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【Pancrase332】パンチ&右カーフで試合をコントロールした松井が、最終回に佐々木亮太を右でKO

<フライ級/5分3R>
松井斗輝(日本)
Def.3R3分18秒 by TKO
佐々木亮太(日本)

ガードを固める松井に対し、佐々木が細かいパンチを見せる。しかし松井は構わず距離を詰め、ワンツーで佐々木にケージを背負わせた。右ローを当てた松井に対し、佐々木がダブルレッグで飛び込むも、松井がスプロールすると佐々木が引き込んだ。両者立ち上がり、松井がパンチで追い込みつつ右カーフを当てる。さらに左ハイを繰り出した松井は、右ストレートを当て、右カーフで佐々木を転がす。

右ローの打ち終わりに合わせて組んできた佐々木を潰した松井が、左手を枕に抑え込む。左側へパスした松井、スクランブルに持ち込む佐々木から離れて立ち上がる。スタンドに戻ると、松井はテイクダウンを狙うも距離が遠い。松井がスプロールし続け、ノーガードで相手を挑発する場面も。右クロスを当て、ダブルレッグをスプロールするなど松井が試合をコントロールするが、佐々木の右も松井の顔面をかすめる。しかし松井が右クロスと右ローを当て続けた。

ジャッジは3者とも10-9で松井を支持している。

2R、いきなり佐々木がダブルレッグで飛び込んだ。松井は難なくスプロールし、スタンドに戻って右クロスと右ローで相手を追い詰める。再びダブルレッグに失敗した佐々木が、そのままマットに背中を着けると、レフェリーが試合を中断する。佐々木の頭部から出血が見られるため、ドクターチェックが行われた。

再開後、松井がワンツーで追い詰めると、佐々木がシングルレッグで松井に尻もちを着かせた。そのまま佐々木にケージへ追い込まれた松井は、切り返してトップを奪う。佐々木は下から松井の両腕を抱え込むも、腕を抜いた松井がパウンドとヒジを見舞っていく。起き上がる佐々木のバックをうかがいながら、松井が立ち上がった。

松井の左フックを連続で食らった佐々木がグラつく。テイクダウンできない佐々木の顔面に、松井の左ジャブが届く。右ストレートからワンツーの打ち終わりに佐々木が飛び込んで、ケージ際で尻もちを着かせた。松井は立ち上がるも、佐々木がハイクロッチで組んでいる。左足をすくい上げてテイクダウンを狙った佐々木だが、倒せないとみるや引き込む。そのままトップを奪った松井がパウンドとヒジを連打していった。

このラウンドもジャッジ3者とも松井に10-9をつけている。

最終回、松井は左フックから左ハイを繰り出した。佐々木はダブルレッグで入るも、そのまま引き込んでしまう。ハーフガードの佐々木に、松井がパウンドを連打する。佐々木は右腕を差し上げて体を起こすも、松井が右腕を枕に背中を着かせた。そして相手の右側に回って肩固めを仕掛ける。これが極まらないと、すぐに松井は立ち上がった。

スタンドに戻ると、佐々木が松井を追う展開に。しかし松井の左ジャブが当たり、佐々木はどうしてもテイクダウンに入る距離が遠くなってしまう。松井が足を使い左ジャブで削りながら、相手の足が止まったところで細かくパンチをまとめる。そして右ストレートを食らった佐々木がダウンし、そのままレフェリーが試合を止めた。

松井はこれでMMA5連勝、パンクラス初陣をKO勝利で飾った。


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【パンクラス】速報中!PANCRASE 332

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昼の部はザリッチのまさかのギロチンチョークが炸裂して度肝を抜かれましたが、夜も引き続きパンクラス。浜松町のニューピアホールでPANCRASE 332が開催されます。昼同様に次世代を意識したマッチメイク。それを象徴するように遠藤来生(Power of Dream Sapporo)×高木凌(パラエストラ八王子)というフレッシュなメインイベント。新しいスター誕生の予感を感じさせてくれるか。例によって現地から電波と充電の続く限り速報します。乱費乱文にはご容赦くださいませ。


【第1試合 フライ級】
◯大塚智貴(CAVE)
(2R ギロチンチョーク)
×赤崎清志朗(香取道場)
1R、赤崎の蹴りを掴んだ大塚。スタンドでバックに周るとリフトしてテイクダウン。しかし赤崎はすぐに立ち上がって正対。逆に赤崎が崩して倒しかける。激しい差し合いが続く。終了間際に赤崎がさば折りのようにテイクダウンしてラウンドを終えた。
2R、開始直後にフックをヒットさせた赤崎。さらにタックルでテイクダウン。しかし大塚は下からギロチンチョーク!これがガッチリ極まって赤崎はタップ!大塚が鮮やかに極めた。


【第2試合 バンタム級】
×鬼神(CAVE)
(判定0-3)
◯川北晏生(TRIBE TOKYO MMA)
1R、序盤から近い距離でのパンチの交差。それぞれヒットさせる一触即発の展開。すると組際に川北のフックがヒットして鬼神はバランスを崩す。川北はケージに押し込んで展開を作ろうとするが時間を掛けて鬼神は脱出。身体が離れると鬼神のパンチを当てて反撃してラウンドを終えた。
2R、またしても至近距離でのパンチの交差。距離が近づいて組み付くと川北がスタンドでバックに周る。長時間チョークを狙うがセットするには至らず。正対したところを川北はギロチンを狙うが鬼神は首を抜いて脱出。ラウンド終了。
3R、至近距離での打ち合いから距離が詰まって差し合いという流れ。ケージ際で差し合いが続くと、川北はまたしてもギロチンチョーク。だがこれも鬼神は脱出。スタンドに戻ると足を止めて打ち合うが決定打が出ずに試合終了。判定は川北に軍配。


