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【UFC ESPN20】カビブの従弟ウマル・ヌルマゴメドフ、多彩な蹴り&TDからモロゾフをRNCで落とす

<バンタム級/5分3R>
ウマル・ヌルマゴメドフ(ロシア)
Def.2R3分39秒by RNC
セルゲイ・モロゾフ(カザフスタン)

まず右ハイを見せたヌルマゴメドフ、続いて左ローを蹴る。モロゾフのパンチをかわして、軌道の変わる蹴りや伸びる前足での左ハイをヌルマゴメドフが繰り出す。モロゾフは蹴りに右オーバーハンドを合わせようとしたが、ヌルマゴメドフは一気にダブルレッグからバックに回る。スタンドのままで両足をフックしたヌルマゴメドフが、足を下ろして後方へのスラムに続き、前方にモロゾフを崩す。

モロゾフは前転から、足を取って上を取り換えてスタンドへ戻る。直後のダブルレッグを切ったモロゾフはローから右ハイを狙う。スイッチして左右の蹴りを繰り出し、前蹴りをモロゾフの腹に入れたヌルマゴメドフはクリンチを押し返し、左ミドル。サウスポーから左ハイ、構えを変えて右ハイを蹴っていく。さらに右オーバーハンドにダブルレッグを合わせたヌルマゴメドフがバックマウントを奪って初回を戦い終えた。

2R開始直後、左ハイを入れたヌルマゴメドフ。動きが止まったモロゾフが離れると、パンチにシングルレッグを仕掛け、リリースしてローを蹴っていく。左ハイ、左ミドルを入れたヌルマゴメドフは、続いて左ローを入れる。手が出せないモロゾフもローを返すが、ダブルレッグで倒されたバックを譲る。乗り過ぎのヌルマゴメドフは前方に落とされ、スタンドに戻ると直後にダブルレッグからバックを取り返す。

頭で倒立して横回転するようにグラウンドに持ち込み、立ち際に両足をフックしたヌルマゴメドフが、左のパンチを入れRNCへ。モロゾフが落ちて、カビブの従弟ウマル・ヌルマゴメドフがUFC初戦で完勝した。

ウマルはガビブの通訳で「9年前の今日、カビブがRNCで勝った。カビブは3Rで、僕は2Rだ」と話した。


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Report UFC UFC ESPN20 ブログ マノン・フィオホ ヴィクトリア・レオナード

【UFC ESPN20】仏の空手クィーン、マノン・フィオホがハイキックからパンチを纏めてレオナードをKO

<女子フライ級/5分3R>
マノン・フィオホ(フランス)
Def.2R4分08秒by TKO
ヴィクトリア・レオナード(米国)

サウスポーのフィオホの右ジャブに対し、レオナードは右ミドルを蹴っていく。フィオホはサイドキックを多用するなかで、左ハイからワンツーを決める。レオナードのワンツーにも、フィオホはフックを返し、首相撲からヒザ蹴りと非常にアグレッシブに攻める。レオナードも右フックをな放つが、直後にボディにサイドキックを受ける。

フィオホは蹴りとヒザ蹴りで試合をリードし、と残り70秒でワンツーを入れたフィオホ。モロに左から右のコンビネーションを痛打したレオナードだが、それでもフックを振るっていく。そこに組みついたフィオホはボディにヒザを入れ、左エルボーを打ち込む。後ろ回し蹴りは狙い過ぎだったが、フィオホは初回を圧倒した。

2R、フィオホは左ミドルハイを見せ、距離が近づくと前手の右フックを打ち込む。サイドキックでバランスを乱したレオナードはワンツーに組みつこうとしたが、、ヒジを被弾する。ワンツーで前に出て、テイクダウン狙いを切ってヒザを入れるなど、一方的に攻めるフィオホは右ジャブを入れる。

遠い距離では蹴り、中間距離でパンチ、接近戦で組んでヒザと試合を支配していたフィオホが、ついにはダブルレッグでテイクダウンを奪う。長いリーチを生かしてパウンド、鉄槌を落としたフィオホは自らスタンドに戻る。続いて立ち上がったレオナードが左フックを当てる。直後に右ハイを決めたフィオホは、ケージに詰まったレオナードにアッパーからフックを連打し、TKO勝ちを決めた。

「3RまでにKOしたいと思っていたから、思っていた通りのスタートをUFCで切ることができたわ。ゲームプラン通りで勝てたわ」とフィオホは話した。


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News Preview UFC UFC ESPN20 ブログ マノン・フィオホ ムニール・ラジズ ロクサン・モダフェリ ヴィクトリア・レオナード ヴィヴィアニ・ゴメス

