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BELLATOR Bellator296 MMA MMAPLANET o ソウル・ロジャース デヴィ・ギャロン

【Bellator296】誤審。ロジャースのアナコンダを耐えるギャロンがレフェリーストップで一本負け

<ライト級/5分3R>
ソウル・ロジャース(英国)
Def.1R2分12秒by アナコンダチョーク
デヴィ・ギャロン(フランス)

左インローを蹴ったギャロン。次のローがロジャースの急所に入るが、試合はすぐに再開される。今度は右ローを蹴って回るギャロンに対し、ロジャースがワンツーを見せ、ダブルレッグでテイクダウンを奪う。立ち上がった直後に、ボディロックで叩きつけたロジャースは、前に逃げようとしたギャロンをがぶってギロチンからアナコンダへ。自らの足を抱えて耐えるギャロンだが、その足をロジャースが刈る。ここでレフェリーが試合をストプしたが、ギャロンは落ちておらず──当然のように猛抗議も、裁定は変わらず。

右ヒザをついていたギャロンが、そのヒザを一気に畳んだことでレフェリーは落ちたと判断してしまったようだ。


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BELLATOR MMA MMAPLANET o ROAD FC アダム・ピコロッティ イリマレイ・マクファーレン クリス・ゴンザレス クレイグ・ジョーンズ ゲガール・ムサシ サルバツホン・ハミドフ シドニー・アウトロー ジェイク・シールズ ソウル・ロジャース ティム・ワイルド デニス・キルホルツ デヴィ・ギャロン ドゥグラス・リマ ファビアン・エドワーズ ブレント・プリマス マテウス・ガムロ マンスール・ベルナウイ

【Bellator296】人生2度目の$100万獲得へ。ギグラースイープ=ベルナウイが、ラバーガードのプリマス戦

【写真】どのようなMMAになるのか。ガードワークの妙が見られることに期待 (C)BELLATOR

12日(金・現地時間)、フランスは花の都パリのアコー・アリーナで開催されるBellator296「Mousasi vs Edwards」の計量が11日(木・同)に行われた。

昨年と同じく5月開催となったパリ大会、メインはミドル級のタイトル挑戦権争い元王者ゲガール・ムサシとファビアン・エドワーズが組まれた。メインをオランダ✖英国人対決に譲った10名のフランス勢、とりを務めるのはライト級ワールドGP準決勝でブレント・プリマスと対戦するマンスール・ベルナウイだ。


日本ではRoad FCライト級100万ドル争奪Tウィナー、そしてRoad FCライト級チャンピオンとして知られるベルナウイが、昨年10月のアダム・ピコロッティ戦以来2戦目のサークルケージインとなる。当初ベルナウイはGP準々決勝でシドニー・アウトローと対戦予定だったが、そのアウトローが禁止薬物使用より出場停止の処分を受け、元ライト級世界王者プリマスと戦うこととなった。

キャリア20勝4敗、最後の敗北は7年前のマテウス・ガムロ戦。以来、100万ドル獲得後に2年半のバカンス──いやブランクを挟み、8試合連続フィニッシュ勝利を手にして来た。そのうち6試合がRNCで一本勝ち、ある意味チョークマスターのベルナウイだが、フィニッシュに至るまでのプロセスに忘れてはならないスイープがある。

ハーフガードを取り、相手の足を挟んだ側とは反対側にひっくり返すスクープスイープ、そして足をクロスした側に返すブリッジスイープのコンビネーション、いわゆるギグラースイープに関してMMA界随一の使い手といえる。

この状態に入られることで対戦相手は頭のある方へ、あるいは尻の方にひっくり返される仕掛けを意識しすぎ、腰を蹴り上げられエレベーション、または潜りと変幻自在のスイープの餌食となるケースもしばしば。

ベルナウイは相手の動きに反応するだけでなく、動かない相手への創りにも長けていることで、ギグラースイープを何度も試合中に使い、テイクダウン&スクランブルの攻防での疲弊が極端に少ないファイトをやってのける。

ある意味、現代MMAにおいてファイターはテイクダウンを奪ってもスクランブルゲームになるのは承知の上だろう。しかし、しっかりと相手の背中をマットにつかせているにも関わらず、上下を入れ替えられると精神面でも相当に削られてしまう。

そんなギグラースイープ・マスターのベルナウイにとって、プリウスはキャリア最悪の相手になる可能性がある。直近の試合は10カ月前でアレクサンドル・シャビリーの右クロスにKO負けを喫しているが、プリマスは寝技力に定評があるMMAグラップラーだ。

ケージ&サブオンリーのSUBでクレイグ・ジョーンズにはRNCで敗れているが、OTとはいえあのジェイク・シールズを腕十字で下しているプリマスは、かつてのイリマレイ・マクファーレンを想わせる10thPlanet柔術家といっても過言でないだろう。

ただしマクファーレンが極め系であるのに対し、コントロール系のプリマスは判定では不利になるケースが少なくない。ただし、今回の試合に関しては下になることを厭わないプリマスだからこそ、ベルナウイのスイープに対しても平常心をキープして戦うことができる。

