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45 LFA LFA182 MMA MMAPLANET o キック ホセ・ヘルナンデス ミッチェル・マッキー

【LFA182】マッキーが計量オーバーのヘルナンデスをドミネイト。TDから封じ込めて判定勝ち

<137ポンド契約/5分3R>
ミッチェル・マッキー(米国)
Def.3-0:30-26.30-27.29-27.
ホセ・ヘルナンデス(米国)

サウスポーのヘルナンデスに対し、マッキーがプレスをかける。マッキーが左フックで飛び込むと、ヘルナンデスがバランスを崩した。立ち上がりプレスをかけてくるヘルナンデスに、マッキーがシングルレッグで組む。バックに回り、リフトアップからグラウンドに持ち込むマッキー。バックマウントから相手の体を伸ばしてパンチを落とす。反転して逃れようとしたヘルナンデスだが、再びバックマウントを奪われる。マッキーは右腕をヘルナンデスの首にかけたが、RNCを極めることはできず。しかしバックマウントの状態は続き、パンチの連打から体を伸ばす。ヘルナンデスが体を起こすとマッキーはシングルバックへ。パンチで削り初回を終えた。

2R、ヘルナンデスがスイッチしながら距離を取る。しかしマッキーのプレスを受けてケージを背負ってしまう。打開のために跳びヒザを見せたヘルナンデスだが、それをかわしたマッキーにテイクダウンされてしまう。スクランブルに持ち込んだヘルナンデスの首を左腕で抱えるマッキー。ガブってグラウンドに持ち込み、バックに回って左腕をヘルナンデスの首に掛けた。左足を差し入れ、ヘルナンデスの動きを潰してバックマウントを整えていく。マッキーは右腕を首に回してパームトゥパームで絞め上げるも、極めきることができない。ヘルナンデスも立ち上がるもケージに押し込まれる。ヘルナンデスが離れる瞬間、マッキーは左ヒジを振るった。

最終回、ヘルナンデスが右スピニングバックキックを見せる。打っては離れるヘルナンデスに、マッキーが左フックを浴びせる。右サイドキックでマッキーを下がらせるヘルナンデスだが、マッキーはカウンターの左フックからシングルレッグで押し込んだ。立ち上がるヘルナンデスのバックに回ったマッキーが、正対した相手にシングルレッグから背中を着かせた。カウンターのギロチンで絞め上げるヘルナンデス。マッキーは頭を抜いてパスを仕掛ける。やや力のないヘルナンデスは背中を着けたままで、立ち上がったマッキーの蹴り上げを見せた。両者がスタンドに戻ると、マッキーの左が当たる。ヘルナンデスが左、右と飛び込みながら打って出るも、マッキーのダブルレッグで背中を着かされてしまう。スクランブルに持ち込むヘルナンデスをガブったマッキーは、試合終了にギロチンからリバーサルして終えた。

判定は1人のジャッジが4ポイント差をつける=ビッグラウンドが生まれるほどのドミネイトでマッキーが勝利した。


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45 LFA LFA182 MMA MMAPLANET o キック ハセイン・シェイカモフ ボクシング ミシェル・リマ

【LFA182】計量オーバーのシェイカモフがノックダウン&テイクダウンを奪い、リマにスプリット判定勝ち

<144.4ポンド契約/5分3R>
ハセイン・シェイカモフ(ロシア)
Def.2-1:30-27.30-27.28-29.
ミシェル・リマ(ブラジル)

シェイカモフに対しリマが左ジャブを突く。さらに左右のボディストレートを散らし、シェイカモフのパンチにローを合わせた。右カーフを蹴って距離を取るリマの右がシェイカモフの顔面をかすめる。リマがワンツーからスイッチし、オーソドックスに戻すとローを連続で繰り出す。リマのパンチをブロックしたシェイカモフは、距離を詰めてきた相手に右アッパーを見せる。2分過ぎ、シェイカモフがダブルレッグで飛び込んだ。リマは右オーバーフックから右ヒジを滑る込ませる。離れたシェイカモフに向かって飛び込んだリマだが、カウンターの左フックを受けてダウン。すぐに立ち上がるもケージに押し込まれた。

