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【Bellator272】堀口✖ペティス以外にも、サンチェス✖ケネディ、ヒル、プレリミではカマカ3世に注目!!

【写真】ザ・メキシカンという風貌になってきたサンチェスと、アンバランスな立ち位置のケネディ (C)BELLATOR

2日(木・現地時間)、3日(金・同)にコネチカット州アンカスビルのモヒガンサン・アリーナで開催されるBellator272「Pettis vs Horiguchi」。メインは言うまでもなく堀口恭司がセルジオ・ペティスの持つBellator世界バンタム級王座の奪回に挑むタイトル戦だ。

そんなJ-MMA界でも話題沸騰の一戦が組まれた今大会、メインとプレリミの注目カードをおさらいしてみたい。


まずコ・メインではセルジオ・ペティスのチームメイト、エマニュエル・サンチェスが、AJ・マッキー時代を迎えたベラトール・フェザー級トップ戦線で生き残りを賭け、ジェレミー・ケネディと戦う。

サンチェスは柔術ベースのファイターで2014年10月から7年に渡り、サークルケージのフェザー級戦線で活躍してきた。パット・カーラン、ジョージ・カラキャニャン、ダニエル・ヴェイケル、ダニエル・ストラウス、そしてマルコ・ロウロらとの戦いで力をつけ、2018年11月に当時の世界王者パトリシオ・フレイレに挑戦も判定負けを喫した。

その後、16人参加のワールドGPに出場しベスト4に残ったが、準決勝で2度目のタイトル挑戦を兼ねたフレイレ戦ではギロチンチョークで秒殺一本負けを喫してしまった。

7月の再起戦では、元UFCファイターのメス・ブーネルに力負けといえる完敗を喫した。ブーネル戦の敗北で、衰えを指摘されるようになったなかでサンチェスはベラトール3戦目、2勝目を目指すジェレミー・ケネディと対戦する。

サークルケージでは1勝1敗、アダム・ボリッチに敗れながら9位にランクされるケネディは、UFCからPFLで活躍してきたウェルラウンダーだ。

オクタゴンで3勝1敗、デカゴンでは2勝1敗、さらにはBRAVE CFで2勝0敗と、世界のメジャー大会で大きく勝ち越している。キックと柔術が融合したウェルラウンダーのケネディは、今年の7月にSUGにも挑み、あのエドウィン・ナジミを相手に堂々のグラップリングマッチを繰り広げ、OTで敗れている。

31歳、メジャーシーンはベラトール一筋のサンチェスと、29歳でメジャープロモーションを渡り歩いてきたケネディ、両者は照的なキャリアの積み方をして来た。

サンチェスとしては、パウンドを交えたポジションコントロール=パウンド柔術で試合を有利に運びたいところだ。その一方で最近の試合ではフレッシュさで、ケネディが上回っている感もあるが、果たして──。

体重オーバーのジャレッド・スコッギンスと対戦するジョシュ・ヒルはTUF18出演、UFCと契約はならなかったがWSOFからローカルプロモ―ションを経て、ベラトールに辿り着いた35歳のベテランファイターだ。WSOFではマルロン・モラエスの持つ世界バンタム級王座に2度挑戦も、ローキックで削られ判定負けと、ハイキックからパウンドアウトされベルトを巻くには至らなかった。

その後、地元カナダのTKOで現UFCファイターのテイラー・ラピルスにスプリットで競り負けるなど、厳しい時を経験しながら18勝3敗というレコードを引き下げ、ベラトールへ。元UFCファイターのエリック・ペレスに競り勝ち、2連勝も5月にルーファスポーツのレスリングマスター=ラフェオン・スタッツに敗れた。

ここでキャリア10勝1敗、しかも4ポンドも体重オーバーだったスコッギンスを迎えるヒル。ベラトール・バンタム級戦線だけでなく、キャリアを賭けた一戦となる。

プレリミではフェザー級で2019年のハワイ大会以来、2年振りのベラトール出場となるカイ・カマカ3世に注目だ。北米MMA界がコロナショックを受けた昨年、カマカはLFAでの勝利からスクランブル出場でUFCとの契約を勝ち取るも、1勝2敗1分で契約満了、再びベラトールに照準を合わせた。

コンテンダーシリーズ世代といえる打撃もレスリングもアグレッシブなカマカだが、逆にパンチを被弾するリスクも高いファイトと、レスリングで攻勢でもガスアウトするなど、明日なき暴走ファイトを持ち味としている。

対戦相手のジョン・デ・ジーザスはアーロン・ピコにこそTKO負けを喫しているが、RIZINで朝倉未来と戦ったジョン・マカパに競り勝ち、REALでは芦田崇宏や中村Jrを破ってフェザー級王者となったウラディスラフ・パルブチェンコから判定勝ちを収めている。

