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【Road to UFC2024】松井、小崎、透暉鷹、野瀬、安藤、河名、原口、本野。MMAPLANET調べRTU出場選手

【写真】(C)MMAPLANET

5月18日(土・現地時間)&19日(日・同)に中国は上海のUFC PIで開催されるRoad to UFC2024。UFCから正式発表がないが、選手及びマネージメント関連から確認が取れている日本人出場選手と対戦相手を纏めてみた。
Text by Manabu Takashima

アジアでは唯一のUFCへの公式ルート=Road to UFC。しかし、選手の選考基準は曖昧で、3度目の開催を迎える今回も多くの出場希望選手がやきもきしてきた。3月31日を選考の〆とする。4月3日が中国のビザ取得のためにタイムリミット。選ばれた選手はビザ取得のため即連絡が入るが、選考に漏れた選手は連絡がないことで不出場を意味する──などなど、今年も情報が錯そうしまくっていた。

また本来UFCはカードの正式発表等のリリースは通常はなく、選手やマネージメントの自己発信に任されている。対して日本国内はプロモーションとメディアのなかでオフィシャル発表を待つという慣例が存在している。Road to UFC出場メンバーの公式発表がなかなか行われないのは、ビザ取得など選手の顔触れが変更されることなども考慮されているという話も伝わってくるが、そのような状況下で選手個人や出場していた団体が公にするケースも出てきた。ここではソースが明らかでない選手を除き、MMAPLANETが選手及びマネージメントに出場の確約があることの確認を取れた選手について言及したい。


【フライ級】
松井斗輝
対戦相手ルエル・パナレス

Grachanでデビューしンクラスでキャリアを積んできたTHE BLACKBELT JAPAN所属の松井が、昨年の鶴屋怜に続き同ジムよりも出場権を得た。キャリア6勝1敗の24歳、伊藤盛一郎や福田龍彌が選外となったことを考えると、このレコードと若さは今のUFCが欲しているゾーンにいるということだろう。

(C)BRAVE CF

松井の対戦相手はフィリピンのルエル・パナレスだ。

レコードは松井と同じく6勝1敗。松井が初めて海外で戦うのに対し、パナレスはUAEWでUAE、BRAVE CFでバーレーンとインドネシアでの試合を経験してきた。ゴリゴリのテイクダウン・ファイター=ムハンマド・サロハイディノフとの敗北から再起戦がUFCを賭けた戦い。スタイル的に初戦以降の対戦相手、つまりは他の出場選手が気になるところだ。

そのフライ級では日本でも一部で猛烈に注目されていたチェ・ドンフンの出場も決まった。

韓国のDouble GFCフライ級王者で、GLADIATORフライ級王座決定トーナメント準決勝出場を決めていたチェ・ドンフンもUFC行きを賭けた戦いにステップアップ。

堅実な戦いができるフィニッシャーの初戦の相手は、前回の準優勝者チーニョーシーユエだ。

エンボー・ファイトクラブ出身、UFC PI所属の中国MMA界のエリートコースを行くチーニョーシーユエと、韓国海軍出身のイケメン=これは興味深い顔合わせとなる。

【バンタム級】
透暉鷹
対戦相手キム・キュソン

小崎連
対戦相手ダールミス・チャウパスゥイ

野瀬翔平
対戦相手ユ・スヨン

Road to UFC出場を狙い、フェザー級からバンタム級に落とした透暉鷹は、昨年のクリスマスイブに河村康博を初回肩固めで斬って落とし、パンクラス二階級制覇を果たした。

大手エージェントとの契約もなく、所属ジムの代表がコーチング修行で得た人脈からの出場権獲得。透暉鷹の意思の強さと周囲の向上心と合致しての挑戦となる。

透暉鷹の初戦の相手は、韓国のキム・キュソンだ。母国ではTOP FC、そして日本、ONEでキャリアを積んできた元Evolve MMAファイターだ。キャリア12勝5敗でHEATで加マーク納、春日井たけし、TOP FCでNavE、ONEで藤沢彰博、若松佑弥と日本人選手との対戦も多い。×日本勢の戦績は3勝2敗で透暉鷹としては、当然遅れを取ることはできない

そんなキム・キュソン、一番最近の試合で魔のNAIZA FCでカザフスタン人選手に勝っているのが不気味だ。

意外というと失礼だが、小崎の選出には驚かされた。KROSS X OVERとDEEPで活躍中の小崎は戦績6勝0敗2分で、フィニッシュが5つの22歳。

彼もまたUFCが求めるゾーンのファイターといえる。

その小崎と相対するのは、昨年の準決勝でイ・チャンホに敗れたダールミス・チャウパスゥイ。とはいえ、イ・チャンホを序盤は圧倒したテイクダウン能力の高さは、小崎が未経験の世界といえる。カザフスタン国境ウィグル出身のフィジカルモンスター超えなるか──小崎のフレッシュさに期待だ。

小崎以上のサプライズは3年連続出場となった野瀬だろう。

これまで準決、初戦敗退も2月のRIZIN LANDMARKで改めて国内バンタム級のトップクラスである強さを見せつけた野瀬。

対するは一時はDEEP、Black Combatとアジア3カ国のバンタム級を制したユ・スヨンだ。UFC行きが掛かっていなくとも、興味深いマッチアップといえるタフファイト。当然、野瀬としてはグラウンドに持ち込めば、勝機が増す。その一方で、ユ・スヨンもれっきとした柔術黒帯で、しっかりとMMAに適合した寝技を持つ。それでも野瀬としては組み技勝負、いかに自分の庭に持ち込み、その庭での力比べとなる。

【フェザー級】
安藤達也
対戦相手チュウ・カンチエ

河名マスト
対戦相手ソン・ヨンジェ

原口伸
対戦相手ホン・ジュンヨン

(C)ONE

昨年3月のONE FFのアリ・モタメド戦の逆転勝利もチャトリCEOに評価されず、昨年のRoad to UFCのオファーを蹴っても安藤のONE本戦出場はならなかった。

この間、コンテンダーシリーズからのオファーもあった安藤が、34歳にして最後の挑戦に挑む。

その行く手を阻もうとするのは中国のチュウ・カンチエだ。レコードは18勝4敗の28歳。中国国内でしか試合をしておらず、実力を推し量るのが困難な相手だ。昨年7月に20秒で勝利している韓国のイ・ミンヒョクはパン・ジェヒョクにスプリット判定負け、工藤諒司にも判定負けをしているファイターで、中国人ファイターはもう強くて当たり前という想いで戦う必要がある。