ここはシェイカモフが離れるも、すぐにプレスをかけてリマにケージを背負わせ、ダブルレッグで組む。しかしテイクダウンはできずに離れた。徐々にシェイカモフの圧が勝るように。リマの右ローがシェイカモフの下腹部を捉え、試合が中断される。再開後、リマが左ミドルを見せる。さらに右カーフを当てると、シェイカモフがスイッチする場面も。ワンツーで右を当てたリマは、シェイカモフが距離を詰めると右ヒザを突き上げて離れる。30秒すぎにはシェイカモフを挑発し、ローとワンツーからサークリングシェイカモフがケージに押し込むも、離れた相手にリマが左前蹴りを突き刺した。

2R、リマが左ジャブを突いて前に出る。左ジャブを上下に散らしてから右ロー、さらには右オーバーハンドを振るう。リマの右を受けるシェイカモフは手数が少ない。リマが左前蹴りをボディに突き刺した。ワンツーから左手を前に出して距離をつくるリマ。そして前に出るとワンツーから右スピニングバックキックへ。サウスポーにスイッチしてサークリングし、ジグザグの動きが距離を詰める。左ジャブから右アッパーを当てたリマのアウトボクシングに対し、シェイカモフは手が出ない。

中に入ってきたリマに右アッパーを振るうも、これは空振りに終わる。しかしリマの左ストレートをかわしたシェイカモフが、ボディロックからグラウンドに持ち込んだ。ケージ際でリマが下から三角をセットアップするも、シェイカモフがリフトして足を外した。パンチとヒジでトップキープを続けるシェイカモフに対し、リマも左腕を取って腕十字を狙うも、これも凌がれる。さらに足を抱えて逆側の腕を極めにかかったが、これも防がれてラウンドを終えた。

最終回、リマがスイッチしながら距離を詰める。左インローから左ミドルへ。シェイカモフがシングルレッグからドライブし、スタンドのままリマのバックに回る。左足を差し込むも倒せないとみるや、左ハイを放ちつつ離れた。両手を上げて挑発するリマは左インローから左ミドルを繰り出す。シェイカモフは右ストレートからダブルレッグで組んだが、テイクダウンを奪うことはできない。この展開に場内からはブーイングが効かれる。

シェイカモフが離れると、リマは相手を挑発しながら細かい打撃を見せる。シェイカモフがまたも右を振りながらケージに押し込んでいくが、その後の展開がない。シェイカモフが下がると、リマはサウスポースタンスから細かいジャブとロー、左ミドル、右テンカオで迎え撃つ。シェイカモフのパンチをブロックしたリマは、そのままアウトボクシングを続けながらシェイカモフを挑発する。しかしシェイカモフは組んでドライブするのみ。テイクダウンできず、試合終了のホーンが鳴るとリマがケージに昇り、勝利をアピールした。

判定はスプリットでシェイカモフの勝利に。勝ちを確信していたリマは、判定を聞いた瞬間に不満を露わにするが、1Rにダウンを奪われ、2Rにテイクダウンされているだけに何とも--。ただしシェイカモフが4.4ポンドもオーバーしているだけに、納得がいかない気持ちも分からなくはない。試合を受けた時点で計量については何も言えないが、後味の悪い試合であることは確かだ。


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45 LFA LFA182 MMA MMAPLANET o セドリック・ガニソン ニキータ・クルシン ボクシング

【LFA182】初回のペナルティはいずこへ? クルシンが29-28×3でガニソンに競り勝ち7連勝達成

<ライト級/5分3R>
ニキータ・クルシン(ロシア)
Def.3-029-.28.29-28.29-28
セドリック・ガニソン(米国)

キルクリフFC所属のアセチア出身のロシアン=クルシン。ガニソンが左前蹴りをいきなり当てる。クルシンが組みつき、ケージに押し込む。リフトを耐えたガニソンだが、直後にダブルレッグでテイクダウンを奪われる。と、ガニソンがケージを掴んでポジションをアジャストすると1Pの減点が命じられる。

再開後、バタフライガードのガニソンは足一本抜かれてクローズドに戻す。ハーフバタフライのガニソンにUSAチャントが起こるも、ガニソンのボディロックにスプロールに持ち込めない。クルシンは右のエルボーを2発落とし、残り1分に。声を挙げて何やら文句を言うガニソンが蹴り上げから、試合はスタンドに戻る。直後に右を受けてヒザをついたクルシンは危ない関節蹴りを左右に蹴られ、左ハイで突き放される。それでもクルシンが右ミドルからフックを振るったところで時間となった。

