫してやるしかないわけで、ロータスで練習を続ける中で、どうやって組み技で勝てばいいんだろうと考えて取り組んでいます。本当に昔は何できずにやられたんですけど、今は少しずつ対応できるようになりました」

――高木選手は格闘技歴も短く、プロでの試合時間も短いんで、どうしても経験値という面では不足していると思います。逆に言えば経験値を積むことでの伸びしろは多いですよね。

「例えばまだ倒し倒されの激闘はしたことがないし、練習でダウンしたり、打撃を効かされたことがないんです。でもこれから必ずそういう試合があるし、試合中に焦る展開もあると思います。そうなった時のことを想定して練習はしていますし、いざしんどい展開になっても対応できないとは思わないです」

――高木選手は以前から元WBA世界スーパーフェザー級王者の内山高志選手のジムでパーソナルトレーニングを受けているそうですが、受けるようになったきっかけは何だったのですか。

「僕はバックボーンがないながらにも打撃で負けたことがなくて。そしたらアマチュア時代に打撃で押されて負けたことがあったんです。自信を持っていた打撃で不利になって負けたことがあまりに悔しすぎて、何か変えないとダメだなと思って、自分は蹴りよりパンチが好きだったからボクシングをやろうと思いました。それで内山さんのジムを探して指導してもらうようになりました。

僕は田口良一さん(元WBAスーパー・IBF世界ライトフライ級統一王者)にメインで教えてもらっていて、田口さんは他のトレーナーが許すところを絶対に許さないんですよ、本当にミリ単位のズレを指摘されるレベルで。でも上のレベルに行けば行くほど、そのミリ単位のズレが勝負を分けるじゃないですか。だから僕は田口さんにそのズレを修正してもらっているというイメージで、僕にはその指導方法がばっちりハマっていますね」

――さて対戦相手のコレスニック選手にはどんな印象を持っていますか。

「シンプルに強い。本当に強い相手だと思います。知名度がないだけで、UFCファイターのネイト・ランドウェアーともバチバチにやり合っているし、日本人で勝てる相手は少ないと思います」

――ファイトスタイル的にはいかがでしょうか。

「MMAでは掴まれるリスクがあるので、蹴ることは難しいのですが、コレスニックは前蹴り、ミドル&ローを蹴りまくって、かなり蹴りの技術が高い選手だと思いました。しかも掴まれるのを恐れずに思いっきり蹴っているのが印象的です」

――パンチの打ち方もワキが空いている独特の起動でフルスイングという。ロシア系ファイターらしい選手だと思います。その相手をどう攻略しようと思っていますか。

「僕はKO率が高いので、いつもKOを狙って戦っていると思われがちなのですが、どちらか言えば勝手にKOになってる感じなんですよ。だからコレスニックの蹴りを上手く対処しつつ、多少は被弾する覚悟も持って、自分がどうそこを打開するか。最終的に自分が倒して勝っていると思います」

――特にこれというパンチを狙わなくても、自然にKOしているのですか。

「はい。タイムアタックみたいな感じで倒すことはないですね。適当に思われるかもしれませんが、特定のパンチを狙うのではなくて、勝手に出るパンチで倒している。そんな感じです」

――なるほど。でも先ほどのミリ単位で打撃のズレを修正するという普段の練習の積み重ねとして、自然に体が反応するのかもしれないですね。

「ああ…確かに。繊細に練習している分、勝手に出るんだと思います」

――ここでコレスニック選手に勝てば、高木選手にとっては大きなステップアップになります。

「ぶっちゃけRIZINにも半端な選手が多いじゃないですか。RIZINに出ている選手でコレスニックに勝てる選手はなかなかいないと思うんですよ。だから僕がコレスニックに勝てば実力を認めてもらえると思うし、やばいやつがRIZINに来たぞと思わせたいですね」

