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【DEEP JEWELS39】須田萌里戦へ、本野美樹─02─「海外で試合がしたい。UFCを目指せないわけじゃない」

【写真】今日の計量は両者揃ってクリア。米国で感じた想いを、試合内容と結果でまずは形にすることができるか(C)DEEP

23日(水・祝)、東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS30のコメインで須田萌里と対戦する本野美樹インタビュー後編。

ABEM海外武者修行プログラム、最後のプロ練習後にシンジケートMMAでの練習の総決算を聞くと──UFCへの想いを募らせていた本野は、既に決まっていた須田戦を「圧倒しないと意味がない」と話していた。

<本野美樹インタビューPart.01はコチラから>


──強い選手に囲まれている環境を楽しめる自分がいることを、日本を発つ前に想像はできていましたか。

「ビビっていても勿体ないという気持ちではいました。昨日、アンジェラ・ヒル選手とスパーリングができたのですが、それまでは上の階級の選手がずっと相手でした。なので、昨日はビビるというよりも、1Rだけでも試合だと思ってやりました」

──シンジケートは女子も多いと聞いています。それでもストロー級は少ないと。

「今日は10人にいかないぐらいでしたけど、結構人数はいます。でもフライ級から上の選手が多いですね。ラモーナ・パスカルとか、あまり名前が分からないのですが、UFCの選手も3人ぐらいいて」

椎木努(ABEMAディレクター) 本当に女子が多くて。でも、僕が見る限り本当に楽しそうに練習されていました。

「ハイ。楽しいです」

──日本だとストロー級でもアトム級にミクロ級の選手のなかにあって、大きい部類に入ることもあるかと思います。

「ハイ。だから最初に来た時は、テイクダウンができないで。普通に止められて『アレっ?』って感じでした。それからどうやって倒そうとかを考えるようになり、スパーリングをやっていくうちにフェイントを多く入れて、全然倒しやすくなりました。そこは自分のなかで成長できたと思っている部分ではあります。でも、フィジカルが強いというのは最初に感じたところです」

──28歳になり、今後を考えるとホントに手遅れにならないギリギリのタイミングでその体験ができた滞在になったのではないでしょうか。

「色々と気付けたことが多かったです。本当に来て良かったです。これまで余り海外で試合をしたいと思っていなかったのですが、強い選手と練習していると本当に楽しくて。今は海外で試合がしたいという想いが強くなっています」

──海外というと?

「UFCに出たいです。以前は思っていなかったです。でも、こっちに来てUFCに出たいと思って、コンテンダーシリーズを観戦させてもらい……本当にこっちで試合に出たいって強く想うようになりました。今はUFCに出たいという気持ちが強いです」

──練習とはいえアンジェラ・ヒルをテイクダウンして、サイドを取った。UFCを目指す上で自信になりましたか。

「こっちに来るまでUFCは自分が届くモノじゃないと思っていました。でも最後に同じ階級の選手と練習ができて……試合と練習は違いますけど、目指せないわけじゃないという気持ちになれました」

──では帰国後、UFCを目指す上で試合と練習、どのようにキャリアを積んでいこうと考えていますか。

「11月にDEEP JEWELSでは49キロで試合をすることが決まっています。この試合は圧倒的に勝たないと意味がないと思っていて──。自分が目指したいステージが変わったので、ストロー級で戦っていきたい。でも日本だと選手が少ないので、そこは帰国して相談しつつストロー級で戦える体創りをしていきたいです。もう体重を落とす必要はないかと……思っているので(笑)。

練習は……また来たいです(笑)。UFCを目指すとなると、こっちでの練習を継続したい。これからも自分で来られるように、どうにか考えて行きたいです」

──その意識を日本で継続しないといけない。とはいえ、日本には日本の空気があります。より厳しく律さないといけないかもしれない。

「日本でも自分が一番上なわけじゃないし、AACCでも浜崎(朱加)選手だったりRENA選手、大島沙緒里と自分より強い選手がいっぱいいるので。皆、強くなりたいという気持ちは変わらないし、そこで海外で練習できたことを生かして帰国してもそういう練習を継続していきたいと思います」

──日本に戻ると『米国がこうだったから、こうしたい』という意見……言える環境と、言いづらい環境があると自分は考えています。

「AACCの練習でも、凄く良い練習をさせてもらっていますし、阿部さんはきっと米国がどうだったかを尋ねてくれると思います。そうなると、素直に話したいです。でも阿部さんが築き上げてきた練習を、自分が1カ月経験しただけのことで全てを共有してほしいとも思っていないです。だから『こうしてほしい』と言うこともない。練習の前後に自分でできることはできますし、自分の中の意識を高く取り組めばそれは大丈夫なはずです」

──阿部さんは「UFCを目指す」という意見がきっと嬉しいはずですし、帰国してからの報告を楽しみにしているかと思います。

「本当は阿部さんも来たがってくれていたので。凄く、こっちでの練習に興味を持っていると思います。だから海外で経験して良いと思ったことは、阿部さんに伝えたいです。阿部さんが上手く消化してくれると思います」

