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AB o UFC ニック・ディアス

UFC on ESPN+97:第6試合・ジョジアニ・ヌネス vs. チェルシー・チャンドラー

女子バンタム級だったが、チャンドラーが1ポンドオーバーしキャッチウェイトに。ヌネス13位、チャンドラー14位。

ヌネスはUFCデビューから3連勝。ムエタイバックボーンのストライカーで、10勝中7KO。ここ2戦はフェザー級に上げての試合だったが、体格的にはバンタムが適正階級。30歳。

チャンドラーはここまでUFC初戦が140ポンド契約、2戦目がフェザー級、今回が体重オーバーによるキャッチウェイトで、バンタムで試合したことがない。ニック・ディアス・アカデミー所属。UFC初戦では、ユリア・ストリアレンコにテイクダウンからのパウンドで1RKO勝ち。それだけでランキング入りした。2戦目は女子フェザー級で、ノルマ・ドゥモンと対戦し、テイクダウンを取られる展開に。ガードからけっこう仕掛けていたが、防がれて判定負け。こちらもムエタイがバックボーンで、柔術は紫帯。33歳。

ランカー同士だが、どちらも女子バンタム級での実績には乏しい。

詰めたヌネス。左オーバーハンド。クリンチしようとするチャンドラーをパンチで引き剥がす。左ボディを入れたヌネスだが、チャンドラー組み付いてケージに押し込む。入れ替えたヌネス。離れた。またパンチで詰めるヌネス。打たれて顔を背けるチャンドラー。また組み付いたチャンドラー。ケージに押し込み四つでクラッチした。テイクダウン。ハーフ。パウンドを入れる。ヌネスガードを取るが、チャンドラーはインサイドから肘・パウンド。ヌネスガードから腕十字へ。チャンドラースラムで叩きつけて凌ぐとまたパウンド。体を起こして強烈なパウンドを入れる。足で距離を作り立ったヌネス。立ち際に蹴りを入れたチャンドラー。まだグラウンド状態で頭部にヒットしたかに見えたがレフェリー流した。ヒットは肩の模様。パンチで出たヌネスだがホーン。

1Rはパウンドの印象でチャンドラー。

2R。またパンチで出たヌネス。左がヒットしぐらついたチャンドラー。ヌネスパンチ連打でケージに詰めたが、チャンドラーまた組み付いた。四つからテイクダウン。押さえ込まれる前に立とうとしたヌネスだが、すぐに上になったチャンドラー。バックマウントに。鼻血を出しているチャンドラー。回転して逃れようとしたヌネス。ハーフにしたが肘連打をもらう。膝で距離を作り凌ぐヌネスだが、チャンドラーまたパウンド。肘。ヌネスには立つ動きなし。下から抱えてディフェンスするだけ。ホーン。

2Rチャンドラー。

3R。詰めて左オーバーハンドを入れたヌネス。左ボディ。しかし組まれることを警戒している。パンチ連打を入れすぐ離れたヌネス。パンチで出ると、組みに来たチャンドラーをプッシングして引き剥がす。ケージを背負わせたヌネスがパンチを入れる。ヌネスの左オーバーハンドがヒットするが組まれてケージに押し込まれた。抜け出て離れたヌネス。またパンチで出るが、ケージ際で組まれそうになり離れる。また出た。チャンドラー組み付くことに成功。ケージ押し込み。入れ替えて離れるヌネス。パンチで攻める。またパンチで出る。顔をそむけながら距離を取ったチャンドラー。飛び込んで左オーバーハンド。ヒットしているが倒せない。ひたすら左オーバーハンド。最後に左オーバーハンドのダブルを放ったヌネスだがタイムアップ。

三者29-28でチャンドラー勝利。

ヌネスUFC初黒星。3Rの戦い方が最初から出来ていれば。テイクダウンを許すとリカバリーが出来なかった。

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45 Grachan Grachan67 MMA MMAPLANET o ONE TSUNE UFC ニック・ディアス ライカ 児玉勇也 南友之輔 宮内拓海 御代川敏志 徳弘拓馬 手塚基伸 松井斗輝 松場貴志 海外

【Grachan67】松場貴志に挑戦、御代川敏志「組みの自信がついたから、思いっきり打撃で勝負できる」

【写真】移動で交通機関の遅れが生じるなか、カラオケ店に入りリモート取材に応じてくれました (C)SHOJIRO KAMEIKE

4日(日)、大阪府豊中市の176BOXで開催されるGrachan67で、御代川敏志が松場貴志の持つフライ級王座に挑戦する
Text by Shojiro Kameike

