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【DEEP117】佑勢乃花とのストロー級暫定王者決定戦、越智晴雄─01─「愛媛から東京での試合は初めて」

【写真】故郷でジムを開き、生徒に背中を見せるタイトル戦となる越智(C)SHOJIRO KAMEIKE

10日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP117で、越智晴雄が佑勢乃花とのストロー級暫定王者決定戦に臨む。
Text by Shojiro Kameike

越智は2017年9月にDEEPストロー級王座を獲得し、2度の防衛に成功した。しかし2020年8月、川原波輝に敗れてベルトを失い、以降はフライ級で戦っていた。フライ級GP以降はストロー級復帰を視野に入れ、キャッチウェイト戦で2連勝し、今回の暫定王座決定戦に挑むこととなった。今年7月には地元の愛媛県でジムをオープンした越智に、愛媛での練習環境について訊いた。


――MMAPLANETで前回インタビューさせていただいたのは、DEEPフライ級GPの本田良介戦の時でした。やはりストロー級に落とすと、目に見えて絞り具合も違いますね。

「あぁ、痩せていますか。フライ級の時よりも3~4キロ違いますからね」

――フライ級で試合をする時と今回では、練習時の体重も違いますか。

「試合直前になると体重も違いますが、普段の練習時はそんなに変わらないと思います。ただ、僕もストロー級で戦っていたのが3~4年前なので、記憶も定かではなくて(笑)。もともと試合当日の体重は、ストロー級でもフライ級でも同じぐらいでした。今回はちょっと怖いので、早めに減量しているんですよ。だから今回は、試合当日もそこまで体重は戻っていないかもしれませんね」

――「今回はちょっと怖い」というのは?

「単純に計量失敗が怖いです(苦笑)。去年12月の中村真人戦は55キロ契約で、今年5月のキム・ウジェ戦も56キロ契約でしたから、フライ級と変わらない体重だったんですよ。完全にストロー級まで落とすのは、川原波輝選手に負けて(2020年8月)以来で」

――フライ級で試合をする時は、それほど減量もなかったのですね。

「体重については試合直前に微調整するぐらいで、減量とは呼べない程度のものでした。でも今回、減量はあってもコンディションは良いですね」

――なるほど。越智選手は現在、地元の愛媛県でご自身のジム「Little Giant Gym(リトル・ジャイアント・ジム)」を運営されています。まずはジムについて教えてください。

「今年7月1日、愛媛県松山市にジムをオープンしました。3月中旬に愛媛県に戻って、5月末に試合をしてからまた愛媛でジムのオープン準備があり――という感じで。前回は、試合前の1カ月間は東京で練習していたんですよ。だから愛媛から行って東京で試合をするというのは、今回が初めてになりますね」

――東京と愛媛では、練習環境も大きく変わりましたか。

「やっぱり大きく変わりますね。ジムを始めたばかりで、プロ選手もいないですし。今はパラエストラ愛媛所属の矢野武蔵君という修斗に出ている選手や、愛媛で柔術をやっている友人と一緒に練習させてもらっています。あとは自分自身でコンディションを落とさないように、走ったり筋トレしたり。昼間は自分のトレーニング、夕方からジムの指導というスケジュールを過ごしています」

――……ひとつ気づいたことを言っていいですか。

「はい。何でしょう?」

――本田戦の前にインタビューさせていただいた時より、表情が柔らかくなっていますね。

「えっ、そうですか。アハハハ」

――フライ級GPの時は、それだけ気持ちも張り詰めていたのか。あるいは地元に戻ったことが、それだけ精神的な面で大きく影響しているのでしょうか。

「どうなんでしょうね……。地元に戻った一番大きな理由は、家族や子育て、自分の両親のことでした。MMAを続けていく環境としては、やっぱり東京が一番だと思うんです。でも家族のことを考えると――たとえば実家の近くに住んでいると、僕の両親もすぐ孫と会うことができますし。そこで両親が喜んでくれているのを見ると、地元に戻ってきて良かったなぁとは思いますね」

――フライ級GPの前から愛媛県でジムを開くことはお聞きしていました。そのなかで、フライ級GPに出る最大の理由が「ベルトが欲しい。現役チャンピオンとしてジムを開きたい」ということで。しかし、その夢は叶いませんでした。

「もともとフライ級GPが始まる前に、ストロー級に戻すことを考えていて。でもフライ級GPのオファーを頂いて、僕としてもベルトが欲しい気持ちも強くてGPに出ることを決めました。GP後にストロー級で戦うことを決めたのも、やっぱりベルトが欲しいからです。

チャンピオンになると、自分以上の周りのみんなが喜んでくれる。ベルトを巻くというのが一番分かりやすくて。最近、ウチのジムも若い子——しかも『プロのファイターになりたいです!』という子の入会が増えていて。ジムにベルトを持って帰ってくることで、そういう若い人たちも『愛媛にいてチャンピオンになれるんだ!』と思ってほしいんです。……僕の場合は10年以上も東京にいたので、ちょっと違うかもしれないですけど(笑)」

――アハハハ。それでも現役王者が指導してくれる、というのは地元の若い選手にとっても大きな力になるでしょう。

「そうですね。あとは、やっぱり東京と愛媛ではMMAの認知度も全然違います。でもベルトがあれば、愛媛県で格闘技を見たことがない人たちにも、MMAのことを知ってもらえるんじゃないかと。そういう形で貢献していきたいです」

――今後の愛媛県での活動にも期待しています。試合の話に戻すと、中村戦とキム・ウジェ戦はフライ級時代よりも動きのキレが良いように感じました。契約体重がフライ級リミットとそれほど変わらなかったとはいえ、何か影響があったのでしょうか。

「実は本田さんとの試合から、感覚的な面で変わったんですよ。試合は負けたけど、これまでの試合の中で一番疲れなかったというか。いつもは試合が終わると死にそうな状態になっているのに(苦笑)。

今まで試合になると『殺してやろう』という気持ちになっていました。でも本田さんとの試合では冷静に戦うことができたんです。力みすぎることがなく、おかげで動きも変わってきましたね」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
12月10日(日)
午後5時10分~U-NEXT、DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、Samurai TV

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AB ABEMA Black Combat DEEP DEEP Tokyo Impact DEEP Tokyo Impact2023 #07 DEEP117 DEEPフライ級GP MMA MMAPLANET o ONE RIZIN TOP FC ソ・ドンヒョン 上迫博仁 佑勢乃花 倉本拓也 原虎徹 大原樹理 小川徹 川原波輝 杉山廣平 越智晴雄

【DEEP117&DEEP Tokyo Impact2023 #07】越智×佑勢乃花のストロー級暫定王座戦、上迫は国際戦で復帰

【写真】ベテラン同士の暫定王者決定戦(C)MMAPLANET

2日(木)、12月2日(日)東京都港区にあるニューピアホールで開催される「DEEP117」と「DEEP Tokyo Impact2023 #07」の対戦カードが発表された。
Text by Shojiro Kameike