■視聴方法(水・祝)
11月23日(日)
午前11時30分~SPWN PPV
午前11時30分~ニコニコ生放送

■ DEEP JEWELS39計量結果

<バンタム級/5分3R>
東よう子:61.6キロ
ダイヤモンドローズ・ザ・ロケット:61.1キロ

<49キロ契約/5分3R>
本野美樹:48.9キロ
須田萌里:48.45キロ

<フライ級/5分2R>
ミッコ・ニルバーナ:56.7キロ
NØRI:56.25キロ

<フライ/5分2R>
栗山葵:56.65キロ
藤田翔子:57.17キロ

<ストロー級/5分2R>
長野美香:52.15キロ
松田亜莉紗:51.95キロ

<ストロー級/5分2R>
ARAMI:52.65キロ
万智:52.25キロ

<バンタム級/5分2R>
熊谷麻理奈:61.35キロ
細谷ちーこ:61.45キロ

<バンタム級/5分2R>
熊谷麻理奈:61.0キロ
細谷ちーこ:61.7キロ

<54キロ契約/5分2R>
MANA:53.9キロ
谷山瞳:53.7キロ

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【UFC275】3カ月連続で試合出場、アンドレ・フィアーリョ「実戦ほど成長させてくれる機会はない」

【写真】優しい笑みと、Bellator以降の10勝で8つのKO勝ちを生んでいる拳。フィアーリョこそポルトガルの二面性を顕著に表している人物かもしれない(C)MMAPLANET

12日(日・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるUFC 275「Teixeira vs Prochazka」でジェイク・マシューズと戦うアンドレ・フィアーリョ――は、今もグローバルステージは数少ないポルトガル人ファイターだ。

UFCに到達するまでBellatorやPFLでの挫折を経験している。最終的にはミドルイースト経由でUFCとの契約を勝ち取った。そして今年1月のオクタゴン初陣でミシェウ・ペレイラに判定負けを喫したものの4月と5月に連勝、今回のマシューズ戦は3カ月連続でのファイトとなる。

世界最高峰の場で1カ月に1試合のペースで戦うフィアーリョに初インタビューを敢行した。


――4月から3カ月連続、今年に入って既に4試合目となります。

「普段からヘルシーに過ごせるように、心がけているんだ。ジムで練習し、体が動ける状態を保っている。今ではスマートに練習できるようになったので、この間隔でも問題なく戦うことができるよ。

砂糖の入ったモノは口にしない。ソーダも飲まない。だから15ポンド程度落とすだけで済むし、試合の体重に落とすこともイージーなんだ」

――とはいえ試合前は緊張するでしょうし、試合後には心身ともにリラックスする時間も必要かと思います。

「自分にそういう休息は必要ないと思っている。戦いたい意欲が凄くて。そのモチベーションがあるほうが、自分を律することができる。何より実戦ほど自分を成長させてくれる絶好の機会はないからね。だから、ケガがない限り試合には出られるだけ出たいと思っているんだ」

――この間隔で戦うことに周囲の反応は?

「コーチは休息をとって、そんなに試合を受けるなと言っているよ。でも、自分ことは自分が一番分かっている。ケガもなく戦える状態にあるなら、僕は戦う」

――それは決してトップファイターになるために、急いでいるということではないのですね。

「ノー、そんなことはないよ。一歩ずつステップしている。そういう感情があったのは、他の大会に出ているときに僕に勝った相手にリベンジをしたいと思っていた時だけだよ。UFCに行くためにリベンジしたかった。でも、今はさっきも言ったようにステップ・バイ・ステップ、着実に経験を積んでいこうと思っている」

――ポルトガルという今もMMAファイターが決して多くない国出身のアンドレですが、サンフォードMMAに所属してどれぐらいになるのでしょうか。

「もう4年かな……フロリダに住むようになって。その前は2年間、ベイエリアに拠点を置いてAKAで練習していたんだ」

――アンドレとBellatorで戦うペドロ・カルバーリョが、ポルトガルを代表するファイターという認識でいるのですが、国内のMMAシーンは現在、どのような状況なのでしょうか。

「マネル・ケイプもアンゴラとポルトガルのダブルパスポートを持っていて、ポルトガルのMMAをリードしている1人だよ。ポルトガル北部でずっとキャリアを築いてきたからね。ポルトガルのMMAは成長はしているけど、広まっているとは言えない。その過程にあるよ。ブラジルから多くの選手がポルトガルにやってきて、MMAの指導をするようになった。ただし、選手たちの経済状況はさほど良くなくて、そういう投資もまだ十分じゃない。

もともとジムや選手のレベルがそれほど高くなかったから、僕はポルトガルを離れた。だからこそポルトガルのMMAの発展に寄与したい。僕のような苦労をすることなく、若い選手たちがMMAをやっていける道ができるようサポートして、ポルトガルのMMAの成長の助けになりたいんだ。若い選手を支えられるようなりたいと思っている」

――それにしても、私はポルトガルとMMA、ファイトスポーツが結びつかないです。今もポルトガルほど素朴で、親切な人が多い国はないと思っているので。

「ポルトガルの国民性って、2つの顔があるんだよ(笑)。多くの人がしっかりと教育を受けていて、謙虚で親切だ。それはその通りだよ。でもファイトも愛している。夜の街、渋滞中の道路なんかじゃ、どこでもストリートファイトが見られるよ(笑)。僕はそういうポルトガル人らしさが好きなんだ」

――なるほどぉ。ところでアンドレはBellator、PFLで戦っていた時期があり、UFCと戦う前はUAE Warriorsで3試合を経験しています。中東で戦ったのは、なぜでしょうか。

「マネージャーから『UFCファイターと契約したいなら、俺のいうことを聞いてくれ。絶対にUFCに届かせるから』と言われたんだ。『分かった。どうしたら良い?』と尋ねると、『UAE Warriorsで試合をしよう』というのが、彼の答えだった。