【UFC ESPN20】計量終了 マグレブから世界へ、ムニール・ラジズ。オープニングにUAEW王者フィオホ出場

【写真】チュニジア人ファイター=ムニール・ラジズのような選手の存在が、MMAの広がりを実感させてくれる(C)Zuffa/UFC

19日(火・現地時間)、明日20日(水・同)にUAEはアブダビのUFC Fight Islandで開催されるUFC ESPN20「Chiesa vs Magny」の計量が行われた。

ナルトのコスプレでフェイスオフを行ったロクサン・モダフェリ、対戦相手のヴィヴィアニ・アロージョと共に126ポンドでパス。

全14試合、28人ものファイターが出場する今大会だが、1人の体重オーバーも見られなかった。


左がフィオホ。長身でフィジカルも強い空手家

ロクサンとヴィヴィが日本に関係あるファイターなら、UAEやアラブに関係しているファイターもFight Island大会らしく出場している。

オープニングファイトでInvicta FCからコンテンダーシリーズを経てステップアップを果たしてきたヴィクトリア・レオナードと対するマノン・フィオホは去年の11月にUAE Warriors女子フライ級王者に輝き、オクタゴン入りを果たしたフランス人ストライカーだ。

MMA戦績は5勝1敗ながら、アマではIMMAFで世界王者になり、南アフリカのEFCワールドが行ったリアリティTVショーのThe Fighter TVで優勝するなど、プロレコードに残らないパウンド有りの試合を10戦近く経験している。

プロデビュー後は、3戦目でEFCの女子フライ級のベルトを巻いたフィオホは170センチの長身ファイターで、ベースは伝統派空手。7歳から始めたこのセミコンタクトのポイント制空手ではフランス王者に3度輝き、12勝0敗という戦績のムエタイでもフランスでチャンピオンになるなど、MMA以外の競技実績をしっかり積んで来ている。

柔術でも紫帯のフィオホだが、まだ打撃と組みの融合は進んでいるとはいいがたい。それでも──こと打撃に関しては、レオナードの上を行くこと間違ない。ダメージを当ててからは寝技勝負も可能だが、打と組みの間をレオナードが衝くとどうなるのか──コンテンダーズ上がりと、中東のフィーダーショー出身ファイターの興味深いオープニングファイトだ。

フィオホがUAE Warriors出身なら、セミでオクタゴン2戦目を戦うムニール・ラジズはチュニジア生まれのファイターで、ドバイのシャウン&タム・カーン・ジムの所属。

Desert Force、Phoenix FC、BRAVE CF、そしてUAE Warriorsで戦績を積み重ねた生粋のアラビックMMA育ちといえるストライカーだ。キャリア唯一の敗北はバーレーンの重鎮エルダル・エルダロフとBRAVE CFスーパーライト級王座を賭けて戦った際に判定負けした試合のみ。

7月のUFC初陣では体重超過アブドゥル・ラザクを相手に打撃でリードするばかりか、テイクダウンも奪い解消している。対戦相手のヴァルリー・アウベスもパワフルな打撃と、カウンターのギロチンを得意としており、過去にはコルビー・コヴィントンもギロチンで下している。アウベスの圧力を前蹴りやローを効かして突き放して、削ることが可能ならラジズは世界最高峰のウェルター級でトップ10から上を目指すことができるマグレブ(北アフリカ)MMAのパイオニア・ファイターとなることが現実味を増してくる。

■視聴方法(予定)
1月17日(水・日本時間)
午後11時~UFC FIGHT PASS

■ UFC ESPN20計量結果

<ウェルター級/5分5R>
マイケル・キエーサ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ニール・マグニー: 171ポンド(77.56キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ヴァルリー・アウベス: 171ポンド(77.56キロ)
ムニール・ラジズ: 171ポンド(77.56キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
イケ・ビジャヌエバ: 206ポンド(93.44キロ)
ヴィニシウス・モレイラ: 206ポンド(93.44キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ロクサン・モダフェリ: 126ポンド(57.15キロ)
ヴィヴィアニ・アロージョ: 126ポンド(57.15キロ)

<フライ級/5分3R>
タイソン・ナム: 126ポンド(57.15キロ)
マット・シュネル: 126ポンド(57.15キロ)

<フェザー級/5分3R>
レオン・マーフィー: 146ポンド(66.22キロ)
ドゥグラス・アンドレージ: 145ポンド(65.77キロ)

<ミドル級/5分3R>
オマリ・アクメドフ: 186ポンド(84.37キロ)
トム・ブリーズ: 186ポンド(84.37キロ)

<バンタム級/5分3R>
リッキー・シモン: 136ポンド(61.69キロ)
ゲェータノ・ピヘロ: 136ポンド(61.69キロ)

<フライ級/5分3R>
スムダーチー: 126ポンド(57.15キロ)
ザロック・アダシェフ: 126ポンド(57.15キロ)

<ミドル級/5分3R>
ダルシャ・ランジョンブラ: 186ポンド(84.37キロ)
マルクス・ペレス: 186ポンド(84.37キロ)

