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ABEMA Interview J-CAGE Special ブログ 北野雄司

【Special】WithコロナのJ-MMA─02─ABEMA北野雄司Pに訊く「共有する場所、時間をできるだけ減らす」

【写真】現状の検査では感染を起こる。よってゾーニングで予防対策をこうじるABEME中継大会だ(C)MMAPLANET

COVID19のパンデミック、地球はニューノーマルの時代を迎えた。日本でも4月と5月の緊急事態宣言を経て、6月から経済活動が再開も、事態が終息することはない。

MMA界はかつてない状況のなかを生き抜く努力をしている。MMAPLANETでは各MMA大会の新型コロナウィルス感染に関しての現状とこれからを尋ねた。

2人目は緊急事態宣言下、4月17日にRoad to ONE02、5月31日にプロ修斗公式戦が会場非公開のABEMAテレビマッチを中継し、いち早くコロナと共生路線を打ち出していてABEMA格闘ch北野雄司プロデューサーの話を訊いた。


──無観客ライブ中継大会しか行われなかった4月と5月を経て、限定ながら客入れをした格闘技イベントの再開から2カ月。4月17日以来となるRoad to ONEが開催されます。新型コロナウィルスは存在し、そのなかで経済活動が再開された。そこが4月とは違うのですが、本質的にワクチンも薬もないかでイベントを行うことは変わらないです。

「ハイ。そうですね。これまでお客さんが会場にいるイベントはKrushやRISE、修斗の生中継で関わらせていただきました。今からすると4月にROAD TO ONE02があったことが、もの凄く昔のように感じます。あの時と比較すると、K-1もRIZINもイベントを開いていますし、海外の格闘団体でも続々と活動を再開していることもあり、色々な実例を学べています。

それと我々と同じサイバーエージェントグループのNOAHとDDTというプロレスの大会にも関わらせていただいたことで、より経験を積むことができたと思います。今は何よりプロ野球とJリーグが観客を動員して行っている。そして4000人から5000人というファンが会場に足を運んでいます。同じような規模でイベントを開く人、もっと大規模にそして頻繁にやっている人がいます。そういう人達からも学びがあります」

──「こんな時に〇〇を」という言葉を口にするアスリートはいますが、プロ野球は毎日のように行われ、世界中からスポーツの結果が届くようになった。4月とはまるで違うんだという感覚があります。

「そうですね。だから今でも選手は試合があると、『こんな時に試合を組んでいただいて』という風に感謝の言葉を口にします。ですが、僕はもうその言葉は言わなくても良いんじゃないかと感じています。久しぶりに自分がリングやケージに立つと、自然にそう感じるのかもしれないですが……」

──もう、これは普通だと。そんななか大きな規模のイベントから学べるという言葉がありましたが、具体的な事例があったのでしょうか。

「もともとJリーグの方たちが、5月に実施した修斗の無観客大会を視察しにくださいました。そういう縁もあり、今では私たちより経験を重ねているJリーグの方とは色々と話しをさせていただいていますし、Zoomで報告会のようなこともしています」

──Jリーグの学びなどもいかし、今回の大会の予防対策はどのようなことを行われますか。

「ONEの名前をお借りして行う大会ですし、海外ではUFCもそうしているように、PCR検査を複数回行って、選手や関係者が陰性状態にあることを証明し続けてイベントを開こうと思います。現状の有効な陰性証明の手段というのがPCRしかないので、PCR検査を重ねて行っていきます。この記事が出る頃には2回目が終了したところじゃないかと思います。

ここまで私たちも格闘技やプロレス団体のPCR検査を延べ600件ぐらいやってきましたが、陽性だった人はゼロなんです。そういう意味で格闘技やプロレス業界の人たちの健康管理に対して信頼はあります。ですが、それが安全の裏付けとは言い切れません。

どれだけ検査をしても直後から感染のリスクは生まれます。だからこそ、次のフェーズとしてやるべきことは会場の中でのゾーン分け、ゾーニングです」

──動線を引くということですね。

「ハイ。PCR検査を極力多くの人が受けたうえで、ゾーンを分け、選手やスタッフを守る。会場をいくつかのエリアに分けて、グループ同士が接触する接点を可能な限り少なくしようと思っています。ゾーニングは、Jリーグや海外サッカーリーグがやっていることを参考にさせていただいています」

──選手とセコンド、それぞれのスタッフ、メディア、観客が会場にいます。

「まずグループを4つに分け、その中でゾーニングを行います。例えば選手や中継の出演者など、ケージサイドにいる人たちをAグループとします。Aグループの人たちは、大会前に1回から2回のPCR検査を受け、陰性の可能性が極めて高い人しか入れないゾーンを用意し、そのゾーンの中だけを移動ができるようにします。

続いてBグループですが、このグループは運営の中核メンバーなどがあたります。このメンバーには少なくとも1回はPCR検査を受けてもらいますが、それでもAグループとの接触は限られた数名が行い、感染リスクを高めないようにします。

そして、Cグループは技術スタッフなどです。このグループは「複数回のPCR検査を受けること」を必須としませんが、AグループやBグループと接触できる場所にはそもそも行きません。仕事をする場所や時間帯が異なるので、一切接点を持たないということです。

なお、取材を行う方々でも、PCR検査を受けていただいた方はBグループとなり、ケージサイドでの撮影や試合後の選手インタビュー等を、ソーシャルディスタンスを十分に取ったうえで行っていただきます。

そうでない方々は申し訳ないですが──Cグループとなり、選手とは対面しない形で試合をチェックしていただきます。

滞在する空間・場所、それと時間軸という面でゾーニングをしていきたいんです。他のグループが同じ場所を使うとしても、使う時間が違っていれば、両者が使用していない間にそこを消毒すれば、感染確率を下げられます。

最後に、観客とその対応をするスタッフというDグループがいて、AからDまでゾーニングをして、グループごとの人たちがそれぞれ接触しないようにします」

──それぞれがどれぐらいの人数になりそうですか。

「今回で言うと、AグループとBグループは20人規模ですが、Cグループになると数が増えます。その人数が全員PCR検査を受けると、興行全体の収支を脅かすことになります。だからCグループの全員を検査することは難しく、Cグループのなかにも限られた少数のメンバーだけ、Bグループとやりとりをすれば仕事が遂行できるようにします。

例えば僕自身はBグループに当たりますが、Cグループの人とは同じ会場にいてすれ違うことこそあれ、濃厚接触することはない、というような感じです」

──そうすると仮にCグループに感染者がいても、ゾーニングを徹底することで、その他のグループの皆さんに感染するリスクは相当に抑えることができるということですね。

「ハイ、僕らもお客さんとは一切接点がないようにしていきたいです。地上階に選手や演者さんの控室を設け、ケージサイドにいる人達がいる。2階の踊り場に中継など、技術さんたちがいて、その間の行き来する数を絞ることで感染リスクを下げていきたいです。

あとは申し訳ないですが、搬入作業をしてくださる人は、搬出の時間まで会場でないところで待機していただくなど。共有する場所、時間をできるだけ減らす、そして消毒を行うことでさらに感染リスクを減らせるかと思っています。

ただし以上のようなことを徹底して行っても、会場も大きくないですし感染が起こる可能性は常にあります。なので、これまで通りイベントに参加する方をリスト化して、万が一、が起こった時の追跡調査ができる体制を整えます」