【第3試合 フライ級】
×佐々木亮太(蒼天塾あざみ野道場)
(3R TKO)
◯松井斗輝(パラエストラ柏)
1R、序盤から松井のローが鋭角にヒット。佐々木の足が流れ始める。足が止まったところで左右のパンチも面白いようにヒット。佐々木は何度もタックルから引き込みを狙うが不発。ジリ貧になりつつあったが、佐々木はスーパーマンパンチをヒット。松井はグラつくがパンチを打ち返してラウンドを終えた。
2R、やはり松井のカーフキックがえげつない。佐々木は効いたそぶり。それでもタックルに行くとテイクダウンに成功。だが松井はリバースしてすぐにスタンドに脱出。佐々木はパンチの交差からタックルに行くが松井はこれを潰してパウンド。しかし決めきれずにラウンド終了。
3R、カーフで削る松井。佐々木は足を引きずりながらタックル。だが松井の腰は重い。引き込んでも松井はパウンドを蓄積し、肩固めを狙って攻勢。スタンドに戻るとパンチの交差から松井の右フックがコンパクトに佐々木の顎を捕らえてダウン。亀になったのを見てレフェリーが試合を止めた!


【第4試合 ストロー級】
△植松洋貴(NEVER QUIT)
(判定1-1)
△リトル(HIDE’S KICK)
1R、開始と同時にフックを振って前に出るリトル。植松は冷静に対処して離れ際に膝を当てる。さらに前に出てくるリトルだが、植松はパンチの交差からアッパーをクリーンヒット。ダウンしたリトルにパウンドラッシュ。さらにバックに周ってチョークを仕掛けるがリトルが寸前で耐え抜いてラウンド終了。
2R、開始直後からリトルはイケイケでパンチを出す。さらにカーフキックを連打。これが立て続けにヒットし植松の足が止まる。リトルは仕留めに行くが、植松も膝蹴りからカウンターのパンチを的確にヒットさせて壮絶な消耗戦の末にラウンドを終えた。
3R、引き続き激しい削り合い。お互いフラフラになりながらもパンチ、カーフキックを当て続ける。終了間際に組み付いた植松がギロチンを狙うが不発。リトルはスタンドに戻ると最後まで激しい打ち合いのまま試合終了。判定は三者三様のドロー裁定。見てる方も疲れる試合だった。


【第5試合 ライト級】
◯平信一(綱島柔術/ZST)
(判定3-0)
×余勇利(マッハ道場)
1R、開始直後にスリップした平。そのままタックルで組みつくとスタンドでバックに周る。得意のジャーマンを狙うが余は警戒してケージ際で耐える。この攻防がしばらく続く。何度か正対した余だったがその度に平はしつこく組み付いて隙を与えず、コントロールしたままラウンドを終えた。
2R、パンチを打ってくる余。しかし組み付いた平はリフトしてテイクダウンに成功。上を固めてグラウンドを制圧。立ち上がる余を追いかけるとパンチを浴びせて組みつくとまたもテイクダウン。マウントを奪ってパウンドを落とし、肩固めを狙うがタイムアップ。
3R、開始直後に距離を潰した平。組みつくとテイクダウンに成功。ケージ際で張り付けにするとグラウンドを完全にコントロール。パウンド、肘で削って試合終了。判定はもちろん平。


【第6試合 IMMAF国際ルール バンタム級】
△小川徹(TRIBE TOKYO MMA)
(ドロー)
△清水清隆(TRIBE TOKYO MMA)
1R、開始直後から両者フルスロット。ハイを交えて激しく打撃を交差させると小川は強烈なカウンターのタックルでテイクダウン。しかし清水もすぐに立ち上がってまたしても打ち合い。ケージサイドにいる師匠の長南亮からは「殴れ」の掛け声が。足を止めて打ち合ったまま試合終了。小川はマイクを握って引退を改めて宣言。


【第7試合 コーメインイベント ウェルター級】
◯髙橋攻誠(RIGHT THING ACADEMY)
(判定3-0)
×長岡弘樹(DOBUITA)
1R、開始直後からいつものようにしつこく組み付く長岡。ケージに押し込むが髙橋の腰は重い。逆にケージに押し込むと腿への膝蹴り、小刻みなパンチで手数を稼いでラウンドを終えた。
2R、やはり組み付いてくる長岡。しかし髙橋は逆にタックルでテイクダウン。長岡はすぐに立ち上がってくると、ショートレンジからフック、肘を当てる。だが長岡も終了間際にタックルでテイクダウンしてラウンド終了。オープンジャッジは2R共に髙橋を支持。
3R、後がない長尾は距離を詰めて組み付いてくる。長い差し合い。逆に高橋が長岡を崩してテイクダウン。立ち上がろうとする長岡にパンチを蓄積。身体が離れても無難にまとめて試合終了。判定は髙橋に軍配。


【第8試合 メインイベント フェザー級】
×遠藤来生(Power of Dream Sapporo)
(2R KO)
◯高木凌(パラエストラ八王子)
1R、緊張感のあるスタンドの神経戦。静かなパンチの交差から高木の右ストレートがクリーンヒット。遠藤はダウン。亀になった遠藤に対して高木はパウンドラッシュ。すかさずバックに周ってチョークを狙うが遠藤はダメージから回復。ディフェンスを固めてラウンドを終えた。
2R、互いに警戒してなかなか手数が出ない両者。それでも先手を取るのは高木。左ジャブから右ストレートが鋭い。距離が詰まると遠藤も左右の連打を打ち返す。再度距離が詰まると高木の左右の連打。遠藤は前のめりにダウンしてレフェリーが試合を止めた!
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【Pancrase332】パンクラス初陣=佐々木亮太戦へ、松井斗輝「2年以内にチャンピオンに」

