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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN236 キック ハイダー・アミル ファーニー・ガルシア

【UFN236】左ストレートが冴えるアミル、ガルシアを棒立ちにさせてレフェリーストップを呼び込む

<フェザー級/5分3R>
ハイダー・アミル(米国)
Def.2R2分14秒by TKO
ファーニー・ガルシア(メキシコ)

アミルが構えをスイッチしながら左ミドルを蹴る。ガルシアもジャブを返すが、アミルは左ミドルとインローを蹴って、ダブルレッグで組みついてバックへ。ガルシアもコントロールされる前に立って離れる。アミルはサウスポーに構えてインロー、ガルシアのジャブに右フックを合わせる。ガルシアは右ストレートから左フック、アミルは左ストレートから左ミドルを蹴る。

アミルは左ストレートでダウンを奪うと、亀になるガルシアに後ろからパンチを連打、立ち際にヒザ蹴りをボディに突き刺す。ガルシアも右を打ち返すが、シングルレッグで組んだアミルがすぐにバックについてパンチとヒザ蹴り。そのままグラウンドでトップを取ると、亀になるガルシアのバックに回ってパームトゥパームへ。

ガルシアが正対してインサイドガードでトップポジションを取る。アミルが亀になって立とうとすると、今度はガルシアがバックをとってRNCを狙う。ここはアミルも正対してトップを取り返し、亀になるアミルにパンチを連打。立ち上がってボディにサッカーボールキックとヒザ蹴り、鉄槌を連打した。

2R、サウスポーのアミルがジャブとアウトサイドのカーフキック。ガルシアは右ストレートから左フックを返す。アミルは距離を取って左ストレート、左ミドル、飛びヒザ蹴り。ガルシアも左フックを返すが当たらない。アミルはプレッシャーをかけて左ストレートと左ミドル、左ボディも打ち込む。ガルシアも何とか立ち続け、パンチを返すが力がない。逆にアミルはヒザ蹴りから右フック、左ストレートから連打をまとめると、レフェリーが試合をストップ。アミルがTKO勝利を収めた。


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AB IRIDIUM MMA News o ONE UFC UFC Fight Night   ダニー・バーロウ バットゲレル・ダナー ファーニー・ガルシア ブラック 中村倫也 木下憂朔

2.17『UFC 298』でブレイディ・ヒースタンド vs. 中村倫也、ヴァル・ウッドバーン vs. オバン・エリオット

ハヤブサ 消防団 中村倫也 川口春奈 2枚組Blu-ray BOXセット


 UFCが2月17日にカリフォルニア州アナハイムのホンダ・センターで開催する『UFC 298: Volkanovski vs. Topuria』でブレイディ・ヒースタンド vs. 中村倫也のバンタム級マッチが行われることをイリディウム・スポーツエージェンシーが発表。既報ですが、同大会では木下憂朔 vs. ダニー・バーロウも行われます。

 ヒースタンドは4月の『UFC Fight Night 222: Pavlovich vs. Blaydes』でバットゲレル・ダナーに3R TKO勝ちして以来の試合で2連勝中。8月の『UFC on ESPN 51: Luque vs. dos Anjos』でダモン・ブラックシアーと対戦予定でしたが欠場していました。中村はUFC本戦デビュー戦だった8月の『UFC Fight Night 225: Holloway vs. Korean Zombie』でファーニー・ガルシアに判定勝ちして以来の試合でプロデビュー以来8連勝中。


 同じく『UFC 298: Volkanovski vs. Topuria』でヴァル・ウッドバーン vs. オバン・エリオットのウェルター級マッチが行われることもイリディウム・スポーツエージェンシーが発表しています。

 ウッドバーンは7月の『UFC 290: Volkanovski vs. Rodriguez』で行われたUFCデビュー戦でボー・ニッカルに1R TKO負けして以来の試合。今回がウェルター級転向初戦。エリオットは現在26歳のイギリス人でMMA戦績9勝2敗。8月の『Dana White's Contender Series 59』でカイク・ブリトーに判定勝ちして以来の試合で今回がUFCデビュー戦。続きを読む・・・
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MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN52 ファーニー・ガルシア ブログ 中村倫也

お蔵入り厳禁【UFC ESPN52】中村倫也がUFC初戦を振り返る─03─「時代が作り出した幻想を壊していく」

【写真】次は中国か、米国か──期待がさらに募る中村倫也(C)MMAPLANET

8月26日(土・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されたUFC on ESPN52「Holloway vs The Korean Zombie」で、ファーニー・ガルシアを相手に判定勝ちし、UFC初陣を飾った中村倫也インタビュー最終回。
Text by Manabu Takashima

お蔵入り厳禁──腕十字がファールカップで極まらなかったという珍事の裏で、そこに拘らなかった中村がUFC初戦を終えたことで、何を得られたのか。

<中村倫也インタビューPart.02はコチラから>


──某選手は三角絞めで腕を送るときにファールカップを使って、痛みを増すようにすると聞いたことがあります。

「アハハハハ。そうなんですねっ!! でも、確かにそういうこともできますよね。実は上四方で抑えている時も、ファールカップで頬骨をグリグリやって。痛いし、何よりも屈辱的だと思うんですよ、相手の立場からすると」

──試合前にビビッて漏らす選手もいて、凄い匂いの股間になっているなんて話も……。

「マジっすか。それは対戦相手からすると、ヤバいっすよね。でも体臭が凄い選手っていうのはいますからね。目がシバシバすることとかあって。体臭って、武器ですよ」

──しかし、話を戻すとファールカップで腕十字を極め切れなかった。それでも下になることなく、トップキープに切り替えました。

「そういうことがあるんだなって。そこの指摘を受けたことはなかったですしね。もうアマチュアの時と違って、とにかく強引に腕十字を極めようという気持ちではなかったです。ガルシアもかなり削れていたので、極まるだろうと思って仕掛けました。そこの防御力は最低限あるんだなって思いつつ……このクラスの相手に苦戦をすることなく勝てて良かったです」

──そこにつきます。極められなかった。フィニッシュできなかったという悔しさが残るファイトをUFCデビュー戦でできたというのは。UFCとの距離感が広がっている間に、ボトムラインにいる選手の力が相当に引き上げられたように思えるので。

「ハイ、そうですね」

──以前はもう少し名前のある選手、UFC内外で少しは名前の知られた選手に負けていたのではないかと。こちらの勉強不足もあるのですが、今や全く知らない選手に日本人選手が敗れるようになりました。

「ハイ。確かにそうなっています。そういうなかで勝てたことは、この世界に来ても同じ体重の人間だな──ということは、しっかりと確認できました。逆にバケモノ、彼らは日本人とは違うという言葉ばかりが耳に入って来ていたので、そういう時代が作り出した幻想も自分で壊していこうと思います」