夜の部となるDEEP117では同ストロー級暫定王者決定戦として、越智晴雄と佑勢乃花が対戦する。今年5月に大原樹理の持つライト級王座に挑み、ベルト獲得に失敗した上迫博仁は、フェザー級での再起戦で韓国のソ・ドンヒョンを迎え撃つこととなった。


越智にとってはかつて自身が保持していたストロー級王座を、暫定という形ながら取り戻すチャンスがやってきた。2020年8月に越智を下して同ベルトを巻いた川原波輝は、現在ONEに参戦中だ。越智はベルトを奪われたあとにフライ級へ転向するも、DEEPフライ級GPで敗れてストロー級に戻って2連勝中だ。いずれも得意のギロチンで勝利しているが、何よりフライ級での試合と比べ、越智にとって最大の武器である踏み込みの速さで相手を圧倒している。

対する佑勢乃花はMMA戦績19勝14敗3分うち、13の一本勝ちを挙げているサブミッションファイターだ。2022年9月からDEEPに参戦し、これまで2戦を経験しているが、いずれも一本勝ち。テイクダウンを奪われても下からのサブミッションやリバーサル、トップを奪ってからのコントロールも強い。2010年にZSTでプロデビューしてから13年の大ベテランだ。過去の実績では越智が大きく上回るものの、そんな越智の踏み込みの速さを佑勢乃花がいかに捌くのかも注目したい。

”ピナクル”ソ・ドンヒョン×上迫博仁(C)DOUBLE GFC & MMAPLANET

上迫と対戦するソ・ドンヒョンは「ピナクル」(Pinaccle=頂点、所属ジムの名称でもある)のニックネームを持ち、MMA戦績は5勝2敗1分。これまでTop FC、Angel’s FC、さらにDoubleG FCと韓国MMA団体を渡り歩き、今年4月にはAngel’s FCの代表としてHEATとの対抗戦に出場した。倉本拓也を相手に前蹴りとローで距離を制し、パンチのカウンターとテイクダウンで優位に立ち判定勝利を収めた。

しかし距離とテイクダウンの勝負となれば、上迫が有利となることは間違いない。さらにこの試合からフェザー級に戻す上迫の動きにも注目が集まる。一方のソ・ドンヒョン――というよりも今の韓国勢は、DEEP×Black Combat対抗戦の内容でも明らかなように、相手の研究と実行、そして自身の成長具合が計り知れない。過去の試合映像と全くファイトを見せるのが、今の韓国勢の強さだ。

また、昼の部となるDEEP Tokyo Impact2023 #07では原虎徹が三ツ塚勇介と対戦する。2022年は元KOPの小川徹をKOしてブレイクかと思われた原だが、続く杉山廣平戦では一本負け。ここが踏ん張りどころだ。また、プロデビューから2連勝中の中務太陽が諏訪部哲平と対戦する

11月から12月にかけて、大阪大会も含めて6大会――現在のDEEPの勢いを見せつけるかのような大会数と内容が、来年の展開にのどのような影響を及ぼすのか見逃せない。

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MMA MMAPLANET o ROAD FC Road to UFC Road to UFC2023 UFC   イ・ジョンヒョン スミット・クマール チェ・スングク マーク・クリマコ ロナル・シアハーン 川原波輝 鶴屋怜 鶴屋浩

【Road to UFC2023】準決勝へ 初戦完勝の鶴屋怜「クリマコは怖くない」&「反対側の方がレベルが低い」

【写真】余裕の笑み!!(C)MMAPLANET

5月27日にRoad to UFCフライ級準々決勝で、ロナル・シアハーンと対戦した鶴屋怜。父・鶴屋浩の得意技だった首投げからのVクロスを決めて快勝した。

韓国、中国勢と比較すると明らかに力が落ちるインドネシア人ファイターとのマッチアップを、そのフィニッシュでインパクトを残した鶴屋は、他の勝者3人の試合を見終えてトーナメント制覇にさらなる自信を深めていた。そして、アジア・レベルでなく世界を見据えた練習が始まっている。


――首投げ、Vクロス。アレは狙っていたのですか。

「全然狙っていないですよ(笑)」

──エェ、狙わずにアレがあの場で出るものですか?!

「狙ってはいないんですけど、練習で使っているので自然と出たッスね」

──初回、ツイスターを極め切れなかった。その結果、あの最高の一本勝ちにつながったかと。

「相手は組んでみて、粘り強いというか。これまでの相手より、耐えているなっていう感じでした。実際には、かなり極まっていたと思います。顔を見ても、タップ直前だっただろうし。ただ自分も力を使い過ぎるのは良くないので、途中から無理するよりもとりあえず動いで次の展開を創ろうと。それで2Rになったとしても、そこで極めれば良いかという風になりました」

──初めての国際戦。フィジカルの違いなどは、感じられましたか。

「一瞬のパワー、瞬間的なパワーはありました。抑えていても、バンっていう勢いでひっくり返そうとしてきたり。でも、組み力はそれほど強いとは思わなかったし、フィジカルで負けているとも思わなかったです」

──文句がつけようのない勝利です。同時に勝って当然と思っていました。

「そうですね」

──そういうなかで次は米国人のマーク・クリマコと対戦することになりました。他の出場選手と比較して当然ですが、よりウェルラウンダーというか北米的なMMAをしているように見受けられました。シアハーンのような瞬間的な力があるかもしれない相手が、MMAができる。その点はどのように考えていますか。

「確かにこのトーナメントのなかではMMAができて、強い相手だと思います。でも、準々決勝の試合を見ても負けるような相手じゃないし、フィニッシュできる相手です。しっかりとフィニッシュして勝ちたいです」

──もともとはクリマコに敗れたイ・ジョンヒョンを怜選手はマークしていましたが。

「Road FCの試合映像を見た時は結構動きが良いなと思ったのですが、クリマコとの試合は2人とも揃って動きは今一つでした。そんなに強さは感じなかったです」

──互いが力を相殺しあったということは考えられないでしょうか。

「う~ん、それにしてもイ・ジョンヒョンもテイクダウンディフェンスが全然できていなかったですし。上海でミットをやっているのを見たのですが、そんなに凄いとは思わなかったです。これまで、テイクダウンがない相手と戦ってきていた。そのなかで、あの打撃の打ち返しがあって印象が良く見えただけで。それほど武器はないかと。試合をしても勝てると思います。

そのイ・ジョンヒョンに対して、クリマコもああいう勝ち方をしただけなので。何か一発があるわけじゃないし、怖くはないです。自分としては一発のパンチがあるとかっていう選手の方が怖いので。戦いやすい相手だと思います」

