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Report UFC UFN ESPN+45 UFN187 ブログ ベラル・モハメッド レオン・エドワーズ

【UFN187】エドワーズのアイポークで、涙を見せたベラル・モハメッドが続行不能=ノーコンテストに

<ウェルター級/5分5R>
レオン・エドワーズ(英国)
NC.2R0分18秒
ベラル・モハメッド(米国)

サウスポーのエドワーズに対し、モハメッドは左に回る。左ハイから左ミドルを蹴ったエドワーズが、左フックを繰り出す。モハメッドも左ジャブを当てるが、逆に左を被弾する。組みついたエドワーズはケージ際のクリンチでダブルレッグにレベルチェンジ。直ちに左を差して体を入れ替えたモハメッドが離れる。

エドワーズは左ストレートから間をおいて、左ハイキックを蹴る。右側頭部に当てられ、動きが落ちたモハメッドだが、距離が近づくと組んでケージにエドワーズを押し込む。離れたモハメッドが右ミドル、直後にアイポークがあったアピールし試合が中断される。即座に再開されると、エドワーズが圧力を高めワンツーで左をヒットさせる。さらに左フックを入れたエドワーズは、モハメッドの右ハイをキャッチもテイクダウンは狙わず初回が終わった。

2R、ジャブの差し合いからエドワーズが左ミドル、そのタイミングでアイポークがあったようでモハメッドが左目を抑えて、しゃがみ込む。Fワードを口走り、涙を見せるモハメッドは試合続行は無理か──。レフェリーは試合終了を宣言、ノーコンテストに。メインカードで2試合目のNCとなった。


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Report UFC UFN ESPN+45 UFN187 ギャビン・タッカー ダン・イゲ ブログ

【UFN187】ダン・イゲ、22秒でギャビン・タッカーをKOしコリアンゾンビ戦をアピール!!

<フェザー級/5分3R>
ダン・イゲ(米国)
Def.1R0分22秒by KO
ギャビン・タッカー(カナダ)

サウスポーのタッカーと、オーソのイゲ。互いに前手を出しながら、間合を図る。イゲは左クロス、タッカーは右ローを見せてからワンツーで左を打とうと踏み込む。ここでイゲは右を合わせると、タッカーはこの一発で腰から崩れ落ち勝負は決した。

秒殺劇に「自分でも何が起こったか分かっていないよ。ここに来られて凄くハッピーだよ。1R、KOなんてね。家で待っている息子に会いたいよ。次、コリアンゾンビと戦いたい。彼は僕のこと知らないからもしれないけど」とイゲは話した。


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Report UFC UFN ESPN+45 UFN187 シャルル・ジョーダン ブログ マルセロ・ロッホ

【UFN187】オールタイム・ベストバウト賞モノの激闘。シャルル・ジョーダンがマルセロ・ロッホをKO

<フェザー級/5分3R>
シャルル・ジョーダン(カナダ)
Def.3R4分31秒by TKO
マルセロ・ロッホ(アルゼンチン)

UFC初陣のロッホが左右のローを蹴る。ジョーダンは左前蹴り、ミドルからミドルハイを蹴る。蹴りの距離から踏み込んで左を狙うジョーダンに対し、ロッホも飛び込んで右を振るい右の蹴りに繋げる。距離を詰めたジョーダンは首相撲。ボディロックテイクダウンで切り返したロッホだが、ジョーダンもすぐに立ち上がる。

構えを変える両者、ジョーダンのステップイン+左にロッホはヒザで応える。この近い距離でアッパーを繰り出すなど、ロッホが拳の距離で試合をリードする。ジョーダンは蹴りからパンチ、そこにパンチやヒザを合わせるロッホ。左の蹴りで右の軸足をローで払われ、バランスを崩したジョーダンは出入りを殺され、左ボディフック被弾する。続いて右フックを打っていくロッホは、右から首相撲にボディの連打を受ける。力強い打撃戦はロッホがリードした。

