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【Gladiator026】サプラァァァァイズ、山上幹臣が10年振りの現役復帰。フェザー級で中川晧貴✖水野翔

【写真】後輩、箕輪ひろばと復帰に向けて練習を積む山上。箕輪は「ONEストロー級ならボカン・マスンヤネ、グスタボ・バラルトと普通にやれます」という(C)MMAPLANET

5月5日(日)に大阪府豊中市の176BOXで開催されるGLADIATOR026。12日(金)、GLADIATORより、同大会で山上幹臣が9年5カ月振りに復帰、今井健斗と対戦するフライ級3回戦と中川晧貴✖水野翔のフェザー級3回戦という追加カードが発表された。
Text by Manabu Takashima

同大会では既にGLADIATORフライ級王座決定戦=NavE✖オトゴンバートル・ボルドバートル戦、バンタム級の竹本啓哉✖デッチプール、フェザー級のチハヤフル・ズッキーニョス✖アドニス・セビジェーノという国際戦3試合が明らかとなっていたが、山上の現役復帰というサプライズマッチが組まれた。


山上は2007年の全日本アマ修斗フライ級(※52キロ=現ストロー級)3位、翌年8月にプロデビューし同年のストロー級新人王に。その2008年にはRISEのアマチュア部門KAMINARIMONの55キロ級トーナメントで優勝を果たし、プロのリングも経験してきた。

当時、MMAファイターが純粋な立ち技にキックボクサーとして出場するケースは稀で、その打撃のセンスはMMAにおいても誰もが認めるところだった。その後山上は2011年に周囲の期待通り修斗世界ストロー級王座を獲得し、フライ級でUFCを目指すように。

VTJでフライ級の先駆者マモル越えを果たすも、当時から腰のヘルニアに苦しみ続けていた山上はUFCを睨み、経験を積みつつ実績を残すためにRoad FCに挑む。しかし、チョ・ナムジン戦ユ・ジェナム戦と連敗。この間、ヘルニアの手術をしていた山上だが、ユ・ジェナム戦を敗北を受け──人生のプライオリティを家庭に置き、2014年12月を最後にケージを離れる決意をした。

それから9年と5カ月、山上が実戦復帰を決めた。1月のTOPBRIGHTSで現役復帰という噂も流れてきた山上だが、現役復帰の場は意外にもGLADIATORを選択。DEEPとパンクラスで6勝3敗の戦績を残す、今井健斗と戦う。山上の後輩で修斗ストロー級王座を継ぎ、現在はONEで戦う箕輪ひろばは「体力面には不安は残ります。だからとってMMAファイターとして力が落ちているわけじゃない。強いです」と復帰に太鼓判を押す。

とはいってもこの10年でMMAは正常進化を果たしてきた。技術は成熟し、フィジカル強化が進み──山上の閃きが、体力に掻き消される戦いとなっている。そんなかで10年近いブランクを経てなお、山上は「初戦を終えるまで、これからのことは見えない。でもGLADIATORに出る限りはGLADIATORのベルトを獲りたい。チョット、モンゴル人と戦ってみたいですね」と、掴み損ねた国際戦での星を取り戻す意向を見せている。

山上×今井がGLADIATORにとって突然変異的なサプライズだとすれば、中川✖水野は昨年から始まったアジアのフィーダーショー化という路線で生まれた必然的な一戦といえる。日本人同士の戦いが、なぜフィーダーショー化を表す戦いなのか。

フェザー級のみならず、フライ級からミドル級まで今のGLADIATORはアジア勢、特に韓国&モンゴル勢の勢いに飲み込まれている。そのなかで中川はチョ・ソンビン、バットオチル・バットサイハンに連敗、逆に水野はデビューイヤーで4連勝を飾っている。

対アジア勢に向かうために、日本勢同士の生き残り合戦が馬得るのは必然で、逆に今のGLADIATORに欠かせない対戦軸といえる。なお今回のリリースに寄せられた出場4選手のコメントは以下の通りだ。

山上幹臣
「まずは、オファー頂きありがとうございます。対戦相手も若くて勢いある選手で申し分ないので、しっかり倒して10年振りの復帰戦、勝利で飾ります!」

今井健斗
「海外からの選手なども多く、今凄く盛り上がっているGLADIATORに参戦できて嬉しいです。初出場ですが、1番インパクトのある試合を見せられたらと思います。対戦相手の山上選手について、実力も実績もある強い選手ですが、大チャンスをモノにできるように頑張ります」

中川晧貴
「今は外国人選手に2連敗と負けが続いていますが、試合に出させて貰っているGLADIATORの櫻井代表に感謝しています! ありがとうございます! 今回の相手は若手の選手で5連勝中らしいので、ここらで連勝を止めてやろうと思っています。今までは追い掛ける立場だったのが、今は若手選手に追い掛けられる立場になったと自分では思っていて、絶対に負けられないと言う気持ちがより一層強くなりました。今回の試合でしっかりと自分の強さを見せつけて、また追いかける立場に戻りたいと思っています。チャンピオンや上位で戦っている選手に『胡座をかいて待っとけよ!』、俺が居るって分からせたいと思っています。それを見せつけられる試合をしたいと思っています。初心を忘れずにアグレッシブに戦って行きたいです!  reliableの看板を背負うと言う責任感を持ってリングで暴れます」

水野翔
「格闘技&プロレス二刀流の水野翔です。この試合は僕にとってめちゃくちゃチャンス! 4連勝の勢いのままぶっ倒します。
ここで勝って一気にタイトル戦線に絡んでいきます」

■放送予定
5月5日(日)
午後12時30分~THE 1 TV YouTubeチャンネル

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【Gladiator024】モンゴルの未知強バットオチルを相手に再起戦、中川皓貴「俺がおるぞ!!」