──そうなると、反対側の山で勝ち残っているチーニョーシーユエ、チェ・スングクも一発があるとは思えないです。

「反対側の方が、レベルが低いです」

──インドのスミット・クマール、ヤバいのが出てきたという評判だったのですが……。

「お父さんもレスリングの世界大会のジャージを着ていたから、『あれはレスリングだと、勝てないぞ』と言っていたのですが……レスリングでなくグラップリングの大会に出ていたことが分かって(笑)」

──アハハハハ。取り越し苦労でしたね。

鶴屋浩 怜と大学のレスリング部で何度か練習している川原波輝選手が、なんか一緒に練習していた時があったみたいで。結構、やるって聞いていたんです。そうしたら、レスリングの世界大会のジャージを着ているから……ヤバいぞって(笑)。

「タイで会った時も、川原選手が『Road to UFC』に出るインド人で強い選手がいるって教えてくれて。ただ、レスリングは強かったですね」

──あの選手がMMAの経験を積んでいくと、強くなりそうですよね。と同時に怜選手の口ぶりからすると、優勝に向けて相当に自信を高めているように感じます。

「そうッスね。出場が決まった時には、Road to UFCにはどれだけ強い選手が出てくるのかドキドキしていたんですけど、準々決勝を見て……普通に優勝できる。気合を入れるために『3試合、全てで一本勝ちする』って言ってきたのですが、本当に全部一本勝ちできそうです」

──お父さんも同じ意見ですか。

鶴屋浩 相手をバカにしたりだとか、下に見てということではなく、真剣に向き合ったうえで、スタミナが切れるとか、怪我があるとか──何かが起こらない限り、今回のメンバーでは行けるかと思います」

──押忍。ファイトウィークの過ごし方など、しっかりと初めてのことだらけのなかで、得られるモノも多かったかと思います。

「そうですね。減量のせいか、向うの水のせいなのか調整をしている時には息が切れるのが早いと感じていたんです。でも、試合になると全然問題なかったです」

──これはもう言ってもしょうがないのですが、ここまでほぼ攻め続けてきて、凌ぎ合いの経験がないまま来ています。そして、Road to UFCもこの感触のままだと、一方的に攻めるだけでUFCに進むことになりますね。

「攻防ないのは、攻防にならなかったからで。攻防が必要な相手になると、自然と攻防になるはずです。やる必要がない相手には、すぐに勝てば良いし。練習と試合は違いますが、練習では攻防をしています。それが試合になると、極めちゃっているだけなので。攻防になるなら、攻防をして勝ちます。

3Rを戦う必要性があるのも分かります。その経験はいずれするだろうし。ただ、一本勝ちが必要だって言われていて、俺が一本勝ちすると判定勝ちも必要って言われて。おい一体、どっちなんだよって。どっちをやれば良いだよとは思います(笑)」

──皆、老婆心をもって怜選手のことを見守っているんですよ(笑)。負けて欲しくないのに、被弾する経験も必要なんじゃないか──とか思って。

鶴屋浩 MMAはあらゆることが起こりますからね。不安要素を挙げると、いくらでも出てきます。

──そのような中、ロータス世田谷で出稽古を始めたそうですね。狙いは何なのでしょうか。

「前から行きたいと思っていました。火曜日は元々パラエストラ柏もグラップリングの日なので、同じ日にグラップリングの練習を入れました。あとは木曜日にTRIBE TOKYO MMAに行かせてもらっています。どうしてもここだけでやっていると、皆の手の内が分かっているので、色々な選手と練習をしたいと思いました。

初めて組む人なんかは、終わってみると腕がパンパンに張っていたりして試合に近い感覚になれますし。それこそロータスに行くと、自分より強いグラップラーの人がいるんで。自分が極められるようになるのも練習ですが、極められないでいるのも練習になります。それを良く知らない人とやることで、さっきも言いましたが試合に近い感覚を味わっています」

──なるほどぉ。ロータスの練習では引き込んでくる選手もいるかと思います。

「ハイ。それこそ自分がテイクダウンを決めた時の状況と同じですし、そこからパスができるようになった方が良いので。グラップリングの練習ですが、MMAをイメージしながらやっています」

──足も狙われるかと。

「足に関しては、大丈夫ではないですが……パラエストラ柏に今成柔術の秋山(実=ゴリる)さんが来てくれていて。足関節でいえば、もう最初の頃は10本ぐらい取られていたので。秋山さんと練習を続けてきたことで、あまり取られなくなってきました。ただ、足関がヤバすぎて、こっちも全然取れないです」

鶴屋浩 秋山君は凄く優しい子で、壊すようなことはしないですけどね。

──今の時代、腕でも、足でも練習で壊すという感覚がもう異常かと。それとTRIBEではどのような目的意識を持って練習しているのですか。

「ドリルやシチュエーション、短い時間でそれこそ攻防をやっています」

──今日、何度目かの「なるほどッ」です。ともかくRoad to UFC、8月27日の準決勝から決勝へと、有言実行でお願いします。

「押忍。全部、一本勝ちします」

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F1 MMA MMAPLANET o ONE ONE FF11   アリ・モタメド キック 安藤達也 川原波輝

【ONE FF11】サッカーボールorハイ? 反則ギリギリの蹴りでKO負け直前から、安藤達也が逆転爆勝!!

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
安藤達也(日本)
Def.2R1分38秒by TKO
アリ・モタメド(イラン)

川原波輝とマスター・トンをセコンドに帯同した安藤は、リングインすると手を大きく振り回して一周する。どこまでリカバリーしているのかというモタメドに対し、右ジャブを伸ばした安藤は右ハイをガードする。ローをかわした安藤はワンツーで前に出て、ハイにパンチを合わせる。

バランスを崩したモタメドがパウンドを落とすと、背中を見せたところでバックを奪取。モタメドは離れて左フックを振るう。間合いを取り直し、再び圧を高めた安藤がワンツー、モタメドも右ミドルハイを繰り出す。安藤は左から前に出るが、右を受けて姿勢を乱し手をマットにつく。ここから立ち上がり際に、反則ギリギリの右ハイキックを蹴られ、後方に大の字に。

それでも即立ち上がった安藤は果敢に右を振るうが左のカウンターで姿勢を乱す。ヒザを見せて真っ向勝負の安藤だが、近い距離でフックを被弾して危ない展開が続く。ここでシングルに出た安藤、切ったモタメドが右フックを振る。ハイから右を入れた安藤は右インローで姿勢を乱す。ハイをかわして右から左、さらにジャブを伸ばす安藤が右を当てる。左ハイを受けそうになり、ジャブを差された安藤が左を見せ、右フックを受ける。ハイから右を当てたモタメドが予想外の手強さを見せ、初回をリードした。