<この項、続く>

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ABEMA Interview Special ブログ 北野雄司

【Special】ABEMA北野雄司に訊く、withコロナの格闘技─02─「PCR検査の実施を視野に」

【写真】客入れした大会も再開される。会場使用時間、キャパは3月以前とはらない。さらなる工夫と細心の予防策が必要になる格闘技イベント&中継だ (C)MMAPLANET

非常事態宣言下のRoad to ONE02、非常事態宣言解除後のプロ修斗公式戦を経て、MMAイベントの開催と中継は次のステップに進むなか、フェーズ02に向けて話を訊いたABEMA格闘ch北野雄司プロデューサー・インタビュー第2弾。

ゾーニングという動線という要素が加わる格闘技イベント、無観客からソーシャルディスタンスを取ったうえでファンの観戦も可能になっていくなか、さらなる感染対策とは。またグラップリング中継の可能性を尋ねた。

<北野雄司インタビューPart.01はコチラから>


──ゾーニングと動線、ここをしっかりと確立できれば交わらない分だけ人員は割けることができそうです。

「理想をいえば、大会の会場に行って生中継をしてきたけど、3人にしか会っていません……というようなことができれば良いですね。さすがにそこまでの実現は難しいかもしれないですが、『ABEMA』で生中継や配信を行う団体とは、しっかり安全対策を行ったうえで観客を動員した大会を開けるようにしていきたいです」

──UFCではケージ内でのインタビューがない。視聴者レベルでいえば、そういう変化が見られますが、取材する側からするとセミ、メイン出場の選手は会場で会見が行われ、それ以外の選手はバーチャルで質疑応答が行われている状態です。

「5月31日の修斗の大会では、岡田遼選手がソーシャルディスタンスをとってメディアの質問を受けているのを見て、やはり勝手知ったる人達の前だからこそ、見せることができる表情があるなと思いました」

──今、言うべきではないかもしれないですが、生の声が聞きたくなるモノです。

「記者の皆さまのお気持ちもわかります。だからゾーニングや時間割を取り入れていくことで、よりリスクを減らしていきたいと思います。そして抗体検査やPCR検査の実施を視野にいれるべきかと思います。

実際、僕宛てに受託検査会社を紹介していただいたりもしています。一定人数のPCR検査を受託検査会社に請け負ってもらえるようでしたら、『高島さん、取材で会場に行くうえで心配であれば、PCR検査を受けてもらうことも可能ですよ』と言えるようにもなります」

──会場を訪れる人間として、自分が感染するのも、感染していたとして人に感染させるリスクも下げたいと思っています。検査が行われると選手やセコンド、スタッフとそれこそ会場にいく人が、その時点で感染しているリスクはかなり下げることができます。

「それが理想です。国内ではUFCのように1週間に2度も3度も受けることはコストの関係で難しいですが、PCR検査や抗体検査を参加選手、セコンドが受けられるようにしていくのが理想です」

──ゾーニング&時間割、そしてPCR検査という二重の予防ですね。

「はい、ゾーニング&時間割で接触する人の数を減らす努力をする一方で、選手やその関係者、朝から晩まで会場にいるスタッフが検査をクリアしている状態でその場にいる。この2つが掛け合わせることができれば、感染はかなり防ぐことができるようになるのではないかと考えています」

──PCRの検査費用が大会開催のコストに加わるのも、この時代だと。

「抗体検査だと、より現実的なりますね。検査は受ける人数が多くなるとコストも下げることができると思いますし。選手はPCR検査、スタッフたちは抗体検査という段階の踏み方もあるかと思っています。

海外の先進的なスポーツも参考しながら、これからの感染予防策を考えていきたいですね」

──経済活動再開はコロナ終息では決してない。格闘技を伝える立場としては、感染予防対策という安全管理の透明性と、基準が格闘技界に存在してほしいというのはあります。特に観客を集めるようになってくると。

「僕の立場で言えることは、『ABEMA』が放送・配信を行っている団体さんに関しては、プロレスも格闘技も感染予防対策は同じ基準で行っています。『ABEMA』印ではないですが、『ABEMA』が行っている対策が団体の信頼感に繋がればと思います。

お客さまに観てもらえる大会になってからも、一緒に考えて最善を尽くしてやっていきたいです。そういう言葉を、胸を張って言えるだけのことをしていかなければならないです。それに格闘技の規模だから、推進しやすいというのはありますしね」

──実際、ファンに観客席を開放した時に屋内型スタジアムの4万席もある状況で、関係各所を「ABEMA」印の格闘技イベントと同じ頻度で消毒できるのか甚だ疑問です。

「現状の格闘技会場の規模感では、可能だというのはあります。だからこそ、これから大会実施会場の規模感が変わっていくと、ここで話してきたゾーニングは一つの在り方だと思っています」

──自粛が解かれてから動き出すのと、その前に考え出していたことで、その部分でノウハウの蓄積は確実にあるかと。

「今年はインフルエンザにかかった人の数がとても少ないそうです。それは皆がマスクをして、手洗いをこまめにしたからと聞きました。現在の世の中にはそういう習慣が根付いた下地がありますし、今後は誰もが対策を考えて行動していく。だから、『コロナと生きていく』ということすら、ことさら言葉にする必要はないぐらいになっていければ良いですね。

そういう世の中で、スポーツの中継をする際に対策費がもとから費用に組み込まれているのも当然になっているわけですし。当たり前になったと考えないと、大会関係者みんなが精神的に削られてしまいます。

この間にやってきたことで、覚醒というか、成長したスタッフがいました。ノウハウの蓄積もあって、この2カ月間で逞しくなっている人間とか(笑)。そういうスタッフが実際にいることは、やはり励みになります。ことの重大さを知り、それを当然と思えることで前進できている実感はあります。

前に進み始めることで、人間は成長しています。そういうスタッフは大会前も大会後も、イベント開催中と同じ配慮ができますから、そこを大会に関わる人達の共通意識としたいですね」

──それがこれからの標準になると。

「はい。結果、ここで一緒にやっているメンバーは大会期間中以外でも、しっかりと対策できる人間になっているはずです。これからはそういう意識がある人と仕事がしたいと思われる社会になっていくでしょうね。そのような考え方にアップデートされた時代になったということだと考えています」

──ところで、4月、5月の『ABEMA』テレビマッチで行った修斗公式戦では、3試合のグラップリングマッチが組まれました。これは専門メディアとすれば画期的で、グラップリングの伝播への一歩となる可能性があったと感じています。

「僕は自分が柔術の練習をしていないので、SNSで柔術系の方たちをフォローしている数は少なかったんです。それが修斗の大会の時に改めてリサーチをすると、岩本健汰選手と世羅智茂選手の試合への前評判の良さに驚きました。

競技としての柔術は広まりつつあると伺っていましたが、Quintetのような大会があることも驚きでした。でも、今回の件でグラップリングに興味を持つ層がしっかりと存在することが感じられました。

最近、コンテンツは掛け合わせになってきたと思います。そんな時流を受け、『ABEMA』のテレビマッチでは、柔術やグラップリングという単体ではなく、修斗の大会の中にグラップリングの試合を掛け合わせることができました。