――RIZINに出るのであれば、コレスニック選手のような強豪とやることに意味があるという考えですか。

「やっぱり強くなりたいですからね。今までの選手が強くなかったというわけではなく、上に行くためにはどこかで必ず強い選手とやらないといけないし。僕自身もコレスニックに勝てれば自分に自信を持てると思います」

――今の選手はMMAにおいて色んなキャリアの積み方があると思います。高木選手は強さを追求することで自分を表現したいですか。

「格闘家ですからね。格闘家は強さが正義なんで。ルックスとかトークとか、そういうのはあとからついてくればいいというか、自分はちゃんと順序を守りたいんです。強さがない格闘家にはなりたくないし、ちょっと有名だから注目される舞台に出るとか、俺はそういう選手とは違うぞってところを見せたいです」

――クオリティの高い試合を見せて会場を沸かせたいですか。

「はい。間違いなくそうしたいですね。今RIZINのフェザー級で上にいる選手たちのケツに火をつけたいし、見ている選手にも『こいつには勝てないかも…』と思わせる試合をやりたいです。僕とコレスニックだったら他とは違うハイレベルな試合を見せられると思うので、その違いを楽しみにしていてください」

■視聴方法(予定)
10月1日(日)
午後12時00分~ABEMA, U-NEXT, RIZIN100CLUB,RIZIN LIVE,スカパー!

■ RIZIN LANDMAKR06対戦カード

<バンタム級/5分3R>
太田忍(日本)
佐藤将光(日本)

<キック61.5キロ契約/3分3R>
梅野源治(日本)
斎藤祐斗(日本)

<ヘビー級/5分3R>
スダリオ剛(日本)
イム・ドンファン (韓国)

<バンタム級/5分3R>
所英男(日本)
アラン“ヒロ”ヤマニハ(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
伊藤裕樹(日本)
トップノイ・キウラム(タイ)

<ミドル級/5分3R>
イゴール・タナベ(ブラジル)
ANIMAL☆KOJI(日本)

<女子ストロー級/5分3R>
渡辺彩華(日本)
万智(日本)

<フライ級/5分3R>
村元友太郎(日本)
ホジェリオ・ボントリン(ブラジル)

<58キロ契約/5分3R>
中村優作(日本)
ヒロヤ(日本)

<ヘビー級/5分3R>
貴賢神(日本)
荒東“怪獣キラー”英貴(日本)

<フェザー級/5分3R>
ビクター・コレスニック(ロシア)
高木凌(日本)

<ライト級/5分3R>
渡慶次幸平(日本)
井上雄策(日本)

<バンタム級/5分3R>
後藤丈治(日本)
日比野“エビ中”純也(日本)

<68キロ契約/5分3R>
銀・グラップリングシュートボクサーズジム(日本)
太田将吾(日本)

<キック57キロ契約/3分3R>
竹野元稀(日本)
内藤凌太(日本)

<バンタム級/5分3R>
切嶋龍輝(日本)
MASANARI(日本)

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ABEMA ANIMAL☆KOJI F1 Grachan MMA MMAPLANET o RIZIN RIZIN LANDMARK06 イゴール・タナベ キック トップノイ・キウラム ヒロヤ ホジェリオ・ボントリン ボクシング レッツ豪太 万智 中村優作 伊藤裕樹 佐藤将光 太田忍 後藤丈治 所英男 斎藤 村元友太郎 桜井隆多 渡慶次幸平 渡辺彩華 荒東英貴 貴賢神 銀・グラップリングシュートボクサーズジム 高木凌

【RIZIN LANDMARK06】貴賢神戦へ、荒東“怪獣キラー”英貴─02─「僕のお披露目会。それしかないです」

【写真】体重=パンチ力では決してない。MMAもボクシングも体術の一つ。そんな吉鷹打撃を見せることができるか(C)SHOJIRO KAMEIKE

10月1日(日)、愛知県のドルフィンズ・アリーナで開催されるRIZIN LANDMARK06で、貴賢神と対戦する荒東“怪獣キラー”英貴のインタビュー後編。

タイでMMA人生をスタートさせた荒東は2020年に帰国し、打撃を教わるためチーム吉鷹の練習に参加することに。そこで学んだのはヘビー級の打撃ではなく、荒東英貴のための打撃だったという。荒東が語る、自身の打撃のとは――。さらにチーム吉鷹を主宰する吉鷹弘氏が荒東の打撃について語ってくれた。

