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【PFL2022#03】計量終了 3連覇へ、ケイラは問題なく。ブラダボーイは6.4ポンドオーバー。マイナスP発進

【写真フリーエージェントから再契約。「何も変わらない。ただぶちのめすだけ」とケイラはフェイスオフ後にマイクで話した(C)PFL

5日(木・現地時間)、6日(金・同)にテキサス州アーリントンのEスポーツ・スタジアム・アーリントンで開催されるPFL2022#03の計量が行われている。

PFL2022シーズン第3週は女子ライト級とウェルター級、そしてライト級残り1試合であるアンソニー・ペティス×マイルス・プライスが組まれている。女子ライト級とウェルター級、揃って2019年&2021年と2連覇中の世界王者が出場も、計量で明暗が分かれてしまった。


無敵と表現して良いケイラ・ハリソンは 155ポンドでパスし、3連覇を目指しマリーナ・モフナトキナと戦う。レイ・クーパー3世は176.4ポンドと6.4オーバー、常識外の体重オーバーでマイナス1P&勝ってもボーナスPもないと――いきなり、3度目の頂点が遠ざかる失態をおかしている。

計量時点で80キロを超えていたブラダボーイと対戦するのはマゴメド・ウマラトフの欠場より、カルロス・レアルが代役出場を果たすこととなった。

レアルはチャレンジャーシリーズでラストチャンス大会も含め2試合を戦い2勝しながら、本戦契約がならなかった。失意に襲われていたであろうレアルは、ウマラトフに代わり出場権&契約を勝ち取った。

そのレアルを振り落とし、早々に契約を決めていたヨルダンのライオンことジャラ・フセイン・アルシラウィは、グレイソン・チバウとシーズン初戦で相対する。

またジョアオ・セフェリーノと対戦予定だったマゴメド・マゴメドケリモフはビザを習得できず欠場に。ディラノ・テイラーが代役出場で、セフェリーノと戦うことも決まっている。

またハリソンのライバル足る活躍ができるのか注目のジュリア・バッドと対戦するジャナ・ファビアンも5.8ポンドオーバーで、ブラダボーイと同様のペナルティ1Pからのシーズン開始となった。

■視聴方法(予定)
5月7日(土・日本時間)
午前7時00分~DAZN

■ PFL2022#03計量結果

<女子ライト級/5分3R>
ケイラ・ハリソン: 155ポンド(70.31キロ)
マリーナ・モフナトキナ: 154.2ポンド(69.94キロ)

<ウェルター級/5分3R>
レイ・クーパー3世: 176.4ポンド(80.01キロ)
カルロス・レアル: 169.6ポンド(76.92キロ)

<ライト級/5分3R>
アンソニー・ペティス: 155.4ポンド(70.48キロ)
マイルス・プライス: 154.8ポンド(70.21キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ローリー・マクドナルド: 171ポンド(77.56キロ)
ブレット・クーパー: 169.8ポンド(77.01キロ)

<女子ライト級/5分3R>
ラリッサ・パチェコ: 155.4ポンド(70.48キロ)
ザマザグル・フェイザァラノワ: 153.4ポンド(69.58キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジョアオ・セフェリーノ: 170.8ポンド(77.47キロ)
ディラノ・テイラー: 170.6ポンド(77.38キロ)

マゴメド・マゴメドケリモフ(ロシア)

<女子ライト級/5分3R>
ジャナ・ファビアン: 160.8ポンド(72.93キロ)
ジュリア・バッド: 154.4ポンド(70.03キロ)

<ウェルター級/5分3R>
サディボウ・シ: 170.8ポンド(77.47キロ)
ニコライ・アレクサヒン: 170.2ポンド(77.2キロ)

<ウェルター級/5分3R>
グレイソン・チバウ: 169.6ポンド(76.92キロ)
ジャラ・フセイン・アルシラウィ: 170ポンド(77.11キロ)

<女子ライト級/5分3R>
エレナ・コレスニク: 155.2ポンド(70.39キロ)
アビゲイル・モンテス: 154ポンド(69.85キロ)

<女子ライト級/5分3R>
ヴァネッサ・メーロ: 155.8ポンド(70.66キロ)
マルティナ・インドロヴァ: 155.4ポンド(70.48キロ)

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MMA PFL PFL2021#07   ブログ マゴメド・ウマラトフ. マゴメド・マゴメドカリモフ レイ・クーパーIII ローリー・マクドナルド

【PFL2021#07】計量終了 決勝以上に注目の準決=ロリマク「罠を用意」✖ブラダボーイ「ただ戦うだけ」

【写真】ブラダボーイの勢いをロリマクが、いかに封じるか。封じられたあとのブラダボーイの戦術はどうなるのか──その辺りが楽しみな準決勝だ (C)PFL

12日(木・現地時間)、13日(金・同)にフロリダ州ハリウッドのセミノール・ハードロックホテル&カジノで開催されるPFL2021#07の計量が行われた。

ライト級とフェザー級のプレーオフ=準決勝4試合に出場する選手に計量ミスは見られなかったが、プレリミのライト級でからオリヴィエ・オバメルシェと対戦するダレル・ホーチャーが159.2 ポンドと、4.2 ポンドも超過している。

また大会直前に欠場となったカーティス・ミレンダーに代わり、急遽マゴメド・ウマラトフとの試合が決まったレアンドロ・シウバが172.4ポンドと計量をミスしている。

2022年シーズンの参戦が見込まれている10連勝中のウマラトフは全くの気負いを見せることなくフェイスオフを済ませた。


注目度でいえばファイナルを上回るといっても過言でないのが、今大会のメインで戦うレイ・クーパー3世とローリー・マクドナルドのマッチアップだ。

「この試合はPFLで戦うと決めた時から、実現することが楽しみだった。明日の夜は、素晴らしい動きを見せるよ。レイ・クーパー3世の爆発力と圧力? そこに合わせて戦うことができる。彼の動きに合わせて、トラップも用意している」とロリマクは非常に落ち着いた様子で話した。