それは単にグラップリングの試合を修斗の大会に組み込んだというわけではなく、『Road to ONE:2nd』で世羅選手とグラップリングの試合を行ったMMAの青木真也選手が岩本選手を世羅選手の対戦相手として推薦するという掛け合わせがあったわけです」

──柔術、グラップリングサイドから見れば、柔術、グラップリングの試合があれば良いですがMMAやキックを楽しんでいるファンに、グラップリングを見せるには掛け合わせが必要になってくると。

「はい。岩本選手対世羅選手の試合は良かった。だから次は柔術コミュニティで名前のある選手同士をただ組むというのでは、これまでと変わりなく、グラップリングや柔術が広まるということにはならないかと思います」

<この項、続く>

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ABEMA Interview Special ブログ 北野雄司

【Special】ABEMA北野雄司に訊く、withコロナの格闘技─01─「欧州サッカーリーグの開催マニュアルを」

【写真】経済活動再開は決して新型コロナウィルス感染への警戒を怠ってはならない──それは格闘技イベントの開催でもいえることだ(C)MMAPLANET

新型コロナウィルス感染拡大は世界中に多大な影響を与え、日常を一変させた。日本の格闘技界でも3月からイベントの中止及び延期が相次ぐなか、4月17日にRoad to ONE02、5月31日にプロ修斗公式戦が会場非公開のABEMAテレビマッチとして行われた。

そして今──緊急事態宣言の解除と、経済活動の再開とともに格闘技界も動き始めた。withコロナの時代の格闘技界はフェーズ01からフェーズ02を迎えたといえる。

そんななかフェーズ01を経験したことで、これからの格闘技イベント及び中継はどのような方向へ向かっていくのか。この間の日本の格闘技を支えたといっても過言でないABEMA格闘chの北野雄司プロデューサーにフェーズ02に向けて、話しを訊いた。


──4月17日のRoad to ONE02、5月31日のプロ修斗。2つのABEMAテレビマッチを終え、ウィズ・コロナの格闘技大会及び中継もフェーズ01から、世の中の流れに沿いフェーズ02を迎えようとしています。そのなかで5月31日の修斗は、4月17日と比較して、どのような点に進歩を感じられましたか。

「4月と5月だと社会の新型コロナウィルスを巡る情勢が違っていました。5月は感染症拡大防止対策がステップ2になる直前で、新型コロナウィルスの感染予防に対する人々の知識が違っていました。

イベントに参加する人々の感染防止に対する知識量が4月とは比較にならないほど多くなっていたので、感染防止に関するお願いをすると、そこを正しく受け止めることができるようになっていました。そういう部分では4月よりも5月はモノゴトを進めやすかったです」

──それも4月があってこそですが、その4月大会はイベント開催に関しては当日の中止もあるのではないかと危惧していました。ライブ中継を行ったことに対して、何かネガティブな反応はありましたか。

「4月にあの大会をやることも、代表取締役社長の藤田(晋)に会議で報告しオーソライズ(承認)を得て行ったことですし、社内的には何もなかったです。ただし、社外からは様々な形で質問をいただくことはありました。

あの時は世論の合意や方向性が形成される前に中継するという部分で、5月よりも理解を得る大変さはありました」

──つまりは誰もがしなかった時に、踏み出したことになります。もちろん、賛成の声ばかりではなかったですが、とある修斗の選手に話を聞くと『あそこまで大会を開くために、多くの人が覚悟をもって臨んでいた。そのことを知ってから、自分も人として役に立ちたい。期待に応えたいと迷いを払拭できた』と言っていました。

「そう言ってもらえると、素直に嬉しいです。ただ、もう色々なことがあり過ぎて、若干記憶がボンヤリしてきています(笑)。

ただし、やって良かったという意見が多くなると、自分のチームであっても気の緩みが感じられました。だから、改めて注意喚起をすることにしました。時間が経ったり世間が柔らかくなると、携わる人の意識も、ある程度緩みますから。

でも、感染者が出ると多くの人に迷惑が掛かるし、色々な人に心配をかけることになります。やはり引き続き、1人も出してはいけないということを肝に銘じ続ける必要があります。それもあって過去に放送してきた大会を振り返り、アレがあったから今がある……というほど自己評価できないです。明日、1カ月後……と先々の心配をずっとしていないといけないですから」

──ライブで格闘技大会を中継する。感染はそこからスタートでない。いつ、どこで、誰が感染しているのかは分からないという現実に実は変化はありません。経済活動を再開したとしても。

「4月、5月、そして今も変わらないのは、会場に到着する前にご家族や限られた人としか会っていなくても、既に感染している可能性があるということです。だから僕たちに防ぎようがないことは起こりえます。

感染が起こった時のことを考えて、その前後の行動を把握するのは当然として、スタッフも極力重症化リスクの低い若い人員を手配していました。あわせて『業務経験よりも、感染予防への意識が高いスタッフを優先する』という指示をしていました。高齢者と同居している人は配置せず、真面目に予防対策をできるスタッフでやってきたという自負はありますね」

──スタッフの意識を高めると同時に、選手サイドも同様に現状をより理解する必要もあるかと2大会を終えて感じました。

「修斗でも『試合が終わった選手からどんどん帰宅する』というガイドラインを選手達に伝えていても、残って試合を見ているチームがありました。坂本(一弘サステイン代表)さんが、帰宅をするように伝えに行ってくださいましたけど」

──この2大会を経て、今後はどのようなスケジュールを組んでいくことになりそうですか。

「もともと修斗は7月に大会を開催予定で、その際は中継もするつもりなので、ぜひともサポートしたいです。またONEチャンピオンシップも再開すれば、渡航制限解除後スタッフを現場に派遣する必要も出てくるかもしれないです。

勿論、かねてからお世話になっているK-1さん、RISEさん、パンクラスさんほか、既に活動していますが……グループ内のプロレス団体であるNOAHさんやDDTさんと中継を創っていくことになります」

──安全対策は完全、満点がないといえますが、今後どのような部分でさらに力をいれていくべきだと考えていますか。

「今の時点で努力していることは、2つあります。世界のメジャーサッカー・シーンでは、ドイツのブンデスリーガが一番最初に活動再開をしましたよね」

──ハイ。無観客でTV中継を行っています。

「欧州のサッカーリーグの開催マニュアルが、大変厳しいというのをどこかの記事で読み、早速その規定書を入手して日本語訳を作成しました。

ぎっしり字で埋められた資料で、過去14日に発熱があったかなど基本的な確認はもちろん、ドアハンドルやリフトボタンを手で触れないでヒジを使う、……消毒剤は乾いた手にこすりつける必要があり、その後は水で洗ってはいけない……等とても細かい点まで指示されているんです。スタッフの間に立てるアクリルボードに関しても、しっかりと記載されていました」

──先日の修斗中継でも使われていましたね。いやぁ、でもそんな資料まで訳されているとは驚きです。

「興味深かったのが、ゾーニングが徹底されているということです。マスコミと選手たちは一切会わない動線になっていました。

修斗でも選手とメディアのゾーンは完全に分けていたのですが、そこは徹底できていなかったです。選手たちがメディアのゾーンに来ていましたからね」

──それは私も試合後の選手に取材をしているので、猛省すべき点です……。

「今後はもっと人の出入りが増えていく傾向にあるので、そこは守っていただくように団体と相談していきたいです。特にそのマニュアルではゾーンと時間帯が決められていて、どの時間帯に誰がどのゾーンにいたのか分かるようになっています。