攻撃力よりも、防御力と粘り強さで14の勝利(※9敗)を手にして来たデ・ジーザスを、カマカが持ち味である攻撃力で突破し存在感を高めることができるか──そんなマッチアップだ。

■視聴方法(予定)
12月4日(土)
午前8時00分~ U-NEXT

■ Bellator274計量結果

<Bellator世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]セルジオ・ペティス: 134ポンド(60.78キロ)
[挑戦者] 堀口恭司: 134.5ポンド(61.0キロ)

<フェザー級/5分3R>
エマニュエル・サンチェス: 145.25ポンド(65.88キロ)
ジェレミー・ケネディ: 145.75ポンド(66.11キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジョシュ・ヒル: 134.75ポンド(61.12キロ)
ジャレッド・スコッギンス: 140ポンド(63.5キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジョニー・エブレン: 185ポンド(83.91キロ)
コリン・ハックボディ: 185ポンド(83.91キロ)

<ライト級/5分3R>
アレクサンデル・シャブリー: 155.4ポンド(70.48キロ)
ボビー・キング: 156ポンド(70.76キロ)

<フェザー級/5分3R>
カイ・カマカ3世: 146ポンド(66.22キロ)
ジョン・デ・ジーザス: 145.6ポンド(66.04キロ)

<ライト級/5分3R>
マイク・ハメル: 155.8ポンド(70.66キロ)
キリズ・モタ: 155.2ポンド(70.39キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ヴィニシウス・ジュゼズウ: 169.6ポンド(76.92キロ)
レヴァン・チョクヒリ: 170.8ポンド(77.47キロ)

<ライト級/5分3R>
ジャスティン・モンタルヴォ: 154.8ポンド(70.21キロ)
ジェイコブ・ボーン: 154.8ポンド(70.21キロ)

<160ポンド契約/5分3R>
スパイク・カーライル: 159 ポンド(72.12キロ)
ダン・モレット: 159.6 ポンド(72.39キロ)

<ウェルター級/5分3R>
カイル・クラッチマー: 171ポンド(77.56キロ)
オリバー・エンカンプ: 170ポンド(77.11キロ)

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BELLATOR Bellator244 Report ウラディスラフ・パルブチェンコ ジョン・デジスウス ブログ

【UFC ESPN15】北米の水苦し──パルブチェンコのベラトール初陣はデジスウスに判定負け

<150ポンド契約/5分3R>
ジョン・デジスウス(米国)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
ウラディスラフ・パルブチェンコ(ウクライナ)

パルブチェンコのベラトール・デビュー戦。ミドルを見せたパルブチェンコは、慎重に間合をとり、デジスウスは右ジャブを伸ばしニータップを切る。左インサイドローを蹴ったデジスウスに対し、パルブチェンコは前に出ながらワンツー。組んで両ワキを差してケージにデジスウスを押し込んだパルブチェンコだが、左腕を差し返され打撃の間合いに。

左を伸ばしたデジスウスがクリンチになるとヒザをボディに突き上げ、最後に首相撲&ヒザ、スーパーマンパンチを見せ初回を取ったか。

2R、打撃戦からテイクダウンを決めたパルブチェンコ。デジスウスはクローズドガードを取って下からエルボーを入れる。左右のパンチを落としたパルブチェンコは、蹴り上げにもトップキープを続ける。殴り、パスガードを決めたパルブチェンコに対し、巻き込みからスタンドに戻ったデジスウスが飛びヒザを決める。ジャッジはコントロールと一発の跳びヒザ、どちらを取るだろうか。

3R、パルブチェンコがワンツーから右ハイを繰り出す。デジスウスは右ジャブを入れ、シングルを切って足を使う。その左ジャブに右を合わせたパルブチェンコは、組もうとしても防がれる展開が続く。回るデジスウスはカウンター狙いで、受け身のファイト──ラウンドを2つ取っていると判断しているようだ。

残り2分を切り、クリンチに持ち込めないパルブチェンコが右アッパー、デジスウスはヒザを返す。パルブチェンコは右フック、右ローから前に出る。ジャブ、ヒザを見せるデジスウスが首相撲&ヒザを2発顔面へ。走り込んでヒザを入れたデジスウスに対し、最後にバックに回ってテイクダウンを狙ったパルブチェンコは、逆にトップ&マウントを許しタイムアップに──。パルブチェンコの北米デビューは判定負けに終わった。


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BELLATOR Bellator244 News ウラディスラフ・パルブチェンコ エリック・ぺレス ブログ ヤーソラフ・アモソフ ライアン・ベイダー ワジム・ネムコフ