<荒東“怪獣キラー”英貴インタビューPart.01はコチラから>


――チーム吉鷹で練習するうえで、『こういう打撃をやりたい』『この選手のようになりたい』という希望はなかったのですか。

「一切なかったです。そういう固定概念みたいなものを持っていなかったから、おかげさまで何とかチーム吉鷹でスパーリングできるようになれたのかもしれないですけど。チーム吉鷹って、他のキックボクシングジムと教える内容は違うじゃないですか」

――確かに他のジムとは一線を画しているイメージがあります。

「最初の頃は強い人たちにシバかれるか、僕がダーティボクシングで攻めるかというぐらいで(笑)。でも最初に柔道つながりで吉鷹吉鷹先生とお話してから、吉鷹先生も僕のことをイジってくれていたんです。その中で吉鷹先生が教えてくれることが、僕の中でハマッっていって――『この人、凄いなぁ』と思いました」

――チーム吉鷹では最初に何を教わったのでしょうか。

「ディフェンスです。ディフェンスをやった後に、ミドルの蹴り方とかに進みました」

――最初にディフェンスですか!

「チーム吉鷹に通い始めた2020年の年末に、練習でレッツ豪太さんにバッチバチにやられて……僕、初めて泣いたんですよ(苦笑)。『これはディフェンスを練習せな勝てんな』って。そこから吉鷹先生にディフェンスを教えてもらい、僕も教わったことを吸収できて」

――吉鷹さんの指導がハマッた要因は何だと思いますか。

「吉鷹先生の教えは武術的で、僕に合ったものを教えてくれるんです。それは岩﨑さんも同じで。僕がセオリーに沿って『こうしなきゃいけない』と考えていても、岩﨑さんは『荒東さんの場合はこうしたほうが良い』と教えてくれる。お二人のおかげで、僕自身も『自分に合ったものを探さなアカンねや』って考えるようになりました」

――荒東選手も、そうした指導を素直に受け入れられたのですね。

「たとえば打撃の練習って、あまりディフェンスに重きを置いて教えてくれるところは少ないと思うんですよ。チーム吉鷹だと、受け返しをよくやります。僕はそれが楽しかったです。レッツさんに泣かされた時から、本当に顔面攻撃への恐怖が凄くて。それを克服できたのが嬉しかったですね」

――他に『自分に合っているもの』と感じた指導はありますか。

「やっぱり体の使い方ですね。特に軸足の置き方や足さばきとか。吉鷹先生も現役時代、大きな相手と試合していたじゃないですか。僕もヘビー級では、自分より大きな相手と戦うことになる。そういうところがリンクしているんですよ。吉鷹先生は実際に自分が使っていたものを教えてくれる――それは生きた技術で。理論だけじゃない、生きた技術なんです。一番大きかったのは、パンチの打ち方でした。僕、最初はパンチが弱かったんですよ」

――えっ、それは意外です。

「今は自信がありますよ。それは吉鷹先生のおかげです。説明するのは難しいのと、本当に秘密なので言えません(笑)」

――アハハハ。とにかく打ち方でパンチの威力も大きく変わるということですね。

「吉鷹先生に教わったことを、自分でミックスしてから吉鷹先生に返すんです。『こういうことをやっているんですけど……』と言ったら、吉鷹先生は『こういう時は当たるけど、こうなった場合は止めておいたほうがエエかもしれんな』と答えてくれて。その答えがまた自分の中にハマってくる――ということが、ずっと繋がって今に至ります。一番感激したのは、GRACHANヘビー級トーナメントの決勝でした」