【写真】11カ月振りの実戦、フェザー級タイトル戦線で巻き返しはなるか(C)MMAPLANET

明日9日(土)に豊中市176BOXで開催されるGladiator024で中川皓貴がモンゴルのバットオチル・バットサイハンと再起戦を行う。
Text by Manabu Takashima

今年1月、中川皓貴はフェザー級王座決定戦でチョ・ソンビンに惨敗。肋骨2本にひびが入り、救急車で搬送された。一時は引退を口にした中川が、11カ月振りの実戦復帰へ。その裏には西日本で一番熱いジム=リライアブルの練習仲間、応援してくれる人々が存在していた。


──11カ月振りの試合が決まりましたが、正直なところチョ・ソンビン戦の負けを目の当たりにした時は引退してしまうのではないかと危惧していました。

「内心、もう無理やなとは考えました。試合直後には『もう辞めます』と、ポロっと口にしていましたし」

──精神的なダメージもあったかと思いますが、肉体的には?

「あばら骨2本にひびが入っていて……でも、それぐらいで終わって良かったかなっていうぐらいの試合でした。それで道場にもチョット顔を出せなくなっていたら、回りからも『もう辞めるん?』とか、『辞めたん?』って言われて。これじゃあアカンなって思いもしたんですけど、1カ月ぐらいは悩んでいました。ジムの代表のじゅん君にも相談して。その時に『煽り映像を見直してみろ』って言われて。それにジムにいると、やっぱり皆が頑張っている。なら、僕もまだ強くなれるかなって思うようになって。

僕は田中有だったり、じゅん君だったり。背中を追いかけている人がいるので。皆が練習していて、その活気に触れると『やらなアカンな。このままじゃ終われん』となりましたね。いや、やらなアカンよりも……やりたいって感じですね。あれだけ応援してもらっているので」

──実際に世界のメジャーを経験しているチェ・ソンビンとケージに向き合うと、とてつもない圧力があったかと。

「もう行くしかなかったです。で、気がついたら倒れていて救急車が来た──みたいな」

──そのチョ・ソンビンがPFLではバッバ・ジェンキンスに秒殺されました。

「あれは見たくなかったです。もっと行ってくれよぉと思いました(笑)。その前にベルトの返上が早過ぎたことにも納得がいっていなかったですし」

──というのは?

「もう1回やれるなら、やりたいです。まぁ、皆からすると『止めとけ』って言われるんでしょうけどね(笑)」

──いや、それでこそファイターです。

「負けたまんまじゃ終われないです。だからこそ、同じ相手ではないですけど今回の試合で溜飲を下げたいというか。外国人選手に対し、やり返したいです」

──チョ・ソンビン返上後、フェザー級王座はパン・ジェヒョク、ダギースレンという韓国&モンゴル勢、そして河名マスト選手とチハヤフル・ズッキーチョス選手らが争いバンがチャンピオンになりました。中川選手抜きでフェザー級が動いていた時期はどのように思っていましたか。

「皆、強いなとは思いました。と同時に、何で俺とちゃうねんと。なので、ここはもう1回俺が出て取りに行こうかなと思っています。6月の時点で、もうそういう気持ちになっていました。実際、9月大会に向けて準備もしていましたし。でも、仕事の都合で出ることができなかったんです。

だからフェザー級の試合を見ていて、早く戻りたいってなって。で、最初は河名選手と戦うという風にも聞いていたのですが、チハヤフル選手もリライアブルのハンセン玲雄に勝っていて。そこで僕が入ると、おかしくなるみたいな感じになって。それで、このモンゴル人選手と戦うことになりました」

──そのバットオチルですが、1月にモンゴルで練習を見た時は階級が下とはいえテムーレンからテイクダウンを奪い、マウントを取るなどしていました。そして、パワー系のモンゴルにあっていわゆるMMA的な試合運びができるようにも感じました。

「グラジエイターに来ているモンゴル人選手を見ていると、強いんやろうなと思います。でも、ここで1回潰しておかんとモンゴル勢の圧が凄くなるんで(笑)。それにチョ・ソンビンと戦ったことが、生きてくると思います。あの試合は、めちゃくちゃプラスになりました。あんなデカい相手……計量の時と全然違っていて、試合の時は2階級ぐらい上ちゃうんかっていう大きさで」

──はい。まさにウェルター級並みに見えました。

「凄くデカかったです。あのデカい相手に背の低い僕が打撃で行くと、不利ですよね。やっぱり得意の寝技にいく。そのための試合を徹底して組み立てないといけないと分かりました。ガムシャラに行くんじゃなくて、冷静に考えて戦うことが大切だと。今は冷静に一つひとつ創っていくことを意識しています。

チョ・ソンビンの一発はそれだけ強烈でした(笑)。あれ以来、練習中でも深く考えられるようになりました。色々と考えて、組んでいます」

──今も練習はリライアブルだけで?

「ハイ。そうです。でも田中有がタイで練習をしているのを見ていると、僕もめっちゃ行きたいです。そういう修行みたいなことをしたいと思いながら、自分のできることをやってきました」

──次回大会はトーナメント敗退、9月に再起した者同士の一戦=河名✖ズッキーチョス戦も組まれています。恐らくは勝者が次期チャレンジャーになるのだろうというマッチアップです。

「もう、そうですよね。そこに割って入るには? 圧倒的な力の差を見せたい。河名選手とズッキーニョス選手に対しても、『俺がおるぞ』というのは見せておきたいです。2人は僕より上、ベルトに近い場所います。その下には、俺がおるぞという気持ちで戦い、ここで勝てば一緒ぐらいになるので」

──彼らはチョ・ソンビンと戦ってはいません。

「一回、やってみろって言いたいです。アハハハハハ。でも、本当に良い経験になっているので。気持ちは絶対的に強くなりました」

──では現王者パン・ジェヒョクに関しては、どのような印象を持っていますか。

「相手の計量失敗でチャンピオンになったわけやし、ホンマの戦いで巻いたベルトじゃないです。でも、強い相手なのでそこは意識しています。ただ、すぐに挑戦をしたいというわけではないです。試合を積み重ねて、全員を倒したい。パン・ジェヒョクだけ倒して、そこに勝っただけと思われても嫌なんで。強い相手を連続で倒して、挑戦したいです」

──以前、楽しいからMMAをやっていると公言していましたが、何か変わったような気もします。

「今はもう、自分の力を証明したいです。負けが続いているので、自分の強さはどれだけなんかを知りたいし。だからベルトよりも、一つ一つを潰していきたいです」

──同様にこれまでは田中有選手のようになることが、戦う目的でした。今、見ている先が変わったということは?