そして1試合戦い、勝って戻ってきた。彼はもう1試合だ、と。また勝った。そうしたら『もう1度だ』と言われ、3度目も勝った。本音を言えば、アブダビではコロナ・プロトコルで色々な制約があり苦痛だった。そうじゃないと試合ができないというのは分かっていたけど、バブルが創られてホテルから出ることもできない。本当に息が詰まりそうだったから、あれ以上戦いたいとは思っていなかったよ。

でも、UFCに行くためだというマネージャーの言葉を信じた。結果4試合目を戦おうとしていた時にUFCからコールがあったんだ。UAEWで戦って良かったと思っている。UFCと比較すると小さなイベントだよ。でも大会の質も高いし、出場選手も強かった。UFC Fight Passで配信もされている。それにファイトマネーも良かったし、キャッシュで支払われるんだ。僕の力を示すためには、本当に良い大会だったよ」

――チームメイトの佐藤天選手から、アンドレもUFCファイターになるために強い意思を持ち続けていたと聞いたことがあります。

「I LOVE SATO(笑)。その意思を強くもって、自分の進みたい道を進み、手を伸ばすと届くチャンスは全て掴んできたつもりだよ」

――素晴らしいです。では改めて対戦相手、ジェイク・マシューズの印象を教えてください。

「ウェルター級の中で、特に力強い選手だと思う。7、8年もUFCに在籍していて経験豊かなファイターで、凄くウェルラウンドだ。でも僕のスピードは、彼とは明白に違う。僕の方が速く動ける。

彼はUFCで名を残しているけど、何も心配することはない。それよりも、自分自身が力を発揮できるかどうかの方が大切になってくる」

――ランキング外の相手ですが、ランク入りするためには恰好の相手かもしれないです。

「ランキングのことは気にしないよ。トップ15、トップ10が目標じゃない。僕の目標はチャンピオンになることだ。だから全ての対戦相手を眠らせる。世界のトップと戦うために、自分がどう戦うかに集中している。ジェイクは素晴らしいファイターで、それこそ自分を試すという点でも最高の相手だよ。彼を相手に自分の力を試したい。けれども、注意するのは彼ではなく、自分がどう戦うかだよ。

ジェイク・マシューズとの試合で、僕は誰でも倒せる力を持っていることを証明する。この惑星で最高のウェルター級ファイターの1人だと、ね」

■視聴方法(予定)
6月12日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
午前11時00分~PPV
午前11時00分~WOWOWライブ

■UFC275計量結果

<UFC世界ライトヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]グローバー・テイシェイラ: 205ポンド(92.99キロ)
[挑戦者] イリー・プロハースカ: 205ポンド(92.99キロ)

<UFC世界女子フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]ヴァレンチーナ・シェフチェンコ: 124.5ポンド(56.47キロ)
[挑戦者]タイラ・サントス: 125ポンド(56.7キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ヨアナ・イェンジェチック: 116ポンド(52.62キロ)
ジャン・ウェイリ: 116ポンド(52.62キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイク・マシューズ: 170.5ポンド(77.34キロ)
アンドレ・フィアーリョ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジャック・デラ・マダレナ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ラマザン・エミエフ: 171ポンド(77.56キロ)

<フェザー級/5分3R>
チェ・スンウ: 146ポンド(66.22キロ)
ジョシュア・クリバオ: 146ポンド(66.22キロ)

<ライト級/5分3R>
マァフゥシャトゥ: 155.5ポンド(70.53キロ)
スティーブ・ガルシア: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ミドル級/5分3R>
ブレンダン・アレン: 186ポンド(84.37キロ)
ジェイコブ・マルクーン: 186ポンド(84.37キロ)

<バンタム級/5分3R>
カン・ギョンホ: 136ポンド(61.69キロ)
バットゲレル・ダナー: 135ポンド(61.24キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
シルヴァナ・ゴメス・フアレス: 116ポンド(52.62キロ)
リャン・ナ: 116ポンド(52.62キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
ホセリン・エドワルツ: 145ポンド(65.77キロ)
ラモーナ・パスカル: 145ポ

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MMA MMAPLANET o ONE Road to UFC UFC UFC275 アンドレ・フィアーリョ イリー・プロハースカ カン・ギョンホ クリス・グティエレス グローバー・テイシェイラ ジャック・デラ・マダレナ ジャン・ウェイリ タイラ・サントス チェ・スンウ バットゲレル・ダナー マァフゥシャトゥ ラモーナ・パスカル ヴァレンチーナ・シェフチェンコ

【UFC275】カン・ギョンホとアジア対決、バットゲレル・ダナー「母国に近いだけで特別な力が……」

【写真】PPVショーのプレリミ出場は3度目となったダナー (C)MMAPLANET

12日(日・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるUFC 275「Teixeira vs Prochazka」でバットゲレル・ダナーがカン・ギョンホと対戦する。

