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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN236 キック グレゴリー・ホドリゲス ブラッド・タヴァレス

【UFN236】パンチ・ロー・TDを織り交ぜたホドリゲスが右の連打でタヴァレスにTKO勝利

<ミドル級/5分3R>
グレゴリー・ホドリゲス(ブラジル)
Def.3R0分55秒by TKO
ブラッド・タヴァレス(米国)

タヴァレスがジャブと右ロー。ホドリゲスはジャブ・ワンツーで前に出ていくが、タヴァレスが右を効かせる。立て直したホドリゲスがジャブでプレッシャーをかけると、タヴァレスは左ミドルと右ロー。しっかりガードを上げて、ホドリゲスのジャブの打ち終わりに右ストレートを当てる。ホドリゲスは細かくパンチをまとめて左ボディ、シングルレッグで組みつく。タヴァレスは右手を差し上げて離れる。

タヴァレスは踏み込んでワンツー、ホドリゲスはジャブから右ボディ、顔面への右フック。シングルレッグから足を持ちあげてタヴァレスのバランスを崩すと右ストレートとヒザ蹴り、一気に距離を詰めてパンチをまとめる。タヴァレスが組んでくると投げるホドリゲス。そこからがぶってボディにヒザ蹴り。ダースチョークを狙いつつタヴァレスをコントロールした。

2R、ジャブの差し合いから、ホドリゲスが右ストレート。タバレスも左ヒジから右ストレートを返す。シングルで組みついたホドリゲスがバックにつき、タヴァレスもクラッチを外して正対する。距離が離れるとタヴァレスはジャブ、ホドリゲスはジャブと右カーフ。タヴァレスが右ストレートを狙えば、ホドリゲスはジャブ・ワンツーと右カーフキック。シングルレッグも狙いながら離れ際に右ストレートを放つ。

右前蹴り、右ハイキック、右カーフを見せるホドリゲス。タヴァレスもジャブは出るが、そこから先が続かない。残り1分過ぎで右ローを蹴ると、ホドリゲスがそこにダブルレッグで飛び込んでテイクダウンを奪う。ハーフガードでトップキープしてラウンドを終えた。

3R、ホドリゲスがジャブと右ロー、タヴァレスがジャブを突いて前に出る。ホドリゲスは右をかぶせて、すぐに右のカーフキック。右ストレートでホドリゲスを下がらせると、ガードを固めたところにヒザ蹴り。最後は下がるホドリゲスをパンチでおいかけて、ガード一辺倒になったところに右フックを連打。レフェリーが試合をストップし、ホドリゲスがTKO勝利を収めた。


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AB o UFC クリス・カーティス グレゴリー・ホドリゲス

UFC on ESPN+92:第8試合・フィル・ハウズ vs. ブルンノ・フェヘイラ

ミドル級。

ハウズはUFCデビューから3連勝していたが、その後の4戦では1勝3敗。うち2敗は現ランカーのロマン・ドリーゼとクリス・カーティスなので仕方ない面もある。前戦はコンテンダーシリーズからのUFCデビューとなるダゲスタンのイクラム・アリスケロフに1RKO負け。レスリングがバックボーンで、ジュニアカレッジのD-1全米王者。UFC4勝3敗の35歳。

ブラジルのフェヘイラはコンテンダーシリーズで勝利し昨年1月にUFCデビュー。UFC4勝1敗のグレゴリー・ホドリゲスに1RKO勝ちし、デビューからの連勝・連続フィニッシュ記録を10に延ばしたが、2戦目は試合2週間前に代役デビューが決まったウズベキスタンのヌルスルトン・ルジボエフ相手に、カーフにパンチを合わされ1RKO負け。初黒星を喫した。ミドル級では小さめの179cm。UFC1勝1敗の31歳。

ジャブで詰めるハウズ。フェヘイラタックルに入ったが切られる。パンチで飛び込んだフェヘイラ。四つに組み止めたハウズだが、フェヘイラ支え吊り込み足でテイクダウン。サイドで押さえ込んだ。身体を起こしてパウンド。足で防いだハウズ。立った。スタンドに。出ていくハウズ。フェヘイラ下がりながら打撃を出していく。フェヘイラ飛び膝。ヒット。ハウズ下がる。効いたか。出てきたフェヘイラにタックル。受け止めたフェヘイラがまた支え吊り込み足で投げようとしたが立たれる。だがまだ下がるハウズ。フェヘイラの打撃への対応が遅れている。残り10秒で左を打ち込むとダウン。パウンド!失神しているハウズ。KO!

飛び膝の後ずっと下がり続けて効いていた様子のハウズに対し、仕留めに行く意識が見えなかったフェヘイラだったが、残りわずかでパンチが入りKO。

ハウズはこれで3戦連続の1RKO負け。

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AB News o ONE UFC キック グレゴリー・ホドリゲス ブレンダン・アレン ポール・クレイグ

UFC on ESPN+91:第7試合・パク・ジョンヨン vs. アンドレ・ムニス

ミドル級。

ジョンヨンはUFC7勝2敗、4連勝、3連続一本勝ちにもかかわらず、まだノーランカー対決。初期はテイクダウンからの漬け込みスタイル主体の地味ファイターだったが、ここに来て一本勝ちが増えてきている。3連続一本勝ちはすべてすべてチョークでのフィニッシュ。負けた相手は現ランキング15位のアンソニー・ヘルナンデスとホナウド・ジャカレイの弟弟子・グレゴリー・ホドリゲス。32歳。