対してブラダボーイは、落ち着いた様子というよりも物静かが過ぎるというぐらいのい口調で「プレッシャーを掛けるよ。トラップ? う~ん、分からないけど罠があっても走り抜ける。ファイトするためにケージに入り。戦うだけだよ」と語った。

■視聴方法(予定)
8月14日(土・日本時間)
午前7時00分~Official Facebook

■ PFL2021#07計量結果
<ウェルター級準決勝/5分3R>
ローリー・マクドナルド: 170.8ポンド(77.47キロ)
レイ・クーパー3世: 169.8ポンド(77.01キロ)

<ウェルター級準決勝/5分3R>
サディボウ・シ: 169.2ポンド(76.74キロ)
マゴメド・マゴメドカリモフ: 171ポンド(77.56キロ)

<ライト級準決勝/5分3R>
クレイ・コラード: 155.8ポンド(70.66キロ)
ハウシュ・マンフィオ: 156ポンド(70.76キロ)

<ライト級準決勝/5分3R>
ロイック・ラジャポフ: 156ポンド(70.76キロ)
アレックス・マルチネス: 155.6ポンド(70.57キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マイカ・テリル: 170.8ポンド(77.47キロ)
グレイゾン・チバウ: 171ポンド(77.56キロ)

<ライト級/5分3R>
ダレル・ホーチャー: 159.2 ポンド(72.21キロ)
オリヴィエ・オバメルシェ: 155.6ポンド(70.57キロ)

<ウェルター級/5分3R>
テイラー・ヒル: 171ポンド(77.56キロ)
ブレット・クーパー: 169.8ポンド(77.01キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マゴメド・ウマラトフ: 171ポンド(77.56キロ)
レアンドロ・シウバ: 172.4ポンド(78.19キロ)

<ウェルター級/5分3R>
カイロン・ボーウェン: 170.8ポンド(77.47キロ)
マイケル・ロンバード: 171ポンド(77.56キロ)

<ライト級/5分3R>
ホープトン・スチュアート: 154.8ポンド(70.21キロ)
エルヴィン・エスピノーザ: 155.2ポンド(70.39キロ)

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【PFL2021#07】ウェルター級1位のセフェリーノが欠場。不安要素抱えるロリマク✖ブラダボーイ

【写真】「フィニッシュを狙うけどスマートに戦う必要がある」と言うロリマクに対し、ブラダボーイは「とにかく誰でも倒せる」という言葉を会見で残した (C)PFL

13日(金・現地時間)、フロリダ州ハリウッドのセミノール・ハードロックホテル&カジノでPFL2021#07が開催される。

今週から3週連続でプレーオフ=準決勝が同会場で行われるPFL。今回はライト級とウェルター級のセミファイナル4試合がメインカードで組まれている。が、ウェルター級ではシーズン1位だったジョアォン・セフェリーノが負傷欠場となり、ランク5位のサディボウ・シが代役を務めてシーズン4位のマゴメド・マゴメドカリモフと戦うことになった。


結果、ワンナイトTではないために、もう1つの準決勝戦を戦うローリー・マクドナルドとレイ・ブラダボーイ・クーパー3世にとって大きな影響はでることはないが、マゴメドカリモフをトーナメント本命視する空気感も出始めている。

というのもロリマクはレギュラーシーズンでグレイゾン・チバウに判定負けを喫しており、ピーク時に比べ実力に陰りがあると捉えられているからだ。

「いつだって劣悪な裁定結果は存在している。あの敗北によって僕の何かが変わるわけじゃない。戦う場所が変わっても、僕はハイエスト・レベルのMMAを見せるだけ。UFCでタイトルに挑戦し、Bellatorで世界チャンピオンとして戦った時と何も変わらない。PFLのウェルター級ナンバーワンと戦う? ベストは僕だよ」とロリマクは、バーチャル記者会見で静かながら自信に満ち溢れたコメントをしている。

一方のブラダボーイは「僕がベストだとは思っていない。でも自分の力を信じている。そして誰でも倒せる自信がある」と話した。

ロリマクに関しては、モントリオールがロックダウン状態で今年の2月からサンフォードMMAを拠点に戦っているが、上の言葉とは裏腹にやはり全盛期のような完成度の高さが見られない。

その一方でブラダボーイはもともと、豪快なファイトの裏で安定性には欠ける一面を持ってきた。このようなレスリング系のパンチャーに対して、ジャブと前蹴りで寄せ付けないファイトを展開できたロリマクだが、現在の彼ではブラダボーイの猛威に翻弄される恐れもある。

とはいえ、序盤の勢いを回避できればブラダボーイのレスリングに頼ったファイトに屈するロリマクの姿も想像し難い。結果、安定度も攻撃力の高さもハイアベレージで揃っているマゴメドカリモフが#01フェイバリットになるというのは理屈にあっているウェルター級終盤戦だ。

またプレリミで予定されていたウェルター級戦ではニコライ・アレクサヒンが欠場し、ブレット・クーパーとはテイラー・ヒルが急遽相対することとなった。

繰り上がって準決勝を戦うシを圧倒しながら、アイポークでNCとなりポイントロス。ブラダボーイを相手に初回は鋭い打撃でリードしたアレクサヒンの欠場は、残念だが──100万ドルという目的を失っては、今回の試合はモチベーションが上がらないのも理解はできる。

