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【LFA123】試合結果 バンタム級生き残り合戦はエルゲータとアスカルに軍配

【写真】勝利者インタビューで、ローラ・サンコにアフターパーティの参加をとりつけたエルゲータ(笑)(C)LFA

4日(金・現地時間)、インディアナ州ハモンドのホースシュー・ハモンド・カジノでLFA123「Argueta vs Santos」が開催された。

メインのバンタム級戦でキャリア12勝0敗、注目のマイロン・サントスが出場したが、ダニエル・エルゲータがテイクダウンからコントロールしパウンドで圧倒。ひたすらサバイブに努めたサントスを3Rにパウンドアウトした。

セミもバンタム級でアスカル・アルカルがリスクルベク・イブライモフと対戦し、スクランブルゲームで先手を取られても焦らず2R&3Rと取り返し判定勝ちを収めている。

4勝の全てをRNCで一本勝ちしているグラップラーのペイトン・ブレジンスキーに対し、序盤以外はテイクダウン&コントロールで圧倒したコディ・デイヴィス。フライ級に注目のケージレスラーが現れた。

LFA123「Argueta vs Santos」
<バンタム級/5分3R>
○ダニエル・エルゲーダ(米国)■3R2分40秒
TKO
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×マイロン・サントス(ブラジル)
<バンタム級/5分3R>
○アスカル・アスカル(パレスチナ)3R
判定
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×リスクルベク・イブライモフ(キルギス)
<ライト級/5分3R>
○ジョシュ・ストリーカー(米国)3R
判定
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×ミゲール・ジャコブ(ブラジル)
<フライ級/5分3R>
○コディ・デイヴィス(米国)3R
判定
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×ペイトン・ブレジンスキー(米国)
<ライトヘビー級/5分3R>
○ローガン・ネイル(米国)1R1分22秒
TKO
×ホルストン・ウィリアムス(米国)
<フェザー級/5分3R>
○ボー・サマニゴ(米国)3R
判定
×アルベルト・ロドリゲス(米国)
<フライ級/5分3R>
○ケヴィン・フェルナンデス(米国)3R
判定
×コディ・リーニー(米国)
<ライトヘビー級/5分3R>
○ゲイブリエル・モタ(米国)KO
×タイラー・ハフネグル(米国)
<ライト級/5分3R>
○ジャスティン・ラブリック(米国)1R3分24秒
判定
×アレクサンダー・ケカ(米国)


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【LFA123】地獄の12分間──12勝0敗のサントス、ダニエル・エルゲータに撲殺TKO負け

<バンタム級/5分3R>
ダニエル・エルゲーダ(米国)
Def.3R2分40秒by TKO
マイロン・サントス(ブラジル)

サウスポーのエルゲーダがヒジを突き出し、右肩から当たっていくように距離を詰める。サントスは右をヒットさせたが、ダブルレッグかから首を巻き込んだエルゲーダがそのまま投げ、振りむいて抑えにかかる。立ち上がろうとしたサントスに対し、エルゲータは組んで殴り、バックコントロールからワンフックで背中を伸ばす。殴られながらも正対して左腕を差したサントスだが、スタンドに戻ることはできず、がぶられてバックを再び許す。

それでもマウントに移行された直後に足を戻し、バタフライガードを取るなど懸命に耐えるサントスだが、ハーフで抑えられパンチを落とされる。スクランブルでがぶり、ヒザをボディに入れるなど組み勝って打撃を入れるエルゲーダは、残り90秒で立ち上がったサントスをダブルレッグで倒し、バックからパンチを打ちこむ。ワンブックで制し、強烈な勢いの右エルボーを打ち込むエルゲーダが、左で殴ってバックへ。上を向いたサントスは、右エルボーを被弾しながら、ハーフガード&右腕を差し何とかラウンド終了を迎えることとなった。

2R、左ミドルでバランスを崩したエルゲーダが尻もちをつく。サントスは距離をつめず、立ち上がったエルゲーダのステップインに右を当てる。エルゲーダがここもダブルレッグでケージに押し込み、小外刈りでテイクダウンを決める。マウントを取られたサントスは左右のパンチを落とされ、ケージに詰められると横を向かされる。パンチ、エルボーをエルゲーダが打ちつけ、パンチの連打に下を向いたサントスは必死に上を向きなおし、ハーフに戻す。クローズドの中からエルボーを入れるエルゲーダは、ガードが開くと、後方回転からエスケープを図ったサントスのバックに回る。

ワンフック&パンチで一方的に攻め続けるエルゲーダはRNCへ。即反応して、背中をつけたサントスはエルボーを落とされ背中を見せる。ここも上を向いた耐えるサントスが、辛くも5分も生き残った。

最終回、一方的に攻められ続けているサントスに逆転の目があるとすれば、一発でパンチを効かせることだ。しかしエルゲーダは蹴りから組んでケージにサントスを押し込み、跳びヒザからシングルでテイクダウン、バックを制す。背中を取られ、ワンフックで体を伸ばされるという展開を3ラウンド連続で繰り返されたサントスは、3/4マウントで連打され背中を見せる。エルゲーダがエルボーを続け、パンチに切り替える。成すすべなく殴られ続けるサントス、レフェリーが試合を止めないのはエルゲーダから目を逸らさないからか。

それにしても、何もできないサントスを見て──ついにレフェリーが両者の間に割って入った。「2年間、ホームで戦っていなかった。ダチがパーティボックスを持ちこんで、応援してくれたんだ。凄くエモーショナルだよ。ローラ(サンコ)、がっかりだよ。昨日、パーティーに来てくれなかった(笑)。5年前に父に目標を伝えた。それから僕のゴールは変わっていない。口にしはしないけど、でも分かっているよね。そのためにやっている」と勝者は話した。


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【TUF29】復活TUFはチーム・ヴォルカノフスキー✖チーム・オルテガ。バンタム級、注目ファイターは??