ムニスはUFCデビューから5連勝。その中には同郷の先輩・ホナウド・ジャカレイからの腕十字での一本勝ちも含まれている。が、ここ2戦はブレンダン・アレンとポール・クレイグに連続フィニッシュ負けで、ランキングからも外れてしまった。柔術とともにムエタイも学んでいる。33歳。

両者フィニッシュが多いグラップラーだが、ジョンヨンはチョーク、ムニスは腕十字を得意としている。

ムニス左ハイ。ミドル。リーチに劣るジョンヨンが間合いを詰めると距離を取る。バックスピンキック。ムニス一転してタックルへ。両足を束ねて尻もちを着かせる。背中に回り、片膝を着いたジョンヨンからハーフバック。立とうとしたがムニスが崩す。ジョンヨン立ってスタンドバックへ。また倒すが、ジョンヨン押さえ込ませずに立つ。尻もちを着かせてレッグマウントに。足を引いて立つジョンヨンだが、ムニス投げてバックに回り足をフック。バックマウント完成。亀になるジョンヨン。残り1分。足のフックを外そうとしたところで三角に移行したムニスだが、ジョンヨン足をサバいてパス。逆にバックにつくとマウント!パウンド!ムニスハーフに戻すが、なおもパウンド・肘。ホーン。

1Rは終盤の攻撃によるダメージでジョンヨン。ムニスの一方的な展開かと思われたところから一気に形勢逆転。

2R。ジョンヨンパンチで出る。ムニスタックルへ。潰して上を取ろうとしたジョンヨンだが、そのままスイープで上を取るムニス。立とうとしたジョンヨンに両足フックしてまたバックマウント。足のフック外れてハーフバックになるが、なおもバックについているムニス。ジョンヨン微妙にケージつかみでディフェンス。ホーン。

2Rムニス。

3R。ジョンヨンパンチで出る。ムニス疲れたか。しかしタックルへ。切れずにテイクダウンされたジョンヨン。四の字バックへ。バックキープするムニス。残り2分半。ジョンヨン反転して上に。パウンド。が、雑にパスしようとたところで上を取られる。押さえ込ませず立ったジョンヨン。ムニスタックル。今度は切ったジョンヨン。ムニス引き込み。スイープを狙うが耐えたジョンヨン。しかし残り1分半。足で距離を作るムニス。肘。ムニススタミナ切れもあって動けない。パウンド連打するジョンヨン。タイムアップ。

29-28ムニス、29-28ジョンヨン、29-28ムニス。スプリットでムニス勝利。

割れたのは3R?

ムニスに入れたジャッジも1Rジョンヨンと3Rジョンヨンで割れている。どちらもダメージではジョンヨン、コントロールでムニスだったので、最近の傾向ではジョンヨンになると思ったが。

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MMA MMAPLANET o UFC UFC292 グレゴリー・ホドリゲス デニス・チュルリン

【UFC292】衝撃!!! ホドリゲスのバックマウントからのエルボーで、チュルリンが失神

<ミドル級/5分5R>
グレゴリー・ホドリゲス(ブラジル)
Def.1R1分43秒by KO
デニス・チュルリン(ロシア)

間合いを測る両者。慎重な立ち上がりのなかで、30秒が過ぎてチュルリンがワンツーで前に出る。ホドリゲスはジャブ、ボディストレートに続きシングルレッグを仕掛け、ボディロック・テイクダウンに成功する。足を払ってパスを決めたホドリゲスは、即マウントを奪う。エルボーに背中を見せたチュルリンは、側頭部にヒジを落とされ失神──衝撃的なホドリゲスのTKO勝ちとなった。

「僕はマナウスで偉大なエンヒッキ・マチャドという柔術マスターの教えを受けたんだ。だから今のロボコップがある。今日はメチャをせずに、スマートに戦った。レスリングから寝技、柔術は今も成長している。あの場面のエルボーも練習してきた」と全く息を切らすことなく話した。


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Cage Warriors MMA MMAPLANET o UFC UFC292   アマンダ・レモス アルジャメイン・ステーリング アンドレア・リー アンドレ・ペトロスキー イアン・ギャリー カマル・ウスマン カリーニ・シウバ グレゴリー・ホドリゲス シャクハト・ラクモノフ ショーン・オマリー ジェフ・ニール ジャック・グラント ジャン・ウェイリ ジルベウト・ドゥリーニョ デニス・チュルリン デモン・ブラックシアー ニール・マグニー ブラック ブラッド・カトーナ ブラッド・タヴァレス ペドロ・ムニョス マリオ・バウティスタ マリナ・モロズ ライカ ヴィセンチ・ルケ

【UFC292】ニール・マグニー戦へ、イアン・ギャリー「必要がないから、組み技を見せてこなかっただけ」

【写真】文中にあるようにマグニーは191センチの長身だが、ギャリーも同じだけの上背を誇っていた(C)Zuffa/UFC

19日(土・現地時間)、マサチューセッツ州ボストンのTDガーデンでUFC 292「Sterling vs O’Malley」が開催される。UFC世界バンタム級選手権試合と女子ストロー級選手権試合──2つのタイトル戦を控えた第10試合で、イアン・ギャリーがニール・マグニーと戦う。
Text by Manabu Takashima

オクタゴン5勝0敗、キャリアを通して12連勝中のギャリーは、ジェフ・ニールからマグニーに相手が代わったことで、これまで見せてこなかった彼の一面をこの試合で披露する腹積もりだ。25歳、世界のトップが見えてきたギャリーは、無敗のファイターしか持ちえない純粋無垢、真っ新な前進力を持っている。