よってベルナウイのBellatorデビュー戦となったピコロッティのようにスイープの仕掛けに対し、トップを維持することに頭が行き過ぎて、バックを許すような失態はまずない。ばかりかサブオンリーで見られるような、抵抗せずに下になることを選択するような摩訶不思議なMMAが見られるかもしれない。

ではバックを取ってからの極めの強さをベルナウイが発揮にするには、どうすれば良いのか。ここで問われるのがパスガードの強さだ。パスの圧力に負け、プリマスが背中を譲りつつ防ぐという心理になるとベルナウイはバックを奪取し、鉄板のフィニッシュコースに持ち込める。

対して、プリマスがパスは平気。また足を戻せるという思考で戦うようなら……パウンド有りMMAにおいて15勝目にして初の判定勝ちをベルナウイが手にすることもあり得る。

結果、ベルナウイが人生2度目の100万ドル獲得に近づくわけだが、いずれにせよプリマスが勝つにはアグレッシブなラバー系のガードワークが欠かせない試合となる。

■視聴方法(予定)
5月13日(土)
午前0時30分~ U-NEXT

■Bellator296計量結果

<ミドル級/5分3R>
ゲガール・ムサシ: 185.6ポンド(84.18キロ)
ファビアン・エドワーズ: 184.8ポンド(83.82キロ)

<ライト級ワールドGP準々決勝/5分5R>
マンスール・ベルナウイ: 154.6ポンド(70.12キロ)
ブレント・プリマス: 154.6ポンド(70.12キロ)

<ミドル級/5分3R>
ドゥグラス・リマ: 185.8ポンド(84.27キロ)
コステリョ・ファン・スティーニス: 185.8ポンド(84.27キロ)

<ライト級/5分3R>
チボー・グッチー: 155.6ポンド(70.57キロ)
キーン・ムサ: 155.2ポンド(70.39キロ)

<女子フライ級/5分3R>
デニス・キルホルツ: 125.2 ポンド(56.78キロ)
パウラ・クリスチーナ: 126ポンド(57.15キロ)

<ウェルター級/5分3R>
オリバー・エンカンプ: 170ポンド(77.11キロ)
ルカ・ポクリ: 169.6ポンド(76.92キロ)

<ライト級/5分3R>
ソウル・ロジャース: 155.8ポンド(70.66キロ)
デヴィ・ギャロン: 155.4ポンド(70.48キロ)

<フェザー級/5分3R>
イーブ・ランジュ: 145.8ポンド(66.13キロ)
ピオトル・ニジェルスキー: 146.2ポンド(66.31キロ)

<141ポンド契約/5分3R>
サルバツホン・ハミドフ: 140.6ポンド(63.77キロ)
ケヴィン・ペッシー: 140.4ポンド(63.68キロ)

<ライト級/5分3R>
ティム・ワイルド: 156ポンド(70.76キロ)
クリス・ゴンザレス: 155.4ポンド(70.48キロ)

<フェザー級/5分3R>
ファバカリ・ジェッタ: 145.4ポンド(65.95キロ)
キアー・ハーヴィー: 145.8ポンド(66.13キロ)

<150ポンド契約/5分3R>
アザエル・アジュジ: 150ポンド(68.03 キロ)
ジョルジュ・サジュ: 149.6ポンド(67.85キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ブーマハ・キャマハ: 170.1ポンド(77.15キロ)
フーマン・ドゥビエンヌ: 172.4ポンド(78.19キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ジョゼ・アウグスト: 205.2ポンド(93.07キロ)
サイモン・ビヨン: 205.6ポンド(93.25キロ)

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BELLATOR Bellator287 MMA MMAPLANET o ソウル・ロジャース ティム・ワイルド

【Bellator287】3度のペルヴィアンネクタイは極まらず。ロジャースがワイルドのローとジャブに下る

<ライト級/5分3R>
ティム・ワイルド(英国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ソウル・ロジャース(英国)

前に出るロジャースが右を振るう。ワイルドは前蹴りから左ボディ、右ローを決める。スイッチし左右に回るワイルドに組みついたロジャースがダブルレッグからボディロックテイクダウンを決める。ケージを蹴ってスクランブルに持ち込んだワイルドをギロチンに捕え、がぶりからバックに回ったロジャースは、ここからトップに移行する。蹴り上げを捌きパスを狙うロジャースがハーフで抑え、もう一本足を抜く。スクランブルでがぶったロジャースはペルヴィアンネクタイへ。足のロックを外したワイルドは、2度目のペルヴィアンネクタイも防いでスタンドに戻った。ワイルドが前蹴りからワンツー、シングルを切って後ろ回し蹴りを狙ったところで初回が終わった。

2R、サウスポーから左ミドルハイを入れたワイルドが、スーパーマンパンチで右を伸ばす。右ローに組んだロジャースがダブルレッグを決めるも、ワイルドがすぐに立ち上がる。ボディロックテイクダウンを切って離れたワイルドに左を当てたロジャースは、右オーバーハンドを繰り出す。ギリギリのところでかわしたワイルドだが、ワンツーに下がるなど回るのとは違うステップを見せるように。

