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ROAD TO UFC・エピソード1:第4試合・鹿志村仁之介 vs. キ・ウォンビン

ライト級。

鹿志村は20歳。本来はフェザー級で、バンタム級への転向も計画していたが、先週土曜日にライト級トーナメントの欠場者の代役として出場を決意。今年3月のパンクラスではハンセン玲雄に打撃で攻め込まれ、KO負け寸前から三角絞めで逆転勝ち。4月には沖縄で滝田J太郎に勝利している。前の試合に出場した風間とは、小学生の頃からストライプル茨城で一緒に練習していた。

ウォンビンは日本でも修斗やDEEP、GLADIATORに出場し、GLADIATORではライト級王座を獲得。昨年は韓国のDouble Gでもライト級王座を獲得している。31歳で15勝7敗。

勝者はこの後のエピソード2で行われるジェカ・サラギ vs. パワン・マーン・シンの勝者と準決勝で対戦する。

体格が明らかに違う。ウォンビンが一回り太い。ローを入れる鹿志村。ウォンビンもローを返す。組んでいく鹿志村。投げられ下になるが腕十字から足関へ。内ヒール。防いでパウンドを入れるウォンビン。また足関。内ヒール。しかし足を抜かれて立たれた。スタンド。ウォンビンのローにタックル。倒したがすぐ立つウォンビン。飛びつき三角。ベースを作り防ぐウォンビンだが今度は足関。ウォンビンはパウンドを打ち込む。しかし外されサイドを取られた。肘を打たれる鹿志村。動きが止まり打たれる鹿志村。レフェリー止めた。

勝ったウォンビン、左眉を大きくカットしている。もし1R終了まで粘れたらわからなかったか。

完敗だった鹿志村だが、爪痕は十分に残した。やれるだけのことをやりきった。

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【NEXUS23】日本国内の未知強?!=寿希也、プロ2戦目は滝田J太郎をヒザからパウンドアウト

【写真】勢いがある一方で、勢い任せでないところが良かった (C)MMAPLANET

25日(日)に東京都新宿区のGENスポーツパレスでNEXUS23が開催された。試合レポート第2弾は柔道からMMAのベストへ。日本国内において、未知強に相応しい寿希也のプロMA2戦目となる滝田J太郎戦の模様をお届けしたい。


<フェザー級/5分2R+ExR>
寿希也(日本)
Def.1R4分51秒by TKO
滝田J太郎(日本)

サウスポーのJ太郎が、寿希也のローをキャッチしに掛かる。2発目のローの蹴り終わりにシングルに入ったJ太郎が引き込み、潜っていく。これを切った寿希也はスタンドに戻ると、テイクダウン狙いを切ってワンツーを伸ばす。右を被弾し、引き込んだJ太郎、寿希也は突き放して立ち上がる。

ジャブにも組みつつガードを取るJ太郎、寿希也はグラウンドには付き合わない。執拗にシングルに入ったJ太郎が、ケージに押し込みボディロックからバック、落とされそうになると腹固め&絞めを狙う。

寿希也が正座から立ち上がると、足のフックを解いたJ太郎がバックコントロールからテイクダウン、再びバック&腹固めを見せる。これを振り落とした寿希也がスタンドで待ち受け、J太郎はレフェリーの指示でスタンドへ戻される。

ダブルレッグを切り、右を伸ばした寿希也がジャブ、テイクダウン狙いを切ってワンツーを打ち込む。続くJ太郎のダブルレッグに、右ヒザを合わせた寿希也が倒れたところにパウンドの追撃でKO勝ちを決めた。「山田さん、タイトルお願いしま~す」、勝者はマイクでアピールした。

組んで下から崩そうとするベテランをに圧勝の寿希也、次は上を取る組みの強いファイター、もしくはバリバリのストライカーとの試合が見てみたい。

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【NEXUS23】ビッグマウスか、モノホンか?! MMA2戦目、寿希也「ポテンシャルが違うんで」

【写真】1996年7月8日生まれ、兵庫県竜野市出身。寿希也は東洋大姫路高校から金沢学院大学に進学し、自衛隊体育学校まで柔道を続けた(C)NEXUS

25日(日)、東京都新宿区のGENスポーツパレスで開催されるNEXUS23で寿希也が、プロ2戦目で滝田J太郎と戦う。

MMAの練習を始めたのは、昨年の9月から。今年の4月のプロデビュー戦で一本勝ち──NEXUS山田俊平代表の一押しにインタビューを試みると、ビッグマウスと捉えられても仕方ない自信家がそこにいた。

これだけの言葉を口にするのであるから、相当の覚悟もできているだろう。寿希也がほら吹きとなるのか、有言実行の日本を代表するMMAファイターになっていくのか──要、注目だ。


――初めまして。MMAインタビューでは初インタビューとなります。今回、プロ2戦目になる寿希也選手を山田俊平ネクサス代表から要注目のファイターだということを伺いました。ただし私自身が寿希也選手について、ほとんど知識がありません。もともと柔道をされていたと伺っています。

「ハイ、柔道は小学校1年生の時から、24歳になるまでずっとしていました。中学、高校と目立った成績を残していないですけど、大学の時に学生選手権で5位になりました。あとは国際大会でも2番になっています」

──その頃にMMAへの興味は?