デビュー戦、LFA、GLADIATORフェザー級王座決定トーナメントと躓く度に力をつけてきた河名マストも、いよいよ盟友・中村倫也の背中が見えていた。

特にパン・ジェヒョクとの連戦で競り負けから、完勝と河名は自身のポテンシャルを最大限に使うことができるようになった。対するソン・ヨンジェは6勝0敗5つのKO勝ちと1つの一本勝ちを誇るフィニッシャーだ。全て試合をAngel’s FCで戦い、バンタム級とフェザー級の王座を獲得している。

豪腕ファイターのソン・ヨンジェだが、一時期4年近いブランクもあり、ここ2試合は秒殺で組み力に関しては判断材料が少ない。ともあれ一発で試合を終らせる力を持つソン・ヨンジェを相手に、河名がいかにオアシスに突っ走れるのかに勝負は掛かってくるだろう。

また前回のライト級決勝でロン・チュウに敗れ、キャリア初黒星を喫した原口伸も、ビザ取得ギリギリの段階でオファーがきた。Road to UFCファイナルに敗れた後は、そのまま本戦出場という交渉もあった原口だが、適正体重のフェザー級での出場は今後のことを考えると──それでも簡単ではないが、好判断と思われる。

対する対戦相手のホン・ジュンヨンは2022年の初戦で松嶋こよみに接戦の末敗れている選手だ。その後はマーシー・グローブTVとインドネシア人ファイターを破り、Angel’s FCライト級王座を奪取──も、現状の力は測定が難しい。とはいえ簡単な相手でないことは明らかで、松嶋戦でも見せた様にタフファイトになった時の心の強さを原口は凌駕しなければならない。

【女子ストロー級】
本野美樹
対戦相手フォン・フェイアール

今年からライト級でなく女子ストロー級が実施されることとなり、日韓有数の女子ファイターに声がかかるなか、日本では出場を固辞する選手もあったようだが、本野美樹のチャレンジが決定した。

準々決勝で戦うフォン・フェイアールは、本野ともにフン・シャオカンに敗れている。未確認情報だがフォン・フェイアールを含め4選手が出場するという中国人女子選手、その中の一人にフン・シャオカンも含まれているという。

つまり本野とフォンにとって、Road to UFCはRoad to フン・シャオカンへのリベンジでもある。またかつてパンクラスに参戦経験のある韓国のソ・ユダンも出場し、中国のシー・ミン戦が決まっている。

現状、8人の日本人選手出場。今年はワンマッチも1日に4試合組まれるという話もあり、この他にも日本人選手の出場もあるかもしれない──中国、インド、タイ、インドネシア、そしてついにあるのか中央アジア勢の参戦等々、オフィシャル・アナウンスを待ちたい。

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【Gladiator020】中川皓貴とフェザー級王座決定戦。チョ・ソンビン─01─「大阪といえば世界の台所」

【写真】180センチの公称が低く感じられるチョ・ソンビン。ここまで長いリーチの選手と中川は対戦経験はないだろう(C)MMAPLANET

1月22日(日)、大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR020に元UFCファイターで、PFLと契約するチョ・ソンビンが出場し中川皓貴とGladiatorフェザー級王座を懸けて戦う。

チョ・ソンビンのプロMMAデビューは大阪のACF、そしてWARDOGという関西インディ・シーンから中国のクンルンファイト、母国・韓国のTOP FCで活躍しUFCにステップアップを果たした。そのTOP FCではRoad to UFCで松嶋こよみと激闘を繰り広げたホン・ジュンヨンと暫定フェザー級王座を懸けて戦い、ACF&Wardogに続きベルトを腰に巻いている。

3冠となり挑んだUFCでは1敗でリリースの憂き目にあうが、PFLと契約。2021年シーズンに初戦で悔しい敗北を喫し以来の実戦が、今回のタイトル戦となる。大阪という思い出の地で挑むグラジの王座──今も契約中のPFLからは絶対勝利の条件を付きつけられてなお、チョ・ソンビンは今回の戦いを挑む選択をした。


──22日にグラジで中川選手とフェザー級王座決定戦を戦います。今の心境を教えてください。

「久しぶりの実戦になるので、過去一番に集中して準備をしているところです」

──前回の試合が2021年4月のPFLにおけるタイラー・ダイヤモンド戦です。1年9カ月振りの試合ですね。何が原因でこの間試合は行われなかったのですか。

「去年の4月にPFLでバッバ・ジェンキンスと戦う予定でしたが、ケガをしてキャンセルになりました。あの試合の後も2度オファーがあったにも関わらず、戦う状態にはなくて試合ができませんでした」

──現状、PFLとの契約はどのようになっているのでしょうか。既にフリーランスになっているのですか。

「PFLとの契約は今も残っています。2023年シーズンに出る話もありますが、PFLがグラジエイターで戦うことを許可してくれました。PFLが認めてくれたので、このタイミングで日本で試合ができることになったんです」

──PFLは快くOKをくれたのでしょうか。

「実はPFLからはグラジエイターがどのようなプロモーションかと尋ねられました。そして『この試合で負けるようなことがあれば、4月からの新シーズンに向けて良くない影響が出る覚悟はしてほしい』と言われています(苦笑)」

──えっ!! そのようなことを言われてまで、グラジエイターで戦うことにしたのですか。リスクがあり過ぎて、オファーを受けないという選択もあったと思います。

「自分がMMAデビュー戦を戦ったのは、日本でした(※2014年12月31日のACF07。A-Toys Challenge Fight。ACFフェザー級王座決定戦で上野友暉を1R1分29秒RNCで下す)。日本のMMAには愛情を持っています。と同時に今回の試合で負けるとは思っていないです。絶対に負けない自信があります。だから、この試合を戦うと決めました」

──ACFとWardogで戦ってきた。そして今回の試合も大阪が開催地です。その点について思うところはありますか。

「まずデビューを果たした街、大阪に帰ることができて嬉しいです。大阪といえば世界の台所、美味しいモノがたくさんあります。大阪で食事を楽しむためにも、必ず勝ちます」

──次回大会は2部制になっていて、Wardogとの合同興行になっています。

「最初は知らなかったです。ただ、Wardogに関係している永井(明広)さんにバンテージを巻くのをお願いしたら、自分が出る大会の前にWardogがあることを知りました。駆け出しの頃にお世話になったWardogで今戦っている選手達、いわば後輩である彼らがどのような試合をするのか。とても興味深いです」