──イアン、インタビューを受けていただきありがとうございます。

「こちらこそ、ありがとう。もうすぐUFCシンガポールがあるから、忙しいんじゃないの? たくさんのアジア人ファイターが出場するし、凄く楽しみだよ」

──今週末、ニール・マグニーと対戦しますが、もともとはジェフ・ニールと戦う予定でした。構え、スタイルとまるで違う相手になったのですが、問題はなかったですか。

「ジェフ・ニールと戦うことは、とても楽しみにしていたんだ。僕がこの間に学んできたこと、全てを出す戦略を立てていたから。ジェフ・ニールははサウスポーで背が低い。そしてアグレッシブなファイターだ。対して、ニール・マグニーは背が高いオーソドックスの選手(笑)。だからジェフ・ニールと戦うために準備してきた武器を見てもらうことはできないけど、マグニーを血まみれにして破壊する。彼がこれまで経験したことがない、ファイトを初体験させてやるつもりだ」

──ジェフ・ニールと戦っていた方が、ファンが喜ぶ試合展開になったという風に思うことはありますか。

「ただ、ファンの間ではジェフ・ニールよりも、ニール・マグニーの名前の方が知れ渡っていると思うんだよね。またトップ15を破る、絶好の機会だと思っている。ジェフ・ニールにしても、ニール・マグニーにしても僕の名前が立つためには恰好の相手だよ。それにどっちと戦うのかっていうことよりも、僕がオクタゴンに入って戦えることが、最重要なんだ。どっちにしても、僕の引き立て役にしかならないんだから(笑)」

──とはいえイアン自身が言及していたように構えも違いますし、ファイトスタイルはニールがストライカーなのに対して、マグニーがやるべきことはクリンチゲームからテイクダウンし、コントロールをすること。まるでスタイルが違いますが、準備期間は十分でしたか。

「実はヴィセンチ・ルケの練習パートナーを務めるために、2カ月半ブラジルにいたんだ。この間、毎日のように柔術の練習をしてきた。マグニーがクリンチからテイクダウンを狙っても僕は倒されない。仮に倒されたとすれば、僕の柔術を皆に見てもらう丁度良い機会になる。グラップリングを皆に披露できるなら、それも楽しみだよ。UFCに来て、初めてグラップリングの腕前を見てもらうことができる。マグニーが寝技で戦ってくるなら、いくらでも受けたつよ」

──2021年6月、イアンがジャック・グラントを破ってCage Warriorsウェルター級王座と獲得した試合ではダブルレッグでテイクダウン、スクランブルでダース、クリンチでエゼキエルを仕掛けるなど、組み技でも十分に強いところを見せていました。

「イエス。僕は打撃が好きなんだ。そして、肉体を駆使したチェスのような試合を好んでいる。でも殴らたり、蹴られたり、傷つくことが嫌な相手が立ち技で勝負せずに、柔術やレスリング、グラップリングを攻めてきても別に構わない。僕にテイクダウンを仕掛けてきたとして、世界中の誰を相手にしてもバックに回ることができる。世界中の誰からも、一本勝ちできる。

そうする必要がないから、UFCでは組み技を見せてこなかっただけで。ニール・マグニーが僕を相手に組んでくるなら、グラップリングファイトに応じる。そして、チョークで落とすことを約束する」

──これまでUFCで5連勝中ですが、そろそろグラップリングのスキルを皆に披露する時がやってきたと考えていますか。

「最終的にウェルター級のトップは、グラップラーが多い。グラップリングに比重を置いたファイトをしている。僕がここでグラップリングを駆使して戦えば、多くの相手は僕と組みたがらないようになるだろう」

──グラップリングは今もブーイングの対象ですが、ジャック・グラントのようにマグニーが動いて来れば、ファンが盛り上がることができるグラップリングMMAになるかと思います。

「この試合では、最後はグランドワークを見せることになるだろう。今回のマグニー戦か、それとも次の試合になるかもしれないけど、如何に僕のグラップリングが優れているのかを皆に証明する」

──キルクリフFCのジルベウト・ドゥリーニョ、シャクハト・ラクモノフの両者が既にニール・マグニーを破っていますが、2人が戦っていることでキルクリフFCにはマグニーの情報が豊富にあり、有利になるのではないですか。

「ノー、そんなことはないよ。同じチームでも僕はドゥリーニョでも、シャクハトでもないから。それにマグニーだって、あの時のままのはずがない。ドゥリーニョはUFCの歴史上、最高のグラップラーの1人だ。シャクハトも最高のトップファイターだよ。ただし、彼らがマグニーに勝っていることは、何も僕にとってアドバンテージにはならないよ」

──イアンも他のファイターと同様に、目標はUFC世界王座であることは間違いないかと思います。

「イエス」

──ウェルター級ランカーにはドゥリーニョ、ラクモノフ、ヴィセンチというチームメイトがいます。世界を獲るためにドゥリーニョが、カマル・ウスマンに挑戦したように友人同士のファイトを求められるとどうしますか。

「ドゥリーニョは僕にとって家族のようなものだ。今週末も、僕のコーナーに就いてくれる。彼と戦うことは考えられない。ヴィセンチも友人だ。皆、僕の友達だよ。そんな風に僕も思っていた時期がある。今の僕は……もしシャクハトがチャンピオンなら、シャクハトと戦う。僕ら2人がベストでも、チャンピオンは1人だから。

ドゥリーニョが世界最高でチャンピオンだったとしても、僕はチャンピオンになりたい。そして彼に挑戦表明をするよ。『僕は世界王者になりたい。ベストになりたいんだ。ギルバート、君と同じなんだ。アイ・ラブ・ユー。どうする? やるだろう?』ってね。レガシーとヒストリーが、僕にとって一番大切なモノなんだ。世界のベストになるためなら、誰とでも戦う。いつでも、戦う。友人とタイトルを争う期間は、友人ではなくなるだけだよ」

──タイトルショットでなく、普通のワンマッチでは?