2R、低い姿勢の安藤のパンチに、モタメドがヒザを合わせて行く。インローで乱れた安藤が左を当て、右ジャブへ。ここで右ハイを見せたモタメドだが、安藤が構えを変えて左オーバーハンドを打ち抜きダウンを奪う。勢いよくパウンドを連打する安藤は、ハーフガードのモタメドにパンチを続ける。モタメドが立ち上がったところでも組み倒す。そのまま右のパウンドを連打すると、レフェリーが試合を止めた。

「調子があんまりよくなくて。自分の調子掴むまで、時間が掛かってしまったけど諦めないところを見せられて良かったです。たくさんの応援ありがとうございます」と安藤は話し、日の丸を羽織って四方に頭を下げた。


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【ONE FF11】アリ・モタメドと対戦、安藤達也─02─「俺はここから上がっていく」

【写真】盟友・川原波輝と。勝てば道は開かれる(C)TATSUYA ANDO

本日、31日(金・現地時間)にタイはバンコクのルンピニースタジアムで開催されるONE Friday Fight11でアリ・モタメドと対戦する──安藤達也インタビュー後編。

Road to UFC出場を逃した安藤が、ONEというステージをターゲットにし、キャリアの再構築を図る。バンコクでの合宿から、今の練習環境、そして今後に向けて安藤に話を訊いた。

<安藤達也インタビューPart.01はコチラから>


──えぇ、モタメドが苦手なタイプというのは?

「ローキックで崩してくるところなんか。実際にやってみないんと未知数なところはあるんで。自分がこのタイに来て、どれだけパフォーマンスを発揮できるのか。自分自身が、これまでに如何に自分に打ち克ってきたのかということが、試合で表れるかと思います」

──ただ吉野光選手との試合が印象に残っていて。安藤選手とはタイプが違いますが、あれだけテイクダウンされて何で勝ちなのかと。

「あれは酷かったですね(笑)。あれは謎でした。でもONEでやっていくには、決着をつけることが重要になってくるんだなって」

──先ほど言われた自分に打ち克ってきた点に関してですが、ここまでどのように積んできたのでしょうか。

「今回は準備する期間が長くて、波輝君とタイで合宿をして。凄く練習に打ち込めました。その成果が出るのか、試される試合です」

──タイで練習というのは、どこのジムで?

「アルファメールの元打撃コーチが、バンコクの中心部から少しだけ離れたところ(スワンルワン区)でジムをやっていて」

──マスター・トンですか?

「そうです、そうです!!(笑)。マスター・トンはフィットネスジムみたいなのを開いていて、そこでパーソナルでミットを持ったりしてくれるんです。自分には自分のスタイルがあるんですが、一回それを忘れて基礎からやってきました。

マスター・トンの打撃は、ムエタイっぽくなくて。キック、ボクシング、ムエタイのテクニックが混ざってMMAにフィットさせるみたいな感じで、教えてくれました。TJ・ディラショーに近いテクニックのように感じました。ムエタイではなくて、MMAの打撃ですね。キックやボクシングをMMAに落とし込んでいるような。ミットもメチャクチャ凄かったです。何よりもハートですね、マスター・トンのハートが良かった」

──ハート。それだけ厳しい練習ということですか。

「練習は厳しいです。だから楽しんでやろうって、途中で笑いを混ぜてくるんです。すっごい面白い人で(笑)。でも、相当に追い込まれました。だからといって3週間で、自分が劇的に変わることはないし、そんな甘いモノじゃない。でも最初は10日間のつもりが、2週間延長して練習させてもらいました。フリーになってからスパーリング中心の環境でやってきたので、マンツーマンでしっかりと教わることができました。

試合でこういうことができるとはハッキリ言えないですけど、基礎の底上げができたので、随所で学んだことが関係してくると思います」

──「安藤達也はちゃんと練習すれば、こんなものじゃない」という言葉がずっと聞かれてきました。ただ若松佑弥選手が「安藤選手は練習しています」と言っていたのですよね。それが印象的で。

「土曜日のCUTEの練習に祐弥が来てくれるんですよ。多分、そこで『実はやっている』と……まぁ『皆が思っているよりはやっている』ということかもしれないですけどね(笑)」

──アハハハ。CUTEでの練習は、どのようなメンバーが集まっているのでしょうか。

「CUTEは……もともとイエローマンズ時代に臼井(知史)さんが、安永(有希)さんや長倉(立尚)さん、吉田(善行)さんたちの練習を見ていて。それに臼井さんは僕がTRIBEにいる時、デビューする前からミットを持ってくれていて。で、ジムを離れた時に頼ったんです。『なら来たらええねん』って言って貰えて、イエローマンズ時代から通わせてもらって。

今も臼井さん練習が土曜日にあって、そこに祐弥や上田(将勝)さん、それに(中村)倫也も来てくれるようになって。凄く良い練習になっています」

──だからこそ、ちゃんとやったら強いというところを見せてほしいです。

川原 アハハハハハ。

「そうッスね(笑)。実はこそこそやっているので」

──ところでONE本戦出場という目標がある限り、もうルンピニーでは求められていることは明白です。

「やっぱフィニッシュしないといけないなって思っています。シンプルに。倒しに行く試合を見せたいです。『コイツが試合に出たらワクワクするな』っていう試合をしたいですね。ここから、でっかいステージに行きたいので。なんか、ぶち上げたいですね。『おっ、来たな』って。下から上がって、ぶち上げていきたいです」

──修斗世界王者でもルンピニーからかと。山北渓人選手は本戦だったじゃないか──そんな想いは?

「全くないです。俺はここから上がっていく方が、良いよなって思っています」

■放送予定
3月31日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル

■ONE FF11 MMA対戦カード

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
安藤達也(日本)
アリ・モタメド(イラン)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
アリソン・バルボーザ(ブラジル)
アリ・カブドゥラ(カザフスタン)

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
アレクサンドラ・サビチェバ(ロシア)
アネリヤ・トクトゴノバ(キルギス)

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【ONE FF12】安藤達也 on ONE FF with 川原波輝「たっちゃんとずっと一緒にいる感じ」(川原)

【写真】エネルギーが有り余っている感じがします(C)TATSUYA ANDO

本日、31日(金・現地時間)にタイはバンコクのルンピニースタジアムで開催されるONE Friday Fight11。同大会では安藤達也が出場し、アリ・モタメドと対戦する。

昨年3月に岡田遼を下し、修斗世界バンタム級王者となった安藤がこの1年、どのように過ごし、なぜルンピニーで戦うことになったのか。ここを尋ねようと思ったが、その前にセコンドとして現地入りしている盟友・川原波輝の言葉から、今回のインタビューを始めたい。