――決勝では右ローで崩してから右でダウンを奪った試合ですね。

「あれは吉鷹先生が言っていたとおりだったんです。その前に桜井隆多さんと対戦した時は判定勝ちで、試合後に吉鷹先生から『なんで右ローを蹴らんねん!』と言われました。下から崩していくのは当たり前ですけど、そこは重要な構えと蹴り方があって。でもあの時は右足を負傷していたから、蹴ることに不安がありました。その負傷が治って決勝では右ローを蹴ったらドンピシャで――『マジで先生の言うことを聞いておこう』と思いましたね(笑)」

――これまで日本MMAのヘビー級で、荒東選手ほど細かい足さばきからローを蹴る選手は少なかったように思います。

「それがね……僕なんて本当ならライト級ぐらいの体格でしょ。もともとフレームが圧倒的に小さいことは分かっているので、2月の試合が終わってからフィジカル強化にも取り組んでいますし、教わったこともハマってきました。これから、まだまだ行けますよ」

――では次の貴賢神戦は、どのような試合を見せたいですか。

「僕のお披露目会ですね。それだけしかないです。相手と比べて僕が劣っている点は無いので。相手に何もさせないし、できれば印象的な試合をしたい。『ヘビー級にもこんな選手がおるんや』と思ってもらえると一番です」

チーム吉鷹主宰 吉鷹弘氏の評価
「荒東の良さは理解力ですね。彼は教えたことをすぐに理解して、自分の中に取り入れることができます。ここ2~3年ではウチのメンバーで最も伸びた選手の一人です。特に荒東の場合は、始めて2年でココまで来ましたから。MMAファイターの中でも打撃面は群を抜いていると思います。荒東にとっては今回の試合が分岐点になるでしょう。今までは荒東が右のパンチを見せると、相手は『ここで行ったら倒される』と感じて下がっていました。日本のヘビー級で、あれだけローを蹴ることができるのも荒東ぐらいだと思います。でも次の貴賢神選手は絶対に前に出て来る。しかも右のパンチは強いし、伸びてきますよね。その貴賢神選手を下がらせて倒すことができたら、もう国内では相手がいなくなりますよ」

■視聴方法(予定)
10月1日(日)
午後12時00分~ABEMA, U-NEXT, RIZIN100CLUB,RIZIN LIVE,スカパー!

■RIZIN LANDMAKR06対戦カード

<バンタム級/5分3R>
太田忍(日本)
佐藤将光(日本)

<キック61.5キロ契約/3分3R>
梅野源治(日本)
斎藤祐斗(日本)

<バンタム級/5分3R>
所英男(日本)
アラン“ヒロ”ヤマニハ(ブラジル)

<キック61.5キロ契約/3分3R>
梅野源治(日本)
斎藤祐斗(日本)

<フライ級/5分3R>
伊藤裕樹(日本)
トップノイ・キウラム(タイ)

<ミドル級/5分3R>
イゴール・タナベ(ブラジル)
ANIMAL☆KOJI(日本)

<女子ストロー級/5分3R>
渡辺彩華(日本)
万智(日本)

<フライ級/5分3R>
村元友太郎(日本)
ホジェリオ・ボントリン(ブラジル)

<58キロ契約/5分3R>
中村優作(日本)
ヒロヤ(日本)

<ヘビー級/5分3R>
貴賢神(日本)
荒東“怪獣キラー”英貴(日本)

<フェザー級/5分3R>
ビクター・コレスニック(ロシア)
高木凌(日本)

<ライト級/5分3R>
渡慶次幸平(日本)
井上雄策(日本)

<バンタム級/5分3R>
後藤丈治(日本)
日比野“エビ中”純也(日本)

<68キロ契約/5分3R>
銀・グラップリングシュートボクサーズジム(日本)
太田将吾(日本)

<キック57キロ契約/3分3R>
竹野元稀(日本)
内藤凌太(日本)