──Wardogからクンルンファイト、Top FCを経てUFCと契約。あの時はWardogからUFCファイターが生まれたと、素直に驚かされました。ただしUFCでは不本意ながら1試合でリリースに。そこに関しては、どのように思っていますか。

「今からしても悔しさでいっぱいです。UFCは自分にとっても夢の舞台でした。実際に戦っている時は気付いていなかったのですが、あとからすれば相当に緊張してしまっていました。自分の本来の動きが、全くできなかったです。自分にとってあのUFCの試合は、悔しさしか残っていないです」

<この項、続く>

■ Gladiator019対戦カード

<フライ級/5分2R>
坪内一将(日本)
陸虎(日本)

<バンタム級/5分2R>
今村豊(日本)
秋田良隆(日本)

<ヘビー級/5分2R>
大場慎之助(日本)
チョン・ホチョル(韓国)

<Gladiatorフェザー級王座決定戦/5分3R>
中川皓貴(日本)
チョ・ソンビン(韓国)

<Gladiatorライト級選手権試合/5分3R>
[王者]キ・ウォンビン(韓国)
[挑戦者]グスタボ・ウーリッツァー(ブラジル)

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級王座決定戦/5分3R>
森戸新士(日本)
ジョセフ・チェン(台湾)

<フライ級/5分3R>
宮城友一(日本)
久保健太(日本)

<バンタム級/5分3R>
笹晋久(日本)
ジョン・オリニド(フィリピン)

<キック・ウェルター級/3分3R>
璃久(日本)
イゴール・シルバ(ブラジル)

<バンタム級/5分2R>
溝口司(日本)
ガッツ天斗(日本)

<ウェルター級/5分2R>
藤田大(日本)
スティーブン・ギレスピ(英国)

<Progressコンバット柔術バンタム級/5分2R>
竹本啓哉(日本)
江木伸成(日本)

<アマMMA女子アトム級/3分2R>
住村斉明里(日本)
MIYU(日本)

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【Special】月刊、水垣偉弥のこの一番:6月:松嶋こよみ✖ホン・ジュンヨ「気持ちでも削りきった。完勝」

【写真】負けられないプレッシャーがあるなかでの、松嶋の精神力の強さを水垣氏は感じていた (C)MMAPLANET

過去1カ月に行われたMMAの試合からJ-MMA界の論客3名が気になった試合をピックアップして語る当企画。

背景、技術、格闘技観を通して、MMAを愉しみたい。3人の論客から、水垣偉弥氏が選んだ2022 年6月の一番。9日に行われたRoad to UFC ASIA12022#02から松嶋こよみ×ホン・ジュンヨン戦について語らおう。


────水垣さんが選ぶ6月の1番は?

「こよみちゃんと✖ホン・ジュンヨンの試合ですね。6月は全体を通して、Road to UFCが一番響いた大会でしたし。そのなかでベストバウトが、この試合でした」

──松嶋選手はキャリア終盤の時期に、練習パートナーでもあったと思います。

「そうですね。3、4年ほどパンクラスイズム横浜の水曜日のプロ練習でやって。それとタケ(大宮司)さんとのフィジカルでも一緒でした。だから……やはり来るものがある試合でした。

年齢的にもRoad to UFCのなかで上の方ですし、これがラスチャンスかもしれない。本当に頑張って欲しいと思って視ていました。でも一緒に練習していた時と比較しても、全然強くなっていて。スイッチの使い方も巧かったです。特に打撃が変わっていました」

──松嶋選手自身は、技術的な部分は納得できていなかったようです。

「まぁ、相手がいるなかで何を出せるかは練習とは違ってくるところはありますしね。同時に相手が本当に斬りにくるからこそ、できることもあります。本気の相手に、本気で返す。これって試合でしかできないことで。だからこそ、試合に出ると強くなれます。

そこは試合でしか学べない。ある意味、練習量ではカバーできないものです。ただし、練習しないと出せない。練習をやってこそのメンタルの強さ勝負なんです」

──水垣さんは本番に強いメンタルの持ち主だったかと。

「そうですね。僕はミットもシャドーも綺麗に打てる選手ではなかったですし。同時に、あの試合ができて試合内容に不満を感じるというのは、どれだけこよみちゃんがやってきたことが厳しいことだったのかということですよね。

僕が見ていて組みもそうですが、打撃はさっきも言いましたが、スイッチの使い方が本当に上手かったです。常に奥手で力のあるパンチを出すことができるように戦っていたように見えました。

Road to UFCというトーナメントは、出場選手の賭けている気持ちは下手をするとUFC本戦よりも強いと思います。これは日本人選手だけでなく、韓国人選手もそうです」

──積んできたものが、日本人選手と韓国人選手は違うように感じました。

「ハイ、こよみちゃんと戦ったホン・ジュンヨンにしても、スプリット判定はないだろうとは思いますけど、本当に頑張っていましたよね。

ヒザでダウンをしているのに、立て直して。実力ではこよみちゃんが上だと試合前から思っていました。でも簡単にはいかない。それはホン・ジュンヨンが精神力の強い選手だからで。彼も後がない。若手でなくて、仕上がっている選手で。覚悟が決まっている者同士の試合でした。

そういう相手と戦って、こよみちゃんが気持ちでも負けなかった。試合後にホン・ジュンヨンはガクッときて、座り込んでいました。あの姿を見ると、内容的にも完勝だった。気持ちでも削りきったという印象を持ちました」

──ホントに賭けている気持ちがどれだけ強くとも、勝ち上がれるモノではないトーナメントで、ある意味相手の気持ちを折るという難しい作業をやってのけたわけですね。

「そうだと思います。堀内佑馬選手の敗北、SASUKE選手も負けてしまったわけですからね。厳しいトーナメントです。いやぁ、でも堀内選手はフライ級の優勝候補だと思っていたのですが……。

堀内選手に関しては、彼はずっとコンテンダーシリーズに近いファイトスタイルのLFAで戦ってきました。ガンガンやり合うのが、今の北米でステップアップする方法論で。そこで戦ってきたので、トップノイの前に出ずに、隙をついてくるスタイルは戦い難かったんじゃないかと思いましたね。

どちらかというと、のらりくらりの戦い方にアジャストできなかった。勝利+試合内容、米国でUFCと契約するにはガンガンやり合うことが欠かせないです。対してRoad to UFCは優勝が唯一の目標なわけですし、トップノイはしっかりと勝ちに徹していました」

──最終回、バックグラブで終わったことについてはどのように思いましたか。

「何かしら理由があったと思います。スタンドに戻っても挽回できないという気持ちもあったかもしれないですが、それでも一本や殴るにいくものですしね。それは堀内選手も当然やるべきことと理解しているに決まっています。それでも、出せなかったのは何か理由があったのだろうなと。だから、何があったか分からないので、あのままで終わったことも何も言えないです」

──それも試合だから、なのですね。では松嶋選手と次に戦うイー・チャア、つまりSASUKE選手に勝ったファイターに関しては、どのような印象を?