「それは同じです。田中有を追いかけることが一番です。そこに追いつけるように頑張りたいです」

──次は試合はその田中有選手、じゅん選手と3人で同時出場です。

「めちゃくちゃ嬉しいです。こんな機会があるなら、すぐに出るので。でも、じゅん君の試合は最後にしないと人が客席からいなくなりますよ。だから僕はじゅん君より先に出たいです(笑)。そしてリライアブルの皆に追い込んでもらったので、勝って恩返ししたいと思います」


■視聴方法(予定)
12月9日(土)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator024対戦カード

<フライ級/5分2R>
古賀珠楠(日本)
宮川日向(日本)

<フェザー級/5分2R>
袖裂雄貴(日本)
福山佳祐(日本)

<フェザー級/5分2R>
水野翔(日本)
今村滉(日本)

<GLADIATORライト級次期挑戦者決定戦/5分3R>
田中有(日本)
グスタボ・ウーリッツァー(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
チハヤフル・ズッキーニョス(日本)
河名マスト(日本)

<バンタム級/5分3R>
竹中大地(日本)
テムーレン・アルギルマー(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
上久保周哉(日本)
ペン・ジョウン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
中川皓貴(日本)
バットオチル・バットサイハン(モンゴル)

<フライ級/5分3R>
久保健太(日本)
チェ・ドンフン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
じゅん(日本)
高橋孝徳(日本)

<フライ級/5分3R>
澤田政輝(日本)
イ・スンチョル(韓国)

<フライ級/5分3R>
和田教良(日本)
シン・ジェヒョク(韓国)

<バンタム級/5分3R>
南友之輔(日本)
健太エスペランサ(日本)

<バンタム級/5分3R>
吉田開威(日本)
フェルナンド(ブラジル)

<ライト級/5分2R>
八木敬志(日本)
スモーキー(日本)

<フェザー級/5分2R>
田口翔太(日本)
木村柊也(日本)

<アマ・フライ級/3分2R>
伊藤琥太郎(日本)
辻本涼太(日本)

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【Gladiator024】ウーリッツァーとライト級挑戦者決定戦、田中有「強い相手やったらそれだけオモロイ」

【写真】何も頼まなくても、やってくれる。さすが関西人!!(C)MMAPLANET

9日(土)に豊中市176BOXで開催されるGladiator024で田中有が初参戦、いきなりライト級挑戦者決定戦でグスタボ・ウーリッツァーと対戦する。
Text by Manabu Takashima

田中は2016年のプロデビューから、9試合中3試合を修斗公式戦で戦い環太平洋ライト級王座に挑んだこともある。そんな田中はチームメイトの中川皓貴のチョ・ソンビン戦の敗北を目の当たりにして、「オモロイ」とグラジ出場に気持ちが向いたという。

シンプルに強い相手、外国人と戦いたいという田中は、そのポテンシャルの高さを新天地で結果に結びつけることが絶対となる。


──12月9日、1年振りの実戦復帰がこれまで主戦場としていた修斗でなくグラジエイターになりました。グラジ出場のきっかけは、どういったものだったのでしょうか。

「強い選手が集まっている。外国人選手の来日も増えていて、そいつらを倒してやろうと」

──修斗ではチケットを売る力のあるリライアブルの選手として、どうしても大阪大会の主役というポジションが求められているということはあったかと。

「そうですね。東京で試合をしたのは、岡野(裕城)戦が最後なので4年前ですね。やっぱり東京で試合がしたかったけど、大阪大会のオファーだったので大阪で戦ってきました」

──グラジも大阪やんけ、と言われそうですが(笑)。

「そこは大阪とかでなくて、リライアブルの選手はグラジエイターに出ているから大会を見ていると、強い選手が多い。だから挑戦したいと思ったので。それに中川(皓貴)が1月にチョ・ソンビンに負けて……『おお、オモロイなぁ』って思って」

──えっ、田中選手を目標に兄のように慕ってくる中川選手のあのTKO負けにも関わらずオモロイと……。

「ハハハ。シンプルに強いヤツが来たので、こっちは面白いと思いましたね。ファイターなんで、強いヤツとやりたいんで。グラジエイターはフェザー級やバンタム級が賑やかになっていて、ライト級だって面白いぞって見せたいんで。で、強い相手やったらそれだけオモロイことになるじゃないですか。グラジエイターをもっと盛り上げるつもりで戦います」

──1月に面白いと感じて、出場は12月。ここまで期間が空いたのは?