そのうえで2022年シーズンを占うことができるファイトと目されたが、上記の目的でプレリミを視るのであれば、ヌルマゴ鷹軍団のマゴメド・ウマラトフに一点集中になりそうだ。

■視聴方法(予定)
8月14日(土・日本時間)
午前7時00分~Official Facebook

■ PFL2021#07対戦カード
<ウェルター級準決勝/5分3R>
ローリー・マクドナルド(カナダ)
レイ・クーパー3世(米国)

<ウェルター級準決勝/5分3R>
サディボウ・シ(スウェーデン)
マゴメド・マゴメドケリモフ(ロシア)

<ライト級準決勝/5分3R>
クレイ・コラード(米国)
ハウシュ・マンフィオ(ブラジル)

<ライト級準決勝/5分3R>
ロイック・ラジャポフ(タジキスタン)
アレックス・マルチネス(パラグアイ)

<ウェルター級/5分3R>
カーティス・ミレンダー(米国)
グレイゾン・チバウ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
ダレル・ホーチャー(米国)
オリヴィエ・オバメルシェ(カナダ)

<ウェルター級/5分3R>
テイラー・ヒル(米国)
ブレット・クーパー(米国)

<ウェルター級/5分3R>
マゴメド・ウマラトフ(ロシア)
マイカ・テリル(米国)

<ウェルター級/5分3R>
カイロン・ボーウェン(米国)
マイケル・ロンバード(米国)

<ライト級/5分3R>
ホープトン・スチュアート(米国)
エルヴィン・エスピノーザ(米国)

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【PFL2021】プレーオフ=準決勝の顔合わせと試合順決定。第一弾でマクドナルド✖ブラダボーイ!!

【写真】ウェルター級ではロリマク✖ブラダボーイが、準決勝で潰し合う(C)PFL

20日(火・現地時間)、PFLより8月に3週連続で開催されるプレーオフ大会の対戦カードが発表された。

PFLでは2018年と2019年シーズンは、ベスト8がワンデートーナメントで準々決勝と準決勝を戦い、大晦日に世界チャンピオンの称号と賞金100万ドルを賭けてファイナルが行われていた。対して今シーズンはベスト4が5分3Rの通常のMMAマッチとなる準決勝を経て、10月27日にベガスのマンダレイベイで決勝を戦うというフォーマットに変更させている。

開催地をレギュラーシーズンのニュージャージー州アトランティックシティのオーシャンカジノ・リゾートから、フロリダ州ハリウッドのセミノール・ハードロックホテル&カジノに移し、8月13日=ウェルター級&ライト級、19日=女子ライト級&ヘビー級、27日にフェザー級&ライトヘビー級のセミファイナルが実施される。


準決勝の組み合わせはレギュラーシーズンの1位✖4位、2位✖3位となることもレギュレーションで決まっている一方、レギュラーシーズンではイベントはフェザー級&ライト級、ウェルター級&ライトヘビー級、女子ライト級&ヘビー級という組み合わせになっていたが、階級のカップリングは見直されている。

恐らくは残った顔ぶれによって、組み変えられたと思われる。というのもライト級ではアンソニー・ペティス、マーチン・ヘルド、そしてナタン・シュルチ、フェザー級でランス・パーマー、ヘビー級でファブリシオ・ヴェウドゥムとモハメド・ウスマンという風に目玉選手が既に脱落。レギュラーシーズンは番狂わせで盛り上がった一方で、ベスト4の顔ぶれが良くいえば新鮮、悪くいえばバリュー不足に陥ってしまった。

結果、プレーオフの盛り上がるのか、否か。重責を担った第1戦のメインでウェルター級のローリー・マクドナルド✖レイ・クーパー3世が組まれた。ウェルター級は肝入りファイターの敗退がなく、そのうえでロリマクが思わぬ1勝1敗でランク2位、ブラダボーイが計量失敗で減点がありランク3位になったことで、プレーオフ髄一の注目の一番が実現することに。

この他、同じく第1戦ライト級でクレイ・コラード✖ハウシュ・マンフィオというペティス喰いを果たしたファイター対決、第3戦のフェザー級=クリス・ウェード✖バッハ・ジェンキンスなど、決勝で見てみたかった顔合わせが準決勝で実現する。

ちなみにプレーオフ出場24選手、その国籍の内訳は米国が7選手で最多、次いでブラジルの6選手、そしてロシアの3名と続き、残りは英国、アルゼンチン、ノルウェー、豪州、クロアチア、カナダ、タジキスタン、パラグアイが1選手ずつとなっている。

■PFL2021プレーオフ対戦カード

PFL2021#09

<フェザー級準決勝/5分3R>
ブレンダン・ラウネーン(英国)
モヴィッド・ハイブラエフ(ロシア)

<フェザー級準決勝/5分3R>
クリス・ウェード(米国)
バッバ・ジェンキンス(米国)

<ライトヘビー級準決勝/5分3R>
エミリアーノ・ソルディ(アルゼンチン)
アントニオ・カルロス・ジュニオール(ブラジル)

<ライトヘビー級準決勝/5分3R>
セザー・フェレイラ(ブラジル)
マールシン・ハムレット(ノルウェー)

PFL2021#08

<女子ライト級準決勝/5分3R>
ケイラ・ハリソン(米国)
ジャナ・ファビアン(豪州)

<ヘビー級準決勝/5分3R>
ブルーノ・カッペローザ(ブラジル)
ジャマル・ジョーンズ(米国)

<女子ライト級準決勝/5分3R>
ラリッサ・パシェコ(ブラジル)
テイラー・ゴールダード(米国)

<ヘビー級準決勝/5分3R>
デニス・ゴルソフ(ロシア)
アンテ・デリア(クロアチア)

