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J-CAGE Pancrase320 Report ブログ 村山暁洋 菊入正行

【Pancrase320】「若手の壁」。村山暁洋がレスリング&柔道でテイクダウンを奪い、菊入正行を退ける

【写真】菊入は打撃で十分に圧力を掛けることができず、組み負けた (C)KEISUKE TAKAZAWA

13日(日)に東京都江東区のスタジオコーストで開催されたPancrase320レポート。

最終回はメインイベントのウェルター級3回戦、村山暁洋✖菊入正行の模様をお伝えしたい。ベテラン✖若手、柔道スロー✖打撃戦が迎えた勝負の行方は──。

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
村山暁洋(日本)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
菊入正行(日本)

左ジャブを伸ばす菊入が、一旦間合いを外して跳びはねる様なステップを踏む。そこから左ジャブを見せ、村山も左を合わせようとする。組んだ村山がケージに菊入を押し込む。

離れた菊入は左を伸ばすが、村山が右フックを届かせる。菊入はローを蹴り、ジャブからワンツー、そして右ローを続ける。

残り1分、村山がシングルレッグから逆の足を払ってテイクダウンを決め、ケージ際に移動した菊入を立たせないで背中をつけさせる。

菊入はがぶられながら立ち上がるが、ケージに押し込まれ──村山が離れた直後に時間となった。このテイクダウンがきき、初回は村山が3-0でリードした。

2R、圧力を高めた菊入はワンツー、ここから慎重に間合いを見て右ストレートもまだ距離はあっていない。それでも前に出てくる村山に左を合わせ、続く組みには逆にボディロックを取りケージに押し込む。

ワキを潜りバックを狙う菊入、許さなかった村山だがケージに押し込まれた状態が続く。

菊入が離れると、村山はシングル。初回と違い頭を押し、フレームを作って離れた菊入が右を当てる。続く組みの展開でもボディロックで押し込んだ菊入が、ボディにヒザを2つ入れる。この直後に離れた村山の組みを切った菊入は残り30秒でシングルを切り、右を当てると、払い腰をボディロックで切り返しジャッジ3票を取り返した。

最終回、まず菊入が右ロー、続いて左ジャブを届かせる。さらに右を当てた菊入は、大外刈りを察知して離れるが、直後にダブルレッグ&小外掛けでテイクダウンを許してしまう。

ケージ際に移動した菊入だが、左足を束ねられ、アンクルピックから腰をコントロールされる。頭を押し、右を差して立ち上がった菊入は離れて、自ら組みへ。

ここで離れた菊入だが、組んだ村山は払い腰を決め、そのままマウントに入る。背中を見せても逃げることができず、両足をフックされた菊入は腹ばいから、上を向きなおす。

潜りにパンチを当てた村山は、立ち上がってきた菊入をギロチンに捕らえる。頭を抜いた菊入は打撃勝負に逸るが、大外で尻もちをつかされ、セコンドの離れろという声にも組みに行ってしまう。

残り30秒、村山が組んでケージに押し込むと、離れて左ハイからパンチ勝負でも一歩も引かず、29-28✖3で判定勝ちを手にした。

組み勝った村山は、「今日は厳しい状況なんですが、応援いただきありがとうございました。若手の菊入選手、凄く強かったですが、これからも若手の壁として跳ね返していきたいと思います」と話した。


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J-CAGE Pancrase320 Report ブログ 冨樫健一郎 金田一孝介

【Pancrase320】「ヤン坊君は返上して」──ランク1位の冨樫に勝ち切った金田一が、松本光史戦をアピール

【写真】試合中の挑発行為も勝つためか──。金田一は非常に真面目なマイクに終始した (C)KEISUKE TAKAZAWA

13日(日)に東京都江東区のスタジオコーストで開催されたPancrase320。

ここではコ・メイン=ライト級の金田一孝介✖冨樫健一郎の模様をお伝えしたい。勝者が話したパンクラスのベルトへの想いとは──。

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
金田一孝介(日本)
Def.3-0:30-27.29-28.28-29
冨樫健一郎(日本)

サウスポーの冨樫に対し、右オーバーハンド、ハイキックを見せた金田一が大きく距離を取り直す。前足のハイを蹴り、左ジャブを伸ばす金田一は冨樫の左ストレート後に、自らの目を指差し「見えている」と挑発する。