「繰り返すけど、僕は誰とでも戦う。夢に近づくためならね」

──分かりました。では、そこに近づくためにも今週末はマグニーを相手にどのような試合をしたいと考えていますか。

「僕がスーパースターであることを示す。旗が風にはためていることが、なぜあれほどまでに美しいのか。それは旗の後ろに巨大なパワーが存在しているからだ。そこれそ情熱の象徴であり、感動、楽しさの表れなんだ。僕の打撃、僕の戦い方は旗が風にはためているように美しい。過去、誰も見たことがない世界最高の打撃だ。イアン・ギャリーはウェルター級に比肩する者がいない。この世界で唯一の存在なんだと皆が思うような戦いを見せる」

■視聴方法(予定)
8月20日(日・日本時間)
午前7時30分~UFC FIGHT PASS
午前11時~PPV
午前7時00分~U-NEXT

<UFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]アルジャメイン・ステーリング: 135ポンド(61.24キロ)
[挑戦者]ショーン・オマリー: 135ポンド(61.24キロ)

<UFC世界女子ストロー級選手権試合/5分5R>
[王者]ジャン・ウェイリ: 115ポンド(52.16キロ)
[挑戦者]アマンダ・レモス: 114ポンド(51.7キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ニール・マグニー: 170.5ポンド(77.34キロ)
イアン・ギャリー: 170.5ポンド(77.34キロ)

<バンタム級/5分3R>
マーロン・ヴェラ: 136ポンド(61.69キロ)
ペドロ・ムニョス: 135ポンド(61.24キロ)

<バンタム級/5分3R>
マリオ・バウティスタ: 136ポンド(61.69キロ)
デモン・ブラックシアー: 135.5ポンド(61.46キロ)

<ミドル級/5分3R>
クリス・ワイドマン: 186ポンド(84.37キロ)
ブラッド・タヴァレス: 185ポンド(83.91キロ)

<ミドル級/5分5R>
グレゴリー・ホドリゲス: 186ポンド(84.37キロ)
デニス・チュルリン: 185ポンド(83.91キロ)

<TUF31ライト級決勝/5分3R>
カート・ホロボウ: 155.5ポンド(70.53キロ)
オースティン・ホバート: 155ポンド(70.31キロ)

<TUF31バンタム級決勝/5分3R>
コディ・ギブソ: 136ポンド(61.69キロ)
ブラッド・カトーナ: 136ポンド(61.69キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジェラルド・マーシャート: 185ポンド(83.91キロ)
アンドレ・ペトロスキー: 186ポンド(84.37キロ)

<女子フライ級/5分3R>
アンドレア・リー: 125ポンド(56.7キロ)
ナタリア・シウバ: 125ポンド(56.7キロ)

<女子フライ級/5分3R>
マリナ・モロズ: 125ポンド(56.7キロ)
カリーニ・シウバ: 125ポンド(56.7キロ)

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MMA MMAPLANET o UFC UFC292 アマンダ・レモス アルジャメイン・ステーリング アンドレア・リー アンドレ・ペトロスキー イアン・ギャリー カリーニ・シウバ キック グレゴリー・ホドリゲス コリー・サンドハーゲン ショーン・オマリー ジャン・ウェイリ デニス・チュルリン デモン・ブラックシアー ニール・マグニー ブラック ブラッド・カトーナ ブラッド・タヴァレス ペドロ・ムニョス マリオ・バウティスタ マルロン・モラエス ライカ

【UFC292】極めるか、倒すか。間合いと減量&睡眠=ステーリング✖オマリー戦展望─02─

【写真】さぁ、いよいよ3日後に両者の競演が見られる(C)MMAPLANET

19日(土・現地時間)、ボストンのTDガーデンにてUFC 292「Sterling vs O’Malley」が開催される。メインのUFC世界バンタム級選手権試合展望後編。
Text by Isamu Horiuchi

絶対的なバック奪取能力と、コントール力を誇る王者ステーリングと、卓越した打撃の当て勘を有する挑戦者オマリー。当然のように事前の挑発の試合を行うなかには、ステーリングの減量とオマリーの睡眠というエレメントにも言及は及んでいた。

<アルジャメイン・ステーリング✖ショーン・オマリー考察Part.01はコチラから>


ステーリングの卓越した打撃回避の能力、多少不格好でも組みついてしまえばケージに押し込んで強引にテイクダウンやバックを奪ってしまう無類の組み力、そして一度有利な体勢を取ったら決して相手を逃さない圧倒的なコントロール力こそが、王者優位説の強力な根拠だ。

さらに注目したいのは、試合開始直後の攻防だ。というのも以前ステーリングは、オマリー同様に長いリーチを誇るストライカーのコリー・サンドハーゲンと対戦した際に、スタートと同時に──絶妙な間合いを保ちつつも──プレッシャーをかけて下がらせ、蹴り足を掴むとあっという間にテイクダウンからバックを奪取、そのままチョークを極めて驚愕の圧勝劇をみせているのだ。