「小学校の頃からPRIDEとかTVで視ていました。柔道を終えたら、MMAをやろうかという気持ちはありましたけど、趣味程度の気持ちでした。やはり柔道で五輪に出たいと思っていたので。

それで自衛隊体育学校で、実業団柔道を続けながら五輪を目指していました。でも肩をケガして1年ほどブランクができて……去年、五輪メンバーに選ばれなかった時に柔道は諦めました。もう次を目指すとなると、30歳近くになるわけですし、そんなに柔道を続けて良いモノなのかと考えて。

でも五輪っていう夢をずっと持っていたし、スポーツをずっとやってきたので、MMAで世界に通用するようになりたいって思ったんです。それなら中途半端にやるんじゃなくて、本腰入れて一からMMAをやろうと思い、去年の7月31日に退職し、格闘技の世界に飛び込むことにしました」

──特別職の国家公務員を辞して、MMAの世界に。周囲の反応はいかがでしたか。

「特に反対意見はなかったです。『寿希也がやりたいようにやれば良い』、『寿希也なら成功するだろう』みたいな感じでした」

──なるほどぉ。BLUE DOG GYMで練習するようになったのは?

「知り合いがBLUE DOG GYMで練習していて、見学をしにいって決めました」

──他のジムを見て回るとかはなくて?

「なかったですね。僕のなかでは、どこにいても強くなれるっていう自信があったんで。実際に練習してみると、打撃とか凄く難しかったです。でもBLUE DOG GYMの先輩方は、凄く優しくてしっかりと教えてくれます」

──そこに柔道で培った組技、フィジカルが加われば問題ないと?

「う~ん、でも柔道とMMAは全く別物だと思っています。そんな甘い世界じゃないと思っているので、それ相応の努力はしてきました」

──ではMMAに専念すると決めた時、目標はどこに掲げていたのでしょうか。

「UFCファイターです!! 世界で一番強い男になりたいので。単純に」

──そして4月のプロデビュー戦では、アメリカーナで一本勝ちでした。実際に戦ってみて、何か感じることはありましたか。

「特に……デビュー戦やし、こんなもんやなって。回りは『凄いな』、『デビュー戦であんなに緊張もせず戦える人間はなかなかいないよ』と言うてくれましたけど」

──初めての打撃有りで緊張しなかったですか。

「全くないですね。僕のなかで通過点なだけですから、怖さも全くなかったです。練習中でも打撃に関して、怖さを感じることはほとんどないです。僕、痛いのは当たり前やろうって思ってやっていますから。自分で打撃を使う方も問題ないし、むしろ打撃が好きですね」

──UFCを目指すうえで。キャリアの積み方に関しては、どのように考えていますか。

「会長に全て任せています。どこに出るかも、僕が出たい場所とかも特にないので、会長に言われたところで戦い、試合をするだけです」

──ではUFCにステップアップするために、戦っておきたい同階級の選手はいますか。

「今は目の前の相手、次の相手に集中しています。別に先のことは結果がついてくれば、自ずと決まって来るので。そんなに先にことを考えることはないです」

──では、日曜日の相手はベテランの滝田J太郎選手です。どのような印象を持っていますか。

「シンプルにベテランやなって思うぐらいですね。ベテランなだけやな……ぐらいですね」

──怖いと思うところは?

「怖さなんて全くないです。むしろ、相手の方が怖いんじゃないですか」

──根性で組みついて、ベテランの意地を見せようという意気込みでいるかと思いますが……。

「いやぁ、もうポテンシャルが違うんで。ベテランはベテランなりの戦い方があるやろうし。でも、若手は若手の戦い方があるので。そこが嚙み合えばね、全然勝てるなって思いますけど」

──どのような試合がしたいと思っていますか。

「自分の戦い方ができれば良いですね」

──寿希也選手にとって、自分の戦い方とは?