PFL2021#07

<ウェルター級準決勝/5分3R>
ローリー・マクドナルド(カナダ)
レイ・クーパー3世(米国)

<ウェルター級準決勝/5分3R>
ジョアォン・セフェリーノ(ブラジル)
マゴメド・マゴメドケリモフ(ロシア)

<ライト級準決勝/5分3R>
ロイック・ラジャポフ(タジキスタン)
アレックス・マルチネス(パラグアイ)

<ライト級準決勝/5分3R>
クレイ・コラード(米国)
ハウシュ・マンフィオ(ブラジル)

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【Special】月刊、青木真也のこの一番:6月─その壱─PFL後編=ロリマク✖チバウ「史上、例のない試合」

【写真】このチバウの無邪気が喜び方。そして後方でパフンピーニャが手を広げている姿も確認できる (C)PFL

過去1カ月に行われたMMAの試合から青木真也が気になった試合をピックアップして語る当企画。

背景、技術、格闘技観──青木のMMA論で深く、そして広くMMAを愉しみたい。

青木が選んだ2021年6月の一番、第一弾は6月10日に行われたPFL2021#04 からクリス・ウェード✖アルマン・オスパノフ戦だった。この両者の試合から、シーズン制フォーマットを敷くPFLの“おかしさ”に話題が発展。後編では、消化試合、減量失敗という2つのポイントを軸に、さらにPFLについて言及してもらった。

<青木真也が選ぶ6月の一番─その壱─前編はコチラから>


──8月開催のプレーオフ、クリス・ウェード、ブレンダン・ラウネーン、モヴィッドハイブラエフ、バッバ・ジェンキンスの4名、この行方はどのようになると予測しますか。

「なんだかんだとウェードだと思います。完成度が高いし、オスパノフを相手にしっかりと勝てたのは大きいと思います」

──ジェンキンスのテイクダウン一点突破を阻止できますか。

「あぁ、ジェンキンスの評価が高い人っていますよね。ランス・パーマーにレスリングで勝つのだから、もう力はある。“ど”レスラーに、レスリングに勝つ。でも、ジェンキンスと比べると……ウェードかなぁと思います」

──なるほどぉ。では焙れた人材も優秀というなかで、PFL2021年シーズンで他に気になるファイターはいますか。

「それはローリー・マクドナルドです。しかもグレイゾン・チバウに負けちゃうんだから(笑)。あの試合はMMAにおいて例のない試合です。結果的にハッピーエンドで、勝った方も負けた方も損をしない」

──確かに、チバウは2Rまでにフィニッシュしないと、5Pを獲得できずプレーオフ進出はなかった。そしてロリマクは6P獲得していて試合前から決勝進出が決まっていました。つまりあの3Rは、MMAにおいて存在しなかった消化ラウンド。勝っても負けても何も状況が変わらないという5分間でした。

「MMAにはまずないですよね。負けても良い試合なんて。試合数が違うけど、野球とか敗戦処理ピッチャーがいるわけで、敗北こみのシーズンの戦い方をするけど。それと個人戦のMMAでは試合数も違うし、1敗の重みも違ってくるものだし。でも、それが今回のロリマクにはあった」

──感情は抜きにして、負けても損失はないというのは──それこそIFLのチーム戦で、勝利が確定しているあとに出てくる選手ぐらいだったかと。と同時に面白いなと思ったのが、勝ってもプレーオフ進出はないチバウがあれだけ喜んでいることなんですよね。

「面白いですよねぇ(笑)。ロリマクは流してフィニッシュにいかないし。チバウはセコンドのパフンピーニャと一緒に大喜びして(笑)」

──あの状況はサッカーの入れ替え戦で勝っても、他の試合の結果で昇格できない状況と同じで。普通は勝っても、お通夜です。

「1億円獲得が無くなった試合ですからね(笑)。ロリマクの足を引っ張ったわけでもない。PFLの価値観では敗退、優勝賞金もなし、終了です。でも、これまでのMMAの価値観が残っていて喜んでいる。ロリマクに勝って、その勲章で次の話があるかもしれないですしね。無邪気で良い感じでした(笑)」

──またPFLのフォーマットでは減量失敗はマイナス1Pで、勝ってもポイントにもならない。相手は自動的に3P獲得でボーナスを取らせないために戦う。勝ってもゲインはない。それがブラダボーイとニコライ・アレクサヒンの試合でした。そういう点において、PFLはここでもMMAで初めての状況を生み出しているかと。

ブラダボーイはボーナス点を与えないために3Rを戦い抜いた(C)PFL

「体重オーバーの試合は、やったもの勝ちがいくらでもありましたからね。

これも点数制で、新しい価値観が生まれました。ただし、リーグ戦を他でやっても二番煎じだし、じゃぁUFCのような選手層の厚さで。これができるかといえば絶対に無理です。どれだけの数のリーグを創らないといけないんだって(笑)。

PFLの規模というか、PFLはコレを狙っているから、こういう規模でやっている。それでも減量失敗は、やったもん勝ちではないという状況は何かしらの抑止力にはなるかもしれないですね」

──そのウェルター級はロリマク、ブラダボーイ、ジョアォ・セフェリーノ、そしてマゴメド・マゴメドカリモフの4人がプレーオフ進出です。

「ロリマクは、クーパー3世のような力で押し切っているタイプは苦手だとは思いますけど……でも、ロリマクのほうが強いと思います」

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PFL PFL2021#05 Report ニコライ・アレクサヒン ブログ レイ・クーパーIII

【PFL201#05】計量失敗のクーパーが手強いアレクサヒンに判定勝ち。Pレスを最小限に抑えプレーオフ決定

<171.6ポンド契約/5分3R>
レイ・クーパー3世(米国)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
ニコライ・アレクサヒン(ロシア)