今回の試合に向けても王者は「サンドハーゲン戦と同じように極めてやるよ。前に出てプレッシャーをかけてやる。奴はフットワークを使うだろうけどこっちは逃げ道を遮断する。すると奴は苦し紛れに蹴ってくるだろうから、それを掴んで奴の体を二つ折りにしてやるさ。1ラウンド半分で極めるよ」と宣言している。

王者が予告通り試合開始と同時に圧力をかけてゆく可能性は高いと思われる。対するオマリーがそれに屈せず、逆に王者を下がらせる、あるいは出鼻の打撃を当てることはできるのか。試合開始直後から、まったく目が離せない一戦だ。

また、オマリーとしては序盤から組み伏せられてしまったとしても、極められさえしなければ次のラウンドはスタンドから再開となる。2019年のクインテッド・ウルトラにて五味隆典をギロチンチョークで仕留める等、以前からグランプリング大会にも精力的に出場して実績を出しているオマリーは、前戦から1年間、さらなるグラップリングの強化に多くの時間を割いてきたという。

何度ポジションを奪われようが極めさせず、試合を長引かせれば長引かせるだけ王者の集中力は下がり、必殺の左右のストレートが当たる可能性が上がるだろう。

またオマリーは、ステーリングがキャリア唯一のKO負けを喫した2017年のマルロン・モラエス戦についても言及し「モラエスがやったように、俺が奴を眠らせる姿をいつも頭に浮かべているよ」と語ってもいる。

スタンドでオマリーのプレッシャーを感じた王者が不用意にテイクダウンに行くようなことがあれば、モラエス戦のようにカウンターのハイキック、あるいはヒザを当てるチャンスが広がる。

昨年10月のTJディラショー戦の時のステーリングの公式計量時の様子

さらに──。

「アルジョは俺よりはるかにキツい減量をしているはずだ。だから脳から水分が抜けて一発で倒れるよ」とも語るオマリー。

王者に対してSNS上で「俺は今日すげえカロリーの高い美味い晩飯を食ったぜ。アンタはなにを食ったんだい?」、「俺は今日もたっぷり質の高い睡眠を摂ったぜ。アンタの睡眠はどうだい?」(※最近オマリーは、睡眠の専門家を雇ってその向上に努めている)とユーモラスな挑発を繰り出してもいる。

対するチャンピオンも、その投稿に対して「お前は寝ているんだな。俺は練習するんだ。違いが分かるか?」と気の利いたリプをしている。とまれ、当代最高のグラップラー✖ストライカー、クラシカルにして最先端の攻防を、心ゆくまで堪能したい。

■視聴方法(予定)
8月20日(日・日本時間)
午前7時30分~UFC FIGHT PASS
午前11時~PPV
午前7時00分~U-NEXT

■UFC292対戦カード

<UFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]アルジャメイン・ステーリング(米国)
[挑戦者]ショーン・オマリー(米国)

<UFC世界女子ストロー級選手権試合/5分5R>
[王者]ジャン・ウェイリ(中国)
[挑戦者]アマンダ・レモス(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ニール・マグニー(米国)
イアン・ギャリー(アイルランド)

<バンタム級/5分3R>
マーロン・ヴェラ(エクアドル)
ペドロ・ムニョス(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
マリオ・バウティスタ(米国)
デモン・ブラックシアー(米国)

<ミドル級/5分3R>
クリス・ワイドマン(米国)
ブラッド・タヴァレス(米国)

<ミドル級/5分5R>
グレゴリー・ホドリゲス(ブラジル)
デニス・チュルリン(ロシア)

<TUF31ライト級決勝/5分3R>
カート・ホロボウ(米国)
オースティン・ホバート(米国)

<TUF31バンタム級決勝/5分3R>
コディ・ギブソン(豪州)
ブラッド・カトーナ(カナダ)

<ミドル級/5分3R>
ジェラルド・マーシャート(米国)
アンドレ・ペトロスキー(米国)

<女子フライ級/5分3R>
アンドレア・リー(米国)
ナタリア・シウバ(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
マリーナ・モロズ(ウクライナ)
カリーニ・シウバ(ブラジル)

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ABEMA KTT MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC UFN on ESPN+76 UFN218   アダム・ヒューギット アンシュル・ジュビリ イ・ジョンヨン イー・チャア キム・ジヨン グレゴリー・ホドリゲス ジェカ・サラギ セルゲイ・スピヴァク ダスティン・ジャコビー チェ・スングク チェ・ドゥホ チョン・ダウン デリック・ルイス パク・ジュンヨン パク・ヒョンソン ブラゴイ・イワノフ ライカ 中村倫也 岡見勇信 平良達郎 木下憂朔 風間敏臣

【UFN218】計量終了 Road to UFC決勝大会は日本だけでなく、韓国、そしてアジアの未来が懸かった1日に

【写真】日本勢4人も、しっかりとパス。韓国勢に減量疲れがないとの現地情報も(C)Zuffa/UFC

3日(金・現地時間)、4日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN218:UFN on ESPN+76「Lewis vs Spivak」の計量が行われて全選手が滞りなくパスしている。