【写真】固そうな拳をガッツリ見せてくれた松井(C)MMAPLANET

26日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催されるPancrase331&332の昼夜興行。その夜の部=パンクラス332に松井斗輝が出場し、佐々木亮太と対戦する。

高校時代に国体3位という実績を持つボクシングをベースに、2021年9月にグラチャンでMMAデビューを果たした松井は、1年間で4連勝を飾りパンクラス初陣を迎える。名門パラエストラ千葉ネットワーク所属、フライ級KOP鶴屋怜を筆頭に国内各プロモーションで活躍するフライ級ファイター達にもまれた松井は、怜の後を追い2年でパンクラスの頂点に立つと明言した。


――パンクラス初参戦、もう試合に向けての調整は終わった頃でしょうか(※取材は22日に行われた)。

「今日まで練習をしていました。あとは体を休めて、水抜きに向かいます。木曜日と金曜日はジムにも行かず、水抜きになるとジムから誰か1人来てくれる感じです。やっぱり1人でやるのは怖いですから」

──昨年の9月、パラエストラ柏で平良達郎選手、鶴屋怜選手、杉山廣平選手、内田タケル選手というフライ級勢のインタビューさせてもらいましたが、一緒に汗を流している仲間も勝敗という部分では明暗が分かれています。

「試合は何があるか分からないですし、勝敗はつくもの。でも、同じ階級で皆強いですし凄く良い練習ができています。負けた後も、さらに練習をして強くなっているので。自分も、いつも皆に負けないようにと思って練習しています」

──松井選手はあの直後の試合で勝利して、グラチャンで4勝。それから半年が過ぎ戦う場所も変りました。

「グラチャンでフライ級王座決定トーナメントに出る予定だったのですが、もしかするとRoad to UFCに出られるかもしれないので、そっちを選択しました。結果、Road to UFCには出られないのですが、新しい場所で戦おうということでパンクラスに決めました」

――パンクラスをチョイスしたのは?

「自分はどこでも良かったので、鶴屋(浩)さんからパンクラスの名前が出て、パンクラスにしました」

──パンクラス・フライ級は怜選手が3戦目で王座に就き、駆け抜けようとしている状態です。

「今は全く及ばないので、凄いと思っているだけです。でもいつかは怜君を越えたいと思っています。まずはパンクラスでベルトを目指してやっていきます」

──ではパンクラスのフライ級戦線をどのように見ていますか。

「伊藤盛一郎選手が抜けていると、自分は思っています。だから伊藤選手と戦えるように、勝っていきたいです」

──その一歩が、今回の佐々木亮太選手との試合になります。印象を教えてください。

「ベテランでスクランブルをどんどん仕掛けてくるグラップラーという印象があります。今回はしっかりと打撃を見せたいです。前回は力んでしまって、全然ダメな試合をしてしまったので」

――確かに狙い過ぎという風に見えました。

「鶴屋さんからも『全然ダメだ』って言われました」

――ボソッと(笑)。

「……。でも、自分も全然ダメだと思っていたので、1日だけ休んで練習を再開しました。今回はあんな風にならないよう、打撃を見せたいです。力まずにMMAとしての打撃を」

――それをするには組みに対しても、しっかりと対処する必要が出てきます。

「見せたいのは打撃なんですが、練習のほとんどの時間は組みをやってきました。組みの強い選手とガンガン練習してきたので、佐々木選手が組んでこようとしても、そこは大丈夫だと思っています。

あと初めて3R制なので、前回の試合のように『とにかく倒そう』っていう試合ではなくて、3Rを冷静に戦い抜こうと思っています」

――怜選手、健人選手がタイで練習しています。松井選手も、海外のジムを経験したいということは?

「ハイ。試合もいずれ海外でやっていきたいので、海外でも練習してみたいです」

――では、さきほどパンクラスでベルトを獲りたいという発言もありましたが、どれぐらいの時間でそうなりたいと思っていますか。

「そうですねぇ……。来年中、2年以内にチャンピオンになりたいです」

――そのためにさらに力を入れていかないといけないと思う解きたいころは?

「打撃では誰にも負けないので、組みと寝技ですね。そこをやっていかないと、上には行けないと思います。なので、今まで以上に組みと打撃の練習をしようと思っています」

――では、パンクラス初戦への意気込みを最後にお願いします。

「しっかり5分3Rを戦って、前回の試合とは全然違う試合をしたいと思っています。パンクラス・デビュー戦、期待してほしいです」

■視聴方法(予定)
2023年3月26日(日)
午後5時00分~ PANCRASE YouTube メンバーシップ
午後5時00分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE
午後5時00分~ U-NEXT
午後5時00分~ TIGET

<フェザー級/5分3R>
遠藤来生(日本)
高木凌(日本)

<ウェルター級/5分3R>
髙橋攻誠(日本)
長岡弘樹(日本)

<IMMAFルール・バンタム級/3分1R>
小川徹(日本)
清水清隆(日本)

<ライト級/5分3R>
平信一(日本)
余勇利(日本)

<ストロー級/5分3R>
植松洋貴(日本)
リトル(日本)

<フライ級/5分3R>
佐々木亮太(日本)
松井斗輝(日本)

<バンタム級/5分3R>
鬼神光司(日本)
川北晏生(日本)

<フライ級/5分3R>
大塚智貴(日本)
赤崎清志朗(日本)

Pancrase331

■視聴方法(予定)
2023年3月26日(日)
午後12時15分~ PANCRASE YouTube メンバーシップ
午後12時15分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE
午後12時15分~ U-NEXT
午後12時15分~ TIGET

