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【FAW2024#02】準決勝=ギレルメ戦へ、中村京一郎「BMFのベルトを日本に持ってくるためにUFCに」

【写真】インタビューはUFC300の前。面白い志向のJ-MMAファイターが出てきた(C)MMAPLANET

本日、会場非公開で開催される格闘代理戦争-THE MAX-準々決勝大会。3月15日の1回戦でミスター・ホンデを96秒で破った中村京一郎は、ギレルメ・ナカガワと対戦する。
Text by Manabu Takashima

プロとしての実績は出場メンバーのなかで頭抜けている中村は、当初より本命視されていた。しかし、そこにギレルメとトミー矢野というMMA志向の強豪柔術家が加わったことで、一気に周囲の危機感は増した。と思いきや、ダブル・ディレクター制を敷く中村を支える中村倫也はポジティブ・シンキングに満ち溢れている。対照的に、岡見勇信は不安が頭が離れない。まるでアクセルとブレーキのような両監督とともに準決勝に向かう中村に話を訊いた。


──準々決勝の勝利から3週間弱(※取材は4月2日に行われた)。中村選手は格闘DREAMERSで既にリアリティTVショーを経験していますが、そこが優位に働くことはあるのでしょうか。準々決勝大会も通常のMMAイベントと空気が違っていたのは確かですし。

倫也 ああ、確かに違いますよね。

岡見 なるほど。

中村 「初めましてっ」ではないので。そこは他の選手とは違うかもしれないですね。ただ僕自身はカメラとかスタッフさんとか、DREAMERSの時から気にしていなかったです。逆にホンデ選手の方があったかもしれないですよね。日本語が分からない。収録。格闘技の試合と揃っていて。だってファイトショーツを試合当日に忘れているぐらいだし。新宿に買いに行っていたらしいです。なんかそれを聞くと、勝った嬉しさがどんどん軽減してしまいましたよ(苦笑)。

──とはいえ、プロのキャリアが上限いっぱいの中村選手だけでに、本命過ぎる。その怖さが監督という立場のお二人はなかったですか。

岡見 絶対に負けられないというのは……変な話、TVの企画だし、負けさせてはならない。ここで負けることはあってはならないという気持ちでした。すんなりと優勝をしてもらわなければいけない。でも番組には、魔の空気感があるので。そこは怖かったです。

──ここに1人、魔の空気感の欠片もなかった人がいます。

倫也 アハハハハ。僕ですか?

岡見 そこが倫也とパト(宇佐美正パトリック)は、何かが乗り移ったかのような強さがありました。特に倫也の最後の凄まじい勝ち方なんかは。「こんなハッピーエンドがありますか」って(笑)。

倫也 それとトーナメント戦って、ワンマッチより想定外のことが起こるとは思います。今回のように3カ月で3試合だとケガの影響とかも出てくるでしょうし。

──そういうなかで、やたらと打撃の前評判が高いミスター・ホンデにあの勝ち方ができたことをどのように自己評価していますか。

中村 たまたまです。あのフィニッシュは。作戦も3分✖2Rで普通と違う。相手の情報もない。だからペースを上げるのは2Rからだったんです。テイクダウンも織り交ぜようとか、そういう話もしていていましたし。

倫也 1日しかないなかで映像を探して、Breakingdownの試合と朝倉海選手のYouTubeでマススパーをしているのを見つけました。スパーと試合の動きが一致していて。奥手のストレートと返しのフック、それとインロー。キックボクシングのなかで嫌な攻撃は、すぐに分かりました。ただキックボクシングの距離だから、一歩外せば良い。それを京一郎は5戦ぐらいの経験でなぜかできてしまうから、僕は全く心配していなかったです。こっちは組みも考えて、試合を組み立てることができるので。

岡見 倫也がそこまでやっているから、スタッフに「岡見選手は何もやっていないですね」って言われちゃいましたよ。アハハハハハ。

──アハハハハ。確かに。

中村 キックの間合いで面倒くさいことにならないよう、四つで組むというゲームプランでしたが、そうはならなかった。組んでみて、ちょっとならないなって思いました。ただ向き合った時に、動きが固かったです。だから最初にフラッシュダウンを奪った時も、そこで仕留めにいかなかった。ホンデ選手は焦っていたけど、集中力が増しました。

倫也 相手がそうなった時って、結構同調してしまうんですよ。そこでラッシュをかけずに、次に勝機が訪れるのを待っていたのも良かったです。あそこで同調していくと、逆に貰うこともあるので。

中村 本当は中に入って、もっと面白い試合をした方が良いかもしれないですが、トーナメント戦なので。

──面白い試合など、必要ないですよね。岡見監督!!