昨年8月、フライ級挑戦者決定トーナメント決勝で児玉勇也をKOした御代川が松場への挑戦権を獲得した。それは御代川にとって、2021年12月に敗れている児玉にリベンジを果たした瞬間でもあった。これまで御代川といえばグラップラーの印象が強かったが、トーナメント中にストライカーへと変貌を遂げている。その御代川に、スタイルの変化とタイトルマッチへの意気込みを訊いた。


――御代川選手といえば丸坊主のイメージが強かったのですが、今は金髪になっています。確かグラジエイターに出場した時はドレッドヘアでした。いろいろ髪型が変化しているのですね。

「確かに変わっていますね。丸坊主にしたのは、ドレッドヘアが絡まるようになり、試合しづらくなったからなんですよ(笑)。でも、せっかく髪を伸ばしていて勿体ないなぁと思って、丸坊主にした時に刈った髪は今も部屋にあります」

――部屋にドレッドヘアが飾られているのですか!

「最初は髪の毛を寄付しようと思ったんですよ。どなたかがヘアエクステンション用に使えってもらえるように。でもゴチャゴチャに絡まっちゃったので寄付もできず、オブジェとして部屋に飾っています」

――髪型と同じように、御代川選手の試合スタイルも変化してきたように感じます。まずは御代川選手のキャリアについてお聞かせください。

「MMAを始めたキッカケはUFCでした。UFCを見てMMAを好きになり――当時はGSPの全盛期でしたね。選手としてはニック・ディアスが好きでした。それで高校1年の夏ごろ、部活代わりにジムに通い始めたんです」

――それまで何かスポーツは経験していたのですか。

「何もやっていなかったです。あんまりスポーツが好きではなくて。でもMMAを始めたら楽しかったので、『MMAで生活していけたら良いなぁ』と思うようになりました」

――なるほど。現在、MMAと並行して士道館の空手大会にも出場されているので、空手がベースなのかと思っていました。

「空手はやっていなかったです。僕が今、ネクスト赤坂ベースというジムで働かせてもらっていて。その職場で空手を教わってみたら、本当に楽しいんですよ。蹴りやのバリエーションや、基本稽古、移動稽古、型とか楽しいですね。だからMMAとは別に空手も練習しているという感じなんですよ」

――御代川選手のファイトスタイルの変化として、グラップラーからストライカーへと大きく変わりました。前回の試合ではカーフを効かせてから綺麗な右ストレートで児玉選手をKOしました。その変化は空手によるところが大きいのでしょうか。

「空手の影響もありますけど、一番は赤坂ネクストでムエタイを教わったことが大きいです。トレーナーはヌンさんを筆頭に――」

――ヌンさん、とは?

「ヌンサヤームですね、元ラジャダムナン王者の……」

――ヌンサヤーム・ギャットウィチアンさんですか! 元ラジャ2階級制覇王者で、日本でもトレーナーとしての評価も高いです。

「はい。試合でKOできるようになったのは、ヌンさんに教わってからです。打撃のコンビネーションだけではなく、倒せるパンチの打ち方、蹴りの打ち方——あとはその打撃を当てるための戦略や考え方がハマりました。試合のコンセプト、どう戦うかっていう」

――これは失礼な言い方になるかもしれませんが、トーナメント決勝で児玉選手をKOした時、「このコンビネーションを出せる選手だったのか!」と驚きました。

トーナメント決勝、児玉戦では開始早々、カーフが当たり強い音が響いたほどだった(C)GRACHAN

「アハハハ、そうでしょうね。以前は組みの要素が強かったと思いますし。カーフで試合をつくれるようになったことも大きくて。カーフの効かせ方は空手で鍛えられたモノかもしれないです」

――結果、あのトーナメント決勝でご自身も手応えを感じましたか。

「それまで練習ではできていたことが、ようやく試合でも出せるようになりました。自分でも言うのも何なんですけど、器用なほうなので練習では結構できたりするんですよ。でもそれを試合で出せないという期間が長かったです」

――御代川選手は2017年にプロデビューし、2021年までは勝ちと負けを繰り返すキャリアでした。しかし2022年以降は5連勝し、トーナメントでも優勝しています。打撃以外で伸びた部分はありますか。