【Bellator244】計量終了 ベイダー✖ネムコフ、前座のアモソフ、ペレス、パルブチェンコも見逃せない

【写真】やはりライトヘビー級の方が適正体重と思えるライアン・ベイダーだ (C)BELLATOR

20日(木・現地時間)、21日(金・同)にコネチカット州アンカスビルのモヒガンサン・アリーナで開催される Bellator244「Barder vs Nemkov」の計量が行われた。

今大会のメインはBellator世界ヘビー&ライトヘビー級王者ライアン・ベイダーが、ライトヘビー級王座防衛戦をワジム・ネムコフ相手に行う一戦だ。


ベイダーは2018年5月からヘビー級で戦ってきており、ライトヘビー級で戦うのは実に2年9カ月振りとなる。レスリング&ボクシングの強さでベラトール移籍後は無敗の5連勝中のベイダーだが、昨年9月のヘビー級王座防衛戦はチーク・カンゴを圧倒しておきながらアイポークがありNCとなってしまった。

対するネムコフは、サークルケージで4連勝中でうち3試合がフィニッシュと強さを見せてきた。上記にあるようにベラトールに来て無敗の快進撃を続けるベイダーだが、ヘビー級ワールドGPにおける対戦相手──エメリヤーエンコ・ヒョードル、マット・ミトリオン、キング・モー、そしてカンゴにしてもピークから下り坂の選手であることは間違いない。対してネムコフは、ピークに向かっているファイターだ。

そんな勢いのある選手との戦いが、3年に渡りなかったことがどのように影響するのか。ウェルラウンドなネムコフの攻撃の回転数が上がるファイトを寸断できない場合は、大いに王座交代劇もありうるタイトル戦だ。

活動再開後のベラトールの特徴として、プレリミの充実ぶりは今回も見られる。

口が開いているルチャリブレのマスクはつけなかったゴイト(C)BELLATOR

試合間隔が延びているファイターに対し、チューンナップ目的であるかもしれないが、キャリア23連勝中のヤーソラフ・アモソフは24勝目を、転向初戦を6ポンドの体重オーバーだったトビー・ミセッチに敗れたエリック・ペレスはベラトール初勝利を狙い、プレリミマッチで戦う。

さらに日本のファンにとってはアモソフの同朋、ウクライナからウラディスラフ・パルブチェンコの初参戦も気になるところだろう。

元REALフェザー級王者はREAL&Arzaletから、母国のローカルショーとRussian Cagefighting Championshipを経て北米に辿り着いた。中村ジュニア、芦田崇宏からしっかりと一本勝ちを収めているパルブチェンコのメジャー挑戦、非常に楽しみだ。

■Bellator244計量結果

<Bellator世界ライトヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]ライアン・ベイダー: 204ポンド(92.53キロ)
[挑戦者] ワジム・ネムコフ: 203.9ポンド(92.48キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
ジュリア・バッド: 145.8ポンド(66.13キロ)
ジェシー・ミーリー: 147ポンド(66.67キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ロイ・ネルソン: 264.9ポンド(120.15キロ)
ヴァレンティン・モルドフスキー: 234.6ポンド(106.41キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジョン・ソルター: 186ポンド(84.37キロ)
アンドリュー・カペル: 185.1ポンド(83.95キロ)

<175ポンド契約/5分3R>
ヤーソラフ・アモソフ: 174.4ポンド(79.1キロ)
マーク・レミンガー: 174.6ポンド(79.19キロ)

<ライト級/5分3R>
アダム・ピコロッティ: 155.3ポンド(70.44キロ)
シドニー・アウトロー: 156ポンド(70.76キロ)

<バンタム級/5分3R>
エレック・ペレス: 135.6ポンド(61.5キロ)
ジョシュア・ヒル: 136ポンド(61.69キロ)

<フェザー級/5分3R>
ルーカス・ブレナン: 145.8ポンド(66.13キロ)
ウィル・スミス: 143.7ポンド(65.18キロ)

<ライト級/5分3R>
ウラディミール・トコフ: 155.3ポンド(70.44キロ)
クリス・ゴンザレス: 156ポンド(70.76キロ)

<150ポンド契約/5分3R>
ウラディスラフ・パルブチェンコ: 147.5ポンド: 149.6ポンド(67.85キロ)
ジョン・デ・ジーサス: 147.8ポンド: 149.1ポンド(67.63キロ)

<147ポンド契約/5分3R>
ヴェベル・アルメイダ: 147.5ポンド(66.9キロ)
サリム・ムハイジノフ: 147.8ポンド(67.04キロ)