■ 対戦カード

<フェザー級/5分3R>
中田大貴(日本)
三宅輝砂(日本)

<女子フライ級/5分3R>
ライカ(日本)
渡邉史佳(日本)

<ストロー級/5分3R>
八田 亮(日本)
若林耕平(日本)

<ライト級/5分3R>
DARANI(日本)
西尾真輔(日本)

<フェザー級/5分3R>
名田英平(日本)
糸川義人(日本)

<バンタム級/5分3R>
高城光弘(日本)
サイバー遼(日本)

<フライ級/5分3R>
前田浩平(日本)
今井健斗(日本)

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【Shooto2022#07】引退試合で山内渉と対戦、清水清隆─01─「想い出づくりじゃない。絶対に勝つ」

【写真】清水のプロMMAキャリアは14年――愛犬と一緒に取材を受ける姿もベテランの風格か(C)SHOJIRO KAMEIKE

27日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto 2022#07で、清水清隆が山内渉を相手に引退試合を行う。
Text by Shojiro Kameike

今年に入りMMA引退を発表した清水は、7月にパンクラスラストマッチを戦い、佐々木亮太をRNCで下した。そして迎える引退試合、対戦相手は現在の修斗フライ級で最も勢いのある若手ファイターの1人、山内渉に決定している。引退試合でも、リアルなマッチメイクだ。そこに、清水にとっての戦いが現れている。


――引退試合を6日後に控えてのインタビューとなります(取材は11月21日に行われた)。

「はい、よろしくお願いしますっ!」

――前回のインタビューでは「いつまでもオッサンが上にいるよりも……」と語っていましたが、引退試合では修斗フライ級で最も勢いのある若手ファイターの1人と対戦することになりました。

「アハハハ、そのほうが面白いじゃないですか。同じぐらいの年齢やキャリアの選手と試合をするよりも――スリリングで。それで相手は4連勝で、ランキングも上がってきていて、しかも僕が手こずった内藤君(内藤頌貴、清水は2018年7月に対戦して判定勝ち)に、一方的な試合をしていますからね」

――今回の試合は清水選手から山内選手の個人名を挙げて、プロモーターサイドに希望を出したのでしょうか。

「いえ、勢いのある若手の試合がしたいと伝えて。そうしたら山内選手に決まりました。山内選手……山内君って、もともとTRIBEの会員さんだったんですよ」

――えっ、そうだったのですか。

「細かい時期は覚えていないんですけど、もう4~5年前になるのかなぁ。自分も何度かミットを受けたり、指導していたことがありました。すごく真面目で、真っ直ぐで、良い印象しかないです。遠いところからTRIBEに通っていて、熱意もありましたね。確か学業が忙しくなってTRIBEまで来るのが難しくなったという経緯だったと思います。プロデビューした時に、あぁ山内君だと思いましたよ」

――師弟というわけではありませんが、昔から知っているファイターと引退試合を行うことになったわけですね。

「本当に不思議な縁ですね。特に彼のような勢いのある若手が、僕と試合してくれるだけ、ありがたいです。自分は今、修斗では2連敗していて。そんな自分と試合をして、彼にメリットがあるのかどうか」

――それでも修斗フライ級の世界ランキングでは清水選手が3位、山内選手が5位と清水選手のほうが上です。修斗でよく組まれるベテランと若手の下剋上マッチ、という意味ではリアルタイムな試合なのだな、と思います。

「そうですね。確かに修斗では自分のほうがランキングも上だから、彼にメリットがないわけではないと思うので。それは良かったなと思います」

――その引退試合を前に、今年7月にはパンクラスのラストマッチで佐々木亮太選手をRNCで下しました。

「出来は悪くなかったです。MMAの試合が1年ぶりなので、もっと感覚が鈍っているかなと思っていました。そういう面での不具合はなかったですね」

――試合後に笑顔で涙を浮かべていました。笑顔だけでも、涙だけでもない。笑顔で涙を浮かべるのは、それだけ自分のやりたいことはできたのではないか、とも思いました。

「結果が出たので何よりでした。試合内容は、ちょっとテイクダウンのディフェンスに手こずったところはありましたね。そこの反応や反射は、100パーセント取り戻せてはいなかったかもしれないです。ギロチンに行くパターンもなくはないんですけど、自分がセコンドだったら、立てと言っていたと思います。ただ、そこで自分が劣勢になることはないと感じました」

――試合は清水選手が2Rで勝利。ただ、こちらは清水選手の言葉どおり、「清水清隆が1RでKO勝ち」と書く準備をしていたのですが……。

「……スミマセン(苦笑)」

――それは冗談ですが、そもそも1Rで仕留めようという試合の進め方ではなかったと思います。

「自分としても、そこまで攻め急ぎするつもりはなかったです。このラウンドは取ったな、と思ってから下になって、とにかくラウンドが終わるまで下から削っていって。あとはビッグヒットだけ受けないように――と考えていました」

――パンクラスのラストマッチだからといって、勝っても負けてもいいから派手な試合をしよう、とは考えていなかったわけですね。

「もちろんです。試合は想い出づくりじゃないから。絶対に勝つ、それだけですよ」

――確かに、そのとおりですね。

「今回の試合も同じです。想い出づくりの試合なんて、相手に失礼じゃないですか。長南(亮TRIBE代表)さん、コーチやチームメイト、そして応援してくれている人にも失礼で。

『負けちゃったけど良い試合だった』なんて言葉は、慰めにしかならないんですよね。勝って、みんなと喜びを共有する。僕が引退試合で、みんなに対してできる恩返しは、それだけです」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
11月27日(日)
午後6時00分~ ABEMA格闘チャンネル
             