<バンタム級/5分3R>
切嶋龍輝(日本)
MASANARI(日本)

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ANIMAL☆KOJI DEEP Gladiator Grachan K-1 MMA o ONE RIZIN ROAD FC UFC キック スダリオ剛 トップノイ・キウラム パク・ヒョンソン パンクラス ヒロヤ ホジェリオ・ボントリン 万智 中村優作 井上直樹 伊藤裕樹 修斗 堀内佑馬 太田忍 後藤丈治 所英男 朝倉海 村元友太郎 渡慶次幸平 渡辺彩華 田中路教 皇治 貴賢神 高木凌

RIZIN LANDMARK6:オッズ/予想と展望

試合順未決定。MMAの試合のみ。

▼63.0kg契約
太田忍 1.57
佐藤将2.30

本来のメインはおそらく太田 vs. 井上直樹だったと思うが、井上欠場で代替カードとなったこの試合がすんなりメインに入るか?

RIZIN日本人バンタム級トップの1人将光。修斗では堀口が返上したバンタム級王座を獲得し、ONEでは現王者のアンドラージとランキング2位のステファン・ロマンに判定負けしたのみで4勝2敗。しかし63kg契約になったのは将光の減量が間に合わないためと思われ、試合に向けての準備が不足しているのは否めない。特に太田は対策が必要な相手だけに気になるところ。

将光がスタンドレスリングで押される展開がありながらも、大きなダメージを与えての判定勝ちと予想。

▼フライ級
伊藤裕樹 1.44
トップノイ・キウラム 2.62

トップノイは昨年のRoad To UFCでは初戦で堀内佑馬に判定勝ち。準決勝では優勝したパク・ヒョンソンからダウンを奪ったもののグラウンドに持ち込まれてチョークで一本負け。今年のRoad To UFCではワンマッチでGLADIATORに出場したニャムジャルガルにスプリット判定負け。打撃ならトップノイが上なので、伊藤はファイトスタイル的に相性が悪いか。

トップノイ判定勝ち。

バンタム級
所英男 3.75
アラン“ヒロ”ヤマニハ 1.25

46歳の所。ここ10年での勝利は紀左衛門(3戦目)、アーセン(3戦目)、太田(デビュー戦)でいずれも腕十字での勝利。神龍相手には敗れたが極めを仕掛けて健闘した。一方、堀口・ドッドソンのストライカーには秒殺OK負け。打撃が強い柔術家のヤマニハが相手だと、極めには付き合わないので厳しい。

ヤマニハKO勝ち。

▼女子ストロー級
渡辺彩華 2.62
万智 1.44

修斗スーパーアトム級王者の渡辺だが、キャリアは3勝1敗で、万智(3勝0敗)とほぼ同じ。しかし本来の階級よりは上で万智に合わせた体重での試合となる。渡辺がグラップラーの万智の攻めをしのいで打撃を打ち込めるか。

万智一本勝ち。

フェザー級
ビクター・コレスニック 1.36
高木凌 3.00

5月にライト級で岸本にカーフキックでKO勝ちしたコレスニック。今回は本来のフェザーでの試合。高木はパンクラスではKOの山を築いているが、RIZINレベルでは時期尚早。かつて敗れた現パンクラスフェザー級王者の新居に勝つのが先だと思うが。相手がコレスニックなら、ストライカー相手なので打撃勝負で勝つ可能性はあるが、勝ったとしても今後もRIZINで戦うには穴が多い。うっかり勝ってRIZINレギュラー参戦するようになると茨の道になり、瀧澤化しそうで不安。

コレスニックKO勝ち。

▼フライ級
村元友太郎 2.50
ホジェリオ・ボントリン 1.50

日本ではバンタム級で田中路教・元谷にフィニッシュされているボントリンだが、フライ級では元UFCランカー。しかし減量に不安が残る。しっかり体重が落とせれば、ストロー級から上げてきた村元相手には圧倒するだろう。