「やっぱりパラエストラ千葉ネットワークで、組みが伸びたからですね。組みの自信がついたから、思いっきり打撃で勝負できる。パラ千葉に入ったのも、ヌンさんに打撃を教わり始めたのも3年前——ちょうど連勝が始まった頃でした」

――そこでグラチャンのフライ級挑戦者決定トーナメント出場の機会を得るのも、不思議な縁ですね。そうなると必然というか、運命かもしれません。

「はい。練習はガッツリやっていましたが、目標が定まっていない時期でした。あのトーナメントも代役出場だったんですよ。もともと同じパラ千葉の松井斗輝が出る予定で。でも僕が出ることになり、勝ったらベルトに挑戦できる。そのチャンスをもらえたことで、ベルトという目標ができました」

――ではトーナメントに向けて新たに強化してきたものはありましたか。

「強化したものというか……、準決勝(宮内拓海にスプリット判定勝ち)は直前に抽選でカードを決めることになって。でも直前まで対戦相手が分からないと困るじゃないですか。だから岩﨑(ヒロユキGrachan代表)さんにも『困ります』と言ったんですよ」

――すると岩﨑代表は……。

「このほうが選手も成長するから、って(笑)」

――アハハハ。実際に成長できたのでしょうか。

「そうですね。誰と対戦するか分からない。予想できない。だから普段の練習が大切で――自分も成長できたと思います。自分の希望としては児玉選手にリベンジしたかったけど、それは決勝で達成して優勝できたので良かったです」

――では挑戦するチャンピオン、松場選手の印象をお願いします。

「組みでも打撃でも、自分が勝てると思います。もともと自分で勝手に、松場選手に対して強いイメージを持っていました。でも試合映像を視ていると、組みも打撃も自分のほうがレベルは高いと思うようになって。ただ、松場選手はMMAとしてのレベルが高い。試合のつくり方が巧いですよね。だから自分も戦術とか、そういう部分が大切になってきます」

――今回、ベルト挑戦ということでモチベーションも上がっていますか。

「気持ちは上がっています。でも、いつもどおり戦いたいです。グラチャンのベルトを獲ったら、海外で試合をしてみたいですね。以前ストロー級で試合をしていた時は、ONEを目標にしていました。でも勝てなくて、いろんなジムを転々としていて……。それが今はパラ千葉で若い子たちと練習させてもらって、トーナメントにも出させてもらい、自分も成長することができました。もちろん国内でもそうだし、海外の試合も含めて、どれだけ自分が成長したのかを確かめたいです」

■視聴方法(予定)
2月4日(日)
午後0時30分~ GRACHAN放送局

■ Grahan67対戦カード

<Grachanバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者]手塚基伸(日本)
[挑戦者]TSUNE(日本)

<Grachanフライ級選手権試合/5分3R>
[王者]松場貴志(日本)
[挑戦者]御代川敏志(日本)

<ライト級/5分2R+Ex1R>
林”RICE”陽太(日本)
大道翔貴(日本)

<バンタム級/5分2R+Ex1R>
徳弘拓馬(日本)
南友之輔(日本)

<フェザー級/5分2R+Ex1R>
八木匠(日本)
櫻庭泰裕(日本)

<バンタム級/5分2R+Ex1R>
今村豊(日本)
堀之内蒼斗(日本)

<バンタム級/5分2R+Ex1R>
有田一貴(日本)
秋田良隆(日本)

<バンタム級/5分2R+Ex1R>
村上晴紀(日本)
木下竜馬(日本)

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MMA o ONE UFC   イスラエル・アデサニャ カマル・ウスマン ジョン・ジョーンズ ニック・ディアス ロビー・ローラー

ニック・ディアス「UFCにはできるだけ早く試合をしたいと言っている」



ニック・ディアス「年末に試合をしたいが、やるならカマル・ウスマンのタイトルに挑戦したい」(2022年05月27日)

 こちらの続報。


 ニック・ディアスが以下のコメント。

「UFCにはできるだけ早く試合をしたいと言っている」

「ジョン・ジョーンズではないが…まぁイスラエル・アデサニャとかアレックス・ペレイラとか、常にベストな相手と戦いたい」


Nick Diaz(Sherdog)

 ニック・ディアスは8月には40歳になります。2021年9月の『UFC 266: Volkanovski vs. Ortega』でロビー・ローラーに3R TKO負けして以来試合をしていませんが、この時も6年8ヶ月ぶりの復帰戦でした。