後ろ回し蹴りにバックを取ったロジャースだが、ワイルドが前転からトップを取る。ロジャースはクローズドガードを取り、下にステイする。オープン、ニーシールドからスイープを狙い、シングルに出たロジャース。ワイルドが立ち上がりスタンドに戻る。左ボディフックから右ストレートを伸ばすワイルドは、右のカウンターを決めワンツーへ。ガードの上から左ハイを2度蹴ったワイルドがラウンドを取り返した。

最終回、ワークリングからジャブを伸ばすワイルドが、リードアッパーを当てる、フックを返して組むロジャースだが、切られてワンツー&ローを被弾。ロジャースは目尻、ワイルドは鼻血を見せるなから、スタンドの打撃戦をリードするワイルドがジャブを決める。ダブルで押し込んでもテイクダウンが奪えないロジャースは厳しい展開に。それでも足払い狙いから右を当てたロジャースはローを蹴って回るワイルドを追いかけ、パンチを打たれながらも前に出て左右のフックを振るう。と、ワイルドの右ハイをキャッチしてテイクダウンい持ち込んだロジャースが、ここでもスクランブルでがぶってペルヴィアンネクタイへ。ワイルドは足を捌くが、バックを譲り両足のフックを許す。

ボディトライアングルを解き、トップ狙いのロジャースはここでスクランブルのワイルドを逃して時間に。ロジャースは最後のテイクダウンとペルヴィアン、バックグラブがローとジャブより評価を受けることができるか──。結果、ジャッジの裁定は割れワイルドに凱歌が挙がった。


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BELLATOR Bellator287 MMA MMAPLANET o RIZIN ROAD FC UAEW UFC   アダム・ピコロッティ キ・ウォンビン クォン・アソル サルバツホン・ハミドフ シモン・ビヨン ジャスティン・ゴンザレス ソウル・ロジャース ダニエル・スカティッツィ ティム・ワイルド デヴィ・ギャロン ニキータ・ミハイロフ パンクラス ファビアン・エドワーズ ベラトール マンスール・ベルナウイ ユ・スヨン

【Bellator287】計量終了 ベルナウイはRoad FC時代の強さを維持しているのか。タジキのハミドフにも注目

【写真】 強さを争う場ならカスピ海沿岸と中央アジアを掘らないと嘘(C)BELLATOR

29日(土・現地時間)、イタリアはミラノのかつてはパラリードの名で親しまれていたアリアンツ・クラウド・アリーナで開催されるBellator287「Piccolotti vs Barunaoui」の計量が、28日(金・同)に行われている。

今大会のメインはアダム・ピコロッティ×マンスール・ベルナウイのライト級マッチ。来年開催が予定されているライト級ワールドGPに向け、ベルナウイの査定試合という見方が出きる一戦だ。


Road FCライト級王座挑戦権が懸けられたライト級Tを経て、王者クォン・アソルに勝利した暁には100万ドル(※トーナメント優勝時点で20万ドルを獲得)を手にするという1年10カ月のロングランタイトル奪取劇から、3年5カ月──ついにベルナウイが実戦復帰を果たす。

Road FC王座奪取後、ベルナウイは大舞台で戦うことを念頭におき、RIZINからの出場交渉には首を縦に振ることなく長いバカンス期間に入ってしまった。コロナ禍で練習拠点をプーケットからパリに移し、ついに雌伏の時を終える。

ベルナウイはRoad FCではクォン・アソルを始め、カビブ・ヌルマゴメドフの盟友シャミール・ザハロフ、日本の下石康太、在韓モンゴリアン=ムングトスズ・ナンディンエルデン、キム・チャンヒョン、RTU出場でGladiatorライト級王者のキ・ウォンビンという7人から全て一本勝ちを手にしている。

しかも、下石とザハロフは3Rでそれ以外の選手は5分以内に仕留めているというフィニッシャーだ。とはいえザハロフと下石相手には盤石のコントロールということはなく、スクランブル戦を経て──特に下になったときの悦妙のスイープ奪取力でポジションを挽回して勝利に結びつけていた印象がより強い。

あの一瞬の機転と、集中力を切らさないファイトがこれだけのブランクを経て如何に維持できているのか。さらにいえば英&北米系ファイターとの対戦経験が少ないこと、ピコロッティとは上背の差がほとんどなくフィジカル的な優位さは求められない影響があるのか──も気になるベルナウイのワールドステージ初陣だ。

同じライト級でソウル・ロジャース、フェザー級ではジャスティン・ゴンザレスら注目選手が戦うメインカードに対し、プレリミで見逃せないのがオープニングファイトでジョゼ・マリア・トメと対戦するサルバツホン・ハミドフだ。

キャリア18年、元UFCファイターのブラジリアン・ファイター=トメは戦績40勝9敗3NCの40歳。対するハミドフは17歳でプロデビューを果たし、過去6年間で13の勝利を積み重ねてきた無敗のタジキスタン人選手だ。

ハミドフはUAEWではZEUSバンタム級王者でパンクラスにも来日経験のあるユ・スヨンをケージレスリングの消耗戦で下している。基本、シングルからケージにつめてテイクダウン&トップもしくはバックコントロールで試合を支配するスタイルだが、相手を削るなかでパウンドアウトや前後の絞めを持つ。