「どういう状況であろうが、あんな風にSASUKE選手をテイクダウンできるのだから強いです。僕はSASUKE選手の方が強いと思っていたので、あのテイクダウンからイニシアチブを握るのだから強い選手だと思います。

SASUKE選手云々でなく、こよみちゃんがあの場で精神的に踏ん張れたのは、やはりONEで相当に強い選手と戦ってきたことが理由の一つに挙げられると思います。ホン・ジュンヨンも強い選手ですけど、ONEで戦ってきたマラット・ガフロフやマーチン・ウェンと戦ってきた経験があるので、そこは精神的も大きかったはずです。

僕がWECからUFCに契約が移管されたときに、バンタム級のファイターが増えて、その分WECよりも正直楽な相手が増えました。WECで戦ってきた時の経験が、そこで精神的に余裕を与えてくれたのは確かです」

──後楽園ホール、ディファ有明レベルからWEC初戦のシカゴ・UICパビリオンでのファイトに緊張することは?

「楽しくてしょうがなかったです。あの夜のことは一生忘れることはないと思います。会場はミゲール・トーレスの地元で、もの凄いブーイングのなか入場中にファンにドンって突き飛ばされて(笑)。もう、本当に楽しかったですね。『やるしかない』って。

でも、Road to UFCって違いますよね。僕がWECに挑戦した時は、若くて前しか向いていない。負けてどうだとか一切考えていなかったです。でも、こよみちゃんにとってRoad to UFCって負けたら終わり、人生が懸かった瀬戸際の試合です。いうと僕がUFCをリリースされて、また戻るためにACBを選んだ時と同じで。

あのときは、僕自身負けられないというプレッシャーを感じていました。そういう状況で、あのパフォーマンスをこよみちゃんはやってのけた。だから次のイー・チャアは当然として、決勝の相手は恐らく元Road FC王者のイ・ジョンヨンだと思いますが、こよみちゃんが出し切ることができるなら、あの猛者を相手にしても6-4で有利だと思っています」

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【Bu et Sports de combat】武術的な観点で見るMMA。クリバオ✖チェ・スンウ「距離の種類」

【写真】打って出るクリバオと出て→打つチェ・スンウの違いとは (C)MMAPLANET

MMAと武術は同列ではない。ただし、武術の4大要素である『観えている』状態、『先を取れている』状態、『間を制している』状態、『入れた状態』はMMAで往々にして見られる。

武術の原理原則、再現性がそれを可能にするが、武術の修練を積む選手が試合に出て武術を意識して勝てるものではないというのが、武術空手・剛毅會の岩﨑達也宗師の考えだ。距離とタイミングを一対とする武術。対してMMAは距離とタイミングを別モノとして捉えるスポーツだ。ここでは質量といった武術の観点でMMAマッチを岩﨑師範とともに見てみたい。

武術的観点に立って見たジョシュア・クリバオ✖チェ・スンウ戦とは?!


──今回はジョシュア・クリバオ✖チェ・スンウの試合をお願いします。

「いやクリバオ、凄く良い選手ですね。もともと、どういう格闘技をやっていた選手なのですか」

──私もほとんど知らない選手でした。UFCから送られてくる資料だと柔術からMMAを始めたということで、それ以前に打撃のベースがあったのかは不明です。

「伝統派空手的な打撃なのですが、MMAをやるうえで身に着けた結果がああいう打撃になったのか……。この試合は出て打つのと、打って出るのとの違いが明白でした。

リーチが長いのはチェ・スンウですが、彼は出て打っているのでクリバオにしては見やすかったと思います。なのでブロックをしたり、カウンターを当てることがデキていました。逆にクリバオのパンチは、チェ・スンウは見えづらかったと思います」

──クリバオの打撃は力むことなく、パワーや瞬発力に頼ることがない打撃に映りました。チェ・スンウは動きを目で追っていても、感知できないパンチがありました。ただ、両選手ともドタバタした打撃ではなかったです。

「ドタバタはしていないです。チェ・スンウは送り足でパンチが強い。ただし、動きが一つです。にじり寄って振りまわす。彼は距離が遠く感じていたんだと思います。クリバオは下がったり、外したりと距離を取る手段が断然多かったからでしょうね。外すだけでなく、チェ・スンウの出鼻にサッと前に出たりだとか。

最も注目すべきは遠間からスッと距離を詰めて打つパンチです。アレは見事でした。足を踏み込んだりしていないんです。何気なくポンとおいているだけのパンチでした。チェ・スンウにしてみれば、相当に厄介だったはずです」

──踏み込まずに置くパンチ。つまり打って出る攻撃だったわけですね。

「構えもスイッチして変えていますし、今のMMAを追求していくとああいう形になったのでしょうかね」

──キックボクシングの韓国・国内王者だったチェ・スンウがMMAにアレンジしていった打撃とは明らかに違いました。

「う~ん、なぜ、ああいう風にできるようになったのか興味深いです。接近戦でもフックの打ち合いに応じていますし。このフックの性格も両者は違っていました。チェ・スンウは前に出ないと打てていないです。あれだけ踏み込むと、自分の動きを止めるためにブレーキを同時に掛けないといけなくなるので」

──パワフルに見えたのはチェ・スンウでしたが、自分で勢いを落としてしまっていると。その一方で、クリバオはとても柔らかい動きなのに効かせていました。

「そうなんです。ステップバックをして左のフックを合わしていましたからね。その場で打つフック、下がりながら打つパンチ、急に飛び込んで打つパンチと3種類の打ち方をしていました。それを左の逆突きでもやるし、ワンツーでもやっています。蹴り終わりに出したり。上下の攻撃が繋がっています。これはキックボクシングでもフルコンタクト空手でも同じですが、MMAでは上下が途切れるよりも繋がっていた方が良いです。

米国のMMAの打撃はどうしてもボクシング寄りです。でもレスリングが強いので、パンチと蹴りのトランジットの部分でラグがあっても問題視していないみたいです。でも、良い時のTJ・ディラショーはラグがなかったです」