スタジアム内、スタンド部分、スタジアムの外とゾーンを分けていて、それぞれのソーンに時間帯も記入されており、そこにいる人数も決められています。中継スタッフの上限まで規定されています」

──それは凄いですね。

「これは無観客が前提ですが、それでも感染は有りうることとして、そうなった場合に接触した人を迅速に割り出し、そこからの二次感染を抑えるための手段を講じています。

何時から何時まで、誰がどのゾーンにいたのかをハッキリさせて、ゾーンが違う人々との接触を避けています。今後の収録イベントに関しては、このゾーニングを考えています。先日、修斗の会場をとあるスポーツ・リーグの方が視察されていたのですが、『私たちはここまでできていない』とおっしゃっていただけました。

サッカーの大型アリーナに比べれば、格闘技の会場は構造が単純で比較的動線の工夫がしやすくなっています。あわせてスタッフの意識、対応レベルをさらに育て、欧州のサッカーリーグと同じような対応・準備ができるようにならなければいけないと思っています」

<この項、続く>

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ABEMA Interview ONE Shooto2020#03 チャトリ・シットヨートン ブログ

【ONE】修斗中継に登場。チャトリ・シットヨートン─02─「日本の状況に関してはいえばハッピーでない」

【写真】今回のインタビューイはABEMAから北野雄司氏、MMAPLANETから高島学、そして小池瑞香さんという態勢で行われた。チャトリの日本に対する言葉は、完全に真剣勝負モードだった──写真は昨年10月のONE100のポストファイト会見から (C)MMAPLANET

昨日27日(火)、東京都渋谷区のABEMAタワーとシンガポールがZOOMで結ばれて行われたチャトリ・シットヨートンONEチャンピオンシップCEO兼会長インタビュー後編。

31日(日)にABEMAで中継されるプロ修斗公式戦の番組内がチャトリCEOインタビューの一部が放送される(※後日YouTubeで完全版もアップ予定)、ここでは先取り情報として──日本人選手、そして日本の状況に対してのチャトリCEOの『本音』など、インタビューの一部をお伝えしよう。

<チャトリ・シットヨートン インタビューPart.01はコチラから>

※チャトリCEOが日本語を話した箇所は太字になっています。


──そのスーパーシリーズではシッティチャイ・シッソンピーノン、ダビッド・キリアら名立たるキックボクサーやムエタイ選手が契約しています。

「ONEスーパーシリーズは、世界のベストストライカーが集結している。世界中には多くの立ち技のイベントがあるけど、誰もがONEで戦いたがっている。世界一の大会を望むのであれば選手もファンもONEチャンピオンシップを見て欲しい。それは断言できるよ。まだ名前を挙げることはできないけど、もっともっとビッグネームがONEにやってくるから。今も話し合いが続いているよ」

──まだ成長する必要があると言われた日本人選手にも、新たにONEスーパーシリーズに出場するチャンスはありますか。

「もちろんだよ。私は日本人選手の事がとても好きだと言っているじゃないか。ムエタイとキックでは日本はベストじゃないけど、何人かの選手は世界一になれるポテンシャルを持っている。

と同時にONEの70キロの選手達を見て欲しい。とんでもない名前が並んでいるだろう? 最高の世界王者たちが集っているんだ。ランキングに入っている選手はGLORYやクンルン・ファイトをはじめ皆、世界王者だ。信じられない面子だよ(笑)。他の階級も、70キロに続いていくよ。

さっきも言ったようにベスト・キックボクサー、最高のムエタイ選手、ベストの空手家、テコンドーの選手がONEに集まるからね。既にONEスーパーシリーズは最高の立ち技大会で、キックボクシングとムエタイ──立ち技で本当の意味でワールドチャンピオンがいるのが、ONEチャンピオンシップだよ」

──先日、ONEのOnline Viewershipが世界4位になったという発表がありした。

「この結果は私自身も驚いている(笑)。もちろん、ONEのオンライン視聴者数がとても多いことは分かっていたよ。でも、この結果には驚かされた。Tubular Labsは米国に本社を置いていて、全世界のオンライン視聴に関する調査行っている会社だからね。トップ10やトップ15には入ると思っていたけど、まさか4位とは……。

今やONEチャンピオンシップは世界150カ国で放送されていて、中国でも視聴されている。米国や日本、インドネシアという人口の多い国々で視られているから、本来は驚くべきじゃなかったのかもね。ただし、日本の状況に関してはいえば私はハッピーでない」

──……。

「これは本当に正直な気持ちだよ。これまで日本におけるONEの現状は、他の国と比べると凄く苦戦していると言わざるを得ない。中国での視聴者数は爆発的だ。インドネシアも、だよ。数字にも表れている。日本だけがそうじゃない。中々、結果が出ていないんだ」

──……。

「ただし日本に世界王者が誕生すれば、そこに付随する物語でも生まれて変わって来るだろう。日本のマーケットは長期的な視点で見れば、武道や武士道、格闘技文化が根付いるから、ONEの持つ価値観やストーリーは適していると信じている。

ここに真の意味で日本人のグローバルスーパースターを誕生させたい。日本でのONE Championshipの状況をもっともっと改善して、真の日本人のグローバルスーパースターを誕生させたいんだ。今は日本人のグローバルスーパースターがいない。それが問題なんだ」

──そういう意味でもABEMAで中継されるRoad to ONEをONE APPというフォーマットに乗せて、世界に配信するようなプランはありませんか。

そのアイデアはできるでしょう。まだ、北野さんとちゃんと話してないけど。でも、私はオープンです。ONE Warrior Series(ウォリアーシリーズ)とONE Hero Series(ヒーローシリーズ)は世界中の国で、もう視れる。ソー・アイム・オープン。

北野雄司 ではONEの再開前にRoad to ONEを行わないといけないですね。

「話し合いを始めよう。ホント、忙しすぎてキタノ・サンと話し合いの時間が取れなくて申し訳ない。本当に貴方と話す時間を創らなければならない。2週間前にデンツー(電通)と話した時にも、日本で大きなことをやっていきたいと伝えているんだ。多くの日本人選手は世界王者になるチャンスがある。本当にそう信じている。

我々のビデオ視聴者数は50億を超えていて、日本人グローバルスーパースターを誕生させたい。これまでマーシャルアーツ、格闘技において、日本人のグローバルスーパースターはいなかった。

マサト・サン(魔娑斗)ですら、グローバルスーパースターではなかった。彼は日本国内でのスーパースターだった。私は世界中に名前が知れ渡る真の日本人グローバルスーパースターを誕生させたい。ナオミ・オオサカのようにね。我々ONEはそれを実現できるオンラインビュワー数とTV中継網を有している。毎日のように視聴者数は増えているし、日本人選手の今後にも凄く期待しているよ」

──冒頭に出たビッグアナウンスメントの件、楽しみにしています。

「そうだね、最初に公表するのはABEMAの皆になるよ──」

ということで、この話の続きはABEMAのプロ修斗中継、さらに後日アップされるYouTube動画をお楽しみください!!