「特にないのですが、マックス・ザ・ボディ戦で足首をケガして、3カ月ぐらい練習ができなかったんです。そこから色々と調整して、夏にはグラジエイターからオファーがあったんです。その時から12月をターゲットにしていたので、僕としては12月に戦うことで全く問題はないです。それでタイに練習にも行けましたし。ただ正直に言って、修斗でやり残したこともあるんですけどね……。逃げたと思われたくもないし。でも、グラジエイターで結果を残せばそんな声も黙らせることができるかなって」

──修斗ライト級戦線もキャプテン☆アフリカ選手、マックス・ザ・ボディ選手がRoad FCのトーナメントに出て留守になっていましたし。

「でも、取りこぼしたという想いはありますよ。それは、めちゃくちゃあります……」

──キャプテン☆アフリカ選手との環太平洋タイトル戦の時は、もう左肩をガチガチにテーピングで固めていて。ケガをしているのが、丸わかりでした。

「それはもう言い訳になるんで、言いたくないです。自分の負け、それが自分の弱さなので。あの負けがあったから、今の自分があると思っています」

──あの時はテーピングの量も半端なかったので、あれはフェイクで本当は逆側がケガをしているのではと疑ったほどでした。

「アハハハハ」

──大昔、〇〇〇〇〇〇選手が大きな試合の前に足首を負傷して、それを米国の記者に書かれて。『その記事は間違っていて、本当のケガの場所は首だ』って書いて情報操作してほしいと頼まれたことがありました。

「えぇっ!! それで書いたんですか?」

──いえ、そんなことできないから違う方の足首にテーピングを巻けばって(笑)。そうしたら、本当にしていました。

「えぇぇぇぇぇぇぇ!! 凄いですね」

──効果はまるでなかったですけどね。

「僕はバカ正直に、痛い方に巻いてしまいましたよ(笑)」

──完全に狙われてしまいました。

「ホンマに、その通りです(笑)。あの時は正直に巻いていないと、ずっと痺れている状態だったんです。練習もできなかったですし。でもケガをして全然練習もできない状態で試合をし、回復して練習をすると強くなったのが実感できたんです」

──当時と比較すると、今の体調は?

「もう全然違いますよ。あの時と比べると、問題ならないぐらいバッチシです」

──さきほどタイに練習に行ったと言われていましたが、どこのジムへ?

「バンタオMMAに2週間ほど。ジョージ・ヒックマンが指導しているところですね。弟のフランクと2人で教えてくれました」

──なぜ、バンタオに?

「タイにいる知り合いが、バンタオが合っていると。なので、とりあえずバンタオに行って次はタイガームエタイに行ってみようと思います。両方に行こうかとも考えたのですが、ジョージがしっかりと教えてくれるので、行ったり来たりはできなかったです」

──2週間、どのような経験ができましたか。

「基本、MMAスパーは2回だけなんですけど。グラップリングとテクニック。グラップリングクラスで、レスリングを教わることが多かったです。それとムエタイですね。でもグラップリングが多かったです。ロシア人、ヌルマゴメドフみたいな人が多くて、ぶんぶん振り回してくるのかと思ったら、意外とテクニックもありました。とにかく外国人選手と練習して、自分の力や技術を試しました」

──手応えの方は?

「ありました。やられても、やり返すこともできたので。勝負ができるところもいっぱいあっると分かり、良かったです。なによりも、凄く面白かったので」

──バンタオで練習をしている時に。ウーリッツァーとの試合は既に決まっていたのですか。

「いえ、その前です。バンタオの最終日ぐらいにグスタボ選手と挑戦者決定戦になるって聞いて。最初はトーナメントっていう話もあったのですが、挑戦者決定戦で戦うことになり。そこからはグスタボ選手のことしか考えていないです」

──井上啓太選手をKOし、キ・ウォンビンにパウンドアウト負けを喫しました。ウーリッに対して、どのような印象を持っていますか。

「一撃がありますね。グラップリングもちょっとはできるかなって。足関節とかやっているので、寝技もあって一発もある。そこを警戒して戦おうかなって思っています」

──ここで勝てば佐々木信治選手に挑戦することになる?

「それは、そうでしょうね。チャンピオンは佐々木選手なので」

──シンプルにそいつらに勝つという言葉が、冒頭で聞かれました。それがグスタボ・ウーリッツァーや佐々木選手になるのでしょうか。

「強い外国人選手とやりたいです。それでベルトを巻いたら、海外。MMAを始めた時からUFCしか見ていなかったので。取りあえずは海外、外国人の強い選手とやりたいです。バンタオでもフィジカル負けをしなかったので、僕はそうとうにフィジカルが強いです。試合を見てもらったら分かると思いますが、ヤバいですよ(笑)」

──では、そのウーリッツァー戦ではどのようなところを見せたいと思っていますか。

「俺だけを見てもらえれば。ライト級は任せてくださいという感じです」

──ではこの試合に向けて、意気込みの方をお願いします。

「意気込み……意気込みですか、難しいですね。応援してください。本物の田中有を見せます」


■視聴方法(予定)
12月9日(土)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator024対戦カード

<フライ級/5分2R>
古賀珠楠(日本)
宮川日向(日本)

<フェザー級/5分2R>
袖裂雄貴(日本)
福山佳祐(日本)

<フェザー級/5分2R>
水野翔(日本)
今村滉(日本)

<GLADIATORライト級次期挑戦者決定戦/5分3R>
田中有(日本)
グスタボ・ウーリッツァー(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
チハヤフル・ズッキーニョス(日本)
河名マスト(日本)

<バンタム級/5分3R>
竹中大地(日本)
テムーレン・アルギルマー(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
上久保周哉(日本)
ペン・ジョウン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
中川皓貴(日本)
バットオチル・バットサイハン(モンゴル)

<フライ級/5分3R>
久保健太(日本)
チェ・ドンフン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
じゅん(日本)
高橋孝徳(日本)

<フライ級/5分3R>
澤田政輝(日本)
イ・スンチョル(韓国)

<フライ級/5分3R>
和田教良(日本)
シン・ジェヒョク(韓国)

<バンタム級/5分3R>
南友之輔(日本)
健太エスペランサ(日本)

<バンタム級/5分3R>
吉田開威(日本)
フェルナンド(ブラジル)