──まさに自分が言った言葉のように、UFCに出ている選手は強いと思い過ぎるということですね。海外で日本人選手の負けを見すぎて、負けた時にショックを受けないように負けベースで考えるようになり、海外勢を大きく見すぎてしまう嫌いはあると自分でも思います。

「それだけ自分が信じてきたファイターの負けを見てきたからですよね。それは僕もそうで。UFCファイターなんだから、何かあるんじゃないかという想いを持って戦っていました。逆にそれがないとダメだと思いますし」

──ところで試合後にUFC関係者から、反応は何かありましたか。

「ショーン・シェルビーが試合後に控室に来てくれて、『いつでも試合を組むから言ってくれ』と直接言葉を掛けてもらいました。それとホテルでマイケル・ビスピンが『やったな。これからも試合をチェックし続けるよ』と言ってくれましたね」

──英語の返答は良かったと素直に思います。ショーン・シェルビーが「1人がその国のMMAを変える」と大会前日に言っていたのですが、その1人を輩出するためにも日本人UFCファイターが増えて欲しいですね。

「ショーンが『ようやく日本から……』と言っていたのは、待っていてくれたんだと感激しました。今回の勝利で『やっていけるな』っていう自信……は段階を踏んで、一つ一つ勝って大きくしていくものだなというのが分かりました。その自信が一つ深まった一方で、距離を潰したい場面で焦ることがあったので。その辺りの距離の潰し方の技術を次の試合までにもっと磨きたいですね。そうしたら、繋ぎとかも見せることができるだろうし。打撃もレスリングも生きるので、ここからはひたすら技術力を上げるフェーズになります」

──ところでRoad to UFCの優勝者としては最初のUFC出場でした。他の契約選手も風間敏臣選手以外はまだデビューをしていません。

「他の3階級の優勝選手はまだ試合をしていないですよね。風間君が負けた試合を控室で見た時に、『これ、俺が変なパフォーマンスをしたらRoad to UFCは偽物だ』っていう見られた方をされるなって、気合が一段と入りました。『アジアを舐めんなよ』って。

ここで僕が変な試合をしたり、負けたりしたら今年でRoad to UFCが打ち止めになるかもしれないから、絶対におかしなことはできないって。優勝者、準優勝者のパフォーマンスは常にチェックされているでしょうからね」

──そこまで考えていたのですね。では気になるUFC第2戦ですが、いつ頃と考えていますか。

「年内を考えています。米国でやりたいですね。まぁ、いずれは戦うことになるので、今年中にもう1試合ができれば──1試合したいですね」

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MMA MMAPLANET o TJ・ディラショー UFC UFC ESPN52 ファーニー・ガルシア 中村倫也

【UFC ESPN52】「腕十字は〇ンカップのふくらみで、ズレました」。中村倫也がUFC初戦を振り返る─02─

【写真】この十字が極まらなかった理由が、ファールカップにあったとは……(C)MMAPLANET

8月26日(土・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されたUFC on ESPN52「Holloway vs The Korean Zombie」で、ファーニー・ガルシアを相手に判定勝ちし、UFC初陣を飾った中村倫也インタビュー第2弾。
Text by Manabu Takashima

完勝のなかでも課題が多く見つかったという中村に、試合前から挙げていた上四方での抑え、そして極めにいった3Rの腕十字について話を訊いた。

<中村倫也インタビューPart.01はコチラから>


――「何もないわ」と思って、持たれているよりも良いのではないでしょうか。

「それは、確かにその通りですね。いや、それでも気になるところだらけでした」

――それは具体的にはどのような点で?

「試合中に落ち着いて、リラックスしているという感覚だったんですけど、映像を視てみると跳ねているのが気になりました」

――それは跳ねるとエネルギーを零すという考えですか。ただ、跳ねを生かした瞬発力もあったように見えました。

「浮いてしまっている場面でも、落としてガーンと蹴ることができる感覚はあります。だから、その変はどうなっているのか。う~ん、跳ねているときに相手のアクションがあるとどうなるのか。そこは怖いです。だから跳ねている場面があっても、ストンとリズムを変えて歩いて詰めるとか――リズムを変える技術を創っていきたいです。そういう風にお互いて距離を詰められるようになる。それこそTJ・ディラショーがやるように、距離を潰すなかでも速度変化がある。四速でジィーと詰めるのでなくて、二速から五速にギアを上げて、そこからブレーキを掛けるような」

――う~ん、それは難しい……。と同時に、ケージサイドで撮影をしていて力みはあったように見受けられました。

「一発一発の打撃に、本当に力が入っていました。やっぱり練習とは違う体力の減り方を感じました。もっと楽に形だけで打っても良い時があるよなって。必要以上の力みがありましたね」

――ところで試合前に話を伺った時に、上四方という着眼点が凄く興味深かったのです。実際に上四方でコントロールをし続けました。テイクダウン後にハーフで殴り、スクランブルでバックという流れと違い、パスをして抑える。そして殴ることが難しいポジションにこだわったのはなぜだったのですか。

「上四方で抑えられている側の心理として、戦っている際中なのに視界が狭い。ダメージを与えることができない。床を蹴ってエビとかしようとしても、足がきかない姿勢でもあるんです。あとは……シンプルに股間を乗せられているという屈辱感(笑)。

実は津田(勝憲)さんが上四方が凄く上手いんですよ。練習後に上四方の創りを習っていて、上四方で抑えられるって嫌だなって。

確かにバックだと、相手が後ろにいるのでより嫌かと思います。ただし、ディフェンスが上手い選手も多いです。いずれにしても上四方が絶対ではなくて、でも展開の中に加えることができるということで採り入れました。上四方って乗っている側も、楽なんですよね」

──とはいえガードから足を抜いて抑える。パスやサイド奪取というプロセスを経てのポジションなので、そこには自信があったということでしょうか。

「そこはしっかりと練習しました。ATTで僕がハーフを取っていて、強い相手に足を抜かれてサイドで抑えられるとリーチが掛かってしまうような感覚で。殴られるよりも、よほどパスされる方が嫌だなって」

──それこそバックと同じで、抜かせるタイミングでスクランブルを仕掛けるファイターも少ないかと。

「そこはレスラーとして、上のキープ力はあると思っています。それに上四方から相手が逃げてくるのって、こっちからすると絶対にがぶりを経由することになるので。このポジションになると、どのように相手が動いてきても対応できるように打ち込みをじっくりとやり込みました。それをされると、下は凄く嫌なので」

──ガルシアが余りスクランブルに持ち込まず下にステイしたことで、倫也選手は腕狙いやノースサウスというサブミッションに出ました。

「守りは固かったです。腕を狙うとセコンドが『キーロックに気をつけろ』とか指示を出すんです。そうするとガルシアもワキを閉めてくるような感じで。

体を捻ってきた時には『ダースを狙っているからな』とか、セコンドの対応が迅速でした。『バレた』ってことが続いて。スクランブルになるなら、シングルへの対応策も用意していました。でも、そういう動きは試合を通してなかったですね」

──そこでノースサウスだったと。

「あれは終わってからですが、アームインに切り替えれば良かったと思いました」

──ノースサウスの態勢は長かったです。

「腕が疲れてきて。『あっ、これか。先輩たちが言っている危ない展開になるやつだ』って。その瞬間にリリースしました。極めに拘るよりも、トップ重視──勝つことが絶対で、その上でフィニッシュをしたかったので。でも、今回は時間が足りなかったですね」

──極めに一番近かったのは、3Rにはバックを譲りそうになったガルシアをスナップバックのように引き倒して、腕十字に入った時でしょうか。

「あそこは極めたいという気持ちでした。ただガルシアが力を逃したというのもあったのですが、チ〇カップ(※普通はファールカップと呼ぶことが多いです)、練習のときには装着しない〇ンカップのふくらみで、ズレました」

──えっ!!