ステップを踏んで左を当て、距離を取り直す金田一は、届かない距離で拳を振るいローを入れる。距離を詰める冨樫に右ロー、右ミドルを蹴り、回りながら挑発する金田一に冨樫が2発、左を当てる。

金田一も右を伸ばし、サイドキックからダブルレッグを一気に決める。冨樫はオモプラッタも、頭を越えた金田一が抑え、スクランブル中もパンチを打っていく。

金田一の右ミドルにワンツーを入れた冨樫は、右ジャブを伸ばす。金田一は右の蹴りを使い、右回り。冨樫は追って右を届かせる。ワンツーを回ってかわした金田一は2票、冨樫が1票という初回になった。

2R、左ストレート、そしてボディを打った冨樫、金田一はスイッチするが左を被弾してオーソに戻す。さらに左を伸ばす冨樫は右ジャブ、ここから左ボディストレートにつなげる。踏み込んだ金田一は右ハイ、続くダブルは切られる。

冨樫は右ジャブ&左ボディ、金田一は右ミドルを蹴っていく。冨樫は金田一の右への移動を先回りしてワンツーをヒットさせる。

金田一はパンチからニータップ、防いだ冨樫が左を入れる。ダブルを切られた金田一は、パンチを被弾する数が増える。残り1分前にもダブルレッグを切った冨樫が、ジャブを当てられ逆にジャブを当て返す。右ハイをかわされた金田一が、左サイドキックを蹴った直後にタイムとなった。

この回はジャッジ1人が金田一、2人が冨樫を支持──も、合計では予測がつかない状況で最終回を迎えた。

3R、シングルレッグでテイクダウンを決めた金田一は、冨樫が立ち上がる際にクリンチからパンチを入れて離れる。金田一はサウスポーで左を当てると、ダブルレッグで倒してパンチをまとめていく。

冨樫が右目の下をカットし、右に回る金田一を追いかけて右を当てる。さらに右ジャブを入れた冨樫だが、前蹴りで前進を阻まれる。

逃げ切りファイトの金田一を追いかけて、ジャブやストレートを伸ばす冨樫は左フックを当てる。金田一はダブル、切った冨樫に前蹴りを続ける。残り30秒、左奥足で前蹴りを連続した金田一が冨樫の反撃を封じ、スプリット判定勝ちを手にした。

「1位の人に勝ったので、誰とやるかとかはパンクラスの関係者の方とかお客さんが決めることですけど、個人的な意見としては松本選手……正規王者が久米さん、RIZINに出ていて、暫定王者がRIZINに行きたいと宣言していて。ベルトを持っている2人が不安定なので、僕と松本さんで次期挑戦者決定戦か、暫定ください。ヤン坊君はRIZINに行きたいなら返してください。僕たち、アレ巻きたくてやっているんで。お願いします」と金田一は試合中の挑発的な態度と違い、真摯な言葉でベルトへの想いを話した。


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J-CAGE Pancrase320 Report ブログ 上田将竜 杉山廣平

【Pancrase320】魂のつまった攻防、上田将竜が杉山廣平に競り勝ち「福岡に帰るけん、待っちょってね」

【写真】しんどい根性ファイトを上田も杉山も全うした好勝負だった (C)MMAPLANET

13日(日)に東京都江東区のスタジオコーストで開催されたPancrase320。

ここではフライ級の上田将竜✖杉山廣平戦、目まぐるしい攻防の入れ替わりが見られた一戦の模様をお伝えしたい。

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
上田将竜(日本)
Def.3-0:29-28.29-28.28-29
杉山廣平(日本)

ジャブをダブルで見せミドル、続いて前蹴りを蹴った上田が杉山の前進+ワンツーにダブルレッグを合わせる。尻もちをつかされた杉山はケージを使って立ち上がるも、上田がボディロックで後方に再びテイクダウンを決める。

上田が足を越えてきたタイミングで立ち上がった杉山が一度は押し込むが、体を入れ替えた上田が内股で投げる。

さらにスクランブルでパワーギロチンから抑えた上田に対し、杉山が起き上がってボディロック・テイクダウンを狙う。

上田は耐えて押し込み返し、もう一度ボディロックから尻もちをつかせる。

杉山は立ち上がり、押し込んで肩パンチ。右腕を差した状態で、杉山がアンクルピックでテイクダウンを決めサイドからマウント&肩固め、体をスライドさせたところでタイムに。杉山の終盤の反撃も、上田が10-9を3票手にした。