3試合連続で初回KOの快進撃が3月にストップしたダナーは、アジアでの再出発と母国モンゴルのMMAの発展への心意気を語った。


――リモートでの取材でなく、こうやってダナーに直接インタビューができて嬉しいです。

「本当に久しぶりですね。再び、こうしてお目にかかれて嬉しいです」

――モンゴルとシンガポールは南北で遠く離れていますが、アジアはアジアです。ここシンガポールで戦うことをどのように思っていますか。

「過去6試合を米国で戦ってきたので、モンゴルと同じアジアの大陸で戦うことはとても嬉しいです」

――今回もニューメキシコのジャクソン・ウィンクMMAで準備をしてきたのでしょうか。

「いえ、この試合に関しては最初はモンゴルで練習をして、キャンプはプーケットのタイガームエタイで行いました。もちろん、これからもジャクソン・ウィンクMMAで練習していきます。ただし今回の試合はアジアで行われるものなので、このような調整方法を選択しました。以前からタイガームエタイに興味があったので、良いタイミングだと思いプーケットで最終調整をすることにしたんです。シンガポールまで飛行機ですぐだし、時差も1時間しかないので。

ただ試合は試合で、どこで戦おうが最高の準備が必要です。そういう意味で今回も心身ともにしっかりと仕上げてきました。ただし、やはりアジアで戦うということは母国に近いというだけで特別な力で背中を押してもらっているような気がします」

――3試合連続1RKO勝ちから3月の試合でクリス・グティエレスに敗れ、仕切り直しの一戦となります。

「全ての試合が重要ですが、特に今回の試合は大切です。この試合に勝って、また連勝街道を進みたいと思っています」

――では対戦相手のカン・ギョンホ選手の印象を教えてください。

「カン・ギョンホ選手はアジアを代表するMMAファイターで、UFCで戦ってきたパイオニアの1人です。キャリアも凄く豊富です。思うに相当な減量をして試合に臨んでいるようですし、試合当日になるバンタム級のなかでも最大級の大きさを誇っているはずです。

レスリングとグラップリングは当然として、どの局面でも優れています。その一方で常にフィニッシュを狙う自分とは違い、戦略を用いて長期戦を勝ち抜くスタイルです。自分はファンに喜んでもらいたいですし、エキサイトしてほしいと思って戦っています。ファンに退屈な想いはさせたくないです」

――次の質問で、どのような試合をファンに披露したいのかを尋ねようと思っていましたが、すでに答をもらいました(笑)。

「アハハハハ」

――今回の大会はPPVショー故に米国に合わせた時間大会で進行され、午前中のファイトになります。その当たりはどのように捉えていますか。

「まずアジア大陸でUFCがPPVショーを開くことが、凄く嬉しいです。これからも、そういう機会が増えてほしいと思っています。米国時間に合わせることで早朝から試合の準備をして、戦うことになります。初めての経験ですが、生活のリズムをそのようにしてきたので、体が午前中に動くようになっています。だから、このインタビューを終えると、眠くなるはずです(※インタビューはシンガポール時間の午後1時に行われた)。

試合に向けて早朝に目を覚まし、体を動かして日中に睡眠をとる日々を送ってきたので(笑)」

――ところでファイトウィークで実施されるRoad to UFCにモンゴル人選手の出場がなかったです。ONEのケージ内を見ても、モンゴルはアジアの新パワーハウスだと感じていたので、アップ&カミングファイターの出場がなかったのは意外でした。

「モンゴルの世界中の国々と同じように、MMAは急速に普及しています。モンゴルではESPNでUFCが中継されて、若い世代の関心の高さは相当です。UFCジムもオープンしました。今回はまだ間に合わなかったですが、これからモンゴルの若くて可能性のある選手に対し、UFCが試合の機会を与えてくれるようになると思っています。

モンゴルFCがサンフランシスコでZhong Luo Cage Fighting Seriesを開き、自分もモンゴル人として大会をサポートするために会場に足を運びました。この動きなどモンゴルのMMA界が国内だけでなく、世界的な視野を持っている表れです。自分には仮想通貨の企業のサポートもあり、UFCで活躍することでモンゴルのMMAがより注目されるという意識をもって戦っています」

――モンゴル人選手が強くなると、また日本は大変になってきます(笑)。でも、そうなるようにダナーは戦っているわけですね。

「自分はジャダンバ・ナラントガラグと日本人のアライ(荒井順一)さんが最初のMMAの先生です。彼らが自分にしてくれたように、若い選手たちが国際的な舞台で戦えるための役に立ちたいと思っています」

■視聴方法(予定)
6月12日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
午前11時00分~PPV
午前11時00分~WOWOWライブ

■UFC275計量結果

<UFC世界ライトヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]グローバー・テイシェイラ: 205ポンド(92.99キロ)
[挑戦者] イリー・プロハースカ: 205ポンド(92.99キロ)

<UFC世界女子フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]ヴァレンチーナ・シェフチェンコ: 124.5ポンド(56.47キロ)
[挑戦者]タイラ・サントス: 125ポンド(56.7キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ヨアナ・イェンジェチック: 116ポンド(52.62キロ)
ジャン・ウェイリ: 116ポンド(52.62キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイク・マシューズ: 170.5ポンド(77.34キロ)
アンドレ・フィアーリョ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジャック・デラ・マダレナ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ラマザン・エミエフ: 171ポンド(77.56キロ)

<フェザー級/5分3R>
チェ・スンウ: 146ポンド(66.22キロ)
ジョシュア・クリバオ: 146ポンド(66.22キロ)

<ライト級/5分3R>
マァフゥシャトゥ: 155.5ポンド(70.53キロ)
スティーブ・ガルシア: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ミドル級/5分3R>
ブレンダン・アレン: 186ポンド(84.37キロ)
ジェイコブ・マルクーン: 186ポンド(84.37キロ)