「全然違うわって」

──もちろん、その感覚を掴むことが大切かもしれないですが、それだとポ〇チンが大きくてファールカップが大きい人の方が極めやすくなっちゃいませんか(笑)。

「アハハハハ。でも、そうだと思います。ズレずに極めることができれば。僕はあの瞬間、感覚が掴めていなかったので──『うわッ、やりにく!!』と思っちゃいました。シンプルにガルシアの腕の力が強かったというのもありますけど、ズレたと思って下にされるよりトップをキープしようと外しました」

<この項、続く>

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MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN52   ファーニー・ガルシア ブログ 中村倫也

【UFC ESPN52】UFC初陣を振り返る、中村倫也─01─「シミュレーションなのにめちゃくちゃドキドキして」

【写真】いつもと同じ入場、仕草。そして佇まい。それも何十というシミュレーションがあってこそ (C)MMAPLANET

8月26日(土・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されたUFC on ESPN52「Holloway vs The Korean Zombie」で、ファーニー・ガルシアを相手に判定勝ちし、UFC初陣を飾った中村倫也。
Text by Manabu Takashima

試合から10日を経て、中村自身にオクタゴン初戦を振り返ってもらうと、その動きの一つ一つに彼が理をもって臨み、尋常でない周到な準備が試合前から技術だけでなく、メンタル面でもなされていることが分かった。


──UFCデビューから10日が過ぎました(※取材は7日に行われた)。デビュー戦のパフォーマンス、どのように捉えていますか。

「ギリ合格かなっていうラインですね。良かったところは、大枠としての作戦がハマったところです」

──その作戦というのは?

「遠い距離から蹴り中心で攻めて、テイクダウン。そして上四方からコントロールして展開を創っていく。そこは大枠として……できたことは良かったのですが、ただ後から試合を視てみると気になることがいっぱい出てきているので、今はそれをどう直していくのかを考えています」

──序盤から試合を創っていったのは、中村選手でした。

「これまで僕の試合をチェックしたガルシア陣営が立てる作戦は、前に出させてステップバックしながらパンチを打ってくることと考えていました。そこに入らないギリギリの距離で蹴っていく。間合いが近くなると、打ちながら入る。そういうつもりでいたのですが、想っていた以上に距離が合わなかったです。もう一歩、半歩いかないといけないところが、そこまでの距離の創り方に緩急をつけるという技術を自分は持っていなかった。

『俺のスキルじゃ、この間合いは潰しにいけない』と思い、大きな蹴りかフェイントをかけて相手を反応させてから入っていました。それしかないと思ったのですが、そういう試合をしていることで、なんかモゴモゴしてしまっていました」

──モゴモゴとは?

「距離を潰すスキルが欲しくて──。自分のやるべきことを、試合のなかで見つけられることができましたね」

──試合が始まる以前なのですが、あの大観衆の声援のなかでケージインする。いよいよUFCで戦うということで、平常心を保つことはできたのでしょうか。デビュー戦では入場する際に感極まるという話をよく聞きます。

「そこは、めちゃくちゃシミュレーションしました。UFCは日本の興行とは違って、自分のタイミングで出ることができないです。曲が流れだすと、係の人が『ファイブ、フォー、スリー、ツー、ワンッ!! ゴー、ゴー、レッツゴー』という風にカウントをして。向うのテンションで入場が始まるので、それがどういう風に影響を与えるのか──何通りもシミュレーションしていました。

最初はシミュレーションなのに、めちゃくちゃドキドキして。『こんなあがり方するのかッ!!』というところから繰り返して、どこに心を置いておけば良いのかを見つけて。だから、平常心で入場することができました。ただ、あの場で気持ちがあがるのはメチャクチャ分かります(笑)」

──シミュレーションの全てが外れる。そこで焦るようなことがあると、怖いですね。

「当然、全てがハマらないというシミュレーションもします。『どれもハマらない、どうしよう?』という気持ちになると、どういう状況でオクタゴンに立っているのか。そこも想定します。例えば試合の3週間前の時点、ハマらないまま試合をして負けることをシミュレーションして。そうなったら、負けた気持ちを引きずって飛行機に乗ったら、自分は何を想っているのか。

『3週間前に頑張り過ぎて、もう少しペースを落とすべき』と考えているかもしれない。どれもハマらないということは既にズレが始まっている。なら今、何をやるべきか。『まだ3週間ある』って、そこで頭を入れ替えると……何か見つかるんですよ」

──倫也選手、ひょっとして恋愛とか彼女に対しても、そこまでシミュレーションしているのですか?

「アハハハハ。そんなことしないですよ(笑)。試合だけです」

──良かったです。そんなヤツ、絶対に嫌なので(笑)。

「アハハハハ。最上級の自分、鉄壁バージョンをMMAでは求めているので。他はそこまでやらないです。試合に関しては徹底してシミュレーションをすると、少しでも迷っている時間を減らすことができるんですよ」

──それこそアーセン選手が言っていた、試合に向けてのシチュエーションの幅の広さということなのですね。

「ハイ、試合は徹底的に細かいところまで考えます。今回もシミュレーションをしているなかで、『来ない。こんなに来ないんだ』と状況もありました」

──そこまで……なのですね。対してガルシアの心理としては、とにかく右を一発当てて何とかしたい。結果、自分の戦いというよりも倫也選手の動きへの対応に追われて居着いてしまっている。そのように見えました。

「そうでしたね。向うからの仕掛けというのはなかったですね。これまでの試合では、ガルシアは自分でプレッシャーをかけるので、ギュッと空間が圧縮されている中で戦うということをイメージしていました。プレスをかけさせないように。ただ、実際にはこっちが重心を落とすと、スッとその圧を抜く感じでした。