ボントリン一本勝ち。

▼58.0kg契約
中村優作 1.61
ヒロヤ 2.20

中村はRIZINではトップノイと征矢に判定勝ちしたのみで2勝5敗。神龍以外にはフィニッシュされており、特に最近KO負けが多く、ダメージが蓄積している。グラップラーのヒロヤ相手にコントロールされることはないと思うが、組むと見せかけた打撃をもらっての逆転KO負けはありそう。

中村判定勝ち。

バンタム級
後藤丈治 1.72
日比野“エビ中”純也 2.05

昨年のRIZINオープニングマッチで勝利した日比野。7月にはDEEPで鹿志村に判定勝ちして現在4連勝中だが、最後に敗れた相手はヒロヤ。ワンランク上のレベルで戦ってきた後藤の方が地力では上か。

後藤一本勝ち。

▼ミドル級
イゴール・タナベ 1.07
ANIMAL☆KOJI 7.00

今大会一番の大差のオッズ。KOJIは地元というだけの抜擢で、戦績的にはRIZINに出るレベルではない。K-1にも出ており打撃は強いので、打撃にまだ穴のあるタナベが組み際に打撃をもらってKOされるという可能性もあるが、普通に考えればすぐ組まれてあとは一方的だろう。

タナベ一本勝ち。

▼ヘビー級
貴賢神 3.00
荒東“怪獣キラー”英貴 1.36

RIZINでいいところなく2連敗中の貴賢神。シュレック、GLADIATOR王者ギブレインは、デビュー直後にやる相手ではない。今回もまたGRACHAN王者の荒東が相手。今回は無差別級ではなく120kgリミットなので、以前よりは動けるかもしれないが、やはり相手が悪い。

荒東KO勝ち。

▼ライト級
渡慶次幸平 3.40
井上雄策 1.28

ブランク5年の井上がどれだけ動けるかが不明だが、ブランク中も体を動かしていたなら、渡慶次では厳しいだろう。

井上KO勝ち。

▼ヘビー級
スダリオ剛 3.40
イム・ドンファン -

トッド・ダフィーが結局入国できず、代役はROAD FC5勝5敗のドンファンに。本来ミドル級の選手。軽い分スピードのあるドンファンが距離を取りつつ打撃を入れたら捕まえるのに苦労するかもしれないが、ドンファンには勝ち筋は見えない。

スダリオKO勝ち。

RIZIN.44の休憩中に交渉が発表された朝倉海 vs. 皇治は、てっきり翌日には正式発表されるのではないかと思ったが、意外と皇治陣営がMMAにまともに向き合っているようですんなりは決まらず。RIZINとしては最低でもガチにしたいところだろうが、今さらガチ試合として組まれても、この試合を1勝(1敗)としてカウントされてもという気がする。エキシビションか、MMA公式戦にはならない特別ルールあたりが落とし所ではないか。

オープニングマッチ開始が1日正午から。第1試合は午後1時開始。速報します。

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ABEMA ANIMAL☆KOJI F1 Grachan MMA MMAPLANET o RIZIN RIZIN LANDMARK06 ROAD FC YouTube イゴール・タナベ キック スダリオ剛 ストラッサー起一 トップノイ・キウラム ヒロヤ ホジェリオ・ボントリン ボクシング レッツ豪太 万智 中山巧 中村優作 伊藤裕樹 佐藤将光 太田忍 岩﨑ヒロユキ 後藤丈治 所英男 斎藤 村元友太郎 渡慶次幸平 渡辺彩華 荒東英貴 貴賢神 銀・グラップリングシュートボクサーズジム 高木凌

【RIZIN LANDMARK06】RIZIN初陣=怪獣キラー荒東英貴─01─「吉鷹先生のことオモロイおっちゃんやと」

【写真】RIZIN初見参。アッと言わせることはできるか(C)SHOJIRO KAMEIKE

10月1日(日)、愛知県のドルフィンズ・アリーナで開催されるRIZIN LANDMARK06で、GRACHANヘビー級王者の荒東“怪獣キラー”英貴が貴賢神と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