2R、ロッホが右ロー、ジョーダンが左ストレートを当てるも前に出たロッホが左右のフック、ボディフック、ヒザ蹴りと攻勢に出る。初回と同じように軸足にローを入れるロッホに対し、ジョーダンはオーソから右ストレートを当てる。パンチで距離が詰まると首相撲でヒザを入れるロッホが、アイポークがあったとブレイクを要求する。再開後、ガードの上から左ミドルハイを2つ見せたジョーダンがローからワンツーを放つ。ロッホはパンチの距離で圧力が高い攻撃を仕掛け、蹴り足をとられてもパンチを振るい、離れたジョーダンに左ボディフックを思い切り打っていく。

続いてワンツーから組み、バックに回ったロッホは自ら離れ、ワンツーからスピニングバックエルボーを狙う。これをかわしたジョーダンだが、蹴りから展開を作れない──ジャブから右を伸ばす。ロッホはこの距離になるとヒザを見せ、さらに左ボディにつなげ、ついには右ボディフックを決める。この間、前足を蹴られていたジョーダンが、跳びヒザを決め、効いたロッホにパンチを纏めて最終回につないだ。

3R、ロッホのローにワンツーを合わせるジョーダンは、近距離でもボディを連打する。前足を効かされながら、ジャブやストレートを左右から伸ばすジョーダンに対し、ロッホはスタミナが切れ始めたか。ボディから顔面にパンチを被弾するロッホは、これまでのように打ち返すことができない。と左ストレートを打ち込み、ダウンを奪ったジョーダンがパウンドで追撃を加える。

ガードを取ったロッホに対し、立ち上がったジョーダンはボディを思い切り打ち顔面に鉄槌を入れると一旦離れる。ブレイク待ちかと思われたが、ジョーダンは走ってケージへジャンプ──ショータイムキックからパウンドを落とす。このまま勢いのあるパウンドを続けるジョーダンはパス狙いから、嫌がったロッホのサイドバックに回り、腹が固めへ。

パンチを入れながら離れて立ち上がったジョーダンが、スタンドで仕留めに行く。ロッホもここで首相撲からヒザを返し、フックの連打を打ち込む。ジョーダンも組みの距離でボディを連続で入れ、意識が腹に集中したロッホのテンプルを左フックで打ち抜いたジョーダンがオールタイム・ベストバウト賞モノの激闘で、逆転KO勝ちを手にした。

「2021年を良い1年にしたくて、最高のスタートを切れた。立ちの展開ならリードしてきたけど、彼は強かった。2週間のショートノーティスであの動き、ライト級で彼はトップだと思う」とジョーダンは話した。


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Report UFC UFN ESPN+45 UFN187 ハニ・ヤヒーラ ブログ レイ・ロドリゲス

【UFN187】That is ハニ・ヤヒーラ。渾身のテイクダウンから抑え続け、肩固めでロドリゲスを破る

<バンタム級/5分3R>
ハニ・ヤヒーラ(ブラジル)
Def.2R3分09秒by 肩固め
レイ・ロドリゲス(米国)

ガードの上から右ハイを蹴ったロドリゲスが右を当てる。即組みに行ったヤヒーラが、ケージに押し込み体を回しながらテイクダウンを奪う。ハーフで抑えたヤヒーラは腰を押され、エビを使われても足を戻させず肩固めの機会を伺う。ケージを蹴り、左腕でヤヒーラを押して耐えるロドリゲスだが、頭を抱え危ない場面も。

枕で抑え殴るヤヒーラが削り、ロドリゲスはスクランブルに持ち込めない。それでもフルガードに戻したロドリゲスの右を足をすぐに越したヤヒーラはブリッジに合わせて、肩固めへ。ロドリゲスが戻し、初回が終わった。

2Rはロドリゲスの左ハイからスタート。ガードしたヤヒーラは続くワンツーフックにガードを固め、ミドルを蹴られながら右を打ち返す。直後にダブルレッグに出ると、シングルに移行して頭を股間の下に入れ、アンクルピックで背中をつかせる。ここも肩固めを狙いつつハーフで抑えるヤヒーラに対し、ロドリゲスがケージキックからエビを使い懸命に左手でフレームを作る。ロドリゲスが足を戻しバタフライフックも、ヤヒーラは左足を越えてパスを決めるや、そのままハーフに戻りつつ肩固めをセットする。