■SHOOTO2022#07対戦カード

<修斗環太平洋バンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] 石井逸人(日本)
[挑戦者] 藤井伸樹(日本)

<フライ級/5分3R>
清水清隆(日本)
山内渉(日本)

<バンタム級/5分3R>
後藤丈治(日本)
須藤拓真(日本)

<フライ級/5分3R>
新井丈(日本)
大竹陽(日本)

<女子フライ級/5分3R>
ライカ(日本)
キム・ソユル(韓国)

<フライ級/5分3R>
内藤頌貴(日本)
高岡宏気(日本)

<インフィニティリーグ2022女子アトム級/5分2R>
澤田千優(日本)
小生由紀(日本)

<インフィニティリーグ2022女子アトム級/5分2R>
中村未来(日本)
久遠(日本)

<2022年度新人王決定T準決勝バンタム級/5分2R>
齋藤奨司(日本)
新井拓巳(日本)

<2022年度新人王決定T準決勝フライ級/5分2R>
須藤晃大(日本)
打威致(日本)

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MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase328 キック パンクラス 佐々木亮太 清水清隆

【Pancrase328】清水清隆のパンクラスラストマッチは、佐々木亮太に右ローを効かせてRNCで仕留める

【写真】パンクラスラストマッチで完勝を収めた清水清隆と長南亮TRIBE総帥。そして清水の今後は……(C)MMAPLANET

<フライ級/5分3R>
清水清隆(日本)
Def.2R4分17秒 by RNC
佐々木亮太(日本)

佐々木が左ジャブを突く。清水はガードを下げながら距離を詰める。右ローで佐々木の左足を跳ね上げ、左ジャブで距離を測る清水。さらに右のカーフキックがヒットした。ローのフェイントを入れながら、サークリングする佐々木を追う清水。右ローが立て続けに入る清水に、佐々木はシングルレッグで飛び込んだが、すぐに清水が足を抜いた。

左ジャブ、左フックから右ローを打ち込むと、佐々木の左足が流れる。いきなりの右で飛び込んだ清水。佐々木がダブルレッグで組みつくと、清水は右腕を首に巻き付けギロチンで引き込んだ。ボディにパンチを打ち込んでくる佐々木の首を絞り上げる清水。しかしクラッチを解いて立ち上がろうとしたところで、佐々木がボディロックで抑え込んだ。清水は下からヒジを突き刺す。トップから肩パンチを落とす佐々木。清水はフルガードで初回を終えた。このラウンドはジャッジ3者とも10-9で清水につけている。

2R、佐々木が距離を詰めた。左へ動いてかわした清水がケージ中央で右ローを当てる。左ジャブを突き、前後のステップを見せる佐々木。清水は右ローから左ジャブ、さらに左の三日月蹴りを決めた。さらにパンチで追い立てると、佐々木にシングルレッグで組みつかれる。しかし、すぐにカットしてトップを奪った清水が、ハーフガードの佐々木に肩パンチから左ヒジを叩きつける。

さらにカットするように左ヒジをこすりつけていったが、佐々木がブリッジで返した。スタンドに戻り、右ローをもらった佐々木が尻もちを着く。立ち上がらない相手を抑え込む清水が、左ヒジを叩き込み続ける。佐々木は清水の右パウンドをかわして上半身を起こした。その瞬間、バックに回り四の字ロックから右腕を相手の首に回した清水。そのままパームトゥパームで絞り上げると、佐々木がタップした。

パンクラスラストマッチを勝利で飾った清水は、笑顔で涙を浮かべながら周囲への感謝を述べて、パンクラスのケージをあとにした。


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MMA o PANCRASE RYO   ハンセン玲雄 パンクラス 亀井晨佑 佐々木亮太 林優作 栗山葵 清水清隆 透暉鷹 遠藤来生 高木凌

【パンクラス】速報中!PANCRASE 328~第2部~

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さてさて引き続きPANCRASE 328~第2部~を速報します。透暉鷹(ISHITSUNA MMA)×亀井晨佑(パラエストラ八王子)のフェザー級暫定王者決定戦をメインに清水清隆のパンクラス引退試合など見どころ十分。電波と充電の続く限り速報します。乱筆乱文にはご容赦くださいませ。


【第1試合 女子フライ級】
×NORI(PRAVAJRA)
(判定1-1)
○栗山葵(SMOKER GYM)
1R、栗山は一気に間合いを詰める。NORIの蹴りに合わせて栗山が左ストレート。これがヒットしてNORIはダウンして膝を突く。すぐにリカバリーして身体が離れる。やや試合をが落ち着くが栗山はプレッシャーを掛ける。距離が詰まるとまたも左ストレート。これでNORIは後方にダウン。だが栗山は深追いせずにスタンドへ。またも距離が詰まると栗山の左。これが一瞬NORIの膝が落ちるがすぐに組み付く。ここもリカバリーしてラウンドを終えた。
2R、パンチの交差から差し合い。栗山がケージに押し込む。だがNORIは差し返すと首を取って膝蹴り。膠着して身体が離れる。NORIは徐々に見えてきたのが右のパンチがカウンターでヒット。栗山は圧力をかけるが1Rほどのインパクトは残せずにラウンド終了。
3R、開始直後のパンチの交差から差し合い。ケージ際で長らく膠着。身体が離れると距離を取るNORIに間合いを詰める栗山という展開。中盤になって距離が詰まるとまたしても差し合い。NORIは膝をボディに入れていくが決定的な場面を作れないまま試合終了。判定は三者三様のドロー裁定。


【第2試合 フェザー級】
○高木凌(パラエストラ八王子)
(1R KO)
×林優作(ZOOMER)
1R、開始直後のスタンドの展開。距離が近づくと高木の右フックがクリーンヒット!林は後方にダウン!慌ててレフェリーが試合を止めた!衝撃的なKO勝ちです。


【第3試合 フェザー級】
○新居すぐる(HI ROLLERS ENTERTAINMENT)
(1R アームロック)
×ハンセン玲雄(reliable)
1R、長いお見合いの末、パンチの交差。組み付いて新居が投げでテイクダウンに成功。強引に腕を取ると持ち上げるようにアームロック。捻じり上げるとハンセンはタップ!新居が鮮やかに極めた!