■プロ修斗対戦カード

<修斗暫定世界バンタム級王座決定戦/5分5R>
岡田遼(日本)
倉本一真(日本)

<修斗女子スーパーアトム級王座決定T準決勝/5分3R>
黒部三奈(日本)
大島沙緒里(日本)

<修斗女子スーパーアトム級王座決定T準決勝/5分3R>
杉本恵(日本)
中村未来(日本)

<ライト級/5分3R>
SASUKE(日本)
西浦ウィッキー聡生(日本)

<バンタム級/5分3R>
清水清隆(日本)
小堀貴広(日本)

<フェザー級/5分3R>
石井逸人(日本)
齋藤翼(日本)

<ライト級/5分2R>
木下タケアキ(日本)
西川大和(日本)

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ABEMA Interview J-CAGE ONE ONE Championship Shooto2020#03 チャトリ・シットヨートン ブログ

【ONE】修斗中継にインタビューで登場。チャトリ・シットヨートン─01─「人間力を見せる時なんだ」

【写真】ABEMAの会議室とチャトリCEOの自宅が結ばれてインタビューは行われた──後ろの蘭が立派過ぎる…… (C) MMAPLANET

昨日26日(火)、東京都渋谷区のABEMAタワーとシンガポールがZOOMで結ばれ、チャトリ・シットヨートンONEチャンピオンシップCEO兼会長のインタビューが行われた。

31日(日)にABEMAで中継されるプロ修斗公式戦の番組内でチャトリCEOインタビューの一部が放送される(※後日YouTubeで完全版もアップ予定)わけだが、ここでは先取り情報としてインタビューの一部を公開したい。

※チャトリCEOが日本語を話した箇所は太字になっています。


──シンガポールはロックダウンが続いていますが、ジムで汗を流すことが日課だったチャトリさんは、練習が恋しくないですか。

もう2カ月間、ウチにいます。ワン・モア・マンス、ウチにいないといけないです。シンガポール政府は少しづつ経済活動を再開させているけど、今もまだ皆が家にいないといけないんだ。オフィスでないと仕事ができない人以外は、ステイホームを命じられている。2カ月間、ずっと家にいたけど、先週の政府の発表でもう1カ月延びてしまったよ。外出はスーパーマーケットのみ許されている状態なんだ。

でも自宅にムエタイの練習に必要な用具……サンドバッグを持ってきたし、柔術マットとダミーがあるから毎日練習しているよ。ジムでやっていることをホームワークにしている。もちろんジムでの練習は恋しいけど、この現状でもムエタイと柔術の練習は毎日の日課さ」

──チャトリさんらしいですね。ところで現状、ONEチャンピオンシップも3カ月間行われていません。今後の見込みはどのように考えていますか。

「すぐにビッグアナウンスメントを行うよ。過去2カ月間、私とスタッフは総力を挙げて動いてきた。それは来年のスケジュールも含めて、ね。世界各国の政府と調整を続けてきたんだ。活動再開に向けて、ずっと動きてきたから再開の準備は整っている。もう少しすれば明らかにできるから」

──4月には日本でRoad to ONEが行われました。また5月31日にはプロ修斗が無観客TVマッチで開かれます。日本のファイターや関係者が格闘技の再開に向けて動いてきたことをどのように思っていますか。

「ABEMAのキタノ・サンを始めスタッフの皆さん、修斗のサカモト・サン、日本の格闘技関係者の皆がRoad to ONEを開き、また活動を続けているガッツと勇気にこれ以上ないぐらい感謝しているよ。

同時に世界中のアスリートたちは厳しい時間で、我慢を続けている。この地球規模の危機は100年に1度の出来事なんだ。100年に1度、だ。世界中がロックダウンされ企業の倒産、公的私的問わずして銀行も破綻している。不運にも自殺者の数も急激に増えてきた。米国なんて、この4週間の自殺者の数が。過去1年間の数を上回ってしまっているんだ。たったの4週間で……だよ。

加えて失業者が3000万から4000万人に膨れ上がる勢いだ。この危機的情報は、世界中の人達に深刻な影響を与えようとしている。そのなかで私はチームの皆に、リーダーとしてこう言っているんだ。『今、泣き言を言い、弱音を吐くだけなのか?  それとも人々を奮い立たせるのか?』ってね」

──……。

「ONEがどれだけのことをデキるのかを世界に示す、そんな機会にしようじゃないか。今こそ、世界の人々を勇気づける時なんだよ。過去2カ月間、イベントがない状況でも私のチームは全力で働いてきた。毎日ZOOM会議を行い、オンラインで日々起きる問題に対して話し合い、来るべき再開の日に向けて準備してきたんだ。

この危機的な状況にあって、誰もが困難と向き合っている。でも、この困難は一時的なモノだし、世界中の誰もが同じ状況にいるんだ。だからこそ一人ひとりが今、何ができるのか。優しさや愛をどれだけ持てる人間であるのか。人として、どれだけ思いやりを持てるのかを示す機会だ。人間力を見せる時なんだよ。

この世界について……色んなメデイアが悲観的な出来事を発信しているなかで、美点、愛を見ることができるじゃないか。医療従事者の患者に対する美しい心や愛、隣人同士が支え合ったり、家族は家で過ごすことで家族愛を確かめ合ってきた。こうした話が世界中で見られている。自然環境でいえば、大気汚染が過去100年では見られなかったほどに改善されている。

地球が健康を回復しようとしている。世界的な危機のなかで、そんな素晴らしいことも起こっているんだよ。この危機を乗り越えた時、人間はより良くなり、世界中がより良くなっている。ONEチャンピオンシップは、ハッシュタグを#WEAREONEとしてきた。今こそ、私達は一つであることを示そうじゃないか」

──力強い言葉、ありがとうございます。その言葉、世界に伝えたいです。5月31日のプロ修斗の大会に関わっている関係者も、チャトリさんの言葉を聞くとさらに気持ちを強く持つことができると思います。

「凄く楽しみだよ。サカモト・サンはとても尊敬できる人物で、今や僕らはブラザーだ。私と彼にはずっと格闘技に関わってきたという共通点がある。修斗が活動を再開することは、とても嬉しいよ。修斗とONEはこれからも手を取り合っていくんだ」

──ではONEが活動を再開した時、真っ先に試合を組んでみたい日本人選手は誰になりますか。

「拳の回復具合が分からないんだけど、常に最高の試合をするユーヤ・ワカマツの試合は見てみたいね。イツキ・ヒラタもそうだ。ヨシヒロ・アキヤマも大好きな選手の1人だよ。それにユーシン・オカミ、ヨシタカ・ナイトー(内藤のび太)、サルタ(猿田洋祐)、日本には素晴らしいファイターが揃っている。もちろん、シンヤもね。1年以内に日本人の世界王者が誕生することを願っているよ。

ただキックボクシングは少し難しいね。ONE Super Seriesには世界最高レベルのキックボクサーとムエタイ選手が集まっている。日本はまだ一段下にある。スーパーシリーズの日本人選手には、そこまで大きな将来を想像することはできないけど、MMAの未来は開けていると言えるよ」

<この項、続く>

■ プロ修斗公式戦対戦カード

<修斗暫定世界バンタム級王座決定戦/5分5R>
岡田遼(日本)
倉本一真(日本)