──画面からご機嫌な様子が既に伝わってきますね(笑)。

「計量が終わったんで、ご機嫌になっていました。ハイドレーションとか、色々と初めてのことが多くて。そこが心配だったことは正直ありました」

──ナビゲートしてくれるような人はいましたか。

「ハイ、川原波輝選手が一緒に来てくれています」

川原 ウィーッス(笑)。ご無沙汰しています。どこにでも現れる川原です(笑)。

──いやぁ、ケージの中にはなかなか現れないじゃないですか(笑)。

「アハハハハハ」

川原 痛い、痛い、痛い。

「そこ、試合がないこと一番気にしていますから!!」

──まだONEとの契約は残っているのでしょうか。

川原 ハイ、そうです。

──全然、試合を組んでもらえていないですね。

川原 自分の責任です。今後のことは考えないといけないのは事実ですが、もう一発ONEで勝負したいです。倒せなかった僕の責任なんで。ONEも期待してくれていた。でも、その期待に応えることができなかったので。

──ルンピニー、フライデーファイツが始まったので、タイのリングで再起戦ということもあるのではないですか。

川原 そこも実は進んでいたのですが、実現しなくて。

──なるほどぉ。今は、大阪ですか。

川原 いや、今はバンコクです。

──それは合点承知の助ですよ(笑)。今、拠点は大阪なのですか──と尋ねたかった次第です。

「アハハハハ」

川原 東京でたっちゃんのサポートをしていて、それからバンコクに来ました。今ビザの申請中で、アルファメールで練習できないんですよ。凄く、時間が掛かっていて動けない状態なので、たっちゃんとタイに1カ月ほど合宿に来て。一旦、東京に戻って3週間ほど練習して、またバンコクに来ています。だから、たっちゃんとずっと一緒にいる感じですよね」

「ホントは僕の2週間後とかに試合があるってことだったんですけど、相手が見つからなかったみたいで。このままタイに残って、今度は僕がセコンドに就いて2人でタイで試合をこなすつもりだったんですけど」

──ではルンピニーで試合を組むという方向には、ONEも動いてくれていたのですね。それは安心しました。

川原 相手が見つかれば、即戦います。ルンピニーなら試合ができると踏んでいたので」

──では安藤選手のインタビューではありますが、しっかりと川原選手の言葉も書き記すようにします。

川原 お願いしまーす!!

──では、そういうことで。お二方、お疲れさまでした。

川原 いやいやいや、たっちゃんのインタビューじゃないですか(笑)。

「アハハハ。でも、これでバンコクに来て一つ収穫があったじゃん(笑)」

──では安藤選手、ぶっちゃけてお伺いします。昨年、Road to UFCのオファーがあったのにワクチン接種をしておらず、戦えなかった。この話、本当ですか。

「ハイ。話があってからワクチンを打っても、間に合わない状態で。岡田戦が終ってから、ワクチン接種をしておけば間に合っていたはずですけど、ダメでした」

──それぞれの判断ですが、ワクチン接種をしないというポリシーがあったのですね。

「ありました。ずっと。でも、そんなこと言っていられないと思って接種して。でも、やっぱりワクチンは大丈夫だったのかという話は続いているじゃないですか」

──ハイ。だからこその自己判断ですよね。

「もう、進むしかないなって」

─こればかりは時代と為政者に翻弄されたわけですが、その世の中に生きていくうえで自分がどう判断するのか。10年後に後悔することになるかもしれないし、半年後に後悔するかもしれない。でも、今やりたいことをやるのも人生です。

「その通りっスね。格闘技をやっている時点で、そういうものかもしれないし。アハハハハ」

──確かに。

「加えて10月の準決勝大会にフェザー級でオファーがあったんですけど、階級が違うから受けなかったんですよ。それでSASUKE君が出て。今からすると、あの試合を受けて階級を落とせば良かったんですよね……」

──そこも確かに……です。

「それが俺としては『なんで、バンタム級じゃなかったんだよ』って欲張ってしまいました」

──勿体ない……。そしてONE FFで戦うということは、何か吹っ切った部分があったということでしょうか。

「UFCをどうしようと思っている間に話を頂いて、『ワンマッチ契約だから出てみないか』と。それで一発出てみようと、試合ができていなかったので」

──では、ここからONE本戦を目指すわけでもないと?

「それが今回、ONEの計量をやってみてスゲェ良いのかなって思って。話を貰えたら、ONE本戦で戦っていきたいと考えています」

──良かったというのは、体調面ですか。

「ハイドレーションは心配だったのですが、このサイズで戦えるのが一番良いのかなって。それにONEのバンタム級は層が厚いし、強い選手がいるじゃないですか。この階級に可能性を感じました」

──やはり62キロで、あの髭があったときと顔つきが違います。

「アハハハハ。あの時はヤバい、職質対象でした。それに、もうちょいゲッソリしていましたよね。今回は先輩方や波輝君にアドバイスをもらって、食生活とかも管理し、体重もキープして通過できました。体にもっと力が入るのかって思います。

ただし、切れは北米のバンタム級まで落とす方がありました。今後はONEのバンタム級でやっていくには、気持ちサイズをアップしても良いのかと思います。これまであまりフィジカルとか気にしていなかったけど、今後は必要かと」

──ONE本戦出場、そのように目標が定まったのであれば今回の試合は、そうなるためのパフォーマンスが必要になってきますし、そういう勝ち方が求められます。

「なんか……思ったより、自分の苦手なタイプではあると思っています」

<この項、続く>

■放送予定
3月31日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル

■ONE FF11 MMA対戦カード

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
安藤達也(日本)
アリ・モタメド(イラン)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
アリソン・バルボーザ(ブラジル)
アリ・カブドゥラ(カザフスタン)

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
アレクサンドラ・サビチェバ(ロシア)
アネリヤ・トクトゴノバ(キルギス)

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ABEMA DEEP MMA MMAPLANET o ONE ONE FN08   アレックス・シウバ ジェレミー・ミアド ジャレッド・ブルックス ダニエル・ウィリアムス チャンネル パンクラス ボカン・マスンヤネ ボクシング 修斗 安芸柊斗 山北渓人 川原波輝 海外 猿田洋祐 箕輪ひろば 米倉大貴 藤田大 藤田大和 魅津希

【ONE FN08】ワクワクが止まらない。アレックス・シウバと対戦、山北渓人「ここからが本当の勝負」

【写真】来るべき日が楽しみでならない。そんな風な山北だった(※取材は3月10日に行われた)(C)MMAPLANET

25日(土・現地時間)にシンガポールのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE Fight Night08でONEデビュー戦=アレックス・シウバ戦を山北渓人が戦う。

無敗のままストロー級キング・オブ・パンクラスとなり、やや時間を置いたものの目標であったONEというワールドステージに立つこととなった山北をインタビュー。シウバ戦、それからの戦い、日本人対決──ストロー級という舞台では紛れもなく世界最高峰にあるONEでの戦いの日々に、胸を躍らせる山北の今の心境とは。


──昨年7月にパンクラス王座獲得、その前からONEへステップアップを公言していましたが、正式発表までなかなか時間を要しました。その間、不安はなかったですか。

「ちょっと期間は開いてしまいましたが、交渉は進めてくれていると思っていたので自分の中では100パーセント信じていました」

──この間、これだけ試合期間が開いたことで1試合、国内で挟みたいと思うことは?