2R、蹴り、パンチで圧をかけにきたガニソンに対し、右フックを当てて組んだクルシンがダブルレッグテイクダウンを決める。ケージに押し込み、腰を上げた状態で殴るクルシンはここも蹴り上げでスタンドに戻る。クルシンは右を当て、ワンツーから左ミドルへ。ガニソンは外して、関節蹴り。左ジャブのガニソンは、腹と関節を正面から蹴るが、クルシンが左右のフックを連続で当てて前に出る。一度、動きが明らかに落ちたガニソンがジャブから右ロー、そしてダブルレッグを狙うが左腕をさしたクルシンがケージに押し込む。

ガニソンは回って距離を取り直し、ローにワンツーを被弾する。マウスピースを吐き出したガニソンが、自分で拾って再装着──から蹴りで前に出る。クルシンは右フックをヒットさせ、ガニソンの動きが落ちたが追撃のクリーンヒットはなく残り10秒でダブルレッグでテイクダウンを許すと、そのままマウントを許しパンチを落とされながらラウンド終了を迎えた。

最終回、前蹴りのガニソン。クルシンが左右のフックから組みつくが、体を入れ替えたガニソンがヒザを突き上げる。離れるとジャブで前に出るガニソンに対し、クルシンが疲れたか。ガニソンは左ハイ、クルシンも右フックを振るう。真っ直ぐ飛び込んでダブルレッグのクルシンが、クリンチでガニソンを金網に押し込む。

差し返して足を取られなかったガニソンは、体を入れ替えてボディを殴り、ヒザ蹴りへ。さらに腹を殴ったガニソンは離れると、前蹴りから左ハイへ。完全に動きが落ちたクルシンは、左ミドルを蹴られる。ガニソンはレベルチェンジからダブルレッグ、ここはクルシンが左を差してテイクダウンを許さない。それでもケージに押し込みボディへの連打、ヒザを見舞うガニソンがアッパー、ボディ、ヒザを続ける。

ダーティーボクシングで劣勢のクルシンは、引き続い腹を攻められアッパーを被弾する。バック狙いは反応したクルシンだが、首相撲でヒザをボディに2発受ける。最後の10秒でシングルレッグに出たガニソンは、最後はリリースしてパンチのコンビでタイムアップを迎えた。

減点があるガニソンだが、最終回は完全に取っている。2Rの最後のマウント&パンチが評価されればドローもあり得る。結果、ジャッジ3者とも29-28でクルシンに凱歌が挙がり負け無しの7連勝を達成──も、初回の減点はどこにいったというスコアだ。


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45 LFA LFA182 MMA MMAPLANET o クリスチャン・イナストリア ネイト・スミス

【LFA182】右フック、一閃。ネイト・スミスがイナストリアを34秒でパウンドアウト

<126.6 ポンド契約/5分3R>
ネイト・スミス(米国)
Def.1R0分34秒by TKO
クリスチャン・イナストリア(米国)

イナストリアが右ロー、体重オーバーのスミスは左ローを返す。互いに蹴りで様子見のなかで、右の軌道が変わる蹴りを見せる。ジャブを入れたイナストリアだが、直後にスミスがジャブに続き右フックを振るう。この一発が全く見えていなかったイナストリアが後方にダウン、頭を抱えて固まり追撃のパウンドで勝負は決した。

「俺がLFAのフライ級トップファイターだと、皆に証明するつもりだった。LFAに戻ってこられて嬉しい。6月はシカゴで大会があるから、地元で戦いたい」とスミスはマイクで話した。


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45 LFA LFA182 MMA MMAPLANET o ジョナサン・グリフィン マイケル・ブロックフース ロビー・ローラー

【LFA182】ブロックフース、エルボーの連打でTKO勝ち。敗者グリフィンは不満爆発、中指立てる

<ライト級/5分3R>
マイケル・ブロックフース(米国)
Def.1R4分13秒by TKO
ジョナサン・グリフィン(米国)