2R、左ミドルから飛び込んだ杉山のテイクダウン狙いを、キムラで切り返してトップを取った上田。杉山も立ち上がり、押し込まれた状態から体を入れ替えて、ここもアンクルピックで倒しにかかる。

立ってヒザを蹴りあった両者、杉山のボディロック・テイクダウンと上田の小手投げは同体に。すぐに立ち上がりケージに上田を押し込んだ杉山は、立ち上がった上田の前転するような内股でトップを許す。

上田は起き上がってもケージに押し込まれ、残り1分に。上田はボディロックから後方にテイクダウン、背中に乗るが前方に落とされそうになり糸通しを狙う。

ここからクローズドに取った上田にパンチを落とし、後方回転からの亀にもパンチを入れた杉山。この攻勢にもジャッジの評価では1票の獲得に留まった。

最終回、右ハイから組んだ上田がケージに杉山を押し込む。体を入れ替えた杉山のテイクダウン狙いをキムラで耐える上田が後方への投げからトップを取る。

スクランブルでダースもボディロックで倒され、頭を抜いた杉山が後方回転にバックをとり、仰向けの上田からトップを取り切りマウントを奪う。

パンチを落とし、背中を見せた上田が胸を合わせに行くと、スクランブルとなり杉山はケージに押し込みアンクルピックをまた仕掛ける。ヒジを落とし立ち上がった上田は離れてダブルレッグ。ケージまで移動し、ヒザをついた杉山を金網におしつける。

残り1分、前方に崩された杉山がダブルレッグでリバーサル、ハーフバタフライを潰すが、上田は足関節へ。

潰した杉山がパウンドを落としていくとタイムアップに。最後まで気持ちが折れず、しんどい試合をやり切った両者──結果はスプリットで上田に凱歌が挙がった。

勝利者インタビューに涙で応えられなかった上田は「2連敗して、コロナで世の中が厳しい状態で引退も頭に過ったのですが、応援してくれる仲間や家族がいて、また頑張ろうと思えて。オファーを貰えて、戦えて。色々な重圧があったのですが、今日勝てて良かったです。ありがとうございます。もう33になるのでチャンピオンになりたいとか、海外に行きたいとか正直言えないっていうのが事実なんですが、33歳になっても強いヤツと戦いたいという想いは消えないので、またこのリングで強い相手と戦っていきたいです」と話す。

そして──カメラに向かって「去年勝てなかったですけど──ここじゃあ。父ちゃん勝ったけん。今日、福岡に帰るけん、待っちょってね」と家族にメッセージを送った。


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Interview J-CAGE Pancrase320 ブログ 安藤晃司 村山暁洋 菊入正行

【Pancrase320】村山暁洋戦へ、菊入正行─02─「パンチでダウンを取りたい」&安藤晃司「打撃力は高い」

【写真】師も認める打撃の強さを、どのように試合で魅せることができるか (C)MMAPLANET

13日(日)に東京都江東区のスタジオコーストで開催されるPancrase320のメインで、元KOP村山暁洋と対戦する菊入正行インタビュー後編。

勝利、倒す、魅せる試合──ウェルター級の元チャンピオンとの対戦に向けて、様々な想いを巡らせる菊入の心境と共に、師である安藤晃司の彼への言葉を紹介したい。

<菊入正行インタビューPart.01はコチラから>


──中村勇太選手とはもらいながら当てる打ち合い、高木健太選手とは貰わないことを第一にして手数も減った試合でした。菊入選手とは、どちらのタイプのファイターなのでしょうか。

「自分はトップ選手ではないですし、理想の形とかでなく……でも打撃では負けたくないです。と同時に組み技、下でもいける選手ではありたいと思います。本来は華のある打撃戦をして、初回から攻めて見てくれる人が楽しんでくれる試合をしたいとは……思っています。

だから中村選手、高木選手との試合は……どちらも全く納得していないです。高木戦は『絶対に勝たないといけない』という考えが大きくて、手堅くなってしまいました。高木選手は一発で試合をひっくり返すことができるので──。一発のある怖い選手なので、自分の打撃でプレッシャーを掛けることができても、前に出て一発もらうとやられるという風に考えていました」

──本来は勝つことが一番なのですけどね。

「安藤さんも『勝つことが大事』という教えですので、その教えを守って戦いました」

──では村山選手の印象を教えてください。

「柔道ベースで腰が重い選手ですけど、打撃でもダウンを奪える選手です。足を止めないように戦って、自分の距離を潰させないようにパンチを当てていきたいです。実は自分はデビューした時から、お客さんに喜んでもらえる試合をしたいとは意識していたんです。