 昨年5月に当時ウェルター級王者だったカマル・ウスマンと対戦したいと言った時はデイナ・ホワイトに一蹴されています。続きを読む・・・
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MMA o UFC UFC266 ニック・ディアス

UFC on ESPN+70:第5試合・ニック・マキシモフ vs. ジェイコブ・マルクーン

ミドル級。

マキシモフは父親がディアス兄弟のスパーリングパートナーだった縁で、ニック・ディアス・アカデミーに所属。ニック・ディアスの6年ぶり復帰戦となったUFC266で抱き合わせUFCデビュー。タックルからのテイクダウン→押さえ込みで2連続判定勝ちしたが、前戦は同じく2連勝(ただし、2連続フィニッシュ勝利)のアンドレ・ペトロスキーにタックルを仕掛けたところにダースチョークに捕まって落とされ、MMA初黒星を喫した。

マルクーンはロバート・ウィテカーのスパーリングパートナー。キャリアわずか4戦でUFCと契約し、初戦は18秒でKO負け。その後はテイクダウンからポジションを取って2連続判定勝ちしたが、前戦ではバックを取っても上を取り返される展開が続いて判定負け。

ジャブの連打を入れるマキシモフ。マルクーンもジャブを返す。ジャブの差し合い。詰めるマキシモフ。ジャブがヒットし膝を着いたマルクーンだが、そのままシングルレッグで凌ぐ。テイクダウン。しかしマキシモフすぐ立った。スタンド。ジャブの連打。マキシモフ左フックを入れる。マルクーンダメージはないのか出ていく。ジャブがヒット。シングルレッグに。テイクダウン。潜りを狙って相手が防いだところで立つマキシモフ。しかしマルクーンスタンドバック。テイクダウンを狙う。テイクダウン。バックを取らせて立ったマキシモフが正対し離れる。しかしマルクーンパンチでプレスしケージを背負わせる。右がヒットしたマルクーン。ケージ際をサークリングするマキシモフ。足の運びがぎこちないマキシモフ。怪我か?マルクーンのシングルレッグで簡単に倒される。潜ろうとしたがパウンドをもらう。しかし立った。パンチで攻められ続けるマキシモフ。ケージを背負ったところに連打をもらったマルクーン。ホーン。

終了と同時に苦悶の表情を見せるマキシモフ。足のどこかを負傷したか。しかし普通に続行。

2R。マルクーンシングルレッグ。簡単にテイクダウン。ガードのマキシモフに肘を入れる。ハーフにしてパウンドを入れるマルクーン。マキシモフガードに戻した。上半身を起こして立ち上がったマキシモフ。マルクーン。詰めてケージを背負ったところにパンチ。ジャブから右フック。被弾しているマキシモフ。右ボディ、左フックを入れるマルクーン。一方的な展開。またサンドバック上体のマキシモフ。右ボディ。ガードの隙間を縫ってパンチがヒット。ホーン。

2Rマルクーン。

3R。マルクーン即シングルレッグでテイクダウン。ほぼ抵抗もなく倒されたマキシモフだが、ラバーガード。密着し外すマルクーン。ボディロックからバックを狙うマルクーン。マキシモフ立つと引き剥がした。しかしすぐ詰めるマルクーン。ケージを背負ったマキシモフにパンチを入れるとシングルレッグからバックに回った。放してアッパー。マルクーンまたシングルレッグで倒すとハーフで固めた。押さえ込んだまま殴る。がぶりから離すと立ったマキシモフ。左右のパンチがヒットするが、またシングルレッグで倒された。最後はがぶって固めたマルクーン。タイムアップ。

判定を待つ間、右足を冷やしているマキシモフ。

三者フルマークでマルクーン勝利。

序盤は拮抗していると思ったが、1R中盤にマキシモフが右足を負傷してからは一方的に。

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MMA o UFC ニック・ディアス ブライアン・バトル

UFC on ESPN39:第5試合・コーディ・ブランデージ vs. トレーシアン・ゴア

ミドル級。

ブランデージはここまで1勝1敗。3日前の緊急オファーだったUFCデビュー戦はニック・ディアスの弟子ニック・マキシモフにテイクダウンを奪われる展開で僅差判定負け。2戦目はコンゴの柔道エリートダルチャ・ランギアムブーラに、1R打撃で圧倒される展開から、タックルに来たところでギロチンを決めて逆転勝利でUFC初勝利。MMA7勝のうち3KO・3一本勝ち。