岡見 そこはあえて、僕を名指しですか(笑)。勝ちゃあ良いです。でも京一郎は、僕にない感覚の持ち主なんで。打撃の間合い、見方っていうのは素晴らしいです。あまり被弾しないでKO勝ちができているので。しっかりとMMAを考えた打撃ができる。つまり僕が見ることができなかったところが、見えているのだろうなと。そこを凄く信用しています。

全く緊張をしない。そこも僕とは違うのですが、実はテンションがいつもより高かった。倍までとは言わないけど、8割増しぐらいで話しているし。これから試合だという空気感は全然なくて。

中村 ストライカーだからというのもあったと思います。前日に戦うことが決まったわけで、研究する時間もないからこそ絶対に負けないと思いました。

岡見 普通はそこまでリラックスすると危ないんですよ。普通は。

中村 ケージの中に入ると、スゥっと落ち着くんですよ。そしてグンと集中力が増します。人間の集中力って限られているので、ケージの中に入って上げた方が良いかと思っています。

岡見 僕のキャリアにはないものなので、試合前の京一郎は見ていて不思議な感覚でした。だから逆に怖くなってしまって。そういう選手って、負けて百八十度変わってしまうのも見てきたので……。なので「試合だからね」って言う感じで、要所を締めてはいました。

──今回のフォーマットは約2カ月間に3試合。1カ月に1度のペースで試合があります。初戦は69キロ契約、次からはフェザー級。中村選手の普段の体重は何キロなのでしょうか。

中村 多い時は80キロ以上あります。ただ、今回は75キロぐらいまでしか戻さなくて、今は73キロぐらいです。

──3、4カ月に一度の試合だと中村選手のフィジカルは絶対に武器になると思います。ただ、1カ月おきに10キロの減量がある場合はどうなのか。

倫也 確かに……ただ、僕は高校の時に2週間おきに60キロから50キロまで落としていていました。意外と大丈夫。人間は凄いです。

中村 体が覚えているっていうのもありますね。65キロを覚えていて、食事を抑えると「ハイ、ハイ、ハイ、これね」って体重が落ちていきます。

──いやぁ、岡見選手……この両者の言葉を聞いていると、やはり時代が変わったのかと考えてしまいます。

岡見 特にDREAMERSで出会った子たちは、僕らの時とは違うというのは実感しています。僕らの時代はノウハウがなくて、水を飲まないで落とすなんていう選手もいましたからね。計量が終わったら、コンビニで勝って来たパスタを食べるとか。

──力石徹シンドロームですよね。

中村 アハハハハハ。でも、そういう話も聞いたことがあります。減量は倫也さんに教えてもらったやり方がハマっています。4年目なんですけど、65キロに落としたのは6、7回なので体もフレッシュなんだと思います。

倫也 いや、僕も中学の時とか全く知識がなくて。もちろん、母親もなかった。だから、ずっとコンニャクとキュウリだけを泣きながら、「辛ぇ」って食べていました(笑)。

──エグい、カロリーが低くても栄養価も……。ともあれ進化したダイエットを駆使している中村選手ですが、準決勝はギレルメ・ナカガワ選手と戦うことになりました。決勝進出を考え、他の選手と戦いたかったということはないですか。

中村 僕は誰かと戦いたいとかはなかったです。

岡見 僕も誰でも良かったですね。

倫也 僕は「中谷選手で行こう!!」と。というのも、シャッフルされることを知らなくて。仮で組まれたトーナメント表だと中谷選手だったから、気持ちが中谷選手だったんです。

中村 シャッフルされるっていうのは、試合に勝ってから知りました(笑)。

岡見 まぁ、とにかく山は1回戦。1回戦が全てだと思っていたので。やっぱりリアリティTVショーは特殊な環境で。DREAMERSを経験しているとはいえ、凄く怖かったです。普通の大会なら、全然平気です。でも、この格闘代理戦争の空気が何かを狂わせるんじゃないかと……老婆心ですよね。

中村 それ、対策済みでした。DREAMERSの時、番組をチェックしながら収録が続いていて。あれは感情の起伏が激しかったです。だから、今回は代理戦争の動画を視ていないです。試合だけにフォーカスする。それ以外は目にも耳にも入れないようにしています。番組はトーナメントで優勝してから視ます。