<修斗女子スーパーアトム級王座決定T準決勝/5分3R>
黒部三奈(日本)
大島沙緒里(日本)

<修斗女子スーパーアトム級王座決定T準決勝/5分3R>
杉本恵(日本)
中村未来(日本)

<ライト級/5分3R>
SASUKE(日本)
西浦ウィッキー聡生(日本)

<バンタム級/5分3R>
清水清隆(日本)
小堀貴広(日本)

<フェザー級/5分3R>
石井逸人(日本)
齋藤翼(日本)

<ライト級/5分2R>
木下タケアキ(日本)
西川大和(日本)

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ABEMA J-CAGE News Shooto ブログ

【Shooto】31日の無観客大会は、通常より1階級上の体重& 当日計量。セコンドは1人の特例マッチに

Disinfection【写真】プロ修斗公式戦でも、このようなシーンが見られることになる (C)MMAPLANET

3日(日)、サステインより5月31日(日)に東京都文京区の後楽園オールで開催予定だったプロ修斗公式戦が、会場非公開でABEMAテレビマッチとして行われるという発表があった。

サステイン主催のプロ修斗公式戦は3月29日に開催予定だったShooto2020#03が無観客大会から一転、大会2日前に中止されており、5月31日に後楽園ホールが抑えられていた大会については、公式ホームページでも大会名も明示されていない状態だった。

ここに来ての会場非公開、無観客でのABEMAテレビマッチでの大会開催はリリースで『コロナウイルス感染防止対策に関しては先日4月17に開催された”Road to ONE:2nd”に協力したことで得た経験を生かし、さらに安全面を強化するように協議を重ねてきました』と書き記されているように、Road to ONE02の協力という形で参加したサステインの経験が生かされることでの決定と思われる。


今大会は修斗公式戦としては、かつてなかった取り組みとして──出場選手の免疫力の低下を防ぐために、水抜き減量による体重調整を極力排除した「通常階級より1階級上」で試合が組まれる──キャッチウェイト扱いとなるのか──ということが決定している。

それに伴い、大会前日の移動が強いられる前日計量が実施されず、同大会は当日計量が用いられることとなった。また選手権試合に関しては当日計量と1階級上での試合は行わず、女子スーパーアトム級王座決定トーナメント、インフィニティリーグは全選手の確認が取れた場合のみ試合が組まれるとのことだ。

出場選手は試合の1週間前、3日前、さらに前日と試合当日、試合後は2週間の検温結果の提出が義務化され、主催者は来場関係者全員の前日の体温の把握し、大会当日はサーモグラフィーと体温計で検温を行い、選手と同様に大会後は2週間に渡り検温の報告も義務付けされる。

また修斗での公式レギュレーションとしてセコンドは通常3名まで認められているが、今大会では各選手につき1名のみという特例処置がなされる。会場内の消毒に関しても、ケージ内を次亜塩素酸水で噴霧、腰下の壁面(コンセントなど電気関係箇所除く)を次亜塩素酸で噴霧、テーブルや埃が積もる箇所も次亜塩素酸水で拭き上げ、ドアノブや手摺りやスイッチなどアルコールで除菌するとのこと。

Road to ONEではオフィシャル扱いのメディア以外には非公開であったが、今回はメディアにも公開されることとなった。とはいってもケージサイドでの撮影、試合後のコメントなどはソーシャルディスタンスを取ることを徹底するため、人数制限が設けられるようだ。

まだ対戦カードの発表はないが、通常大会よりは試合数は少なくなることが予想される。いずれにせよ、緊急事態宣言の延期が確定している今、今回の大会開催はRoad to ONE02の経験を活かしたうえで、より慎重さが要求され、慣れは絶対に許されない。

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ABEMA Fighter's Diary Interview J-CAGE ONE ブログ 和田竜光 未分類

【Fighter’s Diary con on that day】「試合がない日々」を生きる和田竜光の声 on 2014年11月26日

Wada-vs-Miki【写真】Fighter’s Daiaryではハッキリと試合に出ない、練習しないことを明言。当時から語ることができるMMAファイターだった(C)ABEMA&MMAPLANET

全世界を巻き込む新型コロナウィルス感染拡大の影響は当然のように日本の格闘家たちの人生にも影響が出ている。試合がない、大会が開かれない、練習場所の確保も困難だ。

そんな今、格闘技を愛する全ての人へ──ABEMA格闘CH が公式YouTubeチャンネルで Fighter’s Diary Ep.03が25日(土)より、アップされている。

完結編=第3弾でクローズアップされた格闘家は那須川天心、山本美憂、松嶋こよみ、和田竜光、大沢ケンジ&上迫博之、藤野恵実の7人だ。

Fighter'sDiaryFighter’s Diaryは3週に渡り、3つのエピソードで総勢16人の格闘家たちの声をYouTubeで伝え、26日(日)より、ABEMA格闘CHにて Fighter’s Diary完全版が放送されている。

そんなFighter’s Diaryでは「試合がない日々」を格闘家たちはどう生きるのか? ──という今の声を集めた。MMAPLANETでは、タイアップ企画ならぬボーディング企画を提案。MMAファイター達が今を発せられるようになった原点を探る上で、あの日の彼らや彼女達の声=on that dayとして、MMAPLANETインタビュー初登場時の声を紹介したい。

題してFighter’s Diary con on that day、第18回は2014年11月27日公開、11月26日に行われた大晦日開催= DEEP DREAMでの神酒龍一との試合に向け、対戦相手とともに記者会見に出席した──和田竜光のあの日の声をお届けしよう。


<神酒龍一のコメントを含めた完全版はコチラから>

和田竜光

──(元谷選手に出てきてもらおうかという発言後に)神酒選手の言葉を受けて、どのように思いましたか。

「まぁ、この前負けてしまったので……『チャンピオンじゃないヤツは、まぁサッサとやっつけちゃいます』ってことでしょうけど、やられないように(鼻で笑い)、まぁ頑張ります」

──大晦日に戦うということをどのように捉えていますか。

「さいたまの大晦日というのは、自分にとっても夢の一つでもあります。今回、試合ができることは凄く嬉しいことだと思います。ただ試合は大晦日だから何とかっていうことは特にありません。試合が始まったら、いつも通り自分のパフォーマンスを発揮したいです」

──どのような試合をイメージしていますか。

「試合を見たことがないので、何とも言えないですけど、良い試合にはならず一方的にやっつけちゃうと思います」

──淡々とした様子でコメントされていますが、神酒選手の気合の入った格好についてどのように思われますか。

「格好良いなと思います。何のコスプレなのかなって。武士ですか? もうハロウィンは終わっちゃったんですけど、格好良いと思います」

──試合間隔が空いていると思いますが、その辺りについては?

「僕はいつも間隔が開くほうなので、特に何もないです。逆に今回は試合間隔が短いかなって思うぐらいで」

──ケージで戦うことに関しては?

「ケージの方が良いです。リングの練習なんてしたことがなくて、壁でやってきているので。多分、昔から壁の方が得意だと思います」

──CAVE勢と同様に長倉選手、小島選手と吉田道場から3名の出場となります。意気込みをお願いします。

「意気込みですか? 皆で頑張りましょうと」

──同じ大晦日に行われるIGFへの対抗心は?