ロビー・ローラーがコーナーに陣取るブロックフスは18センチ長身で21センチもリーチで上回るサウスポーのグリフィンに対、右を振るう。待ちの姿勢のグリフィンは右ミドルに左を当てる。ブロックフースはバランスを崩したが、すぐに立ち上がって右フックからダブルレッグへ。ボディロックでケージにグリフィンを押し込むと、ボディロックから小内刈りでテイクダウンを決める。

ブロックフースは左のパウンドを落とし、腰をあげたパンチ、左エルボーを振るう。ケージに詰まって窮屈な姿勢のグリフィンは、エルボーを連続で受けて頭を抱えにいく。抜いたブロックフースが右でも殴ると、グリフィンはここも頭を抱えにいく。体を起こしたブロックフースが思い切り右のパウンドを連続で打ちつけ、腰をあげるとエルボーの連打でレフェリーが試合を止めた。

グリフィンはレフェリーに不満を爆発させ、TVカメラに中指を立てた。


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45 AB ACA BELLATOR Bellator298 LFA LFA182 MMA MMAPLANET o UFC ニキータ・クルシン ネイト・スミス ハセイン・シェイカモフ ブログ マイケル・ブロックフース ミッチェル・マッキー

【LFA182】キルクリフの注目株マッキー&ブロックフースら出場──も、体重超過連続

【写真】全12試合中4試合で計量失敗。メインカードは3試合がキャッチ戦で、メインもヘルナンデス(右)の体重オーバーで137契約に(C)MMAPLANET

26日(金・現地時間)、サウスダコタ州スーフォールズのサンフォード・ペンタゴンで既に開催中のLFA182「McKee vs Hernandez」。メインカード開始まで1時間となった同大会は、北米#01フィーダーショーのこれから、ステップアップ前の助走に入っている注目選手たちが多く出場している。
Text by Manabu Takashima

今大会が実施されているサンフォード・ペンタゴンは、その名が示す通りキルクリフFCの以前にヘンリー・フーフト率いるMMAプロ集団のネイミングライツを有してた米国トップ医療企業=サンフォードが有する会場だ。

今もフーフトとサンフォードは親密な真柄で、メインに出場するミッチェル・マッキー、メインカードオープニング出場のマイケル・ブロックフースらのように同ジム所属の若い選手に試合機会を与える場にもなっている。


今回がMMA二戦目のブロックフースはミネソタ大レスリング部時代の2023年にオールアメリカンに輝いたレスラーで、昨年8月のプロ初陣はBellator298のプレリミでエリ・メフォードを初回でパウンドアウトしている。

一方のマッキーはプロ5戦中4試合をLFAで戦っており、LFAでは1敗のホセ・ヘルナンデスを相手にインパクトのある勝ち方をしてタイトル戦線に名乗り出たいファイトとなる。

彼ら以外でもブラジルのミシェル・リマと対戦するハセイン・シェイカモフ、セドリック・ガニソンと相対するニキータ・クルシンなどロシア勢にも注目だ。ACAから転じてきたジェイカモフ、既にLFAで2勝を挙げているクルシン──彼らの狙いはコンテンダーシリーズか。

そのコンテンダーシリーズに出場経験があるフライ級のネイト・スミスは、CSでジミー・フリックスに敗れ、再起戦がLFAフライ級王座決定戦でも現UFCファイターのビクター・アルタミラノに下るなど、悪夢の4連敗を乗り越えLFAに戻ってきた。最高峰に向けてウィニングトラックを再び走る出すことができるのか。スミスにとって試金石となるクリスチャン・イナストリア戦だ。

日本では当然、名の知られたファイターとはいえないからこそ、北米の現実が見えてくる──そんなLFA182だが、前日計量でミスをした選手が連続してしまった。

まずメインで出場のヘルナンデスが2ポンド・オーバー、シェイカモフは何と4.4ポンドも体重超過、さらにスミスも1.6ポンド・オーバーしており、メインカードだけでも3試合がキャッチウエイト戦となっている。

■視聴方法(予定)
4月27日(土・日本時間)
午前10時~UFC Fight Pass

■ LFA182メイン対戦カード

<137ポンド契約/5分3R>
ミッチェル・マッキー(米国)
ホセ・ヘルナンデス(米国)

<144.4ポンド契約/5分3R>
ハセイン・シェイカモフ(ロシア)
ミシェル・リマ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
ニキータ・クルシン(ロシア)
セドリック・ガニソン(米国)