──MMAという部分で捕らえると、初回と2Rはほぼ組みがなかったです。そして3Rにはチェ・スンウがテイクダウンをしてバックグラブまで行きました。あのポジションと、勢いのあるように映る打撃でジャッジ1人はチェ・スンウの勝ちにしました。

「最初から組みを混ぜる選手に、あの打撃を出すことができるのか。チェ・スンウはずっとクリバオの距離でパンチや蹴りを出してきたので、問題になる攻撃がなかった。そこに組みを交えると、どうなるのか。そこは見てみたかったです」

──ところでクリバオもチェ・スンウも教え子の松嶋こよみ選手と同じフェザー級です。クリバオやチェ・スンウはUFCの契約配下選手、松嶋選手はそこにいくためのトーナメントに参戦中ですが、能力的にどれだけ差があると見ていますか。

「松嶋が凄く良いとは言えないですが、正直、クリバオやチェ・スンウがそこまで完成度が高いとは思っていないです。MMAはやるべきことが多すぎて、一つことを究めることがあまりできない傾向にあります。だからこそ、技術的なことばかり目をやって『やれる』、『やれない』という感情を持ってもしょうがないんです。

UFCが常に凄いのは、あの生き残り合戦のなかで生き残った選手の試合ばかりを視ているからなんです。あそこで生き残れる人間は、生き残っているだけ強くなっている。それは何も技術力が絶対だからではないです。技術はある者同士が戦っている。そこで勝ち残り続けることができるのは、技術だけの問題ではないです。生き残りを賭けた戦いを勝ち抜いてきた生命力の強さです」

──そうなると練習で修得できるモノではなくなってしまいます。

「ハイ。練習で身につくものじゃないです。だから松嶋のホン・ジュンヨンとの試合で一番の収穫は、あの根性のある相手に気持ちで負けなかったことです。彼は技術的なことを反省したり、倒せなかったことを悔やみがちですが──そんなものは練習通りに行くわけがない。

倒せないで落ち込んでいたら、ずっと落ち込み続ける必要があります。でも、最終的には殴って、テイクダウンをして勝てた。あの気持ちの強い相手が最後には勝負を諦めたんです。技術的な部分ではなく、あの気持ちを彼はこの間に経験してきたことで備えることができていた。それは決して練習では身につくことではありません。でも技術も気持ちも練習していないと、何も出ないです。

百やってきたことの幾つかだけですよ、試合に出るのは。でも、その100をやらないと幾つかはない。百をやるから、一が生きます」

──改めて、松嶋選手と彼の間に差は?

「クリバオとチェ・スンウと松嶋に差はないです。アイツが勝つつもりで練習をするのか。今回のような気持ちで戦うということができれば、クリバオの攻撃を凌ぐことだってあります。相手のやる気を叩き潰せば良いんです」

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【Fight&Life】Road to UFCフェザー級T準々決勝、勝ち抜き。松嶋こよみ「僕には極めないがないから…」

【写真】バックコントロールも、そこからの戦いによって組み方、使い方が変わって来る (C)MMAPLANET

28日(火)に発売されたFight&Life#91に9日(木・現地時間)にシンガポールで開催されたRoad to UFCフェザー級T準々決勝で勝利した松嶋こよみのインタビューが掲載されている。

ここでは同記事に掲載しきれなかったシンガポール・インドアスタジアムで戦う利、今後の課題で見えたボディロックコントオールなどについて松嶋が話したことをお届けしたい。


──試合前に気持ちが昂ることはなかったですか。

「会場に入っても、冷静に……多分、チームのなかでも一番冷静に準備は出来ていたと思います(笑)」

──勝手ながら他の日本人選手はシンガポール・インドアスタジアムでの試合は初めてですが、松嶋選手はONE時代に経験しています。建物自体を知っているし、そしてRoad to UFCは平日開催ということもありガラガラでした。その部分もONEで無観客大会を経験していることはポジティブに働くことはなかったですか。

「あぁ、確かにそうですね(微笑)。1度試合をしたことがある会場だと、勝手が分かっているというのはありました。だから変な緊張もなく、試合前も普通に過ごせたと思います。そうやって指摘されるまで気付いていなかったですけど、国内だけで戦っている選手より平常心でいることができていたのかもしれないです。

ホントに何もない、だだっ広いところにオクタゴンが置かれていて。ONEと違い、花道もなかったので余計に広かったですが、ONEで戦ってきたことが生きていたと思います。海外の経験、大きな会場、シンガポールでの過ごし方や創り方に関しては、何度もやってきたことなので場数を踏んできたことが役立ったとは思います。とにかく、戸惑うことがないというのは、試合に向けて違いになったかと思います」

──UFCとONEでは受付、メディアルームとまるで違っていて、逆に私などは戸惑いました。2019年のシンガポール大会もそうだったはずなのに。

「そうなんですね。僕ら選手の立場だと、本当に何も気になることがなかったです」

──相当にタフな試合内容で、結果的に根性ファイトで攻めに行く気持ちが問われコンテンダーシリーズ・ファイトになっていました。結果、UFC関係者の受けも良かったようです。

「本当にホン・ジュンヨンが強かったです。彼が強かったから、ああいう試合になりました。とにかく……めちゃくちゃしんどかったですね(苦笑)」

──経験値が上がったファイトになりました。この試合で何を得られたと思いますか。

「良い相手と1回戦を戦えて、次の試合に必要なモノが何か分かりました」

──次の相手はSASUKE選手にRNCで一本勝ちしたイー・チャオ選手です。事前にインタビューをしている時に、『なぜ、この選手はこの面子に入ってここまで自信があるのか』と感じました。結果的にSASUKE選手にケガがあったとしても、ああいう自信ってファイターにとって武器になるんだなと再確認しました。

「そうですね、体も強そうだったし。でも、SASUKE選手のような負け方はしないです。今回の試合で打撃の距離とともに組んで倒した後にも課題が見つかりました。結構、滑ってコントロールができなかったです。ただ、試合中は汗もかくし当然滑るのですが、その対応が甘かったですね。

ああいう風になった時、どうしていくのかも課題で。本当は一つ極め技があればとは思いますけど、そういう部分も周囲と話して考えていきます」

──極めがないにも積み重ねで。その分、打撃でやり敢えてテイクダウンも取れるというスタイルがあるわけですし。

「極めないとって指摘されるのですが、ないモノはないんですよね。ただ今回はボディロックの部分や壁際の攻防、起こして倒してという部分は青木さんに教えてもらったことで、本当に助かりました。その上で僕にはあそこから極めがない。ならばボディロックの仕方も、変化させる必要がある。そこにすら、気付いていなくて」