<ライト級/5分2R>
八木敬志(日本)
スモーキー(日本)

<フェザー級/5分2R>
田口翔太(日本)
木村柊也(日本)

<アマ・フライ級/3分2R>
伊藤琥太郎(日本)
辻本涼太(日本)

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【Special】K-MMA、2023年・秋。グラジで久保健太戦、チェ・ドンフン「ニャムジャルガルにも勝てる」

【写真】1999年1月2日、ソウル生まれ。ポハンには軍人として赴いた(C)MMAPLANET

日本と韓国、MMAにおいても永遠のライバルである両国。Road FCを頂点とするK-MMAは規模的には日本のRIZINのようなビッグステージを持たない。対してUFCファイターの評価は引退したコリアンゾンビに代表されるように、韓国勢の方が高い。9月のDEEP vs BLACK COMBATで後者が日本の老舗を圧倒した。日韓関係に少し変化が見られるようにもなった10月最終週に訪韓、K-MMAの今を歩いた。
Text by Manabu Takashima

特集「K-MMA、2023年・秋」。遅まきながら第三弾は12月9日(土)に豊中市の176BOXで開催されるGladiator024で久保健太と対戦するチェ・ドンフンの声をお届けしたい。

3月大会でフライ級王座挑戦が決まっていたが負傷欠場、9カ月後に仕切り直しを前にキャリア3戦目でDouble GFCフライ級王者となった24歳のK-MMAファイターはどのような想いで日本で戦う。


――3月のGladiatorでNavE選手に挑戦予定でしたが、足の骨折で出場不能となりました。その後、回復具合はいかがだったのでしょうか(※取材は10月26日に行われた)。

「骨折は足の甲でした。自分自身、凄く試合はしたかったのですが、手術が必要で戦うことができなかったです。今もピンが入っているままですが、ドクターから試合に出ても大丈夫だという言葉を貰っています。鋼鉄が足に入っているので、蹴りでKOできるのではないでしょうか。アハハハハハ」

――……。欠場したタイトル戦でチェ・ドンフン選手の代役で出場したニャムジャルガル・トウメンデムベレルがKO勝ちをしてベルトを巻くと、そのままRoad to UFCのワンマッチ契約を勝ち取りました。ケガをしなければ自分が……という悔しい想いはないですか。

「悔しいと思わないといえば嘘になります。でもケガで試合ができないことはしょうがないです。とにかくリハビリに集中して、さらに強くなろうという気持ちでいました。同時に代わりに出る選手なので、どのような戦いをするのかは気になっていました。モンゴルのチャンピオンということで楽しみでもあったのですが、ニャムジャルガルの最近の試合を見ても自分なら勝てますね」

――凄い自信ですね。今回、久保健太選手が対戦相手候補ということですが(※その後、正式決定)、まず日本で戦うことが再び決まったことについてはどのように思っていますか。

「再びチャンスをくれたGladiatorに感謝しています。今回がタイトル戦でなくても、Gladiatorでの試合に集中しています。Gladiatorモードです」

――そんなチェ・ドンフン選手ですが、MMAを始めたきっかけは何だったのでしょうか。

「自分は軍人で、所属基地がポハンにありました。徴兵期間後も下士官として、軍に残っていました」

――ネトフリでD.Pというチョン・へインが主人公を演じる脱走兵追跡のドラマを視ましたが、体罰やいじめなど本当にあれ程えげつないのですか。

「アハハハハ。アレは陸軍の話で、自分は海軍にいましたので。海軍は陸軍よりも××××(※以下自粛)ですよ(笑)。そのまま軍人として生きていくのかと考えた時に、自分が強くになるにはMMAしかない……男としてMMAのスーパースターになりたいと思ったんです。MMAファイターとして生きていくことを決めました。実際、チームMADポハンに所属し人生が変わりました」

――軍に入る前に格闘技の経験はあったのですか。

「中学時代に柔道をやっていました。ただ初めてMMAを見た時に、これは喧嘩だと思ったので打撃を学ぼうと思い、ジムに入ったんです。で、初めてスパーリングをした時の相手がキム・ミンス館長でした。どれだけ殴られても、最後は殺してやろうという気持ちで挑みましたが、全く近づくことはできずにボコボコにされました(笑)。もう血だるま状態で。『これはしっかりと学ぶ必要がある』と思い知り、そこから気合を入れ直しました。

とにかく夕方にジムに行くとボコボコにされて(笑)、血みどろで家に戻るんです。そんな毎日が続くと、『俺は選手とやっていけるのか。本当に正しい判断をしたのか』と疑問を持つようになったこともあります。でも黙々と練習をしていると1日、1日と成長する自分を感じることができて、試合で結果も残せるようになりました」

――キャリア3戦目でDouble GFCのチャンピオンになり、今は4勝0敗です。正直、経験値としては十分でないという見方もされるかと思います。

「自分のレベルアップのため、そしてプレッシャーを与えるためにGladiatorで戦おうと思ったんです。これからは国内だけでなく、海外でも戦っていきたいので。この世界で成功を修めるには海外で連続して戦っていかなければならない。なのでギアを上げることにしました。これから世界のトップ舞台で戦うために、Gladiatorは良いステッピングボードになると思っています」

――MMAファイターとしての強みはどこだと思っていますか。

「自分はフライ級のなかでも大きい方ではないです。過去4試合とも、相手の方が背が高かったです。日本で戦うかもしれない久保選手はリーチが長いそうですが、ステップを使って久保選手の距離で戦わないようにしようと思います。そうですね、インアウト――出入りが自分の強みです。

足を負傷していたので、ボクシングの練習に集中していた期間がありました。そこで身につけた出入りですが、戦いに幅がなかったのも事実です。今後はグラップリングも交えて、圧力を掛ける試合をしたいです」

――キ・ウォンビン、チョ・ソンビン、パク・ジェヒョクとGladiatorでは韓国人王者が生まれていますす。同じ韓国人選手として続きたいという気持ちは?