<126.6 ポンド契約/5分3R>
ネイト・スミス(米国)
クリスチャン・イナストリア(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ハリス・タルンジッチ(ボスニアヘルツェゴビナ)
ケース・ドーソン(米国)

<ライト級/5分3R>
マイケル・ブロックフース(米国)
ジョナサン・グリフィン(米国)

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45 MMA MMAPLANET o ONE ONE FF60 ソーンスックノーイ・FAグループ 小笠原瑛作

【ONE FF60】小笠原瑛作がONE2勝目!3連勝中のソーンスックノーイから判定勝利

<ムエタイ・132ポンド契約/3分3R>
小笠原瑛作(日本)
Def.2-0
ソーンスックノーイ・FAグループ(タイ)

サウスポーに構える両者。小笠原はサークリングして左右のロー。ソーンスックノーイも左ローを蹴り返す。小笠原は足払いを決めると左ロー。ソーンスックノーイが前に出て左ストレートを打つと、小笠原も細かいパンチを返して、右ボディと左ローまでつなげる。ソーンスックノーイは小笠原の蹴り足をとって右ボディ、左ローと左ストレートで前進を止めない。

小笠原も左ストレートから右アッパー、そして左ストレート。ソーンスックノーイはジャブと左ローで前に出て、小笠原もジャブを返して左ストレートを狙う。足を使う小笠原は左ストレートから右ボディ、ジャブから左ボディ、左ストレート。前に出るソーンスックノーイが左ストレートを突き刺す。

2R、ソーンスックノーイが突っ込むところに小笠原が右フックを合わせる。これでソーンスックノーイがバランスを崩すが、すぐ立ち上がってダウンにはならず。ソーンスックノーイも左ストレート、小笠原はジャブを当て、左ミドルをキャッチしての左ストレートを当てる。小笠原は下がりながら左ストレートを顔面とボディを打ち分ける。

再び小笠原はソーンスックノーイの左ミドルをとって左ストレート、ジャブでソーンスックノーイの前進を止めて左ボディにつなげる。ソーンスックノーイは前に出続けるが、小笠原がジャブと左ロー、そして首相撲で追撃を遮断。右の前蹴りと右ミドルで距離を取る。

3R、ソーンスックノーイが圧力をかけて前進。小笠原はインローと左ストレート、足を使いながらジャブを当てる。ソーンスックノーイも左ローと左ストレート。小笠原はソーンスックノーイの圧力を受けても攻撃を返す。小笠原は飛びヒザ蹴り。ソーンスックノーイは左ボディストレートと左ミドルを蹴る。

小笠原も左ストレートを返すが、ここでソーンスックノーイが指が目に入り、インターバルが与えられる。再開後、ソーンスックノーイが左ミドル。小笠原はそれをキャッチして左ストレートを打つ。ソーンスックノーイは前に出て左ミドル。小笠原は足を使って距離を取る。ここで試合終了となり、小笠原が3連勝中のソーンスックノーイに判定2-0で勝利し、ONE2勝目を挙げた。

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45 AB ABEMA MMA MMAPLANET o RIZIN RIZIN46 クレベル・コイケ ヴガール・ケラモフ 金原正徳 鈴木千裕

【RIZIN46】鈴木千裕が公開練習後に語ったこと「金原選手から自信を感じる?そうじゃなかったら嫌です」

【写真】公開練習では上半身裸になってミット打ちも見せた。常にファンのことを考え、意識している鈴木だ(C)TAKUMI NAKAMURA

29日(月・祝)、東京都江東区の有明アリーナで開催されるRIZIN46で、RIZINフェザー級王者・鈴木千裕が挑戦者・金原正徳との初防衛戦に臨む。
Text by Takumi Nakamura

昨年11月にヴガール・ケラモフを下して、第5代RIZINフェザー級王座に就いた鈴木。初防衛戦の相手は第3代王者のクレベル・コイケを下している金原だ。この大一番を控え、両者は15日にファンの前で公開練習を実施。公開練習後に行われた合同での囲み取材の中から、MMAPLANETとの質疑応答を掲載したい。