平良達郎と木下憂朔の揃い踏み、Road to UFCバンタム級決勝で中村倫也と風間敏臣の対戦と日本のMMA界にとって非常に大切なイベントとなる。とはいえ、それは韓国勢も同じだ。もとはソウルで開かれる予定だった今大会にはメインカードに2選手、プレリミに2選手、そしてRoad to UFC決勝戦にはフライ級の同朋対決、フェザー級の超本命イ・ジョンヨンと総勢7名の選手が韓国からは出場している。

従来APEXのファイトナイト大会は米国東部時間帯で午後4時スタート、メイン開始は7時というのが通例だが、今大会はイベントスタートが午後10時、メインスアートは午前1時と──これはもう日曜日昼に東アジアで視聴してもらうためのイベントスケジュールといっても言い過ぎでないだろう。


メインカード出場はチョン・ダウンと、チェ・ドゥホの2人。HEATで6勝0敗の戦績を残し、ライトヘビー級王者からUFC入りしたチョン・ダウンはオクタゴン戦績4勝1敗1分、アジアの重量級ファイターが世界最高峰でこの戦績を残すのはある意味、MMA版漢江の奇跡といえる。

そのチョン・ダウンも昨年7月にダスティン・ジャコビーのライトクロスで初黒星を喫し、再起戦となる。チェ・ドゥホに至っては、コロナ禍前の2019年12月のプサン大会以来、3年2カ月振りの出場で現在3連敗中、実に2016年7月以来6年以上も白星から遠ざかっている。

コリアン・スーパーボーイももう31歳、そのファイトスタイルから欧米勢に跳ね返され負傷も多いチェ・ドゥホが、正念場に挑む。連敗中といえば女子フライ級出場のキム・ジヨンも現在4連敗中だ。負傷、対戦相手の変更、惜敗と勝利が遠ざかっている彼女もチェ・ドゥホと同様に韓国と日本では無敵を誇るストライカーだった。

北米では正面勝負で勝てない状況に対し、彼女は試合前にラスベガスのシンジゲートMMAに長期滞在し解決しようと試みている。力のある女子選手と競り合うトレーニングで、活路を見出そうとするキム・ジヨンも3年4カ月振りの白星を目指す。

ミドル級のパク・ジュンヨンはUFCで5勝2敗、この階級ということを考えると岡見勇信に続き、アジア人として成功を収めているといえるだろう。デビュー戦とグレゴリー・ホドリゲス戦で敗れたとはいえ、アリク・アンダースに競り勝つなど、同門のチョン・ダウン同様に健闘以上の活躍をしている。

パク・ジュンヨン、チョン・ダウンが結果を残す裏には、KTT所属らしく徹底してレスリングを磨かれ、脱落者続出の心身ともに苦痛を伴う体力トレ、それらの厳しい練習から殴る勇気を植え付けらている点が大きい。アジアを打撃で制した選手、あるいはテイクダウンから寝技で勝ち上がった選手は、UFCではプレリミの段階でも自分の戦いを貫くことが難しい。

その点、レスリングと打撃と体力という三要素が揃ったKTTファイターは、総合力でサバイバルを可能にしている。とはいえ、ここからさらに上を目指すのではれば突出した武器も必要になってくる。パク・ジュンヨンがロシア人デニス・チュルリンを相手にそのようなファイトができるか、注目だ。

非アジア人ファイター同士のマッチアップは僅か2試合。結果、試合内容と同様に志の高さが求められるラスベガス発のUFCアジア大会だ。

■視聴方法(予定)
2月5日(日・日本時間)
正午~ABEMA格闘Ch(プレリミのみ)
正午~UFC FIGHT PASS

■UFN218計量結果

<ヘビー級/5分5R>
デリック・ルイス: 265 ポンド(120.2キロ)
セルゲイ・スピヴァク: 255.5ポンド(115.89キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
チョン・ダウン: 205ポンド(92.99キロ)
デヴィン・クラーク: 204.5ポンド(92.76キロ)

<ヘビー級/5分3R>
マルチン・ティブラ: 253.5ポンド(114.98キロ)
ブラゴイ・イワノフ: 256.5ポンド(116.34キロ)

<フェザー級/5分3R>
チェ・ドゥホ: 145.5ポンド(66.0キロ)
カイル・ネルソン: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ウェルター級/5分3R>
木下憂朔: 170.5ポンド(77.34キロ)
アダム・ヒューギット: 170.5ポンド(77.34キロ)

<Road to UFCライト級決勝/5分3R>
ジェカ・サラギ: 155ポンド(70.31キロ)
アンシュル・ジュビリ: 155.5ポンド(70.53キロ)

<Road to UFCフェザー級決勝/5分3R>
イー・チャア: 145.5ポンド(66.0キロ)
イ・ジョンヨン: 145ポンド(65.77キロ)

<Road to UFCバンタム級決勝/5分3R>
中村倫也: 136ポンド(61.69キロ)
風間敏臣: 135ポンド(61.24キロ)

<Road to UFCフライ級決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン: 124.5ポンド(56.47キロ)
チェ・スングク: 125.5ポンド(56.92キロ)

<女子フライ級/5分3R>
キム・ジヨン: 125.5ポンド(56.92キロ)
マンディ・ブーム: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ミドル級/5分3R>
パク・ジュンヨン: 185.5ポンド(84.14キロ)
デニス・チュルリン: 186ポンド(84.37キロ)

<フライ級/5分3R>
平良達郎: 125.5ポンド(56.92キロ)
ヘスウ・サントス・アギラー: 125ポンド(56.7キロ)

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MMA MMAPLANET o UFC UFC283 グレゴリー・ホドリゲス ブルーノ・フェヘイラ