これは狩野(優)選手に負けたことも踏まえて、勉強したことです。あの頃はただ喧嘩をしていていただけで、僕はアスリートじゃなかったです。

だってPOWNDSTORMで勝ったのは倫也さんだけで。控室が一緒の皆が負けた。じゃあ、なぜ? この人だけは勝てたんだって考えました。泣きながら帰ってくる人間とか、いるわけですよ。それだけ背負うモノがあって、実際に背負っているのに戦う時は、それは別モノとして捉えていた。だって、あの時の倫也さんは試合の2週間前に鼻も折っていたんですよ。

倫也 「何があっても関係ない。知らねぇよ」っていう気持ちで。言うと「誰が負けようが知らねぇよ」という気持ちでしたね(笑)。

中村 そこを見習いました。スポーツとしてやっている。減量も練習も、試合に対してのプロセスが──撮影があろうが、徹底していたんだなって。僕も今は割り切りがあるから、試合前に対戦相手の横でインタビューに答えることができて。分けていないと、試合に影響したかもしれないです。それと1試合目だったのが良かったです。試合と試合の間が長いとか、そこは僕には関係なかったので。

それに僕が1試合目にKOをしたことで、他の選手は影響を受けたはずで。逆にあの場で判定勝ちをした中谷選手も、割り切れているんだと思います。

倫也 アスリートって制限のなかで生きているので、ああいう場に立たされると自由にできない。不良上がりは自由にできる。それはそれで羨ましいけど、そういう人はアスリートのような規律はない。そこは戦い方にも表れます。でも、今の京一郎は不良や喧嘩屋とアスリート性の両方を持っています。

中村 髙谷(裕之)さんにも言われました。相手が決まって「作戦とかねぇだろう。明日は喧嘩をすれば良いんだ。相手もお前のこと研究できないんだし」って。

倫也 不良がアスリートになるパターンが一番怖いですよ。

──まさにビビアーノ・フェルナンデスのテイクダウンを切って、殴れる不良上がりですね。

中村 そうなんですよ。テイクダウン防御になると髙谷さんはアスリートになって、技術を言語化もできる。熱いところと、冷静なところを持っているんですよね。

──中村選手がギレルメに対して、そのような戦い方ができるのか。

倫也 初戦の勝ち方も良くて、パフォーマンスも良かったです。もちろん警戒もして、準備もしています。技術的なことをいうと、ワンアタックにピークを持って来ると思うので。そこを集中力を持って対処すれば2回、3回と続くと切れてくるんじゃないかと。無敗といっても、柔術では負けています。そこは京ちゃんの自由さが上回るはずです。

初戦の京ちゃんの打撃を見ると、ギレルメ選手だって同じようには戦えないはずです。真っ直ぐ下がらないし、サークリングもできるので。そういうことにギレルメ選手が、初めて遭遇する試合になりますからね。

岡見 倫也はファン目線というか、もう京一郎の試合を見ることを楽しめるんですけど……僕は心配ばかりで(苦笑)。ホントに勝ってもらわないと。このメンバーのなかでギレルメ選手は一番の相手だと思っていました。ボンサイMMA、クレベルとサトシを引き継いでいる。打撃も振るところは振って、テイクダウンからどんどん極めてくる。固めるのではなく、極める。それがボンサイで創り上げてきたMMAです。

倫也が言ったようにテイクダウンがハマらないと、ボンサイMMA……クレベルは打撃の乱打戦に勝負を賭けてきます。つまりは京一郎の土俵です。そこに持ってくることができれば、京一郎はしっかりと戦ってくれるに違ないです。

──こなれた様に話してくれましたけど、リアリティTVショー向け過ぎて。もう少し、具体的な技術論を話してもらえないですか(笑)。

倫也 アハハハハハハハハ。

岡見 いやいやいや(笑)。ちゃんと話しているじゃないですか。

──ギレルメが引き込む可能性は?

岡見 それもあり得ます。引き込むのか、覚悟を決めて殴り合いにくるのか。気持ちが入っている時と気持ちが落ちた時、ギレルメ選手はどちらを選ぶ選手なのか。何にしろ、京一郎はテイクダウン狙いを1度、2度、3度と切ることが重要です。そこから殴ってくると、僕は思っています。

中村 1回戦と違って対策ができる。それが恐怖になる。フィニッシュしている試合が多いから、この左のパンチを気を付けない──という気持ちが一瞬でも出ると、ギレルメ選手の弱さが出る。ただし恐怖を乗り越えてくるだろうし、そこからの距離、間合いの勝負になると思います。一瞬でも距離を間違えるとギレルメ君、終わるので。組まないといけないという焦りを、3分間で如何に引き出すか。