<フライ級/5分3R>
ジェローム・リヴェラ: 126ポンド(57.15キロ)
ラフンシスコ・フィゲイレド: 126ポンド(57.15キロ)

<ライト級/5分3R>
マイク・デイヴィス: 154.5ポンド(70.08キロ)
メイソン・ジョンズ: 156ポンド(70.76キロ)

<バンタム級/5分3R>
ウマル・ヌルマゴメドフ: 136ポンド(61.69キロ)
セルゲイ・モロゾフ: 135ポンド(61.24キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ヴィクトリア・レオナード: 125.5ポンド(56.92キロ)
マノン・フィオホ: 126ポンド(57.15キロ)

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Preview UFC UFC ESPN20 ブログ ロクサン・モダフェリ ヴィヴィアニ・ゴメス

【UFC ESPN20】連戦のUFCで、J-MMA由来の女子戦=ロクサン・モダフェリ✖ヴィヴィアニ・アロージョ!!

【写真】ロクサンが真っ向勝負を我慢できるかも、勝負のカギとなりそうだ(C)Zuffa/UFC

20日(水・現地時間)、UAEはアブダビのUFC Fight IslandでUFC ESPN20「Chiesa vs Magny」が開催される。

前回大会から僅か4日、続くビッグファイトまで3日という間隔で行われるUFC──今大会のメインカード女子フライ級マッチでJ-MMA所縁のファイター同士の対戦が組まれた。


2003年のデビューから2013年のTUF18まで日本を拠点に活動し、今やハッピーウォリアーの名が全米に浸透したロクダン・モダフェリは2017年の2度のUFC参戦以来、常に負け、勝ちを繰り返してきたが、ここで初めての連勝を狙う。負けと勝ちを繰り返す──現状で4勝4敗、世界最高峰の戦いで連敗がないのだから大奮闘といえるが、ロクサンとしては昨年6月のローレン・マーフィー戦を落としてなければ、タイトル戦に相当近くなっていたという想いはあるだろう。

それでも10月にアンドレア・リーを下したロクサンの対戦相手は、ストロー級QOPから、UFCにステップアップしたヴィヴィアニ・アロージョだ。日本では僅か2戦に留まっているが、三浦彩佳、藤野恵実に完勝しており、ヴィヴィの愛称とともに強く日本のファンの記憶に残っている。

日本で戦っていた時よりも2階級上のバンタム級で契約するチャンスを掴み、伸るか反るかの勝負で勝利を手にしたヴィヴィは、フライ級に落として通算3勝1敗というレコードをオクタゴンで残している。

両者揃って柔術の黒帯、いわゆるムエタイやボクシングという打撃とフィジカルではヴィヴィがロクサンを上回っているか。ただし、ロクサンのMMAというフィールドにおける工夫された打撃は、ヴィヴィのパワフルなパンチの掻い潜り、ビッグショットを打ち込むことも可能だ。

そうなった時に、思いのほかアウトボックスに転じることができるヴィヴィが、どのような反応を見せるのか。体を限界に追い込む、頭脳戦──シーソーゲームになると、全く試合の行方は読めなくなる。

そんな勝負だからこそ、勝者はタイトル挑戦に向けて大きな一歩をなるマッチアップといえるだろう。

■視聴方法(予定)
1月17日(水・日本時間)
午後11時~UFC FIGHT PASS

■ UFC ESPN20対戦カード

<ウェルター級/5分5R>
マイケル・キエーサ(米国)
ニール・マグニー(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ヴァルリー・アウベス(ブラジル)
ムニール・ラジズ(チュニジア)

<ライトヘビー級/5分3R>
イケ・ビジャヌエバ(米国)
ヴィニシウス・モレイラ(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
ロクサン・モダフェリ(米国)
ヴィヴィアニ・アロージョ(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
タイソン・ナム(米国)
マット・シュネル(米国)

<フェザー級/5分3R>
レオン・マーフィー(英国)
ドゥグラス・アンドレージ(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
オマリ・アクメドフ(ロシア)
トム・ブリーズ(英国)

<バンタム級/5分3R>
リッキー・シモン(豪州)
ゲェータノ・ピヘロ(ベルギー)

<フライ級/5分3R>
スムダーチー(中国)
ザロック・アダシェフ(ウズベキスタン)

<ミドル級/5分3R>
ダルシャ・ランジョンブラ(コンゴ民主共和国)
マルクス・ペレス(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
ジェローム・リヴェラ(米国)
ラフンシスコ・フィゲイレド(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
マイク・デイヴィス(米国)
メイソン・ジョンズ(英国)

<バンタム級/5分3R>
ウマル・ヌルマゴメドフ(ロシア)
セルゲイ・モロゾフ(カザフスタン)

<女子フライ級/5分3R>
ヴィクトリア・レオナード(米国)
マノン・フィルホ(フランス)

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