ゴアは昨年のTUF28で決勝まで勝ち上がったが負傷欠場。今年2月に、決勝で対戦する予定だったブライアン・バトルとの対戦でUFCデビュー。2Rにパンチを効かせてラッシュし勝利目前だったが、3Rスタミナ切れして手が出ず判定負け。

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o UFC キック ニック・ディアス マット・ブラウン

UFC276:第9試合・ロビー・ローラー vs. ブライアン・バーバリーナ

ウェルター級。

元王者・UFC喧嘩番長ローラーは現在ランク外。4連敗した後、昨年9月に6年ぶり復帰となるニック・ディアスと対戦。明らかに仕上がっていないディアスを打撃で圧倒して、4年ぶりの勝利を挙げた。3月に40歳となっての初戦。連敗は止めたが、衰えてきているのは否めない。しかし連敗中はランカー相手の試合で、ディアス戦と今回はノーランカーとの対戦。このレベルならまだ負ける訳にはいかない。

バーバリーナはUFC8勝6敗。ハードパンチャーで、パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトは受賞したことがないが、ファイト・オブ・ザ・ナイトは4度受賞している激闘型。勝ち負けを繰り返していて、2016年以来連勝がなかったが、昨年12月にベテランのマット・ブラウン戦が組まれていたがブラウンが欠場となり代役のUFCデビュー戦選手に判定勝ち、今年3月にブラウンとの仕切り直しの試合でスプリット判定勝ちして6年ぶりの連勝中。

カーフキックを入れたバーバリーナだが、ローラー詰めてきた。右ボディ。圧されてケージ際まで下がるバーバリーナ。ワンツー。ローラーの左がヒットしたがバーバリーナ打ち返す。ローラーまたケージまで詰めた。バーバリーナ左がヒット。ローラーも右を当てた。また出るローラー。バーバリーナのパンチを手でサバいてアッパー。一瞬効いたバーバリーナ。至近距離でパンチを打ち込むバーバリーナ。下がらずパリーでサバくローラー。バーバリーナ出ていく。手数はバーバリーナ。常に手を出している。右ボディから左を入れたローラー。その間も手を出し続けるバーバリーナだが、ローラーのアッパーがまたヒット。ケージに貼り付けてワンツー。左ボディ。バーバリーナのハイキックはブロック。ホーン。

1R手数でバーバリーナだが、有効打でローラーという判断もあるか。

2R。今度はバーバリーナが出てきた。飛び込んで左。さらに右アッパー。しかしまたローラー出ていく。間合いに入りバーバリーナがジャブを打ち込むが、ローラーのジャブがヒットし効いた。またジャブ。バーバリーナ逆にパンチで出てきた。詰めるローラー。バーバリーナパンチで飛び込んでケージ際から脱出したが、飛び込むタイミングでカウンターのジャブをもらう。またバーバリーナが飛び込むところに右を合わせるローラー。バーバリーナ左がヒット。ガンガン打ち込んでくるがローラー打ち返す。左がヒット。ローラー守勢に。詰めながら手を出し続けるバーバリーナ。手でサバいたローラー、逆に打ち返すがパンチをもらった。バーバリーナがケージに詰めて肘。ぐらついているローラー。だが手を出す。ケージに詰めたバーバリーナ。貼り付けにしてラッシュ!打たれたローラーを見てレフェリー止めた!

激闘王同士の対戦は、期待通りの打ち合いになったが、バーバリーナが打ち勝った。ローラーは歴戦のダメージもあって効かされたか。

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MMA o   カマル・ウスマン ニック・ディアス

デイナ・ホワイトがカマル・ウスマン戦を希望したニック・ディアスについてコメント

ニック・ディアス「年末に試合をしたいが、やるならカマル・ウスマンのタイトルに挑戦したい」(2022年05月27日)

 こちらの続報。


 ニック・ディアスがカマル・ウスマンとの対戦を希望した件についてデイナ・ホワイトが以下のコメント。

「カマル・ウスマンはパウンド・フォー・パウンド世界一のファイターだ。我々はニック・ディアスがケガをしないように配慮する必要がある」

「私は世界のベストファイターの試合を組んでいる。ニックは何歳だ? バカげた質問だよ」



 また、シーザー・グレイシー柔術アカデミーによると、ニック・ディアスは最近首の椎間板2枚の交換手術を受けたとのこと。完全な回復と試合復帰を望んでいるとのことです。続きを読む・・・
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Column MIKE MMA o ONE UFC   ニック・ディアス マット・ブラウン ロビー・ローラー