ベラトール・バンタム級戦線でケージレスリング&スクランブルの雄といえばタイガー・マゴメドフ。そのマゴメドフやニキータ・ミハイロフと北の勢力争いに割って入ることができるのか──楽しみな中央アジア(所属はロシアントップチーム)の俊英の初登場だ。

■視聴方法(予定)
10月30日(日)
午前1時00分~ U-NEXT

■Bellator287計量結果

<ライト級/5分5R>
アダム・ピコロッティ: 155.2ポンド(70.39キロ)
マンスール・ベルナウイ: 154.6ポンド(70.12キロ)

<ミドル級/5分3R>
ファビアン・エドワーズ: 185.4ポンド(84.09キロ)
チャーリー・ウォード: 185.2ポンド(84.0キロ)

<ライト級/5分3R>
ソウル・ロジャース: 155.3ポンド(70.44キロ)
ティム・ワイルド: 155.8ポンド(70.66キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジャスティン・ゴンザレス: 145.2ポンド(65.86キロ)
アンドリュー・フィッシャー: 146ポンド(66.22キロ)

<ライト級/5分3R>
デヴィ・ギャロン: 155.8ポンド(70.66キロ)
ダニエル・スカティッツィ: 154.8ポンド(70.21キロ)

<ミドル級/5分3R>
コステリョ・ファン・スティーニス: 185.4ポンド(84.09キロ)
カミル・オニシュチョク: 185.4ポンド(84.09キロ)

<ライト級/5分3R>
チボー・グッチー: 155.9ポンド(70.71キロ)
アルフィ・デイヴィス: 156ポンド(70.76キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
キアラ・ペンコ: 115.1ポンド(52.2キロ)
マヌエラ・マルコネット: 115.8ポンド(52.52キロ)

<フェザー級/5分3R>
イーブ・ランジュ: 145.6ポンド(66.04キロ)
ヴァルテル・コグリアンドロ: 146ポンド(66.22キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
シモン・ビヨン: 205.8ポンド(93.34キロ)
ドラゴス・ズッコ: 203.4ポンド(92.26キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ニコロ・ソッリ: 170.8ポンド(77.47キロ)
ブハマ・キャマハ: 170.9ポンド(77.51キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ルーク・トレイナー: 204.8ポンド(92.89キロ)
ルーカス・アルシーナ: 204.4ポンド(92.7キロ)

<181ポンド契約/5分3R>
スティーブン・ヒル: 179.9ポンド(81.6キロ)
アンドレア・フージ: 181ポンド(82.1キロ)

<バンタム級/5分3R>
サルバツホン・ハミドフ: 135.8ポンド(61.59キロ)
ジョゼ・マリア・トメ: 135.6ポンド(61.5キロ)

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AJ・マッキー BELLATOR Bellator276 Cage Warriors MMA MMAPLANET o PFL UFC   アダム・ボリッチ エマニュエル・サンチェス エンリケ・バルゾラ ガジヒ・ラバダノフ ジェイジェイ・ウィルソン ジェレミー・ケネディ ジュリアス・アンリカス ジョニー・エブレン ジョン・ソルター ソウル・ロジャース フィル・デイヴィス ベラトール マス・ブーネル

【Bellator276】計量終了 ベラトールの威信を賭けて。ボリッチはどこまで我儘なヒザ神となれるか

【写真】ブーネルがどうこうでなく、どこまでボリッチを貫けるか(C)BELLATOR

12日(金・現地時間)、ミズーリ州セントルイスのザ・ファミリー・アリーナで開催されるBellator276「Borics vs Burnell」の計量が行われた。

メインはAJ・マッキー時代のフェザー級戦線サバイバルマッチ=アダム・ボリッチ×マス・ブーネルの一戦だ。


UFCで1勝2敗、英国Cage Warriorsで4連勝からベラトールと契約したブーネルは、ここまで3連勝中。同じ欧州勢のソウル・ロジャース、エマニュエル・サンチェスといったフェザー級ワールドGP出場組を連破してのボリッチ戦となった。

対して、ワールドGPではその負け方しかない――というテイクダウンからバック&チョークでダリオン・コールドに敗れ、準々決勝敗退に終わるも、その後は3連勝中のボリッチにとって、今回の一戦はベラトールの生え抜きの威信を賭けた戦いといえる。

直近の試合――昨年4月には、UFCとPFLで実力者ぶりを発揮してきたジェレミー・ケネディを下しており、2試合連続で外敵を迎え撃つこととなった。打撃と組み、寝技が回転し始めると厄介なボーネルとの3連勝対決は、ボリッチにとって同世代のチャンピオンに挑戦するために絶対に落とせない試合だ。

もちろん個人差もあるが、UFCで結果を残してきたわけでなくベラトールを選択したファイターは、バンタム級のエンリケ・バルゾラもそうだが、動きに波ができても気持ちが途切れることが少ない。乱暴な言い方をすると、ここがUFCファイターとベラトール生え抜きファイターから感じられるタフさんの違いとも思える。

とはいえハンガリーから、勤め先の仲間やお客のカンパでフロリダにやってきて運命を切り開いたボリッチが、気持ちでブーネルに遅れを取ることはないだろう。しかし、一瞬でも間が空くとそこをついてくるのがブーネルだ。気を抜くというよりも、迷いが生じた時こそ危ない。ヒザ神がどれだけ我儘なファイトをやりきるか。そこが勝負のカギとなる。