【第4試合 フェザー級】
×Ryo(RINGS)
(2R TKO)
○遠藤来生(Power of Dream Sapporo)
1R、じわじわと距離を詰める遠藤。ケージ際で打撃を放つがRyoは回避する展開。中盤に入ると左右のパンチを振るった遠藤。Ryoは組み付いて首を狙うが遠藤は首を抜いてスタンドに戻る。その後は大きな展開がなくラウンドを終えた。
2R、開始直後のパンチの打ち合い。Ryoのフックが捕らえたかと思いきや、遠藤もフックからハイをヒットさせてグラつかせる。しかしRyoも打たれ強い。スタンドの打撃戦が続くと、遠藤のフックがヒット。ダウンしかけたRyoが立ち上がったところに右フックを打ち込む。Ryoは完全に失神。レフェリーが試合を止めた!


【第5試合 コーメインイベント フライ級】
○清水清隆(TRIBE TOKYO MMA)
(2R チョーク)
×佐々木亮太(蒼天塾あざみの道場)
1R、序盤から清水のローが冴える。佐々木の身体が何度も流れる。防戦一方の佐々木は低空タックルを狙ったが清水は簡単に足をに抜いて脱出。冷静のローを当てる。終盤に佐々木はまたも低空タックルでテイクダウン。清水は下からギロチンチョーク。だがこれは浅い。佐々木は首を抜いて上をキープ。このままラウンドを終えた。
2R、パンチでプレッシャーを掛ける清水に対して佐々木は低空タックル。しかし清水は潰して上になる。ほどなくして佐々木が立ち上がると清水のローでバランスを崩して転倒。またも清水が上になって肘で削る。さらにバックに回るとチョーク!タイトに絞め上げると佐々木はタップ!清水はパンクラス最終戦を勝利で飾った!
カテゴリー
ABEMA DEEP LFA MMA MMAPLANET NØRI o ONE PANCRASE Pancrase328 Road to UFC RYO UFC ジャレッド・ブルックス ジョシュア・パシオ ダニエル・ウィリアムス ハンセン玲雄 ボカン・マスンヤネ 上田祐起 中島太一 中村倫也 中田大貴 亀井晨佑 井村塁 佐々木亮太 内村洋次郎 北方大地 山北渓人 林優作 栗山葵 植田豊 河名マスト 海外 清水清隆 田嶋椋 葛西和希 藤田大和 透暉鷹 遠藤来生 野田遼介 高木凌

【Pancrase328】北方大地に挑戦からONEを目指す、山北渓人─02─「5分5R戦える力でフィニッシュ狙う」

【写真】Road to ONEで見せたように四点ヒザがあるONEルールは山北に合っているが……もちろん今日の試合には関係ない(C)MMAPLANET

本日18日(月・祝)、東京都新宿区のベルサール高田馬場で開催されるPANCRASE328で、北方大地の持つストロー級KOPのベルトに挑戦する山北渓人インタビュー後編。

チャンピオンとのキャリアの差は絶対だ。しかし専修大学レスリング部出身の山北は、MMAでは後輩の中村倫也&河名マストという両先輩が、既に海外で戦う状況にある状況を指を咥えて見ているわけにはいかない。強すぎる先輩にMMAでは負けない。追いつきたい山北のこれから、そして今回にタイトル戦へ想いを引き続き尋ねた。

<山北渓人インタビューPart.01はコチラから>


──昨年、2020年ネオブラ優勝の井村塁選手が、中島太一選手とのタイトルマッチに挑み完敗を喫しました。いわばネオブラ同期がキャリアの差を見せつけられたことに関して、どのように考えていますか。

「自分は違うと思っています。井村君はデビュー時期も同じで、一足先にタイトルに挑戦しましたが、彼云々ではなくて……自分は12年間、レスリングをやってきました。しんどいことも結構ありました。MMAを合わせると、16年とか毎日キツイことをやっていたら、ちょっとしたことでへこたれないと思っています。

自分はそうならないだけ練習をしているという気でいます。厳しい、辛い場面で戦える力が自分にはあります。特に試合になると、そういう部分が出てくるはずです」

──ではチャンピオン、北方選手の強さとは?

「打撃を決めようとする力、そこと体が強いです。組みはテクニックというよりは、体が強い。そういうイメージです」

──北方選手は個々の対戦相手にフォーカスした動きをやり込んでいるという印象があります。砂辺選手と戦う時には、砂辺選手と戦う北方選手がいて。村元選手と戦う時は村元選手と戦う北方選手がいるような。

「あぁ、確かに前の防衛戦と村元選手との試合も戦い方は全然違っていました。作戦を遂行する能力が高いと思います。僕が優っているのは距離感なので、どう組みの展開まで持っていくか。ただ単にテイクダウンを狙うのが、レスラーにとって一番良くない戦い方なので。レスリングと柔術というよりも、しっかりとMMAを戦うという意識で戦いたいです」

──山北選手の組みは流れるような動きです。あれは閃きなのでしょうか。ラグの無さは、考えて動いているという風には見えません。

「アレは体にしみ込んでいているので、勝手に動きます。それが練習量と関係していると思います。打ち込みを繰り返して、打ち込み通りの動きをしているので試合中に考えているとかではないです。打ち込み通りですね。そこに今回は相手が強いので、気持ち的な部分、持っているフィジカルもしっかりと出し切りたいです」