自分の最初のプレスでガルシアを動かせているので、向うのリアクションに対して、攻撃を仕掛けていけば大丈夫だと思えましたね」

──その自分からの圧が左の蹴りでした。やや遠いように見えたのですが、足も腹も良い攻撃が入っていました。

「踏み込みは、思っていたのより少し遠い距離からでした。だからガルシアが外してくるなら、それで構わないという蹴りだったんです。外してこなかったら、バシッとインパクトのある蹴りになるという考えで」

──2Rですが、左ハイでスリップした場面もありました。

「初回にそういう攻防がなかったので、弱冠カウンターのパンチをまだ恐れていましたね。それで、重心が後ろで高い蹴りになってしまって。無理に距離を潰しにいったので、少し怖さがありましたね。そういう風に気持ち的に引いていたので、あの重心とスリップになったんだと思います」

──相手の攻撃へのカウンターアタックは、あのガルシアの戦い方では難しかった。そこで蹴りとダブルレッグを突破口に、自分の動きで打開したという理解で良いでしょうか。

「そうですね、ガルシアがサークリングをする際に奥手を引いていると狙いが分かるのですが、体を開いていたので重心の動きだけで、テイクダウンを仕掛けて良いと判断しました」

──つまり拳の圧がなかったと。

「ハイ、思っていたよりなかったです。最初のミドルとローが思い切り入って、声も漏らしていたんですよね。それで力が入らなくなったんだと思います。圧力が落ちました。『これは大丈夫だ』と感じていた一方で、やっぱりUFCファイターですしね。『ここで戦っているのだから、何かあるはず』という警戒心が最後まで抜けなかったです」

<この項、続く>

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ABEMA DEEP MMA MMAPLANET o ONE RIZIN ROAD FC Road to UFC Road to UFC2023 Road to UFC2023Ep05 Special TOP FC UFC UFC ESPN52 URCC アレアンドロ・カエタノ イー・チャア キム・サンウォン ショーン・オマリー ジャマール・ヒル ジャン・ウェイリ チャンネル パンクラス ファーニー・ガルシア マックス・ザ・ボディ ライカ リー・カイウェン 上久保周哉 中村倫也 修斗 原口伸 安藤達也

【Special】UFC ESPN52とRoad to UFCを見て。「UFCで勝つために、国内タイトルって必要なのか?」

【写真】相手の攻撃を見て、殴る。殴られても、次の一手がある。後者でイー・チャアが、キム・サンウォンを上回った。組みをこなして、打で攻める。この両者のように戦う日本人セミファイナリストはいなかった (C)MMAPLANET

26&27日の両日にシンガポールでUFC ESPN52、Road to UFC2023の準決勝大会が行われた。両大会を取材したシンガポール滞在6日間でMMAPLANETが試合レポートとして速報を掲載させてもらったイベントは、Road to UFCを形式に則り2大会と計算すると9イベントだった。
Text by Manabu Takashima

Dana White’s Contender Series、Professional Fight League、ONE Friday Fights(立ち技のみの掲載)、Road FC、UFC ESPN、WKG&M-1 Global、UAE Warriors、そしてRoad to UFC2023Ep05&Ep06。このなかでMMAに限ってカウントすると週末のアジアと中東で開催された6大会に13選手(マックス・ザ・ボディを含む)がJ-MMA界から挑み、結果は5勝8敗だった。

結論からいうと、このままでは日本は中国に引き離され続ける。そしてUFCでトップになること、世界最強を目指すという前提でMMAを戦うのであれば、国内のタイトルよりも、どのような戦いを経験するのか。その方が、より重要になってくる。そう強く思った次第だ。


MMAには色々な向き合い方がある。UFCでトップになることだけが全てでない。日頃の練習の成果をプロ興行のなかで披露し、生活のアクセントにすることもMMAに取り組む正当な理由になる。

ここではUFCで活躍する日本人選手を増やしたいという一点に集中して、我々がどうあるべきか──想ったことを書き記したい。UFCをMMA界の軸にするのであれば、頭に入れないといけない現実がある。それは──日本はアジア3位ということだ。中国にはジャン・ウェイリというUFC世界チャンピオンが存在している。男子に限れば、中国と韓国がアジアの二強で日本は両国に遅れを取っている。

UFCはいわば、ふるい落としの場だ。ビッグネーム以外、救いの論理は存在しない。正しくはビッグネームであるなら、それは救済処置でなく、互いの利益を生むWIN WINの関係となり、共存共栄のマッチメイクが実施される。

そうでないファイターは、今や世界中のプロモーションのチャンピオンがコンテンダーシリーズでふるいに掛けられる。「フィニッシュに行け」という公然の指針が存在するコンテンダーシリーズは、あたかも「身を守ることにプライオリティを置いているファイターは必要ない」といわんばかりのファイトが続く。

いみじくも日曜日のRoad to UFCライト級準決勝で原口伸が勝利者インタビューで口にした「勝つことに集中した。面白い試合は、UFCと契約してから」という考えは、コンテンダーシリーズには存在しない。打撃戦、スクランブル戦、その二つが融合し、火花が散るようなバチバチのファイトが必要とされる。

あんなファイトをしているとダメージは蓄積するし、防御能力も最高峰のオクタゴンで、安定して勝利を手にすることは難しいだろう。毎年20人、30人と契約者を生み出しているコンテンダーシリーズだが、7年目を迎えた今年まで、同シリーズからチャンピオンに辿り着いたのはタイトル戦線混迷のライトヘビー級でジャマール・ヒル、群雄割拠のバンタム級のショーン・オマリーの2人だけだ。

弱肉強食の食物連鎖の頂点を争う前に、その多くがカットの対象になる。にも拘わらず、コンテンダーシリーズでは防御力でなく、攻撃力が試される。つまりは豊富な人材が集まってくることで、ふるい落としの理論が成り立っているわけだ。

一方で日本は少子化が進み、競技人口の増加がさほど望めない。加えて国内プロモーションの数が多い。一時期韓国で見られたようなクロスプロモーションも存在しない。結果、ふるい落としの理論と真逆の救いの理論がJ-MMA界には存在している。

老舗3プロモーションもフィーダーショー化され、選手は王座奪取を機に海外かRIZINに戦場を移していく。チャンピオンに勝利して、次のチャンピオンが生まれるケースは少なくなり、暫定王座の昇格が圧倒的に増えてきた。

層が薄くなったタイトル戦線は、コンペティティブさという面において、質の低下はどのプロモーションも否めない。ベルトを巻くために、本当に激しい潰し合いが繰り広げられ、質と量の低下を防いでいるのはDEEPフライ級戦線以外にピンとこないのが現状だ。

底上げのタイトル戦線は、チャンピオンの質も下げている。ただし、興行というビジネスの上で競技が確立しているMMAにあって、この現実は受け入れるしかない。同時にRoad to UFCに行くための肩書を得るのも必要だが、勝ち抜かないとUFCで戦うというスタートラインにつけない。そのためにはベルトだけでなく、如何に国内で経験を積むのかが重要になってくるのではないだろうか。