――公開練習が終わったあと、来場したファンにカードを渡したり、触れ合っていました。ああいったファンサービスは事前にやろうと思っていたのですか。

「こういう時にしかないものがたくさんあって、本当に縁があって(人と)つながっていて、僕はそういう縁を大事にしたいタイプなんです。子供たち優先ですけど、公開練習に来て、カードをもらえて『俺も格闘家になってみようかな』とか『格闘技をもっと好きになったな』とかそういうきっかけが作れたらすごくいいと思っているので、こういう機会があることはありがたいです」

――昨年11月にRIZINフェザー級王者になって、いろいろと環境も変わったと思います。試合や練習中に集中するために意識していることはありますか。

「いつも通りですよ。変に変えてないので。むしろこういう取材が増えるのはありがたいことですよね。練習時間は変わらないですし、空いた時間に合わせてもらっているので」

――練習以外の仕事が忙しくてストレスになることはないですか。

「これがいいんですよ(笑)! デビュー戦なんて勝っても記事にもならない。誰も知らない日々を過ごしていて、こういう仕事を欲しくて勝ち上がっていることもありましたし、チャンピオンになって取材が増える、テレビに出られる、CMに出られる、みなさんにインタビューしてもらえる……そういうことも志して僕はやってきたので、仕事が増えると『俺、いま格闘技やってるんだな』って思えるし、本当に感謝ですよね」

――それもすべてプラスに変えられているようですね。

「マイナス要素なんてないですよ。すべては生きた証なんで、インタビュー一つ一つが。本当にありがたいですよ」

――公開練習では金原選手のコメントを真剣に聞き入っているように見えました。

「まず金原選手が会見に来なくてキレていた案件、本当に金原選手に伝わっていなかったみたいで(苦笑)、すいません。そこはこの場を借りて謝罪します。金原選手にはリスペクトがあるし、もともと僕が格闘技を始めるときに金原選手のジムに入会する予定だったんですよ。金原選手の試合も見ていましたし、学校が近かったので。その時に縁があってクロスポイント吉祥寺に入ることになったのですが、もし金原選手のジムに入っていたら、公開練習の金原選手の相手が僕だったかもしれないですし、そういう意味でも縁があるんだなと思います。だからこそリスペクトを持っているし、歴史を築いて来た大先輩なので、言葉に重みがありますよね」

――その想いに応えたいですか。

「だからこそ勝たないといけないです。当然あっちも本気で来ますし、試合の時はリスペクトはないので、思いっきりぶっ飛ばしてバトンをつないでもらおうと思います」

――MMAPLANETが金原選手を取材した際「この試合が大一番という気持ちはない」という言葉もあり、この試合への自信を感じました。

「そうだと思います。そうじゃなかったら嫌ですもん。100%の状態で来て欲しいですし、変にコンディション悪い、あの時はこうだったから…とか御託を並べてなあなあにされるのは嫌ですし。だからこそ今日金原選手を見て順調だな、よかったなと思いました」

■視聴方法(予定)
4月29日(月・祝)
午後4時30分~ABEMA、U-NEXT、RIZIN100CLUB、スカパー!、RIZIN LIVE

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45 DEEP Grachan HEAT53 MMA MMAPLANET o YouTube ソン・ヒョンジョン チャンネル ユン・テスン ライカ 堀友彦

【HEAT53】ユン・テスンと王座決定戦、堀友彦「おっさんが逃げ回る試合なんて見ている人も面白くない」

【写真】タイトルマッチは3団体目、Grachanに続く2本目のベルト獲得なるか(C)MMAPLANET

27日(土)に名古屋市熱田区の名古屋国際会議場イベントホールでHEAT53「Evolution」が開催され、HEAT総合ルール・バンタム級王座決定戦で堀友彦がユン・テスンと対戦する。
Text by Takumi Nakamura

2022年11月に約4年ぶりの復帰を果たし、昨年8月には「HEAT vs AFC 対抗戦」に出場し、ソン・ヒョンジョンに一本勝ちした堀。この勝利をきっかけに今大会ではHEAT総合ルール・バンタム級王座決定戦のチャンスが舞い込んできた。試合に向かう姿勢もファイトスタイルも自然体。そんな堀が3団体目となるタイトルマッチに臨む心境を語った。