「試合をしないとマズいとかはなかったです。パンクラスのタイトルマッチが決まった時からONEで戦うことをモチベーションにしていて。しっかりとタイトルを獲ったので、ONEで戦うことだけ見ていました」

──だからこそ、時間が掛かることに不安を感じるかと思うのですが。

「いえベルトも獲って、ONEからすると無敗でチャンピオンになったので契約しない理由がないと思っていました」

──……なんとも純粋な……。

「遅いなぁと思いつつも」

山﨑剛(Me,We代表) 僕が交渉していて、絶対に大丈夫だと話していました。遅いなぁとはありましたけどね(笑)。いや、ホントに信じていれば絶対に大丈夫だと自分も思っていましたよ」

──時間が掛かったということで、ONEに行くために必要な練習もできたかと思います。

「トップとも打ち合えるよう打撃と、ルールが変わるのでサブミッションの方も強化をしていました。打撃はずっとやってきた藤田大和さんだけでなく、弟の藤田健児さん(※プロボクサー)にボクシングを習っています。打撃って人によって色々とイメージが違うのでそのイメージを混ぜて、いいとこ取りのような形で自分でMMAにマッチさせて。最近、固まってきたような気がします。

魅津希さんともスパーリングをして、本当に速くて……。同じストロー級なので、自分もあれぐらいのスピードにならないといけないなと思います。そこの気持ちがあるから、良くなりつつあるけどまだまだだと感じます」

──これまで見せてきた組むための打撃と、やりあう打撃は違うかと思いますが。ONEでは後者の打撃も必要という考えでしょうか。

「プレッシャーが無いと組めるモノも組めなくなるので、打撃でちゃんと勝負できるようにならないと世界のチャンピオンレベルには勝てないと思います。そこは少しずつですけど、打撃は手に入れたいと思います」

──そうなると、スタンスも変って来ないですか。

「微調整ですね。これまで試合で打撃を出してこなかったので、今回は相手が柔術家ということもあるし、極めへのディフェンスも大事なんですけど……。自分が組みたい側だったのが、相手が組みたいというシチュエーションも出てくるかもしれないので、打撃をやる準備をしてきた形です」

──ぶっちゃけてアレックス・シウバは打撃と組みが、ハッキリしている印象があります。

「そうですね。組む時は振りまわす系の打撃をして、勢いで入る感じですね。でも、その方が自分としても見やすいですし、テイクダウンのディフェンスも自信があるので、組みたくても組まさない。相手が綺麗な打撃をやっている時も勝負して。組みたい時も打撃の雰囲気をみせて逆にテイクダウンを取りに行ったり、惑わせて戦います。相手のやりたいことをさせにように」

──そしてグラウンドになると、ONEの判定基準があるのでコントロールでない部分が必要になってきます。

「柔術、グラップリングだけだとアッチの方が経験があるので、パウンドが重要になってくると思います。あとはグラウンドのヒザが解禁されるので、そこはRoad to ONEの試合でもTKO(※2021年2月、安芸柊斗戦)しているように、一番の武器になると思います。グラウンドのヒザは積極的に使っていきたいと思います」

──純粋な柔術的なグラップリングだと、がぶられると引き込むことも十分に考えられます。そしてアレックス・シウバはMMAでも、積極的に引き込んで潜ることがあります。

「柔術っぽい寝技をしますよね。あそこまで寝技をする相手は、これまでにいませんでした。極めも強いです。ただ練習でも大和さん、米倉大貴選手とスパーリングをしていて。

──米倉選手ですか!!

「米倉君が軽量級では日本一だと僕は思っています。足関節、スイープ、パスという面では相手も狙ってくるでしょうけど、米倉君より強いとは考えられないので。ディフェンスにも自信があるし、MMAとしてトップキープが僕の強味で。相手の得意なところと、僕の得意なところでマッチしています」

──米倉選手はセコンドでの指示でも、どれだけ知識が豊富なのかと感心させられます。

「米倉君の一番強いところは、パスガードだと自分は思っていて。足関節もそうですけど、システムが固まっているような感じします。ちゃんとトップを取って、殴る。その自信はあります」

──元チャンピオンですが、今のアレックス・シウバを相手にどのような試合をしないといけないと考えていますか。

「落ちているとは考えていないですけど、ランカーではないのでしっかり勝って、ベルトに近づきたいです」

──この間、ジャレッド・ブルックスがストロー級の頂点に立ちました。

「そこは想定内でした。ブジャレッドとパシオは全然タイプが違うので、どっちがやりやすいかといえば僕はパシオでした。ジャレッドは結構、厳しい相手になってくると思います」

──そこに行き着くまで、誰と戦っていきたいと考えていますか。

「一番戦いたいのはボカン・マスンヤネです。次に箕輪ひろば選手との試合が決まっていますが、あの試合が挑戦者決定戦。負けた方と僕が戦うと勝手に思っています」

──グスタヴォ・バラルトという相手も気になります。

「ぶっちゃけ、バラルトはあまりやりたくない相手ですね(苦笑)。これまで150センチ台の相手、僕の方が背が高いというのはなかったです」

──ONEという舞台ですが、猿田洋祐選手、名前が挙がった箕輪選手、川原波輝選手と修斗とDEEPの王者もいます。

「できれば海外で日本人同士の試合はやりたくないという気持ちもあります。でもパンクラスのチャンピオンとして、修斗のチャンピオンとかはやってみたくて。前に猿田さんと北方(大地)さんがやっていて、猿田さんが勝っています。僕もパンクラスのベルトを巻いたからには、一番はパンクラスだということを証明したいので、当たったらちゃんと日本人を倒して、まずは日本人最強を名乗りたいです。そうなるのは必然です」

──おお、頼もしい言葉です。他にダニエル・ウィリアムスや、その彼に勝ったジェレミー・ミアドと怖いけど勝手ながら楽しみな相手も多いですね。

「綺麗な打撃を使う選とも、しっかりと打撃で戦ってテイクダウンに持ち込めるようにしたいです」

──ONEで戦うことに向けて、過去最高のワクワク感なのでは?