だからパンチでダウンを取りたいんです。ただ……正直言えば、今は勝つことで精いっぱいなんです。前回の試合は……自分でも思うところはたくさんありましたし、回りからも『なんで行かないんだよ』とも言われました。

だから、そこを挽回したいという想いはあります。安藤さんの教えを守りつつ、自分の武器はリーチを生かした打撃なので、そこでしっかりとダウンを取れる試合をしたいです」

──パンクラス・ウェルター級王者の手塚裕之選手はONEと契約中です。今後、目指すところは?はどのように考えていますか。

「出たい大会はRIZIです。ONEよりもRIZINに出て、まずは日本で知名度を上げたいと思っています。そのためにもパンクラスのベルトが必要ですが、どうなるのか。手塚選手が返上するなら、誰とやるんだろうっていうのはあります……村山選手は元チャンピオンですし、まずここを勝ってからですね。

これからは勝つことも大切ですが、魅せる試合もしていきたいと思っています」

師・安藤晃司の菊入正行評

「ライト級時代はやはり減量苦に尽きたかと思います。パフォーマンス、コンディションを上げる為のウエイトカットと言うよりは、体重を合わせる為の減量になり結果 目的が体重を作る事がメインになっていたのだと思います。これは指導者である自分の責任が多いかと思います。

そして、ウェルター級の菊入は──これまで数多くのウェルター級、ミドル級の日本人トップファイターと練習してきた自分ですが、その目線から見ても彼の打撃力という部分は高いと思います。上位にきます。ただ、それと同等以上に改善しなければいけない部分もありますし、その一つの自信が仇にならぬよう先を目指してもらいたいです」

■Pancrase320対戦カード

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
春川広明(日本)
木村裕斗(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
中田大貴(日本)
上田厚志(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
立成洋太(日本)
DARANI DATE(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
高杉遼介(日本)
Jouou Date(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
三宅輝砂(日本)
矢澤諒(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
風間敏臣(日本)
山本敦章(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
川北晏生(日本)
高橋拓也(日本)

<ネオブラッドTフェザー級(※70.3キロ)決勝/5分3R>
井上雄斗(日本)
岩本達彦(日本)

<ネオブラッドTバンタム級(※65.8キロ)決勝/5分3R>
井村塁(日本)
修我(日本)

<ネオブラッドTフライ級(※61.2キロ)決勝/5分3R>
山中憲次(日本)
聡-S DATE(日本)

<ネオブラッドTストロー級(※56.7キロ)決勝/5分3R>
山北渓人(日本)
谷村泰嘉(日本)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
村山暁洋(日本)
菊入正行(日本)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
冨樫健一郎(日本)
金田一孝介(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
上田将竜(日本)
杉山廣平(日本)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
八田亮(日本)
尾崎龍紀(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
Ryo(日本)
林優作(日本)

<女子バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
東陽子(日本)
直DATE(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
花レメ紋次郎TK(日本)
土肥潤(日本)

<ミドル級(※93.0キロ)/5分3R>
荒井勇二(日本)
内藤由良(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
荻窪祐輔(日本)
中村龍之(日本)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
リトル(日本)
佑勢乃花(日本)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
丸山数馬(日本)
白川洸太(日本)

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【Pancrase320】対戦カード メインカードは一貫して、サバイバルファイトが並んだ2020年最終大会

【写真】村山にとってもウェルター級トップファイターの一角に居続けるためにも、落とせない一戦(C)KEISUKE TAKAZAWA

2020年12月13日(日)
Pancrase320
東京都台東区
新木場スタジオコースト

■視聴方法(予定)
12月13日
午後2時00分~ TIGET LIVE

■ 対戦カード

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
春川広明(日本)
木村裕斗(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
中田大貴(日本)
上田厚志(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
立成洋太(日本)
DARANI DATE(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
高杉遼介(日本)
Jouou Date(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
三宅輝砂(日本)
矢澤諒(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
風間敏臣(日本)
山本敦章(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
川北晏生(日本)
高橋拓也(日本)

<ネオブラッドTフェザー級(※70.3キロ)決勝/5分3R>
井上雄斗(日本)
岩本達彦(日本)