深く入り、ロドリゲスは右手を戻せずタップを強いられた。完全に自分の試合でロドリゲスを破り、UFC生活11年目の初戦を勝利したヤヒーラは「ずっと練習してこの試合に備えてきた。最高の気分だ。この気持ちを味わうために戦っている。凄く幸せだよ。彼の動きは学び、逆側に回れば違う展開に持ち込めると思った」と非常に冷静に勝利を振り返った。


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Interview UFC UFN ESPN+45 UFN187 ギャビン・タッカー ダン・イゲ ブログ

【UFN187】タッカーと再起戦、沖縄にルーツを持つダン・イゲ「25分を戦い、15分なら何でもできる」

【写真】計量を終え、あとは試合開始を待つばかりだ (C)Zuffa/UFC

13日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFN187:UFN on ESPN+45「Edwards vs Muhammad」が開催される。

同大会では昨年7月のカルヴィン・ケイター戦の敗北から、再起を誓うダン・イゲが、ギャビン・タッカーと戦う。

7連勝こそならなかったが、UFCで6試合連続で勝利を挙げることができる選手がどれだけにいるのか。そのダン・イゲは日系ハワイアン、沖縄にルーツのある彼が日本MMAとの思い出と、今回の試合への意気込みをZoomインタビューで話してくれた。


──ギャビン・タッカー戦が今週末に迫ってきました(※取材は現地時間の3月9日に行われた)。今の調子はいかがですか。

「前の試合から8カ月、この間しっかりと練習してきたから絶好調だよ。過去最高の体調で、ギャビン・タッカーのようなタフな相手と戦えてワクワクしている」

──8カ月のインターバルは少し長かったですね。

「僕自身は何も問題なかった。ただ、それ以前は18カ月で6試合も戦ったから、今回の試合のない間にもう一度集中力を取り戻せた。技術的にも自分を見直すことができたしね。体の反応を見て、気持ち的にもハングリーさを取り戻したよ。

試合がない間も時間を無駄にはしなかった。いつもジムにいき、成長してきた。この間に新しくなったダン・イゲを試合で見せたいと思う」

──前回の試合はカルヴィン・ケイターに敗れましたが、それ以前はミルサッド・ベキッチ、エジソン・バルボーサを破るなど6連勝でした。しかし、あの1敗でまたタイトル挑戦権を待つ列で並び直しが必要になりました。

「このスポーツに身を置いている限り勝ち負けはついて回る。6連勝しながら、前回の試合で負けてしまったのは残念だけど初めてUFCでメインイベントを戦い、5Rも経験できた。あの試合で学んだことは多いよ。25分間戦う経験は、お金で買うことはできない。だから、きっと強くなれたはずだ。あの試合結果で支払った代償はギャビン・タッカー戦で回収させてもらうよ」

──25分間の試合で一番学べたことは何ですか。

「一番の違いは気持ちの持ちようかな。25分間戦ったことで、15分の試合は気楽に考えられるようになった。ハイペースで戦い続けることができる。15分間なら、何でもデキる。それが分かったよ」

──ところでイゲというファミリーネームですが、ダンの出身地であるハワイ州の州知事はデイヴィッド・イゲという沖縄からハワイに移住した日本人の血が流れています。

「州知事と関係はないけど、僕のルーツも沖縄だよ。僕はクォーターで、父はハーフジャパニーズだ。母は太平洋の島々の血が流れている。そういうファミリーヒストリーはイカしているよ。

僕が生まれ育った環境がどれだけ日本の影響を受けたかは分からないけど、柔術を最初に習ったサンセットビーチ柔術のコーチはエンセンとイーゲン井上の練習仲間だったんだ。柔術とMMAデベロップメントというジムで、トレーニングを始めた。