──このところMe,Weの男子選手は藤田大和選手、植田豊選手とDEEPとGrachanでタイトルマッチを落としています。Me,Weの一員として今回のタイトル戦にどのように挑みたいですか。

「大和さんは同じぐらい練習しています。その選手が負けてしまうと、自分のことのように悔しかったです。ジムにベルトを持ち返りたいという想いは、強いです。ここで僕が獲って、ジムとして勢いをつけたいです」

──現状の日本のベルトは、ステップアップのチケットです。今後、どのように考えていますか。

「やっぱり海外で試合がしたくて、ストロー級だとONEチャンピオンシップですね。猿田選手が日本人でも勝てるということを証明してくれていますし、自分にとって道標になってくれています。ここで勝って、その道標に従ってONEのベルトを巻きたいです。

それ以上にジャレッド・ブルックスとか……自分の階級の最高峰という選手と試合をして、自分がどれだけやれるのかを試したくて。ジョシュア・パシオ、ボカン・マスンヤネ、ダニエル・ウィリアムスとか、レスリングの時からずっと外国人選手と試合がしたかったです。レスリング時代は国際戦を戦うことができなかったので、MMAでは日本人選手以外と戦ってみたいです」

──UFCはストロー級王座を認定していませんが、Road to UFCを開催して中村倫也選手が挑戦中です。またLFAには河名マスト選手が挑みます。専修大レスリング部の先輩から刺激を受けていますか。

「倫也先輩には、直ぐに追い越されちゃいました(笑)。レスリングではもうメチャクチャ強かったですけど、倫也先輩がMMAに転向して。僕はプロで4勝とかの状態で格闘DREAMERSを視ていたのですが……僕がやりたくてしょうがない国際戦で勝って、今度は海外で戦って先を行かれてしまいました。だからベルトを獲って、倫也先輩に追いつきたいです。

マスト先輩は……全然MMAを戦うと思っていなかったので、先輩ですけどジェラシーを感じています。でも、その想いが自分もやらないといけないというモチベーションになっているので、両先輩に追いつきたいです」

──そのためには、落とせないタイトル戦ですね。

「今回、練習のテーマが5分✖5Rを戦い切れるスタミナをつけるということでした。それだけ体力を強化してきましたが、そこでつけた力を使って全力でフィニッシュしたいです」

■視聴方法(予定)
7月18日(月・祝)
午後2時30分~ TIGET LIVE
午後2時30分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE(※第1部)
午後4時30分~ U-NEXT(※第2部)

■ Pancrase328対戦カード

<ライト級/5分3R>
余勇利(日本)
望月貴史(日本)

<フライ級/5分3R>
水戸邉壮大(日本)
山﨑聖哉(日本)

<2022年ネオブラッドTバンタム級準決勝/5分3R>
田嶋椋(日本)
鬼神光司(日本)

<2022年ネオブラッドTバンタム級準決勝/5分3R>
持田哲兵(日本)
上田祐起(日本)

<2022年ネオブラッドTフライ級準決勝/5分3R>
大野友哉(日本)
伊藤まこと(日本)

<フェザー級暫定王座決定戦/5分5R>
透暉鷹(日本)
亀井晨佑(日本)

<フライ級/5分3R>
清水清隆(日本)
佐々木亮太(日本)

<フェザー級/5分3R>
Ryo(日本)
遠藤来生(日本)

<フェザー級/5分3R>
新居すぐる(日本)
ハンセン玲雄(日本)

<フェザー級/5分3R>
高木凌(日本)
林優作(日本)

<女子フライ級/5分3R>
NØRI(日本)
栗山葵(日本)

<ストロー級KOPC/5分5R>
[王者] 北方大地(日本)
[挑戦者] 山北 渓人(日本)

<ストロー級/5分3R>
八田亮(日本)
野田遼介(日本)

<フェザー級/5分3R>
中田大貴(日本)
内村洋次郎(日本)

<ライト級/5分3R>
葛西和希(日本)
DARANI(日本)

<フライ級/5分3R>
大塚智貴(日本)
前田浩平(日本)

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【Pancrase328】佐々木亮太戦へ、清水清隆─02─「格闘技って面白いですよね。毎日学ぶことがある」

【写真】表題の言葉、デビューから14年の清水がこの言葉を口にした。素晴らしすぎる(C)MMAPLANET

18日(月・祝)、東京都新宿区のベルサール高田馬場で開催されるPANCRASE328で、佐々木亮太とのパンクラスラストマッチを行う清水清隆のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

インタビュー前編にもあったとおり、今回はパンクラスで戦う最後の試合であり、この一戦で清水がキャリアに終止符を打つわけではない。今後どのような道を選ぶにせよ、今回の佐々木戦の結果と内容次第というところだろう。ただ、自身の言うキャリア終盤でやりたいことは決まっている。悔いを残さない戦い――清水清隆のカウントダウンを見届けてほしい。

<清水清隆インタビューPart.01はコチラから>


――今回の佐々木戦で勝って、もう一度パンクラスのベルトに挑戦したいとは考えなかったでしょうか。

「いや、ないです。ないですね。ここで勝って、いきなりタイトルマッチというのはズルいですから。それに今の状態では、自分にその資格はないです」

――なるほど。通常の試合前のインタビューであれば、前回の敗戦から何か新しく取り入れたことなどを聞いたりします。しかし今回のケースは、それを聞いていいものかどうか……。

「あぁ、去年の5月に負けたあとから、ずっと柔術をやっていたんですよ。週4~5回ぐらい柔術の練習をしていて。今は紫帯で、4月の全日本に出て3位でした(アダルト紫帯ライトフェザー級3位)」

――柔術の練習はどちらで?