「そういう歴史を紡ぐよりも、自分のために頑張りたいと思います。Gladiatorフライ級のタイトルを取ります。期待してください」

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【Gladiator023】フェザー級サバイバル戦、河名マスト×ユン・ダウォン&チハヤフル×ハンセン玲雄決定

【写真】タイトル、その先に向けて負けられない生き残り合戦が王座決定戦の前に行われる(C)Zuffa/UFC

9日(水)、GLADIATORより9月30日(土)に豊中市176BOXで開催されるGLADIATOR023 の追加カードの発表があった。

バンタム級選手権試合=王者テムーレン・アルギルマー×チャレンジャー竹本啓哉。フェザー級王座決定T決勝=パン・ジェヒョク×ダギースレン・チャグナードルジ。PROGERSSフォークスタイルグラップリング暫定ウェルター級王座決定T決勝=森戸新士×世羅智茂戦に続き発表されたのは、フェザー級の2試合――河名マスト×ユン・ダウォン、チハヤフル・ズッキーニヨス×ハンセン玲雄の2試合だ。


前述したように同大会ではフェザー級王座決定トーナメント決勝が行われるが、そこで戦うパン・ジェヒョクとダギースレンとの準決勝で惜敗を喫した河名とチハヤフルの再起戦。

河名と戦うユン・ダウォンはチャ・ジョンファン率いるMMA ストーリー所属のファイターだ。チェ・ムギョム、キム・ミンウ、キム・ギョンピョら強豪選手を輩出したMMAストーリー、ユン・ダウォンは今年の2月にBlack Combat代表として、ライト級戦でDEEPライト級チャンピオン大原樹理選手に敗れている印象が強いが、今回は本来のフェザー級での来日となる。

河名にとっては仕切り直しとなったRoad to ―Road to UFC、絶対に落とせない試合となる。対してチハヤフルのリスタートは、ハンセン玲雄とのマッチアップとなった。

パンクラス、DEEPで剛腕を発揮しつつも組みという課題を持ち続けているハンセンは、今回のリリースよると1月大会でリライアブル神戸の同門=中川皓貴選手がチョ・ソンビン選手に敗れた直後から、リベンジと王座奪取を明言していたという。

その後、6月大会でGladiator初出場を果たすと、WARDOGフェザー級チャンピオンの徳野一心一馬選手を30秒で下し、今回のチハヤフル戦を実現させた。

トーナメントが終わっても、続くサバイバル戦。ここに中川が加わることで、韓国人かモンゴル人が頂点に立つグラジのフェザー級戦線がより混迷化してくるか。

以下、今回の試合に向けて4選手の意気込みとなる。

河名マスト
「前回の試合では、自分の思うように試合が進められない中で、新たな発見をすることができました。その発見に頼ることなく、自分のやりたいことを押し付けていく中で、また新たな自分を見つけられるような試合にしていきます。

対戦相手のユン・ダウォン選手は、柔らかくて投げづらいタイプですが、そんなことお構いなしで固めて決着つけて勝ちます。グラジの借りはグラジで返す!」

ユン・ダウォン
「MMAストーリー所属のユン・ダウォンと申します。今回、チャンスを与えて下さったGladiatorの皆さん、本当にありがとうございます。マスト選手はグレコローマンスタイルレリンクのU23世界選手権優勝と聞きました。

彼のようなエリート選手は当然強いでしょうが、未だにMMAに慣れていない感じがします。MMA一筋の私が、しっかりとMMA的なゲームプランを実行して勝たせて頂きます。自分も連敗中ですので、勝利は譲れません。覚悟していて下さい」

チハヤフル・ズッキーニヨス
「ハンセン選手は良い選手だと思います。着実に力をつけてきていて、総合的に戦績以上の実力を持っていると思います。前回の30秒KOもお見事でした。が、申し訳ないのですが僕の負け筋が思いつきません。

彼の打撃で僕は倒れませんし、寝技でも上回ります。ドロドロのスクランブル合戦も望むところです。今大会ではフェザー級タイトルマッチがあり、個人的にはダギースレンが勝ってくれると思っています。

僕も差を見せてフィニッシュして、次期挑戦者として真っ先に名前が挙がる試合をします!」

ハンセン玲雄
「チハヤフル選手は前回大会のトーナメントではダギースレン選手を相手に粘り強い試合をしていて、面白い選手だなと思いました。他の試合を見ても打撃も組みもする、バランスの良い選手という印象です。

前回判定で負けていましたがトーナメントに出ていたチハヤフル選手をしっかり仕留めきって、ベルトに向けて良いアピールをします。

Gladiatorは外国人選手も多く出場していたり、関西にいて世界を体感出来る団体だと思い、その舞台で試合をしたいと思っていました。前回初めて出場したので、今回の試合でまずはGladiatorのお客さんに僕という選手を覚えてもらい、Gladiatorで猛威をふるっている外国人選手をしっかり倒してベルトを獲りたいと思っています」

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Gladiator o PFL UFC ガブリエル・ブラガ チョ・ソンビン ブレンダン・ラウネーン

PFL2023#7:メインイベント・バッバ・ジェンキンス vs. ヘスス・ピネド

フェザー級決勝トーナメント準決勝。

エリートレスラーのジェンキンス。一昨年ベスト4、昨年は決勝でブレンダン・ラウネーンにKO負けして準優勝と順位を上げてきている。今年は初戦で1年目に敗れたクリス・ウェイドにリベンジ達成。2戦目はGLADIATORフェザー級王者のチョ・ソンビンにジャーマンからのチョークで一本勝ち。9点獲得で1位通過。35歳。