<ネオブラッドTバンタム級(※65.8キロ)決勝/5分3R>
井村塁(日本)
修我(日本)

<ネオブラッドTフライ級(※61.2キロ)決勝/5分3R>
山中憲次(日本)
聡-S DATE(日本)

<ネオブラッドTストロー級(※56.7キロ)決勝/5分3R>
山北渓人(日本)
谷村泰嘉(日本)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
村山暁洋(日本)
菊入正行(日本)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
冨樫健一郎(日本)
金田一孝介(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
上田将竜(日本)
杉山廣平(日本)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
八田亮(日本)
尾崎龍紀(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
Ryo(日本)
林優作(日本)

<女子バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
東陽子(日本)
直DATE(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
花レメ紋次郎TK(日本)
土肥潤(日本)

<ミドル級(※93.0キロ)/5分3R>
荒井勇二(日本)
内藤由良(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
荻窪祐輔(日本)
中村龍之(日本)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
リトル(日本)
佑勢乃花(日本)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
丸山数馬(日本)
白川洸太(日本)

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Interview J-CAGE Pancrase320 ブログ 村山暁洋 菊入正行

【Pancrase320】元ウェルター級KOP村山暁洋と対戦、菊入正行─01─「ライト級に落とすことは、ない」

【写真】7月は前日計量の77キロ=ウェルター級で戦った (C)MMAPLANET

13日(日)に東京都江東区のスタジオコーストで開催されるPancrase320のメインで、菊入正行が元KOP村山暁洋と対戦する。

ライト級でフィジカルモンスターと見られていた菊入だが、ウェルター級に転向し、7月の中村勇太戦に続き、9月には当日計量の84キロで高木健太を破っている。

1年半前まで70キロに体重を落としていた菊入は、今や84キロで戦う。階級アップと現状階級での体調面など今回に試合に関してだけではなく、菊入のMMAファイター人生を振り返ってもらった。


──村山選手との試合が日曜日に迫ってきました。現在の調子はいかがですか。

「メチャクチャ良いです。体重の調整がないので、ギリギリまで練習して疲れも抜けてきているという感じです」

──昨年7月の岸本泰昭選手との試合まではライト級で戦い、コロナ禍以降になると7月は北米ユニファイドのウェルター級、9月は実質1階級上で当日計量のウェルター級と3試合で3度とも体重が違います。そして、その差は13キロです。

「ライト級の時は正直、試合の1週間前でも体重を落とすころばかり考えていました。まず計量にパスしないと試合を戦うことができないので、減量ばかり意識して。練習にも集中できていなかったのが、正直なところです。

70キロで戦う……あの減量は自分には向いていなかったと思います」

──当時は安藤選手の愛弟子らしく、ハイパー・ダイエット&ハイパー・リカバリーをして、そのアドバンテージがあるのかと思っていました。

「いやぁ、メチャクチャしんどかったです。何よりもショートスパンで試合ができなくて、あれだけ試合間隔が空いてしまうとなかなか試合経験を詰めなかった。そこが階級を上げた一番の要因ですね」

──確かに今年は7月からの5カ月で3試合目ですしね。ライト級で戦っている時で、普段の体重は何キロぐらいだったのですか。

「試合後は90キロぐらいになっていました(苦笑)」

──えっ!! では20キロの減量が必要だったのですか。

「普段からもう少し軽くしておくべきなのですが、試合が終わって体重を気にしなくて良いという状態になると、食いだすと止まらなくなってしまうような感じでした。だから夜でも目が覚めて、冷蔵庫を漁ってしまうようなこともあって。

これはダメだって思いました。最後のサウナに入る前で残り5キロとかだったのですが、74キロや75キロになる時点でもう水も抜いていたので、ヘロヘロの状態でした」

──それは……危険です。

「危なかったと思います。本当に……。ケガも凄く多かったですし」

──北米形式のウェルター級での減量というのは?