プロデビューから9戦無敗の怪獣キラーが、GRAHCANヘビー級トーナメント優勝後の宣言どおりRIZINに出場することとなった。身長177センチと、ヘビー級の中では小柄ながらKO勝利を生み出す荒東。関西のみならず日本中のキックボクサーとMMAファイターが集まるチーム吉鷹での練習について訊いた。

――今年2月にGRACHANヘビー級王者となって以来、7カ月ぶりの試合を控えています。

「7カ月は長かったです! ありがたいことに、2021年と2022年は年3試合やらせてもらいました。良いペースで試合できていたんやなって本当に感謝しています。そのぶん今回は7カ月も空いているので、少し不安はありますよ。不安要素といえば、そのブランクですね。それでも僕は今までケージでしか試合をしたことがないので、RIZINデビュー戦がリングではなくLANDMARK――ケージでやれることになって良かったです」

――2月の試合後にはRIZIN出場を宣言していましたが、この7カ月の間に交渉していたのでしょうか。それとも突然オファーが来たのですか。

「突然、といえば突然ですかね。GRACHANの岩﨑ヒロユキ代表にはずっと、RIZINに出たいという話はしていたんですよ。その頃、豪州の団体や韓国ROAD FCからも話が来ていて――どうしようかなと思っている時に、夏に東京へ行って岩﨑さんと話をしました。そこで『9月か10月のRIZIN出場の可能性もゼロではない』と聞いて。であれば、まずRIZIN出場をメインに考えて、RIZINで試合が組まれなければGRACHANの15周年記念大会(10月15日)に出るという話が進んでいました。GRACHANのほうで良いカードを組んでもらえそうだったけど、そこで貴賢神戦の話が来て試合が決まりました」

――GRACHANとしても快く送り出してくれたという形なのですね。

「もちろんGRACHANの15周年記念大会にも出たかったです。でもRIZIN出場を夢として掲げていたし、そこは僕も迷わなかったです。岩﨑さんのほうからも『今回はRIZINにしようよ』と言っていただいて」

――GRACHANの「良いカード」というのも見たかったです。ベルトを獲得して次の対戦相手の戦績がプロ2戦2敗の相手という点については、いかがですか。

「最初からヒリヒリする相手との試合でも面白いけど、僕としてはRIZINデビュー戦ですから、悪くない話やと思いました。周りからも『RIZINに出て一度でも負けたら終わりやからな』とビビらされています(笑)。あとRIZIN出場が決まった瞬間に、ネット上でアンチの方々が出て来ましたね」

――えっ!? どういうことですか。

「面白いもんですよ。僕が貴賢神選手を煽るような動画を、YouTubeにアップしたんです。そうしたら『何言ってんだ。荒東は強い相手と試合していない』とか。貴賢神選手のファンの方が書き込むのは、まだ分かりますけどね。ただ単に僕をクサすだけのコメントもあったりして。今まで僕のことを知らなかった人が何を言うとんねん、と(笑)」

――そんな荒東選手のことを知っていただきたく、今日は荒東選手が打撃の練習で通っているチーム吉鷹に伺いました。初めてチーム吉鷹で練習したのは、いつ頃でしょうか。

「初めて来たのは3年前――2020年の10月です。タイでMMAデビューしたあと、日本でGRACHANに出る前ですね。最初はチーム吉鷹のことも、吉鷹弘吉鷹先生のことも知らなくて。パラエストラ大阪の中山巧さんが『打撃のプロ練習なら、エエとこあるから行ってみたら?』と言われただけで、チーム吉鷹に来ました」

――何の予備知識も与えられずに(笑)。

「僕も当時の日本のキックボクシングについて何も知らなくて。来てみたら『巧い選手がたくさんおるなぁ』という感じでした。今考えたら、メンバーを考えると巧いし強くて当たり前なんですけど(苦笑)」