「個人的にはIGFに対し、何もないです。DEEPの場でこういうことを言うのは何ですが、多くの人が格闘技を見る機会が増えて良いことだと個人的には思っています」

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ABEMA Fighter's Diary Interview J-CAGE ROAD FC ブログ 上迫博仁

【Fighter’s Diary con on that day】「試合がない日々」を生きる上迫博仁の声 on 2016年9月17日

Hiroto-Uesako【写真】フェザー級への減量、その過酷さが感じられる当時の上迫 (C)ABEMA&MMAPLANET

全世界を巻き込む新型コロナウィルス感染拡大の影響は当然のように日本の格闘家たちの人生にも影響が出ている。試合がない、大会が開かれない、練習場所の確保も困難だ。

そんな今、格闘技を愛する全ての人へ──ABEMA格闘CH が公式YouTubeチャンネルで Fighter’s Diary Ep.03が25日(土)より、アップされている。

完結編=第3弾でクローズアップされた格闘家は那須川天心、山本美憂、松嶋こよみ、和田竜光、大沢ケンジ&上迫博之、藤野恵実の7人だ。

Fighter'sDiaryFighter’s Diaryは3週に渡り、3つのエピソードで総勢16人の格闘家たちの声をYouTubeで伝え、26日(日)より、ABEMA格闘CHにて Fighter’s Diary完全版が放送されている。

そんなFighter’s Diaryでは「試合がない日々」を格闘家たちはどう生きるのか? ──という今の声を集めた。MMAPLANETでは、タイアップ企画ならぬボーディング企画を提案。MMAファイター達が今を発せられるようになった原点を探る上で、あの日の彼らや彼女達の声=on that dayとして、MMAPLANETインタビュー初登場時の声を紹介したい。

題してFighter’s Diary con on that day、第17回は2016年9月20日公開、9月17日に取材した── Road FC33でのホン・ヨンギとの対戦 を控えた──上迫博仁のあの日の声をお届けしよう。


<リードを含めた完全版はコチラから>

──すでにかなり頬もこけていますね。

「ハイ、体重はあと4キロか5キロぐらいなので見えています。あとは調整って感じですね」

──この時点で(※取材は9月17日)残りそれだけということは、あまりドライアウトはしない方ですか。

「半身浴やサウナで落とすことはなく、動いて落とします。なので計量前夜にソウルに行くので、ほぼほぼ落とした感じで行って、あとは代謝で落ちるぐらいにしておきます」

──水抜きは水抜きで大変ですが、それでも前日に現地入りして計量会場はホテル内。対して、日本で体重を落としていくとそれでも計量前日に6、7時間ぐらいの移動があります。

「そういう経験がなかったのですが、いつも通りの感じであまり気にしないようにしています。計量の日に移動するわけでもないですし。大丈夫だと軽く考えています。フェザー級に落として最初の方はライト級の感覚でやっていて辛かったですけど、最近はカレンダーに目標値を入れて、その通りに落ちるようになっていますし。いつも通りという感覚になっています」

──水抜きをしないのは?

「やっぱり2年前の10月の高橋(憲次郎)戦で計量をミスした時のことがあります。あの時に半身浴で落としていたんですけど、もう呼吸もできないような感じで動けなくなってしまって。あれから水抜きでなく、体を動かして落とすことにしました。それ以来、試合の時も体が軽く感じられて、よく動けるようになりましたね」

──水抜きなしだとリカバリーはどれくらいですか。

「10キロぐらいですね」

──そんなに戻るものなのですか。

「ハハハハ。僕は戻ります。体を動かして、筋肉から水分を取る。バスタブでやっていることを動いてやっているようなものですし。もうお風呂とかサウナは怖くて入ることができなくなりました」

──追い込みのピーク後も動き続けているということなのですね。

「計量の前日は代謝で落とすので、2日前までは普通に動いています。自分と向き合うというイメージでは、動いて落とす方が好きです。計量オーバーで色々な人に迷惑をかけてしまいましたし、大沢(ケンジ)さんにも心配を掛けるなら、体重でなくて技術面や試合の組み立て方で心配してもらう。そうでないと申し訳ないので」

──では開催日時、開催国も代わっていよいよ試合を迎えます。

「実はロードFCのことは何も知らないんです。全階級、チャンピオンが誰かも分かっていなくて。いや、福田(力)選手がチャンピオンなのは知っています」

──そう自信満々に言われても、福田選手は1月に王座陥落しウェルター級王者はチャ・ジョンファンですよ(笑)。

「アッ、そうだったんですか(苦笑)。そんなぐらいしかロードのことはイメージがなくて。ただ、韓国自体は今MMAが盛り上がっていること、選手が強くなっていることは伝わってきています。

そこで戦えることがまず、嬉しいです。日本を出て、お隣の韓国で試合をするのも良い経験だと思っています。いずれ僕は海外で勝負をしたいと思っているので、まずは隣の国から攻めてやろうと(笑)」

──では対戦相手のホン・ヨンギについては、どのような印象を持っていますか。

「映像を見ていると、ホン・ヨンギ選手は何か人気がありますよね。凄い応援を受けていますし。日本の全盛期の雰囲気も伝わってきます。色々と煽りもしているようだし、そういうロードFCに出られることは本当に良かったと試合前でも思っています」

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ABEMA Fighter's Diary Interview J-CAGE ONE PXC ブログ 松嶋こよみ

【Fighter’s Diary con on that day】「試合がない日々」を生きる松嶋こよみの声 on 2015年8月7日

Otsuka-Matsushima【写真】22歳の松嶋こよみ、若い!! (C)ABEMA&MMAPLANET

全世界を巻き込む新型コロナウィルス感染拡大の影響は当然のように日本の格闘家たちの人生にも影響が出ている。試合がない、大会が開かれない、練習場所の確保も困難だ。

そんな今、格闘技を愛する全ての人へ──ABEMA格闘CH が公式YouTubeチャンネルで Fighter’s Diary Ep.03が25日(土)より、アップされている。

完結編=第3弾でクローズアップされた格闘家は那須川天心、山本美憂、松嶋こよみ、和田竜光、大沢ケンジ&上迫博之、藤野恵実の7人だ。

Fighter'sDiaryFighter’s Diaryは3週に渡り、3つのエピソードで総勢16人の格闘家たちの声をYouTubeで伝え、26日(日)より、ABEMA格闘CHにて Fighter’s Diary完全版が放送されている。

そんなFighter’s Diaryでは「試合がない日々」を格闘家たちはどう生きるのか? ──という今の声を集めた。MMAPLANETでは、タイアップ企画ならぬボーディング企画を提案。MMAファイター達が今を発せられるようになった原点を探る上で、あの日の彼らや彼女達の声=on that dayとして、MMAPLANETインタビュー初登場時の声を紹介したい。

題してFighter’s Diary con on that day、第16回は2015年8月22日公開、8月7日(現地時間)に現地取材した──キャリア3戦目、 PXC49エリック・ギャトマンをスラムでKO 直後──松嶋こよみのあの日の声をお届けしよう。


<リードを含めた完全版はコチラから>

――豪快なスラムでの勝利、おめでとうございます。

「ありがとうございます」

Koyomi 04――あのスラムはキャンバスが硬いこともあり、狙っていたのですか。

「いえ、そんなことはないです。今回、緊張してしまっていて全く自分の動きができなかったので。取りあえず上からパウンドを落とすために、離そうとしたらああいう形になったんです」

――緊張をしたのは、会場の雰囲気など原因ですか。

PXC49「ハイ、今回がプロになって3試合目なのですが、こんな大きな場所で戦ったのは初めてなので、会場の雰囲気に飲まれました。

修斗では新宿フェイス、2戦目のカナダでの試合もホテルの宴会場みたいなところで。そこも僕にすると広かったのですが、PXCは別モノでした」

――PXCで戦うことになったのは、どういった経緯だったのでしょうか。

「7月の終わりに話をもらって。通常体重に近い状態で戦っているので、体調も問題ないし戦おうって思いました」

――外国人相手に通常体重はリスクが高くならないでしょうか。

「ハイ。日本ではライト級で戦い、海外で戦うときにフェザー級に落とすつもりでやってきていました。今回は特別です。急遽出場となったので」

――日本ではライト級というのは?