<バンタム級/5分3R>
カン・ギョンホ: 136ポンド(61.69キロ)
バットゲレル・ダナー: 135ポンド(61.24キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
シルヴァナ・ゴメス・フアレス: 116ポンド(52.62キロ)
リャン・ナ: 116ポンド(52.62キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
ホセリン・エドワルツ: 145ポンド(65.77キロ)
ラモーナ・パスカル: 145ポンド(65.77キロ)

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【UFC275】計量終了 王者テイシェイラ「ウォーの準備はできている」

【写真】 (C)MMAPLANET

10日(金・現地時間)、12日(日・同)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるUFC 275「Teixeira vs Prochazka」の計量が行われた。

Road to UFC Episode04終了から3時間半後にシンガポール・インドアスタジアムではセレモニアル計量&フェイスオフが実施され、Road to UFCよりも多くのファンが会場を訪れていた。


メインは42歳のライトヘビー級世界王者グローバー・テイシェイラが、RIZINからオクタゴンに転じて3戦目で挑戦権を手にしたイリー・プロハースカを相手に初防衛戦を行う。

「最高だ。完璧に準備して、今ここにいる。あとは戦いを見せるだけ」と挑戦者が話せば、チャンピオンはリラックスした表情で「明日はウォーだ。オクタゴンでウォーをする準備はできている。彼が僕のベルトを奪えるわけがない」と断言した。

またコメインでは女子フライ級王者ヴァレンチーナ・シェフチェンコが、7度目の防衛戦でタイラ・サントスの挑戦を受ける。

オクラゴン4勝1敗、通算19勝1敗のチャレンジャーは「ここに来られたハッピー。しっかりと準備ができて、夢が現実になった」とインタビューに答えた。

一方、この日一番の声援を集めたといっても過言でないシェフチェンコは「気持ちが強く持てているわ。自信も本当にある。いつ、どこで誰と戦うかは全く問題にしていない。全員を倒し続ける。それが私の使命。さぁ、やるわ」と颯爽とコメントを残した。

なおフライ級でマネル・ケインと対戦予定だったホジェリオ・ボントリンが減量中に体調不良に陥り、両者の対戦はキャンセルされた。

また今回は英国大会までとはいわないが、シンガポール開催ということもあり、香港、中国、韓国、モンゴルとアジア勢が数多く参戦している。

そのなかで韓国のカン・ギョンホとモンゴルのバットゲレル・ダナーは唯一のアジア勢対決を戦う。

連勝が3でストップしたダナーの再起戦、同じく4連勝を逃した韓国のチェ・スンウも、復活を賭けた一戦で相対するジョシュア・クリバオと、フェイスオフで一触即発という場面が見られた。

■視聴方法(予定)
6月12日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
午前11時00分~PPV
午前11時00分~WOWOWライブ

■UFC275計量結果

<UFC世界ライトヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]グローバー・テイシェイラ: 205ポンド(92.99キロ)
[挑戦者] イリー・プロハースカ: 205ポンド(92.99キロ)

<UFC世界女子フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]ヴァレンチーナ・シェフチェンコ: 124.5ポンド(56.47キロ)
[挑戦者]タイラ・サントス: 125ポンド(56.7キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ヨアナ・イェンジェチック: 116ポンド(52.62キロ)
ジャン・ウェイリ: 116ポンド(52.62キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイク・マシューズ: 170.5ポンド(77.34キロ)
アンドレ・フィアーリョ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジャック・デラ・マダレナ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ラマザン・エミエフ: 171ポンド(77.56キロ)

<フェザー級/5分3R>
チェ・スンウ: 146ポンド(66.22キロ)
ジョシュア・クリバオ: 146ポンド(66.22キロ)

<ライト級/5分3R>
マァフゥシャトゥ: 155.5ポンド(70.53キロ)
スティーブ・ガルシア: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ミドル級/5分3R>
ブレンダン・アレン: 186ポンド(84.37キロ)
ジェイコブ・マルクーン: 186ポンド(84.37キロ)

<バンタム級/5分3R>
カン・ギョンホ: 136ポンド(61.69キロ)
バットゲレル・ダナー: 135ポンド(61.24キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
シルヴァナ・ゴメス・フアレス: 116ポンド(52.62キロ)
リャン・ナ: 116ポンド(52.62キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
ホセリン・エドワルツ: 145ポンド(65.77キロ)
ラモーナ・パスカル: 145ポンド(65.77キロ)

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MMA MMAPLANET o UFC UFN202 ラモーナ・パスカル

【UFN202】ショートノーティスで世界最高峰デビューのパスカル、ダウンを喫しフルマークの判定負け

<女子フェザー級/5分3R>
ジョジアニ・ヌネス(ブラジル)
Def.3-0:30-26.30-27.30-27
ラモーナ・パスカル(香港)

香港からラスベガスへ。インヴィクタからUFCとステップアップを果たしたパスカルに、左ローから左ミドルを蹴る。サウスポー同士の一戦、ヌネスは左で前に出ると、パスカルはガードがなく左右のパンチを振るう。ヒザを入れるなど体格で上回るパスカルは、左エルボーで前に出るが、ノーガードをつかれヌネスのパンチを被弾する。ローからワンツーで前に出るヌネスは、ヒザに左クロスを合わせてダウンを奪う。