──逆にギレルメのやるべきことに、ファーストアタックでハメられる恐怖感はないですか。

中村 初戦を見てもパワーを使ってボディロックから倒しに来るので、そこは余りないです。だからこそ2回、3回と切れば落ちてくるのか。それでも前に出てくるのか。あとプレッシャーだけでなく、物理的に削って集中力を切らせる必要もあります。ボディで削るとか、そこに持っていきたいですね。

倫也 バックギアに入っている顔つきをしていて、読めないことをやってきそうで。そこは警戒は必要だと思います。

中村 フィニッシュに入った時、あの顔が少し和らぐんですよ。

岡見 その顔にさせない戦い方をするということで。

──ところで先日、このトーナメントで優勝すると超RIZIN03に出場できるという話がありました。

中村 それもオマケですよね。番組の途中で出てきた話で。「俺もRIZINを目指しています」というキャラになるのは嫌です。

倫也 アハハハハハ。

──ABEMAから「でも、許す」と言って欲しいです(笑)。

岡見 アハハハハ。ストラッサー(起一)じゃないですか(笑)。

中村 僕はやっぱりUFCに行きたいので……というか、行くので。BMFのベルトを日本に持ってくるためにUFCに行きます。次、ゲイジーとホロウェイがBMFでやるじゃないですか。ホロウェイが勝ってくれると、ベルトがフェザー級にくるので。ホロウェイに勝って欲しいです。

■視聴方法(予定)
4月19日(金)
午後7時~ABEMA格闘チャンネル

■FAW2024#02 対戦カード

<フェザー級/3分3R>
ギレルメ・ナカガワ:65.6キロ
中村京一郎:65.65キロ

<フェザー級/3分3R>
中谷優我:65.75キロ
トミー矢野:65.6キロ

<63キロ契約/3分3R>
田畑魂:60.7キロ
ガブリエル・クサノ:62.4キロ

<66キロ契約/3分3R>
脇田仁:63.80キロ
袖裂雄貴:65.75キロ

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45 AB F1 MMA o UFC UFC300   ブログ

『UFC 300: Pereira vs. Hill』ジャスティン・ゲイジー vs. マックス・ホロウェイを見たファイター・関係者の反応

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AB F1 MMA o UFC UFC300   ジャン・ウェイリ

『UFC 300: Pereira vs. Hill』ジャン・ウェイリ vs. ヤン・シャオナンを見たファイター・関係者の反応

面白いほど語彙が増える 中国語の語源図鑑 [ 西 香織 ]


 『UFC 300: Pereira vs. Hill』ジャン・ウェイリ vs. ヤン・シャオナンを見たファイター・関係者のSNSでの反応。続きを読む・・・
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45 AB F1 JAM MMA o UFC UFC300   ジャマール・ヒル

『UFC 300』アレックス・ペレイラ vs. ジャマール・ヒルを見たファイター・関係者の反応

カクタス ノックアウトパンチ SKP-4C75セット


 『UFC 300: Pereira vs. Hill』アレックス・ペレイラ vs. ジャマール・ヒルを見たファイター・関係者のSNSでの反応。続きを読む・・・
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45 AB F1 MMA o UFC UFC300   イリー・プロハースカ ジャスティン・ゲイジー マックス・ホロウェイ

『UFC 300: Pereira vs. Hill』パフォーマンスボーナス/マックス・ホロウェイがWボーナスで60万ドル(約9197万円)獲得

一生困らないお金の習慣 150人のお金持ちから聞いた [ 加谷珪一 ]



 UFCが『UFC 300: Pereira vs. Hill』のパフォーマンスボーナスを発表。

▼ファイト・オブ・ザ・ナイト
・マックス・ホロウェイ vs. ジャスティン・ゲイジー

▼パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト
・マックス・ホロウェイ、イリー・プロハースカ


 記念大会ということで各30万ドルのボーナス。マックス・ホロウェイは60万ドル獲得です。続きを読む・・・
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45 AB MIKE MMA News o UFC UFC300   アルマン・ツァルキャン

『UFC 300: Pereira vs. Hill』スプリットデシジョンだった試合のジャッジの採点/主要サイトの採点

【中古】 E判定からの大逆転勉強法 改訂版 / 柏村真至, 武田康, 村田明彦, 南極流宗家 / KADOKAWA/中経出版 [単行本]


Arman Tsarukyan defeats Charles Oliveira(MMA Decisions)

 アルマン・ツァルキャン vs. チャールズ・オリヴェイラのジャッジの採点。Mike Bellが1,3Rオリヴェイラ、2Rツァルキャンで28-29オリヴェイラ勝利。Adalaide ByrdとRon McCarthyが1Rオリヴェイラ、2,3Rツァルキャンで29-28ツァルキャン勝利でした。