――昨年8月に続いてHEAT参戦が決まりました。この時期に試合をしたいという希望があったのですか。

「いえ、特には。話をもらってタイミングがよく決まった感じです」

――いつもの堀選手らしい自然体バージョンですね。前回のソン・ヒョンジョン戦は一本勝ちでしたが、あの試合を振り返っていただけますか。

「頑張りましたね(笑)。相手がすごい強そうだったんで、しっかり仕上げないとまた壊されちゃうと思って、気合いが入っていました」

――実際にヒョンジョン選手と戦ってみていかがでしたか。

「予想通りガツガツ来て、強いというか力もあって。僕のパンチが当たっても全く全く効いてなかったなと思いました」

――パンチが当たった感触、これは効いたなというものはあったんですか。

「一発だけあったんですけど、なんてことない感じでした(苦笑)。何事もなかったかのようにしていて、逆に殴られましたね。ただ僕としてはガツガツ来てくれてよかったです」

――堀選手はファイトスタイル的にガツガツ来る相手をコントロールするのも得意ですか。

「そうですね。僕自身そんなに踏み込みやスピードがある方じゃないのですが、自分からプレッシャーをかけたり、相手が来るところに合わせたり。前回はもともと相手がガンガン来てくれるタイプだったんで、そういう試合になりました」

――試合中にどこかで相手が失速する・コントロールできるという感触はありましたか。

「首(ギロチン系)は何回かいけそうでした。それこそ練習だと割と取れる感じに入っていて、得意と言えば得意なんですよ。でも相手がしっかり技を知ってる感じで対処されました」

――でも結果的にあの首へのプレッシャーがあったからこそm、最後はRNCで一本勝ちできた流れだったかなと思います。試合前には「KO勝ちしたい」と話していて、結果的に一本勝ちでした。

「もちろん一本勝ちもうれしいはうれしいですよ。でもやっぱり…KOしたいはしたいですよね(笑)」

――堀選手自身、前回の一本勝ちで自信になった部分はありますか。

「そうですね。ああいう体が強い選手にも勝てたわけですし、自分のやっていることも間違っていないなと。トータル的には分からないですけど、強くなってる部分はまだあるなと思いました」

――ヒョンジョン選手は堀選手に負けた後も2連勝していて、戦績的にも堀選手に負けた試合が唯一の敗戦(7勝1敗)なので実力のある選手です。

「僕もネットでヒョンジョン選手の戦績を見たときに『うわ、あれから勝ってる!』と思って、なんかちょっとうれしいです」

――試合の振り返りにもつながりますが、堀選手のように相手に合わせて戦うスタイルは年齢・キャリアを重ねても、しっかり強くなれるスタイルだと思います。

「そうかもしれないですね、僕は若い頃からフィジカルが強いわけでもないし、スピードがあるわけでもないし、一発があるわけでもない。でも色んな技術を全部ごちゃごちゃさせながら、最終的に勝つみたいな感じだったんで、それでこの年齢になってもできているのかなと思います」

――練習では若い選手たちに揉まれて、そういう環境もプラスになっているようです。

「かもしれないですね。20代中盤ぐらいの子たちと練習していて、やられちゃうこともあるんですけど、そういう時にもまだ悔しいなとか思うんで、それで頑張れている感じもありますね」

――今回の対戦相手=ユン・テスン選手にはどんな印象を持っていますか。

「結構、シャープ打撃を打つなという感じのストライカーですね。成績を見たらデビュー戦だけ負けて、それ以外はずっと勝ってるみたいなので、間違いなく強いだろうし、ああいうシャープの打撃はもらっちゃうと危ないなと」

――前回対戦したヒョンジョン選手と同じ打撃系ですが、パンチの質が違いますね。

「そう思います。前回の選手はパンチがキレるというかガツガツきて、相手に嫌な感じを与えて倒すタイプですけど、今回の相手は失神はさせられないけど、パッとフラッシュ(ダウン)を取るようなタイプだなと思っています」

――なぎ倒すよりも切れるタイプですね。

「もしクリーンヒットがあっても失神はしないと思うんですよ。でも膝をついちゃうとか、そういうことが起こりそうなので、そこを気をつけながらもらわないように。ただおっさんが逃げ回る試合なんて見ている人も面白くないと思うので、どこかで真正面から行ってみたいなと思ってます」