「前に出てプレッシャーを掛けて、相手のミスを誘って決めることができれば良いかなって。この前はテイクダウンから寝技やったので、今回は立ち技で勝ちたいですね」

──この大会はU23のグレコで世界チャンピオンだった河名マスト選手、そして同じ日に開催される修斗では同じくU23のフリーで世界王者になった中村倫也選手がデビューを果たします。他競技で実績を残した同世代の選手もUFCを目指しています。ライバル心を持つことはありますか。

「全くないです。眼中にないです。知名度があるから人気なんやろうって感じです」

──UFCにステップアップするためにも、知名度を上げる必要もあるかと思います。

「う~ん、僕のなかでは名前があるから注目されるんかといったら、そうじゃないと思っています。強いヤツ強いは、絶対に注目されるんで。マネージメントがどうであろうが。

強さでなくて、マネージメントで上がっている選手がいるじゃないですか。ただ金儲けのためにやって、本当に強いわけじゃない。でも本当に強い選手は、堀次恭司選手のように回りが放っておかない選手になります。そういう選手になりたいです」

──自信が言葉に表れていますが、その自信はどこからやってくるものなのでしょうか。

「練習量です、圧倒的に。毎日、課題を持って考えながらコツコツやっています」

──では最後に寿希也とはどのようなファイターなのか、MMAPLANETの読者にアピールお願いします。

「見ていて絶対に飽きない選手です。見ていて面白い選手です。圧倒的に強いんで、今後楽しみにしてもらえればと思います」

■視聴方法(予定)
7月25日(日)
午後4時00分~YouTube Fighting Nexus Official Channel

■ NEXUS23対戦カード

<NEXUSバンタム級王座決定戦/5分2R+ExR>
福島啓太(日本)
河村泰博(日本)

<NEXUSフライ級王者決定戦/5分2R+ExR>
橋本薫汰(日本)
タイガー石井(日本)

<バンタム級/5分2R+ExR>
亀松寛都(日本)
田口滉人(日本)

<フェザー級/5分2R+ExR>
大越崇弘(日本)
須藤拓真(日本)

<フェザー級/5分2R+ExR>
滝田J太郎(日本)
寿希也(日本)

<フェザー級/5分2R+ExR>
唐沢タツヤ(日本)
森山壱政(日本)

<ライト級/5分2R+ExR>
石田陸也(日本)
健吾(日本)

<ライト級/5分2R+ExR>
ゴリる(日本)
隅田一樹(日本)

<ライト級/5分2R+ExR>
河名マスト(日本)
ジェイク・ウィルキンス(米国)

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J-CAGE News NEXUS22 ブログ 佐々木郁也 山本空良 村田純也 橋本薫汰 渡部修斗 滝田J太郎 福島啓太 須貝秋彦

【NEXUS22】2021年のネクサスは4月4日から。フェザー級T準決勝、渡部修斗が返上=バンタム級王座決定戦

【写真】渡辺修斗がバンタム級タイトル返上を発表 (C)MMAPLANET

27日(水)、Fighting NEXUSより4月4日(日)の次回大会=NEXUS22の開催及び対戦カード、そしてバンタム級チャンピオン渡部修斗の王座返上が発表されている。

「2018年12月から2年以上、一緒に闘ってきたこのベルトは自分にとってやっと出逢えた相棒のような存在でした。これからは自分が先に進むために、Nexusバンタム級王座を返上させて頂きます。ベルトと離れる寂しさはありますが、自分が大きな舞台で活躍することが今まで一緒に闘ってくれた相棒への恩返しだと思っています。変わらず日々精進して、マジカルチョークと共に頑張っていきますのでこれからも応援して頂けたら嬉しいです。宜しくお願い致します」

上記のようにリリース上でタイトル返上に関してコメントを渡部は寄せている。彼が返上したベルトは早速、新宿区GENスポーツパレスで開かれる次回大会で福島啓太と後日発表となる対戦相手の間で、王座決定戦が行われる。


(C)NOBU YASUMURA

また同大会では初代フェザー級王座決定トーナメント準決勝の2試合=山本空良✖佐々木郁也、須貝秋彦✖滝田J太郎、駒杵嵩大の持つフライ級王座への挑戦権を掛けて村田純也と橋本薫汰が相対することも明らかとなった。

佐々木と山本は1回戦から1年2カ月を経て準決勝へ。滝田はこの間、パンクラスでRYOに敗れており、再起と決勝進出を目指す。須貝は12月大会で準々決勝を戦う予定だった鈴木淑徳が体重オーバーで準決勝進出を決めたものの、契約体重ワンマッチで判定負けという複雑な試合を経て、今回の滝田戦に臨むこととなる。

裁定問題、コロナ禍による参戦の断念、体重オーバーと紆余曲折を経て初代フェザー級王座への道がいよいよ黙視できるようになってきた。

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