 主要サイトの採点は30-27ツァルキャン支持1人、29-28ツァルキャン支持20人、28-29オリヴェイラ支持8人でした。


Jessica Andrade defeats Marina Rodriguez(MMA Decisions)

 ジェシカ・アンドラジ vs. マリーナ・ロドリゲスのジャッジの採点。Adalaide ByrdとDavid Lethabyが1,2Rアンドラジ、3Rロドリゲスで29-28アンドラジ勝利。Derek Clearyが1Rアンドラジ、2,3Rロドリゲスで28-29ロドリゲス勝利でした。

 主要サイトの採点は30-27アンドラジ支持5人、29-28アンドラジ支持14人、28-29ロドリゲス支持3人でした。続きを読む・・・
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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC300 アレックス・ポアタン アレックス・ポアタン・ペレイラ ジャマール・ヒル

【UFC300】ペレイラの左フックがさく裂!ヒルを1RKOして王座防衛「ヘビー級でも戦いたい」

<UFC世界ライトヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]アレックス・ポアタン・ペレイラ(ブラジル)
Def.1R3分14秒by KO
[挑戦者] ジャマール・ヒル(米国)

サウスポーに構えるヒル。ペレイラはヒルの前の足に左右のローを蹴る。ジャブを顔とボディに振って、左ミドルを蹴る。ヒルもペレイラの前足にローを飛ばして、右フックを見せる。ペレイラがボディにジャブを散らし、ヒルは左ミドルと前蹴り。ペレイラはしつこくボディにジャブを当て、ヒルは左のボディストレートを返す。

ヒルの前蹴りがローブローになり、レフェリーが試合を一瞬ストップする。再開後、ヒルの左ストレートにペレイラが突き上げるような左フックを合わせると、ヒルがダウン。一気に鉄槌を連打し、ペレイラが圧巻のKO勝利でベルトを防衛した。

試合後、ペレイラは「しっかりとプラン通り戦える。蹴りを幾つかミスしたけど、距離とタイミングは完璧だった。ケージの中でも外と同じように、チャンピオンだという意識でいない。ただベルトを持っているだけで。ずっと言ってきたようにブラジルで戦いたい。ヘビー級でも戦う」と語った。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC300 イェン・シャオナン キック ジャン・ウェイリ

【UFC300】王座戦初の中国勢対決はバック×ダウンの奪い合い。王者ウェイリがシャオナンを判定で下す

<UFC世界女子ストロー級選手権試合/5分5R>
ジャン・ウェイリ(中国)
Def.3-0:49-45.49-45.49-45.
イェン・シャオナン(中国)

ともに頭を振って距離を詰め、ローで探る。ウェイリが左ハイを見せると、シャオナンが中に入って右を当てた。ウェイリが右カーフを当てる。さらに左ローを繰り出したが、シャオナンは蹴り足をキャッチしてドライブした。しかしウェイリも切り返してから離れる。上下に蹴りを散らすウェイリは、シャオナンが中に入ってくると右ショートを合わせていく。ウェイリが左ミドル、カウンターの左を当てたが、突撃してきたシャオナンに背中を着かされてしまった。すぐに立ち上がるウェイリ。左で探り合いながら、ウェイリがシャオナンにケージを背負わせる。前に出たシャオナンがパンチでフラッシュダウンさせる。

立ち上がったウェイリがプレスをかけ直すが、シャオナンもローから右ストレートを狙う。組んだウェイリは右腕を差し上げてシャオナンをケージに押し込み、そのまま投げてクリーンテイクダウンを奪った。パスからサイドに移行したウェイリは、反転するシャオナンからバックマウントを奪いRNCで絞め上げる。ここでラウンド終了までシャオナンが耐えたように見えたが、レフェリーが分けた瞬間にシャオナンは落ちていたように見えるものの、試合は続行されることに。

2R、ウェイリが左サイドキックを見せる。シャオナンはワンツーでウェイリを下がらせるが、距離を詰めたところで組まれてしまった。ウェイリがバックコントロールからグラウンドに持ち込むと、トップからパウンドを落としていく。シャオナンはスクランブルに持ち込むも、ウェイリの右オーバーフックで阻まれ、ボトムを強いられる。パスしたウェイリがサイドで抑え込むと、シャオナンはケージキックを狙ったが返せず。