――しかも今回の試合はHEAT総合ルール・バンタム級王座決定戦です。こういうチャンスが巡ってきたことをどう思いますか。

「ありがたいですよね。前回HEATに出させてもらって、そこで勝って、今回こういう話をもらって。本当にありがたいです」

――堀選手の今の年齢やキャリアにおいて、ベルトはどういう意味があるものですか。

「どうだろう…」

――前回の試合前のインタビューはお子さんをセコンドに入れたり、家族のために自分が戦う姿やベルトを巻く姿を見せたいのかなと。

「今言われて思ったんすけど、それはあるかもしれないですね。Grachanのベルトを持っていたときは次男がまだ赤ちゃんだったんで、よく分かっていなかったと思うんですよ。だから今回ベルトを獲れたら、次男にベルトを見せてあげたり、持たせてあげたいなと思います」

――またあのインタビューでは「(格闘技を続けているのは)依存症みたいなもの」「自分自身が満足したい」と話していて、そういう姿勢の堀選手にタイトルマッチのチャンスが巡ってくるのも、不思議なものだなと思います。

「本当にそう思いますよね。タイトルマッチをやりたい・ベルトが欲しいと言っていても、一回もベルトに絡めないまま辞める人も多いので。そういう意味では恵まれてますよね。DEEP、Grachan、HEAT。3団体でタイトルマッチをやらせてもらっているので」

――今回はどんなファイトを見せて勝ちたいですか。

「攻めていきたいって感じですね。相手がシャープな打撃を持っているんで、それにびびって引いちゃうと、多分何もないままズルズルいっちゃうと思うので。何にせよ、とにかくはっきりした形で終わるように行かないとって感じですね」

■視聴方法(予定)
4月29日
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【DEEP Tokyo Impact2024#03&DEEP JEWELS45】石司晃一×原口央、中井りん×HIMEがスクランブル決定!

【写真】急きょ興味深いカードが実現した(C)MMAPLANET

26日(金)、5月26日(日)にニューピアホールで行われるDEEP Tokyo Impact2024#03ならびにDEEP JEWELS45の対戦カードに関して発表があった。DEEP Tokyo Impact2024#03では石司晃一の対戦相手が原口央に、DEEP JEWELS45では中井りんの対戦相手がHIMEに決定している。
Text by Shojiro Kameike

当初はDEEP119で空位のバンタム級王座を賭けて、元谷友貴と福田龍彌が対戦予定であった。しかし福田の負傷欠場により、DEEP Tokyo Impact2024#03で石司戦が組まれていた平松翔が急きょ、DEEP119でキャッチウェイトで元谷と戦うことになったのは既報済だ。一方で石司の相手は調整中となっていたが、ここでなんと昨年ROAD FCグローバル63キロトーナメントに出場した原口央と対戦する。


原口は2021年にGRLADIATORフェザー級王座を獲得後、RIZINを経て前述のとおりROAD FCのトーナメントに参戦した。決勝ではキム・スーチョルにTKO負けを喫したものの激闘を展開し、評価を下げない準優勝でトーナメントを終えている。今年に入り3月10日にはGRACHAN 68×Brave Fight31で田中智也と対戦することが発表されていたものの、練習中に全治1カ月の怪我を追い欠場に。改めてこの石司戦で復帰となった。

石司にとっても昨年9月、Black Combatとの対抗戦でユ・スヨンにDEEPバンタム級王座を奪われて以来の復帰戦となる。互いに敗戦を経て、今回の試合でどのような姿を見せてくれるのか。注目のカードが決定した。

また、DEEP JEWELS45で中井りんと対戦が予定されていた栗山葵が負傷欠場に。主催者サイドは「中井りんの対戦相手を募集する」としていたが、ここにX(旧Twitter)上で、パンクラスのフライ級QOPに就いたばかりの重田ホノカが名乗りを上げて話題となった。中井も「ダブルタイトルマッチなら」と答えていたものの実現せず。リリースではHIMEが中井の対戦相手として名乗りを上げ、試合が決定したとなっている。

HIMEといえば、これまでストロー級あるいは49キロ契約を中心に戦ってきたが、その中でも正確かつ破壊力のあるジャブを武器に勝ち星を伸ばしてきた。昨年は万智戦、パク・シウ戦と連敗を喫しているものの、ここは中井を倒して再びタイトル戦線に名を連ねたいところだろう。なお、この試合は58キロ契約のノンタイトルマッチとして行われる。

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