ハワイの人間にとってマーシャルアーツをすることは文化だ。そして僕にとってプロMMAの2戦目はパンクラス・ジャパンとの対抗戦だった。僕はハワイ代表として、日本人と戦ったんだ(※2015年2月6日、中島太一にスプリット判定負け)」

──パンクラス・ハワイ大会では戦った中島選手は15戦ほどのキャリアが既にありました。

「ナカジマは経験豊かなファイターだったけど、僕にとってはハワイ代表として戦えて凄く大きな経験になった。スプリットで負けたとはいえ、彼と3R戦えたことがUFCファイターになれる道を進むことができるきっかけになったと思っている。

あの時はナカジマに勝って、日本で戦いたいという希望を持っていたけど、ラスベガスに移り住み僕の目標も変わった。でも日本はこのスポーツの大きな歴史を創ってきた国だから、引退するまでに必ず日本で試合をしたいと思っている」

──ところで今、MMAでは多くのハワイアン・ファイターが活躍していますね。

「ハワイはタレントの宝庫だよ。ただし、しっかりとしたマネージメントが存在していないんだ。選手を育てるという意味でもハワイのベストファイター同士が試合をして、レコードを傷つけあっている。そうやって上に行く機会を失う選手も少なくない。

どうすれば良いか分からないけど、このハワイの状況を改善していくのが僕のゴールなんだ」

──その夢が実現するためにも、今回の試合も含め全てが大切になってきますね。

「ギャビン・タッカーは3連勝中のウェルラウンダーだ。柔術も黒帯で、僕らは似ているかと思う。打撃を多用し、テイクダウンに行くという点でも。きっと見ていて楽しい試合になると思うよ。ファンはファイアーワークス、2台の車の激突を楽しんでほしい。

成長したところを全て見せて、打撃、レスリング、グラップリングという全ての局面で上回り、僕の方が優れたファイターだと証明するよ」

──ダン、ありがとうございました。

「こちらこそ、MMAの大切な歴史を持つ日本のファンに僕のことを伝えてくれてありがとう」

■視聴方法(予定)
3月14日(日・日本時間)
午前7時~UFC FIGHT PASS

■UFN187計量結果

<ウェルター級/5分5R>
レオン・エドワーズ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ベラル・モハメッド: 170ポンド(77.11キロ)

<ライトヘビー/5分3R>
ミシャ・サークノフ: 205ポンド(92.99キロ)
ライアン・スポーン: 206ポンド(93.44キロ)

<フェザー級/5分3R>
ダン・イゲ: 145.5ポンド(66.0キロ)
ギャビン・タッカー: 146ポンド(66.22キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジョナサン・マルチネス: 136ポンド(61.69キロ)
デイヴィー・グラント: 135.5ポンド(61.46キロ)

<フライ級/5分3R>
マテウス・ニコラウ: 125.5ポンド(56.92キロ)
マネル・ケイプ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ミドル級/5分3R>
エリク・アンダース: 186ポンド(84.37キロ)
ダレン・スチュワート: 185.5ポンド(84.14キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
アンジェラ・ヒル: 115.5ポンド(52.38キロ)
アシュリー・ヨーダー: 116ポンド(52.62キロ)

<フェザー級/5分3R>
シャルル・ジョーダン: 145.5ポンド(66.0キロ)
マルセロ・ロッホ: 145.5ポンド(66.0キロ)

<バンタム級/5分3R>
ハニ・ヤヒーラ: 136ポンド(61.69キロ)
レイ・ロドリゲス: 135.5ポンド(61.46キロ)

<ライト級/5分3R>
ナスラ・ハクパレス: 156ポンド(70.76キロ)
ラファ・ガルシア: 156ポンド(70.76キロ)

<女子フライ級/5分3R>
コートニー・ケイシー: 126ポンド(57.15キロ)
JJ・オルドリッチ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ジン・ユ・フレイ: 115.5ポンド(52.38キロ)
グロリア・ジ・パウラ: 115.5ポンド(52.38キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイソン・ウィット: 171ポンド(77.56キロ)
マシュー・セメルスバーガー: 169.5ポンド(76.88キロ)