ピネドはUFCを1勝1敗でリリースされ、今年PFL初出場。初戦でガブリエル・ブラガに判定負け。2戦目は1R4分15秒以内にフィニッシュしなければ決勝トーナメントに残れない条件の中、昨年優勝のラウネーンにまさかの1RKO勝ち。トーナメント進出を決めた。27歳。

カーフを蹴るジェンキンス。間合いを詰めてきたピネドにタックル。しかしピネド切って離れた。ジェンキンスローシングル。ケージまで押し込んだ。足首を持ってテイクダウンを狙うジェンキンスに鉄槌を入れて耐えるピネド。ピネド切手膝を入れるとパンチを打ち込む。詰めてピネドの左がヒット。さらに飛び膝。ジェンキンス勢いに圧されて下がるとパンチを貰いダウン!すぐにタックルで凌ぐジェンキンス。ピネドケージ際でこらえる。シングルレッグで倒したジェンキンス。すぐ立つピネドだが、すぐにまたダブルレッグでテイクダウン。たおされたが頭を押して立とうとするピネド。立った。離れる。すぐに出ていくピネド。残り1分。ジャブを入れるピネド。ジェンキンスサークリング。左がヒット!ケージを背負ったジェンキンスにラッシュ。ピネドもパンチを振り回して抵抗するが、右をもらい目を押さえる。さらにパンチで追い打ちするピネド。ジェンキンスシングルレッグに入る。ゴング。

1Rピネド。オッズでは圧倒的にジェンキンスだったが、ピネド2試合連続のアップセットか?

2R。ライブオッズが逆転しピネドフェイバリットに。プレスしていくピネド。ジェンキンスが出たところにパンチを当てた!ケージに詰めてラッシュ!ジェンキンスもパンチを返しているがラッシュをもらっている。タックル。ピネド押し倒してマウント!股下を抜けてタックルに入るジェンキンス。ピネド寝かされないようにこらえつつ、バックに回りチョークを狙ったが、反転して外したジェンキンスが初めて上で押さえ込んだ。ピネドのクローズドガード。しかしジェンキンス上で動かない。ピネド両手を広げてブレイクのアピール。ジェンキンス密着したままでブレイクがかかる。ジェンキンスの左目のカットのドクターチェック。再開。残り1分。パンチで出るピネド。ジェンキンスも大振りのパンチを返すが空振り。ピネドケージに詰めてラッシュ!的確にヒット!左が入りぐらついたジェンキンス。もつれるようにタックルに行くも切られた。そこにパンチを入れるピネド。レフェリー止めた!

ビッグアップセット!ピネド初戦判定負けの0勝1敗から、昨年の優勝者・準優勝者を連覇して決勝進出。決勝の相手は今年の初戦で判定負けしたガブリエル・ブラガ。どちらが勝ってもメジャーイベントでほぼ実績のない者が100万ドルをゲットすることに。

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Gladiator Gladiator022 MMA MMAPLANET o Progress RIZIN UFC ダギースレン・チャグナードルジ チハヤフル・ズッキーニョス チョ・ソンビン テムーレン・アルギルマー パン・ジェヒョク 世羅智茂 加賀谷庸一朗 森戸新士 河名マスト 竹本啓哉 網藤雄太

【Gladiator023】9月30日、テムーレン×竹本啓哉。パン・ジェヒョク×ダギースレン。森戸新士×世羅智茂

【写真】蒙古襲来第3幕、竹本はテムーレンを止めることはできるのか(C)Zuffa/UFC

4日(金)にGLADIATORより、9月30日(土)に豊中市176BOXでGLADIATOR023 の開催とタイトルマッチ3試合など第一弾のカード発表が行われた。

当初、10月1日(日)に同所で開催予定だったGLADIATOR023だが、同日に名古屋でRIZIN LANDMARK06が開かれることを受けて、1日前倒しのイベント開催となった。

そんなGladiator023では今年に入ってからのアジア路線が引き続き踏襲され、Gladiatorバンタム級選手権試合=王者テムーレン・アルギルマー×チャレンジャー竹本啓哉、Gladiatorフェザー級王座決定T決勝=パン・ジェヒョク×ダギースレン・チャグナードルジ、PROGERSSフォークスタイルグラップリング暫定ウェルター級王座決定T決勝=森戸新士×世羅智茂戦がまず明らかとなった。


同リリースよると、6月のGLADIATOR022で開幕したバンタム級GPの準々決勝後半の4試合が組まれる予定だったが、出場希望選手が諸事情で参戦できなくなったことを受けて、前半戦と同様の質を保てないという主催者判断でGP戦は中止。既に対戦が決まっていたテムーレンと竹本のタイトル戦を12月から繰り上げて実施することになったとのこと。

またグラジ史上の最高の激闘といっても過言でないフェザー級王座決定T準決勝2試合で、それぞれ河名マストとチハヤフル・ズッキーニョスを破ったパン・ジェヒョクとダギースレンの韓蒙対決によって、チョ・ソンビンが返上したフェザー級のベルトの新しい持ち主が決まる。この辺りはグラジにかつてのHEATの色が加わったようにも思える。

さらに前回大会で森戸新士×網藤雄太、世羅智茂×加賀谷庸一朗という準決勝が行われたPROGRESSフォークスタイルグラップリング・ウェルター級暫定王座決定トーンメントの決勝戦=同級暫定王座決定戦が、森戸と世羅の間で争われる。

この両者2021年9月に開かれたJBJJF第9回全日本ノーギ柔術選手権のエキスパート・ライト級決勝で戦っており、その時は世羅が森戸をレフェリー判定で下している。アドバンテージを取り優勢だった森戸、最終盤にニア・バックテイクでアドバンを獲得して競り勝った世羅。プログレスのFGルールは下になると相手に2Pが加点され、スクランブルで1P挽回できる。