7.2『UFC 276』でロビー・ローラーとブライアン・バルベリーナが対戦



 UFCが7月2日にネバダ州ラスベガスで開催する『UFC 276』でロビー・ローラー vs. ブライアン・バルベリーナのウェルター級マッチが行われるとのこと。バルベリーナがインスタグラムで発表し、その後MMAFightingが確認しています。

 ローラーは昨年9月の『UFC 266: Volkanovski vs. Ortega』でニック・ディアスに3R TKO勝ちして以来の試合。その前まで4連敗しており元チャンピオンとは言え崖っぷちの状況でした。

 バルベリーナは3月の『UFC on ESPN 33: Blaydes vs. Daukaus』でマット・ブラウンに判定勝ちして以来の試合で2連勝中。続きを読む・・・
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o ONE UFC   コナー・マクレガー ニック・ディアス ネイト・ディアス ロビー・ローラー

UFCがディアス兄弟のNFTトレカを発売もネイト・ディアス「こんなデタラメ誰も買うな」


 UFCがニック・ディアス&ネイト・ディアスを含むNFTトレカを2500パック限定販売することを告知しています。


 これに対しネイト・ディアスがツイッターで以下のコメント。

「こんなクソみたいなことをされるのならUFCから手を引く必要があるな。お前らはニックに5年間の出場停止処分を科したし、俺にはベイプペン(電子タバコ)で罰金を払わせただろ? なのに今は利益を享受している。こんなデタラメ誰も買うな」

 ニック・ディアスは2015年1月の『UFC 183: Silva vs. Diaz』で行われたアンデウソン・シウバ戦で判定負けしましたが、その後両者に禁止薬物の陽性反応が出たことからノーコンテストになっています。アンデウソンの方はドロスタノロンとアンドロステロンというパフォーマンス向上薬で1年間の出場停止処分を受けましたが、ニックの方はマリファナの陽性反応で5年間の出場停止処分を受けており、2021年9月の『UFC 266: Volkanovski vs. Ortega』で行われたロビー・ローラー戦でようやく復帰しました。

 ネイトは2016年8月の『UFC 202: Diaz vs. McGregor 2』でコナー・マクレガーに判定負けしていますが、試合後会見で電子タバコを吸ったことから罰金処分を受けています。続きを読む・・・
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o UFC ニック・ディアス

UFC on ESPN+61:第3試合・ダルチャ・ランギアムブーラ vs. コーディ・ブランデージ

ミドル級。

コンゴの柔道エリートランギアムブーラ。ここまでライトヘビー級で1勝1敗、ミドルに落としてからも1勝1敗。メインに登場するマゴメド・アンカラエフには、1Rはパンチでぐらつかせる場面があったものの、2Rはテイクダウンからドミネイトされ、3Rには前蹴りから追い打ちのパンチでKO負け。前戦は大振りのパンチで体力を消耗し、柔道の投げで投げても立たれて押さえることができず判定負けしている。

コンテンダーシリーズで敗れUFCと契約できなかったブランデージだが、昨年9月に試合わずか3日前にオファーがあり、出場を了承。ニック・ディアスアカデミー所属のニック・マキシモフにテイクダウンを奪われ続ける展開で僅差判定負けした。

大振りのパンチで出るランギアムブーラ。ブランデージタックルへ。シングルレッグ。受け止めたランギアムブーラだが尻もちをつく。しかし立ってがぶると、がぶったまま頭部にパンチを打ち込んでいく。ブランデージシングルレッグを放さずしがみついているが殴られ続ける。立ったがなおもケージに押し込みながらパンチを入れていくランギアムブーラ。ブランデージバックブローを放ち距離を取るが、ランギアムブーラがすぐにまた出るとケージを背負わせてパンチを打ち込む。パンチの圧に押されて打たれるのみのブランデージ。ランギアムブーラタックルへ。しかしブランデージがギロチンで引き込む。タイトに入っていてランギアムブーラタップ!

パンチでボコボコにされKO負け寸前だったブランデージ、一発逆転のギロチン。ランギアムブーラはタックルが余計だった。あのままスタンドで殴り続けていれば…。