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News UFC UFN ESPN+45 UFN187 ハニ・ヤヒーラ ブログ ベラル・モハメッド マテウス・ニコロウ マネル・ケイプ レイ・ロドリゲス レオン・エドワーズ

【UFN184】計量終了 チマエフ戦が3度流れたエドワーズ、マネル・ケイプ、17戦目のヤヒーラ揃ってパス

【写真】オクタゴン初勝利なるか──マネル・ケイプがマテウス・ニコラウとフェイスオフ (C)Zuffa/UFC

12日(金・現地時間)、13日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEX で開催されるUFN187:UFN on ESPN+45「Edwards vs Muhammad」の計量が行われた。

昨年3月のタイロン・ウッドリー戦から、3度に渡るカムザット・チマエフ戦の延期(※チマエフが新型コロナウィルス感染の後遺症で引退発表も、ダナ・ホワイトは感情的になっていただけと否定)と、1年8ケ月繰りの実戦とレオン・エドワーズと、現在4連勝中のベラル・モハメッドのウェルター級戦がメイの同大会。

エドワーズ、モハメッドともに問題なく計量をパスし、全13試合=26人の出場選手全員に体重オーバーは見らなかった。


オクタゴン2戦目で初勝利を目指すマネル・ケイプは、対戦相手のマテウス・ニコラウと共に125.5ポンドで計量を終えている。

7試合組まれたプレリミで注目は、ついにUFCでの活動が10年──つまりUFCがWECを買収した先に契約が移管されてから、オクタゴンで戦い続けてきたハニ・ヤヒーラか。

この間、タイトル戦線に顔を覗かせることも、ほぼほぼメインカードで試合をすることもなかったヤヒーラは、オクタゴン17戦目を戦う。

驚くべきことに勝ち星は12で、1試合はNC、1分もあり敗北は僅か4試合という高勝率を誇っている。廣田瑞人、金原正徳、田中路教という日本を代表するファイターに判定勝ちを収めている。コントロールでヘロヘロになりながら判定で勝ち切るという印象の強いハニだが、そのヒール、肩固め、キムラ、ノースサウス・チョークと5試合で一本勝ちしている。

これらのフィニッシュを見てわかるように、ヒール以外は全て足を抜いて抑え込んで極めたモノ。いかにハニが、打撃と組み&スクランブル全盛の最高峰にあって、地道にテイクダウンからしっかりとポジションを取るという基本に忠実な組技及び寝技を研磨してきたかが分かるというモノ。

対するレイ・ロドリゲスはCombate Americas、LFA、コンテンダーシリーズというフィーダーショーで経験積み、今回がUFC2戦目(※1勝1敗)の戦績16勝7敗の選手だ。年齢的にはロドリゲスは33歳で、ハニの3歳年少でしかない。パワーテイクダウン、下からの極めのあるロドリゲスは、動きの多くが前後で──ハイの組みに捕まる可能性は高い。しかし、組みで対抗できるロドリゲスは凌いで、ハニのスタミナのロスを誘って柔術で勝負ということも可能だろう。

■視聴方法(予定)
3月14日(日・日本時間)
午前7時~UFC FIGHT PASS

■UFN187計量結果

<ウェルター級/5分5R>
レオン・エドワーズ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ベラル・モハメッド: 170ポンド(77.11キロ)

<ライトヘビー/5分3R>
ミシャ・サークノフ: 205ポンド(92.99キロ)
ライアン・スポーン: 206ポンド(93.44キロ)

<フェザー級/5分3R>
ダン・イゲ: 145.5ポンド(66.0キロ)
ギャビン・タッカー: 146ポンド(66.22キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジョナサン・マルチネス: 136ポンド(61.69キロ)
デイヴィー・グラント: 135.5ポンド(61.46キロ)