シャオナンの右腕を抱えながらバックもうかがうウェイリに対し、シャオナンはハーフガードで守る。またもバックマウントを奪ったウェイリがシャオナンの体を伸ばし、パウンドを連打する。シャオナンが防戦一方になるも、レフェリーはストップしない。ならばとウェイリは自ら背中を着けてRNCを狙うか。しかし反転するシャオナンに対し、ウェイリは肩固めの体勢に入る。反転してトップを奪い、立ち上がるシャオナン。スタンドに戻ると、ウェイリの右ローにワンツーを合わせた。

3R、互いに距離とタイミングを計るなか、シャオナンの左サイドキックを受けたウェイリがマットに手を着く。すぐに立ち上がったウェイリが距離を詰めるも、シャオナンの右を受けてフラついた。さらにノーモーションの右カウンターでダウンを奪ったシャオナン。ウェイリはマットに背中を着けたまま、スタンドのシャオナンに対して足を効かせる。会場から大ブーイングが飛ぶと、レフェリーがブレイクを掛けた。

スタンドで再開後、ウェイリが距離を詰めるも右ストレートは届かない。反対にペースを掴んだシャオナンが打ち終わりにローを合わせる。右ヒジに右ストレートを合わされたウェイリは、腰を落としながら組み付く。しかしシャオナンがテイクダウンした。ウェイリが体を起こしたシャオナンのボディを蹴り上げて立ち上がった。シャオナンはウェイリの蹴り足をキャッチして再び背中を着かせるも、グラウンドでの勝負にはいかない。やや疲れたか、シャオナンはゆっくりと手を動かしながら、組んできたウェイリに対して右腕を差し上げ、ケージに押し込んだ。

4R、シャオナンの右ストレートにウェイリが左ミドルを合わせた。しかし次はウェイリの左ミドルにシャオナンが右ストレートをカウンターで当ててダウンを奪う。立ち上がったウェイリがテイクダウンを狙うも、シャオナンが切り返した。なおもトップあるいはバックを狙うウェイリは、左足を差し入れてシャオナンの右腕を抑え、パンチを打ち込む。パンチと鉄槌で削りながらバックマウントを整えたウェイリが、シャオナンの体を伸ばす。一度マウントになるも、バックマウントに戻ったウェイリがパンチを落としていく。ウェイリが左パウンドを連打し、シャオナンを仰向けにさせたが凌がれた。

最終回開始前、レフェリーがシャオナンに何か注意を与えた。ラウンドが開始されると、ウェイリが左ミドルから左ハイを当てる。さらにニータップでシャオナンに背中を着かせたが、シャオナンもハーフガードから潜っていく。ウェイリは右オーバーフックからパスを狙うが、ここはシャオナンが立ち上がった。スタンドに戻ると、シャオナンの左サイドキックがウェイリの顔面を捕らえる。しかしウェイリが左ハイからニータップでグラウンドに持ち込みバックマウントへ。反転するシャオナンを抑え込み、マウントを狙う。シャオナンのハーフガードが固いため、相手の足を固定したウェイリがパウンドに切り替えた。

パウンドを嫌がったシャオナンからバックマウントを奪うも、キープは難しい。ウェイリはシャオナンの左腕を取って腕十字の体勢に。これを防がれるとバックマウントからマウントを狙うも、シャオナンはハーフガードで守る。腕を差し上げたウェイリがパウンドを落とし続け、トップをキープしたまま試合終了のホーンを聞いた。

ジャッジは3者とも49-45でウェイリ。UFC史上初の中国勢同士によるタイトルマッチは、王者ウェイリが世界女子ストロー級王座の2度目の防衛に成功した。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC300 イリャ・トプリア キック ジャスティン・ゲイジー マックス・ホロウェイ

【UFC300】超高度な技術戦~残り10秒で殴り合い。ラスト1秒でホロウェイがゲイジーをKO。BMF王者に

<BMF選手権試合ライト級/5分5R>
マックス・ホロウェイ(米国)
Def.5R4分59秒by KO
ジャスティン・ゲイジー(米国)

ジョー・ローガンが「バイオレンスなだけでなく、もっとも技がある」と評した王者ゲイジーが、開始直後からやや近い距離で圧を掛ける。ジャブから左ミドルのホロウェイが、ゲイジーの右をかわす。右カーフを蹴ったゲイジーに対し、ホロウェイが構えを変えてフェイクからジャブを伸ばし、右ローへ。ステップインから左を届かせたホロウェイだが、右カーフで体が流れる。左リードを当てたホロウェイに対し、じっくりと構えたゲイジーは右アッパーを被弾して、直後に右を当てるが左を打たれる。ゲイジーは右カーフを蹴り、やや粗いワンツーを振るう。