またライト級転向のマオリキッド=ジェイジェイ・ウィルソンは、ガジヒ・ラバダノフというガチな相手が与えられた。

裸の柔道とVT時代&モダン柔術の融合体ジェイジェイが、パンチがテイクダウンの一部と化したコントロール軍団のラバダノフと下にならずに戦うことができるか。

下になれば攻撃でなく、守り。それがVT柔術といっても過言なく――デビュー以来最強の相手に対し、どのようなアプローチでジェイジェイが9連勝を目指すか見ものだ。

■視聴方法(予定)
3月13日(日)
午前8時00分~ U-NEXT

■Bellator276計量結果

<フェザー級/5分5R>
アダム・ボリッチ: 145.8ポンド(66.13キロ)
マス・ブーネル: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
フィル・デイヴィス: 206ポンド(93.44キロ)
ジュリアス・アンリカス: 206ポンド(93.44キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジョニー・エブレン: 185.8ポンド(84.27キロ)
ジョン・ソルター: 185.8ポンド(84.27キロ)

<ライト級/5分3R>
ジェイジェイ・ウィルソン: 156ポンド(70.76キロ)
ガジヒ・ラバダノフ: 155.8ポンド(70.66キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
アレックス・ポリジ: 204.4ポンド(92.7キロ)
ジョゼ・アウグスト・アゼヴェド: 206ポンド(93.44キロ)

<ミドル級/5分3R>
ロメロ・コットン: 185.2ポンド(84.0キロ)
フレディ・サンドヴァル: 185.2ポンド(84.0キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジアナ・アフサラゴワ: 125.8ポンド(57.06キロ)
キーラ・バタラ: 124.6ポンド(56.51キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジャムス・アドコック: 145.4ポンド(65.95キロ)
コディ・ロー: 145.6ポンド(66.0キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ローマン・ファラルド: 171ポンド(77.56キロ)
ケルヴィン・レイフォード: 171ポンド(77.56キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジョーダン・ハワード: 135.8ポンド(61.59キロ)
トレヴァー・ワード: 136ポンド(61.69キロ

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BELLATOR Bellator266 MMA ジョージ・カラキャニャン ソウル・ロジャース

【Bellator266】ライト級で再生対決は、ロジャースがカラキャニャンのバックを支配し完封勝ち

<ライト級/5分3R>
ソウル・ロジャース(英国)
Def.3-0:30-26.30-26.30-27
ジョージ・カラキャニャン(米国)

ライト級でキャリアの再構築を図る両者。カラキャニャンが右カーフ、ロジャースが左フックを打っていく。ショートのフックからクリンチのカラキャニャンがヒザ蹴り、左フックを打って離れる。ロジャースはワンツーの右を当て、左リードフック&右ローを決める。組んだロジャースはボディロックテイクダウンを決め、カラキャニャンがクローズドガードを取る。

左を連打するロジャースは、カラキャニャンにギロチンを取らせずケージ際に移動する。重い右のパウンドを落とすロジャースはハーフを取り、左で殴る。連打され背中を見せたカラキャニャンはバックを譲ったまま立ち上がり、ロジャースはスラムでバックをキープする。ロジャースは後方から殴り、カラキャニャンが立ち上がると正対してヒザ蹴り、そして肩パンチを入れるとダブルレッグへ。カラキャニャンはギロチンもパスを許し頭を抜かれて初回を終えた。

2R、打撃の間合いの測り合いからロジャースがダブルレッグで一気にテイクダウンを決める。スクランブルでバックに回ったロジャースは初回と同様に後方からパンチを入れ、立たれると正対してダブルレッグでテイクダウンを奪う。右パウンド、ヒザを被弾し厳しい展開のカラキャニャンはスタンドに戻っても、すぐに倒される。バタフライがガードでパンチを受けるカラキャニャンは、またもスクランブルでバックを許し、殴られ、ヒザを打たれる。ロジャースはここでもダブルレッグへいくが、カラキャニャンがギロチンへ。

頭を抜いてスタンドに戻ったロジャースに対し、カラキャニャンが跳びヒザを決める、足が泳いだロージャスはパンチを纏められ、カラキャニャンはジャンピニングニーを2発繰り出す。直後にロジャースはダブルレッグで倒してバックに回る。口を開けて右を打ちこむロジャースは、立ち上がったカラキャニャンに肩パンチを入れた。

最終回、カラキャニャンの右ローにダブルレッグを仕掛けたロジャース。ギロチンから逃れると、ハーフで上を取る。ロジャースは左で殴り、ここもバックに回る。ワンフックと片ヒザ立ちでカラキャニャンを固定して殴るロジャース。ついに背中を伸びたカラキャニャンは、亀から立ち上がるも掌をマットにつけてヒザを打たれないよう守るばかり。

ならばとパンチを打ち込むロジャースのパンチが勢いよく決まる。胸を合わせることができないカラキャニャンは、腰を上げてもスラムで寝技に持ち込まれ、最後に引き込んだが、パウンドを落とされ背中を見せて試合終了を迎えた。