「パンクラスのタイトルも大切でしたが、ONEに出ることがスタートだと思ってきました。やっと始まる。ここからが本当の勝負。ベルトを獲っても満足していなくて、そうなるにはONEのベルトを獲らないといけないです」

──そのためにデビュー戦は本当に大切になります。

「インパクトを残したいのもありますけど、どうしても負けられない。しっかりとフィニッシュすることに重点を置いているのがONEなので、フィニッシュすることが大切になります」

■放送予定
3月25日(土・日本時間)
午前8時00分~ ABEMA格闘チャンネル

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MMA MMAPLANET o ONE ONE159   ダニエル・ウィリアムス ツオロンチャアシー 川原波輝

【ONE159】トゥルーマーシャルアーチスト=ウィリアムスが右でKO勝ち。「ムエタイ&MMAで世界を狙う」

【写真】MMAグローブで近い距離で殴り合え、レンジもコントロールできる(C)ONE

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ダニエル・ウィリアムス(豪州)
Def.1R4分20秒by KO
ツオロンチャアシー(中国)

4月に川原波輝を破っているウィリアムスが、新顔ツオロンチャアシーに対しジャブ、左ボディストレートを伸ばす。そのジャブを被弾したツオロンチャアシーがワンツーを決める。近い距離で打撃の交換をする両者。踏み込んでからのパンチの交換は、いつでもKOに通じそうだ。そのなかでローを入れるウィリアムスだが、左目尻を大きくカットしている。その目を狙ってジャブを放つツオロンチャアシーだが、前進をローで止められる。

スイッチするツオロンチャアシーは、パンチを受けても怯むことなく手を出す。ウィリアムスはローを走らせ、ツオロンチャアシーが左フックをショートで連打する。左で腹を抉ったウィリアムスは、ジャブから右で殴られても右を打ち消す。と、間合いを測り合いのなかで、ツオロンチャアシーの左フックに右ストレートを合わせたウィリアムスがこの一発でKO勝ちを決めた。

「我慢して戦うことだった。急がず、スイッチをする相手に右を当てる機会を待っていた。コーチが我慢しろ、我慢しろと言ってくれて、アゴをストレートで打ち抜ける角度を測っていたんだ。次? 正直言えば誰かが欠場すればムエタイ・フライ級GPに飛び入りしたい。本当の狙いはストロー級ムエタイ世界チャンピオンだ。僕はケージ・ムエタイで世界チャンピオンになっている。5年間ムエタイを戦わず、戻ってきてロッタンと戦った。そしてファイト・オブ・イヤーを獲得した。MMAでも世界に挑戦したい。この階級で、こんなことをやっている選手はいない。本当のマーシャルアーチストは僕だ。階級もルールも関係なくチャンピオンになる」と勝者は誰も文句の言えないコメントを残した。


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MMA MMAPLANET o ONE ONE156 ダニエル・ウィリアムス 川原波輝 手塚裕之

【ONE156】川原波輝も……ウィリアムスにダウンを喫し判定負け。2月、3月、4月で日本勢国際戦で8連敗

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ダニエル・ウィリアムス(豪州)
Def.3-0
川原波輝(日本)

距離を詰めるウィリアムスが右ローを蹴る。川原は即ダブルレッグを決めるとハーフで抑え枕で固める。ブリッジで上を取ったウィリアムスが、重いパウンドを落とす。殴られながら立ち上がった川原、ウィリアムスがステップインから右を打とうとする。ダブルレッグを切られ、引き込んだ川原が立ち上がってボディを殴る。ウィリアムスは強いロー、川原の右オーバーハンドは空振りに。

さらに足払いで倒されて鉄槌を落とされる川原は、ハイガードへ。ウィリアムスが離れて立ち上がりロー、そこに右を合わせる。さらに左ミドルを蹴るも、ウィリアムスがボディショットを決める。斜めからダブルレッグでテイクダウンを決めた川原は、マウントへ。バックに回ると胸を合わせようとするウィリアムスの左腕を喉下に滑り込ませつつ、腹ばいになったところで背中を伸ばさせる。上を向いて残り1分、手首を掴んで耐えるウィリアムスにパンチを入れる川原が鉄槌を入れてパンチに切り替える。最後にアゴの上からのRNC狙いも、ウィリアムスが時間まで耐えきった。

2R、川原はすぐに組みつきバック、シングルを移行するがウィリアムスが足を引き抜く。右オーバーハンドを入れた川原はダブルレッグを切られ、左の蹴りを受けそうになる。詰めてジャブを当てるウィリアムス、ケージを背負った川原はワンツーに右を合わせていく。ボディを左回りでかわした川原は、右を被弾してダウン。スクランブルでバックを取られそうになり、ガードを取ってパウンドを受ける。ウィリアムスは足を捌いて鉄槌、シングル狙いに離れる。

ダブルを切られミドルを蹴られるなど、厳しい状態の川原はオーバーハンドが空を切る。ウィリアムスがヒザ蹴り、キャッチされないように離れる。川原は左ミドルを入れるが、ケージに詰まり右を被弾する。ダブルレッグでバックに回った川原は、スタンドで背中に飛び乗るが振り落とされる。と、直後にダブルレッグ再びバックも背中乗れずウィリアムスが胸を合わせる。

ウィリアムスは右ボディ、右ストレートからアッパーを繰り出す。さらに力強い右ロー服をボディに入れた。パンチが荒くなり、テイクダウンの距離が遠いなど川原は追い込まれた。

最終回、右オーバーハンド&ボディの川原に対し、ウィリアムスが右をヒットさせる。川原はオーバーハンドを当てても単発だ。ウィリアムスは右ローを続け、川原はそこにダブルレッグも切られる。必死にバックを取り、左足に続き右足をフックさせるとグラウンドへ持ち込む。

四の字フックで背中を伸ばしに掛かった川原は、左で殴る。腹ばいになったウィリアムスの背中を伸ばしに掛かる。上を向いて耐えたウィリアムスがついに胸を合わせて立ち上がりパンチを落とす。起き上った川原は即ダブルレッグからバックに回ると右足を入れてワンフックも、ウィリアムスがまたも胸を合わせる。立ち上がったウィリアムスは、川原のダブルエッグをスプロールして、グラウンド状態で蹴りを狙って姿勢を乱す。

起き上ってダブルレッグも倒せず、続くダブルを切られてオーバーハンドが荒くなった川原は、最後30秒でオーバーハンドから左フック。最後に足を止めての打ち合いで、打ち勝った川原がダブルレッグでテイクダウンを奪ったところで時間に。

結果は3-0でウィリアムスに凱歌が挙がった。ヒザをマットにく川原だが、ONE判定だと妥当な裁定。「彼は経験が上でテイクダウンからバックを取ったけど、我慢して戦った。あとはムエタイ・メンタルで戦った。僕は試合毎に成長する。ストロー5を倒したい。ムエタイとMMA、スペシャルルール何でも戦う。僕はマーシャルアーチストだ」と話した。