【写真】TUF29バンタム級に出場するリウドヴィク・ショリニアン。バックを取ってスロエフ・ストレッチを狙うもの旧ソ連系らしい?? (C)LFA

17日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されたUFC on ESPN22「Whittaker vs Gastelum」の中継内で6月1日(火・同)にTUF29「The Return of The Ultimate Fighter」の中継が始まり、コーチはUFC世界フェザー級王者アレックス・ヴォルカノフスキーとブライアン・オルテガが就任されることが発表された。

この両者は本来、3月27日のUFC260でベルトを掛けて戦う予定になっていたが、王者が新型コロナウィルスに感染し中止となっていた。2005年にSPIKEで放映された第1回が当たり、今のUFC──だけでなくMMAの世界的隆盛のきっかけとなったTUF。2018年まで14年に渡り年に2度のペースでシーズン28まで実施され、今回が3年半ぶりの復活となる。

SPIKE~FOXで中継されてきた名物リアリティTVシリーズも、時代の流れか米国ではESPN+で毎週火曜日に配信が決まった。現状、日本においてはESPN+配信大会はUFC Fight Passで視聴できるようになっているが、TUFに関しては国内の配信体勢に関して正式発表はない。

いずれにせよ、米国での配信がこれまでの放送にように決まった時間帯を設けて行われるのか。ESPN+と同じディズニーのデジタル配信システムのDisney+は配信日の米国太平洋時間の午前0時より全世界で視聴できる。

上記のシステムと同様で、かつUFC Fight Passで視聴できると仮定すると、日本国内でも日付を跨ぐことなく火曜日の午後4時からTUFが見られることになるが──。


今シーズンにUFCとの契約が争われるのは男子ミドル級とバンタム級の2階級で、昨年10月31日(土・同)にシーズン復活のアナウンスがあってから2週間、11月13日(金・同)まで出場選手の申し込みが行われ、16名が決定している。

ここではバンタム級で出演する8名から注目株を紹介した。

ダニエル・エルゲータ(米国)
ブレイディ・ハイスタンド (米国)
ダスティン・ランプロス (米国)
ヴィンス・マードック (米国)
ミッチ・ラポソ (米国)
ジョシュア・レッティングハウス(米国)
リウドヴィク・ショリニアン (ウクライナ)
リッキー・トゥルシオス(米国)

以上の8人がバンタム級の参加者で最年少はハイスタンドの21歳、最年長はレッティングハウスの31歳だ。そのレッティングハウスは16勝5敗で戦績的にも最多試合経験者となる。

ダニエル・エルゲータ(C)LFA

アルゲータ、ハイスタンド、ランブロス、ラポソの4選手は5試合を経験し、4勝1敗のハイスタンド以外が無敗だ。

最年長、経験豊富なレッティングハウスは2014年3月、つまり7年も前にWSOFでマルロン・モラエスの持つバンタム級世界王座に挑戦しており、メジャータイトル挑戦という点においても実績はピカ一といえる。

M-1でもタイトルコンテンダーだったレッティングハウスがまず何番ピックになるのか、彼基準で両コーチの見立てを判断したい。

ウクライナ国籍のアルメニア人ファイター、現在はカリフォルニアのKD MMA所属のショリニアンもイスラエル大会のプレリミとはいえBellatorベテラン、メジャー経験者だ。

9勝1敗のショリニアンはLFAで現UFCファイターのヴィンセント・キャチェロに勝利し、LXF(Lights Out Xtreme Fighting)では堀内佑馬からスプリット判定勝ちをしている。米国や他の国のレスリングとは違う、ソ連系の裸のサンボというべきテイクダウンが面白い選手だ。

(C)Zuffa/UFC

レッティングハウスに次ぎ、11勝6敗というキャリアを持つマードックもまたポストリムでベラトールを経験している。

昨年はコンテンダーシリーズ出場もルイス・サルダーニャに敗れチャンスを逃し、乾坤一擲のTUF挑戦となる。

(C)BELLATOR

トゥルシオスの戦績は9勝2敗で、彼もまた10戦以上のキャリアの持ち主。

2017年にコンテンダーシリーズでボストン・サルモンに敗れているが、コロナパンデミックで流れた者の昨年5月にはコンテンダーシリーズからUFCで注目されるようになったエイドリアン・ヤネツとFury FCで対戦が決まっていただけに、その潜在能力の高さは認められるところだ。

以上、MMAファイターとしたある一定の評価基準を持つ4人選手に対し、キャリア5戦の4人が如何にポテンシャルの高さ、将来性を見せることができるか。その辺りがポイントになりそうなTUF29バンタム級戦線だ。

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