「体重をそこまで考えないで良い状態だと、心にも余裕が出て。より良い練習ができるようになったのは確かです」

──さらに当日計量の84キロ。コロナ禍で一時的な階級がパンクラスでは採用されるようになりました。

「今回の試合もそうですね。まだ84キロというのは1試合しか経験していなくて、前の試合では組みの展開がなかったのでどうなっているのかはまだ掴めていないです。ただ、対戦相手も大きく落としてくるわけではないので、打撃ではパワーの差とかはなかったですね」

──1年半前は70キロだったというのが、やはりおかしな話だったのかと。水抜きして77キロと、当日計量の84キロの差もまだ分からない形ですか。

「そうですね、84キロだと練習をしていると自然と落ちていますしね。本来は77キロでどこまでできるのかというのを試してみたいです。それとライト級に落とすことはもうないです(笑)。

前日計量で77キロ級まで落として、リカバリーする。コロナが収束すれば、そうしていきたいと思っています」

──なるほど。そんな菊入選手ですが、もともとMMAを始めたのはなぜなのでしょうか。

「大学の時にアマでキックボクシングをやっていたのですが、一度重い盲腸になってしまって──2カ月ほど入院しないといけないことがあったんです。その入院中に暇だからUFCの映像をよく視ていて、寝技に興味を持つようになりました。そうなるとキックボクシングを続けるモチベーションを保つことが難しくなり、それがきっかけで和術慧舟會東京道場に入会したいんです。

大学2年生の時なので、19歳──6年ほど前ですね。ただ、ケガが多くて実質のところは4年ぐらいしか練習はできていないですね」

──慧舟會東京道場とはつまり現在所属するネバークイットの前身で、岡見勇信選手をはじめ錚々たるメンバーが練習していた場所でした。

「田澤(康宏)さんが一般会員のキックの指導をしてくれたり、岡見さんのクラスもありました。まだプロ練習には参加できる力がなかったですが、安藤さんが育成クラスという形で、僕や櫻井(裕康)君の面倒を見てくれていました」

──そのままネバークイット所属に、と。先ほど、ケガが多いという話がありましたが、東京道場時代の面々や安藤選手のプロ練習でのスパーリングのガチさは有名です。

「アハハハハ。愛があって、ボコボコにしてもらっていました」

──安藤選手は菊入選手の成長を凄く喜んでいましたが、スパーリングで向き合ってもエゲツナイ圧力ではないでしょうか。

「本当に怖いです(苦笑)。最初は打撃出身だったし、ある程度の自信があったのですが、そんなもんは安藤さんにぶち壊されました(笑)。あのジャブを前にすると、全く中に入ることはできなかったです。

昔はアレを8Rやってから、寝技を6Rとかしていたのですが、今は5Rのほどになり集中してやっています。そうですね、週に2度──安藤さんとのスパーリングの日があるのですが、今は指導で忙しいはずななのに、メチャクチャ強いままです(笑)」

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【Pancrase320】激動の2020年最終章は村山✖菊入、後の無い上田将竜、グラップリングからの帰還=八田

【写真】菊入はウェルター級転向後、そして2020年を3連勝で締めくくることができるか(C)MMAPLANET

15日(木)、パンクラスより12月13日(日)に東京都江東区のスタジオコーストで開催されるPancrase320のカード第一弾が発表された。

3月、4月、5月とイベント中止、7月に日程変更し活動再開も、8月大会は開場10分前の中止決定、9月は団体初の無観客大会と世界中のMMAプロモーションが影響を受けるなか、激動の日々を送ってきたパンクラスの2020年最終興行8試合が決まった。


今回はウェルター級の元KOP村山暁洋✖菊入正行、ライト級は冨樫健一郎✖金田一孝介、バンタム級の花レメ紋次郎TK✖土肥潤、女子バンタム級は東陽子と直DATEの再戦、さらにフライ級は上田将竜 ✖杉山廣平と荻窪祐輔✖中村龍之の2試合、ストロー級も八田亮✖尾崎龍紀、リトル✖佑勢乃花が明らかとなった。

海外から入国の条件緩和が11月から始まるが、2カ月後の感染状況は読みようがない。現状では、国内対決を組むのはJ-MMAに共通している。活動再開後2大会連続で出場し中村勇太、高木健太を破った菊入が、村山に挑む一番は要注目だ。行き過ぎる試合を経て、貰わないが慎重すぎた試合を経験した菊入が、ウェルター級転向後に──いやライト級時代から実戦で積んできた経験をいかにぶつけることができるか。

さらに筑豊からの巻き返しなるか──暫定王座決定戦に敗北後、神酒龍一戦も落とした上田。ばかりか荻久保✖中村と揃って崖っぷちのフライ級戦線。

渋すぎる花レメ✖聖帝、GTFでのグラップリング戦からケージに戻ってきた八田亮、それぞれが決して忘れることがない時を過ごした2020年、その戦い収めのファイト、気持ちが入った試合が見られそうだ。

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