「そこで負けていると、どうしようもないので。ライト級でも力負けはしたくないという考えで、今は戦っています。今夜の試合は初めて打撃を受けたので――僕のキャリアでは日本の選手のことも分からないのですが、強い選手はこういう打撃を貰うことを経験しているんだろうし……。ただ、外国人だから強いというのはそれほど感じなかったです」

Koyomi 02――がぶられてヒザを頭に受けた後、咄嗟に手をキャンバスに着けることでて追い打ちを貰わないようにしていました。

「テイクダウンされる前にローブローがあって、それが効いてしまっていたので、とりあえず落ち着こうと思っていたらヒザを貰ってしまって……。ダメージはなかったのですが、続くと危ないと思って手を着きました。がぶられた状態は色々と練習してきたんで、怖さがそれほどなくテイクダウンの機会を伺っていました。

Koyomi 03逆に対戦相手もがぶってから攻めてこなかったので、ブレイクが掛かるかなと思ったのですが、掛からなかったので近い位置にあった足を取っていきました。

スタンドに戻したいという気持ちがあったので、少しブレイクを待っていたのですが、そうでなければもう少し早くテイクダウンも取れていたと思います」

――凄く冷静に戦えていたのですね。

「いえ、もっと早く頭を切り替えてテイクダウンを取っておくべきでした。相手も変わらないキャリアの持ち主でしたし……。海外で戦うから、もっと経験のある強い選手と戦うことになると覚悟していたので。でも、戦績も少ない相手だと分かって本当にチャンスなのでインパクトが残る試合をしようと思っていました。そう考えると舞い上がってしまって、たくさん改良点があることは分かりました」

――改めてPXCで戦った感想を教えてください。

「緊張はしたのですが、戦っていて気持ち良かったです。お客さんも試合後に握手してくれたり、そういうなかで戦えたのは嬉しかったです」

――今後の試合予定は?

「今年は修斗の新人王トーナメントに出ているので、そこをまず取りたいです。新人王を取ってからのことは分からないですが、日本と海外の両方で戦ってキャリアを積んでいきたいです」

――このPXC出場を機に、これまで前例のなかったキャリアを積んでいけるかもしれないですね。

「目標はUFCでチャンピオンになる、そのためにやっているので他の選手がしていることと同じじゃなく、自分のやりかたでUFCを目指したいと思っています」

――UFCでチャンピオンになるには、今回セコンドに就いていた大塚隆史選手を練習で圧倒するぐらいでないと(笑)。

「めちゃくちゃ強いですし、普段からずっと一緒にやってもらっているので……。大塚さんも上を目指してやっているので、今はついていっている状態ですが、自分が引っ張れるぐらいになりたいです」

――この松嶋選手の言葉を打撃を見てくれている岩崎(達也)コーチも目にすると思います。

「もう、この試合に関しては間違いなく怒られます。帰るのが怖いです。でも、改善点があるということはノビシロがあるということなので、まだまだ自分を試合で出せていないので出せるように頑張ります」

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ABEMA Fighter's Diary Interview J-CAGE WEC44 アントニオ・バヌエロス ブログ 大沢ケンジ

【Fighter’s Diary con on that day】「試合がない日々」を生きる大沢ケンジの声 on 2009年11月18日

Osawa【写真】10年5カ月前、MMAPLANETにおける唯一の現役時代の大沢ケンジ・インタビュー(C)ABEMA&MMAPLANET

全世界を巻き込む新型コロナウィルス感染拡大の影響は当然のように日本の格闘家たちの人生にも影響が出ている。試合がない、大会が開かれない、練習場所の確保も困難だ。

そんな今、格闘技を愛する全ての人へ──ABEMA格闘CH が公式YouTubeチャンネルで Fighter’s Diary Ep.03が25日(土)より、アップされている。

完結編=第3弾でクローズアップされた格闘家は那須川天心、山本美憂、松嶋こよみ、和田竜光、大沢ケンジ&上迫博之、藤野恵実の7人だ。

Fighter'sDiaryFighter’s Diaryは3週に渡り、3つのエピソードで総勢16人の格闘家たちの声をYouTubeで伝え、26日(日)より、ABEMA格闘CHにて Fighter’s Diary完全版が放送されている。

そんなFighter’s Diaryでは「試合がない日々」を格闘家たちはどう生きるのか? ──という今の声を集めた。MMAPLANETでは、タイアップ企画ならぬボーディング企画を提案。MMAファイター達が今を発せられるようになった原点を探る上で、あの日の彼らや彼女達の声=on that dayとして、MMAPLANETインタビュー初登場時の声を紹介したい。

題してFighter’s Diary con on that day、第15回は2009年11月20日公開、11月18日(現地時間)に現地取材した── WEC44アントニオ・バヌエロスと戦った直後──大沢ケンジのあの日の声をお届けしよう。


<リードを含めた完全版はコチラから>

――非常に惜しい試合と言いたくなる内容だったのですが。

「2Rは良かったですね。まぁ、1Rも前蹴りが変なタイミングで足をついてしまったところにパンチを喰らったんですけど、最初の2Rはフェイントが上手く機能していたと思います」

――その機能していた1Rにパンチを受けて、尻持ちをついたり、下を向いて次の一手を受けてしまったのは痛かったですね。


「後ろに倒れたのは、足が揃っていたんでしょうね。打ち終わりに右だったと思います。でも、ああいう風に突っ込んでくるのは、体の勢いがあるので、戦っている最中はダウンをしても、気をつけておけば問題ないな、平気だなっていうのがあったんです。やるべきことをやっていようと」

――そして2Rは完全に試合を支配することができた。しかし、3Rは距離を詰められて、攻め返すことができなかったです。

「前に出てしまうと、何かただの打ち合いになってしまうかなって。そこは礒野さんと話をしていたんですが、前蹴りを続けていればよかったのに、左ミドルと左ジャブが入るから、コツコツ当てればボディで倒せるかなって考え違いしてしまったんです。あそこでもう一回、前蹴りでさがらせて戦っていれば、結果も変わっていたかもしれないです」

――この一戦は負けられないといっていた試合で敗れてしまったことについては?

「う~ん、もうちょっとガッカリですね。これでリリースされる覚悟はあります。リリースされたら、う~ん、ちょっと考えるところですね」