<フライ級/5分3R>
マテウス・ニコラウ: 125.5ポンド(56.92キロ)
マネル・ケイプ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ミドル級/5分3R>
エリク・アンダース: 186ポンド(84.37キロ)
ダレン・スチュワート: 185.5ポンド(84.14キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
アンジェラ・ヒル: 115.5ポンド(52.38キロ)
アシュリー・ヨーダー: 116ポンド(52.62キロ)

<フェザー級/5分3R>
シャルル・ジョーダン: 145.5ポンド(66.0キロ)
マルセロ・ロッホ: 145.5ポンド(66.0キロ)

<バンタム級/5分3R>
ハニ・ヤヒーラ: 136ポンド(61.69キロ)
レイ・ロドリゲス: 135.5ポンド(61.46キロ)

<ライト級/5分3R>
ナスラ・ハクパレス: 156ポンド(70.76キロ)
ラファ・ガルシア: 156ポンド(70.76キロ)

<女子フライ級/5分3R>
コートニー・ケイシー: 126ポンド(57.15キロ)
JJ・オルドリッチ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ジン・ユ・フレイ: 115.5ポンド(52.38キロ)
グロリア・ジ・パウラ: 115.5ポンド(52.38キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイソン・ウィット: 171ポンド(77.56キロ)
マシュー・セメルスバーガー: 169.5ポンド(76.88キロ)

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Interview UFC UFN ESPN+45 UFN187 ブログ マテウス・ニコロウ マネル・ケイプ

【UFN187】シューズ無しに対応、仕切り直しのマネル・ケイプ「しっかりと僕の動きを見てほしい」

【写真】UFCデビュー戦前に続き、Zoomで取材に応じてくれたマネル・ケイプ (C)Zuffa/UFC

13日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFN187:UFN on ESPN+45「Edwards vs Muhammad」が開催され、マネル・ケイプがオクタゴン2戦目をマテウス・ニコロウと戦う。

2月6日のアレッシャンドリ・パントージャ戦では、日本で見せたようなアグレッシブさが影を潜めていた感もあったケイプ。そこにはシューズ未着用という問題が存在していた。

あれから40日、問題をリフィックスしたケイプが、UFC初勝利を挙げるためだけでなく、世界のトップファイターであることを証明するためにオクタゴンに再び足を踏み入れる。


──ショートノーティスでマテウス・ニコロウ戦のオファーを受けました。

「この試合は僕にとってはショートノーティスではなかったよ。前回の試合後、1週間休んでからずっとハードな練習をしてきたからね。

UFCからPIで練習する機会を与えてもらい、カビブ・ヌルマゴメドフたちとラスベガスでトレーニングをしてきたんだ」

──PIではフライ級のトレーニング・パートナ―もいたのですか。

「PIには僕だけでなくAKAの練習仲間と来ているから、サンノゼにいる時と同じメンバーとトレーニングできるんだ。彼らは僕より少し大きいけど、それはこれまでと何ら変わらないしね。

大きいということは、僕より強い。僕より優れたファイターと練習することで、成長できた。ラスベガスでもそういう状況にあって試合のオファーが届いた。ケガもないし、断る理由はなかったよ」

──UFCデビュー戦となったアレッシャンドリ・パントージャ戦ではUFCジッターかと思えるような、日本で戦っていた時のようなアグレッシブさが見らなかったです。何か問題があったのですしょうか。

「調子は良かったよ。動きも問題なかった。ただし、何度も足を滑らせてしまった。戦い自体は悪くなかったんだ。もちろん、もっとできると自分でも思っているけどね」

──日本のファンもあの試合がマネルの実力が全て発揮できたとは思っていないはずです。

「僕はもっと殴り合いたかったけど、パントージャがそういう試合をしてこなかった。とにかく足が滑って、安定性を欠いてしまったんだ。RIZINでもウルカ・ササキ、キョウジ・ホリグチと戦った時は裸足だった。凄くスリッピーだったよ。

凄く足が滑って思うように戦えないから、シューズを履かして欲しいと申し出たんだ。RIZINではシューズの着用が認められていたからね(シューズ着用の場合はサッカーボールキックが認められいなかったが、現在はあらゆる蹴りは禁じられた)。