ダメージはなく立ち上がり、前に出たパスカルが左ミドルからヒザを連続で突き上げる。ここもスリップ気味に尻もちをついたパスカルが、スタンドに戻るとジャブの差し合いに。ヌネスの左オーバーハンドからの連打に下がるパスカルが、ダブルレッグを決める。ヌネスは腰を切るが十字に見せず、下からエルボー&パンチを繰り出す。上体を起こしてパスを決めたパスカルが上四方へ。ヌネスが強引な変則三角狙いから、スクランブルに持ちこもうとしたところで初回が終わった。

2R、左ミドルからパンチにつなげようとするパスカルだが、ガードがなく左を被弾する。2つ3つめの左でダウンを喫したパスカルは、ケージを背負ってパンチを被弾し続けテイクダウン狙いを潰されてバックグラブを許す。パウンドから絞めを狙うヌネスは乗り過ぎ、パルカルは腰を上げて前方に振り落とす。

パスカルはスピニングバックフィスト、ヌネスは左オーバハンドをヒットさせる。パンチに真っすぐ下がり、ダブルレッグも鋭さがなくなったパスカルはパンチが出なくなっている。ヌネスは左ストレート、右ジャブを当てる。ここで乾坤一擲──ダブルレッグを決めたパスカルがガードの中に収まる。そのまま90秒を過ごした。

最終回、左ハイを狙ったパスカル。ヌネスは左ストレートを当て、ダブルレッグを切って左右のフックを打っていく。右フックから組んだパルカルがヒザを狙うが、ヌネスは距離を取ってかわす。スピニングバックフィストも空振りに終わったパスカルは、エルボーを繰り出す。ヌネスは左を2発連続で当て、テイクダウンをかわしてパンチをまとめる。

スピードで上をいくヌネスに対し、打つ手がなくなっているパスカルはダブルレッグを切られたパンチを纏められると、両手を顔を覆う。ヌネスはここで左ミドルを決め、盤石の試合転換に。残り30秒、ヌネスは左オーバーハンドをヒットさせ最後はパスカルにダブルレッグ・テイクダウンを許したが、余裕のフルマーク判定勝ちとなった。


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LFA MMA MMAPLANET o UFC UFN202   アルマン・ツァルキャン アルメン・ペトロシアン イグナシオ・バハモンデス イスラム・マカチェフ カーロス・ヘルナンデス キム・ジヨン グレゴリー・ホドリゲス シャオ・ロン ジョシアニ・ヌネス ジョナサン・マルチネス フェレス・ジアム ボビー・グリーン ラミズ・ブラヒメジ ラモーナ・パスカル ヴィクター・アルタミラノ 平良達郎

【UFN202】計量終了 第1試合に──平良の第2戦が戦うこともある元LFA王者アルタミラノ登場

【写真】アルタミラノとヘルナンデス、どちらかが平良の相手になることは十分にあり得る(C)Zuffa/UFC

26日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN202:UFN on ESPN+60「Makhachev vs Green」の計量が行われた。

メインはヌルマゴが現役を退いた後、イーグル軍団を引っ張るイスラム・マカチェフがオクタゴン10連勝(※戦績は10勝1敗、2戦目にアドリアーノ・マルチンスにKO負けを喫している)を賭けて、160ポンド契約でボビー・グリーンと対戦する。

当初、ライト級でベニール・ダリューシュと戦う予定だったマカチェフ、ダリューシュの負傷欠場で勝って挑戦権獲得という筋書きは修正が必要になるかもしれにが、近い距離での打撃戦を許さないテイクダウン能力が、グリーンを相手に炸裂するか要注目だ。


今大会は韓国のキム・ジヨン、中国のシャオ・ロン、香港からはラモーナ・パスカルと東アジア所縁のファイターが3人もラインナップに含まれている。

しかし、ライト級のドミクル・クルーズ・スタイルの継承者イグナシオ・バハモンデスと戦うシャオ・ロンが160ポンドと大幅に計量オーバーに。ファイトマネーを40パーセントを没収され、キャッチウェイト戦を戦う機会を得ている。

この他、LFA~UFCショートノーティス・コンビといえるグレゴリー・ホドリゲス&トレンス・マッキニーが揃い踏みする。ホドリゲスはオクタゴン3連勝、マッキニーはLFA時代から5試合連続の初回フィニッシュ記録を伸ばすべきケージに足を踏み入れる。

そんなか日本のファンにとって要注目なのが、第1試合に出場するヴィクター・アルタミラノだ。LFAフライ級王者からコンテンダーシリーズを経てUFCデビュー戦を迎えるアルタミラノに対し、対戦相手のカーロス・ヘルナンデスも昨年のコンテンダーシリーズからのステップアップファイターだ。

LFA時代は纏まりはあるもののコレといった強さを見せることはなかったアルタミラノだが、コンテンダーシリーズで一進一退の攻防で、前に出る姿勢と折れない心の持ち主であるこを世に示した。

アルタミラノは平良達郎のUFC初戦の相手カーロス・キャンデミラノと、コンテンダーシリーズで対戦し競り勝っている。ガチャガチャな動きにある軸は、気持ちの強さ。平良と対戦することも十分にあり得るアルタミラノの試合──見逃すことはできない。

■視聴方法(予定)
2月27日(日・日本時間)
午前6時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN202計量結果

<160ポンド契約/5分5R>
イスラム・マカチェフ: 160ポンド(72.57キロ)
ボビー・グリーン: 158ポンド(71.66キロ)

<ミドル級/5分3R>
ミシャ・サークノフ: 185.5ポンド(84.14キロ)
ウェリントン・トゥルマン: 185ポンド(83.91キロ)