森戸も世羅もADCC2024予選イヤーの今年、テイクダウンからトップゲームにも力をいれており、柔術ではなくグラップリングの総合力が問われる暫定王座決定戦となろう。

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o PFL UFC ガブリエル・ブラガ チョ・ソンビン マルロン・モラエス

PFL2023#4:メインイベント・ブレンダン・ラウネーン vs. ヘスス・ピネド

フェザー級

昨年、初戦で工藤にダウンを奪われたが僅差判定勝ち、そのまま決勝まで勝ち上がり100万ドルを獲得したラウネーン。今年初戦は元WSOFバンタム級王者でUFCタイトル挑戦者のマルロン・モラエスの足をローで破壊して、フェザー級唯一の5点獲得で1位。33歳。

ペルーのピネドは2018年にUFC1勝1敗でリリースされ、今年PFL初出場。初戦は計量後に欠場したチョ・ソンビンの代役でチャレンジャーシリーズから勝ち上がったガブリエル・ブラガにスプリット判定負け。26歳。

パンチで出るピネド。右がヒット。一瞬動きが止まったラウネーンだが、冷静に見ている。ピネドワンツーがヒット。膝!アゴに入って崩れ落ちるラウネーン!パウンド!KO!

ピネドが決勝トーナメントに進出するにはウェイドの勝ったタイム4:15より早くフィニッシュする必要があったが、それを達成。昨年優勝のラウネーンと工藤に1R一本勝ちしたウェイドは予選敗退が決定。

決勝トーナメントは1位ジェンキンス vs. 4位ピネド、2位ブラガ vs. 3位ハイブラエフの対戦に。

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o PFL UFC キック タイラー・ダイヤモンド ダニエル・ピネダ チョ・ソンビン ブレンダン・ラウネーン ランス・パーマー

PFL2023#4:セミファイナル・モヴィッド・ハイブラエフ vs. タイラー・ダイヤモンド

フェザー級

2021年のウィナー、ダゲスタンレスラーのハイブラエフ。2019年のPFLでは準決勝でダニエル・ピネダにKOされたが、ピネダの禁止薬物陽性のためにノーコンテストとなっている。2021年は全試合判定で、ランス・パーマー、ブレンダン・ラウネーン、クリス・ウェイドらを下して優勝。4月の初戦は工藤をテイクダウンからドミネイトして完勝。しかし現在3点のみで、今回も判定勝ちで6点獲得しても、工藤を1Rフィニッシュしたウェイドより下位となり、予選落ちの可能性があるため、フィニッシュを狙いたい。32歳。

タイラー・ダイヤモンドは欠場選手に変わって2戦目から出場。TUF27に出場したが一回戦負け、UFC本戦に出場したがブライス・ミッチェルに敗れてUFC契約ならず。PFLには2021年に出場し、チョ・ソンビンに判定勝ちしたがラウネーンに2-0判定負け。それ以来、2年ぶりの試合となる。決勝トーナメント進出には1Rフィニッシュがマスト。32歳。

間合いを詰めるダイヤモンド。ハイブラエフまずは距離を取るが、ケージまで後退。ワンツーを入れたハイブラエフ。ぐらついたダイヤモンドに飛び膝を放った。また出ていくダイヤモンド。左フックをヒット。ハイブラエフまた下がってサークリング。ハイブラエフ右ハイ。ワンツー。前に出るのはダイヤモンドだが、下がって間合いに入らせず、先に打撃をヒットさせていく。ワンツーを入れたハイブラエフ。右。テンカオ。また右。右をヒットさせたハイブラエフ。ダイヤモンドタックル。切ったハイブラエフ。両膝をついているダイヤモンドをがぶって首を抱える。立ったダイヤモンド。大内テイクダウンを狙ったが倒せず。離れた。ダイヤモンドカーフキック。蹴られて一回転したハイブラエフ。残り10秒でハイブラエフ飛び膝!ダイヤモンド後方にダウン!パウンドラッシュ。しかしゴング。

1Rハイブラエフ。

2R。いきなりシングルレッグでテイクダウンしたハイブラエフ。ハーフで固める。ガードに戻したダイヤモンド。本来ならキープで問題ないポジションのハイブラエフだが、フィニッシュが必要なために固めるだけでなく攻めていく。上半身を固めると足を一本超えてハーフに。しかし残り1分。肩固めのセットそしたハイブラエフ。絞める。タップアウト!

ハイブラエフ、5点獲得で8点。決勝トーナメント進出決定。

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Gladiator MMA MMAPLANET o PFL PFL2023#04 チョ・ソンビン バッバ・ジェンキンス ブレンダン・ラウネーン モヴィッド・ハイブラエフ

【PFL2023#04】バッバ・ジェンキンスが、チョ・ソンビンをスープレックス→RNCで85秒殺=ベスト4確定

<フェザー級/5分3R>
バッバ・ジェンキンス(米国)
Def.1R1分25秒by RNC
チョ・ソンビン(韓国)

1月のGLADIATORで圧倒的な強さを見せ、フェザー級王座を奪取──そのベルトを返上してPFLに戻ったチョ・ソンビンが、ジェンキンスに挑む。掛け率-520のジェンキンスはサウスポーから左フックで前に出て、一気にダブルレッグでテイクダウンを決める。チョ・ソンビンの右足を左腿の上に置き、右に回りつつ立たせてバックに回ると後方にスープレックス。

そのまま両足をフックしてRNCに入ったジェンキンス、チョ・ソンビンが落ちて圧勝、クイックシックスで合計9Pとしプレーオフ行きを決めた。これで9P獲得が2人、現在5Pのブレンダン・ラウネーン、3Pのモヴィッド・ハイブラエフの試合が残っており、レギュラーシーズンの行方が徐々に見えてきた。


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