【UFC283】余裕を持って戦えているように見えたホドリゲスが、フェヘイラの左で沈む

<ミドル級/5分3R>
ブルーノ・フェヘイラ(ブラジル)
Def.1R4分13秒by KO
グレゴリー・ホドリゲス(ブラジル)

サウスポーのフェヘイラに対し、上背&リーチで上回るホドリゲスはまず距離をおく。構えを変えるフェヘイラに右ボディを入れたホドリゲスは、前進にアッパーを合わせて再び腹を殴る。右ジャブから右ローのフェヘイラは、ワンツーで前に。回ってかわしたホドリゲスは左ミドルにもショートの左を放つ。さらに右ハイを見せたホドリゲスはダブルレッグを切って、右を伸ばす。

フェヘイラも左を放つが、ホドリゲスは余裕をもってかわす。カーフで姿勢を乱したホドリゲスは、フェヘイラの突進をいなしてがぶる。スクランブルから離れたフェヘイラがスピニングバックフィストを空振りし、距離を詰めるホドリゲスにヒザを狙う。離れたホドリゲスは右をヒット。さらに左フックに右を合わせワンツー。自ら間で戦えているように見えたホドリゲスだが、ケージを背負ったフェヘイラの攻撃を見過ぎたか、右に意識がいった刹那、左に左に合わされて一発で大の字に。フェヘイラが右のパウンドを落としたところで、レフェリーが割って入った。


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LFA MMA MMAPLANET o UFC UFC282 UFC283   イズマエル・ボンフィム ガブリエル・ボンフィム キック グレゴリー・ホドリゲス グローバー・テイシェイラ サイモン・オリヴェイラ ジャイルトン・アルメイダ ジャマール・ヒル ジョシアニ・ヌネス ジョニー・ウォーカー ジルベウト・ドゥリーニョ ダニエル・マルコス チアゴ・モイゼス テレンス・マッキニー デイヴィソン・フィゲイレド ニール・マグニー フェレス・ジアム ブランドン・モレノ ブルーノ・フェヘイラ ボクシング マウリシオ・ショーグン マゴメド・アンカラエフ ムニール・ラジズ ヴァルリー・アウベス

【UFC283】計量終了 4度目の対戦=フライ級世界戦。ショーグン、ラストファイト!! ボンフィム弟に要注目

【写真】これがラスト・フェイスオフとなるマウリシオ・ショーグン (C)Zuffa/UFC

20日(金・現地時間)、21日(土・同)にブラジルはリオデジャネイロのジュネス・アリーナで開催されるUFC 283「Teixeira vs Hill」の計量が行なわれた。

今大会のメインはグローバー・テイシェイラ×ジャマール・ヒルのUFC世界ライトヘビー級決定戦だ。元世界王者テイシェイラはUFC282で当時の世界王者ユーリ・プロハースカとのリマッチが予定されていたが、王者が肩の負傷でタイトルを返上するとUFCは何とテイシェイラの挑戦権を無視し、マゴメド・アンカラエフとヤン・ブラボヴィッチの間で王座決定戦を実施した。

しかし、両者の対戦はドローに終わり王座は空位に。テイシェイラは再びタイトルコンテンダーの地位を取り戻し、母国でヒルとの王座決定戦に臨むこととなった。


ヒルはセレモニアル・フェイスオフ後に「グローバー・テイシェイラとケージをシェアできることはハッピーで、光栄だ。神が死ねといえば、僕らは死ぬ。でも明日は皆のために良い試合をする。なぜ、僕がここに来たのか分かるだろう」と最後はエキサイト気味に吐き捨てた。

対してテイシェイラは「準備は100パーセントできている。明日はやるよ」と穏やかな表情で静かに話した。

コメインの世界フライ級王座統一戦、デイヴィソン・フィゲイレドとブランドン・モレノは実に4度目の世界戦となる。過去1勝1敗1分だけに本当の意味で決着戦となる。

フェイスオフでモレノの胸に左手で触れたフィゲイレドはバナナを持ち出す。とんでもない差別行動に出たのかと思いきや、自らの口に入れるという難解なパフォーマンスを披露する。これを受けて「話すことはない。明日、楽しんでほしい」とそれでも憤慨した表情で手短にコメントの残したモレノ。

続いでフィゲイレドは「明日の夜は皆のために戦う。ただベルトを守るためじゃない、チケットを買ってきてくれた皆の夢、皆のベルトだ」とコメントした。

そんな世界戦に出場するブラジル人ファイターに負けない注目を集めているのがマウリシオ・ショーグンだ。キャリア42瀬戦目となるイホール・ポティエリアとの試合で、20年2カ月のMMAファイター人生に幕を下ろすショーグン。母国を引退試合の地に選んだショーグンのラストファイト――日本のMMAファンの皆が、その目に焼き付けてほしい。

オクタゴンを去るファイターがいれば、ここからUFCファイター人生を歩み始める選手もいる。それがイズマエル&ガブリエルのボンフィム兄弟であり、ルアン・ラセルダだ。3選手ともLFA出身、ボンフィム兄弟はコンテンダーシリーズを経てUFCへ。兄弟揃ってのオクタゴン初陣となる。

特にボンフィム弟=ガブリエルとムニール・ラジズの対戦は注目だ。質の高いキックボクシングMMAを見せるラジズに対し、デビュー以来13連勝でUFCと契約したボンフィムは3つのKO勝ちと10の一本勝ちを誇るフィニッシャーだ。