<女子フライ級/5分3R>
プリシラ・カショエイラ: 125ポンド(56.7キロ)
キム・ジヨン: 126ポンド(57.15キロ)

<ライト級/5分3R>
アルマン・ツァルキャン: 156ポンド(70.76キロ)
ヨエル・アルバレス: 156ポンド(70.76キロ)

<ミドル級/5分3R>
グレゴリー・ホドリゲス: 186ポンド(84.37キロ)
アルメン・ペトロシアン: 186ポンド(84.37キロ)

<ライト級/5分3R>
イグナシオ・バハモンデス: 154.5ポンド(70.08キロ)
シャオ・ロン: 160ポンド(72.57キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
ジョシアニ・ヌネス: 145.5ポンド(66.0キロ)
ラモーナ・パスカル: 146ポンド(66.22キロ)

<ライト級/5分3R>
テランス・マッキニー: 156ポンド(70.76キロ)
フェレス・ジアム: 155ポンド(70.31キロ)

<フェザー級/5分3R>
アレハンドロ・ペレス: 144.5ポンド(65.54キロ)
ジョナサン・マルチネス: 144ポンド(65.31キロ

<ウェルター級/5分3R>
ラミズ・ブラヒメジ: 170.5ポンド(77.34キロ)
マイケル・ギルモア: 170.5ポンド(77.34キロ)

<フライ級/5分3R>
ヴィクター・アルタミラノ: 123ポンド(55.79キロ)
カルロス・ヘルナンデス: 125ポンド(56.7キロ)

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『UFC Fight Night 202: Makhachev vs. Green』の対戦カードを紹介

 『UFC Fight Night 202: Makhachev vs. Green』の対戦カードのうち当サイトで未紹介だったカードを紹介していきます。


Makhmud Muradov says he's out of UFC Fight Night 202 vs. Misha Cirkunov(MMAJunkie)

Misha Cirkunov vs. Wellington Turman booked for UFC Fight Night 202(MMAJunkie)

 ミーシャ・サークノフと対戦予定だったマフムド・ムラドフが負傷欠場、代わりにウェリントン・ターマンがサークノフと対戦するとのこと。

 サークノフは昨年10月の『UFC Fight Night 193: Santos vs. Walker』でクリストフ・ジョッコに判定負けして以来の試合で2連敗中。ターマンは昨年8月の『UFC on ESPN 30: Barboza vs. Chikadze』でサム・アルヴィーに判定勝ちして以来の試合。1月の『UFC 270: Ngannou vs. Gane』でホドルフォ・ヴィエイラと対戦予定でしたが、ヴィエイラのドクターストップにより中止されていました。


Controversiële Cachoeira krijgt nieuwe kans van de UFC(Eurosport)

 キム・ジヨン vs. プリシラ・カショエイラの女子フライ級マッチが行われるとのこと。

 キムは昨年9月の『UFC Fight Night 191: Brunson vs. Till』でモリー・マッカンに判定負けして以来の試合で2連敗中。カショエイラは昨年12月の『UFC 269: Oliveira vs. Poirier』でジリアン・ロバートソンに1Rリアネイキッドチョークで敗れて以来の試合。


Gregory Rodrigues vs. Armen Petrosyan Set For February 26 UFC Event(CagesidePress)

Armen Petrosyan(Sherdog)

 グレゴリー・ホドリゲス vs. アルメン・ペトロシアンのミドル級マッチが行われるとのこと。

 ホドリゲスは昨年10月の『UFC Fight Night 196: Costa vs. Vettori』でパク・ジュンヨンに2R KO勝ちして以来の試合で4連勝中(UFC 2連勝中)。ペトロシアンは現在31歳のアルメニア人で戦績6勝1敗。昨年10月の『Dana White's Contender Series 44』でカロヤン・コレフに1R KO勝ちして以来の試合で今回がUFCデビュー戦。


Ramona Pascual signs with UFC, meets Josiane Nunes on short notice at UFC Vegas 49(MMAFighting)

Ramona Pascual(Sherdog)

 ジョジアンヌ・ヌネス vs. ラモーナ・パスカルの女子フェザー級マッチが行われるとのこと。

 ヌネスは昨年8月の『UFC on ESPN 29: Cannonier vs. Gastelum』で行われたUFCデビュー戦でビー・マレッキに1R KO勝ちして以来の試合で7連勝中。パスカルは現在33歳のフィリピン人で戦績6勝2敗。今回がUFCデビュー戦。


Terrance McKinney vs. Fares Ziam opnieuw ingepland, ditmaal voor 26 februari(MMA DNA)

 テレンス・マッキニー vs. ファレス・ジアムのライト級マッチが行われるとのこと。両者は昨年11月の『UFC Fight Night 198: Vieira vs. Tate』で対戦予定でしたが、マッキニーに新型コロナウイルスの陽性反応が出たために中止されていました。今回は仕切り直しマッチとなります。


Alejandro Perez vs. Jonathan Martinez toegevoegd aan UFC evenement op 26 februari(MMA DNA)

 アレハンドロ・ペレス vs. ジョナサン・マルティネスのフェザー級マッチが行われるとのこと。

 ペレスは昨年10月の『UFC Fight Night 193: Santos vs. Walker』でジョニー・エドゥアルドに2Rスカーフホールドアームロックで勝利して以来の試合。マルティネスは昨年10月の『UFC Fight Night 196: Costa vs. Vettori』でズヴァイアド・ラジシュビリに判定勝ちして以来の試合。続きを読む・・・
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INVICTA Invicta FC45 MMA MMAPLANET UFC ラモーナ・パスカル

