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【ONE116】右ストレート、攻め時になると手数を増やすモン・ボーがサマラ・サントスに3-0の判定勝ち

<54.8キロ契約/5分3R>
モン・ボー(中国)
Def.3-0
サマラ・サントス(ブラジル)

ゆっくりとした移動から左ジャブを素早く見せ、右ローを蹴ったモン・ボー。待ちの姿勢のサントスに左右のローを続ける。さらに右オーバーハンドを見せたモン・ボーは、サントスの右オーバーハンドにも左フックを入れる。残り2分、両者に攻めるようレフェリーが注意する。直後に右を伸ばしたサントス、モン・ボーは構わず間合を図り右に回りながらロー。サントスはローからハイ、ロングフックを当てる。そこにカウンターを合わせようとしていたモン・ボーは、踏み込んだ際にバランスを乱す。

上を取ったサントスは、落とされる三角を狙う。防がると、腰を切って腕十字を仕掛けたサントスだが、モン・ボーがラウンド終了まで耐えきった。

2R、モン・ボーは後ろ回し蹴りを見せる。初回と同じように左右のローを蹴るモン・ボーが、右を伸ばすも届かない。サントスはローを返し、左ジャブ。距離を取ったモン・ボーはワンツーを放つ。前に出てきたサントスの頭を抱えてパンチを連打したモン・ボーは、右を差して投げるようにテイクダウンを奪う。

足を一本越えたモン・ボー、サントスがすぐにフルガードに戻る。ハイガードに移行したサントスはガードを開け、ラバーガードを狙うもすぐにクローズドに戻す。ガードの中で動きが少ないモン・ボーは起き上ってスタンドへ戻る。右を被弾してサントスが下がったところでラウンド終了となった。

最終回、鋭い右ローを蹴ったモン・ボー。距離が近づき組んできたサントスを突き放す。モン・ボーは左リードフックも、狙いはワンツーの右だ。サントスはこの右に踏み込みを封じ込まれる。必死に組んだサントスだが、エルボーを被弾する。それでもフックを打っていったサントスに、モン・ボーはケージに押し込みボディロックからテイクダウンを狙う。

ヒザをつき、すぐに立ち上がったサントスは離れて前に出るが、右が待っている。モン・ボーは攻めが右ストレートに絞っているが、決定打はない。残り25秒、左右のフックを入れ姿勢を乱したサントスからマウントを取ったモン・ボーがエルボー、パンチを落としタイムアップに。

攻め時が来ると、一気に攻撃をまとめたモン・ボーが3-0で判定勝ちを手にし「減量が大変だった」と話した。


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【ONE116】1月22日、青木真也✖──組み負ける可能性もある?!──ジェイムス・ナカシマ戦、正式発表

【写真】ようやく正式発表となった青木とナカシマの一戦(C)KEISUKE TAKAZAWA & MMAPLANET

7日(木・現地時間)、ONE Championshipより22日(金・同)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE116「Unbreakable」のカードが発表された。

そして昨年のクリスマス前に海外メディア発信から国内でも情報が出回っていた青木真也✖ジェイムス・ナカシマ戦が正式にアナウンスされた。青木にとってONE本戦出場は一昨年10月の日本大会以来、実戦は昨年9月のRoad to ONE03の江藤公洋戦から4カ月ぶりとなる。

一方のナカシマは10月30日に収録されたONE世界ウェルター級選手権試合で、キャムラン・アバソフに敗れキャリア初黒星を喫している。デビューから13試合、ユニファイド及びONEと全てウェルター級で戦ってきたナカシマにとって、水抜き減量禁止の77.2キロ=ONEライト級での試合は初めてとなる。


(C)LFA

上記にあるようにアバソフに敗れたナカシマだが、それまではデビューから12連勝してきた。ONEではルイス・サッポ、そして岡見勇信に勝利している。

そのナカシマ、米国時代には後のUFCファイターであるデリック・クランツを破りLFAウェルター級王座に就くと、UFCにステップアップを果たす前のカイル・スチュアートを相手に防衛に成功し、ONEと契約した。

ナカシマという姓を持つが、日本人の血は流れておらず──父親が日本人ファミリーの養子だった。祖父は日本人、祖母がLA生まれの日系米国人という環境だったが、その祖母の影響を幼少期に受けたというナカシマは、非常に寡黙な人物でケージの中でも黙々とレスリング&柔術を融合させたスタイルで戦う。

テイクダウン、コントロール、スクランブルでの仕掛けが軸のナカシマ、青木にとっても北米スタイルのファイターとの対戦は、極端な体格差はあったベン・アスクレン戦以来となる。いずれにしても組みが強く、体格で上回るナカシマは青木にとって非常に危険な相手であることは間違いない。

そんなONE116の上位2試合は共にSuper Seriesのキックボクシング世界戦で、メインは世界バンタム級王者アラヴェル・ラマザノフがカピタン・ペッティンディーアカデミーの挑戦を受け、コ・メインも同じキックの世界戦でライト級王者レギン・アーセルが、ムスタファ・ハイダを相手に防衛戦を行う。

この他、ライブ枠MMAマッチは青木✖ナカシマ以外に3試合、女子アトム級戦でモン・ボーとサマラ・サントスとマッチアップされている。この試合は今年開催が決まっている女子アトム級GPへの出場査定試合となることは間違いないだろう。

■視聴方法(予定)
1月22日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE116対戦カード

<キックボクシング世界バンタム級選手権試合/3分5R>
[王者] アラヴェル・ラマザノフ(ロシア)
[挑戦者] カピタン・ペッティンディーアカデミー(タイ)

<キックボクシング世界ライト級選手権試合/3分5R>
[王者]レギン・アーセル(オランダ)
[挑戦者] ムスタファ・ハイダ(イタリア)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
青木真也(日本)
ジェイムス・ナカシマ(米国)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)
ザキムラッド・アブデュラエフ (ロシア)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
モン・ボー(中国)
サマラ・サントス(ブラジル)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
リト・アディワン(フィリピン)
ハシガトゥ(中国)

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