計量失敗で、-1P。この試合で加点はない前回の世界王者ブラダボーイが、左ジャブを伸ばす。アレクサヒンはワンツーからジャブ、右を当て首相撲からヒザ蹴りもブラダボーイがダブルレッグへ。ボディロックを腰の乗せて投げたアレクサヒンだが、スクランブル後に左を被弾し効かされる。

それでも鋭い打撃を振るうアレクサヒンに対し、ブラダボーイは再びダブルレッグからケージ際のクリンチへ。ヒザをボディに受けて、効いたように見えたブラダボーイが離れると、アレクサヒンが離れて左ローからワンツーを打ち込む。

殴られながらブラダボーイは組んでいく。スプロールしたアレクサヒンが右をヒット、さらに左ジャブを当てる。ブラダボーイも左ジャブを入れるが、呼吸が粗くなっている。フックに左をカウンターで受けたブラダボーイが、ワンツーフックで前に出て組んでいく。アレクサヒンはテイクダウン防御も強く、ヒザやボディにパンチを打ちつけ、シングルレッグも頭を押して足を引き抜く。前蹴りから右フック、続いてヒザ蹴りから左フックを当てたアレクサヒンが打撃戦でブラダボーイをリードした。

2R、ジャブ&リードフックの交換からブラダボーイが右オーバーハンド。続いて左フックを放つアレクサヒンはヒザ蹴り、続いて前蹴りを互いに蹴り合う。アレクサヒンは左ミドルから左フック、ブラダボーイが左ジャブ、フックから組みに行くも既に標的は目の前から移動している。打撃戦でリードしたアレクサヒンがスピニングバックフィストも、直後にブラダボーイが左フックを打ち込む。ジャブにも、跳びヒザを見せたアレクサヒンが右フックを被弾する。

凄まじい打撃戦が続き、アレクサヒンが初めて自分から組んでケージへ。体を入れ替えたブラダボーイは、ヒザをボディに受ける。逆に左ボディショットを打ち込んだブラダボーイがケージレスリングで削っていくと、ついに前方に崩してバックへ。両手をマットにつけてヒザを防ぐアレクサヒン、ブラダボーイがワキ腹にヒザを突き刺しイーブンとしたか。

最終回、ブラダボーイが左ロー、アレクサヒンが左ハイを見せる。前に出てヒザを突き上げるアレクサヒンは、ダブルレッグを切る。ケージ前を左右に回るアレクサヒンが、首相撲&ヒザを顔面に連続でいれる。ブラダボーイはダブルレッグから、リフトアップしてスラム。そのままバックに回ったブラダボーイは、腰にヒザを打ちつけアレクサヒンを立たせない。アンクルをコントロールし、肩を押し付けてコントロールするブラダボーイの前にアレクサヒンは動きが止まっている。クラッチを剥がしつつ立ち上がったアレクサヒン、バックコントロールを許したまま時間は残り1分になり、ようやく胸を合わせることに成功する。

ブラダボーイは離れず、ダブルレッグ。左腕を差したアレクサヒンは、左ハイを狙う。ラスト30秒、アレクサヒンがワンツー。続くスピニングバックフィストを空振りしたアレクサヒンは打撃で前に出ることができずダブルレッグを狙う。スプロールして、がぶったブラダボーイはタイムアップを迎え──なんとジャッジの1人は30-27をつけるスコアで、3-0の判定勝ち。ボーナスをアレクサヒンに与えず、プレーオフ進出しミッション・コンプリートとした。

シーズン最終戦=ローリー・マクドナルド✖グレイゾン・チバウ戦を前に、そのロリマク、セフェリーノ、ブラダボーイがトップ4を確定。残りの一席をチバウとマゴメドカリモフが争う状況になった。


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【PFL2021#05】計量終了 ブラダボーイが計量失敗。減点され5Pから加点なし、プレーオフ進出に黄信号

【写真】セレモニアル・フェイスオフでもやや目がくぼんだ感があったクーパー3世 (C) PFL

16日(水・現地時間)、17日(木・同)にニュージャージー州アトランティックシティのオーシャン・カジノリゾートで開催されるPFL2021#05の計量が行われた。

数字上、全員にプレーオフ進出の可能性があるウェルター級で、一大事が起こった。現在6Pでランク1位のれい・クーパー3世が計量に通過せず、-1Pで5Pから勝っても加点はないという厳しい状況に追い込まれた。


対するニコライ・アレクサヒンは初戦が不運にもNCで1Pとし手にできておらず、3Pをとっても4Pにしかならずフィニッシュが必須の対戦となる。

そのアレクサヒンはセレモニアル計量後に「初戦では不幸にも、自分の力を全て見てもらうことはできなかった。でも今回は、全てを手にするつもりだよ」とインタビューに答える。

対してブラボ―イは当然のように硬い表情で、「やることは変わらない。フィニッシュする。計量ミスをしてしまって、申し訳ないと思っている。ただ、勝つしかない。体調不良? そういうことはない。でも減量に失敗してしまったんだ。試合に集中するよ」と話した。

ライバルの計量失敗で、暫定1位となったローリー・マクドナルドと対戦するグレイゾン・チバウは「この試合は2人のレジェンドが戦う。ローリーはレスリング、柔術、打撃、全てができる。ただ、僕らの間にそれほど差はない。ただ戦う、喧嘩だ」とコメント。

対してロリマクは「どのような状況だろうが、準備はできている。喧嘩ファイトを仕掛けれても、相手の観察してアドバンテージを見つけるだけの経験が僕にはある。喧嘩がしたいなら、応じるよ。フィニッシュする自信もある。プレーオフに進めるなら、ランキングは関係ない。その時に人生最高のパフォーマンスを見せるだけだから」と非常に落ち着いた様子で語った。