【Invicta FC45】香港から世界へ。「扉を開けることになれれば」ラモーナ・パスカル、パシェワにTKO勝ち

<153.4ポンド契約/5分3R>
ラモーナ・パスカル(香港)
Def.1R1分00秒by TKO
シャミアー・パシェワ(米国)

上海のUFC PIからベガスへ、そしてインヴィクタ参戦を実現させたパスカルが体重オーバーのパシェワと対戦。サウスポーのパスカルがワンツー、パシェワが右を返しバランスの悪い右の蹴りを繰り出す。パスカルは左ローを蹴り、笑顔を浮かべるパシェワにローからワンツーを蓮ぞする。続いてヒザをボディに入れるとパシェワが動きを止める。

パンチのラッシュから、ヒザをボディ、そして顔面に決めたパスカルがTKO勝ちを決め、「3月からベガスに来て、心身ともに準備してきた。ここまで来るのは大変だったけど、私がアジアの若い選手たちのために扉を開けることになれれば。この機会を与えてくれたインヴィクタに感謝している。皆、自分を信じて前に進んで」と話した。


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INVICTA Invicta FC45 LFA MMA MMAPLANET ROAD FC YouTube   アリーシャ・ザッピテーラ ジェシカ・デルボニ ボクシング ラモーナ・パスカル

【Invicta FC45】計量終了 北米MMA戦い初めはザッピテーラ×デルボニから。パスカル&カーワンも注目

【写真】組みのなかでのダーティボクシングやヒザも重要な攻撃となることが予想される(C)INVICTA FC

11日(火・現地時間)、12日(水・同)にカンザス州カンザスシティのポリス・アスレティック・リーグで開催されるInvicta FC45「Zappitella vs Delboni 2」の計量が行われた。

北米MMAシーン2022年の戦い初めとなる今大会のメインはInvicta FC世界アトム級選手権試合=王者アリーシャ・ザッピテーラ×挑戦者ジェシカ・デルボニの再戦だ。

この両者は昨年5月のInvicta FC on AXSで対戦し、ザッピテーラがスプリット判定勝ちで王座防衛に成功している。とはいっても初回、2Rとデルボニが制したと思われるラウンドをジャッジがチャンピオンのラウンドとしたため、不可解な判定といっても過言でない内容だった。


と同時にインヴィクタFCではオープンスコアシステムを採用しており、デルボニはスコア的に劣勢のなかで3Rを積極的に攻めることができずに、ここを落としたことが敗北を招いたといっても過言でない。

デルボニは翌月のフェニックスシリーズの8人制変則トーナメントを危なげなく制し、リベンジ戦となる今回の挑戦権を得た。優勢とみられるチャレンジャーだが、ジャッジの裁定は当人にはコントロールできない。そこで重要なのが、オープンスコアシステムに対応した臨機応変さ、だ。不足の事態に陥った時に、自らの戦いにアレンジを加えることができるか否か、ここがデルボニにとって王座奪取への鍵となるかもしれない。

今大会で2人のニューカマーにも注目したい。1人目はシャミアー・パシェワと対戦するラモーナ・パスカルだ。香港国籍、中国名ではファン・ターチンというパスカルは、現在ベガスのシンジゲートMMAで練習をしており、過去にはRoad FCに出場経験もある。

香港から韓国、メキシコと流離いのMMAファイター人生を経てインヴィクタへ。パスカルとしては、この地をステップを前提とした定住地としたいところだ。気になるのは対戦相手のパシェワが3ポンド以上の体重オーバーでキャッチウェイト戦で戦うこと。当日の体格差、そしてパシェワのスタミナが気になる。

もう1人の注目の新顔はLFAで活躍してきたヘイリー・コーワンだ。アクロバティックス&タンブリング=アクロバティック体操で2度のオールアメリカンに輝く運動神経の持ち主は、殴られることが厭わないファイターに向いた性格の持ち主でもある。

2020年9月にプロデビュー戦以来の黒星を喫しキャリア5勝2敗となったコーワンが、全キャリアを過ごしてきたLFAを離れ、インヴィクタを選択し再スタートに挑む一戦も見逃せない。

■視聴方法(予定)
1月13日(木・日本時間)
午前10時00分~Invicta FC YouTube & MMA Junkie

■ Invicta FC45計量結果

<Invicta FC世界アトム級選手権試合/5分5R>
[王者] アリーシャ・ザッピテーラ: 104.8ポンド(47.53キロ)
[挑戦者] ジェシカ・デルボニ: 103.8ポンド(47.08キロ)

<150ポンド契約/5分3R>
ラモーナ・パスカル: 150ポンド(68.03 キロ)
シャミアー・パシェワ: 153.4ポンド(69.58キロ)

<バンタム級/5分3R>
モニカ・フランコ: 135.4ポンド(61.41キロ)
ヘイリ―・コーワン: 135.4ポンド(61.41キロ)

<フライ級/5分3R>
ヘレン・ペラルタ: 125.4ポンド(56.88キロ)
エリス・ポーン: 124.8ポンド(56.6キロ)

<アトム級/5分3R>
ケイティ・サウル: 105.9ポンド(48.03キロ)
タミカ・ジョーンズ: 105.3ポンド(47.76キロ)

<バンタム級/5分3R>
マリア・ホセ・ファベラ: 138.4ポンド(62.77キロ)
サラ・クレチカ: 135ポンド(61.24キロ)

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