──とはいえ勝って、気付けたわけですから。良しとすべきではないでしょうか。

「そうですね。そこに気付けたということは、色々な視点から自分の組みを見つめ直すことができます。当然のように青木さんの考え、八隅さんの考え、北岡さんの考えとそれぞれでボディロック、組みの組み方でも違っています。僕には極めないがないから、八隅さんの考える方向で伸ばしていくのか……とか、そういう難しい判断をしていかないといけないです」

──組みが命綱でない、組みということですね。

「そうなんです。打撃に戻る方が良いこともあるでしょうし。ただ組んでテイクダウンしたなら、優位なポジションをキープすべきですし。その時にどこで重心を掛けるのか、今回の試合も映像を見返すと、やってはいけないことを何度もやって立たれてしまっていました。そこは打ち込みとかで変えていかないとダメですね。

普通に考えて決勝の相手はイ・ヨンジョンだと思うので、彼に勝つことも頭の残しつつ、どういう風に組み立てていくか。そこを考えないといけないですね。ただ、あの試合も相手が弱かったので、次のルー・カイは打たれ強くて、テイクダウンが取れるので。次の試合がどうなるのか、見極めたいです。あと2試合は絶対に勝ち残らないといけないので、決勝まで考えないといけないですし。こういう本格的なトーナメント戦は初めてなので、いろいろと勝手が違ってきますね。

でも2カ月半前のこれからどうなるんだという状態から、次の試合とその次の試合が控えている状況を嬉しいと捉えるようにしています」

※激闘となったホン・ジュンヨンとの試合の反省点、SASUKEとの日本人対戦が準決勝で実現しなかったことなどを松嶋こよみが語ったインタビューが掲載されたFight&Life#91は6月28日(火)より発売中です。

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【RTU ASIA2022】準決勝は10月に。開催地は未決定。内田タケルの連続参戦の可能性――大

【写真】代役出場はそれこそ神のみぞ知るといったところだが、Road to UFC連続出場の可能性は大いにある内田タケル(C)MMAPLANET

9日と10日の両日に渡り、シンガポール・インドアスタジアムで開催されたRoad to UFC ASIA。日本勢はバンタム級の3選手=風間敏臣、中村倫也、野瀬翔平とフェザー級の松嶋こよみが準決勝に勝ち残った。


4つエピソードを終え、ケヴィン・チャンUFCアジア代表はアジア各国、インドネシア、インド、韓国、日本、特に中国での視聴者数の多さについて言及するなど、アジアでダイヤの原石を発掘する試みが成功に終わったことを会見で話し、その場で松嶋×ホン・ジュンヨンの試合に触れ、激闘ぶりが大いに印象に残ったと笑顔を見せた。

チャン代表によると準決勝は10月開催がほぼ決まり、開催地に関しては状況次第と明確にはしなかった。これまでラスベガスのUFC APEX、UFC PIのある上海などが、セミファイナルの地になるという情報も流れていたが、準々決勝大会が成功裏に終えた今――PPVウィークに独立したイベントを開くフォーマットを踏襲することも多いにある。その場合は10月22日のUAEアブダビ大会=UFC281の週に行われる可能性が一気に高まってきた。

また同会見で「フライ級準決勝で欠場が出ると、内田タケルの代役ファイターになる可能性はあるか」という問いに対し、「そういうケースになれば、大いに考えられる」とチャン代表は答えた。その際に内田の勝利を絶賛し、トーナメント準決勝でなくワンマッチも引き続きマッチメイクするので、そこでトーナメントに出ない選手が戦うことも確定のように話していた。

そのワンマッチ出場組ではEpisode01のワンマッチ=ライトヘビー級戦でトゥコ・タクコスをKOした中国のチャン・ミンヤンがUFCと契約を果たしたことをチャン代表は明らかとしている。

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MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC イー・チャア ホン・ジュンヨン 松嶋こよみ

【RTU ASIA2022】松嶋こよみがTD&左ヒザで韓国2冠王者ホン・ジュンヨンとの死闘を制し、準決勝へ進出

【写真】自身がラストチャンスと語ったRTU、まずタフファイトを制して準決勝へ(C)MMAPLANET

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
松嶋こよみ(日本)
Def.2-1:30-27.29-28.28-29.
ホン・ジュンヨン(韓国)

サウスポーで構える松嶋に対し、ホン・ジュンヨンが右のインロー。松嶋もローを返すが、ホン・ジュンヨンの右インローでバランスを崩した。松嶋が組みつき、引き込む形になり足に組みつくも、ホン・ジュンヨンが立ち上がった。下がりながら左フックを当てた松嶋、下がるホン・ジュンヨン。ホン・ジュンヨンがプレッシャーをかけて右インローを当てていく。松嶋は右フックを繰り出しながら右足をかけてホン・ジュンヨンに尻もちを着かせた。ホン・ジュンヨンは右ボディストレートへ。

松嶋はケージを背負いながらステップをを使い、パンチを繰り出す。ホン・ジュンヨンは右ストレート、松嶋は相手のローの打ち終わりにニータップを仕掛ける。シングルレッグに切り替えて、そのままホン・ジュンヨンにケージを背負わせた松嶋。パンチの打ち合いから、組んだ松嶋がバックへ。そのままケージ際でバックコントロールを続ける。バックから左ヒザを顔面に突き刺した松嶋、ホン・ジュンヨンがダウン気味にマットへ手を着いた。

立ち上がったホン・ジュンヨンに右前蹴りからパンチに繋げる松嶋。ペースが落ちたホン・ジュンヨンにパンチからダブルレッグへ繋げ、ホン・ジュンヨンに尻もちを着かせた。ケージに背中を着けるホン・ジュンヨンを首相撲で抑えたあと、立ち上がった相手にパンチを浴びせていった。終了間際はホン・ジュンヨンがケージ中央まで押し戻した。

2R、サウスポーからスイッチしながら右インローを当てた松嶋。右ストレートから右の前蹴り、しかしホン・ジュンヨンの右をもらって動きが止まった松嶋に、相手は猛然と襲い掛かる。松嶋はダブルレッグでグラウンドに持ち込み、ケージ際まで相手を運ぶ。スクランブルに持ち込むホン・ジュンヨン、松嶋はケージ際でガブり、バックに回りながら右ヒジと右ヒザを当てる。離れた松嶋は、ケージ際まで下がり、パンチからダブルレッグへと繋げる。