鶴屋怜や原口伸、上久保周哉がテイクダウンを切られ、危ない打撃を被弾する可能性のある戦いを国内で経験していれば、Road to UFCでの戦い方も違っていた可能性もある。

神田コウヤは既に多くを経験してきたファイターだ。今回の敗北については、リー・カイウェンが暴力的な空気こそ醸し出していたが、前に出てこなかった。ある意味、最初のテイクダウンがズバリと決まり過ぎたことで、前に出る雰囲気だけで前に出て来なくさせた。ただし神田も前に出てこないリー・カイウェンに対し、足を使って誘う展開が多くなりすぎた。何かをされたわけでないが、判定負けは致し方ない。

自分から仕掛ける。テイクダウン防御が絶対のMMAだが、やはり組み技出身で打撃を身につけている選手と、打撃の経験が十分な選手では瞬時にして、危険なパンチとそうでないパンチの見分けがつくと点において違いがある。天性のストライカーは見て、反応することができる。MMAの完成度の高さはそれぞれだが、鈴木千裕、平本蓮、萩原京平らはその手のストライカーで、組みを消化することでそのセンスが生きてくる。

現状、日本では組みを消化して持ち味を発揮できる打撃系の選手より、組み技勝負のファイターの方が多い。ただし、UFCになると打撃戦を制さないで組み勝つケースは減少している。ほとんど不可能といえるほど、技術力は上がった。その一歩手前にあるRoad to UFCで勝ち残っている中国勢、韓国勢は打ち合える強さがある。Road to UFCとの契約に跳びつくのでなく、UFCとの契約を勝ち取るだけの力を何とか国内で養成できないものか。

そんななか昨年のRoad to UFCを制し、UFCデビューを先週末に果たした中村倫也は、国内でベルトは巻いていない。その代わりといっては何だが、キャリア3戦目で修斗ブラジル王者のアレアンドロ・カエタノと対戦している。あの3R、15分の戦いはRoad to UFCの3試合よりも、ファーニー・ガルシア戦に役立っているはずだ。

現状、日本のMMAビジネスではRIZIN以外のプロモーションが、はカエタノのような選手を投入することは難しい。それでも──DEEPが元UFCファイターのブラジル人を来日させようとしたように。パンクラスがキルギス人、南アフリカ人選手を呼び、グラジエイターがモンゴルやフィリピンを発掘しているように、日本人選手強化のための企業努力をするプロモーションも見られる。その姿勢は本当に有難い。

一番の理想はRIZINで活躍することが必要な選手ではなく、RIZINが必要とする選手が、UFCのみならずRoad to UFCで契約できた場合、リリースする一文を契約書に加えてもらえること。まぁ、あれだけ投資を行っているプロモーションに対し、余りにも都合が良い話だ。それは理解している。

では、それ以外のプロモーションに関して、チャンピオンがRoad to UFCで戦う前に国内で競り合いを求めた場合。プロモーションの垣根を越えたファイトを、実現させる協力関係を築くことも夢物語なのか。契約違反でなく、人間関係だけに非常に困難であっても、ひっくり返すことはできるだろう当然、チャンピオンの敗北はリスキーだ。ただし、RIZINでは見られる。デメリットだけでなく、そこにメリットがあるからだ。リスクと利益を各団体が共有する。それがJ-MMAの共生方法になり得ないものか。

例えば、だ。原口伸が雑賀ヤン坊達也と、鶴屋怜が福田龍彌と、上久保周哉が安藤達也とRoad to UFCに参戦する前に対戦していれば──。海外勢でなくとも、このような経験ができていれば韓国、中国勢と相対したときに「初めて」というケースが減っていたと考えるのは暴論だろうか。

あるいは韓国のRoad FC、Double GFC、Angel’s FC、復活が噂されるTOP FC、フィリピンのURCC、グアムのBrawl、モンゴルのMGL-1FCなどでチャンピオンを目指す。

少なくとも選手サイド、指導者サイドは今後、強くなるために現状と違う選手強化のチャンネルを持つことが欠かせない。そうでなければ凄まじい選手層を誇り、そこから選抜された面々が上海のPIで最高の体調管理がなされたうえで、上質のトレーニングを積む中国勢とタメを張るなんて、どだい無理な話になってくる。

救いの理論のJ-MMAにあって、UFCで結果を残すだけの実力を身につけるには、上手くやるのではなく──自らをふるいに掛けて、生き残るしかない。その意気込みこそ、「加油(ヂャーヨ~)」や「テ~ハミング」という掛け声に負けない、『ニッポン!!』、『 ニッポン!!』という大合唱を起こす熱を生み、比較にならない物量を誇る大国を打ち破る──超ハイテク高性能竹槍を創る第一歩となる。

加えて我々メディアも、団体間のレベルの優劣や順序という問題は避けてきた現実に向かい合う必要があるだろ。ケージの中を見て、どのタイトルも横一戦というのはおかしい。もちろん階級によって違いはあるが、各プロモーションの階級別毎だろうが、技術力を基準とした優劣は誌面や記事数に影響させることが、MMAを強くするための我々専門メディアの役割でないのか。同様にメディアに経済力がないが故の、東京偏向という問題に目を瞑ってはならない。金原正徳が減量問題において「選手だけでなく、団体もリスクを」という話をしてくれたが、格闘技界の出来事を伝えるという点において、メディアも同じことがいええるはずだ。我々も格闘技界の一員として、リスクを背負うべきだ。もしくは偏向取材とならないだけの努力と工夫をしなければならない。

なんてことをシンガポール最終日、日本に帰国してから考えていました。




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MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN52 キック ファーニー・ガルシア 中村倫也

【UFC ESPN52】フィニッシュを狙い続けてドミネイト。中村倫也がガルシアを下してUFC勝利デビュー

【写真】残念ながらフィニッシュには至らずも、UFCデビュー戦を明白な勝利で飾った(C)MMAPLANET

<バンタム級/5分3R>
中村倫也(日本)
Def.3-0:30-26.30-27.30-27.
ファーニー・ガルシア(メキシコ)

サウスポーの中村が、サークリングするガルシアを追う。ガルシアはスイッチしながらローを見せた。ボディへ右ジャブを伸ばした中村は、低い左ローでガルシアを下がらせる。左ミドルを放った中村は頭を振りながら近づき、ダブルレッグで組んでからシングルレッグに切り替えて尻もちを着かせる。ガルシアの足を殺した中村は、立ち上がったガルシアのバックをうかがいつつ、ボディロックから投げてグラウンドに持ち込んだ。

ハーフガードを取るガルシアに対し、中村は右腕を枕にして左のパンチで削りながらパスを狙う。そしてしっかりと腰を切った中村がノースサウスへ。胸を合わせて押さえ込む中村は、ガルシアの右腕を自身の右足で抑えながらノースサウスチョークで絞め上げていく。極められないとみたかチョークの形を解いた中村は、ガルシアのボディにヒジを叩き込み、ガルシアが体を起こすと腕十字を狙う。サイドポジションに移行した中村は、残り5秒で左ヒジを連打していった。