「TRIBE TOKYO MMA Northです。もともと柔術メインの支部で、以前から北田(俊亮)さんに柔術を教わっていたんですよ。で、去年の5月に負けたあと、柔術の頻度を増やそうかと思って。すると結構面白くて。柔術って奥が深いですよね。帯が上がっていく仕組みも面白いし、自分がマスターであっても若者と試合ができて楽しいです」

――柔術の試合に出ている間は、それほどMMAの練習はしていなかったのですか。

「MMAも打撃も、それほどはやっていなかったですね。去年の末ぐらいから強めの練習にしてきました。そのなかでも、やっぱり新しく見つかるものがあるんですよね。柔術をやってきて、MMAの練習へ転換させる時に『あぁ、コレやられたことあるわ……』なんて今気づくとか(笑)。打撃でも、こんな打ち方があるのかって。

プロの打撃コーチに教わっていると練習では毎回、目から鱗で。フィジカルトレーニングもそうですし、毎日学ぶことがある。格闘技って面白いですよね。学ぼうと思ったら、死ぬまで学び続けることができるので」

――そう考えると、やり残したこともあるのではないでしょうか。

「やり残したことしかないです(苦笑)。負けて借りを返していない相手もいるし、こういう練習しておけば良かった、とか言い出せばキリがなくて。でも、それが自分の人生であって、そういう人生を選んできたのも自分ですから」

――確かに過去は取り戻せません。全ては「たら・れば」になってしまいます。もちろん佐々木戦後のことは、佐々木戦が終わって考えることかと思います。ただ、キャリアの終盤というなかで、やりたいことなどはあるのでしょうか。

「やっぱり勝って終わりたいですよね――結果を残したい。勝って終わりたい。

佐々木戦のあと、自分が何をするかもまだ分からないです。ただ、MMAのキャリアが負けて終わったら、やっぱり悔いが残るじゃないですか。もちろん次の試合も、どうなるか分からないですよ。負けちゃうかもしれないし、大ケガするかもしれないし、目が見えなくなるかもしれない」

――……。

「それは試合だから、本当に分からないです。だから自己満足ですよ。悔いを残したくない、だから試合をしたい。もうね、あしたのジョーです」

――ジョーのように、真っ白に燃え尽きたいですか。

「はい。これでもかっていう試合をして。燃え尽きて、お腹いっぱいで現役生活を終える。やっていて良かった、そう言える練習と試合をしたいです。そして、笑ってケージから下りたいですね」

――では、その気持ちで迎える次の佐々木戦ですが、今回はパンクラスに出場するにあたり対戦相手の希望は出したのですか。

「そういうのは全然なかったです。対戦してくれるなら誰でも……という感じで。それで佐々木選手が試合をしてくれることになりました。まぁ、よくある『おいしくない相手』っていうパターンですからね。自分はベルトも持っていないし、弱くはないと思うし、かといって強くもないじゃないですか」

――どちらなのですか(笑)。

「アハハハ。辞める人間と続ける人間が戦って、続ける人間のキャリアに傷がついても、おいしくはないですからね。反対の立場だったら、自分はやりたくないかもしれないです(苦笑)。だから佐々木選手が試合を受けてくれて、本当にありがたいです」

――佐々木選手の印象を教えてください。

「真面目で、愚直なファイターですよね。バランスが良い選手で。自分はぶん殴って、蹴っ飛ばして、パウンドで仕留める。そういう試合になると思います。

寝技でやってもいいけど、彼が得意な形の寝技には行きません。この試合で、最近やってきた柔術も生きてくると思います。自分が取られるイメージは全くないですね。この試合、MMAPLANETで速報あるんですか?」

――はい、その予定です。

「じゃあ、清水清隆が1RでKO勝ちって書く準備をしておいてくださいね。よろしくお願いします!」

■視聴方法(予定)
7月18日(月・祝)
午後2時30分~ TIGET LIVE
午後2時30分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE(※第1部)
午後4時30分~ U-NEXT(※第2部)

■ 対戦カード

<ライト級/5分3R>
余勇利(日本)
望月貴史(日本)

<フライ級/5分3R>
水戸邉壮大(日本)
山﨑聖哉(日本)

<2022年ネオブラッドTバンタム級準決勝/5分3R>
田嶋椋(日本)
鬼神光司(日本)

<2022年ネオブラッドTバンタム級準決勝/5分3R>
持田哲兵(日本)
上田祐起(日本)

<2022年ネオブラッドTフライ級準決勝/5分3R>
大野友哉(日本)
伊藤まこと(日本)

<フェザー級暫定王座決定戦/5分5R>
透暉鷹(日本)
亀井晨佑(日本)

<フライ級/5分3R>
清水清隆(日本)
佐々木亮太(日本)

<フェザー級/5分3R>
Ryo(日本)
遠藤来生(日本)

<フェザー級/5分3R>
新居すぐる(日本)
ハンセン玲雄(日本)

<フェザー級/5分3R>
高木凌(日本)
林優作(日本)

<女子フライ級/5分3R>
NØRI(日本)
栗山葵(日本)

<ストロー級KOPC/5分5R>
[王者] 北方大地(日本)
[挑戦者] 山北 渓人(日本)

<ストロー級/5分3R>
八田亮(日本)
野田遼介(日本)

<フェザー級/5分3R>
中田大貴(日本)
内村洋次郎(日本)

<ライト級/5分3R>
葛西和希(日本)
DARANI(日本)

<フライ級/5分3R>
大塚智貴(日本)
前田浩平(日本)

<2022年ネオブラッドTフェザー級準決勝/5分3R>
藤波勇飛(日本)
糸川義人(日本)

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