結果、完封勝ちといっても良い判定勝ちを決めたロジャースは「ライト級ではより力強く戦えて、ドミネイトできる。ギロチンは問題なかったけど、ヒザ蹴りは一発クリーンに入った。フーッ(笑)。減量が厳しくないから3Rも問題ない。健康に、より長く戦うことができる」とインタビューで話した。


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BELLATOR Bellator262 Bellator265 MMA YouTube   ジョージ・カラキャニャン ソウル・ロジャース ネイマン・グレイシー ハーラン・グレイシー フィル・デイヴィス ブログ ヨエル・ロメロ

【Bellator265】計量終了 グレイシー・ファンダメタルMMA炸裂? ヘウソンの息子ハーラン出陣

【写真】なぜ、グレイシー達はMMAに挑戦し続けるのだろうか (C)

18日(土・現地時間)にカリフォルニア州サンノゼのSAPセンターで開催されるBellator265「Davis vs Romero」の計量が行われた。

Strikeforce時代からビッグショーが行われてきたスコット・コーカーのベースに、Bellatorが2年振りに戻ってきた。ヨエル・ロメロ✖フィル・デイヴィスがメインの今大会、全12試合中メインの女子フライ級でアレハンドラ・ララと対戦するディアナ・ベネットが4.2ポンドオーバー、キャッチウェイト戦で戦うことに。


10月から11月にかけてロンドン~フェニックス~モスクワ、そして11月のダブリンと大西洋を行き来するベラトール。ビッグショー前のハウスショー的なラインナップにメインカードでフェザー級GP敗退後、ライト級に転向して最後の挑戦を続けるジョージ・カラキャニャンが、同様にライト級転向で勝負を賭けるソウル・ロジャースと対戦する一番は楽しみだ。

またウェルター級にネイマン・グレイシーが出場する以外にも、プレリミのウェルター級でもハーラン・グレイシーがサークルケージ初陣を迎える。

父はヘウソン・グレイシー、IBJJF競技柔術ではなく護身を考えたエリオ系のグレイシーの次男に柔術の手ほどきを受けたハーラン、2007年10月以来13年11カ月振りのMMAとなる。

当然ハーランはMMA、いやバーリトゥードの戦い方を父に伝授るされてはいるが、現代MMAとは意が異なる身を守り、生き残るための術を身につけているという方が正しい書き記し方か。クローズドを取り、相手を攻めさせない。ただしスコアでは不利という戦いをハーランは躊躇なくしてきそうだ。

と同時に、ハーランはIBJJF競技柔術で外掛けの足関節で失格になったこともあり、グレイシー流のストレートフットフックの使い手でもある。2年前にF2Wに出場した時は、トレアドールパスから競技柔術ならアドバンが入るという展開を創っていたにも関わらず、なぜかレフェリー判定で敗れているハーランだが、グレイシー柔術のファンダメタルが現代MMAで蘇るのか──興味深い。

■視聴方法(予定)
8月19日(日・日本時間)
午前8時00分~Prelim :Bellator MMA YouTube Channel
午前11時~Main Card: Bellator MMA YouTube Channel

■ Bellator262計量結果

<ライトヘビー級/5分3R>
ヨエル・ロメロ: 205.4ポンド(93.16キロ)
フィル・デイヴィス: 206ポンド(93.44キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ネイマン・グレイシー: 170.6ポンド(77.38キロ)
マーク・レミンガー: 169.9ポンド(77.06キロ)

<女子フライ級/5分3R>
デアナ・ベネット: 129.2ポンド(58.6キロ)
アレハンドラ・ララ: 125.2 ポンド(56.78キロ)

<ライト級/5分3R>
ジョージ・カラキャニャン: 155.6ポンド(70.57キロ)
ソウル・ロジャース: 155.7ポンド(70.62キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
クリスチャン・エドワーズ: 204.3ポンド(92.66キロ)
ベン・パリッシュ: 205.6ポンド(93.25キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
グラント・ニール: 204.1ポンド(92.57キロ)
アレックス・ポリジィ: 204.9ポンド(92.94キロ)

<ミドル級/5分3R>
ハリド・ムルタザリエフ: 185.3ポンド(84.05キロ)
アンソニー・アダムス: 185.3ポンド(84.05キロ)

<175ポンド契約/5分3R>
アブラハム・ベイサ: 175ポンド(79.37キロ)
アルバート・ゴンザレス: 175ポンド(79.37キロ)

<バンタム級/5分3R>
ボビー・セロニオ2世: 135.4ポンド(61.41キロ)
エリン・ハンター: 135.9ポンド(61.64キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ハーラン・グレイシー: 171ポンド(77.56キロ)
シェーン・キーフ: 169.1ポンド(76.70キロ)

<フライ級/5分3R>
エドウィン・デロス・サントス: 125.3ポンド(56.83キロ)
ジョン・アダムス: 125.4ポンド(56.88キロ)

<130ポンド契約/5分3R>
ジェシー・デルガド: 129.5ポンド(58.74キロ)
ジョシュア・ディロン: 130ポンド(58.96キロ)

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BELLATOR Bellator257 Report ソウル・ロジャース ブログ メス・ブーネル