ホロウェイは左ボディストレートを当て、右アッパーに続ける。しっかりとゲイジーの動きを見るホロウェイが、カーフをチェックする。それでも痛そうなホロウェイは、左ハイをガードすると右アッパーを放つ。そしてカーフをチェックしてワンツー、ゲイジーが右を思い切り振るう。飛び込みざまにスリップしたゲイジー、足下は滑りやすいか。と前蹴りを入れたホロウェイは、最後に思い切り前にでてきたゲイジーの腹にスピニングバックキック、頭を下げていためヒザが鼻に当たりカットを誘った。

2R、ホロウェイが左三角蹴り、ゲイジーが左ローを蹴る。右から左を振るったゲイジーだが、右ミドルを蹴られる。ガードの隙を見つけて、射抜くような攻撃を見せるホロウェイはカーフもしっかりとチェックしている。ゲイジーの右にエルボーを打とうとしたホロウェイだが、その前にアイポークがあり試合が中断する。1分ほどのインターバルで試合は再開、ここからも慎重な戦いが続く。ホロウェイが右ボディ、右ミドル蹴り、ワンツー。ゲイジーが右からの右カーフが決まった。と続くパンチの応酬で、再びアイポークがあり試合は2度目の中断に。

ここもすぐにリスタートとなり、両者の動きのギアが一段上がったか。ゲイジーが左リードフックから右を振るう。カーフで姿勢が乱れたホロウェイはオーソのまま左足を蹴られる。残り5秒、蹴りからワンツーをホロウェイが入れた。

3R、右ボディを殴ったホロウェイだが、右カーフを蹴られる。ゲイジーは前蹴り、ホロウェイが右ミドルハイを返す。さらにホロウェイが左ミドルを入れ、ゲイジーは右カーフを蹴っていく。前に出てくるゲイジーに左フックを被せるホロウェイの左足はいつまで持つのか。ゲイジーが左フックを当てるも、ホロウェイはワンツーからスピニングバックキック、さらに左ジャブでゲイジーが動きを止める。それでも右カーフを返したゲイジーだが、スピニングバックキックでまたも腹を蹴られる。

残り80秒、ゲイジー・チャントのベガスのファンだが、右を受けたゲイジーが顔をガードで覆う。そこからボディを放ったゲイジー。ホロウェイはゲイジーのステップバックのタイミングで踏み込んで、右を伸ばす。ホロウェイの距離で3Rが終わった。

チャンピオンシップラウンドの4R、ゲイジーがまず右前蹴りを蹴る。ホロウェイも右前蹴りを駆使し、右ボディへ。さらに左ハイを狙ったホロウェイだがワンツーを打たれる。テイクダウン狙いのフェイクを見せたゲイジーが、左を当てる。直後に右を打ち返したホロウェイ、ゲイジーが動きを止め左ジャブでも足が止まる。すぐに前に出てきたゲイジーが右カーフ、ワンツーをかわしたが自らも左を空振りする。

ゲイジーの空振りの後に右をヒットさせたホロウェイが、右ヒザをボディに突き刺す。カーフに左フックを合わせたホロウェイだが、右一発でダウンを喫する。立ち上がったホロウェイにラッシュをかけると思いきや、ここでも間合いを測ったゲイジーがジャブ。ボディを打ったホロウェイは、右をテンプル付近に被弾したが、ダメージはなかった。

最終回、ゲイジーがジャブを当てる。ボディから右も、ホロウェイがまたもスピニングバックキックを放つ。前に出るゲイジーに対し、回るホロウェイが右をヒット。さらにワンツーから右を当てると足がふらついたゲイジーがケージまで下がる。パンチのラッシュ、ヒザを入れたホロウェイは間合いを取り直して、スピニングバックキック。

ラフな打ち合いに持ち込ませないホロウェイが、またも右を当てる。ゲイジーが左を返すが、すぐにワンツーをホロウェイが放つ。残り90秒、左ボディを入れたホロウェイが関節蹴り、前に出てくるゲイジーにスピニングバックキクを放つ。ゲイジーは前に出て右オーバーハンドも腹を殴られる。距離、タイミングを考え、高度な打撃戦を繰り広げた両者。最後の10秒で足を止めての打ち合いになると、軸が乱れパンチが空を切るゲイジーに対し、ホロウェイがボディから右で顔面に打ち抜く。ゲイジーが頭から崩れ、タイムアップ1秒前のKO決着となった。

このまま判定でも勝利を手にしていたであろうホロウェイは、最後に打ち合いに応じKO勝ち。まさにBaddest Motherfucker、最高にヤバいヤツが、最高にイカした勝利を手にした。