立ち上がった両者は打ち合いへ。松嶋もホン・ジュンヨンの右フックをもらう。しかし右フックから左ボディを当てた松嶋は、そのままダブルレッグでテイクダウンを奪った。ケージに背中を着かせる松嶋、ホン・ジュンヨンが立ち上がって右ストレートを返す。ケージ中央で打ち合う両者、松嶋が左足をかけて相手のバランスを崩す。そしてボディロックからグラウンドに持ち込む松嶋。ホン・ジュンヨンも立ち上がるが、すぐに松嶋が再びダブルレッグでホン・ジュンヨンに尻もちを着かせた。

疲労が見えるホン・ジュンヨン。立ち上がった相手を首相撲からケージに押し込む松嶋、離れるとフックを振ってくる相手を捌きながら、足をかけて倒そうとしたが、耐えたホン・ジュンヨンがバックを狙う。松嶋は切り返してトップへ。右ヒジを落としてラウンドを終えた。

最終回、オーソドックスでスタートした松嶋が右ローと右前蹴りを見せる。距離を保ちながらニータップを狙う松嶋だったが、ホン・ジュンヨンもディフェンスした。細かいローを効かせる松嶋、下がりなが左ストレートを当てる。さらに足を使い、スウェーで相手をパンチをかわしながら自身の拳を叩きつけていく。ここで相手のテイクダウンをスプロールし、バックを狙った松嶋だが、相手に立ち上がられてしまう。もみ合いからグラウンドでバックに回られた松嶋、しかしトップを取り返していく。

立ち上がった両者には、明らかに疲労が見られる。ここで組んだ松嶋が大外刈りでクリーンテイクダウンを奪った。サイドポジションで相手を抑え込む松嶋。背中を見せた相手に対し、サイドバックからパンチを打ち込む。そのままバックコントロールする松嶋に対し、ホン・ジュンヨンの動きが落ちた。起き上がる相手をバックコントロールでグラウンドに持ち込み、パンチを連打していくと、ホン・ジュンヨンはパンチを嫌がる表情を見せた。そのまま松嶋がバックコントロールを続け、試合終了のホーンを聞いた。

裁定はまさかのスプリットとなったが、松嶋の勝利に。
「ギリギリで勝てたと思ったが、相手が強く良い試合になった。まさしくコリアンゾンビの弟子だなと思いました。いつかあそこにたどり着きたい。もっと良い打撃の距離で戦いたかったが、相手のプレッシャーが強くて、こういう展開になりました」と語った松嶋。
この勝利でトーナメント準決勝へ進出、9月にイー・チャアと対戦する。


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MMA MMAPLANET o Road to UFC SASUKE UFC イー・チャア ホン・ジュンヨン 修斗 松嶋こよみ

【RTU ASIA2022】ケージ際のTDを受けて右腕を負傷か、SASUKEがイー・チャアのRNCにタップアウト

【写真】試合後に右腕を抑えるSASUKE、まさかのフィニッシュだった……(C)MMAPLANET

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
イー・チャア(中国)
Def.1R2分13秒 by RNC
SASUKE(日本)

前後のステップを見せるイーに対し、落ち着いて様子を見るSASUKE。プレッシャーをかけるSASUKEは、イーのパンチを捌いてローを当てる。左フックから組みついたSASUKEだったが、イーが右腕を差し上げてSASUKEをケージに押し込む。SASUKEの右腕を巻き込んでクラッチしたイーが、ボディロックからグラウンドに持ち込んだ。立ち上がるSASUKEのバックに回りコントロールする。SASUKEはケージに着いて相手のクラッチを切るも、イーが再びテイクダウンを奪ってバックマウントへ。すぐさまRNCを仕掛け、SASUKEからタップを奪った。

試合終了後、右腕を抑えるSASUKE。バックコントロールからグラウンドに持ち込まれた際、マットに右腕を着いて負傷したようだ。
その修斗王者を下したイーがトーナメント準決勝へ進出し、本日行われる松嶋こよみ×ホン・ジュンヨンの勝者と対戦する。


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【RTU ASIA2022】5日前、ライト級のオファーを受けた鹿志村仁之介「一番下なので好きにやります」

【写真】失うモノがない精神で――やるのみ(C)MMAPLANET

本日9日(木・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるRoad to UFC ASIA Episode01に、急遽出場が決まった鹿志村仁之介。

5日前のオファーを受けた心境と対戦相手キ・ウォンビンの印象を尋ねると、シンガポールで知ったUFCの世の中での受け入れられようを知り――いつも通り大胆だが、どこか謙虚な鹿志村がいた。


――計量前にエレベーターホールでお会いして、初めて鹿志村選手が明日のRoad to UFCに出るのだと知りました。

「言わない方が良いのかと思って、今日まで黙っていたんです(笑)」

――オファーが土曜日だったとか。

「ハイ。ライト級のオファーは土曜日の朝でした。ただバンタム級のオファーが金曜日にあったんです。次はバンタム級で戦おうと思っていたので、体を絞り始めていて。それでも70キロあって。これは無理だなって……。『申し訳ありません。今回は……』ってお断りをしました。

そうしたら土曜日の朝に電話をもらって。6時半なので寝ていてのですが、起きてから電話を掛けると『ライト級も空いたよ』と(笑)。少し迷って……柔道の癖なのか、あまり体重にこだわりがなくて。柔術の時も、色々な階級で出ていましたし」

――対戦相手を考慮することは?

「オファーを貰った時点で分かっていなかったです。出ることが決まって、色々と手続きが始まったときに知りました(笑)。でも、もう相手とかは気にならなかった……というよりも、起きたばかりで頭が回っていなかったです。オファーが来たけど、どうしよう? やっちゃおうかっていう感じでした」

――ライト級だとほぼ減量もなく?