――そこでいきなりプロ練習のスパーリングに参加したのですか。

「はい。自分は技術じゃ勝てないと思って、ダーティボクシングしまくっていました。だって西岡蓮太選手(元シュートボクシング日本ライト級王者、KNOCK OUT 64キロ級トーナメント優勝)とスパーしたら、蓮太さんのジャブは全部食らうのに、僕のパンチは当たらんので。結局、くっついてアッパーを打ち続けていましたね」

――チーム吉鷹を主宰している吉鷹弘さんの反応はいかがでしたか。

「最初は吉鷹先生のことを全く知らなくて。でも初日に柔道の話で意気投合したんですよ。吉鷹先生は柔道出身やし、僕も兵庫で大学まで柔道をやっていたので。『メチャクチャ強くて面白いオッチャンやなぁ』と思いました(笑)」

――吉鷹さんをオッチャン呼ばわり(苦笑)。当時はチーム吉鷹にヘビー級の練習相手はいたのでしょうか。

「全然いなかったですね。というか、今もいないです。一番大きかったのがストラッサー起一さんとレッツ豪太さんで。僕もヘビー級の相手と練習したくてチーム吉鷹に来たわけでもなかったですし」

――打撃や寝技、全てにおいてヘビー級の練習相手は少ないですよね。

「そもそも『ヘビー級の相手と練習したい』という考えがなかったです。違う階級の選手でも、トップファイターの人たちが僕と練習してくれるだけで嬉しいし、ありがたくて。僕が柔道をやっていた道場は、女子とも練習するところやったんですよ。女子で体格が違っても強い人はいっぱいおるし、こちらとしても『力を使わない練習』をする必要がありました」

――それはカルペディエム芦屋で行う組み技の練習に対しても同じ意識で臨んでいるのでしょうか。

「もちろんですよ。僕の寝技なんて最初はカスやったんで、ただただ岩﨑正寛(カルペディエム芦屋代表)さんにボコボコにされました。技術も何もない僕が、ヘビー級やからどうって考える余裕なんか無かったです。だからMMAでは寝技でも打撃でも、強い人たちがおるところで自分の技術を上げたいとしか考えていなかったですね」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
10月1日(日)
午後12時00分~ABEMA, U-NEXT, RIZIN100CLUB,RIZIN LIVE,スカパー!

■ RIZIN LANDMAKR06対戦カード

<バンタム級/5分3R>
太田忍(日本)
佐藤将光(日本)

<キック61.5キロ契約/3分3R>
梅野源治(日本)
斎藤祐斗(日本)

<ヘビー級/5分3R>
スダリオ剛(日本)
イム・ドンファン (韓国)

<バンタム級/5分3R>
所英男(日本)
アラン“ヒロ”ヤマニハ(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
伊藤裕樹(日本)
トップノイ・キウラム(タイ)

<ミドル級/5分3R>
イゴール・タナベ(ブラジル)
ANIMAL☆KOJI(日本)

<女子ストロー級/5分3R>
渡辺彩華(日本)
万智(日本)

<フライ級/5分3R>
村元友太郎(日本)
ホジェリオ・ボントリン(ブラジル)

<58キロ契約/5分3R>
中村優作(日本)
ヒロヤ(日本)

<ヘビー級/5分3R>
貴賢神(日本)
荒東“怪獣キラー”英貴(日本)

<フェザー級/5分3R>
ビクター・コレスニック(ロシア)
高木凌(日本)

<ライト級/5分3R>
渡慶次幸平(日本)
井上雄策(日本)

<バンタム級/5分3R>
後藤丈治(日本)
日比野“エビ中”純也(日本)

<68キロ契約/5分3R>
銀・グラップリングシュートボクサーズジム(日本)
太田将吾(日本)

<キック57キロ契約/3分3R>
竹野元稀(日本)
内藤凌太(日本)

<バンタム級/5分3R>
切嶋龍輝(日本)
MASANARI(日本)

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