一方、三浦、猿田に続き、川原も敗れた日本勢。1月28日に手塚裕之が勝利を最後に国際戦は8連敗となった……。


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【ONE156】「この試合はベルトの掛かっていない世界戦」ジャレッド・ブルックス戦へ─ボカン・マスンヤネ

【写真】ボカンはこれまで中東経由で22時間かかっていたシンガポール行が、直行便ができたため14時間になったことを歓迎していた (C)ONE

本日22日(金・現地時間)、シンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE156「Reloaded」でボカン・マスンヤネがジャレッド・ブルックスと対戦する。

2020年12月のハイキック秒殺KOから、1年5カ月振りの実戦復帰が過去最強の相手=ブルックスに。それでもボカンはクールさを失わず、自身のクイックさで世界王座挑戦へ最後の一里塚を越えようとしている。


(C)ONE

──ボカン、お久しぶりです。ONEでの試合も1年5カ月振りになります。あのハイキック秒殺KO劇から、ファンももっと早く試合が見たかったはずです。

「全てはパンデミックの影響だよ。南アフリカは国境を閉じられ、欧州にも中東にもアジアへも渡航できなくなった。前回の試合からの後からの方が、締め付けが強くなったんだ。

でもビジネスに関してだけボーダーが開かると、すぐにONEは多くの作業が伴う僕のシンガポール行きを実現させるために動いてくれた。本当に感謝しているよ」

──では練習環境も厳しいままだったのですか。

「それがね、国内はいくらでも移動できる。練習もできた。ただし、練習では食べていくことはできない。スポンサーもない。だから練習するためには、他に仕事をしないといけない状況だった。僕はこの間にスタントの勉強をして、スタントマンとして試合以外の副収入を得るようになったよ。スタントが終わって、すぐにジムにいって練習してね」

──えっ、スタントマンですか。危ない仕事ではないですか。

「そんなことはないよ。パンチ、キックで戦いの真似をド派手にするんだから。ジャンプしたり、危険なスタントもあるけど僕はレスリングができて、ファイトができるからそういうシーンの撮影ばかりで。まぁ、手慣れたものだよ」

──なるほど高い所から落ちたり、車から飛び降りるとかをしているのかと思いました。

「アハハハ、そんなことはしないよ。カースタンスも絶対にしない。そんな危ないことはしない(笑)。ファイティングスタントだよ。良い経験になっている。もちろん、もっと試合がしたいけど……将来は試合の合間にスタントではなくて、ムービーに出られるようになると最高だね」

──確かにその通りですね。とはいえ、まずはキャリア最強の相手がシンガポールで待っています(※取材は4月14日に行われた)。

「ジャレッドは間違いなく、この階級で最強の1人だ。パンチも強く、レスリングも強い。ただし、僕のスキルセットは彼を上回っている。僕の方が速い。いつも、僕の対戦相手は僕のスタイルを過小評価してくる。そういうなかで、僕は世界チャンピオンになる。パンデミックが起こっていなければ、もうとっくになっていたはずさ。チャンピオンになるために、ジャレッド・ブルックスに勝つ。そしてタイトルショットを手にする」

──日本ではボカンが過小評価されることは一切ないですよ。この試合はタイトルショットでなくても、ストロー級最強決定戦と見ている日本のファンや関係者もいます。

「ありがとう。イエス、その意見の通りだと思っている。ジョシュア・パシオのことをリスペクトしているけど、僕とジャレッド・ブルックスの試合の勝者は彼に勝ってチャンピオンになれる。それだけブルックスの能力は高くて、僕の能力も高い。この試合はベルトが懸かってないチャンピオンシップだ。もちろん、ジョシュア・パシオとの試合が簡単になるはずはないけどね。

ONEストロー級は世界で最もコンペティティブな階級だ。なんせ、他のプロモーションにはタイトルがなくて試合も組まれていない。世界中のトップがONEに集まってくるんだから。これから、この階級はもっと光り輝くよ」

──猿田洋祐選手は、ストロー級GPが開かれる時期が来たと勝ってアピールするそうです。

「素晴らしいアイデアだよ。ユースケは良いことを言うね。チャトリもこの意見に耳を傾けてほしいね。ストロー級はGPが開かれるにふさわしい階級だよ。年内にぜひとも実現してほしい。例え、その時に僕が世界チャンピオンになっていてもストロー級の良さを皆に知ってもらうためにトーナメントに出たいと思っている」

──その前にブルックス戦という大切な試合があります。

「この試合はこれまでの試合とは違うモチベーションがある。僕はこれまでアフリカの人々に影響を与える試合をしたいと思って来たけど、この試合は世界中をインスパイアできる。僕の戦いで、世界にエネルギーを送りたい。人生には思いもしないことが起こることを、この2年で世界中の人が知った。

でも自分の目指すゴールにたどり着くために、絶対に諦めることはない。簡単なことじゃないし、時間もかかる。でも、夢を実現するためには絶対に諦めないこと。こんなに試合前からエキサイトしているファイトもなかったよ。諦めないこと──その大切さを世界中の人々に僕の試合を見て、知って欲しい」

■放送予定
4月22日(金・日本時間)
午後5時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後6時~ONE Supper App

■ONE156対戦カード

<ONEキックボクシング世界ライト級選手権試合/3分5R>
[王者]レギン・アーセル(オランダ)
[挑戦者] アリアン・サディコビッチ(ボスニアヘルツェゴビナ)

<ONEムエタイ世界女子ストロー級王座決定戦/3分5R>
スミラ・サンデル(スウェーデン)
ジャッキー・ブンタン(米国)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ボカン・マスンヤネ(南アフリカ)
ジャレッド・ブルックス(米国)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
リアム・ハリソン(英国)
ムアンタイ・PK・センチャイ(豪州)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
チェン・ルイ(中国)
ソン・ミンジョン(韓国)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
川原波輝(日本)
ダニエル・ウィリアムス(豪州)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
猿田洋祐(日本)
グスタボ・バラルト(キューバ)

<キック・ライトヘビー級/3分3R>
アンドレイ・ストイカ(ルーマニア)
ヤンニス・ストフォリディス(ギリシャ)

<ムエタイ・女子ストロー級/3分3R>
アニッサ・メクセン(フランス)
マリー・ルーメット(エストニア)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ウインジソン・ハモス(ブラジル)
ウ・ソンフン(韓国)

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
三浦彩佳(日本)
ダヤニ・ソウザ(ブラジル)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
アブラォン・アモリン(ブラジル)
パク・デソン(韓国)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
アギラン・タニ(マレーシア)
ジン・テホ(韓国)

<グラップリング・143ポンド(64.86キロ)契約/15分1R>
マイキー・ムスメシ(米国)
今成正和(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
ケアヌ・スッバ(マレーシア)
ジェームス・ヤン(米国)

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