シューズを履くことで僕の試合は劇的に変わった。よりアグレッシブなストライカーになり、フィニッシュできるようになった。それがパントージャと戦った時は、シューズを履いていないから凄く足が滑って体力を消耗してしまったんだ。

結果、相手のことよりも自分が滑らないようにってばかり気持ちもいってしまった。練習では本当に動きも良かったし、最高の状態だったのに試合でそれを見せることができなかった。これは文句を言っているわけじゃないよ。パントージャは素晴らしい試合をしたのも事実だからね。

それでも彼の動きは全部見えていたし、パントージャの動きが何か僕に問題になることはなかったんだ。彼のアタックは全て防御し、ディフェンスできた。ただ、僕の動きに問題があっただけで」

──北米ユニファイドルールではシューズの着用は認められいないですが、その問題は解決できて今回の試合を戦うことができるのでしょうか。

「僕の足はドライ過ぎた。だからもっとウェットにして戦えば良い。もう修正できたよ。それもあって、このオファーを受けたというのもある。僕はUFCの次のスターになる力があることを証明したいから。

スタンスやバランスもアジャストした。だからニコラウの試合では、しっかりと僕の動きを見てほしい。凄く自身はあるよ。思い通りの動きができるはずだから」

──ニコロウはどのようなファイターだと思いますか。

「良いファイターだ。きっと噛み合うよ。僕とよく似ているアグレッシブなファイターだ。ただし彼がオーソドックスなのに対し、僕はオーソドックスでもサウスポーでも同じだけパワーがあり、同じように動くことができる。それが僕にとってアドバンテージになるだろう。

加えてさっきも言ったように僕は自分より大きな選手と練習しているから、ニコラウが彼らよりもパワーがあるはずがない。僕はキャンプ期間中ロシアン・ファイターにタップされ続けてきたからね。この経験が如何に試合に生きるのか、自分でも楽しみだよ」

──今回こそ、本当のマネル・ケイプをオクタゴンで見ることができそうですね。

「もちろん。日本だけじゃなく、また米国だけじゃない。MMAが僕の居場所なんだ。世界のトップファイターであることを土曜日の夜に証明する」

──マネル、インタビューを受けていただきありがとうございました。日本のファンも日曜日の朝にUFC初勝利の報が届くことを期待してるはずです。

「アリガトウ。コロナが収束すれば、可能な限り早く日本に戻りたいと思っているよ」

■視聴方法(予定)
3月14日(日・日本時間)
午前7時~UFC FIGHT PASS

■UFN187対戦カード

<ウェルター級/5分5R>
レオン・エドワーズ(英国)
ベラル・モハメッド(米国)

<ライトヘビー/5分3R>
ミシャ・サークノフ(カナダ)
ライアン・スポーン(米国)

<フェザー級/5分3R>
ダン・イゲ(米国)
ギャビン・タッカー(カナダ)

<バンタム級/5分3R>
ジョナサン・マルチネス(米国)
デイヴィー・グラント(英国)

<フライ級/5分3R>
マテウス・ニコロウ(ブラジル)
マネル・ケイプ(アンゴラ)

<ミドル級/5分3R>
エリク・アンダース(米国)
ダレン・スチュワート(英国)

<女子ストロー級/5分3R>
アンジェラ・ヒル(米国)
アシュリー・ヨーダー(米国)

<フェザー級/5分3R>
シャルル・ジョーダン(カナダ)
マルセロ・ロッホ(アルゼンチン)

<バンタム級/5分3R>
ハニ・ヤヒーラ(ブラジル)
レイ・ロドリゲス(米国)

<ライト級/5分3R>
ナスラ・ハクパレス(ドイツ)
ラファ・ガルシア(メキシコ)

<女子フライ級/5分3R>
コートニー・ケイシー(米国)
JJ・オルドリッチ(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
ジン・ユ・フレイ(米国)
グロリア・ジ・パウラ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイソン・ウィット(米国)
マシュー・セメルスバーガー(米国)

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