【Bellator257】ソウル・ロジャースに完勝。デニッシュ=メス・ブーネルがRNCで一本勝ち

<フェザー級/5分3R>
メス・ブーネル(デンマーク)
Def.2R4分08秒by RNC
ソウル・ロジャース(英国)

右カーフローを蹴るブーネルをダブルレッグで倒したロジャースは、ハーフで左腕を差すブーネルに対し、クレイドルからギロチンへ。ブーネルはスイープに成功し、パス狙いでギロチンを無効化させ、勢いのあるパンチを一発見舞う。ロジャースはバタフライガードに戻し、足を一本抜かれるとニーシールドもパスの圧力に負け背中を譲る。とロジャースは素早くスクランブルに持ち込み、リバーサルに成功する。

ブーネルもスクランブルから離れると、スタンドの打撃戦でジャブを2発当てる。かなり遠い位置からダブルレッグを仕掛けたロジャースは体が伸びながらドライブ。倒れなかったブーネルは左ボディフックからアッパー、カーフを蹴る。勢いの落ちたロジャースのダブルレッグにアームインギロチンに取りつつ、ハーフでネルソン系にも固めつつワールドのような絞めを仕掛ける。窮屈な姿勢からロジャースが頭を抜いてタイム──ブーネルが初回をリードした。

2R、打撃の交換から組みついたロジャースが引き込む。左足を抜いたブーネルは足を戻されても鉄槌を入れ、すぐにハーフへ。ニーシールドからバタフライに戻したロジャースは、再びハーフにされ、足を戻す。ブーネルが圧力を掛ける展開で、ついにパスを許したロジャースはヒップエスケープからハーフに。枕で圧力を掛け、足を抜いたブーネルはニア・マウント、ハーフからパンチを打ちつけロジャースを削っていく。

足を戻し、抜かれるを繰り返すロジャースは、ついに背中を見せてワンフックから殴られる。ブーネルは左腕を通し、両足フックからロジャースの背中を伸ばすとパームトゥパームでタップを奪った。

TUF幻のファイナリスト、REALでも圧倒的な強さを見せたロジャースを一方的に攻めて一本勝ちしたデンマーク人ファイター、メス・ブーネルは「ジャパニーズネックタイはロジャースのコーチの指示が完璧で逃げられたけど、バックマウントに移行したんだ。MMAグローブではRNCクラッチは入りずらいから、パームトゥパームで絞めた。次? ダニエル・ヴェイケルがコロナ感染から回復すると戦いたい」とインタビューで話した。


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Bellator257 カール・アルベクツソン コーリー・アンダーソン ジェイジェイ・ウィルソン ジュリア・バッド スティーブ・モウリー ソウル・ロジャース ドブレジャン・ヤギュシュムラドフ フィル・デイヴィス ブログ ペドロ・カルバーリョ ランス・ギブソンJr レイモンド・ダニエルズ ワジム・ネムコフ 未分類

【Bellator257】ギブソンJr&バッド親子、JJ・ウィルソン、モウリー、ロジャース、プレリミでお腹いっぱい

【写真】ランス・ギブソン、Jrとジュリア・バッド親子 (C)BELLATOR

16日(金・現地時間)、コネチカット州アンカスビルのFight sphere=モヒガンサン・アリーナでBellator257「Nemkov vs Davis 2」が開催される。

大会名にある通り、Bellator世界ライトヘビー級選手権&ワールドGP準々決勝=王者ワジム・ネムコフがフィル・デイヴィスと2年5カ月振りの再戦を戦う。

2018年11月の対戦では、ネムコフがデイヴィスをスプリットで下しており、昨年8月に獲得した世界王座の初防衛戦と、ワールドGP準決勝進出を掛けて返り討ちを狙う。

コ・メインもGP準々決勝で、TUF19覇者でベラトール2戦目となるコーリー・アンダーソンが、元ACAライトヘビー級王者のトルクメニスタン人ファイター=ドブレジャン・ヤギュシュムラドフと相対する。

ヤギュシュムラドフはACBから自動的にACA王者となり、防衛にも成功していたが2019年12月より試合が組まれず、ベルトを返上して北米を目指してきた。

さらに知名度の高いポール・デイリーと、注目されやすい女子フライ級がメインカードに投入された今大会だが、2週間前のBellaor255と同様に──UFC並みにプレリミが充実している。


前女子ジュリア・バッド、義理の息子のランス・ギブソンJrがサークルケージそろい踏みとなる。Jrの父ランス・ギブソンはマット・ヒュームの初期の教え子で元UFCファイター、そして修斗でも活躍したファイターで、バッドと再婚。37歳のバッドと、26歳のJrは11歳違いの親子になった。

Jrは去年予定されていた試合が2度流れ、1年半ぶりの実戦復帰でキャリア4戦目を戦う。父と違いスリムな体格でライト級ファイターのJrは、打撃とレスリングを消化し、パンクレーション系らしくサブミッションで極めにかかるウェルラウンダーだ。ただ、その打撃や極めにいくなかで、気の強さから来るのであろう荒々しさは父を彷彿させる。