「ゲイジーは本当のBMFだ。彼はこの試合で何も失っていない。エルマタドール(イリャ・トプリア)は逃げた。イスラムでも構わない。145ポンドでも155ポンドでもタイトルを賭けて戦う。俺はここにいるぞ。これが本当のBMFだ。この機会を与えてくれた皆、ダナに感謝している。俺は誰とでも戦う」とBMF王者が咆哮が館内に響き渡った。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC300 アルマン・ツァルキャン イスラム・マカチェフ キック シャーウス・オリヴェイラ

【UFC300】極めとパウンドの攻め・防ぎ合い。アルマン・ツァルキャンがオリヴェイラに2-1勝利

<ライト級/5分3R>
アルマン・ツァルキャン(アルメニア)
Def.2-1:29-28.29-28.29-28
シャーウス・オリヴェイラ(ブラジル)

左ハイにオリヴェイラに軸端払いを合わされ、姿勢を乱したツァルキャンがシングルへ。切ったオリヴェイラはがぶりから、立ち上がったツァルキャンにジャンピングギロチン。懸命に腰を押すツァルキャンからマウントを奪うと、エルボーを落とす。もう一発エルボーを入れたオリヴェイラは肩ブリッジにもマウントをキープする。2度目の肩ブリッジでリバーサルし、胸を合わせたツァルキャンが細かいパウンドから左エルボーを2発決める。

スイープ狙いを防がれたオリヴェイラはクローズドガードを取る。ツァルキャンは強烈な勢いで右エルボー落とす。スイープ狙いで崩し、右足を掴んだ状態でツァルキャンの顔面を蹴ったオリヴェイラ。素晴しいバーリトゥード技術だが、ツァルキャンは左ヒザがキャンバスについており、明白に反則だ。ドクターチェックを受けたツァルキャンのトップポジションで試合は再開。オリヴェイラに減点はなかった。

ツァルキャンは狭いスペースでエルボーを入れ、オリヴェイラがスイープからスクランブルに持ち込む。エルボーを見せて離れたオリヴェイラに対し、ツァルキャンがスピニングバックキックを放ったところで時間となった。

ハグから始まった2R、オリヴェイラが右ストレートをヒットさせる。ワンツーでつめ、ヒザをボディに突き上げるツァルキャンがジャブへ。続いてカカト落としを蹴ったツァルキャンが、シングルレッグでテイクダウン。後転してスクランブルに持ち込んだオリヴェイラはボディロックに左腕で頭を抱える。頭を突っ込みギロチンを防いだツァルキャンが、その頭を抜いてテイクダウンに成功する。オーバーフックでツァルキャンのパウンドを防ぐ──巧妙なガードワークを駆使するオリヴェイラだが、それでもエルボーは受ける。

残り2分、三角絞めを防いだツァルキャンだがパウンドは打てない。オリヴェイラは致命傷にならない位置のパンチは打たせ、顔面だけは守る。それでもツァルキャンは左ヒジを連続してカットを誘うと、ついに勢いのある右のパウンドが打てるように。終了間際に腕ひしぎ腕固めで右腕を伸ばしたオリヴェイラだが、時間となった。

最終回、オリヴェイラの跳びヒザは空を切り、ツァルキャンがワンツー。オリヴェイラもワンツーから、フックの応酬へ。詰めてクリンチのツァルキャンが右腕を差す。ヒザのオリヴェイラに対し、エルボーのツァルキャンが離れてダブルレッグ。切ったオリヴェイラはジャブを被弾する。それでも右ミドルを決めたオリヴェイラだが、ダブルレッグにギロチンを合わせるも倒されてサイドで抑えられる。

ヴァンフルーのツァルキャンが、クルスフィックスを狙う。と、反転したオリヴェイラの動きを利してバックに回る。オリヴェイラは足のフックを許さないよう動き、強引に乗ってきたところで前方に落とす。すかさずダースから、ノーアームギロチンをセットしたツァルキャン。一瞬、腹ばいで体が伸びるような仕草を見せたツァルキャンが時間まで耐え、激闘が終わった。

結果、スプリット判定勝ちを手にしたツァルキャンは「この階級で最高の人間であるオリヴェイラに感謝している。ただ、ジャッジ1人が彼につけたのは理解できない。とにかく僕は王座に挑戦したい。5年前、ショートノーティスで戦ったけどイスラム・マカチェフにとって一番タフな試合になった。彼が機会を与えてくれるなら、次に勝つのは僕だ」と話した。


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