「そうですね。逆にこっちに来て蒸し暑くて汗がたくさん出たからか、体重が落ちて68キロぐらいになりました。計量までたくさん食べて、塩分を摂っていたぐらいです。そんなことをする必要もなかったんですけど(笑)」

――しかし計量では、キ・ウォンビンは大きかったですね。

「ホントに。明日、80キロぐらいにはなっていそうですよね。まぁ少なくとも76キロとかには戻しているだろうし、80キロあると思っておきます」

――改めてRoad to UFCです。

「出たいと思っていて、一応リストに加えてもらっていたのですが、選ばれなくて。『出られなかったなぁ』っていう風に外から眺めている状態だったので、『よっしゃぁ!!』という気持ちになりました」

――それにしても5日前のオファーです。UFCなら、何があろうが契約したモノ勝ちという見方もできますが、これは契約を賭けたトーナメント戦です。

「実績のある選手の方がリスクが高いですよね。僕は戦績は浅いし、経験も少ないから受けることができたのかもしれないです。けど性格上どんなときでもやっちゃっていたかなと思います(笑)。とりあえず、まだ20歳ですし、良い経験になればという気持ちは正直あります。試合前だから、こういうことは言いたくないけど勝っても負けても日本にいては経験できないことなので。

それにシンガポールに来て、UFCの凄さっていうか……それを感じています。メディカルチェックに行くと、徹底的にチェックがあって。でも順番を待つことがなかったです。『そんな融通きくのか』って。日本であんなこと絶対にないですよね。Road to UFCのTシャツを着ているとどこにいっても話しかけられて。タクシーの運転手も『絶対に君が勝つよ』とか言ってくれるし。社会的に認められているなって思います」

――改めてキ・ウォンビンについてですか、どのような印象を持っていますか。

「いくつかYouTubeで試合を見ました。オーソドックスでバキバキで(笑)。ローをバンバン蹴ってきて、右ストレートが危ないです。フックも巧いですね。あとスクランブルも上手いです。立つかどうかっていうところは強いですけど、グラウンドはできないですね」

――そう見ましたか。

「ハイ。あの調子だと、多分できないです。できないといっても、Road to UFCに出るレベルなので、普通にはできますけど。しっかりと寝かせることができれば……と」

――鹿志村仁之介の寝技からは逃れられない?

「逃れられたら、殴られて負けます」

――鹿志村選手、3R戦うつもりはないですよね?

「ないです、ないです。そんなタフなことはしようとは思わないです。乗るか反るか。もう殴られても……そこはもうしょうがないです。3Rは戦えるスタミナはあるんです。体力はあって、意外と。でも、相手も大きいし今回はそういうモノじゃないですね。俺の組みとキープが通用しなかったら、殴り殺されます」

――それって試合前夜の選手に尋ねるのもアレなのですが、恐怖心はないですか。

「今日はもうないです。海外でMMAを戦うのが初めてで、飛行機の中とか怖くて参っていたんです。やりたくねぇなって思っていたんですけど、今は大丈夫です。悩んでもしょうがないし、自分でやるって決めたんだから悩む必要もないって。どうせ僕が一番下で。レベルも戦績も、経験も一番下なので好きにやります」

――風間選手と同じ日に同じ大会で戦うということに関しては?

「運命ですね。風間君が勝って、次は俺だっていう風に戦える。同じ中学で風間君が4つか5つ上で。勝手に妄想しているけど、凄いですよね。嬉しいですよ、茨城県出身として、嬉しいです。でもホント、やるっきゃないです。バッと斬りにいきます。ここまでやってもらって、つまらない試合はしないです。『あの金髪、面白いな』って思ってもらえるようにします」

■視聴方法(予定)
6月9日(木・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode01
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode02
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

■ROAD TO UFC ASIA2022 Episode01 計量結果

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE: 145.5ポンド(66.0キロ)
イー・チャア: 145.5ポンド(66.0キロ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
鹿志村仁之助: 152ポンド(68.94キロ)
キ・ウォンビン: 155.5ポンド(70.53キロ)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
風間敏臣: 135ポンド(61.24キロ)
クルムアリ・マイマイティトゥハティ: 136ポンド(61.69キロ)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チェ・スングク: 126ポンド(57.15キロ)
ラマ・スパンディ: 125ポンド(56.7キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
チャン・ミンヤン: 206ポンド(93.44キロ)
トゥコ・タクコス: 206ポンド(93.44キロ)

■ROAD TO UFC ASIA2022 Episode02 計量結果

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
――(――)
キム・ミンウ: 135.5ポンド(61.46キロ)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
松嶋こよみ: 145.5ポンド(66.0キロ)
ホン・ジュンヨン: 146ポンド(66.22キロ)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チウ・ルェン: 126ポンド(57.15キロ)
ウォーレン・デルロサリオ: 124ポンド(56.25キロ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
ジェカ・サラギ: 153ポンド(69.39キロ)
パワン・マーン・シン: 155ポンド(70.31キロ)

<フライ級/5分3R>
ショーン・エチェル: 126.5ポンド(57.37キロ)
内田タケル: 125.5ポンド(56.92キロ)

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【RTU ASIA2022】01&02計量終了 余裕を持って登場のSASUKEも問題なくクリアー→フェイスオフへ

【写真】 (C)MMAPLANET

8日(水・現地時間)、明日9日(木・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるRoad to UFC ASIA Episode01&02の計量が、同地のマンダリン・オリエンタルホテル内のボールルームで行われた。

日本勢の最後、9時41分にSASUKEが――開始時間には選手が集中することを考慮し、時間に余裕を持って――登壇し、145.5ポンドでパス。

また計量終了15分前に現れたショーン・エチェルは126.5ポンドと0.5ポンドオーバーで、1時間以内に再計量が行われるということだ。

エチェルのスケール後、フェイスオフが執り行われた。以下、本計量での計量結果だ。

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode01 計量結果

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE: 145.5ポンド(66.0キロ)
イー・チャア: 145.5ポンド(66.0キロ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
鹿志村仁之助: 152ポンド(68.94キロ)
キ・ウォンビン: 155.5ポンド(70.53キロ)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
風間敏臣: 135ポンド(61.24キロ)
クルムアリ・マイマイティトゥハティ: 136ポンド(61.69キロ)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チェ・スングク: 126ポンド(57.15キロ)
ラマ・スパンディ: 125ポンド(56.7キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
チャン・ミンヤン: 206ポンド(93.44キロ)
トゥコ・タクコス: 206ポンド(93.44キロ)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode02 計量結果

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
――(――)
キム・ミンウ: 135.5ポンド(61.46キロ)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
松嶋こよみ: 145.5ポンド(66.0キロ)
ホン・ジュンヨン: 146ポンド(66.22キロ)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チウ・ルェン: 126ポンド(57.15キロ)
ウォーレン・デルロサリオ: 124ポンド(56.25キロ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
ジェカ・サラギ: 153ポンド(69.39キロ)
パワン・マーン・シン: 155ポンド(70.31キロ)

<フライ級/5分3R>
ショーン・エチェル: 126.5ポンド(57.37キロ)
内田タケル: 125.5ポンド(56.92キロ)

■視聴方法(予定)
6月9日(木・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode01
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode02
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

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