2R、中村が右ジャブを突きながら回る。ガルシアがパンチを振りながら距離を詰めてきた。サウスポーにスイッチしたガルシアに右インローを当てる。さらにローを当てていくと、明らかにガルシアが嫌がるように。中村もスイッチしながら距離を測り、左ジャンピングハイキックを繰り出した。さらに左ハイを見せた中村は、両手を広げてガルシアを挑発する。左ストレートから中に入る中村は、右ジャブを当てながらガルシアを追い込んでいく。

中村の左インローでガルシアの体が流れた。ガルシアの左に対し、中村も左をカウンターで当てた。中村がダブルレッグで飛び込むと、ガルシアがカウンターでギロチンに捕え、動く中村に対してヴァンフルーチョークも狙うか。しかし頭を抜いた中村が1Rと同様にノースサウスへ。一度ガードに戻しかけたガルシアに対し、中村がノースサウスウからサイドへ。ガルシアの左腕を抑えてアメリカーナを狙うも極まらず。そのままヒジを落としつつ、ストレートアームバーを仕掛けたが逃げられてしまう。中村はそのまま上をキープし続けた。

最終回、中村のローに対してガルシアはパンチを合わせにいく。ガルシアの右をブロックした中村は、左ミドルを突き刺した。右のガードを固めたガルシアは、左ミドルを受けて効いているのか--中村はローもチラシつつ、ガルシアのパンチをヘッドスリップでかわし、ガルシアを追い詰めていく。中村が左ストレート、右ハイを見せ、足を滑らせたガルシアをクリーンテイクダウンする。すぐにサイドを奪った中村がガルシアの右腕を取り、キムラを狙うが形に入ることはできず。

体を起こすガルシアに対し、ニーインザベリーからバックを狙う中村が、正対したガルシアに左のパンチを落とし続けていく。そして最後はバックを狙いながらガルシアの右腕を取って腕十字へ。しかしガルシアもディフェンス。そのまま逃げようとするガルシアをケージに押し込みながら、離れると左ハイを見せた。

UFCデビュー戦で、ジャッジ1人が4ポイント差をつけるフルマークの判定勝ちを収めた中村。「次の試合こそフィニッシュしたい。15人のランカーと誰とでも戦う」と語った。


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【UFC ESPN52】中村倫也、Tシャツを脱ぎ忘れる……。「さぁ、おっぱじめようぜ」(ホロウェイ)

【写真】何か意味があったのかと思われた中村倫也初の公開計量with Tシャツ―― (C)MMAPLANET

25日(金・現時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで明日26日(土・同)に開催されるUFC on ESPN52「Holloway vs The Korean Zombie」のセレモニアル計量&フェイスオフが行なわれた。
Text by Manabu Takashima

中村倫也と風間敏臣のデビュー戦&木下憂朔のオクタゴン2戦目が組まれた今大会。シンガポールの熱心なファン、そして韓国系のファンの声援が会場内で多く聞かれた。


そんななか日本人の先陣を切り、佐藤天を帯同してステージに登壇した木下。

満面の笑みを浮かべて計量台の上で両手を広げると、フェイスオフでもビリー・ゴフを相手にゴンタ顔の笑顔を見せた。

木下とは対照的に厳しい表情でステージに現れた風間は、向き合ったギャレット・アームフィールドが叫び声を挙げると、さらに険しい顔に変わり――なんと額をぶつけるという行動に出る。ここまでのケンカ腰の風間は過去に見たことはない。

額をぶつける行為は褒められたものではないが、オクラゴンで何をする必要があるのが伝わってくる風間だった。

風間と同じく初めての公開計量に中村は目を輝かせ、会場を見上げるように姿を見せる。と――Tシャツを着たままスケールに乗り、フェイスオフになるとようやく脱いでファーニー・ガルシアと向き合った。

なぜ中村はTシャツを着たままだったのか。「何かハワイに対して、思うところがあったのかもしれないです。そういうところがあるので……分からないですけど」とは盟友・河名マストの弁。ただし、本人に確認すると「脱ぎ忘れましたっ!!」とのことだった。

会場一番人気のコリアンゾンビことジョン・チャンソンはマックス・ホロウェイとのフェイスオフを終えると、「たくさんの韓国人ファンの姿が見えた。コリアンゾンビの初めてのシンガポールでの試合を見に来てくれて感謝している。ホロウェイとハワイの人々の身に起こった惨事が、ここまでだと知らなくて申し訳ないと思っている。でもこのスポーツのパワーは、ハワイが立ち上がることを助けられると思っている」と話すと、ホロウェイは「シンガポールに戻ってこられて、アジアのレジェンドと戦えることは素晴らしいよ。今は何かをいうより、ファイトをするだけ。ラハイナの皆のため、アジアのために――さぁ、おっぱじめようぜ!!」と颯爽とした言葉を残した。

■視聴方法(予定)
8月26日(土・日本時間)
午後6時~UFC FIGHT PASS
午後5時30分~U-NEXT

■UFC ESPN52計量結果

<フェザー級/5分5R>
マックス・ホロウェイ: 146ポンド(66.22キロ)
ジョン・チャンソン: 146ポンド(66.22キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
アンソニー・スミス: 205.5ポンド(93.21キロ)
ライアン・スパーン: 205ポンド(92.99キロ)

<フェザー級/5分3R>
ギガ・チガゼ: 146ポンド(66.22キロ)
アレックス・カサレス: 145.5ポンド(66.0キロ)

<バンタム級/5分3R>
中村倫也: 135ポンド(61.24キロ)
ファーニー・ガルシア: 135.5ポンド(61.46キロ)

<女子フライ級/5分3R>
エリン・ブランクフィールド: 125.5ポンド(56.92キロ)
タイラ・サントス: 124.5ポンド(56.47キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ジュニオール・タファ: 255.5ポンド(115.89キロ)
パーカー・ポーター: 256ポンド(116.11キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ワルド・コルテスアコスタ: 264 ポンド(119.74キロ)
ウーカシュ・プジェスキ: 265 ポンド(120.2キロ)

<バンタム級/5分3R>
風間敏臣: 135ポンド(61.24キロ)
ギャレット・アームフィールド: 135.5ポンド(61.46キロ)

<ミドル級/5分3R>
チディ・ンジョグアニ: 185.5ポンド(84.14キロ)
ミハウ・オレキシェイジュク: 186ポンド(84.37キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ソン・ケナン: 170ポンド(77.11キロ)
ロランド・ベドヤ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ウェルター級/5分3R>
木下憂朔: 170.5ポンド(77.34キロ)
ビリー・ゴフ: 170ポンド(77.11キロ)