クーパーが5P止まりになったことで、ジョアォン・セフェリーノは3Rでフィニッシュすれば、トップ4入りが濃厚となる。前回王者の動向は、マイナススタートのアレクセイ・クンチェンコが2Rまで、マゴメド・マゴメドケリモフが初回でフィニッシュされないことが重要になるが、果たしてサディボウ・シとカーティス・ミランダーにロシアンを倒す力はあるのか……。

■視聴方法(予定)
6月18日(金・日本時間)
午前6時30分~Official Facebook

■ PFL2021#05対戦カード

<ウェルター級/5分3R>
ローリー・マクドナルド: 171ポンド(77.56キロ)
グレイソン・チバウ: 170.6ポンド(77.38キロ)

<ウェルター級/5分3R>
レイ・クーパー3世: 171.8ポンド(77.92キロ)
ニコライ・アレクサヒン: 169ポンド(76.66キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
エミリアーノ・ソルディ: 205ポンド(92.99キロ)
ダン・スポーン: 205.6ポンド(93.25キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
セザー・フェレイラ: 205.4ポンド(93.16キロ)
クリス・カモージ: 204.6ポンド(92.8キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
アントニオ・カーロス・ジュニオール: 205ポンド(92.99キロ)
ヴィニー・マガリャエス: 204ポンド(92.53キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
マールシン・ハムレット: 205.6ポンド(93.25キロ)
コリー・ヘンドリックス: 205.6ポンド(93.25キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジョアォン・セフェリーノ: 171ポンド(77.56キロ)
ジェイゾン・ポネ: 169.4ポンド(76.83キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マゴメド・マゴメドケリモフ: 171ポンド(77.56キロ)
カーティス・ミランダー: 170.6ポンド(77.38キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ジョーダン・ヤング: 206ポンド(93.44キロ)
トム・ローラー: 203.6ポンド(92.35キロ)

<ウェルター級/5分3R>
アレクセイ・クンチェンコ: 169.6ポンド(76.92キロ)
サディボウ・シ : 170ポンド(77.11キロ)

【ウェルター級ランキング】
1位 6P レイ・クーパー3世
2位 6P ローリー・マクドナルド
3位 3P ジョアォン・セフェリーノ
4位 1P ニコライ・アレクサヒン
5位 1P サディボウ・シ
6位 0P グレイソン・チバウ
7位 0P カーティス・ミランダー
8位 0P ジェイゾン・ポネ
9位 -1Pアレクセイ・クンチェンコ、マゴメド・マゴメドケリモフ

【ライトヘビー級ランキング】
1位 6P セザー・フェレイラ
2位 6P アントニオ・カーロス・ジュニオール
3位 5P マールシン・ハムレット
4位 3P エミリアーノ・ソルディ
5位 3P ジョーダン・ヤング
6位 0P クリス・カモージ
7位 0P ダン・スポーン
8位 0P トム・ローラー
9位 0P コリー・ヘンドリックス
10位 -1P ヴィニー・マガリャエス

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【PFL2021#02】レイ・ブラダボーイ・クーパー3世、肩固めでポネから初回フィニッシュ勝利

【写真】パンチをラッシュを見せることなく、ブラダボーイはこのスラムから寝技で勝利した(C)PFL

<ウェルター級/5分3R>
レイ・クーパー3世(米国)
Def.1R1分23秒by 三角絞め
ジェイゾン・ポネ(フランス)

2019年ウィナーのブラダボーイことレイ・クーバー3世に対し、ポネが右ジャブを伸ばし左ローを蹴っていく。シングルに出たポネ、スプロールして防いだブラダボーイはケージに押し込まれる。ヒザ蹴りを抱えてスラムしたブラダボーイは、サイドからハーフに入り肩固めをセットする。

そのまま絞めると、ポネがタップしブラダボーイが一本勝ちした。ボーナス3Pと勝利Pの3P、合わせて6P獲得となり、プレーオフ進出に大きく近づいた。「パンチを振るう機会はなかったけど、彼が組んできたからレスリングで勝負した。スタンドでもグラウンドでも、僕はどこでも戦える。ないよりポイントを多くとるために、早く勝てるよう戦った。プレーオフに進出できるのは4人だからね。次も同じようにする。打撃でもグラップリングでも、素早くフィニッシュを目指す。次は今回欠場したマゴメド・マゴメドカリモフと戦いたい」と話した。


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【PFL2021#02】ウェルター&LH級開幕戦、計量終了。ロリマク「欠点を見直し、準備してきた」

【写真】1年半ぶりの実戦となるローリー・マクドナルド (C)PFL

28日(水・現地時間)、29日(木・同)にニュージャージー州アトランティックシティのオーシャン・カジノリゾートで開催されるPFL2021#02の計量が行われた。

フェザー級&ライト級に続き、今回はウェルター級とライトヘビー級が開幕する。そしてフェザー級やライト級と同じようにシーズン出場選手、対戦カードに変更が見られた。

まずウェルター級ではメインでローリー・マクドナルドと対戦予定だったデビッド・ミショーが、心臓の問題で欠場となりカーティス・ミランダ―と戦うことが決まった。

残念なのはジョアォン・セフェリーノと戦うはずだったマゴメド・マゴメドケリモフ、そしてグレイソン・チバウの相手だったアレクセイ・クンチェンコという注目のロシアン2選手も参加がなくなり、セフェリーノ✖チバウという風にカードがシャッフルされている。

ライトヘビー級でもジョーダン・ヤングはセミリーニョ・ラマ、ヴィニー・マガリャエスと2選手が欠場し、アスカル・モザロフと。トム・ローラーもジョーダン・ジョンソンの代役アントニオ・カーロス・ジュニオールとの対戦に。