また今回のプレリミでは前戦で世界王座に挑戦したペドロ・カルバーリョが出場し、ジェイジェイ・ウィルソンと戦う。

カルバーリョはフェザー級ランク4位、女子フェザー級1位のバッド、ライトヘビー級5位のジュリアス・ジュリアス・アンリカスと3人のランカーがプレリミ出場となる。

対してウィルソンはベラトールで4連勝、通算7連勝中のキウイ・ファイターだ。

マオリ系特有の打撃の爆発力があり、かつ柔軟な筋肉の持ち主で旺盛な戦闘意欲を持ちつつ、しっかりと柔術の消化している。ウィルソンはポストGPフェザー級戦線で、間違いなく気になる存在の1人といえる。

ポストGPフェザー級ファイターといえば、カルバーリョと同じくフェザー級GPに出場していたが、初戦で敗れたソウル・ロジャースが第1試合に登場する。

幻のTUFファイナリストは、前からも後ろからも絞めで相手と仕留めることができる。2021年の浮上を誓い──昨年10月に続く連勝を狙う。

この他、RIZINでワジム・ネムコフを破っているカール・アルベクツソンが、ワジムの兄で元PFLのヴィクトル・ネムコフとのマッチアップなど楽しみなカードが揃っている。

さらにはWAKOスタイル、ド派手な回転系キックからBellator Kickboxingで世界ウェルター級王者となったレイモンド・ダニエルズも出場。

昨年9月に代名詞であるスピニングバックキックが2発急所に入りNCとなったピーター・スタノニックとの再戦も見逃せない。

さらにさらにサンフォードMMAのヘビー級戦士、プロMMA8勝0敗──アマからは通算15連勝中のスティーブ・モウリーが8年半ぶりのベラトール出場となるショーン・アッシャーと戦う試合も注目だ。

アッシャーはケンタッキー州ベースのエンパイアFSのヘビー級王者ながら防衛に成功しケージに駆け上がったことで半年間のサスペンションを食い、この間にパンデミックが起こり18カ月振りの実戦でモウリーと戦うことに。

UFCのようなガチガチの勝負論とはまた一線を画し、デモンストレーションファイト的な一面を持つ試合や、シビアな生き残り合戦に混ざっているプレリミファイト。これからのサークルケージを楽しむために、マストウォッチの9試合だ。

■視聴方法(予定)
4月17日(土・日本時間)
午前7時~Prelim :Bellator MMA YouTube Channel
午前10時~Main Card: Bellator MMA YouTube Channel

■Bellator257対戦カード

<Bellator世界ライトヘビー級選手権&ワールドGP準々決勝/5分5R>
[王者]ワジム・ネムコフ(ロシア)
[挑戦者]フィル・デイヴィス(米国)

<ライトヘビー級ワールドGP準々決勝/5分5R>
コーリー・アンダーソン(米国)
ドブレジャン・ヤギュシュムラドフ(トルクメニスタン)

<ウェルター級/5分3R>
ポール・デイリー(英国)
サバウ・ホミシ(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ヴェタ・オーティアガ(米国)
デザリー・ヤネス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ジュリアス・アンリカス(リトアニア)
グレゴリー・ミリアード(アルバ)

<女子フェザー級/5分3R>
ジュリア・バッド(カナダ)
ダイナ・シウバ(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
スティーブ・モウリー(米国)
ショーン・アッシャー(米国)

<ウェルター級/5分3R>
グラチキ・ボジニアン(カナダ)
デマルケス・ジョンソン(米国)

<ウェルター級/5分3R>
レイモンド・ダニエルズ(米国)
ピーター・スタノニック(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ヴィクトル・ネムコフ(ロシア)
カール・アルベクツソン(スウェーデン)

<フェザー級/5分3R>
ペドロ・カルバーリョ(ポルトガル)
ジェイジェイ・ウィルソン(ニュージーランド)

<ライト級/5分3R>
ランス・ギブソンJr(カナダ)
マーカス・スリン(米国)

<フェザー級/5分3R>
ソウル・ロジャース(英国)
マス・ブーネル(デンマーク)

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BELLATOR Bellator248 Report ソウル・ロジャース ブログ 未分類

【Bellator248】ザ・ハングマン──ソウル・ロジャースが、その名の通りメジドフをRNCで下す

<フェザー級/5分3R>
ソウル・ロジャース(英国)
Def.1R4分38秒by RNC
アルビ・メジドフ(オーストリア)

試合開始と同時にダッシュしてヒザ蹴りを狙ったメジドフ。その後も左ジャブの届く距離で戦い、ロジャースが右ストレートや右オーバーハンドを入れる。さらにロジャースはワンツーの右を当て、即ダブルレッグでテイクダウンを決めサイドで抑える。メジドフはハーフに戻し、肩を押して左のパンチを防ぐも、上体を起こして右のパンチを2発入れたロジャースがもう1度左足を抜いて左のパウンドを落とし、トップの状態が続く。

左を差して立ち上がろうとしたメジドフに対してアナコンダチョークに入ったロジャースだが、ケージにつまり極め切れないとみるや技を解いてバックに回って両足をフック。右のパンチを入れ、非常に狭い隙間に左腕を滑り込ませ、パームトゥパームでRNCを極めた。


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