<女子フライ級/5分3R>
リャン・ナ: 126ポンド(57.15キロ)
JJ・オルドリッチ: 126ポンド(57.15キロ)

<フェザー級/5分3R>
チェ・スンウ: 146ポンド(66.22キロ)
ヤルノ・エレンズ: 145ポンド(65.77キロ)

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【UFC ESPN52】計量終了「1人の出現で全ては変わる」by ショーン・シェルビー。UFC計量よもやま話

【写真】かなり削っているホロウェイとジョン・チャンソン (C)MMAPLANET

25日(金・現時間)午前9時から午後11時まで、シンガポールはセントーサ島にあるリゾートワールド・コンベンションセンターで明日26日(土・同)に同地カランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるUFC on ESPN52「Holloway vs The Korean Zombie」の本計量が行なわれた。
Text by Manabu Takashima

出場26選手、全員が一発クリアした優良な計量会場で見られ、聞かれた――よもやま話をここでお伝えしたい。


まずUFCでは取材や、公開計量、ファイト時にオフィシャル・ウェアであるヴェノムのコスチュームの着用が義務付けられているのはご存じの方も多いだろう。これは本計量のアンダーウェアも同じで、何セットも支給されるという。

中村倫也、木下憂朔の両名は計量直前に履き替えたというが、普段から着用しそのまま計量に臨む選手もいるそうだ。

また計量直後にはUFCからリカバリー用の補給水も支給され、体重によって量が調節され、補給する時間も伝えられる――という徹底した安全管理がなされていた。仮にこの補給水を飲み、嘔吐するようなことがあれば試合出場にレッドカードが提示されることに――。

そんな計量会場に髙谷裕之の姿が見られた。髙谷は河名マスト、鈴木崇矢と共に中村のコーナーマンを務める。昨年8月にフリーランスとなり袂を分かった両者だが、3月のGrachanの会場などで顔を合わせ、挨拶から徐々に言葉を交わすようになっていったという。

そして今回のUFCにデビューに向けて、中村は勝利に向けて髙谷という存在が欠かせないことを再確認。冷静かつ、闘魂を注入できる髙谷は中村の勝利に向けて、マスターピースとなるか。

今大会は日本人選手が3名出場するが、「ようなく日本から、このスポーツを代表する選手になれる人材が現れた」と話したUFCタレントリレーションズのトップ=ショーン・シェルビーは「本当に長い時間がかかった。1人で良いんだ。1人の出現で、他の選手の認識が変わり、あとを続く選手が現れる。そう中国でも長らく中国のMMA界の型にはまったファイターばかりだったなかで、ジャン・ウェイリという違った思考の持ち主が現れたことで全てが変わったんだ。リンヤは昨日の会見では英語で受け答えをしたんだろう?  いいかい、重ねていうけど1人の出現で日本のMMA界は変わるんだよ」と言葉を続けた。

ジャン・ウェイリが現れ中国のMMA界が変わった――これは2013年から2014年にかけてUFCではTUF Chinaを開き、中国市場進出への起爆剤となるよう多くの資金投入を行った。結果、中国の格闘技市場は人材の流出を恐れ、これから育つ層に多額のファイトマネーを支払うようになり、UFCを目指す選手が途絶えたことを指している。

ばかりか、TUF Chinaで知名度が上がったジャン・リーポン、ワン・サイらも国内大会に戻ることになった。UFCでは魔の5年間と呼ばれる空白の期間を世界最大の市場で経験し、ジャン・ウェイリの活躍と王座奪取により、一気に中国人選手の思考と志向が変化した。

果たして中村倫也がジャン・ウェイリのような存在になれるのか。その保証は0パーセントで、果てしない茨の道が彼を待っている。と同時に、昨日のメディアデーで「僕が挑戦できるときまで3年、ショーン・オマリーに待ってほしい」と発言していた中村へのUFCの期待度の高さもまた、過去の日本人ファイターの例には当てはまらない。そのようにシェルビーの言葉から感じられた。

■視聴方法(予定)
8月26日(土・日本時間)
午前6時~UFC FIGHT PASS
午前5時30分~U-NEXT

■UFC ESPN52計量結果

<フェザー級/5分5R>
マックス・ホロウェイ: 146ポンド(66.22キロ)
ジョン・チャンソン: 146ポンド(66.22キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
アンソニー・スミス: 205.5ポンド(93.21キロ)
ライアン・スパーン: 205ポンド(92.99キロ)

<フェザー級/5分3R>
ギガ・チガゼ: 146ポンド(66.22キロ)
アレックス・カサレス: 145.5ポンド(66.0キロ)

<バンタム級/5分3R>
中村倫也: 135ポンド(61.24キロ)
ファーニー・ガルシア: 135.5ポンド(61.46キロ)

<女子フライ級/5分3R>
エリン・ブランクフィールド: 125.5ポンド(56.92キロ)
タイラ・サントス: 124.5ポンド(56.47キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ジュニオール・タファ: 255.5ポンド(115.89キロ)
パーカー・ポーター: 256ポンド(116.11キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ワルド・コルテスアコスタ: 264 ポンド(119.74キロ)
ウーカシュ・プジェスキ: 265 ポンド(120.2キロ)

<バンタム級/5分3R>
風間敏臣: 135ポンド(61.24キロ)
ギャレット・アームフィールド: 135.5ポンド(61.46キロ)

<ミドル級/5分3R>
チディ・ンジョグアニ: 185.5ポンド(84.14キロ)
ミハウ・オレキシェイジュク: 186ポンド(84.37キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ソン・ケナン: 170ポンド(77.11キロ)
ロランド・ベドヤ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ウェルター級/5分3R>
木下憂朔: 170.5ポンド(77.34キロ)
ビリー・ゴフ: 170ポンド(77.11キロ)

<女子フライ級/5分3R>
リャン・ナ: 126ポンド(57.15キロ)
JJ・オルドリッチ: 126ポンド(57.15キロ)

<フェザー級/5分3R>
チェ・スンウ: 146ポンド(66.22キロ)
ヤルノ・エレンズ: 145ポンド(65.77キロ)

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【UFC ESPN52】中村倫也の対戦相手、ファーニー・ガルシア「殴って勝負する。それがメキシカン魂」

【写真】31歳とは思えないベイビーフェイスのガルシア。彼が来ているTシャツは利益のすべてが寄付されるUFC ♡ HawaiiTシャツ(C)MMAPLANET

26日(土・現地時間)、シンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるUFC on ESPN52「Holloway vs The Korean Zombie」で中村倫也がUFCデビューを迎える。デビューから2年1カ月で辿り着いた夢の舞台、その初戦の相手を務めるのがファーニー・ガルシアだ。
Text by Manabu Takashima