それでもロリマクのPFL初陣は、先週のライト級でアンソニー・ペティス敗北を目の当たりにしたため、より注目度が高まったともいえる。

「2020年はしっかりと練習をしてきた。これまでハードワークで積んできたモノを明日見せることができることが嬉しい。欠点を見直し、しっかりと準備してきた」とセレモニアル計量後に話したロリマク。対してミランダーは「フィニッシュして6Pを取る」と宣言した。

そしてブラダボーイこと、2019年優勝のレイ・クーパー3世はジェイゾン・ポネとのマッチアップ。強豪ロシアンが消えたことで、ロリマクとブラダボーイに続く第3の男はジョアォン・セフェリーノとグレイソン・チバウの勝者、あるいは仕上がり次第だが、第3のロシアン=ニコライ・アレクサヒン当たりになりそうだ。

今回は4試合しか組めなかったため、恐らくは2人の増員がなされるだろうが、その時にマゴメド・マゴメドケリモフ、アレクセイ・クンチェンコの両者、あるいは彼に匹敵する選手の出場を願いたい。

■視聴方法(予定)
4月30日(金・日本時間)
午前6時30分~Official Facebook

■ PFL2021#02計量結果

<ウェルター級/5分3R>
ローリー・マクドナルド: 170.6ポンド(77.38キロ)
カーティス・ミランダ―: 171ポンド(77.56キロ)

<ウェルター級/5分3R>
レイ・クーパー3世: 170.8ポンド(77.47キロ)
ジェイゾン・ポネ: 170.2ポンド(77.2キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジョアォン・セフェリーノ: 171ポンド(77.56キロ)
グレイソン・チバウ: 170.4ポンド(77.29キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
エミリアーノ・ソルディ: 205.6ポンド(93.25キロ)
クリス・カモージ: 204ポンド(92.53キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
アントニオ・カーロス・ジュニオール: 205.4ポンド(93.16キロ)
トム・ローラー: 202.8ポンド(91.98キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
アスカル・モザロフ: 205ポンド(92.99キロ)
ジョーダン・ヤング: 205.8ポンド(93.34キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
セザー・フェレイラ: 205.4ポンド(93.16キロ)
ニック・ローリック: 205.4ポンド(93.16キロ)

<ウェルター級/5分3R>
サディボウ・シ: 170.8ポンド(77.47キロ)
ニコライ・アレクサヒン: 170.8ポンド(77.47キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ダン・スポーン: 205.4ポンド(93.16キロ)
マールシン・ハムレット: 205.8ポンド(93.34キロ)

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Interview other MMA PFL2021#01 アンソニー・ペティス ケイラ・ハリソン ケニー・フロリアン ナタン・シュルチ バッバ・ジェンキンス ブログ ランス・パーマー レイ・クーパーIII ローリー・マクドナルド

【PFL2021#01】「パーマー✖ジェンキンスが流れを決める」ケージの賢人ケンフロに訊くPFL2021─02─

【写真】ケンフロがフェザー級で本命視する2連覇中のランス・パーマーは、23日に要注目──レスリングで敗れているバッバ・ジェンキンスと対戦する(C)MMAPLANET

23日(金・現地時間)にニュージャージー州アトランティックシティのオーシャン・カジノリゾート開幕するPFL2021#01。過去最高の面子が揃ってPFKの実況陣に加わったケニー・フロリアン・インタビュー第2弾。

ケージの賢人ケンフロが、注目するファイターは誰なのか。まずは開幕戦となるフェザー級とライト級、その他の階級について──見逃してはならないファイターの名前を挙げてもらった。

<ケニー・フロリアン・インタビューPart.01はコチラから>


──確かにマーシャルアーツは自身の身を守るモノ。競技になると攻撃性が評価されるなか、ここを根源にUFCはスタートを切りました。

「シーズン制を採用することで、図らずもファイターは身を守ることを頭において勝利を目指すことになる。そこは興味深いよね。年に2度か3度、いつ試合があるのか待ちの状態のケースが多いMMAにあって、先が見えるからこそ準備、調整力が問われることになる。そこがシーズン制と他のプロモーションの相違点だね」

──通常のフォーマットと、シーズン制のどちらがハードかはいえないですが、いずれにしてもハードです。

「それと米国のスポーツファンからすれば、プレーオフ制は非常に慣れ親しまれたフォーマットなんだ。NFL、NBA、MLBというメージャースポーツが用いている。

勿論ひいきのチームが存在するから、MMAという個人スポーツとは違うかもしれないけど、優勝への道程を追うことと、一つの試合ごとの結果を注視することが合わせ合っているのは同じだと思うんだ。そして、番狂わせなど予想できない展開をファンは楽しんでいる。結果、誰が勝ち残って世界チャンピオンになるのか。そういう見方ができるよね」

──解説者の立場として、全ての階級の戦いを盛り上げていく役目がありますが、それでもシーズン開幕戦を担うライト級とフェザー級は注目度が高いと思います。ケニー、あなたのフェイバリット・ファイターは誰になりますか。

「ライト級ではナタン・ショルチ、このブラジル人ツータイム・ワールドチャンピオンにまず注目している。

テクニカル的にも、メカニカル的にも優れウェルラウンダーで、なんといっても我慢強い。

そんな彼に対して、ファンが一押しのアンソニー・ペティスがタフなライバルになることは間違いないだろうね。今のアンソニーは再びやる気になり、ハングリーだ。この状態が彼の卓越した技術を引き出すだろう。

アンソニーはなぜUFCのチャンピオンになれたのか。チャンピオンになれる方法論を既に持っている。そして100万ドルという優勝賞金がモチベーションになり、彼をあの頃に戻していると思う。