ラジズが世界最高峰で戦うとKO率が落ちたように、ボンフィムも一本を取ることが難しくなるのか。仮に過去5試合のうち3試合で見せたように初回でタップを奪うようだとボンフィムは、ボンフィムは早々のトップ15入りも期待しても良いだろう。

■視聴方法(予定)
12月10日(日・日本時間)
午前7時30分~UFC FIGHT PASS
正午~PPV
正午~WOWOWプライム

■UFC283対戦計量結果

<UFC世界ライトヘビー級王座決定戦/5分5R>
グローバー・テイシェイラ: 205ポンド(92.99キロ)
ジャマール・ヒル: 204.5ポンド(92.76キロ)

<UFC世界フライ級王座統一戦/5分5R>
[正規王者]デイヴィソン・フィゲイレド: 125ポンド(56.7キロ)
[暫定王者]ブランドン・モレノ: 125ポンド(56.7キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジルベウト・ドゥリーニョ・バーンズ: 170ポンド(77.11キロ)
ニール・マグニー: 171ポンド(77.56キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジェシカ・アンドラーデ: 125ポンド(56.7キロ)
ローレン・マーフィー: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ポール・クレイグ: 205ポンド(92.99キロ)
ジョニー・ウォーカー: 205ポンド(92.99キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
マウリシオ・ショーグン: 205ポンド(92.99キロ)
イホール・ポティエリア: 205ポンド(92.99キロ)

<ミドル級/5分3R>
グレゴリー・ホドリゲス: 186ポンド(84.37キロ)
ブルーノ・フェヘイラ: 185ポンド(83.91キロ)

<ライト級/5分3R>
チアゴ・モイゼス: 155.5ポンド(70.53キロ)
メルキザエル・コスタ: 155ポンド(70.31キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ガブリエル・ボンフィム: 171ポンド(77.56キロ)
ムニール・ラジズ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ジャイルトン・アルメイダ: 232ポンド(105.23キロ)
シャミル・アブドゥラヒモフ: 263ポンド(119.29キロ)

<ライト級/5分3R>
テレンス・マッキニー: 156ポンド(70.76キロ)
イズマエル・ボンフィム: 156ポンド(70.76キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ヴァルリー・アウベス: 171ポンド(77.56キロ)
ニコラス・ダルビー: 170ポンド(77.11キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
ジョシアニ・ヌネス: 145.5ポンド(66.0キロ)
フェレス・ジアム: 146ポンド(66.22キロ)

<バンタム級/5分3R>
ルアン・ラセルダ: 136ポンド(61.69キロ)
コディ・ステーマン: 135.5ポンド(61.46キロ)

<バンタム級/5分3R>
ダニエル・マルコス: 136ポンド(61.69キロ)
サイモン・オリヴェイラ: 136ポンド(61.69キロ)

The post 【UFC283】計量終了 4度目の対戦=フライ級世界戦。ショーグン、ラストファイト!! ボンフィム弟に要注目 first appeared on MMAPLANET.
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F1 IRIDIUM MMA News o ONE UFC   グレゴリー・ホドリゲス ジュリアン・マルケス ドノヴァン・ビアード

3.4『UFC 285: Jones vs. Gane』でジュリアン・マルケス vs. マーク・アンドレ・バリオー、ボー・ニッカル vs. ジェイミー・ピケット等が判明


 UFCが3月4日にネバダ州ラスベガスで開催する『UFC 285: Jones vs. Gane』でジュリアン・マルケス vs. マーク・アンドレ・バリオーのミドル級マッチが行われることをイリジウム・スポーツ・エージェンシーが発表。

 マルケスは昨年6月の『UFC on ESPN 37: Kattar vs. Emmett』でグレゴリー・ホドリゲスに1R KO負けして以来の試合。バリオーは昨年9月の『UFC Fight Night 210: Sandhagen vs. Song』でアンソニー・ヘルナンデスに3R肩固めで敗れて以来の試合。


Bo Nickal(Sherdog)

 同じく『UFC 285: Jones vs. Gane』でボー・ニッカル vs. ジェイミー・ピケットのミドル級マッチが行われることをMMAJunkieが確認したとのこと。

 ニッカルは現在27歳のアメリカ人でMMA戦績3勝0敗。昨年9月の『Dana White's Contender Series 56』でドノヴァン・ビアードに1R三角絞めで勝利して以来の試合で今回がUFCデビュー戦。NCAAディビジョン1レスリング選手権3度優勝、オールアメリカン4度選出の強豪で以前から注目されていました。ピケットは昨年9月の『UFC 279: Diaz vs. Ferguson』でデニス・トゥルーリンに2R TKO負けして以来の試合で2連敗中。

 両者は昨年12月の『UFC 282: Blachowicz vs. Ankalaev』で対戦予定でしたがニッカルの負傷により中止されていました。今回は仕切り直しマッチとなります。


Esteban Ribovics(Sherdog)

 同じく『UFC 285: Jones vs. Gane』でカムエラ・カーク vs. エステバン・リボヴィッツのライト級マッチが行われることをESPNが確認したとのこと。

 カークは昨年3月の『UFC Fight Night 203: Santos vs. Ankalaev』でデイモン・ジャクソンに2R肩固めで敗れて以来の試合。リボヴィッツは現在26歳のアルゼンチン人でMMA戦績11勝0敗。昨年8月の『Dana White's Contender Series 50』でトーマス・ポールに1R KO勝ちして以来の試合で今回がUFCデビュー戦。続きを読む・・・