UFCでは過去2戦して2敗、生まれ育ったテキサスから遠く離れたシンガポールの地にアンダードッグとして出向いてきた。メキシカンの血が、MMAでも拳の勝負に誘うというガルシアにとっても、ファイターとして存在証明の場。最大の武器は経験だと断言するガルシアも後がない人生が掛かった戦いに臨む。


──今週末、中村倫也選手との試合を控えています。今の気持ちを教えてください。

「リンヤのような無敗の新鋭と戦うことができて、とても光栄に思っている。彼は他の日本人ファイターとは違う。レスリングでは世界レベルで活躍し、MMAでも無敗。きっと、UFCでも世界タイトルに絡むようなファイターになるだろう。そういう相手とアジアで戦えるのだから、楽しみでしょうがないよ」

――シンガポールまでの長旅、このような経験は過去の試合ではなかったかと思います。

「僕は米国とメキシコから、外に出たことがなかったから20時間のフライトなんて初めてだったよ。早目にシンガポールに入り、時差を調整してきた。金曜日はまるまる飛行機で、土曜日と日曜日は時差ボケで1日中眠かった。毎朝3時に目が覚めるんだ(笑)。そして午後6時にベッドに入るような感じでね。でも火曜日になって、しっかりと練習ができた。そして、時差ボケも解消されたよ(※取材は23日に行われた)。

マリナベイやハーバーフロント、セントーサ島を歩いたけど、本当に街が綺麗だ。シンガポールの人々と少し触れ合うだけで、メキシコや米国とは違ったカルチャーを感じた。凄く良い経験になっているよ」

――ファーニーはメキシコ生まれの米国人なのですか。

「ファミリーはメキシコ出身だよ。両親もね。僕はテキサス州エルパソで生まれ、それからは国境を行き来しているよ。ファミリーは国境の向こうのシウダーフアレスにいたから、何年もメキシコで生活をしていたこともあったし、本当に行ったり来たりを繰り返してきた。エルパソとシウダ―フアレスは歩いて移動できる距離だから。ただファミリーは皆メキシコ生まれだから、メキシカンの習慣のなかで育ったことは確かだよ」

――最近、メキシコも含めラテンアメリカ系の選手の成長が著しいですね。

「メキシコ人はファイターとしてのセンスを持って生まれ、それが必要な環境で育つ。豊かな国じゃない。何かを手にするには戦う必要がある。食べるために戦い、生き残るために戦う。もちろん、夢を掴むには戦うしかない。しかも、ボクシングが凄く身近にある。そうやって僕らはメキシカン魂が宿るんだよ。でも、本当はこういう風に言葉で説明できることじゃなくて。なんていうのか、とにかく僕らには戦うという性格が備わって成長するんだよ。ボクシングで勝って、自分の人生を全うするような感覚があって。

実際、MMAを戦うようになって柔術やレスリングの練習をしている。でも。試合になると柔術とかレスリングなんてどうでもよくなる。顔を突き合わせて、殴り合う。それがメキシカン・メンタリティで。絶対に勝負を諦めない。とにかく前に出る。だからレスラーのリンヤと戦っても、僕は殴って勝負する。彼がテイクダウンを狙うことは分かっている。それを止めて、ボックスだ」

――今回の試合、どのような準備をしてきましたか。

「いつも通りで、テキサス州ダラスのフォーティスMMAでキャンプをした。ブランドン・モレノが加入し、ジェフ・ニールやブライアン・スパーンも所属している。デイモン・:ジャクソン、メイシー・:チアソン、スティーブン・ピーターソンというUFC15人からファイターがいて、20人のMMAファイターが練習しているジムなんだ。それでいて、家族や友人が身近にいる場所で練習ができる。勝利を手にするためにキャンプでは正しい練習ができたと思っている」

――倫也選手に対して、ファーニーは自分のどの部分にアドバンテージがあると考えていますか。

「経験だよ。もう10年、15年とMMAを練習してきた。若い時にレスリングも少し齧っているしね。過去2試合、良いファイトができなかった。でも今回は心身ともに準備ができている。リンヤはMMAのトレーニングをし始めて、まだ3年だろう? それまでレスリングだけをやってきて、過去の対戦相手も僕ほどの力の持ち主はいなかった。

僕はリンヤが試合で経験していない状況が分かっている。そこが僕のアドバンテージになることは間違いない。これまで彼はどの試合でも、とてもイージーに勝利を手にしてきた。試合で危機らしい危機はなかった。僕は彼が戦ってきた相手のように、すぐに勝負を諦めるようなことはない。

彼に15分の戦いを知ってもらう。リンヤがこれまで戦ってきた試合とは別種類の試合をする。僕は彼のキャリアのなかで、戦ったことがないレベルのファイターだ。過去2試合の僕とは違う。掛け率ではリンヤが優勢なことも分かっているけど、きっとすごい試合になるだろう。

これまで試合が決まると、対戦相手のファンからSNSで決してナイスじゃないリアクションがあった。でも、リンヤと戦うことが決まっても日本のMMAファンからは一切、そんなネガティブなリアクションがないんだ。だからね、リンヤ・ナカムラのことを応援するに決まっている日本のファンにも、喜んでもらえるような良い試合がしたい」

■視聴方法(予定)
8月26日(土・日本時間)
午前6時~UFC FIGHT PASS
午前5時30分~U-NEXT

■UFC ESPN52対戦カード

<フェザー級/5分5R>
マックス・ホロウェイ(米国)
ジョン・チャンソン(韓国)

<ライトヘビー級/5分3R>
アンソニー・スミス(米国)
ライアン・スパーン(米国)

<フェザー級/5分3R>
ギガ・チガゼ(ジョージア)
アレックス・カサレス(米国)

<バンタム級/5分3R>
中村倫也(日本)
ファーニー・ガルシア(メキシコ)

<女子フライ級/5分3R>
エリン・ブランクフィールド(米国)
タイラ・サントス(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
ジュニオール・タファ(豪州)
パーカー・ポーター(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ワルド・コルテスアコスタ(ドミニカ)
ウーカシュ・プジェスキ(ポーランド)

<バンタム級/5分3R>
風間敏臣(日本)
ギャレット・アームフィールド(米国)

<ミドル級/5分3R>
チディ・ンジョグアニ(米国)
ミハウ・オレキシェイジュク(ポーランド)

<ウェルター級/5分3R>
ソン・ケナン(中国)
ロランド・ベドヤ(ペルー)

<ウェルター級/5分3R>
木下憂朔(日本)
ビリー・ゴフ(米国)

<女子フライ級/5分3R>
リャン・ナ(中国)
JJ・オルドリッチ(米国)

<フェザー級/5分3R>
チェ・スンウ(韓国)
ヤルノ・エレンズ(オランダ)

The post 【UFC ESPN52】中村倫也の対戦相手、ファーニー・ガルシア「殴って勝負する。それがメキシカン魂」 first appeared on MMAPLANET.