フェザー級ではランス・パーマーが本命であることは間違いないよね。ランスは勝ち方が分かっている。彼の壁を崩すのは、全てのファイターにとって困難だ。あのレスリング力に加えて、試合をするたびに打撃が伸びているからね」

──大穴的に楽しみな選手はいますか。

「大穴というより対抗、本命に近い注目をしているのはバッバ・ジェンキンスだよ。

ジェンキンスはレスリングでパーマーに勝っている。MMAとレスリングは別モノだけど、そのレスリング力の高さがあるから、ランス・パーマーが想い描く試合ができないことも十分にありえる。いきなり2人が開幕戦で戦う、シーズンの行方を決定づけるファイトになるよ。

ライト級の大穴はジョニー・ケースだ(※家庭内暴力で逮捕され、インタビュー後にシーズンから撤退)。彼はきっと何かをしでかすよ。優勝できるかどうかは分からない。でも、注目が必要なことは確かだよ」

──他の階級で注目している選手は誰になりますか。

「ウェルター級で──ローリー・マクドナルドが参戦したことにより、世界王者のブラダボーイ(レイ・クーパー3世)への注目度が高まることは間違いないね。ブラドボーイはビーストだよ。

ローリー・マクドナルドのアドバンテージは経験値だ。UFCとBellatorでとてつもない相手と戦ってきた。彼らとしのぎを削り合ってきた技術力の高さは疑いようがない。

と同時にウェルター級に出場する選手たちは、全員がローリーをターゲットにしている。ローリーに勝つことを考えないでシーズンに挑むファイターはいない。だから彼は1試合、1試合が非常にハードなモノになるだろう。皆がローリーのネームバリューを奪い取りたいからね」

──ウェルター級は2018年にブラダボーイを破って世界一となったマゴメド・マゴメドカリモフもいます。

「マゴメドカリモフは絶対に見逃しちゃいけない。彼の活躍にはエメリヤーエンコ・ヒョードルを思い出してしまうんだよ。破壊力のあるパンチと、グラウンドコントロール。パウンドの強さ、ギロチンという極めも持っている。マゴメドカリモフに代表されるロシア人やダゲスタンのファイターは、シーズンを動かす力を持っているよ。それとウェルター級で僕が注目しているのは、サディボウ・シなんだ」

──2018年ベスト4のスウェーデン人ファイターですが、それは意外な選出です。

「シはロングレンジからの攻撃が得意なトリッキーなストライカーだ。ちょっとした動きが予測できないところがあるから、ハマれば強いと思うよ。それとヘビー級のファブリシオ・ヴェウドゥムという存在に触れないわけにはいけないだろう(笑)」

──既に43歳、最後のチャレンジで100万ドルを狙いにきた感があります。

「まぁ、どちらかといえば大穴かな。キャリアの終盤を迎えていることで、もう歳が行き過ぎて難しいという声も聞かれる。だけどヴェウドゥムの経験がモノをいうこともあるし、何より彼のスキルは今も健在だよ。

2019年ウィナーのアリ・イサエフの強さは疑うところはない。そんななかでヴェウドゥムが何かをやってのけることを期待している。と同時に、シーズン制を初めて戦うファイターは、既に経験している選手と比較すると不利な点は否めないよね。

だけどね、これがまたシーズン制の面白いところで僕も含め、皆の意見が途中で変わるんだ。当初、思っていたのと同じようにならないから」

──それでも女子ライト級はもうケイラ・ハリソンの独走が見えているような気がします。彼女は昨年Invicta FCでフェザー級まで体重を落としました。正直コンペティターの多いフェザー級の新設を望みました。

「ケイラはライト級だけでなくフェザー級でも、圧倒できるだろう。PFLはケイラとともに女子ライト級を開拓しているんだと思う。

リオ五輪金メダリストでWBA、IBF、WBC、WBOの統一世界ミドル王者、WBC&IBF世界王者のクラレッサ・シールズと契約した。フランスの五輪レスラーであるシンシア・ベスカンもPFL女子ライト級のロースターだ。彼女達には経験が必要で、今はケイラのライバルにはなり得ない。だからシーズン・プレイヤーでもない。今後のこの階級を考えての契約だろう。

だからケイラに関しては、誰とマッチアップするのかという部分が問題で。全員を破壊できるのが、今の彼女なんだ。ケイラ自身のためにも競い合いが必要になるけど、今それを期待できるのはフェザー級で実績を残してきた選手が、ライト級の体格にフィットして戦える場合──ということになるかな」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
4月24日(土・日本時間)
午前6時30分~Official Facebook

■PFL2021#01対戦カード

<ライト級/5分3R>
アンソニー・ペティス(米国)
カシアス・クレイ・コラード(米国)

<ライト級/5分5R>
ナタン・シュルチ(ブラジル)
マルチン・ヘルド(ポーランド)

<フェザー級/5分3R>
モヴィッド・ハイブラエフ(ロシア)
ラジャー・ストヤディノビッチ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ランス・パーマー(米国)
バッバ・ジェンキンス(米国)

<フェザー級/5分3R>
ブレンダン・ラウネーン(英国)
シェイヤン・モラエス(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
ジョイルトン・ラターバッバ(ドイツ)
ハウシュ・マンフィオ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
アクメト・アリエフ(ロシア)
ミハイル・オジンツォフ(ベラルーシ)

<フェザー級/5分3R>
クリス・ウェード(米国)
アントニー・ディジー(フランス)
<フェザー級/5分3R>
チョ・ソンビン(韓国)
タイラー・ダイヤモンド(米国)

<ライト級/5分3R>
ロイック・ラジャポフ(タジキスタン)
アレックス・マルチネス(パラグアイ)

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